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Title:
AIR-CONDITIONING CONTROLLER
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2008/139846
Kind Code:
A1
Abstract:
An air-conditioning controller (1) includes a cross key (11), a control unit (70) and a liquid crystal display unit (75), and receives an operation input to an air-conditioning apparatus (100) capable of setting a plurality of wind directions. The cross key (11) is a key for switching a plurality of wind-direction settings. The control unit (70) judges, on the basis of an operation input made through the cross key (11), the wind direction setting selected at present. The liquid crystal display unit (75) displays drawings (P0-P4, Ps) and letters (L0-L4, Ls) corresponding to the wind direction setting decided to be now selected by the control unit (70), at the same time. As a result, the operability is improved in the air-conditioning controller (1) in relation to the wind-direction setting of the air-conditioning apparatus (100).

Inventors:
HORIUCHI KAYA (JP)
SUMIDA HISASHI (JP)
HASEGAWA TAKASHI (JP)
SHIMA KIYOSHI (JP)
Application Number:
PCT/JP2008/057714
Publication Date:
November 20, 2008
Filing Date:
April 22, 2008
Export Citation:
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Assignee:
DAIKIN IND LTD (JP)
HORIUCHI KAYA (JP)
SUMIDA HISASHI (JP)
HASEGAWA TAKASHI (JP)
SHIMA KIYOSHI (JP)
International Classes:
F24F11/02
Foreign References:
JPH10339498A1998-12-22
JP2002005497A2002-01-09
JP2798065B21998-09-17
Other References:
See also references of EP 2146155A4
Attorney, Agent or Firm:
SHINJYU GLOBAL IP (1-4-19 Minamimori-machi,Kita-ku, Osaka-shi, Osaka 54, JP)
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Claims:
 複数の風向設定が可能な空気調和装置(100)に対する操作入力を受け付ける空調コントローラであって、
 前記複数の風向設定間を切り替えるための切替ボタン(11)と、
 前記切替ボタンを介して入力された前記操作入力に基づき、現在選択されている前記風向設定を判断する判断部(70)と、
 前記判断部により現在選択されていると判断された前記風向設定に対応する図形(P0~P4,Ps)および文字(L0~L4,Ls)を同時に表示する表示部(75)と、
を備える、
空調コントローラ(1)。
 前記表示部(75)は、前記判断部(70)により現在選択されていると判断された前記風向設定に1対1で対応する前記図形(P0~P4,Ps)および前記文字(L0~L4,Ls)を同時に表示する、
請求項1に記載の空調コントローラ(1)。
 前記切替ボタン(11)は、第1方向に対応する第1方向ボタン(11u)と前記第1方向と反対の第2方向に対応する第2方向ボタン(11d)とを組み合わせたものである、
請求項1または2に記載の空調コントローラ(1)。
 前記第1方向ボタン(11u)が押されるたびに、現在選択されている前記風向設定は、前記複数の風向設定間を第1順に切り替わり、
 前記第2方向ボタン(11d)が押されるたびに、現在選択されている前記風向設定は、前記複数の風向設定間を前記第1順と反対の第2順に切り替わる、
請求項3に記載の空調コントローラ(1)。
 前記第1順は、前記複数の風向設定を、前記空気調和装置(100)から吹き出される風の前記第1方向成分の小さいものから大きいものへと並べた順番である、
請求項4に記載の空調コントローラ(1)。
 前記第1方向は、上方向である、
請求項3から5のいずれかに記載の空調コントローラ(1)。
 前記文字(L0~L4,Ls)には、数値が含まれる、
請求項1から6のいずれかに記載の空調コントローラ(1)。
 前記図形(P0~P4,Ps)は、前記空気調和装置(100)を模式的に示す第1図(P01~P41,Ps1)と、前記空気調和装置から吹き出される風を模式的に示す第2図(P02~P42,Ps2)とを含む、
請求項1から7のいずれかに記載の空調コントローラ(1)。
 前記複数の風向設定のそれぞれに対応する前記図形(P0~P4,Ps)に含まれる前記第1図(P01~P41,Ps1)は、互いに共通し、
 前記複数の風向設定のそれぞれに対応する前記図形に含まれる前記第2図(P02~P42,Ps2)は、互いに異なる、
請求項8に記載の空調コントローラ(1)。
 前記複数の風向設定には、スイング設定が含まれ、
 前記スイング設定に対応する前記図形(P0~P4,Ps)に含まれる前記第2図(P02~P42,Ps2)は、前記空気調和装置(100)から様々な方向に吹き出される風を模式的に同時に示す図である、
請求項9に記載の空調コントローラ(1)。
Description:
空調コントローラ

 本発明は、複数の風向設定が可能な空気 和装置に対する操作入力を受け付ける空調 ントローラに関する。

 従来より、空気調和装置の空調コントロー には、液晶画面等の表示部が設けられてい ことがある。かかる表示部上には、多くの 合、現在選択されている空調設定が表示さ る。そして、ユーザが空調コントローラに けられている操作ボタン等を操作すること よって空調設定を変更すると、当該変更に 応するように表示部上の画面も切り替わる とになる。
 このような空調コントローラの中には、そ 表示部上に現在選択されている風向設定を 形により表示するものがある(例えば、特許 文献1)。

