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Title:
FUEL CELL POWER GENERATION SYSTEM
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2009/072284
Kind Code:
A1
Abstract:
Disclosed is a fuel cell power generation system with high power generation efficiency that decreases electrical power loss in the power line that electrically connects the stack with the power conversion circuit. Constitution possesses a reformer (6) and stack (7) disposed inside body package (2), a stack output terminal (31) that is disposed at the two ends in the lamination direction of the stack (7), a power conversion circuit (25) that is disposed inside the body package (2) and is disposed adjacent to the stack (7), a power conversion circuit input terminal (32) that is disposed on the power conversion circuit (25) parallel to the lamination direction of the stack, and a stack output line (27) that electrically connects the stack output terminal (31) and the power conversion circuit input terminal (32).

Inventors:
YAMAMOTO HIDEO
Application Number:
PCT/JP2008/003581
Publication Date:
June 11, 2009
Filing Date:
December 03, 2008
Export Citation:
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Assignee:
PANASONIC CORP (JP)
YAMAMOTO HIDEO
International Classes:
H01M8/04; H01M8/06
Foreign References:
JPH10255829A1998-09-25
JP2007059288A2007-03-08
JP2006351325A2006-12-28
JP2006228613A2006-08-31
JP2002358992A2002-12-13
JP2005032461A2005-02-03
Other References:
None
See also references of EP 2221906A4
Attorney, Agent or Firm:
OGURI, Shohei et al. (7-13 Nishi-Shimbashi 1-chom, Minato-ku Tokyo 03, JP)
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Claims:
 本体パッケージの内部に配置された改質器およびスタックと、前記スタックの積層方向の両端に設けたスタック出力端子と、前記本体パッケージの内部に配置されると共に前記スタックと近接して配置された電力変換回路と、前記スタックの積層方向と平行して前記電力変換回路に設けた電力変換回路入力端子と、スタック出力端子と電力変換回路入力端子を電気的に接続するスタック出力線とを有して構成される燃料電池発電システム。
 前記本体パッケージ内を第1室および第2室に分離すると共に上部に空隙を設けた隔壁を設け、前記第1室の内部に前記改質器および前記スタックを配置し、前記第2室の内部に前記電力変換回路と制御回路を配置し、前記スタックと前記電力変換回路を電気的に接続する前記スタック出力線を、前記空隙を貫通するように設けた請求項1記載の燃料電池発電システム。
 前記スタックの積層方向が前記隔壁と平行である請求項2記載の燃料電池発電システム。
 前記スタックが前記隔壁に隣接するとともに前記本体パッケージの天面に隣接し、前記電力変換回路が前記隔壁に隣接するとともに前記本体パッケージの天面に隣接する請求項2記載の燃料電池発電システム。
 前記スタックと前記電力変換回路が前記隔壁を介して対向している請求項2記載の燃料電池発電システム。
 前記スタック天面と前記電力変換回路上面とを略同一高さに配置した請求項2記載の燃料電池発電システム。
 前記スタック出力線は、前記スタック天面に設けた前記スタック出力端子と、前記電力変換回路の上部に設けた前記電力変換回路入力端子とを電気的に接続する請求項2記載の燃料電池発電システム。
 本体パッケージ内に、貯湯槽と、スタック及び改質器と、電力変換回路を有する高電圧回路と低電圧回路とを有して構成される電気回路と、前記本体パッケージ内の空気を外部に排出する換気ファンとを備え、前記スタック及び改質器より下方の前記本体パッケージ下部に吸気口を有する燃料電池発電システムであって、前記換気ファンは前記本体パッケージにおける前記スタック及び改質器を配置した空間の上部に設け、前記スタック及び改質器と前記電気回路とを、前記貯湯槽の横で、縦方向に、前記貯湯槽と略同一高さになるように配置し、前記高電圧回路は前記スタック及び改質器より上に配置すると共に、隔壁により前記本体パッケージ内を前記スタック及び改質器を配置した空間と前記高電圧回路を配置した空間とに分離した燃料電池発電システム。
 本体パッケージの第1室に貯湯槽を備え、前記本体パッケージの第2室に、スタック及び改質器と、電力変換回路を有する高電圧回路と低電圧回路とを有して構成される電気回路と、前記第2室内の空気を外部に排出する換気ファンとを備え、前記スタック及び改質器より下方の前記第2室下部に吸気口を有する燃料電池発電システムであって、前記換気ファンは前記第2室における前記スタック及び改質器を配置した空間の上部に設け、前記スタック及び改質器と前記電気回路とを、前記貯湯槽の横で、縦方向に、前記貯湯槽と略同一高さになるように配置し、前記高電圧回路は前記スタック及び改質器より上に配置すると共に、隔壁により前記第2室を前記スタック及び改質器を配置した空間と前記高電圧回路を配置した空間とに分離した燃料電池発電システム。
 前記スタックと前記電力変換回路とを隔壁を介して対向して配置した請求項8または9に記載の燃料電池発電システム。
 前記スタックの積層方向が電力変換回路基板の面に対して略平行である請求項10に記載の燃料電池発電システム。
 前記スタックは、前記スタックの積層方向の一端の上部に設けたスタック+端子と前記スタックの積層方向の他端の上部に設けたスタック-端子とを有し、前記電力変換回路は、下部に電力変換回路+端子と電力変換回路-端子とを有し、前記スタック+端子と前記電力変換回路+端子とが隔壁を介して略対向位置に配置され、前記スタック-端子と前記電力変換回路-端子とが隔壁を介して略対向位置に配置された請求項11に記載の燃料電池発電システム。
 前記隔壁に設けた一対の貫通穴と、前記スタック+端子と前記電力変換回路+端子を電気的に接続すると共に一方の前記貫通穴を通るスタック+出力線と、前記スタック-端子と前記電力変換回路-端子を電気的に接続すると共に他方の前記貫通穴を通るスタック-出力線とを有する請求項12に記載の燃料電池発電システム。
Description:
燃料電池発電システム

 本発明は、水素と酸素を反応させ発電す 燃料電池発電システムに関するものである

 従来の燃料電池発電システムの構成とし 、本体パッケージ内に隔壁を設けて、改質 、スタックを配置したガス使用エリアと、 御装置を配置した非ガスエリアに分離して るものがある(例えば特許文献1参照)。

 図12は、特許文献1に開示された従来の燃 電池発電システムの第1例を示すものである 。パッケージ100内を隔壁101により分離するこ とにより設けられた第1室102および第2室103と 第1室102の内部に配置された改質器104と、第 1室の内部に配置された燃料電池本体105と、 質器104および燃料電池本体105を制御する第2 の内部に配置された制御装置106と、燃料電 本体105に空気を供給する空気ブロワ107とを え、第1室102と第2室103は、別々に換気が行 れる構成となっていた。

