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Title:
CAPACITANCE SENSOR AND POSITION SENSOR
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2009/013965
Kind Code:
A1
Abstract:
A capacitance sensor of the present invention comprises arrayed sensor electrodes, a switch unit for selecting a part of the sensor electrodes, and a capacitance detection unit for detecting the capacitances between the selected sensor electrodes and the earth. A position sensor of the present invention comprises such a capacitance sensor for changing the sensor electrodes selected every predetermined time by the switch unit and a data processing unit. The data processing unit can calculate the position of a conductor that has approached by weighting information indicating the capacitance with information indicating the position and calculating an average (weighted average).

Inventors:
DANNO MAKOTO (JP)
HIRATA OSAMU (JP)
HIRAOKA DAISUKE (JP)
Application Number:
PCT/JP2008/061464
Publication Date:
January 29, 2009
Filing Date:
June 24, 2008
Export Citation:
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Assignee:
JAPAN AVIATION ELECTRON (JP)
DANNO MAKOTO (JP)
HIRATA OSAMU (JP)
HIRAOKA DAISUKE (JP)
International Classes:
H03K17/955; G01V3/08
Foreign References:
JPH10233670A1998-09-02
JPH04507316A1992-12-17
Attorney, Agent or Firm:
NAKAO, Naoki et al. (Shinjuku NSO Building1-22, Shinjuku 3-chome,Shinjuku-k, Tokyo 22, JP)
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Claims:
 配列された3個以上のセンサ電極と、
 複数の前記センサ電極の選択が可能なように構成されたスイッチ部と、
 前記スイッチ部によって選択された前記センサ電極とアースとの間の静電容量を検出する静電容量検出部と、
 を有する静電容量センサ。
 請求項1記載の静電容量センサであって、 前記スイッチ部は、選択した複数の前記センサ電極の間を短絡させ、それらを前記静電容量検出部に接続し、
 前記静電容量検出部は、前記静電容量検出部に接続された前記センサ電極とアースとの間の静電容量を検出する
 ことを特徴とする静電容量センサ。
 請求項2記載の静電容量センサであって、
 前記スイッチ部は、
 複数の前記センサ電極を選択する場合は、連続して配列されている複数の前記センサ電極を選択する
 ことを特徴とする静電容量センサ。
 請求項3に記載の静電容量センサであって、
 前記スイッチ部は、前記センサ電極ごとの面積に応じて、選択する前記センサ電極の数を変更する
 ことを特徴とする静電容量センサ。
 請求項3に記載の静電容量センサであって、
 前記スイッチ部は、あらかじめ定めた時間ごとに、選択する前記センサ電極又は選択する前記センサ電極の組合せを変える
 ことを特徴とする静電容量センサ。
 請求項5に記載の静電容量センサであって、
 前記スイッチ部が選択する前記センサ電極の組合せは、前記スイッチ部が選択する他のいずれかの前記センサ電極の組合せに含まれる前記センサ電極を含む
 ことを特徴とする静電容量センサ。
 請求項5に記載の静電容量センサであって、
 前記スイッチ部は、前記センサ電極ごとの面積に応じて、選択する前記センサ電極の数を変更する
 ことを特徴とする静電容量センサ。
 請求項2に記載の静電容量センサであって、
 前記スイッチ部は、あらかじめ定めた時間ごとに、選択する前記センサ電極又は選択する前記センサ電極の組合せを変える
 ことを特徴とする静電容量センサ。
 請求項8に記載の静電容量センサであって、
 前記スイッチ部が選択する前記センサ電極の組合せは、前記スイッチ部が選択する他のいずれかの前記センサ電極の組合せに含まれる前記センサ電極を含む
 ことを特徴とする静電容量センサ。
 請求項8に記載の静電容量センサであって、
 前記スイッチ部は、前記センサ電極ごとの面積に応じて、選択する前記センサ電極の数を変更する
 ことを特徴とする静電容量センサ。
 請求項2に記載の静電容量センサであって、
 前記スイッチ部は、前記センサ電極ごとの面積に応じて、選択する前記センサ電極の数を変更する
 ことを特徴とする静電容量センサ。
 請求項1記載の静電容量センサであって、
 前記スイッチ部は、
 複数の前記センサ電極を選択する場合は、連続して配列されている複数の前記センサ電極を選択する
 ことを特徴とする静電容量センサ。
 請求項12に記載の静電容量センサであって、
 前記スイッチ部は、前記センサ電極ごとの面積に応じて、選択する前記センサ電極の数を変更する
 ことを特徴とする静電容量センサ。
 請求項12に記載の静電容量センサであって、
 前記スイッチ部は、あらかじめ定めた時間ごとに、選択する前記センサ電極又は選択する前記センサ電極の組合せを変える
 ことを特徴とする静電容量センサ。
 請求項14に記載の静電容量センサであって、
 前記スイッチ部が選択する前記センサ電極の組合せは、前記スイッチ部が選択する他のいずれかの前記センサ電極の組合せに含まれる前記センサ電極を含む
 ことを特徴とする静電容量センサ。
 請求項14に記載の静電容量センサであって、
 前記スイッチ部は、前記センサ電極ごとの面積に応じて、選択する前記センサ電極の数を変更する
 ことを特徴とする静電容量センサ。
 請求項1に記載の静電容量センサであって、
 前記スイッチ部は、あらかじめ定めた時間ごとに、選択する前記センサ電極又は選択する前記センサ電極の組合せを変える
 ことを特徴とする静電容量センサ。
 請求項17に記載の静電容量センサであって、
 前記スイッチ部が選択する前記センサ電極の組合せは、前記スイッチ部が選択する他のいずれかの前記センサ電極の組合せに含まれる前記センサ電極を含む
 ことを特徴とする静電容量センサ。
 請求項17に記載の静電容量センサであって、
 前記スイッチ部は、前記センサ電極ごとの面積に応じて、選択する前記センサ電極の数を変更する
 ことを特徴とする静電容量センサ。
 請求項1に記載の静電容量センサであって、
 前記スイッチ部は、前記センサ電極ごとの面積に応じて、選択する前記センサ電極の数を変更する
 ことを特徴とする静電容量センサ。
 請求項1から20の何れか1つに記載の静電容量センサであって、
 前記スイッチ部は、複数の前記センサ電極を選択するように構成される
 ことを特徴とする静電容量センサ。
前記センサ電極への導体の接近によって、前記センサ電極とアースとの静電容量が変化する請求項5,6,8,9,14,15,17,18の何れか1つに記載の静電容量センサと、
 前記あらかじめ定めた時間ごとの、前記静電容量検出部が検出した静電容量を示す情報と、選択された前記センサ電極全体の位置を示す情報とを取得し、
 複数の前記静電容量を示す情報と前記位置を示す情報の組から、接近した前記導体の位置を計算するデータ処理部と、
 を有する位置センサ。
 請求項22記載の位置センサであって、
 前記データ処理部は、
 前記静電容量を示す情報を、前記位置を示す情報で重み付けして平均することで、接近した前記導体の位置を計算する
 ことを特徴とする位置センサ。
 請求項22に記載の位置センサであって、
 前記スイッチ部は、複数の前記センサ電極を選択するように構成される
 ことを特徴とする位置センサ。
Description:
静電容量センサ、位置センサ

