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Title:
COMMUNICATION SYSTEM, METHOD, AND PROGRAM
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2009/060880
Kind Code:
A1
Abstract:
A communication system includes: a virtual space management device which establishes a communication using a communication member between the communication member used by a first user, the first user, and a virtual character corresponding to a second user arranged in a virtual space; and a communication member control device which controls an actual communication member according to the position of the first user in the actual space and the position of the virtual character in the virtual space.

Inventors:
NAKANO MASANORI (JP)
YAMAZAKI SHUNTARO (JP)
Application Number:
PCT/JP2008/070162
Publication Date:
May 14, 2009
Filing Date:
November 06, 2008
Export Citation:
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Assignee:
NEC CORP (JP)
NAKANO MASANORI (JP)
YAMAZAKI SHUNTARO (JP)
International Classes:
G06F13/00
Foreign References:
JP2001070657A2001-03-21
JP2001070656A2001-03-21
JP2001070658A2001-03-21
JP2002149580A2002-05-24
Attorney, Agent or Firm:
INAGAKI, Kiyoshi (Rindo Building 5F 37, Kanda-Higashimatsushita-cho, Chiyoda-k, Tokyo 42, JP)
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Claims:
 第1のユーザが用いる実コミュニケーション部材と、
 前記第1のユーザと、仮想空間内に配置され第2のユーザに対応付けられた仮想キャラクタとの間で、前記実コミュニケーション部材を用いたコミュニケーションを成立させる仮想空間管理装置と、
 前記第1のユーザの実空間内での位置と、前記仮想キャラクタの仮想空間内での位置とに基づいて、前記実コミュニケーション部材を制御するコミュニケーション部材制御装置と、を備えることを特徴とするコミュニケーションシステム。
 前記コミュニケーション手段が、ディスプレイ装置、スピーカ、カメラ、及び、マイクロフォンの少なくとも1つを含む、請求項1に記載のコミュニケーションシステム。
 前記コミュニケーション部材制御装置は、前記仮想キャラクタに関連付けられた仮想コミュニケーション部材を更に制御する、請求項1又は2に記載のコミュニケーションシステム。
 前記コミュニケーション部材制御装置は、
 実空間内に設定されている所定の現実エリアと、前記実コミュニケーション部材との対応関係を記憶する現実エリア設定情報記憶部と、
 前記仮想空間内に設定されている所定の仮想エリアと、前記仮想コミュニケーション部材との対応関係を記憶する仮想エリア設定情報記憶部とを備え、
 前記現実エリア内にユーザが存在していることを検知すると、前記現実エリア設定情報記憶部に記憶されている対応関係に基づいて前記実コミュニケーション部材を制御し、前記所定の仮想エリア内に仮想キャラクタが位置していることを検知すると、前記仮想エリア設定情報記憶部に記憶されている対応関係に基づいて前記仮想コミュニケーション部材を制御する、請求項3に記載のコミュニケーションシステム。
 前記コミュニケーション部材制御装置は、
 複数の前記所定の現実エリアを記憶する現実エリア記憶部と、
 前記現実エリア記憶部に記憶されている現実エリアの何れかにユーザが存在しているか否かを判定する現実エリア判定部と、
 複数の前記所定の仮想エリアの範囲を記憶する仮想エリア記憶部と、
 前記仮想エリア記憶部に記憶されている仮想エリアの何れかに仮想キャラクタが位置しているか否かを判定する仮想エリア判定部とを備える、請求項4に記載のコミュニケーションシステム。
 前記現実エリア設定情報記憶部は、
 前記現実エリア内にユーザが入った際に、前記現実エリアに設置されている端末装置、又は、前記仮想空間管理装置のいずれかに対して指示すべき制御内容を記憶し、
 前記仮想エリア設定情報記憶部は、前記仮想エリア内に仮想キャラクタが入った際に、前記仮想空エリアの相手エリアとなる実空間内のエリアに設置されている端末装置又は前記仮想空間管理装置のいずれかに対して指示すべき制御内容を記憶し、
 前記コミュニケーション部材制御装置は、前記現実エリア設定情報記憶部に記憶されている制御内容に従って、前記仮想空間管理装置または前記現実エリアに対応する端末装置に制御指示を出すことによって前記実コミュニケーション部材を制御し、前記仮想エリア設定情報記憶部に記憶されている制御内容に従って、前記仮想空間管理装置または前記仮想エリアに対応する端末装置に制御指示を出すことによって前記仮想コミュニケーション部材を制御する、請求項4又は5に記載のコミュニケーションシステム。
 前記現実エリア設定情報記憶部は、少なくとも前記仮想空間管理装置に、前記所定の現実エリアの相手エリアとなる仮想エリア内に当該実空間内のエリアを表示する仮想ディスプレイを設置させる旨の制御内容を記憶し、
 前記仮想エリア設定情報記憶部は、少なくとも当該仮想エリアの相手エリアとなる現実エリアに対応して設置されている端末装置に、当該仮想空間内のエリアを表示させる旨の制御内容を記憶する、請求項6に記載のコミュニケーションシステム。
 前記現実エリア設定情報記憶部は、前記所定の現実エリアと、該現実エリア内に位置するユーザに対応付けられた仮想キャラクタが、前記所定の仮想エリア内に位置する仮想キャラクタとコミュニケーションをとるためのコミュニケーション部材との対応関係を記憶し、
 仮想エリア設定情報記憶部は、前記所定の仮想エリアと、該仮想エリア内にいる仮想キャラクに対応付けられた仮想キャラクタとコミュニケーションをとるための仮想コミュニケーション部材との対応関係を記憶しており、
 前記コミュニケーション部材制御装置は、前記所定の現実エリア内にユーザが存在していることを検知すると、前記現実エリア設定情報記憶部に記憶されている対応関係に基づいて前記実コミュニケーション部材を制御し、前記所定の仮想エリア内に仮想キャラクタが位置していることを検知すると、前記仮想エリア設定情報記憶部に記憶されている対応関係に基づいて、前記仮想のコミュニケーション部材を制御する、請求項4又は5に記載のコミュニケーションシステム。
 コミュニケーション部材制御装置は、
 前記所定の現実エリア内での位置を、該現実エリアの投影エリアとなる仮想空間内のエリア内での位置に変換するための座標変換規則を記憶する座標変換記憶部と、
 前記座標変換記憶部に記憶されている座標変換規則を用いて、前記所定の現実エリア内に位置するユーザの位置に基づいて、該ユーザに対応付けられた仮想キャラクタの仮想空間内での位置を制御する仮想キャラクタ制御部とを備える、請求項6~8の何れか一に記載のコミュニケーションシステム。
 前記現実エリア設定情報記憶部は、前記現実エリアにユーザが入った際に、該現実エリアに対応する端末装置、前記仮想空間管理装置、又は、仮想キャラクタ制御部のいずれかに対して指示すべき制御内容を記憶し、
 前記仮想エリア設定情報記憶部は、前記仮想エリア内に仮想キャラクタが入った際に、少なくとも当該仮想エリアを投影エリアとする実空間エリアに対応づけて設置されている端末装置または前記仮想空間管理装置に対して指示すべき制御内容を記憶し、
 前記コミュニケーション部材制御装置は、前記現実エリア設定情報記憶部に記憶されている制御内容に従って、前記仮想空間管理装置又は前記現実エリアに対応する端末装置に制御指示を出すことによって前記実コミュニケーション部材を制御し、前記仮想エリア設定情報記憶部に記憶されている制御内容に従って、前記仮想空間管理装置または前記仮想エリアに対応する端末装置に制御指示を出すことによって前記仮想コミュニケーション部材を制御し、
 前記仮想キャラクタ制御部は、前記座標変換記憶部に記憶されている座標変換規則を用いて前記現実エリア内に位置するユーザの位置を仮想空間内の位置に変換することによって、前記投影エリアとなる仮想エリア内で前記ユーザに対応付けられた仮想キャラクタの位置を制御する、請求項9に記載のコミュニケーションシステム。
 前記現実エリア設定情報記憶部は、複数の所定の現実エリア毎に、当該現実エリアに対応する端末装置に、当該現実エリアの投影エリアとなる仮想エリアを表示させる旨の制御内容と、前記仮想キャラクタ制御部に当該現実エリア内に位置しているユーザに係る制御を行わせる旨の制御内容を記憶し、
 前記仮想エリア設定情報記憶部は、前記所定の仮想エリア毎に、当該仮想エリアを投影エリアとする現実エリアに対応する端末装置に当該仮想空間内のエリアを表示させる旨の制御内容を記憶する、請求項10に記載のコミュニケーションシステム。
 第1のユーザと、仮想空間内に配置され第2のユーザに対応付けられた仮想キャラクタとの間で、少なくとも第1のユーザが利用する実コミュニケーション部材を介してコミュニケーションを成立させ、
 前記第1のユーザの実空間内での位置と、前記仮想キャラクタの仮想空間内での位置とに基づいて、前記実コミュニケーション部材を制御することを特徴とするコミュニケーション方法。
 実空間内に設定されている所定の現実エリアと、前記実コミュニケーション部材との対応関係を現実エリア設定情報記憶部に記憶し、
 前記仮想空間内に設定されている所定の仮想エリアと、仮想コミュニケーション部材との対応関係を仮想エリア設定情報記憶部に記憶し、
 前記現実エリア内にユーザが存在していることを検知すると、前記現実エリア設定情報記憶部に記憶されている対応関係に基づいて前記実コミュニケーション部材を制御し、前記所定の仮想エリア内に仮想キャラクタが位置していることを検知すると、前記仮想エリア設定情報記憶部に記憶されている対応関係に基づいて前記仮想コミュニケーション部材を制御する、請求項12に記載のコミュニケーション方法。
 前記所定の現実エリア記憶部に記憶されている現実エリア内にユーザが存在しているか否かを判定し、
 前記所定の仮想エリア記憶部に記憶されている仮想エリア内に仮想キャラクタが位置しているか否かを判定する、請求項13に記載のコミュニケーション方法。
 コンピュータを用い、仮想空間を利用してユーザ間のコミュニケーションを成立させるコミュニケーションシステムのためのプログラムであって、前記コンピュータに、
 第1のユーザと、仮想空間内に配置され第2のユーザに対応付けられた仮想キャラクタとの間で、少なくとも第1のユーザが利用する実コミュニケーション部材を介してコミュニケーションを成立させる処理と、
 前記第1のユーザの実空間内での位置と、前記仮想キャラクタの仮想空間内での位置とに基づいて、前記実コミュニケーション部材を制御する処理とを実行させることを特徴とするプログラム。
 前記コンピュータに、
 実空間内に設定されている所定の現実エリアと、前記実コミュニケーション部材との対応関係を現実エリア設定情報記憶部に記憶する処理と、
 前記仮想空間内に設定されている所定の仮想エリアと、仮想コミュニケーション部材との対応関係を仮想エリア設定情報記憶部に記憶する処理と、
 前記現実エリア内にユーザが存在していることを検知すると、前記現実エリア設定情報記憶部に記憶されている対応関係に基づいて前記実コミュニケーション部材を制御し、前記所定の仮想エリア内に仮想キャラクタが位置していることを検知すると、前記仮想エリア設定情報記憶部に記憶されている対応関係に基づいて前記仮想コミュニケーション部材を制御する処理とを更に実行させる、請求項15に記載のプログラム。
 前記コンピュータに、
 前記所定の現実エリア記憶部に記憶されている現実エリア内にユーザが存在しているか否かを判定する処理と、
 前記所定の仮想エリア記憶部に記憶されている仮想エリア内に仮想キャラクタが位置しているか否かを判定する処理とを更に実行させる、請求項16に記載のプログラム。
 第1のユーザと、仮想空間内に配置され第2のユーザに対応付けられた仮想キャラクタとの間で、前記第1のユーザが用いる実コミュニケーション部材を介して、コミュニケーションを成立させるコミュニケーションシステムのためのコミュニケーション制御装置であって、
 前記第1のユーザの実空間内での位置と、前記仮想キャラクタの仮想空間内での位置とに基づいて、前記実コミュニケーション部材を制御することを特徴とするコミュニケーション部材制御装置。
 
