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Title:
DISPLAY DEVICE
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2008/093458
Kind Code:
A1
Abstract:
A first gate driver circuit including a shift register (4) and a plurality of amplifier circuits (11) is connected with one-end terminals of gate wiring lines (G1 - Gn), and a second gate driver circuit including a shift register (5) and a plurality of amplifier circuits (12) is connected with the other-end terminals of the gate wiring lines (G1 - Gn). The final stage of the amplifier circuits (11) is equipped with an NMOS switch, and the final stage of the amplifier circuits (12) is equipped with a PMOS switch.The gate wiring lines (G1 - Gn) are driven when either of the two switches connected with their two ends is turned ON. One amplifier circuit may be equipped at its final stage with a CMOS switch, and the other amplifier circuit may be equipped at its final stage with a PMOS switch or an NMOS switch. Thus, there is provided a display device which has display areas made bilaterally symmetric by arranging the drive circuits in well-balanced manners.

Inventors:
KUMADA KOUJI
Application Number:
PCT/JP2007/071917
Publication Date:
August 07, 2008
Filing Date:
November 12, 2007
Export Citation:
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Assignee:
SHARP KK (JP)
KUMADA KOUJI
International Classes:
G09G3/36; G02F1/133; G09G3/20
Foreign References:
JP2002090708A2002-03-27
JP2003122319A2003-04-25
JP2002023712A2002-01-25
JP2000276110A2000-10-06
Attorney, Agent or Firm:
SHIMADA, Akihiro (Manseian Building1-10-3, Yagi-cho,Kashihara-shi, Nara 78, JP)
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Claims:
 マトリクス型の表示装置であって、
 2次元状に配置された複数の画素回路と複数の走査信号線と複数の映像信号線とを含む画素アレイと、
 前記走査信号線の一端に接続され、前記走査信号線を駆動する第1の走査信号線駆動回路と、
 前記走査信号線の他端に接続され、前記第1の走査信号線駆動回路と協働して前記走査信号線を駆動する第2の走査信号線駆動回路と、
 前記映像信号線を駆動する映像信号線駆動回路とを備え、
 前記第1および第2の走査信号線駆動回路は、前記走査信号線の選択信号を出力するシフトレジスタと、複数のスイッチを多段に接続して構成され、前記シフトレジスタの出力を増幅して前記走査信号線に印加する複数の増幅回路とを含み、
 前記第1の走査信号線駆動回路の増幅回路で最終段にある第1のスイッチ、および、前記第2の走査信号線駆動回路の増幅回路で最終段にある第2のスイッチの少なくとも一方が、NMOSスイッチまたはPMOSスイッチであることを特徴とする、表示装置。
 前記第1および第2の走査信号線駆動回路は、前記画素アレイが形成された表示パネル上に、前記画素アレイの対向する2辺に添って形成されていることを特徴とする、請求項1に記載の表示装置。
 前記第1のスイッチがNMOSスイッチで、前記第2のスイッチがPMOSスイッチであることを特徴とする、請求項1に記載の表示装置。
 前記第1のスイッチがCMOSスイッチで、前記第2のスイッチがPMOSスイッチであることを特徴とする、請求項1に記載の表示装置。
 前記第1のスイッチに含まれるNMOSスイッチのサイズが、前記第1のスイッチに含まれるPMOSスイッチのサイズと前記第2のスイッチのサイズとの和にほぼ等しいことを特徴とする、請求項4に記載の表示装置。
 前記第1のスイッチがCMOSスイッチで、前記第2のスイッチがNMOSスイッチであることを特徴とする、請求項1に記載の表示装置。
 前記第1のスイッチに含まれるPMOSスイッチのサイズが、前記第1のスイッチに含まれるNMOSスイッチのサイズと前記第2のスイッチのサイズとの和にほぼ等しいことを特徴とする、請求項6に記載の表示装置。
 前記第1のスイッチとして、前記走査信号線の配置順にPMOSスイッチとNMOSスイッチが所定数個ずつ交互に設けられており、前記第2のスイッチとして、前記第1のスイッチとは逆の順序でPMOSスイッチとNMOSスイッチが前記所定数個ずつ交互に設けられていることを特徴とする、請求項1に記載の表示装置。
 前記所定数が1であることを特徴とする、請求項8に記載の表示装置。
 前記所定数が2であることを特徴とする、請求項8に記載の表示装置。
 前記第1のスイッチとして、前記走査信号線の配置順にCMOSスイッチとPMOSスイッチが所定数個ずつ交互に設けられており、前記第2のスイッチとして、前記第1のスイッチとは逆の順序でCMOSスイッチとPMOSスイッチが前記所定数個ずつ交互に設けられていることを特徴とする、請求項1に記載の表示装置。
 前記所定数が1であることを特徴とする、請求項11に記載の表示装置。
 前記所定数が2であることを特徴とする、請求項11に記載の表示装置。
 前記第1および第2のスイッチとして設けられたCMOSスイッチに含まれるNMOSスイッチのサイズが、当該CMOSスイッチに含まれるPMOSスイッチのサイズと前記第1および第2のスイッチとして設けられたPMOSスイッチのサイズとの和にほぼ等しいことを特徴とする、請求項11に記載の表示装置。
 前記第1のスイッチとして、前記走査信号線の配置順にCMOSスイッチとNMOSスイッチが所定数個ずつ交互に設けられており、前記第2のスイッチとして、前記第1のスイッチとは逆の順序でCMOSスイッチとNMOSスイッチが前記所定数個ずつ交互に設けられていることを特徴とする、請求項1に記載の表示装置。
 前記所定数が1であることを特徴とする、請求項15に記載の表示装置。
 前記所定数が2であることを特徴とする、請求項15に記載の表示装置。
 前記第1および第2のスイッチとして設けられたCMOSスイッチに含まれるPMOSスイッチのサイズが、当該CMOSスイッチに含まれるNMOSスイッチのサイズと前記第1および第2のスイッチとして設けられたNMOSスイッチのサイズとの和にほぼ等しいことを特徴とする、請求項15に記載の表示装置。
 マトリクス型の表示装置に用いられる表示パネルであって、
 2次元状に配置された複数の画素回路と複数の走査信号線と複数の映像信号線とを含む画素アレイと、
 前記走査信号線の一端に接続され、前記走査信号線を駆動する第1の走査信号線駆動回路と、
 前記走査信号線の他端に接続され、前記第1の走査信号線駆動回路と協働して前記走査信号線を駆動する第2の走査信号線駆動回路とを備え、
 前記第1および第2の走査信号線駆動回路は、前記走査信号線の選択信号を出力するシフトレジスタと、複数のスイッチを多段に接続して構成され、前記シフトレジスタの出力を増幅して前記走査信号線に印加する複数の増幅回路とを含み、
 前記第1の走査信号線駆動回路の増幅回路で最終段にある第1のスイッチ、および、前記第2の走査信号線駆動回路の増幅回路で最終段にある第2のスイッチの少なくとも一方が、NMOSスイッチまたはPMOSスイッチであることを特徴とする、表示パネル。
Description:
表示装置

