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Patent Searching and Data


Title:
EXHAUST GAS PASSAGE FOR INTERNAL COMBUSTION ENGINE
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2009/035009
Kind Code:
A1
Abstract:
An exhaust gas passage for an internal combustion engine has an exhaust gas throttle valve, a bypass passage, and a waste gate valve. The exhaust gas throttle valve is a butterfly type exhaust gas throttle valve pivotable to change the cross-sectional area of the exhaust gas passage. The bypass passage connects that portion of the exhaust passage which is on the upstream side, in the direction of exhaust gas flow, of the exhaust gas throttle valve to that portion of the exhaust gas passage which is on the downstream side. The waste gate valve is provided in the bypass passage and can change the cross-sectional area of the bypass passage.When the exhaust gas throttle valve is in a specific operation state, the waste gate valve opens the bypass passage. A downstream side opening end of the bypass passage is opened only at that portion of the inner wall face of the exhaust gas passage which circumferentially corresponds to a point intersecting with the axis of a pivot shaft. The width of the opening end, which width is measured in the direction intersecting the direction of exhaust gas flow perpendicularly, is smaller on the downstream side than on the upstream side.

Inventors:
YAMAGUCHI ICHIRO (JP)
HORIKAWA HIDETOMO (JP)
ONO YASUHISA (JP)
Application Number:
PCT/JP2008/066355
Publication Date:
March 19, 2009
Filing Date:
September 10, 2008
Export Citation:
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Assignee:
TOYOTA MOTOR CO LTD (JP)
YAMAGUCHI ICHIRO (JP)
HORIKAWA HIDETOMO (JP)
ONO YASUHISA (JP)
International Classes:
F02D9/04; F01N3/02; F02D9/06
Foreign References:
JPS55170431U1980-12-06
JPS5271632U1977-05-28
JPH02221670A1990-09-04
JP2005188307A2005-07-14
JP2007255395A2007-10-04
JP2004036611A2004-02-05
Attorney, Agent or Firm:
ONDA, Hironori (Ohmiya-cho 2-chome Gifu-sh, Gifu 31, JP)
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Claims:
 内燃機関の排気通路において、
 回動軸と同回動軸に一体形成された弁体とを含み、前記排気通路の断面積を変更するように回動軸の軸線の周りで回動可能なバタフライ式の排気絞り弁であって、該排気絞り弁は特定の作動状態において、前記弁体と前記排気通路の内壁面との間の間隙を、前記回動軸の軸線と前記排気通路の内壁面とが交差する点に近いほど小さくし且つ同軸線と前記排気通路の内壁面とが交差する点から遠いほど大きくすることと、
 前記排気通路における前記排気絞り弁の排気流れ方向上流側の部分を同下流側の部分に連通させるバイパス通路と、
 前記バイパス通路に設けられて該バイパス通路の断面積を変更可能なウェイストゲート弁であって、該ウェイストゲート弁は前記排気絞り弁が特定の作動状態にあるときに、前記バイパス通路を開放することと、を備え、
 前記バイパス通路は、前記排気通路に接続されて同排気通路内に開口する下流側開口端部を有し、その開口端部は前記排気通路の内壁面のうち、前記回動軸の軸線と交差する点と周方向に対応する部位においてのみ開口され、その開口端部は下流側ほど排気流れ方向と直交する方向において小さい幅を有する排気通路。
 前記開口端部の前記幅は、前記排気流れ方向に沿って連続的に変化する請求項1に記載の排気通路。
 前記開口端部の前記幅は、同開口端部の前記排気流れ方向全体に亘って変化する請求項1に記載の排気通路。
 前記排気通路に設けられて該排気通路の内部を通過する排気を浄化する排気浄化装置をさらに備え、
 前記排気絞り弁および前記ウェイストゲート弁は前記排気浄化装置より排気流れ方向下流側に設けられる請求項1~3のいずれかに記載の排気通路。
Description:
内燃機関の排気通路