 
Description:
コミュニケーションシステム、 法、及び、プログラム

 本発明は、ネットワークに接続された複 の端末が仮想空間を共有するコミュニケー ョンシステム、コミュニケーション方法、 び、仮想コミュニケーションプログラムに する。

 実空間と仮想空間とを関連づけたコミュ ケーションを実現するコミュニケーション ステムが知られている。このようなコミュ ケーションシステムに利用される仮想空間 示装置の一例が、特許文献1に記載されてい る。

 特許文献1に記載されている仮想空間表示 装置では、まず仮想空間に疑似ディスプレイ と表示エリアを設定する。ユーザは、自身が 使用する端末により自身と関連づけられた仮 想キャラクタを操作する。仮想空間表示装置 は、ユーザの仮想キャラクタが表示エリアに 入ると、端末に備えられたカメラにより撮影 されたユーザの映像を疑似ディスプレイに表 示する。複数の仮想キャラクタが表示エリア に存在する場合には、各ユーザのカメラ画像 が疑似ディスプレイに統合して表示される。 各ユーザは、疑似ディスプレイを介したテレ コミュニケーションが可能となる。

 特許文献2には、ディスプレイを見ている 利用者の行動に応じてディスプレイ中に表示 される仮想キャラクタの動作を示す映像を生 成する、コミュニケーションシステムのため のインタラクション装置が記載されている。 特許文献2に記載されているインタラクショ 装置では、実空間にあるマイクロフォンや メラなどのコミュニケーション部材を、仮 空間のキャラクタの聴覚や視覚などの感覚 対応づけるために、仮想キャラクタの向き センサの向きとに応じて仮想キャラクタの 度を算出し、その感度に応じて仮想キャラ タの映像を生成する。また、特許文献2には 利用者とディスプレイとの距離に応じて仮 キャラクタの感度を変更する例も示されて る。

 特許文献3には、仮想空間内のアバターを 自身の動作によって制御する、コミュニケー ションシステムのための仮想空間共有装置が 記載されている。特許文献3に記載されてい 仮想空間共有装置では、それぞれの場所に る人物の全身姿勢及び動作状態とその人物 顔の表情を実時間、非接触で検出する。次 で、検出装置によって検出された全身姿勢 動作状態、顔の表情に基づいて、対応する バターが動作するように仮想空間内で表示 せる。

特開2007-79799号公報

特開2000-163178号公報

特開2000-194876号公報

 上記関連技術に記載されたコミュニケー ョンシステムにおける問題点は、実空間と 想空間との関連づけにおいて、実空間での ーザの位置と、仮想空間での仮想キャラク の位置の両方を考慮して、マイクロフォン スピーカ、ディスプレイ装置などのコミュ ケーション部材を制御していないことにあ 。

 例えば、特許文献1に記載されている仮想 空間表示装置では、仮想空間内でのユーザが 操作する仮想キャラクタが表示エリアに入っ た場合に、固定的にユーザの画像を疑似ディ スプレイに表示させるようコミュニケーショ ン部材を制御している。しかし、そのコミュ ニケーションにおいて実空間内でのユーザの 位置が考慮されているわけではない。

 例えば、特許文献2や特許文献3に記載さ ているインタラクション装置や仮想空間共 装置では、カメラ等のコミュニケーション 材の動作範囲内におけるユーザの位置や動 を反映させたコミュニケーションの態様を 現させることはできる。しかし、そのコミ ニケーションの態様は固定的であって、実 間内でのユーザの位置によってコミュニケ ションの態様を切り替えることは考えられ いない。

 そこで、本発明は、実空間と仮想空間と 関連づけたコミュニケーションを実現する ミュニケーションシステムであって、より 様なコミュニケーションの形態が可能なコ ュニケーションシステムを提供することを 的とする。

 本発明は、第1のユーザが用いる実コミュ ニケーション部材と、前記第1のユーザと、 想空間内に配置され第2のユーザに対応付け れた仮想キャラクタとの間で、前記実コミ ニケーション部材を用いたコミュニケーシ ンを成立させる仮想空間管理装置と、前記 1のユーザの実空間内での位置と、前記仮想 キャラクタの仮想空間内での位置とに基づい て、前記実コミュニケーション部材を制御す るコミュニケーション部材制御装置と、を備 えることを特徴とするコミュニケーションシ ステムを提供する。

 本発明は、第1のユーザと、仮想空間内に 配置され第2のユーザに対応付けられた仮想 ャラクタとの間で、少なくとも第1のユーザ 利用する実コミュニケーション部材を介し コミュニケーションを成立させ、前記第1の ユーザの実空間内での位置と、前記仮想キャ ラクタの仮想空間内での位置とに基づいて、 前記実コミュニケーション部材を制御するこ とを特徴とするコミュニケーション方法を提 供する。

 本発明は、コンピュータを用い、仮想空 を利用してユーザ間のコミュニケーション 成立させるコミュニケーションシステムの めのプログラムであって、前記コンピュー に、第1のユーザと、仮想空間内に配置され 第2のユーザに対応付けられた仮想キャラク との間で、少なくとも第1のユーザが利用す 実コミュニケーション部材を介してコミュ ケーションを成立させる処理と、前記第1の ユーザの実空間内での位置と、前記仮想キャ ラクタの仮想空間内での位置とに基づいて、 前記実コミュニケーション部材を制御する処 理とを実行させることを特徴とするプログラ ムを提供する。

 本発明は、第1のユーザと、仮想空間内に 配置され第2のユーザに対応付けられた仮想 ャラクタとの間で、前記第1のユーザが用い 実コミュニケーション部材を介して、コミ ニケーションを成立させるコミュニケーシ ンシステムのためのコミュニケーション制 装置であって、前記第1のユーザの実空間内 での位置と、前記仮想キャラクタの仮想空間 内での位置とに基づいて、前記実コミュニケ ーション部材を制御することを特徴とするコ ミュニケーション部材制御装置を提供する。

 本発明によれば、実空間と仮想空間とを 連づけたコミュニケーションについて、よ 多様なコミュニケーションの形態を提供す ことができる。

 本発明の上記及び他の目的、特徴及び利 は、図面を参照する以下の説明により明ら になる。

第1の実施形態のコミュニケーションシ ステムで用いられるコミュニケーション部材 制御装置の例を示すブロック図である。 第1の実施形態のコミュニケーションシ ステムの例を示すブロック図である。 仮想空間管理サーバ100の例を示すブロ ク図である。 エリア端末200の例を示すブロック図で る。 仮想キャラクタ操作端末300の例を示す ロック図である。 コミュニケーション部材制御装置400の を示すブロック図である。 現実エリア記憶部412に記憶する現実エ アの情報の例を示す。 現実エリア設定記憶部416に記憶される 定情報の例を示す。 仮想エリア記憶部422に記憶する仮想エ アの情報の例を示す。 仮想エリア設定記憶部426に記憶される 設定情報の例を示す。 現実エリアの設定の一例を示す斜視図 である。 仮想エリアの設定の一例を示す斜視図 である。 現実エリア判定部411の動作例を示すフ ローチャートである。 現実エリア設定部415の動作例を示すフ ローチャートである。 仮想エリア判定部421の動作例を示すフ ローチャートである。 仮想エリア設定部425の動作例を示すフ ローチャートである。 第2の実施形態におけるコミュニケー ョン部材制御装置400の例を示すブロック図 ある。 第3の実施形態におけるコミュニケー ョン部材制御装置400の現実エリア制御部410 例を示すブロック図である。 仮想キャラクタ制御部418の例を示すブ ロック図である。 第3の実施形態における現実エリア設 記憶部416に記憶される設定情報の例を示す 第3の実施形態における仮想エリア設 記憶部426に記憶する設定情報の例を示す。 第3の実施形態におけるエリア設定の 例を示す斜視図である。 第3の実施形態における仮想エリア記 部422に記憶する仮想エリアの情報の例を示 。 操作部4182の動作例を示すフローチャ トである。 第3の実施形態におけるエリア設定の の例を示す斜視図である。 第3の実施形態における現実エリア設 記憶部416に記憶される設定情報の他の例を す。 第3の実施形態における仮想エリア設 記憶部426に記憶される設定情報の他の例を す。

 以下、本発明の実施形態を、図面を参照 て説明する。各実施例において同様な符号 同様な要素を示す。

実施形態1
 図1は、本発明の第1の実施形態に係るコミ ニケーション部材制御装置の例を示すブロ ク図である。コミュニケーション部材制御 置は、例えばネットワークに接続された複 の端末装置が仮想空間を共有するコミュニ ーションシステムで使用され、ユーザ間の ミュニケーションを成立させるためのコミ ニケーション部材を制御する。コミュニケ ション部材制御装置は、現実エリア設定情 記憶部41と、仮想エリア設定情報記憶部42と 制御部43とを備える。コミュニケーション 材制御装置によって制御されるコミュニケ ション部材(コミュニケーション実現装置)に は、例えば、ディスプレイ、スピーカ、カメ ラ、マイクロフォンが含まれる。

 現実エリア設定情報記憶部41は、実空間 に設定されている所定のエリアと、該実空 内のエリア内にいるユーザが仮想空間内に 定されている所定のエリア内にいる仮想キ ラクタとコミュニケーションをとるための ミュニケーション部材との対応関係を記憶 る。

 仮想エリア設定情報記憶部42は、仮想空 内に設定されている所定のエリアと、仮想 間内の所定のエリア内にいる仮想キャラク が実空間内に設定されている所定のエリア に存在するユーザとコミュニケーションを るためのコミュニケーション部材との対応 係を記憶する。

 制御部43は、実空間内の所定のエリア内 ユーザが存在していることを検知すると、 実エリア設定情報記憶部41に記憶されている 対応関係に基づき、コミュニケーション部材 を制御する。また、制御部43は、仮想空間内 所定のエリア内に仮想キャラクタが位置し いることを検知すると、仮想エリア設定情 記憶部42に記憶されている対応関係に基づ 、コミュニケーション部材を制御する。

 以下、より具体的な例を用いて説明する 図2は、図1のコミュニケーション部材制御 置を有するコミュニケーションシステムの を示すブロック図である。コミュニケーシ ンシステムは、仮想空間管理サーバ100と、1 以上のエリア端末200と、1つ以上の仮想キャ ラクタ操作端末300と、コミュニケーション部 材制御装置400と、測位システム500とを備える 。仮想空間管理サーバ100と、エリア端末200と 、仮想キャラクタ操作端末300と、コミュニケ ーション部材制御装置400と、測位システム500 とは、それぞれネットワーク10を介して接続 れている。図1では、エリア端末200Aとエリ 端末200Bの2つのエリア端末200を例示している が、エリア端末200の数はいくつであってもよ い。また、仮想キャラクタ操作端末300の数に ついても、仮想キャラクタを操作するユーザ の数に応じて複数存在する。

