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Title:
ELECTRONIC COMPONENT MOUNTING DEVICE AND MOUNTING METHOD
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2008/146539
Kind Code:
A1
Abstract:
An electronic component mounting device comprises a backup member (6) for supporting the lower surface of a portion to which a TCP is pressure-bonded of a substrate; a pressure bonding tool (7) for pressure-bonding the TCP (5) to the upper surface of the portion supported by the backup member of the substrate by applying pressure; a cassette (12) having a supply shaft (23) wound with a sheet for supplying the sheet when rotationally driven by a supply motor and a take-up body (25) for taking up the sheet supplied from the supply shaft when rotationally driven by a take-up motor, with a portion of the sheet between the sheet supply shaft (23) and take-up body (25) placed between the TCP and the pressure bonding tool when the TCP is pressure-bonded to the substrate by the pressure bonding tool detachably provided to the body of the device; and a control unit for operating the supply motor to supply a predetermined length of the sheet from the supply shaft and then operating the take-up motor to take up the predetermined length of the sheet supplied from the supply shaft.

Inventors:
OGISO MUTSUMI (JP)
IKEDA KAZUHITO (JP)
Application Number:
PCT/JP2008/056897
Publication Date:
December 04, 2008
Filing Date:
April 07, 2008
Export Citation:
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Assignee:
SHIBAURA MECHATRONICS CORP (JP)
OGISO MUTSUMI (JP)
IKEDA KAZUHITO (JP)
International Classes:
H01L21/60; G02F1/1345; H05K13/04
Foreign References:
JPH06295940A1994-10-21
JP2007073897A2007-03-22
Attorney, Agent or Firm:
SUZUYE, Takehiko et al. (1-12-9 Toranomo, Minato-ku Tokyo, JP)
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Claims:
 基板に設けられた電子部品をシートを介して加圧して上記基板に圧着する電子部品の実装装置であって、
 装置本体と、
 この装置本体に設けられ上記基板の上記電子部品が圧着される部分の下面を支持するバックアップ部材と、
 上記バックアップ部材の上方に上下駆動可能に設けられ上記基板の上記バックアップ部材によって支持された部分の上面に上記電子部品を加圧して圧着する圧着ツールと、
 上記シートが装着され繰り出しモータによって回転駆動されて上記シートを繰り出す繰り出し体及び巻き取りモータによって回転駆動され上記繰り出し体から繰り出された上記シートを巻き取る巻き取り体を有し、上記装置本体に着脱可能に設けられ上記圧着ツールによって上記電子部品を上記基板に圧着するときに上記シートの上記繰り出し体と上記巻き取り体との間に位置する部分を上記電子部品と圧着ツールとの間に介在させるカセットと、
 上記繰り出しモータを作動させて上記シートを上記繰り出し体から所定量繰り出させてから上記巻き取りモータを作動させて上記シートの上記繰り出し体から繰り出された分を上記巻き取り体に巻き取らせる制御手段と
 を具備したことを特徴とする電子部品の実装装置。
 上記繰り出し体から繰り出される上記シートの繰り出し長さを検出する検出手段を有し、上記制御手段は、上記検出手段による検出信号に基いて上記繰り出しモータを駆動して上記繰り出し体から上記シートを所定長さ繰り出すことを特徴とする請求項1記載の電子部品の実装装置。
 上記検出手段が上記巻き取りモータを作動させて上記シートの上記繰り出し体から繰り出された分を上記巻き取り体に巻き取らせた後で、上記繰り出し体から上記シートがさらに繰り出されたことを検出したときに、その検出に基いて上記制御手段は上記繰り出しモータを作動させて上記シートの上記繰り出し体から繰り出された分を上記繰り出し体に巻き戻させることを特徴とする請求項2記載の電子部品の実装装置。
 上記繰り出しモータと上記巻き取りモータは、回転トルクの切換え制御が可能な構造であって、
 上記制御手段は、上記巻き取りモータが上記巻き取り体を回転駆動して上記シートを巻き取る回転トルクを、上記繰り出しモータが上記繰り出し体を停止した状態に保持する回転トルク力よりも小さく設定することを特徴とする請求項2記載の電子部品の実装装置。
 基板に設けられた電子部品を圧着ツールで加圧して上記基板に圧着するとき、上記電子部品と上記圧着ツールとの間に、カセットの繰り出し体から繰り出されて巻き取り体に巻き取られるシートを介在させる電子部品の実装方法であって、
 上記圧着ツールによって上記電子部品を上記シートを介して上記基板に圧着する工程と、
 上記電子部品を上記基板に圧着した後、上記繰り出し体を駆動してこの繰り出し体から上記シートを所定長さ繰り出す工程と、
 上記繰り出し体から上記シートが繰り出されてから上記巻き取り体を駆動して上記繰り出し体から繰り出された上記シートを巻き取る工程と
 を具備したことを特徴とする電子部品の実装方法。
 上記シートの上記繰り出し体から繰り出される長さを検出する工程を有し、この検出に基いて上記繰り出し体から繰り出される上記シートの長さを制御することを特徴とする請求項5記載の電子部品の実装方法。
 上記繰り出し体から繰り出されたシートを上記巻き取り体が巻きとるときの回転トルクを、上記繰り出し体が停止状態で保持されているときの回転トルクよりも小さく設定する工程を有することを特徴とする請求項6記載の電子部品の実装方法。
Description:
電子部品の実装装置及び実装方

