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Title:
ELECTRONIC LOCK DEVICE USING BIOMETRIC AUTHENTICATION
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2008/152771
Kind Code:
A1
Abstract:
An inexpensive electronic lock device using biometric authentication ensuring high security of a house and suitable for a multi-dwelling building such as a condominium. The electronic lock device comprises a biometric authentication unit for identifying a person according to a feature of the human body, an identification number input unit provided for a plurality of doors, an electric lock unit for locking/unlocking a door, and a lock control unit which receives an input through the identification number input unit when authentication by the biometric authentication unit results in identity and unlocks the door corresponding to the authenticated person when the identification number agrees. Making the most of the features of the simple and easy-to-use identification number unit with a high biometric authentication accuracy, high security is ensured, and the facility can be provided at low cost because only one biometric authentication unit is installed at e.g., the entrance of a building.

Inventors:
SUSHITA KOZO (JP)
HONOKI TERUYOSHI (JP)
Application Number:
PCT/JP2008/001260
Publication Date:
December 18, 2008
Filing Date:
May 21, 2008
Export Citation:
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Assignee:
BIONICS CO LTD (JP)
SUSHITA KOZO (JP)
HONOKI TERUYOSHI (JP)
International Classes:
E05B49/00
Foreign References:
JP2005113507A2005-04-28
JP2006139689A2006-06-01
JP2006077470A2006-03-23
JP2007120173A2007-05-17
JP2006028795A2006-02-02
JP2006059230A2006-03-02
JP2001040923A2001-02-13
Attorney, Agent or Firm:
KUBOTA, Naoki (3101-10 Okura-machi, Machida-shi, Tokyo 62, JP)
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Claims:
 人体の特徴に基づいて個人を特定する生体認証手段と、
 複数のドアあるいは扉と対応して設けられた複数の暗証番号入力手段と、
 前記ドアあるいは扉を開錠、閉錠する複数の電気錠装置と、
 前記生体認証手段による認証結果が正当である場合に、認証された人と対応するドアあるいは扉の暗証番号入力手段からの入力を受け付け、暗証番号が前記認証された人と対応する暗証番号と一致した場合に、前記認証された人と対応するドアあるいは扉の電気錠装置に対して開錠を指示する錠制御手段と
 を備えたことを特徴とする生体認証を用いた電子錠装置。
 前記錠制御手段は、一定時間内かつ一定回数のみ暗証番号の入力を許可することを特徴とする請求項1に記載の生体認証を用いた電子錠装置。
 前記電子錠装置は集合住宅に設けられ、前記集合住宅の共通玄関のドアの外側に配置された前記生体認証手段による認証結果が正当である場合に前記集合住宅の共通玄関のドアを開閉する玄関ドア開閉手段を備えていることを特徴とする請求項1に記載の生体認証を用いた電子錠装置。
 前記錠制御手段は、更にドアが閉まると自動的に施錠するオートロック機能を備えていることを特徴とする請求項1に記載の生体認証を用いた電子錠装置。
 前記錠制御手段は、前記オートロック後に一定時間だけ前記暗証番号入力手段からの入力を受け付け、暗証番号が一致した場合に前記電気錠装置に対して開錠を指示する再開錠手段を備えていることを特徴とする請求項4に記載の生体認証を用いた電子錠装置。
 前記錠制御手段は、前記オートロック後に前記生体認証手段による認証を伴う居住者の操作に基づき警戒モードを設定し、警戒モード中に人の侵入を検出した場合には侵入情報を記録、表示あるいは通報する侵入表示、通報手段を備えていることを特徴とする請求項4に記載の生体認証を用いた電子錠装置。
Description:
生体認証を用いた電子錠装置

 本発明は、生体認証を用いた電子錠装置 関するものであり、特にマンション等の集 住宅に好適な生体認証を用いた電子錠装置 関するものである。

 電子錠装置としては、従来、テンキー入 によりあらかじめ登録された番号との一致 よる本人確認を行うものがあるが、番号漏 等の問題点を有している。そこで、生体認 を用いた電子錠装置が提案されている。生 認証は、本人の生体的特徴や特性といった 人特有の情報を利用して本人確認を行う認 方式であり、原理的になりすましが困難で る。そして、指静脈認証装置等の商品が販 されている。

