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Patent Searching and Data


Title:
GAIN CONTROL AMPLIFIER
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2008/132863
Kind Code:
A1
Abstract:
Deterioration in receiving performance is prevented, suppressing an increase in the lowest receivable signal level even when control is performed to reduce the gain. An input signal supplied through an input terminal (IN) is amplified by an NFB amplifier (10) and is output from an output terminal (OUT). A variable impedance circuit (11) including a diode is connected between the input and output of the NFB amplifier (10). The variable impedance circuit (11) provides negative feedback to the NFB amplifier (10). A control circuit (12) generates a control signal for controlling the impedance of the variable impedance circuit (11) so that the impedance decreases as the magnitude of the input signal increases, and controls the impedance of the variable impedance circuit (11) using the generated control signal. Since the amount of negative feedback varies depending on the level of the input signal as described above, an increase in the lowest receivable signal level can be suppressed.

Inventors:
TACHIHARA HIROYUKI (JP)
Application Number:
PCT/JP2008/052705
Publication Date:
November 06, 2008
Filing Date:
February 19, 2008
Export Citation:
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Assignee:
NIPPON ANTENNA KK (JP)
TACHIHARA HIROYUKI (JP)
International Classes:
H03G3/30
Foreign References:
JPH11150435A1999-06-02
JP2006319388A2006-11-24
JP2004096404A2004-03-25
JP2006080602A2006-03-23
Attorney, Agent or Firm:
ASAMI, Yasuo et al. (Shinkawa BLDG. 2F13-10, Shinkawa 2-chome, Chuo-ku Tokyo 33, JP)
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Claims:
 入力と出力との間にダイオードを含む可変インピーダンス回路が接続されて、該可変インピーダンス回路により負帰還がかけられている増幅手段と、
 入力信号の大きさが大きくなるに従い、前記可変インピーダンス回路のインピーダンスが小さくなるよう制御する制御信号を生成し、生成された制御信号により前記可変インピーダンス回路のインピーダンスを制御する制御手段とを備え、
 前記制御信号が前記ダイオードに印加されることに応じて該ダイオードの等価抵抗の値が変化することにより、前記可変インピーダンス回路のインピーダンスが可変されるようにしたことを特徴とするゲインコントロールアンプ。
 前記増幅手段から出力される出力信号が前記制御手段に入力されて、該出力信号に基づいて前記制御信号が生成されるようにしたことを特徴とする請求項1記載のゲインコントロールアンプ。
 前記増幅手段に入力される入力信号が前記制御手段に入力されて、該入力信号に基づいて前記制御信号が生成されるようにしたことを特徴とする請求項1記載のゲインコントロールアンプ。
 入力と出力との間に可変インピーダンス回路が接続されて、該可変インピーダンス回路により負帰還がかけられている増幅手段と、
 該増幅手段の入力側に設けられた可変減衰回路と、
 入力信号の大きさが大きくなるに従い、前記可変インピーダンス回路のインピーダンスが小さくなるよう制御する第1の制御信号を生成し、生成された第1の制御信号により前記可変インピーダンス回路のインピーダンスを制御する第1の制御手段と、
 入力信号の大きさが大きくなるに従い、前記可変減衰回路の減衰量が大きくなるよう制御する第2の制御信号を生成し、生成された第2の制御信号により前記可変減衰回路の減衰量を制御する第2の制御手段と、
 を備えることを特徴とするゲインコントロールアンプ。
 前記可変インピーダンス回路は第1のダイオードを備え、前記第1の制御信号が該第1のダイオードに印加されることに応じて該第1のダイオードの等価抵抗の値が変化することにより、前記可変インピーダンス回路のインピーダンスが可変され、
 前記可変減衰回路は、前記増幅手段に入力信号が供給されるラインとグランドとの間に設けられた第2のダイオードを備え、前記第2の制御信号が該第2のダイオードに印加されることに応じて該第2のダイオードの等価抵抗の値が変化することにより、前記可変減衰回路の減衰量が可変されるようにしたことを特徴とする請求項4記載のゲインコントロールアンプ。
 前記増幅手段から出力される出力信号が前記第1の制御手段および前記第2の制御手段に入力されて、該出力信号に基づいて前記第1の制御信号および前記第2の制御信号が生成されるようにしたことを特徴とする請求項4記載のゲインコントロールアンプ。
 前記増幅手段に入力される入力信号が前記第1の制御手段および前記第2の制御手段に入力されて、該入力信号に基づいて前記第1の制御信号および前記第2の制御信号が生成されるようにしたことを特徴とする請求項4記載のゲインコントロールアンプ。
 前記第1の制御手段および前記第2の制御手段が共通の制御手段とされ、前記第1の制御信号および前記第2の制御信号が該共通の制御手段に生成された共通の制御信号とされていることを特徴とする請求項4ないし7のいずれかに記載されたゲインコントロールアンプ。
Description:
ゲインコントロールアンプ

 本発明は、入力信号の大きさに応じてゲ ンを制御するゲインコントロールアンプに する。

 従来のゲインコントロールアンプの一例 概略構成のブロック図を図18に示す。図18に 示すゲインコントロール(GC)アンプ100は、入 端子INと出力端子OUTとの間に接続されたアン プ110を備え、アンプ110の入力側と入力端子IN を接続する接続ラインとグランドとの間に 変減衰回路111が設けられている。可変減衰 路111の減衰量は制御回路112からの制御信号 より可変される。制御回路112には、アンプ1 10の出力信号が入力されて、その出力信号の きさに応じた制御信号が生成されて可変減 回路111に供給されている。この場合、入力 号のレベルが次第に大きくなってアンプ110 出力信号のレベルが所定値以上となると、 御信号が供給されている可変減衰回路111の 衰量が次第に大きくなるよう制御されるよ になる。これにより、入力信号が次第に大 くなって所定値を超えてもアンプ110の出力 号のレベルは一定値以上のレベルにならな ように制御される。このようにして、GCア プ100のゲインは入力信号のレベルに応じて 御されるようになる。

