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Title:
AIR CONDITIONER
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2008/102797
Kind Code:
A1
Abstract:
An air conditioner that can be transported without using packaging materials. An engine-driven heat pump (1) formed in an upwardly directed air blowing structure, and the heat pump (1) having two device chambers (heat exchanger chamber (10) and machine chamber (20)) arranged one on top of the other in a partitioned manner, fan shrouds (30, 30) arranged so as to project from a top plate (15) of the heat pump (1) into the heat pump(1), and belt supporting pads (40, 40) functioning as reinforcement members and arranged over the entire length in the longitudinal direction of the periphery of the top plate. The fan shrouds (30, 30) are molded of resin integrally with the top plate (15), and reinforcement plates (31, 31) are secured to and wrapped around the outer peripheral edges of openings (lower end sections) of the shrouds (30, 30) directed toward the inside of the heat exchanger chamber (10).

Inventors:
KANAI HIDEYUKI (JP)
OTSUKA SHINICHI (JP)
MURAI SUSUMU (JP)
SUGIMORI KEIJI (JP)
Application Number:
PCT/JP2008/052835
Publication Date:
August 28, 2008
Filing Date:
February 20, 2008
Export Citation:
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Assignee:
YANMAR CO LTD (JP)
KANAI HIDEYUKI (JP)
OTSUKA SHINICHI (JP)
MURAI SUSUMU (JP)
SUGIMORI KEIJI (JP)
International Classes:
F24F5/00
Foreign References:
JPS56144271U1981-10-30
JPH01148533U1989-10-16
JPH0347425U1991-05-02
Attorney, Agent or Firm:
YANO, Juichiro (Twin 21 MID Tower 34th Floor1-61, Shiromi 2-chome,Chuo-ku, Osaka-shi, Osaka 34, JP)
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Claims:
 上吹き型の通風構成である空気調和装置において、
 ファンシュラウドを空気調和装置の天板から装置内に突出して設け、
 前記天板周囲の長手方向に補強材を設けることを特徴とする空気調和装置。
 請求項1記載の空気調和装置において、
 前記ファンシュラウドは樹脂製とし、その装置内の開口部周囲に補強板を設けることを特徴とする空気調和装置。
Description:
空気調和装置

 本発明は、上吹き型の通風構成である空 調和装置の構造技術に関する。

 従来、空気調和装置において、ファン周囲 形成されるファンシュラウドは公知となっ いる。ファンシュラウドは、送風される空 を一方向へ導くように形成されるガイドで る。
 例えば、空気調和装置の一形態として、側 から外気を吸い込み天板に向けて吹き出す 吹き型の空気調和装置は公知である。この うな上吹き型の空気調和装置においては、 板の吹き出し口開口縁を上方、すなわち装 外に突出して形成されるファンシュラウド 良く用いられる。
 一方、日本特開平10-89726号公報に開示され ように、天板の吹き出し口開口縁を装置内 突出して形成されるファンシュラウドも公 である。

 空気調和装置は、工場出荷時又は客先納入 にトラックで輸送される場合、落下及び転 防止のため、トラックの荷台にベルト等で リング掛けされている。このとき、荷崩れ 止のために、スリング掛けによってトラッ の荷台に頑丈に固定される。
 ここで、ファンシュラウドが装置外に突出 て形成されている空気調和装置は、スリン 掛けの荷重によって天板及びファンシュラ ドが破損しないように、木材等を材料とす 前記ファンシュラウドによる凸部に応じた 形状を有する特殊な梱包材を空気調和装置 上部に載置し、さらに、ファンシュラウド 避けてスリング掛けを行なって輸送してい 。また、日本特開平10-89726号公報に開示さ るようなファンシュラウドが装置内に突出 て形成されている空気調和装置、すなわち 部がフラットな直方体の空気調和装置であ ても、スリング掛けの荷重から縁、つまり ァンシュラウドの周囲を保護するために、 泡スチロール等の梱包材を防護材として縁 てに用いて輸送している。
 しかし、これらの梱包材は、載置及び取り し作業に手間がかかる。
 そこで、本発明が解決しようとする課題は 梱包材を用いずに輸送できる空気調和装置 提供することである。

 本発明の空気調和装置は、上吹き型の通風 成である空気調和装置において、ファンシ ラウドを空気調和装置の天板から装置内に 出して設け、前記天板周囲の長手方向に補 材を設けるものである。
 これによれば、空気調和装置を略直方体に 成でき、荷造り時に固定用のベルト等が当 る紐当て部に補強材となる紐当て部材を空 調和装置自体に設けているため、空気調和 置の輸送時に梱包材を不要とできる。また 天板周囲の長手方向全長、すなわち、空気 和装置の幅方向全長に補強材となる紐当て 材を設けている、かつ、ファンシュラウウ が空気調和装置内に収まっていることによ 、荷造り時の紐当て箇所を自由に選択でき 。さらに、ファンシュラウウドが空気調和 置外に突出していた分だけ室外熱交換器の さを稼ぐことができて、同じ高さの従来の 気調和装置と比べて空気調和装置の熱交換 量を向上できる。

