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Title:
REVOLVING LIGHT
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2009/104363
Kind Code:
A1
Abstract:
A revolving light (2) outputs light of a light emitting diode (8) in lighting directions (A1 to A8), intersecting a predetermined rotation axis (6), by means of a reflecting mirror (10) rotationally driven on the rotation axis (6) by a rotation driving mechanism (11). The light emitting diode (8) is mounted at a predetermined light source position (P1) on the rotation axis (6), with the optical axis (23) of the light emitting diode (8) set along the rotation axis (6). A first reflecting surface (51) of the reflecting mirror (10) is formed in the shape of a paraboloid of revolution having the focus thereof at the light source position (P1) and reflects light of the light emitting diode (8) in the first lighting direction (A1). A second reflecting surface (52) of the reflecting mirror (10) faces the light emitting diode (8) so as to intersect the rotation axis (6) and reflects direct light from the light emitting diode (8). A third reflecting surface (53) of the reflecting mirror (10) reflects reflected light from the second reflecting surface (52) in the second to fourth lighting directions (A2 to A4).

Inventors:
SHIGEMATSU DAISUKE (JP)
Application Number:
PCT/JP2009/000469
Publication Date:
August 27, 2009
Filing Date:
February 06, 2009
Export Citation:
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Assignee:
PATLITE CORP (JP)
SHIGEMATSU DAISUKE (JP)
International Classes:
F21S10/06; F21Y101/02
Foreign References:
JP2006318885A2006-11-24
JPS6354204U1988-04-12
JPS5133384U1976-03-11
JPH0498209U1992-08-25
JP3127523U2006-12-07
JPH04108806U1992-09-21
JP2008159380A2008-07-10
Attorney, Agent or Firm:
INAOKA, Kosaku et al. (JP)
Kosaku Inaoka (JP)
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Claims:
 回転駆動機構によって所定の回転軸線周りに回転駆動される反射鏡によって発光ダイオードからの光を照射方向に向けて放光する回転灯であって、
 前記発光ダイオードが、前記回転軸線上の所定の光源位置に配置され、かつ前記回転軸線に沿って前記発光ダイオードの光軸を設定したものであり、
 前記反射鏡が、
 前記光源位置を焦点とした回転面状に形成され、前記発光ダイオードからの光を前記照射方向に向けて反射する第1反射面と、
 前記回転軸線と交差する面に形成され、前記発光ダイオードに対向し、当該発光ダイオードからの直接光を反射する第2反射面と、
 前記第2反射面からの反射光を、前記照射方向を含む方向に向けて反射する第3反射面とを含むものであることを特徴とする回転灯。
 前記第1反射面の回転面の対称軸は、前記回転軸線と直角に交差していることを特徴とする、請求項1に記載の回転灯。
 前記第2反射面は、前記回転軸線と直角に交差する平面に形成されていることを特徴とする、請求項1に記載の回転灯。
 前記第2反射面は、前記第1反射面の端縁から延設されていることを特徴とする、請求項1に記載の回転灯。
 前記第3反射面は、前記第2反射面に関して前記光源位置に対称な点を焦点とした回転面を含むことを特徴とする、請求項1に記載の回転灯。
 前記第3反射面は、複数の前記回転面を含み、これらの回転面の各対称軸は前記回転軸線と交差しており、かつ前記各対称軸の延びる方向は前記回転軸線に沿う方向から見て互いに異なっていることを特徴とする、請求項5に記載の回転灯。
 前記第3反射面の前記回転面の前記対称軸は、前記回転軸線に対して直角に交差していることを特徴とする、請求項5に記載の回転灯。
 前記第3反射面は、前記反射鏡の外周縁部に形成され、前記照射方向から見たときに、前記回転駆動機構の少なくとも一部と重なり合うことを特徴とする、請求項1に記載の反射鏡。
 前記回転軸線に沿う方向に関して前記光源位置から離隔して副光源位置が設定されており、
 この副光源位置に配置された副発光ダイオードがさらに備えられ、
 前記反射鏡は、前記副光源位置を焦点とした回転面状に形成され、前記副発光ダイオードからの光を前記照射方向へ向けて反射する第4反射面をさらに含むことを特徴とする、請求項1に記載の回転灯。
 前記第4反射面の回転面の対称軸は、前記回転軸線と直角に交差していることを特徴とする、請求項9に記載の回転灯。
 前記反射鏡は、前記回転軸線と交差する面に形成され前記副発光ダイオードに対向し、前記副発光ダイオードからの直接光を反射する第5反射面と、この第5反射面による反射光を反射する第6反射面とをさらに含むことを特徴とする、請求項9に記載の回転灯。
 前記第5反射面は、前記回転軸線と直角に交差する平面に形成されていることを特徴とする、請求項11に記載の回転灯。
 前記第5反射面は、前記第4反射面の端縁から延設されていることを特徴とする、請求項11に記載の回転灯。
 前記第6反射面は、前記第5反射面に関して前記副光源位置と対称な点を焦点とした回転面を含み、この回転面の対称軸は、前記回転軸線と交差していることを特徴とする、請求項11に記載の回転灯。
 前記第6反射面は、複数の前記回転面を含み、これらの回転面の対称軸が延びる方向は、前記回転軸線に沿う方向から見て互いに異なっていることを特徴とする、請求項14に記載の回転灯。
 前記回転軸線に沿う方向に関して、前記第3反射面は前記光源位置よりも外方に配置され、前記第6反射面は前記副光源位置よりも外方に配置され、前記第1、第2、第4及び第5反射面は、前記光源位置と前記副光源位置との間に配置されていることを特徴とする、請求項11に記載の回転灯。
Description:
回転灯

 本発明は、回転駆動機構によって所定の 転軸線周りに回転駆動される反射鏡によっ 、発光ダイオードからの光を照射方向に向 て放光する回転灯に関するものである。

 このような回転灯は、例えば、緊急用車両 のルーフ上に設置され、回転閃光等の警告 号を発するための回転警告灯に用いられて る。前記回転灯は、光源としての発光ダイ ード(以下、LEDともいう。)と、このLEDから 光を所定の照射方向に向けて反射する反射 と、反射鏡を回転させる回転駆動機構とを している(例えば、特許文献1参照。)。

特開2006-318885号公報

 しかし、LEDは、指向性のある光を発するの 、反射光により視認性を高めようとすると 反射鏡が大型化する。その結果、回転灯が 型化する。一方で、回転灯の小型化が要望 れている。しかし、反射鏡を小型化すると 周囲から見たときの回転灯の視認性が低下 てしまう。
 そこで、本発明の目的は、小型で視認性の い回転灯を提供することである。

 本発明の回転灯は、発光ダイオードが、 転軸線上の所定の光源位置に配置され、か 回転軸線に沿って発光ダイオードの光軸を 定したものであり、光源位置を焦点とした 転面状に形成され、発光ダイオードからの を照射方向に向けて反射する第1反射面と、 回転軸線と交差する面に形成され、発光ダイ オードに対向し、当該発光ダイオードからの 直接光を反射する第2反射面と、第2反射面か の反射光を、照射方向を含む方向に向けて 射する第3反射面とを含む反射鏡を備えるも のである。

 本発明によれば、発光ダイオードからの は、第1反射面により平行光とされて照射方 向に反射される。これに加えて、第3反射面 反射光が、照射方向に放光されるので、周 からの視認性を高めることができる。また 第3反射面は、第2反射面からの反射光を受け るので、発光ダイオードからの直接光を受け る場合に比べて、照射方向へ光を反射するた めの設計自由度を高くできる。その結果、第 3反射面により、スペースを有効利用しつつ 周囲から見たときの視認性を高めることが きる。ここで、前記照射方向は、複数の照 方向を含んでもよい。また、「回転面形状 とは、回転放物面形状と、回転放物面形状 近似した形状とを含む趣旨である。

