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Title:
BRAKE HYDRAULIC PRESSURE CONTROLLER AND MOTORCYCLE BRAKE SYSTEM
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2018/096415
Kind Code:
A1
Abstract:
The invention has a purpose of obtaining a brake hydraulic pressure controller (1) capable of securing durability with a simple configuration and a motorcycle brake system (100). The brake hydraulic pressure controller (1) is a hydraulic pressure controller (1) for a vehicle brake system (100) and includes: a base body (10) that is formed with a channel (4) filled with a brake fluid therein; a hydraulic pressure regulation valve (3) that has a plunger and opens/closes the channel (4) by translatory movement of said plunger; a drive coil (11) that has a hollow section, is vertically provided with respect to the base body (10) in a state where one end of the plunger is inserted in said hollow section, and causes the translatory movement of the plunger to drive the hydraulic pressure regulation valve (3); and a coil casing (12) that accommodates the drive coil (11). The coil casing (12) includes a wall (53a) that covers at least a part of an apex of the vertically-provided drive coil (11A,11B), and the drive coil (11A,11B) is pressed toward the base body (10) by a projection (53C,53C) formed on the wall (53A).

Inventors:
OGAWA TAKASHI (JP)
SAGAYAMA KOSAKU (JP)
Application Number:
PCT/IB2017/056615
Publication Date:
May 31, 2018
Filing Date:
October 25, 2017
Export Citation:
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Assignee:
BOSCH GMBH ROBERT (DE)
International Classes:
B60T8/36
Foreign References:
US20070108401A12007-05-17
EP1746001A22007-01-24
JP2013071491A2013-04-22
US5762318A1998-06-09
US20130153799A12013-06-20
DE112014003868T52016-05-25
US20040262559A12004-12-30
Other References:
None
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Claims:
【書類名】 請求の範囲

【請求項 1 】

車両用ブレーキシステムの液圧制御装置であって、

ブレーキ液が充填される流路が内部に形成されている基体と、

プランジャ部を有し、 該プランジャ部の直進運動によって前記流路を開閉する液圧調整 弁と、

中空部を有し、 該中空部に前記プランジャ部の一端が挿入された状態で前記基体に立設 され、 前記プランジャ部を直進運動させて前記液圧調整弁を駆動する駆動コイルと、 前記駆動コイルを収納するコイルケーシングと、

を備えており、

前記コイルケーシングは、 立設されている前記駆動コイルの頂部の少なく とも一部を覆 う壁部を含み、

前記駆動コイルは、 前記壁部に形成されている突起によって、 前記基体に向かって押圧 されている、

ブレーキ液圧制御装置。

【請求項 2 】

立設されている前記駆動コイルの基部は、 前記基体に接着されている、

請求項 1に記載のブレーキ液圧制御装置。

【請求項 3 】

前記壁部には、 ビスが挿入されている貫通穴が形成されており、

前記コイルケーシングは、 前記ビスによって前記基体に固定されている、

請求項 1又は 2に記載のブレーキ液圧制御装置。

【請求項 4 】

前記コイルケーシングは、 前記基体に接着されている、

請求項 3に記載のブレーキ液圧制御装置。

【請求項 5 】

前記壁部は、 両持ち梁を含み、

前記両持ち梁の一端は、 前記ビスによって前記基体に向かって押圧され、

前記突起は、 前記両持ち梁に形成されている

請求項 3又は 4に記載のブレーキ液圧制御装置。

【請求項 6 】

前記突起は、 前記貫通穴を基準とする前記駆動コイルの中心軸より も遠い側に形成され ている、

請求項 5に記載のブレーキ液圧制御装置。

【請求項 7 】

複数の前記駆動コイルが前記コイルケーシングに収納されており、

前記両持ち梁は、 複数の前記駆動コイルのうちの第 1駆動コイルの頂部の少なく とも一 部と、 複数の前記駆動コイルのうちの第 2駆動コイルの頂部の少なく とも一部と、 を覆い 前記両持ち梁には、 前記第 1駆動コイルを前記基体に向かって押圧する前記突起と、 前 記第 2駆動コイルを前記基体に向かって押圧する前記突起と、 が形成されている、 請求項 5又は 6に記載のブレーキ液圧制御装置。

【請求項 8 】

前記両持ち梁は、 前記第 1駆動コイルの中心軸及び前記第 2駆動コイルの中心軸を含む 平面に垂直で、 つ、 前記第 1駆動コイル及び前記第 2駆動コイルの中央を通る直線に沿 つて延び、

前記第 1駆動コイルを前記基体に向かって押圧する前記突起と、 前記第 2駆動コイルを 前記基体に向かって押圧する前記突起と、 は、 前記直線に対して対称の位置に形成されて いる、