 本発明は、排気絞り弁と同排気絞り弁を 回するバイパス通路とが設けられた内燃機 の排気通路に関する。

 従来、例えば特許文献1に開示されている ように、排気通路の途中に排気絞り弁が設け られた内燃機関が知られている。排気絞り弁 としては通常、回転駆動される回動軸と同回 動軸に一体形成された弁体とを含む、いわゆ るバタフライ式の絞り弁が採用される。

 排気絞り弁は、例えば通常時において開 駆動されるとともに、内燃機関の温度や排 通路に設けられた排気浄化装置の温度の早 上昇を図るときに閉弁駆動される。排気絞 弁が閉弁された場合には、排気通路の通路 面積がごく小さくなり、よって排気絞り弁 り排気流れ方向上流側(以下、単に「上流側 」)の圧力が高くなって内燃機関のポンピン ロスが増加して、燃料消費量が増加する。 れにより内燃機関の温度や排気浄化装置の 度が速やかに上昇する。

 そうした内燃機関の排気通路に、排気絞 弁の上流側の部分および排気流れ方向下流 (以下、単に「下流側」)の部分を連通する イパス通路を設けるとともに、前記バイパ 通路に同通路の断面積を変更するウェイス ゲート弁を設けることが提案されている。 うした構成では、排気絞り弁の閉弁に伴っ その上流側の圧力が過度に高くなるおそれ あるときにウェイストゲート弁が開弁され 。これにより排気絞り弁を迂回するように イパス通路を通じて排気が流れ、排気絞り の上流側の圧力が過度に高くなることが回 される。

 仮に、排気絞り弁が閉弁された際に排気 路が完全に閉塞されると、排気絞り弁の上 側の圧力が過度に高い速度で上昇するおそ がある。そのため上記排気通路では、そう た圧力の急上昇を回避するために、排気絞 弁の閉弁位置が排気通路を若干開いた位置 設定される。これにより排気絞り弁が閉弁 れているときであっても同排気絞り弁の弁 と排気通路の内壁面との間の間隙から下流 に若干量の排気が流出し、それにより排気 り弁の上流側の圧力が過度に高い速度で上 することが抑えられる。

 上述したように、内燃機関の排気通路では 排気絞り弁が閉弁されているときであって 、同排気絞り弁の弁体と排気通路の内壁面 の間隙から下流側に向けて排気が流出する そのため、単にバイパス通路の下流側の端 を排気通路における排気絞り弁より下流側 部分に接続すると、排気絞り弁が閉弁され とともにウェイストゲート弁が開弁された に、上記間隙から流出する排気とバイパス 路から排気通路に流入する排気とが干渉し 排気の流れが乱れてしまう。そうした乱れ バイパス通路を通じて排気絞り弁の上流側 ら下流側に排気を流出させる際にその流出 の不要な低下を招く一因となり得る。さら 、排気の流れが大きく乱れる場合には排気 路壁面から大きな音(騒音)が発生する。

特開平11-82070号公報

 本発明の目的は、バイパス通路を通じて 気絞り弁の上流側から下流側へと適正量の 気を流出させつつ騒音の発生を抑えること できる内燃機関の排気通路を提供すること ある。

 上記の目的を達成するため、本発明の一 様では、排気絞り弁と、バイパス通路と、 ェイストゲート弁とを備える内燃機関の排 通路が提供される。前記排気絞り弁は、回 軸と同回動軸に一体形成された弁体とを含 。前記排気絞り弁は、前記排気通路の断面 を変更するように回動軸の軸線の周りで回 可能なバタフライ式の排気絞り弁である。 排気絞り弁は、特定の作動状態において、 記弁体と前記排気通路の内壁面との間の間 を、前記回動軸の軸線と前記排気通路の内 面とが交差する点に近いほど小さくし且つ 軸線と前記排気通路の内壁面とが交差する から遠いほど大きくする。前記バイパス通 は、前記排気通路における前記排気絞り弁 排気流れ方向上流側の部分を同下流側の部 に連通させる。前記ウェイストゲート弁は 前記バイパス通路に設けられて該バイパス 路の断面積を変更可能である。前記ウェイ トゲート弁は、前記排気絞り弁が特定の作 状態にあるときに、前記バイパス通路を開 する。前記バイパス通路は、前記排気通路 接続されて同排気通路内に開口する下流側 口端部を有する。前記開口端部は、前記排 通路の内壁面のうち、前記回動軸の軸線と 差する点と周方向に対応する部位において み開口される。前記開口端部は、下流側ほ 排気流れ方向と直交する方向において小さ 幅を有する。

