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Title:
BABY BED
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2009/150736
Kind Code:
A1
Abstract:
Provided is a baby bed which has a simple structure and a lock mechanism of which a user can easily engage and disengage by his one hand. The baby bed includes a surrounding fence installed around a bed plate (12) on which a mat is laid and a slide fence (16) so installed at least at one side part of the bed as to be capable of sliding in the vertical direction. A lock member (37) rotatable toward the bed plate (12) side is hinged to the lower edge part of the slide fence (16). A locking hole (36) into which the locking piece (38) of the rotationally moved lock member (37) is fitted when the slide fence (16) is raised to a predetermined position is provided on the bed plate (12) side.

Inventors:
ASAI YASUHIRO (JP)
Application Number:
PCT/JP2008/060782
Publication Date:
December 17, 2009
Filing Date:
June 12, 2008
Export Citation:
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Assignee:
ASAI ARCHITECT PLANNING OFFICE (JP)
ASAI YASUHIRO (JP)
International Classes:
A47D7/02
Foreign References:
JPS5644443Y21981-10-17
JPS42846Y11967-01-18
US3365731A1968-01-30
Attorney, Agent or Firm:
KUSHIBUCHI, Masayuki et al. (JP)
Masayuki Kushibuchi (JP)
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Claims:
 マットを敷く床板の周囲に囲い柵を有し、少なくとも一側部に上下方向にスライド可能にスライド柵を備えたベビーベッドにおいて、
 前記スライド柵の下縁部に、床板側に回動自在なロック部材をヒンジ連結し、前記スライド柵を所定位置に引き上げた際に、回動したロック部材の係止片が嵌る係止孔を、前記床板側に設けたことを特徴とするベビーベッド。
 前記ロック部材の係止片が係止孔から離脱するまでスライド柵を上昇し、前記ロック部材を体の一部で押さえて、該ロック部材の回動を阻止可能とし、前記スライド柵を下降することを特徴とする請求項1に記載のベビーベッド。
 前記ロック部材が自重により床板側に回動自在であることを特徴とする請求項1または2に記載のベビーベッド。
 前記係止孔の上縁部が前記係止片の先端を受け入れ容易に湾曲することを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載のベビーベッド。
 前記ロック部材が前記スライド柵の下縁部に横長に設けられ、該横長のロック部材の両側部に前記係止片が設けられていることを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載のベビーベッド。
 前記係止孔が上下に間隔をあけて複数設けられていることを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載のベビーベッド。
 前記床板の幅方向の略中央に上下に延びる連結部材を有し、該連結部材に前記係止孔が上下に間隔をあけて複数設けられていることを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載のベビーベッド。
Description:
ベビーベッド

 本発明は、マットを敷く床板の周囲に囲 柵を有し、少なくとも一側部に上下方向に ライド可能にスライド柵を備えたベビーベ ドに関する。

 一般に、頭側フレームと足側フレームとの に上下方向にスライド可能な横柵と、この 柵を上方向にスライドした上部位置で保持 るロック機構とを備えるベビーベッドが知 れている(例えば、特許文献1参照)。この種 ベビーベッドでは、通常時は、ロック機構 係合させて横柵を上方向にスライドした上 位置で保持することにより、マットを敷く 板の周囲を頭側フレーム、足側フレーム及 横柵で囲うことができ、マットに寝かせた 児の安全を確保することができる。また、 ック機構を解除し、横柵を下方向にスライ させることにより、この横柵の部分が開放 れ、この部分を通じて授乳やオムツ替え等 乳児の世話を容易に行うことができる。

特開2006-136431号公報

 しかしながら、従来のロック機構は、横 を案内する頭側フレーム及び足側フレーム ガイド溝にそれぞれ設けた穴部に、当該横 の両端部から頭側フレーム及び足側フレー に向けて突出自在な一対の係止ピンを挿通 る構成であったため、ロック機構を係合さ る場合には、横柵を上部位置まで引き上げ とともに係止ピンをそれぞれ穴部に挿通し 当該ロック機構を解除する場合には、横柵 落下しないように保持しつつ、係止ピンを れぞれ穴部から引き抜く操作を行う必要が った。このため、例えば、乳児を抱いた状 のように、少なくとも片手が塞がった状態 は、もう片方の手でロック機構を係脱する 作が困難となるといった問題があった。

