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Patent Searching and Data


Title:
DISPLAY DEVICE
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2009/148006
Kind Code:
A1
Abstract:
Two data signal lines are arranged between respective adjacent pixels (P) in the row direction of a liquid crystal panel (11).  An A type pixel (Pa) connected to a data signal line (SAj) arranged at the left side and a B type pixel (Pb) connected to a data signal line (SBj) arranged at the right side are alternately arranged in each column and each row of the pixel (P).  A scan signal line drive circuit (13) successively selects two scan signal lines (G1 to Gm).  A data signal line drive circuit (14) is arranged on the upper portion of the liquid crystal panel (11) for applying a data voltage to the data signal lines (SA1 to SAn).  A data signal line drive circuit (15) is arranged on the lower portion of the liquid crystal panel (11) for applying a data voltage to the data signal lines (SB1 to SBn).  This prevents generation of a luminance difference caused by division of the data signal line while assuring a long pixel charge time.

Inventors:
UEMURA SHUJI
Application Number:
PCT/JP2009/059945
Publication Date:
December 10, 2009
Filing Date:
June 01, 2009
Export Citation:
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Assignee:
SHARP KK (JP)
UEMURA SHUJI
International Classes:
G02F1/133; G09F9/30; G09G3/20; G09G3/36
Foreign References:
JPH02214818A1990-08-27
JPH08320496A1996-12-03
JP2006106062A2006-04-20
JPS6385598A1988-04-16
Attorney, Agent or Firm:
SHIMADA, AKIHIRO (JP)
Akihiro Shimada (JP)
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Claims:
 複数の走査信号線を同時に選択するマトリクス型の表示装置であって、
 行方向および列方向に並べて配置された複数の画素と、
 同じ行に配置された画素に接続される複数の走査信号線と、
 同じ列に配置された画素に接続される複数のデータ信号線と、
 前記走査信号線を2本ずつ順に選択する走査信号線駆動回路と、
 前記データ信号線に対して、選択された走査信号線に接続された画素に書き込むべき電圧を印加するデータ信号線駆動回路とを備え、
 行方向に隣接する画素間には前記データ信号線が2本ずつ配置されており、
 前記データ信号線のそれぞれには、前記画素の列の中から所定の規則に従い間隔を空けて選択された略半数の画素が接続されていることを特徴とする、表示装置。
 前記画素の各列には、画素の一方の側に配置されたデータ信号線に接続された第1画素と、画素の他方の側に配置されたデータ信号線に接続された第2画素とが交互に配置されていることを特徴とする、請求項1に記載の表示装置。
 前記画素の各行にも、前記第1画素と前記第2画素とが交互に配置されていることを特徴とする、請求項2に記載の表示装置。
 前記画素の配置領域には、前記第1画素を配置した行と前記第2画素を配置した行とが、列方向に交互に配置されていることを特徴とする、請求項2に記載の表示装置。
 前記データ信号線駆動回路は、行方向に隣接する画素間に配置された2本のデータ信号線の一方を駆動する第1の回路と、他方を駆動する第2の回路とを含み、
 前記第1の回路と前記第2の回路とは、前記画素の配置領域の対向する2辺のそれぞれに沿って配置されていることを特徴とする、請求項1に記載の表示装置。
 前記画素の各列には、画素の一方の側に近接して配置されたデータ信号線に接続された第1画素と、画素の同じ側に離間して配置されたデータ信号線に接続された第2画素とが交互に配置されていることを特徴とする、請求項1に記載の表示装置。
 前記画素の各行にも、前記第1画素と前記第2画素とが交互に配置されていることを特徴とする、請求項6に記載の表示装置。
 前記画素の配置領域には、前記第1画素を配置した行と前記第2画素を配置した行とが、列方向に交互に配置されていることを特徴とする、請求項6に記載の表示装置。
 行方向および列方向に並べて配置された複数の画素と、同じ行に配置された画素に接続される複数の走査信号線と、同じ列に配置された画素に接続される複数のデータ信号線とを有し、行方向に隣接する画素間には前記データ信号線が2本ずつ配置されており、前記データ信号線のそれぞれには、前記画素の列の中から所定の規則に従い間隔を空けて選択された略半数の画素が接続されているマトリクス型の表示装置の駆動方法であって、
 前記走査信号線を2本ずつ順に選択するステップと、
 前記データ信号線に対して、選択された走査信号線に接続された画素に書き込むべき電圧を印加するステップとを備えた、表示装置の駆動方法。
Description:
表示装置

 本発明は、液晶表示装置などのマトリク 型の表示装置、および、その駆動方法に関 る。

 マトリクス型の表示装置は、一般に、走 信号線を1本ずつ順に選択し、データ信号線 に対して映像信号に応じた電圧(以下、デー 電圧という)を印加することにより、1フレー ム時間内に各画素にデータ電圧を書き込み、 画面表示を行う。