請求項 7に記載のブレーキ液圧制御装置。 【請求項 9】

前記コイルケーシングは、 樹脂製である、

請求項 3〜 8の何れか一項に記載のブレーキ液圧制御装置。

【請求項 1 0】

請求項 1〜 9の何れか一項に記載のブレーキ液圧制御装置を備えている、 モータサイクル用ブレーキシステム。

Description:
【書類名】 明細書

【発明の名称】 ブレーキ液圧制御装置、 及び、 モータサイクル用ブレーキシステム 【技術分野】

【 0 0 0 1 】

本発明は、 ブレーキ液圧制御装置と、 そのブレーキ液圧制御装置を備えているモー タサ イタル用ブレーキシステムと、 に関する。

【背景技術】

【 0 0 0 2】

従来、 モータサイクル (自動二輪車又は自動三輪車) 等の車両の制動装置は、 車両の搭 乗者がブレーキレバーを操作すると、 ブレーキ液回路内のブレーキ液の圧力が増加 し、 車 輪に制動力を発生させることができる。 また、 制動力を調整するブレーキ液圧制御装置と して、 例えば、 A B S ( A n t i 1 o c k B r a k e S y s t e rn ) ユニッ トを採用 することが知られている。

このブレーキ液圧制御装置は、 ブレーキ液回路内のブレーキ液の圧力を増減 させて、 車 輪に発生する制動力を調整することが可能で ある。

ブレーキ液圧制御装置としては、 ブレーキ液回路内の作動液の圧力を変化させ るポンプ 装置、 作動液の圧力を増減させるための液圧調整弁 、 ポンプ装置や液圧調整弁を制御する 制御装置等をユニッ ト化したものがある (例えば、 特許文献 1を参照) 。

【先行技術文献】

【特許文献】

【 0 0 0 3】

【特許文献 1】 特開 2 0 1 1 — 1 5 0 8 0 7号公報

【発明の概要】

【発明が解決しよう とする課題】

【 0 0 0 4】

従来のブレーキ液圧制御装置では、 シリコンボールをコイルケーシングに設けて 、 液圧 調整弁の駆動等によって発生する振動を吸収 緩和することによって、 耐久性を確保してい る。 しかしながら、 シリ コンボールを設置するための工程が必要とな ってしまい、 また、 シリコンボールを設置する治工具のためのス ペースが必要となってしまう。

【 0 0 0 5】

本発明は、 上記のような課題を背景としてなされたもの であり、 簡易な構成によって耐 久性を確保することが可能なブレーキ液圧制 御装置、 及び、 そのようなブレーキ液圧制御 装置を備えているモータサイクル用ブレーキ システムを得ることを目的とする。

【課題を解決するための手段】

【 0 0 0 6】

本発明に係るブレーキ液圧制御装置は、 車両用ブレーキシステムの液圧制御装置であ つ て、 ブレーキ液が充填される流路が内部に形成さ れている基体と、 プランジャ部を有し、 該プランジャ部の直進運動によって前記流路 を開閉する液圧調整弁と、 中空部を有し、 該 中空部に前記ブランジャ部の一端が挿入され た状態で前記基体に立設され、 前記プランジ ャ部を直進運動させて前記液圧調整弁を駆動 する駆動コイルと、 前記駆動コィルを収納す るコイルケーシングと、 を備えており、 前記コイルケーシングは、 立設されている前記駆 動コイルの頂部の少なく とも一部を覆う壁部を含み、 前記駆動コイルは、 前記壁部に形成 されている突起によって、 前記基体に向かって押圧されているものであ る。

【 0 0 0 7】

本発明に係るモータサイクル用ブレーキシス テムは、 上述のブレーキ液圧制御装置を備 えている。

【発明の効果】

【 0 0 0 8】

本発明に係るブレーキ液圧制御装置によれば 、 駆動コイルを弾性的に支持することが、 コイルケーシングの壁部に突起を形成するこ とによって実現されているため、 液圧調整弁 の駆動等によって発生する振動を吸収緩和し て耐久性を確保することが、 簡易な構成によ つて実 rL rL現可能である。

【 0図図図図 0 0 9】

本発明に係るモータサイクル用ブレーキシス テムによれば、 上記のブレーキ液圧制御装 置によって耐久性の確保を簡易な構成で実現 可能であるため、 モータサイクル用ブレーキ システムに対する小型化へのシビアな要求に 対応することができる。

【図面の簡単な説明】

【 0 0 1 0】

【図 1】 実施の形態に係るモータサイクル用ブレーキ システムが搭載されたモータサ ィクルの構成の一例を模式的に示す模式図で ある。

【図 2】 実施の形態に係るブレーキ液圧制御装置を含 むモータサイクル用ブレーキシ ステムの概要構成図である。

実施の形態に係るブレーキ液圧制御装置の斜 視図である。

実施の形態に係るブレーキ液圧制御装置を図 3 と異なる角度から見た斜視図 である

実施の形態 I :係るブレ' キ液圧制御装置の分解斜視図である。

実施の形態 I :係るブレ' キ液圧制御装置の: 馬区動コ ィ ノレを 取り付けた状態を第 1面部から見た模式図である。

【図 7】 実施の形態に係るブレーキ液圧制御装置の 面部とは 反対側から見た模式図である。

【図 8】 図 6の X— X断面図である。

【発明を実施するための形態】

【 0 0 1 1 】

以下、 図面を適宜参照しながら本発明の実施の形態 について説明する。

【 0 0 1 2】

なお、 以下では、 本発明に係るブレーキ液圧制御装置がモータ サイクルに用いられる場 合を説明するが、 本発明に係るブレーキ液圧制御装置は、 モータサイクル以外の車両 (例 えば、 自動車、 トラック等) に用いられてもよい。 また、 以下では、 本発明に係るブレー キ液圧制御装置が、 前輪液圧回路及び後輪液圧回路を備えている ブレーキシステムに適用 される場合を説明するが、 本発明に係るブレーキ液圧制御装置は、 前輪液圧回路及び後輪 液圧回路の一方のみを備えているブレーキシ ステムに適用されてもよい。

