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Patent Searching and Data


Title:
DESIGN SUPPORT SYSTEM, METHOD AND PROGRAM
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2008/084534
Kind Code:
A1
Abstract:
According to the designation of a user through an input unit, an edition processing for creating passing points which a cable must pass in a virtual space is performed. When such a type of passing point as referring to a component in the virtual space is created, passing point information including the passing direction of a passing point to be created is generated automatically and managed based on the component designated as reference. Passing route of the cable is created using such passing point information.

Inventors:
DEMIZU KOUJI (JP)
KIDERA MASAYUKI (JP)
Application Number:
PCT/JP2007/050187
Publication Date:
July 17, 2008
Filing Date:
January 10, 2007
Export Citation:
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Assignee:
FUJITSU LTD (JP)
DEMIZU KOUJI (JP)
KIDERA MASAYUKI (JP)
International Classes:
G06F17/50
Domestic Patent References:
WO2004104868A12004-12-02
WO2002048923A12002-06-20
Foreign References:
JP2004139974A2004-05-13
JPH0778260A1995-03-20
JP2005027428A2005-01-27
JP2001251741A2001-09-14
Attorney, Agent or Firm:
OSUGA, Yoshiyuki (Nibancho Bldg.8-20, Nibancho, Chiyoda-ku, Tokyo 84, JP)
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Claims:
 装置に用いられるケーブルのルート設計を支援するシステムであって、
 入力装置を介したユーザの指示に応じて、前記ケーブルが仮想空間上で通過すべき通過点を作成する編集手段と、
 前記編集手段により、前記仮想空間内の部品を基準にするタイプの通過点を作成する場合に、該基準として指定された部品に基づいて、該通過点の通過方向を含む通過点情報を作成して管理する通過点管理手段と、
 前記通過点管理手段が管理する通過点情報を用いて、前記仮想空間上に前記ケーブルが通るルートを生成するルート生成手段と、
 を具備することを特徴とする設計支援システム。
 請求項1記載の設計支援システムであって、
 前記通過点管理手段は、前記通過方向として、前記指定された部品の面に平行な方向、及び該面と垂直な方向のうちの何れかを設定する。
 請求項2記載の設計支援システムであって、
 前記通過点管理手段は、前記通過点が前記ルートの開始点、及び終了点のうちの何れかであった場合、前記通過方向として前記面と垂直な方向を設定する。
 請求項3記載の設計支援システムであって、
 前記通過点管理手段は、前記面と垂直な方向として、前記開始点では前記部品の外部に向かう方向、前記終了点では前記部品の内部に向かう方向をそれぞれ設定する。
 請求項2記載の設計支援システムであって、
 前記通過点管理手段は、前記通過点が前記ルートの開始点、及び終了点のうちの何れにも該当しない場合、前記通過方向として前記面と平行な方向を設定する。
 請求項5記載の設計支援システムであって、
 前記通過点管理手段は、前記通過点、及び該通過点の前後に位置する2つの通過点を考慮して2つのベクトルを生成し、該2つのベクトルの和である和ベクトルを求め、該和ベクトルを前記面に投影して得られる該面と平行な方向を前記通過方向として設定する。
 請求項1記載の設計支援システムであって、
 前記通過点管理手段は、前記仮想空間内の部品を基準にするタイプの通過点として、所定の部品の内部を通過させる通過点を前記編集手段が作成する場合に、該所定の部品に定義されている方向のうちの一つを該通過点の通過方向として設定して管理する。
 請求項1記載の設計支援システムであって、
 前記通過点情報は、前記通過点の位置を含み、
 前記通過点管理手段は、前記通過点が前記ルートの開始点、及び終了点のうちの何れにも該当しない場合、該通過点の位置として、前記基準として指定の部品から所定の距離分、離れた位置を設定する。
 装置に用いられるケーブルのルート設計を支援するシステムであって、
 入力装置を介したユーザの指示に応じて、前記ケーブルが仮想空間上で通過すべき通過点を作成する編集手段と、
 前記編集手段により、前記仮想空間内の所定の部品の内部を通過させる通過点を作成する場合に、該所定の部品に定義されている方向のうちの一つを該通過点の通過方向として設定して管理する通過点管理手段と、
 前記通過点管理手段が管理する通過方向を用いて、前記仮想空間上に前記ケーブルが通るルートを生成するルート生成手段と、
 を具備することを特徴とする設計支援システム。
 装置に用いられるケーブルのルート設計を支援するための方法であって、
 入力装置を介したユーザの指示に応じて、前記ケーブルが仮想空間上で通過すべき通過点を作成する編集処理を行い、
 前記編集処理により、前記仮想空間内の部品を基準にするタイプの通過点を作成する場合に、該基準として指定された部品に基づいて、該通過点の通過方向を含む通過点情報を自動作成して管理する、
 ことを特徴とする設計支援方法。
 装置に用いられるケーブルのルート設計を支援するための方法であって、
 入力装置を介したユーザの指示に応じて、前記ケーブルが仮想空間上で通過すべき通過点を作成する編集処理を行い、
 前記編集処理により、前記仮想空間内の所定の部品の内部を通過させる通過点を作成する場合に、該所定の部品に定義されている方向のうちの一つを該通過点の通過方向として設定して管理する、
 ことを特徴とする設計支援方法。
 装置に用いられるケーブルのルート設計を支援するための方法であって、
 入力装置を介したユーザの指示に応じて、前記ケーブルが仮想空間上で通過すべき通過点を作成する編集処理を行い、
 前記編集処理により、前記仮想空間内の部品を基準にするタイプの通過点を作成する場合に、該タイプの通過点を、前記ルートの開始点、該ルートの終了点、及び他の通過点に分類し、該分類別に異なる通過方向を設定して管理する、
 ことを特徴とする設計支援方法。
 請求項12記載の設計支援方法であって、
 前記タイプの通過点の分類は、前記仮想空間内の所定の部品の内部を通過させる通過点を更に含む。
 装置に用いられるケーブルのルート設計を支援する設計支援システムの構築に用いられるコンピュータに、
 入力装置を介したユーザの指示に応じて、前記ケーブルが仮想空間上で通過すべき通過点を作成する編集機能と、
 前記編集機能により、前記仮想空間内の部品を基準にするタイプの通過点を作成する場合に、該基準として指定された部品に基づいて、該通過点の通過方向を含む通過点情報を自動作成して管理する通過点管理機能と、
 前記通過点管理機能により管理する通過点情報を用いて、前記仮想空間上に前記ケーブルが通るルートを生成するルート生成機能と、
 を実現させるためのプログラム。
 装置に用いられるケーブルのルート設計を支援する設計支援システムの構築に用いられるコンピュータに、
 入力装置を介したユーザの指示に応じて、前記ケーブルが仮想空間上で通過すべき通過点を作成する編集機能と、
 前記編集機能により、前記仮想空間内の所定の部品の内部を通過させる通過点を作成する場合に、該所定の部品に定義されている方向のうちの一つを該通過点の通過方向として設定して管理する通過点管理機能と、
 前記通過点管理機能により管理する通過点情報を用いて、前記仮想空間上に前記ケーブルが通るルートを生成するルート生成機能と、
 を実現させるためのプログラム。
Description:
設計支援システム、方法、及び ログラム

