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Title:
FOOD PRODUCT PROCESSING SYSTEM
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2009/142261
Kind Code:
A1
Abstract:
A rack feeding-in station (7) is provided in the vicinity of one side of a food product processing device (3), and a rack delivery station (9) is provided in the vicinity of the other side thereof. At said rack feeding-in station (7), a first rack conveying device (15) is provided whereby a rack (5) can be freely pulled in and whereby a rack (5) can be freely inserted into said food product processing device (3). At said rack delivery station (9), there is provided a second rack conveying device (15A) whereby the rack (5) can be freely pulled out from within said food product processing device (3) and can be freely pushed to outside from this rack delivery station (9). Rack conveying means (23) that are provided on the rack conveying devices (15, 15A) can be respectively swivelled horizontally, and comprise a tray feeding-in device (55) for successively feeding in a tray (11) from the upper side in respect of a multi-stage tray accommodating section (13), provided on the rack (5), on the opposite side of said food product processing device (3), with said rack feeding-in station (7) in between.

Inventors:
ISHIZAKI SHIGEMI
SHIBUE TAKAAKI
Application Number:
PCT/JP2009/059336
Publication Date:
November 26, 2009
Filing Date:
May 21, 2009
Export Citation:
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Assignee:
RHEON AUTOMATIC MACHINERY CO (JP)
ISHIZAKI SHIGEMI
SHIBUE TAKAAKI
International Classes:
A21C13/00; A21C13/02; A47J27/16; B65G1/00
Foreign References:
JP2005021022A2005-01-27
JPH1077106A1998-03-24
JP2008306934A2008-12-25
Attorney, Agent or Firm:
MIYOSHI, Hidekazu et al. (JP)
Hidekazu Miyoshi (JP)
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Claims:
 食品処理システムが、以下を含む:
 食品生地の食品処理を行うための箱状の食品処理装置の一側近傍に設けられるラック搬入ステーション;及び
 前記食品処理装置の他側近傍に設けられるラック搬出ステーション;
 上記構成において、
 前記ラック搬入ステーションが、当該ラック搬入ステーション外からラックを引込み自在かつ当該ラック搬入ステーションから前記食品処理装置内へラックを挿入自在な第1のラック移送装置を備えている;
 前記ラック搬出ステーションが、前記食品処理装置内からラックを引き出し自在かつ当該ラック搬出ステーション内のラックを当該ラック搬出ステーションから外部へ押出し自在な第2のラック移送装置を備えている;及び
 前記第1,第2のラック移送装置に備えられたラック移送手段は、それぞれ水平に旋回自在に構成されている。
 請求項1に記載の食品処理システムが、更に以下を含む:
 前記ラック搬入ステーションに隣接した位置に、前記ラック搬入ステーションに位置するラックに備えた複数段のトレイ収容部に対して上部側からトレイを順次搬入するためのトレイ搬入装置。
 請求項1に記載の食品処理システムにおいて、
 前記食品処理装置の一側又は他側に、水平に開閉自在な開閉扉が備えられている;及び
 前記開閉扉の開閉動作に連動して前記ラック移送装置に備えたラックガイド部に整合自在な旋回ラックガイド部材が水平に旋回可能に備えられている。
 請求項1に記載の食品処理システムにおいて、
 前記ラック搬入ステーションに、常態においては先端側が上側になるように付勢され、当該ラック搬入ステーションからラックを前記食品処理装置へ搬入するときに、当該ラックに押圧されて水平状に倒れて前記ラックを案内するための回動ラックガイド部材が備えられている。
 請求項1に記載の食品処理システムにおいて、
 前記ラック移送装置が、前記ラックを支持する多角形状のラック支持ベースをそなえている;及び
 前記ラック移送装置が、前記ラック支持ベースの上面に、前記ラックを当該ラック支持ベース上に引き込むときにラックを案内するための引き込み用のラックガイド部と、当該ラック支持ベース上からラックを押し出すときにラックを案内するための押出し用のラックガイド部とを交差する方向に備えている。
 請求項1に記載の食品処理システムにおいて、
 前記ラック搬入ステーションに対してラックを搬入するためのラック搬入路は、前記ラック搬入ステーション側が高く傾斜するように構成されていて;及び
 上記ラック搬入路の所定位置に、前記ラック搬入ステーション側へのラックの移動は許容するが逆方向へのラックの移動を阻止するためのストッパ機構が備えられている。
Description:
食品処理システム