 例えば本願出願人により出願された下記特 文献1には、手や指の血管パターンを撮影し て登録画像とマッチングして認証を行い、錠 を制御する装置が開示されている。この生体 認証装置は、赤外線発光手段と、手に対して 赤外線発光手段と反対側に配置された赤外線 画像入力手段と、生体であることを確認する 手段と、赤外線画像入力手段によって入力さ れた画像データを処理し、予め登録されてい るデータとの照合を行う処理手段と、処理結 果を出力する手段とを備えている。この生体 認証装置によれば、小型の構成で鮮明な血管 画像を得ることができ、不正な認証を防止す ることができる。

特開2003-85539号公報

 集合住宅等においては、今日の犯罪内容 らしても戸別の扉に生体認証並みのセキュ ティ装置が強く望まれている。しかし、生 認証装置が高価であることから、例えば集 住宅等で戸別に設置する場合の障壁となっ いる。

 本発明の目的は上記した従来の装置の持 問題点を解決し、生体認証の高い本人認証 度と、簡単で便利な暗証番号装置の特徴を かし、低廉でかつ各戸の高いセキュリティ 確保できる、マンション等の集合住宅に好 な生体認証を用いた電子錠装置を提供する とにある。

 本発明の生体認証を用いた電子錠装置は 人体の特徴に基づいて個人を特定する生体 証手段と、複数のドアあるいは扉と対応し 設けられた複数の暗証番号入力手段と、前 ドアあるいは扉を開錠、閉錠する複数の電 錠装置と、前記生体認証手段による認証結 が正当である場合に、認証された人と対応 るドアあるいは扉の暗証番号入力手段から 入力を受け付け、暗証番号が前記認証され 人と対応する暗証番号と一致した場合に、 記認証された人と対応するドアあるいは扉 電気錠装置に対して開錠を指示する錠制御 段とを備えたことを主要な特徴とする。

 また、前記した生体認証を用いた電子錠 置において、前記錠制御手段は、一定時間 かつ一定回数のみ暗証番号の入力を許可す 点にも特徴がある。

 また、前記した生体認証を用いた電子錠 置において、前記電子錠装置は集合住宅に けられ、前記集合住宅の共通玄関のドアの 側に配置された前記生体認証手段による認 結果が正当である場合に前記集合住宅の共 玄関のドアを開閉する玄関ドア開閉手段を えている点にも特徴がある。

 また、前記した生体認証を用いた電子錠 置において、前記錠制御手段は、更にドア 閉まると自動的に施錠するオートロック機 を備えている点にも特徴がある。

 また、前記した生体認証を用いた電子錠 置において、前記錠制御手段は、前記オー ロック後に一定時間だけ前記暗証番号入力 段からの入力を受け付け、暗証番号が一致 た場合に前記電気錠装置に対して開錠を指 する再開錠手段を備えている点にも特徴が る。

 また、前記した生体認証を用いた電子錠 置において、前記錠制御手段は、前記オー ロック後に前記生体認証手段による認証を う居住者の操作に基づき警戒モードを設定 、警戒モード中に人の侵入を検出した場合 は侵入情報を記録、表示あるいは通報する 入表示、通報手段を備えている点にも特徴 ある。

 本発明の生体認証を用いた電子錠装置によ ば、以下のような効果がある。
(1)建物内に入館する場合には必ず生体認証に よる本人認証が必要であり、さらに本人認証 により得られた情報から特定の箇所のテンキ ー装置のみを時間限定で動作可能とし、ドア や扉は暗証番号の一致がなければ開かない。 従って、高いセキュリティを確保できると共 に生体認証装置は建物の入り口等に1つのみ 置すればよいので、設備が安価となる。
(2)賃貸集合住宅の場合にはキーの管理や錠前 の交換が不要となり、ランニングコストの低 減が計れる。

(3)何らかの不法行為、例えば窓の破壊等の手 段で入室した場合には、部屋内に設置された 人感センサ等により不法侵入者を検知し、記 録、表示および通報することにより、警備会 社等への通報や帰宅時に入室する際の安全確 保が可能となり、確実なセキュリティを提供 できる。
(4)テンキー装置は生体認証装置に比べて安価 かつ小型軽量であるので、既存の住宅の壁や ドアに容易に取り付け可能である。

本発明の電子錠システムの実施例1の構 成を示すブロック図である。 個別制御装置22の構成を示すブロック である。 主制御装置11の構成を示すブロック図 ある。 従制御装置20の構成を示すブロック図 ある。 主制御装置11の処理内容を示すフロー ャートである。 個別制御装置22の処理内容を示すフロ チャートである。 暗証番号認証開錠処理の内容を示すフ ーチャートである。 オートロック処理の内容を示すフロー ャートである。 タイマ完処理の内容を示すフローチャ トである。 実施例2の構成を示すブロック図であ 。

