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Patent Searching and Data


Title:
CLOTHINGS INCLUDING SHORTS AND SWIMMING WEAR
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2008/142730
Kind Code:
A1
Abstract:
It is intended to provide clothings such as shorts and a swimming wear which are body-friendly because of giving a relieved sensation of pressure to the abdomen in wearing. Shorts or a swimming wear wherein the waistline is raised in the front side and somewhat lowered in the back side. In wearing, the waistline is controlled almost horizontal in both of the front and back sides or somewhat descent in the back side.

Inventors:
TORATANI IKUO (JP)
Application Number:
PCT/JP2007/000525
Publication Date:
November 27, 2008
Filing Date:
May 16, 2007
Export Citation:
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Assignee:
TORATANI IKUO (JP)
International Classes:
A41B9/04; A41B9/02; A41C1/00; A41D7/00
Domestic Patent References:
WO2000072707A12000-12-07
Foreign References:
JP3110436U2005-06-23
JP2003138403A2003-05-14
Attorney, Agent or Firm:
SUZUE, Shoji (5-15 Taiyujicho, Kita-ku,Osaka-shi, Osaka51, JP)
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Claims:
 前側が高く後側が低い後下がりのウエストライン(W)を有することを特徴とするショーツ、水着等の衣料。
 前身頃(2)の上縁左右両端部を該前身頃(2)の左右両端に向かって漸次下がる直線または曲線(23a)に形成している請求項1に記載のショーツ、水着等の衣料。
 下方開放状の足口(21)を左右対称に形成した伸縮性を有する前身頃(2)と、伸縮性を有する後身頃(3)と、前身頃(2)の下端の内股前部(24)と後身頃(3)の下端の内股後部(32)との間に配設されて内股部を覆うマチ部(4)とを備えており、
 前身頃(2)の左右端縁(22)と後身頃(3)の左右端縁(30)とは縫合され、マチ部(4)の前端部(40)は前身頃(2)の下端の内股前部(24)に縫合され、マチ部(4)の後端部(41)は後身頃(3)の下端の内股後部(32)に縫合され、
 前記前身頃(2)の左右端縁(22)の各下端部は足口(21)内周のヒップ裾ライン(21a)の下端部と交差させ、かつ、前記左右端縁(22)の各上下方向中間部から下端部までの間の部分を外方へ凸形の曲縁(22a)でつなぐ形に裁断し、該曲縁(22a)の上下方向中間部より下方部は直線または曲線状に形成し、
 前記後身頃(3)はこの左右端縁(30)の各上下方向中間部から下端部までの間の下方部分を下方拡がりの形に裁断し、
 前記後身頃(3)の左右端縁(30)と前記前身頃(2)の左右端縁(22)との縫合線(K)は後側のウエストライン(W)からヒップの頂部(T)より外側に迂回してヒップ裾ライン(21a)に至るように形成している請求項1記載のショーツ、水着等の衣料。
Description:
ショーツ、水着等の衣料

 本発明はショーツ、水着、レオタード、 リーフ等の衣料に関する。

 従来、この種の衣料は伸縮性を有する生 を型紙に合わせて裁断した前身頃、後身頃 マチ部を互いに縫い合わせるとともに、足 回りやウエストに帯状のゴムテープやスト ッチレースを縫い付けて作られ、仕上がり 態では前側と後側が重なり合う略水平のウ ストラインまたは前側より後側が高くなる 上がりのウエストラインを有している。

 このように伸縮性を有する生地を使い、 ィット性を備えた衣料では、着用して少し 時間はそれほどの圧迫感は感じないものの 時間の経過とともに、圧迫し、代謝を阻害 、健康に悪影響を与えるおそれがある。

 また、仕上がり状態で後上がりのウエス ラインを有する衣料は無論、仕上がり状態 略水平のウエストラインを有する衣料であ ても、腰椎に沿った腹部の出っ張りと腰部 くぼみによって、ウエストラインが後上が になる状態に着用され易く、このような着 状態では前傾の下腹部と、前傾の腰部(ウエ ストと臀部頂点との間)に対して略垂直に締 付け力が働き、着用時の圧迫が助長される