【 0 0 1 3】

また、 以下で説明する構成、 動作などは、 一例であり、 本発明に係るブレーキ液圧制御 装置は、 そのような構成、 動作などである場合に限定されない。 例えば、 本発明に係るブ レーキ液圧制御装置は、 A B Sとしての動作以外を行うものであってもよ 。

【 0 0 1 4】

また、 各図では各構成部材の大きさの関係が実際の ものとは異なる場合がある。 また、 各図において、 同一又は相当関係にある部材又は部分には、 同一の符号を付すか、 又は、 符号を付すことを省略している。 また、 各図において、 詳細部分の図示が適宜簡略化また は省略されている。

【 0 0 1 5】

くモータサイクル 2 0 0の外観構成 >

図 1を用いて、 モータサイクル 2 0 0の構成について説明する。 なお、 以下の説明にお いて、 実施の形態に係るモータサイクル用ブレーキ システムを、 ブレーキシステム 1 0 0 と称するものとする。

図 1は、 実施の形態に係るモータサイクル用ブレーキ システムが搭載されたモータサイ クルの構成の一例を模式的に示す模式図であ る。

【 0 0 1 6】

モータサイクル 2 0 0は、 車輪 W及び車体 Bとブレーキシステム 1 0 0とを合わせたも のである。 車体 Bには、 モータサイクル 2 0 0からブレーキシステム 1 0 0及び車輪 Wを 除いたものが全て含まれる。 なお、 本実施の形態では、 モータサイクル 2 0 0が自動二輪 車であるものとして説明するが、 それに限定されるものではなく 自動三輪車でもよい。

【 0 0 1 7】

くブレーキシステム 1 0 0の全体構成 >

図 2を用いて、 ブレーキシステム 1 0 0の全体構成について説明する。

図 2は、 実施の形態に係るブレーキ液圧制御装置を含 むモータサイクル用ブレーキシス テムの概要構成図である。

【 0 0 1 8】

ブレーキシステム 1 0 0は、 モータサイクル 2 0 0の車輪 Wに発生する制動力を変化さ せるブレーキ液圧制御装置 1を備えている。

また、 ブレーキシステム 1 0 0は、 自動二輪車を運転するユーザー等が操作する ハンド ルレバー 2 4及びフッ トペダル 3 4を備えている。 このハン ドルレバー 2 4を操作すると 前輪 2 0に制動力が発生し、 フッ トペダル 3 4を操作すると後輪 3 0に制動力が発生する

【 0 0 1 9】

ブレーキシステム 1 0 0は、 前輪 2 0における制動力の発生に利用されるブレー 液が 流れる前輪液圧回路 C 1 と、 後輪 3 0における制動力の発生に利用されるブレー 液が流 れる後輪液圧回路 C 2 とを含む。

【 0 0 2 0】

ブレーキシステム 1 0 0は、 前輪 2 0に制動力を発生させる機構等として次の構 を備 えている。 すなわち、 ブレーキシステム 1 0 0は、 前輪 2 0に対応して設けられるフ口ン トブレーキパッ ド 2 1 と、 フロントブレーキパッ ド 2 1を作動させるフロントブレーキピ ス トン (図示省略) が摺動自在に設けられているフロン トホイールシリ ンダ 2 2 と、 フロ ントホイールシリンダ 2 2に接続されたブレーキ液管 2 3 とを備えている。

【 0 0 2 1】

なお、 フロントブレーキパッ ド 2 1は、 前輪 2 0 とともに回転するロータ (図示省略) を挟みこむように設けられている。 そして、 フロントブレーキパッ ド 2 1は、 フロントホ ィールシリンダ 2 2内のフロントブレーキビス トンに押されるとロータに当接して、 摩擦 力が発生し、 ロータとともに回転する前輪 2 0に制動力が発生する。

【 0 0 2 2】

ブレーキシステム 1 0 0は、 ハン ドルレバー 2 4に付設される第 1マスターシリ ンダ 2 5 と、 ブレーキ液を貯留する第 1 リザーバ 2 6 と、 第 1マスターシリンダ 2 5に接続され たブレーキ液管 2 7とを備えている。 なお、 第 1マスターシリンダ 2 5には、 マスターシ リンダピス トン (図示省略) が摺動自在に設けられている。 ハンドルレバー 2 4が操作さ れると、 第 1マスターシリンダ 2 5内のマスターシリンダピス トンが動く。 マスターシリ ンダビス トンの位置によって、 フロントブレーキビス トンにかかるブレーキ液の圧力が変 わるため、 フロン トブレーキパッ ド 2 1がロータを挟み込む力が変わり、 前輪 2 0の制動 力が変わる。

【 0 0 2 3】

ブレーキシステム 1 0 0は、 後輪 3 0に制動力を発生させる機構等として次の構 を備 えている。 すなわち、 ブレーキシステム 1 0 0は、 後輪 3 0に対応して設けられるリアブ レーキパッ ド 3 1 と、 リアブレーキパッ ド 3 1を動かすリアブレーキピス トン (図示省略 ) が摺動自在に設けられているリアホイールシ リンダ 3 2と、 リアホイールシリンダ 3 2 に接続されたブレーキ液管 3 3とを備えている。