符号の説明

10…生体認証装置
11…主制御装置
12…表示装置
13…ドア駆動装置
14…自動ドア
15…主制御線
16…通信回線
20…従制御装置
21…従制御線
22…個別制御装置
23…テンキー装置
24…電気錠装置
25…ドア
26…人検知センサ
27…退出スイッチ

 以下に図面を参照して発明の実施の形態 説明する。

 図1は、本発明の電子錠システムの実施例 1の構成を示すブロック図である。実施例1と て、本発明をマンション等の集合住宅に適 した場合について説明する。生体認証装置1 0は、例えば手や指の血管パターンを撮影し 予め登録されている居住者の登録画像とマ チング処理して認証を行う装置であり、例 ば本出願人が先に出願した特許文献1に記載 れている生体認証装置を利用可能である。

 生体認証装置10は、例えばマンションの 関外側に表示装置12と共に配置される。居住 者は操作パネルの入館あるいは退館(警戒モ ド設定)のキーを押下してから生体認証を行 、認証結果情報は入館/退館情報と共に主制 御装置11に送信される。

 マンションの玄関には自動ドア14が備え れ、主制御装置11によって制御されるドア駆 動装置13によって開閉される。主制御装置11 、後述する制御を行うマイクロプロセッサ 内蔵されており、生体認証装置10、表示装置 12、ドア駆動装置13、主制御線15、通信回線16 接続されている。

 表示装置12は、例えば生体認証を行った ンションの居住者に自宅の個別制御装置22が テンキー入力可能状態になったか否か、およ び留守中(警戒モード設定時)に侵入を検出し か否かなどの情報を発光ダイオード等によ て表示するものである。

 主制御線15は例えばRS-485通信規格の信号 伝送するためのツイストペアケーブルであ 。通信回線16はアナログ電話回線あるいはブ ロードバンド回線と接続可能なLANなどの通信 回線であり、主制御装置11から図示しない警 会社等へ警報を通知するために使用される

 例えばマンションの各階ごとに設置され 従制御装置20は、やはりマイクロプロセッ が内蔵されており、主制御線15と従制御線21 の間の通信データの中継を行う。

 マンションの各戸ごとに室内に設置され 個別制御装置22は、後述する制御を行うマ クロプロセッサが内蔵されており、テンキ 装置23、電気錠装置24、人検知センサ26、退 スイッチ27、従制御線21と接続されている。

 図2は、個別制御装置22の構成を示すブロ ク図である。個別制御装置22は、CPU、ROM、RA M、パラレル入出力ポート、シリアル通信ポ ト等を備えた周知の1チップマイクロプロセ サ30、通信インターフェイス回路31、センサ インターフェイス回路32、錠インターフェイ 回路33、テンキーインターフェイス回路34を 備えている。

 通信インターフェイス回路31は例えばRS-48 5規格のシリアルインターフェイス回路であ てもよい。センサインターフェイス回路32は 単純なデジタル信号入力回路であってもよい 。錠インターフェイス回路33はリレー接点あ いは電子スイッチング回路出力および接点 号入力回路であってもよい。テンキーイン ーフェイス回路34はテンキー装置23に内蔵さ れたマイクロプロセッサと通信を行うための 例えばRS-232規格のシリアルインターフェイス 回路であってもよい。

 テンキー装置23はドア25の近傍の壁の外面 に設置され、キースイッチ、表示用の発光ダ イオード、制御、通信用のマイクロプロセッ サを備えている。表示用の発光ダイオード(LE D)としては、電源表示用LED36、テンキー入力OK /NG表示用LED37、侵入検出表示用LED38の3個が備 られている。

 電気錠装置24は各戸のドア25に内蔵あるい は外付けされ、モータによって錠のかんぬき を駆動する装置である。電気錠装置24には住 内側から手動で開錠するための開錠つまみ あるサムターンが突出している。外出時等 はサムターンを内部から手動で回転して開 する。電気錠装置24に装備されている開閉 ンサは例えばドア25を閉めた場合にドアの枠 側に固着された磁石が接近することによりオ ンとなる公知のリードスイッチである。