 表示装置では、大画面化のために走査信 線の本数を増やしたり、動画性能改善のた にフレーム時間を短くしたりすることがあ 。例えば、大型の液晶テレビでは、応答速 が遅い液晶を用いてボケのない動画を表示 るために、フレーム時間を通常の半分(例え ば、1/120秒)にした倍速駆動が行われる。とこ ろが、走査信号線の本数を増やした表示装置 や、フレーム時間を短くした表示装置では、 走査信号線の選択期間が短くなるために、画 素にデータ電圧を書き込むときに十分な充電 時間を確保することが困難になる。

 この問題を解決する方法の1つとして、複 数の走査信号線を同時に選択する方法がある 。図11は、複数の走査信号線を同時に選択す 従来の液晶表示装置の構成を示すブロック である。図11に示す液晶表示装置90は、液晶 パネル91、表示制御回路92、走査信号線駆動 路93、および、データ信号線駆動回路94、95 備えている。液晶パネル91は、(m×n)個の画素 P、m本の走査信号線G1~Gm、および、n本のデー 信号線を含んでいる。図12は、液晶パネル91 の上下方向中央部分のレイアウト図である。

 図11および図12に示すように、n本のデー 信号線は、液晶パネル91の中央で上半分SU1~SU nと下半分SL1~SLnに分割される。データ信号線 動回路94は、液晶パネル91の上側に配置され 、データ信号線の上半分SU1~SUnにデータ電圧 印加する。データ信号線駆動回路95は、液晶 パネル91の下側に配置され、データ信号線駆 回路94と並列に、データ信号線の下半分SL1~S Lnにデータ電圧を印加する。走査信号線駆動 路93は、走査信号線G1~Gm/2と走査信号線Gm/2+1~ Gmの中から走査信号線を1本ずつ選択すること により、2本の走査信号線を同時に選択する このようにデータ信号線を2つに分割した上 、2本の走査信号線を同時に選択すると共に 、2分割したデータ信号線に並列にデータ電 を印加することにより、従来と同じ能力の 動回路を用いて倍速駆動を行うことができ 。

 なお、本願発明に関連して、従来から以 のような技術が知られている。特許文献1に は、画素欠陥対策のために、少なくとも部分 的に複線化された構造を有するデータ信号線 を備えたアクティブマトリクス基板が記載さ れている。特許文献2には、各行の画素に含 れる薄膜トランジスタのゲート電極を第N番 のゲートラインと第(N+1)番目のゲートライ に交互に接続した液晶表示装置が記載され いる。

国際特許第2005/116745号パンフレット

日本国特開2005-18077号公報

 上述したように、図11に示す液晶表示装 90によれば、従来と同じ能力の駆動回路を用 いて倍速駆動を行うことができる。しかしな がら、液晶表示装置90では、データ信号線の 半分SU1~SUnはデータ信号線駆動回路94によっ 駆動され、データ信号線の下半分SL1~SLnはデ ータ信号線駆動回路95によって駆動される。 のため、データ信号線の上半分SU1~SUnと下半 分SL1~SLnの間で、駆動条件(例えば、駆動回路 特性、駆動回路に供給される電源電圧、電 から駆動回路までの配線長など)に差異が生 じる。この差異が大きいと、表示画面内の中 央(データ信号線の分割位置)で輝度差が生じ( 図13を参照)、表示品位が低下することがある 。

 それ故に、本発明は、画素への充電時間 長く確保でき、データ信号線の分割に伴う 度差が生じない表示装置を提供することを 的とする。

 本発明の第1の局面は、複数の走査信号線を 同時に選択するマトリクス型の表示装置であ って、
 行方向および列方向に並べて配置された複 の画素と、
 同じ行に配置された画素に接続される複数 走査信号線と、
 同じ列に配置された画素に接続される複数 データ信号線と、
 前記走査信号線を2本ずつ順に選択する走査 信号線駆動回路と、
 前記データ信号線に対して、選択された走 信号線に接続された画素に書き込むべき電 を印加するデータ信号線駆動回路とを備え
 行方向に隣接する画素間には前記データ信 線が2本ずつ配置されており、
 前記データ信号線のそれぞれには、前記画 の列の中から所定の規則に従い間隔を空け 選択された略半数の画素が接続されている とを特徴とする。

 本発明の第2の局面は、本発明の第1の局面 おいて、
 前記画素の各列には、画素の一方の側に配 されたデータ信号線に接続された第1画素と 、画素の他方の側に配置されたデータ信号線 に接続された第2画素とが交互に配置されて ることを特徴とする。

 本発明の第3の局面は、本発明の第2の局面 おいて、
 前記画素の各行にも、前記第1画素と前記第 2画素とが交互に配置されていることを特徴 する。

 本発明の第4の局面は、本発明の第2の局面 おいて、
 前記画素の配置領域には、前記第1画素を配 置した行と前記第2画素を配置した行とが、 方向に交互に配置されていることを特徴と る。

 本発明の第5の局面は、本発明の第1の局面 おいて、
 前記データ信号線駆動回路は、行方向に隣 する画素間に配置された2本のデータ信号線 の一方を駆動する第1の回路と、他方を駆動 る第2の回路とを含み、
 前記第1の回路と前記第2の回路とは、前記 素の配置領域の対向する2辺のそれぞれに沿 て配置されていることを特徴とする。

