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Title:
COMMUNICATION SYSTEM, MOBILE COMMUNICATION TERMINAL AND POSITION MANAGEMENT DEVICE
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2008/123138
Kind Code:
A1
Abstract:
A mobile node is provided with a plurality of transmitting and receiving units, carries out the position registration of a network conformed to a network base mobility as a home link at a position management device by means of a transmitting and receiving device on one side and, at the same time, carries out the position registration at the position management device through an external network on a basis of a position registration conformed to a host base mobility. The mobile node and the position management device set up a plurality of routes through the home link and outer links, respectively. Thus, since the mobile node is provided with a plurality of the transmitting and receiving units, respective transmitting and receiving units concurrently connect with the home link and the external links and can carry out communication.

Inventors:
ARAMOTO MASAFUMI
YAMADA SHOHEI
Application Number:
PCT/JP2008/055269
Publication Date:
October 16, 2008
Filing Date:
March 21, 2008
Export Citation:
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Assignee:
SHARP KK (JP)
ARAMOTO MASAFUMI
YAMADA SHOHEI
International Classes:
H04M3/00; H04W8/04; H04W8/26; H04W60/00; H04W80/04; H04W88/06; H04W40/20
Other References:
GUNDAVELLI S. ET AL.: "Proxy Mobile IPv6", DRAFT-SGUNDAVE-MIP6-PROXYMIP6-01, January 2007 (2007-01-01), XP008116634, Retrieved from the Internet
JOHNSON D. ET AL.: "Mobility Support in IPv6", RFC 3775, June 2004 (2004-06-01), XP008116559, Retrieved from the Internet
WAKIKAWA R. ET AL.: "Multiple Care-of Addresses Registration", DRAFT-IETF-MONAMI6-MULTIPLECOA01.TXT, October 2006 (2006-10-01), XP008116633, Retrieved from the Internet
S. GUNDAVELLI ET AL.: "Proxy Mobile IPv6", DRAFT-SGUNDAVE-MIP6-PROXYMIP6, 1 January 2007 (2007-01-01)
D. JOHNSON ET AL.: "Mobility Support inIPv6", RFC 3775, June 2004 (2004-06-01)
R. WAKIKAWA ET AL., MULTIPLE CARE-OF ADDRESSES REGISTRATION, October 2006 (2006-10-01)
See also references of EP 2129059A4
Attorney, Agent or Firm:
FUJIMOTO, Eisuke et al. (KA111 Building 5F 1-1, Kandaawaji-cho 1-chome, Chiyoda-k, Tokyo 63, JP)
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Claims:
 複数の送受信部を備え、当該送受信部を介してネットワークベースの移動管理を行うネットワークで構成されるホームリンク及び外部リンクに接続する移動通信端末と、当該移動通信端末の位置を管理する位置管理装置と、を備える通信システムにおいて、
 前記移動通信端末は、当該移動通信端末が接続されたネットワークにおける位置情報を、前記位置管理装置に登録する位置登録手段を備え、
 前記位置管理装置は、
 前記移動通信端末宛のパケットと、前記移動通信端末から送信されるパケットとを送受信するパケット送受信手段と、
 前記パケット送受信手段により受信されたパケットから、パケットの宛先を判定するパケット宛先判定手段と、
 前記移動通信端末と、前記位置登録手段により登録される位置情報とを対応づけて記憶する位置情報記憶手段と、
 を、備え、
 前記パケット送受信手段は、前記パケット宛先判定手段により判定された宛先となる送信先の位置を、前記位置情報記憶手段から決定し、パケットを送信することを特徴とする通信システム。
 前記移動通信端末は、一の送受信部によりホームリンクに接続すると同時に、他の送受信部により外部リンクに接続することを特徴とする請求項1に記載の通信システム。
 前記位置情報記憶手段は、前記移動通信端末に対応する位置情報を複数記憶しており、
 前記パケット送受信手段は、前記移動通信端末宛のパケットを受信した場合に、前記位置情報記憶手段により記憶された位置情報の中から一つの位置情報を選択し、選択された位置情報に基づいて経路を決定してパケットを送信することを特徴とする請求項1又は2に記載の通信システム。
 前記位置登録手段は、前記移動通信端末のホームリンクにおける位置情報と、外部リンクにおける位置情報とをそれぞれ登録することを特徴とする請求項3に記載の通信システム。
 前記移動通信端末には、ホームアドレスが割り当てられており、
 前記位置情報には、ホームリンクにおける前記移動通信端末の接続するルータのアドレス又は外部リンクで移動通信端末が取得するアドレスが含まれており、
 移動通信端末は、
 前記アドレスと、当該移動通信端末のホームアドレスとを対応づけて記憶するアドレス記憶手段と、
 パケットの送信先が経由するネットワークに対応して、前記アドレス記憶手段から、送信元となるアドレスを決定し、パケットを生成するパケット生成手段と、
 パケット生成手段により生成されたパケットを送信するパケット送信手段と、
 を更に有ことを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載の通信システム。
 複数の送受信部を備え、当該送受信部を介してネットワークベースの移動管理を行うネットワークで構成されるホームリンクと、外部リンクとに接続する移動通信端末において、
 前記移動通信端末には、ホームアドレスが割り当てられており、
 ホームリンクにおける前記移動通信端末の接続するルータのアドレス及び外部リンクで移動通信端末が取得するアドレスと、当該移動通信端末のホームアドレスとを対応づけて記憶するアドレス記憶手段と、
 通信の経路を決定する経路決定手段と、
 前記経路決定手段により決定された通信の経路が経由するネットワークに応じて、前記アドレス記憶手段で記憶した当該移動通信端末のホームアドレスと対応付けられたアドレスを選択する選択手段と、
 前記選択手段により選択されたアドレスに基づいて、通信を行うことを特徴とする移動通信端末。
 一の送受信部によりホームリンクに接続すると同時に、他の送受信部により外部リンクに接続することを特徴とする請求項6に記載の移動通信端末。
 ネットワークベースの移動管理を行うネットワークで構成されるホームリンクと、外部リンクとそれぞれに接続される移動通信端末の位置を管理する位置管理装置において、
 前記移動通信端末の位置情報を記憶する位置情報記憶手段と、
 前記移動通信端末宛のパケットと、前記移動通信端末から送信されるパケットとを送受信する手段と、
 前記パケット送受信手段により受信されたパケットから、パケットの宛先を判定するパケット宛先判定手段と、
 を備え、
 前記パケット送受信手段は、前記パケット宛先判定手段により判定された宛先の位置を、前記位置情報記憶手段から決定し、パケットを送信することを特徴とする位置管理装置。
 前記位置情報記憶手段は、前記移動通信端末に対応する位置情報を複数記憶しており、
 前記パケット送受信手段は、前記移動通信端末宛のパケットを受信した場合に、前記位置情報記憶手段に記憶された位置情報の中から一つの位置情報を選択し、選択された位置情報に基づいて経路を決定してパケットを送信することを特徴とする請求項8に記載の位置管理装置。
Description:
通信システム、移動通信端末及 位置管理装置

 本発明は、複数の送受信部を備え、当該 受信部を介してネットワークベースの移動 理を行うネットワークで構成されるホーム ンク及び外部リンクに接続する移動通信端 と、当該移動通信端末の位置を管理する位 管理装置と、を備える通信システム等に関 る。