 本発明は、予め所望形状に形成された例 ばパン生地などのごとき食品生地を、例え 蒸し処理や発酵処理などのごとき適宜の食 処理を行うための食品処理システムに係り さらに詳細には、前記食品生地を載置した 数のトレイを複数段に収容したラックを、 宜の食品処理を行う食品処理装置に対する 入,搬出の自動化を図り、かつ全体的構成の 小型化,簡素化を図った食品処理システムに する。

 従来、食品生地の食品処理として、例え パン生地の発酵処理を行う場合、パン生地 載置した複数のトレイを、ラック内に複数 に収容し、このラックを発酵室に対して搬 ,搬出するシステムが提案されている。上記 技術は、例えば特許文献1に開示されている

 上記特許文献1に記載の構成は、コンベア によって搬送されてきた天板をラックローダ 内に複数段に収容した後、このラックローダ に隣接して配置した天板ラックに対して、ロ ーディングプッシャーに備えた押圧部でもっ て全ての天板を同時に押圧して、前記天板ラ ックに対して天板を複数段に移載する構成で ある。上述のように複数の天板を収容した天 板ラックは、モノレールホイスト及びローデ ィングコンベアによって発酵室内へ搬入され る。

 そして、上記発酵室内の天板ラックは、 酵室内に備えた室内モノレールホイストに って発酵室内の所定位置へ移送され、発酵 理の管理が行われる。発酵処理が行われた の天板ラックは、前記室内モノレールホイ トによって出口に備えたアンローディング ンベア上に移載され、このアンローディン コンベアによって前記発酵室から搬出され 構成である。

 したがって、特許文献1に記載の構成にお いては、発酵室内に複数の天板ラックを搬入 して大量の食品生地の発酵処理を行うことが できるものの、例えばローディングプッシャ ーや室内モノレールホイストが必要であって 、システム全体の小型化,構成の簡素化を図 上において問題がある。

日本国特開2005-21022号公報

 この発明は上述の課題を解決するために されたものである。従ってその目的は、食 生地を載置した複数のトレイを複数段に収 したラックを、適宜の食品処理を行う食品 理装置に対する搬入,搬出の自動化を図り、 かつ全体的構成の小型化,簡素化を図ること できる食品処理システムを提供することに る。

 上記目的を達成するために、本発明の第1 アスペクトは、食品処理システムであって、 以下により構成される:食品生地の食品処理 行うための箱状の食品処理装置の一側近傍 設けられるラック搬入ステーション;及び、 記食品処理装置の他側近傍に設けられるラ ク搬出ステーション;上記構成において、前 記ラック搬入ステーションが、当該ラック搬 入ステーション外からラックを引込み自在か つ当該ラック搬入ステーションから前記食品 処理装置内へラックを挿入自在な第1のラッ 移送装置を備えている;前記ラック搬出ステ ションが、前記食品処理装置内からラック 引き出し自在かつ当該ラック搬出ステーシ ン内のラックを当該ラック搬出ステーショ から外部へ押出し自在な第2のラック移送装 置を備えている;及び、前記第1,第2のラック 送装置に備えられたラック移送手段は、そ ぞれ水平に旋回自在に構成されている。

 前記第1アスペクトから従属する本発明の 第2アスペクトは、前記食品処理システムが 更に以下を具備する:前記ラック搬入ステー ョンに隣接した位置に、前記ラック搬入ス ーションに位置するラックに備えた複数段 トレイ収容部に対して上部側からトレイを 次搬入するためのトレイ搬入装置。

 前記第1アスペクト又は前記第2アスペク から従属する本発明の第3アスペクトは、前 食品処理システムにおいて、前記食品処理 置の一側又は他側に、水平に開閉自在な開 扉が備えられている;及び、前記開閉扉の開 閉動作に連動して前記ラック移送装置に備え たラックガイド部に整合自在な旋回ラックガ イド部材が水平に旋回可能に備えられている 。

