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Title:
MOBILE NODE, ACCESS GATEWAY, POSITION MANAGEMENT DEVICE, AND PACKET COMMUNICATION SYSTEM
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2008/149716
Kind Code:
A1
Abstract:
In a network composed of mobile nodes conforming to the edge mobility, access gateways, and position managing devices, the position managing devices are distributed, and uplink/downlink deliveries of transmission/reception packets transmitted/received between mobile nodes are performed through a single path. A mobile node (1) is registered in a belongingness list of a position information management table of an MAG(1) (7), and an LMA(2) (17) is registered in a mobile node (2) (11). In the mobile node (1) (1) of the position information management table of an MAG(2) (11), an LMA(2) (17) is recorded; and in the mobile node(2) (3), belongingness is recorded. Thus, when communication between mobile nodes is started, the access gateway to which each mobile node belongs uniquely determines a position management device for transferring a packet thereby to determine a single path. With this, in a network composed of mobile nodes conforming to the edge mobility, access gateways, and position management devices, the difference in arrival time between the uplink path and the downlink path of communication between mobile nodes is eliminated, and degradation of the communication quality is prevented.

Inventors:
ARAMOTO MASAFUMI
Application Number:
PCT/JP2008/059688
Publication Date:
December 11, 2008
Filing Date:
May 27, 2008
Export Citation:
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Assignee:
SHARP KK (JP)
ARAMOTO MASAFUMI
International Classes:
H04L12/56; H04W8/02; H04W88/16; H04W40/20; H04W80/04; H04W88/00
Other References:
LEVKOWETZ H.: "The NetLMM Protocol draft-giaretta-netlmm-dt-protocol-01", NET LMM WORKING GROUP, 18 September 2006 (2006-09-18), Retrieved from the Internet
Attorney, Agent or Firm:
HIRAKI, Yusuke (3-20 Toranomon 4-chome Minato-ku Tokyo, 01, JP)
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Claims:
 Edge Mobilityに準拠したネットワークシステムであって、移動ノードと、アクセスゲートウェイ(以下、MAGと称する。)、複数の位置管理装置(以下、LMAと称する。)と、を有する通信ネットワークシステムにおいて、
 前記LMAから転送される帰属する移動ノードへのパケットを受信し、前記パケットの送信元移動ノードの位置情報を、前記転送元のLMAとして記憶し、前記移動ノードへ宛てた帰属ノードからのパケットの転送先を、前記LMAとすることを特徴とするMAGを有する通信ネットワークシステム。
 Edge Mobilityに準拠したネットワークシステムであって、第1及び第2の移動ノードと、該第1及び第2の移動ノードがそれぞれ帰属する第1及び第2のMAGと、該第1及び第2のMAGに関連付けされる第1及び第2のLMAと、を有する通信ネットワークシステムにおいて、
 前記第1のLMAから転送され、前記第2のMAGの帰属する前記第2の移動ノードへのパケットを受信し、該パケットの送信元である前記第1の移動ノードの位置情報を転送元の前記第2のLMAとして記憶し、前記第1の移動ノードへ宛てた帰属ノードである前記第2の移動ノードからのパケットの転送先を、前記第2のLMAとすることを特徴とする第2のMAGを有することを特徴とする通信ネットワークシステム。
 Edge Mobilityに準拠した移動ノードとMAGとLMAとにより構成されるパケット通信システムにおける第1の移動ノードであって、
 通信相手となる第2の移動ノードとの通信経路となるLMAを、自己が帰属する第1のMAGから取得し、自己の記憶装置の位置管理装置リストに登録する位置管理装置登録手段と、
 MAGを変更して移動するハンドオーバ時に、新規に帰属するMAGに対して前記記憶装置に記憶された前記位置管理装置リストのLMAを通知する位置情報通知手段と
を備えることを特徴とする第1の移動ノード。
 Edge Mobilityに準拠した移動ノードと、MAGと、LMA、で構成されるパケット通信システムのおけるMAGであって、
 帰属移動ノードである第1の移動ノードの送信するパケットの送信先となる第2の移動ノードの位置管理を行うLMAを取得し、前記第2の移動ノードの位置情報として前記LMAを登録する位置情報登録手段と、
 登録された前記位置情報に基づいて、前記LMAを介して前記第1の移動ノードに対してパケットを送信するパケット送信手段と
を備えることを特徴とするMAG。
 さらに、前記MAGは、帰属する前記第2の移動ノードへ宛てたパケットをもとに、パケットの送信元の第1の移動ノードと、パケットを転送してきた第2のLMAとを取得し、前記第2のLMAを前記第1の移動ノードの位置情報として登録する位置情報登録手段と、
 登録された前記位置情報に基づいてパケットを前記第1の移動ノードに送信するパケット送信手段と
を備えることを特徴とする請求項4に記載のMAG。
 前記MAGは、前記位置管理情報登録において、帰属する第2の移動ノードへ宛てた前記第2のLMAからの転送パケットを受信した時に作成した経路制御情報がある場合に、帰属する前記第2の移動ノードから送信されたパケット転送時に作成する経路制御情報を更新情報として用いないことを特徴とする請求項5に記載のMAG。
 さらに、前記MAGは、登録した前記第2のLMAを、帰属移動ノードに通知する位置管理装置通知部を備えることを特徴とする請求項6に記載のMAG。
 さらに、前記MAGは、移動ノードが新たに帰属する際に、該移動ノードからLMAを取得し、該LMAに対して位置登録を行う第1の位置登録手段と、
 該位置管理の情報を自己に登録する第2の位置登録手段と
を備えることを特徴とする請求項7に記載のMAG。
 さらに、前記MAGは、移動ノードのハンドオーバではない新規の帰属に伴い、移動ノードおよび位置登録を行うLMAを上位の位置管理装置に通知する位置情報通知手段を備えることを特徴とする請求項4から8までのいずれか1項に記載のMAG。
 Edge Mobilityに準拠した移動ノードと、MAGと、LMAと、により構成されるパケット通信システムにおけるLMAであって、
 前記MAGからの通知される、移動ノードと位置情報のMAGを取得し、記憶部の位置情報管理表に登録する位置登録手段と、
 前記位置管理表に基づいてパケットを転送するパケット転送手段と
を備えることを特徴とするLMA。
 Edge Mobilityに準拠した移動ノードと、MAGと、LMAと、により構成されるパケット通信システムに用いられ、
 前記MAGから通知される、移動ノード、LMAの識別情報を取得し、記憶部の位置情報管理表に登録する位置情報登録手段と、
 前記MAGからの問い合わせにより、移動ノードと位置情報として前記LMAを通知する位置情報通知手段と
を備える上位の位置管理装置。
 Edge Mobilityに準拠したネットワークシステムであって、第1及び第2の移動ノードと、該第1及び第2の移動ノードがそれぞれ帰属する第1及び第2のMAGと、該第1の及び第2のMAGに関連付けされる第1及び第2のLMAと、を有する通信ネットワークシステムにおける通信方法であって、
 前記第2のMAGが、
 前記第1のLMAから転送され、前記第2のMAGの帰属する前記第2の移動ノードへのパケットを受信するステップと、
 該パケットの送信元である前記第1の移動ノードの位置情報を転送元の前記第2のLMAとして記憶するステップと、
 前記第1の移動ノードへ宛てた帰属ノードである前記第2の移動ノードからのパケットの転送先を、前記第2のLMAとするステップと
を有することを特徴とする通信方法。
 請求項12に記載の方法をコンピュータに実行させるためのプログラム。
 請求項13に記載のプログラムを記録するコンピュータ読みとり可能な記録媒体。
Description:
移動ノード、アクセスゲートウ イ、位置管理装置およびパケット通信シス ム

