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Patent Searching and Data


Title:
ADVERTISEMENT SYSTEM AND ADVERTISING METHOD
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2009/078367
Kind Code:
A1
Abstract:
A promotion in which the medium characteristics of webs are maximized is possible and a significant advertising effect can be obtained by displaying an impactful content. An advertisement system uses a web server (2) disposed on the Internet (5) to display a banner (B11) in a web page (P1) and describe and deliver link information used for transferring between web pages, and uses a browser software executed on a user terminal (1) to receive the data of the web page (P1) and display the received data on a monitor (1a) of the user terminal (1). When a click operation on the banner (B11) is performed on the browser software, an advertising content related to the banner is reproduced and displayed on the entire screen of a display device, after which a transition between web pages is performed according to the link information related to the clicked banner.

Inventors:
SON MASAYOSHI (JP)
Application Number:
PCT/JP2008/072700
Publication Date:
June 25, 2009
Filing Date:
December 12, 2008
Export Citation:
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Assignee:
SOFTBANK CORP (JP)
SON MASAYOSHI (JP)
International Classes:
G06Q10/00; G06Q30/02; G06Q30/06; G06Q50/00
Foreign References:
JP2002297993A2002-10-11
JP2003167541A2003-06-13
JP2002366833A2002-12-20
JP2001177561A2001-06-29
JP2000010923A2000-01-14
Other References:
ODA K.: "Long Tail Jidai no Approach towa?", INTERNET KOKOKU NO KANOSEI, 25 April 2006 (2006-04-25), pages 109 - 115
Attorney, Agent or Firm:
SASAKI, Atsurou (14 Nihon-Odori, Naka-k, Yokohama-shi Kanagawa 21, JP)
Download PDF:
Claims:
 通信ネットワーク上に分散配置されたWebページに掲載されたバナーを利用した広告プロモーションシステムであって、
 前記通信ネットワークに接続され、前記Webページのデータを受信して表示装置に表示させるブラウザソフトを備えたユーザー端末と、
 前記ユーザー端末上で実行され、前記表示装置の全画面に動画データを再生表示させる動画再生手段と、
 少なくとも動画データを含む広告コンテンツを蓄積し、前記通信ネットワークを通じて配信する広告コンテンツサーバと、
 前記通信ネットワーク上に配置され、前記バナーを前記Webページ内に表示させるとともに、Webページ間を遷移するためのリンク情報を記述して配信するWebサーバと
を備え、
 前記ユーザー端末は、該Webページ上に掲載されたバナーがクリックされることにより、前記Webページ間の遷移と、該バナーに関連づけられた前記広告コンテンツの取得と、前記動画再生手段による該広告コンテンツの全画面再生とを処理するスクリプトとを実行する
ことを特徴とする広告システム。
 前記動画再生手段は、前記広告コンテンツを再生している間、該動画再生手段の動作を制御するユーザーコントロールを非表示とする機能を備えることを特徴とする請求項1に記載の広告システム。
 前記広告コンテンツサーバは、各広告コンテンツについて、いずれのブラウザソフトで何回表示されたかをカウントし記録する再生回数カウント手段を備え、
 前記スクリプトの実行に際し、前記ユーザー端末は、配信に係る広告コンテンツのカウントに応じて、該広告コンテンツの再生を規制することを特徴とする請求項1に記載の広告システム。
 前記広告コンテンツサーバは、
 同一内容の広告コンテンツについて複数種のファイルサイズのデータを蓄積するコンテンツデータベースと
 前記ユーザー端末が接続されている回線速度を測定する速度測定手段と、
 前記速度測定手段による測定結果に応じて、前記コンテンツデータベース内の広告コンテンツのサイズを選択するファイルサイズ変更部と
を備えることを特徴とする請求項1に記載の広告システム。
 前記Webサーバは、
 ユーザー端末における前記動画再生手段の実行の可否を検知する実行環境検出手段と、
 前記実行環境検出手段による検出結果に応じて、前記バナーを差し替えるとともに、前記スクリプトにおける前記動画再生手段による全画面再生を禁止する
ことを特徴する請求項1に記載の広告システム。
 通信ネットワーク上に分散配置されたWebページに掲載されたバナーを利用した広告方法であって、
 前記通信ネットワーク上に配置されたWebサーバによって、前記バナーを前記Webページ内に表示させるとともに、Webページ間を遷移するためのリンク情報を記述して配信するWeb配信ステップと、
 前記通信ネットワークに接続されたユーザー端末上で実行されたブラウザソフトによって、前記Webサーバから前記Webページのデータを受信し、該ユーザー端末の表示装置に表示させるWeb表示ステップと、
 前記ユーザー端末のブラウザソフト上で、Webページ上に掲載されたバナーに対するクリック操作を受け付ける操作ステップと、
 前記少なくとも動画データを含む広告コンテンツが蓄積された広告コンテンツサーバから、前記クリック操作に応じて、前記通信ネットワークを通じ、前記バナーに関連づけられた広告コンテンツを前記ユーザー端末において取得するとともに、前記ユーザー端末上で動画再生手段を実行し、受信した該広告コンテンツに含まれる動画データを前記表示装置の全画面に再生表示させる広告表示ステップと、
 クリックされた前記バナーに関連づけられたリンク情報に従って、Webページ間の遷移を行うページ遷移ステップと
を有することを特徴とする広告方法。
 前記広告表示ステップにおいて前記動画再生手段は、前記広告コンテンツを再生している間、該動画再生手段の動作を制御するユーザーコントロールを非表示とすることを特徴とする請求項6に記載の広告方法。
 前記広告表示ステップにおいて前記広告コンテンツサーバは、再生回数カウント手段によって、各広告コンテンツについて、いずれのブラウザソフトで何回表示されたかをカウントし記録しておき、前記ユーザー端末において、前記動画再生手段の実行に際し、配信に係る広告コンテンツのカウントに応じて、該広告コンテンツの再生を規制することを特徴とする請求項6に記載の広告方法。
 前記広告表示ステップにおいて、
 前記広告コンテンツサーバは、同一内容の広告コンテンツについて複数種のファイルサイズのデータを蓄積しており、広告コンテンツの配信に際して、前記ユーザー端末が接続されている回線速度を前記速度測定手段により測定し、この測定結果に応じて前記広告コンテンツのサイズを選択して配信し、
 前記動画再生手段は、選択されたサイズの広告コンテンツを再生する
ことを特徴とする請求項6に記載の広告方法。
 前記Web配信ステップにおいて前記Webサーバは、実行環境検出手段により、前記ユーザー端末における前記動画再生手段の実行の可否を検知するとともに、前記実行環境検出手段による検出結果に応じて、前記バナーを差し替え、
 前記広告表示ステップにおいて前記動画再生手段による全画面再生を禁止する
ことを特徴する請求項6に記載の広告方法。
Description:
広告システム及び広告方法