 前記第1アスペクト乃至前記第3アスペク のいずれかのアスペクトから従属する本発 の第4アスペクトは、前記食品処理システム おいて、前記ラック搬入ステーションに、 態においては先端側が上側になるように付 され、当該ラック搬入ステーションからラ クを前記食品処理装置へ搬入するときに、 該ラックに押圧されて水平状に倒れて前記 ックを案内するための回動ラックガイド部 が備えられている。

 前記第1アスペクト乃至前記第4アスペク のいずれかのアスペクトから従属する本発 の第5アスペクトは、前記食品処理システム おいて、前記ラック移送装置が、前記ラッ を支持する多角形状のラック支持ベースを なえている;及び、前記ラック移送装置が、 前記ラック支持ベースの上面に、前記ラック を当該ラック支持ベース上に引き込むときに ラックを案内するための引き込み用のラック ガイド部と、当該ラック支持ベース上からラ ックを押し出すときにラックを案内するため の押出し用のラックガイド部とを交差する方 向に備えている。

 前記第1アスペクト乃至前記第5アスペク のいずれかのアスペクトから従属する本発 の第6アスペクトは、前記食品処理システム おいて、前記ラック搬入ステーションに対 てラックを搬入するためのラック搬入路は 前記ラック搬入ステーション側が高く傾斜 て構成されていて;及び、上記ラック搬入路 の所定位置に、前記ラック搬入ステーション 側へのラックの移動は許容するが逆方向への ラックの移動を阻止するためのストッパ機構 が備えられている。

 上述第1アスペクト乃至第6アスペクトに 載の本発明によれば、食品処理装置の一側 備えたラック搬入ステーションに配置した ック移送装置によって、当該ラック搬入ス ーションへのラックの引込み及び前記食品 理装置へのラックの搬入が行われる。そし 、前記食品処理装置の他側に備えたラック 出ステーションに配置したラック移送装置 よって、前記食品処理装置からのラックの 出及びラック搬出ステーションから外部へ ラックの押出しが行われるので、食品処理 ステムの全体的構成の小型化,簡素化を図る とができる。

図1は、本発明の実施形態に係る食品処 理システムの全体的構成を示した平面説明図 である。 図2は、本発明の実施形態に係る食品処 理システムの全体的構成を示した正面説明図 である。 図3は、ラック搬入ステーションに備え たラック移送装置の平面説明図でラックを引 込む状態を示す説明図である。 図4は、ラック搬入ステーションに備え たラック移送装置の左側断面説明図でラック を引込む状態を示す説明図である。 図5は、図3に示す状態からラック移送 置上にラックを引込んだ状態を示す平面説 図である。 図6は、図4に示す状態からラック移送 置上にラックを引込んだ状態を示す側面説 図である。

 以下、図面を用いて本発明の実施形態に いて説明する。

 まず、図1,図2を参照するに、本発明の実 形態に係る食品処理システム1は、例えばパ ン生地などのごとき適宜の食品生地の、食品 処理の一例として、例えば蒸し工程処理など のごとき適宜処理を行うための箱状の食品処 理装置3を備えており、この食品処理装置3の 側(図1,2において左側。同図及び同図以降の 図において「L」と示す側)近傍には、当該食 処理装置3に対してラック5の搬入を行うた のラック搬入ステーション7が備えられてい 。そして、前記食品処理装置3の他側(図1,2 おいて右側。同図及び同図以降の図におい 「R」と示す側)近傍には、前記食品処理装置 3からラック5の搬出を行うためのラック搬出 テーション9を備えている。

 前記ラック5の構成は周知であるが、理解 を容易にするために、ラック5の構成につい 概略的に説明する。ラック5は、4本の支柱5A 4角形状に配置し、各支柱5Aを棧によって一 的に連結した構成であって、下部の棧5Bは 桁状に構成してある。そして、前記ラック5 には、4角形状のトレイ11を収容するトレイ 容部として、トレイ11の前後両側縁部を支 する断面L形状のトレイ支持レール13が前後 対向して複数段備えられている。さらに、 記ラック5の各支柱5Aの下部にはそれぞれキ スタ5Cが備えられている。したがって、ラッ ク5は、方向性を一定に保持して前後左右方 へ移動することができるものである。

