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Title:
DAMPING WATER CIRCULATOR
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2009/031372
Kind Code:
A1
Abstract:
Damping water circulators (3a, 3b, 3c, 3d) for circulating damping water among printing presses (2a, 2b, 2c, 2d) and purifying the damping water includes upper and lower tanks (8, 9), and a purification unit (10) provided between the upper and lower tanks (8, 9). The damping water returning from the printing presses (2a, 2b, 2c, 2d) is purified by the purification unit (10) and stored in the lower tank (9). It is then fed out from the lower tank (9) to the upper tank (8) and is supplied to the printing presses (2a, 2b, 2c, 2d). Water supply to the damping water is interrupted by a predetermined time before the end of print operation of the printing presses (2a, 2b, 2c, 2d) and the damping water remaining in the upper and lower tanks is consumed during that predetermined time.

Inventors:
SHINNISHI ATSUSHI (JP)
Application Number:
PCT/JP2008/063510
Publication Date:
March 12, 2009
Filing Date:
July 28, 2008
Export Citation:
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Assignee:
SHINNISHI ATSUSHI (JP)
International Classes:
B41F7/32; B41F7/24
Foreign References:
JPH11188836A1999-07-13
JP3100661U2004-05-27
JPS4859907A1973-08-22
JP2000177095A2000-06-27
JP2007237007A2007-09-20
Attorney, Agent or Firm:
KITAMURA, Chikahiko (Takou Building Kudan 7th floor8-5, Iidabashi 2-chom, Chiyoda-ku Tokyo 72, JP)
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Claims:
 印刷機との間で湿し水を循環させて浄化する湿し水循環装置であって、
 上下のタンクと、
 該上下のタンクの間に設けられた浄化ユニットと、
を備え、前記印刷機から還流した湿し水は、前記浄化ユニットにより浄化され、下側のタンクに貯留され、該下側のタンクから上側のタンクに送出された後、前記印刷機に供給され、該印刷機による印刷動作終了の所定時間前に湿し水の補給水の供給が停止され、該所定時間で前記上下のタンク内に残留している湿し水が消費されるように構成されていることを特徴とする湿し水循環装置。
 前記上側のタンクの水位が下限値を下回ると、湿し水の補給水の供給が開始され、前記上側のタンクの水位が上限値を上回ると、湿し水の補給水の供給が停止されるように構成されている請求項1に記載の湿し水循環装置。
 前記上側のタンクにはオーバーフロー設備が設けられており、該上側のタンク内の湿し水は該オーバーフロー設備を介して前記浄化ユニットに供給される請求項1又は2に記載の湿し水循環装置。
 前記下側のタンクの水位が下限値を下回ると、前記上側のタンクへの湿し水の送出が停止され、前記下側のタンクの水位が上限値を上回ると、前記上側のタンクへの湿し水の送出が開始されるように構成されている請求項1~3のいずれか1の請求項に記載の湿し水循環装置。
 印刷色の異なる印刷機毎に設けられている請求項1~4のいずれか1の請求項に記載の湿し水循環装置。
 前記浄化ユニットには、着脱可能なフィルターボックスと、折り畳み式の水切り用受け皿とが設けられており、該水切り用受け皿上でフィルターボックス内に収容されたフィルターを交換可能なように構成されている請求項1~5のいずれか1の請求項に記載の湿し水循環装置。
Description:
湿し水循環装置

 本発明は、オフセット印刷において印刷 との間で湿し水を循環させて浄化する湿し 循環装置に関するものである。

 一般に、オフセット印刷において、湿し は必要不可欠な存在であり、この湿し水を 刷機との間で循環させて浄化させるために し水循環装置が設けられている。

 従来のこの種の湿し水循環装置は、印刷機 の間で湿し水を循環させ、印刷色毎に設け れた水舟から還流した湿し水を浄化ユニッ により清浄な湿し水に再生した後、再度、 水舟に清浄な湿し水を供給するように構成 れている(例えば、特許文献1参照)。

特開2004-351745号公報

 しかしながら、上記した従来の湿し水循 装置では、全印刷色分の水舟の湿し水を1台 の湿し水循環装置で処理しているため、湿し 水の総水量が多くなり、湿し水を十分に浄化 することができず、湿し水の汚濁や腐敗など により印刷機にトラブルが発生するといった 問題があった。