 この発明は基板に電子部品を熱硬化性の 方性導電部材を介して圧着する電子部品の 装装置及び実装方法に関する。

 たとえば、基板としての液晶セルには接 材料としての熱硬化性樹脂からなる異方性 電部材を介して電子部品であるTCP(Tape Carrie r Package)が圧着される。上記液晶セルは、2枚 のガラス板をシール剤を介して所定の間隔で 接着し、これらガラス板間に液晶を封入する とともに、各ガラス板の外面にそれぞれ偏光 板を貼着して構成される。そして、上記構成 の液晶セルには、縁部上面にテープ状の上記 異方性導電部材を貼着し、この異方性導電部 材上に上記TCPを仮圧着した後、本圧着するよ うにしている。

 基板にTCPを仮圧着や本圧着する場合には 装装置が用いられる。実装装置は、周知の うに装置本体を有し、この装置本体にはバ クアップ部材が設けられ、このバックアッ 部材の上方には上下方向に駆動される圧着 ールが設けられている。

 TCPが基板の一側部の上面に貼着されたな ば、この基板の一側部の下面を上記バック ップ部材の上端面上に載置する。ついで、 記圧着ツールを下降させて上記TCPを加圧す 。それによって、上記TCPは上記基板に仮圧 或いは本圧着される。

 ところで、上記基板にTCPを本圧着する場 、上記TCPは高温度に加熱された上記圧着ヘ ドによって加圧される。TCPが圧着ヘッドに って加圧されると、異方性導電部材が加熱 れて溶融し、その一部がTCPからはみ出して 着ヘッドに付着するということがある。

 圧着ヘッドに異方性導電部材が付着して 化すると、圧着ヘッドの押圧面が凹凸状と るから、圧着ヘッドによってTCPを均一に加 することができなくなって加圧不良を招い り、圧着ヘッドに付着していた異方性導電 材がTCPに転移して汚れの原因になるなどの とがある。

 そこで、TCPを本圧着する場合、TCPと圧着 ッドとの間にシリコン樹脂やフッ素樹脂に って形成された耐熱性を有するシートを介 させ、TCPを圧着ツールで加圧する際、圧着 ールによって加熱されて溶融した異方性導 部材が圧着ヘッドに付着するのを防止する いうことが行なわれている。

 圧着時にTCPと圧着ヘッドとの間に上記シ トを介在させる手段としては、実装装置の 置本体にカセットを着脱可能に装着し、こ カセットに設けられたシートを介してTCPを 着ヘッドによって加圧加熱して基板に実装 るということが行なわれている。このよう 技術は特許文献1に示されている。