 本発明は、液晶表示装置など、マトリク 型の表示装置に関する。

 TFT(Thin Film Transistor)液晶パネルには、電 移動度が低いアモルファスシリコンTFT液晶 ネルや、電子移動度が比較的高いポリシリ ンTFT液晶パネルなどの種類がある。ポリシ コンTFT液晶パネルなどでは、コスト削減と 頼性向上のために、上記の特徴を生かして 動回路の一部が液晶パネル上に形成される とがある。駆動回路のうちでも比較的低速 動作するゲートドライバ回路は、液晶パネ 上に容易に形成することができる。

 図13は、従来の液晶表示装置の構成を示 図である。図13に示す液晶表示装置では、画 素アレイ91とゲートドライバ回路94は液晶パ ル90上に形成されており、制御回路92とソー ドライバ回路93は液晶パネル90の外部に設け られている。図13では、ゲートドライバ回路9 4は、液晶パネル90上で画素アレイ91の左側に 置されている。画素アレイ91の右側には、 も回路を配置しない場合と、何らかの回路 配置する場合とがある。

 図14は、図13に示す液晶表示装置をゲート ドライバ回路を詳細化して示す図である。図 14に示すように、ゲートドライバ回路は、シ トレジスタ95と複数の増幅回路96を含んでい る。増幅回路96は、シフトレジスタ95の出力 増幅して、画素アレイ91に設けられたゲート 配線を駆動する。従来の液晶表示装置では、 増幅回路96は、複数のCMOSスイッチを多段に接 続することにより構成される。

 なお、本願発明に関連して、特許文献1およ び2には、ゲート配線の両端に接続するゲー ドライバ回路を設けることが開示されてい 。

日本国特開2000-276110号公報

日本国特開2002-23712号公報

 しかしながら、図13および図14に示す従来 の液晶表示装置には、次のような問題がある 。まず、液晶パネル上に駆動回路を形成する と、パネルの外形寸法がその分だけ増大する ので、駆動回路の面積を縮小する必要がある 。特に、表示領域の左右にある非表示領域の 縮小を要求される場合が多い。

 また、図13に示すようにゲートドライバ 路94を画素アレイ91の一辺に添って配置する 、表示領域が液晶パネル90上で左右非対称 なる。このため、例えば液晶パネル90を携帯 電話のメインディスプレイに用いると、表示 領域を携帯電話の中央からずれた位置にしか 配置できなくなり、携帯電話のデザイン性が 損なわれる(図15を参照)。実際にはデザイン を優先するために、駆動回路を形成してい い側にも駆動回路を形成した側と同じ非表 領域を持たせることになる。

 それ故に、本発明は、駆動回路をバラン よく配置して、表示領域が左右対称となる 示装置を提供することを目的とする。

 本発明の第1の局面は、マトリクス型の表示 装置であって、
 2次元状に配置された複数の画素回路と複数 の走査信号線と複数の映像信号線とを含む画 素アレイと、
 前記走査信号線の一端に接続され、前記走 信号線を駆動する第1の走査信号線駆動回路 と、
 前記走査信号線の他端に接続され、前記第1 の走査信号線駆動回路と協働して前記走査信 号線を駆動する第2の走査信号線駆動回路と
 前記映像信号線を駆動する映像信号線駆動 路とを備え、
 前記第1および第2の走査信号線駆動回路は 前記走査信号線の選択信号を出力するシフ レジスタと、複数のスイッチを多段に接続 て構成され、前記シフトレジスタの出力を 幅して前記走査信号線に印加する複数の増 回路とを含み、
 前記第1の走査信号線駆動回路の増幅回路で 最終段にある第1のスイッチ、および、前記 2の走査信号線駆動回路の増幅回路で最終段 ある第2のスイッチの少なくとも一方が、NMO SスイッチまたはPMOSスイッチであることを特 とする。

