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Patent Searching and Data


Title:
DISH WASHER
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2009/072198
Kind Code:
A1
Abstract:
To provide a dish washer in which a water supply hose and a water discharge hose can be prevented from being damaged and the space in the dish washer body can be effectively utilized. The dish washer (100) is characterized in that the washer comprises a water supply mechanism (60) which includes a water supply valve (62) for supplying water into a washing tank (2), a water supply inlet body (63) having the water supply valve (62) and a water supply outlet body (64) having one end connected to the water supply inlet body (63) and the other end connected to a through hole part formed in an opening/closing cover (12), and a water discharge mechanism (70) which includes a water discharge connection plug device (72) secured to the washing tank (2) and a water discharge connection socket device (73) having one end secured to the dish washer body (1) and the other end connected to the water discharge connection plug (72), the water discharge connection plug device (72) and the water discharge connection socket device (73) can be freely connected to each other in linkage with the sliding movement of the washing tank (2).

Inventors:
OKAZAKI MITUHIRO (JP)
NOZAWA EIJI (JP)
FUKUSHIMA YOSHIYA (JP)
Application Number:
PCT/JP2007/073491
Publication Date:
June 11, 2009
Filing Date:
December 05, 2007
Export Citation:
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Assignee:
MITSUBISHI ELECTRIC CORP (JP)
MITSUBISHI ELECTRIC HOME APPL (JP)
OKAZAKI MITUHIRO (JP)
NOZAWA EIJI (JP)
FUKUSHIMA YOSHIYA (JP)
International Classes:
A47L15/42
Foreign References:
EP1790272A22007-05-30
JP2003290114A2003-10-14
JP2004000665A2004-01-08
JP2006043123A2006-02-16
JP2001275918A2001-10-09
JP2005118378A2005-05-12
Attorney, Agent or Firm:
KOBAYASHI, Hisao et al. (The 6th Central Bldg.19-10, Toranomon 1-chom, Minato-ku Tokyo 01, JP)
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Claims:
 前面に前面開口部を有する食器洗浄機本体と、
 上部に食器収納口を有し、前記食器洗浄機本体に収納され、前記前面開口部を前後方向にスライド移動可能に支持されている洗浄槽と、
 前記洗浄槽の前記食器収納口を開閉自在に覆う開閉蓋と、
 前記洗浄槽に水を供給する給水機構と、
 前記洗浄槽から水を排水する排水機構と、を備え、
 前記給水機構は、
 前記洗浄槽に給水する給水弁と、
 前記給水弁を有する給水入口体と、
 前記給水入口体に一端が、前記開閉蓋に形成された貫通穴部に他端がそれぞれ連結される給水出口体とで構成され、
 前記排水機構は、
 前記洗浄槽に固着された排水連結突具と、
 前記食器洗浄機本体に一端が固着され、他端が前記排水連結突具に連結される排水連結受け具とで構成されており、
 前記洗浄槽のスライド移動に伴って、前記排水連結突具と前記排水連結受け具とが連結自在となっている
 ことを特徴とする食器洗浄機。
 前記開閉蓋の前記食器洗浄機本体の前方側で前記給水出口体の他端が連結されており、
 前記洗浄槽が前記食器洗浄機本体の前方側にスライド移動した状態においても前記他端を前記洗浄槽の上方に位置させている
 ことを特徴とする請求項1に記載の食器洗浄機。
 前記開閉蓋を上下動可能に吊り下げ支持する蓋吊り下げ体を設け、
 前記給水出口体は、
 前記開閉蓋の上下動に伴って屈曲する
 ことを特徴とする請求項1又は2に記載の食器洗浄機。
 前記開閉蓋の下面側に、多数の細孔が形成された分散水蓋を設けた
 ことを特徴とする請求項1~3のいずれかに記載の食器洗浄機。
 前記分散水蓋を前方側又は後方側に向かって下向きに傾斜させている
 ことを特徴とする請求項4に記載の食器洗浄機。
 前面に前面開口部を有する食器洗浄機本体と、
 上部に食器収納口を有し、前記食器洗浄機本体に収納され、前記前面開口部を前後方向にスライド移動可能に支持されている洗浄槽と、
 前記洗浄槽に水を供給する給水機構と、
 前記洗浄槽から水を排水する排水機構と、を備え、
 前記給水機構は、
 前記洗浄槽に給水する給水弁と、
 前記給水弁を有する給水入口体と、
 前記給水入口体に一端が、前記洗浄槽に形成されている貫通穴部に他端がそれぞれ連結される給水出口体とで構成され、
 前記排水機構は、
 前記洗浄槽に固着された排水連結突具と、
 前記食器洗浄機本体に一端が固着され、他端が前記排水連結突具に連結される排水連結受け具とで構成されており、
 前記洗浄槽のスライド移動に伴って、前記給水入口体と前記給水出口体とが、前記排水連結突具と前記排水連結受け具とがそれぞれ連結自在となっている
 ことを特徴とする食器洗浄機。
 前記給水入口体と前記給水出口体との連結部分の下方側にこの連結部分からの漏水を受水する給水漏水受け体を設け、
 前記排水連結突具と前記排水連結受け具との連結部分の下方側にこの連結部分からの漏水を受水する排水漏水受け体を設けた
 ことを特徴とする請求項1、3、4、5又は6のいずれかに記載の食器洗浄機。
 前記給水漏水受け体及び前記排水漏水受け体は、
 前方側端部が前記洗浄槽の側面に連結されており、前記前方側端部に向かって下向きとなるように傾斜されている
 ことを特徴とする請求項7に記載の食器洗浄機。
 前記給水漏水受け体及び前記排水漏水受け体と連結する部分における前記洗浄槽の側面を貫通させた
 ことを特徴とする請求項8に記載の食器洗浄機。
 前記排水連結突具と前記排水連結受け具との連結部分を、前記洗浄槽内に供給された水の水位よりも上方に位置させている
 ことを特徴とする請求項1~9のいずれかに記載の食器洗浄機。
 前記排水機構に連通する排水管の前記排水連結受け具の下流側に排水トラップを形成した
 ことを特徴とする請求項1~10のいずれかに記載の食器洗浄機。
 前記給水弁を前記給水入口体と前記給水出口体との連結部分よりも上流側に設けた
 ことを特徴とする請求項1~11のいずれかに記載の食器洗浄機。
 前記給水出口体を軟質材で構成する、又は、蛇腹状に構成する
 ことを特徴とする請求項1~12のいずれかに記載の食器洗浄機。
 前記洗浄槽内の洗浄水を排水する排水ポンプと、
 前記洗浄槽をスライド移動させるための取っ手と、
 前記取っ手の動作に連動し、洗浄槽の収納/引き出しを検知するドア開閉検知装置と、
 前記ドア開閉検知装置からの情報に基づいて前記排水ポンプ及び前記給水弁の運転を制御する制御装置と、を備え、
 前記制御装置は、
 前記ドア開閉検知装置からの情報に基づいて、前記取っ手が操作され、前記洗浄槽が前方側にスライド移動される状態にあると判断すると、前記洗浄槽が前記食器洗浄機本体の前方側にスライド移動される前に、前記排水ポンプ及び前記給水弁の駆動を停止させる
 ことを特徴とする請求項1~13のいずれかに記載の食器洗浄機。
 前記取っ手の動作に連動して前記ドア開閉検知装置を操作するロック片を前記取っ手に設けた
 ことを特徴とする請求項14に記載の食器洗浄機。
Description:
食器洗浄機

