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Title:
CORRUGATED-FIN TYPE RADIATOR
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2009/093618
Kind Code:
A1
Abstract:
Disclosed is a corrugated-fin type radiator (1), which comprises corrugated fins (10), and a support substrate (20) having a plurality of fixing grooves (23) defined by side wall portions (24) and a bottom portion (25). The bottom portion (25) has a ridge portion (26) at least in its portion, and the side wall portions (24) are formed of a falling portion (24a), a tapered portion (24b) and a corner portion (24c). A fin fixing portion (14) is fixed along the sidewall portions (24) and the bottom portion (25) of the fixing grooves (23). Also disclosed is a method for manufacturing the corrugated-fin type radiator (1), which comprises a substrate manufacturing step, a fin shaping step and a fixing step. Thus, it is possible to provide the corrugated-fin type radiator capable of improving a radiation efficiency, and a method for manufacturing the radiator.

Inventors:
WATANABE YOUSUKE (JP)
KOYAMA TAKUMI (JP)
YOSHIMURA TADASHI (JP)
MIYAMOTO MITSUYA (JP)
MUTOU FUMIO
Application Number:
PCT/JP2009/050893
Publication Date:
July 30, 2009
Filing Date:
January 21, 2009
Export Citation:
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Assignee:
MIZUTANI ELECTRIC IND CO LTD (JP)
IWATA KUNIHISA (MY)
WATANABE YOUSUKE (JP)
KOYAMA TAKUMI (JP)
YOSHIMURA TADASHI (JP)
MIYAMOTO MITSUYA (JP)
International Classes:
H01L23/36; H05K7/20
Foreign References:
JP2002043477A2002-02-08
JPH1075078A1998-03-17
JP2000012750A2000-01-14
Attorney, Agent or Firm:
ISONO, Michizo (Sabo Kaikan Annex 7-4, Hirakawa-cho 2-chome, Chiyoda-k, Tokyo 93, JP)
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Claims:
 熱を放熱するためのコルゲートフィンと、
 前記コルゲートフィンの一部を固定するために、側壁部と底部とで形成される固定溝が複数形成された支持基板と、を備えてなるコルゲートフィン型放熱器であって、
 前記底部は、
 少なくとも一部に、当該底部と平行して形成された、当該底部よりも高さを高くした畝部を有し、
 前記側壁部は、
 前記支持基板から垂直方向に立ち下がる立下り部と、この立下り部から前記底部に向かうにつれて拡径するテーパー部と、前記テーパー部から前記底部まで連続して形成されるアールを有するコーナー部と、で形成され、
 前記コルゲートフィンの一部が前記固定溝の側壁部と底部に沿った形状で当該固定溝に固定されていることを特徴とするコルゲートフィン型放熱器。
 前記立下り部の長さを、前記側壁部の長さの6分の1以上2分の1以下としたことを特徴とする請求の範囲第1項に記載のコルゲートフィン型放熱器。
 前記畝部の高さを、前記固定溝の高さの10分の1以上3分の2以下とし、前記畝部の下端部の幅を、前記固定溝の幅の10分の1以上6分の5以下とし、前記畝部の上端部の幅を、前記畝部の下端部の幅の8分の1以上5分の4以下とし、かつ、前記上端部の幅の寸法が前記下端部の幅の寸法以下の関係となるように形成されていることを特徴とする請求の範囲第1項または請求の範囲第2項に記載のコルゲートフィン型放熱器。
 前記コーナー部のアールは、前記固定溝の幅の16分の1以上3分の1以下とすることを特徴とする請求の範囲第1項または請求の範囲第2項に記載のコルゲートフィン型放熱器。
 前記コーナー部のアールは、前記固定溝の幅の16分の1以上3分の1以下とすることを特徴とする請求の範囲第3項に記載のコルゲートフィン型放熱器。
 請求の範囲第1項に記載のコルゲートフィン型放熱器の製造方法であって、
 前記支持基板を押出加工または切削加工することにより、前記テーパー部と、前記コーナー部とを有する前記側壁部と、前記底部と、でなる前記固定溝を複数形成するとともに、前記底部に前記畝部を形成する基板製造段階と、
 金属薄板を折曲させて、前記コルゲートフィンの下端を構成する、前記支持基板に対して略平行なフィン底部と、前記コルゲートフィンの上端を構成する、前記支持基板に対して略平行なフィン頂部と、前記フィン底部と前記フィン頂部を連結する、前記支持基板に対して略垂直な連結部とを、前記フィン底部と前記フィン頂部とが交互になるように、かつ、隣接する前記連結部の外壁部間の寸法が、前記固定溝の開口幅の寸法と略同幅か若干小さい幅を有するように複数形成することによりコルゲートフィンを製造するフィン成形段階と、
 前記フィン底部と、当該フィン底部の長手方向の両端部から連続して形成される前記連結部の下端部とでなるフィン固定部を、開口側から前記固定溝に挿入して前記畝部の上方まで嵌合し、前記連結部の間に、先端に凹部を有するプレス工具の先端部で、前記フィン底部を前記畝部に向けて押圧して、前記フィン固定部を、前記固定溝の形状に沿って変形させることにより、前記コルゲートフィンを前記支持基板に固定する固定段階と、を備えることを特徴とするコルゲートフィン型放熱器の製造方法。
Description:
コルゲートフィン型放熱器