 本発明は、Edge Mobility(エッジモビリティ )に準拠したパケット通信システムにおける 移動ノード、アクセスゲートウェイ、位置管 理装置およびパケット通信システムに関する 。

 インターネット関連の通信技術において ノードが接続するリンクを移動に伴って次 と変更した場合においても、通信相手のノ ドと通信を継続することができるIP層のモ リティを提供するする技術として、Edge Mobil ityがある(例えば、非特許文献1参照)。

 Edge Mobilityは、図17に示すように、移動ノ ード301又は303が接続するネットワークをコア ネットワーク305とし、コアネットワーク305の 内部に、移動ノード301のデフォルトルータと なるアクセスゲートウェイ(MAG:Mobile Access Gat eway)307と、移動ノード301の帰属するMAG307を管 する位置管理装置(LMA: Local Mobility Anchor)315 が定義されている。

 LMA315は、移動ノード301の接続するMAG307を 動ノードの位置情報として、移動ノードの 別情報とMAG307の識別情報との対応を位置情 管理表に基づいて管理する。LMA315では、移 ノード301の移動に伴い、接続するMAG307を更 し続けることにより位置情報を維持する。

 移動ノード301は、自身を識別する一意なI Pアドレスを保持し、移動ノード301・303間の 受信パケットの送信先および送信元を指定 てコアネットワーク305に対して送信する。 アネットワーク305と移動ノード301・303との 続部となるMAG307・311は、パケットをLMA315に 送する。LMA315は、位置情報から送信先の移 ノード303が帰属するMAG311を取得し、パケッ を転送する。

 このようにして、コアネットワーク305の 部では、MAG307とLMA315とによりパケットを転 し移動ノード301・303間においてパケットが 送される。

 パケット配送処理の具体的な例について 図17、図18を参照しながら説明を行う。図18 、パケットフォーマット例を示す図である 例えば、移動ノード(1)301は、移動ノード(2)3 03宛のパケットを送信する(図18(a)のパケット ォーマット参照)。パケットの送信元は、移 動ノード(1)301のIPアドレスであり、送信先の ドレスは移動ノード(2)303のIPアドレスであ 。これらのアドレスは、IPヘッダに記載され 、ペイロードには送受信する実データが記載 されている。

 送信されたパケットは、移動ノード(1)301 デフォルトルータであるMAG(1)307が受信する MAG(1)307は、コアネットワーク305内のLMA315へ ケットを転送する。転送手段には、MAG307とL MA315とによるパケットのカプセル化による転 や、GREトンネリング(非特許文献2)によるト ネリングや、MPLS(非特許文献3)によるラベル スイッチングなどを用いることができる。例 えば、カプセル化による転送例では、MAG307を 送信元アドレスとし、LMA315を送信先アドレス としたIPパケットを生成し、転送するパケッ を生成したIPパケットのペイロード部とす ことで配送する(図18(b)参照)。

 LMA315では、転送されたパケットの宛先で る移動ノード(2)303の位置情報からMAG(2)311を 得し、送信先のMAG(2)311へパケットを転送す (図18( c )参照)。MAG(2)311では、転送された ケットの宛先である移動ノード(2)303が帰属 動ノードであることにより、移動ノード(2) パケットを配送する(図18(d)参照)。移動ノー (2)301から移動ノード(1)303へのパケットの場 には、上記の逆を辿りパケットが届けられ (図18(e), (f),(g),(h)参照)。

 Edge Mobilityでは、上記の方法により、移 ノードは、移動に伴ってデフォルトルータ あるMAGを変更することのみで通信を継続す ことができる。コアネットワーク内部ではLM AとMAGとにおいて位置情報を更新しパケット 送を行うことにより、移動ノード間の通信 実現することができる。これにより、Edge Mo bilityでは、移動ノードが行う移動処理を最低 限にすることができ、無線区間の制御信号数 の削減を実現することができるという利点を 有する。

 上記の記述は、コアネットワーク内部に 一のLMAを配置した例について説明したもの ある。従って、位置管理装置は、全ての移 ノードに対する位置管理を行う。そのため 移動ノードの数が膨大になると、LMAでの管 負荷が増大してしまう。

 そこで、コアネットワーク内部に複数のL MAを配置する手法が提案されている。

 図19に示すように、コアネットワーク405 複数のLMA(1)415a、LMA(2)415bを配置する。移動ノ ード(1)401がMAG(1)407に接続されており、移動ノ ード(2)403がMAG(2)411に接続されている時点にお ける移動ノード(1)401から移動ノード(2)403への パケットの配送処理について図20を参照しな ら説明を行う。移動ノード(1)401は移動ノー (2)403へ宛てたパケットをデフォルトルータ あるMAG(1)407に対して送信する(図20(a))。MAG(1) 407は、コアネットワーク内において、移動ノ ードとLMAの対応を管理する管理ノードから送 信先の移動ノード(2)403を管理するLMA(2)415bを 得し、パケットをLMA(2)415bへ転送する(図20(b)) 。LMA(2)415bは、送信先が移動ノード(2)403であ ことから、MAG(2)411へ転送する(図20( c ))。MAG (2)411は、移動ノード(2)403が帰属移動ノードあ ることから移動ノード(2)403へパケットを配送 する(図20(d))。

 一方、移動ノード(2)403が移動ノード(1)401 宛てたパケットは、デフォルトルータであ MAG(2)411へ送信する (図20(e))。MAG(2)411は、コ ネットワーク405内において、移動ノードとL MAの対応関係を管理する管理ノードから送信 の移動ノード(1)401を管理するLMA(1)415aを取得 し、パケットをLMA(1)415aへ転送する(図20(f))。L MA(1)415aは、送信先が移動ノード(1)401であるこ とからパケットをMAG(1)407へ転送する(図20(g)) MAG(1)407は、移動ノード(1)401が帰属移動ノー あることから移動ノード(1)401へパケットを 送する(図20(h))。

 移動ノード(1)401がMAG(2)415bへハンドオーバす る場合は、MAG(2)415bにおいて移動ノード(1)401 ら移動ノード2(403)への送信パケットをLMA(2)41 5bへ転送することと、MAG(2)411において移動ノ ド(2)403から移動ノード(1)401への送信パケッ を転送することと、LMA(1)415aにおいて移動ノ ード(2)403から移動ノード(1)401への送信パケッ トを転送することを新たに行うこと、とによ りパケットの送受信が行われる。
H. Levkowetz, Ed, et al., “draft-giaretta-netlm m-dt-protocol-01” NetLMM WG Internet-Draft September  18, 2006 Farinacci, D. et al., “Generic Routing Encapsu lation(GRE)”, RFC 2784, March 2000. Rosen, E., el al., “Multiprotocol Label Switch ing Architecture”, RFC 3031, January 2001.

