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Patent Searching and Data


Title:
ELECTRONIC APPARATUS, CHARACTER SEQUENCE DISPLAY METHOD, MULTIPLE CHARACTER SEQUENCE SORTING METHOD AND CHARACTER SEQUENCE DISPLAY/SORT PROGRAM
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2009/028555
Kind Code:
A1
Abstract:
It is an object to provide an electronic apparatus that can accurately carry out displaying of a character shape and sorting of characters by the number of strokes even in the case where character sequences expressed in the Unicode include different characters depending on the language. The electronic apparatus (1) is provided with a character shape saving means (12) that saves character shape information in a plurality of languages described by the Unicode; a judging means (7) that extracts one character from character sequences comprised of characters described by the Unicode, judges whether or not the extracted character is a language unique character only included in a specific language, and specifies that, if the extracted character is the language unique character, the language to which the character sequence belongs is a language to which the language unique character belongs; and display means that displays the character sequence by the character shape information saved at the character shape saving means in the specified language.

Inventors:
WU ZIBIAO (JP)
Application Number:
PCT/JP2008/065302
Publication Date:
March 05, 2009
Filing Date:
August 27, 2008
Export Citation:
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Assignee:
NEC CORP (JP)
WU ZIBIAO (JP)
International Classes:
G09G5/22; G06F3/14; G06F17/21; G09G5/00
Foreign References:
JP2007172387A2007-07-05
JPH08255159A1996-10-01
JP2005182772A2005-07-07
JP2006092223A2006-04-06
JP2000227790A2000-08-15
JPH11232276A1999-08-27
Attorney, Agent or Firm:
TAKAHASHI, Isamu (Shinoda Bldg.10-7, Higashi Kanda 1-chom, Chiyoda-ku Tokyo 31, JP)
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Claims:
 ユニコードによって記述された文字の複数の言語における字形情報を保存する字形保存手段と、
 前記ユニコードによって記述された文字によって構成された文字列の中から1文字を抽出し、前記抽出された1文字が特定の言語にのみ含まれる言語独特文字であるか否かを判別し、前記抽出された1文字が前記言語独特文字であれば前記文字列の属する言語が前記言語独特文字の属する言語であると特定する判別手段とを有することを特徴とする電子機器。
 さらに、前記特定された言語における前記字形保存手段に保存されている字形情報によって前記文字列を表示する表示手段を有することを特徴とする請求項1に記載の電子機器。
 前記判別手段は、前記抽出された1文字が前記言語独特文字でなければ、前記文字列から別の1文字を抽出して該文字が特定の言語にのみ含まれる言語独特文字であるか否かを判別する動作を繰り返し、前記文字列に1文字でも前記言語独特文字が含まれていれば前記文字列の属する言語が前記言語独特文字の属する言語であると特定することを特徴とする請求項1に記載の電子機器。
 前記判別手段は、前記文字列の最初の1文字目から順番に前記言語独特文字であるか否かの判別を行うことを特徴とする請求項3に記載の電子機器。
 前記判別手段にユーザのあらかじめ指定した言語を保持する言語保持手段を有し、
 前記表示手段は、前記判別手段が前記文字列に前記言語独特文字が含まれないと判断した場合、言語保持手段に保持された言語における字形によって前記文字列を表示することを特徴とする請求項4に記載の電子機器。
 前記字形情報は、ユニコードによって記述された文字の複数の言語における画数を含み、
 複数の文字列を、各々の前記文字列の属する言語における前記画数によってソートし、前記ソートの結果を前記表示手段に表示するソート手段を有する請求項1ないし5のいずれか1項に記載の電子機器。
 ユニコードによって記述された文字列を表示する方法であって、
 前記文字列に含まれる任意の1文字を抽出し
 前記抽出された1文字が特定の言語にのみ含まれる言語独特文字であるか否かを判別し、
 前記抽出された1文字が前記言語独特文字である場合に、前記文字列の属する言語が前記言語独特文字の属する言語であると特定することを特徴とする表示方法。
 前記特定された言語の字形によって前記文字列を表示することを特徴とする請求項7に記載の表示方法。
 前記抽出された1文字が前記言語独特文字でない場合に、前記文字列から別の1文字を抽出して該文字が特定の言語にのみ含まれる言語独特文字であるか否かを判別する動作を繰り返し、
 前記文字列に1文字でも前記言語独特文字が含まれていれば前記文字列の属する言語が前記言語独特文字の属する言語であると特定することを特徴とする請求項8に記載の表示方法。
 ユニコードによって記述された複数の文字列をソートする方法であって、
 前記複数の文字列の中のいずれかの文字列に含まれる文字を1文字ずつ抽出し、
 前記抽出された1文字が特定の言語にのみ含まれる言語独特文字であるか否かを判別し、
 前記抽出された1文字が前記言語独特文字である場合に、前記文字列の属する言語が前記言語独特文字の属する言語であると特定、
 前記言語独特文字の属する言語における前記画数情報によって前記複数の文字列の画数を判別し、
 前記画数に基づいて前記複数の文字列をソートする
ことを特徴とするソート方法。
 電子機器が備えているコンピュータに、
 ユニコードによって記述された文字列に含まれる任意の1文字を抽出する処理と、
 前記抽出された1文字が特定の言語にのみ含まれる言語独特文字であるか否かを判別する処理と、
 前記抽出された1文字が前記言語独特文字である場合に、前記文字列の属する言語が前記言語独特文字の属する言語であると特定する処理と、
 前記特定された言語の前記字形保存手段に保存されている字形によって前記表示手段に前記文字列を表示させる処理と
を実行させることを特徴とする文字列表示プログラム。
 電子機器が備えているコンピュータに、
 ユニコードによって記述された複数の文字列の中のいずれかの文字列に含まれる文字を1文字ずつ抽出する処理と、
 前記抽出された1文字が特定の言語にのみ含まれる言語独特文字であるか否かを判別する処理と、
 前記抽出された1文字が前記言語独特文字である場合に、前記文字列の属する言語が前記言語独特文字の属する言語であると特定する処理と、
 前記言語独特文字の属する言語における前記画数情報によって前記複数の文字列の画数を判別する処理と、
 前記画数に基づいて前記複数の文字列をソートする処理と
を実行させることを特徴とする文字列ソートプログラム。
Description:
電子機器、文字列の表示方法、 数文字列のソート方法、および文字列表示/ ソートプログラム