 本発明は、例えば、トランジスタやLSI、 イクロプロセッサなどの、使用により発熱 る半導体素子の冷却に用いる放熱器のうち 特に、コルゲートフィンを備えたコルゲー フィン型放熱器に関する。

 半導体素子を冷却する放熱器には種々の 態があるが、従来、半導体素子を取り付け 支持基板にコルゲートフィンを固定するこ により放熱面積を拡大して放熱効果を高め コルゲートフィン型放熱器が知られている

 従来のコルゲートフィン型放熱器として 、例えば、特許文献1に記載のものがある。 ここで、特許文献1に記載のコルゲートフィ 型放熱器について、図4を参照して説明する 図4(a)は、従来のコルゲートフィン型放熱器 において、コルゲートフィンのフィン固定部 が固定溝に固定される様子を示す図、(b)は、 フィン固定部が固定された固定溝付近の一部 拡大断面図である。従来のコルゲートフィン 型放熱器100は、図4(a)に示すように、コルゲ トフィン110と、フィン固定用溝123が複数形 された支持基板120と、を主に有して構成さ 、フィン固定用溝123は、平坦な底部125と、 口側より広がっていくテーパー部124と、テ パー部124と底部125の間のアールを付けた隅 127と、で形成される。コルゲートフィン110 コルゲートフィン固定部114は、その下端部 フィン固定用溝123側に突出させた、突出部11 1を有し、その幅が、フィン固定用溝123の開 側の最小口幅以下となるように形成される

 このようなコルゲートフィン固定部114を下 が平坦な圧入刃132で、フィン固定用溝123に かって押圧すると、突出部111が潰れて変形 、フィン固定用溝123の形状に沿って圧接固 される。このようにして、コルゲートフィ 固定部114がフィン固定用溝123に固定される

特許第3602806号公報

 しかしながら、前記したようなコルゲート ィン型放熱器100には、さらに改良の余地が されていた。
 ここで、放熱器の技術分野では、放熱効率 より向上させることが求められている。そ ためには、コルゲートフィンと支持基板と 密着面積および密着力をより増加させるこ が重要な課題となっている。

 この点を踏まえて検討すると、従来のコ ゲートフィン型放熱器100では、図4(b)に示す ように、コルゲートフィン固定部114をフィン 固定用溝123の隅部127まで上手く広げることが できず、隅部127に沿って良好に密着させるこ とができずに隙間Sが形成されてしまう場合 あった。

 また、従来のコルゲートフィン型放熱器1 00では、コルゲートフィン固定部114の突出部1 11を、下端が平坦な圧入刃132で押圧すると、 出部111が潰されてフィン固定用溝123の幅方 に広がっていき、隅部127まで広がると、フ ン固定用溝123の高さ方向に押し上げられて 形する。この変形により、コルゲートフィ 固定部114が幅方向へ引っ張られ、その略中 部が盛り上がって変形してしまうことで、 出部111とフィン固定用溝123の底部125との間 隙間Sが形成されてしまう場合があった。

 従って、コルゲートフィンと支持基板と 密着面積および密着力を増加させることが き、これにより、放熱効率を向上させるこ のできるコルゲートフィン型放熱器が望ま ている。