 また、本発明において、前記第1反射面の回 転面状の対称軸は、前記回転軸線と直角に交 差しているのが好ましい。この場合、第1反 面は、回転軸線に対して直交する方向へ平 光を反射できる。その結果、例えば、回転 線を上下方向に沿わせた場合に、回転灯か 遠く離れた位置からの視認性を高めること できる。
 また、本発明において、前記第2反射面は、 前記回転軸線と直角に交差する平面に形成さ れているのが好ましい。この場合、第2反射 が平面であるので、第3反射面を設計し易い また、第1反射面による反射光が前記回転軸 線と直交する方向に平行に反射される場合に 、第1反射面からの反射光を第2反射面で遮る となく外部に照射できる。

 また、本発明において、前記第2反射面は、 前記第1反射面の端縁から延設されているの 好ましい。この場合、発光ダイオードから 光を有効利用しつつ、スペースをより一層 効利用できる。
 また、本発明において、前記第3反射面は、 前記第2反射面に関して前記光源位置に対称 点を焦点とした回転面を含むことが好まし 。この場合、第3反射面は、対称軸に平行な 行光を照射でき、この平行光により周囲か の視認性を高めることができる。

 また、本発明において、前記第3反射面は 、複数の前記回転面を含み、これらの回転面 の各対称軸は前記回転軸線と交差しており、 かつ前記各対称軸の延びる方向は前記回転軸 線に沿う方向から見て互いに異なっているの が好ましい。この場合、第3反射面に含まれ 複数の回転面は、互いに異なる方向へ平行 を照射できるので、周囲からの視認性をよ 一層高めることができる。

 また、本発明において、前記第3反射面の前 記回転面状の前記対称軸は、前記回転軸線と 直角に交差している場合がある。この場合、 第3反射面は、回転軸線に対して直交する方 へ平行光を反射できる。その結果、例えば 前記回転軸線を上下方向に沿わせた場合に 回転灯から遠く離れた位置からの視認性を めることができる。
 また、本発明において、前記第3反射面は、 前記反射鏡の外周縁部に形成され、前記照射 方向から見たときに、前記回転駆動機構の少 なくとも一部と重なり合う場合がある。この 場合、スペースをより一層有効利用すること ができる。

 また、本発明において、前記回転軸線に う方向に関して前記光源位置から離隔して 光源位置が設定されており、この副光源位 に配置された副発光ダイオードがさらに備 られ、前記反射鏡は、前記副光源位置を焦 とした回転面状に形成され、前記副発光ダ オードからの光を前記照射方向へ向けて反 する第4反射面をさらに含む場合がある。こ の場合、副発光ダイオードからの光は、第4 射面により平行光とされて照射方向に反射 れる。第4反射面の反射光が、第1反射面及び 第3反射面の反射光に加えて放光されるので 周囲からの視認性をより一層高めることが きる。

 また、本発明において、前記第4反射面の回 転面状の対称軸は、前記回転軸線と直角に交 差しているのが好ましい。この場合、第4反 面は、回転軸線に対して直交する方向へ平 光を反射できる。その結果、例えば、回転 線を上下方向に沿わせた場合に、回転灯か 遠く離れた位置からの視認性を高めること できる。
 また、本発明において、前記反射鏡は、前 回転軸線と交差する面に形成され前記副発 ダイオードに対向し、前記副発光ダイオー からの直接光を反射する第5反射面と、この 第5反射面による反射光を反射する第6反射面 をさらに含む場合がある。この場合、副発 ダイオードからの光は、第4反射面により照 射方向に反射されることに加えて、第5反射 を介して第6反射面により反射されて、所定 向に放光される。その結果、周囲からの視 性を高めることができる。また、第6反射面 は、第5反射面からの反射光を受けるので、 発光ダイオードからの直接光を受ける場合 比べて、照射方向へ光を反射するための設 自由度を高くできる。その結果、第6反射面 より、スペースを有効利用しつつ、周囲か 見たときの視認性を高めることができる。

 また、本発明において、前記第5反射面は、 前記回転軸線と直角に交差する平面に形成さ れているのが好ましい。この場合、第5反射 が平面であるので、第6反射面を設計し易い また、第4反射面による反射光が前記回転軸 線と直交する方向に平行に反射される場合に 、第4反射面からの反射光を第5反射面で遮る となく外部に照射できる。
 また、本発明において、前記第5反射面は、 前記第4反射面の端縁から延設されているの 好ましい。この場合、副発光ダイオードか の光を有効利用しつつ、スペースをより一 有効利用できる。

 また、本発明において、前記第6反射面は、 前記第5反射面に関して副光源位置と対称な を焦点とした回転面を含み、この回転面状 対称軸は、前記回転軸線と交差している場 がある。この場合、第6反射面は、対称軸に 行な平行光を照射でき、この平行光により 認性を高めることができる。
 また、本発明において、前記第6反射面は、 複数の前記回転面を含み、これらの回転面状 の対称軸が延びる方向は、前記回転軸線に沿 う方向から見て互いに異なっているのが好ま しい。この場合、第6反射面に含まれる複数 回転面は、互いに異なる方向へ平行光を照 できるので、周囲からの視認性をより一層 めることができる。

 また、本発明において、前記回転軸線に う方向に関して、前記第3反射面は前記光源 位置よりも外方に配置され、前記第6反射面 前記副光源位置よりも外方に配置され、前 第1、第2、第4及び第5反射面は、前記光源位 と前記副光源位置との間に配置されている 合がある。この場合、発光ダイオード及び 発光ダイオードを、前記回転軸線に沿う方 に関する反射鏡の両端部に配置できるので 発光ダイオード及び副発光ダイオードを固 する構造を簡素化できる。その結果、スペ スをより一層有効利用することができる。

 本発明における上述の、又はさらに他の 点、特徴及び効果は、添付図面を参照して に述べる実施形態の説明により明らかにさ る。

本発明の第1の実施形態の回転灯が適用 された回転警告灯の断面図である。 図1の回転灯の反射鏡の斜視図である。 図2の反射鏡の正面図である。 図3のIV-IV断面の断面図である。 図3のV-V断面の断面図である。 図2の反射鏡の平面図である。 本発明の第2の実施形態の回転灯が適用 された信号表示灯の側面図であり、一部を断 面表示してある。 図7の回転灯の断面図である。 図8の反射鏡の斜視図である。 図9の反射鏡の正面図である。 図10のXI-XI断面の断面図である。 図10のXII-XII断面の断面図である。

符号の説明

2,106…回転灯
6…回転軸線
8…発光ダイオード
9…副発光ダイオード
10,107…反射鏡
11,108…回転駆動機構
12…(反射鏡の一方の)端部
23…光軸
30…電動モータ(回転駆動機構の一部)
31…第1の動力伝達部材(回転駆動機構の一部)
32…第2の動力伝達部材(回転駆動機構の一部)
33…第3の動力伝達部材(回転駆動機構の一部)
34…第4の動力伝達部材(回転駆動機構の一部)
40…湾曲板(外周縁部)
51…第1反射面
52…第2反射面
53…第3反射面
54…第4反射面
55…第5反射面
56…第6反射面
57…(回転軸線に沿う方向に関する第1反射面 )端縁
64…(回転軸線に沿う方向に関する第4反射面 )端縁
A1…第1の照射方向
A2…第2の照射方向(第3反射面の回転放物面の 称軸が延びる方向)
A3…第3の照射方向(第3反射面の回転放物面の 称軸が延びる方向)
A4…第4の照射方向(第3反射面の回転放物面の 称軸が延びる方向)
A5…第5の照射方向
A6…第6の照射方向(第6反射面の回転放物面の 称軸が延びる方向)
A7…第7の照射方向(第6反射面の回転放物面の 称軸が延びる方向)
A8…第8の照射方向(第6反射面の回転放物面の 称軸が延びる方向)
F1…(第1反射面の)焦点
F2,F3,F4…焦点(第3反射面の回転放物面の焦点)
F5…(第4反射面の)焦点
F6,F7,F8…焦点(第6反射面の回転放物面の焦点)
S1…(第1反射面の回転放物面の)対称軸
S2,S3,S4…対称軸(第3反射面の回転放物面の対 軸)
S5…(第4反射面の回転放物面の)対称軸
S6,S7,S8…対称軸(第6反射面の回転放物面の対 軸)
P1…光源位置
P2…副光源位置
P11…(第2反射面に対する光源位置の)対称点
P12…(第5反射面に対する副光源位置の)対称点
X1…方向(回転軸線に沿う方向)
X2…径方向