  本発明は、電気製品や自動車等の装置 用いられるケーブルのルート設計を支援す ための技術に関する。

 製品開発する装置のなかには、電気配線 してケーブルが用いられるものがある。ワ ヤーハーネスは、電線やケーブルを加工し ものであり、複数のユニットを備えた装置 大部分、及び自動車などでは、必須の部品 なっている。このことから近年では、ケー ルを配置するルート設計を支援するソフト ェア(以降「ルート設計支援ソフト」と表記 )が販売されている。製造業ではCAD(Computer Aid ed Design)が広く導入されていることから、そ 支援ソフトは普通、装置の設計データを用 て、それに配置するケーブルのルートを仮 空間上で設計するようになっている。ケー ルのルート設計を支援する設計支援システ は、そのルート設計支援ソフトをデータ処 装置(コンピュータ)に実行させることで実 される。

 ケーブルは比較的に柔軟性の高い部品で る。しかし、ケーブルを考慮せずに設計を めると、ケーブルが原因で製品の設計変更 しなければならない場合が生じることがあ 。これは、ケーブルを無理に曲げなくては らない、取付作業性が悪い、他の部品と干 する、といった不具合を見落としやすいた である。設計データを用いたルート設計で 、そのような不具合の見落としを容易に回 することができる。

 設計支援システムを用いたルート設計は ケーブルが通過すべき位置である通過点を 定(作成)していくことで行われる。その通 点の位置指定では、その位置を特定するう で基準となる位置である位置基準を属性と て選択するようになっているのが普通であ 。その位置基準としては、仮想空間の座標 の原点を基準にしたもの(以降「基準座標」 呼ぶ)、別の通過点を基準にしたもの(以降 相対座標」と呼ぶ)、及び仮想空間に配置さ た部品(モデル)を基準にしたもの(以降「モ ル基準」と呼ぶ)、がある。それらの位置基 準は、通過点の位置を特定するために参照さ れることから、「参照先」とも呼ぶことにす る。上記座標系はルート設計を行う対象範囲 で定められたものであり、装置全体は別の座 標系(ここでは「絶対座標系」と呼ぶ)で管理 れるのが普通である。

 ケーブルのルートは、通過点を通る曲線 求めることで決定される。その曲線として 、パラメトリック曲線、特にベジェ曲線を めるのが一般的である。このことから、通 点では、その位置に加えて、ケーブルの通 方向を通過点情報として管理するのが普通 なっている。

 従来の設計支援システムでは、通過点の 過方向は、その通過点の前後に位置する通 点の位置に基づいて自動設定するようにな ていた。このため、モデル基準の通過点で 、その前後の通過点の位置により、部品(モ デル)の内部に向かう通過方向が設定される 合があった(図5A)。