【 0 0 2 4】

なお、 リアブレーキパッ ド 3 1は、 後輪 3 0とともに回転するロータ (図示省略) を挟 みこむように設けられている。 そして、 リアブレーキパッ ド 3 1は、 リアホイールシリン ダ 3 2内のリアブレーキビス トンに押されるとロータに当接して、 摩擦力が発生し、 ロー タとともに回転する後輪 3 0に制動力が発生する。

【 0 0 2 5】 ブレーキシステム 1 0 0は、 フッ トペダル 3 4に付設される第 2マスターシリンダ 3 5 と、 ブレーキ液を貯留する第 2 リザーバ 3 6 と、 第 2マスターシリンダ 3 5に接続された ブレーキ液管 3 7 とを備えている。 なお、 第 2マスターシリンダ 3 5には、 マスターシリ ンダピス トン (図示省略) が摺動自在に設けられている。 フッ トペダル 3 4が操作される と、 第 2マスターシリ ンダ 3 5内のマスターシリ ンダビス トンが動く。 マスターシリ ンダ ビス トンの位置によって、 リアブレーキビス トンにかかるブレーキ液の圧力が変わるため 、 リアブレーキパッ ド 3 1がロータを挟み込む力が変わり、 後輪 3 0の制動力が変わる。

【 0 0 2 6】

くブレーキ液圧制御装置 1の構成 >

図 2〜 5を用いて、 ブレーキ液圧制御装置 1 の構成について説明する。

図 3は、 実施の形態に係るブレーキ液圧制御装置の斜 視図である。

図 4は、 実施の形態に係るブレーキ液圧制御装置を図 3 と異なる角度から見た斜視図で める。

図 5は、 実施の形態に係るブレーキ液圧制御装置の分 解斜視図である。

【 0 0 2 7】

ブレーキ液圧制御装置 1は、 作動液が流れる内部流路 4 (図 2参照) が形成された基体 1 0と、 基体 1 0に組み付けられるポンプ装置 2 と、 前輪液圧回路 C 1及び後輪液圧回路 C 2に設けられた開閉自在の液圧調整弁 3と、 液圧調整弁 3を駆動する駆動コイル 1 1 と 、 駆動コイル 1 1を収納するコイルケーシング 1 2と、 ポンプ装置 2の駆動源であるモー タ 1 3 と、 ポンプ装置 2や液圧調整弁 3の動作を制御する制御部を含む制御器 7 と、 制御 器 7の回路基板 7 Fを収納する制御装置ケーシング 1 4等により構成されている。

【 0 0 2 8】

ブレーキ液圧制御装置 1 の外観は、 図 3及び図 4に示されるように、 基体 1 0 と、 コィ ルケ一シング 1 2 と、 制御装置ケーシング 1 4 とを組み合わせた構成となっている。 次に、 図 2〜図 5を参照しながら、 ブレーキ液圧制御装置 1の各部の構成を説明する。

【 0 0 2 9】

(基体 1 0 )

基体 1 0は、 例えばアルミニウム等の金属製であり、 略直方体形状のブロックから形成 されている。 基体 1 0は、 第 1面 1 0 A、 第 2面 1 0 B、 第 3面 1 0 C、 第 4面 1 0 D、 第 5面 1 0 E、 第 6面 1 0 Fを有している。

【 0 0 3 0】

第 1面 1 0 Aは、 図 3及び図 4において紙面上側に位置している面をいう 第 2面 1 0 Bは、 図 4において紙面左側に位置している面をいう 第 3面 1 0 Cは、 図 3において紙 面左側に位置する面をいう。 第 4面 1 0 Dは、 図 3及び図 4において紙面下側に位置して いる面をいう。 第 5面 1 0 Eは、 図 3においてコイルケーシング 1 2が取り付けられてい る面をいう。 第 6面 1 0 Fは、 図 4において紙面右側に位置している面をいう

つまり、 第 1面 1 0 Aと第 4面 1 0 Dとが対向し、 第 2面 1 0 Bと第 3面 1 0 Cとが対 向し、 第 5面 1 0 Eと第 6面 1 0 Fとが対向している。

【 0 0 3 1】

基体 1 0の内部には、 ブレーキ液が充填される内部流路 4が形成されている。

内部流路 4は、 前輪液圧回路 C 1 の一部を構成する第 1内部流路 4 A、 第 2内部流路 4

B及び第 3内部流路 4 Cと、 後輪液圧回路 C 2の一部を構成する第 4内部流路 4 D、 第 5 内部流路 4 E及び第 6内部流路 4 Fとを含んで構成されている。

【 0 0 3 2】

また、 基体 1 0の第 1面 1 0 Aには、 各種ポート Pが開口している。 各種ポート Pは、 ハンドルレバー 2 4等の駆動機構に対応する第 1ポート P 1 と、 フッ トペダル 3 4等の駆 動機構に対応する第 2ポート P 2 と、 フロントブレーキパッ ド 2 1等の駆動機構に対応す る第 3ポート P 3 と、 リアブレーキパッ ド 3 1等の駆動機構に対応する第 4ポート P 4 と により構成されている。 第 1ポート P 1には、 ブレーキ液管 2 7が接続される。 第 2ポー ト P 2には、 ブレーキ液管 3 7が接続される。 第 3ポート P 3には、 ブレーキ液管 2 3が 接続される。 第 4ポート P 4には、 ブレーキ液管 3 3が接続される。

