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Patent Searching and Data


Title:
ADHESIVE FOR LAMINATE
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2009/072431
Kind Code:
A1
Abstract:
Disclosed is an adhesive for laminates, which contains a polyisocyanate component (A) and a polyol component (B). The polyisocyanate component (A) contains a polyisocyanate (A1) having no aromatic ring. The polyol component (B) contains a macropolyol (B1) having a cyclohexane ring but not an aromatic ring.

Inventors:
IMAI AKIHIRO (JP)
OSAKI TAKESHI (JP)
SASANO SHIGETOSHI (JP)
Application Number:
PCT/JP2008/071552
Publication Date:
June 11, 2009
Filing Date:
November 27, 2008
Export Citation:
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Assignee:
MITSUI CHEMICALS POLYURETHANES (JP)
IMAI AKIHIRO (JP)
OSAKI TAKESHI (JP)
SASANO SHIGETOSHI (JP)
International Classes:
C09J175/04
Foreign References:
JPH06100851A1994-04-12
JP2003129024A2003-05-08
JP2001107016A2001-04-17
Other References:
See also references of EP 2218759A4
None
Attorney, Agent or Firm:
OKAMOTO, Hiroyuki (Sun Mullion NBF Tower 21st Floor, 6-12, Minamihommachi 2-chome, Chuo-ku, Osaka-sh, Osaka 54, JP)
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Claims:
 ポリイソシアネート成分(A)およびポリオール成分(B)を含み、
 ポリイソシアネート成分(A)は、芳香環を含有しないポリイソシアネート(A1)を含有し、
 ポリオール成分(B)は、芳香環を含有せず、シクロヘキサン環を含有するマクロポリオール(B1)を含有することを特徴とする、ラミネート用接着剤。
 ポリイソシアネート成分(A)およびポリオール成分(B)の合計の固形分に対して、シクロヘキサン環の濃度が、2.5mmol/g以下であることを特徴とする、請求項1に記載のラミネート用接着剤。
 マクロポリオール(B1)が、芳香環を含有せず、常温で結晶性を有する結晶性ポリオール(B1-1a´)と、芳香環を含有せず、シクロヘキサン環を含有するポリイソシアネート(B1-1b)との反応により得られるポリウレタンポリオール(B1-1´)であることを特徴とする、請求項1に記載のラミネート用接着剤。
 結晶性ポリオール(B1-1a´)が、常温で結晶性を有する結晶性ポリカーボネートジオールを含有することを特徴とする、請求項3に記載のラミネート用接着剤。
 常温で結晶性を有する結晶性ポリカーボネートジオールが、数平均分子量1000以下であることを特徴とする、請求項4に記載のラミネート用接着剤。
 ポリイソシアネート成分(A)が、イソホロンジイソシアネートの誘導体を含有しないことを特徴とする、請求項1に記載のラミネート用接着剤。
 マクロポリオール(B1)が、数平均分子量5000以下であり、芳香環を含有せず、常温で結晶性を有するポリカーボネートジオールと、芳香環を含有せず、シクロヘキサン環を含有するポリイソシアネート(B1-1b)との反応により得られるポリウレタンポリオール(B1-1´)であることを特徴とする、請求項6に記載のラミネート用接着剤。
 屋外用複合シートの積層に使用されることを特徴とする、請求項1に記載のラミネート用接着剤。
Description:
ラミネート用接着剤

 本発明は、ラミネート用接着剤、詳しく 、屋外およびそれに準ずる環境下で使用さ る複合シートの積層に、好適に用いられる ミネート用接着剤に関する。

 複合シートは、各種プラスチックフィルム アルミニウムなどの金属箔、金属蒸着フィ ム、シリカ蒸着フィルムなどから選択され 複数のシート材料を、接着剤でラミネート ることにより、製造されている。
 複合シートのラミネートに使用される接着 として、ポリイソシアネート成分およびポ オール成分を配合する二液型ポリウレタン 着剤が、優れた接着性能を有することから 広く使用されている。

 このような二液型ポリウレタン接着剤とし 、例えば、ポリオール成分を主剤とし、ポ イソシアネート成分を硬化剤とする2液硬化 型ラミネート用接着剤組成物が提案されてい る(例えば、下記特許文献1参照。)。
 一方、レジャーシート、テント、ビニール ウス、ベランダ用シート、雨合羽、雨傘、 、防水布、自動車用カバーシート、建築用 バーシート、太陽電池バックシートなど、 外環境で使用される屋外用シートにも、複 シートが使用されている。

特開2003-129024号公報

 しかし、屋外環境で使用される複合シート( 以下、屋外用複合シートとする。)に、上記 許文献1に記載の2液硬化型ラミネート用接着 剤組成物を使用すると、太陽の紫外線により 接着剤が経時的に黄変し、あるいは、雨水や 日光照射熱、紫外線により接着剤が劣化して 、デラミネーションを生じるという不具合が ある。
 本発明の目的は、経時的な黄変を抑制でき 雨水や日光照射熱、紫外線に対する優れた 久性能を有し、しかも、優れた接着性能を 現することのできる、ラミネート用接着剤 提供することにある。