 本実施形態において、エリア端末200は、 空間内に設定されている所定のエリア毎に けられている。以下、各エリア端末200が設 られている実空間内のエリアのことを現実 リアと呼ぶ。一方、仮想空間内に設けられ 所定のエリアのことを、仮想エリアと呼ぶ 本実施形態では、ある現実エリアにいる実 間内のユーザ(以下、実空間ユーザという。 )と、その現実エリアに対応する相手エリア して設定された仮想エリアにいる仮想キャ クタとの間でコミュニケーションを成立さ るための制御を行う。具体的には、実空間 ーザに対して、その実空間ユーザがいる現 エリアに設置されたエリア端末200のディス レイを通して、少なくとも相手エリアとさ た仮想エリア内にいる仮想キャラクタの映 及び音声を提供するための制御と、この仮 エリア内にいる仮想キャラクタに対して、 の仮想エリアに設けた仮想ディスプレイを して少なくとも相手エリアとされた現実エ ア内にいる実空間ユーザの映像及び音声を 供するための制御とを行う。

 次に、各装置の構成について説明する。 ず、仮想空間管理サーバ100の構成について 明する。管理空間サーバ100は、仮想空間サ ビスを提供するサーバ装置であって、具体 には、仮想空間サービスに必要な仮想空間 態の保持、仮想空間内で流す映像や音声の 理、ユーザのログイン処理などを行う。図3 は、仮想空間管理サーバ100の例を示すブロッ ク図である。仮想空間管理サーバ100は、仮想 空間制御部101と、仮想空間状態記憶部102と、 映像データ処理部103と、音声データ処理部104 と、通信部105とを備えている。

 仮想空間制御部101は、通信部105を介して ミュニケーション部材制御装置400から受信 た制御指示に応じて、仮想空間から実空間 のアクセス及び実空間から仮想空間へのア セスを実現するために必要な仮想空間内の ミュニケーション部材の各種制御を行う。 えば、仮想空間制御部101は、ある現実エリ をある仮想エリアの相手エリアとして、そ 仮想エリアの状態を更新し、また、相手エ アとされた現実エリアに設けられているエ ア端末200に仮想ディスプレイに対応づけた 定の表示視点に基づく仮想空間のオブジェ トデータの送信を開始、終了する。オブジ クトデータは、仮想エリアにいる仮想キャ クタの映像データ、音声データ等を含む。 た、仮想空間制御部101は、現実エリアの映 データや音声データを相手エリアの映像及 音声として仮想空間内で出力するために、 リア端末200から送信される現実エリアの映 データや音声データを受け付けて、映像デ タ処理部103や音声データ処理部104へ映像処 または音声処理の指示をする。仮想空間制 部101は、映像データ処理部103や音声データ 理部104への映像処理または音声処理の指示 合わせて、仮想ディスプレイのON/OFF制御を ってもよい。

 仮想空間状態記憶部102は、仮想空間内の ブジェクトの配置等、仮想空間内における ブジェクトのデータを記憶する。なお、本 施形態では、仮想空間内のオブジェクトに 、仮想エリアに設けた仮想ディスプレイが まれる。仮想ディスプレイのデータには、 の仮想ディスプレイから出力される映像デ タや音声データが含まれる。

 映像データ処理部103は、仮想空間制御部1 01からの指示に従い、エリア端末200から送信 れる映像データを、仮想エリアに設けられ 仮想ディスプレイに投影して、その仮想エ アにいる仮想キャラクタを操作している仮 キャラクタ操作端末300に送信する。

 音声データ処理部104は、エリア端末200か 送信される音声データを、仮想エリアに設 られた仮想ディスプレイからの音声として 成して、その仮想エリアにいる仮想キャラ タを操作している仮想キャラクタ操作端末3 00に送信する。

 通信部105は、ネットワーク10を介して他 装置と各種情報の送受信を行う。仮想空間 理サーバ100の通信部105は、少なくともエリ 端末200と、仮想キャラクタ操作端末300と、 ミュニケーション部材制御装置400と、各種 報の送受信を行う。

 次に、エリア端末200の構成について説明 る。エリア端末200は、実空間内の所定のエ ア毎に設けられるコンピュータ端末であっ 、実空間から仮想空間へのアクセス窓口と る。図4は、エリア端末200の例を示すブロッ ク図である。エリア端末200は、制御部201と、 通信部202と、描画処理部203と、ディスプレイ 204と、音声処理部205と、スピーカ206と、カメ ラ207と、マイクロフォン208と、入力部209と、 表示視点記憶部210とを含む。なお、当該エリ ア端末200が対応付けられている現実エリアの 相手エリアとなる仮想エリアが固定である場 合には、入力部209と表示視点記憶部210とを省 略してもよい。

 制御部201は、通信部202を介してコミュニ ーション部材制御装置400から受信した制御 示に応じて、実空間から仮想空間へのアク ス及び仮想空間から実空間へのアクセスを 現するために必要な実空間内のエリア端末2 00の制御を行う。例えば、ある仮想エリアを 該エリア端末200が設けられた現実エリアの 手エリアとして、仮想空間管理サーバ100に 該エリア端末200によって取得される現実エ アの映像データや音声データの送信を開始 終了し、また、仮想エリアの映像データや 声データを相手エリアの映像及び音声とし 実空間内で出力するために、仮想空間管理 ーバ100から送信される仮想空間のオブジェ トデータを受け付けて、描画処理部203や音 処理部205へ映像処理または音声処理の指示 する。また、描画処理部203や音声処理部205 の映像処理または音声処理の指示に合わせ 、ディスプレイ204やスピーカ206のON/OFF制御 行ってもよい。

 通信部202は、ネットワーク10を介して他 装置と各種情報の送受信を行う。エリア端 200の通信部202は、少なくとも仮想空間管理 ーバ100と、コミュニケーション部材制御装 400と、各種情報の送受信を行う。

 描画処理部203は、制御部201からの指示に い、仮想空間管理サーバ100から送信される 想空間のオブジェクトデータに対して描画 理を行って、ディスプレイ204に相手エリア なった仮想エリアの映像データを表示させ 。描画処理部203は、例えば、仮想空間のオ ジェクトデータに含まれる映像データを合 して相手エリアとなった仮想エリアの映像 ータを生成し、ディスプレイ204に出力する ディスプレイ204は、描画処理部203から出力 れる映像データを表示する。

 音声処理部205は、制御部201からの指示に い、仮想空間管理サーバ100から送信される 想空間のオブジェクトデータに対して音声 理を行って、スピーカ206に相手エリアとな た仮想エリアの音声データを再生させる。 声処理部205は、例えば、仮想空間のオブジ クトデータに含まれる音声データを合成し 相手エリアとなった仮想エリアの音声デー を生成し、スピーカ206に出力する。スピー 206は、音声処理部205から出力される音声デ タを音声に変換して出力する。

 カメラ207は、当該エリア端末200が設けら ている現実エリアを撮影した映像データを 御部201に通知する。なお、本例では、カメ 207は、当該エリア端末200が設けられている 実エリア内にいる実空間ユーザがディスプ イ204と対面した際にその正面が撮影される う設置される。

 マイクロフォン208は、当該エリア端末200 設けられている現実エリアの音声を録音し 音声データを制御部201に供給する。なお、 例では、マイクロフォン208は、当該エリア 末200が設けられている現実エリアにいる実 間ユーザの音声が録音されるよう設置され いる。

 入力部209は、ユーザの操作内容を示す情 を入力する。ここでは、相手エリアとする 想エリアの選択内容を示す情報を入力する なお、入力部209は、省略可能である。

 表示視点記憶部210は、ディスプレイ204に 示する仮想空間の視点情報を格納する。な 、本実施形態では、表示視点記憶部210に格 される視点情報は、相手エリアとされた仮 エリアに設けた仮想カメラの視点情報とす 。なお、仮想カメラは、仮想ディスプレイ 対面する仮想キャラクタが撮影されるよう 設置される。なお、相手エリアとなる仮想 リアが固定である場合には仮想カメラの視 情報も固定であるため、表示視点記憶部210 、省略可能である。

 次に、仮想キャラクタ操作端末300の構成 ついて説明する。仮想キャラクタ操作端末3 00は、現実エリアにいる実空間ユーザと仮想 間内で対話する仮想キャラクタを操作する めのコンピュータ端末である。なお、仮想 ャラクタ操作端末300は、仮想キャラクタを 体とした場合において実空間から仮想空間 のアクセス窓口となるコンピュータ端末で るとも言える。図5は、仮想キャラクタ操作 端末300の例を示すブロック図である。図5に すように、仮想キャラクタ操作端末300は、 御部301と、通信部302と、描画処理部303と、 ィスプレイ304と、音声処理部305と、スピー 306と、カメラ307と、マイクロフォン308と、 力部309と、表示視点記憶部310とを含む。な 、仮想キャラクタにユーザの映像データ及 音声データを反映させない場合には、カメ 307とマイクロフォン308とを省略してもよい

 制御部301は、当該仮想キャラクタ操作端 300のユーザに仮想キャラクタでの仮想空間 のアクセスを実現させるための各種制御を う。制御部301は、例えば、仮想空間管理サ バ100にユーザ情報を送信してログイン処理 行い、ユーザに対応付けられた仮想キャラ タに関わる仮想空間のオブジェクトデータ 受け付けて、描画処理部303や音声処理部305 映像処理または音声処理の指示をし、また 仮想キャラクタに係る操作内容を示す情報 仮想空間管理サーバ100に送信する。なお、 想キャラクタに係る操作内容には、その仮 キャラクタがいる仮想エリアに対する表示 点の制御(切り替え)が含まれるものとする

 通信部302は、ネットワーク10を介して他 装置と各種情報の送受信を行う。仮想キャ クタ操作端末300の通信部302は、少なくとも 想空間管理サーバ100と仮想空間サービスに する各種情報の送受信を行う。

 描画処理部303は、制御部301からの指示に い、仮想空間管理サーバ100から送信される 想空間のオブジェクトデータに対して描画 理を行って、ディスプレイ304に現在の表示 点に応じた仮想空間の映像データを表示さ る。描画処理部303は、例えば、現在の表示 点に基づいて、仮想空間のオブジェクトデ タに含まれる映像データを合成して当該ユ ザに対応付けられた仮想キャラクタがいる 想エリアの映像データを生成し、ディスプ イ304に出力する。ディスプレイ304は、描画 理部303から出力される映像データを表示す 。

 音声処理部305は、制御部301からの指示に い、仮想空間管理サーバ100から送信される 想空間のオブジェクトデータに対して音声 理を行って、スピーカ306に現在の表示視点 応じた仮想空間の音声データを再生させる 音声処理部305は、例えば、現在の表示視点 基づいて、仮想空間のオブジェクトデータ 含まれる音声データを合成して当該ユーザ 対応付けられた仮想キャラクタがいる仮想 リアの音声データを生成し、スピーカ306に 力する。スピーカ306は、音声処理部305から 力される音声データを音声に変換して出力 る。

 カメラ307は、仮想キャラクタに反映させ ために、当該仮想キャラクタ操作端末300を 作しているユーザを撮影した映像データを 御部301に通知する。なお、カメラ307は、省 可能である。カメラ307によって撮影された 像データを利用する場合には、制御部301が の映像データを仮想キャラクタの映像デー として仮想空間管理サーバ100に送信すれば い。

 マイクロフォン308は、仮想キャラクタに 映させるために、当該仮想キャラクタ操作 末300を操作しているユーザの音声を録音し 音声データを制御部301に通知する。なお、 イクロフォン308は、省略可能である。マイ ロフォン308によって撮影された音声データ 利用する場合には、制御部301がその音声デ タを仮想キャラクタの音声データとして仮 空間管理サーバ100に送信すればよい。

 入力部309は、ユーザの操作内容を示す情 を入力する。入力部309は、例えば、キーボ ドやマウスによって実現される。

 表示視点記憶部310は、ディスプレイ304に 示する仮想空間の視点情報を格納する。表 視点記憶部310に記憶される視点情報は、当 仮想キャラクタ操作端末300が操作する仮想 ャラクタがいる仮想エリアに対してユーザ 設定した任意の視点情報でよい。