 また、従来のゲインコントロールアンプの の例の概略構成を示すブロック図を図19に す。図19に示すゲインコントロール(GC)アン 200は、入力端子INと出力端子OUTとの間に接続 されたアンプ210を備え、アンプ210の入力側か ら出力側へ入力信号をパスするパス回路211が 設けられている。パス回路211は制御回路212か らの制御信号によりオン/オフが制御される 制御回路212には、入力端子INからの入力信号 が入力されて、入力信号が一定値を超えると パス回路211をオンする制御信号が生成されて パス回路211に供給されている。この場合、入 力信号のレベルが次第に大きくなって入力信 号のレベルが所定値以上となると、制御回路 212からの制御信号が供給されているパス回路 211がオンしてアンプ210はパスされるようにな る。これにより、入力端子INから入力された 力信号は、アンプ210をパスして出力端子OUT ら増幅されることなく出力されるようにな 。このようにして、GCアンプ200のゲインは 力信号のレベルに応じて制御されるように る。

日本国特許庁発行の特開2006-33553

 図18に示す従来のGCアンプ100の詳細な回路図 の例を図20に示す。このGCアンプ100は、FMチュ ーナを少なくとも搭載する受信機の前段に設 けられ、FM帯の信号を増幅することのできる ンプとされている。
 図20において、入力端子INに入力された入力 信号はコンデンサC51,C52の直列回路を介して ランジスタTRのベースに入力され、エミッタ 接地のトランジスタTRにより増幅される。増 されてトランジスタTRのコレクタから出力 れる出力信号は抵抗R54およびコンデンサC54 直列回路を介して出力端子OUTから出力され 。トランジスタTRのベース-コレクタ間には イアス抵抗R51が接続され、エミッタとグラ ド間にはエミッタ抵抗R52が、コレクタと電 Vccの間には負荷抵抗R53が接続されている。 ランジスタTRによりアンプ110が構成されてい る。出力端子OUTからコンデンサC55を介して取 り出された出力信号は、コンデンサC56、ダイ オードD51,D52、コンデンサC57からなる倍電圧 波回路により検波され、検波信号が抵抗R56 介してオペアンプOPの非反転入力端子(+)に入 力される。倍電圧検波回路において、コンデ ンサC56はコンデンサC55に直列接続されており 、このコンデンサC56にダイオードD52のカソー ドが接続され、ダイオードD52のアノードはグ ランドに接続されている。また、ダイオード D51は、コンデンサC56とダイオードD52の接続点 にアノードが、コンデンサC57と抵抗R56との接 続点にカソードが接続されている。

 検波信号が入力されるオペアンプOPにお て、その反転入力端子(-)は抵抗R57を介して ランドされていると共に、出力端子と反転 力端子間に負帰還抵抗R58が接続されている オペアンプOPに増幅されて出力される検波信 号は抵抗R59を介して直列接続されているピン ダイオードPIN51,PIN52に制御信号として印加さ る。上記したコンデンサC56ないしオペアン OPまでの回路が制御回路112を構成している ピンダイオードPIN51,PIN52の直列回路において ピンダイオードPIN52のカソードはグランドに 続され、ピンダイオードPIN51とピンダイオ ドPIN52との接続点が、コンデンサC51とコンデ ンサC52との接続点に接続されている。また、 PINダイオードPIN52には並列にコンデンサC53が 続されている。抵抗R59ないしピンダイオー PIN51,PIN52までの回路が可変減衰回路111を構 している。

 図20に示すGCアンプ100において入力端子IN 入力される入力信号のレベルが次第に大き なると、トランジスタTRから出力される出 信号のレベルが次第に大きくなる。すると コンデンサC56,ダイオードD51,D52、コンデンサ C57からなる倍電圧検波回路により検波された 検波信号のレベルも大きくなり、この結果、 オペアンプOPから出力される直流電圧とされ 制御信号のレベルが上昇し、ピンダイオー PIN51,PIN52に流れる電流が増加する。これに り、ピンダイオードPIN51,PIN52のインピーダン スが低下し入力信号がピンダイオードPIN51,PIN 52により減衰されてトランジスタTRに入力さ 、結果的に出力信号のレベルの上昇が抑制 れるようになる。このようにして、GCアンプ 100のゲインが制御されるようになる。入力信 号の減衰量は制御信号のレベルに依存する。

 図20に示すGCアンプ100の電気的特性を示す図 表を図21に示す。図21に示す図表には、83MHzと 84MHzの2周波を65dBμV~105dBμVまで5dBステップで 化させた際のゲイン特性(Gain)、受信可能限 レベル特性、NF(雑音指数)劣化量特性、3次の 相互変調特性(IM3)が表されている。
 ゲイン特性(Gain)は83MHzのゲイン特性とされ GCアンプ100は約13.5dBのゲインを有しており、 入力レベルがほぼ85dBμVを超えるとゲインが 下し始めてゲインコントロールが開始され ことがわかる。また、ゲインコントロール 開始されるとNFが劣化し始め、ゲインの低下 に応じてNF劣化量も増加していく。さらに、 力レベルがほぼ85dBμVを超えるとGCアンプ100 非線形特性に起因する3次の相互変調歪(IM3) 発生して82MHz(=83MHz×2-84MHz)および85MHz(=84MHz×2 -83MHz)のIM3が発生するようになる。

 ここで、GCアンプ100に接続される受信機 受信限界感度を約10dBμVと仮定すると、IM3と じ周波数の局の受信可能限界レベルは、IM3 り10dBμV+NF劣化量だけ大きいレベルとなり、 例えば2周波の入力レベルが85dBμVの時は約38.1 6dBμVとなる。これは、82MHzのIM3のレベルであ 約28.01dBμVにNF劣化量の約0.15dBと10dBを加算し た値である。同様にして、2周波の入力レベ が95dBμVの時は約47.69(=27.81+9.88+10)dBμVとなり 2周波の入力レベルが105dBμVの時は約58.54(=28.7 0+19.84+10)dBμVとなる。また、弱電界の弱受信 の受信可能限界レベルは、10dBμV+NF劣化量の ベルとなり、例えば2周波の入力レベルが85d BμVの時は約10.15dBμVとなる。これは、NF劣化 の約0.15dBと10dBを加算した値である。同様に て、2周波の入力レベルが95dBμVの時は約19.88 (=9.88+10)dBμVとなり、2周波の入力レベルが105dB μVの時は約29.84(=19.84+10)dBμVとなる。