 本発明の第2の局面は、本発明の第1の局面 おいて、
 前記第1および第2の走査信号線駆動回路は 前記画素アレイが形成された表示パネル上 、前記画素アレイの対向する2辺に添って形 されていることを特徴とする。

 本発明の第3の局面は、本発明の第1の局面 おいて、
 前記第1のスイッチがNMOSスイッチで、前記 2のスイッチがPMOSスイッチであることを特徴 とする。

 本発明の第4の局面は、本発明の第1の局面 おいて、
 前記第1のスイッチがCMOSスイッチで、前記 2のスイッチがPMOSスイッチであることを特徴 とする。

 本発明の第5の局面は、本発明の第4の局面 おいて、
 前記第1のスイッチに含まれるNMOSスイッチ サイズが、前記第1のスイッチに含まれるPMOS スイッチのサイズと前記第2のスイッチのサ ズとの和にほぼ等しいことを特徴とする。

 本発明の第6の局面は、本発明の第1の局面 おいて、
 前記第1のスイッチがCMOSスイッチで、前記 2のスイッチがNMOSスイッチであることを特徴 とする。

 本発明の第7の局面は、本発明の第6の局面 おいて、
 前記第1のスイッチに含まれるPMOSスイッチ サイズが、前記第1のスイッチに含まれるNMOS スイッチのサイズと前記第2のスイッチのサ ズとの和にほぼ等しいことを特徴とする。

 本発明の第8の局面は、本発明の第1の局面 おいて、
 前記第1のスイッチとして、前記走査信号線 の配置順にPMOSスイッチとNMOSスイッチが所定 個ずつ交互に設けられており、前記第2のス イッチとして、前記第1のスイッチとは逆の 序でPMOSスイッチとNMOSスイッチが前記所定数 個ずつ交互に設けられていることを特徴とす る。

 本発明の第9の局面は、本発明の第8の局面 おいて、
 前記所定数が1であることを特徴とする。

 本発明の第10の局面は、本発明の第8の局面 おいて、
 前記所定数が2であることを特徴とする。

 本発明の第11の局面は、本発明の第1の局面 おいて、
 前記第1のスイッチとして、前記走査信号線 の配置順にCMOSスイッチとPMOSスイッチが所定 個ずつ交互に設けられており、前記第2のス イッチとして、前記第1のスイッチとは逆の 序でCMOSスイッチとPMOSスイッチが前記所定数 個ずつ交互に設けられていることを特徴とす る。

 本発明の第12の局面は、本発明の第11の局面 において、
 前記所定数が1であることを特徴とする。

 本発明の第13の局面は、本発明の第11の局面 において、
 前記所定数が2であることを特徴とする。

 本発明の第14の局面は、本発明の第11の局面 において、
 前記第1および第2のスイッチとして設けら たCMOSスイッチに含まれるNMOSスイッチのサイ ズが、当該CMOSスイッチに含まれるPMOSスイッ のサイズと前記第1および第2のスイッチと て設けられたPMOSスイッチのサイズとの和に ぼ等しいことを特徴とする。

 本発明の第15の局面は、本発明の第1の局面 おいて、
 前記第1のスイッチとして、前記走査信号線 の配置順にCMOSスイッチとNMOSスイッチが所定 個ずつ交互に設けられており、前記第2のス イッチとして、前記第1のスイッチとは逆の 序でCMOSスイッチとNMOSスイッチが前記所定数 個ずつ交互に設けられていることを特徴とす る。

 本発明の第16の局面は、本発明の第15の局面 において、
 前記所定数が1であることを特徴とする。

 本発明の第17の局面は、本発明の第15の局面 において、
 前記所定数が2であることを特徴とする。

 本発明の第18の局面は、本発明の第15の局面 において、
 前記第1および第2のスイッチとして設けら たCMOSスイッチに含まれるPMOSスイッチのサイ ズが、当該CMOSスイッチに含まれるNMOSスイッ のサイズと前記第1および第2のスイッチと て設けられたNMOSスイッチのサイズとの和に ぼ等しいことを特徴とする。

 本発明の第19の局面は、マトリクス型の表 装置に用いられる表示パネルであって、
 2次元状に配置された複数の画素回路と複数 の走査信号線と複数の映像信号線とを含む画 素アレイと、
 前記走査信号線の一端に接続され、前記走 信号線を駆動する第1の走査信号線駆動回路 と、
 前記走査信号線の他端に接続され、前記第1 の走査信号線駆動回路と協働して前記走査信 号線を駆動する第2の走査信号線駆動回路と 備え、
 前記第1および第2の走査信号線駆動回路は 前記走査信号線の選択信号を出力するシフ レジスタと、複数のスイッチを多段に接続 て構成され、前記シフトレジスタの出力を 幅して前記走査信号線に印加する複数の増 回路とを含み、
 前記第1の走査信号線駆動回路の増幅回路で 最終段にある第1のスイッチ、および、前記 2の走査信号線駆動回路の増幅回路で最終段 ある第2のスイッチの少なくとも一方が、NMO SスイッチまたはPMOSスイッチであることを特 とする。

 本発明の第1または第19の局面によれば、 幅回路の最終段に片チャンネルのMOSスイッ を設けることにより、CMOSスイッチを設ける よりも、最終段のスイッチおよびそれ以外の スイッチの回路量を削減し、表示装置の消費 電流を削減することができる。また、2個の 査信号線駆動回路を画素アレイの左右に配 すれば、表示領域を左右対称とすることが きる。