 本発明のラミネート用接着剤は、ポリイソ アネート成分(A)およびポリオール成分(B)を み、ポリイソシアネート成分(A)は、芳香環 含有しないポリイソシアネート(A1)を含有し 、ポリオール成分(B)は、芳香環を含有せず、 シクロヘキサン環を含有するマクロポリオー ル(B1)を含有することを特徴としている。
 また、本発明のラミネート用接着剤では、 リイソシアネート成分(A)およびポリオール 分(B)の合計の固形分に対して、シクロヘキ ン環の濃度が、2.5mmol/g以下であることが好 である。

 また、本発明のラミネート用接着剤では マクロポリオール(B1)が、芳香環を含有せず 、常温で結晶性を有する結晶性ポリオール(B1 -1a´)と、芳香環を含有せず、シクロヘキサン 環を含有するポリイソシアネート(B1-1b)との 応により得られるポリウレタンポリオール(B 1-1´)であることが好適であり、さらに、結晶 性ポリオール(B1-1a´)が、常温で結晶性を有す る結晶性ポリカーボネートジオールを含有す ることが好適であり、さらにまた、常温で結 晶性を有する結晶性ポリカーボネートジオー ルが、数平均分子量1000以下であることが好 である。

 また、本発明のラミネート用接着剤では ポリイソシアネート成分(A)が、イソホロン イソシアネートの誘導体を含有しないこと 好適であり、その場合には、マクロポリオ ル(B1)が、数平均分子量5000以下であり、芳 環を含有せず、常温で結晶性を有する結晶 ポリカーボネートジオールと、芳香環を含 せず、シクロヘキサン環を含有するポリイ シアネート(B1-1b)との反応により得られるポ ウレタンポリオール(B1-1´)であることが好 である。

 また、本発明のラミネート用接着剤は、 外用複合シートの積層に使用されることが 適である。

 本発明のラミネート用接着剤によれば、 れた接着性能を発現することができながら 太陽の紫外線による経時的な黄変を抑制で 、かつ、雨水や日光照射熱、紫外線による 化を抑制して、デラミネーションの発生を 止することができる。そのため、本発明の ミネート用接着剤は、屋外用複合シートの 層に好適である。

発明の実施形態

 本発明のラミネート用接着剤は、二液型ポ ウレタン接着剤であり、ポリイソシアネー 成分(A)およびポリオール成分(B)を含有して る。
 本発明において、ポリイソシアネート成分( A)は、芳香環を含有しないポリイソシアネー (A1)、すなわち、脂環族ポリイソシアネート 、脂肪族ポリイソシアネート、および/また 、それらの誘導体を含有する。

 脂環族ポリイソシアネートとしては、例え 、1,3-シクロペンテンジイソシアネート、1,4 -シクロヘキサンジイソシアネート、1,3-シク ヘキサンジイソシアネート、3-イソシアナ メチル-3,5,5-トリメチルシクロヘキシルイソ アネート(イソホロンジイソシアネート;IPDI) 、4,4″-、2,4″-または2,2″-ジシクロヘキシル メタンジイソシアネートもしくはその混合物 (H 12 MDI)、メチル-2,4-シクロヘキサンジイソシアネ ート、メチル-2,6-シクロヘキサンジイソシア ート、1,3-または1,4-ビス(イソシアナトメチ )シクロヘキサンもしくはその混合物(H 6 XDI)、ノルボルナンジイソシアネート(NBDI)な の脂環族ジイソシアネートなどが挙げられ 。

 脂肪族ポリイソシアネートとしては、例 ば、トリメチレンジイソシアネート、テト メチレンジイソシアネート、ヘキサメチレ ジイソシアネート(HDI)、ペンタメチレンジ ソシアネート、1,2-、2,3-または1,3-ブチレン イソシアネート、2,4,4-または2,2,4-トリメチ ヘキサメチレンジイソシアネートなどの脂 族ジイソシアネートなどが挙げられる。

 それらの誘導体としては、例えば、上記 リイソシアネート(A1)(すなわち、脂環族ポ イソシアネートおよび/または脂肪族ポリイ シアネート)の多量体(2量体、3量体、5量体 7量体など)、ビウレット変性体(例えば、上 ポリイソシアネート(A1)と水との反応により 成するビウレット変性体など)、アロファネ ート変性体(例えば、上記ポリイソシアネー (A1)と、モノオールまたは多価アルコール(後 述)との反応より生成するアロファネート変 体など)、ポリオール変性体(例えば、上記ポ リイソシアネート(A1)と、多価アルコール(後 )との反応より生成するポリオール変性体な ど)、ウレア変性体(例えば、上記ポリイソシ ネート(A1)とジアミンとの反応により生成す るウレア変性体など)、オキサジアジントリ ン(例えば、上記ポリイソシアネート(A1)と炭 酸ガスとの反応により生成するオキサジアジ ントリオンなど)、カルボジイミド変性体(上 ポリイソシアネート(A1)の脱炭酸縮合反応に より生成するカルボジイミド変性体など)な が挙げられる。