 特許文献1に示された従来技術のカセット は、このカセットを構成する平行に離間対向 して連結された一対の側板間の一端部にシー トが巻装された繰り出し体を設け、他端部に は上記繰り出し体から繰り出されたシートを 巻き取る巻き取り体を設けている。

 上記巻き取り体は駆動モータによって回転 動されるようになっており、上記繰り出し は上記一対の側板間に回転自在に設けられ いる。そして、上記駆動モータを作動させ 上記巻き取り体を回転駆動することで、そ 回転に応じて上記巻き取り体を回転させて 記繰り出し体に巻装されたシートに張力を え、その張力で繰り出し体を回転させなが シートを引き出すようにしていた。

特開2005-340436号公報

 特許文献1に示されるように、巻き取り体 だけを駆動モータによって回転駆動して繰り 出し体からシートを引き出す構成によると、 繰り出し体からシートを所定長さ引き出すた めに、駆動モータを作動させて巻き取り体を 回転させると、繰り出し体は巻き取り体によ って巻き取られるシートからの張力によって 、巻き取り体によるシートの巻き取り長さよ りも大きな角度で回転してしまうということ がある。つまり、繰り出し体から繰り出され るシートの長さが巻き取り体によって巻き取 られる長さよりも長くなるということがある 。

 そのような場合、巻き取り体と繰り出し との間でシートが弛んでしますから、圧着 ールによってシートを介してTCPを基板に圧 する際、TCPを基板に均一かつ確実に加圧で ずに実装不良を招く原因になるということ ある。

 巻き取り体によってシートを巻き取ると に、繰り出し体からシートが引き出され過 て弛むのを防止するため、繰り出し体にブ ーキ機構を設け、このブレーキ機構によっ 繰り出し体に所定の回転抵抗を付与し、そ 回転抵抗によって繰り出し体からシートが き出され過ぎるのを防止するということが なわれている。

 シートが引き出される繰り出し体に回転 抗を与えれば、シートが引き出され過ぎて むのを防止することができる。しかしなが 、繰り出し体に回転抵抗を与えると、伸縮 を有する合成樹脂製のシートは、繰り出し の回転抵抗によって伸びが生じるから、そ 伸びによって弛みが生じ、そのたるみによ て実装不良を招くということがある。

 この発明は、繰り出し体から引き出され シートの長さにばらつきや伸びが生じるこ がないようにした電子部品の実装装置及び 装方法を提供することにある。

 上記課題を解決するためにこの発明は、基 に設けられた電子部品をシートを介して加 して上記基板に圧着する電子部品の実装装 であって、
 装置本体と、
 この装置本体に設けられ上記基板の上記電 部品が圧着される部分の下面を支持するバ クアップ部材と、
 上記バックアップ部材の上方に上下駆動可 に設けられ上記基板の上記バックアップ部 によって支持された部分の上面に上記電子 品を加圧して圧着する圧着ツールと、
 上記シートが装着され繰り出しモータによ て回転駆動されて上記シートを繰り出す繰 出し体及び巻き取りモータによって回転駆 され上記繰り出し体から繰り出された上記 ートを巻き取る巻き取り体を有し、上記装 本体に着脱可能に設けられ上記圧着ツール よって上記電子部品を上記基板に圧着する きに上記シートの上記繰り出し体と上記巻 取り体との間に位置する部分を上記電子部 と圧着ツールとの間に介在させるカセット 、
 上記繰り出しモータを作動させて上記シー を上記繰り出し体から所定量繰り出させて ら上記巻き取りモータを作動させて上記シ トの上記繰り出し体から繰り出された分を き取らせる制御手段と
 を具備したことを特徴とする電子部品の実 装置を提供することにある。