 また、湿し水の循環を続けていると、次 に湿し水として使用できない程度にまで汚 や腐敗などが進行してしまい、定期的に湿 水の入れ替え作業を行う必要が生じていた そのため、湿し水の入れ替え作業に手間が かるといった問題や、湿し水の入れ替え時 は、湿し水廃液が産業廃棄物扱いになるた 、廃液処理を専門業者に委託する必要があ 、その処理コストが嵩むといった問題もあ た。

 本発明は、上記した課題を解決すべくな れたものであり、湿し水の浄化性能の向上 図り、湿し水の入れ替え作業や湿し水廃液 処理が不要な湿し水循環装置を提供するこ を目的とするものである。

 上記した目的を達成するため、本発明は 印刷機との間で湿し水を循環させて浄化す 湿し水循環装置であって、上下のタンクと 該上下のタンクの間に設けられた浄化ユニ トと、を備え、前記印刷機から還流した湿 水は、前記浄化ユニットにより浄化され、 側のタンクに貯留され、該下側のタンクか 上側のタンクに送出された後、前記印刷機 供給され、該印刷機による印刷動作終了の 定時間前に湿し水の補給水の供給が停止さ 、該所定時間で前記上下のタンク内に残留 ている湿し水が消費されるように構成され いることを特徴とする。

 そして、前記上側のタンクの水位が下限 を下回ると、湿し水の補給水の供給が開始 れ、前記上側のタンクの水位が上限値を上 ると、湿し水の補給水の供給が停止される うに構成されているのが好ましい。

 また、前記上側のタンクにはオーバーフ ー設備が設けられており、該上側のタンク の湿し水は該オーバーフロー設備を介して 記浄化ユニットに供給されるのが好ましい

 さらに、前記下側のタンクの水位が下限 を下回ると、前記上側のタンクへの湿し水 送出が停止され、前記下側のタンクの水位 上限値を上回ると、前記上側のタンクへの し水の送出が開始されるように構成されて るのが好ましい。

 さらに、本発明に係る湿し水循環装置は 印刷色の異なる印刷機毎に設けられている が好ましい。

 さらにまた、前記浄化ユニットには、着 可能なフィルターボックスと、折り畳み式 水切り用受け皿とが設けられており、該水 り用受け皿上でフィルターボックス内に収 されたフィルターを交換可能なように構成 れていてもよい。

 本発明によれば、湿し水の浄化性能の向 を図ることができ、湿し水の入れ替え作業 湿し水廃液の処理が不要となり、メンテナ ス作業の簡素化を図ると共にメンテナンス ストの低減化を図ることができる。

本発明の実施の形態に係る湿し水循環 置を備えた湿し水循環システムを示す系統 である。 本発明の実施の形態に係る湿し水循環 置を示す斜視図である。 本発明の実施の形態に係る湿し水循環 置の浄化ユニットを示す斜視図である。 本発明の実施の形態に係る湿し水循環 置の浄化ユニットのフィルターを交換する の状態を示す斜視図である。

 以下、図面を参照しつつ、本発明の実施 形態について説明する。

 図1は本発明の実施の形態に係る湿し水循 環装置を備えた湿し水循環システムを示す系 統図であり、この湿し水循環システム1は、 数の印刷色(図示では4色)毎にそれぞれ設け れた印刷機2a,2b,2c,2d、本発明の実施の形態に 係る湿し水循環装置3a,3b,3c,3d、冷凍機4a,4b,4c,4 d、及び中継タンク5a,5b,5c,5dと、1台の定量装 6とを備えて構成されている。そして、各印 機2a,2b,2c,2dには水舟7a,7b,7c,7dがそれぞれ2個 つ設けられている。

 次に、図2~図4を参照しつつ、本発明の実 の形態に係る湿し水循環装置3a,3b,3c,3dの構 について説明する。ここで、図2は本発明の 施の形態に係る湿し水循環装置を示す斜視 、図3は同湿し水循環装置の浄化ユニットを 示す斜視図、図4は同湿し水循環装置の浄化 ニットのフィルターを交換する時の状態を す斜視図である。なお、湿し水循環装置3a,3b ,3c,3dはすべて同一の構成を備えているため、 ここでは代表して湿し水循環装置3aの構成に いて説明する。