 芳香環を含有しないポリイソシアネートと て、好ましくは、IPDI、H 12 MDI、H 6 XDI、NBDI、HDI、および、それらの誘導体が挙 られる。
 本発明において、ポリオール成分(B)は、芳 環を含有せず、シクロヘキサン環を含有す マクロポリオール(B1)を含有する。
 上記マクロポリオール(B1)としては、例えば 、芳香環を含有しないポリオール(B1-1a)と、 香環を含有せず、シクロヘキサン環を含有 るポリイソシアネート(B1-1b)との反応により られるポリウレタンポリオール(B1-1)や、ポ エステルポリオール(後述)において、脂環 多価カルボン酸(後述)および/または脂環族 オール(後述)を含むポリエステルポリオール が挙げられる。

 芳香環を含有しないポリオール(B1-1a)として は、例えば、芳香環を含有しないポリエステ ルポリオール、芳香環を含有しないポリカー ボネートポリオール、芳香環を含有しないポ リエーテルポリオールなどが挙げられる。
 好ましくは、芳香環を含有せず、常温で結 性を有する結晶性ポリオール(B1-1a´)、例え 、芳香環を含有しない結晶性ポリエステル リオール、芳香環を含有しない結晶性ポリ ーボネートポリオール、芳香環を含有しな 結晶性ポリエーテルポリオールが挙げられ 。さらに好ましくは、芳香環を含有しない 晶性ポリカーボネートポリオールが挙げら る。

 なお、結晶性ポリオール(B1-1a´)(結晶性ポリ エステルポリオール、結晶性ポリカーボネー トポリオール、結晶性ポリエーテルポリオー ル)とは、常温で液状(液体および流動体)では なく、常温で固体のポリオールを指称する。
 上記ポリエステルポリオールは、例えば、 肪族多価カルボン酸および脂環族多価カル ン酸から選択される多塩基酸と、脂肪族ジ ール、脂環族ジオールおよび多官能性ポリ ールから選択される多価アルコールとの縮 反応や、多塩基酸のアルキルエステルと多 アルコールとのエステル交換反応により得 ことができる。

 脂肪族多価カルボン酸としては、例えば、 ハク酸、グルタール酸、アジピン酸、ピメ ン酸、コルク酸、アゼライン酸、セバシン 、ドデカンニ酸、水添ダイマー酸などが挙 られる。
 脂環族多価カルボン酸としては、例えば、 キサヒドロフタル酸、テトラヒドロフタル などが挙げられる。

 多塩基酸のアルキルエステルとしては、例 ば、上記した多塩基酸のC1~4アルキルエステ ルが挙げられる。
 脂肪族ジオールとしては、例えば、エチレ グリコール、ジエチレングリコール、トリ チレングリコール、プロピレングリコール ジプロピレングリコール、トリプロピレン リコール、1,4-ブタンジオール、1,3-ブタン オール、1,2-ブタンジオール、2-メチル-1,3-プ ロパンジオール、1,5-ペンタンジオール、3-メ チル-1,5-ペンタンジオール,2,4-ジエチル-1,5-ペ ンタンジオール、2,2,4-トリメチルペンタン-1, 3-ジオール、1,6-ヘキサンジオール、ネオペン チルグリコール、1,5-ヘプタンジオール、1,7- プタンジオール、3,3″-ジメチロールヘプタ ン、1,8-オクタンジオール、1,9-ノナンジオー 、1,10-デカンジオール、1,11-ウンデカンジオ ール、1,12-ウンデカンジオール、12-ヒドロキ ステアリルアルコール、水添ダイマージオ ルなどが挙げられる。

 脂環族ジオールとしては、例えば、水添ビ フェノールA、水添キシリレンジオール、シ クロヘキサンジオール、シクロヘキサンジメ タノールなどが挙げられる。 
 多官能性ポリオールとしては、例えば、グ セリン、トリメチロールプロパン、ペンタ リスリトール、ソルビトールなど3つ以上の 水酸基を有する脂肪族ポリオールが挙げられ る。

 縮合反応やエステル交換反応は、特に制限 れず、公知の方法に準拠することができ、 えば、各成分を仕込んで、150~240℃で7~50時 反応させる。また、この反応には、公知の 媒(例えば、チタン系触媒、亜鉛系触媒など) を添加できる。
 また、上記ポリエステルポリオールとして 例えば、上記多価アルコールを開始剤とし 、例えば、ε-カプロラクトン、γ-バレロラ トンなどのラクトン類を開環重合して得ら る、ポリカプロラクトンポリオール、ポリ レロラクトンポリオールなどのラクトン系 リエステルポリオールが挙げられる。

