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Patent Searching and Data


Title:
CONNECTOR AND CONNECTOR SET
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2020/175345
Kind Code:
A1
Abstract:
A connector (10) is provided with: a plurality of internal terminals (121, 122); and an external terminal (11). The internal terminals (121, 122) are arrayed so as to be spaced apart from each other along a direction (Dxc). The internal terminals (122) are connected to a ground potential. The external terminal (11) is disposed surrounding an array group of the internal terminals (121, 122), and connected to the ground potential. The external terminal (11) is provided with a side wall member (112) shaped so as to extend along the direction (Dxc) and side by side with the internal terminals (121, 122). The internal terminals (122) have connections (1225) connected to the side wall member (112).

Inventors:
MAEDA YOSHIRO (JP)
OKUBO DAISUKE (JP)
MAMURO MINORU (JP)
Application Number:
PCT/JP2020/006963
Publication Date:
September 03, 2020
Filing Date:
February 21, 2020
Export Citation:
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Assignee:
MURATA MANUFACTURING CO (JP)
International Classes:
H01R12/71; H01R13/6471; H01R13/6474
Foreign References:
JP2015130238A2015-07-16
JP2013242971A2013-12-05
JP2008218095A2008-09-18
JP2015135806A2015-07-27
Attorney, Agent or Firm:
KAEDE PATENT ATTORNEYS' OFFICE (JP)
Download PDF:
Claims:
\¥0 2020/175345 21 卩(:171? 2020 /006963

請求の範囲

[請求項 1 ] 第 1方向に沿って、 互いに間隔を空けて配列された複数の内部端子 と、

前記複数の内部端子を支持する絶縁性部材と、 前記絶縁性部材を介して前記複数の内部端子の周囲に配置され、 グ ランド電位に接続する外部端子と、

を備え、

前記外部端子は、 前記第 1方向に沿って延び、 前記複数の内部端子 の配列に並走する形状の側壁部材を備え、

前記複数の内部端子は、

信号線路に接続する第 1内部端子と、

前記グランド電位に接続する第 2内部端子と、 を含み、

前記第 2内部端子は、 前記側壁部材に接続する接続部を有する、 コネクタ。

[請求項 2] 前記第 2内部端子は、 前記第 1内部端子に前記接続部を追加した形 状である、

請求項 1 に記載のコネクタ。

[請求項 3] 前記第 2内部端子は、

嵌合対象のコネクタの内部端子が嵌め込まれる側面形状が II字形の 嵌め込み部と、

基板への実装に用いる実装用端子部と、

前記嵌め込み部と前記実装用端子部とを接続する引き回し部と、 を 有し、

前記接続部は、 前記実装用端子部に接続している、

請求項 1 または請求項 2に記載のコネクタ。

[請求項 4] 前記引き回し部と前記接続部とは、 前記側壁部材を狭持している、 請求項 3に記載のコネクタ。

[請求項 5] 前記接続部は、 前記側壁部材の延びる方向に垂直な方向に延びる形 \¥0 2020/175345 22 卩(:171? 2020 /006963

状であり、 弾性を有し、

前記接続部の一方端は、 前記実装用端子部に接続し、

前記接続部の他方端は、 前記側壁部材における前記第 1内部端子の 前記嵌め込み部側の壁面に当接している、

請求項 3に記載のコネクタ。

[請求項 6] 前記接続部は、 前記側壁部材の延びる方向に垂直な方向に延びる形 状であり、 弾性を有し、

前記接続部の一方端は、 前記実装用端子部に接続し、

前記接続部の他方端は、 前記側壁部材における前記第 1内部端子の 前記嵌め込み部側の壁面と反対側の壁面に当接している、

請求項 3に記載のコネクタ。

[請求項 7] 前記第 2内部端子は、 前記第 1内部端子の少なくとも一方の隣りに 配置されている、

請求項 1乃至請求項 6のいずれかに記載のコネクタ。

[請求項 8] 前記第 2内部端子は、 前記第 1内部端子を基準として前記側壁部材 と反対側に配置されたグランド接続用部材に接続している、

請求項 1乃至請求項 7のいずれかに記載のコネクタ。

[請求項 9] 前記接続部は、 前記第 2内部端子を構成する他の部分と別部材であ る、

請求項 1乃至請求項 8のいずれかに記載のコネクタ。

[請求項 10] 前記第 2内部端子は、 前記第 1方向に複数個配置されており、 前記複数の第 2内部端子における隣り合う第 2内部端子間の間隔は 、 コネクタに入力または出力される高周波信号の最高周波数の波長の 1 / 2よりも短い、

請求項 1乃至請求項 9のいずれかに記載のコネクタ。

[請求項 1 1 ] 第 1 コネクタと、 前記第 1 コネクタに嵌合する第 2コネクタとを有 し、

前記第 1 コネクタは、 第 1方向に沿って、 互いに間隔を空けて配列 \¥02020/175345 23 卩(:171?2020/006963

された複数の第 1 コネクタ内部端子と、 前記複数の第 1 コネクタ内部 端子を支持する第 1絶縁性部材と、 を備え

前記複数の第 1 コネクタ内部端子は、 信号線路に接続する第 1内部 端子と、 グランド電位に接続する第 2内部端子とを含み、

前記第 2コネクタは、

前記複数の第 1 コネクタ内部端子と嵌合するように配列された複数 の第 2コネクタ内部端子と、

前記複数の第 2コネクタ内部端子を支持する第 2絶縁性部材と、 前記第 2絶縁性部材を介して前記複数の第 2コネクタ内部端子の周 囲に配置された、 側壁部材と、 を備え、

前記側壁部材は、 前記第 1 コネクタ内部端子の前記第 2内部端子に 接続されている、 コネクタセツ ト。

[請求項 12] 前記第 1 コネク内部端子の前記第 2内部端子は、 前記側壁部材にお ける前記第 1 コネクタ内部端子の第 2内部端子と前記第 2コネクタ内 部端子が嵌合する側である、 前記側壁部材の内側の壁面に当接してい る、

請求項 1 1 に記載のコネクタセツ ト。

[請求項 13] 前記第 1 コネク内部端子の前記第 2内部端子は、 前記側壁部材にお ける前記第 1 コネクタ内部端子の第 2内部端子と前記第 2コネクタ内 部端子が嵌合する側と反対側である、 前記側壁部材の外側の壁面に当 接している、

請求項 1 1 に記載のコネクタセツ ト。

Description:
\¥0 2020/175345 1 卩(:17 2020 /006963 明 細 書

発明の名称 : コネクタ、 コネクタセット

技術分野

[0001 ] 本発明は、 配列された複数の内部端子と、 複数の内部端子を囲む形状の外 部端子とを備えるコネクタに関する。

背景技術

[0002] 特許文献 1 には、 グランドコンタクト端子とシグナルコンタク ト端子とを 備えるコネクタ装置が記載されている。 グランドコンタクト端子とシグナル コンタクト端子とは、 それぞれに所定の個数設けられている。 グランドコン タクト端子とシグナルコンタクト端子とは、 コネクタ装置の特定の方向に沿 って、 配列されている。

