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Title:
BRAKE FLUID PRESSURE CONTROL DEVICE
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2020/128742
Kind Code:
A1
Abstract:
Conventionally a pump unit includes a housing, a pump hole provided in the housing, a pump element arranged in the pump hole and a dedicated closing member that closes off an opening of the pump hole in a side wall of the housing. In accordance with the invention, a housing (130) comprising parallel pump holes (161) accommodating pump elements (70) is provided. Further, a single closing member (165) closes off the openings of a plurality of parallel pump holes (161) in one side wall (133;134) of the housing (130). In such a configuration, compared to the conventional configuration in which the openings of the plural pump holes (161) are closed by separate closing members, the pump unit (2) can be downsized.

Inventors:
NINBARI TSUTOMU (JP)
Application Number:
PCT/IB2019/060732
Publication Date:
June 25, 2020
Filing Date:
December 12, 2019
Export Citation:
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Assignee:
BOSCH GMBH ROBERT (DE)
International Classes:
B60T8/36
Foreign References:
US5979998A1999-11-09
US20070176484A12007-08-02
US20050146210A12005-07-07
DE19650272A11998-06-10
US3486454A1969-12-30
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Claims:
〇 2020/128742 卩(:17132019/060732

33

【書類名】請求の範囲

【請求項 1】

ポンプ孔 (1 6 1) 、及び液圧回路 (1 0、 3 0) が設けられたハウジング (1 3 0) と、ポンプエレ メント (7 0) と、前記ポンプエレメント (7 0) を収容する前記ポンプ孔 (1 6 1) の開口を塞ぐ閉塞 部材 (1 6 5) とを有するポンプユニット (2) と、

前記ポンプエレメント (7 0) のピストンの駆動源であるモータ (1 8 9) と、

前記モ-夕 (1 8 9) の駆動を制御する制御部 (1 9 0 3) とを備え、

前記液圧回路 (1 0、 3 0) 内の作動液としてのブレ-キ液の圧力を制御するブレ-キ液圧制御装 置 ( 1) であつて、

前記ポンプ孔 (1 6 1) 、及び前記ポンプエレメント (7 0) の組を複数備え、

前記閉塞部材 (1 6 5) が、複数の前記ポンプ孔 (1 6 1) の前記開口を共通して塞ぐ、ブレーキ 液圧制御装置 (1) 。

【請求項 2】

前記ハウジング (1 3 0) の外面 (1 3 3, 1 34) に凹部 (1 6 2) が設けられ、

複数の前記開口のそれぞれが、前記凹部 ( 1 6 2) の底面 (1 6 2 3) に設けられる、請求項 1 に記載のブレ-キ液圧制御装置 (1) 。

【請求項 3】

複数の前記ポンプエレメント (7 0) のそれぞれが、液体を吐出する吐出口 (7 2 3 1) ) を備え、 それぞれの前記吐出口 (7 2 3 1) が、前記底面 (1 6 2 3) と前記閉塞部材 (1 6 5) との 間の空間 (1 6 8) を介して互いに連通する、

請求項 2に記載のブレ-キ液圧制御装置 (1) 。

【請求項 4】 〇 2020/128742 卩(:17132019/060732

34 前記閉塞部材 (1 6 5) が、複数の前記ポンプエレメント (7 0) のそれぞれを前記ポンプ孔 ( 1 6

1) 内の被突き当て部 (1 6 7) に向けて押さえ付ける、

請求項 1乃至 3の何れか 1項に記載のブレ-キ液圧制御装置 ( 1) 。

【請求項 5】

複数の前記ポンプ孔 (1 6 1) のそれぞれが、前記ピストンの移動方向と直交する方向に延びる同 一の仮想円周 (0) 上に配置され、

前記閉塞部材 (1 6 5) の形状が、リング状である、

請求項 1乃至 4の何れか 1項に記載のブレ-キ液圧制御装置。

【請求項 6】

前記ポンプエレメント (7 0) が、ポンプ室 (7 5 〇) と、前記ポンプ室 (7 5 〇) 内への液体の吸 入を許容する吸入逆止弁 (7 7) と、前記ポンプ室 (7 5) 内からの液体の吐出を許容する吐出逆 止弁 (7 1) とを備え、

前記閉塞部材 (1 6 5) が、前記ポンプエレメント (7 0) の前記吐出逆止弁 (7 1) のケ-ス ( 1 6 5 8) を兼ねる、

請求項 1乃至 5の何れか 1項に記載のブレ-キ液圧制御装置 (1) 。

Description:
\¥0 2020/128742 卩(:17132019/060732

1

【書類名】明細書

【発明の名称】ブレ-キ液圧制御装置

【技術分野】

[ 0 0 0 1 ]

本発明は、ポンプユニットを備えるブレ-キ 圧制御装置に関する。

【背景技術】

[ 0 0 0 2 ]

従来のブレ-キ液圧制御装置として、ポンプ 、及び液圧回路が設けられたハウジングと ポンプエレメン 卜と、ポンプエレメントを収容するポンプ孔 の開口を塞ぐ閉塞咅5材とを有するポンプユ ットを備えるものが知 られている。例えば、特許文献 1に記載のブレ-キ液圧制御装置は、ハウジン に設けられたポンプ孔の内 咅 こポンプエレメントを備える。このポンプエ レメントは、ポンプ室と、軸方向に移動して ポンプ室の容積を変 化させるピストンと、ポンプ室への液体の吸 入を許容する吸入側の逆止弁と、ポンプ室か らの液体の吐出 を許容する吐出側の逆止弁とを備える。ポン プエレメントを収容するポンプ孔の開口は、 閉塞部材によって 塞がれる。この閉塞部材は、八ウジングの塑 性変形によって形成されるカシメ咅5(こよ て八ウジングに固定さ れる。

[ 0 0 0 3 ]

従来のブレーキ液圧芾 I】御装置の他の例として、特許文献 2に記載のものが知られている。このブレー 液圧制御装置は、ハウジングに形成された軸 穴及び 6つのポンプ孔と、それぞれのポンプ孔の中 個別に 酉己置される 6つのポンプエレメントとを備える。軸穴は ハウジングの正面の中央に設けられる。 6つのポンプ 孔のうち、 3つは、ハウジングの左側面から軸穴に向け 貫通する。これら 3つのポンプ孔の開口は、ハウジ ングの左側面において、互いに軸穴の軸線方 向に沿って並ぶ ' 。また、他の 3つのポンプ孔は、ハウジングの 右側面から軸穴に向けて貫通する。これら 3つのポンプ孔の開口は、ハウジングの右側 において、互いに 軸穴の軸線方向に沿って並ぶ ' 。軸穴には、モ-夕の偏心軸が挿入され 。 6つのポンプ孔のそれぞれに収 容される 6つのポンプエレメントは何れも、軸穴に挿 された偏心軸の回転によって駆動される。 ウジング 〇 2020/128742 卩(:17132019/060732

2

の左側面側の 3つのポンプエレメントは、互いに連携して 作する。また、ハウジングの右側面側の 3つのポ ンプエレメントは、互いに連携して動作する 。特許文献 2(こよれば、かかる構成のポンプユニット は、左側 面側、右側面側のそれぞれにおいて、 3つのポンプエレメントが互いに連携して動 することで、緊急ブレー キ時でも液圧を良好に高め、且つ耐久性を向 上させることができるとされる。

【先行技術文献】

【特許文献】

[ 0 0 0 4 ]

【特許文献 1】特開 2 0 1 6 - 1 2 1 6 6 6号公報

【特許文献 2】韓国公開特許第 1 0 — 2 0 1 1 — 0 1 2 0 0 2 5号公報

【発明の概要】

【発明が角军決しようとする課題】

[ 0 0 0 5 ]

特許文献 1に記載のブレ-キ液圧制御装置において、特 文献 2に記載のブレ-キ液圧制御装置の ようにハウジングの同じ面に複数のポンプ孔 の開口を並べて酉己置する構成を採用したと する。この場合に、 ポンプ孔の開口を閉塞部材によって塞ぐため に、専用の治具の刃をポンプ孔の開口の周囲 に打ち込んで力 シメ咅5を形成するときに、隣のポンプ孔の 壁を塑性変形させて、隣のポンプ孔に液漏 等の不具合を引 き起こすおそれがある。このため、設計者は 、治具の刃の打ち込み時に、互いに隣り合う ポンプ孔の周壁を 塑性変形させない程度に、ポンプ孔の設置間 隔を大きくせざるを得ない。このことが、ポ ンプユニットの小型 化を困難にするという課題がある。

【課題を角军決するための手段】

[ 0006 ]

本発明によれば、ポンプ孔 ( 1 6 1) 、及び液圧回路 ( 1 0、 3 0) が設けられたハウジング ( 1 3 0) と、ポンプエレメント (7 0) と、前記ポンプエレメント (7 0) を収容する前記ポンプ孔 ( 1 6 1) の開口を塞ぐ閉塞部材 ( 1 6 5) とを有するポンプユニット (2) と、前記ポンプエレメント (7 0) のピ 〇 2020/128742 卩(:17132019/060732

3 ストンの駆動源であるモ-夕 (1 8 9) と、前記モ-夕 (1 8 9) の駆動を制御する制御部 (1 9 0 3 ) とを備え、前記液圧回路 (1 0、 3 0) 内の作動液としてのブレーキ液の圧力を制御 するブレーキ液 圧制御装置 (1) であって、前記ポンプ孔 (1 6 1) 、及び前記ポンプエレメント (7 0) の組を複数 備え、前記閉塞部材 (1 6 5) が、複数の前記ポンプ孔 (1 6 1) の前記開口を共通して塞ぐポンプ ユニット (2) が提供される。

【発明の効果】

[ 0 0 0 7 ]

本発明によれば、複数のポンプエレメント (7 0) の酉己置間隔をより小さくして、ポンプユニ ット (2) の 小型化を図ることができるという優れた効果 がある。

【図面の簡単な説明】

[ 0008]