 芳香環を含有しない結晶性ポリエステルポ オールとしては、例えば、それらの数平均 子量が1000以上であって、ポリエチレンアジ ペート、ポリブチレンアジペートおよびポリ エチレンブチレンアジペートなどが挙げられ る。
 上記ポリカーボネートポリオールは、例え 、上記多価アルコールを開始剤として、例 ば、触媒の存在下または不在下に、ホスゲ 、ジアルキルカーボネート、ジアリルカー ネート、アルキレンカーボネートなどを反 させることにより、得ることができる。

 芳香環を含有しない結晶性ポリカーボネー ポリオールとしては、例えば、数平均分子 が400以上の1,6-ヘキサンジオールベースポリ カーボネートジオールなどが挙げられる。
 上記ポリエーテルポリオールは、例えば、 記多価アルコールを開始剤として、エチレ オキサイドおよび/またはプロピレンオキサ イドなどのアルキレンオキサイドを付加反応 させることにより、得ることができる。具体 的には、ポリエチレングリコール、ポリプロ ピレングリコール、ポリエチレンポリプロピ レングリコール(ランダムまたはブロック共 合体)が挙げられる。また、例えば、テトラ ドロフランの開環重合により得られるポリ トラメチレングリコールが挙げられる。

 芳香環を含有しない結晶性ポリエーテルポ オールとしては、例えば、それらの数平均 子量が1000以上であって、ポリエチレングリ コール、ポリエチレンポリプロピレングリコ ール(エチレンオキシド-プロピレンオキシド ロック共重合体)およびポリオキシテトラメ チレンエーテルグリコールなどが挙げられる 。
 上記ポリオール(B1-1a)(上記ポリエステルポ オール、上記ポリカーボネートポリオール および、上記ポリエーテルポリオール)の数 均分子量は、例えば、100~5000である。

 ポリイソシアネート成分(A)として、3-イ シアナトメチル-3,5,5-トリメチルシクロヘキ ルイソシアネートの誘導体を含有する場合 、ポリオール成分(B)において、常温で結晶 を有する結晶性ポリカーボネートジオール 、上記結晶性ポリオール(B1-1a´)として、ポ ウレタンポリオール(B1-1´)を調製する場合 は、その結晶性ポリカーボネートジオール 数平均分子量は、好ましくは、1000以下であ 。結晶性ポリカーボネートジオールの数平 分子量が1000以下であれば、ポリイソシアネ ート成分(A)として、3-イソシアナトメチル-3,5 ,5-トリメチルシクロヘキシルイソシアネート の誘導体を含有していても、良好な透明性を 確保することができる。ポリイソシアネート 成分(A)として、3-イソシアナトメチル-3,5,5-ト リメチルシクロヘキシルイソシアネートの誘 導体を含有するときに、結晶性ポリカーボネ ートジオールの数平均分子量が1000を超過す と、良好な透明性を確保することができな 場合がある。

 一方、ポリイソシアネート成分(A)が、3- ソシアナトメチル-3,5,5-トリメチルシクロヘ シルイソシアネートの誘導体を含有しない 合に、ポリオール成分(B)において、常温で 晶性を有する結晶性ポリカーボネートジオ ルを、上記結晶性ポリオール(B1-1a´)として ポリウレタンポリオール(B1-1´)を調製する 合には、その結晶性ポリカーボネートジオ ルの数平均分子量は、好ましくは、5000以下 ある。ポリイソシアネート成分(A)として、3 -イソシアナトメチル-3,5,5-トリメチルシクロ キシルイソシアネートの誘導体を含有しな ときに、結晶性ポリカーボネートジオール 数平均分子量が5000以下であれば、良好な透 明性を確保することができる。

 なお、透明性は、特に、透明な屋外用複合 ートに使用されるラミネート用接着剤にお て、重要な性質となる。
 なお、ポリオール成分(B)において、数平均 子量は、アセチル化法またはフタル化法な の公知の水酸基価測定方法、および、開始 または原料の官能基数から算出することが きる。

 また、上記ポリオール(B1-1a)として、上記 多価アルコールを、上記ポリエステルポリオ ール、上記ポリカーボネートポリオール、お よび/または、上記ポリエーテルポリオール 併用することもできる。そのような多価ア コールとして、好ましくは、上記した脂環 ジオールを使用することもできる。上記ポ オール(B1-1a)として、多価アルコールを併用 る場合には、上記ポリエステルポリオール 上記ポリカーボネートポリオール、および/ または、上記ポリエーテルポリオール100重量 部に対して、多価アルコールを、例えば、0.1 ~50重量部、好ましくは、0.5~30重量部併用する 。