 本発明は、洗浄槽内に収納された食器等 被洗浄物を洗浄する食器洗浄機に関し、特 洗浄槽を食器洗浄機本体の前方(正面)側に き出す構成の食器洗浄機に関するものであ 。

 近年のシステムキッチン等に組み込まれ ようなビルトインタイプの食器洗浄機は、 し台や調理台の下部、あるいはキッチンの 面に収納されて洗浄槽が水平方向に引き出 れるようになっている。このような食器洗 機では、洗浄槽内に給水するための給水ホ スと、洗浄に使用された洗浄水を排水する めの排水ホースとが、洗浄槽と洗浄機本体 の間に屈曲自在に連結されることが一般的 なっている。そして、給水ホース及び排水 ースは、洗浄槽が洗浄機本体内に収納され ときに、洗浄槽と洗浄機本体との間に形成 れるスペースに収まるようになっている。

 そのようなものとして、「食器洗浄機本 と、上方を開口して食器を収納し前記食器 浄機本体から略水平方向に引き出し可能な 浄槽と、前記食器洗浄機本体の背面に固定 た給水弁と、前記洗浄槽に固定した排水ポ プと、前記給水弁に接続し前記洗浄槽内に 水する給水ホースと、前記洗浄槽内の洗浄 を排水する排水ホースとを備え、前記食器 浄機本体または洗浄槽の背面にホースホル ーを回転支持し、前記給水ホースまたは排 ホースの内、少なくとも排水ホースを前記 ースホルダーにより保持し、前記洗浄槽の き出し動作に応じてホースホルダーが回転 、排水ホースを牽引するよう構成した食器 浄機」が開示されている(たとえば、特許文 献1参照)。

特許第3129311号公報

 特許文献1に記載のような食器洗浄機では 、引き出し操作及び押し込み操作に伴って、 給水ホース及び排水ホースが屈曲を繰り返す ことになる。これが、給水ホースや排水ホー スが破れる等の破損の原因となる。給水ホー スや排水ホースが破損すると、食器洗浄機が 組み込まれているシステムキッチン等の内部 に漏水してしまうという問題が発生していた 。また、給水ホース及び排水ホースを収納す るための所定のスペースが必要となり、その スペース確保に伴い、洗浄槽の小型化を余儀 なくされたり、洗浄槽の所定スペースを確保 するためには洗浄機本体の大型化が必要とな り、流し台に収納できなくなったりする等の 各種問題が発生していた。

 本発明は、上記のような問題を解決する めになされたもので、給水ホース及び排水 ースの破損を防止するとともに、食器洗浄 本体内のスペースを効果的に利用可能にし 食器洗浄機を提供することを目的としてい 。

 本発明に係る食器洗浄機は、前面に前面 口部を有する食器洗浄機本体と、上部に食 収納口を有し、前記食器洗浄機本体に収納 れ、前記前面開口部を前後方向にスライド 動可能に支持されている洗浄槽と、前記洗 槽の前記食器収納口を開閉自在に覆う開閉 と、前記洗浄槽に水を供給する給水機構と 前記洗浄槽から水を排水する排水機構と、 備え、前記給水機構は、前記洗浄槽に給水 る給水弁と、前記給水弁を有する給水入口 と、前記給水入口体に一端が、前記開閉蓋 形成された貫通穴部に他端がそれぞれ連結 れる給水出口体とで構成され、前記排水機 は、前記洗浄槽に固着された排水連結突具 、前記食器洗浄機本体に一端が固着され、 端が前記排水連結突具に連結される排水連 受け具とで構成されており、前記洗浄槽の ライド移動に伴って、前記排水連結突具と 記排水連結受け具とが連結自在となってい ことを特徴とする。

 本発明に係る食器洗浄機は、前面に前面 口部を有する食器洗浄機本体と、上部に食 収納口を有し、前記食器洗浄機本体に収納 れ、前記前面開口部を前後方向にスライド 動可能に支持されている洗浄槽と、前記洗 槽に水を供給する給水機構と、前記洗浄槽 ら水を排水する排水機構と、を備え、前記 水機構は、前記洗浄槽に給水する給水弁と 前記給水弁を有する給水入口体と、前記給 入口体に一端が、前記洗浄槽に形成されて る貫通穴部に他端がそれぞれ連結される給 出口体とで構成され、前記排水機構は、前 洗浄槽に固着された排水連結突具と、前記 器洗浄機本体に一端が固着され、他端が前 排水連結突具に連結される排水連結受け具 で構成されており、前記洗浄槽のスライド 動に伴って、前記給水入口体と前記給水出 体とが、前記排水連結突具と前記排水連結 け具とがそれぞれ連結自在となっているこ を特徴とする。

 本発明に係る食器洗浄機によれば、洗浄 の前後方向のスライド移動に伴う給水出口 の屈曲を回避でき、給水出口体の破損等を 果的に防止することができる。また、給水 口体の破損等を防止できるので、給水出口 の修理等を大幅に減少することができる。 らに、長い給水ホースを設けなくて済むの 、洗浄槽と食器洗浄機本体との間に大きな ペースを確保しなくて済み、洗浄槽の大き 及び食器洗浄機本体の大きさの自由度が増 する。

 本発明に係る食器洗浄機によれば、洗浄 の前後方向のスライド移動に伴う給水出口 の屈曲を回避でき、給水出口体の破損等を 果的に防止することができる。また、給水 口体の破損等を防止できるので、給水出口 の修理等を大幅に減少することができる。 らに、洗浄槽と食器洗浄機本体との間に大 なスペースを確保しなくて済み、洗浄槽の きさ及び食器洗浄機本体の大きさの自由度 増加する。