【 0 0 3 3】

内部流路 4のうち第 1内部流路 4 Aは、 ポンプ装置 2のブレーキ液の流出側と、 液圧調 整弁 3の一つである第 1增圧弁 3 Aと、 第 1ポート P 1 とに接続されている。 また、 第 1 内部流路 4 Aには、 内部流路 4を流れるブレーキ液の流量を規制する第 1 フローリス トリ クタ 5 Aが設けられている。

内部流路 4のうち第 2内部流路 4 Bは、 第 1增圧弁 3 Aと、 液圧調整弁 3の一つである 第 1減圧弁 3 Bと、 第 3ポート P 3 とに接続されている。

内部流路 4のうち第 3内部流路 4 Cは、 ポンプ装置 2のブレーキ液の流入側と、 第 1減 圧弁 3 Bとに接続されている。 また、 第 3内部流路 4 Cには、 内部流路 4内のブレーキ液 を貯留するアキュムレータ 6が設けられている。

【 0 0 3 4】

内部流路 4のうち第 4内部流路 4 Dは、 ポンプ装置 2のブレーキ液の流出側と、 液圧調 整弁 3の一つである第 2增圧弁 3 Cと、 第 2ポート P 2 とに接続されている。 また、 第 4 内部流路 4 Dには、 内部流路 4を流れるブレーキ液の流量を規制する第 2フローリス トリ クタ 5 Bが設けられている。

内部流路 4のうち第 5内部流路 4 Eは、 第 2增圧弁 3 Cと、 液圧調整弁 3の一つである 第 2減圧弁 3 Dと、 第 4ポート P 4 とに接続されている。

内部流路 4のうち第 6内部流路 4 Fは、 ポンプ装置 2のブレーキ液の流入側と、 第 2減 圧弁 3 Dとに接続されている。 また、 第 6内部流路 4 Fには、 内部流路 4内のブレーキ液 を貯留するアキュムレータ 6が設けられている。

【 0 0 3 5】

(ポンプ装置 2 )

ポンプ装置 2は、 たとえば D Cモータ等のモータ 1 3によって駆動力が与えられる 2つ のポンプエレメン ト 2 Eを含む。 一方のポンプエレメン ト 2 Eは、 前輪液圧回路 C 1 内の ブレーキ液の搬送に用いられ、 第 3内部流路 4 C内のブレーキ液を第 1内部流路 4 A側に 搬送する。 他方のポンプエレメン ト 2 Eは、 後輪液圧回路 C 2内のブレーキ液の搬送に用 いられ、 第 6内部流路 4 F内のブレーキ液を第 4内部流路 4 D側に搬送する。 ポンプエレ メント 2 Eは、 モータ 1 3によって駆動される偏心機構 1 7の偏心面の回転運動によって 、 往復動する。 ポンプエレメン ト 2 Eは、 基体 1 0に形成されたポンプ用開孔 2 H内に収 納される。

【 0 0 3 6】

(モータ 1 3 )

モータ 1 3は、 筐体、 固定子、 回転子等を含む電動部 1 3 Aを含む。 モータ 1 3は、 基 体 1 0に対するコイルケーシング 1 2側に設けられている。 電動部 1 3 Aの動作は、 制御 器 7によって制御される。 電動部 1 3 Aのコイルケーシング 1 2側の端部には 2つの薄片 状のモータ端子 1 3 Tが立設されている。 モータ端子 1 3 Tのうち 1つはプラス端子 1 3 T 1であり、 モータ端子 1 3 Tのうちもう 1つはマイナス端子 1 3 T 2である。

【 0 0 3 7】

(偏心機構 1 Ί )

偏心機構 1 7は、 モータ 1 3から伝達された回転力によってポンプ装置 2を駆動する。 つまり、 偏心機構 1 7は、 モータ 1 3の電動部 1 3 Aから伝達される回転力をポンプ装置 2に伝達する。

【 0 0 3 8】

(減速機構 6 0 )

減速機構 6 0は、 モータ 1 3 と偏心機構 1 7 との間に設けられ、 モータ 1 3の電動部 1 3 Aで発生した回転を減速して、 つまり、 トルクを増幅して偏心機構 1 7に伝達する。 減 速機構 6 0は、 モータ 1 3の回転軸に取り付けられ、 基体 1 0に形成されているモータ用 開口 1 3 Hに、 モータ 1 3の一部とともに収納される。

【 0 0 3 9】 (液圧調整弁 3及び駆動コイル 1 1 )

液圧調整弁 3は、 基体 1 0の内部流路 4を開閉するために設けられた弁である。 液圧調 整弁 3の動作は、 制御器 7によって制御される。 液圧調整弁 3は、 第 1增圧弁 3 A、 第 1 減圧弁 3 B、 第 2增圧弁 3 C及び第 2減圧弁 3 Dを含む。 液圧調整弁 3は、 たとえば、 駆 動コイル 1 1を有する電磁弁で構成することができ、 制御器 7によって通電が制御されて 開閉状態が切り替えられる。 具体的には、 液圧調整弁 3は、 プランジャ部を含む可動子を 有し、 駆動コイル 1 1により可動子のプランジャ部が直進運動さ ることよって内部流路 4が開閉される。

