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Title:
DISPLAY DEVICE FOR VEHICLE
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2009/104559
Kind Code:
A1
Abstract:
A display device for a vehicle is provided with a substantially annular display section (10) and a light source (3a) mounted so as to face the rear face of the display section (10). The display section (10) is provided with an index section (12) toward which a pivoting pointer (4) points and which is provided along the trajectory of movement of the tip (4a) of the pointer (4), and also with a transparent member (20) which has a light incident surface (light incident section)(21) into which light from the light source (3a) enters. The transparent member (20) is mounted on the front face side of the index section (12) with a gap (K) between the transparent member and the index section and extends toward the center of pivoting of the pointer (4).

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Inventors:
KAMIYAMA HIDEAKI
Application Number:
PCT/JP2009/052552
Publication Date:
August 27, 2009
Filing Date:
February 16, 2009
Export Citation:
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Assignee:
CALSONIC KANSEI CORP (JP)
KAMIYAMA HIDEAKI
International Classes:
G01D11/28; G01D13/02
Foreign References:
JP2007212311A2007-08-23
JP2003021544A2003-01-24
Attorney, Agent or Firm:
HASHIMOTO, Takeshi et al. (JP)
Hashimoto 剛 (JP)
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Claims:
略円環形状の表示部と、
前記表示部の背面に対向して配置された光源とを備え、
前記表示部が、
回動する指針により指示されると共に、該指針の先端部の移動軌跡に沿って配置された指標部と、
前記光源からの光が入射する入光部を持つ透明部材とを有し、
前記透明部材が、前記指標部の前面側で前記指標部との間に間隙をあけた状態で配置され、且つ、前記指針の回動中心に向かって延びていることを特徴とする車両用表示装置。
前記指標部は、前記表示部の径方向に延びる線状の複数の目盛り部と、該目盛り部の前記表示部の径方向における内側に設けられた文字部とを有し、
前記透明部材は、前記目盛り部の前記表示部の径方向における外側端部を覆うように設けられたことを特徴とする請求項1に記載の車両用表示装置。
前記透明部材は、前記入光部から入射した光が出射する表面部を有し、
該表面部には、梨地処理が施された梨地面が形成されたことを特徴とする請求項1または2に記載の車両用表示装置。
前記梨地面は、前記表示部の外周に沿って延びると共に、前記指針の回動中心側に形成されたことを特徴とする請求項3に記載の車両用表示装置。
前記入光部は、前記表示部の外周面上に設けられたことを特徴とする請求項1に記載の車両用表示装置。
前記車両用表示装置は、さらに前記表示部を支持するインナケースを有し、
該インナケースは、前記光源からの光を反射する反射面を有し、
該反射面は、前記表示部の径方向において前記入光部の外側で前記入光部に対向して配置されることを特徴とする請求項1に記載の車両用表示装置。
前記表示部は、さらに透光性材料からなる文字板を有し、
該文字板の外周縁部上に前記指標部が設けられ、
該文字板は前記透明部材と前記インナケースとの間に配置されたことを特徴とする請求項6に記載の車両用表示装置。
 前記透明部材の前記表面部は、前記表示部の前方に向かって突出すると共に、径方向内方に向かって延びるように形成され、
前記透明部材の前記表面部には、前記表示部の径方向における中間部に、最前方に突出した屈曲部が形成され、
前記梨地面は、該屈曲部よりも前記表示部の径方向内方に形成されたことを特徴とする請求項3に記載の車両用表示装置。
前記梨地面は、前記表示部の径方向内方、且つ、前記表示部の前方に向かって僅かに膨出し、湾曲することを特徴とする請求項3に記載の車両用表示装置。
前記梨地面は、前記目盛り部の前記表示部の径方向における外側端部と内側端部との間の中間部分を覆うように設けられたことを特徴とする請求項3に記載の車両用表示装置。
前記透明部材の前記表面部には、さらに前記表示部の径方向に対して傾斜し、且つ、前記表示部の前方に向かって延びる平滑面が形成されたことを特徴とする請求項3に記載の車両用表示装置。
前記平滑面は、前記目盛り部の前記表示部の径方向における外側端部を覆うように設けられたことを特徴とする請求項11に記載の車両用表示装置。
Description:
車両用表示装置