 人検知センサ26は例えば住居内の玄関に 置されている。人検知センサ26は例えば周知 の焦電型の赤外線センサであってもよく、赤 外線の変化を検出すると、検出信号を出力す る。

 退出スイッチ27もやはり住居内の玄関に けられており、住人がこの退出スイッチ27を 押下してから外出した場合には、設定された 時間内であれば一時的な退室とみなし、テン キー装置23での暗証番号入力による開錠が可 となる。従制御線21は従制御装置20と複数の 個別制御装置22とを接続する例えばRS-485通信 格の信号を伝送するためのツイストペアケ ブルである。

 図3は、主制御装置11の構成を示すブロッ 図である。主制御装置11は、CPU、ROM、RAM、 ラレル入出力ポート、シリアル通信ポート を備えた周知の1チップマイクロプロセッサ4 0、通信インターフェイス回路41、表示装置イ ンターフェイス回路42、ドアインターフェイ 回路43、認証インターフェイス回路44、回線 インターフェイス回路45を備えている。

 通信インターフェイス回路41は例えばRS-48 5規格のシリアルインターフェイス回路であ てもよい。表示装置インターフェイス回路42 は表示装置12のLEDを駆動する単純なデジタル 号出力回路であってもよい。ドアインター ェイス回路43はリレー接点あるいは電子ス ッチング回路出力であってもよい。

 認証インターフェイス回路44は生体認証 置10に内蔵されたマイクロプロセッサと通信 を行うための例えばRS-232規格のシリアルイン ターフェイス回路であってもよい。回線イン ターフェイス回路45は、例えば周知のアナロ 電話回線用のモデムあるいはブロードバン 回線と接続されているLANのインターフェイ 回路であってもよい。

 図4は、従制御装置20の構成を示すブロッ 図である。従制御装置20は、CPU、ROM、RAM、 ラレル入出力ポート、シリアル通信ポート を備えた周知の1チップマイクロプロセッサ5 0、2つの通信インターフェイス回路53、54を備 えている。2つの通信インターフェイス回路53 、54は例えばRS-485規格のシリアルインターフ イス回路であってもよい。

 マイクロプロセッサ50は、主制御線15、通 信インターフェイス回路54を介して主制御装 11から受信したデータの内、下流の個別制 装置22宛のデータのみを通信インターフェイ ス回路53を介して従制御線21に送出する。ま 、従制御線21、通信インターフェイス回路53 介して個別制御装置22から受信したデータ 全て通信インターフェイス回路54、主制御線 15介して主制御装置11に送出する。

 図5は、主制御装置11の処理内容を示すフ ーチャートである。S10においては、生体認 装置10から居住者のIDあるいは部屋番号等の 情報と共に認証OKを示す情報を受信したか否 が判定され、判定結果が否定の場合にはS19 移行するが、肯定の場合にはS11に移行する S11においては、生体認証装置10からの情報 入館か否(退館)かが判定され、判定結果が否 定の場合にはS18に移行するが、肯定の場合に はS12に移行する。

 S12においては、居住者のIDあるいは部屋 号等の情報から認証された人と対応する個 制御装置22のアドレスを特定し、この個別制 御装置22宛にOKを通知する。S13においては、 別制御装置22から応答が受信されたか否かが 判定され、判定結果が否定の場合にはS14に移 行するが、肯定の場合にはS16に移行する。S14 においては、応答待ちのタイムオーバーか否 かが判定され、判定結果が否定の場合にはS13 に移行するが、肯定の場合にはS15に移行する 。S15においては、認証された人と対応する個 別制御装置22かあるいは制御線が故障してい ことを表示装置12に表示してS10に戻る。

 S16においては、認証された人と対応する 別制御装置22がテンキー入力OKの状態になっ ているか否か、あるいは認証された人と対応 する個別制御装置22において警戒モード設定 に侵入が検出されたか否かなどの状態を表 する。S17においては、ドア駆動装置13を制 して自動ドア14を開閉する。S18においては、 認証された人と対応する個別制御装置22宛に 館情報を通知してS10に移行する。

 S19においては、個別制御装置22からデー を受信したか否かが判定され、判定結果が 定の場合にはS10に戻るが、肯定の場合にはS2 0に移行する。S20においては、受信したデー が侵入通報であるか否かが判定され、判定 果が否定の場合にはS10に移行するが、肯定 場合にはS21に移行する。S21においては、受 した侵入通報の部屋番号等の情報を時刻と に記録する。S22においては、主制御装置11、 通信回線16を介して図示しない警備会社へ侵 情報を通報する。