 芳香環を含有せず、シクロヘキサン環を含 するポリイソシアネート(B1-1b)としては、例 えば、上記した脂環族ポリイソシアネートお よびその誘導体が挙げられる。好ましくは、 IPDI、H 12 MDI、H 6 XDI、NBDIおよび、それらの誘導体が挙げられ 。
 ポリウレタンポリオール(B1-1)は、上記ポリ ール(B1-1a)と、上記ポリイソシアネート(B1-1b )とを、上記ポリオール(B1-1a)の水酸基に対す 上記ポリイソシアネート(B1-1b)のイソシアネ ート基の当量比(NCO/OH)が、1より小さくなる割 合、好ましくは、0.5~0.9で、ウレタン化反応 せることにより、得ることができる。ウレ ン化反応は、公知の方法に準拠できる。

 ポリウレタンポリオール(B1-1)として、好 しくは、上記ポリカーボネートポリオール 、上記した脂環族ポリイソシアネートとの 応により得られる、ポリウレタンポリポリ ーボネートポリオールが挙げられる。さら 好ましくは、上記した結晶性ポリカーボネ トジオールと、脂環族ポリイソシアネート の反応により得られる、ポリウレタン結晶 ポリカーボネートジオールが挙げられる。

 また、上記したように、マクロポリオール( B1)として、上記ポリエステルポリオールにお いて、脂環族多価カルボン酸および/または 環族ジオールを含むポリエステルポリオー が挙げられる。
 上記マクロポリオール(B1)の水酸基当量(OH当 量)は、例えば、1000~15000、好ましくは、1500~10 000である。

 また、ポリオール成分(B)には、上記マクロ リオール(B1)以外に、例えば、上記多価アル コールを含有させることもできる。ポリオー ル成分として、多価アルコールを含有させる 場合には、マクロポリオール(B1)100重量部に して、多価アルコールを、例えば、0.01~50重 部、好ましくは、0.1~30重量部含有させる。
 また、ポリイソシアネート成分(A)およびポ オール成分(B)には、必要に応じて、そのい れか一方またはその両方に、シランカップ ング剤を配合することができる。

 シランカップリング剤は、例えば、構造式R -Si≡(X) 3 またはR-Si≡(R’)(X) 2 (式中、Rはビニル基、エポキシ基、アミノ基 イミノ基、イソシアネート基またはメルカ ト基を有する有機基を示し、R’は低級アル キル基を示し、Xはメトキシ基、エトキシ基 たはクロル原子を示す。)で示される。
 シランカップリング剤として、具体的には 例えば、ビニルトリクロルシランなどのク ロシラン、例えば、N-β-(アミノエチル)-γ- ミノプロピルトリメトキシシラン、γ-アミ プロピルトリエトキシシラン、N-β-(アミノ チル)-γ-プロピルメチルジメトキシシラン、 n-(ジメトキシメチルシリルプロピル)エチレ ジアミン、n-(トリエトキシシリルプロピル) チレンジアミン、N-フェニル-γ-アミノプロ ルトリメトキシシランなどのアミノシラン 例えば、γ-グリシドキシプロピルトリメト シシラン、γ-グリシドキシプロピルトリエ キシシラン、β-(3,4-エポキシシクロヘキシ )エチルトリメトキシシラン、ジ(γ-グリシド キシプロピル)ジメトキシシランなどのエポ シシラン、例えば、ビニルトリエトキシシ ンなどのビニルシラン、例えば、3-イソシア ナトプロピルトリメトキシシラン、3-イソシ ナトプロピルトリエトキシシランなどのイ シアネートシランなどが挙げられる。

 シランカップリング剤は、単独使用または2 種以上併用することができる。シランカップ リング剤の配合割合は、例えば、ポリイソシ アネート成分(A)およびポリオール成分(B)の総 量100重量部に対して、0.001~10重量部、好まし は、0.01~6重量部である。
 さらに、ポリイソシアネート成分(A)および リオール成分(B)には、必要に応じて、その ずれか一方またはその両方に、例えば、エ キシ樹脂、触媒、塗工性改良剤、レベリン 剤、消泡剤、酸化防止剤や紫外線吸収剤な の安定剤、可塑剤、界面活性剤、顔料、充 剤、有機または無機微粒子、防黴剤などの 加剤を配合することができる。これらの添 剤の配合量は、その目的および用途により 宜決定される。