 本発明の第2の局面によれば、2個の走査 号線駆動回路を表示パネル上に形成するこ により、表示装置を小型化することができ 。また、2個の走査信号線駆動回路を表示パ ル上で画素アレイの両側に設けることによ 、表示領域を表示パネル上で特定方向に対 とすることができる。

 本発明の第3の局面によれば、第1および 2の走査信号線駆動回路において、最終段の イッチの回路量を従来の約半分に削減し、 れ以外のスイッチの回路量も削減すること できる。

 本発明の第4または第6の局面によれば、 2の走査信号線駆動回路において、最終段の イッチの回路量を従来の約半分に削減し、 れ以外のスイッチの回路量も削減すること できる。また、第2の走査信号線駆動回路の 存在を考慮すれば、第1の走査信号線駆動回 に含まれるスイッチの回路量も削減するこ ができる。さらに、第1のスイッチに含まれ 2個のスイッチのサイズおよび第2のスイッ のサイズを好適に選択すれば、第5の局面で 走査信号線の立上り波形を立下り波形より 急峻にし、第7の局面では走査信号線の立下 り波形を立上り波形よりも急峻にすることが できる。

 本発明の第5または第7の局面によれば、 査信号線の立上り波形と立下り波形をほぼ じ形状に揃えることができる。

 本発明の第8~第18の局面によれば、第1お び第2の走査信号線駆動回路において、最終 のスイッチの回路量を従来の約半分に削減 、それ以外のスイッチの回路量も削減する とができる。また、立上り波形が急峻とな 走査信号線と立下り波形が急峻となる走査 号線とを所定数ずつ交互に配置することに り、走査信号線の波形を平均化することが きる。また、2個の走査信号線駆動回路の間 で消費電流を平均化することができる。また 、共通電極電圧を切り替える表示装置では、 上記所定数に基づく周期で共通電極電圧を切 り替えることにより、表示画面の画質を改善 することができる。

 特に、本発明の第10、第13または第17の局 によれば、倍角表示機能を有する表示装置 2ライン同時選択を行う場合に、表示画面の 画質を改善することができる。また、本発明 の第14または第18の局面によれば、走査信号 の立上り波形と立下り波形をほぼ同じ形状 揃えることができる。

本発明の第1の実施形態に係る液晶表示 装置の構成を示す図である。 図1に示す液晶表示装置の増幅回路にお けるトランジスタサイズの比を示す図である 。 従来の液晶表示装置の増幅回路におけ トランジスタサイズの比を示す図である。 本発明の第2の実施形態に係る液晶表示 装置の構成を示す図である。 本発明の第3の実施形態に係る液晶表示 装置の構成を示す図である。 本発明の第4の実施形態に係る液晶表示 装置の構成を示す図である。 図4に示す液晶表示装置を簡略化して示 すブロック図である。 本発明の第5の実施形態に係る液晶表示 装置(第1の例)の構成を示すブロック図である 。 本発明の第5の実施形態に係る液晶表示 装置(第2の例)の構成を示すブロック図である 。 本発明の第5の実施形態に係る液晶表 装置(第3の例)の構成を示すブロック図であ 。 本発明の第5の実施形態に係る液晶表 装置(第4の例)の構成を示すブロック図であ 。 本発明の第5の実施形態に係る液晶表 装置(第5の例)の構成を示すブロック図であ 。 従来の液晶表示装置の構成を示す図で ある。 図13に示す液晶表示装置をゲートドラ バ回路を詳細化して示す図である。 表示領域が左右非対称の液晶パネルを 用いた携帯電話の外観図である。

符号の説明

 1…画素アレイ
 2…制御回路
 3…ソースドライバ回路
 4、5…シフトレジスタ
 10、20、30、40、51~55…液晶パネル
 11、12、21、22、31、32、41、42、61~70…増幅回

 (第1の実施形態)
 図1は、本発明の第1の実施形態に係る液晶 示装置の構成を示す図である。図1に示す液 表示装置は、画素アレイ1、制御回路2、ソ スドライバ回路3、第1のゲートドライバ回路 、および、第2のゲートドライバ回路を備え いる。第1のゲートドライバ回路はシフトレ スタ4と複数の増幅回路11を含み、第2のゲー トドライバ回路はシフトレジスタ5と複数の 幅回路12を含んでいる。以下、mおよびnは2以 上の整数、iは1以上n以下の整数とする。

 画素アレイ1は、2次元状に配置された(m×n )個の画素回路P、n本のゲート配線G1~Gn、およ 、m本のデータ配線S1~Smを含んでいる。画素 路Pは、TFT:Qと液晶容量LCを含んでいる。ゲ ト配線G1~Gnは同じ行に配置された画素回路P 共通して接続され、ソース配線S1~Smは同じ列 に配置された画素回路Pに共通して接続され 。なお、ゲート配線、ソース配線、ゲート ライバ回路およびソースドライバ回路は、 れぞれ、走査信号線、映像信号線、走査信 線駆動回路および映像信号線駆動回路に相 する。

 n本のゲート配線G1~Gnに対応して、第1のゲ ートドライバ回路はn段のシフトレジスタ4とn 個の増幅回路11を含み、第2のゲートドライバ 回路はn段のシフトレジスタ5とn個の増幅回路 12を含んでいる。第1および第2のゲートドラ バ回路は、例えばCGS(Continuous Grain Silicon)を いて、画素アレイ1が形成された液晶パネル 10上に形成される。なお、図1では制御回路2 ソースドライバ回路3は液晶パネル10の外部 設けられているが、これらの回路の全部ま は一部を液晶パネル10上に形成してもよい。