 以下では、本発明の実施の形態を、添付図 を参照して詳細に説明する。
 第1の実施形態では、回転灯が回転警告灯に 適用されている場合に則して説明する。図1 、本発明の第1の実施形態の回転灯が適用さ た回転警告灯1の断面図である。図1を参照 て、回転警告灯1は、回転灯2と、この回転灯 2を収容する筒状の外郭ケース3とを有してい 。外郭ケース3は、回転灯2を支持するケー 本体4と、このケース本体4に固定されたグロ ーブ5とを有している。グローブ5は、透光性 材により形成されており、回転灯2からの光 を周囲に透過させることができる。回転灯2 、光の照射方向(例えば、第1の照射方向A1)を 、所定の回転軸線6の周りに変化させながら 全周に放光する。

 外郭ケース3の中心軸線と回転灯2の回転軸 6とが、互いに一致しており、垂直方向Zに沿 っている。ケース本体4の底部が、直接に、 は間接的に、所定の設置対象部材7に固定さ ている。ここで、設置対象部材7としては、 緊急用車両のルーフ、看板、機械装置等を例 示できる。
 なお、回転警告灯1の姿勢は、自在に設定す ることができる。本実施形態では、回転警告 灯1の姿勢が、回転灯2の回転軸線6が垂直方向 Zに沿った上述の姿勢である場合に則して、 転灯2を説明する。

 回転灯2は、光源(主光源)としての発光ダ オード(LED)8と、副光源としての副発光LED9と 、LED8及び副LED9から発せられた光を所定の照 方向、例えば水平方向である第1の照射方向 A1に反射する反射鏡10と、この反射鏡10を回転 軸線6の周りに回転駆動する回転駆動機構11と を有している。反射鏡10が回転軸線6の周りに 回転することにより、反射鏡10による反射光 照射方向が徐々に変化する。これにより、 が水平方向の全周に向けて照射される。

 図2は、図1の回転灯2の反射鏡10の斜視図で る。図1、図2を参照して、回転灯2の照射方 は、反射鏡10により光が反射される方向であ り、具体的には、後述する反射鏡10の複数の 射面ごとに設定されており、第1~第8の照射 向A1~A8を含んでいる。
 回転灯2は、光源位置P1と、副光源位置P2と 有している。光源位置P1及び副光源位置P2は 反射鏡10により規定されており、LED8を光源 置P1に配置し、副LED9を副光源位置P2に配置 ることにより、この反射鏡10により照射方向 A1~A8に光を放光することができる。

 光源位置P1に配置されたLED8が発光すると、 は、反射鏡10により反射されて、所定の照 方向A1~A4に照射されるようになっている。ま た、副光源位置P2に配置された副LED9が発光す ると、光は、反射鏡10により反射されて、所 の照射方向A5~A8に照射されるようになって る。
 具体的には、光源位置P1及び副光源位置P2は 、回転軸線6上に配置され、互いに離隔して 置されている。光源位置P1は、側面視して、 反射鏡10の下側の端部12に配置されている。 た、副光源位置P2は、反射鏡10の上側の端部1 3に配置されている。

 図1に戻る。回転灯2には、ベース16と、LED 8を上向きかつ固定状態で支持する光源支持 材17と、反射鏡10を支持する反射鏡支持部材1 8と、副LED9を下向きに固定状態で支持する副 源支持部材19とが設けられている。ベース16 は、光源支持部材17を固定状態で支持し、反 鏡支持部材18を回転可能に支持し、回転駆 機構11を支持している。

 ベース16と光源支持部材17と反射鏡支持部 材18とにより、LED8が、反射鏡10に対して位置 めされ、その結果、LED8が光源位置P1に配置 れるようになっている。また、外殻ケース3 とベース16と反射鏡支持部材18と副光源支持 材19とにより、副LED9が、反射鏡10に対して位 置決めされ、その結果、副LED9が副光源位置P2 に配置されるようになっている。

 ベース16は、ケース本体4に固定されてい 。ベース16は、光源支持部材17を介してLED8 固定状態で支持するとともに、反射鏡支持 材18を介して反射鏡10を回転自在に支持して る。ベース16は、板状の主体部20と、この主 体部20から上方に突出した支軸21とを有して る。支軸21の中心軸線は、回転軸線6と一致 ている。支軸21と主体部20とは、互いに固定 れ、具体的には単一部材により一体に形成 れている。

 支軸21は、光源支持部材17を、支軸21の軸方 の所定位置に位置決めした状態で固定して る。光源支持部材17は、回路基板22を搭載し ている。この回路基板22の導体部分に、LED8が 、電気的に接続された状態で設置されている 。
 LED8は、単一で設けられている。LED8は、指 性のある光を放射する。LED8は、光軸23を有 ている。光軸23は、LED8が光を最も強く発す 方向であり、回転軸線6に沿っている。LED8は 、光軸23に沿う光を上向きに発するようにさ ている。LED8から発生する光は、光軸23上で も強いが、光軸23と非平行な方向へも広が 。

 副光源支持部材19は、外郭ケース3のグロー 5の頂部に固定されており、副LED9を支持し いる。副光源支持部材19は、例えば、回路基 板からなり、回路基板の導体部分が副LED9に 気的に接続されている。
 副LED9は、単一で設けられている。副LED9は LED8と同様に光軸24を有し、指向性のある光 放射している。副LED9は、光軸24に沿う光を 直方向Zに沿って下向きに発するようにされ いる。副LED9から発生する光は、光軸24上で も強いが、光軸23と非平行な方向へも広が 。

 また、支軸21は、軸受25を介して、反射鏡支 持部材18を回転自在に保持しつつ、反射鏡支 部材18を、当該支軸21の軸方向及び径方向に 位置決めしている。反射鏡支持部材18と反射 10とは、互いに一体回転できるように互い 固定されている。
 反射鏡支持部材18は、LED8及び光源支持部材1 7を取り囲むように環状をなしている。具体 には、反射鏡支持部材18は、軸受25を介して 軸21に支持された筒部26と、この筒部26から 方向外方に延設された環状板部27とを有し いる。筒部26は、支軸21の軸方向に延びてお 、筒部26の内周が軸受25の外周に嵌合してい る。環状板部27の上面に、反射鏡10が固定さ ている。環状板部27は、回転駆動機構11によ 回転駆動される。