 また、従来の燃料電池発電システムの構 として、燃料電池本体を収納する本体パッ ージと貯湯タンクを収納する貯湯パッケー とが別体となっており、その間を温水管、 水管で接続されているものがある(例えば特 許文献2参照)。

 図13は、特許文献2に開示された従来の燃 電池発電システムの第2例を示すものである 。本体パッケージ300には、都市ガス配管から 供給される都市ガスを水蒸気改質反応により 水素リッチな燃料ガスに改質する改質器301と 、改質器301から供給される燃料ガスと空気と の供給を受けて発電する固体高分子型の燃料 電池スタック302と、燃料電池スタック302の冷 却媒体(冷却水など)の循環流路に組み込まれ 冷却媒体を冷却する熱交換器303と、燃料電 スタック302からの排ガス中の水蒸気を凝縮 せて水を回収する凝縮器304と、貯湯タンク3 05の底部に接続された冷水管306から冷水の供 を受けて改質器301への水の供給や凝縮器304 よび熱交換器303へ冷却水の供給を行なう水 統307と、燃料電池スタック302からの直流電 を交流電力に変換して商用電源からの配線 供給する電力変換回路308と、本体パッケー 300内の各部をコントロールする制御装置309 が配置されている。

 貯湯パッケージ310には、図示するように、 道管からの給水管が底部に取り付けられる 共に給湯管が頂部に取り付けられた貯湯タ ク305が配置されており、貯湯タンク305の底 と頂部には、本体パッケージ300に接続され 冷水管306と温水管311とが取り付けられてい 。

特開2002-329515号公報

特開2004-111208号公報

 昨今、燃料電池発電システムの普及拡大 ためには、大幅なコストダウンが必要とさ ており、スタックについては積層枚数を減 してコストダウンと小型化を狙うことが技 トレンドとなっている。積層枚数が減った 、スタック電圧が低下するので、電流を増 すことが必要である。

 しかしながら、上記従来例の第1例の構成 では、燃料電池本体(スタック)105と、燃料電 本体(スタック)105で発生した直流電力を交 電力に変換する電力変換回路を含んだ制御 置106が離れて配置しているため、燃料電池 体(スタック)105と電力変換回路を電気的に接 続する電力線での電力ロスが大きくなるとい う課題を有していた。

 また、上記従来例の第2例の構成では、燃 料電池本体を収納する本体パッケージ300と貯 湯タンク305を収納する貯湯パッケージ310とが 別体であるため、住宅などの建物に燃料電池 システムを導入するには、かなりの広さの設 置スペースを必要とするという課題を有して いた。

 本発明は、上記従来の課題を解決するも で、燃料電池発電システムにおいて、スタ クと電力変換回路を電気的に接続する電力 における電力ロスを低減することを目的と る。

 また、本発明は、燃料電池を建物内に日 生活に邪魔にならないように設置すること でき、電力と熱を有効に利用し、且つ省ス ースな燃料電池発電システムを提供するこ を目的とする。

 上記目的を達成するために、本発明の燃料 池発電システムは、本体パッケージの内部 配置された改質器とスタックと、前記スタ クの積層方向の両端に設けたスタック出力 子と、前記本体パッケージの内部に配置さ ると共に前記スタックと近接して配置され 電力変換回路と、前記スタックの積層方向 平行して前記電力変換回路に設けた電力変 回路入力端子と、スタック出力端子と電力 換回路入力端子を電気的に接続するスタッ 出力線とを有して構成したことを特徴とす ものである。
 これによって、スタックと電力変換回路と 最短距離で電気的に接続するので、スタッ と電力変換回路を電気的に接続する電力線 の電力ロスを低減することができる。

 また、本発明の燃料電池発電システムは、 体パッケージ内に、貯湯槽と、スタック及 改質器と、電力変換回路を有する高電圧回 と低電圧回路とを有して構成される電気回 と、前記本体パッケージ内の空気を外部に 出する換気ファンとを備え、前記スタック び改質器より下方の前記本体パッケージ下 に吸気口を有する燃料電池発電システムで って、前記換気ファンは前記本体パッケー における前記スタック及び改質器を配置し 空間の上部に設け、前記スタック及び改質 と前記電気回路とを、前記貯湯槽の横で、 方向に、前記貯湯槽と略同一高さになるよ に配置し、前記高電圧回路は前記スタック び改質器より上に配置すると共に、隔壁に り前記本体パッケージ内を前記スタック及 改質器を配置した空間と前記高電圧回路を 置した空間とに分離したことを特徴とする のである。
 これによって、本体パッケージ内に燃料電 と貯湯槽を納めたことにより、省スペース 貯湯槽一体型の燃料電池発電システムを提 できる。

 また、改質器やスタックから原料ガスや水 などの可燃性ガスが万一漏出した場合にお ても、可燃性ガスは改質器やスタックを設 た本体パッケージに漏出するが、本体パッ ージで改質器及びスタックより下方の本体 ッケージ下部に設けた吸気口から吸い込ま た外気が、本体パッケージに漏出した可燃 ガスを押し出して、本体パッケージにおけ スタック及び改質器を配置した空間の上部 設けた換気ファンにより外部に排出される
 また、埃の多い環境で長期間使用されて高 圧回路の接点等に埃が蓄積した場合や、湿 の高い環境で長期間使用されて高電圧回路 接点等に水分が付着した場合にアーク等が 生することが万が一にも重なった場合にお ても、隔壁により本体パッケージ内をスタ ク及び改質器を配置した空間と高電圧回路 配置した空間とに分離しているため、原料 スや水素などの可燃性ガスが高電圧回路に ることはなく、爆発等の危険性は全くなく る。

 本発明によれば、スタックと電力変換回 を近接して配置し、スタックと電力変換回 とを最短距離で電気的に接続するので、ス ックと電力変換回路を電気的に接続するス ック出力線での電力ロスを低減し、発電効 の高い燃料電池発電システムを提供するこ ができる。

 また、本発明によれば、省スペースな貯湯 一体型燃料電池を提供できる。
 また、改質器やスタックから原料ガスや水 などの可燃性ガスが万一漏出した場合に、 つ、埃の多い環境で長期間使用されて高電 回路の接点等に埃が蓄積したり、湿気の高 環境で長期間使用されて高電圧回路の接点 に水分が付着した場合にアーク等が発生す ことが万が一にも重なった場合においても 爆発等の危険性は全くなくなる。