 図18,図20に示すような従来のGCアンプ100は、 入力端子とグランドとの間に設けられている 可変減衰回路111のインピーダンスを制御する ことによりゲインコントロールを行っている 。すなわち、GCアンプ100のゲインコントロー をする際に、可変減衰回路111のインピーダ スを小さくすることで減衰量を大きくし、 ンピーダンスを大きくすることで減衰量を さくしている。この場合、ゲインコントロ ルに伴い可変減衰回路111のインピーダンス 変化するため、GCアンプ100の入力インピー ンスが大きく変動するようになる。また、 ンプ110には可変減衰回路111により減衰され 入力信号が入力される。すると、図21に示す 図表における受信可能限界レベルの欄に示す IM3同局と弱受信局の欄に示すように、ゲイン を低下させるよう制御された際に受信可能限 界レベルが増大して、IM3同局および弱受信局 の受信性能が悪化してしまうという問題点が あった。
 また、図19に示すようなGCアンプ200において は、パス回路211をスイッチングすることによ り、ある設定電界値でアンプ210をパス状態に 切り替えることから弱受信局を受信していた 場合、アンプ210がパス状態に切り替えられた 際にいきなり受信不能となってしまうという 問題点があった。

 そこで、本発明はゲインを低下させるよ 制御しても受信可能限界レベルの増大を抑 して受信性能の悪化を防止することができ ゲインコントロールアンプを提供すること 目的としている。

 上記目的を達成するために、本発明のゲ ンコントロールアンプは、可変インピーダ ス回路により負帰還がかけられている増幅 段と、入力信号の大きさが大きくなるに従 、可変インピーダンス回路のインピーダン が小さくなるよう制御する制御信号を生成 、生成された制御信号により可変インピー ンス回路のダイオードの等価抵抗の値を可 する制御手段とを備えていることを最も主 な特徴としている。

 本発明は、可変インピーダンス回路によ 負帰還がかけられている増幅手段と、入力 号の大きさが大きくなるに従い、可変イン ーダンス回路のインピーダンスが小さくな よう制御する制御信号を生成し、生成され 制御信号により可変インピーダンス回路の イオードの等価抵抗の値を可変する制御手 とを備えていることから、ゲインコントロ ルが開始されてもNF(雑音指数)劣化量が増大 しないようになり、受信可能限界レベルの増 大を抑制して受信性能の悪化を防止すること ができる。

本発明にかかるゲインコントロールア プの第1実施例の回路構成の概略を示すブロ ック図である。 本発明にかかる第1実施例のGCアンプの 気的特性を示す図表である。 本発明にかかる第1実施例のGCアンプを 現化した詳細構成を示す回路図である。 本発明にかかる第1実施例のGCアンプの 出力特性を従来のGCアンプと対比して示す ラフである。 本発明にかかる第1実施例のGCアンプのI M3同局受信可能限界レベル特性を従来のGCア プと対比して示すグラフである。 本発明にかかる第1実施例のGCアンプの 受信局受信可能限界レベル特性を従来のGC ンプと対比して示すグラフである。 本発明にかかる第1実施例のGCアンプのN F劣化量特性を従来のGCアンプと対比して示す グラフである。 本発明にかかる第1実施例のGCアンプの 形例のGCアンプの構成を示す回路図である 本発明にかかる第1実施例のGCアンプの の変形例のGCアンプの構成を示す回路図で る。 本発明にかかる第1実施例のGCアンプの さらに他の変形例のGCアンプの構成を示す回 図である。 本発明にかかる第1実施例のGCアンプの さらに他の変形例のGCアンプの構成を示す回 図である。 本発明にかかるゲインコントロールア ンプの第2実施例の回路構成の概略を示すブ ック図である。 本発明にかかる第2実施例のGCアンプを 具現化した詳細構成を示す回路図である。 本発明にかかる第2実施例のGCアンプの 入出力特性を従来のGCアンプと対比して示す ラフである。 本発明にかかる第2実施例のGCアンプの IM3同局受信可能限界レベル特性を従来のGCア プと対比して示すグラフである。 本発明にかかる第2実施例のGCアンプの 弱受信局受信可能限界レベル特性を従来のGC ンプと対比して示すグラフである。 本発明にかかる第2実施例のGCアンプの NF劣化量特性を従来のGCアンプと対比して示 グラフである。 従来のゲインコントロールアンプの一 例の概略構成を示すブロック図である。 従来のゲインコントロールアンプの他 の例の概略構成を示すブロック図である。 図18に示す従来のゲインコントロール ンプの詳細な回路図の例を示す図である。 図20に示す従来のGCアンプの電気的特 を示す図表である。

符号の説明

1 GCアンプ、2 GCアンプ、3 GCアンプ、4 GC ンプ、5 GCアンプ、6 GCアンプ、10 NFBアン 、11 可変インピーダンス回路、12 制御回路 、20 NFBアンプ、21 可変インピーダンス回路 22 第1制御回路、23 可変減衰回路、24 第2 御回路、100 GCアンプ、110 アンプ、111 可変 減衰回路、112 制御回路、200 GCアンプ、210  ンプ、211 パス回路、212 制御回路

 本発明にかかるゲインコントロールアンプ 第1実施例の回路構成の概略を示すブロック 図を図1に示す。図1に示すゲインコントロー (GC)アンプ1は、FMチューナあるいはAM/FMチュ ナを少なくとも搭載するFM受信機あるいはAM /FM受信機の前段に設けられ、AM帯およびFM帯 信号を共に増幅することのできる広帯域で 作するアンプとされている。
 GCアンプ1は、入力端子INと出力端子OUTとの に接続された負帰還(NFB)アンプ10を備え、NFB ンプ10の出力側から入力側へ負帰還する可 インピーダンス回路11が設けられている。可 変インピーダンス回路11のインピーダンスは 御回路12からの制御信号により可変制御さ る。制御回路12には、NFBアンプ10からの出力 号が入力されて、その出力信号のレベルに じた制御信号が生成されて可変インピーダ ス回路11に供給されている。