本発明は、回動する指針により指示される 指標部を有する表示部を備えた車両用表示装 置に関するものである。

発明の背景

従来から、回動する指針の先端部の移動軌 跡に沿って、円弧状に配置された指標部を有 する表示部を備えた車両用表示装置が知られ ている(例えば、特許文献1参照)。

この車両用表示装置では、指標部の外周に沿 ってリング状のへこみ部分が形成されており 、このへこみ部分の傾斜した側面に光を当て るようになっている。

特開2007-17166号公報

発明の概要

ところで、車両用表示装置には、指針によ って指示される指標部を有する表示部以外に も、液晶パネルや、アイコン表示部等が形成 されることがある。

そのため、上記指標部を有する表示部の表 示面積を広くすることは困難である。また、 例えば指針を短くする等して該表示部の表示 面積を小さくすれば、視認性が低下するとい う問題が生じてしまう。

これに対し、上述の特許文献1の車両用表 装置では、リング状のへこみ部分が指標部 外周に沿って形成されているため、表示部 体の面積が大きくなるという問題があった

そこで、この発明は、指標部を有する表示 部の表示面積を小さくすることなく該表示部 を目立たせ、視認性を向上することができる 車両用表示装置を提供することを課題として いる。

上記課題を解決するために、この発明に係 る車両用表示装置は、略円環形状の表示部と 、前記表示部の背面に対向して配置された光 源とを備え、前記表示部が、回動する指針に より指示されると共に、該指針の先端部の移 動軌跡に沿って配置された指標部と、前記光 源からの光が入射する入光部を持つ透明部材 とを有し、前記透明部材が、前記指標部の前 面側で前記指標部との間に間隙をあけた状態 で配置され、且つ、前記指針の回動中心に向 かって延びていることを特徴としている。

また、前記指標部は、前記表示部の径方向 に延びる線状の複数の目盛り部と、該目盛り 部の前記表示部の径方向における内側に設け られた文字部とを有し、前記透明部材は、前 記目盛り部の前記表示部の径方向における外 側端部を覆うように設けられたことを特徴と している。

また、前記透明部材は、前記入光部から入 射した光が出射する表面部を有し、該表面部 には、梨地処理が施された梨地面が形成され たことを特徴としている。

また、前記梨地面は、前記表示部の外周に 沿って延びると共に、前記指針の回動中心側 に形成されたことを特徴としている。

この発明によれば、光が入射する入光部を 有する透明部材が、指標部の前面側で該指標 部との間に間隙をあけた状態で配置されてい るので、指標部を覆うような発光領域を設け ることが可能となる。

また、透明部材が指針の回動中心に向かっ て延びているので、透明部材からなる発光領 域が表示部の外周縁部に位置することとなり 、表示部の表示面積を小さくすることなく表 示部を目立たせ、視認性を向上することがで きる。

ここで、指標部を覆う発光領域が透明部材 により形成されているので、指標部がこの透 明部材を通して目視可能となり、透明部材に 光が入射しても指標部の視認性を阻害するこ とはない。

また、透明部材が指標部の線状の目盛り部 の径方向外側端部を覆うように設けられてい るので、目盛り部の径方向内側に設けられた 文字部が透明部材により覆われることはない 。そのため、文字部の視認性を確保すること ができ、表示部による表示内容を確実に把握 することができる。

また、透明部材が表面部から光を出射する と共に、この表面部に梨地処理された梨地面 が形成されているので、この梨地面によって 出射する光を拡散させることができ、透明部 材の輝度を向上させ、より目立たせることが 可能となる。

 また、この梨地面が、表示部の外周に沿 て延びると共に指針の回動中心側に形成さ たので、指標部の径方向の中間部分を梨地 が覆うこととなり、指標部の認識性を確保 つつ、透明部材の輝度を向上させることが 能となる。

本発明に係る実施例の車両用表示装置 示す正面図である。 図1におけるA-A断面図である。 図1におけるB部の拡大図である。

発明の詳細な説明

本発明に係る車両用表示装置の最良の実施 の形態について、図面に基づいて説明する。

図1に示す車両用表示装置1は、車室内のイ ストルメントパネルに取り付けられるコン ネーションメータである。

この車両用表示装置1は、図示しないイン トルメントパネルの内側に配置されるハウ ング7(図2参照)と、このハウジング7の開放し た前面に取り付けられると共に、車室内に面 する表示板2とを有している。この表示板2に 、一対の表示開口部2a,2aが形成されている

また、図2に示すように、表示板2の背面2b には、照明光を出射する複数の光源3a,…が 装された基板3と、先端に指針4が取り付けら れた回転軸5aを備えたムーブメント(駆動装置 )5と、表示板2と基板3との間に固定されるイ ナケース6と、インナケース6に支持された表 示部10とが設けられる。複数の光源3aは、指 4の回動中心(回転軸5a)の方向において表示部 10の背面に対向して配置される。なお、これ 各構成部材はハウジング7内に収容されてい る。