 本発明は、配列された複数のセンサ電極 有する静電容量センサと、センサ電極をス ャンしながら静電容量を測定し接近した導 の位置を検出する位置センサに関する。

 センサ電極を装置の筐体内に配置し、セ サ電極とアースとの静電容量を検出するこ で、導体(例えば、人の指)がセンサ電極に 近したことを検出する静電容量センサ(タッ センサ)がある。静電容量センサには、次の ようなアプリケーションがある。1つ目は、1 または複数のセンサ電極を配置し、タッチ たか否かを判定する“ボタン”アプリケー ョンである。2つ目は、センサ電極を1次元 レイ状に隣接して配置し、指がアレイ上を 動したときの移動方向や速度の情報に基づ 、ボリュームコントロールやリストスクロ ルを行う“スライダ”アプリケーションで る。3つ目は、センサ電極を2次元アレイ状に 配置し、アレイ上の指の動きに連動してディ スプレイ上のカーソル(ポインタ)を制御する タッチパッド”アプリケーションである。

 具体的な例としては、特許文献1がある。特 許文献1では、特許文献1の図5に示された回路 構成によって、複数のセンサ電極のどの程度 の面積にタッチしているのかを検出できるこ と(特許文献1、段落0045)、静電容量の変動を 出でき、時計回りに操作されたか反時計回 に操作されたかが検出できること(特許文献1 、段落0048)などが示されている。

特開2004-146099号公報

 人体などの導体がセンサ電極に接近する 、センサ電極とアースとの静電容量が変化 る。この原理を利用したのが静電容量セン である。つまり、静電容量センサは、指が い状態でのセンサ電極とアースとの静電容 と、指が有る状態でのセンサ電極とアース の静電容量の違いを検出している。また、 ンサ電極と指との関係は、平行平板コンデ サに近似できる。したがって、指が接近し 時の静電容量は、センサ電極と指が対向す 面積に比例し、距離に反比例する。

 近年、電子機器のディスプレイの大型化 ともなって、電子機器の入力デバイスは小 化が求められている。また、小型携帯機器 どのように強度面の要求から厚い筐体を用 た電子機器への適用も求められている。入 デバイスの小型化はセンサ電極の面積を小 くすることであり、結果として静電容量が さくなる。また、小型携帯機器の強度を強 することは、筐体を厚くし、センサ電極と の距離が長くなることであり、同様に静電 量が小さくなる。つまり、近年の入力デバ スおよび小型携帯機器への要求は、いずれ センサ電極と指との静電容量を小さくする 向であり、これは静電容量センサの感度(SN )を悪化させている。