[0003] コネクタ装置は、 筐体を備える。 筐体は、 グランドコンタクト端子とシグ ナルコンタクト端子との配列方向に平行な部 分 (サイ ド部材) を有する。

[0004] サイ ド部材は、 コンタクト係合部を備える。 コンタクト係合部は、 グラン ドコンタクト端子を挟みこむ形状である。 サイ ド部材は、 コンタクト係合部 によって、 グランドコンタクト端子が接続する配線基板 のグランド電位に接 続する。

先行技術文献

特許文献

[0005] 特許文献 1 :特開 2 0 1 6 - 6 6 4 7 7号公報

発明の概要

発明が解決しようとする課題

[0006] しかしながら、 コンタクト係合部は、 グランドコンタクト端子を挟みこむ 構造であるので、 当該グランドコンタクト端子に隣接する他の 端子とも近接 してしまう。

[0007] このため、 他の端子とコンタクト係合部とが結合し、 インピーダンス整合 が取れず、 コネクタの伝送特性は、 劣化してしまう。 \¥02020/175345 2 卩(:171?2020/006963

[0008] 一方、 コンタクト結合部を用いなければ、 サイ ド部材の接地状態に起因し て、 伝送特性の劣化が生じてしまう。

[0009] したがって、 本発明の目的は、 外部端子の側壁部材 (サイ ド部材) を用い ながら、 伝送特性に優れるコネクタを提供することに ある。

課題を解決するための手段

[0010] 本発明の一態様に係るコネクタは、 複数の内部端子、 絶縁性部材、 外部端 子を備える。 複数の内部端子は、 第 1方向に沿って、 互いに間隔を空けて配 列されている。 複数の内部端子は、 信号線路に接続される第 1内部端子と、 グランド電位に接続する第 2内部端子を含む。 絶縁性部材は、 複数の内部端 子を支持する。 外部端子は、 絶縁性部材を介して、 複数の内部端子の周囲に 配置され、 グランド電位に接続する。 外部端子は、 第 1方向に沿って延び、 複数の内部端子の配列に並走する形状の側壁 部材を備える。 第 2内部端子は 、 側壁部材に接続する接続部を有する。

[001 1] この構成では、 側壁部材における延びる方向の途中の位置は 、 第 2内部端 子を介して、 グランド電位に接続される。 これにより、 側壁部材の延びる方 向におけるグランド電位に接続される間隔は 、 短くなり、 不要な共振が生じ ても、 その周波数は高くなる。

発明の効果

[0012] この発明によれば、 外部端子の側壁部材を用いながら、 優れた伝送特性を 得られる。

図面の簡単な説明

[0013] [図 1]図 1 (八) は、 第 1の実施形態に係るコネクタの外観斜視図で り、 図

1 (巳) は、 第 1の実施形態に係るコネクタ部材の外観斜視 である。

[図 2]図 2は、 側壁部材と複数の内部端子との配置部分を拡 大した斜視図であ る。

[図 3]図 3 (八) は、 第 1の実施形態に係るコネクタのグランド用の 2内部 端子とサイ ド部材との位置関係を示す拡大斜視図であり 、 図 3 (巳) は、 第 1の実施形態に係るコネクタのグランド用の 2内部端子および信号用内部 \¥02020/175345 3 卩(:171?2020/006963

端子と側壁部材との位置関係を示す拡大斜 視図である。

[図 4]図 4 (八) は、 コネクタの反射損失 ([¾ !_) の周波数特性を示すグラフ であり、 図 4 (巳) は、 コネクタの V 3 の周波数特性を示すグラフであ り、 図 4 (〇) は、 コネクタの挿入損失 (丨 1_) の周波数特性を示すグラフ である。

[図 5]図 5 (八) 、 図 5 (巳) 、 図 5 (〇 は、 接続部を有する内部端子の派 生の構成を示す拡大斜視図である。

[図 6]図 6は、 接続部を有する内部端子の派生の構成を示す 拡大斜視図である

[図 7]図 7 (八) および図 7 (巳) は、 第 2の実施形態に係るコネクタの形状 を示す拡大斜視図である。

[図 8]図 8は、 第 3の実施形態に係るコネクタセッ トの嵌合状態を示す拡大斜 視図である。

[図 9]図 9は、 第 3の実施形態に係るコネクタセッ トの嵌合状態を示す拡大斜 視図である。

[図 10]図 1 0は、 第 4の実施形態に係るコネクタセッ トの嵌合状態を示す拡 大斜視図である。

[図 1 1]図 1 1は、 第 5の実施形態に係るコネクタセッ トの嵌合状態を示す拡 大斜視図である。

[図 12]図 1 2は、 第 6の実施形態に係るコネクタの形状および配 を示す拡 大斜視図である。

[図 13]図 1 3は、 第 7の実施形態に係るコネクタの形状および配 を示す拡 大斜視図である。

発明を実施するための形態

[0014] (第 1の実施形態)

第 1の実施形態に係るコネクタについて、 図を参照して説明する。 図 1 ( 八) は、 第 1の実施形態に係るコネクタの外観斜視図で り、 図 1 (巳) は 、 第 1の実施形態に係るコネクタ部材の外観斜視 である。 図 2は、 側壁部 \¥02020/175345 4 卩(:171?2020/006963

材と複数の内部端子との配置部分を拡大し た斜視図である。 なお、 以下の実 施形態における各図において、 縦横の寸法関係は適宜強調して記載しており 、 実寸での縦横の寸法関係と一致しているとは 限らない。 また、 図を見やす くするため、 必要に応じて一部の符号の記載を省略してい る。

[0015] (コネクタ 1 0の構造)

図 1 (八) 、 図 1 (巳) に示すように、 コネクタ 1 0は、 外部端子 1 1、 内部端子 1 2 1、 内部端子 1 2 2、 および、 絶縁性部材 1 3 0を備える。 な お、 内部端子 1 2 1の個数は、 伝送する信号の個数に応じて決まる。 また、 内部端子 1 2 2の個数も、 本発明の概念が適用する範囲において、 適宜決め られる。

[0016] コネクタ 1 0は、 略直方体形状であり、 方向 0 x 0に沿って長く、 方向 0

V〇に沿って短い形状である。 コネクタ 1 0は、 実装面 1 〇 [¾と嵌合面 1 0 とを有する。 コネクタ 1 0は、 実装面 1 0 が基板 2 0に対向する状態で 、 基板 2 0に実装されている。

