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Title:
DISPLAY DEVICE AND SYSTEM
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2008/149714
Kind Code:
A1
Abstract:
Provided is a display device which correctly displays an OSD device name on an OSD menu in response to an input switching operation by a user. A sync device (40) includes: an HDMI input terminal (41) which hierarchically connects a plurality of external devices (a repeater device (30), a first source device (10), a second source device (20)); an OSD control unit (47) which displays an OSD menu on the screen of the sync device (40); and a CEC I/F (43) which receives from any one of the external devices, a CEC command indicating that the external device is specified as an input path. When the CEC I/F (43) has received the CEC command, the OSD control unit (47) modifies the device name of the external display device displayed on the OSD menu to the device name of the external device specified by the CEC command.

Inventors:
YOKOTA HIDEYUKI
HANZAWA ATSUSHI
Application Number:
PCT/JP2008/059684
Publication Date:
December 11, 2008
Filing Date:
May 27, 2008
Export Citation:
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Assignee:
SHARP KK (JP)
YOKOTA HIDEYUKI
HANZAWA ATSUSHI
International Classes:
G06F13/00; H04N7/173; H04N21/442
Foreign References:
JP2004336723A2004-11-25
Other References:
"High-Definition Multimedia Interface Specification, Version 1.1", HDMI LICENSING LLC, 20 May 2004 (2004-05-20), pages 14 - 16, 32 - 36, 44, 48, 50
Attorney, Agent or Firm:
TAKANO, Akichika (9th Floor Salute Bldg., 72Yoshida-cho, Naka-ku, Yokohama-sh, Kanagawa 41, JP)
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Claims:
 外部機器を接続するHDMI端子を備え、該HDMI端子を介して複数の外部機器を階層的に接続する表示装置であって、
 前記表示装置の画面上にOSDメニューをオンスクリーン表示するOSD制御手段と、前記複数の外部機器のいずれかの外部機器から該外部機器が入力経路として指定されたことを示すCECコマンドを受信する受信手段とを備え、
 前記OSD制御手段は、前記受信手段が前記CECコマンドを受信した場合には、前記OSDメニューに表示される外部機器の機器名を、前記CECコマンドで指定された外部機器の機器名に変更することを特徴とする表示装置。
 請求項1に記載の表示装置において、前記複数の外部機器の種別を示す論理アドレスと、前記複数の外部機器の接続位置を示す物理アドレスと、前記論理アドレスに対応する外部機器の機器名とを関連付けて格納するマッピング領域と、
 前記HDMI端子の入力毎にアクティブ機器の論理アドレスを格納する論理アドレス格納領域とを有する記憶手段を備え、
 前記受信手段が前記CECコマンドを受信したときに、該CECコマンドに含まれる物理アドレスに関連付けられた論理アドレスを抽出し、該抽出した論理アドレスで前記論理アドレス格納領域を書き換えることを特徴とする表示装置。
 請求項2に記載の表示装置において、前記OSD制御手段は、前記論理アドレス格納領域に格納された論理アドレスを参照し、該論理アドレスに関連付けられた外部機器の機器名を前記OSDメニューに表示することを特徴とする表示装置。
 請求項1乃至3のいずれか1項に記載の表示装置において、前記CECコマンドは、HDMI規格で定義されたルーティングインフォメーションであることを特徴とする表示装置。
 請求項1乃至4のいずれか1項に記載の表示装置と、該表示装置のHDMI端子に直接にまたは他の外部機器のHDMI端子を介して間接に接続される複数の外部機器とを備えたことを特徴とする表示システム。
Description:
表示装置及びシステム

 本発明は、表示装置及びシステム、より 細には、HDMI(High Definition Multimedia Interface) 続した外部機器の機器名をOSDメニューに表 可能な表示装置及び該装置を備えた表示シ テムに関する。

 映像/音声等の伝送用デジタルインタフェ ースとしてHDMIが普及している。HDMIは、PCと ィスプレイの接続標準規格であるDVIに音声 送機能や著作権保護機能を加えて、AV機器向 けにアレンジしたものとなっている。HDMIで 、HDMI入力端子をもつ液晶テレビやモニタな の表示装置をシンク機器、HDMI出力端子をも つレコーダやプレーヤなどをソース機器、HDM I入力端子とHDMI出力端子とをもつAVアンプな をリピータ機器として、シンク機器に複数 リピータ機器やソース機器を階層的に接続 、入力先を切り替えて使用することができ 。

 非特許文献1には、HDMIにおけるCEC(Consumer  Electronics Control)規格に係る仕様が定義されて いる。この中でシンク機器あるいはリピータ 機器が入力切替を行った場合、<Routing Chang e>というCECコマンド(以下、<>内は全てC ECコマンドであることを示す)をブロードキャ ストにて送信し、この<Routing Change>で入 経路として指定された機器は<Routing Inform ation>をブロードキャストにて送信するよう に規定されている。さらにシンク機器は、入 力切替先機器からの<Routing Information>を けて、入力経路を確定するために、<Set St ream Path>をブロードキャストにて送信する この<Set Stream Path>を受けた入力切替先 機器は、自身が安定した映像出力可能な状態 (すなわち、アクティブな状態)であれば、< Active Source>をブロードキャストにて送信す ることにより、入力経路が確定する。この< ;Active Source>を返した機器が現在のアクテ ブ機器となる。