 前記ラック搬入ステーション7には、前側 (図1において下側。同図及び同図以降の図に いて「F」と示す側)からラック5を当該ラッ 搬入ステーション7に引込み、かつ前記食品 処理装置3に対してラック5の挿入(搬入)を行 ためのラック移送装置15が配置してある。こ のラック移送装置15は、図3,図4に示すように 平面視したときに多角形状すなわち4角形状 のラック支持ベース17を備えており、このラ ク支持ベース17の上面の左右両側部(図3にお いて「L」及び「R」で示す側の両側部)には、 前記ラック5における左右両側のキャスタ5Cの 左右方向(図3において「L」及び「R」で示す 向)への移動を規制して前後方向(図3におい 「F」及び「B」で示す方向。図1並びに図4乃 図6において「F」及び「B」で示す方向)に案 内するための引込み用の左右のラックガイド 部19A,19Bが備えられている。

 上記左右のラックガイド部19A,19Bは、一対 のガイド部材を対向して備えた構成又は溝の 構成であって、この一対のガイド部材の間に 対して左右両側のキャスタ5Cが入り易いよう 、前側端(入口側)は、前端部の間隔が広く るようにハの字形に開いてある。そして、 のラックガイド部19A,19Bの前後方向の長さは ラック5に備えた左右のキャスタ5Cにおける 後方向(図3,図4において「F」及び「B」で示 方向)の間隔寸法よりも小さな寸法に設定し てある。したがって、前記ラック支持ベース 17上において、ラック5の前後両側のキャスタ 5Cは、前記ラックガイド部19A,19Bの前後両端か ら前後方向に離れた位置に位置するものであ る。

 そして、前記ラック支持ベース17の上面 前後両側部(図3において「F」及び「B」で示 側の両側部)には、ラック5における前後両 のキャスタ5Cの前後方向の移動を規制して左 右方向に案内する押出し用(搬入用)のラック イド21A,21Bが備えられている。この搬入用の ラックガイド21A,21Bは、引込み用の前記ラッ ガイド部19A,19Bと同様の構成である。したが て、搬入用のラックガイド21A,21Bの構成につ いての詳細については説明を省略する。

 前記ラック移送装置15における前記ラッ 支持ベース17上にラック5を引込み、前記食 処理装置3に対してラック5の搬入を行うため に、前記ラック移送装置15にはラック移送手 23が水平に旋回自在に備えられている。よ 詳細には、前記ラック支持ベース17の中央部 には、ロータリーアクチュエータ25によって 平に旋回される旋回台27が前記ラックガイ 部19A,19B:21A,21Bより高位に備えられている。

 そして、上記旋回台27には、旋回台27から 放射方向へ水平に突出するように移動自在な スライダ29が備えられている。このスライダ2 9は、前記旋回台27に備えたエアーシリンダ等 のごとき往復動用アクチュエータ31によって 復動されるもので、このスライダ29の先端 と後端部に回転自在に備えたチエンスプロ ット等のごとき回転体33A,33Bに掛回したチエ 等のごときエンドレス部材35の一部は、前 旋回台27の先端部に備えたブラケット37に連 してある。

 そして、前記エンドレス部材35の一部に 、前記スライダ29に案内されて往復動自在な フック支持部材38が連結してあり、このフッ 支持部材38の両側には、小型のエアーシリ ダなどのごとき上下動用アクチュエータ39( 2,図6参照)が備えられている。この上下動用 クチュエータ39に上下動自在に備えられた ストンロッドのごとき上下作動杆41には、前 記ラック5における下部材5Bの一部を係合自在 なU字形状のフック43が備えられている。