本発明の実施の形態1における燃料電池 発電システムの構成図 同燃料電池発電システムの上面図 同燃料電池発電システムの対比例を示 燃料電池発電システム上面図 本発明の実施の形態2~7における燃料電 発電システムの構成図 同燃料電池発電システムの上面図 同燃料電池発電システムの対比例を示 燃料電池発電システム上面図 本発明の実施の形態8、10における燃料 池発電システムの構成図 本発明の実施の形態9における燃料電池 発電システムの構成図 本発明の実施の形態11における燃料電 発電システムの構成図 スタックの積層方向が電力変換回路基 板と垂直な場合の燃料電池発電システムの対 比例を示す構成図 本発明の実施の形態12、13における燃 電池発電システムの構成図 従来の燃料電池発電システムの第1例 構成図 従来の燃料電池発電システムの第2例 構成図

符号の説明

 1 隔壁
 2 本体パッケージ
 3 第1室
 4 第2室
 5 空隙
 6 改質器
 7 スタック
 25 電力変換回路
 26 制御回路
 27 スタック出力線
 31 スタック出力端子
 32 電力変換回路入力端子
 33 天面
 202 本体パッケージ
 203 貯湯槽
 204 第1室
 205 改質器
 206 スタック
 207 第2室
 220 換気ファン
 221 吸気口
 226 電気回路
 227 高電圧回路
 228 低電圧回路
 229 電力変換回路
 231 隔壁
 234 電力変換回路基板
 239 スタック+端子
 240 スタック-端子
 241 電力変換回路+端子
 242 電力変換回路-端子
 243,244 貫通穴
 245 スタック+出力線
 246 スタック-出力線

 第1の発明は、本体パッケージの内部に配 置された改質器およびスタックと、スタック の積層方向の両端に設けたスタック出力端子 と、本体パッケージの内部に配置されると共 にスタックと近接して配置された電力変換回 路と、スタックの積層方向と平行して電力変 換回路に設けた電力変換回路入力端子と、ス タック出力端子と電力変換回路入力端子を電 気的に接続するスタック出力線とを有して構 成したものである。これにより、スタックと 電力変換回路とを最短距離で電気的に接続す るので、スタックと電力変換回路を電気的に 接続するスタック出力線での電力ロスを低減 し、燃料電池発電システムの発電効率を高め ることができる。

 第2の発明は、第1の発明において、本体 ッケージ内を第1室および第2室に分離すると 共に上部に空隙を設けた隔壁を設け、第1室 内部に改質器およびスタックを配置し、第2 の内部に電力変換回路と制御回路を配置し スタックと電力変換回路を電気的に接続す スタック出力線を、空隙を貫通するように けたものである。これにより、スタックと 力変換回路とを最短距離で電気的に接続す ので、スタックと電力変換回路を電気的に 続するスタック出力線での電力ロスを低減 、燃料電池発電システムの発電効率を高め ことができる。

 第3の発明は、第2の発明において、スタ クの積層方向を隔壁と平行して配置するこ により、スタックのスタック出力端子と電 変換回路の電力変換回路入力端子とを最短 離で電気的に接続するものである。これに り、スタックと電力変換回路を電気的に接 するスタック出力線での電力ロスを低減す ことができる。

 第4の発明は、第2の発明において、スタ クが隔壁に隣接するとともに本体パッケー の天面に隣接し、電力変換回路が隔壁に隣 するとともに本体パッケージの天面に隣接 るものである。これにより、スタックと電 変換回路とが近接して配置され、スタック 電力変換回路とを最短距離で電気的に接続 るので、スタックと電力変換回路を電気的 接続するスタック出力線での電力ロスを更 低減することができる。

 第5の発明は、第2の発明において、スタ クと電力変換回路を隔壁を介して対向して 置するものである。これにより、スタック 電力変換回路とが近接して配置され、スタ クと電力変換回路とを最短距離で電気的に 続するので、スタックと電力変換回路を電 的に接続するスタック出力線での電力ロス 更に低減することができる。

 第6の発明は、第2の発明において、スタ ク天面と電力変換回路上面とを略同一高さ 配置したことにより、スタックと電力変換 路とを最短距離で電気的に接続するもので る。これにより、スタックと電力変換回路 電気的に接続するスタック出力線での電力 スを更に低減することができる。

 第7の発明は、第2の発明において、スタ ク出力線を、スタック天面に設けたスタッ 出力端子と、電力変換回路上部に設けた電 変換回路入力端子とを電気的に接続するこ により、スタックと電力変換回路とを最短 離で電気的に接続するものである。これに り、スタックと電力変換回路を電気的に接 するスタック出力線での電力ロスを低減す ことができる。

 第8の発明は、本体パッケージ内に、貯湯 槽と、スタック及び改質器と、電力変換回路 を有する高電圧回路と低電圧回路とを有して 構成される電気回路と、前記本体パッケージ 内の空気を外部に排出する換気ファンとを備 え、前記スタック及び改質器より下方の前記 本体パッケージ下部に吸気口を有する燃料電 池発電システムであって、前記換気ファンは 前記本体パッケージにおける前記スタック及 び改質器を配置した空間の上部に設け、前記 スタック及び改質器と前記電気回路とを、前 記貯湯槽の横で、縦方向に、前記貯湯槽と略 同一高さになるように配置し、前記高電圧回 路は前記スタック及び改質器より上に配置す ると共に、隔壁により前記本体パッケージ内 を前記スタック及び改質器を配置した空間と 前記高電圧回路を配置した空間とに分離した ものである。

 上記構成において、本体パッケージ内に 料電池と貯湯槽を納めたことにより、省ス ースな貯湯槽一体型の燃料電池発電システ を提供できる。

 また、改質器やスタックから原料ガスや 素などの可燃性ガスが万一漏出した場合に いても、可燃性ガスは改質器やスタックを けた本体パッケージに漏出するが、本体パ ケージで改質器及びスタックより下方の本 パッケージ下部に設けた吸気口から吸い込 れた外気が、本体パッケージに漏出した可 性ガスを押し出して、本体パッケージにお るスタック及び改質器を配置した空間の上 に設けた換気ファンにより外部に排出され 。

 また、埃の多い環境で長期間使用されて 電圧回路の接点等に埃が蓄積した場合や、 気の高い環境で長期間使用されて高電圧回 の接点等に水分が付着した場合にアーク等 発生することが万が一にも重なった場合に いても、隔壁により本体パッケージ内をス ック及び改質器を配置した空間と高電圧回 を配置した空間とに分離しているため、原 ガスや水素などの可燃性ガスが高電圧回路 至ることはなく、爆発等の危険性は全くな なる。

 第9の発明は、本体パッケージの第1室に 湯槽を備え、前記本体パッケージの第2室に スタック及び改質器と、電力変換回路を有 る高電圧回路と低電圧回路とを有して構成 れる電気回路と、前記第2室内の空気を外部 に排出する換気ファンとを備え、前記スタッ ク及び改質器より下方の前記第2室下部に吸 口を有する燃料電池発電システムであって 前記換気ファンは前記第2室における前記ス ック及び改質器を配置した空間の上部に設 、前記スタック及び改質器と前記電気回路 を、前記貯湯槽の横で、縦方向に、前記貯 槽と略同一高さになるように配置し、前記 電圧回路は前記スタック及び改質器より上 配置すると共に、隔壁により前記第2室を前 記スタック及び改質器を配置した空間と前記 高電圧回路を配置した空間とに分離したもの である。