 本発明は、熱を放熱するためのコルゲー フィンと、前記コルゲートフィンの一部を 定するために、側壁部と底部とで形成され 固定溝が複数形成された支持基板と、を備 てなるコルゲートフィン型放熱器であって 前記底部は、少なくとも一部に、当該底部 平行して形成された、当該底部よりも高さ 高くした畝部を有し、前記側壁部は、前記 持基板から垂直方向に立ち下がる立下り部 、この立下り部から前記底部に向かうにつ て拡径するテーパー部と、前記テーパー部 ら前記底部まで連続して形成されるアール 有するコーナー部と、で形成され、前記コ ゲートフィンの一部が前記固定溝の側壁部 底部に沿った形状で固定されていることを 徴とする。

 本発明によれば、底部の少なくとも一部 畝部を有するため、コルゲートフィンの一 は、まず畝部に押圧されて、畝部の形状に って広がる。さらに、底部の形状に沿って がり、固定溝の両側の側壁部に向かって押 広げられる。このように畝部を有すること 、コルゲートフィンと支持基板との密着面 を増加させることができる。さらに、畝部 有することで、その分、コルゲートフィン 変形量を増加させることができ、これによ 、コルゲートフィンの一部を固定溝の両側 コーナー部および側壁部に向かって押し広 る力を強くすることができる。このため、 ルゲートフィンの一部を固定溝に良好に密 させることができる。また、固定溝の側壁 は、立下り部とテーパー部を有するため、 ルゲートフィンの一部が固定溝に嵌合固定 れることで、隣り合うコルゲートフィン同 が互いに引っ張り合う横方向の力が働くの 合わせて、コルゲートフィンの一部を側壁 に、良好に密着させることができる。この うに、コルゲートフィンの一部が固定溝の 壁部と底部に沿った形状で固定されること より、コルゲートフィンと支持基板との密 面積を増加させることができる。さらに、 壁部は、アールを有するコーナー部を有す ため、コーナー部の方向に向かって押し広 られたコルゲートフィンの一部が、コーナ 部を押圧することで、支持基板へのコルゲ トフィンの固定強度を向上させることがで る。

 また、好ましくは、前記立下り部の長さ 、前記側壁部の長さの6分の1以上2分の1以下 とする。また、好ましくは、前記畝部の高さ を、前記固定溝の高さの10分の1以上3分の2以 とし、前記畝部の下端部の幅を、前記固定 の幅の10分の1以上6分の5以下とし、前記畝 の上端部の幅を、前記畝部の下端部の幅の8 の1以上5分の4以下とし、かつ、前記上端部 幅の寸法が前記下端部の幅の寸法以下の関 となるように形成する。

 これによれば、より好適に、また、コル ートフィンに過大な荷重をかけずにコルゲ トフィンの一部を固定溝の側壁部、底部お びコーナー部に沿った形状で固定すること できる。

 また、好ましくは、前記コーナー部のア ルを前記固定溝の幅の16分の1以上3分の1以 とする。

 これによれば、コルゲートフィンの一部 、より良好にコーナー部に密着させること できる。

 また、本発明のコルゲートフィン型放熱 の製造方法は、請求の範囲第1項に記載のコ ルゲートフィン型放熱器を製造する方法であ って、基板製造段階と、フィン成形段階と、 固定段階と、を含んでなる。

 本発明のコルゲートフィン型放熱器の製 方法によれば、基板製造段階により、前記 持基板を押出加工または切削加工すること より、前記テーパー部と、前記コーナー部 を有する前記側壁部と、前記底部と、でな 前記固定溝を複数形成するとともに、前記 部に前記畝部を形成し、フィン成形段階に り、金属薄板を折曲させて、前記コルゲー フィンの下端を構成する、前記支持基板に して略平行なフィン底部と、前記コルゲー フィンの上端を構成する、前記支持基板に して略平行なフィン頂部と、前記フィン底 と前記フィン頂部を連結する、前記支持基 に対して略垂直な連結部とを、前記フィン 部と前記フィン頂部とが交互になるように かつ、隣接する前記連結部の外壁部間の寸 が、前記固定溝の開口幅の寸法と略同幅か 干小さい幅を有するように複数形成するこ によりコルゲートフィンを製造し、固定段 により、前記フィン底部と、当該フィン底 の長手方向の両端部から連続して形成され 前記連結部の下端部とでなるフィン固定部 、開口側から前記固定溝に挿入して前記畝 の上方まで嵌合し、前記連結部の間から、 端に凹部を有するプレス工具の先端部で、 記フィン底部を前記畝部に向けて押圧して 前記フィン固定部を、前記固定溝の形状に って変形させることにより、前記コルゲー フィンを前記支持基板に固定する。