 制御回路2は、タイミング制御信号の生成 、電源電圧の供給、および、共通電極の駆動 を行う。より詳細には、制御回路2は、画素 レイ1の共通電極に対して共通電極電圧VCOMを 供給し、ソースドライバ回路3に対してタイ ング制御信号と映像信号を供給する。さら 制御回路2は、第1および第2のゲートドライ 回路に対して、2本のタイミング制御信号(ゲ ートクロックGCKおよびゲートスタートパルス GSP)と2種類の電圧(ゲートハイ電圧VGHおよびゲ ートロー電圧VGL)を供給する。ゲートクロッ GCKは1ライン時間(1水平時間)の周期で変化し ゲートスタートパルスGSPは1フレーム時間内 で1ライン時間だけハイレベルとなる。ゲー ハイ電圧VGHは画素回路Pに含まれるTFT:Qをオ 状態に設定し、ゲートロー電圧VGLはTFT:Qをオ フ状態に設定する。

 ソースドライバ回路3は、制御回路2から 給されたタイミング制御信号と映像信号に づき、点順次駆動や線順次駆動などにより ース配線S1~Smを駆動する。

 第1および第2のゲートドライバ回路は、 御回路2から供給されたタイミング制御信号 従い、協働してゲート配線G1~Gnを駆動する 第1のゲートドライバ回路(シフトレジスタ4 増幅回路11)は、画素アレイ1の左側に画素ア イ1の左辺に添って配置され、ゲート配線G1~ Gnの左端に接続される。第2のゲートドライバ 回路(シフトレジスタ5と増幅回路12)は、画素 レイ1の右側に画素アレイ1の右辺に添って 置され、ゲート配線G1~Gnの右端に接続される 。このように第1および第2のゲートドライバ 路は、画素アレイ1が形成された液晶パネル 10上に、画素アレイ1の対向する2辺(列方向の2 辺)に添って形成される。

 シフトレジスタ4、5は、いずれも、ゲー クロックGCKに従いゲートスタートパルスGSP 順にシフトする。シフトレジスタ4は、1ライ ン時間ずつ順にハイレベルとなるn本の選択 号A1~Anを出力する。シフトレジスタ5は、選 信号A1~Anと同じように変化するn本の選択信 B1~Bnを出力する。i番目の増幅回路11は、シフ トレジスタ4のi段目から出力された選択信号A iを増幅して、走査信号線Giに印加する。i番 の増幅回路12は、シフトレジスタ5のi段目か 出力された選択信号Biを増幅して、走査信 線Giに印加する。

 増幅回路11、12は、複数のスイッチを多段 に接続することにより構成される。以下、増 幅回路の最終段にあるスイッチを「最終段ス イッチ」という。i番目の増幅回路11の最終段 スイッチはゲート配線Giの左端に接続され、i 番目の増幅回路12の最終段スイッチはゲート 線Giの右端に接続される。

 増幅回路11は、3個のCMOSスイッチと1個のNM OSスイッチを多段に接続することにより構成 れる。増幅回路11の最終段スイッチは、NMOS イッチである。CMOSスイッチは、共通のドレ インを有するPMOSスイッチとNMOSスイッチを含 。増幅回路11に含まれるPMOSスイッチ(3個)の ース端子にはゲートハイ電圧VGHが印加され 増幅回路11に含まれるNMOSスイッチ(最終段ス イッチを含めて4個)のソース端子にはゲート ー電圧VGLが印加される。

 増幅回路12は、3個のCMOSスイッチと1個のPM OSスイッチを多段に接続することにより構成 れる。増幅回路12の最終段スイッチは、PMOS イッチである。増幅回路12に含まれるPMOSス ッチ(最終段スイッチを含めて4個)のソース 子にはゲートハイ電圧VGHが印加され、増幅 路11に含まれるNMOSスイッチ(3個)のソース端 にはゲートロー電圧VGLが印加される。

 増幅回路11、12に含まれる4個のスイッチ 後段になるほど高い駆動能力を有し、最終 スイッチはゲート配線G1~Gnを駆動できるだけ の能力を有する。このため、各スイッチのト ランジスタサイズは、後段になるほど大きく なる。ただし、トランジスタサイズを前段よ りも大幅に大きくすると、次段のトランジス タのゲート寄生容量が大きくなり、信号波形 の鈍りが大きくなる。これに伴い、PMOSスイ チとNMOSスイッチが両方ともオン状態となる 間が長くなり、消費電流が増加する。そこ 、トランジスタサイズの倍率は、一定の値 下(例えば、数倍以下)に制限される。

 選択信号Ai、Biがハイレベルのとき、i番 の増幅回路11の最終段スイッチはオフ状態と なり、i番目の増幅回路12の最終段スイッチは オン状態となる。このとき、ゲート配線Giはi 番目の増幅回路12の最終段スイッチによって 動され、ゲート配線Giにはゲートハイ電圧VG Hが印加される。

 これに対して、選択信号Ai、Biがローレベ ルのとき、i番目の増幅回路11の最終段スイッ チはオン状態となり、i番目の増幅回路12の最 終段スイッチはオフ状態となる。このとき、 ゲート配線Giはi番目の増幅回路11の最終段ス ッチによって駆動され、ゲート配線Giには ートロー電圧VGLが印加される。