 次に、コミュニケーション部材制御装置4 00の構成について説明する。コミュニケーシ ン部材制御装置400は、現実エリアと仮想エ アとを対応づけて、実空間ユーザと仮想キ ラクタとのコミュニケーションを実現する めの各種設定を仮想空間管理サーバ100及び リア端末200に対して行う装置である。図6は 、コミュニケーション部材制御装置400の例を 示すブロック図である。コミュニケーション 部材制御装置400は、現実エリア制御部410と、 仮想エリア制御部420と、通信部430とを備えて いる。

 現実エリア制御部410は、現実エリアに対 る実ユーザの位置に基づいて、コミュニケ ション部材の制御を行う処理装置であって 現実エリア判定部411と、現実エリア記憶部4 12と、現実エリア設定部415と、現実エリア設 記憶部416とを含む。

 現実エリア判定部411は、通信部430を介し 測位システム500から通知される各実空間ユ ザの位置が、エリア端末200が設定されてい 所定の現実エリア内に位置しているか否か 判定する。現実エリア判定部411は、実空間 ーザが所定の現実エリア内に位置すると判 した場合に、現実エリア設定部415に、実空 ユーザが存在している現実エリアの情報を 知する。現実エリア判定部411は、例えば、 位システム500から通知される実空間ユーザ 位置と、後述する現実エリア記憶部412に記 されている現実エリアの情報とに基づいて 各実空間ユーザの位置が、エリア端末200が 定されている所定の現実エリア内に位置し いるか否かを判定すればよい。実空間ユー が存在している現実エリアの情報は、例え 、実空間ユーザが存在している現実エリア 識別するためのエリア識別子であってもよ 。

 測位システム500は、実空間内でのユーザ 位置を測定し、測定した位置をユーザ識別 とともに現実エリア判定部411に通知する。

 現実エリア記憶部412は、実空間内に設定 れた所定の現実エリアの情報を記憶する。 実エリアの情報は、例えば、その現実エリ のエリア識別子と、現実エリアの範囲を規 する情報とを含んでいてもよい。現実エリ の範囲を規定する情報は、例えば、具体的 実空間座標や、実空間内のX座標とY座標の 係式などがある。

 図7は、現実エリア記憶部412に記憶する現 実エリアの情報の例を示す。図7に示す例で 、現実エリアA102は、実空間内の座標((10,10),( 200,10),(150,60),(100,60))で囲まれるエリアとして 定されていることが示されている。また、 実エリアA891は、実空間内の座標((150,100),(150 ,150),(90,150))で囲まれるエリアとして設定され ていることが示されている。このエリア設定 には、設置されたカメラの視野が考慮される 。

 なお、各エリア端末200で、当該エリア端 200に対応付けられた現実エリアの情報を保 しておき、その現実エリア内に実空間ユー が存在しているか否かを判定するようにし もよい。各エリア端末200は、当該エリア端 200に対応付けられた現実エリア内に実空間 ーザが存在していると判定した場合には、 の現実エリアに割り当てられたエリア識別 とともにその旨をコミュニケーション部材 御装置400に通知すればよい。

 現実エリア設定部415は、現実エリア判定 411から実空間ユーザが存在している現実エ アの情報を受け付けると、その現実エリア 応じた設定の指示を仮想空間管理サーバ100 エリア端末200に対して行う。本実施形態で 、現実エリア設定部415は、後述する現実エ ア設定記憶部416に記憶されている設定情報 基づいて、設定の指示を行う。

 現実エリア設定記憶部416は、実空間ユー が所定の現実エリアに入った際に、この現 エリアに対応して設けられたエリア端末200( 周辺機器を含む。)に必要な設定や、仮想空 管理サーバ100に必要な設定に関する情報で る設定情報を記憶する。図8は、現実エリア 定記憶部416に記憶される設定情報の例を示 。図8に示す例では、現実エリアA102に関し この現実エリアに実空間ユーザが入った際 必要な設定として、「エリア端末200Bに対し 、仮想空間管理サーバ100への映像データと 声データの送信を設定」、及び「仮想空間 理サーバ100に対して、仮想エリアVA202に、 該現実エリアの映像データ及び音声データ 流す仮想スクリーンの設置を設定」する旨 情報が登録されている。なお、相手エリア なる仮想エリアに仮想キャラクタがいなく も現実エリア上で仮想エリアの様子を表示 せる場合には「表示視点を仮想エリアVA202の 仮想カメラの視点情報に設定し、仮想空間の 表示を設定」する旨の情報を登録するように してもよい。

 図8に示す例は、仮想エリアVA202が、現実 リアA102の相手エリアに設定されている例で ある。なお、相手エリアとなる仮想エリアは 、可変であってもよい。そのような場合には 、デフォルトの相手エリアの情報や、現時点 における相手エリアの情報等を対応づけて記 憶しておけばよい。また、現実エリアA102に 応付けられるエリア端末200の情報について 、予めその対応づけを記憶しておけばよい なお、エリア端末200を設置したときに運用 理者がその場で把握し、把握した対応関係 基づいて、エリア端末200の識別子を使って 定情報を記述するようにしてもよい。識別 には、例えば、IPアドレスやホスト名などが 考えられる。

 仮想エリア制御部420は、仮想エリアに対 る仮想キャラクタの位置に基づいて、コミ ニケーション部材の制御を行う処理装置で って、仮想エリア判定部421と、仮想エリア 憶部422と、仮想エリア設定部425と、仮想エ ア設定記憶部426とを含む。

 仮想エリア判定部421は、通信部430を介し 仮想空間管理サーバ100から通知される各仮 キャラクタの位置が、所定の仮想エリア内 位置しているか否かを判定する。仮想エリ 判定部421は、仮想キャラクタが、所定の仮 エリア内に位置すると判定した場合に、仮 エリア設定部425に、仮想キャラクタが位置 ている仮想エリアの情報を通知する。仮想 リア判定部421は、仮想空間管理サーバ100か 通知される仮想キャラクタの位置と、後述 る仮想エリア記憶部422に記憶されている仮 エリアの情報とに基づいて、各仮想キャラ タの位置が、所定の仮想エリア内に位置し いるか否かを判定すればよい。仮想キャラ タが位置している仮想エリアの情報は、例 ば、仮想キャラクタが位置している仮想エ アを識別するためのエリア識別子であって よい。

 仮想エリア記憶部422は、仮想空間内に設 された所定の仮想エリアの情報を記憶する 仮想エリアの情報は、例えば、その仮想エ アのエリア識別子と、仮想エリアの範囲を 定する情報とを含んでいてもよい。仮想エ アの範囲を規定する情報は、例えば、具体 な仮想空間座標や、仮想空間内のX座標とY 標の関係式などがある。

 図9は、仮想エリア記憶部422に記憶する仮 想エリアの情報の例を示す。図9に示す例で 、仮想エリアVA202は、仮想空間内の座標((100, 10),(250,10),(250,100),(120,100))で囲まれるエリアと して設定されていることが示されている。ま た、仮想エリアVA574は、仮想空間内の座標((70 ,130),(160,130),(150,200),(200,250))で囲まれるエリア として設定されていることが示されている。

 なお、仮想空間管理サーバ100で、各仮想 リアの情報を保持しておき、各仮想エリア に仮想キャラクタが位置しているか否かを 定するようにしてもよい。仮想空間管理サ バ100は、各仮想エリア内に仮想キャラクタ 位置していると判定した場合には、この仮 エリアに割り当てられたエリア識別子とと にその旨をコミュニケーション部材制御装 400に通知すればよい。

 仮想エリア設定部425は、仮想エリア判定 421から仮想キャラクタが位置している仮想 リアの情報を受け付けると、その仮想エリ に応じた設定の指示を仮想空間管理サーバ1 00やエリア端末200に対して行う。本実施形態 は、仮想エリア設定部425は、後述する仮想 リア設定記憶部426に記憶されている設定情 に基づいて、設定の指示を行う。

 仮想エリア設定記憶部426は、仮想キャラ タが所定の仮想エリアに入った際に、この 想エリアを相手エリアとする現実エリアに 応して設けられたエリア端末200(周辺機器を 含む。)に必要な設定や、仮想空間管理サー 100に必要な設定に関する情報である設定情 を記憶する。図10は、仮想エリア設定記憶部 426に記憶される設定情報の例を示す。図10に す例では、仮想エリアVA202に関し、この仮 エリアに仮想キャラクタが入った際に必要 設定として、「エリア端末200Bに対して、表 視点を仮想エリアVA202の仮想カメラの視点 報に設定し、仮想空間の表示を設定」する の情報が登録されている。なお、相手エリ となる現実エリアに実空間ユーザがいなく も仮想エリア上で現実エリアの様子を表示 せる場合には、「エリア端末200Bに対して、 想空間管理サーバ100への映像データと音声 ータの送信を設定」、及び「仮想空間管理 ーバ100に対して、仮想エリアVA202に、当該 実エリアの映像データ及び音声データを流 仮想スクリーンの設置を設定」する旨の情 を登録するようにしてもよい。

 本実施形態で提供するコミュニケーショ は、実空間から仮想空間へのアクセスと、 想空間から実空間へのアクセスとで成り立 ものであり、現実エリア設定記憶部416には 実空間から仮想空間へのアクセスの実現に 要な設定を抽出して登録すればよい。また 仮想エリア設定記憶部426には、仮想空間か 実空間へのアクセスの実現に必要な設定を 出して登録すればよい。なお、現実エリア 定記憶部416と仮想エリア設定記憶部426のぞ ぞれに、実空間から仮想空間へのアクセス 実現に必要な設定と、仮想空間から実空間 のアクセスの実現に必要な設定とを登録し おくことも可能である。

 なお、本例において、現実エリア設定情 記憶部41は、現実エリア設定部415によって 現されている。また、仮想エリア設定情報 憶部42は、仮想エリア設定部425によって実現 されている。また、制御部43は、現実エリア 定部415及び現実エリア設定記憶部416によっ 実現されている。

 次に、本実施形態の動作について説明す 。ここでは、図11及び図12に示すようなエリ ア設定がなされている例を用いて説明する。 図11は、現実エリアの設定の一例を示す説明 である。図11に示す例では、エリア端末200B 設置されている場所に合わせて現実エリアA 102が設定されている。なお、図11に示すよう 、現実エリアA102の一辺を覆うように大型ス クリーン204が設けられ、さらに、その大型ス クリーン204に合わせてマイクロフォン208とカ メラ207とスピーカ206とが設けられている。ま た、図12は、仮想エリアの設定の一例を示す 視図である。図12に示す例では、仮想空間 のある場所に仮想エリアVA202が設定され、そ の仮想エリアVA202の一辺を覆うように仮想デ スプレイV304が設けられ、さらに、その仮想 ディスプレイV304に合わせて、仮想コミュニ ーション部材を構成する仮想マイクロフォ V308と、仮想カメラV307と、仮想スピーカV306 が設置されている。

 なお、本例では、現実エリアV102と仮想エ リアVA202とは予め相手エリアとして相互に対 付けられているものとする。また、現実エ ア記憶部412,現実エリア設定記憶部416,仮想 リア記憶部422,仮想エリア設定記憶部426には それぞれ図7,図8,図9,図10に示した情報が記 されているものとする。

 今、ユーザαが実空間において現実エリ A102に入ってきたとする(図11参照。)。測位シ ステム500は、例えば、定期的に各ユーザの実 空間内での位置を測定し、その情報をコミュ ニケーション部材制御装置400に送信している 。ここでは、ユーザαの位置として、実空間 標(50,150)が測定され、その位置情報とユー 識別子とがコミュニケーション部材制御装 400に通知される。