 インターネットにおいて、ノードが接続 るリンクを移動に伴って次々にと変更して 通信相手のノードと通信を継続するIP層の ビリティを提供する技術としてネットワー ベースモビリティ(例えば、非特許文献1参照 )やホストベースモビリティ(例えば、非特許 献2参照)が知られている。

 例えば、非特許文献1に記載されているネ ットワークベースモビリティであるProxy Mobil e IPv6(以下PMIPv6)は、移動ノードの接続するネ ットワークをPMIPネットワークとし、PMIPネッ ワークに移動ノードのデフォルトルータと るアクセスゲートウェイ(PMA:Proxy Mobile Agent )と、移動ノードの帰属するPMAを管理する位 管理装置(HA:Home Agent)とが定義されている。

 HAは、移動ノードの接続するPMAを移動ノ ドの位置情報として、移動ノードの識別情 とPMAの識別情報とを対応づけて管理する。HA では移動ノードの移動に伴い接続するPMAを更 新し続けることで位置情報を維持することと なる。

 移動ノードは自身を識別する一意なIPア レスを保持し、移動ノード間の送受信パケ トの送信先および送信元に指定してPMIPネッ ワークへ送信する。コアネットワークの移 ノードの接続部となるPMAは、パケットをHA 転送する。HAは、位置情報から送信先の移動 ノードが帰属するPMAを決定し、転送する。

 したがって、PMIPネットワーク内部では、 HAとPMAの間に転送路が確立され、パケットの 送により移動ノード間のパケットが配送さ る。

 PMIPv6では、上記の方法により、移動ノー は移動に伴い、デフォルトルータであるPMA 変更することのみで通信を継続する。PMIPネ ットワーク内部ではPMAとHAにおいて位置情報 更新しパケット転送を行うことで、移動ノ ド間の通信を実現する。移動ノードは移動 伴いPMAを変更して通信を継続するが、どのP MAへ接続しても単一のアドレスを使用し続け ことができる。これにより、移動ノードが う移動処理を最低限にし、無線区間の制御 号数の削減が実現できる利点をもつ。

 一方、非特許文献2にはホストベースモビ リティの一例として、Mobility Support in IPv6( 下MIPv6)が記載されている。MIPv6は、ネットワ ーク接続点を変更して移動を行う移動ノード と、移動ノードの位置管理を行う位置管理装 置(HA:Home Agent)を定義している。

 移動ノードは、ネットワーク上で自身を 別する一意で不変なIPアドレスを保持し、 動ノード間の通信では、送受信パケットの 信先および送信元に用いる。また、移動ノ ドは移動先のネットワークでアドレスを取 し、取得したアドレスは位置情報としてHAへ 登録する。HAでは、移動ノードを識別するIP ドレスと、移動先で取得した位置を識別す IPアドレスを対応づけて管理する。

 移動ノードが送出する他の移動ノードへ てたパケットは、移動先で取得したアドレ とHAにより転送される。具体的には、移動 ード1が移動ノード2へ送信するパケットは、 移動ノード1の移動先で取得したアドレスを 信元とし、HAを送信先にしたIPパケットでト ネリングすることでHAへ転送される。HAでは 送信先の移動ノード2の位置情報を解決し、 信パケットを、HAを送信元とし、移動ノード 2の移動先で取得したアドレスを送信先とし IPパケットでトンネリングすることで移動ノ ード2の移動先で取得したアドレスへ転送す 。このように移動ノード間のパケットは配 される。

 インターネットにおいて、従来では端末 接続点を変更して通信を継続することはで なかったが、上記のPMIPv6やMIPv6により、移 ノードはネットワーク接続点を変更しても 一のIPアドレスで通信を継続することができ るようになった。

 PMIPv6やMIPv6では、移動ノードは接続点を 更して移動することはできるが、移動ノー が複数の送受信機を備え、それらが同時に ットワークへ接続することはできない。こ 課題を解決する方法として、Multiple Care-of A ddresses Registration(以下MCoA)(例えば、非特許文 3参照)が規定されている。

 MCoAでは、移動ノードが複数の送受信装置を 備え、それらがそれぞれ接続するネットワー クで取得するアドレスを位置情報としてHAへ 録する。一連の登録手続きはMIPv6を元に拡 されている。MIPv6と異なる点は、移動ノード が複数の位置情報アドレスをHAへ登録し、HA 移動ノードは複数のパケット配送路を保持 る点である。HAもしくは移動ノードは、パケ ット配送時にパケットの種別やプリファレン スに従い、配送路を選択して送信することが できる。
S. Gundavelli, etal.," Proxy Mobile IPv6", draft -sgundave-mip6-proxymip6-01, January2007 D. Johnson, et al., "Mobility Support inIPv6",  RFC 3775, June 2004 R. Wakikawa, el al.,"Multiple Care-of Addresses  Registration", draft-ietf-monami6-multiplecoa-01.txt,Oct 2 006.

 ネットワークベースモビリティをサポー したネットワークと、ホストベースネット ークベースをサポートしたネットワークと 混在し、移動ノードがそれぞれのネットワ ク間を移動する場合には、図20に示すよう 、PMIPv6とMIPv6との方式を組み合わされて構成 される。

 PMIPv6のHAとMIPv6のHAを同一装置に備え、PMIP ネットワークと外部ネットワークの移動をMIP v6で管理し、PMIP内の移動はPMIPv6で管理する。 移動ノードがPMIPネットワーク内でPMAを変更 て移動する場合、移動ノードはMIPv6のホーム アドレスを用いて通信を行う。移動ノードが PMIPネットワークの外部のネットワークへ移 すると、外部ネットワークで取得する気付 アドレスを用いてHAへ位置登録を行い、通信 を継続する。

 PMIPネットワークの特徴は、PMIPネットワ ク上のどのPMAへ接続しても移動ノードは同 ネットワーク情報を受信し、単一のアドレ で通信を継続できる点にある。つまり、PMIP ットワーク内部において移動ノードの移動 理を行い、端末へ移動したことを隠蔽する 法である。PMIPネットワークはネットワーク 管理を行う業者によりその規模を大きくする ことができる。例えば通信事業者が日本全土 に広がる大規模なPMIPネットワークを構築し 加入者端末はどのPMAへ接続しても単一のア レスで通信を継続することが可能となる。

 一方で、MIPv6による移動管理が必要とな 外部ネットワークは、PMIPネットワークを運 する通信事業者とは異なる事業者が運用す WLANなどのアクセスシステムをもちいたホッ トスポットを想定することができる。これら により、移動ノードは通信事業者網へアクセ スする送受信機とホットスポットへ接続する 送受信機の双方を備えて接続することができ る。

 大規模な通信事業者網であるPMIPネットワ ークでの接続においては、移動ノードは移動 管理を必要とせず、単なるIPノードとして振 うことができるため、PMIPネットワークはMIP v6で規定するホームリンクであることが望ま る。つまり、PMIPv6のHAは移動ノードが接続 るPMAを位置情報として管理することで移動 ードはホームアドレスでの通信することを 能にする。

 さらに、移動ノードがPMIPネットワークか ら外部ネットワークへ移動する場合は、MIPv6 定めるホームリンクから外部リンクの移動 なる。移動管理は移動ノードのホームアド スと気付けアドレスの対応をHAが管理して 信の継続を行う。

 そのため、移動ノードが複数の送受信部 備え、PMIPネットワークと外部ネットワーク へそれぞれの送受信部により同時に接続する 場合、移動ノードはMIPv6の規定するホームリ クと外部リンクとの同時接続を実現するこ になる。

