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Patent Searching and Data


Title:
COMMUNICATION DEVICE AND COMMUNICATION PATH SWITCHING METHOD
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2009/057477
Kind Code:
A1
Abstract:
A communication device includes: a plurality of communication interfaces (202); a connection judgment unit (212); a routing table (222); a path information acquisition unit (214); a path write-in unit (216); and a default setting unit (218). When a communication interface set with a high priority in a default setting unit (218) is valid, the path write-in unit (216) sets only the path information in the communication interface (202) as a default gateway in the routing table (222). Even when a communication interface which is not set with a high priority becomes valid, the path information in the communication interface is not set to the default gateway if the communication interface set with a high priority is valid.

Inventors:
TAKAHASHI ATSUSHI (JP)
Application Number:
PCT/JP2008/069013
Publication Date:
May 07, 2009
Filing Date:
October 21, 2008
Export Citation:
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Assignee:
KYOCERA CORP (JP)
TAKAHASHI ATSUSHI (JP)
International Classes:
H04L12/66; H04L12/701; H04L12/721; H04L12/725; H04W40/00; H04W40/02; H04W48/18; H04W76/02; H04W92/14
Foreign References:
JP2004253974A2004-09-09
JP2006180174A2006-07-06
JP2006180095A2006-07-06
JP2005101687A2005-04-14
JP2005020112A2005-01-20
Other References:
HIDEKI SUNAHARA: "Network Kanri Nyumon (Dai 4 Kai) Internet Protocol no Shikumi", THE JOURNAL OF THE INSTITUTE OF IMAGE INFORMATION AND TELEVISION ENGINEERS, vol. 52, no. 4, 20 April 1998 (1998-04-20), pages 457 - 460
Attorney, Agent or Firm:
AQUA PATENTS, DESIGNS and TRADEMARKS (5-12 KANDA-SUDACHO 1-CHOME, CHIYODA-K, Tokyo 41, JP)
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Claims:
 IPネットワークに接続する通信機器であって、
 複数の通信インターフェースと、
 前記複数の通信インターフェースのそれぞれが前記IPネットワークと接続しているか否かを判定する接続判定部と、
 IPアドレス、ゲートウェイアドレス、インターフェースを含む経路情報を格納するルーティングテーブルと、
 前記複数の通信インターフェースそれぞれに対してDHCPサーバから経路情報を取得する経路情報取得部と、
 前記通信インターフェースが前記接続判定部によって接続されたと判定された場合に、該接続された通信インターフェースに関して前記経路情報取得部が取得した前記経路情報を前記ルーティングテーブルに追加する経路書込部と、
 前記複数の通信インターフェースのうちいずれか1つの通信インターフェースを優位に設定するデフォルト設定部と、
を備え、
 前記経路書込部は、前記デフォルト設定部において優位に設定された通信インターフェースが接続されたと判定された場合には、優位に設定されていない通信インターフェースが接続されていても、前記優位に設定された通信インターフェースの経路情報のみをデフォルトゲートウェイとして前記ルーティングテーブルに設定し、優位に設定されていない通信インターフェースが接続されたと判定された場合であっても、前記優位に設定された通信インターフェースが接続されたと判定された場合には、前記優位に設定されていない通信インターフェースの経路情報をデフォルトゲートウェイに設定しないことを特徴とする通信機器。
 IPネットワークに接続する通信機器であって、
 複数の通信インターフェースと、
 前記複数の通信インターフェースのそれぞれが前記IPネットワークと接続しているか否かを判定する接続判定部と、
 IPアドレス、ゲートウェイアドレス、インターフェースを含む経路情報を格納するルーティングテーブルと、
 前記複数の通信インターフェースそれぞれに対してDHCPサーバから経路情報を取得する経路情報取得部と、
 前記通信インターフェースが前記接続判定部によって接続されたと判定された場合に、該接続されたと判定された通信インターフェースに関して前記経路情報取得部が取得した前記経路情報を前記ルーティングテーブルに追加する経路書込部と、
 前記複数の通信インターフェースのうちいずれか1つの通信インターフェースを優位に設定するデフォルト設定部と、
 前記複数の通信インターフェースの接続先のネットワークが同一であるか否かを判定するネットワーク判定部と、
 前記ネットワーク判定部が前記複数の通信インターフェースの接続先のネットワークが同一であると判定した場合、前記デフォルト設定部において優位に設定された通信インターフェース以外の通信インターフェースの経路情報を前記ルーティングテーブルから削除する経路削除部と、
を備えることを特徴とする通信機器。
 前記複数の通信インターフェースによる通信の通信品質値をそれぞれ測定する通信品質測定部をさらに備え、
 前記デフォルト設定部は、前記通信品質値が最大となる前記通信インターフェースを優位に設定すること特徴とする請求項2に記載の通信機器。
 前記複数の通信インターフェースは、有線インターフェースおよび無線インターフェースを含み、
 当該通信機器は、該通信機器に供給されるバッテリの充電量が所定値を下回ったか否かを判定する充電量判定部をさらに備え、
 前記充電量判定部が、所定値を下回ったと判定した場合、前記デフォルト設定部は、前記有線インターフェースを優位に設定することを特徴とする請求項2に記載の通信機器。
 当該通信機器は、さらに、
 前記複数の通信インターフェースによる消費金額を取得し積算する課金集計部と、
 前記複数の通信インターフェースそれぞれの通信単価を格納した課金テーブルと、
 前記課金集計部によって集計された消費金額の合計が所定値を上回ったか否かを判定する課金額判定部と、
を備え、
 前記課金額判定部が、所定値を上回ったと判定した場合、前記デフォルト設定部は、前記課金テーブルにて通信単価が最小となる前記通信インターフェースを優位に設定することを特徴とする請求項2に記載の通信機器。
 複数の通信インターフェースそれぞれについてIPネットワークと接続しているか否かを判定する接続判定ステップと、
 IPアドレス、ゲートウェイアドレス、インターフェースを含む経路情報を前記複数の通信インターフェースそれぞれに対してDHCPサーバから取得する経路情報取得ステップと、
 前記通信インターフェースが前記接続判定ステップにおいて接続されたと判定された場合に、該接続されたと判定された通信インターフェースに関して前記経路情報取得ステップにて取得した前記経路情報をルーティングテーブルに追加する経路書込ステップと、
 複数の通信インターフェースのうちいずれか1つの通信インターフェースを優位に設定するデフォルト設定ステップと、
 前記デフォルト設定ステップにおいて優位に設定された通信インターフェースが接続されたか否かを判定する優先インターフェース有効判定ステップと、
 前記優先インターフェース有効判定ステップにて前記優位に設定された通信インターフェースが接続されたと判定された場合、該優位に設定された通信インターフェースの経路情報のみをデフォルトゲートウェイとしてルーティングテーブルに設定するデフォルトゲートウェイ設定ステップと、
を含むことを特徴とする通信経路切替方法。
 複数の通信インターフェースのそれぞれについてIPネットワークと接続しているか否かを判定する接続判定ステップと、
 IPアドレス、ゲートウェイアドレス、インターフェースを含む経路情報を前記複数の通信インターフェースそれぞれに対してDHCPサーバから取得する経路情報取得ステップと、
 前記通信インターフェースが前記接続判定ステップにおいて接続されたと判定された場合に、該接続されたと判定された通信インターフェースに関して前記経路情報取得ステップにて取得した前記経路情報をルーティングテーブルに追加する経路書込ステップと、
 複数の通信インターフェースのうちいずれか1つの通信インターフェースを優位に設定するデフォルト設定ステップと、
 前記複数の通信インターフェースの接続先のネットワークが同一であるか否かを判定するネットワーク判定ステップと、
 前記ネットワーク判定ステップにて、前記複数の通信インターフェースの接続先のネットワークが同一であると判定された場合、前記デフォルト設定ステップにおいて優位に設定された通信インターフェース以外の通信インターフェースの経路情報を前記ルーティングテーブルから削除する経路削除ステップと、
を含むことを特徴とする通信経路切替方法。
Description:
通信機器および通信経路切替方