 本発明は、インターネット等の通信ネッ ワーク上に分散配置されたWebページに掲載 れたバナーを利用した広告システム及び広 方法に関する。

 Webを利用した広告プロモーションとして ナー広告がある。このバナー広告では、ホ ムページ上に掲載してある静止画やアニメ ションなどからなるバナーをクリックして 業等広告主のホームページや商品等にジャ プするものである。他に、記事情報配信サ ビスの加入者に文字テキストを送信する電 メール広告、専用のソフトウェアを用いユ ザーがWebからダウンロードするのと同時に 信されるプッシュ型広告等がある。それぞ 、広告部分をクリックすることによって企 等広告主のホームページにジャンプするこ ができる(例えば、特許文献1)。

 ところで上記した従来のWeb広告プロモー ョンは、バナーから企業等広告主のホーム ージへのジャンプや、別ウィンドゥ立ち上 によるポップアップ機能に制限され、あく でも企業等の広告主サイトに集約し、完結 るものであったことから、インタラクティ な媒体特性を持つWebを利用しながらも、そ 技術的な要素や既存技術の組み合わせに関 ても新しい仕組みは取り入れられていなか た。

 これに対し、数種類の広告、或いはプロモ ショナルな作品(WebCM)を、Webならではの動画 やインタラクティブ表現を用いて構成し、こ れをインターネット上の広告コンテンツ(WebCM )サーバに登録しておき、Web上に提示された ナーをクリックすることにより、そのバナ に対応するWebCMを別ウィンドウで自動再生す る広告プロモーション装置が提案されている 。