 MIPv6の移動ノードが複数の送受信部を備 て、それぞれの送受信部で同時にネットワ ク接続する方法は、MCoAで規定されているが 以下に示す接続のみが許容され、ホームリ ク外部リンクの双方へ同時接続することは きなかった。

 (1)複数の送受信部の接続のうち、一つが ームリンクに接続する場合、外部リンクに 続する送受信部をしようせずホームリンク 接続する送受信部のみを使用して通信を継 する。

 (2)複数の送受信部の接続のうち、一つが ームリンクに接続する場合、ホームリンク 接続する送受信部を使用せず、外部リンク 接続する送受信部のみをしようして通信を 続する。

 したがって、PMIPネットワークをホームリ ンクとし、ホームリンクと外部リンクへ同時 接続する場合、移動ノードはMCoAを適用して 時接続することはできなかった。

 この制限は、MIPv6やMCoAにおいて、HAが移 ノード宛のパケットを受信する機能が原因 生じている。HAは図21の(a)、(b)に示すような2 つの設置方法が定められている。

 図21(a)では、HAは位置管理機能を備えると ともに、ホームリンクにおけるボーダルータ となり外部ネットワークへ接続している。図 21(b)では、HAは位置管理機能を備えるが、ホ ムリンクのボーダルータは別に設置し、外 ネットワークへ接続することとする。

 外部ネットワークに接続された通信端末 ら移動ノードへ送信されたパケットは、従 のインターネットのルーティングの仕組み より、ホームリンクのボーダルータまで送 される。HAは、移動ノードが外部リンクへ 続する場合には、移動ノードに変わってパ ットを受信し、移動先まで転送する。また 移動ノードがホームリンクに接続している 合には、HAを介することなくホームリンクの 移動ノードが受信する。

 HAが移動ノードに変わってパケットを受 するために、HAはProxyNDPという機能を用いる ProxyNDPは、移動ノード宛のパケットはHAが受 信する旨をホームリンクに広告することでパ ケットを受信するHAの機能である。HAは移動 ードが外部に移動している場合のみProxyNDPに より受信し、移動ノードがホームリンクへ戻 っている場合にはProxyNDP機能を無効にするこ で移動ノードはパケットを受信することが きる。

 これにより、図21(b)に示すように、HAがボ ーダルータを兼ねない場合においても、ボー ダルータがホームリンクへルーティングした 移動ノード宛のパケットを、HAが一旦受信す ことができ、移動先へ転送することが可能 なる。

 したがって、HAがProxyNDP機能を有効にして いると、移動ノードはホームリンクでパケッ トを受信することができないという問題があ った。また、HAがProxyNDP機能を無効にしてい と、移動ノードはホームリンクでパケット 受信することができるが、HAがパケットを一 旦受信することはできないという問題があっ た。

 MCoAにおいて、移動ノードが複数の送受信 部の一方をホームリンクに接続し、他方を外 部リンクに接続している場合には、ホームリ ンクに接続する送受信部での受信と、HAが一 受信して外部リンクへ転送し、外部リンク 接続する送受信部での受信が必要となる。 かしながら、上述したProxyNDPの制限から実 することができないといった問題があった

 上述した課題に鑑み、本発明は、移動ノ ドが複数の送受信部を備えることにより、 れぞれの送受信部でホームリンクと、外部 ンクへ同時に接続して通信を行うことを目 とする。

 上述した課題に鑑み、本発明における通 システムは、複数の送受信部を備え、当該 受信部を介してネットワークベースの移動 理を行うネットワークで構成されるホーム ンク及び外部リンクに接続する移動通信端 と、当該移動通信端末の位置を管理する位 管理装置と、を備える通信システムにおい 、前記移動通信端末は、当該移動通信端末 接続されたネットワークにおける位置情報 、前記位置管理装置に登録する位置登録手 を備え、前記位置管理装置は、前記移動通 端末宛のパケットと、前記移動通信端末か 送信されるパケットと、を送受信するパケ ト送受信手段と、前記パケット送受信手段 より受信されたパケットから、パケットの 先を判定するパケット宛先判定手段と、前 移動通信端末と、前記位置登録手段により 録される位置情報とを対応づけて記憶する 置情報記憶手段と、を、備え、前記パケッ 送受信手段は、前記パケット宛先判定手段 より判定された宛先となる送信先の位置を 前記位置情報記憶手段から決定し、パケッ を送信することを特徴とする。

 また、本発明における通信システムにお て、前記移動通信端末は、一の送受信部に りホームリンクに接続すると同時に、他の 受信部により外部リンクに接続することを 徴とする。

 また、本発明における通信システムにお て、前記位置情報記憶手段は、前記移動通 端末に対応する位置情報を複数記憶してお 、前記パケット送受信手段は、前記移動通 端末宛のパケットを受信した場合に、前記 置情報記憶手段により記憶された位置情報 中から一つの位置情報を選択し、選択され 位置情報に基づいて経路を決定してパケッ を送信することを特徴とする。

 また、本発明における通信システムにお て、前記位置登録手段は、前記移動通信端 のホームリンクにおける位置情報と、外部 ンクにおける位置情報とをそれぞれ登録す ことを特徴とする。

 また、本発明における通信システムにお て、前記移動通信端末には、ホームアドレ が割り当てられており、前記位置情報には ホームリンクにおける前記移動通信端末の 続するルータのアドレス又は外部リンクで 動通信端末が取得するアドレスが含まれて り、移動通信端末は、前記アドレスと、当 移動通信端末のホームアドレスとを対応づ て記憶するアドレス記憶手段と、パケット 送信先が経由するネットワークに対応して 前記アドレス記憶手段から、送信元となる ドレスを決定し、パケットを生成するパケ ト生成手段と、パケット生成手段により生 されたパケットを送信するパケット送信手 と、を更に有ことを特徴とする。

 本発明における移動通信端末は、複数の 受信部を備え、当該送受信部を介してネッ ワークベースの移動管理を行うネットワー で構成されるホームリンクと、外部リンク に接続する移動通信端末において、前記移 通信端末には、ホームアドレスが割り当て れており、ホームリンクにおける前記移動 信端末の接続するルータのアドレス及び外 リンクで移動通信端末が取得するアドレス 、当該移動通信端末のホームアドレスとを 応づけて記憶するアドレス記憶手段と、通 の経路を決定する経路決定手段と、前記経 決定手段により決定された通信の経路が経 するネットワークに応じて、前記アドレス 憶手段で記憶した当該移動通信端末のホー アドレスと対応付けられたアドレスを選択 る選択手段と、前記選択手段により選択さ たアドレスに基づいて、通信を行うことを 徴とする。

 また、本発明における移動通信端末は、 の送受信部によりホームリンクに接続する 同時に、他の送受信部により外部リンクに 続することを特徴とする。

 本発明における位置管理装置は、 ネッ ワークベースの移動管理を行うネットワー で構成されるホームリンクと、外部リンク それぞれに接続される移動通信端末の位置 管理する位置管理装置において、前記移動 信端末の位置情報を記憶する位置情報記憶 段と、前記移動通信端末宛のパケットと、 記移動通信端末から送信されるパケットと 送受信する手段と、前記パケット送受信手 により受信されたパケットから、パケット 宛先を判定するパケット宛先判定手段と、 備え、前記パケット送受信手段は、前記パ ット宛先判定手段により判定された宛先の 置を、前記位置情報記憶手段から決定し、 ケットを送信することを特徴とする。

