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Title:
REMOTE MONITORING/DIAGNOSING SYSTEM
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2008/087911
Kind Code:
A1
Abstract:
A remote monitoring/diagnosing system in which a center (6) is connected to multiple monitor diagnosing sections (14-1,...) which are objects to be monitored over a network (3). The center (6) comprises an algorithm creating section (11a) for creating algorithms for monitoring/diagnosing/controlling each object to be monitored, a program group creating section (12a) for creating programs for monitoring/diagnosing/controlling from the algorithms, a transmitting section (13a) for transmitting a program in response to a request of a monitor diagnosing section, and means (15, 16) for creating information on prevention/maintenance from the diagnosis results and monitor data from the monitor diagnosing sections. Each monitor diagnosing section (14-1,...) comprises a movement program group execution processing section (32a) for executing each object to be monitored according to the program received from the center (6) and transmitting means (33, 34) for transmitting the monitor data which is the execution results and the results of diagnosis of the monitor data to the center.

Inventors:
OOBA YOSHIKAZU (JP)
SEKI YOSHIRO (JP)
IDEMORI KIMITO (JP)
KOBAYASHI SHUICHIRO (JP)
OOHASHI HIROYUKI (JP)
SUMI KATSUHIRO (JP)
IINO YUTAKA (JP)
MITSUMOTO KENJI (JP)
FUJITA YOSHIAKI (JP)
SHUDO TADASHI (JP)
Application Number:
PCT/JP2008/050293
Publication Date:
July 24, 2008
Filing Date:
January 11, 2008
Export Citation:
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Assignee:
TOSHIBA KK (JP)
OOBA YOSHIKAZU (JP)
SEKI YOSHIRO (JP)
IDEMORI KIMITO (JP)
KOBAYASHI SHUICHIRO (JP)
OOHASHI HIROYUKI (JP)
SUMI KATSUHIRO (JP)
IINO YUTAKA (JP)
MITSUMOTO KENJI (JP)
FUJITA YOSHIAKI (JP)
SHUDO TADASHI (JP)
International Classes:
G05B23/02; G06Q50/00; G06Q50/06; G06Q50/10; H04M11/00; H04Q9/00
Foreign References:
JP2004005230A2004-01-08
JP2000047912A2000-02-18
JP2000056823A2000-02-25
JPH0883173A1996-03-26
JP2003114294A2003-04-18
JP2005141391A2005-06-02
Attorney, Agent or Firm:
SUZUYE, Takehiko et al. (1-12-9 Toranomo, Minato-kuTokyo 01, JP)
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Claims:
 中央センタと各監視対象側にそれぞれ設置される監視診断部とが通信ネットワークで接続され、各監視対象の監視・診断を行う遠隔監視・診断システムにおいて、
 前記中央センタは、
 事前に前記各監視対象に関するデータや仕様の分析結果に基づき、各監視対象の処理形態や処理能力に応じた診断を行うアルゴリズムを作成する分析・診断アルゴリズム作成手段と、この分析・診断アルゴリズム作成手段で作成されたアルゴリズムのもとに、各監視対象を診断するための移動プログラムを作成する移動プログラム作成手段と、この移動プログラム作成手段で作成された移動プログラムを、前記通信ネットワークを介して各監視診断部に送信する移動プログラム送信手段と、前記各監視対象の監視診断部から送られてくる診断結果や監視データを受信し、異常と判断されたときに警報もしくは異常通報を発報する診断結果等受信手段とを備え、
 前記各監視診断部は、
 前記中央センタから送られてくる移動プログラムを受信する移動プログラム受信手段と、この受信された移動プログラムを、該当監視対象に対して実行する移動プログラム実行処理手段と、当該監視対象の監視データ及び当該監視データの診断結果を前記通信ネットワークを介して前記中央センタへ送信する送信手段とを備えた遠隔監視・診断システム。
 請求項1に記載の遠隔監視・診断システムにおいて、
 前記中央センタは、
 前記診断結果等受信手段に代えて、前記各監視診断部の送信手段から送られてくる各監視対照の監視データ及び診断結果を受信し、これら監視データ及び診断結果に基づいて各監視対象の保全支援情報を作成する予防保全支援情報作成手段と、この作成された予防保全支援情報を用いて、最適な保全計画を立てる予防保全計画最適化処理手段とを備えた遠隔監視・診断システム。
 請求項1または請求項2に記載の遠隔監視・診断システムにおいて、
 前記中央センタの分析・診断アルゴリズム作成手段は、事前に前記各監視対象に関するデータや仕様の分析結果に基づき、各監視対象を監視、診断する移動アルゴリズムを個別に作成し、
 前記中央センタの移動プログラム作成手段は、前記監視、診断するアルゴリズムのもとに、前記各監視対象を監視、診断するための監視用移動プログラム及び診断用移動プログラムを作成し、前記各監視対象の監視診断部の要求に応じて、前記移動プログラム送信手段を経由して前記監視用移動プログラム及び診断用移動プログラムの1つ以上を、前記移動プログラム送信手段及び前記通信ネットワークを介して各監視診断部に送信し、
 前記各監視診断部の移動プログラム実行処理手段は、前記移動プログラム受信手段で受信された前記監視用移動プログラムの実行のもとに該当する監視対象の監視データを取得し、前記診断用移動プログラムの実行のもとに該当監視対象の監視データの診断結果を取得する構成である遠隔監視・診断システム。
 請求項3に記載の遠隔監視・診断システムにおいて、
 前記中央センタの分析・診断アルゴリズム作成手段は、事前に前記各監視対象に関するデータや仕様の分析結果に基づき、さらに各監視対象を操作するアルゴリズムを作成し、
 前記中央センタの移動プログラム作成手段は、前記監視、診断,操作するアルゴリズムのもとに、前記各監視対象を監視、診断、操作するための監視用移動プログラム、診断用移動プログラム及び操作用移動プログラムを作成し、前記各監視対象の監視診断部の要求に応じて、前記監視用移動プログラム、前記診断用移動プログラム及び前記操作用移動プログラムの1つ以上を、前記移動プログラム送信手段及び前記通信ネットワークを介して各監視診断部に送信し、
 前記各監視診断部の移動プログラム実行処理手段は、前記移動プログラム受信手段で受信された前記監視用移動プログラムの実行のもとに該当監視対象の監視データを取得し、前記診断用移動プログラムの実行のもとに該当監視対象の監視データの診断結果を取得し、前記操作用移動プログラムの実行のもとに該当監視対象を操作する構成である遠隔監視・診断システム。
 請求項3または請求項4に記載の遠隔監視・診断システムにおいて、
 前記中央センタには、前記各監視診断部から必要な監視データを取得するための監視データ送信指令を出力する監視データ送信指令出力手段を付加し、
 前記各監視診断部は、前記監視データ送信指令出力手段から前記通信ネットワークを介して送られてくる監視データ送信指令を受信する監視データ送信指令受信手段を有し、この監視データ送信指令受信手段で受信された監視データ送信指令を前記移動プログラム実行処理手段に設定し、必要な監視データを前記中央センタに送信する構成である遠隔監視・診断システム。
 請求項3または請求項4に記載の遠隔監視・診断システムにおいて、
 前記中央センタは、前記監視用移動プログラム、前記診断用移動プログラム及び前記操作用移動プログラムを、前記監視用移動エージェント、前記診断用移動エージェント及び前記操作用移動エージェントとして作成する構成である遠隔監視・診断システム。
 請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の遠隔監視・診断システムにおいて、
 前記中央センタは、少なくとも前記移動プログラムを送信する送信手段及び前記診断結果、監視データを受信する受信手段を1つにまとめたパッケージ化されたプログラム・データ送受信部を備え、
 前記各監視診断部は、少なくとも前記移動プログラムを受信する受信手段及び前記診断結果、監視データを送信する受信手段を1つにまとめたパッケージ化されたプログラム・データ送受信部を備えた遠隔監視・診断システム。
 請求項7に記載の遠隔監視・診断システムにおいて、
 前記中央センタのプログラム・データ送受信部及び各監視診断部のプログラム・データ送受信部は、それぞれ認証機能及び暗号化機能を備えた伝送セキュリティを考慮したセキュリティ考慮型プログラム・データ送受信部である遠隔監視・診断システム。
 請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の遠隔監視・診断システムにおいて、
 前記中央センタから、前記分析・診断アルゴリズム作成手段、前記移動プログラム作成手段及び前記移動プログラム送信手段を削除し、
 複数の監視対象の監視診断部のいずれか1つの監視診断部は、前記分析・診断アルゴリズム作成手段、前記移動プログラム作成手段及び前記移動プログラム送信手段を含むマスタ機能を備えた遠隔監視・診断システム。
 請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の遠隔監視・診断システムにおいて、
 前記中央センタは、前記移動プログラム作成手段及び前記移動プログラム送信手段に代えて、前記分析・診断アルゴリズム作成手段で作成された移動アルゴリズムを送信するアルゴリズム送信手段を有し、
 前記各監視診断部は、前記通信ネットワークを介して送られてくる移動アルゴリズムを受信するアルゴリズム受信手段及びこの受信された移動アルゴリズムのもとに移動プログラムを作成し、前記移動プログラム実行処理手段に提供する移動プログラム作成手段を有する構成である遠隔監視・診断システム。
 請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の遠隔監視・診断システムにおいて、
 前記中央センタは、
 診断用移動プログラムと前記各監視診断部から送信されてくる診断用移動プログラムの実行結果である診断結果及び前記監視データとを取り込み、当該各監視診断部の監視対象からの診断結果を分析し、前記予防保全支援情報作成手段で作成する保全支援情報に反映する診断結果分析処理手段を備えている遠隔監視・診断システム。
 請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の遠隔監視・診断システムにおいて、
 前記中央センタは、前記移動プログラム作成手段に代えて、前記各監視診断部に搭載されるメモリの多少に合せた最適な移動プログラムを作成する最適移動プログラム作成手段を備えている遠隔監視・診断システム。
Description:
遠隔監視・診断システム

