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Title:
DISPLAY PROCESSING DEVICE, DISPLAY PROCESSING METHOD, AND DISPLAY PROCESSING PROGRAM
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2008/087912
Kind Code:
A1
Abstract:
The height and width of a GUI component are previously defined using a reference height and a reference width. The height of characters inserted into the GUI component is also previously defined using a reference height. When the GUI component is displayed on a display section, the reference height and the reference width of a reference font size are determined to values corresponding to the resolution of the display section. For example, if a panel having a resolution of 1024x768 is used as the display section, the reference height is determined to 25, and the reference width to 19. If a panel having a resolution of 640x480 is used as the display section, the reference height and the reference width are determined to 16.

Inventors:
MITSUMATA TATSUAKI
Application Number:
PCT/JP2008/050294
Publication Date:
July 24, 2008
Filing Date:
January 11, 2008
Export Citation:
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Assignee:
MATSUSHITA ELECTRIC IND CO LTD (JP)
MITSUMATA TATSUAKI
International Classes:
G06F3/048; G06F3/14; G09G5/00; H04N5/44; H04N5/445
Domestic Patent References:
WO2005041572A12005-05-06
Foreign References:
JPH07244568A1995-09-19
JP2001014131A2001-01-19
JP2002328801A2002-11-15
JP2005197930A2005-07-21
JP2005086305A2005-03-31
JP2000122777A2000-04-28
JP2007251233A2007-09-27
JP2006331339A2006-12-07
Attorney, Agent or Firm:
FUKUSHIMA, Yoshito (4-1 Hiroshiba-ch, Suita-shi Osaka 52, JP)
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Claims:
グラフィック画像を表示装置の画面に表示させるための処理を行う表示処理装置であって、
 画面に表示すべきグラフィック画像を構成する表示部品を定義する表示情報を記憶する表示情報記憶部と、
 複数の解像度に対応して予め解像度ごとに設定された基準サイズの値を記憶する基準サイズ記憶部と、
 表示部品のサイズを表示部品の種類ごとに定義する部品情報を記憶する部品情報記憶部と、
 前記表示装置の画面の解像度を取得する解像度取得部と、
 前記解像度取得部により取得された解像度に対応する基準サイズの値を前記基準サイズ記憶部から取得する基準サイズ取得部と、
 前記基準サイズ取得部により取得された基準サイズの値および前記部品情報記憶部に記憶された部品情報に基づいて、前記表示情報記憶部に記憶された表示情報により定義される表示部品のサイズを算出し、算出されたサイズに基づいて表示部品を表示するための表示データを生成する表示データ生成部とを備えた、表示処理装置。
部品情報は、表示部品のサイズを基準サイズの変数で定義する、請求項1記載の表示処理装置。
前記表示データ生成部により算出された表示部品のサイズに基づいて、画面上での表示部品の表示位置を算出する表示位置算出部をさらに備えた、請求項2記載の表示処理装置。
前記表示位置算出部は、画面に表示すべきグラフィック画像が複数の表示部品を含む場合に、前記表示データ生成部により算出された各表示部品のサイズに基づいて、予め定められた画面上の基準位置を基準として画面上に複数の表示部品が順に並ぶように各表示部品の表示位置を順次算出する、請求項3記載の表示処理装置。
前記グラフィック画像は、画面の少なくとも一部に形成される表示領域に表示され、
 前記表示データ生成部により算出された表示部品のサイズに基づいて、前記表示領域の大きさを算出する表示領域算出部をさらに備えた、請求項2記載の表示処理装置。
前記表示領域算出部により算出される前記表示領域の余白を低減するように、前記表示データ算出部により算出される表示部品のサイズを補正するサイズ補正部をさらに備える、請求項2記載の表示処理装置。
前記基準サイズは、ドット単位の基準高さおよび基準幅を含む、請求項2記載の表示処理装置。
グラフィック画像を表示装置の画面に表示させるための処理を行う表示処理方法であって、
 画面に表示すべきグラフィック画像を構成する表示部品を定義する表示情報を記憶するステップと、
 複数の解像度に対応して予め解像度ごとに設定された基準サイズの値を記憶するステップと、
 表示部品のサイズを表示部品の種類ごとに定義する部品情報を記憶するステップと、
 前記表示装置の画面の解像度を取得するステップと、
 記憶された複数の解像度に対応する基準サイズの値に基づいて、取得された解像度に対応する基準サイズの値を決定するステップと、
 決定された基準サイズの値および記憶された部品情報に基づいて、記憶された表示情報により定義される表示部品のサイズを算出し、算出されたサイズに基づいて表示部品を表示するための表示データを生成するステップとを備えた、表示処理方法。
部品情報は、表示部品のサイズを基準サイズの変数で定義する、請求項8記載の表示処理方法。
グラフィック画像を表示装置の画面に表示させるための処理を行う処理装置により実行可能な表示処理プログラムであって、
 画面に表示すべきグラフィック画像を構成する表示部品を定義する表示情報を記憶する処理と、
 複数の解像度に対応して予め解像度ごとに設定された基準サイズの値を記憶する処理と、
 表示部品のサイズを表示部品の種類ごとに定義する部品情報を記憶する処理と、
 前記表示装置の画面の解像度を取得する処理と、
 記憶された複数の解像度に対応する基準サイズの値に基づいて、取得された解像度に対応する基準サイズの値を決定する処理と、
 決定された基準サイズの値および記憶された部品情報に基づいて、記憶された表示情報により定義される表示部品のサイズを算出し、算出されたサイズに基づいて表示部品を表示するための表示データを生成する処理とを、
 前記処理装置に実行させる、表示処理プログラム。
部品情報は、表示部品のサイズを基準サイズの変数で定義する、請求項10記載の表示処理プログラム。
Description:
表示処理装置、表示処理方法お び表示処理プログラム

