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Patent Searching and Data


Title:
DISPOSER
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2008/123549
Kind Code:
A1
Abstract:
To make it possible to efficiently wash the inside of a crushing chamber and a drain pipe part in every water supply. In a disposer, a hopper with a charging port (7a) is mounted in the drain port (2a) of a sink (2) in a kitchen, and the garbage charged into the crushing chamber (7) through the charging port (7a) is crushed. Grooves (52a to 52d) for storage of a detergent, which is dissolved by the water from the sink (2) side and flows into the crushing chamber (7) side, are provided in the outer peripheral part of the charging port (7a). With such a constitution, the inside of the crushing chamber (7) and the drain pipe part can be efficiently washed in every water supply from the sink (2) side.

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Inventors:
ISHIKAWA TETSUO (JP)
HIRANUMA TOSHIO (JP)
NAKASHIMA HISASHI (JP)
Application Number:
PCT/JP2008/056585
Publication Date:
October 16, 2008
Filing Date:
April 02, 2008
Export Citation:
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Assignee:
MAX CO LTD (JP)
ISHIKAWA TETSUO (JP)
HIRANUMA TOSHIO (JP)
NAKASHIMA HISASHI (JP)
International Classes:
B02C18/00; E03C1/262; E03C1/266
Foreign References:
JPS63310652A1988-12-19
JP2002070108A2002-03-08
JP2002256605A2002-09-11
JP2002275978A2002-09-25
JP2007175644A2007-07-12
Attorney, Agent or Firm:
YAMAGUCHI, Kunio et al. (Kanda Ocean Building 15-2, Uchikanda 1-chome, Chiyoda-k, Tokyo 47, JP)
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Claims:
 厨房のシンクの排水口内に、ホッパーの投入口側が取り付けられ、当該投入口から破砕室内に投入される厨芥を破砕処理するディスポーザーにおいて、
 前記投入口の外周部には、
 前記シンク側からの水で溶解して前記破砕室側に流れ込む洗浄剤の収納部が設けられることを特徴とするディスポーザー。
 前記収納部は、
 前記シンク側に前記洗浄剤の挿入部が開口されるとともに、
 前記破砕室側に溶解した前記洗浄剤の通水孔が形成された溝であることを特徴とする請求の範囲第1項に記載のディスポーザー。
 前記収納部には、
 前記洗浄剤を内包するカートリッジが収納され、
 前記カートリッジは、
 前記シンク側に入水用の通水孔が形成されるとともに、前記破砕室側に出水用の通水孔が形成されることを特徴とする請求の範囲第1項に記載のディスポーザー。
 前記収納部は、
 円弧状に分割されていることを特徴とする請求の範囲第1項に記載のディスポーザー。
Description:
ディスポーザー

 この発明は、一般住宅の台所や業務用の 房等のシンクに適用可能なディスポーザー 関する。詳しくは、シンクに取り付けられ 投入口の外周部に、シンク側からの水で溶 して破砕室側に流れ込む洗浄剤の収納部を え、シンク側からの給水時に、収納部の洗 剤を溶解させて破砕室側に供給できるよう して、給水毎に破砕室内及び排水管部を洗 できるようにしたものである。

 現在、一般住宅の台所や業務用の厨房等 流し台のシンクにディスポーザーが設置さ ることがある。ディスポーザーは、シンク 排水口部分にホッパーの投入口が位置する うに、シンクの下面側に取り付けられ、シ ク側から投入される生ごみ等の厨芥を破砕 て水と一緒に排出するものである。

 以前は、破砕された厨芥により下水が汚 される等の問題が指摘されていたが、現在 は、所定の規格を満たすディスポーザーの 置を容認する自治体も多い。更に、マンシ ン等の集合住宅においては、共通の排水処 槽を設けて、ディスポーザーから排出され 水を浄化してから下水に流すといった方式 導入されている。これらのディスポーザー 、生ごみを即座に処理できるので、使用者 とって利便性が高く、更に、自治体にとっ も生ごみの収集量を削減できる効果が見込 れるため、今後一層の普及が予想される。

 こうしたディスポーザーの多くは、破砕 部により破砕室の厨芥を破砕処理し、破砕 に給水される水により破砕された厨芥を排 管部(排水設備)に排出するようになされる 従って、破砕処理を繰り返すうち、特に破 室内側面の底部や、破砕室と排水管部との 結部等に、流れ残った残存物が溜まる場合 ある。こうした残存物を放置すると、やが 腐敗して悪臭やぬめりの原因になるという 題が生じる。

 これに関連して、特開2002-70108号公報(第2 、図2)に示すぬめり取り器が開示されてい 。このぬめり取り器によれば、排水口に装 される蓋と、薬剤を収納した状態で、蓋の 部に脱着自在に装着される薬剤収納器とか なるぬめり取り器において、薬剤収納器の 周面及び内周面の少なくとも一方に凹部を けるとともに、蓋側に当該凹部と係合する 部を設けるものである。このように構成す と、凹部と凸部とを係合することにより、 に形成された開孔と、薬剤収納器に形成さ た流入孔とを一致できるというものである

