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Patent Searching and Data


Title:
DATA ANALYZING SYSTEM
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2009/025004
Kind Code:
A1
Abstract:
In an LC/MS, for example, a specific analysis has to be made by comparing three kinds of graphic data (as called the "graphs") composed of an LC chromatogram, an MS chromatogram and an MS spectrum with one another on the basis of analysis data. In the prior art, the comparison has been made by comparing a plurality of graphs while arranging and displaying them on one monitor in accordance with the purpose of a user. When an operation is once ended to display the graphs again, however, the display mode is not kept, so that the user has to remake the layout manually but troublesomely each time for a desired one. Intended is to provide a data analyzing system so as to solve the aforementioned problem. The data analyzing system comprises a layout storage unit for storing the layout information containing the kinds of graphs to be displayed on a monitor and the display positions of the individual graphs, so that reference is made to the layout information when the graphs are displayed.

Inventors:
KAGEYAMA TETSUYA (JP)
Application Number:
PCT/JP2007/000869
Publication Date:
February 26, 2009
Filing Date:
August 10, 2007
Export Citation:
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Assignee:
SHIMADZU CORP (JP)
KAGEYAMA TETSUYA (JP)
International Classes:
G01N30/86
Foreign References:
JP2004251830A2004-09-09
JPH05108836A1993-04-30
Attorney, Agent or Firm:
KOBAYASI, Ryohei (7th Floor Hougen-Sizyokarasuma Building, 37, Motoakuozi-tyo, Higasinotouin Sizyo-sagaru, Simogyo-ku, Kyoto-s, Kyoto 91, JP)
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Claims:
 分析データに基づく複数のグラフをモニタ上に並べて表示する機能を有するデータ解析システムであって、
 少なくともモニタ上に表示する複数のグラフの種類と該各グラフの表示位置とを含むレイアウト情報を記憶するレイアウト記憶部と、
 グラフ表示指示の入力に基づき又は所定のタイミングで以て、前記レイアウト情報に基づき、分析データのグラフをモニタ上に表示するグラフ表示部と、
 レイアウト変更指示の入力に基づき、モニタ上に表示するグラフの種類及び/又は該各グラフの表示位置を変更するレイアウト変更部と、
 レイアウト記憶指示の入力に基づき又は所定のタイミングで以て、少なくともモニタ上に表示されているグラフの種類と各グラフの表示位置とをレイアウト情報として前記レイアウト記憶部に保存するレイアウト保存部と、
 を備えることを特徴とするデータ解析システム。
 複数データ表示指示の入力に基づき又は所定のタイミングで以て、分析データに基づく複数のグラフを複数の分析データに関して前記モニタ上に並べて表示する複数データ表示部
 を更に備えることを特徴とする請求項1に記載のデータ解析システム。
 前記複数データ表示部が、単一の分析データに関するレイアウト情報に基づき、分析データに基づく複数のグラフを複数の分析データに関してモニタ上に並べて表示する
 ことを特徴とする請求項2に記載のデータ解析システム。
 前記レイアウト記憶部に保存されているレイアウト情報が、更に、グラフの種類間の関連情報を有しており、
 モニタ上に表示されている一つのグラフに関して表示形態変更指示が入力されたことに基づき、該グラフの表示形態を変更するとともに、前記レイアウト情報を参照し、モニタ上に表示されている他の関連するグラフの表示形態を連動変更する表示形態連動変更部
 を更に備えることを特徴とする請求項1~3のいずれかに記載のデータ解析システム。
 モニタ上に表示されている一又は複数のグラフに関して連動停止指示が付与されている場合には、前記表示形態連動変更部は、該連動停止指示が付与されたグラフを除いたグラフの表示形態を連動変更する
 ことを特徴とする請求項4に記載のデータ解析システム。
Description:
データ解析システム

 本発明はデータ解析システムに関する。詳 には、分析装置や測定装置等によって得ら た分析データを図形的にモニタに表示させ 機能を備えたデータ解析システムに関する
 なお、本発明においては、クロマトグラム スペクトル、等高線といった、ユーザが視 的に理解できる形態で図形表示されたデー を総称して「グラフ」と呼ぶものとする。

