以下、図面と共に本発明による浸漬ノズル� ��持交換機構の好適な実施の形態について説� ��する。
 図1において符号1で示されるものは、周知� �スライドバルブ装置であり、このスライド� �ルブ装置1の下部フレーム2に形成された開口 2aには、出湯口4に連通する上部耐火物3が設� �られている。

 前記下部フレーム2の下面には、挿入側5に� �けてテーパ面5aが形成された位置決めライナ ー6が設けられると共に、この下部フレーム2� ��下面から垂下して形成されたフレーム7の下 部には、二対の入側、出側ガイドレール8、8' が設けられ、この各ガイドレール8、8'上には 、浸漬ノズル9及び次の交換用の新しい新浸� �ノズル9Aがフランジ12を介して押出し装置10� �押し部11によって水平方向に押出し移動でき るように構成されている。
 前記新浸漬ノズル9Aは挿入位置14に位置し、 前記浸漬ノズル9は排出位置15で排出すること ができるように構成されており、前記押出し 装置10は前記スライドバルブ装置1又は図示し ないタンディッシュ等の溶融金属容器に着脱 自在に取付けることができる。尚、浸漬ノズ ル9,9Aの上面43の接合面と上部耐火物3の下部� �合面3aとは同等の大きさに構成されている。

 前記フレーム7の下面には、前記各ガイドレ ール8、8'の長手方向と直交する方向に沿って 前記浸漬ノズル9を挟む状態で対向して一対� �第1、第2クランパー20,21が配設されている。
 前記各クランパー20,21は、各々複数個、す� �わち、三個のクランパー片20a,21aが互いに並� ��された構成であり、各クランパー片20a,21aは 、図4に示されるように、その先端上部22が前 記フランジ12のフランジ下面12aに当接及び摺� ��することができるように構成されている。

 前記各クランパー片20a,21aは、前記下部フ レーム2に支持されたピン22によって揺動自在 に軸支されており、前記下部フレーム2に垂� �して設けられL字状をなす支持突起23に設け� �れた圧縮型のバネ24が前記クランパー片20a,21 aの後部30を押すため、前記先端上部22が前記� ��ランジ12のフランジ下面12aに当接して付勢� �れるため、前記フランジ12は上部耐火物3の� �部接合面3aに当接するように構成されている 。

 前記各クランパー片20a,21aの後部30には貫通� ��25が形成され、前記支持突起23から下方に垂 下する棒状をなす位置決め部材26が前記貫通� ��25を貫通し、この位置決め部材26の下端に設 けられたフランジ状の膨大部27がクランパー� ��21a(20a)の下面外に位置していることにより� �前記位置決め部材26における各クランパー片 20a,21aの後部30の抜け止めがなされ、この膨大 部27により各クランパー片21a(20a)の揺動時の� �ランジ下面12aに対する付勢力の規制すなわ� �ストッパの作用をなすように構成されてい� �。
 尚、図4では、第2クランパー21のみを断面で 示し、第1クランパー20は省略しているが、前 記第1クランパー20についても、図4と同じ断� �構造で構成されている。

 また、前述の図4及び図5で示される位置決� �部材26及びストッパとしての膨大部27の他の� ��態として図8から図11で示される形態を示す� ��とができる。
 尚、図4及び図5と同一部分には同一符号を� �しその説明は省略すると共に、異なる部分� �ついてのみ説明する。
 すなわち、前記位置決め部材26は図9で示さ� ��るように、前記支持突起23に接続された凹� �部材26Aと、この凹状部材26Aの上部をL字状を� ��す前記支持突起23によって閉状態に固定す� �ためのボルト26Bと、からなり、この凹状部� �26Aの内底面26Dと前記支持突起23の下面23Eとの 間には高さHの空間26Fが形成されていると共� �、前記位置決め部材26は図4の場合と同様に� �前記支持突起23から一体状に下方へ垂下して 形成されている。尚、図9では片側のみ示し� �いるが、他方も同様に構成されている。

 前述の構成において、前記各クランパー片2 1a(20a)の各後部30が前記空間26F内に位置した状 態で前記位置決め部材26に係合し、この空間2 6Fの高さH内の内底面26Dにおいて前記各後部30� ��回動動作の規制が前述の図4の形態の動作と 同様に行われる。
 また、図10は、図9の形態の他の形態を示す� ��ので、前記内底面26Dの一部の高さHを高さH'� ��ように変更することによりクランパー片21a, (20a)の回動範囲の規制を変える構成とするこ� ��もできる。