 更に、特開2002-256605号公報(第2及び4頁、 2)に示すぬめり取り器も開示されている。こ のぬめり取り器によれば、排水口に装着され る蓋と、薬剤を収納した状態で、蓋の下部に 脱着自在に装着される薬剤収納体とからなる ぬめり取り器において、薬剤収納体を紙又は 不織布で作成したものである。このように構 成すると、スリット状の流入孔を備えた薬剤 収納ケースを製造する場合に比べて、コスト を削減できるというものである。

 更にまた、特開2002-275978号公報(第2及び3 、図3)に示すぬめり取り器が開示されている 。このぬめり取り器によれば、排水口に装着 される蓋と、薬剤を収納した状態で、蓋の下 部に脱着自在に装着される薬剤ケースとから なるぬめり取り器において、薬剤ケースの上 面の蓋で覆われている閉塞部分に、孔部を形 成したものである。このように構成すると、 排水口の全面に薬剤を供給できるというもの である。

 特許第3862542号公報(第2及び5頁、図4)に示す 所流し台の排水口用蓋も開示されている。 の排水口用蓋によれば、円板形状の中央部 、板状の平板部と、円板形状の中心から放 状に複数の切り込みが設けられることによ 形成される複数の舌状片で構成されるもの ある。このように構成すると、多量のゴミ 収納部への流出を可能とする一方で、内部 ゴミを上方から視覚されないようにできる いうものである。

 上述した特開2002-70108号公報(第2頁、図2) 特開2002-256605号公報(第2及び4頁、図2)、特開2 002-275978号公報(第2及び3頁、図3)および特許第 3862542号公報(第2及び5頁、図4)のぬめり取り器 及び排水口用蓋によれば、シンクの排水口の 蓋体の外周部に薬剤(洗浄剤)を収納して、配 管を洗浄するものである。しかし、これら ディスポーザーの蓋体に適用した場合、蓋 と破砕室との間に生じる間隙のため、破砕 の内側面の底部のような特に厨芥が溜まり すい部位に洗浄剤を供給し難いという問題 ある。

 そこで本発明は、上述の問題に鑑み創作 れたものであり、シンク側からの給水時に 破砕室の内側面に沿って洗浄剤を供給でき ようにして、厨芥が留まりやすい部位やぬ りが発生しやすい部位を効率よく洗浄でき ようにしたディスポーザーを提供すること 目的とする。

 この発明に係るディスポーザーは、厨房 シンクの排水口側にホッパーの投入口が臨 ように取り付けられ、当該投入口から破砕 内に投入される厨芥を破砕処理するディス ーザーにおいて、投入口の外周部には、シ ク側からの水で溶解して破砕室側に流れ込 洗浄剤の収納部が設けられることを特徴と るものである。

 この発明に係るディスポーザーによれば シンクに取り付けられたホッパーの投入口 外周部に、シンク側からの水で溶解して破 室側に流れ込む洗浄剤の収納部が設けられ いる。従って、シンク側からの給水時に、 納部の洗浄剤を溶解させて破砕室側に供給 きる。

 この発明に係るディスポーザーによれば シンクに取り付けられたホッパーの投入口 外周部に、シンク側からの水で溶解して破 室側に流れ込む洗浄剤の収納部を備えるも である。この構成により、シンク側からの 水時に、収納部の洗浄剤を溶解させて破砕 側に供給できるので、給水毎に破砕室内及 排水管部を洗浄できるとともに、破砕室内 び排水管部のぬめりの発生を防止できる。 た、破砕室の内側面に沿って洗浄剤を供給 きるので、厨芥が留まりやすい部位や、ぬ りが発生しやすい部位を効率よく洗浄でき 。

第1の実施例としてのディスポーザー1 構成例(その1)を示す上面図である。 ディスポーザー1の構成例(その2)を示す A1-A1矢視断面図である。 ディスポーザー1の構成例(その3)を示す 概略断面図である。 第1回転破砕刃12の構成例を示す上面図 である。 第1回転破砕刃12の構成例を示す正面図 である。 第1回転破砕刃12の構成例を示す側面図 である。 第1固定破砕刃13の構成例を示す上面図 である。 第1固定破砕刃13の構成例を示す正面図 である。 第1固定破砕刃13の構成例を示す側面図 である。 第2回転破砕刃14の構成例を示す上面図 である。 第2回転破砕刃14の構成例を示すA6-A6矢 断面図である。 第2固定破砕刃15の構成例を示す上面図 である。 第2固定破砕刃15の構成例を示すA7-A7矢 断面図である。 第3回転破砕刃16の構成例を示す上面図 である。 第3回転破砕刃16の構成例を示す正面図 である。 蓋体11の構成例を示す上面図である。 蓋体11の構成例を示すA9-A9矢視断面図 ある。 カートリッジ70の構成例を示す斜視図 ある。 カートリッジ70及び蓋体11の装着例を す上面図である。 ディスポーザー1の機能例を示す概略 面図である。 第2の実施例としてのカートリッジ90 構成例を示す上面図である。 第2の実施例としてのカートリッジ90 構成例を示す正面図である。