 上記背景技術においては、Edge Mobilityの ケット通信システムに準拠したコアネット ーク内において、複数のLMAを配置した場合 は、上りと下りとのパケット配送に関して 異なる経路によりパケットの配送が行なわ る。より具体的には、図19に示すように、移 動ノード(1)401と移動ノード(2)403との通信にお いて、移動ノード(1)401から送信する移動ノー ド(2)403へ宛てたパケットは、移動ノード(1)401 からMAG(1)407、MAG(1)407からLMA(2)415b、LMA(2)415bか MAG(2)411、MAG(2)411から移動ノード(2)403へとパ ットが配送される。また、移動ノード(2)403 ら送信する移動ノード(1)401へ宛てたパケッ は、移動ノード(2)403からMAG(2)411 、MAG(2)411 らLMA(1)415a、LMA(1)415aからMAG(1)407、MAG(1)407から 移動ノード(1)401へと配送される。

 上記方法によれば、移動ノード間の上り 下りの経路を同一にすることができないた 、上りのパケットと下りのパケットとの到 時間に差異が生じることになる。遅延差は アルタイム通信を行うアプリケーションな の品質を低下させる原因となる。

 本発明は、コアネットワーク内に複数のL MAを配置し、移動ノード間の通信の上り経路 下り経路とにおけると到達時間の差異をな すことにより通信の品質低下の抑制を行う とを目的とする。

 本発明は、コアネットワーク内に複数のL MAを配置し、移動ノード間の通信の上り経路 下り経路とにおけると到達時間の差異をな すことによる通信の品質低下の抑制する。

(移動ノード)
 上記課題を解決するため、本発明の移動ノ ドは、Edge Mobilityに準拠した移動ノードと クセスゲートウェイ(MAG: Mobile Access Gateway) 位置管理装置(LMA: Local Mobility Anchor)で構成 されるパケット通信システムのおける移動ノ ードであって、
 通信相手となる移動ノードとの通信経路と るLMAを帰属するMAGから取得し、記憶装置の 置管理装置リストに登録する位置管理装置 録手段と、MAGを変更して移動するハンドオ バ時に、新規に帰属するMAGへ記憶装置の位 管理装置リストのLMAを通知する位置情報通 手段を備える。

 これにより、移動ノードが複数の通信相 と通信中にMAGを変更するハンドオーバに時 おいて、通信相手に応じた複数のLMAに対し 経路更新が必要なことをMAGへ通知すること できる。

(MAG)
 上記課題を解決するため、本発明のMAGは、E dge Mobilityに準拠した移動ノードとMAGとLMAで 成されるパケット通信システムのおけるMAG あって、
 帰属移動ノードの送信するパケットの送信 となる移動ノードの位置管理を行うLMAを取 し、送信先の移動ノードの位置情報として 記LMAを登録する位置情報登録手段と、前記 置情報に基づいて、パケットを送信するパ ット送信手段を備える。

 このように構成することにより、帰属す 移動ノードの送信パケットを相手先の移動 ードの位置管理を行うLMAへ送信することが きる。

 さらに、MAGは、帰属移動ノードへ宛てた ケットをもとに、パケットの送信元の移動 ードと、パケットを転送してきたLMAを取得 、前記LMAを前記移動ノードの位置情報とし 登録する位置情報登録手段と、前記位置情 に基づいてパケットを送信するパケット送 手段を備える。

 このように構成することにより、帰属す 移動ノードへのパケットの転送に伴い、帰 ノードから送信されるパケットを転送するL MAを決定し、転送することができる。

 さらに、MAGは、上記位置管理情報登録に いて、帰属移動ノードへ宛てたLMAからの転 パケットを受信時に作成した経路制御情報 ある場合には、帰属移動ノードから送信さ たパケット転送時に作成する経路制御情報 登録しない。

 このように構成することにより、一つの 動ノードに対して複数の位置情報を登録す ことを避けることができる。

 さらに、MAGは、登録したLMAを、帰属移動 ードに通知する位置管理装置通知部を備え 。

 さらに、MAGは、移動ノードが新たに帰属 る際、移動ノードからLMAを取得し、前記LMA 対して位置登録を行う位置情報登録手段と 位置管理情報を登録する位置管理情報登録 段を備える。

 さらに、MAGは、移動ノードのハンドオー ではない新規の帰属に伴い、移動ノードお び位置登録を行うLMAを上位の位置管理装置 通知する位置情報通知手段を備える。

(LMA)
 上記課題を解決するため、本発明のLMAは、E dge Mobilityに準拠した移動ノードとMAGとLMAで 成されるパケット通信システムのおけるLMA あって、
 MAGから通知される、移動ノードと位置情報 MAGを取得し、記憶部の位置情報管理表に登 する位置情報登録手段と、前記位置管理表 基づいてパケットを転送するパケット転送 段を備える
 これにより、LMAはパケットの転送先のMAGを 置情報管理表から解決し、転送することが きる。

(上位の位置管理装置)
 上記課題を解決するため、本発明の上位の 置管理装置は、
 MAGから通知される、移動ノード、LMAの識別 報を取得し、記憶部の位置情報管理表に登 する位置情報登録手段と、MAGからの問い合 せにより、移動ノードと位置情報としてLMA 通知する位置情報通知手段を備える。

 以上により、本発明では、移動ノード間 通信開始時に、コアネットワーク内部でパ ット転送を行うLMAを一つに決定する。これ より、それぞれの移動ノードが接続するMAG 、単一のLMAを介してパケットの転送を実現 ることができる。したがって、移動ノード の上りと下りの送受信パケットは同一の経 で配送することができる。

 より詳細には、本発明の一観点によれば Edge Mobilityに準拠したネットワークシステ であって、移動ノードと、アクセスゲート ェイ(以下、MAGと称する。)、複数の位置管理 装置(以下、LMAと称する。)と、を有する通信 ットワークシステムにおいて、前記LMAから 送される帰属する移動ノードへのパケット 受信し、前記パケットの送信元移動ノード 位置情報を、前記転送元のLMAとして記憶し 前記移動ノードへ宛てた帰属ノードからの ケットの転送先を、前記LMAとすることを特 とするMAGを有する通信ネットワークシステ が提供される。また、Edge Mobilityに準拠し ネットワークシステムであって、第1及び第2 の移動ノードと、該第1及び第2の移動ノード それぞれ帰属する第1及び第2のMAGと、該第1 及び第2のMAGに関連付けされる第1及び第2のL MAと、を有する通信ネットワークシステムに いて、前記第1のLMAから転送され、前記第2 MAGの帰属する前記第2の移動ノードへのパケ トを受信し、該パケットの送信元である前 第1の移動ノードの位置情報を転送元の前記 第2のLMAとして記憶し、前記第1の移動ノード 宛てた帰属ノードである前記第2の移動ノー ドからのパケットの転送先を、前記第2のLMA することを特徴とする第2のMAGを有すること 特徴とする通信ネットワークシステムが提 される。