本発明の実施の形態に係る食器洗浄機 正面図である。 食器洗浄機の背面図である。 食器洗浄機の概略縦断面図である。 食器洗浄機の設置状態の一例を示すシ テムキッチンの斜視図である。 洗浄槽が引き出されている状態のシス ムキッチンの斜視図である。 給水機構を拡大して示す拡大断面図で る。 給水機構の別の一例を拡大して示す拡 断面図である。 給水機構の別の一例を拡大して示す拡 断面図である。 給水機構の別の一例を示す洗浄槽全体 縦断面図である。 洗浄槽が食器洗浄機本体から引き出さ れた状態の断面構成を示す概略縦断面図であ る。 取っ手部分を拡大して示す拡大断面図 である。 給水機構からの漏水防止を説明するた めの説明図である。 排水機構からの漏水防止を説明するた めの説明図である。 制御装置の電気的な構成を示すブロッ ク図である。 食器洗浄機の電気的な接続状態を説明 するための説明図である。

符号の説明

1 食器洗浄機本体、1a 前面開口部、1b 突 部、2 洗浄槽、3 被洗浄物、4 食器かご、5  レール、6 ガイド体、7 温水ヒータ、8 洗 ポンプ、9 回転ノズル、12 開閉蓋、13 取 手、14 前扉、14a 凹部、14b 穴部、15 操作 、16 表示部、17 排気孔、18 食器収納口、20  送風機、22 スタート/一時停止スイッチ、23  制御装置、30 シール材、31 蓋吊り下げ体 35 電源スイッチ、50 ロック片、55 ドア開 検知装置、56 水位検知装置、57 残滓フィル タ、58 温度検出装置、60 給水機構、60a 給 機構、60b 給水機構、60c 給水機構、61 給水 管、62 給水弁、63 給水入口体、63a 給水管 結部、63b 入口側連結部、64 給水出口体、64 a 洗浄槽連結部、64b 出口側連結部、65 給水 漏水受け体、66 給水漏水口、67 シールパッ ン、68 分散水蓋、70 排水機構、71 排水管 72 排水連結突具、72a 洗浄槽側端部、72b  具側連結部、73 排水連結受け具、73a 本体 端部、73b 受け具側連結部、74 シールパッ ン、75 排水漏水受け体、76 排水漏水口、77 排水ポンプ、78 排水トラップ、80 電源供給 体、81 電源供給具、82 電源受給部、100 食 洗浄機、150 システムキッチン、151 流し台 152 ドア、153 引き出し、154 シンク。

 以下、本発明の実施の形態を図面に基づい 説明する。
 図1は、本発明の実施の形態に係る食器洗浄 機100の正面図である。図2は、食器洗浄機100 背面図である。図3は、食器洗浄機100の概略 断面図である。図1~図3に基づいて、食器洗 機100の構成について説明する。なお、図1を 含め、以下の図面では各構成部材の大きさの 関係が実際のものとは異なる場合がある。こ の食器洗浄機100は、家庭等のシステムキッチ ン(図4及び図5参照)に設置され、洗浄槽2を食 洗浄機本体1の前方側に引き出す(スライド る)構成になっている。なお、図3では、洗浄 槽2が食器洗浄機本体1に収納されている状態 示している。また、図3には、後段で詳細に 説明する給水機構60及び排水機構70を図示し いる。

 図1に示すように、食器洗浄機100の前面に は、前扉14が固着されている。この前扉14の 部には、排気孔17と、取っ手13と、操作部15 が設けられている。排気孔17は、洗浄槽2内 空気を排気するためのものである。取っ手13 は、ユーザ(一般使用者や、保守員、作業員 を含む)が洗浄槽2を前方側に引き出したり( 5参照)、引き出した洗浄槽2を後方側に押し んだりする際に掴むものである。操作部15は 、ユーザからの指示を受け付けるためのもの である。

 この操作部15には、ユーザからの指示を け付けるための各種スイッチ(たとえば、食 洗浄機100の運転をスタートさせたり、一時 止させたりするスタート/一時停止スイッチ 22や、食器洗浄機100への電源供給をON/OFFする 源スイッチ35等)が設けられている。なお、 作部15に、運転状況や温度・時間の設定内 等の各種情報を表示できるLED(light-emitting dio de:発光ダイオード)や、液晶ディスプレイ、 光管、エレクトロルミネセンス、プラズマ ィスプレイ等で構成された表示部16(図14参照 )を併せて設けるようにしてもよい。

 図2に示すように、食器洗浄機100を背面側 から見ると、食器洗浄機本体1内に、洗浄槽2 、排水ポンプ77と、給水管61と、給水弁62と 蓋吊り下げ体31と、開閉蓋12と、シール材30 、送風機20と、排水連結受け具73と、排水連 結受け具73の下流側に排水トラップ78が形成 れた排水管71とが設置されていることがわか る。排水トラップ78は、排水管71の一部であ て、排水連結受け具73の下流側に形成するこ とによって、この排水トラップ78に常時適量 排水を溜めておくことができ、下水等から 異臭や害虫等の侵入を確実に防止できる。 お、図3には、洗浄槽2内における空気の流 (矢印A)と、洗浄水の流れ(矢印B)とが図示し ある。

 食器洗浄機本体1は、前面に前面開口部1a 有し、箱状に形成され、食器洗浄機100の外 を構成するものである。洗浄槽2は、食事等 で使用された食器やコップ等の被洗浄物3を 容し、被洗浄物3の洗浄が行なわれるもので る。また、洗浄槽2は、食器洗浄機本体1の 部に収納され、上方に開口部(食器収納口18) 形成されており、食器洗浄機本体1の前面開 口部1aを通過し、前後方向にスライド移動可 に構成されている。この洗浄槽2には、被洗 浄物3を載置する食器かご4が設けられている

 温水ヒータ7は、洗浄槽2内に設けられて り、洗浄槽2を循環する洗浄水を加熱するも である。洗浄ポンプ8は、洗浄槽2の底部に けられており、回転ノズル9から洗浄水を噴 させることで洗浄槽2内において洗浄水を循 環させるものである。回転ノズル9は、洗浄 2の底面に回転自在に配設され、洗浄ポンプ8 によって洗浄槽2内において洗浄水を噴射す ものである。排水ポンプ77は、洗浄槽2の底 外側に設けられており、洗浄に使用された 浄水を食器洗浄機100の外部に排水するもの ある。排水ポンプ77によって加圧された洗浄 水は、排水管71内を導通し、排水連結突具72 び排水連結受け具73を介して外部に排水され るようになっている。なお、排水連結突具72 び排水連結受け具73については後に詳述す 。

 送風機20は、食器洗浄機本体1の後方側で 浄槽2の外側に設けられ、被洗浄物3を乾燥 せるための空気を循環させるようになって り、乾燥による排気は前扉14に形成されてい る排気孔17を経て戸外へ放出される。給水弁6 2は、食器洗浄機本体1の後方側で洗浄槽2の外 側上部の給水入口体63に設けられており、洗 水となる水道水を給水管61、給水入口体63及 び給水出口体64を介して洗浄槽2内部に供給す るようになっている。