 前記第1、第2クランパー20,21の各全幅寸法 L3の幅中心を示すクランパー中心40は、フラ� �ジ12のフランジ径寸法L1の幅中心を示すフラ� ��ジ中心41と一致し、前記クランパー中心40か ら各クランパー20,21の挿入側5に向けての上流 側の上流端42迄の第1配置幅L2と前記フランジ� ��寸法L1との関係は、新しく挿入して移動す� �新浸漬ノズル9Aの上面43が上部耐火物3に接触 することなくその下に円滑に入る前提として 、L1:L2=1:0,2~0.4(但し、最適値としては、L1:L2=1: 0.3である)が可能であり、図1に示される下流� ��44側の第2配置幅L2'は特に制限はないが、L1/2 以下で好適である。すなわち、前述の構成に より、新浸漬ノズル9Aが出湯口4まで移動する 場合、上部耐火物3は接触することなく上部� �火物3の下に円滑に入ることができる。

 前記第1、第2クランパー20,21の各クランパ ー片20a,21aの先端の先端上部29は、図2で示さ� �るように、所定のRを有するR形状、すなわち 、曲面形状で形成されており、この形状は、 図6及び図7に示されるように、最も前記挿入� ��5に位置する1個のクランパー片20a,21aのみ、� ��は全てのクランパー片20a,21aの前記先端上部 22を、前記挿入側5へ向けて下がる状態で形成 された斜面形状とすることもできる。

 次に、前述の構成において、本発明による� ��漬ノズル支持交換機構を作動させる場合に� ��いて説明する。
 図1の状態では、図示しないタンディッシュ からモールドへの鋳造中の浸漬ノズル9を示� �ており、出湯口4に連通する上部耐火物3の下 部接合面3aに浸漬ノズル9が各クランパー20,21� ��よって上方へ付勢された状態である。

 前述の状態において、前記上部耐火物3に対 して、浸漬ノズル9から新浸漬ノズル9Aに交換 する場合、ガイドレール8と位置決めライナ� �6との間に新浸漬ノズル9Aを挿入し、押出し� �置10によりこの新浸漬ノズル9Aを図1において 右側に押すと、図2で示されるように、移動� �る新浸漬ノズル9Aに押されて浸漬ノズル9が� �記各クランパー20,21上を摺動する。
 前記押出し装置10により、引き続いて前記� �浸漬ノズル9Aを押すと、浸漬ノズル9は上部� �火物3との対応からはずれ、排出位置15で下� �へ排出されると共に、新浸漬ノズル9Aが上部 耐火物3と対応して各クランパー20,21によって 上方へ押圧され、交換作業が完了する。

 前述の浸漬ノズル9の交換において、前記 ガイドレール8上を移動する前記新浸漬ノズ� �9Aが上部耐火物3の出湯口4まで移動する場合� ��その上面43が上部耐火物3の下部接合面3aよ� �上方に行かないように、前記位置決めライ� �ー6の内面6bはこの下部接合面3aと同一か又は わずかに下方に位置するように配設されてい るため、新浸漬ノズル9Aの上面43における損� �等の発生を防止した状態でノズル交換を行� �ことができる。

 また、前述の浸漬ノズル9の交換において 、前記各クランパー20,21の各クランパー片20a, 21aの先端上部22が、R形状の曲面形状又は斜面 形状であると共に、前述のように各クランパ ー20,21の全幅寸法L3、第1配置幅L2、浸漬ノズ� �9のフランジ径寸法L1との配置関係を設定し� �いるため、新浸漬ノズル9Aが上部耐火物3に� �触することなく、上部耐火物3の下に円滑に� ��ることができる。

 また、図12は本発明の図1の別の形態を示す� ��ので、図1のスライドバルブ装置1を例えば� �開平5-200504号公報等で周知のストッパー装置 51に代えた構成であり、図1と異なり構成のみ 説明し、図1と同一部分は同一符号を付し、� �の説明は省略する。
 尚、図2から図11についても、図12のように� �スライドバルブ装置1をストッパー装置51に� �えた以外の構成については全く同一である� �め、図2から図11の構成を援用するものとす� �。
 図12において、前記ストッパー装置51は、下 部フレーム52に保持された上部耐火物53上に� �けられ出湯口4を有する上ノズル54と、前記� �ノズル54の出湯口4に挿入及び離脱自在に設� �られて前記出湯口4を開閉自在として溶融金� ��流量を制御するための棒状のストッパー55� �、から構成され、前記上部耐火物53は前記下 部フレーム52の上面に設けられたリング体56� �よって下方へ付勢されている。
 尚、図示しないタンディッシュからモール� ��への溶融金属流量を制御するための前記ス� ��ッパー装置51の下流側に、浸漬ノズル9を支� ��交換するための第1、第2クランパー20、21等� ��前述の図2及び図2から図11に示されるように 構成され、その浸漬ノズル9の交換動作につ� �ては、前述の図2から図11に示される構成と� �じであるため、ここではその動作説明は援� �することとして再度の説明は省略する。