 部品の内部に向かう通過方向が設定された 合、ベジェ曲線により決定されるルートは 品の内部を通る非現実的なものとなる(図5B) 。このことから、適切なルートを確実に決定 できるようにするためには、通過方向(通過 情報)は他の通過点以外のことを考慮して設 することが必要と考えられる。

特開2006-209362号公報

特開平10-21269号公報

 本発明は、ケーブルの適切なルートをより 実に決定できるように通過点情報を自動的 設定するための技術を提供することを目的 する。
 本発明の第1及び第2の態様の設計支援シス ムは共に、装置に用いられるケーブルのル ト設計を支援するためのものであり、それ れ以下の手段を具備する。

 第1の態様の設計支援システムは、入力装 置を介したユーザの指示に応じて、ケーブル が仮想空間上で通過すべき通過点を作成する 編集手段と、編集手段により、仮想空間内の 部品を基準にするタイプの通過点を作成する 場合に、該基準として指定された部品に基づ いて、該通過点の通過方向を含む通過点情報 を自動作成して管理する通過点管理手段と、 通過点管理手段が管理する通過点情報を用い て、仮想空間上にケーブルが通るルートを生 成するルート生成手段と、を具備する。

 第2の態様の設計支援システムは、入力装 置を介したユーザの指示に応じて、ケーブル が仮想空間上で通過すべき通過点を作成する 編集手段と、編集手段により、仮想空間内の 所定の部品の内部を通過させる通過点を作成 する場合に、該所定の部品に定義されている 方向のうちの一つを該通過点の通過方向とし て設定し管理する通過点管理手段と、通過点 管理手段が管理する通過方向を用いて、仮想 空間上にケーブルが通るルートを生成するル ート生成手段と、を具備する。

 本発明の第1~第3の態様の設計支援方法は共 、装置に用いられるケーブルのルート設計 支援するための方法であり、それぞれ以下 ような工程を有する。
 第1の態様の設計支援方法では、入力装置を 介したユーザの指示に応じて、ケーブルが仮 想空間上で通過すべき通過点を作成する編集 処理を行い、編集処理により、仮想空間内の 部品を基準にするタイプの通過点を作成する 場合に、該基準として指定された部品に基づ いて、該通過点の通過方向を含む通過点情報 を自動作成して管理する。

 第2の態様の設計支援方法では、入力装置 を介したユーザの指示に応じて、ケーブルが 仮想空間上で通過すべき通過点を作成する編 集処理を行い、編集処理により、仮想空間内 の所定の部品の内部を通過させる通過点を作 成する場合に、該所定の部品に定義されてい る方向のうちの一つを該通過点の通過方向と して設定して管理する。

 第3の態様の設計支援方法では、入力装置 を介したユーザの指示に応じて、ケーブルが 仮想空間上で通過すべき通過点を作成する編 集処理を行い、編集処理により、仮想空間内 の部品を基準にするタイプの通過点を作成す る場合に、該タイプの通過点を、ルートの開 始点、該ルートの終了点、及び他の通過点に 分類し、該分類別に異なる通過方向を設定し て管理する。

 本発明の第1及び第2の態様のプログラム 共に、装置に用いられるケーブルのルート 計を支援する設計支援システムの構築に用 られるコンピュータに実行させることを前 とし、それぞれ以下のような機能をそのコ ピュータ上に実現させる。

 第1の態様のプログラムは、入力装置を介 したユーザの指示に応じて、ケーブルが仮想 空間上で通過すべき通過点を作成する編集機 能と、編集機能により、仮想空間内の部品を 基準にするタイプの通過点を作成する場合に 、該基準として指定された部品に基づいて、 該通過点の通過方向を含む通過点情報を自動 作成して管理する通過点管理機能と、通過点 管理機能により管理する通過点情報を用いて 、仮想空間上にケーブルが通るルートを生成 するルート生成機能と、を実現させる。

 第2の態様のプログラムは、入力装置を介 したユーザの指示に応じて、ケーブルが仮想 空間上で通過すべき通過点を作成する編集機 能と、編集機能により、仮想空間内の所定の 部品の内部を通過させる通過点を作成する場 合に、該所定の部品に定義されている方向の うちの一つを該通過点の通過方向として設定 して管理する通過点管理機能と、通過点管理 機能により管理する通過点情報を用いて、仮 想空間上にケーブルが通るルートを生成する ルート生成機能と、を実現させる。

 本発明では、ケーブルが仮想空間上で通 すべき通過点として、仮想空間内の部品を 準にするタイプの通過点を作成する場合に その基準として指定された部品に基づいて 通過点の通過方向を含む通過点情報を作成( 定義)して管理する。その部品を考慮するこ により、適切な通過方向をより確実に設定 きるようになる。このため、ケーブルの適 なルートもより確実に決定できるようにな 。通過方向は設定するため、ユーザにとっ は操作性が向上し、より容易にルート設計 行えるようになる。これは仮想空間内の所 の部品の内部を通過させる通過点を作成す 場合に、その所定の部品に定義されている 向のうちの一つを通過点の通過方向として 定する場合も同様である。通過点の位置を 定された部品から離すようにした場合には 実際に配線したケーブルが部品と接触する をより回避できるようになる。