[0017] 内部端子 1 2 1、 および、 内部端子 1 2 2は、 導電性を有し、 変形が容易 な金属からなる。

[0018] 内部端子 1 2 1、 および、 内部端子 1 2 2は、 方向 0 X〇に沿って間隔を 空けて、 2列に配置されている。 そして、 2つの列は、 方向ロソ〇に沿って 間隔を空けて配置されている。 例えば、 図 1 (八) 、 図 1 (巳) の場合、 第 では、 方向口 X〇の一方端から他方端に向けて、 2個の内部端子 1 2 1、 内部端子 1 2 2、 3個の内部端子 1 2 1、 内部端子 1 2 2、 および、

3個の内部端子 1 2 1が順に並んでいる。 また、 第 2列 2では、 方向〇父 〇の一方端から他方端に向けて、 2個の内部端子 1 2 1、 内部端子 1 2 2、

3個の内部端子 1 2 1、 内部端子 1 2 2、 および、 3個の内部端子 1 2 1が 順に並んでいる。 なお、 複数の内部端子によって構成される列は、 2列に限 られるものではなく、 本開示の趣旨に適合する範囲において、 1列または 3 列以上であってもよい。

[0019] 内部端子 1 2 1、 および、 内部端子 1 2 2の配列状態は、 絶縁性部材 1 3 \¥02020/175345 5 卩(:171?2020/006963

0によって保持されている。 絶縁性部材 1 3 0は、 例えば樹脂からなる。

[0020] 外部端子 1 1は、 絶縁性部材 1 3 0の表面に配置されている。 外部端子 1

1は、 2個の端部部材 1 1 1 と 2個の側壁部材 1 1 2とを備える。 外部端子 1 1は、 例えば、 導電性を有し、 加工が容易な金属からなる。

[0021 ] 2個の端部部材 1 1 1は、 方向口 X〇において所定の間隔を空けて配置さ れている。 より具体的には、 一方の端部部材 1 1 1は、 方向 0 x 0における 内部端子 1 2 1、 および、 内部端子 1 2 2の配列群 (以下、 内部端子の配列 群と称する。 ) の一方端側に配置されている。 他方の端部部材 1 1 1は、 方 向口 X〇における内部端子の配列群の他方端側に 置されている。

[0022] 2個の側壁部材 1 1 2は、 方向口 7 〇において所定の間隔を空けて配置さ れている。 より具体的には、 一方の側壁部材 1 1 2は、 方向ロソ〇において 、 第 1列 1の内部端子の配列群を基準として第 2列 2の内部端子の配列 群と反対側に配置されている。 他方の側壁部材 1 1 2は、 方向 0 におい て、 第 2列 2の内部端子の配列群を基準として第 1列 1の内部端子の配 列群と反対側に配置されている。

[0023] 2個の側壁部材 1 1 2は、 方向口 X〇に延びる形状である。 言い換えれば

、 2個の側壁部材 1 1 2は、 各列の内部端子の配列方向に沿って延びる形 状 である。 2個の側壁部材 1 1 2の延びる方向の一方端部は、 _方の端部部材 1 1 1 に接続している。 2個の側壁部材 1 1 2の延びる方向の他方端部は、 他方の端部部材 1 1 1 に接続している。

[0024] この構成によって、 方向口 から視て、 外部端子 1 1は、 内部端子の配 列群を囲んで、 配置されている。 また、 2個の側壁部材 1

〇において、 コネクタ 1 0の実装面 1 0 から所定の間隔を空けて配置され コネクタ 1 0の厚み方向であり、 方向 0 x 0および方向 ロソ〇に直交する方向である。 言い換えれば、 コネクタ 1 0の厚み方向とは 、 相手方のコネクタと嵌合する方向である。

[0025] このような形状のコネクタ 1 0は、 次に示す基板 2 0に実装される。

[0026] 基板 2 0は、 基材 2 1 0を有し、 天面 2 1 1 と底面 2 1 2とを有する。 基 \¥02020/175345 6 卩(:171?2020/006963

板 2 0は、 例えば、 セラミック積層体で構成されている。 天面 2 1 1 には、 グランド導体 2 2、 および、 複数のグランド接続電極 2 3、 および、 複数の 信号電極 2 4が形成されている。 グランド接続電極 2 3とグランド導体 2 2 とは、 接続されている。 信号電極 2 4は、 導体非形成部 2 4 0によって、 グ ランド導体 2 2およびグランド接続電極 2 3から分離されている。 信号電極 2 4は、 ビア導電体 (不図示) によって、 基板 2 0の内層部に形成された導 体パターン (不図示) に接続される。

[0027] コネクタ 1 0の内部端子 1 2 1は、 信号電極 2 4に実装される。 信号電極

2 4は、 グランド導体 2 2およびグランド接続電極 2 3から分離されており 、 信号伝送用であるので、 内部端子 1 2 1は、 信号伝送用の内部端子として 機能する。 すなわち、 内部端子 1 2 1は、 本発明の 「第 1内部端子」 に対応 する。 なお、 内部端子 1 2 1は、 電源供給用の端子を含んでもよい。

[0028] コネクタ 1 0の内部端子 1 2 2は、 それぞれに対して設けられたグランド 接続電極 2 3に実装される。 グランド接続電極 2 3は、 グランド導体 2 2に 接続されているので、 内部端子 1 2 2は、 グランド電位に接続するグランド 接続用の内部端子として機能する。 すなわち、 内部端子 1 2 2は、 本発明の 「第 2内部端子」 に対応する。

[0029] コネクタ 1 0の外部端子 1 1 における端部部材 1 1 1は、 グランド導体 2

2に実装される。

[0030] (内部端子の具体的な形状)

図 3 (八) は、 第 1の実施形態に係るコネクタのグランド用の 2内部端 子と側壁部材との位置関係を示す拡大斜視図 であり、 図 3 (巳) は、 第 1の 実施形態に係るコネクタのグランド用の第 2内部端子および信号用内部端子 と側壁部材との位置関係を示す拡大斜視図で ある。

[0031 ] 内部端子 1 2 1、 および、 内部端子 1 2 2は、 例えば、 所定の断面積を有 する棒状の導体を折り曲げて形成される。 内部端子 1 2 1、 および、 内部端 子 1 2 2の断面は、 略矩形である。 内部端子 1 2 1、 および、 内部端子 1 2 2の断面積は、 基本的には同じである。 内部端子は、 弾性を有する金属部材 \¥02020/175345 7 卩(:171?2020/006963

を抜き型加工することにより、 形成してもよい。

[0032] (内部端子 1 2 2の形状)

図 3 (八) に示すように、 内部端子 1 2 2は、 嵌め込み部 1 2 2 1、 引き 回し部 1 2 2 2、 引き回し部 1 2 2 3、 実装用端子部 1 2 2 4、 接続部 1 2