 測位システム500からの位置情報は、コミ ニケーション部材制御装置400の現実エリア 定部411に入力される。図13は、現実エリア 定部411の動作例を示すフローチャートであ 。図13に示すように、現実エリア判定部411は 、測位システム500から位置情報及びユーザ識 別子を受け取ると(ステップSA101)、現実エリ 記憶部412から全ての現実エリアの情報を取 し(ステップSA102)、そのユーザが現実エリア いずれかに位置しているか否かの判定を行 (ステップSA103)。

 本例の場合、現実エリアA102は、((10,10),(20 0,10),(150,60),(100,60))で囲まれるエリアであるの で、現実エリア判定部411は、ユーザαが現実 リアA102内に位置していると判定する。ステ ップSA103で、位置情報が通知されたユーザが 実エリアのいずれかに位置していると判定 た場合には、現実エリア判定部411は、現実 リアにユーザが入った旨を示す情報と、そ 現実エリアA102のエリア識別子とを含む設定 指示を、現実エリア設定部415に通知する(ス ップSA104)。設定指示には、ユーザ識別子と ーザのエリア内での位置とを含んでいても い。一方、ステップSA103で、位置情報が通知 されたユーザが現実エリアのいずれにも位置 していないと判定した場合には、処理を終了 する。

 現実エリア判定部411は、現実エリア毎に この現実エリア内に位置していると判定し ユーザのユーザ識別子を保持している。現 エリア判定部411は、位置情報が通知された ーザがその現実エリア内に位置していない 判断した場合であって、その現実エリア内 いずれのユーザも位置していないと判断し 場合には、その旨を示す情報とその現実エ アのエリア識別子とを含む設定指示を現実 リア設定部415に通知してもよい。

 図14は、現実エリア設定部415の動作例を すフローチャートである。現実エリア設定 415は、現実エリア判定部411から設定指示を け取ると(ステップSB101)、現実エリア設定記 部416からその現実エリアに関する設定情報 取得し(ステップSB102)、仮想空間管理サーバ 100やエリア端末200に対して設定を行う(ステ プSB103)。本例の場合、現実エリア設定部415 、図8に示す設定情報に従って、次の制御指 を出すことによって設定を行う。すなわち 現実エリア設定部415は、エリア端末200Bに対 して、仮想空間管理サーバ100への映像データ と音声データの送信を設定する旨の指示を行 う。また、現実エリア設定部415は、仮想空間 管理サーバ100に対して、仮想エリアVA202に、 該現実エリアの映像データ及び音声データ 流す仮想スクリーンの設置を設定する旨の 示を行う。さらに、現実エリア設定部415は エリア端末200Bに対して、表示視点を仮想エ リアVA202の仮想カメラの視点情報に設定し、 想空間の表示を設定する旨の指示を行う場 もある。

 仮想空間管理サーバ100及びエリア端末200 、現実エリア設定部415からの制御指示に応 て、各種コミュニケーション部材の制御を う。ここでは、仮想空間管理サーバ100は、 想空間における仮想ディスプレイや仮想ス ーカをON設定にする等の仮想空間内のコミ ニケーション部材の制御を行う。また、エ ア端末200Bは、当該エリア端末200Bが備えるデ ィスプレイをONにして、仮想空間管理サーバ1 00に仮想空間のオブジェクトデータを要求す 等の実空間内のコミュニケーション部材の 御を行う。なお、既に受け取っている仮想 リア設定部425からの制御指示と重複する指 内容についてはその処理を省略してもよい

 上記システムにおいて、ユーザαが現実 リアA102に入ると、仮想エリアVA202に仮想デ スプレイが設置され、仮想空間内で現実エ アA102内にいるユーザαの映像及び音声が流 るようになる。また、現実エリアA102に設置 れた大型スクリーン204に相手エリアとなる 想エリアVA202を表示視点とする仮想空間の 示がされるようになる。

 次に、仮想空間において、仮想キャラク βが仮想エリアVA202に入ってきたとする(図12 参照。)。仮想空間管理サーバ100は、例えば 定期的に、各仮想キャラクタの仮想空間内 の位置の情報をコミュニケーション部材制 装置400に送信している。ここでは、仮想キ ラクタβの位置として、仮想空間座標(200,50) 示す位置情報と仮想キャラクタを識別する めのキャラクタ識別子とがコミュニケーシ ン部材制御装置400に通知される。

 仮想空間管理サーバ100からの位置情報は コミュニケーション部材制御装置400の仮想 リア判定部421に入力される。図15は、仮想 リア判定部421の動作例を示すフローチャー である。図15に示すように、仮想エリア判定 部421は、仮想空間管理サーバ100から位置情報 及びキャラクタ識別子を受け取ると(ステッ SC101)、仮想エリア記憶部422から全ての仮想 リアの情報を取得し(ステップSC102)、その仮 キャラクタが仮想エリアのいずれかに位置 ているか否かの判定を行う(ステップSC103)。

 本例の場合、仮想エリアVA202は、((100,10),( 250,10),(250,100),(120,100))で囲まれるエリアであ ので、仮想エリア判定部421は、仮想キャラ タβが仮想エリアVA202内に位置していると判 する。ステップSC103で、位置情報が通知さ た仮想キャラクタが仮想エリアのいずれか 位置していると判定された場合には、仮想 リア判定部421は、仮想エリアに仮想キャラ タが入った旨を示す情報とその仮想エリアVA 202のエリア識別子とを含む設定指示を仮想エ リア設定部425に通知する(ステップSC104)。設 指示には、キャラクタ識別子と仮想キャラ タのエリア内での位置とを含んでいてもよ 。一方、ステップSC103で、位置情報が通知さ れた仮想キャラクタが仮想エリアのいずれに も位置していないと判定した場合には、処理 を終了する。

 なお、仮想エリア判定部421は、仮想エリ 毎に、この仮想エリア内に位置していると 定した仮想キャラクタのキャラクタ識別子 保持しておき、位置情報が通知された仮想 ャラクタがその仮想エリア内に位置してい いと判断した場合であって、その仮想エリ 内にいずれの仮想キャラクタも位置してい いと判断した場合には、その旨を示す情報 その仮想エリアのエリア識別子とを含む設 指示を仮想エリア設定部425に通知してもよ 。

 図16は、仮想エリア設定部425の動作例を すフローチャートである。仮想エリア設定 425は、仮想エリア判定部421から設定指示を け取ると(ステップSD101)、仮想エリア設定記 部426からその仮想エリアに関する設定情報 取得し(ステップSD102)、仮想空間管理サーバ 100やエリア端末200に対して設定を行う(ステ プSD103)。本例の場合、仮想エリア設定部425 、図10に示す設定情報に従って、次の制御指 示を出すことによって設定を行う。すなわち 、仮想エリア設定部425は、エリア端末200Bに して、表示視点を仮想エリアVA202の仮想カメ ラの視点情報に設定し、仮想空間の表示を設 定する旨の指示を行う。さらに、仮想エリア 設定部425は、エリア端末200Bに対して、仮想 間管理サーバ100への映像データと音声デー の送信を設定する旨、及び仮想空間管理サ バ100に対して、仮想エリアVA202に、当該現実 エリアの映像データ及び音声データを流す仮 想スクリーンの設置を設定する旨の指示を行 う場合もある。

 仮想空間管理サーバ100及びエリア端末200 、仮想エリア設定部425からの制御指示に応 て、各種コミュニケーション部材の制御を う。ここでは、エリア端末200Bは、当該エリ ア端末200Bが備えるディスプレイをONにして、 仮想空間管理サーバ100に仮想空間のオブジェ クトデータを要求する等の実空間内のコミュ ニケーション部材の制御を行う。また、仮想 空間管理サーバ100は、仮想空間における仮想 ディスプレイや仮想スピーカをON設定にする の仮想空間内のコミュニケーション部材の 御を行う。なお、既に受け取っている現実 リア設定部415からの制御指示と重複する指 内容についてはその処理を省略してもよい

 上記システムにおいて、仮想キャラクタ が仮想エリアVA202に入ると、エリア端末200B 大型スクリーン204にこの仮想エリアVA202を表 示視点とする仮想空間の表示がされるように なる。また、仮想エリアVA202に仮想ディスプ イが設置され、仮想空間内で現実エリアA102 内にいるユーザαの映像及び音声が流れるよ になる。

 従って、ユーザαが現実エリアA102に入り 仮想キャラクタβが仮想エリアVA202に入ると 、現実エリアA102に設置された大型スクリー 204に仮想エリアVA202内にいる仮想キャラクタ βが映し出され、仮想エリアVA202に設置され 仮想スクリーンに現実エリアA102内にいるユ ザαが映し出されて、ユーザαと仮想キャラ クタβのとの間でコミュニケーションが可能 なる。

 なお、現実エリア設定部415及び仮想エリ 設定部425は、制御指示を行った現実エリア たは仮想エリアにいずれのユーザまたは仮 キャラクタも位置しなくなった旨の設定指 を受け取った場合には、その現実エリアま は仮想エリアに対して指示した設定内容を リアする旨の指示を仮想空間管理サーバ100 びエリア端末200に対して行うようにしても い。

 以上のように、本実施形態によれば、端 ディスプレイのON/OFFや、仮想空間内の仮想 メラの表示視点設定など、実空間ユーザと 想空間キャラクタとの間のコミュニケーシ ンに使用するコミュニケーション部材の制 を、ユーザの実空間内での位置と仮想キャ クタの仮想空間内での位置とに基づいて行 ことによって、よりインタラクション性の いコミュニケーションの態様を提供するこ ができる。

実施形態2
 図17は、第2の実施形態におけるコミュニケ ション部材制御装置400の例を示すブロック である。本実施形態は、コミュニケーショ 部材制御装置400の現実エリア制御部410が、 ーザ位置取得部417を含んでいること、及び 想エリア制御部420が、仮想キャラクタ位置 得部427を含んでいることを除いて、第1の実 施形態と同様な構成を有する。

 ユーザ位置取得部417は、測位システム500 対して、定期的にユーザの位置情報を要求 る。ユーザ位置取得部417は、測位システム5 00からユーザの位置情報を受信すると、受信 た位置情報を現実エリア判定部411に通知す 。なお、ユーザ位置取得部417は、ユーザの 置情報を要求していない状態で、測位シス ム500からユーザの位置情報を受信した場合 も、受信した位置情報を現実エリア判定部4 11に通知する。

 仮想キャラクタ位置取得部427は、仮想空 管理サーバ100に対して、定期的に仮想キャ クタの位置情報を要求する。仮想キャラク 位置取得部427は、仮想空間管理サーバ100か 仮想キャラクタの位置情報を受信すると、 信した位置情報を仮想エリア判定部421に通 する。仮想キャラクタ位置取得部427は、仮 キャラクタの位置情報を要求していない状 で、仮想空間管理サーバ100から仮想キャラ タの位置情報を受信した場合にも、受信し 位置情報を仮想エリア判定部421に通知する

 以上のように、本実施形態では、コミュ ケーション部材制御装置400がユーザの位置 報を自動的に通知しない場合や、仮想空間 理サーバ100が仮想キャラクタの位置情報を 動的に通知しない場合に、位置情報を定期 に要求することで、位置情報を取得するこ ができる。なお、他の動作に関しては第1の 実施形態と同様である。

実施形態3
 本実施形態は、エリア端末200に対応する現 エリア内にいる実空間ユーザを、この現実 リアを投影した仮想エリア内の仮想キャラ タとして、他の仮想キャラクタとの間のコ ュニケーションを実現させる実施形態であ 。なお、第1の実施形態では、現実エリアの 相手エリアとなる仮想エリアが存在したが、 本実施形態では、相手エリアという概念は存 在しない。本実施形態では、現実エリアが投 影される仮想エリアがコミュニケーションの 場を提供する仮想エリアとして設定される。 なお、本実施形態では、現実エリアが投影さ れる仮想エリアを、複数の仮想キャラクタで 共有することによって、コミュニケーション を実現させる。以下、現実エリアが投影され る仮想空間内の所定のエリアのことを、投影 エリアという。