 本発明は、携帯電子機器で文字を表示お びソートする方法に関し、特にユニコード より記述された文字を携帯電話などの電子 器で表示およびソートする方法に関する。

 世界各国で使われているさまざまな言語 コンピュータなどの電子機器によって処理 る際、それぞれの言語に対して異なるエン ーディング方式(文字コード)が採用されて る。たとえば日本語ではJIS(ISO-2022-JP)、Shift_J IS、EUC-JPなどの文字コードがある。中国語で GB2312(簡体字)やBig5(繁体字)など、韓国語で KSC5601などの文字コードが代表的である。コ ピュータが多くの言語で使用されるように ったことにより、文字コードの種類は飛躍 に増大し、現在では代表的なものだけで100 類以上の文字コードが存在する。

 異なる言語(文字コード)の間には互換性 ないので、異なる地域間において電子メー などの文字情報を送受信した場合、文字が 確に表示されないことがある。このため、 国マイクロソフト社のウィンドウズ(登録商 )シリーズなどのようなパーソナルコンピュ ータ(PC)用のオペレーティングシステム(OS)で 、複数の言語に対応するためのモジュール 用意されており、これを利用することによ て文字を正確に表示させることができる。 かし、携帯電話機、PDA、音楽プレーヤーな のような小型電子機器は、記憶容量や演算 力に制約があるので、これと同じような方 で複数の言語に対応させることが困難であ 。

 異なる言語(文字コード)の間の互換性を 決するため、多くの言語の文字を単一の文 コードで取り扱うことが可能なユニコード(U nicode、米国における商標)が考案された。現 では、ユニコードは世界共通のエンコーデ ング方式として、幅広く利用されるように っている。ユニコードは、異なる複数の言 ごとに割り当てられる文字コードと、各言 に共通に割り当てられる文字コードからな 統合コードである。ユニコードを利用して 字情報をエンコーディングすることにより 異なる地域間であっても文字化けなどの不 合を生じることなく文字情報を表示させる とができる。

 しかしユニコードでは、言語間で重複す 文字や、意味または構造が似通った文字同 に同一の文字コードが割り当てられている このため、言語ごとに画数および字形が異 る文字であっても、類似した漢字には同一 文字コードが割り当てられるケースが生じ いる。