 図12は、従来のシンク機器において入力 替OSDを表示させたときの様子の一例を示す である。ここではシンク機器として液晶テ ビ(LCD TV)を想定する。このLCD TVにリピータ 器のAVアンプ(AMPLIFIER)が接続され、さらに、 このAVアンプにソース機器のレコーダ(RECORDER) が接続されているものとする。このとき、例 えばユーザが、LCD TVの内蔵チューナで受信 たアナログテレビジョン放送(ATV)を視聴して いるときに、LCD TVの操作ボタンやリモコン [入力切替キー]を押すことにより、LCD TVの 示画面には図12に示すような入力切替OSD(OSD ニュー)が表示される。これはLCD TVが備える OSD制御部が、後述の図4に示す登録情報を参 してOSD画面を生成し、現在視聴しているテ ビジョン放送信号に重畳させて表示させる のである。

 この例では、LCD TVにおいて切替可能な入 力として、ATV、DTV、及びEXT1~6があるものとす る。またここでは、EXT5及びEXT6にHDMI入力端子 が割り当てられている。この場合、表示され る入力切替OSDでは、現在視聴しているテレビ ジョン放送信号(ATV)がハイライト表示される また登録情報に従って、EXT5の部分には、論 理アドレス“5”に対して記録されているAVア ンプを示す“AMPLIFIER”が、EXT5のOSD表示部分 表示される。

 図12の例の場合、入力切替OSDのEXT5及びEXT6に は現在のアクティブ機器の論理アドレスが指 示するOSD機器名が表示される。ここでは、AV ンプが現在のアクティブ機器であり、このA Vアンプがレコーダを選択していれば、前述 非特許文献1で規定された処理により、レコ ダが<Active Source>を返してアクティブ機 器となる。これに伴い、入力切替OSDのEXT5のOS D機器名が“AMPLIFIER”から、レコーダを示す RECORDER”に更新される。
High-Definition Multimedia Interface Specification Version 1.2a   Supplement 1 Consumer Electronics Co ntrol(CEC),December 14 2005

 しかしながら、入力切替先となる機器が シンク機器からの<Set Stream Path>に対し て、<Active Source>を返してこない場合が る。例えば、スタンバイ状態にあると、ア ティブ機器にならないため、<Active Source&g t;を返さない機器がある。この場合、たとえA Vアンプからレコーダに入力先が切り替えら たとしても、図12の入力切替OSDの表示は“REC ORDER”に更新されず、“AMPLIFIER”のままとな 。

 この場合、実際に入力切替先となる機器( レコーダ)と、入力切替OSD上のOSD機器名“AMPLI FIER”とが一致していないため、ユーザが入 切替OSDから操作を行うときに、実際の接続 態と異なる間違ったOSD機器名が表示され、 ーザを困惑させてしまうという問題があっ 。

 本発明は、上述のごとき実情に鑑みてな れたものであり、ユーザの入力切替操作に 応して、OSDメニュー上のOSD機器名を正しく 示する表示装置及び該装置を備えた表示シ テムを提供すること、を目的とする。

 上記課題を解決するために、本発明の第1 の技術手段は、外部機器を接続するHDMI端子 備え、HDMI端子を介して複数の外部機器を階 的に接続する表示装置であって、表示装置 画面上にOSDメニューをオンスクリーン表示 るOSD制御手段と、複数の外部機器のいずれ の外部機器から該外部機器が入力経路とし 指定されたことを示すCECコマンドを受信す 受信手段とを備え、OSD制御手段は、受信手 がCECコマンドを受信した場合には、OSDメニ ーに表示される外部機器の機器名を、CECコ ンドで指定された外部機器の機器名に変更 ることを特徴としたものである。

 第2の技術手段は、第1の技術手段におい 、複数の外部機器の種別を示す論理アドレ と、複数の外部機器の接続位置を示す物理 ドレスと、論理アドレスに対応する外部機 の機器名とを関連付けて格納するマッピン 領域と、HDMI端子の入力毎にアクティブ機器 論理アドレスを格納する論理アドレス格納 域とを有する記憶手段を備え、受信手段がC ECコマンドを受信したときに、CECコマンドに まれる物理アドレスに関連付けられた論理 ドレスを抽出し、抽出した論理アドレスで 理アドレス格納領域を書き換えることを特 としたものである。

 第3の技術手段は、第2の技術手段におい 、OSD制御手段は、論理アドレス格納領域に 納された論理アドレスを参照し、論理アド スに関連付けられた外部機器の機器名をOSD ニューに表示することを特徴としたもので る。

 第4の技術手段は、第1乃至第3のいずれか1 の技術手段において、CECコマンドは、HDMI規 で定義されたルーティングインフォメーシ ンであることを特徴としたものである。

 第5の技術手段は、第1乃至第4のいずれか1 の技術手段における表示装置と、表示装置の HDMI端子に直接にまたは他の外部機器のHDMI端 を介して間接に接続される複数の外部機器 を備えた表示システムである。