 本発明は、各種の処理形態や処理能力を する多数の監視対象を監視・診断する遠隔 視・診断システムに関する。

 従来、遠隔地の監視対象を監視し制御す 遠隔監視・診断システムとしては、様々な 隔監視方法を取り入れた技術が開発され、 に提案されている。以下、従来の幾つかの 隔監視・診断システムについて説明する。

 1つの遠隔監視・診断システムは、遠隔運 用・遠隔保守を実施するための電力系統保護 制御システムであって、監視対象のコントロ ーラと遠隔監視センタがイントラネットによ り接続され、HTML言語で作成されたホームペ ジを利用して監視する方法である(例えば、 特許文献1~3を参照)。

 また、他の遠隔監視・診断システムは、 隔監視拠点とプラント制御システムと監視 象プラントからなり、遠隔監視拠点が搭載 る監視・診断プログラムとプラント制御シ テムが搭載するプラント制御プログラムと 互いに連携を取りつつ、遠隔監視拠点の監 ・診断プログラムがプラント制御システム ら送られてくるデータに基づいて、プラン の監視・診断を行う構成である(例えば、特 許文献1を参照)。

 さらに、他の遠隔監視・診断システムとし は、複数の発電プラントを遠隔地から監視 診断・保全するシステムがある(例えば、特 許文献2を参照)。
「変革を遂げる電力系統監視制御・保護 システム」、津久井良一、増田文雄,鈴木邦 著、東芝レビュー、Vo154、No.6、26~29頁、1999 「イントラネット応用電力系統監視制御 システム」、長谷川義朗,江幡良雄,林秀樹著 東芝レビュー、Vo.154、No.6、30~33頁、1999。 「電力系統保護制御システムへのイント ラネット技術適用」、関口勝彦,竹中章二,白 義博著、東芝レビュー、Vo.154、No.6、34~37頁 1999。

特許第3621935号

特開2003-114294号

 以上のような遠隔監視・診断システムは 監視対象が電力系統などのプラントを対象 しており、また、イントラネットによるデ タ通信を主としていることから、以下のよ な問題点が指摘されている。

(1)遠隔監視・診断システムの中には、数万 点に及ぶ監視対象の監視・診断を行うシステ ムが存在するが、遠隔監視拠点の監視・診断 プログラムとプラント制御システムのプラン ト制御プログラムとの間で互いに1対1の関係 維持しつつ連携をとるシステムには適用し い問題がある。

(2)各監視対象には様々な処理形態や処理能 力が要求されるが、このような多数の処理形 態や処理能力を有する監視対象には適用し難 い問題がある。

(3)従来の遠隔監視・診断システムは、前述 したようにイントラネットを用いたデータ通 信が主であり、公衆回線によるインターネッ トを利用したシステムへの適用が困難である 。

 そこで、本発明の目的は、多数の監視対 の状態に応じて変更可能なアーキテクチャ 採用し、かつ、監視・診断・操作用プログ ムを独立して扱うことによって必要なプロ ラムのみの利用を可能とし、前述する問題 を解決する遠隔監視・診断システムを提供 ることにある。

 本発明の観点に係る遠隔監視・診断システ は、中央センタと各監視対象側にそれぞれ 置される監視診断部とが通信ネットワーク 接続され、各監視対象の監視・診断を行う 隔監視・診断システムにおいて、
 前記中央センタは、事前に前記各監視対象 関するデータや仕様の分析結果に基づき、
各監視対象の処理形態や処理能力に応じた診 断を行うアルゴリズムを作成する分析・診断 アルゴリズム作成手段と、この分析・診断ア ルゴリズム作成手段で作成されたアルゴリズ ムのもとに、各監視対象を診断するための移 動プログラムを作成する移動プログラム作成 手段と、この移動プログラム作成手段で作成 された移動プログラムを、前記通信ネットワ ークを介して各監視診断部に送信する移動プ ログラム送信手段と、前記各監視対象の監視 診断部から送られてくる診断結果や監視デー タを受信し、異常と判断されたときに警報も しくは異常通報を発報する診断結果等受信手 段とを備え、
 前記各監視診断部は、前記中央センタから られてくる移動プログラムを受信する移動 ログラム受信手段と、この受信された移動 ログラムを、該当監視対象に対して実行す 移動プログラム実行処理手段と、当該監視 象の監視データ及び当該監視データの診断 果を前記通信ネットワークを介して前記中 センタへ送信する送信手段とを備えた構成 ある。

 さらに、前記中央センタとしては、診断 果等受信手段に代えて、各監視診断部の送 手段から送られてくる各監視対照の監視デ タ及び診断結果を受信し、これら監視デー 及び診断結果に基づいて各監視対象の保全 援情報を作成する予防保全支援情報作成手 と、この作成された予防保全支援情報を用 て、最適な保全計画を立てる予防保全計画 適化処理手段とを設けた構成でもよい。