 本発明の第6の局面は、本発明の第1の局面 おいて、
 前記画素の各列には、画素の一方の側に近 して配置されたデータ信号線に接続された 1画素と、画素の同じ側に離間して配置され たデータ信号線に接続された第2画素とが交 に配置されていることを特徴とする。

 本発明の第7の局面は、本発明の第6の局面 おいて、
 前記画素の各行にも、前記第1画素と前記第 2画素とが交互に配置されていることを特徴 する。

 本発明の第8の局面は、本発明の第6の局面 おいて、
 前記画素の配置領域には、前記第1画素を配 置した行と前記第2画素を配置した行とが、 方向に交互に配置されていることを特徴と る。

 本発明の第9の局面は、行方向および列方向 に並べて配置された複数の画素と、同じ行に 配置された画素に接続される複数の走査信号 線と、同じ列に配置された画素に接続される 複数のデータ信号線とを有し、行方向に隣接 する画素間には前記データ信号線が2本ずつ 置されており、前記データ信号線のそれぞ には、前記画素の列の中から所定の規則に い間隔を空けて選択された略半数の画素が 続されているマトリクス型の表示装置の駆 方法であって、
 前記走査信号線を2本ずつ順に選択するステ ップと、
 前記データ信号線に対して、選択された走 信号線に接続された画素に書き込むべき電 を印加するステップとを備える。

 本発明の第1または第9の局面によれば、 方向の画素数の2倍のデータ信号線を設け、 方向の画素数の略半数の画素を各データ信 線に接続した上で、走査信号線を2本ずつ順 に選択すると共に、データ信号線に2行分の 素に対応したデータ電圧を印加することに り、走査信号線の選択期間を長くして、画 への充電時間を長く確保することができる また、各データ信号線には画素の列の中か 間隔を空けて選択した略半数の画素が接続 れるので、画素間に配置された2本のデータ 号線の一方に接続された画素と、他方に接 された画素とは混在して配置される。この め、データ信号線を分割して駆動する場合 は異なり、画素間に配置された2本のデータ 信号線の間で駆動条件に差異があっても、こ の差異に起因する輝度差は表示画面では目立 たない。したがって、画素への充電時間を長 く確保しながら、データ信号線の分割に伴う 輝度差を防止することができる。

 本発明の第2の局面によれば、画素の各列 に第1画素(画素の一方の側に配置されたデー 信号線に接続された画素)と第2画素(画素の 方の側に配置されたデータ信号線に接続さ た画素)を交互に配置することにより、第1 素と第2画素を混在して配置し、データ信号 の分割に伴う輝度差を防止することができ 。また、ドット反転駆動やライン反転駆動 ように、画素に書き込む電圧の極性を行ご に切り替える駆動を行う場合には、データ 号線の電圧の極性はフレーム時間内で一定 なる。したがって、データ信号線の電圧変 を抑制し、表示装置の消費電力を削減する とができる。

 本発明の第3の局面によれば、第1画素と 2画素を市松模様状に配置することにより、 1画素と第2画素を混在して配置し、データ 号線の分割に伴う輝度差を防止することが きる。

 本発明の第4の局面によれば、第1画素と 2画素を行ごとに切り替えて配置することに り、第1画素と第2画素を混在して配置し、 ータ信号線の分割に伴う輝度差を防止する とができる。

 本発明の第5の局面によれば、データ信号 線駆動回路を2つの部分に分け、一方を画素 配置領域の一辺に沿って配置し、他方を画 の配置領域の対向する辺に沿って配置する とにより、多数のデータ信号線を駆動する ータ信号線駆動回路を容易に実装すること できる。

 本発明の第6の局面によれば、画素の各列 に第1画素(画素の一方の側に近接して配置さ たデータ信号線に接続された画素)と第2画 (画素の同じ側に離間して配置されたデータ 号線に接続された画素)を交互に配置するこ とにより、第1画素と第2画素を混在して配置 、データ信号線の分割に伴う輝度差を防止 ることができる。また、ドット反転駆動や イン反転駆動のように、画素に書き込む電 の極性を行ごとに切り替える駆動を行う場 には、データ信号線の電圧の極性はフレー 時間内で一定になる。したがって、データ 号線の電圧変動を抑制し、表示装置の消費 力を削減することができる。

 本発明の第7の局面によれば、第1画素と 2画素を市松模様状に配置することにより、 1画素と第2画素を混在して配置し、データ 号線の分割に伴う輝度差を防止することが きる。

 本発明の第8の局面によれば、第1画素と 2画素を行ごとに切り替えて配置することに り、第1画素と第2画素を混在して配置し、 ータ信号線の分割に伴う輝度差を防止する とができる。