 また、本発明における位置管理装置にお て、前記位置情報記憶手段は、前記移動通 端末に対応する位置情報を複数記憶してお 、前記パケット送受信手段は、前記移動通 端末宛のパケットを受信した場合に、前記 置情報記憶手段に記憶された位置情報の中 ら一つの位置情報を選択し、選択された位 情報に基づいて経路を決定してパケットを 信することを特徴とする。

 本発明によれば、複数の送受信部を備え 当該送受信部を介してネットワークベース 移動管理を行うネットワークで構成される ームリンク及び外部リンクに接続する移動 信端末と、当該移動通信端末の位置を管理 る位置管理装置と、を備える通信システム おいて、位置管理装置は、パケットを受信 ると、位置管理装置に記憶されている位置 報記憶手段に基づいて、パケットの送信先 位置を決定してパケットを送信することと る。ここで、例えばホームリンクとしてPMIP ネットワークであった場合、PMIPネットワー 経由であっても、外部ネットワーク経由で っても、位置管理装置は、送信先の端末に 切にパケットを送信できることとなる。

 また、本発明によれば、移動通信端末は ームリンクに接続すると同時に、外部リン に接続することが可能となる。したがって 移動通信端末は、どちらのネットワークを 由しても、随時通信が行えることとなる。

 また、本発明によれば、複数の送受信部 備え、当該送受信部を介してネットワーク ースの移動管理を行うネットワークで構成 れるホームリンク及び外部リンクに接続す 移動通信端末において、当該移動通信端末 割り当てられているホームアドレスと、ホ ムリンクにおける前記移動通信端末の接続 るルータのアドレス及び外部リンクで移動 信端末が取得するアドレスとが対応づけて 憶されている。そして、通信の経路が経由 るネットワークに応じて、当該移動通信端 のホームアドレスと対応づけられるアドレ とを選択し、通信を行うこととなる。この き、一の送受信部によりホームリンクに接 され、他の送受信部により外部リンクに接 されることにより、ホームリンク及び外部 ンクと同時に接続することができる。

 また、本発明によれば、位置管理装置は 位置情報記憶手段に移動通信端末に対して 数の位置情報を記憶することとなる。した って、パケットを移動通信端末に送信する 合には、位置情報記憶手段に記憶された位 情報に基づいて経路を定め、パケットを送 することができる。

通信システムの概略を示す図。 移動ノードの構成の一例を示す図。 アドレス管理表のデータ構造の一例を す図。 PMAの構成の一例を示す図。 帰属ノード管理表のデータ構造の一例 示す図。 位置管理装置の構成の一例を示す図。 位置情報管理表のデータ構造の一例を す図。 位置登録処理におけるシーケンス図。 移動ノードの動作を示す動作フローの 。 移動ノードの動作を示す動作フローの 図。 位置管理装置の動作を示す動作フロー の図。 通信システムの概略を示す図。 パケット転送におけるシーケンス図。 パケットフォーマットの一例を示す図 。 パケットフォーマットの一例を示す図 。 移動ノードの動作を示す動作フローの 図。 位置管理装置の動作を示す動作フロー の図。 実施形態における変形例を説明するた めの図。 実施形態における変形例を説明するた めの図。 従来の通信システムについて説明する ための図。 従来の通信システムについて説明する ための図。

符号の説明

 10 アクセスルータ(AR)
 20 移動ノード
  200 処理部
  202 第1送受信部
  204 第2送受信部
  206 記憶部
   2062 アドレス管理表
  208 PMIPv6処理部
  210 MIPv6処理部
  212 パケット送信部
 30 PMA
  300 処理部
  302 無線送受信部
  304 有線送受信部
  306 記憶部
   3062 帰属ノード管理表
  308 PMIPv6処理部
  310 パケット転送部
 40 位置管理装置(HA)
  400 処理部
  402 PMIPネットワーク送受信部
  404 外部ネットワーク送受信部
  406 記憶部
   4062 位置情報管理表
  408 PMIPv6処理部
  410 MIPv6処理部
  412 パケット転送部

 ここで、本発明を適用した場合における ケット通信システムの最適な例について、 を用いて説明する。

 [1.構成]
 [1.1 ネットワーク構成]
 まず、本実施形態におけるパケット通信シ テムは、ネットワークベースモビリティと ストベースモビリティに準拠したネットワ クで構成され、図1に示すように、ホームリ ンクであるPMIPネットワークと、外部リンク ある外部ネットワークと同時に接続できる 成となっている。

 また、それぞれのネットワークで移動ノ ドの位置管理を行う位置管理装置(Home Agent: HA)は単一装置によって備えられる。ネットワ ークベースモビリティネットワークであるPMI Pネットワークには、移動ノードのデフォル ルータとなり位置管理装置へのパケット転 を行うPMA(Proxy Mobile Agent)を複数配置する。 ストベースモビリティネットワークである 部ネットワークには、移動ノードの接続先 取得するアドレスを配布し、デフォルトル タとなるAR(アクセスルータ)を複数配置する 。

 本図においては、PMIPネットワークにはPMA 30が、外部ネットワークにはAR10が配置されて いる。また、PMIPネットワークには、位置管 装置としてHA40が配置されている。また、外 ネットワークには、移動ノードの通信相手 なる通信装置が接続されている。

 また、図1に示す移動ノード20は、ホーム ドレスとして「HoA(P1::MN1)」が割り当てられ いる。また、外部ネットワークと接続する には、気付けアドレスとして「CoA(P2::MN1)」 割り当てられている。

 なお、図1は、説明の都合上、AR10、移動 ード20及びPMA30の各装置はそれぞれ1つずつ記 載しているが、複数配置されていても良いこ とは勿論である。

 ここで、ネットワークベースモビリティ ットワークの一例としては、携帯電話が接 する通信キャリアの運用するセルラー網や ISPなどの運用する事業者網である。また、 ストベースモビリティで移動をサポートす 外部ネットワークの一例としては、WLANやホ ームネットワークまたは、他事業者の運用す る事業者網である。

 [1.2 移動ノードの構成]
 次に移動ノード20の構成について説明する 移動ノード20は、複数のネットワークアクセ スへ同時接続するセルラー携帯端末や、PDAな どの携帯端末であり、PMIPv6、MIPv6およびMCoAに 準拠した移動ノードの機能を備えている。さ らに、ネットワークベースモビリティネット ワークであるホームリンクとホストベースモ ビリティネットワークの外部リンクへ同時接 続するための機能を備える。

 ここで、移動ノード20は、図2に示すよう 、処理部200と、第1送受信部202と、第2送受 部204と、記憶部206と、PMIPv6処理部208と、MIPv6 処理部210と、パケット送信部212とを備えて構 成されている。

 処理部200は、移動ノード20を制御するた の機能部であり、所定のプログラムに基づ た処理を実行することにより、各機能部へ 指示やデータの転送を行う機能部である。 えば、処理部200は、CPU(Central Processing Unit) から構成されている。

 第1送受信部202及び第2送受信部204は、そ ぞれ外部アンテナが接続されており、ネッ ワークへ無線接続する送受信部である。各 ットワークを介して、パケットの送受信を っている。ここで、第1送受信部202及び第2送 受信部204が無線接続を行うための無線アクセ ス技術としては、例えば無線LANやセルラーネ ットワークで用いられる無線アクセスシステ ム、Bluetooth(登録商標)等の近距離無線アクセ システム等、いずれの技術を用いてもよい