 そこで、本発明の目的は、簡単な構成で 片手でも容易にロック機構の係脱操作がで るベビーベッドを提供することにある。

 上記した課題を解決するために、本発明 、マットを敷く床板の周囲に囲い柵を有し 少なくとも一側部に上下方向にスライド可 にスライド柵を備えたベビーベッドにおい 、前記スライド柵の下縁部に、床板側に回 自在なロック部材をヒンジ連結し、前記ス イド柵を所定位置に引き上げた際に、回動 たロック部材の係止片が嵌る係止孔を、前 床板側に設けたことを特徴とする。

 この構成によれば、スライド柵を所定位 に引き上げるだけで、ロック部材が床板側 回動し、当該ロック部材の係止片が床板側 設けられた係止孔に嵌るため、片手でも容 にロック機構が係合操作することができる また、ロック機構はスライド柵の下縁部に ンジ連結されたロック部材と、床板側に設 てロック部材の係止片が嵌る係止孔とを備 ればよく、当該ロック機構の部品点数を削 し、簡単な構成とすることができる。

 この構成において、前記ロック部材の係 片が係止孔から離脱するまでスライド柵を 昇し、前記ロック部材を体の一部で押さえ 、該ロック部材の回動を阻止可能とし、前 スライド柵を下降する構成としても良い。 の構成によれば、スライド柵を引き上げる ともに、ロック部材を体の一部(例えば下半 身、特に膝から腰の間の部位)で押さえるこ により、片手で容易にロック機構の解除操 することができる。

 また、前記ロック部材が自重により床板 に回動自在である構成としても良い。この 成によれば、ロック機構の部品点数を削減 、簡単な構成とすることができる。

 また、前記係止孔の上縁部が前記係止片 先端を受け入れ容易に湾曲する構成として 良い。この構成によれば、ロック部材が回 する際に係止片の先端が係止孔にスムーズ 嵌ることが可能となる。また、スライド柵 引き上げた際に、係止片と係止孔の上縁部 の接触抵抗を減じることにより、当該係止 を係止孔からスムーズに離脱させることが きる。

 また、前記ロック部材が前記スライド柵 下縁部に横長に設けられ、該横長のロック 材の両側部に前記係止片が設けられている 成としても良い。この構成によれば、横長 ロック部材を膝から腰の間の部位で容易に さえつつ、スライド柵を片手で下方にスラ ド操作することができる。

 また、前記係止孔が上下に間隔をあけて 数設けられている構成としても良い。また 前記床板の幅方向の略中央に上下に延びる 結部材を有し、該連結部材に前記係止孔が 下に間隔をあけて複数設けられている構成 しても良い。この構成によれば、異なる高 位置の係止孔にロック部材の係止片を挿入 ることにより、横柵を異なる高さ位置で保 することができる。

 本発明によれば、スライド柵を所定位置 引き上げるだけで、ロック部材が床板側に 動し、当該ロック部材の係止片が床板側に けられた係止孔に嵌るため、片手でも容易 ロック機構が係合操作することができる。 た、ロック機構はスライド柵の下縁部にヒ ジ連結されたロック部材と、床板側に設け ロック部材の係止片が嵌る係止孔とを備え ばよく、当該ロック機構の部品点数を削減 、簡単な構成とすることができる。

スライド柵を上方へスライドさせた状 を示すベビーベッドの斜視図である。 スライド柵を取り外した状態を示す分 斜視図である。 スライド柵のロック部材が垂直方向に 動した状態を示す斜視図である。 スライド柵のロック部材が水平方向に 動した状態を示す斜視図である。 ロック機構の係脱動作を示す断面図で る。 ロック機構の係脱動作を示す断面図で る。 ロック機構の係脱動作を示す断面図で る。 別の実施形態にかかるベビーベッドか スライド柵を取り外した状態を示す斜視図 ある。 スライド柵のロック部材の取り付け構 を示した分解斜視図である。

符号の説明

 10、60  ベビーベッド
 11  底板
 12  ベッド板(床板)
 13  ヘッドボード
 13A 上端部
 14  フットボード
 15  固定柵
 16  スライド柵
 17  下支持部材
 18  上支持部材
 28  下枠
 28A 下面
 35  ロック機構
 36  係止孔
 36A 上縁部
 37  ロック部材
 38  係止片
 39  幅広部
 40  金属丁番
 40A 回動軸
 61  連結部材
 62A~62D 係止孔
 65  スライド柵
 66  下枠
 68  ロック部材
 69  幅広部
 70  係止片
 71  丁番部
 71A 軸孔
 73  軸ピン