2 5、 および、 内側端部 1 2 2 6を備える。

[0033] 嵌め込み部 1 2 2 1の一方端は、 内側端部 1 2 2 6に接続している。 嵌め 込み部 1 2 2 1の他方端は、 引き回し部 1 2 2 2の一方端に接続している。 引き回し部 1 2 2 2の他方端は、 引き回し部 1 2 2 3の一方端に接続してい る。 引き回し部 1 2 2 3の他方端は、 実装用端子部 1 2 2 4に接続している 。 接続部 1 2 2 5は、 実装用端子部 1 2 2 4に接続している。 これらの部分 は、 内部端子の長さ方向口 !_ 1:に沿って配置されている。 そして、 内部端子 は、 長さ方向口 !_ が上述の方向ロソ〇に平行になるように、 絶縁性部材 1

3 0に保持されている。

[0034] 嵌め込み部 1 2 2 1は、 長さ方向口

リ字形状である。 なお、 II字形状とは II字に限らず、 引き回し部 1 2 2 2や 内側端部 1 2 2 6から視て突出した形状を有していればよい この際、 II字 形状とは、 曲率を有した形状、 〇字形状も含まれる。 嵌め込み部 1 2 2 1は 、 コネクタ 1 0の嵌合面 1 0 側に開口するように配置されている。 言い換 えれば、 嵌め込み部 1 2 2 1 における長さ方向口 1_ 1に平行な部分は、 コネ クタ 1 〇の実装面 1 〇 [¾側に配置される。 嵌め込み部 1 2 2 1 に相手方のコ ネクタの内部端子 (図示を省略する。 ) が嵌合することで、 コネクタ 1 0と 相手方のコネクタとの電気的な接続は、 実現される。

[0035] 引き回し部 1 2 2 2は、 主として長さ方向口 !_ Iに沿って延びる形状であ り、 嵌め込み部 1 2 2 1 と逆方向に湾曲している。 引き回し部 1 2 2 3は、 高さ方向 に延びる形状である。

[0036] 実装用端子部 1 2 2 4は、 長さ方向口 !_ Iに沿って直線状に延びる形状で ある。 内部端子 1 2 2の実装用端子部 1 2 2 4は、 グランド接続電極 2 3に 当接し、 接合される。 この 「当接し、 接合される」 構成は、 グランド接続電 \¥02020/175345 8 卩(:171?2020/006963

極 2 3が、 半田などの導電性接着剤を介して、 内部端子 1 2 2の実装用端子 部 1 2 2 4と接続される構成であってもよい。

[0037] 接続部 1 2 2 5は、 高さ方向に沿って直線状に延びる形状である 。 接続部

1 2 2 5における、 実装用端子部 1 2 2 4への接続部と反対側の端部は、 所 定の長さに亙って、 側壁部材 1 1 2に当接している。

[0038] より具体的には、 側壁部材 1 1 2は、 延びる方向に直交する断面が矩形の 直方体形状であり、 内側壁 1 1 2 1、 外側壁 1 1 2 2、 底面壁 1 1 2 3、 お よび、 天面壁 1 1 2 4を有する。 接続部 1 2 2 5は、 内側壁 1 1 2 1 に当接 している。 接続部 1 2 2 5が内側壁 1 1 2 1 に当接することで、 コネクタの 幅を増加させることなく、 接続部 1 2 2 5と側壁部材 1 1 2とを接続できる

[0039] このような構成によって、 側壁部材 1 1 2は、 内部端子 1 2 2を介して、 グランド電位に接続される。

[0040] (内部端子 1 2 1の形状)

図 3 (巳) に示すように、 内部端子 1 2 1は、 内部端子 1 2 2に対して、 接続部 1 2 2 5が無く、 実装用端子部 1 2 2 4が天面壁 1 1 2 4と絶縁性部 材 1 3 0との間に入り込むことなく延伸している点 異なる。 他の構成は、 内部端子 1 2 2と同様であり、 詳細な説明は省略する。 なお、 内部端子 1 2 1の実装用端子部 1 2 2 4は、 信号電極 2 4に当接し、 接合される。

[0041 ] この構成によって、 内部端子 1 2 1は、 信号電極 2 4に当接して接合され る。 また、 内部端子 1 2 2は、 グランド接続電極 2 3に当接して接合される

[0042] (本願構成による作用効果の説明)

上記構成を備えることによって、 外部端子 1 1の側壁部材 1 1 2は、 長さ 方向の途中の複数箇所 (本実施形態では 2箇所) で、 内部端子 1 2 2を介し て、 グランド電位に接続される。 これにより、 接続部 1 2 2 5が無い従来の 構成と比較して、 側壁部材 1 1 2におけるグランド電位に接続される位置間 の距離は、 短くなる。 言い換えれば、 側壁部材 1 1 2がグランド電位に接続 \¥02020/175345 9 卩(:171?2020/006963

される部分は、 側壁部材 1 1 2の両端 (一方端および他方端) に位置するの みではなく、 側壁部材 1 1 2の一方端と他方端との間にも複数設ける構 で あってもよい。

[0043] 例えば、 従来の構成では、 側壁部材 1 1 2は、 端部部材 1 1 1 を介してグ ランド電位に接続される。 このため、 側壁部材 1 1 2におけるグランド電位 に接続される位置間の距離は、 側壁部材 1 1 2の長さに対応する。 一方、 本 実施形態の構成では、 側壁部材 1 1 2におけるグランド電位に接続される位 置間の距離は、 内部端子 1 2 2の配置間隔 (本実施形態では、 内部端子 1 2 1 を 3個挟んだ間隔) となり、 従来よりも短くなる。

[0044] これにより、 側壁部材 1 1 2に結合して生じる不要な共振の周波数は短 なる。 したがって、 この共振の周波数が、 コネクタ 1 〇で伝送する高周波信 号の周波数帯域よりも高くなることで、 この共振によって生じるコネクタ 1 〇の伝送損失の増加は抑制される。

[0045] 言い換えれば、 内部端子 1 2 2の配置間隔は、 コネクタ 1 0で伝送する高 周波信号の最高周波数によって決定できる。 より具体的には、 例えば、 内部 端子 1 2 2の配置間隔は、 当該最高周波数の波長の 1 / 2よりも短い。 より 具体的には、 隣り合う内部端子 1 2 2の配置間隔における最も長い配置間隔 は、 当該最高周波数の波長の 1 / 2よりも短い。 これにより、 側壁部材 1 1 2を有する構造であっても、 コネクタ 1 〇の伝送損失の増加は、 抑制される