 図5は、言語ごとに異なる文字に対してユ ニコードで同一の文字コードが割り当てられ た文字の例を示すイメージ図である。たとえ ば、図5の(A)は、日本語の漢字「突」と、繁 字中国語および簡体字中国語においてそれ 対応する漢字を示している。日本語、繁体 中国語、簡体字中国語で、これらの漢字は 数および字形がそれぞれ異なっている。よ 具体的には日本語の漢字「突」の画数は、 体字中国語や繁体字中国語でそれに対応す 漢字より1画少ない。しかしユニコードでは これらの漢字に対してすべて同一の文字コ ド(U+0x7A81)が割り当てられている。

 また、図5の(B)は、日本語の漢字「滑」と 、繁体字中国語においてそれに対応する漢字 を示している。日本語と繁体字中国語におい て、これらの漢字は画数および字形がそれぞ れ異なっている。より具体的には日本語の漢 字「滑」の画数は、簡体字中国語でそれに対 応する漢字より1画多い。しかしユニコード は、これらの漢字に対して同一の文字コー (U+0x6ED1)が割り当てられている。

 言語ごとに異なる文字であるにもかかわ ず同一の文字コードが割り当てられた場合 たとえばユニコードで表された中国語の電 メールやウェブサイトを表示する場合であ ても、日本語のOSでは、前述の「突」や「 」などのような文字は日本語の字形で表示 れるので、中国語でそれらの電子メールや ェブサイトを書いた者の意図した通りの表 にはならないことがある。また、それらの 字を含む文字列を画数でソートした場合、 本語と中国語とでそれらの文字の画数が異 るので、ソートした結果が異なってしまう とがある。

 この問題を解決する方法として、特許文 1には、文字列における各言語に特有の文字 の出現頻度に基づいて、文字列に利用されて いる言語を判別する技術が開示されている。 また、特許文献2には、字形(フォント)識別情 報によって特定される字形によってユニコー ドで表示される文字列を表示する技術が開示 されている。特許文献3には、字形(グリフ)切 り替えデータによって特定される字形によっ てユニコードで表示される文字列を表示する 技術が開示されている。

特開2006-92223号公報

特開2000-227790号公報

特開平11-232276号公報

 しかし、上述の特許文献1の技術では、文 字列を構成するすべての文字に対して各言語 に特有の文字であるか否かを識別し、当該文 字列における各言語の出現頻度を求める必要 がある。字数が多くなると、この判別の処理 に多くの計算量と時間がかかるという問題が あった。特に前述のような小型電子機器で、 このような処理を行うことが困難である。

 一方、特許文献2および3の技術では、文 列データは字形識別情報(フォントタイプ)、 もしくは字形(グリフ)切り替えデータなどと った追加情報を持ち、それらのデータによ て文字列に利用されている言語を特定して 該言語に対応する字形で該文字列を表示す 技術を開示している。この技術によれば、 語によって異なる字形の表示、および画数 よるソートを正確に行うことができる。し し、追加情報を持つことによって、電子メ ルやウェブサイトなどのデータの容量が増 することになる。

 本発明の目的は、追加情報に頼ることな 、また小型電子機器で無理なく処理できる 算量で、ユニコードで表された文字列に言 ごとに異なる文字が含まれる場合において 字形の表示および画数によるソートを正確 行うことのできる電子機器、文字列の表示 法とソート方法、および文字列表示/ソート プログラムを提供することにある。

 上記目的を達成するため、本発明に係る 子機器は、ユニコードによって記述された 字の複数の言語における字形情報を保存す 字形保存手段と、ユニコードによって記述 れた文字によって構成された文字列の中か 1文字を抽出し、抽出された1文字が特定の 語にのみ含まれる言語独特文字であるか否 を判別し、抽出された1文字が言語独特文字 あれば文字列の属する言語が言語独特文字 属する言語であると特定する判別手段とを することを特徴とする。

 上記目的を達成するため、本発明に係る文 列の表示方法は、複数の言語における字形 報を保存する字形保存手段と、判別手段と 表示手段とを有する電子機器にあって、ユ コードによって記述された文字列を表示す 方法であって、判別手段が文字列を提供し
 次に判別手段が文字列に含まれる任意の1文 字を抽出し、次に判別手段が抽出された1文 が特定の言語にのみ含まれる言語独特文字 あるか否かを判別し、抽出された1文字が言 独特文字である場合に、判別手段が文字列 属する言語が言語独特文字の属する言語で ると特定し、次に表示手段が特定された言 の字形保存手段に保存されている字形によ て文字列を表示することを特徴とする。