 本発明によれば、ユーザの入力切替操作 対応して、OSDメニュー上のOSD機器名を正し 表示することができるため、実際に入力切 先となる機器とOSDメニュー上のOSD機器名と 一致し、ユーザを困惑させることが少なく きる。

本発明の表示システムにおけるHDMI接続 に係る要部構成例を説明するためのブロック 図である。 シンク機器の起動時にHDMI機器をマッピ ングするときの処理例を説明するためのフロ ーチャートである。 シンク機器の起動時にHDMI機器をマッピ ングするときの処理例を説明するためのフロ ーチャートで、図2に示すフローの続きであ 。 図2及び図3のマッピング処理により得 れたマッピング情報と物理アドレス格納情 の一例を示す図である。 入力切替操作によって入力切替したと のCECによる通信処理の一例を示す図である 図5の処理によって経路切替を行ったと きのアクティブ機器の論理アドレス情報を示 す図である。 シンク機器において入力切替OSDを表示 せたときの様子の他の例を示す図である。 リピータ機器を操作してリピータ機器 接続されているアクティブ機器を切り替え ときのCECによる通信処理の一例を示す図で る。 論理アドレス格納領域(EXT5)におけるア ティブ機器の論理アドレスの変更例を示す である。 シンク機器において入力切替OSDを表示 させたときの様子のさらに他の例を示す図で ある。 本発明の実施形態におけるアクティブ 機器の論理アドレス情報の書き換え処理例を 説明するためのフローチャートである。 従来のシンク機器において入力切替OSD を表示させたときの様子の一例を示す図であ る。

符号の説明

10…第1ソース機器(レコーダ)、11,21,36…HDMI ランスミッタ、12,22,35,44…CPU、13,23,32,34,37,43 …CEC I/F、20…第2ソース機器(プレーヤ)、30… リピータ機器、31,33,42…HDMIレシーバ、38,45…I r受光部、40…シンク機器(LCD TV)、41…HDMI入力 端子、46…メモリ、47…OSD制御部、51…CECライ ン、52…TMDSライン。

 以下、添付図面を参照しながら、本発明の 示装置及び該装置を備えた表示システムに る好適な実施の形態について説明する。
 本発明の実施形態においては、HDMI規格に含 まれるCECによるコマンドを使用する。このCEC コマンドとはHDMIで規格化されている機器制 信号であり、規格上のCECメッセージに相当 る。

 図1は、本発明の表示システムにおけるHDMI 続に係る要部構成例を説明するためのブロ ク図である。この構成例では、2つのソース 器(第1のソース機器10,第2のソース機器20)と リピータ機器30と、シンク機器40とが階層的 に接続されている。ソース機器は、HDMI-CECに 応する機器であり、例えばDVDレコーダやHDD コーダ、デジタル方式VTR、デジタルビデオ メラなどが適用される。
 またリピータ機器30は、HDMI入力端子とHDMI出 力端子とをもつAVアンプやレコーダ、プレー などである。この例ではリピータ機器30は 2つのHDMI入力端子をもち、HDMI入力端子に対 てそれぞれレコーダ10とプレーヤ20のソース 器が接続されている。またシンク機器40は HDMI入力端子をもつ液晶テレビ(LCD TV)やモニ などの表示装置である。

 本発明に適用されるシンク機器40は、リ ータ機器30と各ソース機器10,20の動作状態を 出し、リピータ機器30とソース機器10,20の動 作状態を制御するために、CECライン51を介し 転送されるCECコマンドが用いられる。前述 たように、CECコマンドは、HDMIで規格化され ている機器制御信号である。そして、この機 器制御信号を機器間でやりとりすることによ り、シンク機器40とその接続機器との間で各 の動作制御を実現する。

 なお、HDMIケーブルは、デジタル信号であ る映像・音声信号を差動方式で伝送するため のTMDS(Transition Minimized Differential Signaling)ラ ン(デジタル信号ライン)52と、機器間で共通 制御信号(CECコマンド)を伝送する双方向バ であるCECライン51とを含んでいる。またこの 他、HDMIケーブルには、EDID(Extended Display Ident ification Data)の送信やHDCP(High-bandwidth Digital Co ntent Protection system)認証等に利用される図示 ないDDC(Display Data Channel)ラインが含まれる

 以下図1の構成例による、ソース機器10,20、 ピータ機器30、及びシンク機器40のHDMI接続 係る要部構成について説明する。
 第1ソース機器10及び第2ソース機器20は、HDMI -CECに対応するためにそれぞれ同様の構成を っている。第1ソース機器10を例として説明 ると、第1ソース機器10は、HDMIトランスミッ 11、CPU12、CEC I/F13を備えている。HDMIトラン ミッタ11は、例えばDVDなどのメディアに記 されている映像データと音声データとを読 出し、音声信号が映像信号のブランキング 間に挿入されたHDMI形式のストリームに変換 る。そして、変換したストリームをTMDSライ ン52によってリピータ機器30へ転送する。 CPU 12は、HDMIコントローラを含み、HDMIトランス ッタ11の動作を制御する。