 本発明は、ネットワークに接続する通信 器および通信経路切替方法に関する。

 近年、インターネット等の通信ネットワ クの発展により、家や会社等の様々な場所 おいてもLAN(Local Area Network)が組まれるよう になってきている。LANにはEthernet(登録商標) FDDI(Fiber Distributed Data Interface)、無線LAN(802.1 1b、11g、11a、11n)、Bluetooth(登録商標)といった 線または無線の様々な接続方式が用いられ いる。また、LANはFTTH(Fiber To The Home)やADSL( Asymmetric Digital Subscriber Line)といった回線を じて系外のインターネット(WAN:Wide Area Netwo rk)に接続されている。

 これらの接続方式を用いて通信を行う場 、一般的にはそれぞれの通信方式を実現す LSI(Large Scale Integration:大規模集積回路)が提 供されており、ユーザは通信機器にLSIチップ を実装して利用する。この物理的なLSIによっ て実現されるネットワークの、論理的な経路 の入口を通信インターフェースと称する。

 最も簡単な例としては、ネットワークに 続する通信機器(コンピュータやPDAなど)は 1つの通信インターフェースから1つのネット ワークに接続される。このような単一の接続 を介してインターネットと通信を行う形態を 単一接続形態と称する。例えば、通信機器を LANに接続し、LANのゲートウェイを介してイン ターネットへと接続するネットワーク構成は よく見られる。ゲートウェイとは2つの異な ネットワークを接続する経路であって、具 的にはブリッジやルーターなどのネットワ ク機器によって構成される。

 ところで状況によっては、通信機器を2以 上の通信インターフェースを用いて2以上の ットワークに接続する必要が生じる。この うな複数の接続を介してインターネットと 信を行う形態を複数接続形態と称する。例 ば、セキュリティ上の観点から閉じられた ットワークと、インターネットに接続され 開放されたネットワークの両方に接続する 合である。事案は様々なパターンがあり、LA Nが閉じられている場合もあれば、離隔地の じられたネットワークにISDN(Integrated Services Digital Network)回線などを用いてダイヤルアッ プ接続する場合もある。

 また複数接続形態には、2以上の通信イン ターフェースから1のネットワークに接続す 場合もある。例えばEthernet(登録商標)ポート 無線LANを両方備えたノートパソコンはよく 受けられる装置構成であり、ユーザは自分 席では有線LANに接続し、会議室では無線LAN よって接続することができる。また近年発 の著しい携帯電話やスマートフォンでは無 LANを搭載しているものもあり、パケット通 と無線LANのいずれによってもインターネッ に接続することが可能となっている。

 上述した単一接続形態では、目的のネッ ワークに接続するために、複数のネットワ ク(セグメント)をホップする必要がある。 かし、通常は直接接続しているネットワー のゲートウェイをルーティングテーブルで 定しているのみであり、その先のルーティ グはネットワーク構成に任せている。言い えれば、端末である通信機器は、自分が接 しているネットワークがその先のネットワ クに接続されているかどうかは知るところ はなく、ネットワークが閉じていたとして 通信を試みた挙げ句にタイムアウトするこ となる。