 記憶部206は、各種データやプログラムを 憶する機能部であり、特にアドレス管理表2 062を備えている。アドレス管理表2062は、PMIPv 6で接続するデフォルトルータを記憶するテ ブルである。さらに、外部ネットワークへMI Pv6に基づいて接続するための接続情報である 気付けアドレスおよびHAアドレスおよびデフ ルトルータの情報を記憶している。

 ここで、アドレス管理表2062のデータ構成 の一例を図3に示す。ここでは、位置情報で るアドレスと、デフォルトルータと、位置 理装置とが対応づけて記憶されている。例 ば、ホームアドレス(HoA)「P1::MN1」に対して 、PMIPv6に基づいて接続するためのデフォル ルータとして「PMA30」が対応づけられ、MIPv6 基づいて接続するためには気付けアドレス( CoA)「P2::MN1」が対応付けられている。また、 付けアドレス(CoA)「P2::MN1」に対しては、デ ォルトルータとして「AR10」が、位置管理装 置として「HA40」が記憶されている。

 パケット送受信部212は、記憶部206に記憶 れているアドレス管理表2062にもとづいて第 1送受信部202又は第2送受信部204を選択してパ ットを送出する。さらに、各送受信部から 受信パケットを受信する。

 MIPv6処理部210はPMIPネットワークから、外 ネットワークへ接続する場合におけるMIPv6 処理を行うための機能部である。また、PMIPv 6処理部208は、PMIPネットワークへの接続する 合の帰属要求および応答の送受信を行う機 部である。

 [1.3 PMAの構成]
 次に、本実施形態におけるPMA30の構成につ て説明する。PMA30は、PMIPv6に準拠して構成さ れている装置である。

 PMA30は、図4に示すように、処理部300と、 線送受信部302と、有線送受信部304と、記憶 306と、PMIPv6処理部308と、パケット転送部310 を備えている。また、無線送受信部302には 通信を行うための外部アンテナが接続され いる。

 処理部300は、PMA30を制御するための機能 であり、所定のプログラムに基づいた処理 実行することにより、各機能部への指示や ータの転送を行う機能部である。例えば、 理部300は、CPU(Central Processing Unit)等から構 されている。

 無線送受信部302は、移動ノード20と無線 続する送受信部であり、パケットの送受信 行う。無線接続のための無線アクセス技術 しては、無線LAN、セルラーネットワークで いられる無線アクセスシステム、Bluetooth(登 商標)等の近距離無線アクセスシステムのい ずれであってもよい。

 有線送受信部304は、PMIPネットワーク内の ルータもしくはスイッチに有線接続される送 受信部であり、パケットの送受信を行う為の 機能部である。有線接続のためのアクセス技 術としては、広く利用されているEthernet(登録 商標)等を利用しても良い。

 記憶部306は、各種データやプログラムを 憶する機能部であり、特に帰属ノード管理 3062を備えている。帰属ノード管理表3062は 帰属する移動ノードと転送位置(アドレス)を 対応づけて記憶している。

 ここで、帰属ノード管理表3062のデータ構 成の一例を図5に示す。ここでは、帰属する ードと、転送位置とが対応づけて記憶され いる。例えば、「移動ノード30」と、移動ノ ード30の転送位置である「HoA(P1::MN1)」とが対 づけて記憶されている。

 また、帰属ノード管理表3062に登録されて いないノードの転送先は、「それ以外」とし て登録されている。例えば、図5の場合、帰 ノード管理表3062に登録されていないノード パケットは「HA40」に転送されることとなる 。

 PMIPv6処理部308は、移動ノードからの帰属 求により、移動ノード20の識別情報とPMA30の 識別情報をHA40へ通知する機能部である。さ に、記憶部306の帰属ノード管理表3062に移動 ードが自PMAへ帰属したことを登録する。さ に、移動ノードへ帰属要求の応答を行う。

 このように構成することで、移動ノード PMA30への帰属時にHA40への位置登録を行うが きる。さらに、帰属移動ノード宛てのパケ ト配送先を決定することができる。

 パケット転送部310は、帰属ノード管理表3 062に基づいてパケットを転送する機能部であ る。例えば、図5に示した帰属ノード管理表30 62に基づくと、移動ノード30に対するパケッ は、「HoA(P1::MN1)」のアドレスに転送される ととなる。

 [1.4 HAの構成]
 次に、本実施形態におけるHA40について説明 する。HA40は、図6に示すように、処理部400と PMIPネットワークに接続するためのPMIPネッ ワーク送受信部402と、外部ネットワークに 続するための外部ネットワーク送受信部404 、記憶部406と、PMIPv6処理部408と、MIPv6処理部 410と、パケット転送部412とを備える。

 処理部400は、HA40を制御するための機能部 であり、所定のプログラムに基づいた処理を 実行することにより、各機能部への指示やデ ータの転送を行う機能部である。例えば、処 理部400は、CPU(Central Processing Unit)等から構成 されている。

 PMIPネットワーク送受信部402又は外部ネッ トワーク送受信部404は、ルータもしくはスイ ッチに有線接続される送受信部であり、パケ ットの送受信を行っている。なお、有線接続 のためのアクセス技術は、ネットワークにお いて広く利用されているEthernet(登録商標)等 いずれの技術を用いてもよい。

 記憶部406は、各種データやプログラムを 憶する機能部であり、特に位置情報管理表4 062を備えている。位置情報管理表4062は、移 ノードと、当該移動ノードの位置(アドレス) を対応づけて記憶している。ここで、MIPv6の 置情報は、移動ノードの識別情報と移動ノ ドが接続する外部ネットワークで取得した 付けアドレスである。

 位置情報管理表4062のデータ構成の一例を 図7に示す。図7に示した用に、位置情報管理 4062は、移動ノードと、当該移動ノードの位 置(アドレス)を記憶している。例えば、移動 ード20(HoA(P1::MN1))の位置は、PMA30及びCoA(P2::MN 1)であることが記憶されている。

 PMIPv6処理部408は、PMA30からの位置登録の 号を受信すると、位置情報管理表4062へ位置 報を登録し、PMA30へ応答を送信する機能部 ある。また、MIPv6処理部410は、移動ノード20 らの位置登録の信号を受信すると、位置情 管理表4062へ位置を登録し、移動ノード20へ 答を送信するための機能部である。

 パケット転送部は、記憶部406に記憶され いる位置情報管理表4062をもとにパケットの 転送を行うための機能部である。PMIPネット ーク送受信部402又は外部ネットワーク送受 部404を介してパケットを転送する制御を行 。

 [2.処理の流れ]
 [2.1 位置登録手続き]
 [2.1.1 システムの流れ]
 次に、図1に示したネットワークにおける移 動ノード20、PMA30、AR10及びHA40における位置情 報更新処理について、図を用いて説明する。

 まず、図8のシーケンス図を用いて、移動 ノード20の位置登録手続について説明する。 動ノード20は、ネットワークベースモビリ ィネットワークであるPMIPネットワークへの 続を検知すると、帰属要求を行う(図8の手 (a))。

 例えば、移動ノード20は、起動時、すな ち電源がONにされた場合など、帰属するPMA30 、RRC(Radio Resource control)のAssociation Requestメ ッセージを送信し、帰属要求を行う。ここで 、移動ノード20は、近隣のPMAからの報知情報 受信し、セルサーチを行った結果を用いてP MA30を選択する。具体的には、Association Request メッセージに移動ノードのグローバルIPアド ス、MACアドレス又は3GPPのTS23.003V5.2.0などの 様が定めるUE-IDなどの移動ノードを識別す 識別情報を通知して帰属要求を行う。