本発明の第1の実施形態に係る液晶表示 装置の構成を示すブロック図である。 図1に示す液晶表示装置の液晶パネルの レイアウト図である。 図1に示す液晶表示装置のタイミングチ ャートである。 図1に示す液晶表示装置でドット反転駆 動を行う場合のデータ信号線の電圧の極性の 変化を示す図である。 図1に示す液晶表示装置でライン反転駆 動を行う場合のデータ信号線の電圧の極性の 変化を示す図である。 本発明の第2の実施形態に係る液晶表示 装置の構成を示すブロック図である。 本発明の第3の実施形態に係る液晶表示 装置の構成を示すブロック図である。 図7に示す液晶表示装置の液晶パネルの レイアウト図である。 本発明の第4の実施形態に係る液晶表示 装置の構成を示すブロック図である。 本発明の第5の実施形態に係る液晶表 装置の構成を示すブロック図である。 従来の液晶表示装置の構成を示すブロ ック図である。 図11に示す液晶表示装置の液晶パネル 上下方向中央部分のレイアウト図である。 図11に示す液晶表示装置による表示画 を示す図である。

 (第1の実施形態)
 図1は、本発明の第1の実施形態に係る液晶 示装置の構成を示すブロック図である。図1 示す液晶表示装置10は、マトリクス型の表 装置の一種であり、液晶パネル11、表示制御 回路12、走査信号線駆動回路13、および、デ タ信号線駆動回路14、15を備えている。以下 mおよびnは2以上の整数、iは1以上m以下の整 、jは1以上n以下の整数であるとする。

 液晶パネル11は、(m×n)個の画素P、m本の走 査信号線G1~Gm、および、2n本のデータ信号線SA 1~SAn、SB1~SBnを含んでいる。画素Pは、行方向( 1では横方向)にn個ずつ、列方向(図1では縦 向)にm個ずつ並べて配置される。走査信号線 G1~Gmは、行方向に伸延し、列方向に並べて互 に平行に配置される。データ信号線SA1~SAn、 SB1~SBnは、列方向に伸延し、走査信号線G1~Gmと 直交するように、行方向に並べて互いに平行 に配置される。液晶パネル11の一辺(図1では 側の辺)にはデータ信号線SA1~SAnへの接続端子 が設けられ、液晶パネル11の対向する辺(図1 は下側の辺)にはデータ信号線SB1~SBnへの接続 端子が設けられる。

 i行目に配置されたn個の画素Pは、いずれ 走査信号線Giに接続される。一方、j列目に 置されたm個の画素Pは2つのグループに分け れ、一方のグループに属する画素はデータ 号線SAjに接続され、他方のグループに属す 画素はデータ信号線SBjに接続される(詳細は 後述)。

 表示制御回路12は、液晶表示装置10の動作 を制御する。より詳細には、表示制御回路12 、外部から供給された制御信号と映像信号( いずれも図示せず)に基づき、走査信号線駆 回路13に対してタイミング制御信号C1を出力 ると共に、データ信号線駆動回路14、15に対 してタイミング制御信号C2と映像信号VSを出 する。タイミング制御信号C1にはゲートスタ ートパルスやゲートクロックなどが含まれ、 タイミング制御信号C2にはソーススタートパ スやソースクロックなどが含まれる。

 走査信号線駆動回路13は、タイミング制 信号C1に基づき、走査信号線G1~Gmを2本ずつ順 に選択する。より詳細には、液晶表示装置10 は、隣接して配置された2本の走査信号線( えば、走査信号線G1、G2)は、液晶パネル11の 部または外部で電気的に接続され、1フレー ム時間はm/2個以上のライン時間に分割される 。走査信号線駆動回路13は、タイミング制御 号C1に基づき1ライン時間ごとに、電気的に 続された2本の走査信号線を順次選択し、選 択した2本の走査信号線に選択電圧(例えば、 イレベル電圧)を印加する。これにより、1 イン時間ごとに2本の走査信号線が選択され 2行分の画素(2n個の画素)が電圧書き込み可 な状態になる。

 データ信号線駆動回路14は液晶パネル11の 一辺(図1では上側の辺)に沿って配置され、デ ータ信号線駆動回路15は液晶パネル11の対向 る辺(図1では下側の辺)に沿って配置される データ信号線駆動回路14、15は、並列に動作 、それぞれn個のデータ電圧を出力する。デ ータ信号線駆動回路14は、タイミング制御信 C2と映像信号VSに基づき、1ライン時間内に ータ信号線SA1~SAnに対してデータ電圧を印加 る。データ信号線駆動回路15は、タイミン 制御信号C2と映像信号VSに基づき、1ライン時 間内にデータ信号線SB1~SBnに対してデータ電 を印加する。これにより、1ライン時間ごと 2n本のデータ信号線にデータ電圧が印加さ 、走査信号線駆動回路13によって選択された 2行分の画素にデータ電圧が書き込まれる。

 図2は、液晶パネル11のレイアウト図であ 。図2では、iおよびjは奇数であるとした。 2には、走査信号線Gi~Gi+3とデータ信号線SAj~S Aj+3の交点付近に配置された16個の画素が記載 されている。液晶パネル11の他の部分の構成 、図2と同じである。

 図2に示すように、走査信号線Giは、i行目 に配置された画素の上側(レイアウト平面内 の上側)に配置される。データ信号線SAjは、j 列目に配置された画素の左側に配置される。 データ信号線SBjは、j列目に配置された画素 右側に配置される。これにより、行方向に 接する2個の画素の間には、データ信号線が2 本ずつ配置される。例えば、図2で左上の画 とその右隣の画素の間には、2本のデータ信 線SBj、SAj+1が配置されている。