 そして上述した複数接続形態も、それぞ のインターフェースは原則として独立した 一接続形態のように振る舞う。すなわち、 れぞれのインターフェースにおいては直接 続したネットワーク(セグメント)のゲート ェイをルーティングテーブルで指定してい のみであり、その先のルーティングはネッ ワーク構成に任せている。直接接続したネ トワーク内にないサーバに接続しようとし 場合、システムに登録されたデフォルトゲ トウェイを介して通信を行うこととなる。

 従来からも、複数の通信インターフェース 備えた装置において、利便性を向上させる 々な提案が成されている。例えば特許文献1 には、有線ケーブルの有無を検知して、有線 接続と無線接続とを切り替えることによって 消費電力を抑える通信機器が提案されている 。

特許第3838968号公報

 しかし、上記の複数接続形態において、 れぞれのインターフェースが単一接続形態 ように動作するところに問題がある。一般 複数の通信インターフェースが有効と無効 繰り返す場合、最後に有効となった接続の ートウェイがデフォルトゲートウェイに設 される。例えば、1の通信インターフェース がインターネット(WAN)に接続されたネットワ クに予め接続されていたとしても、最後に 効となった通信インターフェースに接続さ たネットワークが閉じられたLANである場合 閉じられたLANに接続された通信インターフ ースのゲートウェイがデフォルトゲートウ イとなる。したがってインターネット上に るサーバと通信しようとしても閉じられたL ANを介して通信しようとするため、結果的に ンターネットとの通信はタイムアウトして まい、通信を行うことができないという事 に陥ってしまう。

 また、複数の通信インターフェースが同 のネットワークに接続されている場合には いずれの通信インターフェースのゲートウ イを介しても通信を行うことはできるため 通信不能という事態にはならない。しかし 通信速度やエラーレートを含む通信品質に があったり、通信量に差があったりするた 、通信経路を適切に切り替えたいという要 がある。

 なお、上記特許文献1に記載された技術は 、複数の通信インターフェースを切り替える ものではあるが、有線接続の有無によって無 線接続をON/OFFして消費電力を抑えるものに過 ぎず、通信経路を適切に切り替えるものでは ない。また特許文献1に記載の通信機器にお ては、有線ケーブルの有無の検知によって 続を切り替えているため、有線接続同士の 替や、無線接続同士の切替には対応できな 。さらに、特許文献1に記載の通信機器は、 信品質を考慮していないため、有線接続の が無線接続よりも通信品質が悪い場合であ ても有線接続を優先してしまい通信速度が くなるおそれもあった。

 本発明は従来の通信機器に関する上記問 点に鑑みてなされたものであり、本発明の 的は、複数の通信インターフェースを介し 通信経路を適切に切り替えることで、迅速 通信速度と快適な通信環境を得ることが可 な通信機器および通信経路切替方法を提供 ることである。

 上記課題を解決するために、本発明にか る通信機器の代表的な構成は、IP(Internet Pro tocol)ネットワークに接続する通信機器であっ て、複数の通信インターフェースと、複数の 通信インターフェースのそれぞれがIPネット ークと接続しているか否かを判定する接続 定部と、IPアドレス、ゲートウェイアドレ 、インターフェースを含む経路情報を格納 るルーティングテーブルと、複数の通信イ ターフェースそれぞれに対してDHCP(Dynamic Hos t Configuration Protocol)サーバから経路情報を取 得する経路情報取得部と、通信インターフェ ースが接続判定部によって接続されたと判定 された場合に、当該接続された通信インター フェースに関して経路情報取得部が取得した 経路情報をルーティングテーブルに追加する 経路書込部と、複数の通信インターフェース のうちいずれか1つの通信インターフェース 優位に設定するデフォルト設定部と、を備 、経路書込部は、デフォルト設定部におい 優位に設定された通信インターフェースが 続されたと判定された場合には、優位に設 されていない通信インターフェースが接続 れていても、優位に設定された通信インタ フェースの経路情報のみをデフォルトゲー ウェイとしてルーティングテーブルに設定 、優位に設定されていない通信インターフ ースが接続されたと判定された場合であっ も、優位に設定された通信インターフェー が接続されたと判定された場合には、優位 設定されていない通信インターフェースの 路情報をデフォルトゲートウェイに設定し いことを特徴とする。

 上記構成により、デフォルト設定部にて 位に設定された通信インターフェースが有 になった場合、優位に設定されていない通 インターフェースの有効無効に関係なく、 位に設定された通信インターフェースの経 情報がデフォルトゲートウェイとなる。し がって、優位に設定された通信インターフ ースを、効率よく利用することができる。

 上記課題を解決するために、本発明にか る通信機器の他の構成は、IPネットワーク 接続する通信機器であって、複数の通信イ ターフェースと、複数の通信インターフェ スのそれぞれがIPネットワークと接続してい るか否かを判定する接続判定部と、IPアドレ 、ゲートウェイアドレス、インターフェー を含む経路情報を格納するルーティングテ ブルと、複数の通信インターフェースそれ れに対してDHCPサーバから経路情報を取得す る経路情報取得部と、通信インターフェース が接続判定部によって接続されたと判定され た場合に、当該接続されたと判定された通信 インターフェースに関して経路情報取得部が 取得した経路情報をルーティングテーブルに 追加する経路書込部と、複数の通信インター フェースのうちいずれか1つの通信インター ェースを優位に設定するデフォルト設定部 、複数の通信インターフェースの接続先の ットワークが同一であるか否かを判定する ットワーク判定部と、ネットワーク判定部 複数の通信インターフェースの接続先のネ トワークが同一であると判定した場合、デ ォルト設定部において優位に設定された通 インターフェース以外の通信インターフェ スの経路情報をルーティングテーブルから 除する経路削除部と、を備えることを特徴 する。