 続いて、この発明に係るディスポーザー ついて、図面を参照しながら説明をする。

 図1は、この発明の第1の実施例としての ィスポーザー1の構成例(その1)を示す上面図 ある。図2は、ディスポーザー1の構成例(そ 2)を示す図1のA1-A1矢視断面図である。図1に すディスポーザー1は、厨房のシンク2の排 口2a内に投入口7aを有するホッパー3が取り付 けられ、当該投入口7aから破砕室7内に投入さ れる厨芥を破砕処理するものである。ディス ポーザー1は、シンク2への取付手段としてシ クフランジ50及びシンクナット96(図2参照)を 備えている。

 シンクフランジ50の投入口7aの外周部には 、収納溝52a~52dが設けられている。収納溝52a~5 2dは、収納部の一例を構成し、シンク2側から の水で溶解して破砕室7側に流れ込む洗浄剤 収納するようになされる。収納溝52a~52dは溝 をなし、シンク2側(上面側)に洗浄剤の挿入 が開口されるとともに、破砕室7側に溶解し た洗浄剤を排出できるような通水孔54a~54d(図2 参照)が形成されている。収納溝52a~52dは、投 口7aの外周部において、複数、ここでは4つ 分割された円弧状に構成されている。収納 52a~52dには、この例では4つのカートリッジ70 が収納される。

 シンクフランジ50は、上述の収納溝52a~52d 他、ロック用突起53a及び53b、ロックフラン 55a~55d、ネジ溝57を有する。また、シンクフ ンジ50の本体部は、互いに一体成形された 部50c、胴部50dからなる。

 胴部50dは、シンク2の排水口2aと略同じ外 で、破砕室7の投入口7aと略同じ内径の短い 状に構成される。胴部50dの外周面50bには、 ジ溝57が設けられている。また、外周面50b 上端部には、鍔部50cが外側へ突出するよう 形成されている。鍔部50cは排水口2aよりも充 分大きい外径を有している。

 シンクフランジ50は、シンク2の上面側か 胴部50d部分が挿入され、シンク2の下面側に 設置されるシンクナット96とネジ溝57を螺合 ることで、排水口2aの端縁側に鍔部50cを引っ 掛けるようにして取り付けられる。このとき 、シンクフランジ50とシンクナット96とによ 、破砕室7の外枠を構成するホッパー3の上部 が嵌合される。

 一方、シンクフランジ50の胴部50dの内周 50aには、後述の蓋体11(図3参照)に対するロッ ク手段として、ロック用突起53a及び53bと、ロ ックフランジ55a~55dとが設けられる。2つのロ ク用突起53a及び53bは、上面側からみて180° 間隔で一対設けられ、4つのロックフランジ5 5a~55dは、ロック用突起53a及び53bより下側(破 室7側)の位置に、間隙δW1を開けて設けられ 。

 ここでロック用突起53aの幅は、他方のロ ク用突起53bの幅よりも狭くなされる。これ 、蓋体11の装着位置(装着方向)を規制するた めである。蓋体11は、ロック用突起53a、53bと ックフランジ55a~55dとの間隙δW1において保 される。

 図3は、ディスポーザー1の構成例(その3) 示す概略断面図である。ディスポーザー1は 上述の取付手段の他に、図3に示すようなホ ッパー3、破砕ユニット4、蓋体11、排水管接 口8、底板9、駆動軸10、制御手段、駆動モー 、減速ユニット等を備えて構成されている ディスポーザー1はグラインダー型のものを 例示する。

 ホッパー3は、ここでは直立円筒形の筒状 をなし、厨房設備に設けられたシンク2の下 に設置される。ホッパー3の上端部は、上述 シンクフランジ50及びシンクナット96を介し てシンク2の排水口2aに嵌合固定されている。 ホッパー3内部は破砕室7を構成する。

 ホッパー3の内部には、ホッパー3に対し 着脱可能に破砕ユニット4が装着される。破 ユニット4は、最下段に第3回転破砕刃16を有 しており、第3回転破砕刃16下面の中央部に設 けられた嵌合部37が図示しない減速ユニット 駆動軸10に嵌合される。

 ホッパー3の下部には、シンク2に対する り付け固定用の筐体(ケース)が連結され、そ の内部には図示はしないが、駆動手段として の駆動モータや減速ユニットが設置されてい る。駆動モータは減速ユニットを介して破砕 ユニット4の回転破砕刃を回転駆動する。

 ホッパー3の内周面には、この例ではシン ク2側(上側)からみて互いの角度が180°となる 置に、投入口7a側から下側に延在する一対 嵌合溝3aが形成されている。破砕ユニット4 、当該嵌合溝3aとの嵌合部位を有し、ホッパ ー3に対して着脱自在となっている。破砕ユ ット4は、投入口7aから挿抜される。

 ホッパー3の下端部の外周面の所定部位に は、排水管部と接続される排水管接続口8が けられる。ホッパー3の底部には、この排水 接続口8へ向かって傾斜した底板9が設けら 、底板9の中心部は減速ユニットの駆動軸10 受ける軸受部となされる。

 また、ホッパー3の上部付近の投入口7aに 蓋体11が着脱可能に取り付けられる。ディ ポーザー1を使用するときは、蓋体11によっ 投入口7aが閉塞され、生ごみ処理中に、手な どが破砕室7内に不用意に差し込まれないよ にすると共に、破砕された生ごみがシンク2 に飛び散らないようにしている。