 PMA30では、無線送受信部302においてAssociat ion Requestを受信し、移動ノード20の識別情報 、PMA30に移動ノード20が帰属していることを 記憶部306の帰属ノード管理表3062に登録する

 PMA30は、移動ノード20からの帰属要求をも とに登録先のHA40を解決し、HA40に対して位置 録要求を送信する(図8の手順(b))。HA40の解決 方法は、例えば、PMA30の接続するAAAサーバ等 、移動ノード20とHA40との対応を管理する装 から取得するか、PMA30であらかじめ移動ノ ド20とHA40との対応の管理情報を保持する送 先管理表を予め記憶部306に記憶しておくこ により解決することが出来る。

 具体的に、PMA30は、移動ノード20のグロー バルIPアドレス、MACアドレス又はUE-IDなどの 動ノード20を識別する識別情報と、PMA30を識 するPMIPネットワーク内でルーティング可能 なIPアドレスとを位置情報として通知する。

 HA40は、PMA30からの位置登録要求を受信し 移動ノード20の識別情報と、位置情報とを 置情報管理表4062に対応づけて登録する。応 メッセージには移動ノード20に付与するグ ーバルIPアドレス又は移動ノードに付与する グローバルIPアドレスのネットワークプレフ ックス情報等が含まれている。

 HA40は、位置情報管理表4062に、移動ノー 20に関する情報を登録すると位置登録応答を PMA30に送信する(図8の手順(c))。

 PMA30は、HA40からの応答を受信し、帰属ノ ド管理表3062に移動ノード20から送信された ケットに対する転送先をHAとし、移動ノー 宛のパケットは移動ノードへ配送するよう 録する。

 PMA30は、移動ノード20からの帰属要求に対 してRRCのAssociation Responseメッセージ等で移動 ノードに応答する(図8の手順(d))。帰属要求に 対する応答には、PMA30のIPアドレスやMACアド スなどの識別情報を含んでおり、移動ノー 20がPMA30をデフォルトルータとして設定する とができる。

 移動ノード20は、第1送受信部202から、帰 応答を受信し、PMA30を帰属先としてアドレ 管理表2062へ登録する。このPMA30の識別情報 、HA40に登録されるPMA30の識別情報と同一で る必要はない。例えば、HA40へ通知するIPア レスは、PMIPネットワーク内でルーティング 行うためのIPアドレスであり、移動ノード 通知するIPアドレスは移動ノードがデフォル トルータとして識別するIPアドレスである。

 以上のように、移動ノード20は、PMIPv6の める手続きに従い、PMIPネットワークネット ークへの接続を行う。また、PMA30と、HA40と 間に転送路が確立されることにより、移動 ード20は、PMIPネットワークに確立された転 路を介して通信を行うことができる。

 次に、移動ノード20はPMIPネットワークへ 続したまま、他の送受信機を用いて外部ネ トワークへの接続を行う。

 移動ノード20は、もう一つの送受信部で る第2送受信部204に、接続先のネットワーク アクセスルータ(AR10)から報知情報を受信す ことにより、外部ネットワークへの接続を 知する(図8の手順(e))。ここで、AR10から送信 された報知情報は、IPv6のルータ報知情報等 あり、アクセスルータのMACアドレスやIPアド レスに加え、接続ネットワークのネットワー クプレフィックスの情報が含まれている。

 移動ノード20は、受信した報知情報の接 先ネットワークのネットワークプレフィッ ス情報をもとに気付けアドレスを生成し、HA 40へ位置登録要求を送信する(図8の手順(f))。 置登録要求にはホームアドレス、MACアドレ 又はUE-ID等の移動ノードの識別情報と、位 情報である気付けアドレスとを含んで送信 る。

 HA40は、移動ノード20からの位置登録要求 受信し、位置情報管理表4062に登録する。位 置情報管理表4062には、移動ノード20のホーム アドレス、MACアドレス又はUE-ID等の移動ノー の識別情報と、位置情報である気付けアド スとを対応づけて登録する。前記位置情報 理表4062は、PMIPネットワークの位置登録時 同じものを用いることができる。これによ 、HA40は単一のホームアドレスをもつ移動ノ ド20に対して、外部ネットワークでの位置 報を気付けアドレスとし、ホームリンクで るPMIPネットワークでの位置情報をPMA30とし 、複数の位置情報を同時に管理することが きる。

 HA40は、位置情報管理表4062への登録後、 動ノード20へ位置登録応答を送信する(図8の 順(g))。

 移動ノード20は、HA40からの位置登録応答 受信し、気付けアドレス又はホームアドレ と、位置管理装置であるHA40のアドレスをア ドレス管理表2062で管理する。

 なお、従来のPMIPv6とMIPv6とを組み合わせ 例では、HA40において、PMIPv6の登録が行われ いる状態で、図8の手順(f)のようなMIPv6によ 位置登録要求を受信した場合、ホームリン であるPMIPv6の位置情報を削除し、MIPv6の要 による位置登録が行われる。具体的には、 8の手順(f)の位置登録要求を受信し、位置情 管理表4062におけるPMIPネットワークの位置 報を削除し、MIPv6による位置情報の登録を行 う。

 本実施形態におけるHA40は、PMIPネットワ クの位置情報と、MIPv6による位置情報とをそ れぞれ同時に位置情報管理表に登録される。

 つまり、従来では、PMIPネットワークであ るホームリンクの接続を管理しているHA40が 部リンクからの接続要求を受信した場合、 ームリンクの接続を切断して外部リンクの 続を許可していたが、本実施形態のHA40は、 ームリンクの接続を切断することなく双方 接続情報を管理することとなる。

 また、移動ノード20においても、従来のPM IPv6とMIPv6を組み合わせた例では、PMIPネット ークへ接続している状態で、他の送受信部 よりMIPv6に準じて位置登録を行う場合、位置 登録時にPMIPネットワークへの接続情報を削 し、外部ネットワークからMIPv6に準じて位置 登録を行う。具体的には、アドレス管理表206 2において、PMIPネットワークへの帰属情報を 除して、位置登録要求をHA40へ送信する。し かし、本実施形態では、移動ノード20はPMIPネ ットワークと外部ネットワークの双方の位置 登録情報を同時にもつこととなる。すなわち 、PMIPネットワークへの帰属情報と、外部ネ トワークで取得した気付けアドレスを用い HA40への登録情報とが双方同時に登録される ととなる。

 したがって、本実施形態におけるパケッ 通信システムに接続される移動ノード20は ホームリンクの接続を切断することなく外 リンクからの位置登録を行い双方の接続情 を管理することとなる。

 以上のように、移動ノード20がPMIPネット ークに接続している状態において、外部ネ トワークへの位置登録を受信したHA40がホー ムリンクと外部リンクの双方の位置情報を保 持することもできるが、従来どおり外部リン クの接続を要求された場合にはホームリンク の接続を切断することも許容するために、外 部リンクでの位置登録情報にあらたに切断す るか同時接続するかを示す情報を含めること により、移動ノード20の要求をもとにHA40は移 動ノードに対して複数の位置情報を管理する か、保持する情報を削除して新たな登録を行 うかを決定することができる。

 具体的には、図8の手順(f)の位置登録要求 にフラグを追加して送信する。ここでフラグ は、ホームリンクでの接続情報を削除するか どうかを判断するために用いるものである。