 本発明は、グラフィック画像を表示装置 画面に表示させるための処理を行う表示処 装置、表示処理方法および表示処理プログ ムに関する。

 テレビジョン受像機には、放送番組の映 の他に文字、数字、記号および図形等のグ フィック画像が表示される。例えば、テレ ジョン受像機の各種設定を行うためのGUI(Gra phical User Interface)がグラフィック画像により 表示される。例えば、輝度、コントラスト、 シャープネス等の各種設定を行うためのグラ フィック画像が画面上に表示される。また、 デジタル放送で提供される電子番組表を表す グラフィック画像が表示される。さらに、チ ャンネル等を表す数字または文字を表すグラ フィック画像がオンスクリーン表示される。

 このようなグラフィック画像は、予めプ グラムにより作成される。このグラフィッ 画像の1ドットは表示装置の画面の1画素に 応している。以下、グラフィック画像の1ド トが画面の1画素に対応していることをドッ ト・バイ・ドットと称する。

 一方、近年では、大画面のテレビジョン 像機が登場し、画面サイズが多様化してい 。そのため、画面サイズごとに表示の解像 が異なる。

 小型のテレビジョン受像機用に作成され グラフィック画像を大型のテレビジョン受 機にそのまま表示すると、大画面にグラフ ック画像が小さく表示される。そこで、グ フィック画像の1ドットを画面の複数画素に 対応付けることによりグラフィック画像を拡 大表示することができる。しかしながら、グ ラフィック画像を拡大表示した場合、画質が 劣化する。

 画質の劣化を防止するために、グラフィッ 画像を拡大表示する際に、線形補間法等に り画素の補間を行う画像表示装置が提案さ ている(例えば特許文献1参照)。

特開2003-338991号公報

 しかしながら、プラズマディスプレイパ ルのように大画面の表示に画素の補間を行 画像表示装置を適用した場合、グラフィッ 画像が全体的にぼやけて見える。

 そこで、解像度ごとにグラフィック画像 ドット・バイ・ドットで作成し、解像度に じたグラフィック画像を表示することによ 、解像度に応じてグラフィック画像を画面 に鮮明に表示することができる。この場合 解像度に応じてグラフィック画像を構成す 文字、数字、記号および図形等の複数の構 部品のサイズ(高さおよび幅のドット数)を 定し、設定されたサイズに各構成部品の表 データを作成する。

 しかしながら、画面サイズの多様化によ 解像度の種類が増加しているため、解像度 とに各構成部品の表示データをドット・バ ・ドットで作成する場合、表示データの作 のための労力および時間が膨大となる。

 本発明の目的は、共通の処理で異なる解 度を有する表示装置に高精細なグラフィッ 画像を表示することが可能な表示処理装置 表示処理方法および表示処理プログラムを 供することである。

 (1)本発明の一局面に従う表示処理装置は グラフィック画像を表示装置の画面に表示 せるための処理を行う表示処理装置であっ 、画面に表示すべきグラフィック画像を構 する表示部品を定義する表示情報を記憶す 表示情報記憶部と、複数の解像度に対応し 予め解像度ごとに設定された基準サイズの を記憶する基準サイズ記憶部と、表示部品 サイズを表示部品の種類ごとに定義する部 情報を記憶する部品情報記憶部と、表示装 の画面の解像度を取得する解像度取得部と 解像度取得部により取得された解像度に対 する基準サイズの値を基準サイズ記憶部か 取得する基準サイズ取得部と、基準サイズ 得部により取得された基準サイズの値およ 部品情報記憶部に記憶された部品情報に基 いて、表示情報記憶部に記憶された表示情 により定義される表示部品のサイズを算出 、算出されたサイズに基づいて表示部品を 示するための表示データを生成する表示デ タ生成部とを備えたものである。

 この表示処理装置においては、表示装置 画面に表示すべきグラフィック画像を構成 る表示部品を定義する表示情報が表示情報 憶部により記憶され、複数の解像度に対応 て予め解像度ごとに設定された基準サイズ 値が基準サイズ記憶部により記憶される。 た、表示部品のサイズを表示部品の種類ご に定義する部品情報が部品情報記憶部によ 記憶される。

 表示装置の画面の解像度が解像度取得部 より取得され、取得された解像度に対応す 基準サイズの値が基準サイズ記憶部から基 サイズ取得部により取得される。取得され 基準サイズの値および部位品情報記憶部に 憶された部品情報に基づいて、表示情報に り定義される表示部品のサイズが表示デー 生成部により算出されるとともに表示部品 表示するための表示データが生成される。

 このように、表示装置の画面の解像度に 応する基準サイズの値および部位品情報記 部に記憶された部品情報に基づいて、グラ ィック画像を構成する表示部品のサイズが 出される。この場合、複数の解像度に対し 共通の部品情報を用いることができる。し がって、共通の処理で異なる解像度を有す 表示装置に高精細なグラフィック画像を表 するための表示データを生成することがで る。それにより、グラフィック画像の作成 ための労力および時間を削減することがで る。

 (2)部品情報は、表示部品のサイズを基準 イズの変数で定義してもよい。この場合、 示装置の画面の解像度に対応する基準サイ の値および部位品情報記憶部に記憶された 品情報に基づいて、グラフィック画像を構 する表示部品のサイズを容易に算出するこ ができる。それにより、グラフィック画像 作成のための労力および時間をより削減す ことができる。

