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Title:
DISK DEVICE
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2009/104228
Kind Code:
A1
Abstract:
A disk device having a slider member (4), a drive gear (62), and a coil spring (65). The slider member (4) is, when a disk (5) is inserted into a predetermined position of a device body, pushed and moved by movement of a disk detection member (8) having detected the insertion. The drive gear (62) is moved in a thrust direction by the movement of the slider member (4) to be unmeshed from a rotation gear (61) integral with a conveyance roller (6). The coil spring (65) constantly urges the drive gear (62) in the direction in which it meshes with the rotation gear (61).

Inventors:
SUZUI YUICHIRO (JP)
Application Number:
PCT/JP2008/003439
Publication Date:
August 27, 2009
Filing Date:
November 21, 2008
Export Citation:
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Assignee:
MITSUBISHI ELECTRIC CORP (JP)
SUZUI YUICHIRO (JP)
International Classes:
G11B17/051
Foreign References:
JP2008016129A2008-01-24
JPS62110754U1987-07-15
JP2001338456A2001-12-07
JP2006155854A2006-06-15
JPH11312352A1999-11-09
Attorney, Agent or Firm:
TAZAWA, Hideaki et al. (JP)
Hideaki Tazawa (JP)
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Claims:
 ディスクを搬送ローラによって装置本体に挿入/排出を行うディスク装置において、
 前記ディスクが装置本体の所定位置に挿入されたとき、この挿入を検出したディスク検知部材の動きで押し動かされるスライダ部材と、
 前記スライダ部材の動きでスラスト方向に移動させられ、前記搬送ローラと一体の回転ギアとの噛合いが解除される駆動ギアと、
 前記駆動ギアを前記回転ギアとの噛合い方向に常時付勢する付勢部材と
を備えたことを特徴とするディスク装置。
 スライダ部材は、駆動ギアをスラスト方向に移動させて回転ギアとの噛合いを解除するカム部を側面に有し、ターンテーブルに対するディスクのクランプ動作、装置本体に対する再生ベースのロック解除動作および搬送ローラを支持するローラベース部材を該搬送ローラが前記ディスクから離れる方向に移動させることを特徴とする請求項1記載のディスク装置。
 駆動ギアは、スライダ部材との当接面を円錐形としたことを特徴とする請求項1記載のディスク装置。
 搬送ローラを支持するローラベース部材は、スライダ部材で押し動かされる過程で駆動ギアに当接する凸部を有し、前記凸部と前記駆動ギアの当接面のいずれか一方を該駆動ギアにスラスト方向の移動力を付与するように斜面としたことを特徴とする請求項1記載のディスク装置。
Description:
ディスク装置

 この発明は、ディスクを搬送ローラによ て装置本体に挿入/排出を行うディスク装置 に関するものである。

 従来のディスク装置では、たとえば特許 献1に記載されているように、ディスクは搬 送ローラの回転によりターンテーブルに載置 される再生位置まで搬送されると、ディスク の挿入を検出したディスク検知部材の動きに より、スライダ部材がディスク搬送方向と平 行に装置前面側に推し動かされる。このスラ イダ部材の移動により、ディスクはターンテ ーブル上にクランプされ、且つ再生ベースは 装置本体であるシャーシに対するロックが解 放され、ディスク再生状態へ移行する。この とき、搬送ローラを支持するローラベース部 材もスライダ部材と係合しており、ローラベ ース部材はスライダ部材の移動により回動支 軸を中心として回動する。これにより、搬送 ローラは下降し、ディスクから退避する構成 である。

特開平11-312352号公報

 しかし、上記のように従来のディスク装置 構成によれば、ディスクの再生位置までの 送が完了した後も、搬送ローラに設けられ 回転ギアと、この回転ギアにモータ等の駆 源からの回転駆動力を伝達する駆動ギアと 噛合いが完全に解放されるまで搬送ローラ 回転を続ける。
 このため、再生位置まで搬送されて、位置 めされたディスクに対し搬送ローラは接触 た状態で回転を続けることになり、ディス と搬送ローラとの間でスリップが発生する この結果、ディスクに傷がつくという問題 あった。また、ディスク排出動作において 、ディスクに対するクランプが完全に開放 れる前に駆動ギアと回転ギアが噛合ってデ スクの排出動作が開始されるため、ディス が再生ベース上の凸形状部と擦れることで 付きが発生するという問題があった。