 このように本実施形態に係る液晶表示装 では、シフトレジスタ4、5から出力される 択信号Ai、Biに応じて、i番目の増幅回路11の 終段スイッチ、および、i番目の増幅回路12 最終段スイッチの一方がオン状態、他方が フ状態となり、ゲート配線Giにはゲートハ 電圧VGHおよびゲートロー電圧VGLのいずれか 方が印加される。したがって、本実施形態 係る液晶表示装置によれば、第1および第2の ゲートドライバ回路を用いて、ゲート配線G1~ Gnを駆動することができる。

 以下、本実施形態に係る液晶表示装置の 果を説明する。図2は、増幅回路11、12にお るトランジスタサイズの比を示す図である 図3は、従来の液晶表示装置(図14)の増幅回路 96におけるトランジスタサイズの比を示す図 ある。

 ここでは、最終段スイッチでは、初段の イッチに比べてトランジスタサイズを約30 にする必要があるとする。この場合、従来 液晶表示装置の増幅回路96では、トランジス タサイズを1段につき約3倍にする必要がある この結果、増幅回路96ではトランジスタサ ズの比は1:3:10:30となり(図3を参照)、トラン スタサイズの合計は(1+3+10+30)×2=88となる。

 これに対して、本実施形態に係る液晶表 装置では、増幅回路11の最終段にはNMOSスイ チ、増幅回路12の最終段にはPMOSスイッチが けられるので、最終段スイッチのサイズはC MOSスイッチを設ける場合の約半分となる。ま た、最終段の1つ前のスイッチは、片チャン ルのMOSスイッチを駆動すればよいので、CMOS イッチを駆動するときよりもサイズを小さ できる。同様の理由で、最終段の2つ前のス イッチもサイズを小さくできる。この結果、 増幅回路11、12ではトランジスタサイズの比 例えば1:2:6:30となり(図2を参照)、トランジス タサイズの合計は(1+2+6)×2+30=48となる。

 従来の液晶表示装置ではシフトレジスタ9 5と増幅回路96のサイズがほぼ同じであるとす ると(実際には、増幅回路96のほうがやや大き いことが多い)、本実施形態に係る液晶表示 置では、増幅回路11、12のサイズは従来の約 分(=48/88)になり、第1および第2のゲートドラ イバ回路のサイズは従来の約3/4になる。この ように、本実施形態に係る液晶表示装置によ れば、第1および第2のゲートドライバ回路に いて、最終段スイッチのサイズを従来の約 分に削減し、それ以外のスイッチのサイズ 削減することができる。

 また、第1および第2のゲートドライバ回 は、液晶パネル10上で画素アレイ1の左右両 に配置されているので、表示領域は液晶パ ル10上で左右対称となる。また、増幅回路11 最終段スイッチと増幅回路12の最終段スイ チとは、抵抗と容量負荷を有する走査信号 G1~Gnを介して接続されているので、走査信号 線G1~Gnの両端に接続された2個の最終段スイッ チが共にオン状態になっても、貫通電流が流 れない。したがって、従来よりも消費電流を 削減することができる。

 以上に示すように、本実施形態に係る液 表示装置によれば、液晶パネル上に形成さ る駆動回路の回路量を削減し、消費電流を 減すると共に、表示領域を液晶パネル上で 右対称とすることができる。

 (第2の実施形態)
 図4は、本発明の第2の実施形態に係る液晶 示装置の構成を示す図である。図4に示す液 表示装置は、第1の実施形態に係る液晶表示 装置(図1)において、増幅回路11、12をそれぞ 増幅回路21、22に置換したものである。本実 形態の構成要素のうち、第1の実施形態と同 一の要素については、同一の参照符号を付し て、説明を省略する(以下の実施形態でも同 )。

 増幅回路21、22は、3個のCMOSスイッチと1個 の片チャンネルのスイッチを多段に接続する ことにより構成される。奇数番目の増幅回路 21には最終段スイッチとしてPMOSスイッチが設 けられ、偶数番目の増幅回路21には最終段ス ッチとしてNMOSスイッチが設けられる。また 、奇数番目の増幅回路22には最終段スイッチ してNMOSスイッチが設けられ、偶数番目の増 幅回路22には最終段スイッチとしてPMOSスイッ チが設けられる。このように、増幅回路21の 終段には、PMOSスイッチとNMOSスイッチがゲ ト配線G1~Gnごとに交互に設けられ、増幅回路 22の最終段には、PMOSスイッチとNMOSスイッチ ゲート配線G1~Gnごとに増幅回路21とは逆の順 で交互に設けられる。

 奇数番目のゲート配線Giは、選択信号Ai、 Biがハイレベルのときにはi番目の増幅回路21 最終段スイッチによって駆動され、選択信 Ai、Biがローレベルのときにはi番目の増幅 路22の最終段スイッチによって駆動される。 偶数番目のゲート配線Giは、選択信号Ai、Biが ハイレベルのときにはi番目の増幅回路22の最 終段スイッチによって駆動され、選択信号Ai Biがローレベルのときにはi番目の増幅回路2 1の最終段スイッチによって駆動される。

 本実施形態に係る液晶表示装置によれば 第1の実施形態に係る液晶表示装置と同様に 、第1および第2のゲートドライバ回路におい 、最終段スイッチのサイズを従来の約半分 削減し、それ以外のスイッチのサイズも削 することができる。

 また、奇数番目のゲート配線と偶数番目 ゲート配線を異なる方法で駆動することに り、ゲート配線の波形を平均化することが きる。また、第1のゲートドライバ回路と第 2のゲートドライバ回路の間で消費電流を平 化することができる。