 また、この発明は、基板に設けられた電子 品を圧着ツールで加圧して上記基板に圧着 るとき、上記電子部品と上記圧着ツールと 間に、カセットの繰り出し体から繰り出さ て巻き取り体に巻き取られるシートを介在 せる電子部品の実装方法であって、
 上記圧着ツールによって上記電子部品を上 シートを介して上記基板に圧着する工程と
 上記電子部品を上記基板に圧着した後、上 繰り出し体を駆動してこの繰り出し体から 記シートを所定長さ繰り出す工程と、
 上記繰り出し体から上記シートが繰り出さ てから上記巻き取り体を駆動して上記繰り し体から繰り出された上記シートを巻き取 工程と
 を具備したことを特徴とする電子部品の実 方法を提供することにある。

図1はこの発明の第1の実施の形態の実 装置を示す概略的構成図である。 図2はカセットを一部破断して示す平面 図である。 図3は繰り出し軸と巻き取り軸をカセッ トに着脱可能に支持するための構造を示す平 面図である。 図4は繰り出し軸と巻き取り軸との回転 駆動を制御するブロック図である。 図5はこの発明の第2の実施の形態を示 繰り出し軸の回転を検出する手段の説明図 ある。

 以下、この発明の実施の形態を図面を参 しながら説明する。

 図1乃至図4はこの発明の第1の実施の形態 示し、図1は実装装置の概略的構成図である 。この実装装置は装置本体1を備えている。 の装置本体1には、水平方向である、X方向と Y方向とに駆動されるXYテーブル2が設けられ いる。このXYテーブル2にはたとえば液晶セ などの基板3が一側縁部をXYテーブル2の上面 ら側方へ突出させた状態で供給載置され、 空吸着などの手段によって保持されるよう なっている。この基板3の一側部には異方性 導電部材4を介して電子部品としてのTCP5が仮 着されている。

 上記装置本体1には、上記XYテーブル2に保 持された基板3の一側縁部の下面を上端面に って受けるバックアップ部材6が設けられて る。このバックアップ部材6の上端面に下面 が支持された基板3の一側部には上記TCP5が仮 着されていて、このTCP5は圧着ツール7によ て加圧加熱されて本圧着される。

 上記圧着ツール7は加圧ヘッド8の下面に けられている。この加圧ヘッド8は、リニア イド9によってZ方向、つまり上下方向にス イド可能に設けられていて、Z駆動源10によ Z方向に駆動されるようになっている。

 なお、上記圧着ツール7にはヒータ7aが設 られ、上記TCP5を本圧着するときにTCP5とと に上記異方性導電部材4を加圧加熱する。そ によって、異方性導電部材4は溶融硬化して 上記TCP5を上記基板3に固着、つまり本圧着す 。

 上記装置本体1の幅方向両端部で、上記バ ックアップ部材6よりもわずかに上方の位置 は、一対のレール部材11(1つだけ図示)が装置 本体1の前後方向に沿って水平に設けられて る。装置本体1には、上記レール部材11に沿 てカセット12を着脱することができるように なっている。

 上記カセット12を装置本体1に装着すると 所定の位置で上記カセット12に設けられた トッパ(図示せず)が上記装置本体1に設けら た当接部(図示せず)に当接する。それによっ て、上記カセット12が位置決めされるように っている。

 上記カセット12は、図1と図2に示すように 複数の連結軸13によって所定の間隔で連結さ た矩形状の一対の側板14を有する。連結軸13 は少なくとも上記側板14の四隅部を連結して る。

 図2に示すように、一対の側板14の長手方 一端部と他端部にはそれぞれ2つで対をなす 2組の支持軸17が回転可能に設けられている。 各支持軸17の対向する一対の側板14の内面側 突出した一端には円筒状の受け具19が設けら れている。各受け具19には図3に示すように径 方向に貫通する係合溝18が形成されている。 組の一方の支持軸17の側板14の外面側に突出 した端部には従動歯車21が嵌着されている。

 上記側板14の一端部に位置する一対の支 軸17に設けられた受け具19には、シリコン樹 やフッ素樹脂などの耐熱性を有する合成樹 からなるシート22が巻装された繰り出し体 しての繰り出し軸23が着脱可能に支持されて いる。

 上記側板14の他端部に位置する一対の支 軸17に設けられた受け具19には、上記繰り出 軸23に巻装されたシート22を、複数の中継ロ ーラ24を介して巻き取るドラム状の巻き取り 25の両端面から突設された巻き取り軸26が着 脱可能に支持されている。