 そこで、上記のような問題を解決するた に、ディスクと搬送ローラとの間の摩擦を 減させたり、スライダ部材のカム形状によ タイミングを調節する方法があるが、摩擦 減によるディスク搬送力が低下したり、タ ミング調節により、スライダ部材のカム部 圧力角が高くなることによる動作負荷増大 またはカム部の拡大による動作時間の増大 部品が大型化し、装置が小型化できない問 が発生していた。

 また、図13に示すように、ディスク搬送 ーラの軸105と一体の回転ギア101に回転駆動 付与する駆動ギア102を該回転ギア101の上側 配置し、回転ギア101を水平移動するスライ 部材103のカム面104で下方に逃がして、両ギ の噛合いを短時間に解放することも考えら ているが、この構成では高さ寸法を要し、 型化を望むディスク装置では不向きである

 また、図14に示すように、回転ギア101と 動ギア102を略横並びに配設して装置を薄型 することも考えられるが、この構成ではデ スク搬送ローラを軸受けしたローラベース 材(図示せず)が支点Oを中心に回動し、ディ ク搬送ローラの軸105と一体の回転ギア101が 動ギア102の表面を回って噛合いが開放され までに時間がかかり、ディスクの傷付けを 消することができないといった問題があっ 。

 この発明は、上記のような課題を解決す ためになされたもので、ディスクと搬送ロ ラ間で生じるスリップによるディスクへの 付きを防止するとともに、スライダ部材の 作負荷を増大させることなく、スライダ部 の動作ストロークを縮小化して装置の小型 を図ったディスク装置を提供することを目 とする。

 この発明に係るディスク装置は、ディス が装置本体の所定位置に挿入されたとき、 の挿入を検出したディスク検知部材の動き 押し動かされるスライダ部材と、スライダ 材の動きでスラスト方向に移動させられ、 ィスク搬送ローラの軸と一体の回転ギアと 噛合いが解除される駆動ギアと、駆動ギア 前記回転ギアとの噛合い方向に常時付勢す 付勢部材とを備えたものである。

 この発明によれば、ディスクが装置本体 所定位置に挿入されたとき、ディスク検知 材の動きで押し動かされるスライダ部材の きで駆動ギアがスラスト方向に移動させら 、ディスク搬送ローラの軸と一体の回転ギ との噛合いが解除され、ディスクが再生位 まで搬送された後に短時間に搬送ローラの 転を停止させることができる。この結果、 ィスクと接触した状態で搬送ローラが回転 ることにより生じるスリップによるディス への傷付きを防止することができるととも 、スライダ部材の動作負荷を増大させるこ なく、スライダ部材の動作ストロークを必 以上に拡大することが不要となり、装置の 型化を図ることができる。

この発明の実施の形態1によるディスク 再生装置のディスク挿入待機状態における主 要部のみを示す平面図である。 図1の左側面図である。 図1の搬送ローラ駆動部の斜視図である 。 図3の平面図である。 ディスク搬送完了後の状態を示すよう の斜視図である。 図5の平面図である。 ディスク再生状態における主要部のみ 示す平面図である。 図7の左側面図である。 図7の搬送ローラ駆動部の斜視図である 。 図9の平面図である。 この発明の実施の形態2によるディス 再生装置の要部の斜視図である。 この発明の実施の形態3によるディス 再生装置の要部の斜視図である。 従来のディスク搬送ローラと一体の回 転ローラに対する駆動ギアの係脱説明図であ る。 他の従来のディスク搬送ローラと一体 の回転ローラに対する駆動ギアの係脱説明図 である。

 以下、この発明をより詳細に説明するため 、この発明を実施するための最良の形態に いて、添付の図面に従って説明する。
実施の形態1.
 図1はこの発明の実施の形態1によるディス 再生装置のディスク挿入待機状態における 要部のみを示す平面図、図2は図1の左側面図 、図3は図1の搬送ローラ駆動部の斜視図、図4 は図3の平面図、図5はディスク搬送完了後の 態を示す要部の斜視図、図6は図5の平面図 図7はディスク再生状態における主要部のみ 示す平面図、図8は図7の左側面図、図9は図7 の搬送ローラ駆動部の斜視図、図10は図9の平 面図である。

 この発明の実施の形態1におけるディスク 装置は、再生ベース1、アームクランプ2、ロ ラベース部材3、スライダ部材4を備えてい 。再生ベース1はシャーシ基板に対して図示 ない支持部材を介してロック・ロック解除 るように設けられ、ターンテーブル16を備 ている。アームクランプ2はディスク5の挿入 奥側において、図示しないシャーシ基板に対 し回動可能に支持されている。