 図18は、本実施形態におけるコミュニケ ション部材制御装置400の現実エリア制御部41 0の例を示すブロック図である。本実施形態 、コミュニケーション部材制御装置400の現 エリア制御部410が、仮想キャラクタ制御部41 8を含んでいること、及び現実エリア設定部41 5が現実エリア設定部419となっていることと 除いて、第1の実施形態と同様である。

 図19は、本実施形態における仮想キャラ タ制御部418の例を示すブロック図である。 想キャラクタ制御部418は、操作対象ユーザ 憶部4181と、操作部4182と、ログイン情報記憶 部4183と、座標変換規則記憶部4184とを有する

 本実施形態では、現実エリア判定部411は 現実ユーザが所定の現実エリア内に位置す と判定した場合には、現実エリアにユーザ 入った旨を示す情報とその現実エリアA102の エリア識別子とユーザ識別子とを含む設定指 示を、現実エリア設定部419に通知する。さら に、現実エリア判定部411は、判断した実空間 ユーザを識別するためのユーザ識別子と、そ の実空間ユーザが存在している現実エリアの 識別子と、現実エリア内での実空間ユーザの 位置とを含む位置情報を仮想キャラクタ制御 部418に通知する。

 また、本実施の形態では、エリア端末200 カメラ207は、省略可能である。なお、仮想 ャラクタに実空間ユーザの映像を反映させ 場合には、カメラ207を備えていてもよい。

 操作対象ユーザ記憶部4181は、操作部4182 仮想キャラクタを操作させる実空間ユーザ 情報を記憶する。操作対象ユーザ記憶部4181 、例えば、操作対象とする実空間ユーザの 別子を記憶すればよい。

 操作部4182は、現実エリア判定部411から通 知されるユーザ識別子、現実エリアの識別子 、エリア内ユーザ位置とに基づいて、ユーザ が操作対象であるか否かを判定する。操作部 4182は、ユーザが操作対象である場合には、 想空間管理サーバ100に対して、そのユーザ 現実エリア内での行動を、この現実エリア 対応付けられた仮想空間内の投影エリア内 の行動として通知する。操作部4182は、具体 には、後述するログイン情報記憶部4183に記 憶されているログイン情報を元に仮想空間管 理サーバ100にログインをする。操作部4182は 次いで、座標変換規則記憶部4184に記憶され いる座標変換規則に基づいて現実エリア内 のユーザ位置(実空間座標)を仮想空間内で 投影エリア内での位置(仮想空間座標)に変換 して、その位置に移動させるための操作内容 を示す情報を、仮想空間管理サーバ100に入力 する。なお、ユーザが操作対象であるか否か は、操作対象ユーザ記憶部4181に記憶されて る情報を参照すればよい。

 ログイン情報記憶部4183は、ユーザ毎に仮 想キャラクタを操作するために仮想空間管理 サーバ100にログインするために必要な情報を 記憶する。ログインするために必要な情報と は、例えば、ユーザIDとパスワードである。

 座標変換規則記憶部4184は、測位システム 500から取得されるユーザの位置を仮想空間内 の座標に変換するための規則を所定の現実エ リア毎に記憶する。変換規則は、例えば、変 換式などである。

 現実エリア設定部419は、現実エリア判定 411から実空間ユーザが存在している現実エ アの情報を受け付けると、その現実エリア 応じた設定の指示を仮想空間管理サーバ100 エリア端末200、及び仮想キャラクタ制御部4 18に対して行う。なお、本実施形態において 、現実エリア設定部419は、現実エリア設定 憶部416に記憶されている設定情報に基づい 、設定の指示を行えばよい。

 図20は、本実施形態における現実エリア 定記憶部416に記憶される設定情報の例を示 。現実エリア設定記憶部416は、実空間ユー が所定の現実エリアに入った際に、この現 エリアに対応して設けられたエリア端末200( 辺機器を含む)に必要な設定や、仮想空間管 理サーバ100に必要な設定、仮想キャラクタ制 御部418に必要な設定に関する情報である設定 情報を記憶する。図20に示す例では、現実エ アA102に関し、この現実エリアに実空間ユー ザが入った際に必要な設定として、「エリア 端末200Bに対して、表示視点を仮想エリアVA302 に対して予め定められている所定の視点情報 に設定し、仮想空間の表示を設定」、「エリ ア端末200Bに対して、仮想空間管理サーバ100 の音声データの送信を設定」、「仮想キャ クタ制御部418に対して、入ってきたユーザ 仮想キャラクタ操作対象として操作対象ユ ザ記憶部4181に記憶することを設定」、及び 仮想空間管理サーバ100に対して、エリア端 200Bからの音声データを入ってきたユーザに 対応付けられた仮想キャラクタの音声として 再生することを設定」する旨の情報が登録さ れている。

 図20に示す例では、仮想エリアVA302が、現 実エリアA102の投影エリアに設定されている である。なお、投影エリアとなる仮想エリ は、可変であってもよい。そのような場合 は、デフォルトの投影エリアの情報や、現 点における投影エリアの情報等を対応づけ 記憶しておけばよい。

 また、図21は、本実施形態における仮想 リア設定記憶部426に記憶する設定情報の例 示す。仮想エリア設定記憶部426は、仮想キ ラクタが所定の仮想エリアに入った際に、 の仮想エリアを投影エリアとする現実エリ に対応して設けられたエリア端末200(周辺機 を含む)に必要な設定や、仮想空間管理サー バ100に必要な設定、仮想キャラクタ制御部418 に必要な設定に関する情報である設定情報を 記憶する。図21に示す例では、仮想エリアVA30 2に関し、この仮想エリアに仮想キャラクタ 入った際に必要な設定として、「エリア端 200Bに対して、表示視点を仮想エリアVA302に して予め定められている所定の視点情報に 定し、仮想空間の表示を設定」する旨の情 が登録されている。

 次に、本実施形態の動作について説明す 。ここでは、図22に示すようなエリア設定 なされている例を用いて説明する。図22は、 現実エリアの設定例及びこの現実エリアの投 影エリアとなる仮想エリアの設定例を示す斜 視図である。図22に示す例では、エリア端末2 00Bが設置されている場所に合わせて現実エリ アA102が設定されている。また、図22に示す例 では、仮想空間内のある場所に仮想エリアVA3 02が設定されている。

 なお、本例では、仮想エリアVA302は、現 エリアA102の投影エリアとして予め対応付け れているものとする。また、現実エリア記 部412,仮想エリア記憶部422,仮想エリア設定 憶部426には、それぞれ図7,図20,図21に示した 報が記憶されているものとする。また、仮 エリア記憶部422には、図23に示した情報が 憶されているものとする。

 なお、図23に示す例では、仮想エリアVA302 が、仮想空間内の座標((100,110),(250,110),(250,200) ,(120,200))で囲まれるエリアとして設定されて ることが示されている。また、仮想エリアV A930が、仮想空間内の座標((170,130),(260,130),(250, 200),(300,250))で囲まれるエリアとして設定され ていることが示されている。

 今、ユーザαが実空間において現実エリ A102に入ってきたとする(図22参照。)。ここで は、第1の実施形態と同様の処理によって、 実エリア判定部411から現実エリア設定部419 現実エリアにユーザが入った旨を示す情報 その現実エリアA102のエリア識別子とユーザ 別子とを含む設定指示が入力される。

 現実エリア設定部419は、現実エリア設定 憶部416から現実エリアA102の設定情報を取得 し、仮想空間管理サーバ100やエリア端末200、 及び仮想キャラクタ制御部418に対して設定の 指示を行う。本例の場合、現実エリア設定部 419は、図20に示す設定情報に従って、次の制 指示を出すことによって設定を行う。すな ち、現実エリア設定部419は、エリア端末200B に対して、表示視点を仮想エリアVA302に対し 予め定められている所定の視点情報に設定 、仮想空間の表示を設定する旨及び仮想空 管理サーバ100への音声データの送信を設定 る旨の指示を行う。また、現実エリア設定 419は、仮想キャラクタ制御部418に対して、 ってきたユーザを仮想キャラクタ操作対象 して操作対象ユーザ記憶部4181に記憶するこ とを設定する旨の指示を行う。また、現実エ リア設定部419は、仮想空間管理サーバ100に対 して、エリア端末200Bからの音声データを入 てきたユーザに対応付けられた仮想キャラ タの音声として再生することを設定する旨 指示を行う。

 仮想空間管理サーバ100、エリア端末200及 仮想キャラクタ制御部418は、現実エリア設 部419からの制御指示に応じて、各種コミュ ケーション部材の制御を行う。

 また、本実施の形態では、現実エリア判 部411は、判断した実空間ユーザを識別する めのユーザ識別子と、その実空間ユーザが 在している現実エリアの識別子と、現実エ ア内での実空間ユーザの位置とを含む位置 報を仮想キャラクタ制御部418に通知する。 実エリア判定部411から通知される位置情報 、仮想キャラクタ制御部418の操作部4182が受 け付ける。

 図24は、操作部4182の動作例を示すフロー ャートである。操作部4182は、現実エリア判 定部411からの位置情報を受け付けると(ステ プSE101)、操作対象ユーザ記憶部4181から仮想 ャラクタを操作させる実空間ユーザの情報 取得する(ステップSE102)。操作部4182は、位 情報が通知されたユーザが操作対象である 否かを判定する(ステップSE103)。ここで、ユ ザαは、現実エリア設定部419からの制御指 により、既に操作対象ユーザとして操作対 ユーザ記憶部4181に記憶されていることから 操作部4182は、ユーザαが操作対象ユーザで ると判定する。ここで、もしユーザαが操 対象ユーザと判断されなかった場合には、 理を終了すればよい。

 位置情報が通知されたユーザαが操作対 ユーザであると判定した場合には(ステップS E103のYes)、操作部4182は、ログイン情報記憶部 4183からログイン情報を取得し(ステップSE104) 仮想空間管理サーバ100にログインする(ステ ップSE105)。ログインすると、仮想空間には、 ユーザαに対応付けられた仮想キャラクタα 出現する。

 次いで、操作部4182は、ユーザαの現実エ アA102での位置を仮想空間座標に変換するた め、エリア識別子を元に座標変換規則記憶部 4184から座標変換規則を取得する(ステップSE10 6)。操作部4182は、ここでは、現実エリアA102 実空間座標を、仮想エリアVA302の仮想空間座 標に変換するための規則を取得する。

 操作部4182は、取得した変換規則により、 ユーザαの現実エリアA102での位置を、仮想エ リアVA302上の仮想空間座標に変換し(ステップ SE107)、その位置に移動させるための操作を仮 想空間管理サーバ100に対して行う(ステップSE 108)。

 上記システムにおいて、ユーザαが現実 リアA102に入ると、エリア端末200Bの大型スク リーン204にこの仮想エリアVA302を表示視点と る仮想空間の表示がされる。また、このユ ザαの位置に連動する仮想キャラクタαが表 示中の仮想エリアVA302に表示されるようにな 。さらに、エリア端末200Bから送信されるユ ーザαの音声データが、仮想キャラクタαの 声として仮想空間内で流れるようになる。

 次に、仮想空間において、仮想キャラク βが仮想エリアVA302に入ってきたとする(図22 参照。)。ここでは、第1の実施形態と同様の 理により、仮想エリア判定部421から仮想エ ア設定部425に仮想エリアに仮想キャラクタ 入った旨を示す情報とその仮想エリアのエ ア識別子とを含む設定指示が入力される。