 またここでは、蓋体11の着脱に連動して 動モータが制御されるようになっている。 のため、ディスポーザー1は、蓋体11に設け れた永久磁石などを利用して、投入口7aが閉 塞(ロック)されたことを検出する検出手段を える。ここではホッパー3側に設けられた磁 気センサによって投入口7aが閉塞されたこと 検出すると、図示しない制御手段によって 動モータの駆動等が制御される。

 破砕ユニット4は、複数、この例では5つ 破砕刃、第1回転破砕刃12、第1固定破砕刃13 第2回転破砕刃14、第2固定破砕刃15及び第3回 破砕刃16が積層されて構成される。

 図4A~図4Cは、第1回転破砕刃12の構成例を している。図4Aはその上面図、図4Bは正面図 図4Cは図4Bの側面図である。第1回転破砕刃12 は、ハブ19、攪拌アーム20、ハンドル21を有し て構成され、破砕ユニット4の最上段に配置 れる。

 軸受部であるハブ19の側部には、図4Aに示 すように、1本の攪拌アーム20が水平方向に延 在している。攪拌アーム20は、回転動作で生 みを取り込み、下段の破砕刃へと押し込む うになされる。攪拌アーム20の回転方向に ける前後両面には、図4B及び図4Cに示すよう 押し込み面20aが形成されている。

 押し込み面20aは、攪拌アーム20の両側面 おいて上端が下端に対して突出する方向に 斜した斜面(テーパ面)である。攪拌アーム20 、双方向の回転動作で、押し込み面20aに接 た生ごみに対して、下方に押し付ける力を える。押し込み面20aの両側面の下端側には ッジ20bが形成され、図5Aに示す第1固定破砕 13との協働で生ごみを粗く破砕する破砕刃 して機能する。

 また、ハブ19の上面には、ハンドル21が形 成される。ハンドル21は、ここでは上面から て攪拌アーム20と略直角に、ハブ19から左右 に同じ長さだけ延在するように設けられる。 ハンドル21は破砕ユニット4を引き上げるとき の把持部(取っ手)として機能する。把持部と て利用されるため、ハンドル21は指がかか 程度の長さに選定されている。

 一方、ハブ19には、後述する第3回転破砕 16に設けられた回転駆動軸36(図8A及び図8B参 )の係止部36aが挿通できる挿通孔19aが穿設さ れている。挿通孔19aは、平面視でD形の空孔 なされており、従って係止部36aも断面D形と されることで、両者が回転的に一体となさ る。

 図5A~図5Cは、第1固定破砕刃13の構成例を す図である。図5Aはその上面図、図5Bは正面 、図5Cは図5Bの側面図である。第1固定破砕 13は、ハブ22、アーム23、タブ24を有し、第1 転破砕刃12の下段に配置される。

 第1固定破砕刃13は、図5Aに示すように、 央のハブ22から、2本のアーム23が、上面から みて互いに略180°をなす方向に延在する形状 有している。各アーム23は平板形状で、上 端にエッジが形成されている。アーム23は、 上述した第1回転破砕刃12及び図6A及び図6Bに す第2回転破砕刃14との協働で破砕刃として 能する。

 各アーム23の各先端には回転阻止手段と て機能するタブ24が設けられる。タブ24は、 5Bに示すようにホッパー3の長手方向に延在 るように上下方向に延びるようになされ、 側に向けて設けられた上側タブ24aと下側に けて設けられた下側タブ24bとからなる。第1 固定破砕刃13は、このタブ24をホッパー3の嵌 溝3a(図3参照)に嵌合させることで、回転を 制される。タブ24には、この例では、第1回 破砕刃12のホッパー3に対する装着位置(深さ) を考慮して、全体の長さが選定された長尺タ ブが使用される。

 長尺のタブ24としたのは、第1には、第1固 定破砕刃13に対する回転規制を確実に行うた である。第2には、嵌合溝3aの空きをできる け少なくしてタブ24によって嵌合溝3aを埋め るためである。そのため、下側タブ24bよりは 上側タブ24aの方が数倍長くなるように選定さ れ、嵌合溝3aに対する嵌合長を長くしている

 また、このように上側タブ24aを長くする とで図3に示したようにホッパー3に破砕ユ ット4を装着したとき、投入口7a側から上側 ブ24aの先端までの空きが少なくなり、嵌合 3a内に破砕された生ごみが付着するのを防止 している。

 また、図5Cに示すように、タブ24はその上 端側の幅は嵌合溝3aの幅とほぼ同じくなるよ に選定され、下端に行くにしたがって若干 くなっている。これは嵌合溝3aに対するタ 24の装着後におけるガタ付きを少なくするた めと、嵌合溝3aに対するタブ24の係合をより ムーズに行うためである。

 下側タブ24bは、第1固定破砕刃13と第2固定 破砕刃15との間に、第2回転破砕刃14を介在さ るための、所定の高さの隙間を形成するよ に設けられている。そのため、この例では 側タブ24bの長さは第2回転破砕刃14の刃先ま の長さのほぼ1/2に選定されている。

 一方、ハブ22の内孔23aの径は図6A及び図6B 示す第2回転破砕刃14の軸部の径や、回転駆 軸36の径より大きく、第2回転破砕刃14の軸 や回転駆動軸36とはそれぞれ干渉しない寸法 となっている。