 回転駆動機構11は、駆動源としての電動モ タ30と、この電動モータ30の出力軸の回転を 射鏡10に伝達するための伝達機構としての 数の動力伝達部材31,32,33,34とを有している。
 第1の動力伝達部材31と第2の動力伝達部材32 は、互いに係合することにより、互いに動 を伝達する。第1の動力伝達部材31は、駆動 材として機能し、第2の動力伝達部材32は、 動部材として機能する。第1の動力伝達部材 31は、相対的に小径の円筒形状のローラであ 、電動モータ30の出力軸に固定されている 第2の動力伝達部材32は、第1の動力伝達部材3 1よりも相対的に大径の円板状の弾性部材に り形成されている。第1の動力伝達部材31の 周面の係合部と、第2の動力伝達部材32の外 面の係合部とが互いに摩擦を伴って係合す ことにより、第1の動力伝達部材31の回転が 2の動力伝達部材32に伝達される。

 第2の動力伝達部材32と第3の動力伝達部材33 は、互いに一体回転するように、軸部材35 介して互いに固定されている。軸部材35は、 ベース16に回動自在に支持されている。
 第3の動力伝達部材33と第4の動力伝達部材34 は、互いに係合することにより、互いに動 を伝達する。第3の動力伝達部材33は、駆動 材として機能し、第4の動力伝達部材34は、 動部材として機能する。第3の動力伝達部材 33は、相対的に小径の円筒形状のローラであ 。第4の動力伝達部材34は、第3の動力伝達部 材33に比べて相対的に大径の弾性部材により 成されたリングである。第3の動力伝達部材 33の外周面の係合部と、第4の動力伝達部材34 外周面の係合部とが互いに摩擦を伴って係 することにより、第3の動力伝達部材33の回 が第4の動力伝達部材34に伝達される。第4の 動力伝達部材34と、反射鏡支持部材18の環状 部27とは、互いに一体回転できるように、単 一部材により一体に形成されている。なお、 環状板部27と、第4の動力伝達部材34とが、互 に別部材に形成されて、互いに固定されて よい。

 図3は、図2の反射鏡10の正面図である。図 4は、図3のIV-IV断面の断面図である。図5は、 3のV-V断面の断面図である。図6は、図2の反 鏡10の平面図である。以下の説明において 、回転軸線6に直交する方向であり且つ後述 る第1の照射方向A1に直交する方向を左右方 Y又は「側方」という。また、回転軸線6に 交する方向であり左右方向Yに直交する方向 、前後方向Xともいい、反射鏡10から光が照 される向きを「前方」という。

 図1、図2、図3を参照して、反射鏡10は、 射鏡支持部材18に連結される環状板38と、環 板38の外縁部に形成された湾曲板40と、環状 板38の上面から上方に延設されて光源位置P1 上方に臨む湾曲板41と、湾曲板41の上側端縁 ら前方に延設された平板42と、湾曲板41の上 側端縁からさらに上方に延設されて副光源位 置P2の下方に臨む湾曲板43と、湾曲板43の上側 端縁と連結されて、湾曲板40と垂直方向Zに対 向する湾曲板44とを有している。平板42は、 源位置P1と副光源位置P2とから等距離の位置 配置されている。これら各板38,40,41,42,43,44 、単一の部材により一体に形成されている

 図2,図3を参照して、反射鏡10は、第1反射 51と、第2反射面52と、第3反射面53と、第4反 面54と、第5反射面55と、第6反射面56とを有 ている。各反射面51,52,53,54,55,56により、照射 方向A1~A8へ集光されるようになっている。ま 、具体的に図示しないが、反射鏡10は、各 射面51,52,53,54,55,56を形成する反射面形成部材 と、この反射面形成部材を担持する担持体と を有している。この担持体は、合成樹脂部材 からなる。反射面形成部材は、鉄、銅、ステ ンレス、合成樹脂などの担持体の表面上に表 面反射処理(金属メッキ、アルミニウム蒸着 ど)がなされた薄い膜からなる。なお、反射 形成部材と担持体とが、アルミニウムなど 一部材により形成されていてもよい。

 図1、図4、図5を参照して、第1反射面51は LED8からの直接光を受けて、受けた光を第1 照射方向A1に向けて反射する。第1の照射方 A1は、回転軸線6に直交する方向である。第1 射面51は、回転放物面形状に形成されてい 。この回転放物面形状の焦点F1が、光源位置 P1に一致している。回転放物面形状の対称軸S 1(焦点F1と頂点とを通る線)は、回転軸線6と直 角に交差しており、第1の照射方向A1と平行に なっている。第1反射面51は、回転軸線6との 点C1(LED8の光軸23との交点に相当する)を有し いる。第1反射面51は、湾曲板41の凹湾曲面 形成されており、光源位置P1を上方、後方、 左右側方から覆っている。

 なお、回転放物面形状の焦点から出て反 した光は、完全な平行光線となる必要はな 、回転灯として実用になる範囲内であれば 多少の角度の広がりのある光線が得られて よい。この明細書で、「回転放物面形状」 は厳密な回転放物面形状だけでなく、回転 物面形状に近似する形状、例えば円錐面、 円面、球面を含むものとする。またこのよ な広い意味での「回転放物面形状」を、請 の範囲では「回転面形状」という。

 図1、図3、図4を参照して、第2反射面52は 回転軸線6と交差するようにLED8に対向して 置されており、当該LED8からの直接光を反射 る。このときの反射方向は、回転軸線6に対 して斜め下向きに交差するような方向であり 、第2反射面52から第3反射面53に向かう方向で ある。第2反射面52の一部による反射光が、第 3反射面53に達し、第2反射面52の他の一部によ る反射光は、回転灯2の周囲の下方に向けて 射される。

 第2反射面52は、回転軸線6に対して斜めに 傾く方向に沿って、LED8と対向している。す わち第2反射面52がLED8よりも前方(回転灯2か 光が照射される方向)に配置されている。第2 反射面52は、回転軸線6と直角に交差するよう な平面形状に形成されている。具体的には、 第2反射面52の延長面が、回転軸線6と直角に 差している。第2反射面52は、回転軸線6に沿 方向X1に関して、光源位置P1から遠い側にあ る第1反射面51の端縁57から延設されており、 板42の下面に形成されている。

 図1、図2、図3を参照して、第3反射面53は、 1の部分反射面61と、第2の部分反射面62と、 3の部分反射面63とを有している。第1の部分 反射面61と、第2の部分反射面62と、第3の部分 反射面63とは、回転軸線6を中心とした周方向 に互いに隣接して並んでいる。
 図2、図4、図5、図6を参照して、第1の部分 射面61は、第2反射面52からの反射光を第2の 射方向A2に向けて反射する。第1の部分反射 61は、回転放物面形状に形成されている。こ の回転放物面形状の焦点F2が、第2反射面52に する光源位置P1の対称点P11に一致している 回転放物面形状の対称軸S2は、回転軸線6と 角に交差しており、第2の照射方向A2と平行 なっている。第1の部分反射面61は、湾曲板40 の凹湾曲面に形成されている。第2の照射方 A2は、回転軸線6に直交する方向であり、第1 照射方向A1と平行である。

 第2の部分反射面62は、第2反射面52からの 射光を第3の照射方向A3に向けて反射する。 2の部分反射面62は、回転放物面形状に形成 れている。この回転放物面形状の焦点F3が 第2反射面52に対する光源位置P1の対称点P11に 一致している。回転放物面形状の対称軸S3は 回転軸線6と直角に交差しており、第3の照 方向A3と平行になっている。第2の部分反射 62は、湾曲板40の凹湾曲面に形成されており 回転軸線6を中心とした周方向に第1の部分 射面61と隣接している。