 同様に、外部リンクからMIPv6に準じて接 している状態においてPMIPネットワークへの 属要求し、PMA30によりHA40へ位置登録を行う 合も、前述したとおりにPMA30の要求によりHA 40は複数の位置登録を行うことができる。し しながら、従来どおりに外部リンクへの接 を切断してホームリンクの接続を行うこと してもよい。

 したがって、移動ノード20は、PMA30に、切 断するか同時接続するかを示す情報を含めた 帰属要求を送信する。また、PMA30は、HA40に、 当該切断しているか、同時接続しているかの 情報を含めた位置登録要求を送信する。HA40 、移動ノード20の要求をもとに、移動ノード 20に対して複数の位置情報を管理するか、保 する情報を削除して新たな登録を行うかを 定することができる。

 具体的には、図8の手順(a)の帰属要求にフ ラグを追加して送信し、フラグは外部ネット ワークの接続情報を削除するかどうかを判断 するために用いる。また、図8の手順(b)にお て、PMA30は、帰属要求に含まれているフラグ を、HA40へ送信する位置登録要求に含めて送 する。

 また、本実施形態においては、PMIPネット ワークの接続後、外部ネットワークへ接続す る例を記述したが、外部ネットワークへ接続 した後にPMIPネットワークへ接続することと ても良いことは勿論である。

 [2.1.2 移動ノードの処理の流れ]
 続いて、位置登録の手続に係る移動ノード2 0の動作について、動作フローを使って説明 る。まず、図9及び図10は、移動ノード20にお ける位置登録に関する処理について説明する 為の図である。

 移動ノード20は、ネットワークを移動し ことを検知すると(ステップS102;Yes)、検知の に受信したパケットが、PMIPv6に基づいたパ ットか、MIPv6に基づいたパケットかを確認 る(ステップS104)。

 ここで、受信されたパケットがPMIPv6に基 いたパケットであると判断された場合には( ステップS106;Yes)、位置情報を複数登録して更 新するか否かを判定する(ステップS108)。

 ここで、位置情報を複数登録して更新す 場合であれば(ステップS108;Yes)、複数登録し て更新が必要である旨を示すフラグを追加す る(ステップS110)。そして、PMA30に対して、PMIP ネットワークへの帰属要求を送信する(ステ プS112)。

 他方、移動を検知した際のパケットがPMIP v6に基づいたものではないと判定した場合(ス テップS106;No)、MIPv6に基づいたパケットと判 する。また、位置情報を複数登録して更新 る場合であれば(ステップS120;Yes)、複数登録 て更新が必要である旨を示すフラグを追加 る処理を行う(ステップS122)。そして、HA40に 対し、外部ネットワークにおける位置に対す る位置登録要求を送信する(ステップS124)。

 続いて、PMIPネットワークから、すなわち PMA30から帰属応答受信があったか(ステップS20 2)、又はHA30から、MIPv6に基づいて応答受信が ったか否かを判定する(ステップS204)。

 ここで、帰属応答受信を受信したか(ステ ップS202;Yes/図8の手順(d))又は位置登録応答受 を受信した場合には(ステップS202;No→ステ プS204;Yes/図8の手順(g))、受信した帰属応答受 信又は位置登録応答受信にフラグが含まれて いるか否かを判定し、位置情報(アドレス)を 数登録するか否かを判定する(ステップS206) ここで、フラグが含まれていることにより 位置情報(アドレス)を複数登録して更新す と判定された場合には(ステップS206;Yes)、ア レス管理表2062に位置情報(アドレス)の追加 行う。他方、フラグが含まれていないこと より、位置情報(アドレス)を複数登録して 新しないと判定された場合には(ステップS206 ;No)、アドレス管理表2062の位置情報(アドレス )を更新記憶する。

 [2.1.3 HAの処理の流れ]
 続いて、移動ノードが登録される場合にお るHA40の動作について、図11の動作フローを って説明する。

 まず、HA40は位置登録要求を受信する(ス ップS302)。ここで、位置登録要求は、PMA30か 要求される場合と(図8の手順(b))、移動ノー 20から要求される場合(図8の手順(f))がある

 次に、HA40は、位置登録要求される位置情 報を複数登録する必要があるか否かを判定す る(ステップS304)。すなわち、位置登録要求信 号の中に、所定のフラグがあるか否かを判定 する。フラグがある場合には、位置情報は複 数登録されると判定し、位置情報管理表4062 追加して位置登録する(ステップS304;Yes→ス ップS306)。他方、位置登録要求信号の中にフ ラグが無い場合には、位置情報管理表4062に 憶されている位置情報を更新する(ステップS 304;No→ステップS308)。

 HA40は、位置登録が完了すると、位置登録 応答を送信する(ステップS310)。ここで位置登 録応答は、PMA30や(図8の手順(c))、移動ノード2 0(図8の手順(g))に送信される。

 [2.2 パケット転送手続き]
 [2.2.1 システムの流れ]
 続いて、PMIPネットワークと外部ネットワー クに接続する移動ノード20と、外部ネットワ クに接続する通信端末50との間の通信を図 用いて説明する。図12は、移動通信システム の概略を示す図である。前述したとおり、移 動ノード20は複数の送受信部を備え、一方でP MIPネットワークへ接続し、他方で外部リンク へ接続する。PMIPネットワークは移動ノード20 に対するホームリンクであり、移動ノード20 PMIPネットワーク内でのPMAを変更しての移動 はPMIPv6に準じて行う。また、他方の送受信部 による外部ネットワークへの接続し、外部ネ ットワークでのARを変更しての移動はMIPv6に じて行う。双方への同時利用のための位置 録は上述した方法により実現する。

 まず、図13のシーケンス図は、パケット 送手続き全体の流れについて説明する図で る。また、図14は、転送されるパケットの様 子を模式的に示した図である。

 まず、PMA30とHA40の間には転送路が確立さ ている。この転送路はPMIPネットワークを経 由した転送路である。また、HA40と移動ノー 20の間には、AR10を介して転送路が確立され いる。この転送路は、外部ネットワークを 由した転送路である。

 なお、本実施形態においては、通信端末5 0から、移動ノード20宛にパケットを送信し、 それに対する応答があった場合の処理につい て説明するが、移動ノード20から、通信端末5 0に対してパケットを送信する場合において 、同様に処理できることはもちろんである

 (PMIPネットワークを経由したパケット転送)
 まず、PMIPネットワークを経由してパケット が転送される場合について説明する。通信端 末50から移動ノード20宛にパケットが送信さ ると、HA40にパケットが送信される(図13の手 (a))。このとき、パケットのIPヘッダの送信 は「通信端末50」、送信先は「移動ノード20 」となっている(図14(a))。

 ここで、HA40は、PMIPネットワークと外部 ットワークの接続点となり、移動ノードの ームネットワークプレフィックスの経路情 を広告する唯一のゲートウェイルータであ 。具体的にはHA40は、外部ネットワークに対 て移動ノードのホームプレフィックスへ宛 たパケットは自身に届くよう経路情報を広 し、外部ネットワークに接続する通信端末 ら移動ノードへ宛てたパケットはHA40へ配送 される。