 図6A及び図6Bは、第2回転破砕刃14の構成例 を示す図である。図6Aはその上面図であり、 6BはそのA6-A6矢視断面図である。第2回転破 刃14は、ハブ27、アーム28を有し、第1固定破 刃13の下段に配置される。

 第2回転破砕刃14は、図6Aに示すように、 ブ27の側部から、3本のアーム28が、互いに略 120°を有して放射状に延在した形状を有する 各アーム28はホッパー3の内壁に接触しない うに、ホッパー3の内径よりもわずかに短か な半径となされる。各アーム28にはその底面 所定のピッチを有する櫛歯部28aが形成され 。

 一方、ハブ27の中心部は係合孔27aが穿設 れ、回転駆動軸36(図3参照)と嵌合して、これ より回転力が第2回転破砕刃14に与えられる。 そのため、係合孔27aは回転駆動軸36と回転的 一体となるように非円形(例えば角孔)とな れている。

 図7A及び図7Bは、第2固定破砕刃15の構成例 を示している。図7Aはその上面図、図7Bはそ A7-A7矢視断面図である。第2固定破砕刃15は、 ハブ30、アーム31、櫛歯部31a、リング33、タブ 33aを有し、第2回転破砕刃14と噛合するように 、第2回転破砕刃14の下段に配置される。

 第2固定破砕刃15は、図7Aに示すように、 央部のハブ30から等間隔で接線方向に放射状 に延びる8本のアーム31をリング33が囲んだ形 を有している。リング33の外周には、上面 からみて180°間隔で一対のタブ33aが形成され る。一対のタブ33aは第2固定破砕刃15をホッパ ー3に固定するための回転阻止手段として機 する。そのため、一対のタブ33aはホッパー3 内壁に形成された嵌合溝3aに嵌合できるよ に、その幅よりも若干幅狭な板体として形 される。この幅は第1固定破砕刃13の下側タ 24b(図5A~図5C参照)の幅とほぼ同じである。タ 33aを嵌合溝3aに装着嵌合させることで、第2 定破砕刃15の回転を規制する。

 これらのタブ33aは所定の高さを有し、第1 固定破砕刃13の下側タブ24bがタブ33aの上面と 接することで、第1固定破砕刃13と第2固定破 砕刃15との間に所定の高さの隙間が形成され 第2回転破砕刃14とで厨芥を破砕できるよう 噛み合っている。

 一方、ハブ30の中心孔30aは回転駆動軸36と は干渉しない寸法となっている。また、第2 定破砕刃15の8本のアーム31の中で、6本のア ム31には、上面に図7Bに示すような櫛歯部31a 形成される。

 櫛歯部31aは、図6A及び図6Bに示した第2回 破砕刃14の櫛歯部28aと噛み合うピッチを有し 、図3に示したように、第2回転破砕刃14と第2 定破砕刃15を重ねることで、両者の櫛歯部28 a,31aが厨芥を破砕できるようにわずかな隙間 もって噛み合わさっている。これにより、 歯部31aは、上段の破砕刃から送り込まれた ごみを、第2回転破砕刃14の櫛歯部28aとの協 で破砕する。

 上述したように、第2回転破砕刃14のアー 28は3本、第2固定破砕刃15のアーム31は8本で るので、アーム28同士の間隔に対してアー 31同士の間隔が狭い。このため、8本全ての ーム31に櫛歯部31aを設けると、第2回転破砕 14のアーム28の間に常に第2固定破砕刃15の櫛 部31aが存在する状態となり、ある程度の大 さのブロック形状の生ごみが投入された場 に、第2回転破砕刃14のアーム28間に生ごみ 入り込まず、破砕されにくくなる事態が想 される。

 そこで、8本のアーム31の中で、例えば2本 のアーム32には櫛歯部31aを設けないことで、 2回転破砕刃14の回転動作中に、第2固定破砕 刃15の櫛歯部31aを設けていないアーム31が第2 転破砕刃14のアーム28の間に位置する場合は 、円周方向に広い空間が形成されるようにす る。

 第2固定破砕刃15は、図7Aに示すように、 アーム31の側面のうち、回転方向側に位置す る側面に波面31bが形成される。波面31bは、そ の下端が上端よりも短くなされたテーパを有 する波面として形成される。アーム31は、波 31bを形成されることで、そのテーパを有す 凹部で生ごみを捕らえて生ごみの半径方向 の移動を抑制し、生ごみを確実に破砕でき ようにしている。

 図8A及び図8Bは、第3回転破砕刃16の構成例 を示している。図8Aはその上面図であり、図8 Bはその正面図である。第3回転破砕刃16は、 板35、回転駆動軸36を有し、破砕ユニット4の 最も下段に配置される。

 円板35は、全面に多数のスリット35aを開 している。本例では、スリット35aは、複数 スリット群に分かれて形成され、各スリッ 群の隣接のスリット35a同士は互いに略平行 配列される。

 円板35の上面は平面で、図7A及び図7Bに示 た第2固定破砕刃15の各アーム31の底面に接 ながら回転する。また、スリット35aは円板35 を表裏貫通し、スリット35aの上面側開口縁部 には鋭利なエッジが形成される。