 液晶パネル11内の画素Pは、左側に配置さ たデータ信号線SAjに接続される画素Pa(以下 A型画素という)と、右側に配置されたデー 信号線SBjに接続される画素Pb(以下、B型画素 いう)とに分類される。A型画素PaとB型画素Pb は、いずれも薄膜トランジスタ(Thin Film Trans istor:以下、TFTと略称する)1と画素電極2を含ん でいる(図2を参照)。A型画素PaとB型画素Pbでは 、レイアウト形態が異なる。A型画素Paに含ま れるTFT1は、データ信号線SAjに接近させて画 の左上部分に配置される。B型画素Pbに含ま るTFT1は、データ信号線SBjに接近させて画素 右上部分に配置される。

 画素Pの各列には、A型画素PaとB型画素Pbが 交互に配置される。これに加えて、画素Pの 行にも、A型画素PaとB型画素Pbが交互に配置 れる。このようにA型画素PaとB型画素Pbは、 晶パネル11内に市松模様状に配置される。具 体的には、図1および図2に示すように、奇数 目かつ奇数列目と偶数行目かつ偶数列目に A型画素Paが配置され、奇数行目かつ偶数列 と偶数行目かつ奇数列目にはB型画素Pbが配 される。この結果、データ信号線SAj、SBjに 、画素の列の中から1つ飛ばしに選択された 半数の画素(m/2個の画素)が接続される。

 図3は、液晶表示装置10のタイミングチャ トである。図3に示すように、垂直同期信号 VSYNCは1フレーム時間ごとにハイレベルになり 、水平同期信号HSYNCは1ライン時間ごとにハイ レベルになる。上述したように、1フレーム 間はm/2個以上のライン時間に分割される。

 各ライン時間では、走査信号線G1~Gmの中 ら2本の走査信号線が選択され、選択された 査信号線には選択電圧(ここでは、ハイレベ ル電圧)が印加される。例えば、垂直同期信 VSYNCがローレベルに変化した後の最初のライ ン時間(以下、第1ライン時間という)では、走 査信号線G1、G2にハイレベル電圧が印加され 次のライン時間(以下、第2ライン時間という )では走査信号線G3、G4にハイレベル電圧が印 され、その次のライン時間(以下、第3ライ 時間という)では走査信号線G5、G6にハイレベ ル電圧が印加される。

 また、各ライン時間では、データ信号線S A1~SAn、SB1~SBnには、選択された走査信号線に 続された2n個の画素に書き込むべきデータ電 圧が印加される。例えば、第1ライン時間で データ信号線SA1~SAn、SB1~SBnには、走査信号線 G1、G2に接続された2n個の画素に書き込むべき データ電圧(図3では「1/2」と記載。以下、同 )が印加される。第2ライン時間ではデータ 号線SA1~SAn、SB1~SBnには、走査信号線G3、G4に 続された2n個の画素に書き込むべきデータ電 圧が印加される。第3ライン時間ではデータ 号線SA1~SAn、SB1~SBnには、走査信号線G5、G6に 続された2n個の画素に書き込むべきデータ電 圧が印加される。

 これにより、第1ライン時間では、走査信 号線G1、G2に接続された2n個の画素にデータ電 圧が書き込まれる。第2ライン時間では、走 信号線G3、G4に接続された2n個の画素にデー 電圧が書き込まれる。第3ライン時間では、 査信号線G5、G6に接続された2n個の画素にデ タ電圧が書き込まれる。このように2行分の 画素にデータ電圧を書き込む動作を1フレー 時間内にm/2回行うことにより、1フレーム時 内に液晶パネル11内のすべての画素Pにデー 電圧を書き込むことができる。

 上記の動作を行うために、表示制御回路1 2は、液晶パネル11における画素とデータ信号 線の接続形態に合わせて映像信号VSを出力す 。i行目かつj列目に配置された画素を画素P( i,j)としたとき、データ信号線駆動回路14、15 、例えば第1ライン時間では、データ信号線 SA1、SB1、SA2、SB2に対して、それぞれ、画素P(1 ,1)、P(2,1)、P(2,2)、P(1,2)に書き込むべきデータ 電圧を印加する。これに対応して、表示制御 回路12は、第1ライン時間が始まる前に、画素 P(1,1)、P(2,2)などの画素値を含む映像信号VSを ータ信号線駆動回路14に対して出力すると に、画素P(2,1)、P(1,2)などの画素値を含む映 信号VSをデータ信号線駆動回路15に対して出 する。

 また、液晶表示装置10は、フレーム反転 動とドット反転駆動を行う。このため、奇 番目のフレーム時間では、データ信号線駆 回路14はデータ信号線SA1~SAnに対して正極性 圧(共通電極電圧よりも高い電圧)を印加し、 データ信号線駆動回路15はデータ信号線SB1~SBn に対して負極性電圧(共通電極電圧よりも低 電圧)を印加する。偶数番目のフレーム時間 は、データ信号線駆動回路14、15は、データ 信号線SA1~SAn、SB1~SBnに対して奇数番目のフレ ム時間とは逆極性の電圧を印加する。図4は 、データ信号線SA1~SAn、SB1~SBnの電圧の極性の 化を示す図である。図4に示すように、デー タ信号線SA1~SAn、SB1~SBnの電圧の極性は、フレ ム時間内で一定になる。