【図 1】実施形態に係るブレーキ液圧制御装置 ( 1) を用いるブレーキシステムの作動液回路を示 す 回 £各図である。

【図 2】ブレ-キ液圧制御装置 (1) の巳 011 (1 9 0) の回路構成を示すブロック図である。

【図 3】ブレ-キ液圧制御装置 (1) のポンプユニット (2) のハウジング (1 3 0) を斜め上方から 示す余斗視図である。

【図 4】ハウジング (1 3 0) を斜め下方から示す斜視図である。

【図 5】ポンプユニット (2) に用いられるポンプエレメント (7 0) の斜視図である。

【図 6】ポンプエレメント (7 0) の分解斜視図である。

【図 7】ポンプエレメント (7 0) の縦断面図である。

【図 8】ハウジング (1 3 0) の 軸方向の中央部を左側面 (1 34) 側から拡大して示す部分斜 視図である。

【図 9】ハウジング ( 1 3 0) を閉塞咅5材 (1 6 5) とともに示す分解斜視図である。 〇 2020/128742 卩(:17132019/060732

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【図 1 0】ポンプユニット (2) の 軸方向におけるポンプ孔 ( 1 6 1) の位置の破断面を示す横断 面図である。

【図 1 1】本発明を適用していない第 1比較例に係るポンプユニットの八ウジング 一咅5を示す平断面 図である。

【図 1 2】実施形態に係るブレーキ液圧制御装置 ( 1) におけるポンプユニット (2) のハウジング ( 1 3 0) の一部を示す平断面図である。

【図 1 3】第 1変形例に係るブレ-キ液圧制御装置 ( 1) のポンプユニット (2) の閉塞部材 ( 1 6 5) と、 2つのポンプエレメント (7 0) とを示す分解斜視図である。

【図 1 4】第 2変形例に係るブレ-キ液圧制御装置 ( 1) のポンプユニット (2) を示す斜視図であ る

【図 1 5】図 1 4の八一八 1斤面を示す断面図である。

【図 1 6】第 2変形例に係るブレ-キ液圧制御装置 ( 1) のポンプユニット (2) を下面 1 3 6から 平面的に示す図である。

【図 1 7】本発明を適用していない第 2比較例に係るポンプユニットを示す斜視図 ある。

【図 1 8】第 2比較例に係るポンプユニットにおける 6つのポンプ孔の酉己置スペースと、第 2変形例に係 るブレーキ液圧制御装置 1のポンプユニット (2) における 6つのポンプ孔 ( 1 6 1) の酉己置スペースとを 比較するための図である。

【発明を実施するための形態】

[ 0 0 0 9 ]

以下、本発明を適用したブレ-キ液圧制御装 の一実施形態について、図面を参照して説 する。な お、以下に説明する構成、動作等は、本発明 の実施形態としての一例 (代表例) であり、本発明は以 下に説明する構成、動作等に限定されない。 また、以下では、同一の又は類似する説明を 、適宜簡略 化又は省略する。また、各図において、 同一の又は類似する咅5材又は咅5分について 、符号を付すことを 〇 2020/128742 卩(:17132019/060732

5 省略するか、又は、同一の符号を付す。また 、細かい構造については、適宜図示を簡略化 又は省略する

[0010]

実施形態に係るブレ-キ液圧制御装置は、車 のブレ-キシステムの一咅5として用いられる 。図 1は、実 施形態に係るブレ-キ液圧制御装置を用いる レ-キシステムの作動液回路を示す回路図で る。このブ レ-キシステムは、倍力装置を用いずに、運 者によるブレ-キペダル 2 0 1の踏力を増幅してホイ-ルシリ ンダに伝達する四輪車用のブレーキシステム である。

[0011]

<ブレーキシステム>

ブレーキシステムは、実施形態に係るブレー キ液圧芾 I】御装置 1、ブレーキペダル 2 0 1、ピストンロッド 2 0 2、マスタシリンダ 2 0 3、リザーパータンク 2 04、 4つの液圧ブレーキ 2 0 5 - 2 0 8などを備える。

[0012]

ブレ-キペダル 2 0 1は、車両を制動する場合に運転者によって み込み操作が行われる。ブレ-キぺダ ル 2 0 1には、ピストンロッド 2 0 2の軸方向の一端側が接続される。ピストン ッド 2 0 2は、ブレーキぺダ ル 2 0 1の 3沓込量に応じて軸方向に変位する。この変 量であるスト□-ク量は、スト□-クセンサ 2 0 5 によって検出される。

[0 0 1 3]

リザーパータンク 2 04は、液圧を発生させる作動液 (例えばブレーキオイル) を貯留して、マスタシリン ダ 2 0 3に供給する。

[0 0 1 4]

マスタシリンダ 2 0 3は、プライマリ圧力室 2 0 3 3、プライマリピストン 2 0 3 匕、プライマリコイルスプリ ング 2 0 3 。、セカンダリ圧力室 2 0 3 ¢1、セカンダリピストン 2 0 3 6、セカンダリコイルスプリング 2 0 3 干等を備える。プライマリ圧力室 2 0 3 3と、セカンダリ圧力室 2 0 3 ¢1とは、互いに仕切られた状態で 軸方向に並ぶ ' 。 〇 2020/128742 卩(:17132019/060732

6

[0 0 1 5]

ピストン□ッド 2 0 2の軸方向の他端側には、マスタシリンダ 2 0 3のプライマリピストン 2 0 3 匕が接続 される。プライマリ圧力室 2 0 3 3内では、プライマリピストン 2 0 3 匕がピストン□ッド 2 0 2の動きに追従 して軸方向に往復移動する。プライマリピス トン 2 0 3 匕の軸方向の他端側と、セカンダリピストン 2 0 3 ㊀の軸方向の一端側とは、プライマリ圧力室 2 0 3 3内に酉己置されたプライマリコイルスプリ グ 2 0 3 〇 によって接続される。

[0 0 1 6]

セカンダリ圧力室 2 0 3 ¢1内では、セカンダリピストン 2 0 3 6が、プライマリピストン 2 0 3 匕の動きに 追従して軸方向に往復移動する。セカンダリ 圧力室 2 0 3 ¢1内には、セカンダリコイルスプリング 2 0 3 干 が配置され、セカンダリピストン 2 0 3 6と、セカンダリ圧力室 2 0 3 ¢1の軸方向の他端側内壁とを繫ぐ 。プライマリコイルスプリング 2 0 3 〇のパネカと、及びセカンダリコイルスプリ ング 2 0 3 干のパネカとは、例 えば互いに同一である。プライマリ圧力室 2 0 3 3、セカンダリ圧力室 2 0 3 ¢1のそれぞれの容量は、ビス トン□ッド 2 0 2のスト□—ク量に応じて変化する。

[0 0 1 7]

ブレーキシステムは、車両の右前輪 (F R) に設けられる液圧ブレーキ 2 0 5と、左後輪 (R〇 に設 けられる液圧ブレ-キ 2 0 6と、左前輪 (「 !_) に設けられる液圧ブレ-キ 2 0 7と、右後輪 (R R) に 設けられる液圧ブレーキ 2 0 8とを備える。液圧ブレーキ 2 0 5, 2 0 6, 2 0 7, 2 0 8は、ホイールシ リンダ 2 0 5 3, 2 0 6 3 , 2 0 7 3 , 2 0 8 3を備える。ホイールシリンダ 2 0 5 3, 2 0 6 3 , 2 0 7 3 , 2 0 8 3に供給される作動液の圧力が高まると、右 輪 (F R) , 左後輪 (R L) , 左 前輪 (「 !_) , 右後輪 ( に対する液圧ブレ-キ 2 0 5, 2 0 6, 2 0 7, 2 0 8による制動力 が増加する。

[0 0 1 8]

ブレーキ液圧制御装置 1のポンプユニット 2は、 2つの液圧回路 1 0, 3 0を備える。ブレーキシステム において、車両の右前輪 (「 R) のホイ-ルシリンダ 2 0 5 3と、左後輪 (R 1_) のホイ-ルシリンダ 2 0 〇 2020/128742 卩(:17132019/060732

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6 aとには、マスタシリンダ 2 0 3のプライマリ圧力室 2 0 3 a内の作動液が、ポンプユニット 2の液圧回 路 1 0を介して供給される。また、左前輪 (F L) のホイールシリンダ 2 0 7 aと、右後輪 (R R) のホ イールシリンダ 2 08 aとには、マスタシリンダ 2 0 3のセカンダリ圧力室 2 0 3 d内の作動液が、ポンプユ ニット 2の液圧回 S各 3 0を介して供給される。

[0 0 1 9]

なお、ブレ-キシステムは四輪車用のブレー システムに限られず、二輪車用あるいはそ 以外の車両のブ レーキシステムであってもよい。

[ 0020 ]

<ブレ-キ液圧制御装置 1 >

ブレーキ液圧芾 1 J御装置 1は、ポンプユニット 2と、 E C U (Electronic Control Unit) 1 9 0とを備 スる。

[ 0021 ]

< E C U 1 9 0 >

図 2は、 E C U 1 9 0の回路構成を示すブロック図である。 E C U 1 9 0は、 C P U (Central Processing Unit) からなる制御部 1 9 0 a、記憶媒体たる R OM (Read Only Memory) 1 9 0 b、一時記憶媒体たる R A M (Random Access Memory) 1 9 0 c、記憶媒体たるフラッシュメモリ 1 9 0 d等を備える。また、 E C U 1 9 0は、パス 1 9 0 e、 I n p u t a n d O u t p u t ユニ ット (以下、 I /0ユニットという) 1 9 0 f 等も備える。制御部 1 9 0 aと、 ROM 1 9 0 b、 R A M 1 9 0 c、フラッシュメモリ 1 9 0 d、及び I /0ユニット 1 9 0 f とは、パス 1 9 0 eを通じて相互通 信が可能である。

[ 0022 ]

制御部 1 9 0 aは、 R OM 1 9 0 bに記憶されたプログラムに基づいて、各種 制御を実行する。ま た、制御部 1 9 0 aは、 R AM 1 9 0 C、フラッシュメモリ 1 9 0 dに記憶されている各種のデ-夕に基づ いて演算を実行する。また、芾 1 j御咅 P 1 9 0 aは、必要に応じて、 I /0ユニット 1 9 0 f を介して、 I / 〇 2020/128742 卩(:17132019/060732

8

0ユニット 1 9 0 干に電気接続された外部機器に制御信号を送 信したり、外部機器からの信号を受信 したりする。

[ 0 0 2 3 ]

<ポンプユニット 2 >

図 1に示されるポンプユニット 2は、 2つの液圧回路 1 0, 3 0を備える。液圧回路 1 0と液圧回路 3 0とは、互いに、車両の対角の位置にある 1つの前輪及び 1つの後輪を組として、その組のブレーキ液 圧を制御するための回路である。かかる回路 を構成するための配管方式は、 X型配管方式と呼ばれる。