 したがって、前記ラック5における下部材 5Bの一部に前記フック43を係合した状態に保 して、前記往復動用アクチュエータ31によっ て前記スライダ29を往復動することにより、 記ラック移送装置15の外部から当該ラック 送装置15における前記ラック支持ベース17上 ラック5を引込むことができる。また前記ラ ック支持ベース17上からラック移送装置15の 側へ押出すこと(搬出すること)ができるもの である。

 前記ラック移送装置15における前記ラッ 支持ベース17上へのラック5の引込みが容易 行われ得るように、前記ラック支持ベース17 の前側(図3,4においての右側)には、後側(ラッ ク支持ベース17側)が前記ラック支持ベース17 同一高さとなるように傾斜した傾斜台45が 置してある。そして、この傾斜台45の傾斜面 には、前記ラック5における左右両側のキャ タ5Cの左右方向への移動を規制して、前記ラ ック移送装置15における前記ラック支持ベー 17上の引込み用の前記ラックガイド部19A,19B 案内する左右のラック搬入路47A,47Bが備えら れている。

 上記ラック搬入路47A,47Bの所定位置には、 このラック搬入路47A,47Bに搬入されたラック5 キャスタ5Cを当接係止自在のストッパ49が備 えられている。上記ストッパ49は、前記ラッ 移送装置15方向へのラック5の移動は許容す が、前記ラック搬入路47の傾斜によって下 向へ(逆方向へ)ラック5が移動することを阻 する機能を有するものである。

 より詳細には、前記ストッパ49は、例え 適宜のスプリング等のごとき付勢手段(図示 略)によって前記ラック搬入路47に常に突出 てある。そして、前記ラック搬入路47内を ック5のキャスタ5Cが前記ラック移送装置15方 向へ移動するとき、前記キャスタ5Cと干渉し ラック搬入路47から没入するように構成し ある。

 以上のごとき構成により、手動によって ック5を前記傾斜台45のラック搬入路47A,47Bに 沿って押進し、上記ラック5のキャスタ5Cが前 記ストッパ49を押し退けてストッパ49を越え と、ストッパ49がラック搬入路47A,47Bに突出 てキャスタ5Cを係止するので、前記ラック搬 入路47A,47Bが、前側(図4において右側)が低く るように傾斜しているにも拘わらず、ラッ 5は傾斜に沿って下降することなく所定位置 停止した状態に保持される。

 したがって、ラック移送装置15における ライダ29を、図4に示すように、前方向へ水 に突出移動し、フック43をラック5における 部材5Bに対応した後、上下動用アクチュエー タ39を作動して前記フック43を上昇すると、 記フック43が前記下部材5Bの一部に係合する このように、フック43を下部材5Bの一部に係 合した後、前記スライダ29を前記旋回台27上 元の位置に復帰すると、ラック5は前側から ック支持ベース17上に引込まれることにな 。

 上述のように、ラック支持ベース17上に ック5が引込まれるとき、ラック5のキャスタ 5Cは、ラック支持ベース17上に備えた引込み のラックガイド部19A,19Bに案内されて左右方 の移動を規制される。したがって、ラック 持ベース17上においてのラック5の左右方向 位置決めは正確に行われるものである。ま 、前記スライダ29の復帰移動を停止するこ によってラック5の前後方向の位置決めが行 れるので、前記ラック支持ベース17上にお てのラック5の前後方向の位置決めも正確に われるものである。

 前述のごとく、ラック搬入ステーション7 に備えたラック移送装置15におけるラック支 ベース17上に前側からラック5を引込んだ後 フック43を下降してラック5の下部材5Bから 脱する。その後、ロータリアクチュエータ25 の作動によって旋回台27を図3において反時計 回り方向に90°旋回し、図5に示すように、前 スライダ29を左右方向、すなわち前記食品 理装置3に対して接近離反するように位置決 し、前記フック43を上昇して下部材5Bにおけ る左側部の一部に係合する。そして、旋回台 27からスライダ29を水平に突出作動すること より、ラック5は前記食品処理装置3方向へ搬 出されることになる。