 第3回転破砕刃16は、円板35の上面を、第2 定破砕刃15のアーム31の底面と擦り合わせな がら回転動作を行う。第2固定破砕刃15のアー ム31は、第3回転破砕刃16が回転動作すること 、波面31bに接した生ごみを、第3回転破砕刃 16に押し付ける。

 つまり、第2回転破砕刃14の櫛歯部28a(図6B) と、第2固定破砕刃15の櫛歯部31a(図7B)により 砕されて第3回転破砕刃16の円板35の上面に落 下した生ごみはスリット35aに引っ掛かるが、 第3回転破砕刃16が回転することで、波面31bに より生ごみがスリット35aに押し付けられ、ス リット35aのエッジ部分により生ごみが破砕さ れる。

 一方、回転駆動軸36は、円板35の中央部か ら上面側に突出するように一体形成されてい る。回転駆動軸36は、第1及び第2回転破砕刃12 及び14に対しては回転的に一体となり、第1及 び第2固定破砕刃13と15に対しては回転的にフ ーとなるような形状となされている。その め、第1及び第2回転破砕刃12及び14に対応す 回転駆動軸36は角軸部(嵌合軸部)となされ、 それ以外は丸軸となされる。そして、その軸 頭部は、D型の断面積を有するとともに、芯 にネジ部が切られた係止部36aとして機能す ように構成されている。

 また、円板35の下面側には回転駆動軸36の 一部として機能する嵌合部37が設けられ、上 した減速ユニットの駆動軸10と係合して回 駆動される構成となされている。嵌合部37は 駆動軸10との嵌合状態を良好にするため、そ 内穴37aは角穴となされる。六角穴でもよい また、嵌合部37は減速ユニットの駆動軸10と はできるだけ充分な嵌合状態となるように嵌 合部37の嵌合長が選定されているものとする

 以上のように構成された第1回転破砕刃12, 第1固定破砕刃13,第2回転破砕刃14,第2固定破砕 刃15及び第3回転破砕刃16は、順に並べられて 第3回転破砕刃16に設けられた回転駆動軸36 貫通させることで互いに積層される。その 、図3に示すように回転駆動軸36の軸頭部で る係止部36aの上端よりネジ29aを螺合させて 締することで、複数の破砕刃12~16が一体化さ れた破砕ユニット4が得られる。このように て破砕ユニット4が構成される。以下で、蓋 11について説明をする。

 図9A及び図9Bは、蓋体11の構成例を示す図 ある。図9Aはその上面図、図9Bは図9AのA9-A9 視断面図である。蓋体11は、胴部67、頂面板6 0、係合フランジ61、挿着用凹部62a及び62b、ス トッパ64a~64d、透孔68a及び68b、取っ手69、磁石 等を有して構成される。

 蓋体11の本体部は、図9Bに示すように筒状 の胴部67と、胴部67の頂面を閉塞する頂面板60 と、胴部67及び頂面板60に連なって一体成形 れた係合フランジ61とで構成される。胴部67 は、蓋体11の回動位置を検出するため、図 しない3個の磁石が取り付け固定される。蓋 11の回動位置とは、ここでは破砕処理をオ する位置及びオンする位置である。

 頂面板60には、取っ手69と、複数の注入用 の透孔68aとが設けられる。取っ手69は頂面板6 0の中央部を隆起させて形成され、蓋体11の回 動操作の際に摘まれる。取っ手69の一方の端 には、合わせマーク69aが形成されている。 こでは蓋体11が回動操作され、合わせマー 69aが、シンクフランジ50の「OFF」の回動位置 に合わせられたとき、ディスポーザー1の破 処理はオフし、シンクフランジ50の「ON」の 動位置に合わせられたとき、破砕処理はオ する。

 透孔68aは、頂面板60に給水された破砕処 用の水を満遍なくホッパー3の内部に導くよ になされる。また、頂面板60の円周部と係 フランジ61との連結部付近には矩形をなす注 入用の透孔68bが穿設される。

 一方、係合フランジ61には、ほぼ180°対向 する位置に凹状に切り欠かれた挿着用凹部62a 及び62bが形成される。挿着用凹部62a及び62bの 一方の切り欠き端面(一辺)側であって、係合 ランジ61の上面には、突起からなるストッ 64b及び64dが設けられている。この例では更 挿着用凹部62aと62bの中間部にも2個のストッ 64a及び64cが設けられている。

 また、蓋体11の装着位置を規制するため 方の挿着用凹部62aは上述したロック用突起53 aに対応した幅(円周方向の幅)となされ、他方 の挿着用凹部62bは、他方のロック用突起53bに 対応した幅となされている。このように幅の 長さを異ならせることで、蓋体11の装着位置 規制できるようになる。このようにして蓋 11が構成される。以下でディスポーザー1に る破砕処理方法について、簡単に説明をす 。

 図3に示した投入口7aから生ごみを投入し 後で、蓋体11で投入口7aを閉じると、制御手 段は蓋体11が閉じられたことを検出して駆動 ータを回転させる。具体的には、数秒毎、 えば5秒毎に正転と逆転動作を繰り返す回転 動作を行う。モータの回転速度としては、100 rpm程度に設定され、騒音や振動の発生を抑え ている。生ごみの破砕処理中は、シンク2に を流すことにより、透孔68a及び68bから破砕 7へ給水を行う。