特開2002-297993

 しかしながら、上述した特許文献1に開示 された技術では、単に表示装置上に区画形成 されたウィンドウ内に、単に広告コンテンツ を表示・再生するものであったため、表示さ れたコンテンツのインパクトが小さく、宣伝 効果が限定的になるという問題があった。

 本発明は上記事情に鑑みてなされたもの あり、Webが持つ媒体特性を最大限に生かし プロモーションを可能とするとともに、イ パクトのあるコンテンツ表示により大きな 伝効果が期待できる広告システム及び広告 法を提供することをその目的とする。

 上記課題を解決するために、本発明は、通 ネットワーク上に分散配置されたWebページ 掲載されたバナーを利用した広告システム び方法であって、以下の構成をその要旨と る。
(1)通信ネットワーク上に配置されたWebサーバ によって、バナーをWebページ内に表示させる とともに、Webページ間を遷移するためのリン ク情報を記述して配信する。
(2)通信ネットワークに接続されたユーザー端 末上で実行されたブラウザソフトによって、 WebサーバからWebページのデータを受信し、ユ ーザー端末の表示装置に表示させる。
(3)ユーザー端末のブラウザソフト上で、Webペ ージ上に掲載されたバナーに対するクリック 操作を受け付ける。
(4)少なくとも動画データを含む広告コンテン ツが蓄積された広告コンテンツサーバから、 クリック操作に応じて、通信ネットワークを 通じ、ユーザー端末によりバナーに関連づけ られた広告コンテンツを取得するとともに、 ユーザー端末上で動画再生手段を実行し、受 信した広告コンテンツに含まれる動画データ を表示装置の全画面に再生表示させる。
(5)クリックされたバナーに関連づけられたリ ンク情報に従って、Webページ間の遷移を行う 。

 このような本発明によれば、Webが元来有 るインタラクティブな機能を活用し、バナ を通じて宣伝広告を行えるとともに、Webペ ジ間の遷移によりユーザーをリンク先に誘 するなど、通信ネットワークが持つ媒体特 を最大限に生かしたプロモーションが可能 なる。特に、本発明によれば、Webページ間 遷移に際し、バナーに関連づけられた広告 ンテンツの動画データを、ユーザー端末の 示装置の全画面に再生表示させるため、表 されたコンテンツのインパクトを大きくす ことができ、宣伝効果を高めることができ 。

 上記発明において、動画再生手段は、広 コンテンツを再生している間、動画再生手 の動作を制御するユーザーコントロールを 表示とすることが好ましい。この場合には 広告コンテンツの再生表示を中止したりス ップしたりするためのユーザーコントロー を非表示とすることにより、広告コンテン の再生が中止されたりスキップされたりす のを防止することができ、広告コンテンツ よるプロモーションを完遂することができ 。

 上記発明において、広告コンテンツサー は、再生回数カウント手段によって、各広 コンテンツについて、いずれのブラウザソ トで何回表示されたかをカウントし記録し おき、ユーザー端末において、動画再生手 の実行に際し、配信に係る広告コンテンツ カウントに応じて、広告コンテンツの再生 規制することが好ましい。この場合には、 ユーザーに対する広告コンテンツの再生回 を規定することができ、宣伝効果を十分に ることができるとともに、同一のコンテン が必要以上に繰り返し再生されることを制 することもできる。

 上記発明において、広告コンテンツサー は、同一内容の広告コンテンツについて複 種のファイルサイズのデータを蓄積してお 、広告コンテンツの配信に際して、ユーザ 端末が接続されている回線速度を速度測定 段により測定し、この測定結果に応じて広 コンテンツのサイズを選択して配信し、動 再生手段は、選択されたサイズの広告コン ンツを再生することが好ましい。この場合 は、ユーザー端末の通信環境に即したサイ の広告コンテンツを配信することにより、 告コンテンツの再生が滞らないようにする とができ、通信遅延により宣伝効果が低減 れるのを回避することができる。

 上記発明において、Webサーバは、実行環 検出手段により、ユーザー端末における動 再生手段の実行の可否を検知するとともに 実行環境検出手段による検出結果に応じて バナーを差し替え、広告表示ステップにお て動画再生手段による全画面再生を禁止す ことが好ましい。この場合には、ユーザー 末側に動画を再生する機能が備えられてい いときに、動画の再生処理が実行されるの 防止することができる。特に、バナーが表 される時点で、バナーの表示内容を切り替 ることから動画再生に替えて他の広告コン ンツを表示させることができ、動画再生が きない環境のユーザーが、動画が再生され と誤解するのを防止することもできる。