 上記構成により、接続先のネットワーク 同一である場合、経路削除部はデフォルト 定部において優位に設定された通信インタ フェース以外の通信インターフェースの経 情報をルーティングテーブルから削除する とになる。これにより、本発明にかかる通 機器は、優位に設定された通信インターフ ースのみで通信することとなる。したがっ 、本発明にかかる通信機器は、優位に設定 れていない通信インターフェースを無駄に 用することがなくなる。

 また、複数の通信インターフェースによ 通信の通信品質値をそれぞれ測定する通信 質測定部をさらに備え、デフォルト設定部 、通信品質値が最大となる通信インターフ ースを優位に設定してもよい。

 これにより、本発明にかかる通信機器は 信品質値が最大の通信インターフェースを 位に設定するため、効率よく通信を行うこ ができる。また、当該通信機器は、通信品 値が変化した場合、通信インターフェース 流動的に変更することができる。

 また、複数の通信インターフェースは、 線インターフェースおよび無線インターフ ースを含み、当該通信機器は、当該通信機 に供給されるバッテリの充電量が所定値を 回ったか否かを判定する充電量判定部をさ に備え、充電量判定部が、所定値を下回っ と判定した場合、デフォルト設定部は、有 インターフェースを優位に設定してもよい

 有線インターフェースを用いた通信は、 線インターフェースを用いた通信よりも消 電力が少ない。したがって、上記構成によ 、電力消費量の多い無線ネットワークを排 し、消費電力の省電力化をすることができ 。したがって、商用電源からの電力供給を 待できない屋外等において、充電量が所定 を下回っても、効率よく電力を使用し、通 を行うことができる。

 また、当該通信機器は、さらに、複数の 信インターフェースによる消費金額を取得 積算する課金集計部と、複数の通信インタ フェースそれぞれの通信単価を格納した課 テーブルと、課金集計部によって集計され 消費金額の合計が所定値を上回ったか否か 判定する課金額判定部と、を備え、課金額 定部が、所定値を上回ったと判定した場合 デフォルト設定部は、課金テーブルにて通 単価が最小となる通信インターフェースを 位に設定してもよい。

 これにより、消費金額が所定値を上回る までは、通信単価を気にすることなく効率 に通信を行うことができる。また消費金額 所定値を上回った後では、通信単価が最小 なる通信インターフェースを優位に設定す ため、課金額を適切に抑えつつ通信するこ が可能となる。

 上記課題を解決するために、本発明にか る通信経路切替方法の代表的な構成は、複 の通信インターフェースそれぞれについてI Pネットワークと接続しているか否かを判定 る接続判定ステップと、IPアドレス、ゲート ウェイアドレス、インターフェースを含む経 路情報を複数の通信インターフェースそれぞ れに対してDHCPサーバから取得する経路情報 得ステップと、通信インターフェースが接 判定ステップにおいて接続されたと判定さ た場合に、当該接続されたと判定された通 インターフェースに関して経路情報取得ス ップにて取得した経路情報をルーティング ーブルに追加する経路書込ステップと、複 の通信インターフェースのうちいずれか1つ 通信インターフェースを優位に設定するデ ォルト設定ステップと、デフォルト設定ス ップにおいて優位に設定された通信インタ フェースが接続されたか否かを判定する優 インターフェース有効判定ステップと、優 インターフェース有効判定ステップにて優 に設定された通信インターフェースが接続 れたと判定された場合、当該優位に設定さ た通信インターフェースの経路情報のみを フォルトゲートウェイとしてルーティング ーブルに設定するデフォルトゲートウェイ 定ステップと、を含むことを特徴とする。

 上記課題を解決するために、本発明にか る通信経路切替方法の他の構成は、複数の 信インターフェースのそれぞれについてIP ットワークと接続しているか否かを判定す 接続判定ステップと、IPアドレス、ゲートウ ェイアドレス、インターフェースを含む経路 情報を複数の通信インターフェースそれぞれ に対してDHCPサーバから取得する経路情報取 ステップと、通信インターフェースが接続 定ステップにおいて接続されたと判定され 場合に、当該接続されたと判定された通信 ンターフェースに関して経路情報取得ステ プにて取得した経路情報をルーティングテ ブルに追加する経路書込ステップと、複数 通信インターフェースのうちいずれか1つの 信インターフェースを優位に設定するデフ ルト設定ステップと、複数の通信インター ェースの接続先のネットワークが同一であ か否かを判定するネットワーク判定ステッ と、ネットワーク判定ステップにて、複数 通信インターフェースの接続先のネットワ クが同一であると判定された場合、デフォ ト設定ステップにおいて優位に設定された 信インターフェース以外の通信インターフ ースの経路情報をルーティングテーブルか 削除する経路削除ステップと、を含むこと 特徴とする。

 上述した通信機器の技術的思想に基づく 成要素やその説明は、当該通信経路切替方 にも適用可能である。

 以上説明したように本発明の通信機器に れば、複数の通信インターフェースを介し 通信経路を適切に切り替えることで、迅速 通信速度と快適な通信環境を得ることが可 となる。

第一実施形態にかかる通信システムを 明するための、システム図である。 第一実施形態にかかる通信機器の概略 な機能を示した機能ブロック図である。 第一実施形態にかかる通信機器を説明 るための説明図である。 第一実施形態にかかる通信機器を用い 通信経路切替方法の流れを示したフローチ ートである。 第二実施形態にかかる通信システムを 明するための、システム図である。 第二実施形態にかかる通信機器の概略 な機能を示した機能ブロック図である。 第二実施形態にかかる通信機器を用い 通信経路切替方法の流れを示したフローチ ートである。