 この場合、入力信号のレベルが次第に大 くなって、NFBアンプ10の出力信号のレベル 所定値以上となると、制御信号が供給され いる可変インピーダンス回路11のインピーダ ンスが次第に小さくなるよう可変制御されて 、可変インピーダンス回路11による負帰還量 次第に増加していくようになる。これによ 、NFBアンプ10の出力信号のレベルは入力信 が次第に大きくなってもほぼ所定値以上の ベルにならないように制御されることにな 。さらに、入力信号のレベルが増加すると 可変インピーダンス回路11による負帰還量が 最大となってNFBアンプ10のゲインがほぼ0dBと って、NFBアンプ10は等価的にスルー状態に ることから、これ以降は入力信号レベルの 加に伴い出力信号レベルもリニアに増加す ようになる。

 図1に示す本発明にかかる第1実施例のGCアン プ1を具現化した詳細構成を示す回路図を図3 示す。
 図3に示すGCアンプ1において、入力端子INに 力された入力信号は結合用のコンデンサC1 介してトランジスタTRのベースに入力され、 エミッタ接地のトランジスタTRにより増幅さ る。増幅されてトランジスタTRのコレクタ ら出力される出力信号は抵抗R5および結合用 のコンデンサC4の直列回路を介して出力端子O UTから出力される。抵抗R5は、ゲイン調整用 抵抗である。トランジスタTRのベース-コレ タ間にはバイアス抵抗R1が接続され、エミッ タとグランド間にはエミッタ抵抗R2が、コレ タと電源Vccの間には負荷抵抗R3が接続され いる。このトランジスタTRによりNFBアンプ10 構成されている。

 NFBアンプ10におけるトランジスタTRのコレ クタから抵抗R5を介して取り出した出力信号 、コンデンサC5を介してコンデンサC6、ダイ オードD1,D2、コンデンサC7からなる倍電圧検 回路により検波され、検波信号が抵抗R6を介 してオペアンプOPの非反転入力端子(+)に入力 れる。倍電圧検波回路において、コンデン C6はコンデンサC5に直列接続されており、こ のコンデンサC6にダイオードD2のカソードが 続され、ダイオードD2のアノードはグランド に接続されている。また、ダイオードD1は、 ンデンサC6とダイオードD2の接続点にアノー ドが、一端がグランドに接続されているコン デンサC7と抵抗R6との接続点にカソードが接 されている。

 検波信号が入力されるオペアンプOPにお て、その反転入力端子(-)は抵抗R7を介してグ ランドされていると共に、出力端子と反転入 力端子(-)間に負帰還抵抗R8が接続されている オペアンプOPにより増幅されて出力される 波信号は直流電圧信号であり、出力抵抗R9を 介して第2コイルL2の一端に供給される。上記 したコンデンサC6ないしオペアンプOPの出力 抗R9までの回路が制御回路12を構成している 第2コイルL2、ピンダイオードPIN、第1コイル L1、抵抗R4は直列接続されており、この直列 路にオペアンプOPから抵抗R9を介して出力さ る直流電圧信号が印加される。これにより ピンダイオードPINには直流電圧信号の大き に応じた直流電流が流れるため、その等価 抗の値は直流電圧信号の大きさに依存する うになる。すなわち、ピンダイオードPINの 価抵抗の値はオペアンプOPから出力される 流電圧信号とされる制御信号により可変さ るようになる。

 トランジスタTRのコレクタ-ベース間には ンデンサC3、ピンダイオードPIN、コンデン C2から構成される可変インピーダンス回路11 接続されて、この可変インピーダンス回路1 1により負帰還がかけられている。そして、 ンダイオードPINのインピーダンス、すなわ 等価抵抗が可変されることにより負帰還量 可変されるようになる。この場合、コンデ サC2,C3は直流カットのコンデンサとして機能 させているが、容量値を調整することにより 負帰還量を調整するコンデンサとして機能さ せても良い。なお、第1コイルL1,第2コイルL2 高周波の信号に対して高インピーダンスを すチョークコイルとして機能し、抵抗R4はピ ンダイオードPINに流れる直流電流の大きさを 調整する抵抗として機能している。

 このように構成された図3に示すGCアンプ1 において入力端子INに入力される入力信号の ベルが次第に大きくなるとトランジスタTR コレクタから出力される出力信号のレベル 大きくなり、コンデンサC6,ダイオードD1,D2、 コンデンサC7からなる倍電圧検波回路により 波された検波信号のレベルが大きくなる。 の結果、オペアンプOPから出力される直流 圧信号とされる制御信号のレベルが上昇し いくようになる。これにより、ピンダイオ ドPINに流れる電流が増加して、ピンダイオ ドPINのインピーダンスである等価抵抗の値 低下し、負帰還量が次第に増大していくよ になる。これにより、出力信号のレベルの 昇が抑制されるようになって、GCアンプ1の インが制御されるようになる。

 図3に示すGCアンプ1の電気的特性を示す図表 を図2に示す。図2に示す図表には、83MHzと84MHz の2周波を65dBμV~105dBμVまで5dBステップで変化 せた際のゲイン特性(Gain)、受信可能限界レ ル特性、NF(雑音指数)劣化量特性、3次の相 変調特性(IM3)が表されている。
 ゲイン特性(Gain)は83MHzのゲイン特性とされ NFBアンプ10は約13.4dBのゲインを有しており、 入力レベルがほぼ85dBμVを超えるとゲインが 下し始めてゲインコントロールが開始され ことがわかる。また、ゲインコントロール 開始されるとNFが劣化し始め、ゲインの低下 に応じてNF劣化量も増加していくが、その増 量はわずかとされている。さらに、入力レ ルがほぼ90dBμVを超えるとGCアンプ1の非線形 特性に起因する3次の相互変調歪(IM3)が発生し て82MHz(=83MHz×2-84MHz)および85MHz(=84MHz×2-83MHz)のI M3が発生するようになる。