 また、給水弁62は、給水入口体63及び給水 出口体64の上流側に設けられている。このよ に、給水弁62を給水入口体63及び給水出口体 64の上流側に設けるようにしているために、 浄槽2の引き出しに伴って給水入口体63と給 出口体64との連結が解除されても、その連 部の上流側で洗浄水の供給を止める、つま 止水することができ、給水入口体63から洗浄 槽2内以外における食器洗浄機本体1内に洗浄 が滴下するのを防止できる。

 開閉蓋12は、洗浄槽2の食器収納口18を開 自在に覆うものである。この開閉蓋12は、開 閉蓋12を吊り下げ支持する蓋吊り下げ体31に って上下に可動するようになっている。ま 、後に詳述するが、開閉蓋12には、給水出口 体64の一端(以下、洗浄槽連結部64aと称する) 連結されるようになっており、この連結部 を貫通穴部としている。つまり、給水出口 64は、開閉蓋12を介して洗浄槽2と連通するよ うになっているのである。シール材30は、開 蓋12と食器収納口18の縁とをシールするもの である。また、洗浄槽2の底部には、残滓等 捕集する残滓フィルタ57が設けられている。

 食器洗浄機本体1の前方側上部には、洗浄 槽2が収納されている状態を検出するための ア開閉検知装置55が設けられている。このド ア開閉検知装置55は、洗浄槽2の移動を検出し た時点でその情報を制御装置23に送るように っている。また、食器洗浄機本体1の前方側 下部には、洗浄槽2内の洗浄水の位置を検出 るための水位検知装置56が設けられている。 そして、これら検知装置の検出情報は、食器 洗浄機本体1の前方側に設けられている制御 置23に送られるようになっている。制御装置 23は、前扉14と洗浄槽2との間に設けられてお 、操作部15からのユーザ指示や各検知装置 らの情報により洗浄ポンプ8や排水ポンプ77 温水ヒータ7、送風機20、給水弁62等を制御す るようになっている(図14参照)。この制御装 23は、マイクロコンピュータ等で構成すると よい。

 図4は、食器洗浄機100の設置状態の一例を 示すシステムキッチン150の斜視図である。図 5は、洗浄槽2が引き出されている状態のシス ムキッチン150の斜視図である。図4及び図5 基づいて、洗浄槽2の引き出しについて説明 る。この実施の形態に係る食器洗浄機100は 図4に例示するシステムキッチン150の一部に 組み込まれて利用することができる。一般的 に、システムキッチン150は、食器洗浄機100の 他に、引き出し153やドア152、シンク154、流し 台151等で構成されている。

 図5に示すように、洗浄槽2は、その両側 に設けられているレール5が食器洗浄機本体1 の両側に固着されたガイド体6をスライドす ことによって前後方向に移動可能になって る。このガイド体6は、食器洗浄機本体1の両 側面に取り付けられ、洗浄槽2の両側面に設 られているレール5を摺動自在に支持してい 。レール5は、洗浄槽2の両側面に取り付け れ、ガイド体6に沿って前後方向に移動可能 なっている。なお、ガイド体6に回転ローラ (図示せず)を複数設けることで、レール5がス ムースに移動することができる。また、洗浄 槽2には、食事等で使用された食器やコップ の被洗浄物3が収容されている。

 まず、ユーザは、洗浄槽2を前方に引き出 す。そして、引き出された洗浄槽2の上面に 成された食器収納口18より、汚れた被洗浄物 3を洗浄槽2に着脱自在に挿入された食器かご4 に載置し、前扉14を食器洗浄機本体1内に押し 込み洗浄槽2を食器洗浄機本体1に収納する。 のとき、洗浄槽2が確実に食器洗浄機本体1 収納されたかどうかを検知するドア開閉検 装置55が食器洗浄機本体1に設けられていて 収納状態を確認している。なお、ドア開閉 知装置55は、洗浄槽2の前扉14に設けても良い 。また、ドア開閉検知装置55は、洗浄槽2の移 動を検出した時点でその情報を制御装置23に り、制御装置23に給水弁62や排水ポンプ77、 浄ポンプ8等の各種電気部品への電力供給を 制御させる機能を有している。

 図6は、給水機構60を説明するための説明 である。図6に基づいて、この実施の形態の 特徴事項である給水機構60について詳細に説 する。図6(a)が給水機構60の拡大断面図を、 6(b)が給水機構60の分解図をそれぞれ示して る。図6(a)に示すように、給水機構60は、給 弁62と、給水入口体63と、給水出口体64とで 成されている。給水弁62は、給水管61と給水 出口体64との間に連結されている。この給水 62は、図6(b)に示すように、給水入口体63と 結する入口側連結部63bと、給水管61と連結す る給水管連結部63aとが両端部に形成されてい る給水入口体63に設けられている。給水出口 64は、洗浄槽連結部64aが開閉蓋12に、他端が 給水入口体63に取り付けられている(以下、出 口側連結部64bと称する)。

 給水出口体64は、開閉蓋12の上下動に伴っ て屈曲自在に構成されており、たとえば軟質 材等で構成するとよい。つまり、給水出口体 64の洗浄槽連結部64aを開閉蓋12に取り付け、 浄槽2に直接取り付けないようにしているた に、給水出口体64の長さを短くすることが き、洗浄槽2の前後方向のスライド移動に伴 給水出口体64の屈曲を回避できる。したが て、給水出口体64の破れ等の修理等を大幅に 減少することができる。

 また、長い給水ホースを設けなくて済む で、洗浄槽2と食器洗浄機本体1との間に大 なスペースを確保しなくてよい。すなわち 洗浄槽2の大きさ及び食器洗浄機本体1の大き さの自由度が増加し、洗浄槽2を大型化して 、食器洗浄機本体1を大型化する必要がなく る。さらに、洗浄槽2に収納された汚れた被 洗浄物3を洗浄前に湿らすことができ、被洗 物3に付着した残飯や残滓等を上から下に洗 流すことが可能となり、洗浄効率の向上に 立つ。また、給水出口体64を軟質材で構成 ておけば、開閉蓋12をスムースに上下動でき る。

 図7は、給水機構60の別の一例を拡大して す拡大断面図である。図7に基づいて、この 実施の形態の特徴事項である給水機構60の別 一例(以下、単に給水機構60aと称する)につ て詳細に説明する。この給水機構60aでは、 閉蓋12の下面側に分散水蓋68を配置している この分散水蓋68には、多数の細孔が形成さ ており、給水出口体64からの洗浄水を洗浄槽 2内の全体に散水させることができる。なお 分散水蓋68は、前方側に向かって下向きに傾 斜するように開閉蓋12の下面側に取り付けら るようになっている。