 第3の照射方向A3は、回転軸線6に直交する方 向であり、第2の照射方向A2に対して斜め側方 へ傾いている。第3の照射方向A3と第2の照射 向A2とは、回転軸線6に沿って見たときに所 角度D1、例えば、鋭角をなしている。
 第3の部分反射面63は、第2反射面52からの反 光を第4の照射方向A4に向けて反射する。第3 の部分反射面63は、回転放物面形状に形成さ ている。この回転放物面形状の焦点F4が、 2反射面52に関して光源位置P1と対称な対称点 P11に一致している。回転放物面形状の対称軸 S4は、回転軸線6と直角に交差しており、第4 照射方向A4と平行になっている。第3の部分 射面63は、湾曲板40の凹湾曲面に形成されて り、回転軸線6を中心とした周方向に第1の 分反射面61と隣接している。

 第4の照射方向A4は、回転軸線6に直交する 方向であり、第2の照射方向A2に対して斜め側 方へ傾いている。第4の照射方向A4と第2の照 方向A2とは、回転軸線6に沿って見たときに 定角度D2、例えば、鋭角をなしている。回転 軸線6に沿って見たときに、第4の照射方向A4 第3の照射方向A3とは、第2の照射方向A2及び 転軸線6を含む平面X10に対して、互いに反対 に向いている。第4の照射方向A4と第2の照射 方向A2とがなす所定角度D2は、第3の照射方向A 3と第2の照射方向A2とがなす所定角度D1と互い に等しくされている。

 第3反射面53の第1~第3の部分反射面61,62,63 回転放物面形状の焦点F2,F3,F4は、互いに一致 しており、また、それは副光源位置P2とも一 している。第3反射面53の第1~第3の部分反射 61,62,63の回転放物面形状の対称軸S2,S3,S4は、 回転軸線6の周りの周方向に関して、互いに なる方向に沿って延びている(図2参照)。各 称軸S2,S3,S4は、それぞれ、回転軸線6と直角 交差している。また、回転軸線6に沿って見 ときに、各対称軸S2,S3,S4は互いに交差して る。

 図2、図4、図5、図6を参照して、第4反射 54は、副LED9からの直接光を受けて、受けた を第5の照射方向A5に向けて反射する。第5の 射方向A5は、回転軸線6に直交する方向であ 、第1の照射方向A1に平行な方向である。第4 反射面54は、回転放物面形状に形成されてい 。この回転放物面形状の焦点F5が、副光源 置P2に一致している。回転放物面形状の対称 軸S5(焦点F5と頂点とを通る線)は、回転軸線6 直角に交差しており、第5の照射方向A5と平 になっている。第4反射面54は、回転軸線6と 交点C2(副LED9の光軸24との交点に相当する)を 有している。第4反射面54は、湾曲板43の凹湾 面に形成されており、副光源位置P2を下方 後方、左右側方から取り囲んでいる。

 第5反射面55は、回転軸線6と交差するよう に副LED9に対向して配置されており、副LED9か の直接光を反射する。このときの反射方向 、回転軸線6に対して斜め上向きに交差する ような方向であり、第5反射面55から第6反射 56に向かう方向である。第5反射面55は、回転 軸線6に対して斜めに傾く方向に沿って、副LE D9と対向している。すなわち第5反射面55が副L ED9よりも前方に配置されている。第5反射面55 は、回転軸線6と直角に交差するような平面 形成されている。具体的には、第5反射面55 延長面が、回転軸線6と直角に交差している 第5反射面55は、回転軸線6に沿う方向X1に関 て、副光源位置P2から遠い側にある第4反射 54の端縁64から延設されており、平板42の上 に形成されている。

 第6反射面56は、第1の反射面部分71と、第2の 反射面部分72と、第3の反射面部分73とを有し いる。第1の反射面部分71と、第2の反射面部 分72と、第3の反射面部分73とは、回転軸線6を 中心とした周方向に互いに隣接して並んでい る(図6)。
 第1の反射面部分71は、第5反射面55からの反 光を第6の照射方向A6に向けて反射する。第1 の反射面部分71は、回転放物面形状に形成さ ている。この回転放物面形状の焦点F6が、 5反射面55に対する副光源位置P2の対称点P12に 一致している。回転放物面形状の対称軸S6は 回転軸線6に対して所定角度D3で斜めに交差 ており、第6の照射方向A6と平行になってい 。第1の反射面部分71は、湾曲板44の凹湾曲 に形成されている。第6の照射方向A6は、回 軸線6に対して所定角度D3で斜め下向きに交 する方向である。第6の照射方向A6と第5の照 方向A5とは、回転軸線6に沿って見たときに いに平行である。

 第2の反射面部分72は、第5反射面55からの 射光を第7の照射方向A7に向けて反射する。 2の反射面部分72は、回転放物面形状に形成 れている。この回転放物面形状の焦点F7が 第5反射面55に対する副光源位置P2の対称点P12 に一致している。回転放物面形状の対称軸S7 、回転軸線6に対して所定角度D4で斜めに交 しており(図4)、第7の照射方向A7と平行にな ている。第2の反射面部分72は、湾曲板44の 湾曲面に形成されており、第1の反射面部分7 1と、回転軸線6を中心とした周方向に隣接し いる。

 第7の照射方向A7は、回転軸線6に対して所 定角度D4で斜め下向きに交差する方向である 第7の照射方向A7と回転軸線6とのなす所定角 度D4は、第6の照射方向A6と回転軸線6とのなす 所定角度D3と等しくされている。なお図4では 角度D4と角度D3は違った角度のように見える 、これは回転軸線6に沿ってみたとき、対称 S6,S7が図2のように開いているからである。 際、角度D4,D3は互いに等しい。角度D6と角度 D3の関係についても同じことが言える。

 また、第7の照射方向A7は、第6の照射方向A6 対して側方に傾斜している。第7の照射方向 A7と第6の照射方向A6とは、回転軸線6に沿って 見たときに所定角度D5、例えば、鋭角をなし いる。
 第3の反射面部分73は、第5反射面55からの反 光を第8の照射方向A8に向けて反射する。第3 の反射面部分73は、回転放物面形状に形成さ ている。この回転放物面形状の焦点F8が、 5反射面55に関して副光源位置P2に対称な対称 点P12に一致している。回転放物面形状の対称 軸S8は、回転軸線6に対して所定角度D6で斜め 交差しており(図4)、第8の照射方向A8と平行 なっている。第3の反射面部分73は、湾曲板4 4の凹湾曲面に形成されており、第1の反射面 分71と、回転軸線6を中心とした周方向に隣 している。

 第8の照射方向A8は、回転軸線6に対して所定 角度D6で斜め下向きに交差する方向である。 8の照射方向A8と回転軸線6とのなす所定角度 D6は、第6の照射方向A6と回転軸線6とのなす所 定角度D3と等しくされている。
 また、第8の照射方向A8は、第6の照射方向A6 対して側方に傾斜している。第8の照射方向 A8と第6の照射方向A6とは、回転軸線6に沿って 見たときに所定角度D7、例えば、鋭角をなし いる。また、回転軸線6に沿って見たときに 、第8の照射方向A8と第7の照射方向A7とは、第 6の照射方向A6及び回転軸線6を含む平面X11に して、互いに反対側に向くようにされてい 。第8の照射方向A8と第6の照射方向A6とがな 所定角度D7は、第7の照射方向A7と第6の照射 向A6とがなす所定角度D5と互いに等しくされ いる。

 第6反射面56の第1~第3の反射面部分71,72,73 回転放物面形状の焦点F6,F7,F8は、互いに一致 しており、また、光源位置P1とも一致してい 。第6反射面56の第1~第3の反射面部分71,72,73 回転放物面形状の対称軸S6,S7,S8は、回転軸線 6を中心とする周方向に関して互いに異なる 向に沿って延びている。各対称軸S6,S7,S8は、 それぞれ、回転軸線6に対して斜め下向きに 差している。また、回転軸線6に沿って見た きに、各対称軸S6,S7,S8は互いに交差してい 。