 上記繰り出し軸23と上記巻き取り軸26は、 上記受け具19に支持されたとき、この受け具1 9が設けられた上記支持軸17と一体的に回転す るようになっている。すなわち、図3に示す うに上記繰り出し軸23と上記巻き取り軸26の 端部には、収容孔27が各軸の端面に開放し 形成されている。各収容孔27には中継軸28が ね29によって突出方向に付勢されて収容さ ている。

 上記中継軸28にはピン31が突設され、この ピン31は上記繰り出し軸23及び上記巻き取り 26の収容孔27に連通して形成された長孔32に 合している。それによって、上記中継軸28は 上記繰り出し軸23及び上記巻き取り軸26の軸 向に対して弾性的に移動可能かつ抜出不能 なっている。

 そして、上記繰り出し軸23と上記巻き取 軸26は、一端を一方の上記支持軸17に設けら た受け具19に係合させた後、他端に設けら た中継軸28をばね29の付勢力に抗して収容孔2 7に没入する方向に変位させながら他方の支 軸17に設けられた受け具19に係合させること 、一対の支持軸17によって支持されるよう なっている。つまり、繰り出し軸23と巻き取 り軸26はカセット12に対して着脱可能となっ いる。

 図2に示すように、上記繰り出し軸23と上 巻き取り軸26の他端部には上記受け具19の係 合溝18に係合するピン33が突設されている。 記ピン31と33がそれぞれ受け具19の係合溝18に 係合することで、上記繰り出し軸23と上記巻 取り軸26は上記支持軸17と一体的に回転する ようになっている。

 上記構成のカセット12を装置本体1に装着 ると、各組の一方の支持軸17に設けられた 動歯車21は、この従動歯車21の径方向下方に 置する駆動歯車35(図2に示す)に噛合するよ になっている。

 上記繰り出し軸23を支持した支持軸17に設 けられた駆動歯車35は繰り出しモータ36の回 軸36aに嵌着されている。上記巻き取り軸26を 支持した支持軸17に設けられた駆動歯車35は き取りモータ37の回転軸37aに嵌着されている 。上記繰り出しモータ36と巻き取りモータ37 は回転トルクの切換え制御が可能なモータ たとえばステッピングモータ、サーボモー 或いはトルクモータが使用されている。

 上記繰り出しモータ36と上記巻き取りモ タ37は図4に示す制御装置39によって駆動が制 御されるようになっている。すなわち、上記 制御装置39は、上記繰り出しモータ36に順次 続された第1の駆動部41と第1のトルク設定部4 2及び上記巻き取りモータ37に順次接続された 第2の駆動部43と第2のトルク設定部44を有する 。

 上記繰り出し軸23に巻装されたシート22の 外周面には、図2に示すように繰り出し軸23の 径方向中心に向かって弾性的に付勢された回 転体46が接触している。この回転体46は上記 り出し軸23が上記繰り出しモータ36によって 転駆動されると、その回転に連動して回転 る。

 なお、回転体46は弾性的に付勢されて上 シート22の外周面に接触しているため、繰り 出し軸23に巻装されたシート22の外径寸法が さくなっても、そのシート22の外周面に対し て確実に接触するようになっている。

 上記回転体46の回転速度、つまり上記繰 出し軸23に巻装されたシート22の外周面の周 度はエンコーダ47によって検出される。エ コーダ47の検出信号は上記制御装置39に設け れた駆動制御部48に出力される。

 上記駆動制御部48は、上記エンコーダ47の 検出信号に基いて各モータ36,37の駆動を上記 1、第2の駆動部41,43を介して制御する。つま り、上記駆動制御部48は、上記第1の駆動部41 繰り出し信号を出力し、上記第2の駆動部43 は巻き取り信号を遅延回路部49を介して所 時間遅延させて出力する。