 以下、本発明の一実施の形態を図面に基づ て説明する。
 図1は、スライド柵を上方へスライドさせた 状態を示すベビーベッドの斜視図であり、図 2は、スライド柵を取り外した状態を示す分 斜視図である。
 本実施形態にかかるベビーベッド10は、主 して木製の部材を組み付けて構成したもの あり、図1に示すように、底板11と、この底 11の上方に略平行に配置されるベッド板(床 )12と、これら底板11及びベッド板12の前後に れぞれ配置されるヘッドボード13及びフッ ボード14と、上記ベッド板12の一側に配置さ る固定柵15と、当該ベッド板12の他側に配置 されるスライド柵16とを備える。

 底板11は、ベビーベッド10の下部に設けられ 、ヘッドボード13の両側の下部と、フットボ ド14の両側の下部との間に、それぞれ掛け された一対の下支持部材17の上に固定されて いる。この底板11の上には、例えばオムツや オル等、乳児を世話する際に使用する備品 収納することができるようになっている。
 ベッド板12は、成人の膝部から腰部あたり 高さに設けられ、ヘッドボード13の両側の高 さ方向の中間部と、フットボード14の両側の さ方向の中間部との間に掛け渡された一対 上支持部材18の上に固定されている。この ッド板12上には、蒲団やマットレス(不図示) 配置され、これら蒲団またはマット上に乳 が寝かされる。また、ベッド板12は、上記 たヘッドボード13、フットボード14、固定柵1 5及びスライド柵16とで形成される囲い柵で囲 まれることにより、乳児がベッドから転落す ることが防止されて安全が確保される。

 ヘッドボード13及びフットボード14は、図 2に示すように、それぞれ略同形状で略同一 大きさに形成された板部材である。これら ッドボード13及びフットボード14は、それぞ 対向する面の両側部に上下方向に延出する 右一対の支柱19,20を備え、これら支柱19,20に より、ヘッドボード13及びフットボード14が 強されている。また、これら支柱19,20のうち 、スライド柵16が設けられる側に配置される 柱20には、上下方向略全域に亘って、当該 ライド柵16を案内するガイド溝20Aが形成され ている。また、ヘッドボード13及びフットボ ド14の両側の下端部には、それぞれキャス 21が取り付けられており、これらキャスタ21 よりベビーベッド10を移動できるようにな ている。

 固定柵15は、上記した支柱19,19間に掛け渡さ れる上枠22と下枠23とを備え、これら上枠22と 下枠23との間には、当該支柱19と略平行に間 をあけて複数の縦桟24,24・・が組み付けられ ている。
 一方、スライド柵16は、一対の縦枠26,26と、 上枠27と、下枠28とを備え、これらを枠組み 、上枠27と下枠28との間に、縦枠26と略平行 間隔をあけて複数の縦桟29,29・・を組み付け ている。また、縦枠26,26には、上記支柱20,20 対向する面26A,26Aに、それぞれガイド溝20Aに 合する突条30,30が形成されている。これら 条30,30がガイド溝20Aを案内されることにより 、スライド柵16は、ヘッドボード13とフット ード14との間を上下方向にスライドされる。
 また、本構成では、ベビーベッド10は、ス イド柵16を上方にスライドさせた上部位置( 定位置)で保持するロック機構35を備える。 こで、上部位置とは、図1に示すように、ス イド柵16の上枠27がヘッドボード13及びフッ ボード14の各上端部13A,14Aと略同一の高さに き上げられた際の当該スライド柵16の高さ 置をいう。

 次に、ロック機構35について説明する。
 ロック機構35は、図2に示すように、スライ 柵16側に配置され、係止孔36が形成された上 支持部材18と、スライド柵16の下枠28にヒンジ 連結されるロック部材37とを備えて構成され いる。本実施形態では、上支持部材18には この上支持部材18の略中央部から横幅方向の 左右に振り分けた位置に一対の係止孔36,36が 成されている。これら係止孔36,36には、ロ ク部材37の係止片38,38(後述する)が挿入され ことにより、スライド柵16が上部位置で保持 される。このため、係止孔36,36を略中央部か 左右に振り分けた位置に形成することによ 、係止孔36,36及び係止片38,38にかかる荷重の バランスを保っている。
 本構成では、ヘッドボード13とフットボー 14との間に掛け渡され、ベッド板12を支持す 上支持部材18に係止孔36,36を形成したため、 この上支持部材18がベッド板12を支持する機 と、ロック部材37の係止片38が挿入されてス イド柵16を保持する機能とを兼用すること より、部品点数の削減を図るとともに、構 の簡素化を実現できる。