 本発明においては、さらに、前記ファンシ ラウドは樹脂製とし、その装置内の開口部 囲に補強板を巻装するものである。
 これによれば、ファンシュラウドを樹脂製 したため、効率良く大量生産が可能である また、ファンシュラウドを樹脂製としたこ により、ファンシュラウドの剛性が小さく るが、補強板でその周囲を補強することで 剛性不足による変形を最小限とすることが きる。これにより、ファンとファンシュラ ドとのクリアランスを最小限とすることが きるため、風量効率を向上できる。

本発明の実施例に係るエンジン駆動式 ートポンプの全体的な構成を示す正面図で る。 同じくファンシュラウドの構成を示す 視図である。 同じく紐当て部材を示す斜視図である

 以下では、図1を用いて、本発明に係る空気 調和装置の実施の一形態であるエンジン駆動 式ヒートポンプ1について簡単に説明する。
 図1に示すように、エンジン駆動式ヒートポ ンプ1は上下に区切られた二つの装置室で構 されている。上側の装置室は熱交換室10であ り、下側の装置室は機器室20とされている。
 熱交換室10は、室外熱交換器11・11の熱交換 ために外気が通風できる構成とされた装置 であり、その上面は天板15により被装され いる。熱交換室10には、室外熱交換器11・11 ラジエータ(図示略)、ファン12・12及びファ 電動機13・13等が配置されている。

 室外熱交換器11・11は、熱交換室10の正面及 背面の二箇所に配置されている。ファン12 12は、熱交換室10の上部に配置され、それら 近傍に配置されるファン電動機13・13によっ て駆動される。ファン電動機13・13は、ファ 12・12の中心軸に設けられており、本実施形 では、熱交換室10の内側に配置されている このファン12・12の駆動により、外気を熱交 室10の正面及び背面より吸い込み、室外熱 換器11・11を通過させて熱交換させ、エンジ 駆動式ヒートポンプ1上面側(天板15側)へ吹 出すように通風する。この通風構成によっ 、前記ラジエータ(図示略)でも同様に熱交換 が行なわれる。
 なお、このような、ファン12・12の駆動によ って、室外熱交換器11・11を介して吸い込ん 外気をエンジン駆動式ヒートポンプ1の上面 配置される天板15側へ吹き出す通風構成は 大型の空気調和装置に多く用いられる、い ゆる「上吹き型の通風構成」と称される形 の構成である。

 機器室20は、換気口(図示略)、エンジン吸気 管(図示略)及び排気管(図示略)を通じてのみ 部と連通する略密閉式の装置室である。ま 、機器室20は、側面周囲を、外板25で被装さ る構成とされている。さらに、機器室20の 部には、エンジン系統機器、冷媒回路機器 及び電気品箱(すべて図示略)等のエンジン駆 動式ヒートポンプ1の主要機器が配置されて る。前記エンジン系統機器としては、エン ン22、及びその周囲部品等が配置されている 。また、前記冷媒回路機器としては、圧縮機 及びレシーバ(ともに図示略)等が配置されて る。
 以上のように、本発明に係る空気調和装置 実施の一形態であるエンジン駆動式ヒート ンプ1は、その内部に熱交換室10と、機器室2 0とを具備し、熱交換室10内に吸い込まれた外 気を上方に向けて吹き出す上吹き型の通風構 成を有するものである。

 以下では、図2を用いて、本発明に係るファ ンシュラウドの実施の一形態であるファンシ ュラウド30について詳細に説明する。
 なお、図2は、分かり易く説明するため、一 又は複数(本実施形態では二つ)設けられるフ ン12・12、ファン電動機13・13、及びこれら 付随して設けられるファンシュラウド30・30 の図示をそれぞれ一つとし、さらに、外板2 5、ファン電動機取り付け部材、後述する紐 て部材40等を省略して図示している。

 図2に示すように、ファンシュラウド30は ファン12による通風を一方向に導くため、 ァン12周囲に配置される略筒状の通風ガイド である。また、上述のように、本実施形態の 熱交換室10における通風構成は、ファン12が 転することで、ファン電動機13側からファン シュラウド30の内側を通過してエンジン駆動 ヒートポンプ1外へ出る構成とされている( 2参照)。

 本実施形態のファンシュラウド30は、天板15 の内側面(下面)からエンジン駆動式ヒートポ プ1内(より厳密には、熱交換室10内)に突出 せて設けている。
 本実施形態のファンシュラウド30は、天板15 とともにエポキシ樹脂、合成樹脂等の耐熱性 を十分に有する樹脂による一体成形(例えば 出成形等)によって形成されている。また、 ァンシュラウド30は、そのエンジン駆動式 ートポンプ1内端部(通風構成上流側)におい 、開口部の外周縁に補強板31が巻装されてい る。この補強板31は本発明に係る補強板の実 の一形態であり、剛性の高い金属で形成さ 、かつ、板厚の薄いリング形状を有し、フ ンシュラウド30下端部の外周部に十分な強 で付着されている。
 なお、補強板31の高さは、ファンシュラウ 30の高さよりも十分小さいもので、本実施形 態では特に限定していない。