 第6反射面56の第2の反射面部分72の第7の照 射方向A7と、第3反射面53の第2の部分反射面62 第3の照射方向A3とは、回転軸線6に沿って見 たときに互いに平行である。第6反射面56の第 3の反射面部分73の第8の照射方向A8と、第3反 面53の第3の部分反射面63の第4の照射方向A4と は、回転軸線6に沿って見たときに互いに平 である。

 第1反射面51、第2反射面52、第5反射面55及 第4反射面54は、この記載の順で、回転軸線6 に沿う方向X1に関して、互いに隣接しており 光源位置P1と副光源位置P2との間に配置され ている。第1反射面51は、第2反射面52及び第3 射面53の間に配置されている。また、第2反 面52と第3反射面53とは、互いに対向している 。

 第3反射面53は、回転軸線6に沿う方向X1に して、第1反射面51よりも外方に配置される ともに、光源位置P1よりも外方に配置され いる。回転軸線6に沿う方向X1に関する光源 置P1よりも外方の位置は、LED8の背後(LED8の発 光方向の反対側)であるので、指向性のあるLE D8からの直接光は到達し難い傾向にある。こ ような位置に、第3反射面53を設けたので、 ペースの有効利用に寄与することができる

 また、第3反射面53は、回転軸線6に沿う方 向X1に関する反射鏡10の下側の端部12における 、回転軸線6を中心とした径方向X2に関しての 反射鏡10の外縁部としての湾曲板40に形成さ ている。反射鏡10の外縁部には、指向性のあ るLED8からの直接光は到達し難い傾向にある このような外縁部に第3反射面53が配置され ので、スペースの有効利用に寄与すること できる。

 また、第3反射面53は、第1の照射方向A1に沿 て見たときに、回転駆動機構11の一部であ 第3の動力伝達部材33及び第4の動力伝達部材3 4と重なり合うようにして配置されている。 転軸線6に沿う方向X1に関して、第3反射面53 、回転駆動機構11との距離を短くできるので 、スペースの有効利用に寄与することができ る。
 また、第4反射面54は、第5反射面55及び第6反 射面56の間に配置されている。また、第5反射 面55と第6反射面56とは、互いに対向している

 第6反射面56は、回転軸線6に沿う方向X1に関 て、第4反射面54よりも外方に配置され、副 源位置P2よりも外方に配置されている。第3 射面53と同様に、第6反射面56を副LED9の背後 配置したので、スペースの有効利用に寄与 ることができる。
 また、第6反射面56は、回転軸線6に沿う方向 X1に関する反射鏡10の上側の端部13における、 回転軸線6を中心とした径方向X2に関しての反 射鏡10の外縁部としての湾曲板44に形成され いる。反射鏡10の外縁部には、指向性のある 副LED9からの直接光は到達し難い傾向にある このような外縁部に第6反射面56が配置され ので、スペースの有効利用に寄与すること できる。

 また、第6反射面56は、第1の照射方向A1に沿 て見たときに、副LED9及び副光源支持部材19 重なり合うようにして配置されている。回 軸線6に沿う方向X1に関して、第6反射面56と 副LED9及び副光源支持部材19との距離を短く きるので、スペースの有効利用に寄与する とができる。
 以上説明したように、本発明の実施形態の 転灯2は、回転駆動機構11によって所定の回 軸線6の周りに回転駆動される反射鏡10によ てLED8からの光を回転軸線6と交差する第1~第 8の照射方向A1~A8に向けて放光する回転灯2で る。LED8が、回転軸線6上の所定の光源位置P1 配置され、回転軸線6に沿って光軸23を設定 たものである。反射鏡10が、(1)光源位置P1を 焦点F1とした回転放物面状に形成され、LED8か らの光を第1の照射方向A1に向けて反射する第 1反射面51と、(2)回転軸線6と交差する姿勢でLE D8に対向し、当該LED8からの直接光を反射する 第2反射面52と、(3)この第2反射面52からの反射 光を第2~第4の照射方向A2,A3,A4に向けて反射す 第3反射面53とを含むことを特徴とする。

 したがって、LED8からの光は、第1反射面51 により平行光とされて第1の照射方向A1に反射 される。これに加えて、第2反射面52は、回転 軸線6と交差するようにLED8と対向しているの 、LED8からの放射光のうちで、光軸23に対し 前方に傾斜した方向に放射される光(この光 は第1反射面51の外側に向く光である。)を、 3反射面53に向けて反射することができる。 3反射面53の反射光が、第2~第4の照射方向A2,A3 ,A4に放光される。その結果、周囲からの視認 性を高めることができる。

 また、第3反射面53は、第2反射面52からの反 光を受けるので、LED8からの直接光を受ける 場合に比べて、照射方向A2,A3,A4へ光を反射す ための設計自由度を高くできる。その結果 第3反射面53により、スペースを有効利用し つ、周囲から見たときの視認性を高めるこ ができる。
 例えば、第3反射面53を、LED8からの直接光を 反射するために利用し難い傾向にある場所、 例えば、反射鏡10の端部12の外周縁部に配置 つつ、第3反射面53の反射光により高い視認 を得ることができる。

 特に、第3反射面53が反射鏡10の端部12の外周 縁部に配置されることにより、例えば、回転 駆動機構11の大幅な変更を伴わずに、周囲か 見たときの反射面全体の大きさを大きくで る。その結果、回転灯2の視認性を容易に高 めることができる。
 また、本実施形態では、第1反射面51は、回 放物面を含み、この回転放物面の対称軸S1 、回転軸線6と直角に交差しているのが好ま い。この場合、第1反射面51は、回転軸線6に 対して直交する方向へ平行光を反射できる。 その結果、例えば、回転軸線6を垂直方向Zに わせた場合に、回転灯2から遠く離れた位置 からの視認性を高めることができる。

 また、第1反射面51は、LED8の光軸23と交差し いるのが、視認性を高めるのに好ましい。 軸23に沿った強い光を、第1反射面51により 囲に確実に照射することができる。
 また、本実施形態において、第2反射面52は 回転軸線6と直角に交差する平面に形成され ているのが好ましい。この場合、第2反射面52 が平面であるので、第3反射面53を設計し易い 。例えば、第3反射面53の第1~第3部分反射面61, 62,63を回転放物面形状に形成する場合に、こ らの回転放物面形状の焦点F2,F3,F4を、第2反 面52に対する光源位置P1の対称点P11に一致さ せることが容易にできる。その結果、第3反 面53の視認性を高めることができる。また、 第1反射面51による反射光が回転軸線6と直交 る方向に反射される場合に、第1反射面51か の反射光を第2反射面52で遮ることなく外部 照射できる。

 ここで、回転軸線6と直角に交差する平面に は、当該平面と回転軸線6との交点が当該平 の輪郭の内側にある場合と、当該平面と回 軸線6との交点が当該平面の輪郭の外側にあ 場合とが含まれる。また、第5反射面55につ ても同様である。
 また、本実施形態においては、第2反射面52 、回転軸線6に沿う方向X1に関する第1反射面 51の端縁57から延設されているのが好ましい この場合、LED8からの光を有効利用しつつ、 ペースをより一層有効利用できる。

 また、第2反射面52の平面は、回転軸線6に沿 う方向X1に関して光源位置P1から遠い側にあ 第1反射面51の端縁57から延設されているのが 、第3反射面53の視認性を高めるのに好ましい 。
 また、本実施形態においては、第3反射面53 各第1~第3の部分反射面61,62,63は、第2反射面5 2に関して光源位置P1に対称な対称点P11を焦点 F2,F3,F4とした回転放物面を含んでいる。これ 各回転放物面の対称軸S2,S3,S4は、回転軸線6 交差している。この場合、第3反射面53は、 称軸S2,S3,S4に平行な平行光を照射でき、こ 平行光により周囲からの視認性を高めるこ ができる。