 また、上支持部材18は、ベッド板12の下方に 配置され、当該ベッド板12を支持するもので るため、図1及び図2に示すように、ロック 構35はベッド板12の下方に設けられる。この 成によれば、ベッド板12上の乳児が誤って ック機構35を操作することはなく、スライド 柵16が誤って下降するといった事態を防止す ことができる。
 さらに、本実施形態では、上支持部材18を してヘッドボード13とフットボード14とが連 されている。このため、万一、ヘッドボー 13とフットボード14とが湿度(もしくは外力) よって変形したとしても、上支持部材18が 置された中間部での変形は最小限に抑えら るため、当該変形によってロック機構35が外 れるといった事態を防止できる。

 ロック部材37は、図3に示すように、上記係 孔36,36に対応する一対の係止片38,38と、これ ら係止片38,38よりも幅広に形成された横長の 広部39とを備える。係止片38,38は、幅広部39 長手方向の側面部39Aの両端から、それぞれ 該幅広部39と同一平面上に延出して一体に 成されている。ロック部材37は、下枠28の下 28Aに複数(本実施形態では2つ)の金属丁番40( 5参照)を介して連結されている。この金属 番40により、ロック部材37は、床板側に回動 在に構成され、具体的には、図3に示すよう に、スライド柵16の外側で幅広部39と係止片38 ,38とが上下に位置する略垂直状態から、図4 示すように、スライド柵16の下枠28の下方で 該係止片38,38と幅広部39とが横並びに位置し た略水平状態まで回動自在となっている。
 ここで、本構成では、金属丁番40の回動軸40 Aは、下枠28の下面28Aに設けられている。更に 、図3に示すようなロック部材37が略垂直状態 にある場合、幅広部39は下枠28の下面28A、す わち金属丁番40の回動軸40Aよりも上方に位置 している。このため、ロック部材37の重心は 金属丁番40の回動軸40Aよりも上方に位置す ことにより、この重心には、回動軸40Aに対 、下方へのモーメントが働くため、ロック 材37は、その自重により図4に示す略水平状 まで回動することとなる。この回動により ロック部材37の係止片38,38は、スライド柵16 内側に延在して上記係止孔36,36に挿入される 。
 この場合、係止片38,38及び幅広部39が下枠28 下面28Aに当接することにより、それ以上の 動は防止される。また、本構成では、幅広 39を大きく(具体的には、下枠28の略半分の )に形成しているため、この幅広部39の重量 重くすることができる。このため、ロック 材37が略垂直状態にある場合における当該ロ ック部材37の重心位置を回動軸40Aよりも高く きるため、自重による回動をより容易に行 ことを可能としている。

 次に、ロック機構35の係脱動作について説 する。
 ロック機構35を係合させる場合、ユーザは スライド柵16の上枠27等をつかみ、図5に示す ように、スライド柵16を上方(図中X1方向)に引 き上げる。すると、スライド柵16の下枠28に 属丁番40を介して連結されたロック部材37は その係止片38が上支持部材18の下部18Aに当接 することにより、当該スライド柵16の引き上 動作に伴って、回動軸40Aを中心に矢印Y1方 に回動する。
 ロック部材37は、上述のように、幅広部39が 大きく形成されているため、ロック部材37の 重により、幅広部39及び係止片38,38が下枠28 下面28Aに当接する方向(矢印Y2方向)に回動す る。このため、スライド柵16を上部位置まで き上げた場合には、図6に示すように、矢印 Y2方向に回動されたロック部材37の係止片38が 上支持部材18に形成した係止孔36に挿入され 。そして、図7に示すように、ロック部材37 幅広部39及び係止片38,38が下枠28の下面28Aに 接するまで回動すると、係止片38が係止孔36 すべて挿入されることにより、ロック機構3 5の係合が終了する。これによれば、スライ 柵16はロック機構35により、上部位置に引き げた状態で保持される。
 また、ロック部材37は、係止片38,38及び幅広 部39が下枠28の下面28Aに当接した後は、それ 上の回動しないため、例えば、スライド柵16 に対して下方に荷重がかかったとしても、そ れにより、ロック機構35が解除されてスライ 柵16が落下することはない。