 上記第1の駆動部41に繰り出し信号が出力さ ると、それに応じて繰り出しモータ36が作 して繰り出し軸23に巻装されたシート22が繰 出される。繰り出し軸23から繰り出される ート22の長さは、上記駆動制御部48によって め設定されているとともに、上記エンコー 47の検出信号が上記駆動制御部48にフィード バックされることで、上記駆動制御部48に設 された設定値となるよう制御される。 
 なお、繰り出し軸23から繰り出されるシー 22の長さは通常5~10mm程度である。

 上記駆動制御部48から上記第2の駆動部43 出力される巻き取り信号は遅延回路部49によ って繰り出し信号よりも所定時間遅延して出 力されるから、巻き取り軸26は繰り出し軸23 らシート22が繰り出されてから巻取りを開始 する。それによって、シート22を巻き取り軸2 6によって巻き取るとき、そのシート22に必要 以上の張力を加えることがないようになって いる。

 上記巻き取り軸26によるシート22の巻取り が繰り出し軸23からのシート22の繰り出しよ も遅延して行なわれるため、シート22が上記 繰り出し軸23から所定長さ繰り出された後も 記巻き取り軸26によるシート22の巻取りが行 なわれる。

 上記繰り出しモータ36から上記繰り出し 23に伝達される回転トルクは上記第1のトル 設定部42で設定され、上記巻き取り軸26に上 巻き取りモータ37から伝達される回転トル は上記第2のトルク設定部44で設定される。

 そして、上記巻き取り軸26がシート22を巻 き取るときの回転トルクは、駆動が停止した 繰り出しモータ36による繰り出し軸23を保持 る上記繰り出しモータ36によるトルクよりも 小さく設定されている。

 それによって、巻き取り軸26がシート22を 巻き取ることで、このシート22に張力が加わ ても、その張力が所定値になると、巻き取 軸26が巻き取りモータ37の回転に対してスリ ップするから、シート22に必要以上の張力を えることなく、巻き取りが終了する。

 一方、巻き取り軸26がシート22を上記繰り 出し軸23から繰り出された長さに対応する分 け巻き取ると、その巻取りによってシート2 2にはわずかであるが繰り出し方向に張力が わる。シート22に繰り出し方向の張力が加わ ると、その張力によって繰り出し軸23と、こ 繰り出し軸23の両端を支持した受け具19との 間の機械的ながた付きなどによって上記繰り 出し軸23が繰り出し方向に回転し、この繰り し軸23からシート22が繰り出され、シート22 たるみが発生する原因になることがある。

 上記巻き取り軸26による巻取り終了後に ート22が繰り出されると、その繰り出し長さ は回転体46を介してエンコーダ47によって検 される。エンコーダ47による検出信号は駆動 制御部48を介して第1の駆動部41に出力される

 検出信号を受けた第1の駆動部41は繰り出 モータ36を作動させ、巻き取り軸26による巻 取り終了後に繰り出されたシート22の長さに じて繰り出し軸23を回転させて上記シート22 を巻き戻す。それによって、シート22にたる が生じるのが防止される。

 しかも、巻取り終了後に繰り出されたシ ト22を繰り出し軸23に巻き戻すため、未使用 のシート22が巻き取り軸26に余分に繰り出さ るということがないから、そのことによっ シート22が必要以上に繰り出されて無駄が発 生するのを防止することができる。

 上記構成の実装装置によれば、シート22 繰り出すための繰り出し軸23を繰り出しモー タ36によって回転駆動し、シート22を巻き取 巻き取り軸26を巻き取りモータ37によって回 駆動するようにした。

 上記繰り出し軸23に巻装されたシート22の 外周面には回転体46を接触させ、この回転体4 6の回転をエンコーダ47によって検出し、その 検出信号を制御装置39の駆動制御部48に出力 るようにした。

 上記駆動制御部48は、エンコーダ47からの 検出信号に基いて繰り出しモータ36を駆動し 繰り出し軸23から予め設定された長さでシ ト22が繰り出されるよう繰り出しモータ36の 転駆動を制御するとともに、繰り出し軸23 らシート22が繰り出されてから、巻き取りモ ータ37を作動させてシート22を巻き取り軸26に 巻き取るようにした。