本実施の形態による設計支援システム 搭載したケーブルルート作成システムの機 構成を説明する図である。 ケーブルのルート設計で位置指定され 通過点例を示す図である。 開始点の通過点、終了点、及びモデル 部にケーブルを通す通過点以外の通過点で 義される位置を説明する図である。 開始点の通過点、終了点、及びモデル 部にケーブルを通す通過点以外の通過点で 義される通過方向を説明する図である。 従来の通過方向の定義方法を示す図で ある。 図5Aに示すように通過方向を定義した 合に決定されるケーブルのルートを示す図 ある。 本実施の形態により通過方向を定義し た場合に決定されるケーブルのルートを示す 図である。 本実施の形態により定義可能な通過方 向の範囲を説明する図である。 図2に示すように通過点が位置指定され た場合に実際に定義される通過点を説明する 図である。 実際に定義された通過点の表示例を示 す図である(正面図)。 実際に定義された通過点の表示例を示 す図である(側面図)。 実際に定義された通過点の表示例を示 す図である(斜視図)。 クランプ部品が基準として指定された 合に、定義される通過方向を説明する図で る。 通過点作成処理のフローチャートであ 。 本実施の形態による設計支援システム を搭載したケーブルルート作成システムを実 現できるコンピュータのハードウェア構成の 一例を示す図である。

  以下、本発明の実施の形態について、図 を参照しながら詳細に説明する。
 図1は、本実施の形態による設計支援システ ムを搭載したケーブルルート作成システム( 降「作成システム」と略記)の機能構成を示 図である。その作成システム2は、図7A~Cに すようなケーブルのルート設計を行うため ものであり、本実施の形態による設計支援 ステムはその作成システム2上で実現されて る。

 その作成システム2には、ユーザが操作を 行う入力装置1、及び出力装置3が接続されて る。入力装置1は、例えばマウス等のポイン ティング・デバイス、及びキーボードを含む ものである。出力装置3は、例えば液晶表示 置等の表示装置である。それにより作成シ テム2は、ルート設計のためにユーザが行う 力装置1への操作に応じて通過点の編集を行 い、その編集結果、或いはルート設計された ケーブルを出力装置3上に表示させるものと っている。

 作成システム2は、ケーブル管理部21、3次元 モデル管理部22、通過点管理部23、表示部24、 及びルート生成部25を備えている。
 ハーネス管理部21は、ケーブル毎に、その ート設計を管理するためのものである。3次 モデル管理部22は、3次元で設計された装置 配置されている部品の設計データ(モデルデ ータ)を管理するためのものである。モデル ータは、モデルデータ・データベース(以降 DB」)22aに格納され、検証モデル管理部22bに り管理される。通過点管理部23は、ケーブ 管理部21の制御下で、通過点をケーブル単位 で管理するためのものである。通過点情報管 理用に、通過点位置個別管理部23a、通過方向 管理部23b、及び通過方向基準座標管理部(以 「座標管理部」)23cを備えている。表示部24 、出力装置3上に画像を表示させるためのも である。作成された通過点を表示させるた の画像は、通過点表示部24aによって生成さ る。ルート生成部25は、ルート設計された ーネスのルートを生成するものである。

 図10は、上記作成システム2を実現できる ンピュータのハードウェア構成の一例を示 図である。図1についての詳細な説明の前に 先ず、作成システム2を実現できるコンピュ タの構成について具体的に説明する。混乱 避けるために以降、作成システム2は図10に 成を示す1台のコンピュータによって実現さ ていることを前提として説明することとす 。

 図10に示すコンピュータは、CPU61、メモリ 62、入力装置63、出力装置64、外部記憶装置65 媒体駆動装置66、及びネットワーク接続装 67を有し、これらがバス68によって互いに接 された構成となっている。同図に示す構成 一例であり、これに限定されるものではな 。

 CPU61は、当該コンピュータ全体の制御を う。メモリ62は、プログラム実行、データ更 新等の際に、外部記憶装置65(あるいは可搬型 の記録媒体69)に記憶されているプログラムあ るいはデータを一時的に格納するRAM等のメモ リである。CPU61は、プログラムをメモリ62に み出して実行することにより、全体の制御 行う。

 入力装置63は、例えば、キーボード、マ ス等の入力装置1と接続されたインターフェ ス、或いはそれらを全て有するものである 入力装置1に対するユーザの操作を検出し、 その検出結果をCPU61に通知する。

 出力装置64は、例えば図1の出力装置3と接 続された表示制御装置、或いはそれらを有す るものである。CPU61の制御によって送られて るデータを図1の出力装置3上に出力させる