 このような問題に鑑み、本発明の目的は 単体のセンサ電極の面積が小さい場合、ま はセンサ電極と指との距離が長い場合でも 検出する静電容量を大きくできる静電容量 ンサを提供することと、その静電容量セン を用いて、指などの導体が接触している位 を検出する位置センサを提供することであ 。

 本発明の静電容量センサは、配列された3 個以上のセンサ電極と、その中から複数のセ ンサ電極の選択が可能なように構成されたス イッチ部と、選択されたセンサ電極とアース との静電容量を検出する静電容量検出部とを 備えている。つまり、スイッチ部は、複数の センサ電極を同時に選択する機能を有し、1 のセンサ電極のみを独立に選択する機能を しないものであってもよいし、複数のセン 電極を同時に選択する機能と1つのセンサ電 のみを独立に選択する機能とを共に有する のであってもよい。また、感度を一定に保 必要のある用途において、個々のセンサ電 の面積が異なる場合には、選択したセンサ 極の面積の合計がほぼ等しくなるように、 択するセンサ電極の数を適宜変更してもよ 。さらに、スイッチ部は、あらかじめ定め 時間ごとに、選択する前記センサ電極を変 てもよい。

 本発明の位置センサは、スイッチ部があ かじめ定めた時間ごとに選択するセンサ電 を変える静電容量センサと、データ処理部 備える。データ処理部は、あらかじめ定め 時間ごとの、静電容量検出部が検出した静 容量を示す情報と、選択されたセンサ電極 体の位置を示す情報とを取得する。そして 複数の静電容量を示す情報と位置を示す情 の組から、接近した導体の位置を計算する なお、選択されたセンサ電極全体の位置と 、選択されたセンサ電極の組合せごとに定 る位置であり、その一例は、選択されたセ サ電極全体の中心となる位置や、選択され センサ電極全体の重心となる位置や、選択 れたセンサ電極全体のうちの最小又は最大 座標位置などである。例えば、データ処理 は、静電容量を示す情報を、位置を示す情 で重み付けして平均(加重平均)することで 接近した前記導体の位置を計算すればよい

 本発明の静電容量センサと位置センサに れば、小型化したセンサ電極で必要とされ 感度が得られるように、複数個のセンサ電 を同時にスキャンすることで、静電容量を 出するセンサ電極の面積を確保できる。ま 、静電容量を大きくすることができるため 筐体を厚くしても十分な感度を得ることが きる。また、ノイズの大きい環境下であっ も操作時の誤認識がなくなる。また、本発 の位置センサによれば、要求される分解能( 検出箇所)に応じてセンサ電極の大きさと、 時にスキャンする数を選択できるので、計 された指の位置と実際の指の位置との誤差 小さくすることができる。また、加重平均 用いた計算によれば、アナログ的に指の位 が計算できるので、計算された位置の直線 を向上できる。さらに、あらかじめ定めた よりも大きい静電容量の時だけ、静電容量 示す情報を位置の計算に用いれば、ノイズ 分を除去できるので、タッチ座標の安定性 向上させることができる。

図1は、本発明の実施形態の位置センサ を含むシステムの模式図である。 図2は、本発明の実施形態の静電容量セ ンサと位置センサの構成を示す図である。 図3A-図3Cは、センサ部のセンサ電極の 置例を示す図である。 図4は、静電容量センサの具体的な構成 例を示す図である。 図5A-図5Cは、図4に示した静電容量セン のセンサ部の動作の例を示す図である。 図6は、図4に示した静電容量センサの イッチ部の動作の例を示す図である。 図7A-図7Dは、6つのセンサ電極を直線状 配置したセンサ部の動作の例を示す図であ 。 図8A-図8Hは、リング状にセンサ電極を 置した場合のセンサ部の動作の例を示す図 ある。 図9は、1つのセンサ電極を静電容量検 部に接続した場合の静電容量検出部からの 力を説明するための図である。 図10は、2つのセンサ電極を静電容量検 出部に接続した場合の静電容量検出部からの 出力を説明するための図である。 図11A-図11Cは、同じ幅のセンサ部に異 る数のセンサ電極を配置した例を示す図で る。 図12A-図12Gは、指の半分の幅のセンサ 極を1つずつ選択しながらスキャンした場合 求められるタッチ座標の特性を説明するた の図である。 図13A-図13Fは、指の半分の幅のセンサ 極を2つずつ選択しながらスキャンした場合 求められるタッチ座標の特性を説明するた の図である。 図14は、図12の場合の位置センサの処 フローを例示する図である。 図15は、図13の場合の位置センサの処 フローを例示する図である。 図16は、センサ電極の間に穴を開けた 合のセンサ部の構成例を示す図である。 図17は、センサ電極の面積が均一でな 場合の例を示す図である。