[0046] 図 4 (八) は、 コネクタの反射損失 ([¾ !_) の周波数特性を示すグラフで あり、 図 4 (巳) は、 コネクタの V 3 の周波数特性を示すグラフであり 、 図 4 (〇) は、 コネクタの挿入損失 (丨 !_) の周波数特性を示すグラフで ある。

[0047] 図 4 (八) 、 図 4 (巳) 、 図 4 (〇) に示すように、 本願構成を用いるこ とによって、 約 2 7 に生じる不要な共振に よる損失は、 抑制される。 これにより、 従来のコネクタでは、 例えば、 最高 周波数として 2 5 までしか満たせなかった特性を、 本願のコネク \¥02020/175345 10 卩(:171?2020/006963

夕 1 〇は、 最高周波数として 3 0 [ G H z ] 以上まで上げることができる。

[0048] 言い換えれば、 本願発明の構成を備えることによって、 コネクタ 1 0は、 伝送損失の低い周波数帯域を、 より高い周波数まで広げることができる。

[0049] なお、 側壁部材 1 1 2を無くせば、 当然に、 コネクタは、 高い周波数まで 対応可能である。 しかしながら、 側壁部材 1 1 2が無いことによって、 内部 端子と外部環境との干渉を防ぐことができな くなり、 結果的に、 コネクタの 伝送損失は増加してしまう。 さらに、 側壁部材 1 1 2が無いことによって、 ノイズ輻射が大きくなる。

[0050] したがって、 本発明の構成を用いることによって、 コネクタ 1 0は、 外部 環境との干渉を抑制し、 且つ、 対応する周波数帯域をより高周波数まで広げ て、 優れた伝送特性を実現できる。

[0051 ] さらに、 本実施形態の構成では、 接続部 1 2 2 5の一方端は、 実装用端子 咅 2 2 4に固定され、 他方端は、 自由端である。 そして、 接続部 1 2 2 5 は、 自由端である他方端にて、 側壁部材 1 1 2の内側壁 1 1 2 1 に当接して いる。 ここで、 接続部 1 2 2 5は、 棒状の金属であるため、 弾性を有する。 したがって、 接続部 1 2 2 5は、 所定の付勢力をもって、 内側壁 1 1 2 1 に 当接する。 これにより、 接続部 1 2 2 5は、 内側壁 1 1 2 1 に押しつけられ 、 接続部 1 2 2 5と側壁部材 1 1 2との接続は安定し、 接続における信頼性 は向上する。

[0052] また、 側壁部材 1 1 2は、 絶縁性部材 1 3 0への設置時に掛かる応力等に よって内側に撓むことがある。 この場合には、 側壁部材 1 1 2からも付勢力 が発生する。 この結果、 接続部 1 2 2 5と側壁部材 1 1 2との接続は安定し 、 接続信頼性は向上する。

[0053] (内部端子の派生の構成)

図 5 ( A ) 、 図 5 ( B ) 、 図 5 ( C ) 、 図 6は、 接続部を有する内部端子 の派生の構成を示す拡大斜視図である。

[0054] 図 5 ( A ) に示す内部端子 1 2 2 A、 図 5 ( B ) に示す内部端子 1 2 2 B 、 図 5 ( C ) に示す内部端子 1 2 2 C、 図 6に示す内部端子 1 2 2 Dは、 基 \¥0 2020/175345 1 1 卩(:171? 2020 /006963

本的な構成において内部端子 1 2 2と同様であり、 以下では、 それぞれに異 なる箇所のみを説明する。

[0055] 図 5 ( ) に示す内部端子 1 2 2 では、 接続部 1 2 2 5は、 実装用端子 部 1 2 2 4に接続している。 そして、 接続部 1 2 2 5は、 側壁部材 1 1 2の 外側壁 1 1 2 2に当接している。 接続部 1 2 2 5が外側壁 1 1 2 2に当接す ることで、 内部端子 1 2 2八の脱離をさらに抑制できる。

[0056] この場合、 例えば、 側壁部材 1 1 2が外側に撓む場合に、 接続部 1 2 2 5 と側壁部材 1 1 2との接続は安定し、 接続信頼性は向上する。

[0057] 図 5 (巳) に示す内部端子 1 2 2巳では、 接続部 1 2 2 5は、 実装用端子 部 1 2 2 4に接続している。 そして、 接続部 1 2 2 5は、 側壁部材 1 1 2の 底面壁 1 1 2 3に当接している。

[0058] この場合、 例えば、 側壁部材 1 1 2が下側に撓む場合に、 接続部 1 2 2 5 と側壁部材 1 1 2との接続は安定し、 接続信頼性は向上する。 また、 接続部 1 2 2 5の長さを、 高さ方向口 1 ~ 1 Iにおける実装用端子部 1 2 2 4と側壁部 材 1 1 2との間隔よりも長くすることによって、 接続部 1 2 2 5と側壁部材 1 1 2との接続は、 より確実になる。

[0059] 図 5 (〇 に示す内部端子 1 2 2〇は、 内部端子 1 2 2八に対して、 引き 回し部 1 2 2 2の長さを長く している。 そして、 接続部 1 2 2 5は、 側壁部 材 1 1 2の外側壁 1 1 2 2に当接し、 引き回し部 1 2 2 3は、 側壁部材 1 1 2の内側壁 1 1 2 1 に当接している。 言い換えれば、 側壁部材 1 1 2は、 接 続部 1 2 2 5と引き回し部 1 2 2 3とによって狭持されている。

[0060] この構成では、 内部端子 1 2 2(3と側壁部材 1 1 2との接続は、 より安定 して確実になる。

[0061 ] 図 6に示す内部端子 1 2 2 0は、 内部端子 1 2 2に対して、 接続部 1 2 2

5の形状において異なる。 接続部 1 2 2 5は、 長さ方向口 1_ 1に沿って延び る形状である。 接続部 1 2 2 5の一方端は、 引き回し部 1 2 2 3の途中位置 に接続している。 接続部 1 2 2 5の他方端は、 絶縁性部材 1 3 0を貫通して 、 側壁部材 1 1 2の内側壁 1 1 2 1 に当接している。 \¥02020/175345 12 卩(:171?2020/006963

[0062] この構成では、 嵌め込み部 1 2 2 1 と側壁部材 1 1 2との接続距離は、 短 くなる。 これにより、 コネクタは、 より優れた伝送特性を実現可能である。

[0063] (第 2の実施形態)

第 2の実施形態に係るコネクタについて、 図を参照して説明する。 図 7 ( 八) および図 7 (巳) は、 第 2の実施形態に係るコネクタの形状を示す拡 斜視図である。