 ネットワーク接続装置67は、例えばイン ラネットやインターネット等のネットワー を介して、外部装置と通信を行うためのも である。外部記憶装置65は、例えばハードデ ィスク装置である。主に各種データやプログ ラムの保存に用いられる。

 記憶媒体駆動装置66は、光ディスクや光磁 ディスク等の可搬型の記録媒体69にアクセス するものである。
 ルート設計の結果は、メモリ62、或いは外 記憶装置65上に格納される。ハーネスを配置 する装置のモデルデータを含む設計データは 、外部記憶装置65上、或いは記録媒体69上に 存される。ここでは便宜的に外部記憶装置65 上に保存されていると想定する。その場合、 DB22aは外部記憶装置65上に格納されているこ になる。

 本実施の形態による設計支援システム(作 成システム2)は、それに必要な機能を搭載し プログラム(以降「設計支援ソフト」と呼ぶ )をCPU61が実行することで実現される。その設 計支援ソフトは、例えば記録媒体69に記録し 配布しても良く、或いはネットワーク接続 置67により取得できるようにしても良い。 こでは、外部記憶装置65上に格納されている と想定する。

 上述したような想定では、ケーブル管理 21は、例えばCPU61、メモリ62、入力装置63、 部記憶装置65、及びバス68によって実現され 。通過点管理部23、ルート生成部25、及び3 元モデル管理部22は、例えばCPU61、メモリ62 外部記憶装置65、及びバス68によって実現さ る。表示部24は、例えばCPU61、メモリ62、出 装置64、外部記憶装置65、及びバス68によっ 実現される。

 本実施の形態では、ユーザが入力装置1を 介して通過点の作成を指示した場合、以下の ようにして、その位置、及び通過方向を通過 点情報として自動設定する。それにより、通 過点から求められるルート(曲線)をより確実 適切なものとなるようにしている。図2~図8C にそれぞれ示す説明図を参照して、具体的に 説明する。

 本実施の形態では、通過点の位置を特定 るうえで基準となる位置基準として、従来 設計支援システムと同様に、仮想空間の座 系の原点を基準にした基準座標、別の通過 を基準にした相対座標、及び仮想空間に配 された部品(モデル)を基準にしたモデル基 を用意している。通過点の作成は、その作 を所望する箇所の指定に応答して行うよう している。位置基準は、通過点の作成を指 するために位置指定された箇所により決定 るようにしている。

 図2は、ケーブルのルート設計で位置指定 された通過点例を示す図である。図2におい 、先頭が「P」のシンボル列は何れも通過点 作成指示のためにユーザが位置指定した箇 (以降「ピック点」と記す)を表し、その「P に続くシンボルはピック点(の位置指定によ り作成される通過点)間の位置関係を示して る。具体的には、Psはルートの開始点に相当 する通過点で位置指定されたピック点、Peは ートの終了点に相当する通過点で位置指定 れたピック点、P2は通過点Psの次にケーブル が通るべき通過点で位置指定されたピック点 、P3は通過点P2の次にケーブルが通るべき通 点で位置指定されたピック点をそれぞれ示 ている。先頭が「M」のシンボル列は何れも 準とされる部品(モデル)を表し、その「M」 続くシンボルはピック点(通過点)との対応 係を示している。具体的には、Msはピック点 Psの基準とされるモデル、M2はピック点P2の基 準とされるモデル、M3はピック点P3の基準と れるモデル、Meはピック点Peの基準とされる デル、をそれぞれ示している。先頭が「V」 のシンボル列は何れも基準とされる部品(モ ル)でピック点が存在する面(以降「ピック面 」と記す)の法線ベクトル(矢印)を表し、その 「V」に続くシンボルはピック面に存在する ック点との対応関係を示している。具体的 は、Vsはピック点Psが存在するピック面の法 ベクトル、M2はピック点P2が存在するピック 面の法線ベクトル、M3はピック点P3が存在す ピック面の法線ベクトル、Meはピック点Peが 在するピック面の法線ベクトル、をそれぞ 示している。

 本実施の形態では、モデル基準の通過点 、開始点の通過点、終了点の通過点、モデ の内部にケーブルを通す通過点、及びそれ 以外に分類し、分類別に異なる方法で通過 の位置、及び通過方法を定義(設定)するよ にしている。それにより、通過点の位置は ック点の位置と必ずしも一致しないように っている。このことから、位置がピック点 位置と異なる通過点は先頭が「CP」のシンボ ル列で示している。位置が同じ通過点では、 ピック点と同じ符号を用いる。通過方向は、 先頭が「VP」のシンボル列で示している。ピ ク点との対応関係は同様に、「CP」、「VP」 に続くシンボルで示している。以降は、その ような表記法を用いることを前提として説明 を行う。開始点の通過点、及び終了点の通過 点で位置指定されたピック点Ps及びPe以外の 意のピック点を対象とする場合は、符号と て「P」を用いることとする。