 図6は、個別制御装置22の処理内容を示す ローチャートである。S30においては、通信 21からデータを受信したか否かが判定され 判定結果が否定の場合にはS38に移行するが 肯定の場合にはS31に移行する。S31において 、自装置宛のデータか否かが判定され、判 結果が否定の場合にはS30に移行するが、肯 の場合にはS32に移行する。

 S32においては、退館情報か否かが判定さ 、判定結果が否定の場合にはS34に移行する 、肯定の場合にはS33に移行する。S33におい は、テンキー入力許可タイマおよび退室タ マをオフとし、警戒フラグをオンにする。S 34においては、入館情報か否かが判定され、 定結果が否定の場合にはS30に移行するが、 定の場合にはS35に移行する。

 S35においては、主制御装置11に応答を返 する。S36においては、ソフトウェアによる ンキー入力許可タイマを起動する。このタ マは入館から部屋のドアの前に到着するま の時間を考慮して例えば1分から5分程度に設 定される。S37においては、テンキー装置23に 力OKの状態をLED表示するようにコマンドを 信する。

 S38においては、人体センサ26によって人 検出されたか、あるいは電気錠装置24の開閉 センサによってドアの開閉が検出されたか否 かが判定され、判定結果が否定の場合にはS41 に移行するが、肯定の場合にはS39に移行する 。S39においては、警戒フラグがオンであるか 否かが判定され、判定結果が否定の場合には S30に移行するが、肯定の場合にはS40に移行す る。S40においては、主制御装置11に対して侵 警報を送信し、またテンキー装置23に侵入 表示を指示する。

 S41においては、テンキー入力許可タイマ るいは退室タイマが設定された時間を計測 了(タイムアップ)したか否かが判定され、 定結果が否定の場合にはS43に移行するが、 定の場合にはS42に移行する。S42においては 後述するタイマ完処理が行われる。

 S43においては、退室スイッチがオンにな たか否かが判定され、判定結果が否定の場 にはS45に移行するが、肯定の場合にはS44に 行する。S44においては、ソフトウェアによ 退出タイマおよびテンキー入力許可タイマ 双方に同じ所定の時間をセットしてオンに る。

 この退室タイマは退出スイッチを押して らの時間を計測し、この時間が所定の時間( 例えば10分程度)以内である場合にはテンキー 装置23からの暗証番号の一致による開錠を可 とすることにより、短時間の退室の場合に 証番号の入力のみで開錠できるようにする めに使用される。

 S45においては、ドアの開状態から閉状態 の移行を検出したか否かが判定され、判定 果が否定の場合にはS47に移行するが、肯定 場合にはS46に移行する。S46においては、後 するオートロック処理が行われ、閉錠され 。S47においては、テンキー入力が有ったか かが判定され、判定結果が否定の場合にはS 30に移行するが、肯定の場合にはS48に移行す 。S48においては、後述する暗証番号認証開 処理が行われ、暗証番号が一致すれば開錠 れる。

 図7は、暗証番号認証開錠処理の内容を示 すフローチャートである。S50においては、テ ンキー入力許可タイマがオンであるか否かが 判定され、判定結果が否定の場合には処理を 終了するが、肯定の場合にはS51に移行する。 S51においては、予め定められた暗証番号の所 定桁数(例えば4桁)が入力完了したか否かが判 定され、判定結果が否定の場合にはS52に移行 するが、肯定の場合にはS53に移行する。S52に おいては、テンキー装置23からの1桁の入力デ ータを保存して処理を終了する。

 S53においては、予め登録処理によって記 されている暗証番号とテンキー装置23から 力された番号が一致したか否かが判定され 判定結果が否定の場合にはS54に移行するが 肯定の場合にはS57に移行する。S54において 、テンキー装置23から入力された暗証番号入 力データをクリアする。

 S55においては、暗証番号エラー回数が予 定められた制限回数を超えたか否かが判定 れ、判定結果が否定の場合には処理を終了 るが、肯定の場合にはS56に移行する。S56に いては、テンキー入力許可タイマをオフに て入力を禁止し、処理を終了する。

 S57においては、テンキー装置23から入力 れた暗証番号入力データをクリアする。S58 おいては、電気錠装置24を駆動して開錠させ る。S59においては、退室フラグをオフに設定 する。S60においては、テンキー入力許可タイ マをオフにする。S61においては、退室タイマ をオフにする。