 Edge Mobilityに準拠した移動ノード、アク スゲートウェイ、位置管理装置から構成さ たネットワークにおいて、複数の位置管理 置を分散配置し、移動ノード間の送受信パ ットの上りと下りの配送を単一の経路で行 。移動ノード間の通信開始時に、それぞれ 帰属するアクセスゲートウェイはパケット 送する位置管理装置を一意に決定すること 経路を単一にする。

 また、Edge Mobilityに準拠した移動ノード MAGとLMAとにより構成されるパケット通信シ テムのおける第1の移動ノードであって、通 相手となる第2の移動ノードとの通信経路と なるLMAを、自己が帰属する第1のMAGから取得 、自己の記憶装置の位置管理装置リストに 録する位置管理装置登録手段と、MAGを変更 て移動するハンドオーバ時に、新規に帰属 るMAGに対して前記記憶装置に記憶された前 位置管理装置リストのLMAを通知する位置情 通知手段と、を備えることを特徴とする第1 移動ノードが提供される。

 これにより、移動ノードが複数の通信相 と通信中にMAGを変更するハンドオーバに時 おいて、通信相手に応じた複数のLMAに対し 経路更新が必要なことをMAGへ通知すること できる。

 また、Edge Mobilityに準拠した移動ノード 、MAGと、LMAと、で構成されるパケット通信 ステムのおけるMAGであって、帰属移動ノー である第1の移動ノードの送信するパケット 送信先となる第2の移動ノードの位置管理を 行うLMAを取得し、前記第2の移動ノードの位 情報として前記LMAを登録する位置情報登録 段と、登録された前記位置情報に基づいて 前記LMAを介して前記第1の移動ノードに対し パケットを送信するパケット送信手段と、 備えることを特徴とするMAGが提供される。 記構成を有するMAGにより、帰属する第2の移 動ノードの送信パケットを相手先の第1の移 ノードの位置管理も行う第2のLMAへ送信する とができる。

 また、Edge Mobilityに準拠した移動ノード 、MAGと、LMAと、により構成されるパケット 信システムのおけるLMAであって、前記MAGか の通知される、移動ノードと位置情報のMAG 取得し、記憶部の位置情報管理表に登録す 位置登録手段と、前記位置管理表に基づい パケットを転送するパケット転送手段と、 備えることを特徴とするLMAが提供される。 れにより、LMAは、パケットの転送先のMAGを 置情報管理表から決定し、これに基づくパ ット転送を行うことができる。

 さらに、Edge Mobilityに準拠した移動ノー と、MAGと、LMAと、により構成されるパケッ 通信システムに用いられ、前記MAGから通知 れる、移動ノード、LMAの識別情報を取得し 記憶部の位置情報管理表に登録する位置情 登録手段と、前記MAGからの問い合わせによ 、移動ノードと位置情報として前記LMAを通 する位置情報通知手段と、を備える上位の 置管理装置が提供される。

 以上により、本発明では、移動ノード間 通信開始時に、コアネットワーク内部でパ ット転送を行うLMAを一つに決定する。これ より、それぞれの移動ノードが接続するMAG 、単一のLMAを介してパケットの転送を実現 ることができる。したがって、移動ノード の上りと下りの送受信パケットは同一の経 で配送することができる。

 本発明の他の観点によれば、Edge Mobility 準拠したネットワークシステムであって、 1及び第2の移動ノードと、該第1及び第2の移 ノードがそれぞれ帰属する第1及び第2のMAG 、該第1の及び第2のMAGに関連付けされる第1 び第2のLMAと、を有する通信ネットワークシ テムにおける通信方法であって、前記第2の MAGが、前記第1のLMAから転送され、前記第2のM AGの帰属する前記第2の移動ノードへのパケッ トを受信するステップと、該パケットの送信 元である前記第1の移動ノードの位置情報を 送元の前記第2のLMAとして記憶するステップ 、前記第1の移動ノードへ宛てた帰属ノード である前記第2の移動ノードからのパケット 転送先を、前記第2のLMAとするステップと、 有することを特徴とする通信方法が提供さ る。上記ステップをコンピュータに実行さ るためのプログラム又は、このプログラム 記録するコンピュータ読みとり可能な記録 体であっても良い。

 本発明によれば、Edge Mobilityに準拠した 動ノード、MAG、LMAで構成されるパケット通 システムにおいて、複数のLMAを配置すると もに、移動ノード間の通信においては上り 下りを単一のLMAを用いて転送することが実 できる。

本発明の一実施の形態によるパケット 信システムの一構成例を示す図である。 移動ノードの一構成例を示す機能ブロ ク図である。 MAGの一構成例を示す機能ブロック図で る。 LMAの一構成例を示す機能ブロック図で る。 上位の位置管理装置の一構成例を示す 能ブロック図である。 本実施の形態によるパケット通信シス ムにおける起動時のシステム構成例を示す である。 図6に示すシステムの制御メッセージシ ーケンス図である。 移動ノードの処理の流れを示すフロー ャート図である。 MAGの処理の流れを示すフローチャート である。 LMAの処理の流れを示すフローチャート 図である。 上位の位置管理装置の処理の流れを示 すフローチャート図である。 本実施の形態によるパケット通信シス テムにおけるパケット送信時のシステム構成 例を示す図である。 パケットフォーマット例を示す図であ る。 図12に示すシステムの制御メッセージ ーケンス図である。 本実施の形態によるパケット通信シス テムにおけるハンドオーバ時のシステム構成 例を示す図である。 図15に示すシステムの制御メッセージ ーケンス図である。 Edge Mobilityに準拠した移動ノード、MAG LMAで構成されるパケット通信システムの一 を示す図である。 図17におけるパケットフォーマット例 示す図である。 コアネットワーク内部に複数のLMAを配 置する構成例を示す図である。 図19におけるパケットフォーマット例 示す図である。

符号の説明

1,3…移動ノード、5…コアネットワーク、7, 11…MAG、15,17…LMA、21…上位の位置管理装置。

 以下に、本発明の実施の形態によるパケ ト通信技術について図面を参照しながら説 を行う。本実施の形態によるパケット通信 ステムはEdge Mobilityに準拠し、図1に示すよ に、移動ノード1、3がコアネットワーク5に 続され、コアネットワーク5の内部には移動 ノード1、3のデフォルトルータとなるアクセ ゲートウェイ(MAG: Mobile Access Gateway)7、11を 複数配置するとともに、位置管理装置(LMA: Lo cal Mobility Anchor)15、17を複数配置する。さら コアネットワーク5内部には、移動ノード1 3と、移動ノードの帰属するMAG7、11と、移動 ード1、3の位置登録をするLMA15、17の対応情 を管理する上位の位置管理装置21を配置す 。