 また、本実施形態において、第3反射面53 、複数の回転放物面としての第1,第2及び第3 の部分反射面61,62,63を含み、これらの回転放 面の対称軸S2,S3,S4が延びる方向(第2~第4の照 方向A2,A3,A4に相当する。)は互いに異なって るのが好ましい。この場合、第3反射面53に まれる複数の回転放物面は、互いに異なる 向へ平行光を照射できるので、周囲からの 認性をより一層高めることができる。

 例えば、第3反射面53に含まれる複数の回転 物面の対称軸S2,S3,S4は、回転軸線6を中心と た周方向に互いに異なっている。これによ 、第2~第4の照射方向A2,A3,A4が、周方向に相 なるので、周囲の所定位置から回転灯2を見 ときに、第3反射面53からの反射光が視認さ る時間を長くできる。
 また、本実施形態において、第3反射面53の 転放物面の対称軸S2,S3,S4は、回転軸線6に対 て直角に交差している。この場合、第3反射 面53は、回転軸線6に対して直交する方向へ平 行光を反射できる。その結果、例えば、回転 軸線6を垂直方向Zに沿わせた場合に、回転灯2 から遠く離れた位置からの視認性を高めるこ とができる。

 また、本実施形態において、第3反射面53 、回転軸線6に沿う方向X1に関する反射鏡10 一方の端部12における外周縁部としての湾曲 板40に形成されている。第3反射面53は、第1の 照射方向A1に見たときに、回転駆動機構11の 部としての第3及び第4の動力伝達部材33,34と なり合っている。この場合、スペースをよ 一層有効利用することができる。なお、第3 反射面53が、第1の照射方向A1に見たときに、 転駆動機構11の全体と重なり合って配置さ ていてもよい。

 また、本実施形態において、回転軸線6に 沿う方向X1に関して、光源位置P1から離隔し 副光源位置P2が設定されており、この副光源 位置P2に配置された副LED9がさらに備えられて いる。反射鏡10は、副光源位置P2を焦点F5とし た回転放物面形状に形成され、副LED9からの を第5の照射方向A5へ向けて反射する第4反射 54をさらに含んでいる。これにより、副LED9 らの光は、第4反射面54により平行光とされ 第5の照射方向A5に反射される。第4反射面54 反射光が、第1反射面51及び第3反射面53の反 光に加えて放光されるので、周囲からの視 性をより一層高めることができる。

 また、本実施形態において、第4反射面54は 回転放物面を含み、この回転放物面の対称 S5は、回転軸線6と直角に交差している。こ 場合、第4反射面54は、回転軸線6に対して直 交する方向へ平行光を反射できる。その結果 、回転軸線6を垂直方向Zに沿わせた場合に、 転灯2から遠く離れた位置からの視認性を高 めることができる。
 また、第4反射面54は、副LED9の光軸24と交差 ているのが、視認性を高めるのに好ましい 光軸24に沿った強い光を、第4反射面54によ 周囲に確実に照射することができる。

 また、本実施形態の反射鏡10は、回転軸 6と交差する姿勢で副LED9に対向し、副LED9か の直接光を反射する第5反射面55と、この第5 射面55による反射光を第6~第8の照射方向A6~A8 へ向けて反射する第6反射面56とをさらに含ん でいる。この場合、第5反射面55は、回転軸線 6と交差するように副LED9と対向しているので 副LED9からの放射光のうちで、光軸24に対し 傾斜した方向に放射される光(この光は、第 4反射面54の外側に向けられた光である。)を 第6反射面56に向けて反射することができる 副LED9からの光は、第4反射面54により第5の照 射方向A5に反射されることに加えて、第5反射 面55を介して第6反射面56により反射され、照 方向A5~A8に放光される。その結果、周囲か の視認性を高めることができる。

 また、第6反射面56は、第5反射面55からの反 光を受けるので、副LED9からの直接光を受け る場合に比べて、照射方向A6~A8へ光を反射す ための設計自由度を高くできる。その結果 第6反射面56により、スペースを有効利用し つ、周囲から見たときの視認性を高めるこ ができる。
 また、本実施形態において、第5反射面55は 回転軸線6と直角に交差する平面に形成され ているのが好ましい。この場合、第5反射面55 が平面であるので、第6反射面56を設計し易い 。例えば、第6反射面56の第1~第3の反射面部分 71,72,73の回転放物面形状の焦点F6,F7,F8を、第5 射面55に対する副光源位置P2の対称点P12に一 致させることが容易にできる。その結果、第 6反射面56の視認性を高めることができる。ま た、第4反射面54による反射光が回転軸線6と 交する方向に平行に反射される場合に、第4 射面54からの反射光を第5反射面55で遮るこ なく外部に照射できる。

 また、本実施形態において、第5反射面55は 回転軸線6に沿う方向X1に関する第4反射面54 端縁64から延設されている。これにより、 LED9からの光を有効利用しつつ、スペースを り一層有効利用できる。
 また、第5反射面55の平面は、回転軸線6に沿 う方向X1に関して副光源位置P2から遠い側に る第4反射面54の端縁64から延設されているの が、第6反射面56の視認性を高めるのに好まし い。

 また、第2反射面52及び第5反射面55は、反射 10の一部を形成する平板42の互いに反対側の 面に形成されているのが好ましい。この場合 、スペースをより一層有効利用することがで きる。
 また、本実施形態において、第6反射面56の 第1~第3の反射面部分71,72,73は、第5反射面55 関して副光源位置P2と対称な対称点P12を焦点 F6,F7,F8とした回転放物面を含んでいる。これ の各回転放物面の対称軸S6,S7,S8は、回転軸 6と交差している。この場合、第6反射面56は 対称軸S6,S7,S8に平行な平行光を照射でき、 の平行光により視認性を高めることができ 。

 また、本実施形態において、第6反射面56 、複数の回転放物面としての第1~第3の反射 部分71,72,73を含み、これらの回転放物面の 称軸S6,S7,S8が延びる方向(第6~第8の照射方向A6 ,A7,A8が相当する。)は互いに異なっている。 れにより、第6反射面56に含まれる複数の回 放物面は、互いに異なる方向へ平行光を照 できるので、周囲からの視認性をより一層 めることができる。

 例えば、第6反射面56に含まれる複数の回転 物面の対称軸S6,S7,S8は、回転軸線6を中心と た周方向に互いに異なっている。これによ 、第6~第8の照射方向A6,A7,A8が、周方向に相 なるので、周囲の所定位置から回転灯2を見 ときに、第6反射面56からの反射光が視認さ る時間を長くできる。
 また、第6反射面56の第1~第3の反射面部分71,7 2,73の回転放物面の対称軸S6,S7,S8は、回転軸線 6に対して斜め下向きに交差している。この 合、第6反射面56は、下向きに平行光を反射 きるので、回転灯2の下方からの視認性を高 ることができる。

 また、本実施形態において、回転軸線6に 沿う方向X1に関して、第3反射面53は光源位置P 1よりも外方に配置され、第6反射面56は副光 位置P2よりも外方に配置され、第1、第2、第4 及び第5反射面51,52,54,55は、光源位置P1と副光 位置P2との間に配置されている場合がある この場合、LED8及び副LED9を、回転軸線6に沿 方向X1に関して、反射鏡10の両端部12,13に配 できるので、LED8及び副LED9を固定する構造を 簡素化できる。その結果、スペースをより一 層有効利用することができる。