 開始点の通過点、及び終了点の通過点で 、その位置はピック点Ps及びPeの各位置とそ れぞれ同じとしている。それらの通過方向VPs 及びVPeはそれぞれ、法線ベクトルVs、及び法 ベクトルVeの逆ベクトルとしている。これ 、開始点の通過点Psではケーブルがコネクタ 、或いは部品に設けられた穴に垂直に取り付 けられると想定しているためである。その想 定から、終了点の通過点Peでは、通過方向と て法線ベクトルVeの逆ベクトルを定義して る。

 図3は、開始点の通過点、終了点、及びモデ ル内部にケーブルを通す通過点以外の通過点 で定義される位置を説明する図である。
 図3に示すように、開始点の通過点、及び終 了点の通過点以外の通過点CPは、ピック点Pか ら法線ベクトル方向に所定のオフセット分、 離れた位置に自動的に定義される。本実施の 形態では、そのオフセット分はケーブルの最 小半径Rとしている。そのようなオフセット 、モデルM(のピック面)から離すのは、ケー ルのモデルMとの接触を回避させるためであ 。その接触を回避させることにより、ケー ルがモデルMとの接触によって意図しない影 響を受けるようなことを防止するか、或いは その影響をより軽減させることができる。

 図4は、開始点の通過点、終了点、及びモデ ル内部にケーブルを通す通過点以外の通過点 で定義される通過方向を説明する図である。
 図4に示すように本実施の形態では、通過点 CPnの通過方向VPnを設定する場合、始めにピッ ク点Pnとその前後のピック点Pn-1及びPn+1間の クトルCV1及びCV2を生成し、その和ベクトルCV 3を求める。その後、和ベクトルCV3をピック に投影したベクトル(ピック面と平行なベク ル)を求め、そのベクトルを通過方向VPnとす る。

 図5A~Dは、通過点で定義する通過方向によ って決定されるケーブルのルートの違いを説 明するための図である。ここで図5A~Dを参照 て、上述したように通過方向を自動的に定 する理由について具体的に説明する。

 図5Aは、従来の通過方向の定義方法を示 図である。図5Aに示すように従来は、前後の ピック点(通過点)Ps及びPeを結ぶ線L1を求め、 の線L1と平行な方向を通過点P2の通過方向VP2 として定義していた。

 図5Bは、図5Aに示すように通過方向VP2を定義 した場合に決定されるケーブルのルートを示 す図である。
 上述したようにケーブルのルートは、パラ トリック曲線、例えばベジェ曲線を求める とで決定される。このため、図5Aに示すよ に通過方向VP2がモデルM2の内部に向かう方向 であった場合、決定されるルートL2はモデルM 2の内部を通る不適切なものとなる。

 図5Cは、本実施の形態により通過方向を定 した場合に決定されるケーブルのルートを す図である。
 本実施の形態では、開始点、及び終了点の 過点以外のモデル基準の通過点CPは、通過 向VPはピック面と平行としている。このため 図5Cに示すように、決定されるルートはモデ M2の内部を通るものとはならない。それに り、確実に現実的なルートを決定できるよ になっている。そのようなルート決定は、 5Dに示すように、ピック面の法線ベクトルを 軸に通過方向VP2を回転させても確実に実現さ せることができる。このことから、通過方向 VPはピック面と平行であれば別な方法で求め も良い。具体的には、図4に示すベクトルCV1 及びCV2は前後の通過点のピック点ではなく、 通過点を用いて生成しても良い。

 ルートは、2つの通過点間毎に生成される 。それにより通過点は、生成されたルートを 結ぶ点となっている。そのルートの端、つま り通過点における接線は、その通過点の通過 方向と平行である。このことから、通過点は 接線ベクトルとも呼ばれる。

 図6は、図2に示すように通過点が位置指 された場合に実際に定義される通過点を説 する図である。上述したように位置、及び 過方向を通過点の分類別に定義するため、 6に示すように、開始点、及び終了点の通過 Ps及びPeはピック点と同じ位置となり、他の 通過点CP2及びCP3はピック点P2及びP3とは異な 位置となっている。通過点Psの通過方向VPsは ピック面の法線ベクトル、通過点Peの通過方 VPeはピック面の法線ベクトルの逆ベクトル 他の通過点CP2及びCP3の通過方向VP2及びVP3は れぞれピック面と平行な方向となっている 図7A~Cは、実際に定義された通過点の表示例 を示す図である。図7Aは正面図、図7Bは側面 、及び図7Cは斜視図をそれぞれ示している。

 上述したように、モデル(部品)の中には ーブル用のものが存在する場合がある。ケ ブルを動かないようにクランプする部品(以 「クランプ部品」)がその代表である。本実 施の形態では、そのようなクランプ部品が基 準(参照先)として指定された場合、つまりモ ル内部にケーブルを通す通過点が指定され 場合、そのクランプ部品によって固有の方 を通過方向として定義するようにしている