 なお、伸縮性を有する生地を使い、フィッ 性を備えた衣料であって、仕上がり状態で 水平のウエストラインを有する衣料は特許 献1、2によって知られており、仕上がり状 で後上がりのウエストラインを有する衣料 特許文献3によって知られている。

特開2002-38302号公報

特開2002-38303号公報

特開2007-9372号公報

 本発明が解決しようとする課題は、着用 の腹部の圧迫を緩和し、身体にやさしいシ ーツ、水着等の衣料を提供することにある

 本発明のショーツ、水着等の衣料は、前 が高く後側が低い後下がりのウエストライ を有するものである。

 本発明のショーツ、水着等の衣料によれ 、仕上がり状態(未着用状態)で後下がりの エストラインを有するので、着用時にはウ ストラインが略水平かやや後下がりになり 前傾の下腹部と、前傾の腰部(ウエストと臀 頂点との間)に対して斜めに締め付け力が働 くために、腹部の圧迫を緩和することができ 、健康に悪影響を与えるのを抑制することが できる。

本発明の一実施の形態を示すショーツ 背面図である。 同ショーツの正面図である。 同ショーツの前身頃、後身頃、及びマ 部の展開平面図である。 直立姿勢時の同ショーツの着用状態を す斜視背面図である。 直立姿勢時の同ショーツの着用状態を す側面図である。 椅子に座る姿勢時の同ショーツの着用 態を示す側面図である。

符号の説明

 1  ショーツ
 2  前身頃
 3  後身頃
 4  マチ部
 21 足口
 21a ヒップ裾ライン
 22 前身頃の左右端縁
 22a 曲縁
 23 前身頃のウエスト部
 24 内股前部
 30 後身頃の左右端縁
 31 後身頃のウエスト部
 32 後身頃の内股後部
 40 マチ部の前端部
 41 マチ部の後端部
 K 前身頃の左右端縁と後身頃の左右端縁の 合線
 T ヒップの頂部
 W ウエストライン
 Z ウエストラインの前側に対する後側の下 幅

 以下、本発明の実施の形態を図面に基づ て詳述する。図1~図3において、本実施形態 ショーツ1は、腹部を覆う前身頃2と、臀部 覆う後身頃3と、前身頃2の下端の内股前部と 後身頃3の下端の内股後部との間に配設され 股間部を覆うマチ部4とを主要構成部材とし なり、これら前後身頃2,3、及びマチ部4は伸 縮性を有するストレッチ生地を型紙に合わせ て所定の形状に裁断したものである。

 前身頃2は脇線20,20間の幅Lよりも広い幅寸 法に裁断してあり、その下端に下方開放状の 足口21,21を左右対称に切り込み形成している 図例ではその切り込みを深く入れてハイレ 用の足口21を下方開放状に形成している。 口21の内周上の略後ろ半分のヒップ裾ライン 21aは前中心線Sと略平行に形成している。前 頃2の左右端縁22,22の各下端部は左右の足口21 ,21の各ヒップ裾ライン21a,21aの下端部と交差 る形に形成している。

 また、前身頃2の左右端縁22,22の各上下方 中間部から各下端部までの間を外方凸形の 弧状の曲縁22aに形成している。曲縁22aの曲 は、図6のように椅子に座った時などに描く ヒップ下部の曲線Rに可及的に近づける形状 するためである。ただし、その曲縁22a全体 アールがきついと、直立姿勢時に当該箇所 弛みじわが発生し易い。これを解消するた 、その曲縁22aの上下方向中間部より下方部( 溝部の直上部を覆う部分)22bは直線または緩 やかな曲線状に形成することが望ましい。

 一方、後身頃3はこの左右端縁30,30がそれ れ下方に至るに従い漸次拡がる斜線状にな 形に裁断している。その際、左右端縁30,30 、必ずしも、そのウエスト部31から下端部ま での上下方向全長にわたって真っ直ぐな斜線 状に形成する必要はなく、少なくともその上 下方向中間部から下端部までの間の下方部分 30aを、下方拡がりの形に裁断しておけばよい 。例えば、図3の一点鎖線で示すEとE'のよう 曲線にしたり、同図の二点鎖線で示すFとF' ような曲線にしたりすることは任意である 左右端縁30,30のウエスト部31から上下方向中 部までの間は斜線、曲線など任意に描くこ ができ、例えば、図3に二点鎖線Q1に示すご き円弧縁に形成してもよく、この場合はそ に対応して前身頃2の左右端縁22,22のウエス 部23から上下方向中間部までの間は二点鎖 Q2のように裁断する。