 仮想エリア設定部425は、仮想エリア設定 憶部426から仮想エリアVA302の設定情報を取 し、仮想空間管理サーバ100やエリア端末200 及び仮想キャラクタ制御部418に対して設定 指示を行う。本例の場合、現実エリア設定 419は、図21に示す設定情報に従って、次の制 御指示を出すことによって設定を行う。すな わち、現実エリア設定部419は、エリア端末200 Bに対して、表示視点を仮想エリアVA302に対し て予め定められている所定の視点情報に設定 し、仮想空間の表示を設定する旨の指示を行 う。

 仮想空間管理サーバ100、エリア端末200及 仮想キャラクタ制御部418は、仮想エリア設 部425からの制御指示に応じて、各種コミュ ケーション部材の制御を行う。なお、既に け取っている現実エリア設定部419からの制 指示と重複する指示内容についてはその処 を省略してもよい。

 上記システムにおいて、仮想キャラクタ が仮想エリアVA302に入ると、エリア端末200B 大型スクリーン204にこの仮想エリアVA302を表 示視点とする仮想空間の表示がされるように なる。なお、仮想エリアVA302内には、ユーザ に対応付けられた仮想キャラクタα及び仮想 キャラクタβが存在している。

 従って、ユーザαが現実エリアA102に入り 仮想キャラクタβが仮想エリアVA302に入ると 、現実エリアA102に設置された大型スクリー 204に仮想エリアVA302内の様子が映し出される 。また、ユーザαの音声は、マイクロフォン2 08により録音され、仮想エリアVA302内にいる 想キャラクタαの音声として仮想空間内で再 生される。なお、仮想キャラクタβの音声は 仮想キャラクタ操作端末300のマイクロフォ 208により録音され、仮想キャラクタβの音 として再生されるようになっていてもよい 、入力部309によって入力されたテキストデ タを仮想キャラクタβの発言内容として表示 されるようになっていてもよい。ユーザαは 仮想エリアVA302の映像や音声を、大型スク ーン204を通して知り、仮想キャラクタβを操 作するユーザβは、仮想キャラクタ操作端末3 00のディスプレイ304を通して知ることができ 。その結果、仮想エリアVA302内にいるユー αに対応付けられた仮想キャラクタαと仮想 ャラクタβとの間でコミュニケーションが 能になる。

 なお、仮想キャラクタβは、仮想キャラ タ操作端末300によって操作される仮想キャ クタに限らず、他のエリア端末200に対し同 投影エリアを設定することによって、その リア端末200に対応付けられた現実エリア内 いるユーザに対応付けられた仮想キャラク である場合もある。

 以上のように、仮想キャラクタを媒体と る実空間ユーザと他の仮想キャラクタとの のコミュニケーション態様としても、より ンタラクション性の高いコミュニケーショ の態様を提供することができる。

実施形態4
 なお、第3の実施形態に対しても、第2の実 形態と同様の構成を加えることが可能であ 。すなわち、第3の実施形態におけるコミュ ケーション部材制御装置400の現実エリア制 部410にユーザ位置取得部417を加えるととも 、また、仮想エリア制御部420に仮想キャラ タ位置取得部427を加えてもよい。

 ユーザ位置取得部417及び仮想キャラクタ 置取得部427の動作は、第2の実施形態と同様 であるため、説明を省略する。

 上記のように、第3の実施形態におけるコ ミュニケーション態様を実現させる際に、コ ミュニケーション部材制御装置400がユーザの 位置情報を自動的に通知しない場合や、仮想 空間管理サーバ100が仮想キャラクタの位置情 報を自動的に通知しない場合に、位置情報を 定期的に要求することで、位置情報を取得す ることができる。

 以上の実施形態では、1つの仮想エリアに 1つ又は複数の仮想キャラクタが入ってくる を用いて説明したが、仮想エリアが複数あ 場合の動作例を説明する。なお、本例は、 3の実施形態に第1の実施形態の設定内容を統 合させたコミュニケーション部材の制御例を 示している。ここでは、図25に示すようなエ ア設定がなされているものとする。すなわ 、エリア端末200Bが設置されている場所に合 わせて現実エリアA102が設定され、仮想空間 のある場所に仮想エリアVA401が設定されてい るものとする。さらに、仮想エリアVA401に隣 するように仮想エリアVA402が設定されてい ものとする。

 また、仮想エリアVA401が現実エリアA102の 影エリアとして設定され、かつ仮想エリアV A402が現実エリアA102の相手エリアとして設定 れているものとする。

 なお、本例では、現実エリア設定記憶部4 16には図26に示す設定情報が登録され、仮想 リア設定記憶部426には図27に示す設定情報が 登録されているものとする。

 図26に示す例では、現実エリアA102に関し この現実エリアに実空間ユーザが入った際 必要な設定として、「エリア端末200Bに対し て、仮想空間の表示を設定(ただし、表示視 は現状維持)」、「エリア端末200Bに対して、 仮想空間管理サーバ100への映像データ及び音 声データの送信を設定」、「仮想キャラクタ 制御部418に対して、入ってきたユーザを仮想 キャラクタ操作対象として操作対象ユーザ記 憶部4181に記憶することを設定」、及び「仮 空間管理サーバ100に対して、エリア端末200B らの音声データを入ってきたユーザに対応 けられた仮想キャラクタの音声として再生 ることを設定」する旨の情報が登録されて る。

 また、図27に示す例では、まず、仮想エ アVA401に関し、この仮想エリアに仮想キャラ クタが入った際に必要な設定として、「エリ ア端末200Bに対して、表示視点を仮想エリアVA 401に対して予め定められている所定の視点情 報に設定し、仮想空間の表示を設定」する旨 の情報が登録されている。また、仮想エリア VA402に関し、この仮想エリアに仮想キャラク が入った際に必要な設定として、「エリア 末200Bに対して、表示視点を仮想エリアVA401 対して予め定められている所定の視点情報 設定し、仮想空間の表示を設定」、及び「 想空間管理サーバ100に対して、仮想エリアV A402に、エリア端末200Bの映像データ及び音声 ータを流す仮想スクリーンの設置を設定」 る旨の情報が登録されている。

 今、ユーザαが実空間において現実エリ A102に入ってきたとする(図25参照。)。ここで は、第1の実施形態と同様の処理によって、 実エリア判定部411から現実エリア設定部419 現実エリアにユーザが入った旨を示す情報 その現実エリア(ここでは、現実エリアA102) エリア識別子とユーザ識別子とを含む設定 示が入力される。

 現実エリア設定部419は、現実エリア設定 憶部416から現実エリアA102の設定情報を取得 し、仮想空間管理サーバ100やエリア端末200、 及び仮想キャラクタ制御部418に対して設定の 指示を行う。本例の場合、現実エリア設定部 419は、図26に示す設定情報に従って、次の制 指示を出すことによって設定を行う。すな ち、エリア端末200Bに対して、表示視点は現 状に維持しつつ、仮想空間の表示を設定する 旨、及び、仮想空間管理サーバ100への映像デ ータ及び音声データの送信を設定する旨の指 示を行う。また、仮想キャラクタ制御部418に 対して、入ってきたユーザを仮想キャラクタ 操作対象として操作対象ユーザ記憶部4181に 憶することを設定する旨の指示を行う。ま 、仮想空間管理サーバ100に対して、エリア 末200Bからの音声データを入ってきたユーザ 対応付けられた仮想キャラクタの音声とし 再生することを設定する旨の指示を行う。

 仮想空間管理サーバ100、エリア端末200及 仮想キャラクタ制御部418は、現実エリア設 部419からの制御指示に応じて、各種コミュ ケーション部材の制御を行う。

 操作部4182は、現実エリア判定部411からの 位置情報を受け付けて、ユーザαを操作対象 ーザとして、ユーザαで仮想空間管理サー 100にログインし、対応付けられた仮想キャ クタαを仮想エリアVA401内に出現させる。

 上記システムにおいて、ユーザαが現実 リアA102内に入ると、エリア端末200Bの大型ス クリーン204に仮想空間の表示がされるととも に、ユーザαの位置に連動する仮想キャラク αが仮想エリアVA401に出現し、さらにエリア 端末200Bから送信されるユーザαの音声データ が、仮想キャラクタαの音声として仮想空間 で流れるようになる。

 次に、仮想空間において、仮想キャラク βが仮想エリアVA401に入ってきたとする(図25 参照。)。ここでは、第1の実施形態と同様の 理により、仮想エリア判定部421から仮想エ ア設定部425に仮想エリアに仮想キャラクタ 入った旨を示す情報とその仮想エリア(仮想 エリアVA401)のエリア識別子とを含む設定指示 が入力される。

 仮想エリア設定部425は、仮想エリア設定 憶部426から仮想エリアVA401の設定情報を取 し、仮想空間管理サーバ100やエリア端末200 及び仮想キャラクタ制御部418に対して設定 指示を行う。本例の場合、仮想エリア設定 425は、図27に示す設定情報に従って、次の制 御指示を出すことによって設定を行う。すな わち、エリア端末200Bに対して、表示視点を 想エリアVA401に対して予め定められている所 定の視点情報に設定し、仮想空間の表示を設 定する旨の指示を行う。

 仮想空間管理サーバ100、エリア端末200及 仮想キャラクタ制御部418は、仮想エリア設 部425からの制御指示に応じて、各種コミュ ケーション部材の制御を行う。

 これにより、仮想キャラクタβが仮想エ アVA401に入ると、エリア端末200Bの大型スク ーン204にこの仮想エリアVA401を表示視点とす る仮想空間の表示がされるようになる。なお 、仮想エリアVA401内には、ユーザαに対応付 られた仮想キャラクタα及び仮想キャラクタ βが存在している。

 この状態において、ユーザαは、仮想エ アVA401の映像や音声を大型スクリーン204を通 して知り、仮想キャラクタβを操作するユー βは、仮想キャラクタ操作端末300のディス レイ304を通して知ることができる。結果、 想エリアVA401内にいるユーザαに対応付けら た仮想キャラクタαと仮想キャラクタβとの 間でコミュニケーションが可能になる。

 次に、仮想空間において、仮想キャラク βが仮想エリアVA402に移動したとする(図25参 照。)。ここでは、第1の実施形態と同様の処 により、仮想エリア判定部421から仮想エリ 設定部425に仮想エリアに仮想キャラクタが った旨を示す情報とその仮想エリア(仮想エ リアVA402)のエリア識別子とを含む設定指示が 入力される。

 仮想エリア設定部425は、仮想エリア設定 憶部426から仮想エリアVA402の設定情報を取 し、仮想空間管理サーバ100やエリア端末200 及び仮想キャラクタ制御部418に対して設定 指示を行う。本例の場合、現実エリア設定 419は、図26に示す設定情報に従って、次の制 御指示を出すことによって設定を行う。すな わち、エリア端末200Bに対して、表示視点を 想エリアVA402に対して予め定められている所 定の視点情報に設定し、仮想空間の表示を設 定する旨の指示を行う。また、現実エリア設 定部419は、仮想空間管理サーバ100に対して、 仮想エリアVA402に、エリア端末200Bの映像デー タ及び音声データを流す仮想スクリーンの設 置を設定する旨の指示を行う。

 上記システムにおいて、仮想キャラクタ が仮想エリアVA402に入ると、エリア端末200B 大型スクリーン204に仮想エリアVA402を表示視 点とする仮想空間の表示がされるようになる 。また、仮想エリアVA402には、仮想ディスプ イが現れ、仮想スクリーン上で現実エリアA 102のカメラ207及びマイクロフォン208で撮影、 録音された実空間の映像及び音声が上映され る。