 本発明によれば、次のような効果を得るこ ができる。すなわち、本発明のコルゲート ィン型放熱器によれば、コルゲートフィン 支持基板との密着面積を増加させることが き、支持基板からコルゲートフィンへの熱 導を向上させることができる。このため、 ルゲートフィン型放熱器の放熱効率を向上 せることができる。また、支持基板へのコ ゲートフィンの固定強度を向上させること できる。
 また、本発明のコルゲートフィン型放熱器 製造方法によれば、フィン固定部を、固定 の形状に沿って変形させてコルゲートフィ を支持基板に固定することにより、コルゲ トフィンと支持基板との密着面積および密 力を増加させることができるので、コルゲ トフィン型放熱器の放熱特性を向上させる とができる。また、支持基板へのコルゲー フィンの固定強度を向上させることができ 。さらに、楔材などを使用することなく、 持基板にコルゲートフィンを嵌合し、固定 ることができるため、放熱器の部品点数を 減することができ、放熱器を安価に製造す ことができる。

 前記した本発明の諸側面および効果、並 に、他の効果および更なる特徴は、添付の 面を参照して後述する本発明の例示的かつ 制限的な実施の形態の詳細な説明により、 層明らかとなるであろう。

(a)は、本実施形態に係るコルゲートフ ン型放熱器の全体構成図、(b)は、(a)におけ 固定溝部分の一部拡大斜視図である。 図1における固定溝付近の一部拡大断面 図である。 (a)ないし(c)は、コルゲートフィンを固 溝に固定する様子を説明するための図であ 。 (a)は、従来のコルゲートフィン型放熱 において、コルゲートフィンのフィン固定 が固定溝に固定される様子を示す図、(b)は フィン固定部が固定された固定溝付近の一 拡大断面図である。

符号の説明

 1   コルゲートフィン型放熱器
 10   コルゲートフィン
 11   フィン底部
 12   フィン頂部
 13   連結部
 14   フィン固定部
 15   最外フィン底部
 20   支持基板
 21   上面部
 22   下面部
 23   固定溝
 24   側壁部
 24a   立下り部
 24b   テーパー部
 24c   コーナー部
 25   底部
 26   畝部
 28   係合部
 28a   係合側壁部
 28b   係合底部
 29   かしめ部
 31、32   プレス工具
 31a   凹部

 以下、本発明に係るコルゲートフィン型放 器1を実施するための最良の形態について説 明する。
 コルゲートフィン型放熱器1は、図1(a)に示 ように、熱を放熱するためのコルゲートフ ン10と、コルゲートフィン10の一部を固定す ために、側壁部24と底部25とで形成される固 定溝23が複数形成された支持基板20と、を備 てなる。ここで、コルゲートフィン10および 支持基板20は、銅、銅合金、アルミニウム合 などの熱伝導性に優れた素材により形成さ る。

 コルゲートフィン10は、コルゲートフィ の下端を構成する、支持基板20に対して略平 行なフィン底部11と、コルゲートフィン10の 端を構成する、支持基板20に対して略平行な フィン頂部12と、フィン底部11とフィン頂部12 を連結する、支持基板20に対して略垂直な連 部13と、を有して構成される。フィン底部11 とフィン頂部12は交互に複数形成される。

 このようなコルゲートフィン10は、長尺 の金属薄板をプレス加工などにより折曲さ ることで成形することができる。なお、本 施形態では、図1(a)および図2に示すように、 コルゲートフィン10の最も外側には、連結部1 3が形成されず、また、最外フィン底部15(図2 照)は、他のフィン底部11よりも短く形成さ る。

 また、コルゲートフィン10の連結部13の支 持基板20からの高さは、放熱効果を得るため 十分な高さであれば、特に限定はされない また、コルゲートフィン10の幅W1は、支持基 板20の幅以下でもそれ以上でも良く、特に限 はされない。また、コルゲートフィン10の みは、強度などを考慮して、適宜設定する とができる。