特許第2798065号

 しかしながら、特許文献1のように、現在選 択されている風向設定が図形のみで表示され る空調コントローラにあっては、風向設定を 行うユーザにとって現在選択されている風向 設定を感覚的におおよそ理解することは比較 的容易であるものの、正確に理解することは 必ずしも容易ではない。
 本発明の課題は、空気調和装置の風向設定 関連する空調コントローラの操作性を向上 せることにある。

 第1発明にかかる空調コントローラは、切 替ボタンと、判断部と、表示部とを備え、複 数の風向設定が可能な空気調和装置に対する 操作入力を受け付ける。切替ボタンは、複数 の風向設定間を切り替えるためのボタンであ る。判断部は、切替ボタンを介して入力され た操作入力に基づき、現在選択されている風 向設定を判断する。表示部は、判断部により 現在選択されていると判断された風向設定に 対応する図形および文字を同時に表示する。

 この空調コントローラでは、ユーザは、 替ボタンを押しながら、空気調和装置に設 可能な複数の風向設定の中から自身が望む 向設定を選び出すことができる。このとき 空調コントローラの表示部上には、ユーザ より現在選択されている風向設定に対応す 図形および文字が同時に表示される。した って、ユーザは、表示部上の図形により、 在選択されている風向設定を感覚的に認識 ることが可能であり、そのため、最終的に 数の風向設定の中から自身の望む風向設定 容易に選び出すことができる。また、表示 上の文字により、自身の選択した風向設定 正確に認識することも容易になる。すなわ 、ユーザは、お気に入りの風向設定などを つけた場合には、その風向設定を正確に再 することが可能であり、風向設定が他のユ ザによりまたは異常により変更されてしま た場合には、当該変更を容易に察知するこ ができる。また、風向設定が文字で表現さ ることにより、ユーザが現在選択されてい 風向設定を他者に伝え易くなる。すなわち 例えば、異常発生時にユーザがコンタクト ンターに連絡した場合において、コンタク センターの職員に現在どの風向設定が選択 れているのかを容易に伝えることができる このように、この空調コントローラでは、 気調和装置の風向設定に関連する操作性が 上する。

 第2発明にかかる空調コントローラは、第1 明にかかる空調コントローラであって、表 部は、判断部により現在選択されていると 断された風向設定に1対1で対応する図形およ び文字を同時に表示する。
 この空調コントローラでは、その表示部上 は、ユーザにより現在選択されている風向 定に1対1で対応する図形および文字が同時 表示される。これにより、この空調コント ーラでは、空気調和装置の風向設定に関連 る操作性がさらに向上する。

 第3発明にかかる空調コントローラは、第1 明または第2発明にかかる空調コントローラ あって、切替ボタンは、第1方向に対応する 第1方向ボタンと第2方向に対応する第2方向ボ タンとを組み合わせたものである。第2方向 、第1方向と反対の方向である。
 この空調コントローラには、互いに正反対 方向を指す2つの方向ボタン(第1方向ボタン よび第2方向ボタン)が搭載されている。こ により、ユーザは、2つの方向ボタンを用い ことにより、風向設定をさらに容易に切り えることが可能である。

 第4発明にかかる空調コントローラは、第3 明にかかる空調コントローラであって、第1 向ボタンが押されるたびに、現在選択され いる風向設定は、複数の風向設定間を第1順 に切り替わる。第2方向ボタンが押されるた に、現在選択されている風向設定は、複数 風向設定間を第1順と反対の第2順に切り替わ る。
 この空調コントローラでは、第1方向ボタン が押された場合と、第2方向ボタンが押され 場合とでは、風向設定の切り替わる順番が 対である。すなわち、例えば、空気調和装 に「スイング」「上」「中」「下」の4つの 向設定が存在し、かつ、第1方向ボタンが押 されるたびに風向設定が「スイング」から「 上」に、「上」から「中」に、「中」から「 下」に切り替わる場合には、第2方向ボタン 押されるたびに風向設定が「下」から「中 に、「中」から「上」に、「上」から「ス ング」に切り替わることになる。一方、こ ような当該第4発明とは異なり、風向設定を り替えるための切替ボタンが1つしかない空 調コントローラでは、風向設定を一方向にし か切り替えることができない。その結果、ユ ーザは、当該切替ボタンの押しすぎにより所 望の風向設定を通り過ぎてしまった場合、所 望の風向設定に戻すためには何回もボタンを 押す必要がある。これに対し、当該第4発明 かかる空調コントローラでは、方向ボタン 2つ搭載されているため、風向設定を2方向に 切り替えることが可能であり、ユーザが一方 の方向ボタンを押しすぎてしまったとしても 、他方の方向ボタンを押すことにより容易に 所望の風向設定に戻すことができる。このよ うに、第4発明にかかる空調コントローラで 、風向設定をさらに容易に調節することが 能である。