[0064] 図 7 (八) 、 図 7 (巳) に示すように、 第 2の実施形態に係るコネクタ 1 〇八 1およびコネクタ 1 0 2は、 導電性補助部材 1 2 6または導電性補助 部材 1 2 7を備える点で、 第 1の実施形態に係るコネクタ 1 0と異なる。 コ ネクタ 1 0八 1およびコネクタ 1 0八 2の他の構成は、 コネクタ 1 0と同様 であり、 同様の箇所の説明は、 省略する。

[0065] 図 7 (八) に示すように、 コネクタ 1 0八 1は、 導電性補助部材 1 2 6を 備える。 導電性補助部材 1 2 6は、 矩形であり、 内部端子 1 2 1の引き回し 部 1 2 2 3および実装用端子部 1 2 2 4に当接するとともに、 側壁部材 1 1 2の内側壁 1 1 2 1 に当接する。 言い換えれば、 導電性補助部材 1 2 6は、 引き回し部 1 2 2 3、 実装用端子部 1 2 2 4、 および、 側壁部材 1 1 2の内 側壁 1 1 2 1 によって狭持される。

[0066] この構成によって、 導電性補助部材 1 2 6は、 上述の接続部 1 2 2 5と同 じ機能を有する。 言い換えれば、 この構成は、 内部端子 1 2 2における接続 部 1 2 2 5が、 他の部分から分離した別部材によって形成さ れているのと、 同じである。 したがって、 内部端子 1 2 1 と導電性補助部材 1 2 6とによっ て、 内部端子 1 2 2と同じ機能を実現する。 これにより、 内部端子 1 2 1の 形状を変更することなく、 上述の作用効果を得ることができる。

[0067] 図 7 (巳) に示すように、 コネクタ 1 0八2は、 導電性補助部材 1 2 7を 備える。 導電性補助部材 1 2 7は、 凹部を有する矩形であり、 内部端子 1 2 1の引き回し部 1 2 2 3、 内部端子 1 2 1の実装用端子部 1 2 2 4に当接す るとともに、 側壁部材 1 1 2の内側壁 1 1 2 1、 外側壁 1 1 2 2、 および、 天面壁 1 1 2 4に当接する。 言い換えれば、 側壁部材 1 1 2は、 導電性補助 \¥02020/175345 13 卩(:171?2020/006963

部材 1 2 7によって狭持され、 導電性補助部材 1 2 7は、 引き回し部 1 2 2 3、 実装用端子部 1 2 2 4に当接する。 さらに、 導電性補助部材 1 2 7の一 部は、 引き回し部 1 2 2 3と側壁部材 1 1 2とによって狭持される。

[0068] この構成によって、 導電性補助部材 1 2 7は、 上述の接続部 1 2 2 5およ び引き回し部 1 2 2 3の一部と同じ機能を有する。 したがって、 内部端子 1 2 1 と導電性補助部材 1 2 7とによって、 内部端子 1 2 2(3と同じ機能を実 現する。 これにより、 内部端子 1 2 1の形状を変更することなく、 上述の作 用効果を得ることができる。

[0069] (第 3の実施形態)

第 3の実施形態に係るコネクタについて、 図を参照して説明する。 図 8は 、 第 3の実施形態に係るコネクタセッ トの嵌合状態を示す拡大斜視図である 。 図 9は、 図 8に示すコネクタセッ トにおいて絶縁性部材を省略した拡大斜 視図である。 なお、 以下の実施形態における各図において、 縦横の寸法関係 は適宜強調して記載しており、 実寸での縦横の寸法関係と一致しているとは 限らない。 なお、 図を見やすくするため、 一部の構成を省略して記載してい る。

[0070] 図 8、 図 9に示すように、 コネクタセッ ト 1は、 第 1の実施形態に示すコ ネクタ 1 0と、 コネクタ 3 0 0を備える。 なお、 コネクタ 1 0が本発明の 「 第 2コネクタ」 に対応し、 コネクタ 3 0 0が本発明の 「第 1 コネクタ」 に対 応する。

[0071 ] コネクタ 3 0 0は、 コネクタ 1 0の嵌合面 1 0 側から、 コネクタ 1 0に 嵌め込まれる。 このことによって、 コネクタセッ ト 1が実現される。

[0072] コネクタ 3 0 0は、 内部端子 3 1、 内部端子 3 2、 および絶縁性部材 3 1

0を備える。 内部端子 3 1の個数は、 伝送する信号の個数に応じて決まる。 また、 内部端子 3 2の個数も、 本発明の概念が適用する範囲において適宜決 められる。 なお、 絶縁性部材 3 1 0が本発明の 「第 1絶縁性部材」 に対応す る。 また、 コネクタ 1 0における絶縁性部材 1 3 0が本発明の 「第 2絶縁性 部材」 に対応する。 \¥02020/175345 14 卩(:171?2020/006963

[0073] 内部端子 3 1、 および、 内部端子 3 2の配列状態は、 絶縁性部材 3 1 0に よって保持されている。 絶縁性部材 3 1 0は、 例えば樹脂からなる。 内部端 子 3 1、 および、 内部端子 3 2は、 導電性を有し、 変形が容易な金属からな る。 コネクタ 3 0 0がコネクタ 1 0と嵌合している状態で、 内部端子 3 1 と 内部端子 1 2 1が接触し、 内部端子 3 2と内部端子 1 2 2が接触する。

[0074] コネクタ 3 0 0は、 基板 (図示を省略) に実装される。 基板は、 基材を有 し、 天面と底面とを有する。 基板は、 例えば、 セラミック積層体で構成され ている。 天面には、 グランド導体、 および、 複数のグランド接続電極、 およ び、 複数の信号電極が形成されている。 グランド接続電極とグランド導体と は、 接続されている。 信号電極は、 ビア導電体によって、 基板の内層部に形 成された導体パターンに接続される。

[0075] コネクタ 3 0 0の内部端子 3 1は、 信号電極に実装される。 信号電極は、 グランド導体およびグランド接続電極から分 離されている。 すなわち、 内部 端子 3 1は、 本発明の 「第 1内部端子」 に対応する。

[0076] コネクタ 3 0 0の内部端子 3 2は、 グランド接続電極に実装される。 グラ ンド接続電極は、 グランド導体に接続されている。 すなわち、 内部端子 3 2 は、 本発明の 「第 2内部端子」 に対応する。

[0077] 内部端子 3 1、 および、 内部端子 3 2は、 例えば、 所定の断面積を有する 棒状の導体を折り曲げて形成される。 内部端子 3 1、 および、 内部端子 3 2 の断面は、 略矩形である。 内部端子 3 1、 および、 内部端子 3 2の断面積は 、 基本的には同じである。 内部端子 3 1 , および内部端子 3 2は、 弾性を有 する金属部材を抜き型加工することにより、 形成してもよい。