 すなわち、第9の発明は、第8の発明にお て、貯湯槽を本体パッケージの第1室に配置 、スタック及び改質器と、電気回路と、換 ファンと、吸気口とを本体パッケージの第2 室に配置したものであり、第8の発明と同様 、省スペースな貯湯槽一体型の燃料電池発 システムを提供できる。

 また、改質器やスタックから原料ガスや 素などの可燃性ガスが万一漏出した場合に 且つ、埃の多い環境で長期間使用されて高 圧回路の接点等に埃が蓄積したり、湿気の い環境で長期間使用されて高電圧回路の接 等に水分が付着した場合にアーク等が発生 ることが万が一にも重なった場合において 、爆発等の危険性は全くなくなる。

 第10の発明は、第8または第9の発明におい て、スタックと電力変換回路とを隔壁を介し て対向して配置したものである。これにより 、スタックと電力変換回路とが近接して配置 され、スタックと電力変換回路とを短距離で 電気的に接続できるので、スタックと電力変 換回路を電気的に接続するスタック出力線で の銅損を低減して、スタック出力線での電力 ロスを低減し、燃料電池発電システムの効率 を向上することができる。

 第11の発明は、第10の発明において、スタ ックの積層方向が電力変換回路基板の面に対 して略平行であるものである。これにより、 スタックのスタック出力端子と電力変換回路 の電力変換回路入力端子とを最短距離で電気 的に接続できるので、第10の発明よりも、さ に、スタックと電力変換回路を電気的に接 するスタック出力線での銅損を低減して、 タック出力線での電力ロスを低減し、燃料 池発電システムの効率を向上することがで る。

 第12の発明は、第11の発明において、スタ ックは、前記スタックの積層方向の一端の上 部に設けたスタック+端子と前記スタックの 層方向の他端の上部に設けたスタック-端子 を有し、電力変換回路は、下部に電力変換 路+端子と電力変換回路-端子と有し、前記 タック+端子と前記電力変換回路+端子とが隔 壁を介して略対向位置に配置され、前記スタ ック-端子と前記電力変換回路-端子とが隔壁 介して略対向位置に配置されたものである これにより、スタック+端子と電力変換回路 +端子、スタック-端子と電力変換回路-端子を 、2組とも、最短距離で電気的に接続できる で、第11の発明よりも、さらに、スタックと 電力変換回路を電気的に接続するスタック出 力線での銅損を低減して、スタック出力線で の電力ロスを低減し、燃料電池発電システム の効率を向上することができる。

 第13の発明は、第12の発明において、隔壁 に設けた一対の貫通穴と、スタック+端子と 力変換回路+端子を電気的に接続すると共に 方の前記貫通穴を通るスタック+出力線と、 スタック-端子と電力変換回路-端子を電気的 接続すると共に他方の前記貫通穴を通るス ック-出力線とを有するものである。これに より、スタック+端子と電力変換回路+端子と 隔壁の貫通穴を通るスタック+出力線によっ て最短距離で電気的に接続でき、スタック- 子と電力変換回路-端子とを隔壁の貫通穴を るスタック-出力線により最短距離で電気的 に接続できるので、第12の発明と同様に、第1 1の発明よりも、さらに、スタックと電力変 回路を電気的に接続するスタック出力線で 銅損を低減して、スタック出力線での電力 スを低減し、燃料電池発電システムの効率 向上することができる。

 以下、本発明による燃料電池発電システ の実施の形態について、図面を参照しなが 説明する。なお、この実施の形態によって 発明が限定されるものではない。

(実施の形態1)
 図1、図2は本発明の実施の形態1における燃 電池発電システムの構成図である。

 図1、図2において、本体パッケージ2内に 改質器6、スタック7などの可燃性ガスが流 する部品が配置されている。

 改質器6には、原料ガス配管8と、燃焼フ ン9を取付けたバーナ10と改質器排気口11が備 え付けられている。水供給装置12は水配管13 介して改質器6に接続されている。

 スタック7は、改質器6と水素配管14で接続 され、バーナ10と排水素配管15で接続されて り、空気ブロワ16と空気配管17で接続されて る。また、凝縮器18と排空気配管19で接続さ れている。

 本体パッケージ2の外壁には、排気口20お び排気ファン21が設置されており、前記改 器6およびスタック7より風上になるように設 けた第1吸気口22が設置されている。

 電気回路23は、商用電源24に接続されると 共に、スタック7からの直流電力を交流電力 変換して商用電源に供給する電力変換回路25 と、制御回路26を有して構成されている。

 電力変換回路25は、昇圧回路やインバー 回路などの回路(図示せず)と電圧センサや電 流センサなどのセンサ(図示せず)とにより構 されており、スタック7からの直流電力を商 用電源の交流電力と同位相の交流電力に変換 して商用電源に接続された負荷(図示せず)に 給できるよう接続されている。

 スタック7と電力変換回路25はスタック出 線27により電気的に接続され、スタック7の 層方向に平行に前記電力変換回路25に電力 換回路入力端子32を設けている。

 スタック7は、単セル29が電力変換回路入 端子32と平行に積層されており、単セル29の 積層方向の両側を、一対の集電板30を用いて 持する構成となっている。集電板30にはス ック出力線27を接続するスタック出力端子31 設けてある。

 制御回路26は、負荷の消費電力に基づい 都市ガス配管から改質器6に供給される都市 スの流量を調整すると共に改質器6に供給さ れる水の流量を調整することによる、システ ムにおける発電電力の制御や改質器6やスタ ク7の温度制御など、種々の制御を行なって る。

 本体パッケージ2の外壁には、電気回路23 り風上側に第2吸気口28が設けられている。

 以上のように構成された燃料電池発電シ テムについて、以下その動作、作用を説明 る。

 原料ガス配管8から供給されたメタンなど の原料ガスは、改質器6の中でバーナ10によっ て加熱され改質反応を起こし水素に変換され 、水素配管14を通ってスタック7へ供給される 。

 一方、空気ブロワ16から送られる空気は 気配管17を通ってスタック7へ供給され、こ ら供給された水素と空気中の酸素を反応さ 発電を行うものである。

 スタック7で発生した直流電力は、スタッ ク出力線27を介して電力変換回路25に入力さ 、電力変換回路25で所定の電圧まで昇圧また は減圧し、外部負荷からの電力要求に応じて 発電量を変化させる。