符号の説明

1 センサ部          3 制御部
4 ホストコンピュータ     5~8、8’、8”  ンサ部
31 スイッチ部        32 静電容量検出部
33 データ処理部       100、100’ 静電容 センサ
200 位置センサ       91~94 スイッチ
11 mn 、51~54、61~66、71~78、81~84、81’~86’、81”、82 、111~114、121~124、135、151~159 センサ電極

[第1実施形態]
 図1に本発明の実施形態の位置センサを含む システムの模式図を示す。本形態の位置セン サは、センサ部1、制御部3、ホストコンピュ タ4から構成される。制御部3は、スイッチ 31、静電容量検出部32、データ処理部33を備 、指2などの導体がセンサ部1のどの位置に接 近しているのかを検出する。ホストコンピュ ータ4は、この結果を用いて様々な処理(ボリ ーム調整、リストスクロール、ポインタの 置制御など)を行う。

 図2に、本発明の実施形態の静電容量センサ と位置センサの構成を示す。静電容量センサ 100は、センサ部1、スイッチ部31、静電容量検 出部32から構成される。位置センサ200は、静 容量センサ100とデータ処理部33から構成さ る。センサ部1は、M×N個のセンサ電極11 mn がある。ただし、MとNは、1以上の整数である 。センサ部1は、PWB(printed-wiring board)、FPC(flexi ble printed circuit)基板のようなプリント基板 メンブレン印刷配線板などによって構成す ばよい。センサ電極11 mn は、PWBやFPCの場合は銅箔で形成し、メンブレ ン印刷配線板の場合は銀インクやITOなどの透 明抵抗体で形成すればよい。また、センサ電 極11 mn の形状は長方形に限らず、円形や六角形など も選択可能であり、用途に合わせて数を決め ればよい。スイッチ部31はこれらのセンサ電 11 mn の中から、1つ以上のセンサ電極11 mn を選択し、静電容量検出部32に接続する。静 容量検出部32は、選択されたセンサ電極11 mn 全体とアースとの静電容量を検出し、静電容 量を示す情報を出力する。これが、静電容量 センサ100の出力である。なお、静電容量の検 出方法に限定はなく、静電容量検出部32は、 えば、特開平9-280806号公報、特開2001-264194号 公報、及び特開2004-184307号公報等に開示され 公知の静電容量検出回路によって構成され 。データ処理部33は、静電容量検出部32が出 力する静電容量を示す情報を、各センサ電極 11 mn の位置の情報を用いて、センサ部1に接近し 指などの位置を計算し、出力する。なお、 ータ処理部33は、例えば、CPU(central processing unit)やRAM(random-access memory)等から構成される 知のコンピュータに所定のプログラムが読 込まれ、CPUがこれを実行することによって 成される。また、集積回路と半導体メモリ によってデータ処理部33を構成してもよい

 静電容量センサの利用方法によって、スイ チ部31の制御方法や、センサ電極11 mn の選択の方法は、様々である。例えば、“ボ タン”アプリケーションとして利用するので あれば、1つまたは複数の特定のセンサ電極11 mn を常時選択しておき、オン、オフのみが検出 できるようにすればよい(1/0の信号を出力す )。指の位置センサとして用いるのであれば 1つまたは複数のセンサ電極11 mn をスキャンさせ(あらかじめ定めた時間ごと 選択するセンサ電極または選択するセンサ 極の組合せを変え)、静電容量の位置的な違 から指の位置を求めればよい。スキャンの 法もさまざまであり、連続して配列された 数のセンサ電極11 mn を、その組合せを変えながら順番に選択して もよいし、mが同じセンサ電極11 mn を直線状に選択しながらスキャンした後、n 同じセンサ電極11 mn を直線状に選択しながらスキャンしても良い 。なお、「連続して配列された複数のセンサ 電極」は、連続して隣り合う複数のセンサ電 極であってもよいし、それらのセンサ電極の 少なくとも一部が少なくとも1つの座標上で なりあったものであってもよい。つまり、 連続して配列」は、一連に連続的に配列さ た状態だけではなく、一連に離散的に配列 れた状態をも意味する。また、複数のセン 電極11 mn が連続して隣り合う状態とは、これら複数の センサ電極11 mn を要素とする集合の各要素が、必ず当該集合 の何れかの要素に隣接している状態である。 例えば、隣接する2つのセンサ電極11 mn や、1つのセンサ電極11 mn に2つのセンサ電極11 mn が隣接してなる3つのセンサ電極11 mn は、連続して隣り合う複数のセンサ電極11 mn である。また、複数のセンサ電極11 mn を同時に選択してスキャンを行う場合、一部 のセンサ電極11 mn が重複して選択されるように制御されること が望ましい。言い換えると、ある時点で選択 されるセンサ電極11 mn の組合せと、他の時点で選択されるセンサ電 極11 mn の組合せとが、同一の前記センサ電極を含む ように制御されることが望ましい。さらに言 い換えると、スイッチ部31が選択するセンサ 極11 mn の組合せは、スイッチ部31が選択する他のい れかのセンサ電極11 mn の組合せに含まれるセンサ電極11 mn を含むことが望ましい。この場合、走査密度 を高くできるため、静電容量センサ100の分解 能を向上できる。さらにこの場合、各センサ 電極11 mn がそれぞれ複数の位置の静電容量検出に共用 されるため、センサ電極11 mn の数を削減でき、センサ部1を小型化できる さらに、求めた位置の時間的な変化から移 方向や移動速度を求め、画面表示されたリ トをスクロールさせるための制御に用いて よい。本発明の静電容量センサを位置セン として利用する場合のスイッチ部31の制御方 法や、データ処理部33での計算方法について 後述する。