 したがって、給水出口体64の破れ等の修 等を大幅に減少することができる。また、 い給水ホースを設けなくて済むので、洗浄 2と食器洗浄機本体1との間に大きなスペース を確保しなくてよい。つまり、洗浄槽2の大 さ及び食器洗浄機本体1の大きさの自由度が 加し、洗浄槽2を大型化しても、食器洗浄機 本体1を大型化する必要がなくなる。さらに 洗浄槽2に収納された汚れた被洗浄物3を洗浄 前に湿らすことができ、効率よく洗浄水を洗 浄槽2内の全体に供給することができ、被洗 物3に付着した残飯や残滓等を上から下に洗 流すことが可能となり、洗浄効率の向上に 立つ。

 図8は、給水機構60の別の一例を拡大して す拡大断面図である。図8に基づいて、この 実施の形態の特徴事項である給水機構60の別 一例(以下、単に給水機構60bと称する)につ て詳細に説明する。この給水機構60bでは、 水出口体64を蛇腹状のホースで構成している 。このような給水出口体64で給水機構60bを構 しても、洗浄槽2の前後方向の移動に伴う給 水出口体64の屈曲を回避できる。なお、給水 構60aの特徴事項である分散水蓋68を開閉蓋12 の下面側に配置してもよい。

 したがって、給水出口体64の破れ等の修 等を大幅に減少することができる。また、 い給水ホースを設けなくて済むので、洗浄 2と食器洗浄機本体1との間に大きなスペース を確保しなくてよい。つまり、洗浄槽2の大 さ及び食器洗浄機本体1の大きさの自由度が 加し、洗浄槽2を大型化しても、食器洗浄機 本体1を大型化する必要がなくなる。さらに 洗浄槽2に収納された汚れた被洗浄物3を洗浄 前に湿らすことができ、被洗浄物3に付着し 残飯や残滓等を上から下に洗い流すことが 能となり、洗浄効率の向上に役立つ。また 給水出口体64を蛇腹状に構成しておけば、開 閉蓋12をスムースに上下動できる。

 図9は、給水機構60の別の一例を示す洗浄 2全体の縦断面図である。図10は、洗浄槽2が 食器洗浄機本体1から引き出された状態の断 構成を示す概略縦断面図である。図9及び図1 0に基づいて、この実施の形態の特徴事項で る給水機構60の一例(以下、単に給水機構60c 称する)について詳細に説明する。この給水 構60cでは、給水出口体64の洗浄槽連結部64a 開閉蓋12の前方側に取り付け、給水入口体63 開閉蓋12の前方側まで延設するようになっ いる。つまり、給水入口体63の入口側連結部 63bと給水出口体64の出口側連結部64bとを食器 浄機本体1内の前方側で連結するようになっ ている。

 このような構成で給水機構60cを構成して 、洗浄槽2の前後方向の移動に伴う給水入口 体63及び給水出口体64の屈曲を回避できる。 たがって、給水出口体64の破れ等の修理等を 大幅に減少することができる。また、給水入 口体63を食器収納口18の近傍に配置させてお ために、長い給水ホースを屈曲させなくて むとともに、洗浄槽2と食器洗浄機本体1との 間に大きなスペースを確保しなくてよい。つ まり、洗浄槽2の大きさ及び食器洗浄機本体1 大きさの自由度が増加し、洗浄槽2を大型化 しても、食器洗浄機本体1を大型化する必要 なくなる。

 さらに、洗浄槽2に収納された汚れた被洗 浄物3を洗浄前に湿らすことができ、被洗浄 3に付着した残飯や残滓等を上から下に洗い すことが可能となり、洗浄効率の向上に役 つ。更に言えば、給水出口体64の洗浄槽連 部64aを開閉蓋12の前方側に取り付け、洗浄槽 2が引き出された状態においても洗浄槽連結 64aを洗浄槽2の後方側上方に位置させるよう しているので、洗浄槽2が引き出された状態 においても、給水出口体64の洗浄槽連結部64a ら滴下する洗浄水を洗浄槽2内に落下させる ことができ、洗浄槽2の内部であって食器洗 機本体1の内部に漏れることがない。

 また、万一給水弁62にごみ等が付着し、 水入口体63の入口側連結部63bから極少量の漏 水、滴下漏れなどがあっても、確実に洗浄槽 2で回収することができ、食器洗浄機本体1内 の滴下漏れ等を防止できる。なお、給水機 60aの特徴事項である分散水蓋68(後方側に向 って下向きに傾斜させたもの)を開閉蓋12の 面に配置してもよいし、給水機構60bの特徴 項である蛇腹状のホースで給水出口体64を 成してもよい。また、給水出口体64を軟質材 で構成したり、蛇腹状に構成したりしておけ ば、開閉蓋12をスムースに上下動できる。

 ここで、この実施の形態のもう一つの特 事項である排水機構70について説明する。 の排水機構70は、洗浄槽2に固着された排水 結突具72と、食器洗浄機本体1に固着された 水連結受け具73とで構成され、洗浄槽2の引 出しに伴い、排水連結突具72と排水連結受け 具73との連結が解除されるようになっている つまり、洗浄槽2が収納されている状態にお いては、図9に示すように排水連結突具72と排 水連結受け具73とが連結しているが、洗浄槽2 が引き出された状態においては、図10に示す うに排水連結突具72と排水連結受け具73との 連結が解除されるようになっている。

 このようにすることで、排水管71と洗浄 2とを接続する排水ホースを設けなくて済む すなわち、洗浄槽2の前後方向の移動に伴っ て屈曲するような比較的長い排水ホースを設 けることを回避できる。したがって、排水ホ ースの破れ等の修理等を大幅に減少すること ができる。また、排水ホースを設けなくて済 むので、洗浄槽2と食器洗浄機本体1との間に きなスペースを確保しなくてよい。したが て、洗浄槽2の大きさ及び食器洗浄機本体1 大きさの自由度が増加し、洗浄槽2を大型化 ても、食器洗浄機本体1を大型化する必要が なくなる。

 また、この実施の形態に係る食器洗浄機1 00は、洗浄槽2の引き出しに伴い、給水弁62に る止水と、排水ポンプ77の運転停止と、排 連結突具72及び排水連結受け具73の連結解除 を連動させるようにしている。このように れば、洗浄槽2を食器洗浄機本体1から引き す際に、排水連結突具72及び排水連結受け具 73の連結が解除されるとともに、給水弁62の 水及び排水ポンプ77の運転停止が実行され、 洗浄槽2の外部で食器洗浄機本体1内への水漏 を効果的に防止することができる。