 箱状の前記食品処理装置3は、前記ラック 移送装置15側からのラック5の搬入を許容し、 かつ前記ラック移送装置15の反対側へのラッ 5の搬出を許容するために、すなわち、図1 おいて、左側からのラック5を搬入し右側へ 出するために、前記食品処理装置3の左右両 側面には前後方向へ水平に開閉自在な前後の 開閉扉51A,51Bがそれぞれ備えられている。さ に、前記食品処理装置3の左右両側部には、 えばトーションスプリングなどのごとき付 手段(図示省略)によって内側方向へ水平に 動するように付勢された前後一対の旋回ラ クガイド部材53A,53Bが備えられている。

 前記一対の旋回ラックガイド部材53A,53Bは 、前記ラック搬入ステーション7に備えた前 ラック移送装置15における前後の前記搬入用 のラックガイド部21A,21Bと左右方向に直線状 整合する位置に備えられており、前記開閉 51A,51Bが閉じた状態にあるとき、上記開閉扉5 1A,51Bの外側面に当接するように付勢されてい る。そして、前記開閉扉51A,51Bが前後方向に かれると、付勢手段の付勢によって水平に 動して、前記ラック搬入ステーション7の前 ラック移送装置15から搬入されるラック5を 内するように、前記ラック移送装置15に備 た前後のラックガイド部21A,21Bと直線状に整 するものである。

 なお、前記開閉扉51A,51Bが元の状態に閉じ るときには、旋回ラックガイド部材53A,53Bは 勢手段の付勢力に抗して開閉扉51A,51Bにより の状態に回動復帰され、開閉扉51A,51Bに当接 した状態に保持されるものである。

 したがって、前述したごとく、前記ラッ 移送装置15上から前記食品処理装置3内へラ ク5を搬入するとき、当該食品処理装置3に ける左側の開閉扉51A,51Bは開かれた状態にあ 、左側の旋回ラックガイド部材53A,53Bは前記 ラック移送装置15に備えた前後のラックガイ 部材21A,21Bに左右方向に直線状に整合した状 態にあるものである。

 なお、上記説明においては、旋回ラック イド部材53A,53Bを食品処理装置3側に備えた 合について説明したが、旋回ラックガイド 材53A,53Bは前記ラック移送装置15側に設ける ともできるものである。そして、前記旋回 ックガイド部材53A,53Bを備えることにより、 記食品処理装置3と前記ラック移送装置15と 間に多少の隙間が存在する場合であっても 前記ラック移送装置15側から食品処理装置3 へラック5を円滑に搬入(移送)することがで るものである。

 また、前記旋回ラックガイド部材53A,53Bに 代えて、垂直方向に回動自在な回動ラックガ イド部材とすることも可能である。すなわち 、前記ラック搬入ステーション7側に、回動 ック部材の基端部側を上下方向に回動自在 備えると共に先端側(右端側)が上昇するよう にトーションスプリングなどの付勢手段によ って付勢した構成とする。そして、前記ラッ ク搬入ステーション7から前記食品処理装置3 ラック5を搬入するとき、ラック5に備えた ャスタ5Cにより押圧されて水平状態に倒れる 構成とするものである。

 すなわち、常態においては先端側が上側 なるように付勢され、ラック搬入ステーシ ン7からラック5を食品処理装置3へ搬入する き、当該ラック5に押圧され水平状に倒れて ラック5を案内するための回動ラック部材を ラック搬入ステーション7に備えた構成とす ものである。

 なお、このような回動ラック部材を、前 食品処理装置3のラック搬出ステーション9 に設けることも可能である。この場合は、 動ラック部材でもって、食品処理装置3から ック搬出ステーション9へ搬出されるラック 5を案内することになるものである。

 ところで、前記ラック移送装置15におけ ラック支持ベース17は前述したように多角形 状に形成してあって、このラック支持ベース 17の中央部にラック移送手段23を水平に旋回 在に備えた構成であるから、例えば前記ラ ク支持ベース17上にラック5を載置した状態 おいてラック支持ベース17及び移送手段23を 体的に水平に旋回する場合の構成に比較し 、前記ラック支持ベース17を前記食品処理 置3に近接して配置することができ、全体の スペース化を図ることができるものである