 以上述べたように、本発明によれば、イ ターネット等の通信ネットワーク上に分散 置されたWebページに掲載されたバナーを利 して、Webページが持つ媒体特性を最大限に かすとともに、CM動画の全画面表示やその のインタラクティブな演出によって、イン クトのある広告プロモーションにより大き 宣伝効果が期待することができる。

(広告システムの全体構成)
 以下に添付図面を参照して、本発明に係る 告システムの実施形態を詳細に説明する。 1は、本実施形態に係る広告システムの全体 構成を示す概念図である。なお、説明中で用 いられる「モジュール」とは、装置や機器等 のハードウェア、或いはその機能を持ったソ フトウェア、又はこれらの組み合わせなどに よって構成され、所定の動作を達成するため の機能単位を示す。

 図1に示すように、広告システムは、イン ターネット5に接続され、ユーザーが使用す ユーザー端末1と、インターネット5上におい てWebページを配信するWebサーバ2及び4と、動 データを含む広告コンテンツを配信する広 コンテンツサーバ3とを備えている。

 インターネット5は、通信プロトコルTCP/IP を用いて種々の通信回線(電話回線やISDN回線 ADSL回線などの公衆回線、専用回線、無線通 信網)を相互に接続して構築される分散型の 信ネットワークであり、この通信ネットワ ク網には、10BASE-Tや、100BASE-TX等によるイン ラネット(企業内ネットワーク)や家庭内ネッ トワークなどのLANなども含まれる。

 Webサーバ2及び4及び広告コンテンツサー 3は、WWW(World Wide Web)等のドキュメントシス ムにおいて、HTML(HyperText Markup Language)ファ ルや画像ファイル、音楽ファイルなどの情 送信を行うサーバコンピュータ或いはその 能を持ったソフトウェアであり、HTML文書や 画像などの情報を蓄積しておき、ブラウザソ フトなどのクライアントソフトウェアの要求 に応じて、インターネット5を通じて、これ の情報を配信する。

 本実施形態では、図2に示すように、バナ ーB1又はバナーB2を含むWebページP1をWebサーバ 2から配信し、バナーに関連づけられたリン 情報を辿って、リンク先であるWebサーバ4か 配信される“クライアントHP”等のWebペー P2に遷移する場合を例示する。このWebサーバ 2から配信されるWebページP1内のバナーは、ユ ーザー端末1側に動画表示能力があるか否か 応じて、動画リンク用バナーB11(ホームペー リンク用バナーB12を含む。)を表示するか、 通常フラッシュバナーB2を表示するかが切り えられるようになっている。

 なお、本実施形態において、WebページP1 、例えば、IDとパスワードによってアクセス 制限がされ、IDとパスワードによってログイ した後に表示される会員制のページであり 本実施形態では、WebページP1が表示されて る時点で、アクセス者に対する認証処理が 了されており、Webサーバ側でユーザーの特 ができているものとする。また、WebページP2 としては、クライアントHP(クライアントのオ フィシャルサイト)に直接的にリンクされた ージの他、例えば、インデックスページの うにクライアントHPや関連情報のリンク(URL) リストのように記載されたページとするこ もでき、このインデックスページでは、ユ ザの任意の操作により遷移先を選択可能と てもよい。

 そして、動画リンク用バナーB11が表示さ た場合には、それをクリックすることによ て、広告コンテンツサーバ3から配信される 動画データを含む広告コンテンツC1が、モニ ーに全画面表示で再生され、その再生の終 後クライアントホームページP2に遷移(ジャ プ)するようになっている。この動画リンク 用バナーB11は、GIF等の静止画や、アニメーシ ョン等の動画表示ができ、クリックされるこ とによって動画再生機能が起動され、広告コ ンテンツC1が再生される。

 すなわち、WebページP1には、バナーB1に関 連づけられて、Webページ間を遷移するための リンク情報(ここではリンク先であるクライ ントホームページP2のURL)が記述されている ともに、バナーB11がクリックされることに り、Webページ間の遷移と、バナーに関連づ られた広告コンテンツC1の取得と、広告コン テンツC1の全画面再生とを処理するスクリプ が記述されており、このバナーB11をクリッ することにより、広告コンテンツC1の再生 理の実行後に、リンク先への遷移が行われ 。