 図8は、クランプ部品が基準として指定さ れた場合に、定義される通過方向を説明する 図である。M2はクランプ部品、Sはクランプ部 品M2で定義された円をそれぞれ示している。 の円Sとしてはケーブルが通過可能な方向と 垂直なものを定義している。

 本実施の形態では、クランプ部品Mで定義 された円Sをピック点Pとして位置指定した場 、その円Sの中心軸方向、つまりケーブルが 通過可能な方向を通過方向VPとして定義する うにしている。ルート設計は、開始点の通 点Psから終了点の通過点Peに向かって順次、 通過点を作成していくことで行うことを想定 している。クランプ部品Mはケーブルが中を るものであることから、円Sは2つ定義してい る。ケーブルが通過できる方向は2つ存在す 。図8に示す例では、ケーブルをクランプ部 M2の下から上に通す方法の他に、上から下 通る方法をユーザは選択できる。このよう ことから通過方向VPは、円Sを位置指定した 、次のピック点CPの位置指定により決定させ るようにしている。通過点CPの位置は、ピッ 点Pとして位置指定された円Sの中心として る。それにより、その円Sが定義されたモデ が基準と指定されたと見なしている。

 このようにしてクランプ部品Mを通過させ るための通過点CPでは、そのクランプ部品Mを ケーブルが通過可能な方向を通過方向VPとし 自動的に定義するようにしている。そのた 、ユーザにとっては、通過方向VPを自身が 義することなく、適切なルートを生成させ ことができる。

 図8に示すクランプ部品M2のような通過方 を1軸方向に限定した部品は他に、コネクタ 等のインターフェース用の部品が存在する。 通過方向の1軸方向の限定は、そのような部 に定義された円Sをピック点として指定する とで行われる。このことから、円Sをピック 点として指定することは以降「円中心を指定 する」等とも表現することとする。単に基準 となるモデルを指定すること、つまり通過方 向をピック面と平行な方向に限定することは 以降「平面上を指定する」等とも表現するこ ととする。

 図1に戻り、上述したようなルート設計の支 援を実現させるための各部21~25の動作につい 詳細に説明する。
 ハーネス管理部21は、入力装置1に対して行 れた操作を解析して、ユーザの指示内容を 識し、その認識結果に応じた処理を行う。 の処理により、ルート設計が実現され、そ 設計結果として、編集により作成された通 点に関するデータが通過点管理部23により 成・保存される。

 通過点管理部23は、ユーザによる通過点 編集作業により、ルート設計の対象とする ーブル毎に通過点情報管理用のテーブル(以 「通過点位置テーブル」)を作成し、必要に 応じて更新する。その通過点位置テーブルは 、例えば通過点毎に、その位置、通過方向、 位置基準等の通過点情報を格納したものであ る。その更新は、例えばハーネス管理部21の 御下で行われる。

 通過点位置個別管理部23aは、相対位置座 、基準位置座標、参照モデル名、参照モデ 相対位置等の位置基準に係わる各データの 納・更新を行う。通過方向管理部23bは、通 方向の決定を行う。通過方向基準座標管理 23cは、決定された通過方向を示す軸毎のデ タの格納・更新を行う。それらは何れも、 ーブル管理部21が認識したユーザの指示内 に応じて行われる。それにより、通過点の 集を通したルート設計を支援する。

 ルート生成部25は、通過点位置テーブル 参照することにより、ケーブルの断面形状 ら特定される硬さを考慮しつつ、ユーザが ート設計したケーブルのルートを生成し、 の生成結果を表示部24に送る。それにより、 そのルートに沿ったケーブルを設計結果とし て出力装置3上に表示させる。ルートの生成 体は周知の技術を用いて行う。

 図9は、通過点作成処理のフローチャート である。その通過点作成処理は、ユーザによ るピック点の位置指定に対応するために実行 される処理であり、図10に示すCPU61が外部記 装置65に格納された設計支援ソフトをメモリ 62に読み出して実行することで実現される。 に図10を参照して、上述の作成システム2の 作を実現させる処理について詳細に説明す 。

 通過点の作成指示のための位置指定、つ りピック点の指定は、出力装置3に表示され た仮想空間上の点をクリックすることで行う ことができる。その他に、通過点のタイプを 指定した後、所望の点をクリックすることで も行うことができるようになっている。ここ では混乱を避けるため、図9の通過点作成処 は後者により通過点のタイプを指定する場 に実行される処理を抽出してその流れを示 ている。その流れはタイプ別に分ける形で している。

 先ず、ステップS1では、通過点のタイプ 定をユーザが行うのを待って、通過点の有 を判定する。既に作成した通過点が存在す 場合、その旨が判定されてステップS13に移 する。そうでない場合には、つまり既に作 した通過点が存在しない場合には、その旨 判定されてステップS2に移行する。

 ステップS2では、開始点の通過点(図中「 点通過点」と表記)で指定されたタイプを判 定する。その指定でユーザが円中心を選択し た場合、その旨が判定されてステップS8に移 する。一方、平面上をユーザが選択した場 には、その旨が判定されてステップS3に移 する。このようにして本実施の形態では、 始点の通過点の作成を指示するためのタイ 指定は、モデル基準のもののみ選択可能と ている。