 本実施形態では、このように構成された ルゲートフィン10において、フィン底部11と 、フィン底部11の長手方向の両端部から連続 て形成される連結部13、13の下端付近が固定 溝23に嵌合されて、固定溝23の形状に沿って 定される。以下では、説明の便宜上、当該 分を「フィン固定部」ともいう。フィン固 部14(図2参照)の幅、つまり、連結部13の外壁 間の寸法は、固定溝23の開口側の幅、つま 、側壁部24、24間の寸法と略同幅か若干小さ 幅を有するように形成される。これにより フィン固定部14を固定溝23にスムーズに挿入 することができる。

 支持基板20は、図1(a)および(b)に示すよう 、コルゲートフィン型放熱器1の基台となる ものであり、上面部21に、コルゲートフィン1 0を固定するための所定幅および深さを有す 固定溝23を複数本有している。また、支持基 板20は、下面部22で、半導体素子などの発熱 (図示せず)と当接し、発熱源(図示せず)から 熱をコルゲートフィン10に伝えている。

 固定溝23は、図1(b)に示すように、支持基 20の上面部21から下面部22側へ向かって複数 凹設され、側壁部24と、底部25と、を有して 形成される。

 側壁部24は、支持基板20の上面部21に対し 略垂直に立ち下がる立下り部24aと、立下り 24aから、つまり、立下り部24aの下端部から 続して形成され、底部25に向かうにつれて 径するテーパー部24bと、テーパー部24bから つまり、テーパー部24bの下端部から連続し 形成されるアールを有するコーナー部24cと で形成される。

 立下り部24aの長さL1は、側壁部24の長さL2 6分の1以上2分の1以下とすることが好ましい 。立下り部24aの長さL1が、側壁部24の長さL2の 6分の1以下であると、立下り部24aの長さL1が すぎてしまうため、フィン固定部14を良好に 密着させることができないおそれがあるので 好ましくない。一方、立下り部24aの長さL1が 側壁部24の長さL2の2分の1以上であると、立 り部24aとテーパー部24bのなす角度と、テー ー部24bとコーナー部24cのなす角度が急にな すぎてしまうため、フィン固定部14を良好 密着させることができないおそれがあり好 しくない。立下り部24aの長さL1を、側壁部24 長さL2の4分の1以上3分の1以下とすると、よ 好ましい。

 コーナー部24cのアールは、固定溝23の幅W2 の16分の1以上3分の1以下とすることが好まし 。コーナー部24cのアールが固定溝23の幅W2の 16分の1以下であると、コーナー部24cの角度が 急になりすぎてしまい、フィン固定部14をコ ナー部24cの形状に沿って良好に密着させる とができないおそれがあるので好ましくな 。一方、コーナー部24cのアールが固定溝23 幅W2の3分の1以上であると、コーナー部24cの 度が緩やかになりすぎてしまい、固定強度 不足してしまうおそれがあるので好ましく い。コーナー部24cのアールを、固定溝23の W2の8分の1以上4分の1以下とすると、より好 しい。

 底部25は、支持基板20の上面部21と略平行 平板状に形成され、少なくとも一部に、底 25と平行して形成された、底部25よりも高さ を高くした畝部26を有して構成される。

 畝部26は、本実施形態では、底部25の略中 央部に形成されている。畝部26は、固定溝23 らの高さH2が、固定溝23の高さH1の10分の1以 3分の2以下となり、下端部の幅W3が、固定溝2 3の幅W2の10分の1以上6分の5以下となり、上端 の幅W4が、畝部26の下端部の幅W3の8分の1以 5分の4以下となり、かつ、畝部26の上端部の W4の寸法が畝部26の下端部の幅W3の寸法以下 関係となるように形成する。これにより、 ィン固定部14の固定溝13への密着面積を増加 させることができる。畝部26の固定溝23から 高さH2を、固定溝23の高さH1の4分の1以上2分 1以下とし、畝部26の下端部の幅W3を、固定溝 23の幅W2の5分の1以上3分の1以下とし、畝部26 上端部の幅W4を、畝部26の下端部の幅W3の3分 1以上2分の1以下とすると、より好ましい。