[ 0 0 2 4 ]

なお、ポンプユニット 2の液圧回路 1 0、液圧回路 3 0の配管方式は、 X型配管方式に限られない。

[ 0 0 2 5 ]

マスタシリンダ 2 0 3のプライマリ圧力室 2 0 3 3は、ポンプユニット 2の液圧回路 1 0に接続される。 マスタシリンダ 2 0 3のセカンダリ圧力室 2 0 3 ¢1は、ポンプユニット 2の液圧回路 3 0に接続される。

[ 0 0 2 6 ]

ブレーキペダル 2 0 1が踏み込まれると、ピストン□ッド 2 0 2、プライマリピストン 2 0 3 匕、及びセカンダ リピストン 2 0 3 6が軸方向の一端側から他端側に移動する。 の移動に伴い、プライマリ圧力室 2 0 3 3の容積が減少して、プライマリ圧力室 2 0 3 3内の作動液の一部がポンプユニット 2の液圧回路 1 0 内に移動する。同時に、セカンダリ圧力室 2 0 3 ¢1の容積が減少して、セカンダリ圧力室 2 0 3 ¢1内の 作動液の一部がポンプユニット 2の液圧回路 3 0内に移動する。

[ 0 0 2 7 ]

ポンプユニット 2の液圧回路 1 0と液圧回路 3 0とは、互いに同様の回路構成になっている 以下、 液圧回路 1 0の構成について説明し、液圧回路 3 0の構成については説明を省略する。

[ 0 0 2 8 ]

マスタシリンダ 2 0 3のプライマリ圧力室 2 0 3 3から送られてくる作動液を受け入れる液圧 路 1 0 は、次に説明する複数の電磁弁を備える。即 ち、常閉型でリニア制御可能な回路制御弁 1 1、常閉型 〇 2020/128742 卩(:17132019/060732

9 でオンオフ制御される吸入制御弁 1 2、常開型でリニア制御可能な 2つの増圧弁 1 3, 1 4、常閉型 でオンオフ芾 I】御される 2つの減圧弁 1 5, 1 6等である。

[ 0 0 2 9 ]

液圧回路 1 0は、モータ 1 8 9によって駆動される 2つのポンプエレメント 7 0と、アキュムレータ 1 7と、 ダンパ 1 8とを備える。

[ 0 0 3 0 ]

回路制御弁 1 1は、プライマリ圧力室 2 0 3 3と、 2つの増圧弁 1 3, 1 4との間の流路を開閉す る。吸入制御弁 1 2は、プライマリ圧力室 2 0 3 3と、 2つのポンプエレメント 7 0の吸引側との間の流 路を開閉する。回路制御弁 芾 I】御される。

[ 0 0 3 1 ]

回路制御弁 1 1の近傍には、回路制御弁 1 1を迂回するパイパス流路 1 9が設けられ、このパイパス 流路 1 9の途中には、逆止弁 2 0が設けられる。逆止弁 2 0は、プライマリ圧力室 2 0 3 3側から右 前輪の液圧ブレ-キ 2 0 5及び左後輪の液圧ブレ-キ 2 0 6側への作動液の流れを許容する一方で、 逆方向の作動油の流れを阻止する。回路制御 弁 3 1が故障に起因して閉弁状態となっても、プ イマリ 圧力室 2 0 3 3内から送り出された作動液は、パイパス流 1 9を通って右前輪のホイ-ルシリンダ 2 0 5 3、及び左後輪のホイ-ルシリンダ 2 0 6 3に供給される。

[ 0 0 3 2 ]

増圧弁 1 3、及び減圧弁 1 5は、右前輪のホイ-ルシリンダ 2 0 5 3に連通する流路に設けられ、右 前輪の液圧ブレ-キ 2 0 5の制御に関わる。また、 ±曽圧弁 1 4、及び減圧弁 1 6は、左後輪のホイ-ル シリンダ 2 0 6 3に連通する流路に設けられ、左後輪の液圧 レ-キ 2 0 6の制御に関わる。増圧弁 1 3、増圧弁 芾 I】御される。

[ 0 0 3 3 ] 〇 2020/128742 卩(:17132019/060732

10 リニア制御可能な増圧弁 1 3は、回路制御弁 1 1と、右前輪のホイ-ルシリンダ 2 0 5 3との間の流 路に設けられ、回路制御弁 1 1側から右前輪のホイ-ルシリンダ 2 0 5 3側への作動液の流量を連続 的に調整することが可能である。

[ 0 0 3 4 ]

増圧弁 1 3の近傍には、増圧弁 1 3を迂回するパイパス流路 2 1が設けられ、このパイパス流路 2 1 の途中には、逆止弁 2 2が設けられる。逆止弁 2 2は、右前輪のホイ-ルシリンダ 2 0 5 3側から回路 制御弁 1 1側への作動液の流れを許容する一方で、逆 向の作動液の流れを阻止する。増圧弁 1 3 が故障に起因して閉弁状態となっても、右前 輪のホイ-ルシリンダ 2 0 5 3内の作動液は、パイパス流路 2 1を通って回路制御弁 1 1側に移動することが可能である。

[ 0 0 3 5 ]

減圧弁 1 5は、全開と全閉との切り換えが可能な電磁 であり、右前輪のホイ-ルシリンダ 2 0 5 3 とアキュムレ-夕 1 7との間の流路に設けられる。減圧弁 1 5が開弁すると、右前輪のホイ-ルシリンダ 2 0 5 3内の作動液がアキュムレ-夕 1 7内に移動して、ホイ-ルシリンダ 2 0 5 3内が減圧する。

[ 0 0 3 6 ]

アキュムレ-夕 1 7は、減圧弁 1 5, 1 6から供給される作動液の圧力に応じて容積 変化させながら 、作動液を蓄積又は放出する。

[ 0 0 3 7 ]

なお、減圧弁 1 5は、開閉を断続的に繰り返すことによって 前輪のホイ-ルシリンダ 2 0 5 3側からア キュムレータ 1 7側に流れる作動液の流量を調節することが きる。

[ 0 0 3 8 ]

増圧弁 1 4は、回路制御弁 1 1と増圧弁 1 3とを繫ぐ流路から分岐し、且つその分岐点 左後輪 のホイ-ルシリンダ 2 0 6 3とを繫ぐ流路に設けられる。リニア制御可 な増圧弁 1 4は、回路制御弁 1 1側から左後輪のホイ-ルシリンダ 2 0 6 3側への作動液の流量、及び右前輪のホイ-ル リンダ 2 0 5

3側から左後輪のホイ-ルシリンダ 2 0 6 3側への作動液の流量を連続的に調整する。 〇 2020/128742 卩(:17132019/060732

11

[ 0 0 3 9 ]

増圧弁 1 4の近傍には、増圧弁 1 4を迂回するパイパス流路 2 3が設けられ、このパイパス流路 2 3 の途中には、逆止弁 2 4が設けられる。逆止弁 2 4は、左後輪のホイ-ルシリンダ 2 0 6 3側から、回路 制御弁 1 1と右前輪のホイ-ルシリンダ 2 0 5 3とを繫ぐ流路の側への作動液の流れを許容 る一方で 、逆方向の作動液の流れを阻止する。増圧弁 1 4が故障に起因して閉弁状態となっても、左 輪のホ イ -ルシリンダ 2 0 6 3内の作動液は、パイパス流路 2 3を通って、回路制御弁 1 1と右前輪のホイ-ル シリンダ 2 0 5 3とを繫ぐ流路に移動することが可能である

[ 0 0 4 0 ]

減圧弁 1 6は、全開と全閉との切り換えが可能な電磁 であり、左後輪のホイ-ルシリンダ 2 0 6 3 とアキュムレ-夕 1 7との間の流路に設けられる。減圧弁 1 6が開弁すると、左後輪のホイ-ルシリンダ 2 0 6 3内の作動液がアキュムレ-夕 1 7内に移動して、ホイ-ルシリンダ 2 0 6 3内が減圧する。

[ 0 0 4 1 ]

なお、減圧弁 1 6は、開閉を断続的に繰り返すことによって 後輪のホイ-ルシリンダ 2 0 6 3 からアキ ュムレ-夕 1 7に流れる作動液の流量を調節することがで る。

[ 0 0 4 2 ]

2つのポンプエレメント 7 0のそれぞれは、モータ 1 8 9によって駆動されて作動液を吐出する。モ タ 1 8 9の駆動は、 巳 0 11 1 9 0によって制御される。なお、液圧回路 1 0内におけるポンプエレメント 7 0の数 は、 2つに限定されず、 3つ以上であってもよい。

[ 0 0 4 3 ]

ポンプエレメント 7 0の吐出側は、ダンパ 1 8と可変絞り 2 5と逆止弁 2 6とを介して、回路制御弁 1 1と、増圧弁 1 3及び増圧弁 1 4とを繫ぐ流路に接続される。ダンパ 1 8は、液圧回路 1 0内の作動 液の流量の変化に伴う振動及び振動音を低減 する機能を有する。

[ 0 0 4 4 ] 〇 2020/128742 卩(:17132019/060732

12 可変絞り 2 5は、ダンパ 1 8側から逆止弁 2 6側への作動液の流量を調整する。逆止弁 2 6は、ダ ンパ 1 8側から、回路制御弁 1 1と、増圧弁 1 3及び増圧弁 1 4とを繫ぐ流路側への作動液の移動 を許容する一方で、逆方向への作動液の流れ を阻止する。

[ 0 0 4 5 ]

2つのポンプエレメント 7 0の吸引側と、減圧弁 1 5及び減圧弁 1 6とを繫ぐ流路には、逆止弁 2 7 が設けられる。逆止弁 2 7は、減圧弁 1 5及び減圧弁 1 6側からポンプエレメント 7 0の吸引側への作 動液の流れを許容する一方で、逆方向の作動 液の流れを阻止する。

[ 0 0 4 6 ]

プライマリ圧力室 2 0 3 3と、回路制御弁 1 1及び吸入制御弁 1 2とを繫ぐ流路(こは、第 1圧カセ ンサ 2 8が設けられる。第 1圧カセンサ 2 8は、プライマリ圧力室 2 0 3 3内の圧力 (マスタシリンダ圧 ) を検出する。

[ 0 0 4 7 ]