 LC(液体クロマトグラフ)、GC(ガスクロマト グラフ)、LC/MS(液体クロマトグラフ質量分析 )、GC/MS(ガスクロマトグラフ質量分析計)とい った分析装置では、分析自体を行う分析部に 対して、その分析部によって取得される分析 データに基づく解析を行うデータ解析部(デ タ解析システム)が接続されており、このデ タ解析部によって分析結果としてのクロマ グラムやスペクトル等が得られる。

 データ解析部は通常、所定の解析アプリ ーション(プログラム)を実行するコンピュ タであって、分析装置と直接接続されてい 。また、データ解析部と分析装置とはLAN(Loca l Area Network)などのデータ通信ネットワーク 介してデータ通信可能に接続されていたり ることもある。こういった解析アプリケー ョンの一例に、非特許文献1に記載のデータ 解析アプリケーションがある。このデータ解 析アプリケーションはLC/MSの分析結果を解析 るための種々の機能を有しており、これら 機能を用いることによってユーザは分析デ タの解析を簡単且つ効果的に行うことがで る。また、このデータ解析アプリケーショ ではサーバ等の保存領域内に蓄積されてい 過去の分析結果も参照することが可能であ 、複数の分析結果を比較することも出来る うになっている。

 ところで、例えばLC/MSによる分析を行っ 後には、ユーザはLCクロマトグラムに出現し ているピークがMSクロマトグラムに存在する 否かを見て、有意と思われるピークが存在 ていればそのピークに対応するMSスペクト を確認するといった、グラフ同士の比較作 を行う。

 こういった比較作業が効率良く行えるよ に、従来のデータ解析システムには一つの 面にMSクロマトグラムとMSスペクトルとを並 べて同時に表示させる機能が備わっているも のがある。さらに、例えばMSクロマトグラム ついて拡大、縮小、表示箇所変更といった 示形態の変更を行うと、同一画面に表示さ ているMSスペクトルの表示形態も連動して 更するという機能を備えるものもある。こ ような機能を活用することによって、グラ の比較に要する手間や時間が省かれ、作業 率が高まる。

株式会社島津製作所,"LCMSsolution",[online],[ 成19年7月12日検索],インターネット<URL:http ://www.an.shimadzu.co.jp/products/lcms/ev/ev4.htm>

 しかし、従来のデータ解析システムには次 ような問題があった。
(問題1)モニタ上に複数のグラフを並べて表示 させつつ比較作業を行う際には、ユーザは比 較を行いやすいように、モニタ上に表示させ るグラフの種類やその位置を、つまりレイア ウトを変更することがある。しかし、作業を 一旦終了した後に再度グラフを表示させたり 、別の分析ファイルに関するグラフを表示し たりすると、先程表示されていたレイアウト が再現されることがなかった。そのためユー ザは再度レイアウトを設定しなおさねばなら ず、これは非常に面倒であった。

(問題2)複数の分析データに関するグラフを 複数表示する際には、限られたモニタの広さ に多数のグラフを表示することになる。した がって、一つのグラフの表示領域が狭くなっ てしまう。また、レイアウトの変更に制約が あり、各分析に関する不要なデータも同時に 表示されてしまうので、モニタの表示領域を 無駄に使用してしまうこともあった。このた め、十分な情報を得ることができず、各グラ フをプリントアウトするなど、別の方法をと らざるを得なくなり、非効率であった。

 本発明は上記問題に鑑みて成されたもの あり、分析データに基づく複数のグラフを 較する必要がある場合に、この比較作業に するユーザの負担を軽減することを目的と ている。