【 0 0 4 0】

駆動コイル 1 1は、 円筒形状のコイルハウジング 1 5の内部に卷線を収納している。 コ ィルハウジング 1 5を貫通する円柱開口部 1 5 A内には、 液圧調整弁 3の一端側が収納さ れる。 液圧調整弁 3の他端側は、 基体 1 0の第 5面 1 0 Eに形成された調整弁用開孔 3 H 内に格納される。 駆動コイル 1 1 の基部は、 基体 1 0に接着される。 つまり、 駆動コイル 1 1は、 中空部を有し、 この中空部に液圧調整弁 3のプランジャ部の一端が挿入された状 態で基体 1 0に立設される。 この状態で、 駆動コイル 1 1 の通電をオン一オフすると、 液 圧調整弁 3のプランジャ部が直進運動して、 プランジャ部に連動する弁体が閉位置と開位 置との間で移動する。

【 0 0 4 1】

コィルハウジング 1 5の、 基体 1 0の第 5面 1 0 Eに固定される一端部と対向する他端 部 1 5 Cには、 一対の端子台 1 6が立設されている。 端子台 1 6の先端にはコイル端子 1 6 Aが設けられており、 コイル端子 1 6 Aを介して駆動コイル 1 1に動力が供給される。

【 0 0 4 2】

(アキュムレータ 6 )

アキュムレータ 6は、 基体 1 0に形成されたアキュムレータ用開孔 (図示省略) 内に配 置されている。

【 0 0 4 3】

(制御器 7 )

制御器 7は、 検出機構からの信号を受ける入力部や演算を 行うプロセッサ部、 プロダラ ムを記憶する記憶部等が設けられている回路 基板 7 Fを含む。 回路基板 7 Fには、 駆動コ ィル 1 1 のコイル端子 1 6 A及びモータ 1 3のモータ端子 1 3 Tが接続される。 つまり、 回路基板 Ί Fには、 モータ端子 1 3 Tと接続される金属片 7 Eの一端部 7 E aが挿通する 複数の開孔部 7 Dが形成されている。 また、 回路基板 7 Fには、 コイル端子 1 6 A及びピ ン 1 3 Xが挿通する複数の開孔部 (図示省略) が形成されている。

【 0 0 4 4】

なお、 制御器 7は、 回路基板 7 Fに検出信号を出力する各種検出機構を含む 検出機構 としては、 例えば、 路面の勾配値を取得するのに用いられる加速 度センサ、 前輪 2 0の車 輪速を算出するのに用いられる前輪速度セン サ、 後輪 3 0の車輪速を算出するのに用いら れる後輪速度センサ等がある。

【 0 0 4 5】

回路基板 7 Fは、 金属片 7 Eの一端部 7 E a力 開孔部 7 Dに挿通された状態において 、 コイルケーシング 1 2の第 1面部 5 0 と平行な状態となる。 この状態で回路基板 7 Fは 制御装置ケーシング 1 4に収容される。 つまり、 制御器 7の回路基板 7 Fは、 金属片 7 E の一端部 7 E aを、 開孔部 7 Dに挿通することによって位置決めされて、 第 1面部 5 0 と 平行に取り付けられる。

【 0 0 4 6】

(コィ /レケ一シング 1 2 )

コイルケーシング 1 2は、 例えば樹脂により成型されたものであり、 枠部 1 2 Aと、 枠 部 1 2 Aの側方に形成され、 制御器 7に接続されるコネクタ 7 Aを収納する収納部 1 2 B とにより構成されている。 コイルケーシング 1 2は、 たとえば接着部材を介して基体 1 0 の第 5面 1 0 Eに接着される。 この接着部材は、 防水性能を有するシール材であるとよい 【 0 0 4 7】

枠部 1 2 Aには、 開口 5 3 とモータ用孔 5 6が形成されている。 コイルケーシング 1 2 に駆動コイル 1 1が収納されると、 コイル端子 1 6 Aが、 コイルケーシング 1 2 の第 1面 部 5 0から突出することとなり、 回路基板 7 Fが接続可能となる。 モータ用孔 5 6にモー タ 1 3が収納されると、 モータ端子 1 3 Tが、 モータ用孔 5 6 の底部 5 6 Aに形成されて いる端子用開口 5 6 Bを貫通して、 コイルケーシング 1 2 の第 1面部 5 0から突出するこ ととなり 、 一端部 7 E aが回路基板 7 Fに接続される金属片 7 Eの他端部に接続可能とな

【 0 0 4 8】

2つの開口 5 3 の間には、 壁部 5 3 Aが形成されている。 つまり、 枠部 1 2 Aは、 立設 されている駆動コイル 1 1の頂部の少なく とも一部を覆う壁部 5 3 Aを含んで構成されて いる。 壁部 5 3 Aは、 両持ち梁を含んで構成されている。 両持ち梁の一端は枠部 1 2 Aの 中心側に位置し、 他端は枠部 1 2 Aの外周側に位置している。