 上記目的を達成するため、本発明に係る 字列のソート方法は、複数の言語における 形情報および画数情報を保存する字形保存 段と、判別手段と、ソート手段とを有する 子機器にあって、ユニコードによって記述 れた複数の文字列をソートする方法であっ 、判別手段が複数の文字列を提供し、次に 別手段が複数の文字列の中のいずれかの文 列に含まれる文字を1文字ずつ抽出し、次に 判別手段が抽出された1文字が特定の言語に み含まれる言語独特文字であるか否かを判 し、抽出された1文字が言語独特文字である 合に判別手段が、文字列の属する言語が言 独特文字の属する言語であると特定し、次 ソート手段が言語独特文字の属する言語に ける画数情報によって複数の文字列の画数 判別し、次にソート手段が画数に基づいて 数の文字列をソートすることを特徴とする

 上記目的を達成するため、本発明に係る 字列表示プログラムは、複数の言語におけ 字形情報を保存する字形保存手段と、表示 段とを有する電子機器が備えているコンピ ータに、ユニコードによって記述された文 列に含まれる任意の1文字を抽出する処理と 、抽出された1文字が特定の言語にのみ含ま る言語独特文字であるか否かを判別する処 と、抽出された1文字が言語独特文字である 合に、文字列の属する言語が言語独特文字 属する言語であると特定する処理と、特定 れた言語の字形保存手段に保存されている 形によって表示手段に文字列を表示させる 理とを実行させることを特徴とする。

 上記目的を達成するため、本発明に係る 字列ソートプログラムは、複数の言語にお る字形情報および画数情報を保存する字形 存手段を有する電子機器が備えているコン ュータに、ユニコードによって記述された 数の文字列の中のいずれかの文字列に含ま る文字を1文字ずつ抽出する処理と、抽出さ れた1文字が特定の言語にのみ含まれる言語 特文字であるか否かを判別する処理と、抽 された1文字が言語独特文字である場合に、 字列の属する言語が言語独特文字の属する 語であると特定する処理と、言語独特文字 属する言語における画数情報によって複数 文字列の画数を判別する処理と、画数に基 いて複数の文字列をソートする処理とを実 させることを特徴とする。

 本発明は、上記したようにユニコードに って記述された文字によって構成された文 列に含まれる文字を1文字ずつ言語独特文字 であるか否かを判別し、言語独特文字を含む 場合に該文字列の属する言語が言語独特文字 の属する言語であると特定するように構成し たので、追加情報に頼ることなく、また携帯 電子機器で無理なく可能な計算量で、文字列 の属する言語を判別することができる。これ によって、ユニコードで表された文字列に対 して小さい処理能力で有効に動作することの できる従来にない優れた電子機器、文字列の 表示方法とソート方法、および文字列表示/ ートプログラムを提供することができる。

 以下、本発明の実施形態を図に基づいて 明する。

 図1は、本発明の実施の形態による小型電 子機器の一構成例を示したブロック図である 。本発明の実施形態における小型電子機器の 一例である携帯電話端末1は、中央処理装置2 、メモリ部11、LCD13、無線モジュール14、操 部15からなる。中央処理装置2は、MPUおよびR AMからなる主制御部3が、無線通信部4、操作 力処理部5、言語判定処理部6、言語識別処理 部7、文字情報保存処理部8、ユーザ指定保存 理部9、表示処理部10の各機能を実行する。

 無線通信部4は無線モジュール14を制御し 地上局(図示せず)との間で無線による音声 信およびデータ通信を確立する。主制御部3 無線通信部4を制御してデータ通信を行い、 インターネットなどを介して電子メールやウ ェブページなどのデータをダウンロードして 、文字情報保存処理部8を介してメモリ部11に 格納する。また主制御部3は、操作入力処理 5を介して、ユーザによる操作部15における ー入力を受け付け、上述の各処理部によっ 処理を行う。そして主制御部3は、各々の処 の結果を表示処理部10を介してLCD(Liquid Cryst al Display、液晶ディスプレイ)13に表示する。

 メモリ部11はユニコード変換テーブル12を 含む。ユニコード変換テーブル12は、ユニコ ドで表示された文字を各言語に対応付ける めのコードアサインが格納されたデータベ スである。より具体的にはユニコード変換 ーブル12は、ユニコードで表示された日本 、繁体字中国語、簡体字中国語、韓国語、 港中国語などの文字の字形と画数、および 々の文字が後述する言語独特文字であるか かについての情報を含む。

 メモリ部11に記憶された電子メールやウ ブページなどのデータは、操作部15および操 作入力処理部5を通じたユーザからの操作入 により、文字情報保存処理部8によってメモ 部11を介して読み出される。その際、メー やウェブページに利用されている言語を言 識別処理部7が識別する。