 HA40は、PMIPネットワークを経由するか、 部ネットワークを経由するかを判断し、パ ットを転送する。ここでは、PMIPネットワー を経由してパケットを転送する場合を考え と、パケットはPMA30に転送される(図13の手 (b))。このとき、転送されたパケットのIPヘ ダの送信元は「HA40」、送信先は「PMA30」と っている(図14(b))。また、図14(a)に示したパ ットデータはペイロードとして格納されて る。そして、PMA30は、HA40から受信したパケ トを送信先となる移動ノード20に送信する( 13の手順(c))。

 次に、移動ノード20から通信端末50宛にパ ケットが送信される場合、まずPMA30にパケッ が送信される(図13の手順(d))。このとき、送 信されたパケットのIPヘッダの送信元は「移 ノード20」、送信先は「通信端末50」となっ ている(図14(c))。

 つづいて、PMA30は、移動ノード20から受信 したパケットデータをHA40に転送する(図13の 順(e))。このとき、送信されたパケットのIP ッダの送信元は「PMA30」と、送信先は「HA40 となっている(図14(d))。また、図14(c)に示し パケットデータはペイロードとして格納さ ている。そして、HA40は、受信したパケット 通信端末50に送信する(図13の手順(f))。

 (外部ネットワークを経由したパケット転送 )
 つづいて、外部ネットワークを経由してパ ットが転送される場合について説明する。 信端末50から移動ノード20宛にパケットが送 信されると、HA40にパケットが送信される(図1 3の手順(g))。このとき、パケットのIPヘッダ 送信元は「通信端末50」、送信先は「移動ノ ード20」となっている(図15(a))。

 次に、HA40は、PMIPネットワークを経由す か、外部ネットワークを経由するかを判断 、パケットを転送する。ここでは、外部ネ トワークを経由してパケットを転送する場 を考えると、パケットはAR10を経由して移動 ード20にパケットが送信される(図13の手順(h ))。このとき、送信されたパケットのIPヘッ の送信元は「HA40」と、送信先は「移動ノー 20」となっている。なお、移動ノード20に対 しては気付けアドレス(CoA)が設定される。

 次に、移動ノード20から通信端末50宛にパ ケットが送信される場合、まず、AR10を経由 てHA40にパケットが送信される(図13の手順(i)) 。このとき、送信されるパケットのIPヘッダ 送信元は「移動ノード20」、送信先は「通 端末50」となるが(図15(c))、HA40に送信する場 、元のIPパケットをペイロードとして格納 る。すなわち、送信元を「移動ノード20」の 気付けアドレス(CoA)、送信先をHA40として送信 する。そして、HA40は、受信されたパケット 通信端末50に送信する(図13の手順(j))。

 [2.2.2 移動ノードの処理の流れ]
 続いて、パケット転送手続に係る移動ノー 20の動作について、動作フローを使って説 する。図16は、移動ノード20におけるパケッ を送信する場合の処理について説明する為 図である。

 まず、移動ノード20において、パケット 信部212は、送信パケットを生成する(ステッ S402)。ここで、処理部200は、アドレス管理 2062に記憶されている位置情報を確認する(ス テップS404)。ここで、アドレス管理表2062に複 数の位置情報が登録されている場合には(ス ップS406;Yes)、その中の位置情報に基づいて つの送信路を選択する(ステップS408)。

 そして、選択された送信路又は位置情報 して定められている一の送信路(ステップS40 6;No)から送信路を決定する(ステップS410)。こ で、送信するときにMIPv6の方式である場合 は(ステップS412;Yes)、MIPv6の処理を施し、パ ットを送信する(ステップS414)。なお、ステ プS410において送信路を決定する方法として 、一例として、プリフィックスに基づいて ルーティングプロトコルを利用して決定す 方法等が考えられる。

 [2.2.3 HAの処理の流れ]
 続いて、パケット転送手続きに係るHA40の動 作について、動作フローを使って説明する。 図17は、HA40においてパケットを転送する場合 の処理について説明する為の図である。

 まず、HA40のPMIPネットワーク送受信部402 は外部ネットワーク送受信部404においてパ ットが受信される(ステップS502)。ここで、 理部400は、受信したパケットの送信先が当 HA40が管理する移動ノード宛であるか否かを 定する(ステップS504)。

 ここで、当該HA40が管理する移動ノード宛 である場合には(ステップS504;Yes)、移動ノー 20の位置を確認する(ステップS506)。ここで、 移動ノード20に関する位置情報が、位置情報 理表4062に複数登録されている場合には(ス ップS508;Yes)、その中の位置情報の一つから 送路を選択する(ステップS510)。そして、選 された転送路又は位置情報として定められ いる一の転送路(ステップS508;No)から転送路 決定し(ステップS512)、パケットを転送する( テップS514)。なお、ステップS410において送 路を決定する方法としては、一例として、 ットワークにおけるルーティングプロトコ を利用して決定する方法等が考えられる。

 以上に説明したように、本実施形態によ ば、移動ノード20は複数の送受信部を備え 一方の送受信部によりホームリンクとなるPM IPネットワークへ接続すると同時に、他方の 受信部で外部ネットワークへ接続すること できる。HA40では、単一の移動ノード20の識 子に対して、PMIPネットワークにおける位置 情報としてPMA30を管理すると同時に、外部ネ トワークの位置情報として外部ネットワー の気付けアドレスを管理する。

 これにより、移動ノードの通信路が複数 立でき、通信相手となる通信端末や通信デ タなどのプリファレンスに応じて選択しな ら利用することができることとなる。

 [3.適用例]
 本発明を適用することにより、通信事業者 どが運用する大規模なPMIPネットワークをホ ームリンクとして構築でき、移動ノード20は その通信事業者網とWLANなどのホットスポッ トへ同時に接続することができる。さらに、 双方のネットワークにおいて、移動ノードは 単一のIPアドレスで通信することができる。 れにより、例えば通信事業者は、自身の運 するPMIPネットワークを介して通信させたい アプリケーションは、PMIPネットワークを介 て通信を行い、WLANなどのアクセス網を介し ほうがスループットを高くできると判断で るようなアプリケーションに対しては、外 ネットワークを介して通信させるなどを制 することが可能になる。

 例えば、図18に示すように、PMIPネットワ クへ接続する移動ノード1と移動ノード2の 信は、HAとPMA1の転送路とHAとPMA2の転送路を いることによりPMIPネットワーク内部で通信 、外部ネットワークに接続する通信端末と 動ノード1との通信は、HAと移動ノード1が外 部ネットワークへ接続する気付けアドレスで の転送路を用いることで外部ネットワークを 介して通信するなどが実現できる。これは、 例えばPMIPネットワークを運用する通信事業 の加入者端末同士の音声通話などのアプリ ーションはPMIPネットワークを介して通信し 移動ノード1が外部ネットワークに接続する WEBサーバからFTPやHTTPなどによりコンテンツ 得する場合などは外部ネットワークを介し 通信を行うなどが実現できる。

 また、複数同時接続を実現することで、 ームレスなハンドオーバを行うことができ 。従来のPMIPやMIPv6でのハンドオーバ手続き 、一方の接続から他方の接続に切り替えて っていたのに対して、本発明を適用するこ により、図19のように、移動ノードは同時 続が実現できることにより、接続手続きを 了してから、通信データの通信路の選択の でシームレスにハンドオーバすることがで る。つまり、従来では、シーケンスに示し ような位置登録および転送路の確立にくわ 、移動検知や端末認証などがハンドオーバ に必要だったが、本発明を適用することに り、複数のこれらを完了した状態において HAと移動ノード間でのプリファレンス等の転 送路を選択するための情報を更新するのみで ハンドオーバを行うことができる。




 
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