符号の説明

100、400  …通信システム
102、402  …ノート型パーソナルコンピュー
104、404  …増設デバイス
106、406  …IPネットワーク
108  …アクセスポイント
200、500  …通信機器
202  …通信インターフェース
202a  …有線インターフェース
202b  …無線インターフェース
210、510  …通信機器制御部
212  …接続判定部
214  …経路情報取得部
216  …経路書込部
218  …デフォルト設定部
220、550  …通信機器記憶部
222  …ルーティングテーブル
512  …デフォルト設定部
514  …ネットワーク判定部
516  …経路削除部
518  …通信品質測定部
520  …充電量判定部
522  …課金集計部
524  …課金額判定部
552  …課金テーブル

 以下に添付図面を参照しながら、本発明 好適な実施の形態について詳細に説明する なお、本明細書及び図面において、実質的 同一の機能構成を有する構成要素について 、同一の符号を付することにより重複説明 省略する。

(第一実施形態)
 従来は、複数接続形態にて通信ネットワー に接続する場合、最新に有効となった接続 優先的に使用されていた。したがって、消 電力や通信品質を考慮することなく、一意 に最新に有効となった接続が優先されてし う場合があった。

 本実施形態では、複数の通信インターフ ースを備える通信機器のルーティングテー ルの書き込みを工夫することにより、複数 通信インターフェースのうち有用な通信イ ターフェースにデフォルトゲートウェイを 替えて通信を行うことが可能な通信機器お び通信経路切替方法を説明する。以下の実 形態では、理解を容易にするため、まず通 機器を用いた通信システム全体の構成を説 し、その後で通信機器の構成を詳述する。 こでは、理解を容易にするため、通信機器 してノート型パーソナルコンピュータおよ ノート型パーソナルコンピュータに設けら たPCMCIA(Personal Computer Memory Card International Association)スロットに装着される増設デバイ を用いているが、これに限定されず、パー ナルコンピュータに増設デバイスの機能が まれたものでもよく、増設デバイスとして 、アダプタ型や端末内に一体に組み込んで 載するもの等様々な通信機器で構成するこ ができる。

(通信システム100)
 図1は、通信システム100を説明するためのシ ステム図である。かかる通信システム100は、 通信機器200と、2つのIPネットワーク106(106aお び106b)と、アクセスポイント108と、を含ん 構成される。

 上記通信システム100では、通信機器200は ノート型パーソナルコンピュータ102および ート型パーソナルコンピュータ102に設けら たPCMCIAスロットに装着される増設デバイス1 04で構成され、増設デバイス104には、ノート パーソナルコンピュータ102に設けられたバ テリから電力が供給される。

 これにより、商用電源からの電力供給が 難な屋外等であっても、支障なく通信を行 ことができる。

 通信機器200は通信インターフェースとし 、有線インターフェースと無線インターフ ースを備える。有線インターフェースはEthe rnet(登録商標)ポートであり、ケーブルが接続 され、ここからIPネットワーク106aに接続され る。無線インターフェースは例えば802.11b、11 g、11a、11nなどから選択することができ、ア セスポイント108を介してIPネットワーク106b 接続する。

 本実施形態では、IPネットワーク106aは、 ンターネット(WAN)に接続されており、IPネッ トワーク106bは、セキュリティ上の観点から じられたネットワークである。

(通信機器200)
 以下、通信システム100における通信機器200 構成を説明する。ここでは、通信機器200と てノート型パーソナルコンピュータ102およ ノート型パーソナルコンピュータ102に設け れたPCMCIAスロットに装着する増設デバイス1 04を挙げる。

 図2は通信機器200の概略的な機能を示した 機能ブロック図であり、図3は、増設デバイ 104を説明するための説明図である。かかる 信機器200は、通信インターフェース202と、 信機器制御部210と、通信機器記憶部220を含 で構成される。

 通信インターフェース202は、有線インタ フェース202aと無線インターフェース202bで 成されている。有線インターフェース202aは 有線LANケーブルを挿脱できるコネクタ構造( 例えばRJ45コネクタ)を備えている。無線イン ーフェース202bは、無線LANで構成されており 、アクセスポイント108と無線通信を行う。

 本実施形態において、通信インターフェ ス202として、有線インターフェース202aおよ び無線インターフェース202bを用いているが これに限定されず、それぞれが通信を行え ば足り、複数の有線インターフェースもし は複数の無線インターフェースでも本発明 好適に適用することができる。

 通信機器制御部210は、中央処理装置(CPU) 含む半導体集積回路により通信機器200全体 管理および制御する。通信機器制御部210は 通信機器記憶部220に格納されたプログラム( 図示)を用いて、通信機器200を利用した通信 機能を遂行する。また、通信機器制御部210は 、接続判定部212と、経路情報取得部214と、経 路書込部216と、デフォルト設定部218としても 機能する。

 接続判定部212は、有線インターフェース2 02aおよび無線インターフェース202bがそれぞ IPネットワークと接続しているか否かを判定 する。有線インターフェース202aにおいては ブ等とのリピート信号によって接続の有無 よび方式(10BASE-Tや100BASE-T、ストレートやク スなど)を判定することができ、無線インタ フェース202bにおいてはアクセスポイントと の認証状況によって判断することができる。