本発明の一実施形態にかかる排気通路 適用される内燃機関の概略構成を示すブロ ク図。 (a)および(b)は、図1の排気絞り弁が配設 された排気通路の部位の断面構造を模式的に 示す図。 図1の排気絞り弁が配設された排気通路 の部位および該部位の周辺の構造を示す断面 図。 図1の排気絞り弁の周辺における排気通 路内の排気の流れを模式的に示す図。

 以下、本発明を具体化した一実施形態につ て説明する。
 図1に示すように、内燃機関10は燃焼室11と 燃焼室11内に直接燃料を噴射する燃料噴射弁 12とを含む。燃料噴射弁12には燃料ポンプ13を 通じて燃料タンク14から燃料が供給されてい 。なお、図1には1つの燃焼室11のみが示され ているが、内燃機関10は実際には複数の燃焼 11を備えている。

 内燃機関10の排気通路15には、排気を浄化 するための排気浄化装置20が設けられている 排気浄化装置20は、排気中の炭化水素(HC)や 酸化炭素(CO)を酸化して浄化する酸化触媒コ ンバータ21と排気中の粒子状物質(PM)を捕集す るフィルタ22とを含む。

 排気通路15の上記排気浄化装置20より排気 流れ方向上流側(以下、単に「上流側」)の位 には、排気中に燃料を添加する燃料添加弁2 3が設けられている。燃料添加弁23には連通管 24を介して前記燃料ポンプ13が接続されてお 、同燃料ポンプ13を通じて燃料タンク14から 料添加弁23に燃料が供給される。

 排気通路15の上記排気浄化装置20より排気 流れ方向下流側(以下、単に「下流側」)の位 には、同排気通路15の通路断面積を変更す ための排気絞り弁30が設けられている。排気 絞り弁30はいわゆるバタフライ式の開閉弁で る。排気絞り弁30は、前記排気通路15に対し て回転自在に設けられる回動軸31と、同回動 31に一体形成された円板形状の弁体32とを含 む。回動軸31にはアクチュエータ33が連結さ ている。このアクチュエータ33の駆動を通じ て排気絞り弁30が回動軸31の軸線の周りで回 して、排気通路15の通路断面積を大きくする 状態(開弁状態)と同通路断面積をごく小さく る状態(閉弁状態)との間で切り替えられる

 排気通路15には、その上記排気絞り弁30の 上流側の部分と下流側の部分とを連通するバ イパス通路34が設けられており、このバイパ 通路34にはウェイストゲート弁35が設けられ ている。このウェイストゲート弁35は、自己 圧式の弁であり、排気通路15における排気 り弁30より上流側の部分と同排気絞り弁30よ 下流側の部分との圧力差が所定値を超える 自動的に開弁される。排気絞り弁30が閉弁 れてその上流側の圧力が高くなった場合に ウェイストゲート弁35が開弁されて排気絞り 弁30を迂回するように排気がバイパス通路34 流れる。したがって、排気絞り弁30の上流側 の圧力が過度に高くなることが回避される。

 内燃機関10の吸気通路16には、燃焼室11内 吸入される空気の量(吸入空気量GA)を検出す るための吸気量センサ41が設けられている。 燃機関10の出力軸17の近傍には同出力軸17の 転速度(機関回転速度NE)を検出するための回 転速度センサ42が設けられている。

 電子制御装置40はCPU、ROM、RAMの他、燃料 射弁12や燃料添加弁23、アクチュエータ33等 駆動するための駆動回路を含む。電子制御 置40は各種センサの出力信号を取り込むとと もに各種の演算を行い、その演算結果に基づ いて燃料噴射弁12、燃料添加弁23、および排 絞り弁30(詳しくはアクチュエータ33)をそれ れ駆動および制御する。