 なお、接着性向上のためにエポキシ樹脂を 合する場合には、耐黄変性をより向上させ 目的で、水添ビスフェノールA型エポキシ樹 脂を配合させることができる。
 そして、本発明のラミネート用接着剤は、 リイソシアネート成分(A)およびポリオール 分(B)を配合する二液型ポリウレタン接着剤 して使用される。すなわち、本発明のラミ ート用接着剤は、予め、ポリイソシアネー 成分(A)およびポリオール成分(B)を別々に調 しておき、使用時にポリイソシアネート成 (A)およびポリオール成分(B)を配合して、被 体(シート材料)に塗布する。ポリイソシア ート成分(A)およびポリオール成分(B)の配合 合は、ポリオール成分(B)中の水酸基に対す ポリイソシアネート成分(A)中のイソシアネ ト基の当量比(NCO/OH)で、例えば、0.6~10、好ま しくは、0.8~6となる割合である。

 なお、本発明のラミネート用接着剤では ポリイソシアネート成分(A)およびポリオー 成分(B)の合計の固形分に対して、シクロヘ サン環の濃度が、例えば、2.5mmol/g以下、好 しくは、2mmol/g以下、通常、0.1mmol/g以上とな るように、調製する。シクロヘキサン環の濃 度が2.5mmol/gを超過すると、ラミネート用接着 剤として、良好な透明性を確保することがで きない場合がある。

 本発明のラミネート用接着剤は、具体的に 、溶剤タイプまたは無溶剤タイプとして調 され、主として、複合シートのラミネート 使用される。
 例えば、溶剤タイプとして調製する場合に 、ポリイソシアネート成分(A)およびポリオ ル成分(B)を有機溶剤で希釈して配合し、そ を溶剤型ラミネータによって、一方のシー 材料の表面に塗布する。そして、溶剤を揮 させた後、他方のシート材料と貼り合わせ その後、常温または加温下において養生し 硬化させる。なお、塗布量は、溶剤揮散後 、例えば、約2.0~10.0g/m 2 に設定される。

 また、ポリイソシアネート成分(A)およびポ オール成分(B)の配合粘度が、常温~100℃で、 約100~10000mPa・s、好ましくは、約100~5000mPa・s 場合には、無溶剤タイプとして調製できる
 例えば、無溶剤タイプとして調製する場合 は、ポリイソシアネート成分(A)およびポリ ール成分(B)をそのまま配合し、それを無溶 型ラミネータによって、一方のシート材料 表面に塗布する。そして、他方のシート材 と貼り合わせ、その後、常温または加温下 おいて養生して硬化させる。なお、塗布量 、例えば、約0.5~5.0g/m 2 に設定される。

 シート材料としては、複合シートとしてラ ネートできるシートであれば、特に制限さ ないが、例えば、金属箔や、プラスチック ートなどが挙げられる。
 金属箔の金属としては、例えば、アルミニ ム、ステンレス、鉄、銅、鉛などが挙げら る。金属箔の厚みは、通常、5~100μm、好ま くは、7~50μmである。
 プラスチックシートのプラスチックとして 、例えば、オレフィン系重合体(例えば、ポ リエチレン、ポリプロピレンなど)、ポリエ テル系重合体(例えば、ポリエチレンテレフ レート(PET)、ポリブチレンテレフタレート どのポリアルキレンテレフタレート、ポリ ルキレンナフタレートや、それらのポリア キレンアリレート単位を主成分とするコポ エステルなど)、ポリアミド系重合体(例えば 、ナイロン6、ナイロン66など)、ビニル系重 体(例えば、ポリ塩化ビニル、エチレン-酢酸 ビニル共重合体、エチレン-ビニルアルコー 共重合体など)などが挙げられる。

 また、プラスチックシートには、少なく も一方の表面に無機質層を形成することも きる。無機質層は、蒸着、スパッタリング ゾル-ゲル法などで形成することができる。 無機質層を形成する無機物としては、例えば 、チタン、アルミニウム、ケイ素などの単体 またはこれらの元素を含む無機化合物(酸化 など)などが挙げられる。具体的には、アル ナ蒸着シートやシリカ蒸着シートが挙げら る。

 プラスチックシートの厚みは、通常、5~200μ m、好ましくは、10~150μmである。
 なお、金属箔およびプラスチックシートの 面には、コロナ放電処理やプライマー処理 どの表面処理を施すこともできる。また、 属箔およびプラスチックシートには、適宜 刷を施すこともできる。

 そして、本発明のラミネート用接着剤は、 香環を含有していないため、経時的な黄変 抑制することができる。その一方で、シク ヘキサン環を含有しているため、優れた接 強度および機械強度を長期にわたって確保 ることができる。よって、本発明のラミネ ト用接着剤は、優れた接着性能および透明 を確保することができる。
 そのため、本発明のラミネート用接着剤は 経時的な黄変を抑制でき、雨水や日光照射 、紫外線に対する優れた耐久性能を有し、 かも、優れた接着性能を発現して、デラミ ーションの発生を防止することができる。 って、本発明のラミネート用接着剤は、と わけ、屋外環境で使用される複合シート、 なわち、屋外用複合シートの積層に、好適 用いられる。