 これにより、どの通信インターフェース2 02が、IPネットワークを接続しているかを判 することが可能となる。

 経路情報取得部214は、通信インターフェ スそれぞれに対してDHCP(Dynamic Host Configurati on Protocol)サーバからIPアドレス、ネットマス ク、ゲートウェイアドレス、インターフェー スを含む経路情報を取得する。

 経路書込部216は、接続判定部212によって 続されている(有効である)と判定された通 インターフェース202に対して経路情報取得 214が取得した経路情報を後述するルーティ グテーブル222に追加する。

 デフォルト設定部218は、複数の通信イン ーフェース202のうちいずれか1つの通信イン ターフェース202を優位に設定する。デフォル ト設定部218は、例えば、通信機器記憶部220に 格納される記憶領域とすることもできる。こ の記憶領域には、ノート型パーソナルコンピ ュータ102上で動作するユーティリティプログ ラムから、または通信機器記憶部220から読み 出されたプログラム(ファームウェア等)から き換えることができる。またデフォルト設 部218に格納されたデータは、経路書込部216 ら読み出して利用することができる。本実 形態においては、ユーザのユーティリティ ログラムを用いた入力に応じて、有線イン ーフェース202aを優位に設定している。

 また、経路書込部216は、デフォルト設定 218において優位に設定された通信インター ェース202(本実施形態においては有線インタ ーフェース202a)が接続判定部212によって接続 れた(有効になった)と判定された場合には 有線インターフェース202aの経路情報のみを フォルトゲートウェイとして後述するルー ィングテーブル222に設定する。また、経路 込部216は、優位に設定されていない通信イ ターフェース202(本実施形態では無線インタ ーフェース202b)が有効となった場合であって 、有線インターフェース202aが有効である場 合には、無線インターフェース202bの経路情 をデフォルトゲートウェイに設定しない。

 例えば、デフォルト設定部218において有 インターフェース202aが優位に設定されてい たとする。経路書込部216は、無線インターフ ェース202bが有効である場合に、有線インタ フェース202aが有効となった場合には、無線 ンターフェース202bの経路をデフォルトゲー トウェイから削除してから、有線インターフ ェース202aの経路情報のみをデフォルトゲー ウェイとしてルーティングテーブル222に設 する。なお、優位である有線インターフェ ス202aが有効でない場合には、現在有効な無 インターフェース202bの経路情報をデフォル トゲートウェイに設定する。

 これにより、デフォルト設定部218にて優 に設定された通信インターフェースが有効 なった場合、優位に設定されていない通信 ンターフェースの有効無効に関係なく、優 に設定された通信インターフェースの経路 報がデフォルトゲートウェイとなる。した って、優位に設定された通信インターフェ スを、効率よく利用することができる。

 通信機器記憶部220は、ROM(Read Only Memory) RAM(Random Access Memory)、EEPROM(Electrically Erasable  Programmable ROM)、不揮発性RAM、フラッシュメ リ、HDD(Hard Disk Drive)等で構成され、通信機 器制御部210で処理されるプログラム等を記憶 する。さらに、本実施形態においては、ルー ティングテーブル222を記憶する。

 ルーティングテーブル222は、IPアドレス ネットマスク、ゲートウェイアドレス、イ ターフェースを含む経路情報を格納する。 こでIPアドレスを0.0.0.0、ネットマスクを0.0.0 .0に設定したときのゲートウェイがデフォル ゲートウェイとなる。

(通信経路切替方法)
 続いて、上述した通信機器200を用いた通信 路切替方法を説明する。図4は、通信機器200 を用いた通信経路切替方法の流れを示したフ ローチャートである。

 まず、有線インターフェース202aおよび無 線インターフェース202bそれぞれについてIPネ ットワークと接続しているか否かを接続判定 部212が判定する(S300:接続判定ステップ)。経 情報取得部214が、IPアドレス、ネットマスク 、ゲートウェイアドレス、インターフェース を含む経路情報を、有線インターフェース202 aおよび無線インターフェース202bそれぞれに してDHCPサーバから取得する(S302:経路情報取 得ステップ)。有線インターフェース202aおよ 無線インターフェース202bの通信インターフ ェース202が接続判定ステップS300において有 になったと判定された場合に、有効になっ 通信インターフェース202に対して経路情報 得ステップS302にて取得した経路情報をルー ィングテーブル222に追加する(S304:経路書込 テップ)。

 経路書込部216はデフォルト設定部218から 位に設定された通信インターフェースを読 出し、本実施形態では通信インターフェー 202のうち有線インターフェース202aを優位に 設定する(S306:デフォルト設定ステップ)。な デフォルト設定部218には、上述のように、 らかじめユーティリティプログラム等によ て優位となる通信インターフェースが設定 れている。そして、デフォルト設定ステッ S306において優位に設定された通信インター ェース202、すなわち有線インターフェース2 02aが有効となったか否かを判定する(S308:優先 インターフェース有効判定ステップ)。

 優先インターフェース有効判定ステップS 308において有線インターフェース202aが有効 なった場合、有線インターフェース202aの経 情報のみをデフォルトゲートウェイとして ーティングテーブル222に設定する(S310:優先 ンターフェースデフォルトゲートウェイ設 ステップ)。すなわち、デフォルトゲートウ ェイ設定ステップS310は、優位に設定されて ない通信インターフェースすなわち無線イ ターフェース202bが有効となった場合であっ も、有線インターフェース202aが有効である 場合には、無線インターフェース202bの経路 報をデフォルトゲートウェイに設定しない またこのとき、他の通信インターフェース 既にデフォルトゲートウェイとして設定さ ている場合には、その登録を削除する。