 さらに、センサ電極の配置も、1次元アレ イ、2次元アレイ、リング状などいろいろあ 、利用方法に合わせて決めればよい。図3は センサ部のセンサ電極の配置例を示してい 。図3Aは1次元アレイの場合、図3Bは2次元ア イの場合、図3Cはリング状の場合を示して る。図3Aのセンサ部5は、4つのセンサ電極51~5 4を備えている。図3Bのセンサ部6では、電気 に接続された複数の正方形の電極でセンサ 極61が形成され、同じようにセンサ電極62、6 3も形成されている。さらに、センサ電極61~63 と垂直な方向に電気的に接続された複数の正 方形の電極でセンサ電極64~66も形成されてい 。図3Bでは、センサ電極61~63が指の横方向の 位置を検出するために用いられ、センサ電極 64~66が指の縦方向の位置を検出するために用 られる。図3Cのセンサ部7では、リング状に8 個のセンサ電極71~78が配置されている。なお 本形態の構成の静電容量センサで高い感度( SN比)を実現するためには、各センサ電極は互 いに近接して配置されることが望ましい。少 なくとも、スイッチ部31に選択されていない 態で互いに絶縁されるセンサ電極(例えば、 図3Aのセンサ電極51~54)の間隔は、センサ部1に タッチする導体の幅(例えば指の幅)より小さ ことが望ましい。これらのセンサ電極の間 がセンサ部1にタッチする導体の幅よりも大 きいと、後述する静電容量センサの感度(SN比 )を向上させる効果が十分に得られないから ある。

 図4は、静電容量センサの具体的な構成例 を示す図である。静電容量センサ100’は、セ ンサ部8、スイッチ部31、静電容量検出部32か 構成される。センサ部8は、直線状に配置さ れた4つのセンサ電極81~84を有する。スイッチ 部31は、スイッチ91~94を有し、各スイッチ91~94 はそれぞれセンサ電極81~84に接続されている したがって、スイッチのオン、オフによっ 、センサ電極を選択して静電容量検出部32 接続できる。なお、複数のセンサ電極が選 された場合、選択された複数のセンサ電極 間は短絡され、それらが静電容量検出部32に 接続される。この場合、選択された複数のセ ンサ電極は1つの導体として機能する。例え 、センサ電極81,82が選択され、スイッチ91,92 オンになり、スイッチ93,94がオフとなった 合、センサ電極81,82の間がスイッチ91,92やそ らに接続された配線を通じて短絡し、セン 電極81,82が1つの導体として機能する。これ より、センサ電極の面積が実質的に拡大し 静電容量センサの感度(SN比)が向上する。セ ンサ電極の面積が拡大することによって静電 容量センサの感度が向上する理由は後述する 。

 図5は、図4に示した静電容量センサ100’ センサ部8の動作の例を示す図である。図5の 網掛けされたセンサ電極が、スイッチ部31に って選択されたセンサ電極である。図6は、 図4に示した静電容量センサ100’のスイッチ 31の動作の例を示す図である。横軸は時間、 縦軸は各スイッチ91~94の状態を示している。 の例では、2つのセンサ電極を選択しながら スキャンしている。時間taでは、スイッチ91 92がオン状態であり、スイッチ93、94がオフ 態である。つまり、センサ電極81、82が静電 量検出部32に並列に接続されている。時間tb では、スイッチ92、93がオン状態、スイッチ91 、94がオフ状態である。時間tcでは、スイッ 93、94がオン状態、スイッチ91、92がオフ状態 である。静電容量センサ100’は、このように 2つのセンサ電極を選択したスキャンを繰り し、静電容量を示す情報を出力する。ここ 、図2に示したデータ処理部33を接続し、時 と静電容量を示す情報とを用いて解析を行 と、どのセンサ電極に指などが接近してい かが分かる。例えば、時間taでの静電容量が 大きければ、センサ電極81、82の近くに指が ることが分かる。さらに、センサ電極の位 (座標)が分かると、指などの位置(座標)も分 る。つまり、静電容量センサ100’にデータ 理部33を付加することで、位置センサを構 できる。