 なお、ホームページリンク用バナーB12を リックした場合には、動画の再生は行われ に、直接クライアントホームページP2へ遷 する。一方、動画表示機能がないユーザー 末では、通常フラッシュバナーB2が表示され るが、この通常フラッシュバナーB2は、フラ シュなどの簡易的なアニメーションが表示 能な画像で構成され、クリックにより、直 クライアントホームページP2に遷移するよ になっている。

 上記Webサーバ2は、図3に示すように、Web ージP1を配信する機構として、HTMLファイル 画像ファイル等のWebコンテンツを蓄積して くコンテンツデータベース21を備えており、 このコンテンツデータベース21からHTMLファイ ル等をWebコンテンツ配信部23で読み出し、通 インターフェース24を通じて、インターネ ト5上に送出するようになっている。

 また、Webサーバ2は、上述したバナーを切 り替える機構として、ユーザー端末1におけ 動画再生手段の実行の可否を検知する実行 境検出部25と、実行環境検出部25による検出 果に応じて、バナーを差し替えるバナー変 部22とを備えている。

 実行環境検出部25は、動画プレーヤーア リケーションの実行ファイルのファイル名 列挙されたリストを備えており、検出対象 っているユーザー端末1内のファイル検索を い、リストに挙げられている実行ファイル ファイル名が見つからない場合には、動画 行が不可能と判定し、ファイル名が見つか ば実行可能と判定する。この判定結果はバ ー変更部22に送出される。

 バナー変更部22は、ユーザー端末1が動画 再生する機能を備えていないと判定されて る場合には、上述したバナーB2を表示させ べくWebページP1内に記述されているバナーの ファイル名、及び動画再生手段による動画再 生を実行させるためのスクリプトの記述を削 除する。この動画再生を実行するスクリプト の記述を削除することにより、動画再生手段 による全画面再生が禁止される。一方、動画 を再生する機能を備えていると判定された場 合には、バナーB1を表示させるべくWebページP 2内に記述されているバナーのファイル名を 更するとともに、スクリプトの変更は行わ 、デフォルトのまま前記動画再生手段によ 全画面再生を指示する。

 上記広告コンテンツサーバ3は、図4に示 ように、広告コンテンツC1を配信する機構と して、動画ファイルを含むHTMLファイルや画 ファイル等の広告コンテンツC1を蓄積してお くコンテンツデータベース31を備えており、 のコンテンツデータベース31から各種ファ ルを広告コンテンツ配信部33で読み出し、通 信インターフェース34を通じて、インターネ ト5上に送出するようになっている。なお、 WebページP1へのログイン処理により、アクセ 者であるユーザーを特定していることから 広告コンテンツ配信部33において、ユーザ の属性(年齢、性別、職業、住所など)に応じ た広告コンテンツを選択するようにしてもよ い。

 また、広告コンテンツサーバ3は、ユーザ ー端末1側での広告コンテンツの再生を規制 る機構として、広告コンテンツを再生して る間、ユーザー端末1側でユーザーコントロ ルを非表示とするための制御信号を送信す ユーザーコントロール制御部37を備えてい 。このユーザーコントロール制御部37は、再 生回数カウント部36が接続されており、各広 コンテンツについて、いずれのブラウザソ トで何回表示されたかに応じて、該広告コ テンツの再生を規制する。再生回数カウン 部36は、各広告コンテンツの再生が終了す 毎に、ユーザー毎の視聴回数を“1”増加さ るように、コンテンツデータベース31のカ ンターデータを更新するとともに、広告コ テンツの再生に際しては、この再生に係る ンテンツのカウンターデータを読み出し、 ウンターデータの値をユーザーコントロー 制御部37及び広告コンテンツ配信部33に出力 、広告コンテンツの配信動作を規制させる

 広告コンテンツ再生の規制としては、例 ば、動画再生動作の停止やスキップ、早送 などの処理そのものを禁止するか、或いは これらの処理を実行させるユーザーコント ールの表示・非表示を切り替えるなどが挙 られる。これらの機構により、例えば、各 ーザーに対する広告コンテンツを必要回数 せることができ、宣伝効果を十分に得るこ ができるとともに、同一のコンテンツが必 以上に繰り返し再生されることを制限する ともできる。また、コンテンツの再生回数 ユーザー毎に把握することにより、広告主 対する広告料の課金を詳細なものとするこ ができる。