[0078] 内部端子 3 2は、 引き回し部 3 2 1 と接続部 3 2 2からなり、 引き回し部

3 2 1 と接続部 3 2 2は、 略直交する形状である。 内部端子 3 2の接続部 3 2 2は、 側壁部材 1 1 2の外側壁 1 1 2 2に当接するように配置されている

[0079] すなわち、 コネクタ 3 0 0に側壁部材を備えていなくても、 コネクタ 3 0

0に嵌合するコネクタ 1 〇が側壁部材 1 1 2を備えており、 内部端子 3 2が \¥02020/175345 15 卩(:171?2020/006963

側壁部材 1 1 2に当接することによって、 コネクタ 1 0、 およびコネクタ 3 0 0は、 外部環境との干渉を抑制し、 且つ、 対応する周波数帯域をより高周 波数まで広げて、 優れた伝送特性を実現できる。

[0080] 上述のとおり、 内部端子 3 2の引き回し部 3 2 1 と接続部 3 2 2は、 一体 形成されている。 より具体的には、 内部端子 3 2は、 引き回し部 3 2 1 と接 続部 3 2 2が繫がった状態で形成されている。 このような構成によって、 引 き回し部 3 2 1 と接続部 3 2 2との接続は、 さらに確実になり、 側壁部材 1 1 2への接続状態の信頼性はさらに向上する。

[0081 ] 本実施形態では、 コネクタ 1 0の内部端子 1 2 1 , 1 2 2は、 接続部 1 2

2 5を備えていない構成を示した。 しかしながら、 内部端子 1 2 1 , 1 2 2 は、 接続部 1 2 2 5を備える構成であってもよい。

[0082] (第 4の実施形態)

第 4の実施形態に係るコネクタについて、 図を参照して説明する。 図 1 0 は、 第 4の実施形態に係るコネクタセツ トの嵌合状態を示す拡大斜視図であ る。 なお、 以下の実施形態における各図において、 縦横の寸法関係は適宜強 調して記載しており、 実寸での縦横の寸法関係と一致しているとは 限らない 。 なお、 図を見やすくするため、 一部の構成を省略して記載している。

[0083] 図 1 0に示すように、 コネクタセツ ト 1 八は、 第 1の実施形態に示すコネ クタ 1 0と、 コネクタ 3 0 1 を備える。 なお、 コネクタ 1 0が本発明の 「第 2コネクタ」 に対応し、 コネクタ 3 0 1が本発明の 「第 1 コネクタ」 に対応 する。

[0084] コネクタ 3 0 1は、 内部端子 3 3を備え、 内部端子 3 2を備えていない点 において、 第 3の実施形態におけるコネクタ 3 0 0と異なる。 コネクタ 3 0 1の他の構成は、 コネクタ 3 0 0と同様であり、 同様の箇所の説明は、 省略 する。

[0085] 内部端子 3 1、 および、 内部端子 3 3の配列状態は、 絶縁性部材 3 1 0に よって保持されている。 内部端子 3 1、 および、 内部端子 3 3は、 導電性を 有し、 変形が容易な金属からなる。 \¥02020/175345 16 卩(:171?2020/006963

[0086] コネクタ 3 0 1の内部端子 3 3は、 グランド接続電極に実装される。 グラ ンド接続電極は、 グランド導体に接続されている。 すなわち、 内部端子 3 3 は、 本発明の 「第 2内部端子」 に対応する。

[0087] 内部端子 3 3は、 例えば、 所定の断面積を有する棒状の導体を折り曲げ て 形成される。 内部端子 3 3の断面は、 略矩形である。 内部端子 3 3は、 弾性 を有する金属部材を抜き型加工することによ り、 形成してもよい。

[0088] 内部端子 3 3は、 引き回し部 3 3 1 と接続部 3 3 2からなり、 引き回し部

3 3 1 と接続部 3 3 2は、 略直交する形状である。 内部端子 3 3の接続部 3 2 2は、 側壁部材 1 1 2の内側壁 1 1 2 1 に当接するように配置されている

[0089] 本実施形態に示すようなコネクタ 3 0 1 に側壁部材を備えていなくても、 コネクタ 3 0 1 に嵌合するコネクタ 1 0が側壁部材 1 1 2を備えており、 内 部端子 3 3が側壁部材 1 1 2に当接することによって、 コネクタ 1 0、 およ びコネクタ 3 0 1は、 外部環境との干渉を抑制し、 且つ、 対応する周波数帯 域をより高周波数まで広げて、 優れた伝送特性を実現できる。

[0090] 上述のとおり、 内部端子 3 3の引き回し部 3 3 1 と接続部 3 3 2は、 一体 形成されている。 より具体的には、 内部端子 3 3は、 引き回し部 3 3 1 と接 続部 3 3 2が繫がった状態で形成されている。 このような構成によって、 引 き回し部 3 3 1 と接続部 3 3 2との接続は、 さらに確実になり、 側壁部材 1 1 2への接続状態の信頼性はさらに向上する。

[0091 ] 本実施形態では、 コネクタ 1 0の内部端子 1 2 1 , 1 2 2は、 接続部 1 2

2 5を備えていない構成を示した。 しかしながら、 内部端子 1 2 1 , 1 2 2 は、 接続部 1 2 2 5を備える構成であってもよい。

[0092] (第 5の実施形態)

第 5の実施形態に係るコネクタについて、 図を参照して説明する。 図 1 1 は、 第 5の実施形態に係るコネクタセツ トの嵌合状態を示す拡大斜視図であ る。 なお、 以下の実施形態における各図において、 縦横の寸法関係は適宜強 調して記載しており、 実寸での縦横の寸法関係と一致しているとは 限らない \¥02020/175345 17 卩(:171?2020/006963

。 なお、 図を見やすくするため、 一部の構成を省略して記載している。

[0093] 図 1 1 に示すように、 コネクタセッ ト 1 巳は、 第 1の実施形態に示すコネ クタ 1 0と、 コネクタ 3 0 2を備える。 なお、 コネクタ 1 0が本発明の 「第 2コネクタ」 に対応し、 コネクタ 3 0 2が本発明の 「第 1 コネクタ」 に対応 する。

[0094] コネクタ 3 0 2は、 第 4の実施形態で示した内部端子 3 3をさらに備えて いる点において、 第 3の実施形態におけるコネクタ 3 0 0と異なる。 言い換 えれば、 第 3の実施形態におけるコネクタセッ ト 1 と第 4の実施形態におけ るコネクタセッ ト 1 八を組み合わせた構成である。 コネクタ 3 0 2の他の構 成は、 コネクタ 3 0 0と同様であり、 同様の箇所の説明は、 省略する。

[0095] 内部端子 3 1、 内部端子 3 2、 および、 内部端子 3 3の配列状態は、 絶縁 性部材 3 1 0によって保持されている。 内部端子 3 1、 内部端子 3 2、 およ び、 内部端子 3 3は、 導電性を有し、 変形が容易な金属からなる。