 以上のようにして成された本発明に係るデ タ解析システムは、分析データに基づく複 のグラフをモニタ上に並べて表示する機能 有するデータ解析システムであって、
 少なくともモニタ上に表示する複数のグラ の種類と該各グラフの表示位置とを含むレ アウト情報を記憶するレイアウト記憶部と
 グラフ表示指示の入力に基づき又は所定の イミングで以て、前記レイアウト情報に基 き、分析データのグラフをモニタ上に表示 るグラフ表示部と、
 レイアウト変更指示の入力に基づき、モニ 上に表示するグラフの種類及び/又は該各グ ラフの表示位置を変更するレイアウト変更部 と、
 レイアウト記憶指示の入力に基づき又は所 のタイミングで以て、少なくともモニタ上 表示されているグラフの種類と各グラフの 示位置とをレイアウト情報として前記レイ ウト記憶部に保存するレイアウト保存部と
 を備えることを特徴としている。

 また、本発明に係るデータ解析システムは
 複数データ表示指示の入力に基づき又は所 のタイミングで以て、分析データに基づく 数のグラフを複数の分析データに関して前 モニタ上に並べて表示する複数データ表示 を更に備えることが望ましい。

 更に、本発明に係るデータ解析システムは 好ましくは、
 前記レイアウト記憶部に保存されているレ アウト情報が、更に、グラフの種類間の関 情報を有しており、
 モニタ上に表示されている一つのグラフに して表示形態変更指示が入力されたことに づき、該グラフの表示形態を変更するとと に、前記レイアウト情報を参照し、モニタ に表示されている他の関連するグラフの表 形態を連動変更する表示形態連動変更部
 を更に備えた構成とすることもできる。

 本発明に係るデータ解析システムでは、複 のグラフをモニタ上に並べて表示するシス ムにおいて、どの種類のグラフをどの位置 表示するのかを指示するレイアウト情報を イアウト記憶部に記憶させている。そして 分析ファイルに基づくグラフを新規にモニ 上に表示させる際には、グラフ表示部はそ レイアウト情報に記されている種類のグラ を同じくレイアウト情報に記されている位 に表示させる。従って、上記(問題1)が解決 れる。
 また、レイアウト保存部は、現時点でモニ 上に表示されているグラフの種類やその表 位置をレイアウト情報としてレイアウト記 部に保存させるから、ユーザが作業しやす レイアウトを保存して、それを再現するこ が可能となる。故に、複数のグラフの比較 業を行う際の作業効率が格段に向上する。

 また、本発明に係るデータ解析システム 、表示したいグラフの種類を任意に選択で る機能を備えることにより、複数の分析デ タを比較する場合でも、必要なグラフのみ 表示し、比較する最適なレイアウトを作成 ることができる。従って、上記(問題2)が解 される。

 更に、本発明に係るデータ解析システムが 示形態連動変更部を備えた構成とすること より、グラフの表示形態を一つ一つ手作業 行う手間が解消されるから、グラフ同士の 較をより効果的に行うことができるように る。
 具体的には例えばLCクロマトグラム、MSクロ マトグラム、MSスペクトルといった互いに関 し合う複数のグラフをモニタ上に並べて表 させた状態で、LCクロマトグラムを時間軸 向に拡大表示させると、同じ時間軸を有す MSクロマトグラムも同様に拡大表示されると いった連動表示が可能となる。また、複数の 分析データに関する複数のグラフについても 同様に連動表示させることにより、スクリー ニング作業などを高い効率で以て行うことが 可能となる。

本発明に係るデータ解析システムの一 施例のハードウェア構成を示す図。 本発明の一実施例におけるレイアウト 報の概念図。 本発明の一実施例における画面表示の 例。 本発明の一実施例におけるレイアウト 報の更新の概念図。 本発明の一実施例における画面表示の の例。 本発明の一実施例における他のレイア ト情報の概念図。

符号の説明

10…CPU
12…メモリ
14…モニタ
16…入力部
20…記憶部
21…データ解析プログラム
22…レイアウト記憶部
23…OS
24…グラフ表示部
25…レイアウト変更部
26…レイアウト保存部
27…複数データ表示部
28…表示形態連動変更部
NW…ネットワークケーブル

 以下、本発明に係るデータ解析システム 実施例について図面を参照しつつ説明を行 。

 図1に本発明の一実施例に係るデータ解析 システムのハードウェア構成を示す。中央演 算処理装置であるCPU10にメモリ12、CRT(Cathode R ay Tube)やLCD(Liquid Crystal Display)等から成るモ タ14、キーボードやマウスなどの入力部16、 ハードディスクなどの記憶部20が接続されて る。そして記憶部20には、データ解析プロ ラム21、レイアウト記憶部22、オペレーティ グシステム(OS)23が記憶されている。