 第5発明にかかる空調コントローラは、第4 明にかかる空調コントローラであって、第1 は、複数の風向設定を、空気調和装置から き出される風の第1方向成分の小さいものか ら大きいものへと並べた順番である。
 この空調コントローラでは、ユーザは、第1 方向ボタンを押すことにより、空気調和装置 からの風をより第1方向に向けることができ 。これにより、この空調コントローラでは ユーザが風向設定をより感覚的に選択する とができる。

 第6発明にかかる空調コントローラは、第3 明から第5発明のいずれかにかかる空調コン ローラであって、第1方向は、上方向である 。
 この空調コントローラには、上方向ボタン よび下方向ボタンが搭載されている。これ より、ユーザは、上方向ボタンおよび下方 ボタンを用いることにより、風向設定をさ に容易に切り替えることが可能である。

 第7発明にかかる空調コントローラは、第1 明から第6発明のいずれかにかかる空調コン ローラであって、現在選択されている風向 定に対応する文字には、数値が含まれる。
 この空調コントローラでは、現在選択され いる風向設定を数値により端的に表示する とができる。なお、当該発明は、表示領域 狭い場合に特に有用である。

 第8発明にかかる空調コントローラは、第1 明から第7発明のいずれかにかかる空調コン ローラであって、現在選択されている風向 定に対応する図形は、第1図と、第2図とを む。第1図は、空気調和装置を模式的に示す 第2図は、空気調和装置から吹き出される風 を模式的に示す。
 この空調コントローラでは、現在選択され いる風向設定は、空気調和装置の模式図(第 1図)と、空気調和装置から吹き出される風の 式図(第2図)とを組み合わせたもので表現さ る。これにより、ユーザは、現在選択され いる風向設定をより感覚的に認識すること できる。

 第9発明にかかる空調コントローラは、第8 明にかかる空調コントローラであって、複 の風向設定のそれぞれに対応する図形に含 れる第1図は、互いに共通する。複数の風向 定のそれぞれに対応する図形に含まれる第2 図は、互いに異なる。
 この空調コントローラでは、風向設定が切 替えられると、表示部上に表示されている 気調和装置の模式図はそのままに、空気調 装置から吹き出される風の模式図が変更さ る。これにより、ユーザは、現在選択され いる風向設定をより感覚的に認識すること できる。

 第10発明にかかる空調コントローラは、第9 明にかかる空調コントローラであって、複 の風向設定には、スイング設定が含まれる スイング設定に対応する図形に含まれる第2 図は、空気調和装置から様々な方向に吹き出 される風を模式的に同時に示す図である。
 従来の空調コントローラでは、様々な方向 吹き出される風の模式図が順に切り替わる 画によって、スイング設定が表現されるこ が多い。この場合、ユーザは、現在スイン 設定が選択されていることを瞬時に理解す ことが困難となる。これに対し、当該第10 明にかかる空調コントローラでは、スイン 設定に対応する図形が、空気調和装置の模 図(第1図)と、様々な方向に吹き出される風 模式図を同時に示す図(第2図)とを組み合わ たものとなっている。これにより、第10発明 にかかる空調コントローラでは、ユーザは、 現在スイング設定が選択されていることを瞬 時に理解することができる。

 第1発明にかかる空調コントローラの表示 部上には、ユーザにより現在選択されている 風向設定に対応する図形および文字が同時に 表示される。したがって、ユーザは、表示部 上の図形により、現在選択されている風向設 定を感覚的に認識することが可能であり、そ のため、最終的に複数の風向設定の中から自 身の望む風向設定を容易に選び出すことがで きる。また、表示部上の文字により、自身の 選択した風向設定を正確に認識することも容 易になる。すなわち、ユーザは、お気に入り の風向設定などを見つけた場合には、その風 向設定を正確に再現することが可能であり、 風向設定が他のユーザによりまたは異常によ り変更されてしまった場合には、当該変更を 容易に察知することができる。また、風向設 定が文字で表現されることにより、ユーザが 現在選択されている風向設定を他者に伝え易 くなる。すなわち、例えば、異常発生時にユ ーザがコンタクトセンターに連絡した場合に おいて、コンタクトセンターの職員に現在ど の風向設定が選択されているのかを容易に伝 えることができる。このように、第1発明に かる空調コントローラでは、空気調和装置 風向設定に関連する操作性が向上する。

 第2発明にかかる空調コントローラでは、空 気調和装置の風向設定に関連する操作性がさ らに向上する。
 第3発明にかかる空調コントローラでは、ユ ーザは、2つの方向ボタンを用いることによ 、風向設定をさらに容易に切り替えること 可能である。
 第4発明にかかる空調コントローラでは、風 向設定をさらに容易に調節することが可能で ある。
 第5発明にかかる空調コントローラでは、ユ ーザが風向設定をより感覚的に選択すること ができる。
 第6発明にかかる空調コントローラでは、ユ ーザは、上方向ボタンおよび下方向ボタンを 用いることにより、風向設定をさらに容易に 切り替えることが可能である。