 優先インターフェース有効判定ステップS 308において、有線インターフェース202aが有 とならなかった場合、デフォルト設定ステ プS306において優位に設定されていない通信 ンターフェース202すなわち無線インターフ ース202bが有効となったか否かを判定する(S3 12:非優先インターフェース有効判定ステップ )。非優先インターフェース有効判定ステッ S312において、無線インターフェース202bの経 路情報をデフォルトゲートウェイとしてルー ティングテーブル222に設定する(S314:非優先イ ンターフェースデフォルトゲートウェイ設定 ステップ)。

 上述したように本実施形態にかかる通信 器200によれば、最後に有効となった通信イ ターフェースのゲートウェイがデフォルト ートウェイに設定されることはなく、あら じめ優位に設定された通信インターフェー が有効となった場合、当該通信インターフ ースのゲートウェイがデフォルトゲートウ イとなる。したがって、優位に設定されて ない通信インターフェースの有効無効に関 なく、優位に設定された通信インターフェ スを、デフォルトゲートウェイとして効率 く利用することができる。

(第二実施形態)
 第一実施形態においては、異なるIPネット ークに接続した通信機器を説明した。第二 施形態においては、同一のIPネットワークに 接続した場合の通信機器による構成に関して 説明する。以下の実施形態では、理解を容易 にするため、まず通信機器を用いた通信シス テム全体の構成を説明し、その後で通信機器 の構成を詳述する。ここでも、理解を容易に するため通信機器としてノート型パーソナル コンピュータおよび増設デバイスを用いてい るが、これに限定されず、パーソナルコンピ ュータに増設デバイスの機能が含まれたもの でもよく、増設デバイスとしては、アダプタ 型や端末内に一体に組み込んで搭載するもの 等様々な通信機器で構成することができる。

(通信システム400)
 図5は、第二実施形態にかかる通信システム 400を説明するための、システム図である。か かる通信システム400は、通信機器500と、1つ IPネットワーク406と、アクセスポイント108と 、を含んで構成される。上述した第一実施形 態と機能が実質的に等しい構成要素について は、同一の符号を付して説明を省略する。

 通信システム400では、通信機器500は、ノ ト型パーソナルコンピュータ402およびノー 型パーソナルコンピュータ402に設けられたP CMCIAスロットに装着される増設デバイス404で 成され、増設デバイス404には、ノート型パ ソナルコンピュータ402に設けられたバッテ から電力が供給される。

 これにより、商用電源からの電力供給が 難な屋外等であっても、支障なく通信を行 ことができる。

 通信機器500は通信インターフェースとし 、有線インターフェースと無線インターフ ースを備える。有線インターフェースはEthe rnet(登録商標)ポートであり、ケーブルが接続 され、ここからIPネットワーク406に接続され 。無線インターフェースは例えば802.11b、11g 、11a、11nなどから選択することができ、アク セスポイント108を介してIPネットワーク406と 続する。

(通信機器500)
 図6は、第二実施形態にかかる通信機器500の 概略的な機能を示した機能ブロック図である 。かかる通信機器500は、通信インターフェー ス202と、通信機器制御部510と、通信機器記憶 部550を含んで構成される。

 通信機器制御部510は、中央処理装置(CPU) 含む半導体集積回路により通信機器500全体 管理および制御する。通信機器制御部510は 通信機器記憶部550に格納されたプログラム( 図示)を用いて、通信機器500を利用した通信 機能を遂行する。また、通信機器制御部510は 、接続判定部212と、経路情報取得部214と、経 路書込部216と、デフォルト設定部512と、ネッ トワーク判定部514と、経路削除部516と、通信 品質測定部518と、充電量判定部520と、課金集 計部522と、課金額判定部524としても機能する 。

 デフォルト設定部512は、複数の通信イン ーフェース202のうちいずれか1つの通信イン ターフェース202を優位に設定する。本実施形 態においては、後述する通信品質測定部518、 充電量判定部520、課金額判定部524による結果 に基づいて、有線インターフェース202aを優 に設定している。なお、これらの複数の判 部518、520、524の優先度は、ユーティリティ ログラム等を用いて設定することが可能で る。通信品質測定部518、充電量判定部520、 金額判定部524による結果に基づくデフォル 設定部512による通信インターフェース202の 定は、それぞれ以下に詳述する。

 ネットワーク判定部514は、有線インター ェース202aおよび無線インターフェース202b 接続先のIPネットワークが同一であるか否か を判定する。本実施形態においては、経路情 報取得部214が、DHCPサーバから取得したIPアド レスが同一であるか否かで判定する。

 経路削除部516は、ネットワーク判定部512 有線インターフェース202aおよび無線インタ ーフェース202bの接続先のIPネットワークが同 一であると判定した場合、デフォルト設定部 512において優位に設定された通信インターフ ェース以外の通信インターフェースすなわち 無線インターフェース202bの経路情報をルー ィングテーブル222から削除する。

 これにより、接続先のネットワークが同 である場合、経路削除部516はデフォルト設 部512において優位に設定された通信インタ フェース以外の通信インターフェースすな ち無線インターフェース202bの経路情報をル ーティングテーブル222から削除することとな り、優位に設定された通信インターフェース すなわち有線インターフェース202aのみで通 することとなる。したがって、優位に設定 れていない通信インターフェースを無駄に 用することがなくなる。また、利用しない 信インターフェースの経路情報をルーティ グテーブル222から削除することにより、ル ティングテーブル222に書き込まれる情報の 大によるルーティングテーブル222への負担 軽減させることができ、迅速な通信速度を ることができる。