 以下に、各構成要素の詳細を説明する。

(移動ノード構成について)
 最初に、本実施の形態による移動ノードに いて説明する。

 移動ノード1、3は、図2に示すように、ア テナ31を備える送受信機33と、記憶装置35と を備え、送受信機33と記憶装置35とに接続さ れた位置情報通知部37と、位置管理装置登録 41と、経路情報登録部43と、パケット送信部 45と、を備えている。

 送受信機33は、コアネットワーク5と無線 続する送受信機であり、パケットの送受信 行う。無線接続のための無線アクセス技術 、無線LANもしくはセルラネットワークで用 られる無線アクセスシステムもしくはBluetoo thなどの近距離無線アクセスシステムを用い ことができる。

 記憶装置35では、接続するMAGをデフォル ルータとする経路情報を記憶するデフォル ルータリストおよび位置管理装置を記憶す 位置管理装置リストを記憶する(図1の移動ノ ード1、3に付されているテーブル参照、以下 様とする)。

 位置情報通知部37は、MAGへの新規接続時 しくはハンドオーバ時に、MAGへ自己の移動 ードの識別情報を通知して帰属を依頼する

 位置管理装置登録部41は、LMAを識別するLM A識別情報をMAGから取得し、記憶装置35の位置 管理装置リストに登録する。ここでは、デフ ォルトルータリストにはMAG(1)7が、位置管理 置リストにはLMA(2)17が登録されている。

 経路情報登録部43は、MAGからMAG識別情報 取得し、記憶装置35のデフォルトルータリス トにMAG識別情報を登録する。

 パケット送信部45は、デフォルトルータ ストに基づいてパケットをMAGに送信する。

(MAG構成について)
 次に、本実施の形態によるMAGについて説明 る。

 MAGは、図3に示すように、アンテナ51を備 移動ノードと無線接続する無線送受信機53 、コアネットワーク5内部に接続する有線送 信機55と、記憶装置57と、を備え、各送受信 機53,55と、記憶装置57と、に接続される位置 報通知部61と、デフォルトルート通知部63と 位置情報登録部65と、位置管理装置通知部67 と、パケット転送部71と、を備える。

 無線送受信機53は、移動ノード1、3と無線 接続する送受信機であり、パケットの送受信 を行う。無線接続のための無線アクセス技術 は、無線LANもしくはセルラネットワークで用 いられる無線アクセスシステムもしくはBlueto othなどの近距離無線アクセスシステムを用い ることができる。

 有線送受信機55は、コアネットワーク5内 ルータもしくはスイッチに有線接続される 受信機であり、パケットの送受信を行う。 線接続のためのアクセス技術は、インター ットにおいて広く利用されているEthernet(登 商標)などを用いることができる。

 位置情報通知部61は、移動ノードからの 属要求を受けて、移動ノードと自己のMACの 別情報をLMAに対して通知する。移動ノード 別情報と、移動ノードの位置登録を行なうLM Aと、を上位の位置管理装置へ通知する。さ に、記憶装置57の位置情報管理表に、例えば 、移動ノード1が自己のMAG(1)7へ帰属したこと 登録する。

 このように構成することにより、MAG(1)7へ の帰属時に、移動ノード1は、LMA(1)15への位置 登録と、上位の位置管理装置21への位置情報 登録と、を行うことができる。さらに、帰 移動ノード宛てのパケット配送先を決定す ことができる。

 デフォルトルート通知部63は、帰属移動 ードへ自己のMAGへの経路情報を通知する。

 位置情報登録部65は、上位の位置管理装 21から移動ノードの位置管理を行なうLMAの識 別情報を取得し、記憶装置57の位置情報管理 に登録する。この処理により、MAGは位置管 表に登録されていなかった移動ノードをパ ット転送先として決定することができる。

 位置管理装置通知部67は、位置情報管理 に登録されている位置登録したLMAを移動ノ ドへ通知する。これにより、移動ノードは ンドオーバ時に新規に接続したMAGへ、位置 録するべきLMAを通知することができる。パ ット転送部71は、位置情報管理表を元にパケ ットを転送する。

(LMA構成について)
 次に、本実施の形態によるLMAについて説明 る。LMA15,17は、図4に示すように、コアネッ ワーク5内部に接続する送受信機81と、記憶 置83と、を備え、送受信機81と記憶装置83に 続される位置情報登録部85と、パケット転 部87と、を備える。

 送受信機81は、コアネットワーク5内のル タもしくはスイッチに有線接続される送受 機であり、パケットの送受信を行う。有線 続のためのアクセス技術は、インターネッ において広く利用されているEthernet(登録商 )などを用いる。

 記憶装置83では、移動ノードと、移動ノ ドが帰属するMAGとの対応を管理する位置情 管理表を記憶する。

 位置情報登録部85は、移動ノードと、移 ノードの帰属するMAG情報をMAGもしくは上位 位置管理装置から取得し、記憶装置83の位置 情報管理表に登録する。パケット転送部87は 記憶装置83の位置情報管理表をもとにパケ トの転送を行う。

 ここでは、MAG(1)7の位置情報管理リストに は、移動ノード(1)が帰属リストに、移動ノー ド(2)11にはLMA(2)17が登録されている。一方、MA G(2)11の位置情報管理表には、移動ノード(1)1 はLMA(2)17が、移動ノード(2)3には帰属と記憶 れている。図19ではMAG(2)411の位置情報管理表 には、移動ノード(1)の位置がLMA(1)415aとなっ いるのに対して、本実施の形態では、位置 報管理表には、移動ノード(1)の位置がLMA(2)17 となっている点が異なっている。

(上位の位置管理装置構成について)
 次に、本実施の形態による上位の位置管理 置について説明する。上位の位置管理装置2 1は、図5に示すように、コアネットワーク5内 部に接続する送受信機91と、記憶装置93と、 備え、送受信機91と記憶装置93に接続される 置情報登録部95と、位置情報通知部97と、パ ケット転送部101と、を備える。

 送受信機91は、コアネットワーク5内のル タもしくはスイッチに有線接続される送受 機であり、パケットの送受信を行う。有線 続のためのアクセス技術は、インターネッ において広く利用されているRthernetなどを いることができる。

 記憶装置93では、移動ノードと、移動ノ ドが帰属するMAGと、移動ノードを位置管理 るLMAと、を記憶する位置情報管理表を記憶 る。

 位置情報登録部95は、移動ノードと、移 ノードの帰属するMAGと、移動ノードを位置 理するLMAを取得し、記憶装置93に登録する。

 位置情報通知部97は、LMAからの要求によ 、位置情報管理表をもとに、移動ノードと 動ノードの帰属するMAG情報とを通知する。 らに、MACからの要求により、位置情報管理 をもとに、移動ノードと移動ノードを位置 理するLMAとを通知する。パケット転送部101 、記憶装置の93の位置情報管理表をもとにパ ケットの転送を行う。