 言語判定処理部6は、言語識別処理部7の 別結果に基づいて、文字列に利用されてい 言語を判別する。また、言語判定処理部6は 該文字列の判別された言語の字形における 数を確定し、確定された画数に基づいてソ トする処理も行う。そして、言語判定処理 6はその識別結果に対応した字形をユニコー ド変換テーブル12から読み出し、該字形によ て該文字列およびソート処理結果を表示処 部10を介してLCD13上に表示する。

 ユーザ指定保存処理部9は、ユーザにデフ ォルトの設定言語としてあらかじめ選択させ た言語の種類をユーザ指定言語として保存す るメモリである。言語識別処理部7が言語を 別できなかった場合、ユーザ指定保存処理 9に予め保存されているデフォルトの設定言 が判別結果として出力される。

 本実施の形態では、ユニコードで表示さ る各言語の文字を、大きく「言語独特文字 と「共通文字」とに分ける。言語独特文字 、1種類の言語でしか使われない文字をいう 。共通文字は、2種類以上の言語に共通して われる文字をいう。各々の文字が言語独特 字であるか否かは、前述のようにユニコー 変換テーブル12に保存されている。

 たとえば、日本語のひらがなやカタカナ 韓国語のハングルなどは、典型的な言語独 文字である。漢字においては、中国語でし 使われない文字は言語独特文字であり、日 語や韓国語でも使われうる漢字は共通文字 ある。図5で例示した言語によって字形が異 なる文字も、共通文字に含まれる。

 図2は、図1内に開示した言語識別処理部7 行う、文字列に利用されている言語の識別 処理を表すフローチャートである。言語識 処理部7が処理を開始すると(S21)、まず変数I =1を定義する(ステップS22)。言語識別処理部7 判定対象文字列のI文字目を抜き出し、抜き 出したI文字目が言語独特文字であるか否か 、ユニコード変換テーブル12のデータに基づ いて識別する(ステップS23)。言語識別処理部7 は、I文字目が言語独特文字であればステッ S26に処理を進め、使用言語=該言語独特文字 属する言語との判定結果を言語判定処理部6 に出力して、処理を終了する(ステップS28)。

 言語識別処理部7は、ステップS23でI文字 が言語独特文字でなければ、変数Iが判定対 文字列の長さに等しいか否かを判別する(ス テップS24)。言語識別処理部7は、等しくなけ ば、Iの値を1つ増やして(ステップS25)、ステ ップS23の処理を繰り返す。つまり、言語識別 処理部7は図2に示すように、判定対象文字列 1文字目から順番に言語独特文字であるか否 かを識別し、1文字でも言語独特文字に該当 る文字があれば、該言語独特文字の属する 語が使用言語であると識別する。

 言語識別処理部7は、ステップS24で変数I 判定対象文字列の長さに等しい場合は、判 対象文字列の1文字目から順番に最後の文字 でステップS23の処理を繰り返しても、言語 特文字に該当する文字が存在しなかったこ を意味する。この場合は言語識別処理部7は 、ステップS27に処理を進め、ユーザ指定保存 処理部9に保存されているユーザ指定言語を み出し、使用言語=ユーザ指定言語との判定 果を言語判定処理部6に出力して、処理を終 了する(ステップS28)。

 図3は、図1内に開示した言語判定処理部6 行う、文字列を表示する処理を表すフロー ャートである。言語判定処理部6は、処理を 開始して(S31)文字情報保存処理部8から表示対 象文字列を得ると(ステップS32)、該文字列を 語識別処理部7によって言語の識別の処理を 行う(ステップS33)。言語識別処理部7は、図2 示した処理で、使用言語を言語判定処理部6 出力する。言語判定処理部6は、判定された 使用言語に基づいて該文字列をLCD13上に表示 て終了する(ステップS34~35)。

 図4は、図1内に開示した言語判定処理部6 行う、複数の文字列をソートする処理を表 フローチャートである。言語判定処理部6は 、処理を開始して(ステップS41)文字情報保存 理部8からk個のソート対象文字列(kは2以上 自然数)を得ると(ステップS42)、まず変数j=1 定義し(ステップS43)、j番目の文字列を言語 別処理部7によって言語の識別の処理を行う( ステップS44)。言語識別処理部7は、図2に示し た処理で、使用言語を言語判定処理部6に出 する。言語判定処理部6は、j番目の文字列の 画数を、判定された使用言語における字形に 基づいて確定する(ステップS45)。