 ここで、GCアンプ1に接続される受信機の 信限界感度を約10dBμVと仮定すると、IM3と同 じ周波数の局の受信可能限界レベルは、IM3よ り10dBμV+NF劣化量だけ大きいレベルとなり、 えば2周波の入力レベルが65dBμV~85dBμVの間は 10.00dBμVとなる。同様に、2周波の入力レベ が90dBμVになると約10.40dBμV(=0.40+10)と若干増 する。これは、NF劣化量が約0.40dBと若干増大 するからである。また、2周波の入力レベル 95dBμVになると約28.33dBμV(=17.28+1.05+10)と増大 る。これは、82MHzのIM3のレベルが約17.28dBμV なると共にNF劣化量が約1.05dBに増大するから である。さらに、2周波の入力レベルが100dBμV になると約41.38dBμV(=29.28+2.10+10)と増大する。 れは、82MHzのIM3のレベルが約29.28dBμVになる 共にNF劣化量が約2.10dBに増大するからであ 。さらにまた、2周波の入力レベルが105dBμV なると約54.91dBμV(=42.81+2.10+10)と増大する。こ れは、82MHzのIM3のレベルが約42.81dBμVになると 共にNF劣化量が約2.10dBになるからである。

 次に、弱電界の弱受信局の受信可能限界レ ルは、10dB(受信機の受信限界感度)+NF劣化量 レベルとなり、例えば2周波の入力レベルが 65dBμV~85dBμVの間は約10.00dBμVとなる。同様に 2周波の入力レベルが90dBμVになると約10.40dBμ V(=0.40+10)と若干増大する。これは、NF劣化量 0.40dBと若干増大するからである。また、2周 の入力レベルが95dBμVになると約11.05dBμV(=1.0 5+10)と若干増大する。これは、NF劣化量が1.05d Bと若干増大するからである。さらに、2周波 入力レベルが100dBμV~105dBμVになると約12.10dB V(=2.10+10)と若干増大する。これは、NF劣化量 2.10dBと若干増大するからである。
 図2に示す図表を参照すると、本発明にかか る第1実施例のGCアンプ1はゲインコントロー が開始される入力レベル(約85dBμV)を超えて 、NF(雑音指数)劣化量はほとんど増えず、大 にNF劣化量の増大を抑制することができる このため、弱受信局における受信可能限界 ベルを、従来のGCアンプより大幅に改善する ことができるようになる。また、IM3同局の受 信可能限界レベルにおいても2周波の入力レ ルが約100dBμVまでの場合は、従来のGCアンプ り大幅に改善することができる。

 次に、本発明にかかる第1実施例のGCアンプ1 (図3参照)と従来のGCアンプ100(図20参照)との電 気的特性を対比して図4ないし図7のグラフに す。図4に示す電気的特性のグラフは入力信 号の周波数を83MHzとした際の入出力特性であ 、図5に示す電気的特性のグラフは2周波の 力信号の周波数を83MHz、84MHzとした際のIM3同 受信可能限界レベル特性であり、図6に示す 電気的特性のグラフは2周波の入力信号の周 数を83MHz、84MHzとした際の弱受信局受信可能 界レベル特性であり、図7に示す電気的特性 のグラフは2周波の入力信号の周波数を83MHz、 84MHzとした際のNF劣化量特性である。なお、 れらの図においては強電界を70dBμV以上とし いる。
 図4に示す入出力特性を参照すると、本発明 のGCアンプ1と従来のGCアンプ100とでは、ゲイ コントロールが開始されるAGC動作開始ポイ ト(入力レベル=約85dBμV)までのフルゲイン領 域、および、ゲインがゼロになるまでのAGC動 作領域においてはほぼ同様に動作する。そし て、ゲインがゼロになるゼロゲイン領域にお いては、本発明のGCアンプ1では入力信号レベ ルの増加に対してリニアに出力信号レベルが 追随していき、従来のGCアンプ100では入力信 レベルが増加しても出力信号レベルは一定 なるよう制御(GCアンプのゲインは等価的に となる)される。

 また、図5に示すIM3同局受信可能限界レベル 特性を参照すると、本発明のGCアンプ1では2 号入力レベルが約90dBμVまでは約10dBμVと小さ い限界レベルが得られているが、2信号入力 ベルが約90dBμVを超えると次第に増大してい ようになる。これに対して、従来のGCアン 100では2信号入力レベルが約80dBμVまでは約10d BμVと小さいレベルとなるが、2信号入力レベ が約85dBμVになると約38dBμVまで急激に増大 、以後は2信号入力レベルの大きさに対応し ほぼリニアに増大していくようになる。
 この場合の本発明のGCアンプ1におけるIM3同 受信可能限界レベルの改善度は、2信号入力 レベルが約85dBμVの時に約28dB、2信号入力レベ ルが約90dBμVの時に約32dB、2信号入力レベルが 約95dBμVの時に約19dB、2信号入力レベルが約100 dBμVの時に約11dBと大幅に改善されることがわ かる。

 さらに、図6に示す2周波の入力信号の周波 を83MHz、84MHzとした際の弱受信局受信可能限 レベル特性を参照すると、本発明のGCアン 1では信号入力レベルが約90dBμVまでは約10dBμ Vと小さい限界レベルが得られており、信号 力レベルが約90dBμVを超えてもわずかに増大 るだけとなる。そして、信号入力レベルが 105dBμVになっても約12dBμVの小さい限界レベ を維持することができる。これに対して、 来のGCアンプ100では信号入力レベルが約85dB Vまでは約10dBμVと小さいレベルとなるが、信 号入力レベルが約90dBμVになると約15dBμVまで 大し、以後は信号入力レベルの大きさに対 してほぼリニアに増大していくようになる
 この場合の本発明のGCアンプ1における弱受 局受信可能限界レベルの改善度は、信号入 レベルが約90dBμVの時に約4.5dB、信号入力レ ルが約95dBμVの時に約9dB、信号入力レベルが 約100dBμVの時に約13dB、信号入力レベルが約105 dBμVの時に約18dBと入力信号レベルが大きくな るにつれて改善されることがわかる。