 これに加えて、第2及び第5反射面52,55を光源 位置P1及び副光源位置P2から等距離に配置す ことにより、第1の照射方向A1からみたとき 、反射面が略矩形に見え、これの中央部が るくなる。従って、視認性をより一層高く きる。
 なお、本実施形態では、反射鏡10の第1反射 51の第1の照射方向A1は、回転軸線6に直交し いたが、これには限定されない。例えば、 1の照射方向A1が、回転軸線6に対して斜めに 、例えば、下向きに交差する場合も考えられ る。この場合、下方から見たときの視認性を 向上させることができる。また、第2~第5の照 射方向A2~A5についても同様に、回転軸線6に対 して斜めに交差する場合も考えられる。また 、第6~第8の照射方向A8は、回転軸線6に対して 斜め下向きに交差していたが、これには限定 されず、例えば、斜め上向きでもよいし、回 転軸線6に対して直交していてもよい。また 第1~第8の照射方向A1~A8が互いに平行であって もよいし、互いに異なる方向であってもよい 。なお、後述する本発明の第2の実施形態に いても同様である。

 つぎに、本発明の第2の実施形態を説明する 。以下の説明では、上述の第1の実施形態と なる点を中心に図示して、この点を主に説 する。他の構成については、上述の第1の実 形態と同様であり、同一符号を付してある
 図7は、本発明の第2の実施形態の回転灯が 用された積層式の信号表示灯の側面図であ 、一部を断面表示してある。図7を参照して 信号表示灯101は、当該信号表示灯101の頂部 配置されるユニットとしての頂部カバー102 、発光して信号を表示する表示ユニット103 、信号表示灯101の基端部寄りに配置される 部ユニット104とを有している。表示ユニッ 103は、例えば、3つが設けられているが、少 なくともひとつがあればよい。

 上述の複数のユニット102,103,104は、互い 、積層方向Sに積層可能とされ、積層状態で 結可能とされている。例えば、上述の各ユ ット102,103,104は、断面円形の筒形状をそれ れなしている。各ユニット102,103,104の筒形状 の中心軸線が、互いに一致するようにして、 各ユニット102,103,104が、互いに積み重ねられ 連結される。これにより、信号表示灯101が 成されている。信号表示灯101は、積層方向 長い柱状形状をなしていて、積層方向を例 ば垂直方向Zに沿わせた状態で、設置対象部 材7、例えば自動機械の上面に設置される。 お、信号表示灯101の設置姿勢は、上述の姿 に限定されないが、本実施形態では、信号 示灯101の積層方向が垂直方向Zに沿う場合に して説明する。

 基部ユニット104は、表示ユニット103へ電力 供給する電源装置を有している。基部ユニ ト104の端部が、設置対象部材7に取り付けら れている。
 表示ユニット103は、筒状の外郭ケースとし の透光性のグローブ105と、グローブ105内に 容された回転灯106とを有している。回転灯1 06は、グローブ105により支持されている。

 図8は、図7の回転灯106の断面図である。図9 、図8の反射鏡の斜視図である。図8、図9を 照して、本実施形態の回転灯106は、第1の実 施形態の回転灯2とは、以下の点で異なり、 の構成については同じとされている。
 回転灯106は、LED8と、LED8から発せられた光 受けて所定の照射方向A1~A4に反射する反射鏡 107と、この反射鏡107を所定の回転軸線6の周 に回転駆動する回転駆動機構108とを有して る。反射鏡107が所定の回転軸線6の周りに回 することにより、反射鏡107による反射光の 射方向A1~A4が徐々に変化する。これにより 光が水平方向の全周に向けて放光される。 お、回転灯106は、副光源位置P2、及び副LED9 有していない。また、回転灯106は、光源位 P1を有しているが、副光源位置P2は有してい い。反射鏡107は、第1の実施形態の反射鏡10 上半部を廃止したものである。

 第2の実施形態の回転灯106の反射鏡107、及び 回転駆動機構108は、第1の実施形態の回転灯2 反射鏡10、及び回転駆動機構11とは、以下の 点で異なり、他の構成については同じとされ ている。
 回転駆動機構108は、駆動源としての電動モ タ30と、この電動モータ30の回転を反射鏡107 に伝達するための伝達機構としての第1及び 2の動力伝達部材31,32とを有している。

 第1の動力伝達部材31と第2の動力伝達部材 32とは、互いに係合することにより、互いに 力を伝達する。第1の動力伝達部材31は、駆 部材として機能し、第2の動力伝達部材32は 従動部材として機能する。第1の動力伝達部 材31は、相対的に小径の円筒形状のローラで り、電動モータ30の出力軸に固定されてい 。第2の動力伝達部材32は、第1の動力伝達部 31よりも相対的に大径の環状をなし、反射 107の環状板38と一体回転できるように、環状 板38と単一部材により一体に形成されている 第1の動力伝達部材31の外周面の係合部と、 2の動力伝達部材32の内周面の係合部とが互 に摩擦を伴って係合することにより、第1の 動力伝達部材31の回転が第2の動力伝達部材32 伝達される。なお、環状板38と、第2の動力 達部材32とが、互いに別部材に形成されて 互いに固定されてもよい。

 図10は、図9の反射鏡107の正面図である。図1 1は、図10のXI-XI断面の断面図である。図12は 図10のXII-XII断面の断面図である。
 反射鏡107は、第1反射面51と、第2反射面52と 第3反射面53とを有しているが、第4~第6反射 54,55,56は有していない。これにより、反射 107は、回転軸線6に沿う方向X1に関して小型 されている。また、回転灯106を小型化でき 信号表示灯101を小型化できる。

 また、反射鏡107の第3反射面53は、第1の照 射方向A1に見たときに、回転駆動機構108の一 としての第1及び第2の動力伝達部材31,32と重 なり合って配置されるとともに、電動モータ 30の一部とも重なり合って配置されている。 れにより、スペースをより一層有効利用す ことができる。その結果、例えば、この回 灯106からの光は、グローブ105の外周面のほ 全域から放光される。

 回転軸線6に沿う方向X1に関して、周囲から たときの回転灯106の反射面全体の大きさを 持しつつ、回転灯106の外形を小型化(薄型化 )できる。従って、例えば、積層式信号表示 101の視認性を高く維持しつつ、信号表示灯10 1を小型化できる。その結果、信号表示灯101 より一層広い用途に適用することができる
 なお、上述の各実施形態の回転放物面とし は、回転放物面形状の一部をなしていれば く、また、回転放物面形状に代えて、回転 物面形状に近似した形状とすることも考え れる。

 上述の各実施形態においては、第2反射面 52は、回転軸線6に対して直交するような平面 に形成されていたが、回転軸線6に対して斜 に交差するような平面に形成されていても い。また、第2反射面52の延長面と回転軸線6 が互いに交差していたが、第2反射面52の輪 の内側部分と回転軸線6とが互いに交差する 場合も考えられる。第5反射面55についても同 様である。

 上述の各実施形態において、第3反射面53 、複数の回転放物面(第1~第3の部分反射面61, 62,63に相当する。)を有していたが、少なくと も1つの回転放物面があればよい。例えば、 3反射面53の第2の部分反射面62及び第3の部分 射面63を廃止し、第1の部分反射面61を、回 軸線6を中心とした周方向の両側に延長して 成してもよい。また、第3反射面53の第1の部 分反射面61を廃止し、第2の部分反射面62及び 3の部分反射面63を互いに近接する向きに延 して形成してもよい。第6反射面56について 同様である。

 また、第1の実施形態の回転灯2を、積層 信号表示灯101に適用してもよい。また、第2 実施形態の回転灯106を、回転警告灯1に適用 してもよい。その他、特許請求の範囲に記載 された事項の範囲内で種々の変更を施すこと ができる。




 
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