 そのため、上記繰り出し軸23から予め設 された長さでシート22を繰り出すことができ るばかりか、シート22が繰り出されてから巻 取り軸26によって巻き取るため、シート22に 大きな張力を加えることなく、そのシート22 巻き取り軸26に巻き取ることができる。

 上記繰り出し軸23からシート22が繰り出さ れてから上記巻き取り軸26によってシート22 巻き取るとき、回転が停止した繰り出し軸23 を繰り出しモータ36によって保持するトルク 、巻き取りモータ37によって巻き取り軸26に シート22を巻き取るときの回転トルクよりも きく設定されている。

 そのため、巻き取り軸26によって繰り出 軸23から繰り出されたシート22が巻き取られ 後、上記巻き取り軸26がさらに回転駆動さ てシート22を巻き取り、シート22に加わる張 が上昇して所定値に達すると、上記巻き取 軸26は上記巻き取りモータ37の回転に対して スリップする。

 そのため、シート22にそれ以上の張力が わることがないから、シート22が伸ばされて 弛みが生じるということもない。つまり、繰 り出し軸23から繰り出されたシート22は、伸 による弛みが生じることなく、繰り出し軸23 から繰り出された分だけを巻き取り軸26によ て確実に巻き取られることになる。

 上記巻き取り軸26がシート22を巻き取ると 、その巻き取り時にシート22にわずかではあ が張力が加わり、その張力によってシート2 2が繰り出し軸23から繰り出されて弛みの発生 原因になることがある。シート22が繰り出し 23から繰り出される原因としては繰り出し 23と受け具19との間の機械的ながた付きなど 原因として挙げられる。

 しかしながら、シート22を巻き取り軸26に よって巻き取ることで、シート22が繰り出し 23から繰り出されると、そのことが回転体46 を介してエンコーダ47によって検出され、そ 検出信号に基いてシート22の繰り出し軸23か ら繰り出された分がこの繰り出し軸23に巻き される。

 そのため、シート22が巻き取り軸26によっ て巻き戻されることで、シート22を巻き取り 26によって巻き取ったときに、シート22にた るみが生じても、その弛みを確実に除去する ことができる。しかも、弛んだシート22を巻 取り軸26に巻き戻すため、シート22を余分に 繰り出すという無駄が発生することもない。

 図5はこの発明の第2の実施の形態を示す この実施の形態は繰り出し軸23に巻装された シート22の外周面に回転体46を圧接させ、こ 回転体46を繰り出しモータ36によって回転駆 するようになっている。繰り出しモータ36 してはステッピングモータやサーボモータ ど、単体で送り量が制御できるモータが使 されている。

 上記回転体46と繰り出しモータ36は、上記 回転体46が巻装されたシート22の外周面に弾 的に圧接するよう一体的に保持されている それによって、繰り出しモータ36を作動させ て回転体46を回転させれば、この回転体46に ってシート22を介して繰り出し軸23が回転さ られるから、繰り出し軸23から上記シート22 を繰り出すことができる。

 そして、上記回転体46の回転角度は繰り しモータ36によって検出できるから、その検 出信号を第1の駆動部41を介して駆動制御部48 出力すれば、第1の実施の形態と同様、繰り 出しモータ36と巻き取りモータ37の駆動を制 することができる。つまり、繰り出し軸23か らシート22を繰り出したならば、巻き取り軸2 6によって繰り出された分だけを巻き取るこ が可能となる。

 この発明によれば、繰り出し体を繰り出 モータによって回転駆動し、巻き取り体を き取りモータによって回転駆動するととも 、上記繰り出しモータと巻き取りモータの 動を制御し、上記繰り出し体からシートを 定量繰り出させてから、その繰り出された を上記巻き取り体によって巻き取らせるよ にした。

 そのため、上記シートに弛みが生じたり 伸びが生じるのを防止できるから、シート 弛みや伸びに起因する電子部品の実装不良 なくすことが可能となる。




 
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