 また、本実施例に係るデータ解析システ は、ネットワークケーブルNWを介して外部 分析装置(図示せず)に接続されている。本実 施例では液体クロマトグラフ質量分析計(LC/MS )と接続されているものとするが、どのよう 種類の分析装置と接続されていても構わな 。また、分析装置には一般的に計測装置と ばれる装置も含むものとする。ただし、本 明のデータ解析システムの特徴を活かすた には、LC/MSやGC/MSといった、一回の分析に基 いて複数のグラフが作成されるような分析 置と接続することが好ましい。また、本発 のデータ解析システムにおいて扱うグラフ 、LCクロマトグラム、MSクロマトグラム、MS ペクトル、PDAクロマトグラム、PDAスペクト をはじめとする各種のものが考えられ、特 限定されるものではない。

 さらに、本実施例ではデータ解析システ が分析装置と直接接続されていて、分析装 から分析データが出力されるシステム形態 想定するが、本発明では、分析データのデ タ解析システムへの入力形態は特に問わな 。例えば分析装置から出力された分析デー を一旦ネットワーク上に設けられたデータ ーバに蓄積するような分析システムにおい 本発明のデータ解析システムを利用するよ な場合においては、データ解析システムが ういったデータサーバと接続されていても ちろん構わない。

 図1にはデータ解析プログラムに係るよう に、グラフ表示部24、レイアウト変更部25、 イアウト保存部26、複数データ表示部27、表 形態連動変更部28が示されているが、これ はいずれも基本的にはCPU10がデータ解析プロ グラム21を実行することによってソフトウェ 的に実現される構成である。

 レイアウト記憶部23について説明する。レ アウト記憶部23にはレイアウト情報が記憶さ れている。レイアウト情報は、モニタ14上に の種類のグラフを表示するか、そして各グ フをモニタ上の又はウィンドウ上における の位置に表示するか、といった情報を含ん いる。なお、レイアウト情報には各グラフ モニタ14上における表示サイズが含まれて ても良い。
 図2は本実施例におけるレイアウト情報の概 念図である。図2に示すレイアウト情報には グラフ表示枠が上下方向に三つ(1)~(3)設けら ていること、そして枠(1)はLCクロマトグラ 、枠(2)はMSクロマトグラム、枠(3)はMSスペク ルとそれぞれ関連していることが記されて る。

 次に、ユーザが本発明に係るデータ解析 ステムを用いてデータ解析を行う場合の、 実施例に係るデータ解析システムの動作(デ ータ解析プログラム21の動作)について、機能 毎に説明を行う。

[複数のグラフの表示]
 ユーザが入力部16を適宜に操作することに りグラフ表示指示を入力すると、このグラ 表示指示の入力を受けたグラフ表示部24は、 レイアウト記憶部22に記憶されているレイア ト情報を参照する。ここでは、図2に示すよ うなレイアウトで以て、LCクロマトグラム、M Sクロマトグラム、MSスペクトルを表示すると いう情報を取得する。グラフ表示部24はまた 図示せぬ分析装置(LC/MS)から出力される分析 データを取得し、図3に示すように、モニタ14 上の所定のウィンドウ(ここでは「グラフ表 ウィンドウ」とする)においてこの分析デー に基づくLCクロマトグラム、MSクロマトグラ ム、MSスペクトルをそれぞれ枠(1)~(3)に表示さ せる。
 グラフ表示部24は上記のようにユーザが入 部16を操作することによってグラフ表示指示 が入力されたことに基づいてグラフの表示を 行うほか、アプリケーションが起動されたタ イミングや、分析装置が選択されたタイミン グといった、予め定められたタイミングで以 てレイアウト情報を参照してグラフの表示を 行うようにしてもよい。
 また、グラフ表示指示には、通常、どの分 データに関するグラフを表示させるかを指 する分析データ指示が含まれている。