 次に、各処理の内容について説明する。

(起動時の位置情報更新処理について)
(起動時の位置情報更新処理(移動ノード、MAG ))
 次に、図6に示すように、本実施の形態によ る移動ノード、MAG、LMAおよび上位の位置管理 装置における位置情報更新処理について、各 装置の処理フロー図(図8~11)とシーケンス図( 7)を参照しながら説明する。

 最初に、移動ノード(1)7は、起動時、すな わち電源がオンにされた場合に(図8:ステップ S1)、帰属するMAG(1)7に対して、例えばRRC(Redio  Resource contol)のAssociation Requestメッセージを 信し、帰属要求201を行う(図8:ステップS2、図 7の201)。MAG(1)7の選択は、例えば、近隣のMAGか らの報知情報を受信し、セルサーチを行った 結果を用いて行う。

 具体的には、位置情報通知部37は、Associat ion Requestメッセージに移動ノードのグローバ ルIPアドレス又はMACアドレスもしくはUE-ID(参 文献、3GPP TS 23.003V5.2.0, “Numbering, addressin g and identification(Release 6), “ March, 2004.を 照)などの移動ノードを識別する識別情報を 知して帰属要求を行う(処理フロー図8(a)、 ーケンス図7の201)。より具体的には、MAG7の 置情報登録部65においてAssociation Requestを受 し、移動ノード1の識別情報と、移動ノード 1が帰属していることを、記憶装置57の位置情 報管理表に登録する。

(起動時の位置情報更新処理(MAG、LMA間)につい て)
 MAG(1)7は、移動ノード1からの帰属要求の受 に伴い、LMA15に対して位置登録を行う。より 具体的には、位置情報通知部61は、移動ノー (1)1の識別情報および自己のMAG(1)7の識別情 によりLMA15に対して、位置登録要求メッセー ジを送信する。自己のMAGの識別情報は、コア ネットワーク5内でルーティング可能な自己 MAGのIPアドレスを用いる。位置登録先となる LMA15の識別情報は、予めMAG7の記憶装置57に例 ば管理者によって登録することによって取 することができ、或いは、移動ノード1の帰 属要求から取得することができる。移動ノー ド(1)1から取得する場合には、移動ノード(1)1 、予め少なくとも1つのLMAを記憶装置35に保 することによりMAGへ通知する。LMA(1)15の識 情報は、コアネットワーク5内でルーティン が可能なLMAのIPアドレスを用いる(図9(a)のス テップS8~S10、シーケンス図7の202)。

 LMA(1)15は、MAG7からの位置登録要求メッセ ジを受信すると、位置管理表を更新し、位 登録応答メッセージをMAG(1)7へ返送する。よ り具体的には、位置情報登録部85は、位置登 要求メッセージを受信し、MAGの識別情報を 置情報として、移動ノードの識別情報とと に記憶装置83の位置情報管理表に登録する さらに、MAG(1)7へ位置登録応答メッセージを 信する(処理フロー図10:ステップS21~S23、シ ケンス図7:203)。

 MAG(1)7は、LMA15からの位置登録応答メッセ ジを受信し、位置管理表を更新する。

 具体的には、位置情報登録部65は、位置 録応答メッセージを受信し、LMA(1)15の識別情 報を記憶装置57へ登録する(処理フロー図9:ス ップS12~S13)。

(起動時の位置情報更新処理(MAG、上位の位置 理装置間)について)
 MAG(1)7は、移動ノード1からの帰属要求受信 伴い、上位の位置管理装置21に対して位置登 録を行う。

 より具体的には、位置情報通知部61は、 動ノード(1)1の識別情報および自己のMAG(1)7の 識別情報によりLMA(1)15への位置登録要求メッ ージを送信する。自己のMAG(1)7の識別情報は 、コアネットワーク5内でルーティング可能 自己のMAGのIPアドレスを用いる。位置登録先 となる上位の位置管理装置21の識別情報は、 めMAG(1)7の記憶装置57に管理者によって登録 れ、記憶装置57から取得することができる 上位の位置情報管理装置21の識別情報は、コ アネットワーク5内でルーティングが可能な 置情報管理装置のIPアドレスを用いる(処理 ロー図9:ステップS14、シーケンス図7:204)。

 上位の位置管理装置21は、MAG(1)7からの位 登録要求メッセージを受信し、位置情報管 表を更新し、位置登録応答メッセージをMAG( 1)7へ返送する。より具体的には、位置情報登 録部95は、位置登録要求メッセージ204を受信 、MAGの識別情報を位置情報として、移動ノ ドの識別情報とともに記憶装置93の位置情 管理表に登録する。さらに、MAGへ位置登録 答メッセージを送信する。(処理フロー図11: テップS24~S25、シーケンス図7:205)。

 MAG(1)7は、LMA15からの位置登録応答メッセ ジを受信し、位置情報管理表を更新する。 り具体的には、位置情報登録部65は、位置 録応答メッセージを受信し、LMA(1)15の識別情 報を記憶装置57へ登録する。

(起動時の位置情報更新処理(MAG、移動ノード )について)
 MAG(1)7は位置登録処理を完了すると、移動ノ ード(1)1からの帰属要求に対してRRCのAsssociatio n Resoponseメッセージ等で移動ノードに応答す る。さらに、デフォルトルート通知部63にお て、Association Responseを移動ノード(1)1に送信 する。Association Responseには、MAG(1)7のIPアドレ ス、MACアドレスなどのMAG識別情報を含み、移 動ノード(1)1がMAG(1)7をデフォルトルータとし 設定することができる(処理フロー図9:ステ プS11、シーケンス図7:206)。

 移動ノード(1)1は、MAG(1)7からの帰属要求 対する応答を受信し、経路情報登録部43によ りMAG識別情報をデフォルトルータとして、記 憶装置35のデフォルトルータリストに登録す 。移動ノード(1)1の処理フローを図8:ステッ S3~S4に示す。

(パケット送信時の位置情報更新処理につい )
 次に、本実施の形態による移動ノード間の 信時の移動ノード、MAG、LMAおよび上位の位 管理装置における位置情報更新処理につい 、各装置の処理フロー図(図8~11)とシーケン 図(図14)とを参照しながら説明する。

 図12に示すように、移動ノード(1)1がMAG(1)7 に帰属し、LMA(1)15への上記の位置登録更新処 が完了しており、移動ノード(2)3がMAG(2)11に 属し、LMA(2)17への上記位置情報登録更新処 が完了している状態において、移動ノード(1 )1が移動ノード(2)11へパケットを送信する場 について説明する。

 移動ノード(1)1は、送信元を自移動ノード 、送信先を移動ノード(2)3としたIPパケットを 、デフォルトルータであるMAG(1)7へ送信する( ーケンス図14:211)。図13(a)にパケットフォー ット例を示す。送信元の移動ノードと送信 の移動ノードとのIPヘッダと、ぺイロード を含む。