 そして反応に使われなかった残りの水素( 排水素)は排水素配管15を通ってバーナ10に供 され改質反応の加熱燃料として用いられる

 また、反応で生成した水および水蒸気を んだ排空気は排空気配管19を通って凝縮器18 に導かれ、水を分離する。凝縮器18で分離さ た水は水配管13を介して水供給装置12から改 質器6に供給され、改質反応の原料として使 れる。

 これら一連の動作の制御を制御回路26で うものである。

 以上のように、本実施の形態においては 本体パッケージ2の内部に配置された改質器 6とスタック7と、前記スタック7の積層方向の 両端に設けたスタック出力端子31と、本体パ ケージ2の内部に配置されると共にスタック 2と近接して配置された電力変換回路25と、ス タック7の積層方向に平行に電力変換回路25に 設けた電力変換回路入力端子32と、スタック 力端子31と電力変換回路入力端子32を電気的 に接続するスタック出力線27とを有して構成 ている。これにより、スタック7と電力変換 回路25とを最短距離で電気的に接続し、スタ ク出力線27での電力ロスを低減することが き、発電効率の高い燃料電池発電システム 提供することができる。

 そして、スタック出力線27での電力ロス 増えないことから、スタック電流を増やす とが可能となり、スタック7の積層枚数を減 してコストダウンと小型化を狙うことが可 となる。

 また、スタック7の積層方向を電力変換回 路入力端子32と平行にしたものであり、この 成により、スタック出力端子31と電力変換 路入力端子32が更に近接するので、スタック 出力線27が更に短くなり、スタック出力線27 の電力ロスを更に低減することができる。

 また、水素配管14、排水素配管15、空気配 管17、排空気配管19が、集電板30の両側に接続 されるので、スタック出力端子31と電力変換 路入力端子32が更に近接するものである。

 反対に、スタック7の積層方向が電力変換 回路入力端子32と平行でない場合は、図3の対 比例に示すように、集電板の一方が電力変換 回路25から離れた位置となり、即ちスタック 力端子31の一方が離れて配置されるため、 方のスタック出力線27が長くなり、スタック 出力線27での電力ロスが増加するものである

 また、水素配管14、排水素配管15、空気配 管17、排空気配管19が、集電板30の両側に接続 される構成となるため、スタック出力端子31 電力変換回路入力端子32間に水素配管14、排 空気配管19が配置されることとなり、スタッ 出力端子31と電力変換回路入力端子32間の距 離が長くなるものである。

(実施の形態2)
 図4、図5は本発明の実施の形態2における燃 電池発電システムの構成図である。

 図4、図5において、本体パッケージ2は、 壁1によりガス経路を有する第1室3とガス経 のない第2室4に分離する構成となっている なお、隔壁1の上部には空隙5を設けている。 第1室3内には改質器6、スタック7などの可燃 ガスが流通する部品が配置されている。

 改質器6には、原料ガス配管8と、燃焼フ ン9を取付けたバーナ10と改質器排気口11が備 え付けられている。水供給装置12は水配管13 介して改質器6に接続されている。

 スタック7は、改質器6と水素配管14で接続 され、バーナ10と排水素配管15で接続されて り、空気ブロワ16と空気配管17で接続されて る。また、凝縮器18と排空気配管19で接続さ れている。

 第1室3の外壁には、第2室4が風上に、第1 3が風下になるように設けた排気口20および 気ファン21が設置されており、改質器6およ スタック7より風上になるように設けた第1吸 気口22が設置されている。

 電気回路23は、商用電源24に接続されると 共に、スタック7からの直流電力を交流電力 変換して商用電源に供給する電力変換回路25 と、制御回路26とを有して構成されており、 2室の内部に配置されている。

 電力変換回路25は、昇圧回路やインバー 回路などの回路(図示せず)と電圧センサや電 流センサなどのセンサ(図示せず)とにより構 されており、スタック7からの直流電力を商 用電源の交流電力と同位相の交流電力に変換 して商用電源に接続された負荷(図示せず)に 給できるよう接続されている。

 スタック7と電力変換回路25はスタック出 線27により電気的に接続されており、前記 タック出力線27は隔壁1の上部に設けられた 隙5を貫通している。

 スタック7は、単セル29が電力変換回路入 端子32と平行に積層されており、単セル29の 積層方向の両側を、一対の集電板30を用いて 持する構成となっている。集電板30にはス ック出力線27を接続するスタック出力端子31 設けてある。

 制御回路26は、負荷の消費電力に基づい 都市ガス配管から改質器6に供給される都市 スの流量を調整すると共に改質器6に供給さ れる水の流量を調整することによる、システ ムにおける発電電力の制御や改質器6やスタ ク7の温度制御など種々の制御を行なってい 。

 第2室の外壁には、電気回路23より風上側 第2吸気口28が設けられている。

 以上のように構成された燃料電池発電シ テムについて、以下その動作、作用を説明 る。

 原料ガス配管8から供給されたメタンなど の原料ガスは、改質器6の中でバーナ10によっ て加熱され改質反応を起こし水素に変換され 、水素配管14を通ってスタック7へ供給される 。

 一方、空気ブロワ16から送られる空気は 気配管17を通ってスタック7へ供給され、こ ら供給された水素と空気中の酸素を反応さ 発電を行うものである。

 スタック7で発生した直流電力は、スタッ ク出力線27を介して電力変換回路25に入力さ 、電力変換回路25で所定の電圧まで昇圧また は減圧し、外部負荷からの電力要求に応じて 発電量を変化させる。

 そして反応に使われなかった残りの水素( 排水素)は排水素配管15を通ってバーナ10に供 され改質反応の加熱燃料として用いられる

 また、反応で生成した水および水蒸気を んだ排空気は排空気配管19を通って凝縮器18 に導かれ、水を分離する。凝縮器18で分離さ た水は水配管13を介して水供給装置12から改 質器6に供給され、改質反応の原料として使 れる。

 これら一連の動作の制御を制御回路26で うものである。

 以上のように、本実施の形態2においては 、本体パッケージ2内を第1室3および第2室4に 離すると共に上部に空隙5を設けた隔壁1と 第1室3の内部に配置されたスタック7と、第2 4の内部に配置され電力変換回路25と制御回 26を有して構成される電気回路23と、スタッ ク7と電力変換回路25を電気的に接続するスタ ック出力線27とを有し、前記スタック出力線2 7は前記空隙5を貫通する構成としている。こ により、スタック7と電力変換回路25とを最 距離で電気的に接続するので、スタック7と 電力変換回路25を電気的に接続するスタック 力線での電力ロスを低減することができ、 電効率の高い燃料電池発電システムを提供 ることができる。

 また、スタック出力線での電力ロスが増 ないことから、スタック電流を増やすこと 可能となり、スタックの積層枚数を減らし コストダウンと小型化を狙うことが可能と る。