[レイアウトの変更]
 図3に示すような、複数のグラフが並べて表 示されているグラフ表示ウィンドウにおいて ユーザがグラフの種類やその表示箇所を変更 することもできる。いま、例えばユーザが入 力部16を適宜に操作することにより、枠(1)にM Sスペクトル、枠(2)にMSクロマトグラムを表示 させるための、グラフの種類の変更(枠数の 更)とグラフの表示位置の変更とから成るレ アウト変更指示を入力したとすると、レイ ウト変更部25はそのレイアウト変更指示に づき、図4の左段に示すようにグラフ表示ウ ンドウにおけるグラフの表示箇所を変更す 。

[レイアウトの保存]
 グラフ表示ウィンドウの状態を保存させた 場合には、ユーザは入力部16を操作する(例: レイアウト保存ボタン(非図示)を押下する)こ とにより、レイアウト記憶指示を入力する。 レイアウト保存部26はこのレイアウト記憶指 の入力を受けると、モニタ14上のグラフ表 ウィンドウに表示されているグラフの種類 び各グラフの表示位置をレイアウト情報と てレイアウト記憶部22に保存する。このとき 、レイアウト保存部26はレイアウト情報を、 にレイアウト記憶部22に保存されているレ アウト情報に対して上書き保存しても構わ いし、一意の識別名等を付すこと等により 名にて保存しても構わない。別名で保存し おくことにより、レイアウト記憶部22内に複 数のレイアウトのパターンが登録されること になるから、例えばユーザがグラフ表示指示 を入力する際に、レイアウト記憶部22内の複 のうちから一つのレイアウト情報を指定す ことによって、簡単に所望のレイアウトで て分析データのグラフを表示させることが きるようになる。
 また、レイアウト保存部26がレイアウトを 存するタイミングは、ユーザによってレイ ウト入力指示が入力された時点に限らず、 ラフ表示ウィンドウが閉じられる時点や、 プリケーションが終了する時点といった予 定められた所定のタイミングとすることも きる。これによって、次にグラフ表示ウィ ドウが開く際には、最後に表示されていた ラフのレイアウトが反映されるため、ユー は、グラフ表示ウィンドウを開く度に逐一 イアウトを所望の形態に変更しなければな ない煩わしさから解放される。

[複数の分析データの表示]
 以上に述べた例では、グラフ表示ウィンド に表示される複数のグラフが単一の分析デ タに基づくものであった。本発明に係るデ タ解析システムの一実施例では、複数デー 表示部27を備えており、これによって、一 の分析データに関して複数のグラフが作成 きる場合(例えば上記のように、一つの分析 ータからLCクロマトグラム、MSクロマトグラ ム、MSスペクトルといった複数のグラフが作 されるような場合)において、複数の分析デ ータを容易に比較することができる。
 ユーザは入力部16を操作する(例:モニタ14上 表示させたい複数の分析データ名が指定さ た状態で複数データ表示ボタン(非図示)を 下する)ことにより、複数データ表示指示を 力する。複数データ表示部27はこの複数デ タ表示指示を受けると、例えばネットワー ケーブルNWを介して外部のサーバより指定さ れた複数の分析データを取得し、図5に示す うに複数のグラフをモニタ14上のグラフ表示 ウィンドウ内に表示させる。図5に示す例で 、二つの分析データ(ここでは第一データ、 二データとする)に関するグラフが並べて表 示されており、左上枠には第一データのLCク マトグラム、左中枠には第一データのMSク マトグラム、左下枠には第一データのMSスペ クトル、右上枠には第二データのLCクロマト ラム、右中枠には第二データのMSクロマト ラム、右下枠には第二データのMSスペクトル が表示されている。すなわち、左右のグラフ を比較することによって、容易に第一データ 及び第二データの比較を行うことが可能とな っている。
 なお、複数データ表示部27がグラフを表示 せるタイミングは、複数データ表示指示が 力された場合に限らず、例えばアプリケー ョンが起動した時点など、予め定められた 定のタイミングとすることもできる。