 本発明の第2の観点に係る遠隔監視・診断シ ステムは、前記中央センタの分析・診断アル ゴリズム作成手段としては、事前に前記各監 視対象に関するデータや仕様の分析結果に基 づき、各監視対象を監視、診断、操作する移 動アルゴリズムを個別に作成し、前記中央セ ンタの移動プログラム作成手段は、前記監視 、診断、操作するアルゴリズムのもとに、前 記各監視対象を監視、診断、操作するための 監視用移動プログラム、診断用移動プログラ ム及び操作用移動プログラムを作成し、前記 各監視対象の監視診断部の要求に応じて、前 記移動プログラム送信手段を経由して前記監 視用移動プログラム、診断用移動プログラム 、操作用移動プログラムの1つ以上を、前記 動プログラム送信手段及び前記通信ネット ークを介して各監視診断部に送信し、
 前記各監視診断部の移動プログラム実行処 手段は、前記移動プログラム受信手段で受 された前記監視用移動プログラムの実行の とに該当する監視対象の監視データを取得 、前記診断用移動プログラムの実行のもと 該当監視対象の監視データの診断結果を取 し、前記操作用移動プログラムの実行のも に該当監視対象を操作する構成である。

 本発明の第3の観点に係る遠隔監視・診断 システムは、前記中央センタとしては、前記 監視用移動プログラム、前記診断用移動プロ グラム及び前記操作用移動プログラムを、前 記監視用移動エージェント、前記診断用移動 エージェント及び前記操作用移動エージェン トとして作成する構成である。

 本発明の第4の観点に係る遠隔監視・診断シ ステムは、前記中央センタにおいて、少なく とも前記移動プログラムを送信する送信手段 及び前記診断結果、監視データを受信する受 信手段を1つにまとめたパッケージ化された ログラム・データ送受信部または認証機能 び暗号化機能を備えた伝送セキュリティを 慮したセキュリティ考慮型プログラム・デ タ送受信部を備え、
 前記各監視診断部は、少なくとも前記移動 ログラムを受信する受信手段及び前記診断 果、監視データを送信する受信手段を1つに まとめたパッケージ化されたプログラム・デ ータ送受信部または認証機能及び暗号化機能 を備えた伝送セキュリティを考慮したセキュ リティ考慮型プログラム・データ送受信部を 備えた構成である。

図1は、本発明の第1の実施形態に係る 隔監視・診断システムの構成図である。 図2は、第2の実施形態に係る遠隔監視 診断システムの構成図である。 図3は、第3の実施形態に係る遠隔監視 診断システムの構成図である。 図4は、第4の実施形態に係る遠隔監視 診断システムの構成図である。 図5は、第5の実施形態に係る遠隔監視 診断システムの構成図である。 図6は、各実施形態に係る遠隔監視・診 断システムを実現するためのハードウェア構 成の一例を示す図である。 図7は、第6の実施形態に係る遠隔監視 診断システムの構成図である。 図8は、第7の実施形態に係る遠隔監視 診断システムの構成図である。 図9は、第8の実施形態に係る遠隔監視 診断システムの構成図である。 図10は、第9の実施形態に係る遠隔監視 ・診断システムの構成図である。 図11は、第10の実施形態に係る遠隔監 ・診断システムの構成図である。 図12は、第11の実施形態に係る遠隔監 ・診断システムの構成図である。

 以下図面を参照して、本発明の実施形態 ついて説明する。

(第1の実施形態)
 図1は、本実施形態に係る遠隔監視・診断シ ステムの構成図である。

 この遠隔監視・診断システムは、分析セ タ1と、監視中央センタ2と、監視対象毎の 視診断部4-1,…とが設けられ、そのうち監視 央センタ2及び多数の監視対象の監視診断部 4-1,…は通信ネットワーク3に接続される。ま 、分析センタ1と監視中央センタ2はイント ネット5で接続されている。なお、分析セン 1と監視中央センタ2は中央センタとしての 割を有する。

 分析センタ1には、分析・診断アルゴリズ ム作成部11が設けられている。この分析・診 アルゴリズム作成部11は、各監視対象の処 形態や処理能力に応じた問題を解決するた の診断手順等を規定するソースコードによ 診断アルゴリズムを作成する。そのために 、事前に各監視対象に関するデータや仕様 入手し、各監視対象の状態を推定し診断す 診断アルゴリズムを作成する。ここで、処 形態は監視対象の監視診断部の処理内容や 理目的に依存して異なり、処理能力は監視 象の監視診断部の処理速度や、回転速度等 監視診断部自体の能力に依存して異なる。

 また、事前に入手する各監視対象に関す データの例としては、各監視対象に設置さ る各センサの計測値、指令値等が挙げられ 。例えば監視対象に電動機が利用される場 、その電動機に与えられる指令値と回転数 計測値等である。また、事前に入手する各 視対象の仕様の例としては、監視対象に利 される部品等の仕様である。例えば監視対 に電動機が利用される場合、その電動機の 様等である。

 従って、各監視対象に関するデータや仕 から監視対象の状態を推定し、診断を行う ルゴリズムを作成する。診断は、監視対象 監視データのもとに診断を行う。

 最も簡単な診断は、予め監視対象の状態 表す監視データ(例えばセンサ計測値、操作 指令値)に対するしきい値が設定され、1種類 しくは複数種類の監視データがしきい値を えたとき、警報もしくは異常通報を表す診 結果を出力するアルゴリズムが一例である 複数種類の監視データを利用する場合、各 きい値を用いて、監視データ判定用の式を 成することも考えられる。例えば複数種類 監視データが1つのしきい値を超えたときに 軽レベル異常、2つのしきい値を超えたとき レベル異常、3つ以上のしきい値を超えたと 重レベル異常等と診断するごときである。

 なお、診断アルゴリズムの作成方法とし は、PC等を利用し、プログラム文法による ースファイルや設定ファイルのごときアル リズム記述方法、フローチャートのような 述方法等により作成する。

 前記監視中央センタ2は、移動プログラム 作成部12、移動プログラム送信部13及び診断 果等受信部14を備えている。

 移動プログラム作成部12は、分析・診断 ルゴリズム作成部11で作成された診断アルゴ リズムのもとに、監視対象の監視診断部4-1, にて動作する診断用移動プログラムを作成 る。診断用移動プログラムは、純粋にアル リズムを実行するためのプログラムに、入 データ(移動プログラム等)を参照するための サブルーチン、診断結果等を出力するための サブルーチン、OSなどの他のプログラムとや 取りするためのサブルーチン等を追加する とにより作成する。診断用移動プログラム 出力形式としては、監視対象の監視診断部4 で実行可能なものであれば、どのような形式 でも良い。例えばそのまま実行可能なプログ ラムファイル、Webページを作成する記述言語 やSoap(Simple object access protocol)に基づいて作 されたファイルであってもよい。

 移動プログラム送信部13は、移動プログ ム作成部12で作成された診断用移動プログラ ムを、対応する監視対象の監視診断部例えば 4-1に送信する。移動プログラムの送信は、通 信ネットワーク3を介して送信される。

 通信ネットワーク3は、イントラネットや インターネットが使用される。通信ネットワ ーク3を利用して送信する場合、最も簡単な として、TCP/IPプロトコルやSNMPを使用し送信 る。

 診断結果等受信部14は、監視対象の監視 断部4-1,…から送られてくる診断結果や監視 ータ等を受信し、例えば監視データもしく 異常とする診断結果に基づいて警報もしく 異常通報を発報する機能を持っている。

 各監視対象の監視診断部4-1,…は、移動プ ログラム受信部31、移動プログラム実行処理 32、診断結果送信部33、データ送信部34を有 る。

 移動プログラム受信部31は、移動プログ ム送信部13から送られてくる診断用移動プロ グラムに付される識別データから自己宛てで あれば、当該診断用移動プログラムを受信し 、図示されていないが、適宜な記憶手段に格 納する。