 図11は、取っ手13部分を拡大して示す拡大 断面図である。図11に基づいて、取っ手13の 成について詳細に説明する。図11に示すよう に、取っ手13には、食器洗浄機本体1から洗浄 槽2の引き出しを阻止する出没自在のロック 50が設けられている。ロック片50は、ドア開 検知装置55を操作するとともに、洗浄槽2の き出しをロックする機能を有している。こ ロック片50は、取っ手13の動作に連動するよ うになっている。ロック片50は、取っ手13の 方側の端部に、取っ手13に対して略直角を形 成するように立設されて設けられている。ま た、ロック片50は、取っ手13の前方側の端部 上がるに伴って下がるようになっている。

 取っ手13を設ける前扉14の上方には、その 取っ手13を取り付けるための凹部14aが形成さ ている。そして、凹部14aの上面には、ロッ 片50を貫通させるための穴部14bが貫通形成 れている。また、食器洗浄機本体1の前面開 部1aの上面側には、ロック片50の一端を係止 するための突起部1bが設けられている。つま 、ロック片50は、穴部14bを貫通して設けら ており、突起部1bに係止することで洗浄槽2 引き出しをロックするとともに、ドア開閉 知装置55と接触して洗浄槽2の収納状態を維 するのである。そして、ロック片50は、取っ 手13が持ち上げられることによって、突起部1 bとの係止及びドア開閉検知装置55との接触が 解除されるようになっている。

 洗浄槽2が食器洗浄機本体1に収納されて る状態においては、ロック片50の先端部がド ア開閉検知装置55に接触し、洗浄槽2が食器洗 浄機本体1に収納されていると判断されるよ になっている(図11(a))。図11に示すように、 ア開閉検知装置55は、マイクロスイッチ等で 構成されており、ロック片50の接触状態で洗 槽2の収納/引き出しを検知可能になってい 。ユーザが取っ手13を掴むと、取っ手13の前 側の端部が持ち上がり、ロック片50の先端 が下がり、ドア開閉検知装置55から離れ、洗 浄槽2が食器洗浄機本体1から引き出される状 にあると判断されるようになっている(図11( b))。そして、取っ手13のロックが解除される 、洗浄槽2を引き出すことが可能になる(図11 (c))。

 このように、洗浄槽2を容易に引き出せな くする、つまりロックを解除してから洗浄槽 2を引き出すようにすることで、洗浄槽2の引 出しに若干の時間確保が可能となり、給水 62と排水ポンプ77のそれぞれの機能を確実に 停止することができる。特に、排水ポンプ77 、電源停止後も慣性力が働いており、回転 完全停止まで若干の時間を要し、ロックが 除されてから洗浄槽2が実際に引き出される までに所定の時間を確保できるようにしてお けば、排水ポンプ77の機能を確実に停止して ら洗浄槽2が引き出されることになる。つま り、排水機構70からの漏水を効果的に防止す ことができる。

 図12は、給水機構60からの漏水防止を説明 するための説明図である。図12に基づいて、 水機構60からの漏水を更に効果的に防止す 手段について説明する。なお、この図12では 、給水入口体63と給水出口体64との連結部分 下方側に給水漏水受け体65を設けた場合を例 に示している。また、給水出口体64の洗浄槽 結部64aが、図6~図9で示したように開閉蓋12 貫通穴部に連結するのではなく、洗浄槽2の 方側面に形成されている貫通穴部に連結す 場合を例に示している。

 ここでは、図12に示すように、給水出口 64の出口側連結部64bの内径は、給水入口体63 入口側連結部63bの外径よりも大きくなって り、この出口側連結部64bに入口側連結部63b 挿入することで、給水入口体63と給水出口 64とが連結されるようになっている。また、 入口側連結部63bの外縁には、漏水を更に効果 的に防止するシールパッキン67が設けられて る。そして、給水入口体63と給水出口体64と の連結部分の下方側には、給水漏水受け体65 設けられている。この給水漏水受け体65は 前方側端部が洗浄槽2の後方壁面に取り付け れており、この前方側端部が後方側端部に 較して下向きに傾斜するようになっている また、給水漏水受け体65は、後方側端部が 口側連結部64bよりも後方側に位置するよう なっている。

 一方、給水漏水受け体65の前方側端部が り付けられる洗浄槽2の後方壁面部分には、 水漏水口66が形成されている。この給水漏 口66は、洗浄槽2の後方壁面を貫通し、給水 水受け体65と洗浄槽2とを連通するものであ 。すなわち、給水入口体63と給水出口体64と 連結部分からの漏水は、その下方側に配置 れている給水漏水受け体65で受水され、給 漏水受け体65の前方側に流れ、給水漏水口66 介して洗浄槽2内に流入する(図12で示す矢印 C)。

 給水入口体63と給水出口体64とが連結され ている状態においては、給水漏水受け体65は 給水入口体63と給水出口体64との連結部分の 下側に位置し、この連結部分からの漏水を漏 れなく受水し、洗浄槽2に流入させるように っている(図12(a))。洗浄槽2が引き出され始め 、給水入口体63と給水出口体64との連結が解 され始める状態においては、給水漏水受け 65は、後方側端部が出口側連結部64bよりも後 方側に長くなっているので、入口連結部63b及 び出口側連結部64bからの漏水を効果的に受水 することができる(図12(b))。

 そして、洗浄槽2が完全に引き出され、給 水入口体63と給水出口体64との連結が完全に 除されている状態においては、給水弁62によ る止水が終了しているため、入口側連結部63b から漏水することがない(図12(c))。つまり、 水漏水受け体65の後方側端部を出口側連結部 64bよりも後方側に位置させることによって、 給水弁62による止水が終了するまでの時間差 設け、止水が終了するまでは給水漏水受け 65で漏水を受水可能にしておき、食器洗浄 本体1への漏水を効果的に防止している。

3行目の一文を削除しました。
 図12(b)に示すように、給水出口体64を傾斜角 度θ で前方側が下向きとなるように傾斜させてお けば、洗浄水を確実に洗浄槽2内に供給する とが可能になる。また、図12で示した給水出 口体64は、たとえば軟質材で構成したり、蛇 状に構成してもよい。さらに、給水出口体6 4の傾斜角度θ を特に限定するものではく、洗浄槽2と食器 浄機本体1との間に形成されるスペースの大 さや給水弁62の高さ位置に応じて決定する よい。