 本実施の形態に係る湿し水循環装置3aは 上下のタンク8,9と、上下のタンク8,9の間に けられた浄化ユニット10とを備えている。

 上側のタンク8には、上側のタンク8内の 位を検出するための水位センサー11と、上側 のタンク8内の湿し水を浄化ユニット10に供給 するためのオーバーフロー設備12と、下側の ンク9からの湿し水を上側のタンク8内に供 するための供給設備13とが設けられている。 また、上側のタンク8の下面側には、供給管14 及び還流管15を介して前記冷凍機4aが接続さ ており、供給管14及び還流管15の途中にはそ ぞれダブルタップのバルブ(図示省略)が介 されているため、上側のタンク8に対する冷 機4aの着脱作業の簡略化を図ることができ 。さらに、上側のタンク8の下面側には、供 管31を介して送水ポンプ16が接続されており 、送水ポンプ16の上流側及び下流側にはそれ れダブルタップのバルブ(図示省略)が介装 れているため、送水ポンプ16の交換作業の簡 略化を図ることができる。

 オーバーフロー設備12は、いずれも円筒 状の内筒部17と外筒部18とによって二重構造 成しており、内筒部17の高さは外筒部18より 僅かに低く、外筒部18の上下にはそれぞれ複 の通孔19,20が穿設されている。これにより 図2中において矢印で示すように、上側のタ ク8内の湿し水は、通孔19,20を通って外筒部1 8と内筒部17の間に流入後、内筒部17の上端を り越えて内筒部17内に流入するようになっ いる。また、水位センサー11は、長さの異な る3本の第1~第3電球棒21,22,23を備えている。

 下側のタンク9には、下側のタンク9内の 位を検出するための水位センサー24が設けら れており、この水位センサー24は、長さの異 る3本の第1~第3電球棒25,26,27を備えている。 た、下側のタンク9には、電磁弁28を介して 記定量装置6が接続されており、電磁弁28の 流側及び下流側にはそれぞれダブルタップ バルブ(図示省略)が介装されているため、 磁弁28の交換作業の簡略化を図ることができ る。さらに、下側のタンク9の下面側には、 環パイプ32を介して循環ポンプ29が接続され おり、循環ポンプ29の上流側及び下流側に それぞれダブルタップのバルブ(図示省略)が 介装されているため、循環ポンプ29の交換作 の簡略化を図ることができる。

 図3及び図4に良く示されているように、 化ユニット10には、複数段(図示では3段)のフ ィルターボックス30が水平にスライド可能且 着脱可能に設けられており、各フィルター ックス30にはフィルター33が収納されている 。また、浄化ユニット10には下端角部を支点 回転可能な折り畳み式の水切り用受け皿34 設けられている。そして、フィルター33の交 換時には、この水切り用受け皿34を回転させ この水切り用受け皿34上にフィルターボッ ス30をスライドさせることにより、フィルタ ー33の交換作業時にフィルター33から滴下し 水分は水切り用受け皿34に受け止められ、下 側のタンク9内に落下するため、床を濡らし り、汚したりすることなく、フィルター33の 交換作業を行うことができる。

 次に、図1及び図2を参照しつつ、本発明 実施の形態に係る湿し水循環装置3aの作用に ついて説明する。なお、湿し水循環装置3a,3b, 3c,3dの作用はすべて同一であるため、ここで 代表して湿し水循環装置3aの作用について 明する。

 湿し水循環装置3aの上側のタンク8に貯留 れている湿し水は、送水ポンプ16によって 刷機2a側へ送出され、印刷機2aの各水舟7aへ 水される。印刷機2aでは、水舟7aの水面と接 しているロ-ラ(図示省略)から印刷版面へ水 供給され、印刷動作が行われ、印刷機2aに いて消費されなかった湿し水は、中継タン 5aに集められた後、湿し水循環装置3aの浄化 ニット10へ還流される。

 浄化ユニット10では、印刷機2aにおける印 刷中に湿し水中に含有された紙粉やパウダ- が各フィルターボックス30のフィルターによ って除去され、浄化され、この浄化された湿 し水は下側のタンク9に貯留される。

 下側のタンク9では、タンク9内の水位が 位センサー24によって監視されており、タン ク9内の水位が第3電極棒27の下端レベル(上限 )を上回ると、循環ポンプ29が始動され、下 のタンク9から上側のタンク8への湿し水の 出が開始される。一方、下側のタンク9内の 位が第2電極棒26の下端レベル(下限値)を下 ると、循環ポンプ29が停止され、下側のタン ク9から上側のタンク8への湿し水の送出が停 される。

 上側のタンク8では、循環ポンプ29によっ 下側のタンク9から送出された湿し水が供給 設備13を介してタンク8内部に供給され、貯留 される。そして、上側のタンク8の水位は水 センサー11によって監視されており、タンク 8内の水位が第2電極棒22の下端レベル(下限値) を下回ると、電磁弁28が開放され、定量装置6 から下側のタンク8内に所定のエッチ液濃度 湿し水が補給され、この湿し水はさらに上 したように循環ポンプ29によって上側のタン ク8に供給される。一方、上側のタンク8内の 位が第3電極棒23の下端レベル(上限値)を上 ると、電磁弁28が閉鎖され、定量装置6から 側のタンク8内への湿し水の補給は停止され 。