 移動プログラム実行処理部32は、受信さ た診断用移動プログラムを実行し、監視対 の監視データから当該監視対象の処理形態 処理能力に応じた診断を行い、診断結果及 監視データを出力する。

 診断結果送信部33は、移動プログラム実 処理部32で診断された診断結果を、ネットワ ーク3を介して監視中央センタ2に送信する。 ータ送信部34は、移動プログラム実行処理 32で実行された結果の監視データを、同様に 通信ネットワーク3を介して監視中央センタ2 送信する。これら診断結果や監視データの 信方法は、移動プログラム送信部13で用い 通信プロトコルと同様のプロトコルを用い 送信する。

 このような実施形態によれば、分析セン 1で診断アルゴリズムを作成し、監視中央セ ンタ2側で診断用移動プログラムを作成し、 々の監視対象部4-1,…に送信し、診断結果等 受け取る構成であるので、例えばインター ット上に分散配置される各専門部門、例え 分析センタ1,監視中央センタ2の役割に応じ 所要とする診断用移動プログラムを、過去 経験等を生かしつつ最適な診断用移動プロ ラムを迅速に作成でき、多数の診断対象の 視診断部4-1,…に容易に提供可能となる。

 また、各監視対象の処理形態や処理能力 応じた診断用移動プログラムを作成でき、 隔監視・診断システムの融通性、信頼性を 上でき、監視対象の交換や変更に十分に対 させることができる。

 なお、本実施形態では、分析センタ1と監 視中央センタ2とに分け、それぞれの役割分 を行っているが、必要な人材が揃っている か、1ケ所に集中させたい場合には中央セン に分析・診断アルゴリズム作成部11、移動 ログラム作成部12、移動プログラム送信部13 び診断結果受信部14を設けた構成であって よい。

(第2の実施形態)
 図2は、第2の実施形態に係る遠隔監視・診 システムの構成図である。

 この遠隔監視・診断システムは、中央セ タ6と、多数の監視対象の監視診断部4,…と 通信ネットワーク3で接続されている。

 中央センタ6には、実施の形態1で説明し また図1に示す分析・診断アルゴリズム作成 11、移動プログラム作成部12、移動プログラ ム送信部13の他、新たに予防保全支援情報作 部15及び予防保全計画最適化処理部16が付加 される。

 なお、分析・診断アルゴリズム作成部11 移動プログラム作成部12、移動プログラム送 信部13及び、各監視対象の監視診断部4-1,…の 構成及び処理内容は、第1の実施形態と同様 あるため、説明を省略する。

 予防保全支援情報作成部15は、各監視対 の監視診断部4-1,…の診断結果送信部33から 診断結果と、データ送信部34からの監視デー タをもとに、予防保全の支援となる情報を作 成する。予防保全の支援としては、診断結果 から部品の点検や交換時期の参考となる情報 を作成する。例えば、診断結果から軽・中・ 重レベル異常に応じた点検又は部品交換を行 う点検・交換予測時期を決定し、点検・交換 部品名と共に予防保全支援情報として出力す る。また、診断結果と監視データとに基づき 、例えば監視対象の構成部品の劣化や監視対 象の能力低下を見極め、部品名と共に監視対 象の構成部品の劣化や監視対象の能力低下の 状態を表す予防保全支援情報を出力する。

 予防保全計画最適化処理部16は、予防保 支援情報作成部15で作成された予防保全支援 情報を表示し、例えば人間系が所定のメッセ ージに従って最適な予防保全計画を作成し、 保守管理室や部品配送センタ等に転送する。 例えば、点検・交換予測時期をもとに、各月 の予定表等に既に書込み中の異なる場所の現 場と重複しないように調整したり、構成部品 の劣化や監視対象の能力低下に基づき、点検 周期を短くしたり、過去の経験等から致命的 な異常が発生する恐れがあるとき、該当部品 の交換を促すメッセージを出すなどである。

 以上のような実施形態によれば、通常,監 視診断を続けているうちに監視対象の状態も 変化していく場合が多いが、初期の計画では 最適な点検保守・部品交換が出来ない可能性 があるが、時々刻々変化していく状況を監視 ・診断することにより、劣化傾向が明確とな り、あるいは性能低下が顕著に現れてくるの で、最適な点検保守、部品交換の計画を作成 することができる。

 また、多数の監視対象の診断結果から得 れる予防保全支援情報に基づいて、地理的 況、場所、保守員等を考慮しつつ、最適な 検保守、部品交換の計画を立てることがで る。

(第3の実施形態)
 図3は、第3の実施形態に係る遠隔監視・診 システムの構成図である。

 この遠隔監視・診断システムは、第2の実 施形態と同様に、中央センタ6と、多数の監 対象の監視診断部4-1,…とが通信ネットワー 3で接続されている。

 中央センタ6においては、分析・診断アル ゴリズム作成部11a、移動プログラム作成部12a 、移動プログラム送信部13a、予防保全支援情 報作成部15及び予防保全計画最適化処理部16 設けられている。

 分析・診断アルゴリズム作成部11aは、前 したように診断用アルゴリズムだけでなく 監視用アルゴリズム及び操作用アルゴリズ を作成する。診断用アルゴリズムについて 前述した通りである。

 監視用アルゴリズムの作成は、各監視対 の処理能力・処理形態に応じた問題を解決 るための監視手順等を規定するソースコー によるアルゴリズムを作成する。そのため は、事前に各監視対象に関する監視すべき ータや仕様等を入手し、監視対象の必要な ータを収集し監視するアルゴリズムを作成 る。

 最も簡単な例としては、監視対象に設置 れる全てのセンサの出力を監視する。また 監視データの伝送に関するアルゴリズムと ては、通常時は主要な監視データのみを中 センタ6に送信し、それ以外の監視データに ついては所定の周期ごとに送信し、必要に応 じて送信データの種類を増加させるなどのア ルゴリズムを作成する。その前提としては、 例えば、通常時に送信するデータの種類と、 レベルに応じた警報レベルで送信するデータ の種類と、異常レベルで送信するデータの種 類とを考慮しつつアルゴリズムを作成する。

 この監視用アルゴリズムの作成は、PCな を用い、例えばプログラム文法によるソー ファイルや設定ファイルのごときアルゴリ ム記述方法等により作成する。さらに、中 センタ6から必要に応じて監視に必要なデー の送信を依頼するアルゴリズムも作成する とも可能である。

 操作用アルゴリズムの作成は、各監視対 の処理能力・処理形態に応じた問題を解決 るための操作手順等を規定するソースコー によるアルゴリズムを作成する。そのため は、事前に監視対象の操作に関するデータ 入手し、監視対象を操作する操作用アルゴ ズムを作成する。

 操作用アルゴリズムとしては、監視対象 一般的な操作手順の他、例えば監視対象の 断したい機能をテストする指令を出力する ルゴリズムを追加する。各監視対象に応じ 操作手順が異なるので、個々の各監視対象 監視診断部4-1,…ごとに異なる場合が多い。 また、監視対象の監視処理には、パラメータ やしきい値を利用して監視処理を実施する場 合、当該パラメータやしきい値を調整するた めの指令を出力するアルゴリズムを追加する 。この場合、最も簡単なアルゴリズムは、あ る微小な一定の割合でパラメータやしきい値 を増加させる、または減少させるアルゴリズ ムを採用する。

 アルゴリズムの作成方法としては、PCな を用いて、プログラム文法によるソースフ イルや設定ファイルのごときアルゴリズム 述方法、フローチャートのような記述方法 により作成する。