 また、このカウンターデータを利用して WebページP1に表示されるバナー自体を差し えたり、リンク先であるWebページP2を切り替 えたり、全画面再生される動画データを変更 したりしてもよい。なお、WebページP1へのロ イン処理により、アクセス者であるユーザ を特定していることから、WebページP1内の ナーや、リンク先、動画データの変更に際 、ユーザーの属性(年齢、性別、職業、住所 ど)に応じて選択するようにしてもよい。ま た、上記カウンターデータを利用することに より、CMである動画を見たか否か、或いは何 見たかに応じて、WebページP1に表示される ナーやリンク先を追加して、CM動画の視聴に 対するインセンティブを高めるようにしても よい。

 さらに、広告コンテンツサーバ3は、コン テンツデータベース31に、同一内容の広告コ テンツについて複数種のファイルサイズの ータを蓄積しており、ユーザー端末1側の通 信能力に応じて、配信に係る広告コンテンツ のサイズを選択する機構を備えている。

 具体的には、ユーザー端末1が接続されて いる回線速度を測定する回線速度測定部35と 回線速度測定部35による測定結果に応じて コンテンツデータベース31内の広告コンテン ツのサイズを選択・変更するファイルサイズ 変更部32とを備えており、ユーザー端末が接 されている回線速度を測定し、その測定結 に応じて広告コンテンツのサイズを選択す 。

 この回線速度測定部35は、例えば所定サ ズのファイルをユーザー端末1に送信し、そ 所要時間を測定することにより、当該ユー ー端末1が接続されている通信回線の通信速 度を測定する。ファイルサイズ変更部32は、 の通信回線の速度に応じて、配信可能なフ イルサイズを決定し、この決定に従って広 コンテンツ配信部33は、所定の広告コンテ ツの動画ファイルをコンテンツデータベー 31から読み出し、通信I/F34を通じて送信する

 ユーザー端末1は、インターネット5に接 され、インターネット5上からHTMLなどのWebペ ージのデータを受信してモニター1aに表示さ るブラウザソフトを実行可能な情報処理装 である。このユーザー端末1としては、CPUを 備えた演算処理機能を備えた情報処理装置で あれば、パーソナルコンピュータ等の汎用コ ンピュータや、機能を特化させた専用装置に より実現することができ、モバイルコンピュ ータやPDA(Personal Digital Assistance)、携帯電話 が含まれる。

 また、ユーザー端末1は、広告システムに 係るモジュールとして、図5に示すように、 信インターフェース11と、アプリケーション 実行部14と、外部出力インターフェース13と 操作信号受信部12とを備えている。

 通信インターフェース11は、インターネ ト5に接続するための装置であり、電話回線 接続する際にディジタルデータと音声信号 の相互変換を行うモデム等の変復調装置や ADSL回線に接続する際にADSL信号とLAN回線と 相互変換を行うADSLモデム等の信号変換機、I SDN回線に接続するために必要となるDSUやター ミナルアダプタ等の装置が含まれる。

 アプリケーション実行部14は、CPU上でプ グラムを実行するためのモジュールであり このアプリケーション実行部14でプログラム を実行することによって、ブラウザ部14aや、 動画再生部14b、ユーザーコントロール表示部 14cがCPU上に仮想的に構築される。

 ブラウザ部14aは、ブラウザソフトを実行す ことによって構築され、Webページを閲覧す ためのモジュールであり、インターネット5 からHTML(HyperText Markup Language)ファイルや画像 ファイル、音楽ファイルなどをダウンロード し、レイアウトを解析して表示・再生する。 フォームを使用してユーザーがデータをWebサ ーバに送信したり、JavaScriptやFlash、及びJava( 録商標)などで記述されたアプリケーション ソフトを動作させたりすることも可能である 。また、
 動画再生部14bは、動画データを再生するア リケーションであり、再生表示モードを切 替えることにより、モニター1aの全画面に 画データを再生表示させる全画面モードと 画面上に区画形成されたウィンドウ内で再 表示させるコンパクトモードとを切り替え 表示モード切り替え機能を備えており、こ 表示モードの変更操作は、画面内のユーザ コントロールにより行えるようになってい 。