 ローラベース部材3は両端の略直角に折り 曲げた側板31,31を図示しないシャーシ基板に し軸32,32で回動自在に支持させている。そ て、ディスク5を搬送するディスク搬送ロー の軸6の両端部が側板31,31に回動自在に支持 れ、この側板31を貫通した軸6aの一端には、 駆動ギア62と係脱する回転ギア61が設けられ いる。駆動ギア62は図示しないシャーシ基板 に支持された軸63にスラスト方向(軸線方向) 移動可能に組み付けられており、この軸63に 取付けた鍔64との間に設けられた付勢部材と てのコイルスプリング65の付勢力で常時回 ギア61との噛合い方向に付勢されている。ま た、ローラベース部材3と図示しないシャー 基板との間には、常に搬送ローラ6をディス 搬送位置に維持させるように、ローラベー 部材3に対し図2の矢印方向の回動力を付与 るバネ10が設けられている。

 スライダ部材4は側板31に沿って前後方向 移動可能に図示しないシャーシ基板に支持 れ、このスライダ部材4と図示しないシャー シ基板との間には該スライダ部材4を後方へ 勢するバネ46が設けられている。ディスク検 知部材8は、ディスク5の挿入を検知して回動 たとき、スライダ部材4を前方(ディスク装 前面側)に移動させるように該スライダ部材4 に係合している。

 そして、上記側板31に近接するスライダ 材4の略直角に折り曲げた側板41の前端側下 には、軸6aを介してローラベース部材3をバ 10の付勢力に抗して押し下げるカム部42が設 られ、その垂直に折り曲げた側板41の側面 は、駆動ギア62をコイルスプリング65の付勢 に抗してスラスト方向に押し動かすカム部4 7が設けられている。また、この側板41の後端 側にはカム溝43を有する。このカム溝43は再 ベース1の側板11の外面に設けたピン12、アー ムクランプ2の側板21の外面に設けたピン22と 脱する。また、スライダ部材4はカム溝43と 行して前後方向にラック44を有する。この ック44には図示しないシャーシ基板に設けた 駆動ギア9が噛合うようになっている。

 次に動作について説明する。まず、図1~ 4に示すディスク挿入待機状態においては、 ライダ部材4はバネ46の付勢力で後退して待 位置に保持されている。この結果、ラック4 4は駆動ギア9から離脱し、スライダ部材4のカ ム部42は搬送ローラ6の軸6aに作用しない。こ ため、ローラベース部材3はバネ10の付勢力 受けて側板31の軸32を支点に図2の矢印方向 回動し、搬送ローラ6をディスク搬送位置に 持する。このとき、駆動ギア62はコイルス リング65の付勢力により回転ギア61と噛合う 態に付勢されている。

 図1~図4に示すディスク挿入待機状態にお て、ディスク5が挿入されると、この挿入を 検知した図示しない検知部材からの信号に基 づいて、図示しないシャーシ基板に設けた駆 動ギア62が回動を開始し、この駆動ギア62と 合している回転ギア61を介して搬送ローラ6 回転する。そして、挿入されたディスク5は 送ローラ6と図示しないディスクガイドとの 間に挟持されて搬送され、図5、図6に示す所 位置つまりターンテーブル16上に搬送され 。

 ディスク5が図5、図6に示す所定位置まで 送されると、この搬送されたディスク5で押 し動かされるディスク検知部材8が図1の位置 ら図7の位置に移動することにより、スライ ダ部材4をバネ46の付勢力に抗して前方(装置 体の前面側)に押し動かす。このため、スラ ダ部材4のラック44が駆動ギア9に噛合い、以 後、図7~図10に示すように、スライダ部材4は 動ギア9の回動に従いさらに前方に移動する 。この移動に伴い、まず、スライダ部材4の ム部47が駆動ギア62に作用して該駆動ギア62 コイルスプリング65の付勢力に抗してスラス ト方向に移動させて回転ギア61との噛合いを す。このため、搬送ローラ6は直ちに停止し て、ディスク5とのスリップ回転を回避する この動作と同時または直後にスライダ部材4 前端側下面のカム部42が搬送ローラ6の軸6a 作用して該軸を介してローラベース部材3を ネ10の付勢力に抗して図8に示す矢印方向に 動させ、搬送ローラ6をディスク5の下方に し下げる。