 第7発明にかかる空調コントローラでは、現 在選択されている風向設定を数値により端的 に表示することができる。なお、当該発明は 、表示領域が狭い場合に特に有用である。
 第8発明にかかる空調コントローラでは、ユ ーザは、現在選択されている風向設定をより 感覚的に認識することができる。
 第9発明にかかる空調コントローラでは、ユ ーザは、現在選択されている風向設定をより 感覚的に認識することができる。
 第10発明にかかる空調コントローラでは、 ーザは、現在スイング設定が選択されてい ことを瞬時に理解することができる。

本発明の一実施形態にかかる空調コン ローラが採用された空気調和装置の概略構 図。 空気調和装置および空調コントローラ ブロック構成図。 空調コントローラのブロック構成図。 画面階層を示す図。 LCD上に基本画面が表示された状態の空 コントローラを示す図。 LCD上にメインメニュー画面が表示され 状態の空調コントローラを示す図。 (a)「ポジション4」が選択されている時 の風向設定画面を示す図。(b)「ポジション3 が選択されている時の風向設定画面を示す 。(c)「ポジション2」が選択されている時の 向設定画面を示す図。(d)「ポジション1」が 選択されている時の風向設定画面を示す図。 (e)「ポジション0」が選択されている時の風 設定画面を示す図。(f)「スイング」が選択 れている時の風向設定画面を示す図。 (a)変形例(D)にかかる「ポジション4」が 選択されている時の風向設定画面を示す図。 (b)変形例(D)にかかる「ポジション3」が選択 れている時の風向設定画面を示す図。(c)変 例(D)にかかる「ポジション2」が選択されて る時の風向設定画面を示す図。(d)変形例(D) かかる「ポジション1」が選択されている時 の風向設定画面を示す図。(e)変形例(D)にかか る「ポジション0」が選択されている時の風 設定画面を示す図。(f)変形例(D)にかかる「 イング」が選択されている時の風向設定画 を示す図。 (a)変形例(E)にかかる「ポジション4」が 選択されている時の風向設定画面を示す図。 (b)変形例(E)にかかる「ポジション3」が選択 れている時の風向設定画面を示す図。(c)変 例(E)にかかる「ポジション2」が選択されて る時の風向設定画面を示す図。(d)変形例(E) かかる「ポジション1」が選択されている時 の風向設定画面を示す図。(e)変形例(E)にかか る「ポジション0」が選択されている時の風 設定画面を示す図。(f)変形例(E)にかかる「 イング」が選択されている時の風向設定画 を示す図。

符号の説明

1 空調コントローラ
3 室内機
70 制御部
11 十字キー(切替ボタン)
11u 上方キー(第1方向ボタン)
11d 下方キー(第2方向ボタン)
70 制御部(判断部)
75 液晶表示部(LCD)(表示部)
P0~P4,Ps 図形
L0~L4,Ls 文字
P01~P41,Ps1 第1図
P02~P42,Ps2 第2図
100 空気調和装置

 以下、図面を参照して、本発明の一実施形 にかかる空気調和装置100を操作するための 調コントローラ1について説明する。
 <全体概略構成>
 図1に、空気調和装置100および空調コントロ ーラ1の概略構成図を示す。空調コントロー 1は、空気調和装置100に対するユーザからの 作入力を受け付け、当該操作入力に従って 気調和装置100を制御する。また、図2に、空 気調和装置100と空調コントローラ1との関係 示す機能ブロック図を示す。
 ここで、空気調和装置100は、室外機2と、室 外機2に冷媒配管および通信線を介して接続 れた複数の室内機3a,3b,3cとを備えている。室 内機3a,3b,3cは、天井から吊り下げられるよう 態様で、室内に設置されている。そして、 内機3aには、主として室内機3aの運転設定を 行うための空調コントローラ1aが通信線8aを して接続されている。同様に、室内機3bには 、主として室内機3bの運転設定を行うための 調コントローラ1bが通信線8bを介して接続さ れており、室内機3cには、主として室内機3c 運転設定を行うための空調コントローラ1cが 通信線8cを介して接続されている。空調コン ローラ1a~1cは、室内の壁面に据え付けられ いる。また、空調コントローラ1a~1cは、それ ぞれ通信線8a~cを介して電力の供給を受けて り、常時電力を確保することができるよう なっている。

 また、空気調和装置100のユーザは、空気調 装置100が設置されている物件の遠隔のコン クトセンターから、空気調和装置100の運用 に生じるトラブル等に関してサポートを受 ることができるようになっている。すなわ 、空気調和装置100のユーザは、トラブル発 時に電話やインターネット等の通信手段に りコンタクトセンターに連絡を取り、コン クトセンターの職員のサポートを受けて当 トラブルを解決することができるようにな ている。
 <空調コントローラ1の構成>
 図3に、空調コントローラ1の機能ブロック を示す。
 空調コントローラ1は、ネットワークNを介 て互いに通信する、通信部74、制御部70、ROM7 1、RAM72、データベース73、LCD75および各種操 ボタン11~16を備えている。