 以上のように、本発明に係るファンシュラ ドの実施の一形態であるファンシュラウド3 0は、略円筒状に構成される部材であり、天 15の内側面(下面)からエンジン駆動式ヒート ンプ1内(より厳密には、熱交換室10内)に向 て突出させて設けられている。さらに、フ ンシュラウド30は、樹脂の一体成形によって 成形され、その開口部(下端部)の外周部に剛 の高い金属で形成され、かつ、円周方向の 厚の薄いリング形状の補強板31が巻装され ものである。
 このように、複雑な形状であるファンシュ ウド30を一体成形による樹脂製とすること 、効率良く大量生産することができる。
 また、本実施形態では、補強板31を、ファ シュラウド30の下端部周囲、つまり、エンジ ン駆動式ヒートポンプ1の通風構成上流側に 置することで、樹脂製のファンシュラウド30 の剛性を向上させることができる。

 ここで、ファンシュラウド30とファン12との 間に存在するクリアランスは、小さいほど風 量効率が良いことが一般的に知られている。 しかし、このクリアランスが小さいほどファ ンシュラウド30の僅かな変形でも、ファンシ ラウド30とファン12とが干渉する可能性が高 くなる。
 そこで、上述のように、ファンシュラウド3 0の熱交換室10内の端部、つまりその開口部周 囲に補強板31を付設することで、ファンシュ ウド30の剛性を高めて応力変形及び熱変形 の変形を抑制することができる。すなわち 樹脂製のファンシュラウド30を使用しても、 ファンシュラウド30とファン12とのクリアラ スを可及的に小さくできるため、風量効率 向上できる。

 また、ファンシュラウド30・30が熱交換室 10の外部に突出する従来のエンジン駆動式ヒ トポンプ1と比較して、ファンシュラウド30 突出していた分だけ熱交換室10の高さを大 くできる。すなわち、熱交換器11・11を高く て熱交換容量を大きくできる。或いは、フ ンシュラウド30・30がエンジン駆動式ヒート ポンプ1外に突出している熱交換器11・11と熱 換容量を同容量にするなら、ファンシュラ ド30・30の突出分だけ、エンジン駆動式ヒー トポンプ1の全高を低くできる。

 以下では、図3を用いて、本発明に係る補強 材の実施の一形態である紐当て部材40につい 詳細に説明する。
 図3に示すように、紐当て部材40・40は、熱 換室10の天板15周囲の長手方向全長に亘って 設されている。つまり、1台のエンジン駆動 式ヒートポンプ1には、正面と背面の上部に 々、2本の紐当て部材40・40が配設されている 。また、紐当て部材40は、多少の荷重を加え も変形及び歪を発生しない剛性を有する材 で構成されている。例えば、本実施形態の 当て部材40・40は、外板25又はフレーム21よ も板厚の大きいステンレス鋼で形成されて る。
 さらに、紐当て部材40・40は、エンジン駆動 式ヒートポンプ1の長手方向において、天板15 よりも外側(図示においては上方)に向けて突 するように構成されている(ただし両端部の 外板25は除く)。つまり、エンジン駆動式ヒー トポンプ1の長手方向において、紐当て部材40 ・40の上面が最上面となる。なお、紐当て部 40・40は図示せぬボルト等の締結具によって 外板25及び/又はフレーム21に十分な強度で固 されている。

 このような構成とすることで、エンジン駆 式ヒートポンプ1にスリング掛けをする際に 、ベルト45を紐当て部材40・40で受けることが できる(図3参照)。
 図3に示すように、通常、エンジン駆動式ヒ ートポンプ1は、荷崩れを避けるために、ベ ト45・45等によるスリング掛けによってトラ クの荷台に頑丈に固定される。このときの ルト45・45によるスリング掛けの荷重を紐当 て部材40・40で受け止めることができるので る。

 すなわち、従来、スリング掛け時に用いて た発泡スチロール等の特殊な梱包材を防護 として用いることなく、エンジン駆動式ヒ トポンプ1にスリング掛けが可能である。つ まり、搬送時の作業工程を削減できる。
 また、天板15周囲の長手方向全長、即ち、 ンジン駆動式ヒートポンプ1の幅方向全長に 強材である紐当て部材40・40を設けている、 且つ、ファンシュラウウド30・30を装置内に めているので、荷造り時の紐当て箇所を自 に選択できる。

 本発明に係る空気調和装置は、上吹き型 通風構成である空気調和装置に適用可能で る。