 複数データ表示部27がグラフ表示ウィン ウに表示させるグラフの種類やその表示位 は、図6に示すようなレイアウト情報をレイ ウト記憶部に保存しておき、複数データ表 部27がそのレイアウト情報を参照すること よって決定すればよい。図6の例では左枠の がAのデータ、右枠の列がBのデータと対応 けられている。そして、上段よりそれぞれLC クロマトグラム、MSクロマトグラム、MSスペ トルが指定されている。

 また、複数データ表示部27は、(例えば図2に 示すような)単一の分析データに関するレイ ウト情報に基づいて、複数の分析データに するグラフを表示するようにすることもで る。例えば、図2に示すような単一の分析デ タに関するレイアウト情報では、縦方向に 割された枠に三種類のグラフが表示されて る。これと同一のレイアウトを右側、又は 側に設けることにより、複数の分析データ 関するグラフが、ユーザにとって比較しや い形態で以て作成される。
 なお、複数データ表示部27が扱うのは三つ 上の分析データであってももちろん構わな 。

[表示形態の連動変更]
 次に、本実施例に係るデータ解析システム 備える表示形態連動変更部28について説明 る。
 ユーザが入力部16を操作する(例:LCクロマト ラムに関して所定の領域を選択して拡大ボ ン(非図示)を押下する)ことによってモニタ1 4上に表示されているあるグラフの表示形態 更指示が入力されると、表示形態連動変更 28はレイアウト記憶部22に保存されているレ アウト情報に含まれているグラフの種類間 関連情報を参照する。この関連情報には異 る種類のグラフ間でどのように表示形態を 動させるかを示す情報が含まれている。例 ば、LCクロマトグラム、MSクロマトグラム、 MSスペクトルの三種類のグラフに関して、LC ロマトグラム及びMSクロマトグラムでは両者 の表示形態を完全に連動させ(表示箇所及び ケールを揃える)、MSスペクトルについては 示形態を独立させるという情報である。な 、関連情報はレイアウト情報自体に含まれ いても良いし、レイアウト情報とは別個に けられていても良い。

 表示形態連動変更部28は前記表示形態変 指示に基づき、LCクロマトグラムの表示形態 を変更するとともに、上記関連情報に基づき 、MSクロマトグラムの表示形態を同様に変更 る。MSスペクトルについては表示形態を変 しない。

 表示形態連動変更部28は、例えば図5に示 ようにモニタ14上に複数の分析データに関 るグラフが表示されている場合であっても 様に、一つのグラフに関して表示形態変更 示の入力があった際には、モニタ14上に表示 されている全ての関連するグラフの表示形態 を変更する。例えば、関連情報が上記と同様 である場合、第一データのMSクロマトグラム 関して表示形態変更指示が入力されると、 示形態連動変更部28は、第一データのMSクロ マトグラム及びLCクロマトグラム、更に第二 ータのMSクロマトグラム及びLCクロマトグラ ムの表示形態を連動して変更する。

 なお、表示形態連動変更部28は、常に連 表示を行うのではなく、モニタ14上に表示さ れている一又は複数のグラフに関して連動停 止指示が付与されている場合には、その連動 停止指示が付与されたグラフを除いたグラフ のみの表示形態を連動変更するようにすれば よい。

 以上、本発明に係るデータ解析システム ついて実施例を用いて説明したが、上記は に過ぎないことは明らかであり、本発明の 旨の範囲内で適宜に変更や修正、又は追加 行っても構わない。

 例えばLC/MSでは、LCによる分析後、MSによ 分析が実行される。従ってLCクロマトグラ とMSクロマトグラムとでは時間的にピークの 出現に若干のずれが生じる。そこで、モニタ 14上に表示される両グラフの時間軸を適宜に らすようにしてもよい。これにより、ユー は比較をより一層行いやすくなる。

 また、上記実施例では各グラフが枠内に 示されていたが、本発明に係るデータ解析 ステムでは、必ずしも各グラフを固定した で区切る必要はなく、各枠の大きさをユー が自由に変更できるようにしてもよい。又 、グラフ表示ウィンドウ内において各グラ が独立した個別ウインドウに表示されるよ にしても構わない。