 なお、液晶表示装置10は、ドット反転駆 に代えて、ライン反転駆動を行ってもよい この場合、奇数番目のフレーム時間では、 ータ信号線駆動回路14は、データ信号線SA1~SA nのうち奇数番目の信号線に対して正極性電 を印加し、偶数番目の信号線に対して負極 電圧を印加する。データ信号線駆動回路15は 、データ信号線SB1~SBnのうち奇数番目の信号 に対して負極性電圧を印加し、偶数番目の 号線に対して正極性電圧を印加する。偶数 目のフレーム時間では、データ信号線駆動 路14、15は、データ信号線SA1~SAn、SB1~SBnに奇 番目のフレーム時間とは逆極性の電圧を印 する。図5は、ライン反転駆動を行う場合の ータ信号線SA1~SAn、SB1~SBnの電圧の極性の変 を示す図である。図5に示すように、ライン 転駆動を行う場合でも、データ信号線SA1~SAn 、SB1~SBnの電圧の極性は、フレーム時間内で 定になる。

 以上に示すように、本実施形態に係る液 表示装置10は、(m×n)個の画素P、m本の走査信 号線G1~Gm、2n本のデータ信号線SA1~SAn、SB1~SBn、 走査信号線駆動回路13、および、データ信号 駆動回路14、15を備えている。また、行方向 に隣接する画素P間にはデータ信号線が2本ず 配置されており、2n本のデータ信号線のそ ぞれには、画素Pの列の中から1つ飛ばしに選 択された半数の画素(m/2個の画素)が接続され おり、走査信号線駆動回路13は走査信号線G1 ~Gmを2本ずつ順に選択する。

 このように行方向の画素数の2倍のデータ 信号線を設け、列方向の画素数の半数の画素 を各データ信号線に接続した上で、走査信号 線を2本ずつ順に選択すると共に、データ信 線に2行分の画素に対応したデータ電圧を印 することにより、走査信号線の選択期間を くして、画素への充電時間を長く確保する とができる。また、各データ信号線には画 の列の中から間隔を空けて選択した半数の 素が接続されるので、画素間に配置された2 本のデータ信号線の一方に接続された画素と 、他方に接続された画素とは混在して配置さ れる。このため、データ信号線を分割して駆 動する場合とは異なり、画素間に配置された 2本のデータ信号線の間で駆動条件に差異が っても、この差異に起因する輝度差は表示 面では目立たない。したがって、画素への 電時間を長く確保しながら、データ信号線 分割に伴う輝度差を防止することができる

 また、液晶表示装置10では、画素Pの各列 は、A型画素(画素の一方の側に配置された ータ信号線に接続された画素)とB型画素(画 の他方の側に配置されたデータ信号線に接 された画素)が交互に配置され、画素Pの各行 にもA型画素とB型画素が交互に配置されてい 。このようにA型画素とB型画素を市松模様 に配置することにより、A型画素とB型画素を 混在して配置し、データ信号線の分割に伴う 輝度差を防止することができる。

 また、画素Pの各列にA型画素とB型画素が 互に配置されているので、ドット反転駆動 ライン反転駆動のように、画素に書き込む 圧の極性を行ごとに切り替える駆動を行う 合に、データ信号線の電圧の極性はフレー 時間内で一定になる(図4および図5を参照)。 したがって、データ信号線の電圧変動を抑制 し、液晶表示装置の消費電力を削減すること ができる。

 また、液晶表示装置10は、データ信号線SA 1~SAnを駆動するデータ信号線駆動回路14と、 ータ信号線SB1~SBnを駆動するデータ信号線駆 回路15とを備え、これら2つの回路は液晶パ ル11の対向する2辺のそれぞれに沿って配置 れる。このようにデータ信号線駆動回路を2 つの部分に分け、一方を画素の配置領域の一 辺に沿って配置し、他方を画素の配置領域の 対向する辺に沿って配置することにより、多 数のデータ信号線を駆動するデータ信号線駆 動回路を容易に実装することができる。

 (第2の実施形態)
 図6は、本発明の第2の実施形態に係る液晶 示装置の構成を示すブロック図である。図6 示す液晶表示装置20は、第1の実施形態に係 液晶表示装置10において、液晶パネル11と表 示制御回路12を液晶パネル21と表示制御回路22 に置換したものである。以下に示す実施形態 の構成要素のうち、先に述べた実施形態と同 一のものについては、同一の参照符号を付し て説明を省略する。

 液晶パネル21は、第1の実施形態に係る液 パネル11と同様に、(m×n)個の画素P、m本の走 査信号線G1~Gm、2n本のデータ信号線SA1~SAn、SB1~ SBnを含んでいる。液晶パネル21内の画素Pは、 A型画素PaとB型画素Pbに分類される。液晶パネ ル21では、液晶パネル11とは異なり、奇数行 にはA型画素Paのみが配置され、偶数行目に B型画素Pbのみが配置される。このように液 パネル21では、A型画素Paを配置した行とB型 素Pbを配置した行とが、列方向に交互に配置 されている。