右前輪のホイ-ルシリンダ 2 0 5 3に連通する流路には第 2圧カセンサ 2 9が設けられる。第 2圧力 センサ 2 9は、右前輪のホイ-ルシリンダ 2 0 5 3内の圧力を検出する。なお、第 2圧カセンサ 2 9は、 左後輪のホイールシリンダ 2 0 6 3に連通する流路に設けられてもよい。

[ 0 0 4 8 ]

マスタシリンダ 2 0 3のセカンダリ圧力室 2 0 3 ¢1から送られてくる作動液を受け入れる液圧 回路 3 0 は、左前輪の液圧ブレ-キ 2 0 7及び右後輪の液圧ブレ-キ 2 0 8を制御する。液圧回路 3 0の回路 制御弁 3 1、吸入制御弁 3 2、パイパス流路 3 9、逆止弁 4 0は、液圧回路 1 0の回路制御弁 1 1、吸入制御弁 1 2、パイパス流路 1 9、逆止弁 2 0と同様の構成である。また、液圧回路 3 0のダ ンパ 3 8、可変絞り 4 5、逆止弁 4 6は、液圧回路 1 0のダンパ 1 8、可変絞り 2 5、逆止弁 2 6と 同様の構成である。また、液圧回路 3 0の増圧弁 3 3、パイパス流路 4 1、逆止弁 4 2、減圧弁 3 5 、左前輪のホイ-ルシリンダ 2 0 7 3、液圧回路 1 0の増圧弁 1 3、パイパス流路 2 1、逆止弁 2 2、 減圧弁 1 5、右前輪のホイ-ルシリンダ 2 0 5 3と同様の構成であるまた、液圧回路 3 0の第 3圧カセ 〇 2020/128742 卩(:17132019/060732

13 ンサ 4 9は、液圧回路 1 0の第 2圧カセンサ 2 9と同様の構成であり、左前輪のホイ-ルシリ ダ 2 0

7 3内の作動液の圧力を検出する。また、液圧 路 3 0の増圧弁 3 4、パイパス流路 4 3、逆止弁 4 4、減圧弁 3 6、右後輪のホイ-ルシリンダ 2 0 8 3は、液圧回路 1 0の増圧弁 1 4、パイパス流路 2 3、逆止弁 2 4、減圧弁 1 6、左後輪のホイ-ルシリンダ 2 0 6 3と同様の構成である。また、液圧回 路 3 0のアキュムレ-夕 3 7、逆止弁 4 7は、液圧回路 1 0のアキュムレ-夕 1 7、逆止弁 2 7と同様の 構成である。

[ 0 0 4 9 ]

<八ウジング 1 3 0 >

図 3は、ポンプユニット 2のハウジング 1 3 0を斜め上方から示す斜視図である。また、 4は、ハウジン グ 1 3 0を斜め下方から示す斜視図である。これら 図において、 X軸の延びる方向は、八ウジング 1 3 0 の左右方向である。 + 側 (矢印の側) が右側であり、 — X側 (矢印と反対側) が左側である。また 、 丫軸の延びる方向は、ハウジング 1 3 0の前後方向である。 +丫側が前側であり、 一丫側が後側である 。また、 X軸の延びる方向は、ハウジング 1 3 0の上下方向である。 十 側が上側であり、 一 側が下側 である。

[ 0 0 5 0 ]

例えばアルミ製の錶造品からなる八ウジング 1 3 0の各面は、正面 1 3 1、背面 1 3 2、右側面 1 3 3、左側面 1 3 4、上面 1 3 5、下面 1 3 6等からなる。正面 1 3 1は、第 1正面 1 3 1 3と、第 1正面 1 3 1 3よりも前側に位置する第 2正面 1 3 1 匕とを備える。このように、八ウジング 1 3 0の正 面側には、段差が形成される。

[ 0 0 5 1 ]

図 3に示される八ウジング 1 3 0の第 1正面 1 3 1 3の中央には、背面 1 3 2に向けて窪む軸穴 1 3 7と、軸穴 1 3 7よりも上側の位置で背面 1 3 2まで貫通する配線孔 1 3 8とが設けられる。軸穴 1 3 7は、モータ (図 1の 1 8 9) の偏心軸を挿入するための有底穴である。軸 穴 1 3 7は、 丫軸方 〇 2020/128742 卩(:17132019/060732

14 向 (前後方向) に沿って延びる。ハウジング 1 3 0にモータが固定されると、モータの偏心軸 、軸穴 1 3 7内において丫軸方向に沿って延びる。配線 1 3 8は、各種の酉己線を通すための貫通孑しで る。

[ 0 0 5 2 ]

ハウジング 1 3 0の第 2正面 1 3 1 匕には、 2つの配管接続口 1 3 9 3, 1 3 9 匕が設けられる。 配管接続口 1 3 9 3は、マスタシリンダのプライマリ圧力室 (図 1の 2 0 3 3) から延びる配管を接続 するための接続口である。配管接続口 1 3 9 匕は、マスタシリンダのセカンダリ圧力室 (図 1の 2 0 3 ¢1 ) から延びる配管を接続するための接続口であ る。

[ 0 0 5 3 ]

図 4に示されるハウジング 1 3 0の背面 1 3 2には、 4つの減圧弁接続口 1 44, 1 4 5, 1 5 2 , 1 5 3と、 4つの増圧弁接続口 1 4 6, 1 4 7, 1 54, 1 5 5と、 2つの回路制御弁接続口 1 4 8, 1 5 6とが設けられる。また、八ウジング 1 3 0の背面 1 3 2には、 2つの吸入制御弁接続口

1 4 9, 1 5 7と、 3つのセンサ接続口 1 5 0, 1 5 8, 1 6 0とが設けられる。

[ 0 0 54 ]

減圧弁接続口 1 44, 1 4 5, 1 5 2, 1 5 3には、図 1に示される減圧弁 1 5, 1 6, 3 5 , 3 6が接続される。図 4に示される増圧弁接続口 1 4 6, 1 4 7, 1 54, 1 5 5には、図 1に 示される増圧弁 1 3, 1 4, 3 3, 34が接続される。図 4に示される回路制御弁接続口 1 4 8,

1 54には、図 1に示される回路制御弁 1 1, 3 1が接続される。図 4に示される吸入制御弁接続 口 1 4 9, 1 5 7には、図 1に示される吸入制御弁 1 2, 3 2が接続される。図 4に示されるセンサ 接続口 1 6 0, 1 5 0, 1 5 8には、図 1に示される第 1圧カセンサ 2 8, 第 2圧カセンサ 2 9, 第 3圧カセンサ 4 9が接続される。

[ 0 0 5 5 ]

図 4に示されるように、八ウジング 1 3 0の右側面 1 3 3には、 2つのポンプ孔 1 6 1が設けられる。こ れらのポンプ孔 1 6 1は、図 3に示されるように、 X軸方向に沿って延びて軸穴 1 3 7まで貫通し、互い に丫軸方向に沿って並ぶ ' 。 〇 2020/128742 卩(:17132019/060732

15

[ 0 0 5 6 ]

ハウジング 1 3 0の左側面 1 3 4には、 2つのポンプ孔 1 6 1が設けられる。これらのポンプ孔 1 6 1は 、 X軸方向に沿って延びて軸穴 1 3 7まで貫通し、互いに丫軸方向に沿って並ぶ ' 。ハウジング 1 3 0右 側面 1 3 3に設けられる 2つのポンプ孔 1 6 1のうち、前側のポンプ孔 1 6 1と、ハウジング 1 3 0の左 側面 1 3 4に設けられる 2つのポンプ孔のうち、前側のポンプ孔 1 6 1とは、 X軸方向において一直線上 に並ぶ ' 。また、八ウジング 1 3 0右側面 1 3 3に設けられる 2つのポンプ孔 1 6 1のうち、後側のポンプ孔 1 6 1と、ハウジング 1 3 0の左側面 1 3 4に設けられる 2つのポンプ孔のうち、後側のポンプ孑し 1 6 1と は、 X軸方向において一直線上に並ぶ '

[ 0 0 5 7 ]

ハウジング 1 3 0の上面 1 3 5には、 X軸方向に並ぶ ' 4つの配管接続口 1 4 0, 1 4 1, 1 4 2 , 1 4 3が設けられる。配管接続口 1 4 0, 1 4 1, 1 4 2, 1 4 3には、図 1に示される右前輪

(F R) , 左後輪 (Rし) , 左前輪 (「 !_) , 右後輪 (R R) のホイ-ルシリンダ 2 0 5 3 , 2 0

6 3 , 2 0 7 3 , 2 0 8 3へ延びる配管が接続される。

[ 0 0 5 8 ]

図 4に示されるように、八ウジング 1 3 0の下面 1 3 6には、上面 1 3 5側に向けて建む 2つのアキュム レータ収容孑し 1 5 1, 1 5 9が設けられる。これらアキュムレータ収容 し 1 5 1, 1 5 9は、 X軸方向に 並ぶ ' 。アキュムレータ収容孑し 1 5 1内には、図 1に示される液圧回路 1 0のアキュムレータ 1 7が収容され る。図 4に示されるアキュムレータ又容孑し 1 5 9内には、図 1に示される $夜圧回 £各 3 0のアキュムレータ 3 7が収容される。

[ 0 0 5 9 ]

図 4に示されるハウジング 1 3 0の右側面 1 3 3に設けられる 2つのポンプ孔のそれぞれには、図 1に 示される液圧回路 1 0のポンプエレメント 7 0が個別に収容される。図 3に示される八ウジング 1 3 0の 左側面 1 3 4に設けられる 2つのポンプ孔のそれぞれには、図 1に示される液圧回路 3 0のポンプエレメン 卜 7 0が個別に収容される。 〇 2020/128742 卩(:17132019/060732

16

[ 0 0 6 0 ]

<ポンプエレメント 7 0 >

図 5は、ポンプエレメント 7 0の斜視図である。図 6は、ポンプエレメント 7 0の分解斜視図である。図 7は、ポンプエレメント 7 0の縦断面図である。これらの図において、 点鎖線で示されるのは、ポンプエレメ ント 7 0の横断面の中心軸 」 である。以下、ポンプエレメント 7 0において、 中心軸」 に沿う方向を、単に 軸方向という。また、軸方向における一端側 をフロント側、他端側をリア側という。また 、 中心軸 」 を中心 とする半径方向を径方向という。また、 中心軸 ·) を中心とする円周方向を周方向という。