また、インナケース6には、回転軸5aが貫通 する軸貫通孔6aと、光源3aが内側に位置する 数の光源開口部6b,…とが形成され、回転軸5a や光源3aとこのインナケース6とが干渉しない ようになっている。

そして、各表示開口部2aからは、車速やエ ジン回転数等の各種の車両情報を表示する 円環形状の表示部10が露出している。

この表示部10は、指針4を回動させる回転軸 5aが貫通する貫通孔11a(図2参照)が中心に形成 れたほぼ円環形状を呈する文字板11と、こ 文字板11の外周縁部に指針4の先端部4aの移動 軌跡に沿って弧状に配置された指標部12と、 の指標部12の前面側、即ち、車室内に臨む で、指標部12との間に間隙K(図2参照)をあけ 状態で配置された透明部材20とを有している 。

文字板11は、透光性を有する透光性材料か なり、表面に遮光塗料Sが塗布されている。 この文字板11はインナケース6の前面側に配置 される。車両用表示装置1の前面側から背面 (図2において上側から下側)に向けて、指針4 文字板11、インナケース6、光源3a、基板3と 次配置される。

なお、この文字板11は、外周縁部が表示板2 の表示開口部2aの開口縁部と重複するように この表示開口部2aの背面側に入り込んでい 。

図1に示すように、指標部12は、表示部10の 方向に延びる線状の複数の目盛り部13,…と この目盛り部13,…の表示部10の径方向にお る内側に設けられた複数の文字部14,…とを している。

なお、ここでは、複数の目盛り部13,…は、 全長が長い複数の長目盛り13a,…と、全長が い複数の短目盛り13b,…とを有している(図3 照)。また、長目盛り13aと短目盛り13bとは、 字板11の貫通孔11a側の端部が同一円弧上に 合して位置すると共に、文字板11の周方向で 隣り合う長目盛り13aの間に複数の短目盛り13b ,…が位置するように配置されている。

そして、各指標部12は、文字板11上におい 遮光塗料Sが塗布されず該遮光塗料Sに被覆さ れていない所定形状を持つ部分である。その ため、この指標部12の部分では文字板11を構 する透光性材料が露出し、光源3aからの光が 出射可能となっている。

一方、透明部材20は、ここでは無色の透明 クリル樹脂により構成されており、表示部1 0の外周に沿う円弧形状を呈している。

また、この透明部材20は、表示板2と文字板 11との間に狭持され、表示部10の前面側で車 内に向かうと共に、指針4の回動中心である 転軸5aが貫通する文字板11の貫通孔11aに向か って延びている。これにより、透明部材20は 表示部10の径方向に延びる目盛り部13,…の 側端部を覆うように配置されることとなる

なお、この目盛り部13の外側端部とは、こ では、目盛り部13の長目盛り13aの、表示部10 の外周縁部側の端部から中間部までの部分で ある。また、長目盛り13aの文字板11の貫通孔1 1a側の端部と、短目盛り13bとは、透明部材20 よって覆われない。

そして、表示板2と文字板11との間に狭持さ れた透明部材20の外周側面は、インナケース6 に形成された反射面6cに面しており、この反 面6cによって反射した光源3aからの光が入射 する入光面(入光部)21となっている。

さらに、この透明部材20は、入光面21から 射した光を文字板11上に位置する表面部22か 出射するようになっている。

この表面部22は、車両用表示装置1の前方、 即ち、表示部10の前方(図2において上側)、即 、車室内に向かって突出するとともに、表 部10の径方向内方に向かって延びている。 面部22の表示部10の径方向における中間部に 、最も突出した屈曲部22aが形成されている

そして、図2に示すように、表面部22のうち 、表示板2の表示開口部2aからこの屈曲部22aま での部分が表示部10の外周縁部外側に面した 滑面23であり、屈曲部22aから貫通孔11a側の 部までの部分が表示部10の外周縁部内側に面 した梨地面24である。

ここで、平滑面23は表面が滑らかに加工さ ており、光をほとんど屈曲させずに出射す 。

これに対し、梨地面24は、表面に細かな凹 を設ける表面処理の一種である梨地処理が されており、出射する光を様々な方向に屈 させて光を拡散させるようになっている。 お、いわゆるブラスト処理やつや消し処理 いった表面処理も、ここでいう「梨地処理 と同義である。