 ユーザーコントロール表示部14cは、上記 画再生部14bに備えられた機能であり、動画 生部14bにおける動画再生に関する操作を行 ためのGUI(Graphical User Interface)の表示を制御 するモジュールである。ユーザーコントロー ル表示部14cは、広告コンテンツを再生してい る間、動画再生部14bの動作を制御するユーザ ーコントロールを非表示とする機能を備えて いる。

 外部出力インターフェース13は、モニタ 1aやスピーカー等の出力デバイスから映像や 音声を出力するために映像信号や音声信号を 送出するモジュールであり、アプリケーショ ン実行部14で実行されるアプリケーションソ トに関する映像や音声を出力することがで る。操作信号受信部12は、マウス1bやキーボ ード等の操作デバイスから操作信号を受信す るモジュールであり、受信された操作信号は 、アプリケーション実行部14に入力され、各 プリケーションの操作を行うことができる

(広告方法)
 以上の構成を有する広告システムを動作さ ることによって、本発明の広告方法を実施 ることができる。図6は、本実施形態に係る 広告システムの動作を示すフローチャート図 である。

 同図に示すとおり、先ず、ユーザー端末1 からWebサーバ2にアクセスし、ブラウザ部14a よりWebページP1の閲覧を開始すると、Webサー バ2の実行環境検出部25において、動画再生手 段が実行できる環境であるか否かを判断する (S102)。具体的には、実行環境検出部25により 検出対象なっているユーザー端末1内のファ イル検索を行い、動画再生アプリケーション のリストに挙げられている実行ファイルのフ ァイル名が見つからない場合には、動画実行 が不可能と判定し(ステップS102における“N” )、ファイル名が見つかれば実行可能と判定 る(ステップS102における“Y”)。

 ステップS102において、ユーザー端末1が 画を再生する機能を備えていないと判定さ ている場合(ステップS102における“N”)には 上述した通常フラッシュのバナーB2を含むWe bページを表示させる(S116及びS117)。具体的に 、バナー変更部22により、WebページP1内に記 述されているバナーのファイル名、及び動画 再生手段による動画再生を実行させるための スクリプトの記述を削除する。この動画再生 を実行するスクリプトの記述を削除すること により、動画再生手段による全画面再生が禁 止される。従って、このバナーB2をクリック ることにより(S118)、動画が再生されること く、直接クライアントホームページP2に遷 する(S113及びS114)。

 一方、ステップS102において、動画を再生 する機能を備えていると判定された場合(ス ップS102における“Y”)には、バナーB1を含む Webページを表示させる(S103及びS104)。具体的 は、バナー変更部22により、WebページP1内に 述されているバナーのファイル名を変更す とともに、スクリプトの変更は行わず、デ ォルトのまま前記動画再生手段による全画 再生を指示する。

 そして、バナーB11がクリックされると(S10 5)、広告コンテンツサーバ3の再生回数カウン ト部36により、再生に係る広告コンテンツに いて、いずれのブラウザソフトで何回表示 れたかを照合し、表示回数に応じて、広告 ンテンツの再生を規制する(S106)。ここでは 一回も再生されていないか、既に再生済み に応じて、広告コンテンツの再生処理をス ップするか否かを判断する。既に再生済み あれば(ステップS106における“Y”)、動画が 再生がスキップされ(S115)、動画が再生される ことなく、直接クライアントホームページP2 遷移する(S113及びS114)。

 一方、クリックされたバナーに係る広告 ンテンツが未だ再生されたことがないとき は(ステップS106における“N”)、ユーザー端 末1側の通信能力に応じて、配信に係る広告 ンテンツのサイズを選択する。具体的には 回線速度測定部35によって、ユーザー端末1 接続されている回線速度を測定し(S107)、回 速度測定部35による測定結果に応じて、ファ イルサイズ変更部32によって、コンテンツデ タベース31内の広告コンテンツのサイズを 択・変更する(S108)。この選択に従って広告 ンテンツ配信部33は、所定の広告コンテンツ の動画ファイルをコンテンツデータベース31 ら読み出し、通信I/F34を通じて送信する。