 表示制御回路22は、第1の実施形態に係る 示制御回路12と同様に、タイミング制御信 C1、C2、および、映像信号VSを出力する。表 制御回路22は、液晶パネル21における画素と ータ信号線の接続形態に合わせて映像信号V Sを出力する。データ信号線駆動回路14、15は 例えば第1ライン時間では、データ信号線SA1 、SB1、SA2、SB2に対して、それぞれ、画素P(1,1) 、P(2,1)、P(1,2)、P(2,2)に書き込むべきデータ電 圧を印加する。これに対応して、表示制御回 路22は、第1ライン時間が始まる前に、画素P(1 ,1)、P(1,2)などの画素値を含む映像信号VSをデ タ信号線駆動回路14に対して出力すると共 、画素P(2,1)、P(2,2)などの画素値を含む映像 号VSをデータ信号線駆動回路15に対して出力 る。

 以上に示すように、本実施形態に係る液 表示装置20では、A型画素(画素の一方の側に 配置されたデータ信号線に接続された画素) 配置した行とB型画素(画素の他方の側に配置 されたデータ信号線に接続された画素)を配 した行とが、列方向に交互に配置されてい 。このようにA型画素とB型画素を行ごとに切 り替えて配置することにより、A型画素とB型 素を混在して配置することができる。した って、第1の実施形態と同様に、画素への充 電時間を長く確保しながら、データ信号線の 分割に伴う輝度差を防止することができる。 また、ドット反転駆動やライン反転駆動を行 う場合に、データ信号線の電圧変動を抑制し 、液晶表示装置の消費電力を削減することが できる。

 (第3の実施形態)
 図7は、本発明の第3の実施形態に係る液晶 示装置の構成を示すブロック図である。図7 示す液晶表示装置30は、第1の実施形態に係 液晶表示装置10において、液晶パネル11を液 晶パネル31に置換したものである。

 液晶パネル31は、第1の実施形態に係る液 パネル11と同様に、(m×n)個の画素P、m本の走 査信号線G1~Gm、2n本のデータ信号線SA1~SAn、SB1~ SBnを含んでいる。図8は、液晶パネル31のレイ アウト図である。図8に示すように、走査信 線Giは、i行目に配置された画素の上側に配 される。データ信号線SAjはj列目に配置され 画素の左側に配置され、データ信号線SBjは ータ信号線SAjの左側に配置される。言い換 ると、データ信号線SAjはj列目に配置された 画素の左側に隣接して配置され、データ信号 線SBjはj列目に配置された画素の左側に離間 て配置される。これにより、行方向に隣接 る2個の画素の間には、データ信号線が2本ず つ配置される。例えば、図8で左上の画素と の右隣の画素の間には、2本のデータ信号線S Aj+1、SBj+1が配置されている。

 液晶パネル31内の画素Pは、左側に隣接し 配置されたデータ信号線SAjに接続されるA型 画素Paと、左側に離間して配置されたデータ 号線SBjに接続される画素Pc(以下、C型画素と いう)とに分類される。A型画素PaとC型画素Pc 、いずれもTFT1と画素電極2を含み、レイアウ ト形態も同じである(図8を参照)。A型画素Paに 含まれるTFT1のソース端子は、データ信号線SA jに接続される。C型画素Pcに含まれるTFT1のソ ス端子は、データ信号線SAjと電気的に短絡 ずに交差する配線を用いて、データ信号線S Bjに接続される。

 以上に示すように、本実施形態に係る液 表示装置30では、画素Pの各列には、A型画素 (画素の一方の側に近接して配置されたデー 信号線に接続された画素)とC型画素(画素の じ側に離間して配置されたデータ信号線に 続された画素)が交互に配置され、画素Pの各 行にもA型画素とC型画素が交互に配置されて る。このようにA型画素とC型画素を市松模 状に配置することにより、A型画素とC型画素 を混在して配置することができる。したがっ て、第1の実施形態と同様に、画素への充電 間を長く確保しながら、データ信号線の分 に伴う輝度差を防止することができる。ま 、ドット反転駆動やライン反転駆動を行う 合に、データ信号線の電圧変動を抑制し、 晶表示装置の消費電力を削減することがで る。

 (第4の実施形態)
 図9は、本発明の第4の実施形態に係る液晶 示装置の構成を示すブロック図である。図9 示す液晶表示装置40は、第3の実施形態に係 液晶表示装置30において、液晶パネル31と表 示制御回路12を液晶パネル41と表示制御回路22 に置換したものである。

 液晶パネル41は、第3の実施形態に係る液 パネル31と同様に、(m×n)個の画素P、m本の走 査信号線G1~Gm、2n本のデータ信号線SA1~SAn、SB1~ SBnを含んでいる。液晶パネル41内の画素Pは、 A型画素PaとC型画素Pcに分類される。液晶パネ ル41では、液晶パネル31とは異なり、奇数行 にはA型画素Paのみが配置され、偶数行目に C型画素Pcのみが配置される。このように液 パネル41では、A型画素Paを配置した行とC型 素Pcを配置した行とが、列方向に交互に配置 されている。