 この状態においては、大型スクリーン204 仮想エリアVA402が表示され、仮想キャラク βが写り、仮想ディスプレイにユーザαが写 こんだ実空間内映像が上映されるので、ユ ザαと仮想キャラクタβとの間でコミュニケ ーションが可能になる。

 なお、本実施形態は、上記例で示した設 情報には限らない。例えば、現実エリアA102 に関する設定情報に、「仮想空間管理サーバ 100に対して、仮想エリアVA402に、仮想エリアV A401の仮想カメラの視点情報を表示視点とす 仮想ディスプレイの設置を設定」する旨、 び仮想エリアVA402に関する設定情報として、 「仮想空間管理サーバ100に対して、仮想エリ アVA401に、仮想エリアVA402の仮想カメラの視 情報を表示視点とする仮想ディスプレイの 置を設定」する旨の情報を含ませてもよい この場合、投影エリアに投影された仮想キ ラクタとその相手エリアとなる仮想エリア いる仮想キャラクタとの間でコミュニケー ョンを行うように制御することが可能であ 。そのような場合には、ユーザα及びユーザ βは、お互いにディスプレイ204に移る仮想デ スプレイを通じて、相手のユーザの音声が 映された仮想キャラクタを知ることができ 。

 なお、仮想エリアVA401と仮想エリアVA402と を独立させて、それぞれ別の現実エリアに対 応づけることも可能である。

 以上のように、仮想エリアを複数設定す ば、ユーザと仮想キャラクタの位置に基づ て、複数のコミュニケーション態様を提供 きるようになる。

 本実施形態では、仮想キャラクタが仮想 リアから他の仮想エリアへ移動する際に、 ら制限を設けなかった。しかし、例えば、 想エリアVA401と仮想エリアVA402の境界に、仮 想エントランスを設置し、そこを通過しない と仮想エリアの移動ができない、といった制 限を設けてもよい。そのような場合には、仮 想空間管理サーバ100から仮想キャラクタが仮 想エントランスを通過した旨の通知を得るこ とも可能である。

 以上において記述した実施形態は、第1の ユーザが用いる実コミュニケーション部材と 、前記第1のユーザと、仮想空間内に配置さ 第2のユーザに対応付けられた仮想キャラク との間で、前記実コミュニケーション部材 用いたコミュニケーションを成立させる仮 空間管理装置と、前記第1のユーザの実空間 内での位置と、前記仮想キャラクタの仮想空 間内での位置とに基づいて、前記実コミュニ ケーション部材を制御するコミュニケーショ ン部材制御装置と、を備えるコミュニケーシ ョンシステムを例示している。

 また、上記実施形態は、第1のユーザと、 仮想空間内に配置され第2のユーザに対応付 られた仮想キャラクタとの間で、前記第1の ーザが用いる実コミュニケーション部材を して、コミュニケーションを成立させるコ ュニケーションシステムのためのコミュニ ーション制御装置であって、前記第1のユー ザの実空間内での位置と、前記仮想キャラク タの仮想空間内での位置とに基づいて、前記 実コミュニケーション部材を制御するコミュ ニケーション部材制御装置を例示している。

 上記実施形態の少なくとも1つは、前記コ ミュニケーション手段が、ディスプレイ装置 、スピーカ、カメラ、及び、マイクロフォン の少なくとも1つを含むコミュニケーション ステム,及び、前記コミュニケーション部材 御装置が、前記仮想キャラクタに関連付け れた仮想コミュニケーション部材を更に制 するコミュニケーションシステムを例示し いる。

 上記実施形態の少なくとも1つは、前記コ ミュニケーション部材制御装置が、実空間内 に設定されている所定の現実エリアと、前記 実コミュニケーション部材との対応関係を記 憶する現実エリア設定情報記憶部と、前記仮 想空間内に設定されている所定の仮想エリア と、前記仮想コミュニケーション部材との対 応関係を記憶する仮想エリア設定情報記憶部 とを備え、前記現実エリア内にユーザが存在 していることを検知すると、前記現実エリア 設定情報記憶部に記憶されている対応関係に 基づいて前記実コミュニケーション部材を制 御し、前記所定の仮想エリア内に仮想キャラ クタが位置していることを検知すると、前記 仮想エリア設定情報記憶部に記憶されている 対応関係に基づいて前記仮想コミュニケーシ ョン部材を制御するコミュニケーションシス テムを例示している。

 上記実施形態の少なくとも1つは、前記コミ ュニケーション部材制御装置が、複数の前記 所定の現実エリアを記憶する現実エリア記憶 部と、前記現実エリア記憶部に記憶されてい る現実エリアの何れかにユーザが存在してい るか否かを判定する現実エリア判定部と、
 複数の前記所定の仮想エリアの範囲を記憶 る仮想エリア記憶部と、前記仮想エリア記 部に記憶されている仮想エリアの何れかに 想キャラクタが位置しているか否かを判定 る仮想エリア判定部とを備えるコミュニケ ションシステムを例示している。

 上記実施形態の少なくとも1つは、前記現 実エリア設定情報記憶部が、前記現実エリア 内にユーザが入った際に、前記現実エリアに 設置されている端末装置、又は、前記仮想空 間管理装置のいずれかに対して指示すべき制 御内容を記憶し、前記仮想エリア設定情報記 憶部が、前記仮想エリア内に仮想キャラクタ が入った際に、前記仮想空エリアの相手エリ アとなる実空間内のエリアに設置されている 端末装置又は前記仮想空間管理装置のいずれ かに対して指示すべき制御内容を記憶し、前 記コミュニケーション部材制御装置が、前記 現実エリア設定情報記憶部に記憶されている 制御内容に従って、前記仮想空間管理装置ま たは前記現実エリアに対応する端末装置に制 御指示を出すことによって前記実コミュニケ ーション部材を制御し、前記仮想エリア設定 情報記憶部に記憶されている制御内容に従っ て、前記仮想空間管理装置または前記仮想エ リアに対応する端末装置に制御指示を出すこ とによって前記仮想コミュニケーション部材 を制御するコミュニケーションシステムを例 示している。

 上記実施形態の少なくとも1つは、前記現 実エリア設定情報記憶部が、少なくとも前記 仮想空間管理装置に、前記所定の現実エリア の相手エリアとなる仮想エリア内に当該実空 間内のエリアを表示する仮想ディスプレイを 設置させる旨の制御内容を記憶し、前記仮想 エリア設定情報記憶部が、少なくとも当該仮 想エリアの相手エリアとなる現実エリアに対 応して設置されている端末装置に、当該仮想 空間内のエリアを表示させる旨の制御内容を 記憶するコミュニケーションシステムを例示 している。

 上記実施形態の少なくとも1つは、前記現 実エリア設定情報記憶部が、前記所定の現実 エリアと、該現実エリア内に位置するユーザ に対応付けられた仮想キャラクタが、前記所 定の仮想エリア内に位置する仮想キャラクタ とコミュニケーションをとるためのコミュニ ケーション部材との対応関係を記憶し、仮想 エリア設定情報記憶部が、前記所定の仮想エ リアと、該仮想エリア内にいる仮想キャラク に対応付けられた仮想キャラクタとコミュニ ケーションをとるための仮想コミュニケーシ ョン部材との対応関係を記憶しており、前記 コミュニケーション部材制御装置が、前記所 定の現実エリア内にユーザが存在しているこ とを検知すると、前記現実エリア設定情報記 憶部に記憶されている対応関係に基づいて前 記実コミュニケーション部材を制御し、前記 所定の仮想エリア内に仮想キャラクタが位置 していることを検知すると、前記仮想エリア 設定情報記憶部に記憶されている対応関係に 基づいて、前記仮想のコミュニケーション部 材を制御するコミュニケーションシステムを 例示している。

 上記実施形態の少なくとも1つは、前記コ ミュニケーション部材制御装置が、前記所定 の現実エリア内での位置を、該現実エリアの 投影エリアとなる仮想空間内のエリア内での 位置に変換するための座標変換規則を記憶す る座標変換記憶部と、前記座標変換記憶部に 記憶されている座標変換規則を用いて、前記 所定の現実エリア内に位置するユーザの位置 に基づいて、該ユーザに対応付けられた仮想 キャラクタの仮想空間内での位置を制御する 仮想キャラクタ制御部とを備えるコミュニケ ーションシステムを例示している。

 上記実施形態の少なくとも1つは、前記現 実エリア設定情報記憶部が、前記現実エリア にユーザが入った際に、該現実エリアに対応 する端末装置、前記仮想空間管理装置、又は 、仮想キャラクタ制御部のいずれかに対して 指示すべき制御内容を記憶し、前記仮想エリ ア設定情報記憶部は、前記仮想エリア内に仮 想キャラクタが入った際に、少なくとも当該 仮想エリアを投影エリアとする実空間エリア に対応づけて設置されている端末装置または 前記仮想空間管理装置に対して指示すべき制 御内容を記憶し、前記コミュニケーション部 材制御装置は、前記現実エリア設定情報記憶 部に記憶されている制御内容に従って、前記 仮想空間管理装置又は前記現実エリアに対応 する端末装置に制御指示を出すことによって 前記実コミュニケーション部材を制御し、前 記仮想エリア設定情報記憶部に記憶されてい る制御内容に従って、前記仮想空間管理装置 または前記仮想エリアに対応する端末装置に 制御指示を出すことによって前記仮想コミュ ニケーション部材を制御し、前記仮想キャラ クタ制御部は、前記座標変換記憶部に記憶さ れている座標変換規則を用いて前記現実エリ ア内に位置するユーザの位置を仮想空間内の 位置に変換することによって、前記投影エリ アとなる仮想エリア内で前記ユーザに対応付 けられた仮想キャラクタの位置を制御する、 請求項9に記載のコミュニケーションシステ を例示している。

 上記実施形態の少なくとも1つは、前記現実 エリア設定情報記憶部は、複数の所定の現実 エリア毎に、当該現実エリアに対応する端末 装置に、当該現実エリアの投影エリアとなる 仮想エリアを表示させる旨の制御内容と、前 記仮想キャラクタ制御部に当該現実エリア内 に位置しているユーザに係る制御を行わせる 旨の制御内容を記憶し、
 前記仮想エリア設定情報記憶部は、前記所 の仮想エリア毎に、当該仮想エリアを投影 リアとする現実エリアに対応する端末装置 当該仮想空間内のエリアを表示させる旨の 御内容を記憶するコミュニケーションシス ムを例示している。

 上記実施形態では、コミュニケーション 材制御手段が、コミュニケーションシステ 内に1つもうけられる例を示したが、コミュ ニケーション部材制御手段は、エリア端末内 に設けてもよく、或いは、仮想空間管理サー バ又は仮想キャラクタ操作端末内に設けても よい。また、測位システムは、単に例示であ り、省いてもよい。端末装置や管理サーバな どは、コンピュータシステム内に記憶された プログラムで実現されることが好ましい。更 に、実施形態で示したコミュニケーション部 材の種類や個数は、単に例示であり、実施形 態で示した種類や個数から種々の変更が可能 である。

 本発明を特別に示し且つ例示的な実施形 を参照して説明したが、本発明は、その実 形態及びその変形に限定されるものではな 。当業者に明らかなように、本発明は、添 のクレームに規定される本発明の精神及び 囲を逸脱することなく、種々の変更が可能 ある。

 本出願は、2007年11月8日出願に係る日本特 許出願2007-291105号を基礎とし且つその優先権 主張するものであり、引用によってその開 の内容の全てを本出願の明細書中に加入す 。

 本発明は、複数の端末が仮想空間を共有 るコミュニケーションシステムに好適に適 可能である。




 
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