 より具体的には、本発明のラミネート用 着剤は、例えば、レジャーシート、テント ビニールハウス、ベランダ用シート、雨合 、雨傘、幌、防水布、自動車用カバーシー 、建築用カバーシート、太陽電池バックシ トなど、屋外環境で使用される屋外用複合 ートの積層に、好適に用いられる。

 以下に、実施例および比較例を挙げて、本 明を詳しく説明するが、本発明はこれらに 定されるものではない。
  調製例1(ポリオール成分Aの調製)
 3-イソシアナトメチル-3,5,5-トリメチルシク ヘキシルイソシアネート130.5g、数平均分子 500の1,6-ヘキサンジオールベースポリカーボ ネートジオール(宇部興産社製、常温固体)345. 3gとを、窒素気流下90~95℃で撹拌し、ウレタ 化反応させることにより、ポリウレタンポ オールを合成した。IR測定によりNCOピークが ないことを確認した後、酢酸エチル500g、γ- リシドキシプロピルトリメトキシシラン(KBM4 03、信越シリコーン社製)23.8gを添加して、固 分50重量%のポリオール成分Aを得た。

  調製例2(ポリオール成分B~Mの調製)
 表1に示す成分および配合割合にて処方した 以外は、調製例1と同様の方法により、ポリ ール成分B~Mを調製した。
  調製例3(ポリオール成分Nの調製)
 イソフタル酸330.68g、エチレングリコール71. 38g、ネオペンチルグリコール359.31gを、窒素 流下180~220℃でエステル化反応させた。所定 の水を留出後、セバシン酸402.57gを加え、さ らに、180~220℃でエステル化反応し、数平均 子量約2,500のポリエステルポリオールPE1を得 た。

 次いで、このポリエステルポリオールPE1 44 6.6g、3-イソシアナトメチル-3,5,5-トリメチル クロヘキシルイソシアネート32.5g、酢酸エチ ル191.4gを窒素気流下90~95℃で撹拌し、ウレタ 化反応させることにより、ポリウレタンポ オールを合成した。
 IR測定によりNCOピークがないことを確認し 後、酢酸エチル314.04g、ジエチレングリコー 2.15g、γ-グリシドキシプロピルトリメトキ シラン(KBM403、信越シリコーン社製)23.95gを添 加して、固形分50重量%のポリオール成分Nを た。

  調製例4(ポリオール成分Oの調製)
 アジピン酸735.19g、エチレングリコール184.56 g、ネオペンチルグリコール83.02g、1,6-ヘキサ ジオール200.79gを、窒素気流下180~220℃でエ テル化反応させ、数平均分子量約5,500のポリ エステルポリオールPE2を得た。

 次いで、このポリエステルポリオールPE2 44 8g、酢酸エチル470.5g、γ-グリシドキシプロピ トリメトキシシラン(KBM403、信越シリコーン 社製)22.4gを、均一になるまで50℃で撹拌して ポリオール成分Oを調製した。
  調製例5(ポリオール成分Pの調製)
 数平均分子量3000の1,6-ヘキサンジオールベ スポリカーボネートジオール(宇部興産社製 常温固体)468g、酢酸エチル491.5g、γ-グリシ キシプロピルトリメトキシシラン(KBM403、信 シリコーン社製)23.4gを、均一になるまで50 で撹拌して、ポリオール成分Pを調製した。

  調製例6(ポリオール成分Qの調製)
 1,6-ヘキサンジオール136.3g、ネオペンチルグ リコール92.4g、エチレングリコール95.6g、イ フタル酸292.6g、酢酸亜鉛0.2gを、窒素気流下1 80~220℃でエステル化反応させた。所定量の水 を留出後、アジピン酸85.8gを加え、さらに、1 80~220℃でエステル化反応し、数平均分子量約 10,000のポリエステルポリオールPE3を得た。

 これに、酢酸エチル381.9g、ビスフェノールA 型エポキシ樹脂の酢酸エチル溶液(東都化成 製、YD-902LEA60)45.3g、γ-グリシドキシプロピル トリメトキシシラン(KBM403、信越シリコーン 製)31.3g、リン酸1.1gを加えて均一になるまで 拌し、ポリオール成分Qを調製した。
  調製例7(ポリイソシアネート成分Aの調製)
 タケネートA-3070(三井化学ポリウレタン社製 、ヘキサメチレンジイソシアネートの誘導体 、酢酸エチル溶液、固形分75重量%)を、ポリ ソシアネート成分Aとして調製した。

  調製例8(ポリイソシアネート成分Bの調製)
 ヴェスタナートT1890/100(Huls社製、3-イソシア ナトメチル-3,5,5-トリメチルシクロヘキシル ソシアネートの誘導体)124.38gと、ジブチルチ ンジラウレート0.62gとを酢酸エチル375gに溶解 し、固形分25重量%の溶液として、ポリイソシ アネート成分Bを調製した。