 S62においては、開閉センサの状態によっ ドア25が開いたか否かが判定され、判定結 が否定の場合にはS63に移行するが、肯定の 合にはS64に移行する。S63においては、所定 間が経過したか否かが判定され、判定結果 否定の場合にはS62に移行するが、肯定の場 にはS65に移行する。S64においては、ドア閉 るまで待つ。S65においては、電気錠装置24を 駆動して閉錠させる。

 図8は、S46のオートロック処理の内容を示 すフローチャートである。S70においては、電 気錠装置24を駆動して閉錠させる。S71におい は、退室タイマがオンであるか否かが判定 れ、判定結果が否定の場合にはS72に移行す が、肯定の場合には処理を終了する。S72に いては、テンキー入力許可タイマに所定の い時間(例えば5~数十秒程度)を設定して起動 する。この処理は、外出時にドアを閉めた後 、忘れ物に気づき直ちにドアを開けたい場合 などにおいて、暗証番号の入力のみによって 開錠可能とするためのものである。なお、こ の機能は本発明に必須の機能ではなく、この 機能が無い場合は、オートロック後はその都 度生体認証にて入館処理を行うこととなる。

図9は、S42のタイマ完処理の内容を示すフ ーチャートである。S80においては、テンキ 入力許可タイマが設定された時間を計測完 (タイムアップ)したか否かが判定され、判定 結果が否定の場合にはS83に移行するが、肯定 の場合にはS81に移行する。S81においては、テ ンキー入力許可タイマをオフに設定する。S82 においては、テンキー入力装置23に入力禁止( NG)を表示するように指示する。S83においては 、退室タイマが設定された時間を計測完了( イムアップ)したか否かが判定され、判定結 が否定の場合には処理を終了するが、肯定 場合にはS84に移行する。S84においては、退 タイマをオフに設定する。

 図10は実施例2の構成を示すブロック図で る。実施例2は本発明を貸金庫あるいはロッ カーに適用したものである。この実施例にお いては、実施例1における従制御装置は省略 れ、主制御装置11から制御線21によって直接 別制御装置61に接続されている。

 主制御装置11は、実施例1と同様のものを 用可能であるが、ドアインターフェイス回 、表示装置インターフェイス回路は不要で る。また、個別制御装置61は、実施例1の個 制御装置22およびテンキー装置23が一体とな ったものであり、人検知センサ、退室スイッ チやそのインターフェイス回路は省略されて いる。ソフトウェアの処理機能も実施例1の のから不要な処理を削除することによって 現できる。

 以上実施例を開示したが、本発明には以 に示すような変形例も考えられる。実施例 おいては、生体認証の方法として手や指の 管のパターンを用いる例を開示したが、生 認証の方法としては手や指の血管のパター の他、指紋、声紋、光彩のパターンなど、 知の任意の方法を採用可能である。

 実施例においては、テンキー装置として 常の固定配置のテンキー装置を用いる例を 示したが、各キーと対応する数字表示器を え、数字の配置がランダムに変化するテン ー装置を用いてもよい。

 実施例においては、個別制御装置におい 錠の制御等を行う実施例を開示したが、個 制御装置は入出力および通信の処理のみを い、主制御装置あるいは従制御装置におい 各戸の錠の制御処理を実行するようにして よい。

 実施例においては従制御装置で信号を中 する例を開示したが、実施例2に開示したよ うに従制御装置を省略してもよい。また制御 線はバス方式である例を開示したが、バス方 式でなく、各装置間を個別に接続してもよい 。また、例えば従制御装置において主制御線 を一旦受信し、別のインターフェイス回路か ら下流の主制御線に送信する中継装置として もよい。

 実施例においては生体認証による退館処 によって警戒モードを設定する例を開示し が、この場合には外出するたびに生体認証 行う必要がある。そこで、室内に警戒モー 設定スイッチを設け、このスイッチを押し から所定の時間(例えば数分)以内にドアの 閉が検出された場合に退室したものと判定 、許可フラグをオフとし、警戒フラグをオ にするようにしてもよい。このようにすれ 、警戒モード設定操作が簡単となり、かつ 室後直ちに警戒モードとなる。

 本発明の生体認証を用いた電子錠装置は 本人以外の排除を必要とする企業のビルや 合住宅、貸し金庫、ロッカー等に適用可能 ある。