 通信部74は、上述した通信線8を介して室内 3と接続されており、ユーザにより空調コン トローラ1に入力された運転設定を示す情報 室内機3に向けて送信したり、空気調和装置1 00の運転状態に関する情報を空気調和装置100 ら読み込んだりする。
 データベース73には、LCD75上に表示される画 面を形成するためのレイアウトデータ等が格 納されている。レイアウトデータとしては、 基本画面D0を形成するための基本レイアウト ータ、メインメニュー画面D1を形成するた のメインメニューレイアウトデータおよび 細設定画面D2を形成するための詳細設定レイ アウトデータ等が格納されている。これらの レイアウトデータは、データベース73内にお て階層化されている(図4参照)。基本画面D0 、画面階層の中で最上位に位置付けられて り、メインメニュー画面D1は、基本画面D0よ も1つ下位に位置付けられている。基本画面 D0およびメインメニュー画面D1は1つずつ存在 ている。メインメニュー画面D1の直下には メインメニュー画面D1上に表示される「風向 設定」、「換気」、「タイマー設定」、「省 エネ設定」、「便利機能」、「時計」等の設 定項目の数だけ詳細設定画面D21,D22,D23,・・・ が存在している。なお、後述するように、詳 細設定画面D21は、室内機3の風向設定を行う めの風向設定画面である。また、複数の詳 設定画面D21,D22,D23,・・・の中には、さらに 位の詳細設定画面D3,D4,・・・につながって るものも存在している。

 LCD75は、表示態様の自由度の高いドットマ リックス表示方式の液晶表示部である。LCD75 上には、各種操作ボタン11~16を介して入力さ たデータや、通信部74が空気調和装置100か 受信したデータ等に基づいて制御部70がデー タ処理を行うことで、図5~図7に示すような各 種情報が表示されることになる。
 図5および図6に示すように、各種操作ボタ 11~16は、十字キー11(11u,11d,11l,11r)、確定ボタ 12、運転/停止ボタン13、キャンセルボタン14 運転切換ボタン15および風量調節ボタン16か ら構成されており、各ボタンを介して入力さ れた情報は、制御部70によって処理されるこ になる。
 このうち、十字キー11は、上方キー11u、下 キー11d、左方キー11lおよび右方キー11rを組 合わせたものである。これらの4つのキー11u~ 11rは、全体として十字を描くように配置され ている。また、これらの4つのキー11u~11rは、 観上は一体的に形成されており、1つのドー ナツ円形のボタン上のそれぞれ上方、下方、 左方、右方の領域に割り当てられている。確 定ボタン12は、ドーナツ円形の十字キー11に まれた円形のボタンである。運転/停止ボタ 13、キャンセルボタン14、運転切換ボタン15 風量調節ボタン16は、それぞれ十字キー11の 右上、右下、左上、左下であって、十字キー 11に隣接するように配置されている。

 ユーザにより各種操作ボタン11~16が押され と、その旨を示す情報が直ちに制御部70に送 られる。そして、制御部70は、各種操作ボタ 11~16の操作状況を示す情報に基づいて、LCD75 上に表示される画面を適宜切り替えながら、 空気調和装置100に対してユーザの希望する運 転設定を判断し、当該運転設定に従って空気 調和装置100を制御する。
 より具体的には、上方キー11uが押されると 制御部70は、LCD75上においてカーソルを上方 に移動させたり、運転設定に関する数値を大 きくしたりする。なお、運転設定に関する数 値には、温度設定値や風量設定値などが含ま れる。下方キー11dが押されると、制御部70は LCD75上においてカーソルを下方に移動させ り、運転設定に関する数値を小さくしたり る。右方キー11rが押されると、制御部70は、 LCD75上においてカーソルを右方に移動させた 、現在選択されている設定項目についての り詳細な設定画面、すなわち、現在表示さ ている画面よりも一階層下位の画面をLCD75 に表示させたりする。左方キー11lが押され と、制御部70は、LCD75上においてカーソルを 方に移動させたり、LCD75上の画面を1つ前の 面に戻す、すなわち、現在表示されている 面よりも一階層上位の画面をLCD75上に表示 せたりする。

 確定ボタン12が押されると、制御部70は、現 在表示されている画面よりも一階層下位の画 面をLCD75上に表示させたり、現在選択されて る運転設定を最終的にユーザにより選択さ た運転設定として確定させたりする。
 運転/停止ボタン13が押されると、制御部70 、空気調和装置100の運転/停止の切り換えを 行する。
 キャンセルボタン14が押されると、制御部70 は、LCD75上に現在表示されている画面を基本 面D0に切り替えたり、現在選択されている 転設定であって確定されていないものをキ ンセルさせたりする。
 運転切換ボタン15が押されると、制御部70は 、空気調和装置100の冷房運転モードや暖房運 転モード等の運転モードの切り換えを実行す る。