 このような支持基板20は、例えば、押出 工または切削加工により、金属板の一方の 面部(本実施形態では、上面部21)に、固定溝2 3を複数本凹設して形成される。

 また、支持基板20の両端部には、コルゲ トフィン10の最も外側に位置する最外フィン 底部15に最外フィン底部15に連続して形成さ る連結部13を係合するための係合部28が形成 れる。係合部28は、上面部21から垂直方向に 立ち下がる係合側壁部28aと、係合側壁部28aか ら連続して形成される支持基板20に対して平 な係合底部28bと、を有して構成される。係 部28の幅は、最外フィン底部15の外端部から 連結部13の外壁部までの寸法と略同幅となる うに形成される。

 また、係合部28の外側には、さらに、か め部29が形成される。かしめ部29は、圧潰さ ることで、最外フィン底部15を係合部28に固 定するためのものであり、本実施形態では、 係合部28の係合底部28bの外側の端部に沿って ち上がる突起状に形成される。かしめ部29 高さH3は、かしめ部29を圧潰したときに、先 部付近が係合側壁部28aに引っかかることの いように、係合側壁部28aの高さ、つまり、 定溝23の高さH1よりも低くなるように形成さ れることが好ましい。

 次に、フィン固定部14が固定溝23に固定さ れる様子について図3(a)ないし(c)および適宜 1、2を参照して説明する。図3(a)に示すよう 、コルゲートフィン10のフィン固定部14が、 口側から固定溝23に挿入されて畝部26の上方 まで嵌合される。そして、図3(b)に示すよう 、連結部13、13の間から、先端に凹部31aを有 るプレス工具31の先端部で、フィン底部11が 固定溝23の畝部26に向けて押圧される。これ より、フィン底部11が畝部26の形状に沿って 着するとともに、畝部26から固定溝23の底部 25の幅方向に押し広げられていき、コーナー 24cの形状に沿って密着する。さらに、コー ー部24cから上方へ押し上げられて、テーパ 部24bおよび立下り部24aの形状に沿って密着 る。

 固定溝23の側壁部24は、立下り部24aとテー パー部24bを有するため、フィン固定部14が固 溝23に嵌合固定されることで、隣り合うコ ゲートフィン20同士が互いに引っ張り合う横 方向の力が働くのに合わせて、フィン固定部 14のうち、特に、連結部13、13を側壁部24に、 好に密着させることができる。また、側壁 24は、アールを有するコーナー部24cを有す ため、フィン固定部14をコーナー部24cに良好 に密着させることができる。このようにして 、図3(c)に示すように、フィン固定部14が、固 定溝23の形状に沿って密着して固定される。

 また、これと同時に、最も外側の連結部1 3と最外フィン底部15を係合部28(図1(b)参照)に 合し、先端が平坦なプレス工具32でかしめ 29を係合底部28b(図1(b)参照)に近接する方向に 押圧すると、かしめ部29が、プレス工具32の 端の形状に沿って圧潰されていき、最外フ ン底部15の上に広がって、最外フィン底部15 係合底部28b(図1(b)参照)側へ押圧する。これ より、図3(c)に示すように、最外フィン底部 15および連結部13が係合部28(図1(b)参照)に固定 される。

 このようにして、コルゲートフィン20が 持基板10に固定される。なお、プレス工具31 先端の凹部31aは、畝部26の下端部の幅およ 高さとフィン底部11の厚みを考慮して、フィ ン底部11を畝部26の形状に沿って密着させる とのできる幅および深さとすることが好ま い。

 本実施形態に係るコルゲートフィン型放 器1によれば、コルゲートフィン10のフィン 定部14を支持基板20の固定溝23の形状に沿っ 密着させることにより、コルゲートフィン1 0と支持基板20との密着面積を増加させること ができ、支持基板20からコルゲートフィン10 の熱伝導を向上させることができる。この め、コルゲートフィン型放熱器1の放熱効率 向上させることができる。また、コルゲー フィン10の支持基板20への固定強度を向上さ せることができる。

 以上、本実施形態に係るコルゲートフィ 型放熱器について説明したが、本発明のコ ゲートフィン型放熱器は、本実施形態に限 されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱 ない範囲で種々の変形が可能であることは ちろんである。