 続いて言語判定処理部6は、変数jがソー 対象文字列の個数kに等しいか否かを判別し( ステップS46)、等しくなければステップS47に 理を進めて、jの値を1つ増やして、ステップ S44~45の処理を繰り返す。つまり、言語判定処 理部6は、用意されたk個のソート対象文字列 全てに対して使用言語を識別して画数を確 する。ステップS46で変数jがkに等しくなれ 、全てのソート対象文字列の画数が確定さ たのでステップS48に進み、確定された画数 基づいてソート対象文字列をソートして、 ートの結果をLCD13上に表示して終了する(ス ップS49)。

 なお、図2~4で説明したフローチャートに る各ステップの動作内容は、携帯電話端末1 があらかじめ備えるコンピュータで動作する プログラムとして実行させるように構成する ことができる。また、図2~4では対象文字列の 1文字目から順番に言語独特文字であるか否 を識別しているが、これを対象文字列の最 文字から順番に識別するようにしてもよい 、対象文字列の中からアトランダムに抽出 た文字について識別するようにしてもよい なお、前記プログラムは、記録媒体に記録 れて商取引の対象となる。

 以上で述べたように、本実施の形態にお る使用言語の判別の処理は、上述の特許文 1のように表示対象文字列の全ての文字に対 して言語独特文字であるか否かを識別して集 計するのではない。1文字でも言語独特文字 該当する文字があれば、該言語独特文字の する言語が使用言語であると識別するので る。従って、記憶容量や演算能力に制約が る携帯電子機器においても、無理のない計 量で使用言語の判別の処理を行うことがで る。また、上述の特許文献2および3のように 表示対象文字列とは別の追加情報を必要とは しないので、電子メールやウェブページなど のデータの容量を増大させることもない。

 一方、図2に示した本実施の形態における 使用言語の判別の処理では、1つの文字列の に複数の言語における言語独特文字が含ま ていると、誤った判別結果が出てしまう可 性を否定できない。小型電子機器で利用さ る電子メールやウェブページなどの文書容 は、PCなどで利用されるそれらと比べて一般 的に小さいので、1つの文書の中に複数の言 における言語独特文字が含まれる可能性はPC の場合と比べて低い。従って、ほとんどの場 合は、本実施の形態の判別処理で問題が生じ ることはない。

 それでも誤った判別結果が出て誤った字 で文字が表示される場合には、前述のユー 指定保存処理部9などを利用して、ユーザが 任意に使用言語を切り替えて電子メールやウ ェブページを表示できるようにすることが望 ましい。

 これまで本発明について図面に示した特 の実施の形態をもって説明してきたが、本 明は図面に示した実施の形態に限定される のではなく、本発明の効果を奏する限り、 れまで知られたいかなる構成であっても採 することができることは言うまでもないこ である。

以上、実施形態(及び実施例)を参照して本 発明を説明したが、本願発明は上記実施形 (及び実施例)に限定されるものではない。 願発明の構成や詳細には、本願発明のスコ プ内で当業者が理解し得る様々な変更をす ことができる。

 この出願は2007年8月30日に出願された日本 出願特願2007-224894を基礎とする優先権を主張 、その開示の全てをここに取り込む。

 ユニコードにより記述された文字を表示 る電子機器において利用可能である。特に 携帯電話機、PDA、音楽プレーヤーなどのよ な小型電子機器に適している。

本発明の実施の形態による小型電子機 の一構成例を示したブロック図である。 図1内に開示した言語識別処理部が行う 、文字列に利用されている言語の識別の処理 を表すフローチャートである。 図1内に開示した言語判定処理部が行う 、文字列を表示する処理を表すフローチャー トである。 図1内に開示した言語判定処理部が行う 、複数の文字列をソートする処理を表すフロ ーチャートである。 言語ごとに異なる文字に対してユニコ ドで同一の文字コードが割り当てられた文 の例を示すイメージ図である。

符号の説明

 1 携帯電話端末
 2 中央処理装置
 3 主制御部
 4 無線通信部
 5 操作入力処理部
 6 言語判定処理部(表示手段、ソート手段)
 7 言語識別処理部(判別手段)
 8 文字情報保存処理部
 9 ユーザ指定保存処理部(言語保持手段)
 10 表示処理部
 11 メモリ部(記憶手段)
 12 ユニコード変換テーブル(字形保存手段)
 13 LCD
 14 無線モジュール
 15 操作部