 図13は、排水機構70からの漏水防止を説明 するための説明図である。図13に基づいて、 水機構70からの漏水を更に効果的に防止す 手段について説明する。なお、この図13では 、排水連結突具72と排水連結受け具73との連 部分の下方側に排水漏水受け体75を設けた場 合を例に示している。排水連結突具72は、一 が洗浄槽2に固着され(以下、洗浄槽側端部72 aと称する)、他端が排水連結受け具73に連結 れている(以下、突具側連結部72bと称する)。 排水連結受け具73は、一端が食器洗浄機本体1 に固着され(以下、本体側端部73aと称する)、 端が排水連結突具72に連結されている(以下 受け具側連結部73bと称する)。また、排水連 結突具72及び排水連結受け具73は、排水管71に 連通するようになっている。

 ここでは、図13に示すように、排水連結 け具73の受け具側連結部73bの内径は、排水連 結突具72の突具側連結部72bの外径よりも大き なっており、この受け具側連結部73bに突具 連結部72bが挿入することで、排水連結突具7 2と排水連結受け具73とが連結されるようにな っている。また、突具側連結部72bの外縁には 、漏水を更に効果的に防止するシールパッキ ン74が設けられている。そして、排水連結突 72と排水連結受け具73との連結部分の下方側 には、排水漏水受け体75が設けられている。 の排水漏水受け体75は、前方側端部が洗浄 2の後方壁面に取り付けられており、この前 側端部が後方側端部に比較して下向きに傾 するようになっている。また、排水漏水受 体75は、後方側端部が突具側連結部72bより 後方側に位置するようになっている。

 一方、排水漏水受け体75の前方側端部が り付けられる洗浄槽2の後方壁面部分には、 水漏水口76が形成されている。この排水漏 口76は、洗浄槽2の後方壁面を貫通し、排水 水受け体75と洗浄槽2とを連通するものであ 。すなわち、排水連結突具72と排水連結受け 具73との連結部分からの漏水は、その下方側 配置されている排水漏水受け体75で受水さ 、排水漏水受け体75の前方側に流れ、排水漏 水口76を介して洗浄槽2内に流入する(図13で示 す矢印D)。

 排水連結突具72と排水連結受け具73とが連 結されている状態においては、排水漏水受け 体75は、排水連結突具72と排水連結受け具73と の連結部分の下側に位置し、この連結部分か らの漏水を漏れなく受水し、洗浄槽2に流入 せるようになっている(図13(a))。洗浄槽2が引 き出され始め、排水連結突具72と排水連結受 具73との連結が解除され始める状態におい は、排水漏水受け体75は、後方側端部が突具 側連結部72bよりも後方側に長くなっているの で、突具側連結部72b及び受け具側連結部73bか らの漏水を効果的に受水することができる( 13(b))。

 そして、洗浄槽2が完全に引き出され、排 水連結突具72と排水連結受け具73との連結が 全に解除されている状態においては、排水 ンプ77が停止を完了しているため、排水連結 突具72の突具側連結部72bから漏水することが い(図13(c))。つまり、排水漏水受け体75の後 側端部を突具側連結部72bよりも後方側に位 させることによって、排水ポンプ77の回転 完全に停止するまでの時間差を設け、排水 ンプ77が完全に停止するまでは排水漏水受け 体75で受水可能にしておき、食器洗浄機本体1 への漏水を効果的に防止している。

 図13(b)に示すように、排水連結突具72を傾斜 角度θ で前方側が下向きとなるように傾斜させてお けば、洗浄水を確実に洗浄槽2内に戻すこと 可能になる。また、排水連結受け具73を傾斜 角度θ で後方側が下向きとなるように傾斜させてお けば、排水連結受け具73に到達した洗浄水を 実に排水させることができる。なお、排水 結突具72の傾斜角度θ 及び排水連結受け具73の傾斜角度θ を特に限定するものではなく、洗浄槽2と食 洗浄機本体1との間に形成されるスペースの きさや排水機構70の高さ位置に応じて決定 るとよい。

 ここで、洗浄槽2内に供給される洗浄水の 水位と排水機構70の設置位置の関係について 明する。上述したように、洗浄槽2内の洗浄 水の水位は、水位検知装置56で検知され、そ 情報が制御装置23に送られるようになって る。そして、排水機構70(具体的には、排水 結突具72と排水連結受け具73との連結部分)は 、洗浄槽2内に供給される洗浄水の水位より 上方となる位置に設置されている。つまり 洗浄水の水位は、回転ノズル9の下側に位置 ているのに対し、排水機構70は、食器洗浄 本体1内の上方に設置されている(図3、図9及 図10参照)。

 排水機構70を洗浄槽2内に供給される洗浄 の水位よりも上方に設置することにより、 浄槽2内の洗浄水が、その水圧によって自然 排水されてしまうのを防止することができる 。つまり、洗浄水は、排水ポンプ77が駆動す ことで排水されるようになっており、排水 ンプ77が駆動しない限り、排水されること ない。したがって、排水機構70を洗浄槽2内 供給される洗浄水の水位よりも上方に設置 ておけば、排水ポンプ77が駆動していない洗 浄動作中等であっても、洗浄水が自然排水さ れることを防止できる。

 図14は、制御装置23の電気的な構成を示す ブロック図である。図14に基づいて、制御装 23の機能について説明する。制御装置23は、 食器洗浄機100の動作を統括制御するCPU(中央 理装置)と、CPUが実行するプログラムや各種 定データを記憶しているROM(リード・オンリ ・メモリ)と、CPUがプログラムを実行する際 各種データを一時的に格納するワークメモ やページメモリとして機能するRAM(ランダム アクセス・メモリ)とを主要部とした回路で 構成されている。

 この制御装置23は、操作部15(タッチパネ 等により表示部16と一体的としているのであ れば表示部16も含む)からのユーザ指示や各検 知装置(ドア開閉検知装置55、水位検知装置56 び温度検出装置58)からの情報に基づいて、 浄ポンプ8や排水ポンプ77、温水ヒータ7、送 風機20、給水弁62等を制御するようになって る。すなわち、制御装置23は、ユーザからの 指示や予め設定されている情報に基づいて、 各種機器を制御しながら洗浄運転を実行する 。

 ここで、食器洗浄機100の動作について説明 る。
 洗浄槽2が食器洗浄機本体1に収納された状 において、ユーザにより操作部15が操作され ると、制御装置23は、水道管に連結されてい 給水弁62に指令を出し、止水を解除させ、 浄槽2内に洗浄水となる水道水を供給させる この水は、食器洗浄機本体1内の上方に上下 動自在に蓋吊り下げ体31により支持され、洗 槽2の食器収納口18をシール材30を介して閉 していた開閉蓋12に取り付けられている給水 出口体64から洗浄槽2内に散水される。