 分析・診断アルゴリズム作成部11aは、個 に監視用アルゴリズム、診断用アルゴリズ 及び操作用アルゴリズムを作成し、移動プ グラム群作成部12aに送出する。

 移動プログラム群作成部12aは、分析・診 アルゴリズム作成部11aで作成された監視用 ルゴリズム、診断用アルゴリズム及び操作 アルゴリズムのもとに、監視対象の監視診 部4-1,…にて実行可能な移動プログラムを作 成する。

 監視用・診断用・操作用の各移動プログ ムとしては、純粋にアルゴリズムを実行す ためのプログラムに、入力データ(移動プロ グラム等)を参照するためのサブルーチン、 視データ、診断結果等を出力するためのサ ルーチン、OSなどの他のプログラムとやり取 りするためのサブルーチン等を追加すること により作成する。プログラムの出力形式とし ては、監視対象の監視診断部4-1,…で実行可 なものであれば、どのような形式でも良い 例えばそのまま実行可能なプログラムファ ル、Webページを作成する記述言語やSoap(Simple  object access protocol)に基づいて作成されたフ ァイルであってもよい。

 移動プログラム群送信部13aは、移動プロ ラム群作成部12aで作成された個別の監視用 動プログラム、診断用移動プログラム,操作 用移動プログラムに識別データを付して通信 ネットワーク3を介して該当する監視対象の 視診断部4-1,…に送信する。

 一方、各監視対象の監視診断部4-1,…は、 移動プログラム群受信部31a、移動プログラム 群実行処理部32aの他、第1,第2の実施の形態と 同様の診断結果送信部33及びデータ送信部34 有する。

 移動プログラム群受信部31aは、移動プロ ラムに付される識別データが自己識別デー であれば、個別的に送信される監視用移動 ログラム、診断用移動プログラム、操作用 動プログラムを受信し、プログラムメモリ いは適宜な記憶手段に格納する。受信に当 っては、移動プログラム群送信部13aで用い 通信プロトコルに従って受信する。

 移動プログラム群実行処理部32aは、各移 プログラムを実行するに際し、各移動プロ ラムがEXEファイル等の実行ファイルの場合 そのファイルを実行する。

 移動プログラム群実行処理部32aは、監視 移動プログラム、診断用移動プログラム、 作用移動プログラムを実行するが、それぞ の移動プログラムは例えば以下のような作 を有する。

(監視用移動プログラム)
 監視用移動プログラムは、監視対象の監視 ータを監視し、中央センタ6が必要とする監 視データをデータ送信部34を介して中央セン 6へ送信する。中央センタ6の予防保全支援 報作成部15は、受け取った監視データに基づ いて監視対象の劣化状態の推移や性能劣化の 状態を例えば数値化するなどし、予防保全支 援情報を作成する。

(診断用移動プログラム)
 診断用移動プログラムは、センサなどの監 データから監視対象の状態を診断する。す わち、監視対象の監視データのもとに、監 対象が現在どのような状況にあるかを診断 たり、診断結果から軽・中・重レベル異常 どを診断する。

 診断結果は、診断結果送信部33を介して 央センタ6へ送信する。中央センタ6の予防保 全支援情報作成部15は、受け取った診断結果 ら監視対象の状況を把握し、予防保全支援 報に反映させ、予防保全計画最適化処理部1 6に送出する。予防保全計画最適化処理部16は 、人間系と対話形式を取りながら前述したよ うに最適な予防保全計画を立てる。

(操作用移動プログラム)
 操作用移動プログラムは、所定周期ごとに 視対象の各センサの出力を取り込むための 令を出したり、診断の目的や監視対象の動 改善のために、必要時に監視対象の機能を スト動作させたり、パラメータやしきい値 変更する指令を出す。

 そして、移動プログラム群実行処理部32a 、診断用移動プログラムによる実行により 要とする診断結果を診断結果送信部33に送 し、また、中央センタ6で必要とする監視デ タはデータ送信部34に送出する。

 診断結果送信部33は、診断用移動プログ ムによる実行による診断結果を通信ネット ーク3を介して中央センタ6に送信する。デー タ送信部34は、中央センタ6で必要とする監視 データを通信ネットワーク3を介して中央セ タ6に送信する。これら送信方法は、例えば 央センタ6の移動プログラム群送信部13aの通 信プロトコルと同様なプロトコルを用いて送 信する。

 従って、以上のような実施形態によれば 第2の実施形態と同様の効果を奏する他、個 別に監視用移動プログラム、診断用移動プロ グラム、操作用移動プログラムを作成し、必 要な監視対象の監視診断部4-1,…に送信する で、各監視診断部4-1,…が監視のみ、診断の 、或いは操作のみを変更しようとする場合 その変更する移動プログラムだけ作成し、 要とする監視診断部4-1,…に送信すればよい ので、各監視診断部4の要求に合わせて比較 容易、かつ、迅速に個別の移動プログラム 提供できる。

(第4の実施形態)
 図4は、第4の実施形態に係る遠隔監視・診 システムの構成図である。

 この遠隔監視・診断システムは、実施の 態2,3と同様に、中央センタ6と、多数の監視 対象の監視診断部4-1,…とが通信ネットワー 3で接続される。

 中央センタ6は、実施の形態3と同様の構 に、新たに監視データ送信指令出力部17が追 加される。なお、分析・診断アルゴリズム作 成部11a、移動プログラム作成部12a、移動プロ グラム送信部13a、予防保全支援情報作成部15 び予防保全計画最適化処理部16は、第2及び 3の実施形態と同様であるため、説明を省略 する。

 監視データ送信指令出力部17は、必要に じて必要とする監視対象の監視データを、 信ネットワーク3を介して該当監視対象の監 診断部例えば4-1から入手するための監視デ タ要求指令を出力する。

 一方、各監視対象の監視診断部4-1,…は、 図3と同様な構成要素21a,22a,23,24の他、監視デ タ送信指令受信部35を有する。各構成要素21 a,22a,23,24については、第2の実施形態と同様の ため、説明を省略する。

 監視データ送信指令受信部35は、中央監 センタ6の監視データ送信指令出力部17から られてくる監視データ要求指令を受信し、 動プログラム群実行処理部32aに入力する。 こで、移動プログラム群実行処理部32aは、 視用移動プログラムに割り込みをかけたと 、或いは監視用移動プログラムの処理ルー ンに規定されるデータ要求指令有無判断の とにデータ要求指令有りと判断されたとき 必要とする全ての監視データを収集し、デ タ送信部34から中央センタ6に送信する。中 センタ6は、収集された監視データを予防保 支援情報作成部15で受け取り、前述したよ な予防保全支援情報を作成し出力する。

 従って、以上のような実施形態によれば 第2及び第3の実施形態と同様な作用効果を する他、中央センタ6側の任意の判断に基づ 、必要なときに必要とする監視対象の監視 断部4-1,…から必要な監視データを入手可能 である。その結果、各監視対象の監視診断部 4-1,…は、通常時には必要最小限の監視デー を中央センタ6に送り、中央センタ6から送信 要求があったときに必要とする監視データを 送信することが可能となる。よって、多数の 監視対象が接続される結果、通信ネットワー ク3の負荷が心配とされる場合でも、通常時 通信ネットワーク3の負荷を最低限に抑える とが可能である。

(第5の実施形態)
 図5は、第5の実施形態に係る遠隔監視・診 システムの構成図である。

 この遠隔監視・診断システムは、第3及び 第4の実施形態の移動プログラム群作成部12a 、監視用移動プログラム、診断用移動プロ ラム、操作用移動プログラムをそれぞれ監 用移動エージェント、診断用移動エージェ ト、操作用移動エージェントとして作成し 移動プログラム群送信部13a及びネットワー 3を介して各監視対象の監視診断部4-1,…に送 信する構成である。