 (3)表示処理装置は、表示データ生成部に り算出された表示部品のサイズに基づいて 画面上での表示部品の表示位置を算出する 示位置算出部をさらに備えてもよい。

 この場合、画面上での表示部品の表示位 が、表示データ生成部により算出された表 部品のサイズに基づいて表示位置算出部に り算出されるので、画面上における表示部 の表示位置を画面上の絶対座標で予め設定 ておく必要がない、それにより、グラフィ ク画像の作成のための労力および時間をよ 一層削減することができる。

 (4)表示位置算出部は、画面に表示すべき ラフィック画像が複数の表示部品を含む場 に、表示データ生成部により算出された各 示部品のサイズに基づいて、予め定められ 画面上の基準位置を基準として画面上に複 の表示部品が順に並ぶように各表示部品の 示位置を順次算出してもよい。

 この場合、画面上における複数の表示部 の表示位置を画面上の絶対座標で表示部品 とに予め設定しておく必要がないので、複 の表示部品の表示位置の設定を容易に行う とができる。それにより、グラフィック画 の作成のための労力および時間をより一層 減することができる。

 (5)グラフィック画像は、画面の少なくと 一部に形成される表示領域に表示され、表 処理装置は、表示データ生成部により算出 れた表示部品のサイズに基づいて、表示領 の大きさを算出する表示領域算出部をさら 備えてもよい。

 この場合、表示領域の大きさが表示デー 生成部により算出された表示部品のサイズ 基づいて表示領域算出部により算出される で、グラフィック画像ごとに表示領域の大 さを予め設定しておく必要がない。それに り、グラフィック画像の作成のための労力 よび時間をより一層削減することができる

 (6)表示処理装置は、表示領域算出部によ 算出される表示領域の余白を低減するよう 、表示データ算出部により算出される表示 品のサイズを補正するサイズ補正部をさら 備えてもよい。

 この場合、表示データ算出部により算出 れる表示部品のサイズが補正されることに り、表示部品が表示領域にバランス良く表 される。

 (7)基準サイズは、ドット単位の基準高さ よび基準幅を含んでもよい。

 この場合、表示部品の高さ方向および幅 向のサイズをドット単位で算出することが きる。それにより、種々の解像度を有する 示装置において、より高精細なグラフィッ 画像を表示することができる。

 (8)本発明の他の局面に従う表示処理方法 、グラフィック画像を表示装置の画面に表 させるための処理を行う表示処理方法であ て、画面に表示すべきグラフィック画像を 成する表示部品を定義する表示情報を記憶 るステップと、複数の解像度に対応して予 解像度ごとに設定された基準サイズの値を 憶するステップと、表示部品のサイズを表 部品の種類ごとに基準サイズの変数で定義 る部品情報を記憶するステップと、表示装 の画面の解像度を取得するステップと、記 された複数の解像度に対応する基準サイズ 値に基づいて、取得された解像度に対応す 基準サイズの値を決定するステップと、決 された基準サイズの値および記憶された部 情報に基づいて、記憶された表示情報によ 定義される表示部品のサイズを算出し、算 されたサイズに基づいて表示部品を表示す ための表示データを生成するステップとを えたものである。

 この表示処理方法によれば、表示装置の 面の解像度に対応する基準サイズの値およ 記憶された部品情報に基づいて、グラフィ ク画像を構成する表示部品のサイズが算出 れる。この場合、部品情報は、表示部品の イズを基準サイズの変数で定義しているの 、複数の解像度に対して共通の部品情報を いることができる。したがって、共通の処 で異なる解像度を有する表示装置に高精細 グラフィック画像を表示するための表示デ タを生成することができる。それにより、 ラフィック画像の作成のための労力および 間を削減することができる。

 (9)部品情報は、表示部品のサイズを基準 イズの変数で定義してもよい。この場合、 示装置の画面の解像度に対応する基準サイ の値および部位品情報記憶部に記憶された 品情報に基づいて、グラフィック画像を構 する表示部品のサイズを容易に算出するこ ができる。それにより、グラフィック画像 作成のための労力および時間をより削減す ことができる。

 (10)本発明のさらに他の局面に従う表示処 理プログラムは、グラフィック画像を表示装 置の画面に表示させるための処理を行う処理 装置が実行可能な表示処理プログラムであっ て、画面に表示すべきグラフィック画像を構 成する表示部品を定義する表示情報を記憶す る処理と、複数の解像度に対応して予め解像 度ごとに設定された基準サイズの値を記憶す る処理と、表示部品のサイズを表示部品の種 類ごとに基準サイズの変数で定義する部品情 報を記憶する処理と、表示装置の画面の解像 度を取得する処理と、記憶された複数の解像 度に対応する基準サイズの値に基づいて、取 得された解像度に対応する基準サイズの値を 決定する処理と、決定された基準サイズの値 および記憶された部品情報に基づいて、記憶 された表示情報により定義される表示部品の サイズを算出し、算出されたサイズに基づい て表示部品を表示するための表示データを生 成する処理とを、処理装置に実行させるもの である。

 この表示処理プログラムによれば、表示 置の画面の解像度に対応する基準サイズの および記憶された部品情報に基づいて、グ フィック画像を構成する表示部品のサイズ 算出される。この場合、部品情報は、表示 品のサイズを基準サイズの変数で定義して るので、複数の解像度に対して共通の部品 報を用いることができる。したがって、共 の処理で異なる解像度を有する表示装置に 精細なグラフィック画像を表示するための 示データを生成することができる。それに り、グラフィック画像の作成のための労力 よび時間を削減することができる。