 風量調節ボタン16が押されると、制御部70は 、LCD75上に空気調和装置100の風量を調節する めの風量設定画面を、メインメニュー画面D 1を経ることなくダイレクトに表示させる。
 <基本画面D0>
 図5に、LCD75上に基本画面D0が表示された状 の空調コントローラ1の様子を示す。
 基本画面D0上には、現在選択されている運 モード(冷房)、設定温度(26℃)、および運転 度(急)を示す情報が表示されている。この状 態で、ユーザにより十字キー11の上方キー11u 押されると、設定温度が1℃ずつ上昇設定さ れ、十字キー11の下方キー11dが押されると、 定温度が1℃ずつ下降設定される。すなわち 、十字キー11の上方キー11uおよび下方キー11d 、設定温度をメインメニュー画面D1および 細設定画面D21,D22,D23,・・・等を経ることな ダイレクトに設定するためのダイレクトキ として機能する。

 また、LCD75上に基本画面D0が表示されている 状態で確定ボタン12が押されると、LCD75上に 示されていた基本画面D0は、基本画面D0より 1つ下位のメインメニュー画面D1に切り替わ 。
 <メインメニュー画面D1>
 図6に、LCD75上にメインメニュー画面D1が表 された状態の空調コントローラ1の様子を示 。
 メインメニュー画面D1上には、「風向設定 、「換気」、「タイマー設定」、「省エネ 定」、「便利機能」、「時計」等の各種設 項目に対応するメニュータイトルが上下方 に列挙されている。
 LCD75上にメインメニュー画面D1が表示されて いる状態で十字キー11の上方キー11uまたは下 キー11dが押されると、LCD75上においてカー ルがそれぞれ上方または下方に移動する。 して、ユーザが、設定を行いたい設定項目( えば、「風向設定」)に対応するメニュータ イトルにカーソルを合わせた状態で確定ボタ ン12または右方キー11rを押すと、当該ボタン たはキーの押圧時にカーソルの当っている( すなわち、現在選択されている)設定項目で る風向設定を設定するための風向設定画面D2 1がLCD75上に表示される。

 <風向設定画面D21>
 図7(a)~図7(f)に示す風向設定画面D21は、室内 3の風向設定の選択/設定を行うための画面 ある。なお、室内機3に対して設定可能な風 設定としては、「スイング」および「ポジ ョン0」~「ポジション4」の6種類が存在して いる。「ポジション4」に設定されている状 では、室内機3からの風が斜め下向きに吹き され、添えられた数値が「4」から「0」へ 小さくなるにつれて、室内機3からの風はよ 上向きに吹き出されるようになり、「ポジ ョン0」に設定されている状態では、室内機 3からの風は略横向きに吹き出されるように る。また、「スイング」に設定されている 合には、室内機3から吹き出される風は「ポ ション0」の状態から「ポジション4」の状 の間をスイングする。そして、これらの6種 の風向設定は、データベース73内において 順番付けて管理されている。より具体的に 、室内機3から吹き出される風の上向き方向 分が徐々に大きくなるように並べた「ポジ ョン4」「ポジション3」「ポジション2」「 ジション1」「ポジション0」「スイング」 順番が順方向、その逆の順番が逆方向とし 管理されている。

 ユーザがLCD75上に表示されているメイン ニュー画面D1を風向設定画面D21に切り替える ように操作ボタン11~16を操作すると、制御部7 0は、データベース73に格納されている風向設 定レイアウトデータに基づいて風向設定画面 D21を作成し、LDC75上に表示させる。より具体 には、このとき、制御部70は、現在選択さ ている風向設定をデータベース73内の所定の 記憶領域に記憶されている情報に基づいて判 断し、現在選択されていると判断した当該風 向設定に対応する図形および文字に関するデ ータをデータベース73から読み出す。なお、 ータベース73内には、各風向設定に1対1で対 応する図形および文字に関する情報が予め格 納されているものとする。また、現在選択さ れている風向設定を示す情報を記憶するため にデータベース73内に設けられている上記記 領域内には、空調コントローラ1の出荷時の デフォルト値としては「スイング」を示す情 報が記憶されているものとする。そして、制 御部70は、当該読み出した図形および文字に するデータと、同じくデータベース73から み出した風向設定レイアウトデータとに基 いて、風向設定画面D21を作成する。

 そして、LCD75上に風向設定画面D21が表示 れている状態においてユーザにより十字キ 11の上方キー11uまたは下方キー11dが押される と、その旨を示す情報が直ちに制御部70に送 れる。制御部70は、上方キー11uが押された 判断するたびに、現在選択されている風向 定を、データベース73内で管理されている風 向設定の順番に従って、順方向に1つとなり 他の風向設定に切り替える。一方、制御部70 は、下方キー11dが押されたと判断するたびに 、現在選択されている風向設定を、データベ ース73内で管理されている風向設定の順番に って、逆方向に1つとなりの他の風向設定に 切り替える。すなわち、例えば、「ポジショ ン3」が選択されている状態において上方キ 11uが1回押されたとすると、風向設定は「ポ ション2」に切り替わり、下方キー11dが1回 されたとすると、風向設定は「ポジション4 に切り替わる。なお、「スイング」が選択 れている状態で上方キー11uが押された場合 および、「ポジション4」が選択されている 状態で下方キー11dが押された場合には、風向 設定は切り替わらない。