 このとき、図7で示した分散水蓋68を設け ようにしておけば、洗浄槽2の全体に洗浄水 を散水することができる。つまり、分散水蓋 68には多数の細孔が形成されており、分散水 68を流れる洗浄水が洗浄槽2の全体に均一に 給されるようになっている。このようにし おけば、被洗浄物3の洗浄前に、被洗浄物3 付着した残滓等に適当な湿り気を与えるこ ができ、こびり付けを緩和し、被洗浄物3か 残滓等を落ちやすくすることが可能になる

 また、図9及び図10で示したように、給水 口体64を開閉蓋12の前方側に取り付け、給水 入口体63を開閉蓋12の前方側まで延設するよ にすることで、洗浄槽2を引き出した状態に いても、給水出口体64の洗浄槽連結部64aを 浄槽2の食器収納口18の後方側上部に位置さ ている。したがって、万一、給水弁62の内部 にごみ等が付着して漏水が発生しても、確実 に洗浄槽2内でごみ等を回収でき、食器洗浄 本体1に影響を与えることがない。

 給水出口体64より給水された洗浄槽2内の 浄水は、その水位が水位検知装置56で検知 れる。この水位検知装置56は、洗浄水が所定 量となったことを検知し、この情報が制御装 置23に送られる。この情報を受け取った制御 置23は、給水弁62に指令を出し、水道水の供 給を停止、つまり止水する。そして、制御装 置23は、直ちに温水ヒータ7の発熱を開始させ 、洗浄槽2内の洗浄水を所定温度にまで上昇 せる。また、制御装置23は、洗浄ポンプ8の 転を開始させる。洗浄ポンプ8が運転を開始 るに伴って、多数の洗浄口を有する回転ノ ル9が洗浄水圧により回転しながら、洗浄水 を被洗浄物3に満遍なく衝突させ、被洗浄物3 付着した残滓等を洗い流す。

 残滓等は、残滓フィルタ57により捕集さ る。この動作(洗浄運転)を所定の時間が経過 するまで繰り返す。そして、所定時間経過後 、制御装置23は、洗浄ポンプ8の運転を停止さ せ、排水ポンプ77の運転を開始させる。排水 ンプ77が運転を開始すると、洗浄水は、排 管71を導通し、排水機構70及び排水トラップ7 8を経由した後、外部の下水等に排水される 排水機構70の排水連結受け具73は、下流側(後 方側)に向かって下向きに傾斜しているので 洗浄水は、確実に下水側に流れ落ち、水溜 りを防止できる。

 なお、排水機構70(具体的には、排水連結 具72と排水連結受け具73との連結部分)は、 浄槽2内に供給される洗浄水の水位よりも上 となる位置に設置されているので、洗浄槽2 内に溜められている洗浄水が、その水圧によ り、排水機構70を通過して、外部(下水)に自 に流出することを防止している。その後、 御装置23は、洗浄された被洗浄物3等を乾燥 せるために、送風機20の運転を開始する(乾 運転)。送風機20が運転を開始すると、洗浄 2内が乾燥し、この空気は、前扉14に形成さ た排気孔17より排気として外部に排出される 。

 送風機20の運転は、タイマー等による所 時間、又は、温度検出装置58等による検知温 度が所定温度となったときに制御装置23によ 自動停止される。また、排水機構70の下流 には、排水トラップ78が形成されており、こ の排水トラップ78には、常時適量の排水が溜 られているために、たとえば下水等からの 虫の侵入、悪臭が洗浄槽内に侵入するのを 止できる。以上のようにして、制御装置23 、洗浄運転及び乾燥運転を実行する。

 洗浄槽2は、ロック片50によって食器洗浄 本体1にロックされているために、乾燥運転 が終了しても、容易に前扉14が開かないよう 、つまり洗浄槽2がスライド移動しないよう になっている。ロックを解除するためには、 ユーザは、取っ手13を握り、この取っ手13を 方に移動させなければならない。ロックが 除されると、ロック片50とドア開閉検知装置 55との接触も解除され、この情報が制御装置2 3に送られる。そして、制御装置23は、給水弁 62や排水ポンプ77、洗浄ポンプ8等の各種電気 品への電気供給を停止させて安全を確保す ようになっている。

 このため、各種電気部品が動作中に洗浄 2が勝手に引き出されることはなく、また動 作中に洗浄槽2が引き出されたとしても、各 電気部品の運転を停止させてから洗浄槽2が き出し可能になるので、たとえば排水機構7 0からの水漏れ等は確実に防止される。なお ロック片50の動作前に、より確実に各種電気 部品への電力供給を停止するためには、取っ 手13に触れたり、持ったりすることを検知で る検出装置、たとえば温度センサーや圧力 ンサー、静電容量センサー等を取っ手13に け、これらが働くようにしておけばより効 的となる。

 また、ロック片50を電気的に制御し、各 電気部品への電力供給が停止後、すなわち 秒経過した後、ロックを解除することで、 実に各種電気部品の機能を完全停止でき、 り効果的なものとなる。その後、取っ手13を 介して洗浄槽2を引き出すと、洗浄槽2は食器 浄機本体1内をスライド移動する。このとき 、制御装置23は、蓋吊り下げ体31に指令を出 、開閉蓋12を上方に吊り上げ、洗浄槽2の食 収納口18との接続を解除する。なお、洗浄槽 2のスライド移動に伴い、開閉蓋12も連動して 上下動させる機構、たとえば上下動移動用の モータ等を設ければ、より確実に接続及び解 除が可能となる。そして、引き出された洗浄 槽2から、洗浄及び乾燥された清潔な被洗浄 3を取り出すことができる。

 図15は、食器洗浄機100の電気的な接続状 を説明するための説明図である。図15に基づ いて、食器洗浄機100の各種電気部品に電源を 供給するために接続される電源供給体80につ て説明する。従来、洗浄槽2に取り付けられ ている各種電気部品に電源を供給するために 接続されていた電源コードが洗浄槽2の移動 伴って屈曲し、この電源コードの破れ等の 障の原因になっていた。すなわち、電源コ ドも給水ホースや排水トラップのように屈 を繰り返すことによって破損することが多 った。

 そこで、図15に示すように、電源供給体80 も、給水機構60及び排水機構70と同様に、連 /分離可能に構成することで、給水機構60及 排水機構70と同様に、洗浄槽2の前後方向の 動に伴う屈曲を回避できる。この電源供給 80は、電源供給具81と、電源受給部82とで構 されている。洗浄槽2が収納されている状態 おいては、電源供給体80は、電源供給具81に 電源受給部82が挿入することで一体化してい (図15(a))。洗浄槽2が引き出された状態にお ては、電源供給具81と、電源受給部82とが分 し、各種電気部品への電力供給が停止する つまり、安全性を向上することもできる。