[ 0 0 6 1 ]

ポンプエレメント 7 0は、吐出逆止弁 7 1、フロント側シリンダ 7 5、吸入逆止弁 7 7、仕切り部材 8 1、ピストン 8 2、 リア側シリンダ 8 3、 0リング 8 4などを備える。

[ 0 0 6 2 ]

〔吐出逆止弁 7 1〕

吐出逆止弁 7 1は、後述のポンプ室 7 5 〇内からの作動液の吐出を許容する弁である 。吐出逆止 弁 7 1は、ポンプエレメント 7 0における軸方向のフロント側の端部に設け れ、カパー 7 2と、コイルパネ 7 3と、真球状の弁体 7 4とを備える。カパ- 7 2は、有底円筒部 7 2 3と、有底円筒部 7 2 3のリア側 の端の外周から径方向の外側に向けて広がる フランジ部 7 2 13とを備える。円筒状の有底円筒部 7 2 3は、フロント側の端に底咅5を備える。有底 筒部 7 2 3の周壁には、周方向に並ぶ ' 複数の吐出口 7 2 3 1が設けられる。フランジ咅 5 7 2 匕には、後述のフロント側シリンダ 7 5に圧接するカシメ咅5 7 2 匕 1 が周方向に沿って複数設けられる。

[ 0 0 6 3 ]

カパー 7 2の内咅5(こは、フロント側の端を有底円筒 7 2 3の底部に押し当てるコイルパネ 7 3と、 ]イ ルパネ 7 3のリア側の端が押し当てられる弁体 7 4とが収容される。

[ 0 0 6 4 ]

〔フロント側シリンダ 7 5〕 〇 2020/128742 卩(:17132019/060732

17 有底円筒状のフロント側シリンダ 7 5は、フロント側の端に底咅5 7 5 3を備える。この底咅5 7 5 3の中 心軸 」 の位置には、軸方向に貫通する連通孔 7 5 3 1が設けられる。フロント側シリンダ 7 5の内部に は、コイルパネからなるピストンパネ 7 6が配置される。フロント側シリンダ 7 5の軸方向における中央には、 シール部 7 5 匕が設けられる。シール部 7 5 匕は、フロント側シリンダ 7 5のシール咅5 7 5 匕よりもフロント側 部分、 リア側咅5分のそれぞれよりも大径である。

[ 0 0 6 5 ]

〔吸入逆止弁 7 7〕

吸入逆止弁 7 7は、後述のポンプ室 7 5 〇内への作動液の吸入を許容する弁である。 吸入逆止弁 7 7は、カパ- 7 8、コイルパネ 7 9、及び弁体 8 0を備える。カパ- 7 8は、有底円筒部 7 8 3と、大 径部 7 8 匕とを備える。円筒状の有底円筒部 7 8 3は、フロント側の端に底咅5 7 8 3 1を備える。大 径部 7 8 匕は、カパ- 7 8のリア側の端に設けられ、有底円筒部 7 8 3よりも大径である。有底円筒咅5 7 8 3の周壁には、軸方向に延びるスリット 7 8 。が設けられる。このスリット 7 8 。の幅は、後述のコイ ルパネ 7 9の直径、弁体 8 0の直径の何れよりも小さい。

[ 0 0 6 6 ]

カパー 7 8の内咅5(こは、フロント側の端を有底円筒 7 8 3の底部 7 8 3 1に押し当てるコイルパネ 7 9と、コイルパネ 7 9のリア側の端が押し当てられる真円状の弁 8 0とが収容される。

[ 0 0 6 7 ]

〔仕切り部材 8 1〕

円筒状の仕切り部材 8 1は、軸方向のフロント側の端面に、フロン 側からリア側に向けて建む凹咅5 8 1 3を備える。カパ- 7 8の大径部 7 8 匕は、仕切り部材 8 1の凹部 8 1 3内に挿入される。

[ 0 0 6 8 ]

フロント側シリンダ 7 5の円筒内において、仕切り部材 8 1よりもフロント側の空間は、ポンプ室 7 5 。 になっている。仕切り咅5材 8 1は、軸方向において、ポンプ室 7 5 。と後述の円環状流路 8 5とを仕切 る役割を担う。 〇 2020/128742 卩(:17132019/060732

18

[ 0 0 6 9 ]

〔ビストン 8 2〕

円柱状のピストン 8 2は、軸方向に並ぶ ' 小径部 8 2 3及び大径部 8 2 匕を備える。大径咅 5 8 2 匕 よりもフロント側に設けられる小径咅5 8 2 3は、大径部 8 2 匕よりも小径である。ピストン 8 2のフロント側 は、筒状のフロント側シリンダ 7 5の内部に進入する。

[ 0 0 7 0 ]

ピストン 8 2の小径部 8 2 3及び大径部 8 2 13(こは、軸方向に延びる内部流路 8 2 〇が設けられる 。内部流路 8 2 〇のフロント側の端は、フロント側に向けて 開口する吐出側連通口 8 2 〇 1になっている 。内部流路 8 2 〇は、吐出側連通口 8 2 〇 1からリア側に向けて、大径咅 5 8 2 〇の軸方向の中央付 近まで延びる。内部流路 8 2 。のリア側の端咅5(こは、吸入側連通口 8 2 。 2が設けられる。

[ 0 0 7 1 ]

ピストン 8 2のリア側の端咅5(こは、 0リング 8 4が嵌め込まれる。

[ 0 0 7 2 ]

〔リア側シリンダ 8 3〕

有底円筒状のリア側シリンダ 8 3は、リア側の端に底部 8 3 3を備える。フロント側シリンダ 7 5のリア 側の端部は、リア側シリンダ 8 3のフロント側の端咅5の中に嵌め込まれる。 ア側シリンダ 8 3の底部 8 3 3における中心軸」の位置には、貫通孔が設 られる。ピストン 8 2は、その貫通孑しを通じて、リア側シリ ンダ 8 3を軸方向に貫通してフロント側シリンダ 7 5の内部に至る。

[ 0 0 7 3 ]

リア側シリンダ 8 3の内周壁と、シリンダ 8 2の外周面との間に形成されるクリアランス 、作動液を流 す円環状流路 8 5になっている。リア側シリンダ 8 3の周壁には、円環状流路 8 5に連通する吸入口 8 3 匕が設けられる。

[ 0 0 7 4 ]

〔ポンプエレメント 7 0の動作〕 〇 2020/128742 卩(:17132019/060732

19 ピストン 8 2は、フロント側シリンダ 7 5及びリア側シリンダ 8 3のそれぞれの内壁に接触しながら、軸方 向に往復移動することが可能である。また、 仕切り部材 8 1は、フロント側シリンダ 7 5の内壁に接触しな がら、ピストン 8 2と一体的に軸方向に往復移動することが可 である。また、吸入逆止弁 7 7は、カパ - 7 8の大径部 7 8 13を仕切り部材 8 1の凹部 8 1 3に進入させた状態で、仕切り部材 8 1及びピ ストン 8 2とともに軸方向に往復移動することが可能 ある。

[ 0 0 7 5 ]

吸入逆止弁 7 7の弁体 8 0は、コイルパネ 7 9によってリア側に付勢されて、ピストン 8 2に設けられた 内部流路 8 2 〇の吐出側連通口 8 2 〇 1の周壁に突き当たる。弁体 8 0がこのように吐出側連通口 8 2 〇 1の周壁に突き当たることで、吐出側連通口 8 2 〇 1が閉塞される。

[ 0 0 7 6 ]

吐出逆止弁 7 1の弁体 7 4は、コイルパネ 7 3によってリア側に付勢されて、フロント側 リンダ 7 5の 連通孔 7 5 3 1の周壁に突き当たる。弁体 7 4がこのように連通孑し 7 5 3 1の周壁に突き当たることで 、連通孔 7 5 3 1が閉塞される。

[ 0 0 7 7 ]

円環状流路 8 5、内部流路 8 2 〇、吸入逆止弁 7 7、ポンプ室 7 5 〇、及び吐出逆止弁 7 1の それぞれの内部は、作動液で満たされる。

[ 0 0 7 8 ]

ポンプ室 7 5 。内においては、吸入逆止弁 7 7のカパ- 7 8の大径部 7 8 匕に、ピストンパネ 7 6のリ ア側の端が押し当てられる。ピストン 8 2は、大径部 7 8 匕と仕切り部材 8 1とを介して、ピストンパネ 7 6によってリア側に向けて付勢される。ピス ン 8 2のリア側の端面は、モータ (図 1の 1 8 9) の偏心軸 の周面に突き当たる。

[ 0 0 7 9 ]

モ-夕の偏心軸が回転すると、軸方向におい 、偏心軸の周面に対するピストン 8 2のリア側の端面の 突き当たり位置 (以下、 ピストン突き当たり位置という) が変化する。この変化に伴って、ピストン 8 2、 〇 2020/128742 卩(:17132019/060732

20 仕切り部材 8 1、及び吸入逆止弁 7 7が軸方向に移動して、ポンプ室 7 5 〇の容積を変化させる。つ まり、ピストン 8 2は、軸方向に移動してポンプ室 7 5 〇の容積を変化させる。

[ 0 0 8 0 ]

ピストン突き当たり位置がフロント側に移動 すると、ピストン 8 2、仕切り部材 8 1、及び吸入逆止弁 7 7の組がフロント側に移動する。この移動に ってポンプ室 7 5 。の容積が減少するとともに、円環状 流路 8 5の容積が増加する。

[ 0 0 8 1 ]

円環状流路 8 5の容積の増加に伴って円環状流路 8 5内の作動液が減圧すると、リア側シリンダ 8 3の吸入口 8 3 13を通じて、外部の作動液が円環状流路 8 5内に吸入される。

[ 0 0 8 2 ]

また、ポンプ室 7 5 〇の容積が減少すると、ポンプ室 7 5 〇内の作動液が昇圧する。昇圧した作動液 は、吐出逆止弁 7 1の弁体 7 4をコイルパネ 7 3のパネカに杭してフロント側に移動させな ら、連通孔 7 5 3 1を通じて吐出逆止弁 7 1の内部に流れ込む。すると、吐出逆止弁 7 1の吐出口 7 2 3 1か ら作動液が吐出される。吐出された作動液は 、後述の吐出通路 (後述の図 8の 1 6 4) を通ってダン パ- (図 1の 1 8) 内に流入する。