 (11)部品情報は、表示部品のサイズを基準 サイズの変数で定義してもよい。この場合、 表示装置の画面の解像度に対応する基準サイ ズの値および部位品情報記憶部に記憶された 部品情報に基づいて、グラフィック画像を構 成する表示部品のサイズを容易に算出するこ とができる。それにより、グラフィック画像 の作成のための労力および時間をより削減す ることができる。

 本発明によれば、共通の処理で異なる解 度を有する表示装置に高精細なグラフィッ 画像を表示するための表示データを生成す ことができる。それにより、グラフィック 像の作成のための労力および時間を削減す ことができる。

図1は本発明の一実施の形態に係る表示 処理装置の構成を示すブロック図 図2はROMに格納される処理プログラムお よび処理テーブルを示す図 図3は基準フォントサイズ定義テーブル の一例を示す図 図4はGUI部品の表示データの算出例を示 す模式図 図5はGUI部品の表示データの算出例を示 す模式図 図6は表示部における文字の表示につい て説明するための図 図7はGUI画像の一例を示す図 図8は図7のGUI画像に対応する画面定義 ストを模式的に示す図 図9はGUI画像の他の例を示す図 図10は図9のGUI画像に対応する画面定義 リストを模式的に示す図 図11は部品定義テーブルの具体例を示 図 図12はCPUによるGUI表示処理の一例を示 フローチャート 図13はCPUによるGUI表示処理の一例を示 フローチャート 図14はCPUによるGUI表示処理の一例を示 フローチャート 図15はCPUによるGUI表示処理の一例を示 フローチャート 図16はCPUによるGUI表示処理の一例を示 フローチャート

 以下、本発明の一実施の形態に係る表示 理装置について説明する。なお、以下の実 の形態では、グラフィック画像の一例とし GUI(Graphical User Interface)画像の処理を説明す る。

 (1)表示処理装置の構成
 図1は、本発明の一実施の形態に係る表示処 理装置の構成を示すブロック図である。図1 示すように、表示処理装置100は、チューナ1 ROM(リードオンリメモリ)2、NVRAM(不揮発性ラ ダムアクセスメモリ)3、CPU(中央演算処理装 )4、RAM(ランダムアクセスメモリ)5、画像処 部6、および受光部7を備える。これらの機能 部は、バス8を介して互いに接続されている また、表示処理装置100には、アンテナ9およ 表示部10が接続される。

 チューナ1は、アンテナ9から入力される レビジョン放送信号(例えばデジタル放送信 )の周波数を選択することにより選局を行う 。また、チューナ1は、選局したテレビジョ 放送信号から映像データおよび音声データ 復調および復号する。ROM2は、種々の処理プ グラムおよび処理テーブルを格納する。NVRA M3は、ユーザによって設定されたチャンネル たは音量等を一時的に記憶するとともに、 示部10の機種情報等を記憶する。

 CPU4は、表示処理装置100の各機能部を制御 するとともに、後述のGUI表示処理によってGUI 画像データを作成する。RAM5は、CPU4が種々の 理を実行するための作業領域として機能す 。画像処理部6は、CPU3により作成されるGUI 像データに基づいてGUI画像を描画する。

 受光部7は、リモコン12からの赤外線信号 受光し、赤外線信号に基づく電気信号を出 する。なお、本実施の形態においては、ユ ザがリモコン12によって所定の操作を行う 、受光部7が表示指令信号を出力する。その 示指令信号に基づいて、CPU4がGUI表示処理を 開始する。詳細は後述する。

 表示部10は、液晶ディスプレイまたはプ ズマディスプレイ等のドット単位の表示が 能な表示パネル、ならびにスピーカ等の音 出力装置を含む。表示部10は、チューナ1か 出力される映像データを映像として表示す とともに、音声データを音声として出力す 。また、表示部10は、画像処理部6によって 画されたGUI画像を表示する。

 (2)処理プログラムおよび処理テーブル
 図2は、ROM2に格納される処理プログラムお び処理テーブルを示す図である。図2に示す うに、ROM2には、GUI表示処理プログラムPR、 準フォントサイズ定義テーブルTB1、画面定 リストG1,G2,…,Gn(nは自然数)、および部品定 テーブルTB2が格納されている。

 GUI表示処理プログラムPRは、CPU4がGUI表示 理を行うためのアプリケーションプログラ である。基準フォントサイズ定義テーブルT B1には、後述の基準フォントサイズが定義さ ている。画面定義リストG1,G2,…,Gnは、それ れGUI画像に対応した情報を有する。部品定 テーブルTB2には、GUI画像を構成する種々の 成部品が定義されている。これらの処理プ グラムおよび処理テーブルの詳細について 後述する。

 (3)基準フォントサイズ
 表示処理装置100においては、GUI画像を作成 るための基本単位として、基準フォントサ ズ定義テーブルTB1に基づいて基準フォント イズが決定される。以下、その詳細を説明 る。

 図3は、基準フォントサイズ定義テーブル TB1の一例を示す図である。図3に示すように 基準フォントサイズ定義テーブルTB1には、 々の表示部10の解像度に対応して、基準高さ a[ドット]および基準幅b[ドット]からなる基準 フォントサイズが設定されている。

 なお、解像度が640×480、1366×768または1920 1080である表示部10においては、画素の形状 正方形である。一方、解像度が720×480、1024× 720または1024×768である表示部10においは、画 の形状が横長の長方形である。表示部100の 素の形状が正方形である場合には、基準フ ントサイズの基準高さaと基準幅bとが等し 設定され、表示部10の画素の形状が横長の長 方形である場合には、基準高さaが基準幅bよ も大きく設定される。