【 0 0 4 9】

壁部 5 3 Aには、 ビス 1 8を挿入するビス用固定孔 1 8 Aが貫通孔として形成されてい る。 ビス 1 8力 基体 1 0に形成されているビス用開孔 1 8 Hに結合されて、 コイルケー シング 1 2が基体 1 0 の第 5面 1 0 Eに固定される。

【 0 0 5 0】

第 1面部 5 0は、 制御装置ケーシング 1 4がコイルケーシング 1 2に取り付けられる際 に制御装置ケーシング 1 4 の開口縁部 1 4 Aと当接する縁部 5 0 Aを含んでいる。

【 0 0 5 1】

(制御装置ケーシング 1 4 )

制御装置ケーシング 1 4は、 コイルケーシング 1 2 の第 1面部 5 0に取り付けられ、 内 部に制御器 7 の回路基板 7 Fを収納する蓋部材として機能する。

【 0 0 5 2】

く壁部 5 3 Aによる駆動コイル 1 1 の押さえ構造 >

図 6〜図 8を用いて、 壁部 5 3 Aによる駆動コイル 1 1 の押さえ構造について説明する 図 6は、 実施の形態に係るブレーキ液圧制御装置のコ イルケーシングに駆動コイルを取 り付けた状態を第 1面部から見た模式図である。

図 7は、 実施の形態に係るブレーキ液圧制御装置のコ イルケーシングを第 1面部とは反 対側から見た模式図である。

図 8は、 図 6 の X— X断面図である。

なお、 図 6及び図 7では、 コイルケーシング 1 2 の一部を拡大して示している。

【 0 0 5 3】

図 6〜図 8に示すように、 壁部 5 3 Aには、 突起 5 3 Cが形成されている。 突起 5 3 C は、 コイルケーシング 1 2の第 1面部 5 0 とは反対側の面 (以下、 第 2面部 4 0 と称する ) に、 壁部 5 3 Aの一部を突出させることで形成されている また、 コイルケーシング 1 2には、 複数の駆動コイル 1 1が収納されており、 壁部 5 3 Aの両持ち梁は、 第 1駆動コ ィル 1 1 Aの頂部の少なく とも一部と、 第 2駆動コイル 1 1 Bの頂部の少なく とも一部と 、 を覆い、 覆った部分において第 1駆動コイル 1 1 Aを押圧する突起 5 3 Cと、 第 2駆動 コイル 1 1 Bを押圧する突起 5 3 Cと、 が形成されている。

【 0 0 5 4】

壁部 5 3 Aの両持ち梁は、 第 1駆動コイル 1 1 Aの中心軸 A 2及び第 2駆動コイル 1 1 Bの中心軸 A 3を含む平面に垂直で、 つ、 第 1駆動コイル 1 1 A及び第 2駆動コイル 1 1 Bの中央を通る直線 (図 6に示す直線 A 1 ) に沿って延びるように構成されている。 ま た、 第 1駆動コイル 1 1 Aを押圧する突起 5 3 Cと、 第 2駆動コイル 1 1 Bを押圧する突 起 5 3 Cと、 は、 直線 A 1に対して対称の位置に形成されている。

【 0 0 5 5】 一 また、 ビス用固定孔 1 8 Aは壁部 5 3 Aの両持ち梁のうち一端部 (モータ用孔 5 6側の 端部) に形成され、 突起 5 3 Cは壁部 5 3 Aの両持ち梁のうちの、 ビス用固定孔 1 8 Aを 基準とする駆動コイル 1 1の中心軸 (中心軸 A 2、 中心軸 A 3 ) より も遠い側に形成され ている。

【 0 0 5 6】

駆動コイル 1 1を収納しているコイルケーシング 1 2は、 基体 1 0に接着され、 更に、 ビス 1 8により固定される。 その状態では、 壁部 5 3 Aの両持ち梁の一端がビス 1 8によ つて基体 1 0に向かって押圧されることとなって、 壁部 5 3 Aに形成された突起 5 3 Cに よって駆動コイル 1 1の頂部 (端子台 1 6側の端部) が基体 1 0に向かって押圧される。 また、 壁部 5 3 Aの両持ち梁が駆動コイル 1 1による突き上げ効果によって第 1面咅 5 0 側に向かって反発することとなって、 ビス 1 8の緩みが抑制される。

【 0 0 5 7】

<効果 >

実施の形態に係るブレーキ液圧制御装置 1によれば、 駆動コイル 1 1力 壁部 5 3 Aに 形成されている突起 5 3 Cによって、 基体 1 0に向かって押圧されている。 そのため、 駆 動コイル 1 1の駆動 (特に、 プランジャ部の直進運動) 等によって振動が生じてしまう状 況でも、 駆動コイル 1 1の基体 1 0への固定が突起 5 3 Cによって支持されて、 耐久性が 確保される。

【 0 0 5 8】

実施の形態に係るブレーキ液圧制御装置 1によれば、 立設されている駆動コイル 1 1の 基部が基体 1 0に接着されている。 突起 5 3 Cが駆動コイル 1 1の接着時の押さえとして も機能するため、 そのための治工具等が不要となって、 製造が簡素化される。