 すなわち、制御部70は、上方キー11uまたは 方キー11dが押されるたびに、ユーザにより 在選択されている風向設定を判断する。そ て、制御部70は、風向設定が切り替えられた ことを認識すると、切り替え後の風向設定を 空気調和装置100に通知する。さらに、制御部 70は、現在選択されている風向設定を示す情 を記憶するためにデータベース73内に設け れている上記記憶領域内の情報を、切り替 後の風向設定を示す情報に書き換える。そ て、さらに、制御部70は、LCD75上の風向設定 面D21を、現在選択されていると判断した風 設定に対応するものに切り替える。
 図7(e)に示すように、「ポジション0」が選 されている場合には、風向設定画面D21上の 側には「ポジション0」という文字L0が表示 れるとともに、同時に同画面D21上の右側に 「ポジション0」の状態を模式的に示す図形P 0が表示される。「ポジション0」の状態を模 的に示す図形P0は、室内機3を模式的に示す 1図P01と、室内機3から吹き出される風を模 的に示す第2図P02とから構成されている。室 機3からの風が略横向きに吹き出される「ポ ジション0」の状態における第2図P02は、室内 3を示す略長方形の図形(第1図P01)から横方向 に伸びる線状の図形として表される。

 そして、図7(a)~図7(d)に示すように、「ポジ ョン1」から「ポジション4」のいずれかが 択されている場合にも、風向設定画面D21上 左側にはそれぞれ文字L1~L4が表示されるとと もに、同時に同画面D21上の右側にはそれぞれ 図形P1~P4が表示される。文字L1~L4は、それぞ 「ポジション1」から「ポジション4」という 文字であり、図形P1~P4は、それぞれ「ポジシ ン1」の状態から「ポジション4」の状態を 式的に示す図形である。そして、図形P1~P4は 、それぞれ室内機3を模式的に示す第1図P11~P41 と、室内機3から吹き出される風を模式的に す第2図P12~P42とから構成されている。
 また、図7(f)に示すように、「スイング」が 選択されている場合にも、風向設定画面D21上 の左側には「スイング」という文字Lsが表示 れるとともに、同時に同画面D21上の右側に 「スイング」の状態を模式的に示す図形Ps 示される。「スイング」の状態を模式的に す図形Psは、室内機3を模式的に示す第1図Ps1 、室内機3から吹き出される風がスイングす る範囲を模式的に示す第2図Ps2とから構成さ ている。

 ここで、図7(a)~図7(f)に示すように、各風向 定に対応する第1図P01~P41,Ps1は、互いに形状 共通するとともに、その風向設定画面D21上 おける位置も共通している。一方、「ポジ ョン0」から「ポジション4」のそれぞれに 応する第2図P02~P42は、互いに同じ線状の図形 であるが、その風向設定画面D21上における位 置が異なっている。より具体的には、「ポジ ション0」から「ポジション4」へと1段階ずつ 切り替えられるにつれて、室内機3から吹き される風を示す線状の形状の第2図P02~42は、 々に下方を向くようになっている。
 そして、「スイング」に対応する第2図Ps2は 、「ポジション0」に対応する第2図P02から「 ジション4」に対応する第2図P42を組み合わ て同時に表示する図形となっている。これ より、様々な方向に吹き出される風の模式 が順に切り替わる動画によってスイング設 が表現されていた従来の空調コントローラ 異なり、現在「スイング」が選択されてい ことをユーザが瞬時に理解することができ ようになっている。

 <空調コントローラ1の特徴>
 (1)
 空調コントローラ1のLCD75上には、ユーザに り現在選択されている風向設定に対応する 形P0~P4,Psおよび文字L0~L4,Lsが同時に表示され るようになっている。したがって、ユーザは 、図形P0~P4,Psを参照することにより、現在選 されている風向設定を感覚的に認識するこ が可能であり、文字L0~L4,Lsを参照すること より、自身の選択した風向設定を正確に認 することも容易になっている。また、文字L0 ~L4,Lsによる表示がなされることにより、ユー ザが現在選択されている風向設定を他者に伝 え易くなっている。したがって、例えば、異 常発生時にユーザがコンタクトセンターに連 絡した場合において、コンタクトセンターの 職員に現在どの風向設定が選択されているの かを容易に伝えることができる。

 (2)
 また、従来の空調コントローラの中には、 面上に様々な風向設定を示す模式図をアニ ーションにより順に表示し、ユーザに選択 たい風向設定に対応する図形が表示されて る間に所定のボタンを押させることにより 向設定を選択させるものがあった。このよ な従来の空調コントローラでは、ユーザは 自身の希望する風向設定を選択することが しかった。
 一方、本発明にかかる空調コントローラ1で は、ユーザが、上方キー11uおよび下方キー11d を押しながら、室内機2に設定可能な複数の 向設定の中から自身が望む風向設定を選び すことができるようになっており、上記従 の問題が解消されている。
 (3)
 上記実施形態においては、風向設定時にお て、ユーザが上方キー11uを押すと、室内機3 からの風がより上向となるように設定変更さ れ、ユーザが下方キー11dを押すと、室内機3 らの風がより下向きとなるように設定変更 れるようになっている。これにより、ユー は、室内機3の風向の調整時に、上方キー11u よび下方キー11dを押した場合にどのように 向設定が変更されるのかをイメージしやす なっている。