 本実施の形態においては、基準フォント イズに基づいて、GUI画像を構成する構成部 の高さおよび幅等の表示データがドット単 で算出される。以下、その具体例を示す。 お、以下の説明においては、GUI画像を構成 る構成部品をGUI部品と呼ぶ。

 図4および図5は、GUI部品の表示データの 出例を示す模式図である。図4においては、 形のGUI部品A1の表示データを算出する場合 示す。まず、図4(a)に示すように、GUI部品A1 高さおよび幅を、基準高さaおよび基準幅bを 用いて予め定義しておく。図4の例では、GUI 品A1の高さを基準高さの2倍とし、GUI部品A1の 幅を基準幅bの10倍とする。

 また、GUI部品A1に挿入される文字の高さ 、基準高さaを用いて予め定義しておく。図4 の例では、GUI部品A1に挿入される文字の高さ 基準高さaの1.5倍とする。なお、文字の高さ として定義された基準高さaの倍率がそのま 基準幅bの倍率とされることにより、文字の が決定される。すなわち、図4の例では、文 字の幅は基準幅bの1.5倍となる。

 このGUI部品A1を表示部10に表示する場合、 図3の基準フォントサイズテーブルTB1に基づ て、基準フォントサイズの基準高さaおよび 準幅bを表示部10の解像度に対応する値に設 する。例えば図4(b)に示すように、解像度が 1024×768であるパネルAを表示部10として用いた 場合には、基準高さaを25に設定し、基準幅b 19に設定する(図3参照)。これにより、GUI部品 A1の高さは50ドット(2×25=50)となり、幅は190ド ト(10×19=190)となる。

 また、GUI部品A1に挿入される文字の高さ 37.5ドット(1.5×25=37.5)となり、文字の幅は、28 .5ドット(1.5×19=28.5)となる。算出された値が 然数とならない場合には、小数点以下の端 が切り捨て、繰り上げまたは四捨五入によ 処理される。小数点以下の端数を切り捨て ば、GUI部品A1に挿入される文字の高さは37ド トとなり、幅は28ドットとなる。

 また、図4(c)に示すように、解像度が640×4 80であるパネルBを表示部10として用いた場合 は、基準高さaを16に設定し、基準幅bを16に 定する(図3参照)。この場合、GUI部品A1の高 は32ドット(2×16=32)となり、幅は160ドット(10× 16=160)となる。また、GUI部品A1に挿入される文 字の高さおよび幅は24ドット(1.5×16=24)となる

 このようにして、GUI部品A1の高さおよび ならびに挿入文字の高さおよび幅が、表示 10の解像度に応じてドット単位で算出される 。

 また、矩形のGUI部品の角部に丸み(アール )を形成する場合には、その丸みの形成範囲 を基準フォントサイズに基づいて算出する 図5においては、矩形のGUI部品A2の角部に丸 を形成する場合を説明する、図5(a)に示すよ に、GUI部品A2の丸みの形成範囲を、基準高 aおよび基準幅bを用いて予め定義しておく。 図5の例では、GUI部品A2の丸みの形成高さを基 準高さaの0.3倍とし、形成幅を基準幅bの0.3倍 する。解像度が1024×768であるパネルAを表示 部10として用いた場合には、図5(b)に示すよう に、基準高さaに25を設定し、基準幅bに19を設 定する。この場合、構成部品A2の丸みの形成 さは、7.5ドット(0.3×25=7.5)となり、形成幅は 5.7ドット(0.3×19=5.7)となる。小数点以下の端 を切り捨てれば、構成部品A2の角部における 丸みの形成高さは7ドットとなり、幅は5ドッ となる。

 また、円形のGUI部品を表示する場合、ま は多角形のGUI部品を表示する場合等におい も、上記と同様に、基準フォントサイズに づいて表示データがドット単位で算出され 。

 (3-a)文字の表示
 表示部10上における文字の表示について詳 に説明する。ここでは、共通の定義が与え れた文字を、画素の形状が正方形である表 部10に表示させる場合、および画素の形状が 横長の長方形である表示部10に表示させる場 について説明する。

 図6は、表示部10における文字の表示につ て説明するための図である。図6(a)に示すよ うに、文字の高さが基準高さaの2倍に定義さ ているとする。この場合、文字の幅は基準 bの2倍である。

 図6(b)に示すように、解像度が1366×768であ るパネルCを表示部10として用いた場合には、 基準高さaおよび基準幅bがそれぞれ25に設定 れる(図3参照)。それにより、文字の高さお び幅がそれぞれ50ドット(2×25=50)となる。図6( c)に示すように、パネルCの画素pは正方形で るので、ドット単位で算出された文字の高 と幅とが等しければ、パネルC上においても さと幅とが等しい状態で文字が表示される

 一方、図6(d)に示すように、解像度が1024× 720であるパネルDを表示部10として用いた場合 には、基準高さaが24に設定され、基準幅bが19 に設定される。それにより、文字の高さが48 ット(2×24=48)となり、幅が38ドット(2×19=38)と なる。すなわち、ドット単位では文字が縦長 の状態となる。しかしながら、図6(e)に示す うに、パネルDの画素pが横長の長方形である ため、パネルDにおいては高さと幅とが等し 状態で文字が表示される。

 このように、本実施の形態では、表示部1 0の画素の形状によって文字が変形すること なく、種々の表示部10において、ユーザにと って視認しやすい正常な状態の文字を表示さ せることができる。なお、文字以外の図形等 においても、表示部10に表示される際の縦横 を一定に維持することができる。

