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Title:
FLAT HOIST FOR ELEVATOR
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2009/154059
Kind Code:
A1
Abstract:
A rotor having a smaller diameter than a support member is rotatably supported on the support member through a bearing.  A stator is fixed to the support member.  A sheave having in the outer periphery thereof a rope groove around which a rope is wound is mounted to a projecting small-diameter section of the rotor.  A brake drum having a greater diameter than the sheave is formed on the rotor.  A brake drum cover for covering a side surface of the brake drum is mounted to that side surface of the support member which is on the sheave side.  A groove is formed in that portion of the sheave which is on the brake drum side, and the inner end of the brake drum cover is inserted in the groove.

Inventors:
TOYOKAWA KEI
Application Number:
PCT/JP2009/059604
Publication Date:
December 23, 2009
Filing Date:
May 26, 2009
Export Citation:
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Assignee:
MEIDENSHA ELECTRIC MFG CO LTD (JP)
TOYOKAWA KEI
International Classes:
B66B11/08
Foreign References:
JP2005053672A2005-03-03
JP2004338915A2004-12-02
JP2005104620A2005-04-21
JP2004299824A2004-10-28
JP2006027786A2006-02-02
Attorney, Agent or Firm:
HASHIMOTO, Takeshi et al. (JP)
Hashimoto 剛 (JP)
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Claims:
 支持部材に軸受を介して支持部材より小径の回転子を回転自在に支持するとともに、支持部材に固定子を固定し、かつ回転子の突出した小径部に外周にエレベータ昇降路内を昇降する乗りかごを吊り下げるためのロープが巻回されたロープ溝を有するシーブを取り付けるとともに、回転子にシーブより大径のブレーキドラムを形成し、支持部材のシーブ側側面にブレーキドラムの側面を覆うブレーキドラムカバーを取り付けた偏平形エレベータ用巻上機において、シーブのブレーキドラム側部分に溝を設け、この溝にブレーキドラムカバーの内端を挿入したことを特徴とする偏平形エレベータ用巻上機。
 前記ブレーキドラムカバーの内端に外側への折り返し部を形成するとともに、前記溝に該折り返し部を収納する収納部を設けたことを特徴とする請求項1記載の偏平形エレベータ用巻上機。
Description:
偏平形エレベータ用巻上機

 この発明は、偏平形エレベータ用巻上機 関するものである。

 図3(a),(b)は特許文献1等に示された従来の 平形エレベータ用巻上機の正面図及び縦断 面図、図4は図3(b)のA部拡大図を示し、1は支 持部材であり、中空の軸部1aと、軸部1aの一 から径方向に広がった円板状の固定部1bとか らなり、エレベータ昇降路等に固定される。 回転子2は回転子鉄心3の外周に永久磁石4を設 けて構成され、回転子2は軸受5を介して支持 材1の軸部1aに回転自在に支持される。回転 鉄心3の一端側に形成された突出した小径部 3aにはシーブ6が嵌合固定され、シーブ6の外 にはロープ溝6aが形成され、このロープ溝6a はエレベータ昇降路内を昇降する乗りかご 吊り下げるためのロープ7が巻回される。

 又、回転子鉄心3の小径部3a側端部及び外 部にはシーブ6より太径のブレーキドラム8 形成され、ブレーキドラム8の外径は回転子2 より大きく、支持部材1の外径より小さい。 方、固定子11は固定子鉄心9と固定子巻線10か ら構成され、固定子鉄心9は支持部材1に取付 ルト12により一体的に取り付けられる。又 支持部材1のシーブ6側側面には、ブレーキド ラム8の側面を覆うブレーキドラムカバー13が 取り付けられる。

 固定子11と回転子2からなる巻上機のモー 部分は鉄心径に比べて鉄心長が極端に短い 平形となっている。又、図示しないブレー パッドがブレーキドラム8に係合し、回転子 2、即ち巻上機は制動される。

特開2003-134768号公報

 前記した従来の偏平形エレベータ用巻上 においては、支持部材1のシーブ6側側面に ブレーキドラム8の側面を覆うブレーキドラ カバー13が設けられ、しかもブレーキドラ カバー13の内径がシーブ6の外径より大きい め、シーブ6の外周のロープ溝6aに巻回され ロープ7に含まれている油がシーブ6の外周と ブレーキドラムカバー13の内周との間を通っ 、ブレーキドラム8の側面に付着する可能性 が高く、このブレーキドラム8の側面に付着 た油は遠心力によりブレーキドラム8の外周 ブレーキパッドとの摺動面に流れ、ブレー 力を著しく減少させる恐れがあった。

 この発明は上記のような課題を解決する めに成されたものであり、乗りかごを吊り げるためのロープに含まれる油がブレーキ ラムの側面に付着するのを防止し、ブレー 力の減少を防止することができる偏平形エ ベータ用巻上機を得ることを目的とする。