[0096] コネクタ 3 0 1の内部端子 3 2、 および、 内部端子 3 3は、 グランド接続 電極に実装される。 グランド接続電極は、 グランド導体に接続されている。 すなわち、 内部端子 3 2、 内部端子 3 3は、 本発明の 「第 2内部端子」 に対 応する。

[0097] 内部端子 3 2、 内部端子 3 3は、 例えば、 所定の断面積を有する棒状の導 体を折り曲げて形成される。 内部端子 3 2、 内部端子 3 3の断面は、 略矩形 である。 内部端子 3 2、 内部端子 3 3は、 弾性を有する金属部材を抜き型加 エすることにより、 形成してもよい。

[0098] 内部端子 3 2は、 引き回し部 3 2 1 と接続部 3 2 2からなり、 引き回し部

3 2 1 と接続部 3 2 2は、 略直交する形状である。 内部端子 3 2の接続部 3

2 2は、 側壁部材 1 1 2の外側壁 1 1 2 2に当接するように配置されている

[0099] 内部端子 3 3は、 引き回し部 3 3 1 と接続部 3 3 2からなり、 引き回し部

3 3 1 と接続部 3 3 2は、 略直交する形状である。 内部端子 3 3の接続部 3 2 2は、 側壁部材 1 1 2の内側壁 1 1 2 1 に当接するように配置されている \¥0 2020/175345 18 卩(:171? 2020 /006963

[0100] 本実施形態に示すようなコネクタ 3 0 2に側壁部材を備えていなくても、 コネクタ 3 0 2に嵌合するコネクタ 1 0が側壁部材 1 1 2を備えており、 内 部端子 3 2 , 3 3が側壁部材 1 1 2に当接することによって、 コネクタ 1 0 、 およびコネクタ 3 0 2は、 外部環境との干渉を抑制し、 且つ、 対応する周 波数帯域をより高周波数まで広げて、 優れた伝送特性を実現できる。

[0101 ] (第 6の実施形態)

第 6の実施形態に係るコネクタについて、 図を参照して説明する。 図 1 2 は、 第 6の実施形態に係るコネクタの形状および配 を示す拡大斜視図であ る。

[0102] 図 1 2に示すように、 コネクタ 1 0巳は、 コネクタ 1 0に対して、 内部端 子 1 2 2と側壁部材 1 1 2とが一体形成されている点、 および、 内部端子 1 2 2の配置パターンにおいて異なる。 コネクタ 1 0巳の他の構成は、 コネク 夕 1 0と同様であり、 同様の箇所の説明は、 省略する。

[0103] 内部端子 1 2 2は、 側壁部材 1 1 2と一体形成されている。 より具体的に は、 内部端子 1 2 2は、 接続部 1 2 2 5で側壁部材 1 1 2に繫がった状態で 形成されている。 このような構成によって、 内部端子 1 2 2と側壁部材 1 1 2との接続は、 さらに確実になり、 接続状態の信頼性はさらに向上する。

[0104] また、 2個の内部端子 1 2 2は、 内部端子の配列方向において、 信号伝送 用の内部端子 1 2 1 を挟んで配置されている。 これにより、 信号伝送用の内 部端子 1 2 1のアイソレーシヨンを、 向上できる。

[0105] なお、 一体形成の形状は、 他の実施形態にも適用できる。

[0106] (第 7実施形態)

第 7の実施形態に係るコネクタについて、 図を参照して説明する。 図 1 3 は、 第 7の実施形態に係るコネクタの形状および配 を示す拡大斜視図であ る。

[0107] 図 1 3に示すように、 コネクタ 1 0〇は、 コネクタ 1 0に対して、 センタ 部材 1 1 3、 および、 内部端子 1 2 2巳を備える点で異なる。 コネクタ 1 0 \¥02020/175345 19 卩(:171?2020/006963

Cの他の構成は、 コネクタ 1 0と同様であり、 同様の箇所の説明は省略する 。 センタ部材 1 1 3は、 本発明の 「グランド接続用部材」 に対応する。

[0108] コネクタ 1 OCの外部端子は、 端部部材 1 1 1、 側壁部材 1 1 2とともに センタ部材 1 1 3を備える。 センタ部材 1 1 3は、 側壁部材 1 1 2と同様に 、 方向 Dx cに沿って延びる形状の板状部材である。 センタ部材 1 1 3は、 基板 20のグランド導体 22に接続している。 センタ部材 1 1 3は、 2列の 内部端子の間に配置されている。 言い換えれば、 センタ部材 1 1 3は、 1列 の内部端子群を基準にして、 側壁部材 1 1 2と反対側に配置されている。

[0109] 内部端子 1 22 Eは、 内側端部 1 226 Eを備える。 内側端部 1 226 E は、 センタ部材 1 1 3に当接している。

[0110] この構成によって、 センタ部材 1 1 3も介して、 側壁部材 1 1 2の延びる 方向の途中位置は、 グランド電位に接続される。 これにより、 コネクタ 1 0 Cは、 伝送特性の低下を、 より確実に抑制できる。

[0111] なお、 センタ部材 1 1 3が基板 20のグランド導体 22に直接接続されて おらず、 端部部材 1 1 1 に接続されている場合、 この構成によって、 センタ 部材 1 1 3に生じる不要な共振は、 抑制される。 これにより、 センタ部材 1 1 3を有する構造において、 コネクタ 1 OCは、 伝送特性の低下を、 より確 実に抑制できる。

[0112] 上述の各実施形態の構成は、 適宜組合せが可能であり、 それぞれの組合せ に応じた作用効果を得ることができる。

符号の説明

[0113] R 1 :第 1列

R 2 :第 2列

1 0、 1 0A 1、 1 0A2、 1 0 B、 1 0C : コネクタ

1 〇 F :嵌合面

1 0 R :実装面

1 1 :外部端子 \¥02020/175345 20 卩(:170? 2020 /006963

22 : グランド導体

23 : グランド接続電極

24 :信号電極

1 1 1 :端部部材

1 1 2 :側壁部材

1 1 3 :センタ部材

1 2 1、 1 22、 1 22 、 1 22巳、 1 22〇、 1 220、 1 22巳 :内 部端子

1 26、 1 27 :導電性補助部材

1 30 :絶縁性部材

2 1 0 :基材

2 1 1 :天面

2 1 2 :底面

240 :導体非形成部

1 1 2 1 :内側壁

1 1 22 :外側壁

1 1 23 :底面壁

1 1 24 :天面壁

1 22 1 :嵌め込み部

1 222、 1 223、 32 1、 33 1 :引き回し部

1 224 :実装用端子部

1 225 :接続部

1 226、 1 226 E :内側端部