 (第3の実施形態)
 図5は、本発明の第3の実施形態に係る液晶 示装置の構成を示す図である。図5に示す液 表示装置は、第1の実施形態に係る液晶表示 装置(図1)において、増幅回路11、12をそれぞ 増幅回路31、32に置換したものである。増幅 路31は、4個のCMOSスイッチを多段に接続する ことにより構成される。増幅回路31の最終段 イッチは、CMOSスイッチである。増幅回路32 、3個のCMOSスイッチと1個のPMOSスイッチを多 段に接続することにより構成される。増幅回 路32の最終段スイッチは、PMOSスイッチである 。

 選択信号Ai、Biがハイレベルのとき、i番 の増幅回路31の最終段スイッチではPMOSスイ チがオン状態、NMOSスイッチがオフ状態とな 、i番目の増幅回路32の最終段スイッチはオ 状態となる。このとき、ゲート配線Giは2個 PMOSスイッチによって駆動され、ゲート配線 Giにはゲートハイ電圧VGHが印加される。

 これに対して、選択信号Ai、Biがローレベ ルのとき、i番目の増幅回路31の最終段スイッ チではPMOSスイッチがオフ状態、NMOSスイッチ オン状態となり、i番目の増幅回路32の最終 スイッチはオフ状態となる。このとき、ゲ ト配線Giは1個のNMOSスイッチによって駆動さ れ、ゲート配線Giにはゲートロー電圧VGLが印 される。

 本実施形態に係る液晶表示装置によれば 第2のゲートドライバ回路において、最終段 スイッチのサイズをCMOSスイッチを設ける場 の約半分に削減し、最終段以外のスイッチ サイズも削減することができる。また、第2 ゲートドライバ回路の存在を考慮すれば、 1のゲートドライバ回路に含まれるスイッチ のサイズも削減することができる。

 また、増幅回路31の最終段スイッチに含 れる2個のスイッチのサイズ、および、増幅 路32の最終段スイッチのサイズを好適に決 すれば(例えば、3個のスイッチのサイズをほ ぼ等しくすれば)、ゲート配線G1~Gnの立上り波 形を立下り波形よりも急峻にすることができ る。

 また、増幅回路31の最終段スイッチに含 れるNMOSスイッチのサイズを、増幅回路31の 終段スイッチに含まれるPMOSスイッチのサイ と増幅回路32の最終段スイッチのサイズと 和にほぼ等しくすれば、ゲート配線G1~Gnの立 上り波形と立下り波形をほぼ同じ形状に揃え ることができる。

 (第4の実施形態)
 図6は、本発明の第4の実施形態に係る液晶 示装置の構成を示す図である。図6に示す液 表示装置は、第1の実施形態に係る液晶表示 装置(図1)において、増幅回路11、12をそれぞ 増幅回路41、42に置換したものである。増幅 路41は、4個のCMOSスイッチを多段に接続する ことにより構成される。増幅回路41の最終段 イッチは、CMOSスイッチである。増幅回路42 、3個のCMOSスイッチと1個のNMOSスイッチを多 段に接続することにより構成される。増幅回 路42の最終段スイッチは、NMOSスイッチである 。最終段スイッチの動作は、第3の実施形態 同様であるので、ここでは説明を省略する

 本実施形態に係る液晶表示装置によれば 第3の実施形態に係る液晶表示装置と同様に 、第1および第2のゲートドライバ回路の回路 を削減することができる。また、ゲート配 G1~Gnに接続される3個のスイッチのサイズを 適に決定すれば、ゲート配線G1~Gnの立下り 形を立上り波形よりも急峻にし、次のゲー 配線を早めに立上げることができる。また 増幅回路41の最終段スイッチに含まれるPMOS イッチのサイズを、増幅回路41の最終段スイ ッチに含まれるNMOSスイッチのサイズと増幅 路42の最終段スイッチのサイズとの和にほぼ 等しくすれば、ゲート配線G1~Gnの立上り波形 立下り波形をほぼ同じ形状に揃えることが きる。

 (第5の実施形態)
 第5の実施形態では、第2の実施形態の特徴 一般化して適用した各種の液晶表示装置に いて説明する。図7は、本発明の第2の実施形 態に係る液晶表示装置(図4)を簡略化して示す ブロック図である。図8~図12は、本発明の第5 実施形態に係る液晶表示装置の第1~第5の例 同様の記法で示すブロック図である。図7~ 12では、最終段にPMOSスイッチを設けた増幅 路はP型増幅回路と記載され、最終段にNMOSス イッチを設けた増幅回路はN型増幅回路と記 され、最終段にCMOSスイッチを設けた増幅回 はC型増幅回路と記載されている。また、ゲ ートハイ電圧VGH、ゲートロー電圧VGLおよび共 通電極電圧VCOMを供給する配線は省略され、 数の配線は1本の線分または折れ線で表現さ ている。

 第2の実施形態に係る液晶表示装置では、 増幅回路21、22の最終段には、PMOSスイッチとN MOSスイッチがゲート配線G1~Gnごとに交互に設 られている。これに代えて、ゲート配線G1~G nの配置順にPMOSスイッチとNMOSスイッチを2個 つ交互に設けることにより、図8に示す液晶 示装置を構成することができる。図8に示す 液晶パネル51では、増幅回路61の最終段には ゲート配線G1~Gnの配置順にPMOSスイッチとNMOS イッチが2個ずつ交互に設けられ、増幅回路 62の最終段には、増幅回路61とは逆の順序でPM OSスイッチとNMOSスイッチが2個ずつ交互に設 られている。