 各監視対象の監視診断部4-1,…においては 、個別の、監視用移動エージェント、診断用 移動エージェント、操作用移動エージェント を受け取り、移動プログラム群実行処理部32a で各移動エージェントに従って実行する。

 各移動エージェントは、ユーザの意図を 解しつつ自律的な判断に基づいて所要の処 を実行する機能を持たせたものであって、J AVA(登録商標)やXML、エージェント間通信用言 (ACL)等を利用して作成する。移動エージェ トは、(a)自律的に移動・動作すること、(b) のエージェントと連携を取ることが可能で ること、(c)周りの変化に順応が可能である と、(d)自発的に作業を実施することが可能 ある。

 移動プログラム群実行処理部32aは、エー ェント実行環境を備え、監視、診断、操作 それぞれの移動エージェントを実行する。

(移動エージェント)
 以下、移動エージェントに関する処理につ て説明する。

 ステップ1:移動プログラム群作成部12aは 監視、診断、操作アルゴリズムから監視用 動エージェント、診断用移動エージェント 操作用移動エージェントを作成し、出力指 に基づき、移動プログラム群送信部13aに送 。なお、移動エージェントは、例えばエー ェント記述用のソースコードを用いて作成 る。

 ステップ2:移動プログラム群送信部13aは 移動エージェント(監視用移動エージェント 診断用移動エージェント、操作用移動エー ェント)を受け取ると、ネットワーク3を介 て監視対象の監視診断部4-1,…に送信する。

 ステップ3:監視診断部4-1,…の移動プログ ム群受信部31aは、中央センタ6の移動プログ ラム群送信部13aから送信された移動エージェ ントを受信し、適宜な記憶手段に格納する。 受信時は、例えばエージェント記述用のソー スファイル等で受信する。

 ステップ4:移動プログラム群実行処理部32 aは、エージェント実行環境のもとに、移動 ログラム群受信部31aで受信された移動エー ェントをそれぞれ実行する。ここで、実行 れているエージェントはそれぞれ実行動作 ている。つまり、監視用移動エージェント 監視データの送信などの動作を、診断用移 エージェントは診断実行後に診断結果など 送信動作を、操作用移動エージェントは必 時に監視対象の機能のテスト動作指令の出 やパラメータやしきい値の更新などを実行 る。

 監視対象の監視診断部4-1,…の他の構成要 素33,34の動作は既に述べた通りであり、ここ は省略する。

 従って、以上のような実施形態によれば 第2~第4の実施形態と同様の作用効果を奏す 他、中央センタ6から各監視対象の処理形態 、処理能力等に応じた監視用移動エージェン ト、診断用移動エージェント及び操作用移動 エージェントを作成し、各監視対象の監視診 断部4-1,…に提供するので、各監視対象の監 診断部4-1,…は、各移動エージェントによる 律的な判断に基づいて監視、診断及び操作 行うと共に、必要に応じて必要なデータを 央センタ6に送信し、予防保全支援情報に反 映させることができる。

(ハードウェア構成)
 図6は、前述する各実施形態を実現するため のハードウェア構成を示す図である。

 図6(a)は、図1に示す遠隔監視・診断シス ムの構成に対応するハードウェア構成図で る。すなわち、インターネット等の通信ネ トワーク3には監視中央センタ2及び多数の監 視対象の監視診断部4-1,4-2,4-3,…が接続されて いる。監視中央センタ2にはイントラネット5 介して分析センタ1が接続される。

 分析センタ1には、分析センタ計算機41が 置され、図1に示す分析・診断アルゴリズム 作成部11が設けられている。

 監視中央センタ2には、監視中央センタ計 算機42が設置され、機能的には、図1に示す移 動プログラム作成部12及び移動プログラム送 部13が設けられている。

 各監視対象の監視診断部4-1,4-2,4-3,…には 一般的なPC等の計算機又はボードマイコン43 が設置される。

 計算機又はボードマイコン43は、通信手 、CPU、プログラム実行結果のデータ等を格 するメモリ、移動プログラムを格納する記 媒体の他、マンマシンインタフェース機能 持ったコンソール等で構成される。

 PC等を用いた計算機は、監視対象とはRS-23 2C等により接続され、監視対象とは通信可能 状態になっている。ボードマイコンを用い 場合には、一例として監視対象に組み込ん 利用する。また、監視対象自体に、計算機 機能を備えている場合、監視対象自体の計 機機能を利用する場合もある。

 PC等の計算機又はボードマイコン43は、監 視中央センタ計算機32とほとんど同様である 、キーはボード,マウス等の入力手段の替わ りに、コンソールにて必要な指示データを入 力したり、データ確認を行う。

 図6(b)は、前述する図2ないし図5に示す遠 監視・診断システムの構成に対応するハー ウェア構成図である。すなわち、インター ット等の通信ネットワーク3には中央センタ 6及び多数の監視対象の監視診断部4-1,4-2,4-3, が接続される。

 中央センタ6には、中央センタ計算機44が 置される。中央センタ計算機44は、一般的 PC等の計算機が利用される。中央センタ計算 機44は、通信手段、CPU、プログラム実行結果 データ等を格納するメモリ、移動プログラ 又は移動エージェントを格納する記録媒体 他、キーはボード,マウス等の入力手段が設 けられている。特に、メモリ又は記憶媒体は 多数の監視対象のアルゴリズムや移動プログ ラムを格納し管理することから、データベー スの役割を有している。

 この中央センタ計算機44は、機能的には 図2に示す分析・診断アルゴリズム作成部11 移動プログラム作成部12、移動プログラム送 信部13、予防保全支援情報作成部15及び予防 全計画最適化処理部16が設けられている。

 また、中央センタ計算機44は、機能的に 、図3から図5に示す分析・診断アルゴリズム 作成部11a、移動プログラム群作成部12a、移動 プログラム群送信部13a、監視データ送信指令 出力部17を有する。

 各監視対象の監視診断部4-1,4-2,4-3,…につ ては、図6(a)と同様のハードウェア構成とな っている。

 なお、図6(b)に示すハードウェア構成は、 以下に説明する各実施形態でも同様に適用さ れることは言うまでもない。

(第6の実施形態)
 図7は、第6の実施形態に係る遠隔監視・診 システムの構成図である。

 この遠隔監視・診断システムは、第3及び 第4の実施形態と同様に、中央センタ6と、多 の監視対象の監視診断部4-1,…とが通信ネッ トワーク3で接続されている。

 中央センタ6には、分析・診断アルゴリズ ム作成部11a、移動プログラム群作成部12a、予 防保全支援情報作成部15及び予防保全計画最 化処理部16の他、プログラム・データ送受 部18が設けられている。

 分析・診断アルゴリズム作成部11a、移動 ログラム群作成部12a、予防保全支援情報作 部15及び予防保全計画最適化処理部16につい ては、前述する各実施形態と同様のため、説 明を省略する。

 また、監視対象の監視診断部4-1,…には、 移動プログラム群実行処理部32a及びプログラ ム・データ送受信部36が設けられている。移 プログラム群実行処理部32aについては、前 する各実施形態と同様のため、説明を省略 る。

 この本実施形態において、前述する各実 形態と特に異なるところは、中央センタ6に プログラム・データ送受信部18を設け、監視 象の監視診断部4-1,…にプログラム・データ 送受信部25を設けた点にある。