【 0 0 5 9】

実施の形態に係るブレーキ液圧制御装置 1によれば、 コイルケーシング 1 2がビス 1 8 によって基体 1 0に固定されている。 そのため、 突起 5 3 Cがビス 1 8の緩み止めとして も機能することになり、 簡素な構造で耐久性が向上する。

【 0 0 6 0】

実施の形態に係るブレーキ液圧制御装置 1によれば、 コイルケーシング 1 2が基体 1 0 に接着されている。 突起 5 3 Cが、 ビス 1 8の緩みに起因する、 コイルケーシング 1 2の 基体 1 0への接着時のコイルケーシング 1 2の浮き上がりを抑制できるため、 簡素な構造 でコイルケーシング 1 2と基体 1 0 との接着不良が低減する。

【 0 0 6 1】

実施の形態に係るブレーキ液圧制御装置 1によれば、 壁部 5 3 Aが両持ち梁を含み、 両 持ち梁の一端がビス 1 8によって基体 1 0に向かって押圧され、 突起 5 3 Cが両持ち梁に 形成されている。 壁部 5 3 Aに両持ち梁を含めることで、 両持ち梁構造によって壁部 5 3 Aのばね性が向上して、 ビス 1 8の緩み止めを更に強化できる。

【 0 0 6 2】

実施の形態に係るブレーキ液圧制御装置 1によれば、 突起 5 3 Cが貫通穴 (ビス用固定 孔 1 8 A ) を基準とする駆動コイル 1 1 の中心軸 (中心軸 A 2、 中心軸 A 3 ) より も遠い 側に形成されている。 突起 5 3 Cをビス 1 8から離して形成することで、 ビス 1 8の緩み 止めを更に強化できる。

【 0 0 6 3】

実施の形態に係るブレーキ液圧制御装置 1によれば、 壁部 5 3 Aの両持ち梁は、 第 1駆 動コイル 1 1 Aの頂部の少なく とも一部と、 第 2駆動コイル 1 1 Bの頂部の少なく とも一 部と、 を覆い、 覆った部分において第 1駆動コイル 1 1 Aを押圧する突起 5 3 Cと、 第 2 駆動コイル 1 1 Bを押圧する突起 5 3 Cと、 が形成されている。 そのため、 2つの駆動コ ィル 1 1からの突き上げ効果によって、 ビス 1 8の緩み止めを更に強化できる。

【 0 0 6 4】

実施の形態に係るブレーキ液圧制御装置 1によれば、 壁部 5 3 Aの両持ち梁が第 1駆動 コイル 1 1 Aの中心軸 A 2及び第 2駆動コイル 1 1 Bの中心軸 A 3を含む平面に垂直で、 び起

つ、 5 1コイル 1 1 Α及び第 2駆動コイル 1 1 Bの中央を通る直線 A 1に沿って延 第 、 3 ィル 1 1 Aを押圧する突起 5 3 Cと、 第 2駆動コイル 1 1 Bを押圧する突 c は、 第 1駆動コイル 1 1 A及び第 2駆動コイル 1 1 Bの中央を通る直線 A 1 と

ο 置に形成されている。 そのため、 2つの駆動コイル 1 1からの突き上げ 管起レ

効果が均等になって、 ビス 1 8の緩み止めが確実化される。

【 0 0 6 5

実施の形態 係るブレーキ液圧制御装置 1によれば、 2が樹脂製で ある。 - 2に熱変形が生じる状況であっても 突起 5 3 Cによってビス 1 8の緩み止めが抑制される。

【 0 0 6 6

実施の形態 係るブレーキ液圧制御装置 1は、 モータサイクル 2 0 0のモータサイクル 用ブレ ム 1 0 0に搭載される。 ブレーキ液圧制御装置 1によって、 耐久性の確 保が簡素な構造で実現できるため、 モータサイクル用ブレーキシステム 1 0 0に対する小 型化への 要求に対応することが可能である。

【符号の説明

【 0 0 6 7

1 ブレーキ淞圧制御装置、 2 ポニ 装置、 3 液圧調整弁、 4 内部流路、 7 制 御器、 1 0 基体、 1 1 駆動コイル、 1 2 1 2 A 枠部、 1 2 B 収納部、 1 3 モータ、 1 4 制御装置ケ 5 コィノレハウジング、 1 6 A コイル端子、 1 7 偏心機構、 1 8 ビス、 1 8 A ビス用固定孔、 2 0 前輪、 2 1 フロン トブレ" ~ ノ、ッ ド、 2 2 フロン トホイールシリ ンダ、 2 3 ブレーキ液管、 2

4 ハン ドノレ 2 5 第 1 マスターシリ ンダ、 2 6 第 1 リザーバ、 2 7 キ液管、 3 後輪、 3 1 リアブレーキパッ ド、 3 2 リアホイールシリ ンダ、 ブレーキ ί夜 、 3 4 フッ トペダル、 3 5 第 2マスターシリ ンダ、 3 6 第 2 リ 、 3 7 ブ 一キ液管、 4 0 第 2面部、 5 0 第 1面部、 5 3 開口、 5 3 A

5 3 C 突 、 5 6 A 底部、 5 6 B 端子用開口、 6 0 減速機構、 1 0 0 フ

0 0 モータサイクル、 C 1 前輪液圧回路、 C 2 後輪液圧回路。

壁ザブレ 3 部一一レ 3 バ、キ