 図7は、6つのセンサ電極を直線状に配置 たセンサ部8’の動作の例を示す図である。 の例では、3つのセンサ電極を選択しながら スキャンしている。このように3つのセンサ 極を選択してもよいし、4つ以上のセンサ電 を選択してもよい。選択するセンサ電極の を多くすれば、選択されたセンサ電極全体 の電極の面積を広くできる。指とセンサ電 との関係は並行平板コンデンサに近似でき ので、指と電極の面積を大きくできれば、 電容量を大きくでき、センサとしての感度 向上できる。一方、選択するセンサ電極の を多くしすぎると、位置の分解能が低下し しまう。したがって、指が筐体に接触する 積と同じくらいの面積となるように、セン 電極の数を決めればよい。

 図8は、リング状にセンサ電極を配置した 場合のセンサ部7の動作の例を示す図である 例えば、選択されたセンサ電極を、(a)セン 電極78、71、(b)センサ電極71、72、(c)センサ電 極72、73、(d)センサ電極73、74、(e)センサ電極7 4、75、(f)センサ電極75、76、(g)センサ電極76、 77、(h)センサ電極77、78のようにスキャンさせ 、さらにこのスキャンを繰り返す。スキャン は逆向きでもよいし、選択するセンサ電極の 数も2つに限られない。

 次に、センサ電極の面積を広げることが、 電容量センサの感度(SN比)を向上させる理由 を説明する。図9に、1つのセンサ電極を静電 量検出部に接続した場合の静電容量検出部 らの出力を説明するための図を示す。図10 、2つのセンサ電極を静電容量検出部に接続 た場合の静電容量検出部からの出力を説明 るための図を示す。どちらも、横軸は時間 あり、縦軸は静電容量検出部から出力され 静電容量を示す情報(例えば、電圧値)であ 。この例では、時間T1とT3では指などの導体 接近しておらず、時間T2では指などの導体 接近している。Nはノイズの振幅、Sは信号の 振幅を示している。しきい値は、指などの導 体が接近しているか接近していないか(オン/ フ)を判断する基準であり、しきい値を超え る場合がオン、しきい値より小さい場合がオ フである。2つのセンサ電極の面積は、1つの ンサ電極に対して2倍広いので、信号の振幅 Sが2倍程度となる。一方、2つのセンサ電極は 1つの導体とみなされるため、ノイズの振幅 変わらない。したがって、SN比が改善される 。例えば、A 1 やB 1 のように大きなノイズが生じた場合に、図9 例ではオン/オフを誤判断してしまう。一方 A 2 やB 2 のように大きなノイズが生じた場合でも、図 10の例ではオン/オフの誤判断は生じない。こ のように複数のセンサ電極を選択することで オン/オフの振幅が広くなり、操作時の誤認 がなくなる。さらに、信号がタッチ面積に 例することを利用して、押圧を検出するこ が従来より行われているが、本発明の方法 よれば、押圧の分解能を向上させることも きる。

 図11に、同じ幅のセンサ部に異なる数の ンサ電極を配置した例を示す。この例では ンサ電極を配置できる範囲は、指2本分程度 している。図11Aは2つのセンサ電極81”、82 を配置した場合であり、1つのセンサ電極の は指1本分程度である。この場合は、センサ 電極81”だけを静電容量検出部に接続した状 と、センサ電極82”だけを静電容量検出部 接続した状態とを繰り返す。したがって、 が右にあるか左にあるかを検出できる。図11 Bは4つのセンサ電極を配置した場合であり、1 つのセンサ電極の幅は指の幅の1/2程度である 。この場合は、センサ電極81~84の中から隣接 る2つのセンサ電極を選択しながらスキャン するので、3つの状態を検出できる。つまり 指が右、中央、左のどこになるかを検出で る。図11Cは6つのセンサ電極を配置した場合 あり、1つのセンサ電極の幅は指の幅の1/3程 度である。この場合は、センサ電極81’~86’ 中から隣接する3つのセンサ電極を選択しな がらスキャンするので、4つの状態を検出で る。測定精度の関係などから限界はあるが センサ電極を小型化することで、判定でき 状態の数を増やすことができることが分か 。この効果は、1次元(直線状やリング状)に ンサ電極を配置した場合に限らず、2次元に ンサ電極を配置した場合にも得られる。