 このように裁断された前身頃2と後身頃3 は左右端縁22,22、30,30どうしを縫い合わせて 状に形成し、前身頃2の下端中央に凹円弧状 に形成した内股前部24と、後身頃3の下端中央 に同じく凹円弧状に形成した内股後部32とは チ部4でつなぐ。その際、マチ部4の凸円弧 に形成した前端部40は前身頃2の内股前部24に 縫い合わされる。マチ部4の凸円弧状に形成 た後端部41は後身頃12の内股後部32に縫い合 される。前身頃2の足口21の下方開放部分は 後身頃3の下方部分30aの下端と内股後部32と つなぐ傾斜下端縁33と、マチ部4の左右の端 42,42とでエンドレス状につながれる。

 ここで、前身頃2の左右端縁22,22と後身頃3 の左右端縁30,30との各縫合線Kは、図4に示す うに着用時に後部ウエスト部23,31の外側寄り 箇所からヒップの頂部Tの外側に迂回させて ップ裾ライン21aに至るように形成する。そ ためには、図3のように後身頃3における左右 端縁30,30の下端部間の幅Pを前身頃2における 右端縁22,2の下端部間の幅Hに対して0.6倍以上 で4倍以下に設定する。図3では、PとHの幅を 同じ程度に設定している。

 前身頃2及び後身頃3のウエスト部23,31には 図1,図2及び図4のように伸縮性を有するゴム ープやストレッチレース等の紐状材料また 帯状材料5を縫い付け、足口21,21回りにも図2 び図4のように伸縮性を有するゴムテープや ストレッチレース等の紐状材料または帯状材 料6,6を縫い付けている。

 上記のように縫製されたショーツ1は、前 身頃2の左右端縁22,22の各下端部を外方へ凸形 の曲縁22aに形成するとともに、後身頃3の左 端縁30,30の各上下方向中間部から下端部まで の間の下方部分30aを下方拡がりの形に裁断し て両者22a,30aを縫い合わせているので、ヒッ 部裾回りにヒップ下部及び臀溝部の体形に い立体的な適度の膨らみができる。したが て、ヒップ裾ライン21aが図4、図5に示すごと くヒップの臀溝部Gに深くフィットしてヒッ の下部を深く十分に包み込むことができ、 子に座ったり、激しく腰を曲げるなどして いたりしてもヒップ裾ライン21aが図6のC位置 からD位置にずり上がるのを防止できる。

 また、前身頃2と後身頃3との縫合線Kはヒ プの頂部Tを避けてその外側に迂回させてあ るので、ヒップ下部を深く包み込むことがで きるようにヒップ裾線を下方に延出させるパ ターンを採用しても、前身頃2と後身頃3の縫 線Kがヒップ頂部Tを通るようにしたものの 合のように直立姿勢時にヒップ下部、臀溝 に弛み皺やだぶつきが生じることが殆どな て、ヒップを広く深く包み込むことができ ものとなる。

 さらに、前身頃2と後身頃3との縫合線Kは ップの頂部Tを避けて外側に迂回させること により、後身頃12のヒップ頂部Tの生地自体が もつ伸縮性を確保することができ、この伸縮 性によりヒップの頂部Tの激しい動きにもよ 対応できるため、ずり上がり防止のための ーツの長さや大きさは、前身頃2と後身頃3の 縫合線Kをヒップ頂部Tに通過させる場合に必 なダーツのそれよりも少なくて足り、その 果、直立姿勢時にヒップ下部、臀溝部Gに弛 み皺やだぶつきが発生することが殆どなくな り、美しいヒップ裾ライン21aを出すことがで きる。また座り姿勢でも縫合線kによる違和 がほとんどなくなるとともに、タイトな薄 外衣を着用したときにもその縫合線Kに沿っ ラインがヒップの最も高い頂部Tを通過する 場合よりも外衣に目立ち難くなる。