[ 0 0 8 3 ]

一方、ピストン突き当たり位置がリア側に移 動すると、ピストン 8 2、仕切り部材 8 1、及び吸入逆止 弁 7 7の組がリア側に移動する。この移動に伴っ ポンプ室 7 5 〇の容積が増加して、吐出逆止弁 7 1 内の作動液、及びポンプ室 7 5 〇内の作動液のそれぞれが減圧する。同時に 、円環状流路 8 5の容積 が減少して、円環状流路 8 5内の作動液が増圧する。

[ 0 0 8 4 ]

吐出逆止弁 7 1内の作動液、及びポンプ室 7 5 〇内の作動液のそれぞれが減圧すると、吐出 逆止 弁 7 1の弁体 7 4が、コイルパネ 7 3によってリア側に向けて付勢されて、連通 7 5 3 1の周囲壁に 突き当たる。弁体 7 4がこのように連通孑し 7 5 3 1の周壁に突き当たることで、連通孑し 7 5 3 1が閉塞 〇 2020/128742 卩(:17132019/060732

21 する。また、円環状流路 8 5内で増圧した作動液は、吸入側連通口 8 2 〇 2を通じて内部流路 8 2 〇内に流れ込んで内部流路 8 2 〇内の作動液を増圧させる。すると、内部流 路 8 2 〇内の作動液が 、吸入逆止弁 7 7の弁体 8 0をコイルパネ 7 9のパネカに杭してフロント側に移動させな ら、開口した 吐出側連通口 8 2 〇 1を通じて吸入逆止弁 7 7の内部に流れ込む。

[ 0 0 8 5 ]

く八ウジング 1 3 0のポンプ孔 1 6 1 >

図 8は、八ウジング 1 3 0の 軸方向の中央部を左側面 1 3 4側から拡大して示す部分斜視図であ る。図 8では、便宜上、吸入制御弁接続口 1 4 9, 1 5 7のそれぞれに接続される吸入制御弁 (1 2, 3 2) の図示、を省略している。

[ 0 0 8 6 ]

八ウジング 1 3 0の左側面 1 3 4には、 丫軸方向に延びる角丸長方形状の凹部 1 6 2が設けられる 。 2つのポンプ孔 1 6 1のそれぞれの開口は、凹部 1 6 2の底面 1 6 2 3に設けられる。ハウジング 1 3 0には、ポンプ孔 1 6 1に連通する吐出通路 1 6 4が設けられ、この吐出通路 1 6 4は、ダンパ- (図 1の 1 8) に繫がる。

[ 0 0 8 7 ]

2つのポンプ孑し 1 6 1は、ハウジング 1 3 0に設けられた連通路 1 6 3を介して互いに連通する。

[ 0 0 8 8 ]

八ウジング 1 3 0の左側面 1 3 4に設けられる凹部 1 6 2について説明したが、八ウジング 1 3 0の外 面としての右側面 (図 4の 1 3 3) においても、同様の凹部が設けられる。また 、八ウジング 1 3 0の左 側面 1 3 4側に設けられる 2つのポンプ孔 1 6 1について説明したが、八ウジング 1 3 0の右側面側に設 けられる 2つのポンプ孔 1 6 1も同様に、吐出通路 (1 6 4) を介してダンパ- (図 1の3 8) に連通 し、且つ連通路を介して互いに連通する。

[ 0 0 8 9 ]

く閉塞部材 1 6 5 > 〇 2020/128742 卩(:17132019/060732

22 図 9は、八ウジング 1 3 0を閉塞咅5材 1 6 5とともに示す分解斜視図である。八ウジン 1 3 0の外 面としての左側面 1 3 4に設けられた凹部 1 6 2には、角丸長方形状の閉塞部材 1 6 5が嵌め込ま れる。閉塞部材 1 6 5は、 2つのポンプ孔 1 6 1の開口のそれぞれを共通して塞ぐ。

[ 0 0 9 0 ]

図 1 0は、ポンプユニット 2の 軸方向におけるポンプ孔 1 6 1の位置の破断面を示す横断面図であ る。閉塞部材 1 6 5は、八ウジング 1 3 0に設けられたカシメ咅 5 1 6 6によって凹咅 5 1 6 2の底面 1 6 2 3に押し付けられて、凹部 1 6 2内に固定される。カシメ咅5 1 6 6は、角丸長方形の環状の刃を備え る治具の刃を打ち込まれた八ウジング 1 3 0の塑性変形によって形成される。

[ 0 0 9 1 ]

凹部 1 6 2の底面 1 6 2 3と、凹部 1 6 2内に嵌め込まれた閉塞部材 1 6 5との間には、空間 1 6 8が形成される。 丫軸方向に並ぶ ' 2つのポンプ孔 1 6 1のそれぞれには、ポンプエレメント 7 0が個別に 収容される。それらのポンプエレメント 7 0の吐出口 7 2 3 1は、空間 1 6 8を介して互いに連通する。

[ 0 0 9 2 ]

ポンプ孔 1 6 1には、段差による被突き当て咅5 1 6 7が設けられる。ポンプ孑し 1 6 1における被突き当 て部 1 6 7よりも軸線方向の閉塞部材 1 6 5側の領域の内径は、被突き当て部 1 6 7よりも軸線方 向の軸穴 1 3 7側の領域の内径よりも大きい。凹部 1 6 2内に嵌め込まれた閉塞部材 1 6 5は、 丫 軸方向に並ぶ ' 2つのポンプエレメント 7 0に突き当たって、それらポンプエレメント 7 0のシール部 7 5 匕にお ける軸穴 1 3 7側の端面をポンプ孑し 1 6 1の被突き当て咅5 1 6 7に突き当てる。この突き当てに伴って、 ポンプエレメント 7 0がポンプ孔 1 6 1内で軸方向に位置決めされる。

[ 0 0 9 3 ]

ポンプエレメント 7 0のシール部 7 5 匕の外周面は、ポンプ孔 1 6 1における被突き当て部 1 6 7よりも 閉塞部材 1 6 5側の領域の内周面に密着する。この密着に り、軸方向において、ポンプ孔 1 6 1の吸 入口連通領域と、吐出通路連通領域との間が 仕切られてシ-リングされる。吸入口連通領 は、ポンプ 〇 2020/128742 卩(:17132019/060732

23 孑し 1 6 1において、ポンプエレメント 7 0の吸入口 8 3 匕に連通する領域である。また、吐出通路連 通領

±或は、ポンプ孑し 1 6 1において、ハウジング 1 3 0の吐出通路 (図 8の 1 6 4) に連通する領域である。

[ 0 0 9 4 ]

ハウジング 1 3 0の右側面 1 3 3の側に設けられる 2つのポンプ孔 1 6 1のそれぞれに連通する連通 路 1 6 3の一端は、吸入制御弁接続口 1 5 7に繫がる。ハウジング 1 3 0の左側面 1 3 4の側に設 けられる 2つのポンプ孔 1 6 1のそれぞれに連通する連通路 1 6 3の一端は、吸入制御弁接続口 1 4 9に繫がる。

[ 0 0 9 5 ]

図 1 1は、本発明を適用していない第 1比較例に係るポンプユニットの八ウジング 1 1 3 0の一部を示 す平断面図である。なお、 同図では、便宜上、ポンプ孔 1 1 6 1内に収容されるポンプエレメントの図示を 省田各している。

[ 0 0 9 6 ]

図 1 1に示される第 1比較例のポンプユニットにおいて、互いに り合う 2つのポンプ孔 1 1 6 1のそれ ぞれの開口は、互いに個別の閉塞部材 1 1 6 5によって塞がれる。 2つの閉塞部材 1 1 6 5のそれぞれ は、互いに独立する個別のカシメ部 1 1 6 6によってハウジング 1 3 0に固定される。 2つのポンプ孑し 1 1 6 1の £巨離口が近すぎると、カシメ咅5 1 1 6 6の形成のために、一方のポンプ孔の開口周 に治具が撃 ち込まれたときに、その開口周囲だけでなく 、他方のポンプ孔の周壁も塑性変形するおそ れがある。このため 、設計者は、治具の打ち込みによるハウジン グ 1 1 3 0の塑性変形を隣のポンプ孔 1 1 6 1の側に及ぼ さない程度に、ポンプ孔 1 1 6 1の設置間隔を大きくとらざるを得ず、ポン ユニットを小型化するのが困 難になる。

[ 0 0 9 7 ]

図 1 2は、実施形態に係るブレ-キ液圧制御装置 1におけるポンプユニット 2のハウジング 1 3 0の一 部を示す平断面図である。同図においても、 便宜上、ポンプ孔 1 6 1内に収容されるポンプエレメント (

7 0) の図示を省略している。実施形態に係るブレ ーキ液圧制御装置 1のポンプユニット 2においては、 〇 2020/128742 卩(:17132019/060732

24 同図に示される通り、ハウジング 1 3 0の全域のうち、隣り合うポンプ孔 1 6 1の間の領域にカシメ咅5 1 6 6が形成されない。つまり、前記領域には、 シメ咅^ 1 6 6を形成するための治具の刃が打ち込まれな 。 このため、隣り合うポンプ孔 1 6 1の £巨離口をより小さくしても、 £巨離口を小さくしたことに起因して、カシ 部 1 6 6の形成時 (治具の刃の打ち込み時) に、ポンプ孔 1 6 1の周壁を塑性変形させることがない 。よって、図 1 1と図 1 2との比較からわかるように、 図 1 2に示される実施形態に係るブレーキ液圧制 装置 1のポンプユニット 2においては、 図 1 1に示される第 1比較例に比べて、距離口をより小さくする と ができる。

[ 0 0 9 8 ]

なお、八ウジング 1 3 0における同一の面に設けられるポンプ孔 1 6 1の数は、 2つに限定されない。同 一の面にポンプ孔 1 6 1が 3つ以上設けられるポンプユニット 2においても、本発明の適用が可能である。

[ 0 0 9 9 ]