 次いで、ユーザー端末1側では、バナーに 関連づけられた広告コンテンツC1が取得され 広告コンテンツC1の全画面再生が実行され (S109)。広告コンテンツC1の全画面再生が実行 されている間、本実施形態では、ユーザー端 末1側でユーザーコントロールを非表示とす (S110)。これにより、動画再生動作の停止や キップ、早送りなどが禁止される。

 その後、各広告コンテンツの再生が終了 ると、再生回数カウント部36により、ユー ー毎の視聴回数を“1”増加させるように、 ンテンツデータベース31のカウンターデー を更新する再生済み処理を実行する(S112)。 して、この再生済み処理が完了された後、 ライアントホームページP2に遷移する(S113及 S114)。

(作用・効果)
 このような本実施形態によれば、Webが元来 するインタラクティブな機能を活用し、バ ーを通じて宣伝広告を行えるとともに、Web ージ間の遷移によりユーザーをリンク先(ク ライアントホームページP2)に誘導するなど、 インターネットが持つ媒体特性を最大限に生 かしたプロモーションが可能となる。特に、 本実施形態では、Webページ間の遷移に際し、 バナーB11に関連づけられた広告コンテンツC1 動画データを、ユーザー端末1のモニター1a 全画面に再生表示させるため、表示された ンテンツのインパクトを大きくすることが き、宣伝効果を高めることができる。

 また、上記実施形態では、広告コンテン を再生している間、ユーザーコントロール 非表示とすることにより、広告コンテンツ 再生が中止されたりスキップされたりする を防止することができ、広告コンテンツに るプロモーションを完遂することができる

 さらに、上記実施形態では、広告コンテ ツサーバが、再生回数カウント部36によっ 、各広告コンテンツについて、いずれのブ ウザソフトで何回表示されたかをカウント 記録しておき、ユーザー端末1において、動 再生手段の実行に際し、配信に係る広告コ テンツのカウントに応じて、広告コンテン の再生を規制するため、各ユーザーに対す 広告コンテンツの再生回数を規定すること でき、宣伝効果を十分に得ることができる ともに、同一のコンテンツが必要以上に繰 返し再生されることを制限することもでき 。

 上記実施形態では、ユーザー端末1側の通 信回線の通信速度を測定し、その通信環境に 即したサイズの広告コンテンツを配信するた め、広告コンテンツの再生が滞らないように することができ、通信遅延により宣伝効果が 低減されるのを回避することができる。

 また、上記実施形態においてWebサーバは ユーザー端末における動画再生手段の実行 可否に応じてバナーを差し替え、広告表示 際しての全画面再生を禁止するため、ユー ー端末側に動画を再生する機能が備えられ いないときに、動画の再生処理が無理に実 されるのを防止することができる。特に、 ナーが表示される時点で、バナーの表示内 を切り替えることから、動画再生に替えて の広告コンテンツを表示させることができ 動画再生ができない環境のユーザーが、動 が再生されると誤解するのを防止すること できる。

実施形態に係る広告システムの全体構 を示す概念図である。 実施形態に係る広告方法の概要を示す 念図である。 実施形態に係る広告システムのWebサー の内部構成を示すブロック図である。 実施形態に係るのWebサーバの内部構成 示すブロック図である。 実施形態に係るのWebサーバの内部構成 示すブロック図である。 実施形態に係る広告システムの動作を すフローチャート図である。

符号の説明

 B11…動画リンク用バナー
 B12…ホームページリンク用バナー
 B2…通常フラッシュバナー
 C1…広告コンテンツ
 P1…Webページ(バナー表示)
 P2…Webページ(クライアントHP又はインデッ スページ)
 1…ユーザー端末
 1a…モニター
 1b…マウス
 2…Webサーバ(バナー表示)
 3…広告コンテンツサーバ
 4…Webサーバ(クライアントHP又はインデック スページ)
 5…インターネット
 11…通信インターフェース
 12…操作信号受信部
 13…外部出力インターフェース
 14…アプリケーション実行部
 14a…ブラウザ部
 14b…動画再生部
 14c…ユーザーコントロール表示部
 21…コンテンツデータベース
 22…バナー変更部
 23…Webコンテンツ配信部
 24…通信インターフェース
 25…実行環境検出部
 31…コンテンツデータベース
 32…ファイルサイズ変更部
 33…広告コンテンツ配信部
 34…通信インターフェース
 35…回線速度測定部
 36…再生回数カウント部
 37…ユーザーコントロール制御部




 
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