(実施の形態3)
 本発明の実施の形態3について、図4、図5に づいて説明する。

 本実施の形態3は、実施の形態2と基本的 構成は同じであるが、ここでは、以下の点 ついて、更に詳細に説明する。なお、上記 実施の形態2において既に説明した内容につ ては、その説明を省略する。

 実施の形態3は、スタック7の積層方向を 壁1と平行にしたものであり、単セル29が隔 1と平行に積層されており、単セル29の積層 向の両側を集電板30の一対を用いて挟持する 構成となっている。そして、集電板30にはス ック出力線27を接続するスタック出力端子31 が接続されている。電力変換回路25には電力 換回路入力端子32を設けている。

 この構成により、スタック出力線27を接 するための、スタック出力端子31と電力変換 回路入力端子32が近接するので、スタック出 線27が短くなり、スタック出力線27での電力 ロスを低減することができる。

 反対に、スタック7の積層方向が隔壁1と 行でない場合は、図6の対比例に示すように 集電板の一方が電力変換回路25から離れた 置となり、即ちスタック出力端子31の一方が 離れて配置されるため、一方のスタック出力 線27が長くなり、スタック出力線27での電力 スが増加するものである。

(実施の形態4)
 本発明の実施の形態4について、上記と同様 に図4に基づいて説明する。

 本実施の形態4は、実施の形態2と基本的 構成は同じであるが、ここでは、以下の点 ついて、更に詳細に説明する。なお、上記 実施の形態2において既に説明した内容につ ては、その説明を省略する。

 実施の形態4は、スタック7を隔壁1に隣接 ると共に本体パッケージ2の天面33に隣接し 配置し、電力変換回路25を隔壁1に隣接する 共に本体パッケージ2の天面33に隣接して配 したものである。これにより、スタック7と 電力変換回路25が近接して配置されるので、 タック出力線27が短くなり、スタック出力 27での電力ロスを更に低減することができる 。

(実施の形態5)
 本発明の実施の形態5について、上記と同様 に図4、図5に基づいて説明する。

 本実施の形態5は、実施の形態2と基本的 構成は同じであるが、ここでは、以下の点 ついて、更に詳細に説明する。なお、上記 実施の形態2において既に説明した内容につ ては、その説明を省略する。

 実施の形態5は、スタック7と電力変換回 25が隔壁1を介して対向しているものである これにより、スタック7と電力変換回路25が 接または近接して配置されるので、スタッ 出力線27が短くなり、スタック出力線27での 力ロスを更に低減することができる。

(実施の形態6)
 本発明の実施の形態6について、上記と同様 に図4、図5に基づいて説明する。

 本実施の形態は、実施の形態2と基本的な 構成は同じであるが、ここでは、以下の点に ついて、更に詳細に説明する。なお、上記の 実施の形態2において既に説明した内容につ ては、その説明を省略する。

 実施の形態5は、スタック7の天面と電力 換回路25の上面を略同一高さに配置したもの である。これにより、スタック7と電力変換 路25が近接且つ略同一高さにして配置される ので、スタック出力線27が短くなり、スタッ 出力線27での電力ロスを更に低減すること できる。

(実施の形態7)
 本発明の実施の形態7について、上記と同様 に図4、図5に基づいて説明する。

 本実施の形態は、実施の形態6と基本的な 構成は同じであるが、ここでは、以下の点に ついて、更に詳細に説明する。なお、上記の 実施の形態において既に説明した内容につい ては、その説明を省略する。

 実施の形態7は、スタック出力線27が、ス ック7の天面に設けたスタック出力端子31と 電力変換回路25の上部に設けた電力変換回 入力端子32とを電気的に接続するものである 。これにより、スタック出力線27が短くなり スタック出力線27での電力ロスを更に低減 ることができる。

 (実施の形態8)
 図7は本発明の実施の形態8における燃料電 発電システムの構成図を示すものである。

 図7に示すように、本体パッケージ202内に は、改質器205、スタック206などの可燃性ガス が流通する部品が配置されている。

 改質器205には、原料ガス配管208と、燃焼 ァン209を取付けたバーナ210と改質器排気口2 11が備え付けられている。

 スタック206は、改質器205と水素配管212で 続され、バーナ210と排水素配管213で接続さ ており、空気ブロワ214と空気配管215で接続 れている。また、熱交換器216と冷水管217と 水管218で接続されている。

 本体パッケージ202の外壁には、排気口219 び換気ファン220が設置されており、改質器2 05及びスタック206より風上になるように設け 吸気口221が設置されている。

 貯湯槽203には、水道管からの給水管222が 部に取り付けられると共に、給湯管223が頂 に取り付けられている。貯湯槽203の底部に 熱交換器216に接続される冷水管224が取り付 られており、貯湯槽203の頂部には、熱交換 216に接続される温水管225が取り付けられて る。

 電気回路226は、100V以上を扱う高電圧回路 227と、低電圧回路228とを有して構成されてい る。高電圧回路227は、商用電源に接続される と共に、スタック206からの直流電力を交流電 力に変換して商用電源に供給する電力変換回 路229と、交流商用電源を直流低電圧に変換す る電源回路230とを有して構成されている。

 また、高電圧回路227は、スタック206及び 質器205より上に配置すると共に、隔壁231で タック206及び改質器205と分離している。

 電力変換回路229は、昇圧回路やインバー 回路などの回路(図示せず)と電圧センサや 流センサなどのセンサ(図示せず)とにより構 成されており、燃料電池スタック206からの直 流電力を商用電源の交流電力と同位相の交流 電力に変換して商用電源に接続された負荷( 示せず)に供給できるよう接続されている。

 低電圧回路228は、本体パッケージ202内の 部を制御する制御手段である。制御手段で る低電圧回路228は、負荷の消費電力に基づ て都市ガス配管から改質器205に供給される 市ガスの流量を調整すると共に改質器205に 給される水の流量を調整することによる、 ステムにおける発電電力の制御や改質器205 スタック206の温度制御など種々の制御を行 っている。

 以上のように構成された燃料電池発電シ テムについて、以下その動作、作用を説明 る。

 原料ガス配管208から供給されたメタンな の原料ガスは、改質器205の中でバーナ210に って加熱され改質反応を起こし水素に変換 れ水素配管212を通ってスタック206へ供給さ る。

