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Patent Searching and Data


Title:
抗精神病剤の応答を予測するための方法
Document Type and Number:
Japanese Patent JP2022530390
Kind Code:
A
Abstract:
統合失調症の現在の処置における根本的な欠点は、誰が抗精神病剤処置に応答するであろうかを予測するための妥当な基準がないことである。治療応答の血液に基づく生体マーカーの特定により、臨床医は、従来の抗精神病剤処置が無効である患者の部分集団を特定し、代替処置を提供することが可能となるであろう。ヨーロッパにおける統合失調症の処置及び管理の最適化(OPTiMiSE)プログラムの一環として、本発明者らは、初回エピソード精神病を有する188名の対象についてトランスクリプトーム分析を行った。全ての対象をその後4週間、アミスルプリドで処置した。本発明者らは、良好な応答者においてのみ処置後に発現が変化した32の遺伝子を特定した。これらの遺伝子の中でも、ビタミンB6代謝に関与する遺伝子であるALPL並びにCA4、DGTA2、DHRS13、HOMER3及びWLSの発現は、処置を開始する前の応答良好者と応答不良者との間で発現レベルにおいて顕著な差を示した。これにより、臨床的特徴と組み合わせると、93.8%の予測値で処置アウトカムを予測することが可能となった。まとめると、これらの知見から、アミスルプリド投薬後の症状改善を説明する新たなメカニズムが特定され、遺伝子発現プロファイリングを臨床データと組み合わせて、初回エピソード精神病における処置応答を予測する可能性が強調される。

Inventors:
Jaman, Stephan
Torde, Rejanu
Application Number:
JP2021562783A
Publication Date:
June 29, 2022
Filing Date:
April 23, 2020
Export Citation:
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Assignee:
Ansitu National de la Sant'E de la Cherche Medical
International Classes:
C12Q1/686; A61K31/5513; A61P25/18; C12Q1/6813
Attorney, Agent or Firm:
Patent Attorney Corporation Tsukuni