 通信品質測定部518は、有線インターフェ ス202aおよび無線インターフェース202bによ 通信の通信品質値をそれぞれ測定する。デ ォルト設定部512は、通信品質値が最大の通 インターフェース202を優位に設定する。こ により、効率よく通信を行うことができる また、通信品質値が変化した場合、通信イ ターフェース202を流動的に変更することが きる。

 本実施形態において、通信品質値は、BER( Bit Error Rate)を用いているが、これに限定さ ず、通信品質を表す値であれば足り、FER(Fra me Error Rate)や受信電界強度(RSSI:Received Signal Strength Indicator)、通信速度等も好適に用いる ことができる。

 充電量判定部520は、ノート型パーソナル ンピュータ102のバッテリの充電量が所定値 下回ったか否かを判定する。デフォルト設 部512は、充電量判定部520がノート型パーソ ルコンピュータ102のバッテリの充電量が所 値を下回ったと判定した場合、有線インタ フェース202aを優位に設定する。有線インタ ーフェース202aを用いた通信は、無線インタ フェース202bを用いた通信よりも消費電力が ない。したがって、電力消費量の多い無線 ットワーク104aを排除し、消費電力の省電力 化をすることができる。これにより、商用電 源からの電力供給を期待できない屋外等にお いて、充電量が所定値を下回っても、効率よ く電力を使用し、通信を行うことができる。

 課金集計部522は、有線インターフェース2 02aおよび無線インターフェース202bによる消 金額を取得し積算する。

 課金額判定部524は、課金集計部522によっ 集計された消費金額の合計が所定値を上回 たか否かを判定する。デフォルト設定部512 、課金額判定部524が課金集計部522によって 計された消費金額の合計が所定値を上回っ と判定した場合、後述する課金テーブル552 よって通信単価が最小の通信インターフェ ス202を優位に設定する。本実施形態では、 線インターフェース202aのほうが、無線イン ターフェース202bよりも通信単価が安いため デフォルト設定部512は、有線インターフェ ス202aを優位に設定する。

 これにより、消費金額が所定値を上回る までは、通信単価を気にすることなく効率 に通信を行うことができる。また消費金額 所定値を上回った後では、通信単価が最小 なる通信インターフェースを優位に設定す ため、ユーザは課金額を気にすることなく 信することが可能となる。

 通信機器記憶部550は、ROM、RAM、EEPROM、不 発性RAM、フラッシュメモリ、HDD等で構成さ 、通信機器制御部510で処理されるプログラ 等を記憶する。さらに、本実施形態におい は、ルーティングテーブル222および課金テ ブル552を記憶する。

 課金テーブル552は、有線インターフェー 202aおよび無線インターフェース202bそれぞ の通信単価を格納する。

(通信経路切替方法)
 続いて、上述した通信機器500を用いた通信 路切替方法を説明する。図7は、通信機器500 を用いた通信経路切替方法の流れを示したフ ローチャートである。

 まず、有線インターフェース202aおよび無 線インターフェース202bそれぞれについてIPネ ットワークと接続しているか否かを接続判定 部212が判定する(S600:接続判定ステップ)。経 情報取得部214が、IPアドレス、ネットマスク 、ゲートウェイアドレス、インターフェース を含む経路情報を有線インターフェース202a よび無線インターフェース202bそれぞれに対 てDHCPサーバから取得する(S602:経路情報取得 ステップ)。有線インターフェース202aおよび 線インターフェース202bの通信インターフェ ース202が接続判定ステップS600において有効 なったと判定された場合に、有効になった 信インターフェース202に対して経路情報取 ステップS602にて取得した経路情報をルーテ ングテーブル222に追加する(S604:経路書込ス ップ)。

 経路書込部216はデフォルト設定部512から 位に設定された通信インターフェースを読 出し、本実施形態では通信インターフェー 202のうち有線インターフェース202aを優位に 設定する(S606:デフォルト設定ステップ)。そ て、デフォルト設定ステップS606において有 インターフェース202aおよび無線インターフ ェース202bの接続先のネットワークが同一で るか否かを判定する(S608:ネットワーク判定 テップ)。

 ネットワーク判定ステップS608において、 有線インターフェース202aおよび無線インタ フェース202bの接続先のネットワークが同一 あると判定された場合、デフォルト設定ス ップS606において優位に設定された通信イン ターフェース以外の通信インターフェースの 経路情報をルーティングテーブルから削除す る(S610:経路削除ステップ)。

 上述したように本実施形態にかかる通信 器500によれば、接続先のネットワークが同 である場合、通信経路を適切に切替えるこ ができ、優位に設定された通信インターフ ースのみで通信することとなる。また、デ ォルト設定部512は、通信品質値、充電量、 費金額を考慮していずれか1つの通信インタ ーフェースを優位に設定するため、状況に応 じて最適な通信インターフェースを用いて通 信を行うことができる。

 以上、添付図面を参照しながら本発明の 適な実施形態について説明したが、本発明 かかる例に限定されないことは言うまでも い。当業者であれば、特許請求の範囲に記 された範疇内において、各種の変更例また 修正例に想到し得ることは明らかであり、 れらについても当然に本発明の技術的範囲 属するものと了解される。

 例えば、上記実施形態において、トラン ポート層としてTCP(Transmission Control Protocol) 用いているが、これに限定されず、UDP(User  Datagram Protocol)等も好適に利用することがで る。

 なお、本明細書の通信経路切替方法にお る各工程は、必ずしもフローチャートとし 記載された順序に沿って時系列に処理する 要はなく、並列的あるいは個別に実行され 処理(例えば、並列処理あるいはオブジェク トによる処理)も含むとしても良い。

 本発明は、通信機器および通信経路切替 法に利用することができる。