 前記食品処理装置3内に搬入されたラック 5を搬出するために、前記ラック搬出ステー ョン9には、前記ラック移送装置15と同様の 成のラック移送装置15Aが配置してある。し がって、当該ラック移送装置15Aにおいて前 ラック移送装置15と同一機能を奏する構成要 素には同一符号を付することとして、ラック 移送装置15Aについての重複した説明は省略す る。

 上記構成により、前記食品処理装置3にお ける右側の開閉扉51A,51Bが開くと、前記ラッ 移送装置15Aが前記ラック搬入ステーション7 おける前記ラック移送装置15の搬入動作と の動作を行うことにより、前記食品処理装 3内からラック5をラック搬出ステーション9 備えたラック移送装置15Aにおけるラック支 ベース17上にラック5を搬出することができ 。そして、当該ラック移送装置15Aの前側に 置した傾斜台45A上にラック5を送出すること できるものである。

 上記傾斜台45Aは、前述した傾斜台45と同 の構成であって、送出された前記ラック5を 時的に停止するためのストッパ(図示省略) 備えている。このストッパは、前記傾斜台45 Aに対して手動的に着脱されるものである。 たがって、前記傾斜台45A上に送出されたラ ク5は、前記ストッパを取り外すことにより 傾斜台45A上から搬出することができるもの ある。

 上記説明より理解されるように、ラック5 は、ラック搬入ステーション7に備えたラッ 移送装置15によって食品処理装置3内へ搬入 れ、そして、ラック搬出ステーション9に備 たラック移送装置15Aによって前記食品処理 置3内からラック5を搬出する。その後、ラ ク5を前記ラック搬入ステーション7に手動的 に戻すことができる。すなわちラック5を循 移動して使用することができるものである

 前述のごとく、食品処理装置3内へ搬入さ れるラック5における複数段のトレイ支持レ ル13に対して複数のトレイ11を収容する場合 手動的にトレイ11を収容することもできる しかし、前記ラック5に対するトレイ11の収 を自動的に行うために、前記ラック搬入ス ーション7に隣接した位置には、トレイ搬入 置55が備えられている。このトレイ搬入装 55は、前記ラック搬入ステーション7のラッ 移送装置15におけるラック支持ベース17上に 置するラック5の複数段のトレイ収容部とし てのトレイ支持レール13に対して上部側から レイ11を順次搬入する作用をなすものであ 。

 ところで、前記トレイ搬入装置55は、図1 おいては前記ラック搬入ステーション7を間 にして前記食品処理装置3の反対側に配置し 構成でもって例示してある。しかし、前記 レイ搬入装置55は、前記ラック搬入ステーシ ョン7の後側に配置する構成とすることも可 である。

 前記トレイ搬入装置55によってラック5に して搬入されるトレイ11上に、例えばアン ンやまんじゅうなどのごとき包皮食品など 食品生地57を供給するための包皮食品供給装 置59が備えられている。なお、この種の包皮 品供給装置59は周知であるから、包皮食品 給装置59についての詳細な説明は省略する。

 さらに、上記包皮食品供給装置59から次 に供給される食品生地57を載置するためのト レイ11を供給するためにトレイフィーダ61が えられていると共に、上記トレイフィーダ61 から移送されたトレイ11上に前記食品生地57 複数列,複数行に整列載置するための食品生 整列載置装置63が備えられている。なお、 の種のトレイフィーダ61及び食品生地整列載 置装置63は公知のものでよいものであるから 詳細な説明は省略する。

 前記食品生地整列載置装置63を経過する とによって複数の食品生地57を載置したトレ イ11を前記トレイ搬入装置55に対して送り込 ために、前記トレイ搬入装置55を間にして前 記ラック搬入ステーション7の反対側には、 レイ送込み装置65が備えられている。このト レイ送込み装置65は、当該トレイ送込み装置6 5のテーブル67上に移送されたトレイ11を前記 レイ搬入装置55に対して送り込むために、 記テーブル67の上方には、図2に示すように ロッドレスシリンダなどのごとき往復動用 クチュエータ69が備えられている。