 一方、ロック機構35を解除する場合、ユー は、スライド柵16の上枠27等をつかみ、図7に 示すように、スライド柵16を上部位置から更 上方(矢印X1方向)に引き上げる。すると、ロ ック部材37は、図6に示すように、係止片38が 止孔36の上縁部36Aに当接することにより、 該スライド柵16の引き上げ動作に伴って、上 記した自重による回動方向とは反対の方向( 印Y1方向)に回動する。
 このため、ロック部材37は、スライド柵16の 引き上げ動作に伴って、上記矢印Y1方向に回 することにより、図5に示すように、このロ ック部材37の係止片38が係止孔36から離脱し、 ロック機構35が解除される。本構成では、係 孔36の上縁部36Aは、上方に向かって円弧状 丸みを帯びるように湾曲して形成されてい 。このため、係止孔36の入口部分が拡張され ることにより、ロック部材37が回動する際に 止片38の先端が係止孔36にスムーズに嵌るこ とが可能となる。また、スライド柵16を引き げた際に、係止片38と係止孔36の上縁部36Aと の接触抵抗を減じることにより、当該係止片 38を係止孔36からスムーズに離脱させること できる。
 ここで、ロック部材37は、その自重により 幅広部39及び係止片38,38が下枠28の下面28Aに 接する方向(矢印Y2方向)に回動するように構 されているため、係止片38を係止孔36から離 脱させた状態で、スライド柵16から手を放す 、ロック部材37が矢印Y2方向に回動して、再 びロック機構35が係合してしまう。
 このため、係止片38を係止孔36から離脱させ たら、ロック部材37が回動しないように、横 の幅広部39をユーザの体の一部(例えば下半 、特に膝部から腰部の間の部位であって例 ば大腿部)50で押さえつつ、スライド柵16を 方にスライドさせる。これにより、ロック 構35を再び係合させることなく、簡単にスラ イド柵16を開放することができる。
 また、ロック部材37の幅広部39は、係止片38 よりも横長に形成されているため、スライ 柵16を片手でスライド操作しつつ、体の一 としての膝部から腰部までの部位50で当該幅 広部39を容易に押さえることができる。

 以上、説明したように、本実施形態によれ 、スライド柵16を上部位置まで引き上げる けで、ロック部材37が自重で回動し、当該ロ ック部材37の係止片38が上支持部材18に形成さ れた係止孔36に挿入されてロック機構35が係 されることに加え、スライド柵16を上部位置 から引き上げることにより、この引き上げ動 作に伴い、ロック部材37が自重による回動方 と反対方向に回動して係止片38が係止孔36か ら離脱してロック機構35が解除されるため、 手で容易にロック機構35の係脱操作を実行 ることができる。
 また、ロック機構35は、ベッド板12を支持し つつ、係止孔36を有する上支持部材18と、ス イド柵16の下枠28にヒンジ連結され、上記係 孔36に挿入される係止片38を有するロック部 材37とを備えればよく、当該ロック機構35の 品点数を削減し、簡単な構成とすることが きる。

 また、本実施形態によれば、ヘッドボー 13とフットボード14との間に掛け渡され、ベ ッド板12を支持する上支持部材18に係止孔36を 形成したため、この上支持部材18がベッド板1 2を支持する機能と、ロック部材37の係止片38 挿入されてスライド柵16を保持する機能と 兼用することにより、部品点数の削減を図 とともに、構成の簡素化を実現できる。

 また、本実施形態によれば、係止孔36の 縁部36Aが係止片38の先端を受け入れ容易に湾 曲する構成されているため、ロック部材37が 動する際に係止片38の先端が係止孔36にスム ーズに嵌ることが可能となる。また、スライ ド柵16を引き上げた際に、係止片38と係止孔36 の上縁部36Aとの接触抵抗を減じることにより 、当該係止片38を係止孔36からスムーズに離 させることができる。