 燃料噴射弁12の駆動制御は、基本的に、 燃機関10の出力トルクを調節するために実行 される。具体的には、そのときどきの吸入空 気量GAや機関回転速度NEなどに基づいて燃料 射量についての制御目標値(目標噴射量)が求 められ、同目標噴射量と実際の燃料噴射量と が一致するように燃料噴射弁12が開弁駆動さ る。

 燃料添加弁23の駆動制御は、フィルタ22に 堆積したPMを除去するために実行される。具 的には、所定期間にわたり燃料添加弁23が 欠的に開弁駆動される。燃料添加弁23を開弁 駆動する処理(PM除去処理)を実行することに り、排気中に燃料が継続的に添加され、そ 燃料が酸化することによってフィルタ22の温 度が高くなる。その結果、フィルタ22に堆積 ているPMが燃焼して二酸化炭素(CO2)と水(H2O) が生成され排気通路15の外部に放出される

 排気絞り弁30の駆動制御は、上記PM除去処理 においてPMを適切に除去するために実行され 。
 内燃機関10の運転領域が吸入空気量の少な 低負荷領域にあるときには、燃焼室11から排 気通路15に排出される排気の量が少なく、し がって単位時間当たりに排気通路15を通過 る排気が有する熱の総量も少ない。そのた 、燃料添加弁23を通じて排気中に燃料を添加 したとしても、フィルタ22の温度を十分に高 することができない場合がある。

 そこで本実施の形態では、PM除去処理の 行中において内燃機関10の運転領域が低負荷 領域にあるときに排気絞り弁30が閉弁駆動さ る。排気絞り弁30を閉弁駆動することによ 、排気通路15における排気絞り弁30より上流 の部分の圧力が高くなって内燃機関10のポ ピングロスが大きくなることから、同ロス 増加に伴う機関出力の減少分を補うために 料噴射弁12から噴射される燃料の量が多くな る。その結果、単位時間当たりに燃焼室11か 排気通路15に排出される排気の有する熱の 量が多くなってフィルタ22の温度が速やかに 上昇し、同フィルタ22に堆積しているPMの除 が適切に行われる。

 一方、PM除去処理の実行中であっても内 機関10の運転領域が中高負荷領域にあるとき には排気絞り弁30が開弁駆動される。これは このとき単位時間当たりに燃焼室11から排 通路15に排出される排気の有する熱の総量が 多く、排気絞り弁30を閉弁駆動しなくてもフ ルタ22の温度を十分に高くすることが可能 あるためである。また、PM除去処理が実行さ れないときにも排気絞り弁30は開弁駆動され 。

 本実施形態では、排気絞り弁30が閉弁駆 されて閉弁状態になったときに、排気絞り 30の弁体32と排気通路15の内壁面との間隙か 少量の排気が流出する。これは排気絞り弁30 が閉弁状態になった直後にその上流側の部分 の圧力が過度に高い速度で上昇することを避 けるためである。

 図2(a)及び図2(b)に、排気絞り弁30が配設さ れた排気通路15の部位の断面構造を模式的に す。なお図2(a)は排気通路15の延設方向に沿 た断面を示しており、図2(b)は同延設方向と 直交する方向に沿った断面を示している。

 図2(a)及び図2(b)に示すように、上記間隙 ら少量の排気が流出する構造は、同間隙が 体32の全周囲において均等になる排気絞り弁 30の動作位置(図2中に破線で示す位置)より若 大きい開度を有する動作位置(図2中に実線 示す位置)を、閉弁状態にあるときの排気絞 弁30の動作位置として設定することにより 現される。

 本実施の形態では、排気絞り弁30が閉弁 態になると、前記間隙は、回動軸31の回転中 心L1と排気通路15の内壁面とが交差する点に 方向に近いほど小さくなり、同回転中心L1と 排気通路15の内壁面とが交差する点から周方 に遠いほど大きくなる。図2においては理解 を容易にするために、隙間の大きさが誇張さ れて示されていると共に、大きい間隙と小さ い間隙との大きさの差も誇張されて示されて いる。

 以下、排気通路15の内壁面に開口する上 バイパス通路34の下流側端部の形状、すなわ ちバイパス通路34の下流側の開口端部(出口) 形状について、図3を参照して説明する。