 そして、本実施形態のショーツ1は、図3 示すように、前身頃2の上縁のウエスト部23 左右両端部を、該前身頃2の左右両端縁22,22 向かって漸次下がる直線または曲線23aに形 し、前身頃2のウエスト部23を左右両端下が に形成している。これにより、その前身頃2 左右端縁22,22に前記後身頃3の左右端縁30,30 縫い合わせることで、仕上がり状態のショ ツ1のウエストランWを、図1、図2に示すよう 、前側(正面)が高く後側(背面)が低い後下が りに形成している。なお、前身頃2の左右両 下がりのウエスト部23につながる後身頃3の 縁のウエスト部31は、ショーツ1のスムーズ ウエストランWを形成するために左右両端上 りに形成している。例えば、前身頃2の上縁 のウエスト部23の左右両端部を直線23aで左右 端縁22,22に向かって漸次下げる場合には浅 V字状に形成し、曲線23aで下げる場合には浅 凹円弧状に形成することが望ましいが、水 に形成してもよい。

 また、上記のようにショーツ1が仕上がり 状態で後下がりのウエストラインWを有する 、ヒップ部裾回りに形成されるヒップ下部 び臀溝部の体形に近い立体的な膨らみをよ 高い位置まで形成することができる(仕上が 状態で略水平や後上がりウエストラインを するものに比べて)という立体化効果が得ら れる。その結果、ヒップの頂部Tを押しつぶ ことがなくなるととともに、ヒップの頂部T り上側に多少のゆとりを持たせるので、そ ゆとりでヒップが持ち上がり易くなり、効 的にヒップアップを実現できるようになる しかも前記ゆとりでヒップの頂部Tより上側 との摩擦力も小さくなるので、ヒップ裾ライ ン21aのずり上がりもより確実に防止すること ができる。なお、ヒップの頂部Tより上側に 少のゆとりを持たせても、前後身頃2,3には 縮性があるので、直立姿勢時にヒップの頂 Tより上側に弛み皺やだぶつきが発生するこ はない。

 さらに、ヒップ裾ライン21aのずり上がり 防止する本実施形態のショーツ1では伸縮性 を有する生地を使い、フィット性を備えるこ とが不可欠であり、このようなフィット性を 備えるものは着用時の腹部の圧迫感が課題が あったが、仕上がり状態で後下がりのウエス トラインWを有するので、図4~図6に示すよう 、ウエストラインWが略水平かやや後下がり なる状態で着用される。このような着用状 では前傾の下腹部と、前傾の腰部(ウエスト と臀部頂点との間)に対して斜めに締め付け が働くために、ウエストラインWが後上がり なる状態で着用される仕上がり状態で略水 か後上がりのウエストラインを有する従来 ショーツに比べ、腹部の圧迫を緩和するこ ができ、健康に悪影響を与えるのを抑制す ことができる。

 また、前述のとおり構造的にヒップの頂 Tより上側に持たせたゆとりによっても、着 用時の腹部の圧迫を緩和することができるの で、殆ど締め付けのないゆったりとした履き 心地で、身体にやさしいながらも、ヒップ裾 ライン21aのずり上がり防止、美しいヒップラ インの成形、補正効果を確実に得ることがで きる。

 ここで、図1に示すように、前身頃2のウ スト部23の中央部に対する後身頃3のウエス 部31の中央部の下げ幅、すなわち前側のウエ ストランWに対する後側のウエストラインWの げ幅Zは3~15cmの範囲とすることが望ましい。 下げ幅Zが3cm未満であると、着用時にウエス ラインWが後上がりになり、腹部の圧迫を確 に緩和することができない。また15cmを超え ると臀部の包み込みが少なくなり過ぎて、美 しいヒップラインの成形、補正効果を得るこ とができなくなる。

 本実施形態では、一枚ものの生地で形成 た前身頃2を示したが、例えば切替線20の位 で左右と中央に分けたものを縫い合わせて 体化して前身頃2の形状としたものであって もよい。また前身頃2と後身頃3はマチ部(クロ ッチ)続け裁ちとしたものであってもよい。

 本発明の対象とする衣料は、ショーツに られず、水着やレオタード、ガードルなど も同様に適用でき、また男性用のブリーフ も同様に適用できる。