 (4)GUI画像、画面定義リストおよび部品定義 ーブルの具体例
 次に、GUI画像、画面定義リストおよび部品 義テーブルTB2の具体例を説明する。図7は、 GUI画像の一例を示す図である。なお、図7に すGUI画像V1は、表示部10の画面の一部にウイ ドウとして表示されるウインドウ表示タイ のGUI画像である。図7に示すように、GUI画像 V1は、GUI部品として、タイトル部品P11、ボタ 部品P12,P13、ボリューム部品P14およびガイド 部品P15を含む。

 図8は、図7のGUI画像V1に対応する画面定義 リストを模式的に示す図である。図8に示す うに、画面定義リストG11には、GUI画像V1の表 示タイプ、GUI画像V1に含まれるGUI部品の種類 および各GUI部品に挿入される文字が示され いる。また、ガイド部品P15には形状(パター ン)の種類が指定されている。

 図9は、GUI画像の他の例を示す図である。 図9に示すGUI画像V2は、表示部10の画面全体に 示される全画面表示タイプのGUI画像であり デジタル放送で提供される電子番組表の例 ある。図9に示すように、GUI画像V2は、GUI部 として、タイトル部品P21、リスト部品P22,P23 ,P24,P25およびガイド部品P26を含む。リスト部 P22,P23,P24,P25の各々は、チャンネル部品P31,時 間部品P32および番組内容部品P33により構成さ れている。以下の説明において、GUI部品に含 まれる複数の構成部品(例えばチャンネル部 P31,時間部品P32および番組内容部品P33)を下位 部品と呼ぶ。

 図10は、図9のGUI画像V2に対応する画面定 リストを模式的に示す図である。図10に示す ように、画面定義リストG12には、GUI画像V2の 示タイプ、GUI画像V2のGUI部品の種類および 位部品の種類、ならびに各GUI部品および各 位部品に挿入される文字が示されている。 ャンネル部品P31、時間部品P32および番組内 部品P33に挿入される文字(図10の「」内)は、 ジタル放送信号から抽出されるEPG(Electronic  Program Guide;電子番組案内)データに基づいて 成される。チャンネル部品P31,時間部品P32お び番組内容部品P33には、それぞれ番組のチ ンネル、時間および番組内容を示す文字が 入される。

 また、画面定義リストG12においては、番 内容部品に幅残余指定が付されている。幅 余指定の詳細は後述する。なお、図10にお る「*4」は、リスト部品が4つあることを示 。

 図11は、部品定義テーブルTB2の具体例を す図である。図11に示すように、部品定義テ ーブルTB2には、種々のGUI部品の高さおよび幅 、種々の下位部品の高さおよび幅ならびに挿 入文字の高さが、基準高さaおよび基準幅bを いて定義されている。また、部品定義テー ルTB2には、隣接するGUI部品間における高さ 向の間隔(以下、部品高さ間隔と呼ぶ)およ 幅方向の間隔(以下、部品幅間隔と呼ぶ)が、 基準高さaおよび基準幅bを用いて定義されて る。

 (5)GUI表示処理
 以下、CPU4によるGUI表示処理の一例を説明す る。このGUI表示処理は、ROM2に記憶されたGUI 示処理プログラムに従ってCPU4により実行さ る。図12~図16は、CPU4によるGUI表示処理の一 を示すフローチャートである。

 図12に示すように、CPU4は、受光部7からの 表示指令信号を取得することにより(ステッ S1)、GUI表示処理を開始する。まず、CPU4は、N VRAM3に記憶されている表示部10の機種情報か 、表示部10の解像度を取得する(ステップS2) 次に、CPU4は、ROM2の基準フォントサイズ定義 テーブルTB1に基づいて、表示部10の解像度に 応する基準フォントサイズを決定する(ステ ップS3)。

 次に、CPU4は、ROM2の画面定義リストG1,G2, ,Gn、部品定義テーブルTB2および決定した基 フォントサイズに基づいて、GUI画像データ 成処理を行う(ステップS4)。GUI画像データ作 処理の詳細は後述する。次に、CPU4は、作成 したGUI画像データを出力する(ステップS5)。CP U4から出力されたGUI画像データに基づいて、 像処理部6(図1)がGUI画像を描画する。それに より、表示部10にGUI画像が表示される。

 以下、ステップS4のGUI画像データ作成処 の詳細を説明する。図13に示すように、CPU4 、受光部7からの表示指令信号に基づいて、 面定義リストG1,G2,…,Gnから1つの画面定義リ ストを選択するとともに(ステップS11)、その 面定義リストからGUI画像の表示タイプを取 する(ステップS12)。

 取得した表示タイプがウインドウ表示タ プである場合、図14に示すように、CPU4は、 面定義リストからGUI部品の種類を取得する( ステップS21)。図7および図8の例では、画面定 義リストG11から例えばボタン部品P12がGUI部品 の種類として取得される。

 次に、CPU4は、部品定義テーブルTB2から、 GUI部品の定義を取得する(ステップS22)。図7お よび図8の例では、図11の部品定義テーブルTB2 から例えばボタン部品P12の高さ(1.7a)および幅 (6b)ならびに挿入文字の高さ(1a)が取得される

 次に、CPU4は、ステップS3において決定し 基準フォントサイズ、およびステップS22に いて取得したGUI部品の定義に基づいて、図4 および図5に示したように、GUI部品の表示デ タをドット単位で算出する(ステップS23)。図 7および図8の例では、例えばボタン部品P12の さおよび幅ならびに挿入文字の高さおよび がドット単位で算出される。