 また、上側のタンク8では、タンク8内の し水の温度が液温計(図示省略)によって常時 監視されており、その監視結果に応じて冷凍 機4aにより湿し水が所定温度に冷却され、タ ク8内の湿し水の温度は一定に保持される。

 以降、このように上側のタンク8に供給さ れた所定のエッチ液濃度且つ所定の温度の湿 し水は送水ポンプ16によって印刷機2aに供給 れ、印刷機2aとの間で循環され、印刷機2aに いて所定の印刷動作が行なわれる。

 なお、上側のタンク8内において、例え、 湿し水中に紙粉やパウダ-等の浮遊物が含有 れていたとしても、この湿し水は通孔19,20を 通って外筒部18と内筒部17の間に流入後、湿 水の上部に浮遊している紙粉やパウダ-等の 遊物と共に内筒部17の上端を乗り越えて内 部17内に流入し、浄化ユニット10に供給され 浄化されるため、印刷機2aには常に清浄な し水が確実に供給される。

 上記したように湿し水循環装置3aと印刷 2aとの間で湿し水が循環されて浄化され、印 刷機2aにより印刷動作が行われている際、こ 印刷動作終了の所定時間前に、作業員によ 手動で、或いは、予め設定されたタイマー( 図示省略)等の動作により自動で、図示しな 制御盤から印刷機2aに対して印刷機2aの停止 令が送出されると、電磁弁28は閉鎖され、 量装置6から下側のタンク8内への湿し水の補 給は停止される。

 以降、下側のタンク9内に残留されている 湿し水は上記したように循環ポンプ29の駆動 よって上側のタンク8に供給され、上側のタ ンク8からは、印刷機2aにおいて所定の印刷動 作が終了するまでの前記所定時間、残留して いる湿し水が送水ポンプ16によって印刷機2a 供給され、消費される。

 このように上記した実施の形態に係る湿 水循環装置3a,3b,3c,3dによれば、印刷機2aによ る印刷動作終了の所定時間前に電磁弁28が閉 されて湿し水の補給水の供給が停止され、 所定時間で上下のタンク8,9内に残留してい 湿し水が消費され、印刷動作が行なわれる め、定期的に湿し水の入れ替え作業を行う 要がなく、湿し水の廃液処理を行う必要も い。したがって、メンテナンス作業が簡素 され、メンテナンスコストの低減化を図る とができる。

 また、上側のタンク8からオーバーフロー した湿し水が浄化ユニット10に流入するよう なっているため、湿し水の浄化効率を高め ことができると共に、浄化性能を向上させ ことができる。

 さらに、湿し水循環装置3a,3b,3c,3dが印刷 の異なる印刷機2a,2b,2c,2d毎に設けられている ため、各湿し水循環装置3a,3b,3c,3dで処理する し水の水量が少なくなり、湿し水の滞留時 が短くなるため、湿し水中のエッチ濃度やP Hなどの安定性を向上させることができる。 た、印刷色毎に湿し水循環装置3a,3b,3c,3dを設 けることにより、他色からの過乳化等の悪影 響を防止することができる。さらに、冷凍機 4a,4b,4c,4dが湿し水循環装置3a,3b,3c,3d毎に設け れているため、印刷機2a,2b,2c,2d毎に水温の設 定を変更することができ、印刷精度を向上さ せることができる。さらにまた、使用しない 印刷機2a,2b,2c,2dの湿し水循環装置3a,3b,3c,3dの 源をオフすることもでき、経済的な運転を うことが可能となると共に、印刷機2a,2b,2c,2d 毎にエッチ液の種類の選別を行うこともでき る。

 なお、上記した実施の形態では、印刷色 異なる印刷機2a,2b,2c,2d毎に湿し水循環装置3a ,3b,3c,3dを設けているが、これは単なる例示に 過ぎず、例えば、2色の印刷機で1台の湿し水 環装置を設置する等、湿し水循環装置の設 台数は各種変更可能である。

 また、上記した実施の形態では、定量装 6を1台だけ設置しているが、湿し水循環装 3a,3b,3c,3d毎にそれぞれ定量装置を設置しても よく、さらに、定量装置6から補給される湿 水にはエッチ液の他にIPAが添加されるよう 構成されていてもよい。




 
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