 CEC I/F13は、HDMIケーブル内のCECライン51を 接続し、リピータ機器30との間でCECコマンド 双方向通信を可能とする。CEC I/F13の動作は 、CPU12により制御され、CECコマンドによってH DMI接続された機器を制御することができる。 CPU12は、装置全体を制御するホストCPUとフロ トマイコンとにより構成することができ、 ロントマイコンを低電力で動作させて、ホ トCPUがダウンするスタンバイモードにおい も、常にCECライン51から転送されてくるCEC マンドを監視することができる。

 上記のように第2ソース機器20についても 1ソース機器10と同様の構成をもっている。 まり第2ソース機器20には、HDMIトランスミッ タ21、CPU22、CEC I/F23が備えられ、HDMI-CECに対 した構成となっている。なお、第1ソース機 10と第2ソース機器20においてHDMI出力端子の 載は省略する。

 リピータ機器30は、2つのHDMI入力端子に対応 して、2つのHDMIレシーバ31,33と、2つのCEC I/F32 ,34とを備えている。さらにリピータ機器30は HDMI出力端子に対応したHDMIトランスミッタ36 、及びCEC I/F37と、装置を制御するCPU35と、赤 外線によるリモコン信号を受光するIr受光部3 8とを備えている。
 リピータ機器30は、レコーダ10やプレーヤ20 どのソース機器から転送されたストリーム HDMIレシーバ31,33で受信し、さらにHDMIトラン スミッタ36から送出して、シンク機器40に転 する。またストリームを受信するHDMI入力端 を選択してスイッチングするスイッチング 能を有している。

 HDMIトランスミッタ36は、ソース機器10,20 ら送信されたストリームをTMDSライン52によ てシンク機器40へ転送する。CPU35は、HDMIコン トローラを含み、HDMIトランスミッタ36の動作 を制御する。

 CEC I/F37は、HDMIケーブル内のCECライン51を 接続し、シンク機器40との間でCECコマンドの 方向通信を可能とする。CEC I/F37の動作は、 CPU35により制御される。リピータ機器30のCPU35 は、装置全体を制御するホストCPUとフロント マイコンとにより構成することができ、フロ ントマイコンを低電力で動作させて、HDMI入 端子とHDMI出力端子に接続される各CECライン5 1から転送されてくるCECコマンドを監視する とができる。またIr受光部38により、リモコ から送信されたリモコン信号を受信するこ ができる。なお、リピータ機器30においてHD MI入力端子とHDMI出力端子の記載は省略する。

 シンク機器40は、主な構成として、HDMI入 端子41、HDMIレシーバ42、CEC I/F43、CPU44、Ir受 光部45、メモリ46、及びOSD制御部47を備えてい る。シンク機器40は、リピータ機器30から転 されたストリームをHDMIレシーバ42で受信す 。またCEC I/F43によって、リピータ機器30と 間のCECライン51が接続される。CPU44は、装置 体を制御するホストCPUとフロントマイコン により構成することができ、フロントマイ ンを低電力で動作させて、HDMI入力端子41に 続されるCECライン51から転送されてくるCEC マンドを監視することができる。またIr受光 部45により、リモコンから送信されたリモコ 信号を受信することができる。

 CEC I/F43とHDMIレシーバ42は、HDMI入力端子41 に応じて備えられている。従ってシンク機器 40が複数のHDMI入力端子をもっていれば、それ に応じてCEC I/F及びHDMIレシーバが設けられる 。

 またシンク機器40が備えるメモリ46は、本 発明の記憶手段に相当し、複数の外部機器( こではリピータ機器30,第1ソース機器10,第2ソ ース機器20)の種別を示す論理アドレスと、リ ピータ機器30,第1ソース機器10,第2ソース機器2 0の接続位置を示す物理アドレスと、論理ア レスに対応するリピータ機器30,第1ソース機 10,第2ソース機器20の機器名とを関連付けて 納するマッピング領域を有する。すなわち HDMI規格に基づいて、シンク機器40とHDMI接続 されたリピータ機器30,第1ソース機器10,第2ソ ス機器20の論理アドレスに対応した物理ア レスが記憶される。ここでは例えばシンク 器40の電源投入時に、論理アドレスごとに、 接続機器の物理アドレスを返送するように要 求するCECコマンドをシンク機器40から送出す 。そしてその返答を受けることによって、 ンク機器40では、物理アドレスに応じた接 機器の物理アドレスを取得して、HDMI機器の 続状態をマッピングする。

 またシンク機器40に接続されているシス ムに対して、新たなHDMI機器が接続されたと に、そのHDMI機器から自身の物理アドレスが シンク機器40に送信されてくれば、シンク機 40ではその物理アドレスをマッピングに加 て登録することができる。

 図1の例では、シンク機器40の物理アドレ は[0.0.0.0]、リピータ機器30の物理アドレス [1.0.0.0]、第1ソース機器10の物理アドレスは[1 .1.0.0]、第2ソース機器20の物理アドレスは[1.2. 0.0]となっている。このように、シンク機器40 は、HDMI入力端子41を介してリピータ機器30,第 1ソース機器10,第2ソース機器20などの複数のHD MI機器を階層的に接続することができる。