<実施形態に係るブレ-キ液圧制御装置 1の作用>

実施形態に係るブレ-キ液圧制御装置 1においては、ハウジング 1 3 0における同一の面に設けられる 2つのポンプ孔 1 6 1の開口のそれぞれを、 1つの閉塞部材 1 6 5が共通して塞ぐ。この閉塞部材 1 6 5をハウジング 1 3 0に固定するためのカシメ咅5 1 6 6が形成されるとき、治具の刃は 2つのポンプ孑し 1 6 1の間に打ち込まれない。このため、 2つのポンプ孔 1 6 1のそれぞれが個別の閉塞部材によって塞が る 構成に比べて、 2つのポンプ孔 1 6 1の £巨離口がよりも小さく設定されても、距離 がよりも小さくなったこ とに起因して治具の打ち込み時にポンプ孔 1 6 1の周壁が変形することはない。よって、設 者は、前記 構成に比べて、 £巨離口をよりも小さくすることができる。

[ 0 1 0 0 ]

実施形態に係るブレーキ液圧制御装置 1のポンプユニット 2においては、図 8に示されるように、ハウジン グ 1 3 0の外面としての左側面 1 3 4に凹部 1 6 2が設けられ、 2つのポンプ孔 1 6 1の開口のそれぞ れが、凹部 1 6 2の底面 1 6 2 3に設けられる。かかる構成では、カシメ咅5 1 6 6の形成のために治具 の刃をポンプ孔 1 6 1の開口の周辺に打ち込む時に、凹部 1 6 2の底面 1 6 2 3の周縁から立ち上が 〇 2020/128742 卩(:17132019/060732

25 る周面 1 6 2 匕に治具を突き当てることで、周面 1 6 2 匕を治具の位置決め咅5として機能させるこ が 可能である。なお、八ウジング 1 3 0の右側面 1 3 3においても、左側面 1 3 4と同様に、 2つのポンプ 孔 1 6 1の開口が凹部の底面に設けられ、凹部の周 を治具の位置決め部として機能させること 可 肯 である。

[ 0 1 0 1 ]

実施形態に係るブレ-キ液圧制御装置 1のポンプユニット 2においては、図 1 0に示されるように、八ウ ジング 1 3 0の右側面 1 3 3側、左側面 1 3 4側のそれぞれにおいて、 2つのポンプエレメント 7 0のそれ ぞれが、作動液を吐出する吐出口 7 2 3 1を備える。 2つのポンプエレメント 7 0のそれぞれの吐出口 7 2 3 1は、凹部 1 6 2の底面 1 6 2 3と閉塞部材 1 6 5との間の空間 1 6 8を介して互いに連通す る。一方のポンプエレメント 7 0の吐出口 7 2 3 1から吐出された作動液と、他方のポンプエ メント 7 0 の吐出口 7 2 3 1から吐出された作動液とは、空間 1 6 8で合流する。

[ 0 1 0 2 ]

実施形態に係るブレ-キ液圧制御装置 1のポンプユニット 2では、図 1 0に示されるように、ハウジング 1 3 0の右側面 1 3 3側、左側面 1 3 4側のそれぞれにて、閉塞部材 1 6 5が、 2つのポンプエレメン 卜 7 0のそれぞれに突き当たる。この突き当たり より、閉塞部材 1 6 5は、 2つのポンプエレメント 7 0の それぞれをポンプ孔 1 6 1内の被突き当て部 1 6 7に向けて押さえ付ける。ポンプエレメント 7 0は、このよ うに被突き当て咅5 1 6 7に押さえ付けられることで、ポンプ孔 1 6 1の長手方向 (ピストン 8 2の軸方向 ) に位置決めされる。よって、作業者は、閉塞 部材 1 6 5をハウジング 1 3 0に固定するのに伴って、ボン プエレメント 7 0をポンプ孑し 1 6 1内においてポンプ孑し 1 6 1の長手方向に位置決めすることができる。

[ 0 1 0 3 ]

<実施形態に係るブレ-キ液圧制御装置 1の効果>

実施形態に係るブレ-キ液圧制御装置 1によれば、 2つのポンプ孔 1 6 1のそれぞれが個別の閉塞部 材によって塞がれる構成に比べて、 2つのポンプ孔 1 6 1の £巨離口をよりも小さくすることが可能なの 、ポ ンプユニット 2の小型化を図ることができる。 〇 2020/128742 卩(:17132019/060732

26

[0 1 0 4]

実施形態に係るブレ-キ液圧制御装置 1によれば、ハウジング 1 3 0の左側面 1 3 4に設けられる凹 部 1 6 2の周面 1 6 2 bで位置決めした治具の刃を底面 1 6 2 aに打ち込むことで、カシメ咅 P 1 6 6 を正しい位置に精度良く形成することができ る。八ウジング 1 3 0の右側面 1 3 3においても同様に、カシ メ咅 P 1 6 6を正しい位置に精度良く形成することがで る。

[0 1 0 5]

実施形態に係るブレ-キ液圧制御装置 1によれば、互いに隣り合う 2つのポンプエレメント 7 0のそれぞ れの吐出口 7 2 a 1から吐出された作動液を、 凹部 1 6 2の底面 1 6 2 aと閉塞部材 1 6 5との間 の空間 1 6 8で合流させる。よって、空間 1 6 8を合流路として機能させて、液圧回路 ( 1 0、 3 0) の簡素化を図ることができる。

[0 1 0 6]

実施形態に係るブレ-キ液圧制御装置 1によれば、閉塞部材 1 6 5がハウジング 1 3 0に固定される のに伴って、ポンプエレメント 7 0がポンプ孔 1 6 1内においてポンプ孔 1 6 1の長手方向に位置決めされ る。よって、実施形態に係るポンプユニット 2によれば、ポンプエレメントの位置決め作 を省略して、ポンプ ユニット 2の組み立て作業性を向上させることができ 。

[0 1 0 7]

以下、実施形態に係るブレ-キ液圧制御装置 1の構成の一部を、他の構成に変形した各変 例に ついて説明する。なお、以下に特筆しない限 り、各変形例に係るブレ-キ液圧制御装置 1の構成は、実 施形態と同様である。

[0108]

《第 1変形例》

図 1 3は、第 1変形例に係るブレ-キ液圧制御装置 1のポンプユニット 2の閉塞部材 1 6 5と、 2つ のポンプエレメント 7 0とを示す分解斜視図である。同図に示され 閉塞部材 1 6 5、及び 2つのポンプ エレメント 7 0は何れも、ハウジング ( 1 3 0) の左側面 ( 1 3 4) 側に酉己置されるものである。 〇 2020/128742 卩(:17132019/060732

27

[0 1 0 9]

閉塞部材 1 6 5は、裏面から突出する 2つの吐出ケ-ス部 1 6 5 aを備える。有底円筒状の吐出ケ -ス咅 P 1 6 5 aの周壁は全周に渡って繫がっておらず、周 向の一部領域にスリット 1 6 5 a 2が設けら れる。有底円筒状の吐出ケ-ス部 1 6 5 aは、円筒の中心軸の位置に凹部 1 6 5 a 1を備える。この 凹部 1 6 5 a 1内には、ポンプエレメント 7 0の吐出逆止弁 (7 1) のコイルパネ 7 3、及び弁体 7 4 が収容される。このように、閉塞部材 1 6 5の吐出ケ-ス部 1 6 5 aは、吐出逆止弁 (7 1) のケ-スと して機能する。即ち、閉塞部材 1 6 5は、吐出逆止弁 (7 1) のケ-ス (図 6の 7 2に相当) を兼ね る

[0110]

吐出ケ-ス咅 P 1 6 5 aの周壁に設けられるスリット 1 6 5 a 2の長手方向の一端は、吐出ケ-ス部 1 6 5 aの中心軸の位置に設けられる円柱状の凹部 1 6 5 a 1内に向けて開口し、他端は、 中心軸を 中心とする径方向の外側に向けて開口する吐 出口として機能する。

[0111]

<第 1変形例に係るブレ-キ液圧制御装置 1の作用>

第 1変形例に係るブレ-キ液圧制御装置 1においては、閉塞部材 1 6 5がポンプエレメント 7 0の吐 出逆止弁 (7 1) のケースを兼ねることで、ポンプユニット 2の咅 P品点数を低減する。

[0112]

<第 1変形例に係るブレ-キ液圧制御装置 1の効果>

第 1変形例に係るブレ-キ液圧制御装置 1(こよれば、ポンプユニット 2の部品点数を低減するので、ポ ンプユニット 2の生産性を向上させることができる。

[0 1 1 3]

《第 2変形例》

図 1 4は、第 2変形例に係るブレーキ液圧制御装置 1のポンプユニット 2を示す斜視図である。このポ ンプユニット 2のハウジング 1 3 0内には、 6つのポンプエレメント 7 0が酉己置される。 〇 2020/128742 卩(:17132019/060732

28

【0 1 1 4】

図 1 5は、図 1 4の A—八 断面を示す断面図である。モ-夕 1 8 9のモ-夕軸 1 8 9 aの先端部に は、回転部材 1 9 2及び斜板 1 9 3が、軸線方向に並ぶ ' 態様で固定される。回転部材 1 9 2のモ- ク 1 8 9側を向く面は、モ-夕軸 1 8 9 aの軸線方向と直交する方向 (軸線直交方向) に延び、反 対側を向く面は、モ-夕軸 1 8 9 aの軸線方向と軸線直交方向とから傾斜する 向に延びる。

[0 1 1 5]

モ-夕軸 1 8 9 aは、軸受部材 1 9 1によって回転可能に受けられる。斜板 1 9 3は、回転部材 1 9 2よりもモ-夕軸 1 8 9 aの先端側の領域に対し、回転部材 1 9 2の斜板 1 9 3側の面と同じ方向 に延びる姿勢で固定される。

[0 1 1 6]

モ-夕軸 1 8 9 aの先端部、回転部材 1 9 2及び斜板 1 9 3は、八ウジング 1 3 0の上面 1 3 5に 形成された円柱状のモ-夕接続凹部 1 6 9内に配置される。

[0 1 1 7]

ハウジング 1 3 0の下面 1 3 6には、ポンプエレメント 7 0を収容するポンプ孑し 1 6 1が設けられる。図 1 5では、ポンプエレメント 7 0とポンプ孔 1 6 1との組が 2つ示されるが、図 1 4に示されるように、ハウジ ング 1 3 0には、前記組が 6つ設けられる。

【0 1 1 8】

図 1 5において、ポンプ孔 1 6 1は、モ-夕軸 1 8 9 aの軸線方向に平行な方向に延びる略円柱形 状に形成された段付きの孑し咅 Pである。ポンプ孔 1 6 1の長手方向の一端側は、八ウジング 1 3 0のモータ 接続凹部 1 6 9の底面で開口し、他端側は、ハウジング 1 3 0の下面 1 3 6で開口する。