 一方、スライダ部材4の移動によって、再 生ベース1の側板11の外面に設けたピン12、ア ムクランプ2の側板21の外面に設けたピン22 カム溝43から開放され、それと同時期にスラ イダ部材4と係合した図示しないロックプレ トの移動により再生ベース1の支持部材7も開 放される。このため、再生ベース1はロック 除され、支持部材7を介して図示しないシャ シ基板に揺動自在に保持される。また、ア ムクランプ2もロック解除されて回動し、デ ィスク5をターンテーブル16上に押し付け保持 する。このため、車体からの振動は支持部材 7によって再生ベース1への伝播が防止され、 ィスク5はターンテーブル16上に確実に保持 れ、再生が安定に行なわれる。

 ディスク5の再生が終了後、ディスク5の排 動作に移ると、スライダ部材4は駆動ギア9の 逆回転によって後退する。この後退によって 、ローラベース部材3はスライダ部材4による し下げ力から開放されて、バネ10の付勢力 よって図2の状態に回動復帰する。また、駆 ギア62はカム部47に続くスライダ部材4の垂 折り曲げ側面のカム部47の押圧から開放され 、コイルスプリング65の付勢力でスラスト方 に押し動かされて回転ギア61と噛合う。そ て、駆動ギア62の逆回転によって、回転ギア 61を介して搬送ローラ6も逆回転し、ディスク 5を排出させる。
 一方、スライダ部材4はラック44と逆回転す 駆動ギア9の噛合いにより後退する。そして 、スライダ部材4はラック44と駆動ギア9との 合いが外れると、ディスク検知部材8を初期 置に戻しながら、バネ46の付勢力で待機位 まで後退して、図1、図2に示すディスク挿入 待機状態となる。

 以上のように、この実施の形態1によれば 、ディスク検知部材8の動きで押し動かされ スライダ部材4の動きで、駆動ギア62をスラ ト方向に移動させて、搬送ローラ6と一体の 転ギア61との噛み合いを解除するように構 したので、ディスク5が再生位置まで搬送さ た後に短時間に回転ギア61に対する動力伝 を停止させることができる。この結果、搬 ローラ6がディスク5と接触した状態でスリッ プ回転する期間を短縮し、ディスク5の傷付 を防止することができる。このため、スラ ダ部材4はカム部47の圧力角を高くなること よる動作負荷増大、またはカム部拡大によ 動作時間の増大や部品の大型化を引き起こ ことがないため、スライダ部材の動作スト ークを縮小化して装置の小型化を図ること できる。

実施の形態2.
 上記の実施の形態1では、スライダ部材4の 直に折り曲げた側板41の側面に駆動ギア62を イルスプリング65の付勢力に抗してスラス 方向に押し動かすカム部47を設けた構成であ るが、この実施の形態2では図11に示すように 、駆動ギア62の片面、つまりスライダ部材4が 当接する面を円錐形62aに形成したものである 。
 このような構成とすることにより、スライ 部材4の前端が駆動ギア62の円錐面62aに当接 て移動すると、駆動ギア62はスラスト方向 移動して回転ギア61との噛合いを解除する。 この結果、スライダ部材4には特別なカム部47 の加工を施すことなく、実施の形態1と同様 作用効果が得られる。

実施の形態3.
 図12に示す実施の形態3では、搬送ローラ6を 支持するローラベース部材3に、スライダ部 4で押し動かされる過程で駆動ギア62に当接 る凸部34を設け、その駆動ギア62と凸部34の ずれか一方を斜面(円錐面62a)に形成したもの である。このような構成とすることにより、 ローラベース部材3が前進移動するスライダ 材4で押し下げられる過程において、駆動ギ 62は凸部34との当接によってスラスト方向に 移動して回転ギア61との噛合いを解除するも で、実施の形態2と同様の作用効果が得られ る。

 以上のように、この発明に係るディスク 置は、ディスクと搬送ローラ間で生じるス ップによるディスクへの傷つきを防止し、 ライダ部材の動作ストロークを縮小化して 置を小型化するため、ディスクが装置本体 所定位置に挿入されたとき、搬送ローラの と一体の回転ギアとの噛合いが解除され、 ィスクが再生位置まで搬送された後に短時 に搬送ローラ回転を停止することができる うに構成したので、薄型化を望むディスク 置に適している。




 
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