 駆動モータが回転すると、破砕ユニット4 は、第1回転破砕刃12、第2回転破砕刃14及び第 3回転破砕刃16が一体に回転する。これに対し て、タブ24、33aの作用で第1固定破砕刃13と第2 固定破砕刃15は回転しない。

 破砕室7内の生ごみは、第1回転破砕刃12の 攪拌アーム20により攪拌され、下段の第1固定 破砕刃13のアーム23との協働でおおまかに破 されると共に、破砕された生ごみが第2回転 砕刃14のアーム28間に送り込まれる。

 第2回転破砕刃14のアーム28の間に送り込 れた生ごみは、第2回転破砕刃14の回転によ 、アーム28の櫛歯部28aと、下段の第2固定破 刃15のアーム31の櫛歯部31aとの噛み合いで細 く破砕される。

 第2固定破砕刃15は、複数のアーム31の中 櫛歯部31aを設けないアーム32を備えることで 、第2回転破砕刃14の回転により、櫛歯部31aが 設けられていないアーム32が第2回転破砕刃14 アーム28の間に位置すると、円周方向に大 な空間が形成される。これにより、ブロッ 状等の大きな生ごみでも第2回転破砕刃14の ーム28間に入り込み、第2回転破砕刃14の回転 によって、その櫛歯部28aと、第2固定破砕刃15 の他のアーム31の櫛歯部31aとの噛み合いで細 く破砕される。これにより、少ない枚数の 定破砕刃と回転破砕刃の組み合わせで、様 な大きさが混在した生ごみを破砕すること できる。

 第2回転破砕刃14と第2固定破砕刃15との協 で破砕された生ごみは、第2固定破砕刃15の アーム31及びアーム32と第3回転破砕刃16の円 板35との協働で、スリット35aから排出される

 第3回転破砕刃16の回転で上段側のアーム3 1及びアーム32の波面31b、32aに生ごみが接触す ると、波面31b、32aの傾斜角度によって、生ご みは第3回転破砕刃16方向である下方へ押し付 けられる力を受ける。

 これにより、生ごみは、第3回転破砕刃16 回転によって波面31b、32aによりスリット35a 押し付けられて、スリット35aの上面側開口 部のエッジにより破砕されながら、波面31b 32aで更に押し込まれてスリット35aを通り下 へ落下する。上述したように、スリット35a その底面側の開口が大きくなった段差を有 るので、スリット35aに押し込まれた生ごみ 、スリット35aに詰まることなく下方へ落下 る。落下したゴミは、底板9を通って排水管 接続口8から排水管部へ排出される。このよ にして、ディスポーザー1による破砕処理が 行される。以下で、ディスポーザー1に装着 されるカートリッジ70について説明をする。

 図10はカートリッジ70の構成例を示す斜視 図である。図10に示すカートリッジ70は、破 室7を洗浄するための洗浄剤を内包するもの ある。カートリッジ70は、ここでは投入口7a の環状の外周部を4つに分割した円弧状にな れ、収納溝52a~52dに、間隙がほとんどないよ に収納される。カートリッジ70は、容器部74 と蓋部72とにより構成される。

 容器部74は、ここでは円弧状の底面74eと 湾曲する内側面74a及び外側面74bと、両端部 側面74c及び74dとを備え、上面が開口された 器である。容器部74の内側面74aにおける下端 縁側には、出水用の通水孔75がここでは複数 形成されている。通水孔75は、カートリッ 70が収納溝52a~52dに収納された際に破砕室7側 面するようになる。容器部74には、ここで 球状の固形洗浄剤80が内包される。固形洗浄 剤80を内包した容器部74の上面には、蓋部72が 溶着又は接着される。

 蓋部72は、容器部74の底面74eと略同形状に 構成され、ここでは全面に複数個の入水用の 通水孔73が形成されている。通水孔73は、カ トリッジ70が収納溝52a~52dに収納された際に ンク2側(上面側)に面するようになる。また 蓋部72の一方の端部には、ここでは取っ手部 77が形成されている。取っ手部77は、カート ッジ70の装着時に、収納溝52a~52dの縁部に引 掛かるようになされ、カートリッジ70の装着 及び脱着の際の取っ手として機能する。この ようにしてカートリッジ70が構成される。以 で、ディスポーザー1へのカートリッジ70及 蓋体11の装着方法について説明をする。

 図11は、カートリッジ70及び蓋体11の装着 を示す上面図である。図11に示すカートリ ジ70をディスポーザー1に装着する場合、取 手部77を摘み、通水孔73が上面になるように て、カートリッジ70を収納溝52a~52dの上面側 挿入部から嵌め込む。ここでは4つのカート リッジ70を順番に収納溝52a~52dに装着する。

 また蓋体11をディスポーザー1に装着する 合は、取っ手69を摘んで投入口7aの上側から 蓋体11を下げ、挿着用凹部62a及び62bを、それ れロック用突起53a及び53bに嵌合させるよう する。蓋体11を下げたら、ロック用突起53a び53bとロックフランジ55a~55dとの間に係合フ ンジ61を係合させて蓋体11を回動させる。