[0 1 1 9]

ポンプエレメント 7 0のピストン 8 2は、斜板 1 9 3に突き当たった状態で、斜板 1 9 3の回転に伴って 軸線方向に往復移動する。

[0120] 〇 2020/128742 卩(:17132019/060732

29 ポンプエレメント 7 0の吐出逆止弁 7 8には、ダンパ 1 94が接続される。吐出逆止弁 7 8から吐出 される作動液は、ダンパ 1 94内に流入する。

[0121]

図 1 6は、第 2変形例に係るブレーキ液圧制御装置 1のポンプユニット 2を下面 1 3 6から平面的に 示す図である。図 1 6においては、図の紙面に直交する方向がピ トン (8 2) の軸方向に相当する。 6 つのポンプ孔 1 6 1は、軸方向と直交する方向に延びる同一の 想円周 上に所定の間隔で配置され る。閉塞部材 1 6 5の形状は、リング状であり、閉塞部材 1 6 5は、 6つのポンプ孔 1 6 1のそれぞれの 開口を共通して塞ぐ。

[0122]

6つのポンプ孔 1 6 1の開口は、八ウジング 1 3 0の下面 1 3 6に設けられたリング状の凹部の底面に 設けられる。閉塞部材 1 6 5は、そのリング状の凹咅5内に嵌め込まれ、 ング状に塑性変形したカシメ咅5 1 6 6によって八ウジング 1 3 0に固定される。

[0 1 2 3]

<第 2変形例に係るブレ-キ液圧制御装置 1の作用>

第 2変形例に係るブレーキ液圧制御装置位 1のポンプユニット 2のように、複数のポンプ孑し 1 6 1を同 一の仮想円周 0上に所定の間隔で配置する構成においても 隣り合うポンプ孔 1 6 1の間にカシメ咅51 6 6を設ける必要がない。このため、複数のポ プ孔 1 6 1のそれぞれが個別の閉塞部材によって塞が る構成に比べて、複数のポンプ孔 1 6 1の配置間隔がよりも小さく設定されても、 置間隔がよりも小さ くなったことに起因して治具の打ち込み時に ポンプ孑し 1 6 1の周壁が変形することはない。よって、設 者 は、前記構成に比べて、複数のポンプ孔 1 6 1の酉己置間隔をより小さくすることができ 。

[0 1 24]

<第 2変形例に係るブレ-キ液圧制御装置 1の効果> 〇 2020/128742 卩(:17132019/060732

30 第 2変形例に係るブレ-キ液圧制御装置 1(こよれば、複数のポンプ孔 1 6 1のそれぞれが個別の閉 塞部材によって塞がれる構成に比べて、複数 のポンプ孔 1 6 1の設置間隔をより小さくすることが可能な ので、ポンプユニット 2の小型化を図ることができる。

[0 1 2 5]

図 1 7は、本発明を適用していない第 2比較例に係るポンプユニット 1 0 0 2を示す斜視図である。こ の第 2比較例に係るポンプユニット 1 0 0 2においても、同一の仮想円周上に 6つのポンプ孔 1 1 6 1 が配置される。 6つのポンプ孔 1 1 6 1の開口のそれぞれは、個別の閉塞部材 1 1 6 5によって塞がれる 。このように、 6つの閉塞部材 1 1 6 5が設けられる点が、第 2変形例に係るポンプユニット 2と異なる。

[0 1 2 6]

図 1 8は、第 2比較例に係るポンプユニット 1 0 0 2における 6つのポンプ孔 1 1 6 1の配置スペース と、第 2変形例に係るブレーキ液圧制御装置 1のポンプユニット 2における 6つのポンプ孔 1 6 1の酉己置 スペースとを比較するための図である。何れ のポンプユニットにおいても、 6つのポンプ孑し ( 1 6 1, 1 1 6 1) を酉己置するために、 リング状の酉己置スペースが必要になる。図 1 8からわかるように、第 2変形例に係 るポンプユニット 2のリング状の酉己置スペースは、第 2比較例に係るポンプユニット 1 0 0 2のリング状の酉己 置スペースに比べて小径である。第 2変形例に係るブレ-キ液圧制御装置 1のポンプユニット 2においては 、このように、 リング状の酉己置スペースをより小径にする ことで、ポンプユニット 2の小型化を図ることができる。

[0 1 2 7]

以上、本発明の好ましい実施形態及び各変形 例について説明したが、本発明は、これらの 実施形態 及び各変形例に限定されず、その要旨の範囲 内で種々の変形及び変更が可能である。

【産業上の利用可能性】

[0128]

本発明は、 自動車などの車両に搭載されるブレ-キ液圧 御装置などに利用が可能である。

【符号の説明】

[0129] 〇 2020/128742 卩(:17132019/060732

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2 · · · ポンプユニット、 1 0. · · 液圧回路、 1 1. · · 回路制御弁、 1 2. · · 吸入制御弁、 1 3. · · 増 圧弁、 1 4. · · 増圧弁、 1 5. · · 減圧弁、 1 6. · · 減圧弁、 1 7 ·· .アキュムレータ、 1 8 ·· .ダンパ、 1 9 ···パイパス流路、 2 0 ···逆止弁、 2 1 ···パイパス流路、 2 2 ···逆止弁、 2 3 ···パイパス流路、 24. · · 逆止弁、 2 5. · · 可変絞り、 2 6. · · 逆止弁、 2 7. · · 逆止弁、 2 8. · · 第 1圧カセンサ、 2 9 · · · 第 2圧カセンサ、 3 0 · · · 液圧回路、 3 1 · · · 回路制御弁、 3 2 · · · 吸入制御弁、 3 3 ···増 圧弁、 34. · · 増圧弁、 3 5. · · 減圧弁、 3 6. · · 減圧弁、 3 7 ·· .アキュムレータ、 3 8 ·· .ダンパ、 3 9 · · · パイパス流路、 4 0. · · 逆止弁、 4 1. · · パイパス流路、 4 2. · · 逆止弁、 4 3. · · パイパス流路、 44. · · 逆止弁、 4 5. · · 可変絞り、 4 6. · · 逆止弁、 4 7. · · 逆止弁、 4 9. · · 第 3圧カセンサ、 7 0. · · ポンプエレメント、 7 1. · · 吐出逆止弁、 7 2. · · カパ-、 7 2 3. · · 円筒部、 7 2 3 1. · · 吐出 口、 7 2 匕 .··フランジ部、 7 2 匕 1. · · カシメ部、 7 3. · · コイルパネ、 74. · · 弁体、 7 5. · · ブロント 側シリンダ、 7 5 3 · · · 底部、 7 5 3 1 · · · 連通孔、 7 5 匕 ···シール部、 7 5 〇 · · · ポンプ室、 7 6 ·· · ピストンパネ、 7 7 · · · 吸入逆止弁、 7 8 ···カパ-、 7 8 3 · · · 有底円筒部、 7 8 3 1 ···底部、 7 8 匕 ···犬径部、 7 8 〇 · ··スリット、 7 9 · · · コイルパネ、 8 0 ···弁体、 8 1 ···仕切り部材、 8 1 3 · · · 凹部、 8 2 ···ピストン、 8 2 3 · · · 小径部、 8 2 匕 · ··大径部、 8 2 〇 · · · 内部流路、 8 2 〇 1 · · · 吐出側連通口、 8 2 〇 2 · · · 吸入側連通口、 83 · · · リア側シリンダ、 83 3 · · · 底部、 83 匕 · · · 吸入口、 84.··0リング、 8 5. · · 円環状流路、 1 3 0...ハウジング、 1 3 1. · · 正面、 1 3 2. · · 背面、 1 3 3. · · 右側面 (外面) 、 1 34. · · 左側面 (外面) 、 1 3 5. · · 上面、 1 3 6. · · 下 面、 1 3 7 · · · 軸穴、 1 3 8 ···配線孔、 14 0 · · · 配管接続口、 1 4 1 · · · 配管接続口、 1 4 2 · · · 配管接続口、 1 4 3 · · · 配管接続口、 144 · · · 減圧弁接続口、 1 4 5 ···減圧弁接続口、 1 4 6 · · · 増圧弁接続口、 1 4 7 ···増圧弁接続口、 1 4 8 ···回路制御弁接続口、 1 4 9 ···吸 入制御弁接続口、 1 5 0 · · · センサ接続口、 1 5 1 · · · アキュムレ-夕収容孔、 1 5 2 · · · 減圧弁接続 口、 1 5 3 · · · 減圧弁接続口、 1 54 ···増圧弁接続口、 1 5 5 · · · 増圧弁接続口、 1 5 6 · · · 回 路制御弁接続口、 1 5 7 · · · 吸入弁接続口、 1 5 8 ···センサ接続口、 1 5 9 · · · アキュムレータ収容 孔、 1 6 0. · · センサ接続口、 1 6 1. · · ポンプ孔、 1 6 2. · · 凹部、 1 6 2 3. · · 底面、 1 6 2 匕 ·· 〇 2020/128742 卩(:17132019/060732

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· 周面、 163 連通路、 164 吐出通路、 165 閉塞部材、 166 カシメ部、 167

· · .被突き当て部、 1 6 8. · · 空間、 1 8 9. · · モータ、 1 8 9 3. · · モータ軸、 1 9 0...巳 II(:、 1 9 0 3 - · · 制御部、 2 0 1. · · ブレーキぺダル、 2 0 2...ピストンロッド、 2 0 3...マスタシリンダ、 2 0 3 3プライマリ圧力室、 2 0 3 匕 ···プライマリピストン、 2 0 3 〇 · · · プライマリコイルスプリング、 2 0 3 ¢1 · · · セカンダリ圧力室、 2 0 3 6 · · · セカンダリピストン、 2 0 3 † · · · セカンダリコイルスプリング、 2 04 · · · リザーパータンク、 2 0 5...液圧ブレーキ (「 8) 、 2 0 5 3...ホイールシリンダ (「 8) 、 2 0 6 ·· · 液圧ブレ-キ (R 1_) 、 2 0 6 3. · · ホイ-ルシリンダ (R 1_) 、 2 0 7. · · 液圧ブレ-キ (「 1_) 、 2 0 7 3. · · ホイールシリンダ (「 1_) 、 2 0 8. · · 液圧ブレーキ (88) 、 2 0 8 3. · · ホイールシリンダ ( 6