 さらに、図7に示す2周波の入力信号の周波 を83MHz、84MHzとした際のNF劣化量特性を参照 ると、本発明のGCアンプ1では信号入力レベ が約90dBμVまではほぼ0dBと劣化することはな 、信号入力レベルが約90dBμVを超えてもわず かに劣化するだけとなる。そして、信号入力 レベルが約105dBμVになっても約2dBしか劣化し いようになる。これに対して、従来のGCア プ100では信号入力レベルが約85dBμVまではほ 0dBと劣化しないが、信号入力レベルが約90dB μVになると約5dB劣化するようになり、以後は 信号入力レベルの大きさに対応してほぼリニ アにNFが劣化していくようになる。
 この場合の本発明のGCアンプ1におけるNF劣 量の改善度は、信号入力レベルが約90dBμVの に約4.5dB、信号入力レベルが約95dBμVの時に 9dB、信号入力レベルが約100dBμVの時に約13dB 信号入力レベルが約105dBμVの時に約18dBと入 信号レベルが大きくなるにつれて改善され ことがわかる。このように、本発明にかか GCアンプ1は、ゲインコントロールが開始さ てもNF(雑音指数)劣化量がそれほど増大しな いようになり、IM3同局および弱受信局の受信 可能限界レベルの増大を抑制して受信性能の 悪化を防止することができる。

 ところで、本発明にかかるGCアンプ1のよ に、ハイゲインかつ低NFのアンプとした場 は、今までは、入力レベルがそれほど大き なくても回路の非線形特性に起因する相互 調が生じて歪み特性にとってハイゲインか 低NFとすることが不利に働いていた。しかし 、本発明のGCアンプ1のようにNFBアンプ10の負 還量を入力レベルに応じて制御するように ると、ハイゲインかつ低NFのアンプとして 、入力レベルの大きさに応じてNFBアンプ10の ゲインを低下させることができ、相互変調の 発生量が減少して歪み特性が改善されるよう になる。さらに、低NFは入力信号レベルが著 く強い電界まで増大しても維持されるため 低NFとすることがIM3同局および弱受信局の 信可能限界レベルとして良好な限界レベル 得るための要因となる。

 このような本発明の第1実施例にかかるGCア プ1においては、NFBアンプ10の負帰還量を可 ・制御することにより、電界の弱い地域で フルゲインとして自動的に高く設定するこ ができると共に、中電界および強電界の地 では電界の大きさに合わせたゲインにNFBア プ10を自動的にゲインコントロールするこ ができるようになる。これにより、本発明 かかるGCアンプ1では受信電界の大きさに適 たゲイン設定を行うことができるようにな 。また、著しく強い電界の場所ではNFBアン 10のゲインがほぼゼロとなって等価的にスル ー状態となることから、NFBアンプ10による歪 ほぼ受けない受信状態とすることが可能に る。
 この場合、従来のGCアンプ200のようにある 界でいきなりアンプ210をパスさせてスルー 切り替える場合には、受信できていた弱受 局を受信できなくなってしまうが、本発明 かかるGCアンプ1ではNFBアンプ10のゲインが次 第にゼロに近づくように制御されることから 、受信できていた受信局がいきなり受信でき なくなることを防止することができる。

 次に、本発明にかかる第1実施例のGCアンプ1 の変形例のGCアンプ2の構成を示す回路図を図 8に示す。
 図8に示す変形例のGCアンプ2においては、NFB アンプ10に入力される入力信号レベルにより インコントロールをするようにしたもので る。すなわち、GCアンプ2においてはコンデ サC1とトランジスタTRのベースとを接続する ラインから取り出された入力信号を結合用の コンデンサC8を介して制御回路12’に供給す ようにしている。そして、制御回路12’は、 NFBアンプ10に入力される入力信号レベルに応 た直流電圧信号である制御信号を生成し、 変インピーダンス回路11のインピーダンス 制御信号に応じて可変している。この場合 可変インピーダンス回路11におけるピンダイ オードPINに制御信号が印加されて、その等価 抵抗の値が制御信号に応じて可変される。こ れにより、GCアンプ2のゲインが制御されるよ うになる。図8に示すGCアンプ2においても、 インコントロールが開始された場合にNF(雑 指数)劣化量が増大しないようになり、IM3同 および弱受信局の受信可能限界レベルの増 を抑制して受信性能の悪化を防止すること できる。

 次に、本発明にかかる第1実施例のGCアンプ1 の他の変形例のGCアンプ3の構成を示す回路図 を図9に示す。
 図9に示す他の変形例のGCアンプ3においては 、ゲイン調整用の抵抗R5の影響を受けないよ にすると共に、NFBアンプ10の出力信号レベ によりゲインコントロールをするようにし ものである。すなわち、GCアンプ3において 抵抗R5と結合用のコンデンサC4との接続点と ランジスタTRのベース間に可変インピーダ ス回路11’を接続して、負帰還回路内に抵抗 R5を含ませている。これにより、ゲインコン ロールはゲイン調整用の抵抗R5の影響を受 ないようになる。また、NFBアンプ10のコレク タから抵抗R5を介して取り出した出力信号を ンデンサC5を介して制御回路12に供給するよ うにしている。制御回路12は、NFBアンプ10の 力信号レベルに応じた直流電圧信号である 御信号を生成し、可変インピーダンス回路11 ’のインピーダンスを制御信号に応じて可変 している。この場合、可変インピーダンス回 路11’におけるピンダイオードPINに制御信号 印加されて、その等価抵抗の値が制御信号 応じて可変される。これにより、GCアンプ3 ゲインが制御されるようになる。図9に示す GCアンプ3においても、ゲインコントロールが 開始された場合にNF(雑音指数)劣化量が増大 ないようになり、IM3同局および弱受信局の 信可能限界レベルの増大を抑制して受信性 の悪化を防止することができる。