 ステップS3では、ユーザがピック点を指 するのを待つ。その指定が行われると、ス ップS4に移行して、指定されたピック点の位 置を算出する。続くステップS5では、算出し 位置のピック面の法線方向を通過方向VPsと て算出する。その後は、算出した位置、通 方向を通過点情報とする通過点Psをステッ S6で作成してからステップS7に移行する。

 ステップS7では、次の通過点の作成が行 れるか否か判定する。次の通過点の作成を ーザが選択した場合、反手はYESとなり、上 ステップS1に戻る。一方、通過点の作成の終 了をユーザが指示した場合には、判定はNOと り、ここで通過点作成処理を終了する。

 特には図示していないが、設計結果を保 するか否かの問い合わせは、ステップS7で NOの判定により必要に応じて、つまり保存が 行われていない場合に行うようになっている 。それにより保存していない設計結果は、そ の問い合わせ結果に従って処理するようにし ている。また、最後に作成の通過点は、終了 点の通過点Peと見なし、その位置や通過方向V Peを自動的に設定するようにしている。この め、更に通過点が追加された場合には、終 点と見なした通過点はユーザが指定のタイ として扱うようにしている。そのようなタ プ変更は、ステップS7でのYESの判定により っている。

 上記ステップS8では、ユーザがピック点( こでは円S)を指定するのを待つ。その指定 行われると、ステップS9に移行して、指定さ れた円Sの中心位置を算出する。続くステッ S10では、円Sの中心軸方向(2つの方向のうち 一方)として通過方向を算出する。その算出 はステップS11に移行して、ステップS10で算 した通過方向の確認を行う。その確認の結 、算出した通過方向が不適切(NG)と判定した 場合、ステップS12に移行して、通過方向を反 転させた後、再度ステップS11で確認を行う。 一方、確認の結果、算出した通過方向が適切 (OK)と判定した場合には、ステップS6に移行す る。

 上記ステップS11での確認は、開始点の通 点では行われない。これは、開始点の通過 では通過方向はピック面の法線方向(図6)と ているからである。このため、開始点の通 点の場合、実際にはステップS11での確認を うことなくステップS6に移行することにな 。

 上記ステップS13では、通過点で指定され タイプを判定する。その指定でユーザが円 心を選択した場合、その旨が判定されてス ップS8に移行する。その指定で平面上をユ ザが選択した場合には、その旨が判定され ステップS3に移行する。その指定でユーザが オフセット、つまり位置基準として基準座標 、或いは相対座標をユーザが選択した場合に は、その旨が判定されてステップS14に移行す る。

 ステップS13からステップS3に移行した場合 ステップS3~S5では以下のような処理が行われ る。
 先ず、ステップS3では、ユーザがピック点 指定するのを待つ。その指定が行われると ステップS4に移行して、指定されたピック点 からピック面の法線方向に半径R分、移動し 位置を算出する。続くステップS5では、ピッ ク面の法線方向を軸にした通過方向を算出す る。その算出は、親の通過点(直前に位置す 通過点)、及び子の通過点(直後に位置する通 過点)の各ピック位置からベクトルCV1及びCV2 求め、それらの和ベクトルCV3を求め、その ベクトルCV3をピック面に投影したベクトル 求めることで行われる。

 ステップS5での通過方向の算出は、実際 は、次のピック点の指定が行われた後に実 される。しかし、ここでは通過点の作成時 行われる処理を明確にするために、そのよ な前後関係を無視している。

 このようにステップS3~S5で実行される処 の内容は、ステップS2及びS13のうちの何れか ら移行するかによって異なっている。これは 、ステップS2から移行する場合、指定された ック点は開始点の通過点用に行われたと見 しているためである。それにより、そのピ ク点にインターフェース用の部品を配置す ことを想定したルート設計をユーザが行え ようにしている。

 上記ステップS14では、親の通過点から仮 空間上、初期値分オフセットさせた位置に 過点を仮表示し、その仮表示させた通過点 親の通過点を結ぶ線を表示させる。続くス ップS15では、仮表示させた通過点をマウス ラッグ、或いは数値入力により移動させる その移動は、次のステップS16でユーザがOK するまで必要に応じて繰り返し行う。ステ プS6にはユーザがOK、つまり位置の移動の完 を指示することで移行する。

 なお、本実施の形態では、開始点、及び 了点以外の通過点では基準とするモデル(ピ ック点)から所定のオフセット分(半径R分)、 すようにしているが、離さないようにして 良い。或いはそのオフセット分をユーザが 意に設定できるようにしても良い。また、 ランプ部品の通過点では、次の通過点の位 指定により通貨方向を確定させているが、 ランプ部品で指定する円Sにより通過方向を 定させるようにしても良い。これは、指定 る円Sはケーブルが入る側、或いは出る側と 見なすことで行うことができる。