 次に、4つのセンサ電極を用いて指の位置を 求める方法を説明する。図12は、指の半分の のセンサ電極を1つずつ選択しながらスキャ ンした場合に求められるタッチ座標の特性を 説明するための図である。図13は、指の半分 幅のセンサ電極を2つずつ選択しながらスキ ャンした場合に求められるタッチ座標の特性 を説明するための図である。図12Aと図13Aは、 センサ電極111~114、121~124の配置を説明するた の図である。センサ電極111~114の中心は、そ れぞれx 0 ~x 3 の位置(座標)である。センサ電極121と122を合 せた電極の中心はx 0 ’、センサ電極122と123を合わせた電極の中心 はx 1 ’、センサ電極123と124を合わせた電極の中心 はx 2 ’である。

 図12B-図12Eは、各センサ電極の静電容量と 指の位置(座標)の関係を示す図である。横軸 、指の座標(指の中心部分の位置)を示して る。縦軸は、各センサ電極が静電容量検出 32に接続されたときの静電容量検出部32の出 (静電容量を示す情報)である。指の幅がセ サ電極の幅よりも広いので、出力が、最大 で一定となる領域がある。図13B-図13Dは、選 された2つのセンサ電極の静電容量と指の位 置(座標)の関係を示す図である。横軸は、指 座標(指の中心部分の位置)を示している。 軸は、選択された2つのセンサ電極が静電容 検出部32に接続されたときの静電容量検出 32の出力(静電容量を示す情報)である。図13B センサ電極121と122が選択された場合、図13C センサ電極122と123が選択された場合、図13D センサ電極123と124が選択された場合である 指の幅と2つのセンサ電極を合わせた幅がほ ぼ一致するので、指と2つの電極とがちょう 重なったときだけ出力が最大となる。図12B- 12Eと図13B-図13Dに示されたしきい値は、後述 する加重平均に静電容量検出部32からの出力 利用するか否かの基準である。しきい値よ も出力が小さい場合はノイズ成分が多いの 、しきい値以下を除去した信号を、静電容 を示す情報として利用する。

 図12Fと図13Eは、指の座標(横軸)に対するし い値以下を除去した静電容量(縦軸)を示して いる。図12FのD 0 はセンサ電極111の静電容量、D 1 はセンサ電極112の静電容量、D 2 はセンサ電極113の静電容量、D 3 はセンサ電極114の静電容量である。図13EのD 0 ’はセンサ電極121と122の静電容量、D 1 ’はセンサ電極122と123の静電容量、D 2 ’はセンサ電極123と124の静電容量である。図 12Fと図13EのWの範囲に指があるときは、静電 量検出部32からの出力が重複する範囲である 。

 データ処理部33では、スキャンによって得 れた静電容量を示す情報の加重平均を計算 る。図12の場合は次式で示される。
また、図13の場合は次式で示される。

 図12Gと図13Fは、指の座標(横軸)に対する 重平均によって得られるタッチ座標(縦軸)を 示している。なお、タッチ座標とは、データ 処理部33での計算によって得られた指の座標 ある。タッチ座標を正確に計算できれば、 ラフは単純増加の直線となるはずである。 12Gと図13Fから、2つのセンサ電極を選択した 場合(図13)の方が、直線性が高いことが分か 。これは、図13EのWで示した範囲(静電容量検 出部32からの出力が重複する範囲)が広いので 、加重平均によりアナログ的にタッチ座標を 計算できるからである。このように、センサ 電極の面積を小さくし、複数のセンサ電極を 同時に選択してスキャンすることと、加重平 均による計算を組み合わせることで、タッチ 座標をアナログ的に求めることができる。し たがって、直線性を向上できる。

 なお、図14は図12の場合の位置センサの処 理フローを示す図である。図12の場合の位置 ンサは次のように動作させればよい。スイ チ部31は、センサ電極111に対応するスイッ をオンにする(S110)。静電容量検出部32は、セ ンサ電極111の静電容量を検出する(S111)。次に 、スイッチ部31は、センサ電極112に対応する イッチをオンにする(S112)。静電容量検出部3 2は、センサ電極112の静電容量を検出する(S113 )。スイッチ部31は、センサ電極113に対応する スイッチをオンにする(S114)。静電容量検出部 32は、センサ電極113の静電容量を検出する(S11 5)。スイッチ部31は、センサ電極114に対応す スイッチをオンにする(S116)。静電容量検出 32は、センサ電極114の静電容量を検出する(S1 17)。ステップS111、S113、S115、S117の結果から しきい値以下のノイズ成分を除去し、それ れの静電容量を求める(S118)。ステップS118で めた静電容量を加重平均し、タッチ座標を める(S119)。