 またOSD制御部47は、本発明のOSD制御手段に 当し、シンク機器40の画面上にOSDメニュー( なわち、前述の図12に示した入力切替OSD)を ンスクリーン表示する。
 またCEC I/F43は、本発明の受信手段に相当し 、リピータ機器30,第1ソース機器10,第2ソース 器20のいずれかのHDMI機器から自身が入力経 として指定されたことを示すCECコマンド< Routing Information>を受信する。

 OSD制御部47は、CEC I/F43が<Routing Informati on>を受信した場合には、入力切替OSDに表示 されるHDMI機器の機器名を、<Routing Informatio n>で指定されたHDMI機器の機器名に変更する 。これにより、たとえ<Active Source>が返 てこない場合でも、この<Routing Information&g t;を利用できる場合にはユーザの入力切替操 に対応して、入力切替OSD上のOSD機器名を正 く表示することができるため、実際に入力 替先となる機器と入力切替OSD上のOSD機器名 が一致し、ユーザを困惑させることが少な できる。

 図2及び図3は、シンク機器の起動時にHDMI 器をマッピングするときの処理例を説明す ためのフローチャートである。本例のマッ ング処理は、シンク機器40の起動時におい シンク機器40のCPU44により実行するものであ 。また本例では、2つのHDMI入力端子をもつ ンク機器によりマッピング処理を実行する のとし、シンク機器のHDMI入力は、入力切替O SD表示におけるEXT5,及びEXT6に割り当てられて るものとする。

 まず所定のカウンタiを1とする(ステップS 1)。そして論理アドレスiの機器に対して、CEC コマンド〈Give Physical Address〉を送信する(ス テップS2)。〈Give Physical Address〉は、任意の 理アドレスの機器に対してその物理アドレ を要求するコマンドである。

 そしてシンク機器40では、論理アドレスiの 器から、CECコマンド〈Report Physical Address〉 を受信したかどうかを判別する(ステップS3) 論理アドレスiの機器から〈Report Physical Addr ess〉を受信していれば(YESの場合)、論理アド スiが指示する物理アドレス格納領域に、受 信した物理アドレスを格納する(ステップS4)
 そして続いて、論理アドレスiの機器に対し て、CECコマンド〈Give Osd Name〉を送信する( テップS5)。〈Give Osd Name〉は、任意の論理 ドレスの機器に対して、OSD機器名情報を要 するコマンドである。このOSD機器名情報は 上述のように、シンク機器40における入力切 替OSD表示画面に表示させる機器名情報である 。

 そしてシンク機器40では、論理アドレスi 機器から〈Set Osd Name〉を受信したかどう を判別する(ステップS6)。〈Set Osd Name〉は OSD機器名を送信するためのコマンドである そして論理アドレスiの機器から〈Set Osd Nam e〉を受信していれば(YESの場合)、論理アドレ スiが指示するOSD機器名格納領域に、受信し OSD機器名を格納する(ステップS7)。

 次にシンク機器40では、カウンタiをイン リメントし(ステップS8)、iが9以下であるか うかを判別する(ステップS9)。この場合、HDM Iで定められている論理アドレスiは、1から15 でであるが、i=9~13は“reserved”、i=14は“Free  Use”、i=15は“Unregistered Broadcast”であるた 、マッピングする論理アドレスをi=9までと ている。i=9以降の論理アドレスが使用され 場合には、マッピングにおいても適宜必要 論理アドレスに対するマッピング処理を実 する。

 ここでは、ステップS9でiは9以下であれば (YESの場合)、ステップS2に戻って次の論理ア レスの機器に対して物理アドレスを要求す 処理を行う。またiが9以下でなければ(NOの場 合)、物理アドレスが[1.0.0.0]以上[1.15.15.15]以 で、かつ物理アドレスが最小となる機器を クティブ機器とし、その論理アドレスをEXT5 クティブ機器の論理アドレス格納領域に格 する(ステップS10)。なお、EXT5は、シンク機 40の2つのHDMI入力端子のうちの一方の入力端 子である。このとき条件に該当する機器が存 在しないときには、論理アドレス格納領域に “0”を格納する。

 そしてさらに、物理アドレスが[2.0.0.0]以 [2.15.15.15]以下で、かつ物理アドレスが最小 なる機器をアクティブ機器とし、その論理 ドレスをEXT6アクティブ機器の論理アドレス 格納領域に格納する(ステップS11)。なお、EXT6 は、シンク機器40の2つのHDMI入力端子のうち 他方の入力端子である。このとき条件に該 する機器が存在しないときには、論理アド ス格納領域に“0”を格納する。

 一方、上記ステップS3で、論理アドレスi 機器から〈Report Physical Address〉を受信して いなければ(NOの場合)、論理アドレスiが指示 る物理アドレス格納領域をクリア([0.0.0.0]を 格納)する(ステップS12)。そして論理アドレス iが指示するOSD機器名格納領域をクリアする( テップS13)。また、上記ステップS6において 論理アドレスiの機器から〈Set Osd Name〉を 信していなければ(NOの場合)、論理アドレス iが指示するOSD機器名格納領域をクリアする( テップS13)。