 この発明の一つの観点によれば、支持部 に軸受を介して支持部材より小径の回転子 回転自在に支持するとともに、支持部材に 定子を固定し、かつ回転子の突出した小径 に外周にエレベータ昇降路内を昇降する乗 かごを吊り下げるためのロープが巻回され ロープ溝を有するシーブを取り付けるとと に、回転子にシーブより大径のブレーキド ムを形成し、支持部材のシーブ側側面にブ ーキドラムの側面を覆うブレーキドラムカ ーを取り付けた偏平形エレベータ用巻上機 おいて、シーブのブレーキドラム側部分に を設け、この溝にブレーキドラムカバーの 端を挿入したものである。

 また、本発明の別の観点によれば、前記 レーキドラムカバーの内端に外側への折り し部を設けるとともに、前記溝に該折り返 部を収納する収納部を設けたものである。

 以上のような観点によれば、シーブのブ ーキドラム側部分に溝を設け、この溝にブ ーキドラムカバーの内端を挿入しており、 ープとブレーキドラムの側面との間にブレ キドラムカバーが位置しており、ロープの がブレーキドラムの側面に付着するのを防 することができ、油がブレーキドラムの外 面に付着するのが防止され、ブレーキ力の 少が防止される。

 また、別の観点によれば、シーブの溝に 入されるブレーキドラムカバーの内端に外 への折り返し部を形成するとともに、前記 に該折り返し部を収納する収納部を設けて り、ロープの油のブレーキドラムカバーの 面への付着は、ロープとブレーキドラムと 間に位置するブレーキドラムカバーによっ 阻止されるとともに、ブレーキドラムカバ の内端の折り返し部とシーブの溝の該折り し部の収納部とによっても阻止され、油の レーキドラムカバーの側面及び周面への付 は一層確実に防止され、ブレーキ力の減少 さらに確実に防止される。

この発明の実施最良形態1による偏平形 エレベータ用巻上機の縦断側面一部拡大図で ある。

実施最良形態2による偏平形エレベータ 用巻上機の縦断側面一部拡大図である。

特許文献1等に示された従来の偏平形エ レベータ用巻上機の正面図及び縦断側面図で ある。

図3(b)のA部拡大図である。

 実施形態1
 以下、この発明を実施するための最良の形 を図面とともに説明する。図1はこの発明の 実施最良形態1による偏平形エレベータ用巻 機の縦断側面一部拡大図を示し、6bはシーブ 6のブレーキドラム8側部分に設けられた溝で り、14は支持部材1のシーブ6側側面に取り付 けられたブレーキドラムカバーである。ブレ ーキドラムカバー14はブレーキドラム8の側面 を覆い、その内端は溝6bに挿入されている。 の他の構成は従来と同様である。

 実施最良形態1によれば、ブレーキドラム カバー14の内端をシーブ6のブレーキドラム8 部分に設けられた溝6bに挿入しており、ロー プ7とブレーキドラム8の側面との間はブレー ドラムカバー14により仕切られており、ロ プ7の油がブレーキドラム8の側面や周面に付 着するのを防止することができ、ブレーキ力 の低下を防止することができる。

 実施形態2
 図2はこの発明の実施最良形態2による偏平 エレベータ用巻上機の縦断側面一部拡大図 示し、6cはシーブ6のブレーキドラム8側に設 られて溝であり、15は支持部材1のシーブ6側 側面に取り付けられたブレーキドラムカバー である。ブレーキドラムカバー15はブレーキ ラム8の側面を覆い、その内端は溝6cに挿入 れるとともに、外側への折り返し部15aが形 され、この折り返し部15aは前記溝6cに形成 れた収納部6dに収納される。その他の構成は 従来と同様である。

 実施最良形態2によれば、ブレーキドラム カバー15の内端はシーブ6の溝6cに挿入される ともに、外側への折り返し部15aが形成され この折り返し部15aは溝6cに形成された収納 6dに収納されており、ロープ7の油はロープ7 ブレーキドラム8との間に設けられたブレー キドラムカバー15によりブレーキドラム8の側 面や周面への付着が防止され、またブレーキ ドラムカバー15の内端の折り返し部15aと溝6c 収納部6dとによってもロープ7の油のブレー ドラム8の側面への付着が防止され、ブレー ドラム8の側面や周面への油の付着が一層確 実に防止され、ブレーキ力の減少は確実に防 止される。

 1…支持部材
 2…回転子
 3…回転子鉄心
 3a…小径部
 5…軸受
 6…シーブ
 6a…ロープ溝
 6b、6c…溝
 6d…収納部
 7…ロープ
 8…ブレーキドラム
 11…固定子
 14,15…ブレーキドラムカバー
 15a…折り返し部




 
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