 一方、空気ブロワ214から送られる空気は 気配管215を通ってスタック206へ供給され、 れら供給された水素と空気中の酸素を反応 せ発電を行うものである。

 そして反応に使われなかった残りの水素( 排水素)は排水素配管213を通ってバーナ210に 給され改質反応の加熱燃料として用いられ 。

 以上のように、本実施の形態8は、本体パ ッケージ202内に、貯湯槽203と、スタック206及 び改質器205と、電力変換回路229を含む高電圧 回路227と低電圧回路228とを有して構成される 電気回路226と、本体パッケージ202内の空気を 外部に排出する換気ファン220とを備え、スタ ック206及び改質器205より下方の本体パッケー ジ202下部に吸気口221を有する燃料電池発電シ ステムであって、換気ファン220は本体パッケ ージ202におけるスタック206及び改質器205を配 置した空間の上部に設け、スタック206及び改 質器205と電気回路226とを、貯湯槽203の横で、 縦方向に、貯湯槽203と略同一高さになるよう に配置し、高電圧回路227はスタック206及び改 質器205より上に配置すると共に、隔壁231によ り本体パッケージ202内をスタック206及び改質 器205を配置した空間と高電圧回路227を配置し た空間とに分離したものである。

 上記構成において、本体パッケージ202内 燃料電池の各構成要素と貯湯槽203を納めた とにより、省スペースな貯湯槽一体型の燃 電池発電システムを提供できる。

 また、改質器205やスタック206から原料ガ や水素などの可燃性ガスが万一漏出した場 においても、可燃性ガスは改質器205やスタ ク206を設けた本体パッケージ202内に漏出す が、本体パッケージ202内で改質器205及びス ック206より下方の本体パッケージ202下部に けた吸気口221から吸い込まれた外気が、本 パッケージ202内に漏出した可燃性ガスを押 出す。そして、本体パッケージ202における タック206及び改質器205を配置した空間の上 に設けた換気ファン220により可燃性ガスが 部に排出される。

 また、埃の多い環境で長期間使用されて 電圧回路227の接点等に埃が蓄積した場合や 湿気の高い環境で長期間使用されて高電圧 路227の接点等に水分が付着した場合に、ア ク等が発生することが万が一にも重なった 合においても、隔壁231により本体パッケー 202内をスタック206及び改質器205を配置した 間と高電圧回路227を配置した空間とに分離 ているため、原料ガスや水素などの可燃性 スが高電圧回路227に至ることはなく、爆発 の危険性は全くなくなる。

 (実施の形態9)
 図8は本発明の実施の形態9における燃料電 発電システムの構成図を示すものである。

 図8に示すように、実施の形態9では、本 パッケージ202内を、貯湯槽203を有する第1室2 04と、改質器205、スタック206などの可燃性ガ が流通する部品を配置した第2室207とに分離 するための隔壁201を設けている。

 改質器205には、原料ガス配管208と、燃焼 ァン209を取付けたバーナ210と改質器排気口2 11が備え付けられている。

 スタック206は、改質器205と水素配管212で 続され、バーナ210と排水素配管213で接続さ ており、空気ブロワ214と空気配管215で接続 れている。また、熱交換器216と冷水管217と 水管218で接続されている。

 本体パッケージ202の外壁には、排気口219 び排気ファン220が設置されており、改質器2 05及びスタック206より風上になるように設け 吸気口221が設置されている。

 貯湯槽203には水道管からの給水管222が底 に取り付けられると共に、給湯管223が頂部 取り付けられている。貯湯槽203の底部には 交換器216に接続される冷水管224が取り付け れており、貯湯槽203の頂部には、熱交換器2 16に接続される温水管225が取り付けられてい 。

 電気回路226は、100V以上を扱う高電圧回路 227と、低電圧回路228とを有して構成されてい る。高電圧回路227は、商用電源に接続される と共に、スタック206からの直流電力を交流電 力に変換して商用電源に供給する電力変換回 路229と、交流商用電源を直流低電圧に変換す る電源回路230とを有して構成されている。

 また、高電圧回路227はスタック206及び改 器205より上に配置すると共に、隔壁231でス ック206及び改質器205と分離している。

 電力変換回路229は、昇圧回路やインバー 回路などの回路(図示せず)と電圧センサや 流センサなどのセンサ(図示せず)とにより構 成されており、燃料電池スタック206からの直 流電力を商用電源の交流電力と同位相の交流 電力に変換して商用電源に接続された負荷( 示せず)に供給できるよう接続されている。

 低電圧回路228は、本体パッケージ202内の 部を制御する制御手段である。制御手段で る低電圧回路228は、負荷の消費電力に基づ て都市ガス配管から改質器205に供給される 市ガスの流量を調整すると共に改質器205に 給される水の流量を調整することによる、 ステムにおける発電電力の制御や改質器205 スタック206の温度制御など種々の制御を行 っている。

 以上のように構成された燃料電池発電シ テムについて、以下その動作、作用を説明 る。

 原料ガス配管208から供給されたメタンな の原料ガスは、改質器205の中でバーナ210に って加熱され改質反応を起こし水素に変換 れ水素配管212を通ってスタック206へ供給さ る。

 一方、空気ブロワ214から送られる空気は 気配管215を通ってスタック206へ供給され、 れら供給された水素と空気中の酸素を反応 せ発電を行うものである。

 そして反応に使われなかった残りの水素( 排水素)は排水素配管213を通ってバーナ210に 給され改質反応の加熱燃料として用いられ 。

 以上のように、本実施の形態9は、本体パ ッケージ2の第1室4に貯湯槽3を備え、本体パ ケージ2の第2室7に、スタック206及び改質器20 5と、電力変換回路229を有する高電圧回路227 低電圧回路228とを有して構成される電気回 226と、第2室207内の空気を外部に排出する換 ファン220とを備え、スタック206及び改質器2 05より下方の第2室207下部に吸気口221を有する 燃料電池発電システムであって、換気ファン 220は第2室207におけるスタック206及び改質器20 5を配置した空間の上部に設け、スタック206 び改質器205と電気回路226とを、貯湯槽203の で、縦方向に、貯湯槽203と略同一高さにな ように配置し、高電圧回路227はスタック206 び改質器205より上に配置すると共に、隔壁23 1により第2室207をスタック206及び改質器205を 置した空間と高電圧回路227を配置した空間 に分離したものである。

 すなわち、本実施の形態9は、実施の形態 8において、貯湯槽203を本体パッケージ202の 1室204に配置し、スタック206及び改質器205と 電気回路226と、換気ファン220と、吸気口221 を本体パッケージ202の第2室207に配置したも のであり、実施の形態8と同様に、省スペー な貯湯槽一体型の燃料電池発電システムを 供できる。

 また、改質器205やスタック206から原料ガ や水素などの可燃性ガスが万一漏出した場 で、且つ、埃の多い環境で長期間使用され 高電圧回路227の接点等に埃が蓄積したり、 気の高い環境で長期間使用されて高電圧回 227の接点等に水分が付着した場合にアーク が発生することが万が一にも重なった場合 おいても、爆発等の危険性は全くなくなる