 また、PMOSスイッチとNMOSスイッチに代え CMOSスイッチとPMOSスイッチを設けることによ り、図9および図10に示す液晶表示装置を構成 することができる。図9に示す液晶パネル52で は、増幅回路63の最終段には、ゲート配線G1~G nの配置順にCMOSスイッチとPMOSスイッチが1個 つ交互に設けられ、増幅回路64の最終段には 、増幅回路63とは逆の順序でCMOSスイッチとPMO Sスイッチが1個ずつ交互に設けられている。 10に示す液晶パネル53では、増幅回路65の最 段には、ゲート配線G1~Gnの配置順にCMOSスイ チとPMOSスイッチが2個ずつ交互に設けられ 増幅回路66の最終段には、増幅回路65とは逆 順序でCMOSスイッチとPMOSスイッチが2個ずつ 互に設けられている。

 また、CMOSスイッチとNMOSスイッチを設け ことにより、図11および図12に示す液晶表示 置を構成することができる。図11に示す液 パネル54では、増幅回路67の最終段には、ゲ ト配線G1~Gnの配置順にCMOSスイッチとNMOSスイ ッチが1個ずつ交互に設けられ、増幅回路68の 最終段には、増幅回路67とは逆の順序でCMOSス イッチとNMOSスイッチが1個ずつ交互に設けら ている。図12に示す液晶パネル55では、増幅 回路69の最終段には、ゲート配線G1~Gnの配置 にCMOSスイッチとNMOSスイッチが2個ずつ交互 設けられ、増幅回路70の最終段には、増幅回 路69とは逆の順序でCMOSスイッチとNMOSスイッ が2個ずつ交互に設けられている。

 一般に、画素アレイ1の一辺に添って配置 された増幅回路の最終段には、ゲート配線G1~ Gnの配置順にPMOSスイッチとNMOSスイッチをk個( kは1以上の整数)ずつ交互に設け、画素アレイ 1の他辺に添って配置された増幅回路の最終 には、対向する増幅回路とは逆の順序でPMOS イッチとNMOSスイッチをk個ずつ交互に設け ばよい(図7、図8)。また、PMOSスイッチとNMOS イッチに代えて、CMOSスイッチとPMOSスイッチ を設けてもよく(図9、図10)、CMOSスイッチとNMO Sスイッチを設けてもよい(図11、図12)。上記k 値は、1でもよく(図7、図9、図11)、2でもよ (図8、図10、図12)、3以上でもよい。

 以上のように構成された液晶表示装置に れば、第1および第2のゲートドライバ回路 おいて、最終段のスイッチの回路量を従来 約半分に削減し、それ以外のスイッチの回 量も削減することができる。また、立上り 形が急峻となるゲート配線と立下り波形が 峻となるゲート配線とをk本ずつ交互に配置 ることにより、ゲート配線G1~Gnの波形を平 化することができる。また、第1のゲートド イバ回路と第2のゲートドライバ回路の間で 消費電流を平均化することができる。

 また、共通電極電圧VCOMを切り替える液晶 表示装置では、数kに基づく周期で共通電極 圧VCOMを切り替えることにより、表示画面の 質を改善することができる。例えば、k=2の きには、共通電極電圧VCOMを1ラインごとに り替えれば、表示画面の画質を改善するこ ができる。また、k=2のときには、倍角表示 能を有する液晶表示装置で2ライン同時選択 行う場合に、表示画面の画質を改善するこ ができる。

 また、CMOSスイッチとPMOSスイッチを設け 場合には、CMOSスイッチに含まれるNMOSスイッ チのサイズを、CMOSスイッチに含まれるPMOSス ッチのサイズと単独のPMOSスイッチのサイズ との和にほぼ等しくしてもよい。CMOSスイッ とNMOSスイッチを設ける場合には、CMOSスイッ チに含まれるPMOSスイッチのサイズを、CMOSス ッチに含まれるNMOSスイッチのサイズと単独 のNMOSスイッチのサイズとの和にほぼ等しく てもよい。これにより、ゲート配線G1~Gnの立 上り波形と立下り波形をほぼ同じ形状に揃え ることができる。

 なお、第1~第5の実施形態では、表示装置 例として液晶表示装置について説明してき が、同様の方法で液晶表示装置以外の表示 置(例えば、有機エレクトロルミネッセンス 表示装置)を構成することもできる。

 以上に示すように、本発明の表示装置に れば、駆動回路をバランスよく配置し、全 の駆動回路サイズは若干大きくなるものの 最大のトランジスタに貫通電流が流れない とにより消費電流を削減すると共に、必要 応じて表示領域を左右対称とすることがで る。したがって、左右のバランスが必要と れる機器に用いられる表示装置を小型化し 機器のサイズを従来と同じに保ちながら画 サイズを大きくしたり、画面サイズを従来 同じに保ちながら機器を小型化したりする とができる。また、表示装置の消費電流が さい分だけ電池を小型化できるので、携帯 器のデザインの自由度を高めることができ 。

 本発明の表示装置は、駆動回路をバラン よく配置して、消費電力を削減し、表示領 を左右対称にできるという特徴を有するの 、液晶表示装置や有機エレクトロルミネッ ンス表示装置など、各種のマトリクス型の 示装置に利用することができる。