 上記の例では、シンク機器40の起動時に けるHDMI機器のマッピング処理例を説明した 、シンク機器40を含むシステムに対して新 にHDMI機器が接続された場合には、そのHDMI機 器からまずCECコマンド〈Report Physical Address が送信される。そしてこれを受けたシンク 器40では、その論理アドレスに対応した物理 アドレス格納領域に、受信した物理アドレス を格納する。そしてその機器に対して〈Give  Osd Name〉を送信し、機器から〈Set Osd Name〉 受信してOSD機器名を取得する。OSD機器名を 得できなかった場合は、その機器のOSD機器 格納領域をクリアする。

 図4は、上記のマッピング処理により得ら れたマッピング情報と物理アドレス格納情報 の一例を示す図で、図1の構成のシステムを モリ上にマッピングしたときの情報を示す のとする。ここではソース機器10,20としては 、CEC対応のレコーダとプレーヤが用いられ、 シンク機器40としては液晶テレビ(LCD TV)が用 られているものとする。そしてこれらの情 は、LCD TVのメモリ上にマッピングされる。

 図4(A)は、マッピング処理により得られる マッピング情報を示し、論理アドレス(1~9)に 連付けて機器の物理アドレスとOSD機器名と 登録される。また上記の処理によって物理 ドレスが取得できなかった場合には、物理 ドレスとして[0.0.0.0]が登録され、またOSD機 名が取得できなかった場合にはNULが登録さ 、OSD機器名は〈”” ””〉となる。この では、OSD機器名は、論理アドレス1の機器が RECORDER”で、論理アドレス4の機器が“PLAYER 、論理アドレス5の機器が“AMPLIFIER”である 。

 また図4(B)は、論理アドレス格納領域の格 納データを示すもので、HDMI入力端子(本例で EXT5、及びEXT6)に対するアクティブ機器の論 アドレスを登録したものである。ここでは 記図3のステップS10、及びステップS11の処理 によって格納されたアクティブ機器の論理ア ドレスの様子が示されている。この例では、 EXT5のアクティブ機器の論理アドレスは“5”( すなわち“AMPLIFIER”)であり、EXT6のアクティ 機器の論理アドレスは“0”(すなわち“該 機器なし”)になっている。

 ここで、シンク機器40として液晶テレビ(L CD TV)が適用されているものとする。このと 、例えばユーザが、LCD TVの内蔵チューナで 信したアナログテレビジョン放送(ATV)を視 しているときに、LCD TVの操作ボタンやリモ ンの[入力切替キー]を押すことにより、LCD  TVの表示画面には前述の図12に示すような入 切替OSDが表示される。これはLCD TVが備えるO SD制御部47が、上記図4に示す登録情報を参照 てOSD画面を生成し、現在視聴しているテレ ジョン放送信号に重畳させて表示させるも である。

 この例では、LCD TVにおいて切替可能な入 力として、前述の図12に示したように、ATV、D TV、及びEXT1~6があるものとする。またここで 上記のように、EXT5及びEXT6にHDMI入力端子が り当てられている。この場合、表示される 力切替OSDでは、現在視聴しているテレビジ ン放送信号(ATV)がハイライト表示される。 た図4(A)及び図4(B)の登録情報に従って、EXT5 部分には、論理アドレス“5”に対して記録 れている“AMPLIFIER”が、EXT5のOSD表示部分に 表示される。

 図5は、入力切替操作によって入力切替し たときのCECによる通信処理の一例を示す図で ある。この例では、図1の接続構成においてAT Vを視聴しているときに、ユーザが「入力切 キー」を用いて、シンク機器40の入力をHDMI 力端子に相当するEXT5を切り替えたときのCEC よる通信処理例を示している。ここでは、 ンク機器40は液晶テレビ(LCD TV)であり、ソ ス機器10はレコーダとプレーヤであって、リ ピータ機器30のHDMIストリームの入力経路とし て、レコーダ側が選択されているものとする 。また図5において、点線で示すコマンド送 は、送信元からブロードキャストにて送信 る処理を示し、実線で示すコマンド送信は 送信元から特定の機器に対して送信する処 を示している。

 まずLCD TVは、ユーザによる入力切替操作 に従って、入力がATVからEXT5に切り替えられ ことを知らせるためのCECコマンド〈Routing Ch ange〉をブロードキャストにて送信する(S11)。 これを受けたリピータ機器は、そのHDMI入力 子にHDMI機器が接続されている場合、その入 経路を知らせるための〈Routing Change〉をブ ードキャストにて送信する(S12)。この場合 リピータ機器に接続されているレコーダが トリームの入力経路として選択されている め、物理アドレス[1.0.0.0]から[1.1.0.0]への経 変化を知らせる〈Routing Change〉をブロード ャストにて送信する。

 S12の〈Routing Change〉に対して、レコーダ 、自身が経路として指定されたことを示すC ECコマンド〈Routing Information〉をブロードキ ストにて送信する(S13)。そしてこれを受けた LCD TVは、ストリームの入力経路を切り替え CECコマンド〈Set Stream Path〉をブロードキャ ストにて送信する(S14)。〈Set Stream Path〉は ストリームの入力経路を切り替えるためのCE Cコマンドであり、この場合、EXT5のアクティ 機器を、物理アドレス[1.0.0.0]のリピータ機 から物理アドレス[1.1.0.0]のレコーダに切り えるコマンドとして送信される。