 中央センタ6のプログラム・データ送受信 部18は、移動プログラム群作成部12aで作成さ た移動プログラム群(監視用移動プログラム 、診断用移動アプログラム、操作用移動プロ グラム)を受け取り、送信先識別データを付 、所要の通信プロトコルのもとに通信ネッ ワーク3を介して監視対象の監視診断部4-1,… に送信する。なお、移動プログラム群として は、監視対象の監視診断部4-1,…の要求に応 て監視用移動プログラム、診断用移動アプ グラム、操作用移動プログラムの何れか1つ 移動プログラムを送信しても良い。

 また、プログラム・データ送受信部18は 各監視対象の監視診断部4-1,…から通信ネッ ワーク3を介して送信されてくる監視結果及 び監視データを受信し、予防保全支援情報作 成部15に送出する。

 監視対象の監視診断部4-1,…のプログラム ・データ送受信部36は、中央センタ6のプログ ラム・データ送受信部18から送信されてくる 動プログラム群(監視用移動プログラム、診 断用移動アプログラム、操作用移動プログラ ム)を送信先識別データのもとに受信し、適 な記憶手段に記憶する。

 移動プログラム群実行処理部32aは、プロ ラム・データ送受信部36で受信された移動 ログラム群,例えば監視用移動プログラムを 行し、必要に応じて監視結果である監視デ タを中央センタ6に送信し、また、例えば診 断用移動プログラムを実行し、診断結果を中 央センタ6に送信する。

 すなわち、プログラム・データ送受信部1 8は、中央センタ6の送受信系の全てを1つにま とめてパッケージ化することにより、中央セ ンタ6への組み込みや通信プロトコルの変更 に柔軟に対処可能とするものである。プロ ラム・データ送受信部36についても同様の機 能を有する。

 従って、以上のような実施形態によれば 前述した各実施の形態と同様の作用効果を する他、中央センタ6や各監視対象の監視診 断部14-1,…等の全ての送受信系を1つにまとめ て標準パッケージ化されたプログラム・デー タ送受信部18及びプログラム・データ送受信 36とすることにより、中央センタ6や各監視 象の監視診断部14-1,…に容易に組み込むこ ができる。

 また、送受信系統を1つにまとめて込み込 むことから、例えば通信プロトコルなどが変 更された時、当該通信プロトコルに基づく送 受信系をそっくり交換すればよく、送受信系 の更新及び保守作業が容易に行うことができ る。

(第7の実施形態)
 図8は、第7の実施形態に係る遠隔監視・診 システムの構成図である。

 この実施の形態は、図7に示す中央センタ 6のプログラム・データ送受信部18及び監視対 象の監視診断部4-1,…のプログラム・データ 受信部36をそれぞれセキュリティ考慮型プロ グラム・データ送受信部19及びセキュリティ 慮型プログラム・データ送受信部37に置き えた構成である。従って、他の構成は前述 た各実施形態と同様であるため、説明を省 する。

 中央センタ6のセキュリティ考慮型プログ ラム・データ送受信部19は、移動プログラム 作成部12aで作成された移動プログラム群(監 視用移動プログラム、診断用移動アプログラ ム、操作用移動プログラム)を受け取り、送 先識別データを付し、所要の通信プロトコ のもとにネットワーク3を介して監視対象の 視診断部4-1,…に送信する。なお、移動プロ グラム群としては、監視対象の監視診断部4-1 ,…の要求に応じて監視用移動プログラム、 断用移動アプログラム、操作用移動プログ ムの何れか1つの移動プログラムを送信して 良い。

 このとき、セキュリティ考慮型プログラ ・データ送受信部19は、認証ソフト及び暗 化ソフトを搭載し、送信先である監視対象 監視診断部4-1,…がセキュリティ考慮型であ ことの認証を得た後、移動プログラム群を 号化したデータとして送信する。

 また、セキュリティ考慮型プログラム・ ータ送受信部19は、各監視対象の監視診断 4-1,…からネットワーク3を介して送信されて くる監視結果及び監視データを受信し、予防 保全支援情報作成部15に送出する。このとき セキュリティ考慮型プログラム・データ送 信部37は送信先である中央センタ6のセキュ ティ考慮型プログラム・データ送受信部19 セキュリティ考慮型であることの認証を得 後、暗号化された監視結果及び監視データ して送ってくるので、当該監視結果及び監 データを暗号解読した後、予防保全支援情 作成部15に送出する。

 一方、監視対象の監視診断部4-1,…のセキ ュリティ考慮型プログラム・データ送受信部 37は、中央センタ6のセキュリティ考慮型プロ グラム・データ送受信部19から送信されてく 移動プログラム群(監視用移動プログラム、 診断用移動アプログラム、操作用移動プログ ラム)を送信先識別データのもとに受信し、 央センタ6が間違いなく送信先であることを 証した後、受信した暗号化移動プログラム を解読し、適宜な記憶手段に記憶する。

 移動プログラム群実行処理部32aは、セキ リティ考慮型プログラム・データ送受信部3 7で受信された移動プログラム群,例えば監視 移動プログラムを実行し、必要に応じて監 結果である監視データを中央センタ6に送信 する。このとき、送信先がセキュリティ考慮 型でことを認証し、監視データを暗号化して 送信する。移動プログラム群実行処理部32aは 、診断用移動プログラムを実行し、診断結果 を中央センタ6に送信する。

このとき、送信先がセキュリティ考慮型で ことを認証し、監視データを暗号化して送信 する。

 従って、以上のような実施形態によれば 前述した各実施の形態と同様な作用効果を する他、送受信系であるセキュリティ考慮 プログラム・データ送受信部19及びセキュ ティ考慮型プログラム・データ送受信部37の みにセキュリティ機能を付加することから、 認証及び暗号・復号化が実施し易くなる。

 また、認証機能及び暗号・復号化機能を めてプログラム・データ送受信部19及びプ グラム・データ送受信部37を標準パッケージ 化でき、よって、対応する中央センタ6や各 視対象の監視診断部14-1,…に簡単に組み込ん で使用できる。その結果、システムへの適用 や移植の際の負担が軽減され、また逐次バー ジョンアップされるセキュリティ機能を含め て送受信系を1つのまとめて容易に込み込む とが可能である。

(第8の実施形態)
 図9は、第8の実施形態に係る遠隔監視・診 システムの構成図である。

 この実施形態では、中央センタ6と多数の 監視対象の監視診断部4-1,…が通信ネットワ ク3で接続される。そして、多数の監視対象 監視診断部4-1,…のうち、1つの監視対象の 視診断部例えば4-1のみにマスタ機能を装備 せ、中央センタ6自体が専ら予防保全計画用 利用するシステムとする。

 すなわち、中央センタ6には、予防保全支 援情報作成部15及び予防保全計画最適化処理 16が設けられている。これら予防保全支援 報作成部15及び予防保全計画最適化処理部16 ついては、第2の実施形態と同様のため、説 明を省略する。

 一方、マスタ機能を有する1つの監視対象 の監視診断部(例えば4-1)は、新たに分析・診 アルゴリズム作成部38、移動プログラム群 成処39移動プログラム群送信部40を有する。 の監視診断部4-1は、移動プログラムを作成 、この作成された移動プログラムを自身の 動プログラム群実行処理部32aで実行すると もに、監視診断部4-1以外の監視対象の監視 断部例えば4-i(i=2,3…)の処理形態や処理性能 の異なる移動プログラムを作成し、監視対象 の監視診断部例えば4-i(i=2,3…)の要求に応じ 、該当する監視診断部例えば4-2に送信する

 すなわち、分析・診断アルゴリズム作成 38、移動プログラム群作成処理部39及び移動 プログラム群送信部40は、前述した分析・診 アルゴリズム作成部11、移動プログラム群 成処理部12a及び移動プログラム群送信部13a 同様な作用を有するので、説明を省略する