 次に、本発明にかかる第1実施例のGCアンプ1 のさらに他の変形例のGCアンプ4の構成を示す 回路図を図10に示す。
 図10に示すさらに他の変形例のGCアンプ4に いては、トランジスタの替わりに電界効果 ランジスタを用いるようにすると共に、NFB ンプ10の出力信号レベルによりゲインコント ロールをするようにしたものである。すなわ ち、NFBアンプ10’は、電界効果トランジスタF ETのゲートとグランド間にゲート抵抗R1’を 続し、ソース-グランド間にソース抵抗R2’ 接続し、ドレイン-電源Vcc間に負荷抵抗R3’ 接続して構成されている。そして、ドレイ -ゲート間に可変インピーダンス回路11が接 されている。また、NFBアンプ10’のドレイン から抵抗R5を介して取り出した出力信号をコ デンサC5を介して制御回路12に供給するよう にしている。制御回路12は、NFBアンプ10の出 信号レベルに応じた直流電圧信号である制 信号を生成し、可変インピーダンス回路11の インピーダンスを制御信号に応じて可変して いる。この場合、可変インピーダンス回路11 おけるピンダイオードPINに制御信号が印加 れて、その等価抵抗の値が制御信号に応じ 可変される。これにより、GCアンプ4のゲイ が制御されるようになる。図10に示すGCアン プ4においても、ゲインコントロールが開始 れた場合にNF(雑音指数)劣化量が増大しない うになり、IM3同局および弱受信局の受信可 限界レベルの増大を抑制して受信性能の悪 を防止することができる。

 次に、本発明にかかる第1実施例のGCアンプ1 のさらに他の変形例のGCアンプ5の構成を示す 回路図を図11に示す。
 図11に示す変形例のGCアンプ5においては、 変インピーダンス回路におけるピンダイオ ドPINの向きを逆方向にすると共に、NFBアン 10の出力信号レベルによりゲインコントロー ルをするようにしたものである。すなわち、 GCアンプ5においてはNFBアンプ10のコレクタか 抵抗R5を介して取り出した出力信号をコン ンサC5を介して制御回路12に供給するように ている。制御回路12は、NFBアンプ10の出力信 号レベルに応じた直流電圧信号である制御信 号を生成し、可変インピーダンス回路11”に 給している。可変インピーダンス回路11” おいては、制御回路12から供給された制御信 号が、第3コイルL3-ピンダイオードPIN-第4のコ イルL4-抵抗R10-グランドの経路に供給されて る。この場合、制御信号に応じて可変イン ーダンス回路11”におけるピンダイオードPIN に流れる直流電流が変化して、その等価抵抗 の値が制御信号に応じて可変される。これに より、GCアンプ5のゲインが制御されるように なる。図11に示すGCアンプ5においても、ゲイ コントロールが開始された場合にNF(雑音指 )劣化量が増大しないようになり、IM3同局お よび弱受信局の受信可能限界レベルの増大を 抑制して受信性能の悪化を防止することがで きる。

 次に、本発明にかかる第2実施例のGCアンプ6 の概略の構成を示すブロック図を図12に示す 第1実施例のGCアンプ1においては、例えば95d BμVを超える著しく強い電界の場所において 5に示すようにIM3同局受信可能限界レベルが 大してしまうようになる。そこで、第2実施 例のGCアンプ6では、著しく強い電界の場所に おいてもIM3同局受信可能限界レベルがそれほ ど増大しないようにしている。
 図12に示すGCアンプ6は、入力端子INと出力端 子OUTとの間に接続された負帰還(NFB)アンプ20 備え、NFBアンプ20の出力側から入力側へ負帰 還する可変インピーダンス回路21が設けられ いる。可変インピーダンス回路21のインピ ダンスは第1制御回路22からの制御信号によ 可変制御される。第1制御回路22には、NFBア プ20の出力信号が入力されて、その出力信号 のレベルに応じた制御信号が生成されて可変 インピーダンス回路21に供給されている。ま 、NFBアンプ20の入力側と入力端子INとを接続 する接続ラインとグランドとの間に可変減衰 回路23が設けられている。可変減衰回路23の 衰量は第2制御回路24からの制御信号により 御される。第2制御回路24には、NFBアンプ20の 出力信号が入力されて、その出力信号のレベ ルに応じた制御信号が生成されて可変減衰回 路23に供給されている。

 この場合、入力信号のレベルが次第に大 くなって、そのレベルが所定値以上となる 、第1制御回路22からの制御信号が供給され いる可変インピーダンス回路21のインピー ンスが次第に小さくなるよう可変制御され 、可変インピーダンス回路21による負帰還量 が次第に増加していくようになる。これによ り、NFBアンプ20の出力信号のレベルは入力信 が次第に大きくなってもほぼ所定値以上の ベルにならないように制御されることにな 。さらに、入力信号のレベルが増加してNFB ンプ20の出力信号のレベルが所定値以上と ると、第2制御回路24からの制御信号が供給 れている可変減衰回路23の減衰量が大きくな るよう制御される。これにより、可変インピ ーダンス回路21により負帰還量が最大となっ NFBアンプ20のゲインがほぼ0dBとなっても、 力信号が可変減衰回路23により減衰されるた め、NFBアンプ20の出力信号のレベルはほぼ所 値以上のレベルにならないように制御され ことになる。この結果、著しく強い電界の 所においてもGCアンプ6のIM3の発生量が減少 るようになり、IM3同局受信可能限界レベル 増大しないようなる。