 そして続いてLCD TVは、レコーダのOSD機器名 を問い合わせるCECコマンド〈Give Osd Name〉を レコーダに対して送信する(S15)。〈Give Osd Na me〉は、レコーダの物理アドレスを指定した マンド送信である。ここでは図2及び図3の ッピング処理により、レコーダのOSD機器名 取得できている場合にも、〈Set Stream Path〉 による経路切替の後に再度OSD機器名の取得処 理を行う。そしてこれを受けたレコーダは、 CECコマンド〈Set Osd Name〉により、自身に登 されているOSD機器名をLCD TVに対して返信す る(S16)。〈Set Osd Name〉は、LCD TVの物理アド スを指定したコマンド送信である。
 そしてこの後、レコーダは、自身がアクテ ブ機器であることを知らせるためのCECコマ ド〈Active Source〉をブロードキャストにて 信する(S17)。

 図6は、図5の処理によって経路切替を行 たときのアクティブ機器の論理アドレス情 を示す図である。図4(B)に示すように、LCD TV の論理アドレス格納領域には、EXT5のアクテ ブ機器として論理アドレス“5”が記録され いたが、上記図5の処理により、EXT5のアク ィブ機器の論理アドレスは、“5”から“1” (つまり“RECORDER”)に変更される。

 図7は、シンク機器において入力切替OSDを表 示させたときの様子の他の例を示す図で、上 記図5の処理によって経路切替を行った後の 力切替OSD表示を示すものである。
 図5の処理の終了後、ユーザが、例えばLCD T Vの内蔵チューナで受信したアナログテレビ ョン放送(ATV)を視聴しているときに、LCD TV 操作ボタンやリモコンの[入力切替キー]を押 すことにより、LCD TVの表示画面には図7に示 ような入力切替OSDが表示される。このとき 6に示すように、論理アドレス格納領域のEXT 5には、アクティブ機器として論理アドレス 1”が登録され、論理アドレス1に対するOSD機 器名として“RECORDER”が記録されている。こ により図7の入力切替OSD表示のEXT5の部分は “AMPLIFIER”に代えて“RECORDER”が表示される 。

 図8は、リピータ機器を操作してリピータ 機器に接続されているアクティブ機器を切り 替えるときのCECによる通信処理の一例を示す 図である。この例は、図5に示す経路切替処 によりアクティブ機器としてレコーダが選 された後、ユーザがリピータ機器を操作し そのストリームの入力経路をレコーダから レーヤに変更したときの処理の様子を示し いる。

 まずリピータ機器は、ユーザ操作に応じた 路変化を示すCECコマンド〈Routing Change〉を ロードキャストにて送信する(S21)。この場 には、レコーダの物理アドレス[1.1.0.0]から レーヤの物理アドレス[1.2.0.0]に経路変化が ったことを送信する。そしてこれを受けた レーヤは、自身が経路として指定されたこ を示すCECコマンド〈Routing Information〉をブロ ードキャストにて送信する(S22)。
 これに対してLCD TVは、ストリームの入力経 路を切り替えるCECコマンド〈Set Stream Path〉 ブロードキャストにて送信する(S23)。この 合、〈Set Stream Path〉は、EXT5のアクティブ 器を、物理アドレス[1.1.0.0]のレコーダから 理アドレス[1.2.0.0]のプレーヤに切り替える マンドとして送信される。

 次いでLCD TVは、プレーヤのOSD機器名を問 い合わせるCECコマンド〈Give Osd Name〉をプレ ーヤに対して送信する(S24)。これを受けたプ ーヤは、自身に登録されているOSD機器名を Set Osd Name〉によりLCD TVに対して返信する( S25)。そしてこの後、プレーヤは、自身がア ティブ機器であることを知らせるためのCEC マンド〈Active Source〉をブロードキャストに て送信するが、プレーヤがスタンバイ状態に ある場合など、必ずしもこの〈Active Source〉 LCD TVに送信されてくるとは限らない。

 本発明に係る実施形態では、LCD TV、つまり シンク機器40において、アクティブ機器から 〈Active Source〉を受信しなくても、接続機 の経路変化を知らせるためのCECコマンド〈Ro uting Information〉を受信することにより、OSD機 器名表示を変更させる処理を行う。
 つまり図8のS22において、プレーヤを経路と して指定する〈Routing Change〉に対してプレー ヤが〈Routing information〉を送信したときに、 れを受けたLCD TVでは、LCD TVの論理アドレ 格納領域の登録情報を書き換える処理を行 。

 ここではプレーヤは、〈Routing information により自身の物理アドレスを送信している これを受けたLCD TVは、その〈Routing informatio n〉により送信された物理アドレスを関連付 て格納している論理アドレスを抽出し、抽 した論理アドレスによって論理アドレス格 領域を書き換える。この書き換え処理はLCD  TVが備えるCPUによって実行される。