  調製例9(ポリイソシアネート成分Cの調製)
 タケネートD-120N(三井化学ポリウレタン製、 1,3-および1,4-ビス(イソシアナトメチル)シク ヘキサンの誘導体、酢酸エチル溶液、固形 75重量%)を、ポリイソシアネート成分Cとして 調製した。

 なお、表1中の略号の詳細を下記に示す。
PCD-1:宇部興産社製、1,6-ヘキサンジオールベ スポリカーボネートジオール、数平均分子 500、常温固体
PCD-2:宇部興産社製、1,6-ヘキサンジオールベ スポリカーボネートジオール、数平均分子 1000、常温固体
PCD-3:宇部興産社製、1,6-ヘキサンジオールベ スポリカーボネートジオール、数平均分子 2000、常温固体
PCD-4:宇部興産社製、1,6-ヘキサンジオールベ スポリカーボネートジオール、数平均分子 3000、常温固体
CHDM:シクロヘキサンジメタノール
PTG2000:保土ヶ谷化学社製、ポリテトラメチレ グリコール、数平均分子量2000、常温固体
PTG3000:保土ヶ谷化学社製、ポリテトラメチレ グリコール、数平均分子量3000、常温固体
C-2090:クラレ社製、ポリカーボネートジオー 、数平均分子量2000、常温液状
  実施例および比較例
 ポリオール成分とポリイソシアネート成分 を、表2に示す処方および割合で、配合して 、ラミネート用接着剤を調製した。

 なお、表2には、ポリオール成分とポリイソ シアネート成分との合計(固形分)に対するシ ロヘキサン環濃度(mmol/g)を併記した。
  評価
1)80℃下剥離試験
 各実施例および各比較例のラミネート用接 剤を、約5g/m 2 の塗布量で、PETシート(東レフィルム加工製P- 60、16ミクロン)の処理面に塗布し、溶剤揮散 、CPPシート(東レフィルム加工トレファンNO ZK-99、60ミクロン)の処理面と貼り合わせ、60 で4日間養生して、複合シートを得た。この 複合シートを、80℃下で剥離試験(インテスコ 精密万能材料試験機201B型(恒温槽付き)、試験 片幅15mm、引張速度50mm/min)して、剥離強度を めた。その結果を表2に示す。

 なお、表2のカッコ書きモードにおいて、「 凝集」とあるのは、接着剤の凝集剥離であり 、接着剤とシート界面との接着力よりも、接 着剤の凝集力が弱いことを示し、たとえ剥離 強度が大きくても、「凝集」である場合には 、接着力不足であることを示す。
2)透明性および黄変度合
 各実施例および各比較例のラミネート用接 剤を、約5g/m 2 の塗布量で、日本テストパネル製JIS R 3202ガ ラス板の表面に塗布し、CPPシート(東レフィ ム加工トレファンNO ZK-99、60ミクロン)の未 理面と貼り合わせ、60℃で4日間養生した。

 その後、CPPフィルムを剥がして、QUV装置に 50時間連続で光照射し、取り出し後、その 明性を観察し、50時間後の透明性として評価 した。また、同時に色彩計でb値を測定した さらに、QUV装置にて100時間連続で光照射し 取り出し後、その透明性を観察し、100時間 の透明性として評価した。また、同時に色 計でb値を測定した。両者のb値の差δb値にて 、硬化したラミネート用接着剤の黄変度合を 評価した。その結果を表2に示す。
QUV装置:デューパネル光コントロールウェザ メーターFDP(スガ試験機株式会社製)、連続照 射、70℃、10%RH、放射照度設定28W/m 2
色彩計:分光式色彩計SE-2000(日本電色工業株式 会社製)、測定方法:透過法

3)耐湿熱性試験
 実施例1、2、17および比較例4のラミネート 着剤を、約5g/m 2 の塗布量で、CPPシート(東レフィルム加工ト ファンNO ZK-99、60ミクロン)の処理面に塗布 、溶剤揮散後、同CPPシートの処理面と貼り わせ、60℃で4日間養生して、複合シートを た。この複合シートを、高度加速寿命試験 (型番:TPC-411、TABAI ESPEC社製)にセットし、120 、85%RH、1.6気圧の条件にて、168時間試験後 室温にて剥離試験(インステコ精密万能材料 験機201B型、試験片幅15mm、引張速度300mm/min) て、剥離強度を求め、試験前の剥離強度を1 00%として、168時間試験後における剥離強度の 保持率(耐湿熱性試験/剥離強度保持率(%))を求 めた。その結果を表3に示す。

 なお、上記説明は、本発明の例示の実施 態として提供したが、これは単なる例示に ぎず、限定的に解釈してはならない。当該 術分野の当業者によって明らかな本発明の 形例は、後記の特許請求の範囲に含まれる のである。

 本発明のラミネート用接着剤は、屋外用 合シートの積層に好適に用いられる。