 次に、CPU4は、画面定義リストに基づいて 、GUI部品に挿入文字があるか否かの判定を行 う(ステップS24)。GUI部品に挿入文字がない場 、CPU4は、ステップS26の処理に進む。GUI部品 に挿入文字がある場合、CPU4は、画面定義リ トから挿入文字を取得するとともに(ステッ S25)、ステップS23において算出した表示デー タに基づいて、取得した挿入文字の高さおよ び幅をドット単位に変換する。図7および図8 例では、例えばボタン部品P12の挿入文字と て「調整」が取得され、ドット単位に変換 れる。

 次に、CPU4は、部品定義テーブルTB2から部 品高さ間隔を取得するともに、取得した部品 高さ間隔を基準フォントサイズに基づいてド ット単位に変換する(ステップS26)。図7および 図8の例では、部品定義テーブルTB2から部品 さ間隔(0.3a)が取得され、ドット単位に変換 れる。

 次に、CPU4は、部品高さ間隔およびGUI部品 の高さを合計高さに加算する(ステップS27)。 お、合計高さの初期値は0である。図7およ 図8の例では、例えば部品高さ間隔およびボ ン部品P12の高さを既に取得されたタイトル 品P11の高さに加算する。

 次に、CPU4は、画面定義リストに基づいて 、取得したGUI部品が最後のGUI部品であるか否 かの判定を行う(ステップS28)。取得したGUI部 が最後のGUI部品でない場合、CPU4は、ステッ プS21の処理に戻る。取得したGUI部品が最後の GUI部品である場合、CPU4は、GUI画像を表示す ウインドウの高さおよび幅を決定する(ステ プS29)。具体的には、CPU4は、合計高さに基 いてウインドウの高さを決定し、取得したGU I部品のうち最も大きい幅を有するGUI部品に づいて、ウインドウの幅を決定する。

 図7および図8の例では、タイトル部品P11 ボタン部品P12,P13、ボリューム部品P14および イド部品P15の高さならびに上下のGUI部品間 おける部品高さ間隔の合計に基づいてウイ ドウの高さが決定される。また、ボタン部 P12,P13、ボリューム部品P14の幅に基づいて、 ウインドウの幅が決定される。

 これにより、GUI画像データが完成し(ステ ップS30)、CPU4は、図12に示したステップS5の処 理に進む。

 図13のステップS13において、取得した表 タイプが全画面表示タイプである場合、図15 に示すように、CPU4は、画面定義リストからGU I部品の種類を取得する(ステップS41)。図9お び図10の例では、画面定義リストG12から例え ばリスト部品P22がGUI部品の種類として取得さ れる。

 次に、CPU4は、取得したGUI部品に下位部品 が含まれているか否かの判定を行う(ステッ S42)。GUI部品に下位部品が含まれている場合 CPU4は、後述の下位部品作成処理を行う(ス ップS53)。

 GUI部品に下位部品が含まれていない場合 CPU4は、GUI部品の定義を取得する(ステップS4 3)。次に、CPU4は、ステップS3において決定し 基準フォントサイズ、およびステップS43に いて取得したGUI部品の定義に基づいて、図4 および図5に示したように、GUI部品の表示デ タをドット単位で算出する(ステップS44)。

 次に、CPU4は、画面定義リストに基づいて 、GUI部品に挿入文字があるか否かの判定を行 う(ステップS45)。GUI部品に挿入文字がない場 、CPU4は、ステップS47の処理に進む。GUI部品 に挿入文字がある場合、CPU4は、画面定義リ トから挿入文字を取得するとともに(ステッ S46)、ステップS44において算出した表示デー タに基づいて、取得した挿入文字の高さおよ び幅をドット単位に変換する。

 次に、CPU4は、画面定義リストに基づいて 、GUI部品に幅残余指定があるか否かを判定す る(ステップ47)。GUI部品に幅残余指定がない 合、CPU4は、ステップS49の処理に進む。GUI部 に幅残余指定がある場合、CPU4は、GUI部品の 幅を表示部10の画面の幅とほぼ等しくなるよ に補正する(ステップS48)。この場合、表示 10の画面上における余白部分を低減すること ができる。

 次に、CPU4は、画面定義リストから部品高 さ間隔を取得するとともに、取得した部品高 さ間隔を基準フォントサイズに基づいてドッ ト単位に変換する(ステップS49)。

 次に、CPU4は、部品高さ間隔およびGUI部品 の高さを合計高さに加算する(ステップS50)。 お、合計高さの初期値は0である。次に、CPU 4は、画面定義リストに基づいて、取得したGU I部品が最後のGUI部品であるか否かの判定を う(ステップS51)。取得したGUI部品が最後のGUI 部品でない場合、CPU4は、ステップS41の処理 戻る。取得したGUI部品が最後のGUI部品であ 場合、GUI画像データが完成する(ステップS52) 。CPU4は、続いて図12に示したステップS5の処 に進む。

 以下、下位部品作成処理(ステップS53)の 細を説明する。なお、図9および図10の例で 、リスト部品P22,P23,P24,P25を取得した際に、 下に示す下位部品作成処理が行われる。

 図16に示すように、CPU4は、画面定義リス から下位部品の種類を取得する(ステップS61 )。図9および図10の例では、画面定義リストG1 2から例えばチャンネル部品P31が下位部品の 類として取得される。

 次に、CPU4は、部品定義テーブルTB2から下 位部品の定義を取得する(ステップS62)。図9お よび図10の例では、図11の部品定義テーブルTB 2から例えばチャンネル部品P31の高さ(1.7a)お び幅(4b)ならびに挿入文字の高さ(1a)が取得さ れる。