 (4)
 上記実施形態においては、風向設定画面D21 に表示される文字L0~L4には、それぞれ数値 0」~「4」が含まれるようになっている。こ ように、現在選択されている風向設定が数 により端的に表示されることにより、ユー が現在選択されている風向設定を正確に認 することができるようになっている。
 <変形例>
 (A)
 上記実施形態においては、「スイング」が 択されている状態で上方キー11uが押された 合、および、「ポジション4」が選択されて いる状態で下方キー11dが押された場合には、 現在選択されている風向設定は切り替わらな い。しかしながら、他の実施形態においては 、「スイング」が選択されている状態で上方 キー11uが押された場合には、現在選択されて いる風向設定が「スイング」から「ポジショ ン4」に切り替わり、「ポジション4」が選択 れている状態で下方キー11dが押された場合 は、現在選択されている風向設定が「ポジ ョン4」から「スイング」に切り替わるよう になっていてもよい。

 (B)
 上記実施形態においては、室内機3の風向設 定は、風向設定画面D21の表示時に上方キー11u または下方キー11dが押されることにより変更 され、当該変更はそのまま確定する。しかし ながら、室内機3の風向設定の変更は、上方 ー11uまたは下方キー11dが1回以上押された後 確定ボタン12が押されてはじめて確定する うになっていてもよい。この場合、制御部70 は、上方キー11uまたは下方キー11dが押される たびに現在選択されている風向設定を判断し 、当該風向設定を示す情報を空気調和装置100 に送信するのではなく、確定ボタン12が押さ たことを受けてはじめて現在選択されてい 風向設定を判断し、当該風向設定を示す情 を空気調和装置100に送信するようになって てもよい。

 (C)
 風向設定画面D21上に表示される文字L0~L4,Ls 、「上」「中」「下」のように、数値を含 ないものであってもよい。また、数値のみ らなるものであってもよい。
 (D)
 上記実施形態においては、「スイング」以 の「ポジション0」~「ポジション4」に対応 る第2図P02~P42は、それぞれ1本の線状の図形 より構成されている。しかしながら、図8(a) ~図8(f)に示すように、第2図P02~P42は、現在選 されている風向設定において室内機3から吹 出される風の模式図のみをハイライトで表 し、同時に、現在選択されていない風向設 において室内機3から吹き出される風の模式 図を薄く表示することにより形成される図形 であってもよい。

 (E)
 上記実施形態においては、室内機3が天井吊 り下げ型となっているが、床置き型等の他の 型のものであってもよい。
 図9(a)~図9(f)は、室内機3が床置き型の場合に 、空調コントローラ1のLCD75上に表示される風 向設定画面D21aを示している。なお、この床 き型の室内機3に対して設定可能な風向設定 、天井吊り下げ型の場合と同様に「スイン 」および「ポジション0」~「ポジション4」 6種類が存在しているものとする。この風向 設定画面D21a上の室内機3および室内機3から吹 き出される風の模式図は、天井吊り下げ型に 対応するものとは異なるものとなっている。
 この場合において、空調コントローラ1は、 天井吊り下げ型であるか床置き型であるかと いった室内機3の型に関する情報を通信線8を して室内機3から自動的に取得し、取得した 情報に基づいて風向設定画面D21を作成するよ うになっていてもよい。あるいは、室内機3 型に関する情報を各種操作ボタン11~16を介し たユーザの手動入力により取得するようにな っていてもよい。すなわち、空調コントロー ラ1自体は、多種多様な型の室内機3に対応可 となっている。

 図9(a)~図9(f)に示すように、床置き型の室内 3に対応する風向設定画面D21aでは、風向設 が切り替わるたびに室内機3から吹き出され 風の模式図が左右方向に移動するように変 する。したがって、当該変形例においては 床置き型の室内機3に対応する風向設定画面 D21aが表示されている状態において上方キー11 uおよび下方キー11dではなく、左方キー11lお び右方キー11rが押されることにより風向設 が切り替えられるようになっていてもよい
 (F)
 空気調和装置100は、インターネットや電話 線等を介して遠隔に存在する遠隔管理サー に接続されており、空気調和装置100に関す 各種データを遠隔管理サーバに送信可能で り、また、遠隔管理サーバから必要なデー を受信可能になっていてもよい。

 (G)
 空調コントローラ1は、壁面据え付け型では なく、リモコンであってもよい。

 本発明は、空気調和装置の風向設定に関 する空調コントローラの操作性を向上させ ことができるという効果を有し、複数の風 設定が可能な空気調和装置に対する操作入 を受け付ける空調コントローラとして有用 ある。




 
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