 そして、上記往復動用アクチュエータ69 は当該アクチュエータ69によって左右方向に 往復動されるスライダ71が備えられており、 のスライダ71には、当該スライダ71に備えた エアーシリンダなどのごとき上下動用アクチ ュエータ(図示省略)によって上下動されるプ シャー73が上下動自在に備えられている。 のプッシャー73は、下降されたときに、前記 テーブル67上のトレイ11の左端縁に当接する さ位置となり、前記往復動用アクチュエー 69によって、図2において右方向へ移動され ときに、前記トレイ11を前記トレイ搬入装置 55に対して送り込む作用をなすものである。

 前記トレイ搬入装置55は、前記トレイ送 み装置65から送り込まれたトレイ11を受け取 受取りコンベア75を備えたエレベータ77が上 下動自在に備えている。このエレベータ77は トレイ搬入装置55に備えたサーボモータ又 ブレーキ付モータなどのごとき適宜のモー 79の駆動によって上下方向に同期して走行移 動される複数のチエン又はタイミングベルト などのごときエンドレス部材81によって上下 されるもので、前記ラック搬入ステーショ 7に位置するラック5において複数段に備え 各トレイ支持レール13に対応した高さ位置に 位置決め自在に構成してある。

 そして、前記受取りコンベア75上のトレ 11を前記ラック5に対して搬入するために、 記受取りコンベア75の上方位置には、前記往 復動用アクチュエータ69と同様の往復動用ア チュエータ83が備えられていると共に、前 スライダ71と同様のスライダ85が備えられて る。さらに、前記プッシャー73と同様に、 ライダ85に備えた上下動用アクチュエータ( 示省略)によって上下動されるプッシャー87 備えられている。

 したがって、前記トレイ送込み装置65か 受取りコンベア75上にトレイ11が送り込まれ 毎にエレベータ77を上下動し、ラック搬入 テーション7に位置するラック5のトレイ支持 レール13に対して上段側から順次搬入し収容 ることができるものである。よって、ラッ 5の各トレイ支持レール13に対してトレイ11 収容するとき、予め収容してあるトレイ11上 に、例えば収容しようとしているトレイ11に 着している手粉などの余分なものを落下す ようなことがないものであり、既に収容さ ているトレイ11上の食品生地57に悪影響を与 えるようなことはないものである。

 既に理解されるように、ラック搬入ステ ション7において食品生地57を載置したトレ 11を複数段に収容したラック5を前述したご く食品処理装置3内へ搬入することにより、 食品生地57の適宜処理を行うことができるも である。そして、前記食品処理装置3からラ ック搬出ステーション9側へ搬出したラック5 らトレイ11を取り出すことにより、前述し ようにラック5を循環使用することができる そして、トレイ11上から処理後の食品生地57 を次工程へ除去した後、トレイ11を前記トレ フィーダ61へ搬入することにより、トレイ11 を循環使用することができるものである。

 以上のごとき説明より理解されるように 前記構成によれば、食品処理装置3の左右両 側のラック搬入ステーション7及びラック搬 ステーション9にそれぞれラック移送装置15,1 5Aを配置して、食品処理装置3に対するラック 5の搬入,搬出のみを自動的に行うことができ 。この構成においては、システムの構成要 としては、食品処理装置3と同一構成のラッ ク移送装置15,15Aとなるので、構成の簡素化を 図ることができると共に省スペース化を図る ことができ、小量生産に対応することができ るものであり、前述したごとき従来の問題を 解消し得るものである。

 そして、前記構成に加えて、包皮食品供給 置59,トレイフィーダ61,食品生地整列載置装 63,トレイ送り込み装置65及びトレイ搬入装 55の各構成要素を追加した構成のシステムと することにより、トレイ11に対する食品生地5 7の移載,ラック5に対するトレイ11の搬入収容 をも自動化することができ、省力化を図る とができるものである。 
 なお、日本国特許出願第2008-135730号(2008年5 23日出願)の全内容が、参照により、本願明 書に組み込まれている。

 本発明は、前述の発明の実施の形態の説 に限るものではなく、適宜の変更を行うこ により、その他種々の態様で実施可能であ 。




 
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