 次に、別の実施形態について説明する。
 図8は、別の実施形態にかかるベビーベッド からスライド柵を取り外した状態を示す斜視 図であり、図9は、スライド柵のロック部材 取り付け構成を示した分解斜視図である。 下の説明では、上記実施形態と同一の部材 は、同一の符号を付して説明を省略する。
 この別の実施形態では、ベビーベッド60は 上支持部材18と下支持部材17との間に、これ を連結する連結部材61を備える。この連結 材61は、これら上支持部材18及び下支持部材1 7の幅方向の略中間部に配置されて上下に延 る板材であり、これら連結部材61及び上支持 部材18には、高さ方向に高さ位置を異ならせ 複数の係止孔62A,62B・・が形成されている。 具体的には、上支持部材18には、この上支持 材18の略中央部に係止孔62Aが1つ形成され、 結部材61には、当該係止孔62Aの下方に略等 隔に3つの係止孔62B,62C,62Dが形成されている この実施形態では、上支持部材18及び連結部 材61が係止部として機能する。
 この構成によれば、上支持部材18及び連結 材61に係止孔62A~62Dを高さ位置を異ならせて 成したため、これら異なる高さ位置の係止 62A~62Dに後述するロック部材68の係止片70を挿 入することにより、スライド柵65を異なる高 位置で保持することができ、ユーザの利便 を向上させることができる。
 ここで、上述のように、底板11の上は備品 収容するスペースとして利用される。この め、この実施形態では、このスペースの間 に設けられる連結部材61は、幅方向に1つの 止孔62A~62Dを有する幅狭に形成されている。

 スライド柵65は、図9に示すように、下枠66 略中央部に切り欠き部66Aを備える。この切 欠き部66Aには、丁番部71を有するロック部材 68が取り付けられる。
 ロック部材68は、木製の部材で形成された 広部69と、この幅広部69の側面部の略中央か 当該幅広部69と同一平面上に延出する単一 係止片70とを備える。また、幅広部69は、こ 幅広部69におけるスライド柵65と対向する面 69Aに左右一対の木製の丁番部71,71を備える。 れら丁番部71,71は、それぞれ軸孔71A,71Aを備 、切り欠き部66Aの側面72と略接蝕する位置 設けられる。
 この側面72には、それぞれ上記軸孔71A,71Aに 通する軸孔72A,72Aが形成され、これら軸孔71A ,72Aの位置を合わせて軸ピン73で止め付ける。 これにより、ロック部材68は、軸ピン73を中 に回動することが可能となる。このロック 材68の回動範囲は、上記した実施形態のロッ ク部材37と同一であるため、ここでは説明を 略する。また、丁番部71,71間には、角材74は 配置され、この角材74は、ねじ75で下枠66に固 定される。これにより、ロック部材68は、ス イド柵65の下枠66に、いわゆる木製丁番を介 して回動自在に連結される。

 この別の実施形態によれば、上支持部材18 び連結部材61に係止孔62A~62Dを高さ位置を異 らせて形成したため、これら異なる高さ位 の係止孔62A~62Dに後述するロック部材68の係 片70を挿入することにより、スライド柵65を なる高さ位置で保持することができ、ユー の利便性を向上させることができる。
 また、この別の実施形態によれば、ロック 材68は、スライド柵65の下枠66に、木製の部 で形成された幅広部69に形成された左右一 の木製の丁番部71,71を介して回動自在に連結 されるため、ベビーベッド60の外観上、金属 品が露出しないことにより、当該ベビーベ ド60の意匠性の向上を図ることができる。

 以上、一実施の形態に基づいて本発明を説 したが、上記実施の形態はこの発明の一例 あり、これに限定されるものではない。
 上記した実施形態では、横柵の一方を固定 15、他方をスライド柵16、65とする構成につ て説明したが、両方をスライド柵として構 しても良い。また、この別の実施形態では ロック部材68は、スライド柵65の下枠66に、 わゆる木製丁番を介して回動自在に連結さ る構成としているが、これに限るものでは く、金属丁番を介して連結しても良い。
 また、上記した実施形態では、木製の部材 組み付けて形成しているが、これに限るも ではなく、金属性の部材や樹脂性の部材を み付けたり、これらを混在して組み付ける 成としても良い。
 また、上記した実施形態では、ロック部材3 7を自重で回動させる構成としたが、これに るものではなく、例えば、金属丁番もしく 木製丁番にばね部材を組み合わせ、このば 部材の付勢力を付加して回動させる構成と ても良い。この構成によれば、ロック部材37 がばね部材によって回動することにより、自 重のみの場合に比べて、ロック部材37の係止 38を係止孔36により確実に係合させることが できる。
 また、上記した実施形態では、スライド柵1 6を下降させる際に、ロック部材37の幅広部39 ユーザの体の一部として膝部から腰部まで 部位50で押さえるように記載したが、これ 限らず、スライド柵16をつかんでいない他方 の手で当該幅広部39を押さえても良いことは 論である。




 
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