 この例では、プレーヤが送信する〈Routing  information〉によって、プレーヤの物理アド ス[1.2.0.0]が送信される。LCD TVは、図4に示す 登録情報を参照して、この物理アドレスが格 納されている論理アドレス“4”を抽出する そして図9に示すように、論理アドレス格納 域におけるEXT5のアクティブ機器の論理アド レスを“1”から“4”に書き換える。図4(A)の マッピング情報によれば、論理アドレス“4 に関連付けられているOSD機器名情報は、“PL AYER”である。

 図10は、シンク機器において入力切替OSD 表示させたときの様子のさらに他の例を示 図で、上記図8の処理によって経路切替を行 た後の入力切替OSD表示を示すものである。 記のように、LCD TVでは、〈Routing information の物理アドレスを用いて論理アドレス格納 域の登録情報を書き換える処理を行うこと より、ユーザがLCD TVで[入力切替キー]を押 たときに、図10に示すような入力切替OSDを 示させることができる。ここでは、プレー から送信された〈Routing Information〉に従って アクティブ機器の論理アドレス情報が書き換 えられているため、これに対応するEXT5には 書き換えられた論理アドレス“4”に対応し 格納されているOSD機器名“PLAYER”が表示さ る。これは現在のアクティブ機器に合致し 適正な表示であり、アクティブ機器から〈A ctive Source〉が送信されるか否かに関わらず 適正なOSD機器名を表示させることができる うになる。

 図11は、本発明の実施形態におけるアクテ ブ機器の論理アドレス情報の書き換え処理 を説明するためのフローチャートである。
 シンク機器40では、CECライン51を介して送信 されるCECコマンドを常に監視している。そし てCECコマンドを受信したとき、そのCECコマン ドをチェックして、〈Routing Information〉であ かどうかを判別する(ステップS31)。受信し CECコマンドが〈Routing Information〉であれば(YE Sの場合)、〈Routing Information〉により受信し 物理アドレスを格納している論理アドレス nとする。また、ステップS31でNOの場合、そ まま終了する。ここで該当する論理アドレ が存在しない場合にはn=0とする(ステップS32) 。

 そして〈Routing Information〉を送信した機 の物理アドレスが[1.X.X.X.]であるかどうかを 別し(ステップS33)、[1.X.X.X]であれば(YESの場 )、論理アドレスnをEXT5のアクティブ機器の 理アドレス格納領域に格納する(ステップS35 )。またその機器の物理アドレスが[1.X.X.X]で ければ(NOの場合)、その機器の物理アドレス [2.X.X.X]であるかどうかを判別する(ステップ S34)。ここで物理アドレスが[2.X.X.X]であれば(Y ESの場合)、論理アドレスnをEXT6のアクティブ 器の論理アドレス格納領域に格納する(ステ ップS36)。また[2.X.X.X]でなければ(NOの場合)、 理アドレス格納領域の書き換え処理を行わ に処理を終了する。またこの後もCECコマン の監視を継続し、CECコマンドを受信したと には、ステップS31の処理を開始する。

 そして、シンク機器40あるいはリピータ 器30に対してユーザにより入力切替操作が行 われると、OSD制御部47は、論理アドレス格納 域に格納された論理アドレスを参照し、そ 論理アドレスに関連付けられたHDMI機器の機 器名を入力切替OSDに表示する。

 これまでユーザの入力切替操作に対応し 、OSDメニュー上のOSD機器名を表示する場合 ついて説明してきたが、このことは、LCD TV の操作ボタンや、リモコンの「画面表示」、 「ディスプレイ」等のボタンにより外部機器 の機器名を表示する場合にも適用できること は言うまでもない。すなわち、本発明に係る 表示装置(LCD TV)は、CEC I/FがCECコマンド<Rou ting Information>を受信した場合、OSDメニュー 上に表示される外部機器の機器名を、CECコマ ンドで指定された外部機器の機器名に変更す るものである。

 なお、HDMI規格のCECコマンドの中には必須対 応とされないものも存在するため、外部機器 によってはCECコマンドに対する所定の応答が ない場合も考えられる。例えば、外部機器へ の<Give Osd Name>の送信に対して、アクテ ブ機器であることを示す<Active Source>が 送信されない場合や、外部機器への<Give Os d Name>の送信に対して、この<Give Osd Name >に非対応であることを示す<Feature Abort&g t;が送信される場合などが想定される。この& lt;Feature Abort>は受信した任意のCECコマンド に対して非対応(無効)であることを示すため CECコマンドである。この場合、OSD機器名情 は、EXT5,EXT6のように初期状態の表示に書き えるようにしてもよい。このようにすれば 間違ったOSD機器名は表示されず、実際に入 切替先となる機器とOSDメニュー上のOSD機器 とが不一致となることはない。
 また、これまで説明してきたCECコマンド< Routing Information>で指定された外部機器の機 器名に変更する第1のケース、EXT5,EXT6のよう 初期状態の表示に書き換える第2のケース以 では、従来と同様に、前回<Active Source> を送信してきた外部機器の機器名をそのまま メモリに保持するようにしてもよい。

 以上説明したように、本発明によれば、 ーザの入力切替操作に対応して、OSDメニュ 上のOSD機器名を正しく表示することができ ため、実際に入力切替先となる機器とOSDメ ュー上のOSD機器名とが一致し、ユーザを困 させることが少なくなる。