 ここで蓋体11の合わせマーク69aが、図11に 示すようにシンクフランジ50の「ON」に合わ られると、ここでは所定の遅延時間を持っ 、ディスポーザー1が破砕処理を開始する。 のようにして、カートリッジ70及び蓋体11が ディスポーザー1に装着される。以下で、デ スポーザー1の破砕処理時の機能例について 明をする。

 図12は、ディスポーザー1の機能例を示す 略断面図である。図12に示すディスポーザ 1は、破砕処理時の状態を示しており、カー リッジ70及び蓋体11が装着されている。破砕 処理時、図示しない水道の蛇口から給水がな されると、給水された水のうち水M1は、蓋体1 1の透孔68a及び68bを介して、破砕室7全域に供 される。これらの水M1は、主に破砕処理さ た厨芥を排水管部から排出する。

 供給された水のうち水M2は、収納溝52a~52d ら、通水孔73を介してカートリッジ70に入り 、固形洗浄剤80を少し溶解させて洗浄剤溶液 なり、通水孔75及び通水孔54a~54dを通って、 砕室7側に供給される。このとき、通水孔54a ~54dは破砕室7の内側面に開口されているので 水M2は破砕室7の内側面に沿って供給される うになる。従って水M2は、破砕室7の内側面 もちろんのこと、主に破砕室7内の底部及び 排水管接続口8及び排水管部のような、特に 芥が溜まりやすく、ぬめりが発生しやすい 位に効率よく流れ込むようになる。

 このように、この発明の第1の実施例とし てのディスポーザー1によれば、シンク2に取 付けられた投入口7aの外周部に、シンク2側 らの水で溶解して破砕室7内に流れ込む洗浄 剤の収納溝52a~52dが設けられるものである。

 従って、シンク2側からの給水時に、収納 溝52a~52dの洗浄剤を溶解させて破砕室7側に供 できるので、給水毎に破砕室7内及び排水管 部を洗浄できるとともに、破砕室7内及び排 管部のぬめりの発生を防止できる。

 また、投入口7aの外周部に収納溝52a~52dを けることにより、破砕室7の内側面に沿って 洗浄剤を供給できるので、厨芥が留まりやす く、ぬめりが発生しやすい破砕室7の底部及 排水管部との連結部等を効率よく洗浄でき ようになる。

 また、収納溝52a~52d及びカートリッジ70を 数に分割することにより、固形洗浄剤80の 用状況に応じて、個別にカートリッジ70を取 り替えることができるので経済的である。

 またこの例では、環状である投入口7aの 周部を4つの円弧状に分割した形状の収納溝5 2a~52dを形成するようにしたが、これに限られ ることはなく、4つ以外の所定数、例えば2つ 3つ、5つ等に分割した形状の収納溝を形成 てもよい。また、これらは等しく分割され くてもよい。もちろん投入口7aの外周部を分 割せずに、連続した環状の収納溝を形成して もよい。

 更にこの例では、収納溝52a~52dに固形洗浄 剤80を内包したカートリッジ70を収納するよ にしたが、これに限られることはなく、収 溝52a~52dに、固形洗浄剤80を内包した紙、ビ ール、プラスチック等の繊維状の袋を収納 てもよい。このようにすると、カートリッ 70の交換時に発生するゴミの量を削減できる 。

 また、収納溝52a~52dに、固形洗浄剤80をそ まま収納するようにしてもよい。このよう 場合は、収納溝52a~52dに、表面に通水孔を形 成された脱着可能な蓋部を装着するようにす るとなおよい。このようにするとゴミを更に 削減できる。

 図13A及び図13Bは、第2の実施例としてのカ ートリッジ90の構成例を示す上面図及び正面 である。図13Aに示すカートリッジ90は、破 室7を洗浄するための洗浄剤を内包するもの ある。カートリッジ90は、実施例1と同様に 成された2つのカートリッジ70の一方の端部 互いに連結された形状になされ、例えば2つ の収納溝52a及び52dに同時に収納される。

 カートリッジ90は、2つの容器部74と2つの 部92と図13Bに示す連結帯97とを有して構成さ れる。ここで、第1の実施例を同じ名称及び 号のものは、同じ機能、同じ構造を有する で詳細な説明は省略する。

 固形洗浄剤80を収納した2つの容器部74の 口部には、ここでは2つの蓋部92が接着又は 着される。2つの蓋部92は連結帯97を介して一 体に形成されている。連結帯97は、所定の柔 性を有する薄さに構成され、ここでは収納 52aと52dとの縁部に引っ掛かるように蓋部92 り上面側に向けて湾曲されている。また、2 の蓋部92には、全面に複数個の入水用の通 孔93が形成されている。

 このように、この発明の第2の実施例とし てのカートリッジ90によれば、2つのカートリ ッジが連結帯97を介して互いに連結されてい 。従って、連結帯97を摘むことにより、2つ カートリッジを、例えば2つの収納溝52a及び 52dに同時に容易に脱着できる。

 また、この例では2つのカートリッジを連 結するようにしたが、これに限られることは なく、3つ以上のカートリッジを連結するよ にしてもよい。

 この発明は、一般住宅の台所や業務用の 房等のシンクに適用して極めて好適である