 また、図15は図13の場合の位置センサの処 理フローを示す図である。図13の場合の位置 ンサは次のように動作させればよい。スイ チ部31は、センサ電極121とセンサ電極122に 応するアナログスイッチをオンにする(S120) 静電容量検出部32は、センサ電極121とセンサ 電極122の静電容量を検出する(S121)。次に、ス イッチ部31は、センサ電極122とセンサ電極123 対応するアナログスイッチをオンにする(S12 2)。静電容量検出部32は、センサ電極122とセ サ電極123の静電容量を検出する(S123)。スイ チ部31は、センサ電極123とセンサ電極124に対 応するアナログスイッチをオンにする(S124)。 静電容量検出部32は、センサ電極123とセンサ 極124の静電容量を検出する(S125)。ステップS 121、S123、S125の結果からのしきい値以下のノ ズ成分を除去し、それぞれの静電容量を求 る(S126)。ステップS126で求めた静電容量を加 重平均し、タッチ座標を求める(S127)。このよ うな処理フローによって、タッチ座標は計算 できる。

 上述のように、本発明の静電容量センサ 位置センサによれば、静電容量を検出する ンサ電極の面積を、求められる感度を満足 るように広くすることができる。したがっ 、個々のセンサ電極を小さくでき、かつ、 体を厚くできる。また、ノイズが大きい環 下でも、センサの信頼性を高くできる。ま 、本発明の位置センサによれば、指の大き に合わせてセンサ電極の数を調整できるの 、計算された指の位置と実際の指の位置と 誤差を小さくすることができる。また、加 平均を用いた計算によれば、アナログ的に の位置が計算できるので、計算された位置 直線性を向上できる。さらに、あらかじめ めた値よりも大きい静電容量の時だけ、静 容量を示す情報を位置の計算に用いれば、 イズ成分を除去できるので、タッチ座標の 定性を向上させることができる。また、複 のセンサ電極を同時に選択してスキャンを う場合に、一部のセンサ電極が重複して選 されるように制御させた場合、センサ部を 型化でき、さらに静電容量センサの分解能 向上させることができる。

[変形例1]
 図16は、センサ電極の間に穴を開けた場合 センサ部の構成例である。センサ部の筐体( 作面)131は不透明な素材であり、意匠134(例 ば文字)は透明または半透明の素材で、光を 過できるようになっている。筐体の下には ンサ部が配置されている。センサ部132には センサ電極135が配置されるとともに、穴136 ある。センサ部132の下にはELシート133が配 されている。ELシート133を光らせると、穴136 を光が透過し、筐体の意匠を光らせることが できデザイン性を向上できる。なお、ELシー 133の代わりに、LEDなどの発光素子を用いて よい。

 本来、穴136を設けることで、その分センサ 極135の面積は狭くなり、センサ電極の感度 悪くなる。しかし、穴136の両サイドのセン 電極を同時に選択することでセンサ電極の 積を2倍にし、タッチしている面積を1つの ンサ電極の面積より広くすれば、静電容量 ンサの感度を良くできる。この時、穴136が ッチする面積(例えば指の大きさ)より大きい 場合は上記効果が得られないため、穴136はタ ッチする面積より小さくする必要がある。
 変形例1は、“ボタン”アプリケーションや 、“スライダ”アプリケーションなどに応用 でき、意匠を付加することで操作位置などを 指示することが可能になる。

[変形例2]
 第1実施形態では、各センサ電極の面積は等 しいことを前提に説明した。しかし、各セン サ電極の面積が等しいことに限定する必要は ない。デザインや筐体の構造上の制限などか ら、センサ電極の面積を均一にしない場合が ある。図17に、センサ電極の面積が均一でな 場合の例を示す。センサ部150は、センサ電 151~159を備えている。センサ電極151、155、159 は、センサ電極152~154、156~158の約2倍の面積で ある。上述したように静電容量センサの感度 は電極の面積に比例する。したがって、感度 を一定に保つためには、電極の面積をほぼ同 一にする必要がある。そこで、センサ電極151 、155、159を選択するときは1つのセンサ電極 みを選択し、センサ電極152~154、156~158を選択 するときは2つのセンサ電極を選択する。こ ようにセンサ電極の面積が一定になるよう 、センサ電極の数を調整すれば、静電容量 ンサの感度を一定に保つことができる。

 この例では、センサ電極151、155、159が、 ンサ電極152~154、156~158の約2倍の面積の場合 示したので、センサ電極を1つ選択するか2 選択するかで面積を一致させることができ 。しかし、センサ電極の面積の組み合わせ は、選択されたセンサ電極の面積を一致さ ることができない場合もあり得る。一致さ ることがでない場合には、できるだけ感度 一致させるように電極の数を選択すればよ 。例えば、選択されるセンサ電極の面積の 計があらかじめ定められた範囲内となるよ に電極の数を選択すればよい。このように ンサ電極の大きさが異なる場合であっても 静電容量センサの感度を一定に保つことで “スライダ”アプリケーションとして使用 きる。

 また、別の使用例として、センサ電極151 155、159を“ボタン”アプリケーションとし 使用し、センサ電極152~154、156~158をそれぞ “スライダ”アプリケーションとして使用 るなど、複合的な使い方もできる。同じ静 容量センサであっても、用途に応じてスキ ン方法を変えることで、様々なアプリケー ョンに対応できる。