 以上に示すように、本実施形態に係る液 表示装置40では、A型画素(画素の一方の側に 近接して配置されたデータ信号線に接続され た画素)を配置した行とC型画素(画素の同じ側 に離間して配置されたデータ信号線に接続さ れた画素)を配置した行とが、列方向に交互 配置されている。このようにA型画素とC型画 素を行ごとに切り替えて配置することにより 、A型画素とC型画素を混在して配置すること できる。したがって、第3の実施形態と同様 に、画素への充電時間を長く確保しながら、 データ信号線の分割に伴う輝度差を防止する ことができる。また、ドット反転駆動やライ ン反転駆動を行う場合に、データ信号線の電 圧変動を抑制し、液晶表示装置の消費電力を 削減することができる。

 (第5の実施形態)
 図10は、本発明の第5の実施形態に係る液晶 示装置の構成を示すブロック図である。図1 0に示す液晶表示装置50は、液晶パネル51、表 制御回路52、走査信号線駆動回路13、および 、データ信号線駆動回路54を備えている。液 表示装置50は、第1の実施形態に係る液晶表 装置10に対して、データ信号線駆動回路の 装形態を変更したものである。

 液晶パネル51は、第1の実施形態に係る液 パネル11と同様に、(m×n)個の画素P、m本の走 査信号線G1~Gm、2n本のデータ信号線SA1~SAn、SB1~ SBnを含んでいる。液晶パネル51における画素 配置、および、画素とデータ信号線の接続 態は、液晶パネル11と同じである。液晶パ ル51では、液晶パネル11とは異なり、データ 号線SA1~SAnへの接続端子とデータ信号線SB1~SB nへの接続端子は、液晶パネル51の同じ辺(図10 では上側の辺)に設けられている。

 データ信号線駆動回路54は、液晶パネル51 の一辺(図10では上側の辺)に沿って配置され 。データ信号線駆動回路54は、タイミング制 御信号C2と映像信号VSに基づき、1ライン時間 にデータ信号線SA1~SAn、SB1~SBnに対してデー 電圧(2n個のデータ電圧)を印加する。

 表示制御回路52は、第1の実施形態に係る 示制御回路12と同様に、タイミング制御信 C1、C2、および、映像信号VSを出力する。表 制御回路52は、データ信号線駆動回路54の実 形態に合わせて映像信号VSを出力する。デ タ信号線駆動回路54は、例えば第1ライン時 では、データ信号線SA1、SB1、SA2、SB2に対し 、それぞれ、画素P(1,1)、P(2,1)、P(1,2)、P(2,2) 書き込むべきデータ電圧を印加する。これ 対応して、表示制御回路52は、第1ライン時 が始まる前に、画素P(1,1)、P(1,2)、P(2,1)、P(2,2 )の画素値などを含む映像信号VSをデータ信号 線駆動回路54に対して出力する。

 以上に示すように、本実施形態に係る液 表示装置50は、液晶パネル51の一辺に沿って 配置されたデータ信号線駆動回路54を備えて る。このようなデータ信号線駆動回路を用 ても、第1の実施形態と同様に、画素への充 電時間を長く確保しながら、データ信号線の 分割に伴う輝度差を防止することができる。 また、第2~第4の実施形態に係る液晶表示装置 について同様の変更を施すことにより、同様 の効果を奏する液晶表示装置を構成すること ができる。

 なお、上記各実施形態に係る液晶表示装 では、画素Pの各列に2種類の画素を交互に 置することとしたが、2種類の画素をs個(sは2 以上の整数)ずつ交互に配置してもよい。あ いは、液晶パネルの大部分では画素の各列 2種類の画素をt個(tは1以上の整数)ずつ交互 配置し、それ以外の部分では任意の種類の 素を配置してもよい。これらの変形例に係 液晶表示装置でも、データ信号線のそれぞ には、同じ列に配置された画素の中から所 の規則に従い間隔を空けて選択された略半 の画素が接続される。したがって、第1~第5 実施形態と同様に、画素への充電時間を長 確保しながら、データ信号線の分割に伴う 度差を防止することができる。

 また、上記各実施形態に係る液晶表示装 では、駆動回路を液晶パネルの外部に設け こととしたが、駆動回路の全部または一部 液晶パネルと一体に形成してもよい。また 以上に述べた方法を用いて、液晶表示装置 外の表示装置を構成することもできる。

 本発明の表示装置は、画素への充電時間 長く確保でき、データ信号線の分割に伴う 度差が生じないという特徴を有するので、 晶表示装置など、各種のマトリクス型の表 装置に利用することができる。

 1…TFT
 2…画素電極
 10、20、30、40、50…液晶表示装置
 11、21、31、41、51…液晶パネル
 12、22、52…表示制御回路
 13…走査信号線駆動回路
 14、15、54…データ信号線駆動回路
 P…画素
 G1~Gm…走査信号線
 SA1~SAn、SB1~SBn…データ信号線




 
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