また、ここでは、平滑面23は表示部10の径 向に対して傾斜し、表示部10の前方に向かっ て平らに延びるように形成され、梨地面24は 示部10の径方向内方、且つ、表示部10の前方 に向かって僅かに膨出湾曲するように形成さ れている。

次に、本発明に係る車両用表示装置1の作 について説明する。

この車両用表示1では、一対の表示部10,10に より、エンジン回転数と車速とをそれぞれ表 示する。

この表示部10において情報の表示を行うに 、まず、図示しない回転数センサ等のセン により所定の検出値を検出する。次に、検 された検出値に基づいて、図示しないコン ロール部からムーブメント5aに制御信号が 力され、回転軸5aを所定角度回動させ、指針 4を回動させる。

そして、指針4の先端部4aにより指標部12を 示することで、所定の情報を表示すること できる。

また、複数の光源3a,…が点灯すると、各光 源3aからの光は透光性材料からなる文字板11 透過し、遮光塗料Sが塗布されていない指標 12の目盛り部13及び文字部14から出射する。 れにより、指標部12が発光表示される。

さらに、光源3aの光の一部は、文字板11を 過した後にインナケース6の反射面6cにより 射され、透明部材20の入光面21から入射し、 面部22から出射する。これにより、透明部 20の表面部22が発光表示される。

ここで、透明部材20は、指標部12の前面側 、指標部12との間に間隙Kをあけた状態で配 されると共に、指針4の回動中心である回転 5aが貫通する文字板11の貫通孔11aに向かって 延びている。

これにより、指標部12を覆う、表面部22か なる発光領域を、透明部材20上に設けること が可能となる。そして、発光表示された透明 部材20の表面部22からなる発光領域が、表示 10の外周縁部に位置することとなり、この表 示部10の表示面積を小さくすることなく表示 10を目立たせ、視認性を向上することがで る。

なお、ここで、透明部材20が無色の透明ア リル樹脂により形成されているので、指標 12がこの透明部材20を通して目視可能となり 、透明部材20に光が入射して表面部22が発光 ても、指標部12の視認性を阻害することはな い。

また、文字板11と透明部材20との間の間隙K に指針4の先端部4aが入り込むため、指針4と 透明部材20との干渉が避けられる。

そして、上述の実施の形態では、透明部材 20が指標部12の線状の目盛り部13,…の径方向 側端部を覆うように配置されている。

これにより、目盛り部13,…の径方向内側に 設けられた複数の文字部14,…は、いずれも透 明部材20により覆われることはない。そのた 、各文字部14の視認性を向上させ、表示部10 による表示内容を確実に認識することができ る。

さらに、上述の実施の形態では、光を出射 する表面部22に、梨地処理された梨地面24が 成されている。

そのため、この梨地面24により、この梨地 24を介して出射する光を拡散させることが き、透明部材20の輝度を向上させてより目立 たせることが可能となる。

そして、透明部材20の梨地面24は、表示部10 の円弧状の外周に沿って円環状に延びると共 に、表面部22の表示部10の径方向における中 部に形成された屈曲部22aから貫通孔11a側の 周端部22bまで延びる部分に形成されている

すなわち、この梨地面24は、表示部10の外 に沿って延びると共に、指針4の回動中心で る回転軸5aが貫通する文字板11の貫通孔11a側 に形成されている。

これにより、図3に示すように、指標部12の 目盛り部13の長目盛り13aうち、表示部10の外 縁部側の端部の近傍部分(以下、外端部Xとい う)が透明部材20の平滑面23により覆われ、中 部分Yが透明部材20の梨地面24により覆われ こととなる。一方、長目盛り13aのうち、文 板11の貫通孔11a側の端部(以下、内端部Zとい )は透明部材20によって覆われない。

そのため、梨地面24によって長目盛り13aの 間部分Yの視認性が低下しても、確実に目視 可能な外端部Xと内端部Zとにより、長目盛り1 3aの存在を認識することができる。

これにより、指標部12の認識性を確保しつ 、透明部材20の輝度を向上させることが可 となる。

また、上述の実施の形態では、透明部材20 表面部22に屈曲部22aが形成され、屈曲部22a ら表示部10の径方向外方に向かって平滑面23 形成され、屈曲部22aから表示部10の径方向 方に向かって梨地面24が形成されている。

そのため、立体感をより強調することがで き、表示部10をさらに目立たせて視認性を向 することが可能となる。

さらに、上述の実施の形態では、梨地面24 僅かに膨出方向に湾曲しているので、出射 る光を広い範囲に拡散することができ、透 部材20の輝度をより向上させることができ 。




 
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