 図3は、排気絞り弁30が配設された排気通 15の部位および該部位の周辺の構造を示し いる。図3においては、閉弁状態にあるとき 排気絞り弁30の動作位置を実線で示してお 、開弁状態にあるときの排気絞り弁30の動作 位置を二点鎖線で示している。

 同図3に示すように、バイパス通路34の下 側の開口端部は、排気通路15の内壁面のう 、回動軸31の回転中心L1が交差する点から周 向に遠い部位(図3における上部および下部) は設けられず、同回動軸31の回転中心L1が交 差する点と周方向に一致する部位(図3の上下 向における中央部分)に設けられている。詳 細には、バイパス通路34の下流側の開口端部 、排気通路15の内壁面のうち、回動軸31の回 転中心L1が交差する点と周方向に対応する部 にのみ設けられる。

 また、バイパス通路34の下流側の開口端 は、排気通路15の下流側に向かうほど排気流 れ方向と直交する方向(図3の上下方向)におけ る幅が徐々に小さくなる略台形形状に形成さ れる。すなわち、前記幅は排気通路15の下流 に向かうほど連続的に小さくなる。本実施 形態では、加工上の理由によりバイパス通 34の下流側の部分の内壁面が角部のない形 に形成されており、上記のように略台形形 に設定された開口端部における四つの角部 それぞれ湾曲した形状になっている。

 前述のように、排気絞り弁30が閉弁状態 なると、弁体32と排気通路15の内壁面との間 は、回動軸31の回転中心L1と排気通路15の内 面とが交差する点に周方向において近いほ 小さく、同回転中心L1と排気通路15の内壁面 とが交差する点から周方向に遠いほど大きく なる。そのため、排気絞り弁30が閉弁状態に った場合、上記間隙から流出する排気の量 、排気通路15の周方向において、回動軸31の 回転中心L1と排気通路15の内壁面とが交差す 点に近いほど少なく、遠いほど多くなる。

 一方、前記バイパス通路34の下流側の開 端部は、排気通路15の内壁面のうち、回動軸 31の回転中心L1が交差する点と周方向に対応 る部位、言い換えれば、排気絞り弁30が閉弁 状態になったときに排気流量が最も少なくな る部位に設けられる。そのため、排気絞り弁 30が閉弁駆動されるとともにウェイストゲー 弁35が開弁された状態(特定作動状態)では、 バイパス通路34から排気通路15に流出する排 の流れと上記間隙から流出する排気の流れ の干渉によって生じる排気流の乱れを小さ 抑えることが可能である。

 上記特定作動状態において、前記間隙を 過する排気の流量及び流速は、排気通路15 内壁面と回動軸31の回転中心L1とが交差する から周方向に遠い間隙の部位ほど大きくな 。そのため、前記排気通路15内において、 気の流量及び流速が大きい2つの部分に挟ま た部分(特定部分)においては、排気の流量 び流速が小さい。

 図4に、排気絞り弁30の周辺の排気の流れを 式的に示す。
 弁体32と排気通路15の内壁面との間の間隙か ら流出した排気は下流側に進むほど広い範囲 に広がる。そのため、流量及び流速が大きい 前記部分においても同様に、排気が下流側ほ ど広い範囲に広がる(「B」で示される範囲を 照)。また、そのような大流量/流速部分に まれた上記特定部分においては、排気絞り 30から下流側に進むほど、排気流れ方向と直 交する方向における排気の範囲が狭くなる( A」で示される範囲を参照)。この特定部位に 対応する排気通路15の内壁面の部分を特定壁 と称する。この特定壁面は、排気絞り弁30 ら下流側に向かうほど、排気流れ方向と直 する方向(図4における上下方向)における幅 小さくなる形状を有する。

 バイパス通路34から流出する排気の流れ 上記間隙から流出する排気の流れとの干渉 よる乱れの発生を抑えるためには、上記特 壁面においてバイパス通路34の下流側の端部 を開口させることが望ましい。