 従って、この実施形態によれば、マスタ 能を有する1つの監視対象の監視診断部例え ば4-1が実質的に前述する各実施の形態の中央 センタ6と同様の役割を果すことにより、中 センタ6自体が専ら保守支援に関するデータ 収集し、各監視対象の点検保守に徹するこ ができる。

(第9の実施形態)
 図10は、第9の実施形態に係る遠隔監視・診 システムの構成図である。

 この遠隔監視・診断システムは、中央セ タ6と多数の監視対象の監視診断部14-1、… が通信ネットワーク3で接続されている。中 センタ6には、分析・診断アルゴリズム作成 部11a、アルゴリズム群送信部20、予防保全支 情報作成部15及び予防保全計画最適化処理 16が設けられている。

 分析・診断アルゴリズム作成部11a、予防 全支援情報作成部15及び予防保全計画最適 処理部16は、既に前述した各実施形態と同様 のため、説明を省略する。

 一方、監視対象の監視診断部4-1,…には、 アルゴリズム群受信部31a、移動プログラム群 作成処理部39、移動プログラム群実行処理部3 2a、診断結果送信部33及びデータ送信部34が設 けられている。移動プログラム群実行処理部 32a、診断結果送信部33及びデータ送信部34は 前述した各実施形態と同様のため、説明を 略する。

 分析・診断アルゴリズム作成部11aは、第3 の実施形態と同様に、監視用アルゴリズム、 診断用アルゴリズム、操作用アルゴリズムを 作成し、アルゴリズム群送信部20に渡す。

 アルゴリズム群送信部20は、分析・診断 ルゴリズム作成部11aで作成された監視用,診 用,操作用アルゴリズムを、所要のプログラ ミング言語(例えばJAVA(登録商標)言語)のソー ファイルとし、送信先識別データを付し、 ットワーク3を介して監視対象の監視診断部 14-1,…に送信する。

 監視対象の監視診断部4-1,…のアルゴリズ ム群受信部31aは、中央センタ6から送信され くるソースファイルとされた監視用,診断用, 操作用アルゴリズムを受信し、移動プログラ ム群作成処理部39に送出する。移動プログラ 群作成処理部39は、ソースファイルとされ 監視用,診断用,操作用アルゴリズムをコンパ イルし、移動プログラム群(監視用移動プロ ラム、診断用移動プログラム、操作用移動 ログラム)を作成する。移動プログラム群作 処理部39については、第3の実施形態におけ 移動プログラム群作成処理部12aと同様の作 を有する。

 この実施形態によれば、監視対象の監視 断部4-1,…の処理形態や処理能力に応じて、 例えばプログラム作成処理機能を持っている 場合には、中央センタ6側で監視用,診断用,操 作用アルゴリズムを作成し、ファイル形式で 送信するだけの構成とすることができる。

(第10の実施形態)
 図11は、第10の実施形態に係る遠隔監視・診 断システムの構成図である。

 この遠隔監視・診断システムは、中央セ タ6と多数の監視対象の監視診断部14-1、… が通信ネットワーク3で接続されている。

 中央センタ6には、実施の形態3の構成に たに診断結果分析部21を設けた構成とする。 診断結果分析部21を設けた理由は、監視対象 監視診断部4-1,…の処理能力が低い場合、中 央センタ6側で補完的に診断結果を分析し、 防保全支援情報に反映させる為である。

 なお、分析・診断アルゴリズム作成部11a 移動プログラム群作成処理部12a及び移動プ グラム群送信部13aは、第1から第4の各実施 態と同様の作用を有する。また、各監視対 の監視診断部4-1,…については、第1から第4 各実施形態と同様の構成である。

 診断結果分析部21は、予め数年にわたっ 移動プログラム群作成処理部12aで作成され 診断用動プログラムと当該診断用移動プロ ラムの実行結果である診断結果や監視デー を保存管理し、必要に応じて分析結果の一 を反映させた予防保全支援情報を取り込ん 保管する。そして、診断結果分析部21は、移 動プログラム群作成処理部12aで作成された最 も新しい診断用移動プログラムによる監視診 断部14-1,…からの実行結果である診断結果や 視データを受信し、当該最も新しい診断用 動プログラムを用いたシュミレーションモ ル等を用いて処理能力不足である診断結果 取得する。そして、この診断結果に基づき 既に管理保存中の類似性の高い過去の診断 果や監視データを参照し、監視対象の構成 品の劣化や監視対象の能力低下や軽・中・ レベル異常等を見つけ出し、予防保全支援 報作成部15に送出し、予防保全支援情報に 映させる。

 この実施形態によれば、監視対象の監視 断部4-1,…の処理能力に応じ、移動プログラ ムの一部である診断用移動プログラムの実行 結果である診断結果を取得し、監視対象の監 視診断部4-1,…の不足する処理能力を補完す 診断を実施し、予防保全支援情報作成部15に 与えることにより、予防保全支援情報に適切 に反映させることができる。

(第11の実施形態)
 図12は、第11の実施形態に係る遠隔監視・診 断システムの構成図である。

 この遠隔監視・診断システムは、中央セ タ6と多数の監視対象の監視診断部14-1、… が通信ネットワーク3で接続される。

 中央センタ6は、実施の形態3と同様な構 及び作用を有する他、新たに実施の形態3に 載する移動アプログラム群作成処理部12aに えて、最適移動プログラム群作成処理部22 設けた構成である。

 また、各監視対象の監視診断部4-1,…につ いては、第1から第4の各実施形態と同様の構 である。

 最適移動プログラム群作成処理部22は、 監視対象の監視診断部4-1,…側のメモリの数 応じて、分析・診断アルゴリズム作成部11a 作成されたアルゴリズムをもとに、記憶容 に応じた移動プログラム(監視用移動プログ ラム、診断用移動プログラム、操作用移動プ ログラム)を作成する。

 例えば監視対象の監視診断部4-1,…に搭載 されているメモリの数が少ない状況にある場 合、アルゴリズムをもとに、ループ処理や分 岐処理の並べ方を変更することにより、同時 に使用するメモリが少なくなるような移動プ ログラムを作成する。

 また、監視対象の監視診断部4-1,…に搭載 するメモリ数が多く、かつ、演算速度を上げ る場合、メモリが多く使用し、演算速度を高 速化するような移動プログラムを作成する。

 最も簡単な例では、プログラム言語、例 ばC++言語等を利用する場合、コンパイル後 プログラムの最適化を行う補足指定ができ ものがあるが、監視対象の監視診断部4-1,… のメモリを考慮し、設定変更することにより 作成する。

 最適移動プログラム群作成処理部22で作 された移動プログラムは、移動プログラム 送信部13aからネットワーク3を介して監視対 の監視診断部4-1,…に送信する。

 監視対象の監視診断部4-1,…の作用につい ては、第1から第4の各実施形態と同様である め、説明を省略する。

 従って、この実施形態によれば、監視対 の監視診断部4-1,…のメモリの多少を考慮し つつ、移動プログラムを作成できる。

 その他、本発明は、上記各実施形態に限 されるものでなく、その要旨を逸脱しない 囲で種々変形して実施できる。

 本発明は、多数の監視対象の状態に応じ 変更可能なアーキテクチャを採用すること より、処理形態や処理能力の異なる多数の 視対象に適用でき、また、監視・診断・操 用プログラムを独立して扱うことにより、 監視対象の監視診断部が必要なプログラム みを取り込んで実行する遠隔監視・診断シ テムに適用できる。