(パケット送信時の位置情報更新処理(MAG、上 の位置管理装置)について)
 移動ノード(1)1からMAG(1)7にパケットが送信 れると(図14の211)、MAG(1)1では、位置情報管理 表から、移動ノード(2)17が帰属移動ノードで いことからパケットの転送先を上位の位置 理装置21から取得する。

 より具体的には、転送パケットの送信先 り移動ノード(2)3のIPアドレスを取得し、移 ノード(2)3のIPアドレスを付加して上位の位 管理装置21へ位置情報要求メッセージを送 する(処理フロー図9:ステップS15、シーケン 図14:212)。 上位の位置管理装置21は、MAG(1)7 らの位置情報要求メッセージを受信し、MAG(2 )11の識別情報を含め位置情報応答メッセージ を応答する。

 より具体的には、位置情報通知部97は、LM A要求メッセージを受信し、位置情報要求メ セージに記述されている移動ノード(2)3を元 、位置情報管理表から移動ノード(2)3のLMAと してLMA(2)17を取得し、応答メッセージに記述 て送信する(処理フロー図11:ステップS24~25、 シーケンス図14:213)。 MAG(1)7は、上位の位置 理装置21からの位置情報応答メッセージを受 信し(図14:213)、位置情報登録部65は、移動ノ ド(2)3と、移動ノード(2)の位置情報のLMA(2)17 位置情報管理表に登録する。処理フローを 9:ステップS16~17に示す。

(パケット送信時の位置情報更新処理(MAG、LMA) について)
 さらに、MAG(1)1では、LMA(2)17に対して、移動 ード(1)1の位置登録を行う。このMAG(1)1によ LMA(2)17への位置登録処理は、起動時に行うMAG (1)11とLMA(1)7における位置登録処理と同様であ るため詳細な説明に関しては省略する(シー ンス図14:214、215)。

 位置登録完了後、MAG(1)7は移動のノード(2) の位置であるLMA(2)17に対して移動ノード(1)1か らのパケットを転送する。転送手段は、MAG(1) 7を送信元とし、LMA(2)17を送信先としたIPパケ トによるカプセリングや、GREトンネリング よる転送や、MPLSによる転送によってLMA(2)17 配送(通知)する。IPパケットによるカプセリ ングによるパケットの例を図13(b)に示す。(シ ーケンス図14:216)。

(パケット送信時の位置情報更新処理(MAG、移 ノード)について)
 MAG(1)7は、LMA(2)17へ位置登録を完了すると、 動ノード(1)1へLMA(2)17の識別情報を通知する 具体的には、位置管理装置通知部は、位置 報管理表から位置登録を完了したLMA(2)17を 得し、移動ノード(1)1へ通知する。(処理フロ ー図9:ステップS18、シーケンス図14:216)。

 移動ノード(1)1は、MAG(1)7からのLMA(1)15の通 知を受信し、記憶装置に保持する。より具体 的には、位置管理装置登録部でLMA(1)15の識別 報を取得し、記憶装置の位置管理装置リス に登録する。登録したLMAは、ハンドオーバ にMAGへ通知し、MAGによって位置登録を行う めに用いられる。詳細については後述する この処理フローを図8:ステップS5~S6に示す。

 LMA(2)17は、MAG(1)15から転送されたパケット をMAG(2)11へ転送する。より具体的には、パケ トの送信先である移動ノード(2)3のIPアドレ を元に、位置情報管理表からMAG(2)11を取得 、MAG(2)11へ転送する。転送手段は、MAG(1)7を 信元とし、LMA(2)17を送信先としたIPパケット よるカプセリングや、GREトンネリングによ 転送や、MPLSによる転送によってLMA(2)17へ配 する。パケットフォーマットを図13(c)に示 。

(帰属移動ノードへのパケット転送時の位置 報更新処理(MAG))
 MAG(2)11は、LMA(2)17から転送されたパケットを 受信し、移動ノード(2)3へ送信する。具体的 は、パケットの送信先である移動ノード(2)3 IPアドレスを元に、位置情報管理表から、 属移動ノードであることを判断し、移動ノ ド(2)3へ送信する。パケットフォーマットを 13(d)に示す。

 さらに、パケットの送信元から移動ノー (1)1を取得し、移動ノード(1)1の位置情報を 送元のLMA(2)17として位置情報管理表に登録す る。この登録処理は、送信パケットの宛先が 帰属ノードである場合に、送信元の移動ノー ドの位置を転送元のLMAとして位置登録する。 この処理のフローを図9:ステップS19~S20に示す 。移動ノード(2)3は、MAG(2)11からのパケットを 受信する(図14のシーケンス図;218)。

 上記の状態において、移動ノード(2)3が移 動ノード(1)1へパケットを送信する処理につ て説明する。移動ノード(2)3は、送信元を自 動ノードとし、送信先を移動ノード(1)1とし たIPパケットを、自己のデフォルトルータ(デ フォルトルータリストに記載される)であるMA G(2)11へ送信する。パケットフォーマットを図 13(e)に示す。

 MAG(2)11は、パケットの送信先の移動ノー (1)1を元に、自己の位置情報管理表からLMA(2)1 7を取得し、LMA(2)17へパケットを転送する。パ ケットフォーマットを図13(f)に示す。

 LMA(2)17は、パケットの送信先の移動ノー (1)1を元に、自己の位置情報管理表からMAG(1)7 を取得し、MAG(1)7へパケットを転送する。パ ットフォーマットを図13(g)に示す。

 MAG(1)7は、パケットの送信先の移動ノード (1)1を元に、自己の位置情報管理表から帰属 ードであることを判断し、移動ノード(1)1へ ケットを送信する。パケットフォーマット 図13(h)に示す。移動ノード(1)1は、移動ノー (2)3からのパケットを受信する。(シーケン 図14:218)。

MAGとLMAとの間のパケットの転送手段は、MAG とLMAのIPパケットによるカプセリングや、GRE ンネリングによる転送や、MPLSによる転送に よって配送する。

 以上に説明したように、移動ノード(1)1と 移動ノード(2)3とのパケットの送受信処理は LMA(2)17を介した同じ経路を用いて行うことが できることがわかる。

 より具体的には、図12に示すように、
1)移動ノード(1)1から移動ノード(2)3へ送信す パケットは、移動ノード(1)1からMAG(1)7へ送信 され、MAG(1)7からLMA(2)17へ転送され、LMA(2)17か MAG(2)11へ転送され、MAG(2)7から移動ノード(2)3 へ送信することにより、移動ノード(2)3へ到 する。

2)移動ノード(2)3から移動ノード(1)1へ送信 るパケットは、移動ノード(2)3からMAG(2)11へ 信され、MAG(2)11からLMA(2)17へ転送され、LMA(2)1 7からMAG(1)1へ転送され、MAG(1)1から移動ノード (1)1へ送信することで移動ノード(1)へ到達す 。