 本実施の形態では、バイパス通路34の開 端部が、下流側に向かうほど排気流れ方向 直交する方向における幅が小さくなる形状 有している。すなわち、前記開口端部は上 特定壁面に沿った形状を有するように形成 れている。そのためバイパス通路34の下流側 の開口端部を上記特定壁面に容易に収めるこ とができる。したがって排気の流量及び流速 が大きい部分、すなわち排気流の干渉が発生 し易い部分において同バイパス通路34が開口 れることを抑えつつ、該バイパス通路34の 部の開口面積を大きくすることが可能にな 。

 本実施の形態によれば、バイパス通路34 ら流出する排気の流れと上記間隙から流出 る排気の流れとの干渉による排気流の乱れ 抑えるとともにバイパス通路34の開口面積を 大きくすることができる。そのため、排気絞 り弁30およびウェイストゲート弁35が前記特 作動状態になったときに、バイパス通路34を 通じて排気絞り弁30の上流側から下流側へと 正量の排気をバイパスさせつつ騒音の発生 抑えることができる。

 ところで、排気絞り弁30が閉弁状態にな たときには、上記大流量/流速部分に沿う部 、具体的には図4において「A」で示す部分 うち「B」で示す部分との境界付近の部分の 力が低くなる。本実施の形態では、バイパ 通路34の開口端部が下流側に向かうほど排 流れ方向と直交する方向において小さい幅 有するため、同開口端部を、排気通路15にお いて比較的圧力が低くなる部分に沿って配置 することができる。そのため、バイパス通路 34を通じて排気絞り弁30の上流側から下流側 と排気をスムーズにバイパスさせることが 能になる。

 バイパス通路34の断面積は排気通路15の断 面積と比較して小さいことから、バイパス通 路34の開口端部から排気通路15に流入する排 の流速は同開口端部の近傍において最も高 、開口端部より下流側に向かうに連れて急 に低くなる。そのため、上述した大流量/流 部分から適度に離れた位置にバイパス通路3 4の開口端部を設けることにより、同開口端 から排気通路15に流入する排気は、その流速 がごく低くなった後に前記間隙から流出する 排気と干渉するようになる。したがって、大 流量/流速部分から適度に離れた位置にバイ ス通路34の開口端部を形成することにより、 排気同士の干渉に起因する排気流の大きな乱 れを回避することが可能になる。

 以上説明したように、本実施の形態によれ 、以下に記載する利点が得られる。
 バイパス通路34を通じて排気絞り弁30の上流 側の部分から下流側の部分へと適正量の排気 をバイパスさせつつ騒音の発生を抑えること ができる。

 なお、上記実施の形態は、以下のように変 してもよい。
 上記実施の形態は、トルク発生のための燃 噴射とは別に内燃機関10の膨張行程中ある は排気行程中において燃料噴射弁12から燃料 を噴射する、いわゆるポスト噴射を行う処理 をPM除去処理として実行する機関システムに 適用することができる。また、そうした構 にあっては、燃料添加弁23および連通管24を 省略することができる。

 バイパス通路34の下流側の開口端部は、 流側に向かうほど幅が小さくなる形状であ ば、例えば下流側に向かうほど幅が段階的 小さくなる形状など、任意の形状に変更可 である。

 バイパス通路34の開口端部のうち、その 流側の部分のみを下流側に向かうほど幅が さくなる形状に形成してもよい。また、排 絞り弁30より下流側により進んだ排気通路15 内壁面ほど、前記間隙から流出した排気の 速が低くて上記開口端部の形成に適した部 であると云える。その一方で、排気絞り弁3 0より下流側により進んだ排気通路15の内壁面 ほど、前記特定壁面(図4中に「A」で示す部分 )が狭くなって上記開口端部を形成するため スペースの確保が困難な部分であるとも云 る。上記構成によれば、そうした下流側の 分において上記開口端部を形成するための ペースを好適に確保することができる。

 本発明は、排気浄化装置より上流側に排 絞り弁が設けられた排気通路にも適用する とができる。なお、排気浄化装置より上流 に設けられる排気絞り弁としては、内燃機 の温度が低いときに閉弁することによって 温度を速やかに上昇させるための排気絞り や、内燃機関を減速する際に閉弁すること よって、いわゆるエンジンブレーキの効果 高めるための排気絞り弁などを挙げること できる。