 (実施の形態10)
 本発明の実施の形態10について、上記と同 に図7に基づいて説明する。

 実施の形態10は、実施の形態8と基本的な 成は同じであるが、ここでは、以下の点に いて、更に詳細に説明する。尚、本実施の 態において既に説明した内容については、 の説明を省略する。

 本実施の形態10は、スタック206と電力変 回路229とを隔壁231を介して対向して配置し ものである。これにより、スタック206と電 変換回路229とが近接(隣接)して配置されるの で、スタック出力線232が短くなり、スタック 206と電力変換回路229とを短距離で電気的に接 続できる。したがって、スタック206と電力変 換回路229を電気的に接続するスタック出力線 232での銅損を低減して、スタック出力線232で の電力ロスを低減し、燃料電池発電システム の効率を向上することができる。

 (実施の形態11)
 本発明の実施の形態11について、図9に基づ て説明する。

 実施の形態11は、実施の形態8と基本的な 成は同じであるが、ここでは、以下の点に いて、更に詳細に説明する。尚、本実施の 態において既に説明した内容については、 の説明を省略する。

 本実施の形態11は、スタック206の積層方 233が電力変換回路229の基板である電力変換 路基板234の面に対して略平行であるもので り、単セル235が電力変換回路基板234の面に して平行な方向に積層されており、単セル23 5の積層方向233の両側を集電板236の一対を用 て挟持する構成となっている。そして、集 板236にはスタック出力線232を接続するスタ ク出力端子237が接続されている。電力変換 路基板234には電力変換回路入力端子238を設 ている。

 この構成により、スタック出力線232を接 するための、スタック出力端子236と電力変 回路入力端子237が近接するので、スタック 力線232が最短になり、スタック206のスタッ 出力端子236と電力変換回路229の電力変換回 入力端子237とを最短距離で電気的に接続で る。したがって、スタックと電力変換回路 電気的に接続するスタック出力線232での銅 を低減して、スタック出力線232での電力ロ を低減し、燃料電池発電システムの効率を 上することができる。

 反対に、スタック206の積層方向233が電力 換回路基板234の面に対して略平行でない(例 えば、垂直)の場合は、図10の対比例に示すよ うに、スタック出力端子237と電力変換回路入 力端子238が離れた位置となり、スタック出力 線232が長くなるため、スタック出力線232での 銅損が増加し、スタック出力線232での電力ロ スが増加し、燃料電池発電システムの効率を 低下するものである。

 (実施の形態12)
 本発明の実施の形態12について、図11に基づ いて説明する。

 実施の形態12は、実施の形態8と基本的な 成は同じであるが、ここでは、以下の点に いて、更に詳細に説明する。尚、本実施の 態において既に説明した内容については、 の説明を省略する。

 本実施の形態12は、スタック206が、スタ ク206の積層方向の一端の上部に設けたスタ ク+端子239とスタック206の積層方向の他端の 部に設けたスタック-端子240とを有している 。また、電力変換回路229の電力変換回路基板 234が、下部に電力変換回路+端子241と電力変 回路-端子242とを有している。そして、スタ ク+端子239と電力変換回路+端子241とが隔壁23 1を介して略対向位置に配置され、スタック- 子240と電力変換回路-端子242とが隔壁231を介 して略対向位置に配置されている。

 この構成により、スタック+端子239と電力 変換回路+端子241が近接し、スタック-端子240 電力変換回路-端子242が近接するため、スタ ック+端子239と電力変換回路+端子241、スタッ -端子240と電力変換回路-端子242を、2組とも 最短距離で電気的に接続できる。したがっ 、スタック出力線245,246が短くなり、スタッ ク206と電力変換回路229を電気的に接続するス タック出力線245,246での銅損を低減して、ス ック出力線245,246での電力ロスを低減でき、 料電池発電システムの効率を向上すること できる。

 (実施の形態13)
 本発明の実施の形態13について、上記と同 に図11に基づいて説明する。

 実施の形態13は、実施の形態12と基本的な 構成は同じであるが、ここでは、以下の点に ついて、更に詳細に説明する。尚、本実施の 形態において既に説明した内容については、 その説明を省略する。

 本実施の形態13は、隔壁231に設けた一対 貫通穴243,244と、スタック+端子239と電力変換 回路+端子241を電気的に接続すると共に一方 貫通穴243を通るスタック+出力線245と、スタ ク-端子240と電力変換回路-端子242を電気的 接続すると共に他方の貫通穴244を通るスタ ク-出力線246とを有するものである。

 この構成により、スタック+端子239と電力 変換回路+端子241とを隔壁231の貫通穴243を通 スタック+出力線245により最短距離で電気的 接続でき、スタック-端子240と電力変換回路 -端子242とを隔壁231の貫通穴244を通るスタッ -出力線246により最短距離で電気的に接続で る。このため、スタック+端子239と電力変換 回路+端子241が近接するのでスタック+出力線2 45が短くなり、スタック-端子240と電力変換回 路-端子242が近接するのでスタック-出力線246 短くなる。これによって、スタック出力線2 45,246での銅損が低減し、スタック出力線245,24 6での電力ロスを低減でき、燃料電池発電シ テムの効率を向上することができる。

 なお、本発明は上記の実施形態において されたものに限定されるものではなく、明 書の記載、並びに周知の技術に基づいて、 業者が変更、応用することも本発明の予定 るところであり、保護を求める範囲に含ま る。

 本出願は、2007年12月5日出願の日本特許出 願(特願2007-314330)、2008年6月24日出願の日本特 出願(特願2008-164096)、2008年10月9日出願の日 特許出願(特願2008-262538)、に基づくものであ 、その内容はここに参照として取り込まれ 。

 本発明の燃料電池発電システムは、スタ クと電力変換回路を近接して配置し、スタ クと電力変換回路とを最短距離で電気的に 続するので、スタックと電力変換回路を電 的に接続するスタック出力線での電力ロス 低減することができ、また、スタック電流 増やすことも可能となり、スタックの積層 数を減らしてコストダウンと小型化を狙う とも可能となるので、多様な方式の燃料電 発電システムの用途にも適用できる。

 また、本発明の燃料電池発電システムは、 スペースな貯湯槽一体型燃料電池を提供で る。
 また、改質器やスタックから原料ガスや水 などの可燃性ガスが万一漏出した場合に、 つ、埃の多い環境で長期間使用されて高電 回路の接点等に埃が蓄積したり、湿気の高 環境で長期間使用されて高電圧回路の接点 に水分が付着した場合にアーク等が発生す ことが万が一にも重なった場合においても 爆発等の危険性は全くなくなる。
 また、スタックと電力変換回路を電気的に 続するスタック出力線が最短になり、スタ ク出力線での銅損を低減して、スタック出 線での電力ロスを低減し、燃料電池発電シ テムの効率を向上することができる。
 そのため、小型化と高効率と信頼性が求め れる燃料電池発電システムに適している。