 これは、MAG(2)11の位置情報管理表の移動 ード(1)の位置がLMA(1)15ではなくLMA(2)17として 録されていることによって可能になってい (図19と比較するとその相違点が明確になる) 。

(ハンドオーバ時の位置情報更新処理)
 上記の移動ノード1と移動ノード2とが通信 の状態において、図15に示すように、移動ノ ード(1)1のMAGが、MAG(1)7からMAG(3)8へ移動する場 合における位置情報更新処理について説明す る。

 移動ノード(1)7は、セルサーチを行った結 果、現在帰属しているMAGよりも品質を高める ことができるMAGを発見した場合に、品質の高 いMAG(3)8への帰属要求を行う。例えば、RRCのRe association Requestメッセージを送信し、再帰属 求を行う。より具体的には、位置情報通知 37は、Reasociation Requestメッセージに、起動 のAssociation Requestと同様に自移動ノードの識 別情報を記述する。さらに、記憶装置35の位 管理装置リストより、現在通信中である移 ノード(1)1へのパケットの転送を行うLMAをあ わせて通知する。具体的には、移動ノード(2) との通信を管理するLMA(2)17をMAG(3)8へ通知する 。(処理フローを図8:ステップS8、シーケンス 16:221)。

 さらに、前述した起動時のLMAへの位置登 処理と同様にMAG(3)22に繋がるLMA(3)22と上位の 位置管理装置21とに位置登録を行う(シーケン ス図16:222(位置登録要求)、223(位置登録応答) 224(上位への位置登録要求)、225(上位からの 置登録応答))。

 さらに、MAG(3)8は、移動ノード(1)1により 知されたLMA(2)17に対しても位置情報更新処理 を行う(シーケンス図16:226,227)。

 LMA(3)22および上位の位置管理装置21の位置 情報更新処理は、MAG(3)8の位置情報更新処理 伴って行われる。この処理は、上記の起動 の位置情報更新処理と同様であるため処理 説明については起動時のものを援用する。MA G(3)8では、位置登録が完了した後に、前述し 起動時の帰属要求受信時と同様に移動ノー 識別情報を位置情報管理表に登録し、帰属 求に応答する。(処理フローを図9:ステップS 11、シーケンス図16:230)。その後に、移動ノー ド(1)1が移動ノード(2)3に宛てたパケットを送 する。パケットは、まずMAG(3)8が受信し、MAG (3)8は、転送先のLMAがいずれであるかに関す 問題を解決する。MAG(3)8は、複数のLMAのうち ら移動ノード(2)3が帰属するLMAを選択する必 要がある。この解決方法は、パケット送信時 の処理において、前述したように、上位の位 置管理装置21へ問い合わせることで、位置情 管理表において移動ノード(2)3が帰属するLMA はLMA(2)17であることを知ることで解決するこ ができる。移動ノード(2)3が帰属するLMAがLMA (2)17であるということを知った後は、この時 でLMA(2)17に関しては既に位置登録が完了し いるため、パケットを転送することができ ようになっている(シーケンス図16、位置情 要求228、位置情報応答229)。

 また、上位の位置管理装置21への問い合 せを行う上記第1の方法とは異なる第2の方法 としては、LMA(2)17と移動ノード(2)3との対応を 、移動ノード(1)1において管理しておき、ハ ドオーバ時の帰属要求処理時において、LMA(2 )11に加えて対応する移動ノード(2)3の情報も 知することにより、LMA(3)22が転送先のLMAを決 定するようにすることもできる。その場合、 シーケンス図16の処理228、229に示すように、 位の位置管理装置21への問い合わせは省略 ることができる。

 これにより、図15に示すように、移動ノ ド(1)1から移動ノード(2)17へ宛てたパケット 、移動ノード(1)はMAG(3)18へ送信し、MAG(3)18は ケットをLMA(2)17へ転送し、LMA(2)17はMAG(2)11へ 送し、MAG(2)11は移動ノード(2)3へ送信するこ ができる(シーケンス図16の231)。

 さらに、移動ノード(1)1から移動ノード(2) 3へ宛てたパケットを、移動ノード(2)3はMAG(2)1 1へ送信し、MAG(2)11はLMA(2)17に転送し、LMA(2)17 MAG(3)22へ転送し、MAG(3)22は移動ノード(1)1へ送 信することができる(シーケンス図16:232)。

 また、上記の実施の形態では、移動ノー において、通信相手となる移動ノードが帰 するLMA情報を保持し、移動ノードがMAGへハ ドオーバ時にLMAを通知する方法について説 した。

 ところで、移動ノードがこのようなLMA情 を管理しない場合、MAGは図14の216に示され LMA通知を行わない。さらに、移動ノードは 図16の221のハンドオーバ時の帰属要求におい てLMAの通知を行うこともない。従って、シー ケンス図16の226に示すような、通信相手の移 ノードが帰属するLMAへ位置登録要求を送信 ることができない。この場合には、シーケ ス図14に示すように、パケット送信時の一 の手続きによりパケット送受信を行うこと できる。その場合、シーケンス図14の(f)に示 すLMA通知(図14:216)を除いた一連の手続きで通 を再開することができる。

 以上に説明したように、本実施の形態に れば、コアネットワーク内部に複数のLMAを 置した場合においても、移動ノード間の通 においては1つのLMAを介しての通信路を確立 することができる。さらに、移動ノードのハ ンドオーバに伴い、同一のLMAで通信を継続す ることができる。これにより、移動ノード間 の送受信パケットは、上りと下りとにおいて 同じ経路を利用して通信することが可能とな る。

 さらに、図19に示すような一般的なシス ムでは、移動ノード1のハンドオーバ時に、 れぞれの移動ノードに接続するMAGと、それ れの移動管理を行うLMAとにおいて位置情報 更新する必要がある。これに対して、本実 の形態では、図15に示すように、通信相手 なる移動ノード(2)3の接続するMAG(2)11におい は、位置情報の更新処理が必要でなくなる め、更新処理の負担を軽減することができ という利点がある。

 本発明の実施の形態によれば、Edge Mobilit yに準拠した移動ノード、MAG、LMAで構成され パケット通信システムにおいて、複数のLMA 配置するとともに、移動ノード間の通信に いては上りと下りを単一のLMAを用いて転送 ることが実現できる。

 尚、本実施の形態は、次世代の移動通信 を想定しており、移動ノードに関しては、 帯電話機やモバイル機能を有したPDAやラッ トップPCなどに適用可能である。MAGについ は、セルラー網の基地局や無線LANの基地局 ルータなどに適用できる。さらに、LMAにつ ては、事業者網内の交換機や管理サーバ、 しくはルータ等が適用対象となる。上位の 置管理装置についても、同様に、交換機、 理サーバ等が適用対象例である。

 本発明にかかる移動ノード、アクセスゲ トウェイ、位置管理装置およびパケット通 システムは、Edge Mobilityに準拠したパケッ 通信システムに適用できる。




 
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