 次に、CPU4は、ステップS3において決定し 基準フォントサイズ、およびステップS62に いて取得した下位部品の定義に基づいて、 4および図5に示したように、GUI部品の表示 ータをドット単位で算出する(ステップS63)。 図9および図10の例では、例えばチャンネル部 品P31の高さおよび幅ならびに挿入文字の高さ および幅がドット単位で算出される。

 次に、CPU4は、画面定義リストに基づいて 、下位部品に挿入文字があるか否かの判定を 行う(ステップS64)。下位部品に挿入文字がな 場合、CPU4は、ステップS66の処理に進む。下 位部品に挿入文字がある場合、CPU4は、画面 義リストから挿入文字を取得するとともに ステップS63において算出した表示データに づいて、取得した挿入文字の高さおよび幅 ドット単位に変換する(ステップS65)。図9お び図10の例では、例えばチャンネル部品P31の 挿入文字として、EPGデータに基づいて生成さ れた「10」が取得され、ドット単位に変換さ る。

 次に、CPU4は、画面定義リストから部品幅 間隔を取得するとともに、取得した部品幅間 隔を基準フォントサイズに基づいてドット単 位に変換する(ステップS66)。図9および図10の では、部品定義テーブルTB2から部品幅間隔( 0.3a)が取得され、ドット単位に変換される。

 次に、CPU4は、部品幅間隔および下位部品 の幅を合計幅に加算する(ステップS67)。なお 合計幅の初期値は0である。図9および図10の 例では、例えば部品幅間隔およびチャンネル 部品P31の幅の合計を合計幅として設定する。

 次に、CPU4は、画面定義リストに基づいて 、取得した下位部品が、対応するGUI部品にお ける最後の下位部品であるか否かの判定を行 う(ステップS68)。取得した下位部品が最後の 位部品でない場合、CPU4は、ステップS61の処 理に戻る。取得した下位部品が最後の下位部 品である場合、CPU4は、下位部品に幅残余指 があるか否かを判定する(ステップS69)。

 下位部品に幅残余指定がない場合、CPU4は 、下位部品作成処理を終了し、図15のステッ S49の処理に進む。下位部品に幅残余指定が る場合、CPU4は、合計幅が表示部10の画面の とほぼ等しくなるように最後の下位部品の を補正する(ステップS70)。

 図9および図10の例では、番組内容部品P33 幅残余指定が付されている。この場合、番 内容部品P33の幅が引き伸ばされることによ 、チャンネル部品P31、時間部品P32および番 内容部品P33の幅ならびに左右の下位部品間 おける部品幅間隔の合計が、表示部10の画 の幅とほぼ等しくなる。

 以上のようにして、ウインドウ表示タイ および全画面表示タイプのGUI画像データが 成される。

 なお、上記の例では、全画面表示タイプ GUI画像のみが下位部品を含むが、ウインド 表示タイプのGUI画像が下位部品を含んでも い。この場合、ウインドウ表示タイプのGUI 像データを作成する際にも、ステップS53の 位部品作成処理と同様の処理が行われる。

 また、上記の例では、部品高さ間隔およ 部品幅間隔を一定の値に設定したが、GUI部 または下位部品の種類等に応じて、部品高 間隔および部品幅間隔を異なる値にしても い。

 (6)本実施の形態の効果
 本実施の形態では、表示部10の解像度に対 する基準フォントサイズに基づいて、各GUI 品の高さおよび幅等の表示データがドット 位で算出される。それにより、種々の解像 を有する表示部10において、高精細なGUI画像 を表示することができる。

 また、共通の画面定義リストに基づいた 理で種々の解像度に対応するGUI画像を作成 ることができるので、それぞれの解像度に 応した複数のプログラムおよび複数の画面 義リストを作成する必要がない。それによ 、プログラムおよび画面定義リストの開発 数および検証工数を大幅に削減することが きる。

 また、本実施の形態では、複数のGUI部品 画面上の高さ方向または幅方向に並ぶよう 各GUI部品の表示位置が順次算出される。こ 場合、画面上における各GUI部品の表示位置 画面上の絶対座標で予め設定しておく必要 ない。それにより、プログラムおよび画面 義リストの開発工数および検証工数をさら 削減することができる。

 (7)他の実施の形態
 上記実施の形態では、GUI画像を表示する場 について説明したが、これに限定されず、 像上にオンスクリーン表示(OSD)される文字 数字、記号および図形等の他のグラフィッ 画像を表示する場合に上記と同様の処理を ってもよい。

 表示処理装置100は、デジタルテレビ等の レビジョン放送受像機に搭載されてよいし DVD(デジタルバーサタイルディスク)再生装 、DVD記録再生装置、ハードディスク記録再 装置、セットトップボックスまたはパーソ ルコンピュータ等に搭載されてもよい。

 (8)請求項の各構成要素と実施の形態の各要 との対応
 以下、請求項の各構成要素と実施の形態の 要素との対応の例について説明するが、本 明は下記の例に限定されない。

 上記実施の形態では、GUI画像がグラフィ ク画像の例であり、GUI部品が表示部品の例 あり、画像定義リストG1,G2,…,Gnが表示情報 例であり、基準フォントサイズが基準サイ の例であり、部品定義テーブルTB2が部品情 の例であり、ROM2が表示情報記憶部、基準サ イズ記憶部および部品情報記憶部の例であり 、NVRAM3が解像度取得部の例であり、CPU4が基 サイズ取得部、表示データ生成部、表示位 算出部および表示領域算出部の例である。

 請求項の各構成要素として、請求項に記 されている構成または機能を有する他の種 の要素を用いることもできる。

 本発明は、テレビジョン受像機、パーソ ルコンピュータ、DVDレコーダ、プロジェク ー等に有効に利用可能である。