 図12に示す本発明にかかるGCアンプ6を具現 した本発明の第2実施例のGCアンプ6の詳細構 を示す回路図を図13に示す。
 図13に示すGCアンプ6において、入力端子INに 入力された入力信号は結合用のコンデンサC1 介してトランジスタTRのベースに入力され エミッタ接地のトランジスタTRにより増幅さ れる。増幅されてトランジスタTRのコレクタ ら出力される出力信号は抵抗R5およびコン ンサC4の直列回路を介して出力端子OUTから出 力される。トランジスタTRのベース-コレクタ 間にはバイアス抵抗R1が接続され、エミッタ グランド間にはエミッタ抵抗R2が、コレク と電源Vccの間には負荷抵抗R3が接続されてい る。このトランジスタTRによりNFBアンプ20が 成されている。

 出力レベル調整用の抵抗R5とコンデンサC4 との接続点から結合用のコンデンサC5を介し 取り出された出力信号は、コンデンサC6、 イオードD1,D2、コンデンサC7からなる倍電圧 波回路により検波され、検波信号が抵抗R6 介して第1オペアンプOP1の非反転入力端子(+) 入力される。倍電圧検波回路において、コ デンサC6はコンデンサC5に直列接続されてお り、このコンデンサC6にダイオードD2のカソ ドが接続され、ダイオードD2のアノードはグ ランドに接続されている。また、ダイオード D1は、コンデンサC6とダイオードD2の接続点に アノードが、一端がグランドに接続されてい るコンデンサC7と抵抗R6との接続点にカソー が接続されている。

 検波信号が入力される第1オペアンプOP1に おいて、その反転入力端子(-)は抵抗R7を介し グランドされていると共に、出力端子と反 入力端子(-)間に負帰還抵抗R8が接続されて る。第1オペアンプOP1により増幅されて出力 れる検波信号は直流電圧信号であり、出力 抗R9を介して第2コイルL2の一端に供給され 。上記したコンデンサC6ないし第1オペアン OP1の出力抵抗R9までの回路が第1制御回路22を 構成している。第2コイルL2、第1ピンダイオ ドPIN1、第1コイルL1、抵抗R4は直列接続され おり、この直列回路に第1オペアンプOP1から 抗R9を介して出力される直流電圧信号が印 される。これにより、第1ピンダイオードPIN1 には直流電圧信号の大きさに応じた直流電流 が流れるため、その等価抵抗の値は直流電圧 信号の大きさに依存するようになる。すなわ ち、第1ピンダイオードPIN1の等価抵抗の値は 1オペアンプOP1から出力される直流電圧信号 とされる制御信号により可変されるようにな る。

 トランジスタTRのコレクタ-ベース間には ンデンサC9、第1ピンダイオードPIN1、コンデ ンサC2から構成される可変インピーダンス回 21が接続されて、この可変インピーダンス 路21により負帰還がかけられている。そして 、第1ピンダイオードPIN1のインピーダンス、 なわち等価抵抗が可変されることにより負 還量が可変されるようになる。この場合、 ンデンサC2,C9は直流カットのコンデンサと て機能させているが、容量値を調整するこ により負帰還量を調整するコンデンサとし 機能させても良い。なお、第1コイルL1,第2コ イルL2は高周波の信号に対して高インピーダ スを示すチョークコイルとして機能し、抵 R4は第1ピンダイオードPIN1に流れる直流電流 の大きさを調整する抵抗として機能している 。

 また、倍電圧検波回路により検波された 波信号は抵抗R11を介して第2オペアンプOP2の 非反転入力端子(+)にも入力される。検波信号 が入力される第2オペアンプOP2において、そ 反転入力端子(-)は抵抗R12を介してグランド れていると共に、出力端子と反転入力端子(- )間に負帰還抵抗R13が接続されている。第2オ アンプOP2により増幅されて出力される検波 号は直流電圧信号であり、出力抵抗R14を介 て第5コイルL5の一端に供給される。上記し コンデンサC6ないし第2オペアンプOP2の出力 抗R14までの回路が第2制御回路24を構成して り、倍電圧検波回路は第1制御回路22と共通 されている。第5コイルL5、第2ピンダイオー ドPIN2、第1コイルL1、抵抗R4は直列接続されて おり、この直列回路に第2オペアンプOP2から 抗R14を介して出力される直流電圧信号が印 される。これにより、第2ピンダイオードPIN2 には直流電圧信号の大きさに応じた直流電流 が流れるため、その等価抵抗の値は直流電圧 信号の大きさに依存するようになる。すなわ ち、第2ピンダイオードPIN2の等価抵抗の値は 2オペアンプOP2から出力される直流電圧信号 とされる制御信号により可変されるようにな る。第5コイルL5と第2ピンダイオードPIN2のア ードとの接続点とグランド間にはバイパス ンデンサC10が接続されている。コンデンサC 2-第2ピンダイオードPIN2-コンデンサC10の経路 より可変減衰回路23が構成されており、こ 経路により入力信号をグランドに落として 衰させることができる。その減衰量は、第2 ンダイオードPIN2の等価抵抗を制御すること により可変することができる。

 このように構成された図13に示す第2実施 のGCアンプ6において入力端子INに入力され 入力信号のレベルが次第に大きくなるとト ンジスタTRのコレクタから出力される出力信 号のレベルも大きくなり、コンデンサC6,ダイ オードD1,D2、コンデンサC7からなる倍電圧検 回路により検波された検波信号のレベルが きくなる。この結果、第1オペアンプOP1から 力される直流電圧信号とされる制御信号の ベルが上昇していくようになる。これによ 、第1ピンダイオードPIN1に流れる電流が増 して、第1ピンダイオードPIN1のインピーダン スである等価抵抗の値が低下し、負帰還量が 次第に増大していくようになる。これにより 、出力信号のレベルの上昇が抑制されるよう になって、NFBアンプ20のゲインが制御される うになる。さらに、入力信号のレベルが増 すると、可変インピーダンス回路21により 帰還量が最大となってNFBアンプ20のゲインが ほぼ0dBとなるため、それ以上入力信号のレベ ルが上昇すると出力信号のレベルが上昇しよ うとする。この場合、NFBアンプ20の出力信号 レベルが所定値以上となり、第2オペアンプ OP2から出力される直流電圧信号とされる制御 信号のレベルが上昇して、第2ピンダイオー PIN2に流れる電流が増加するようになる。こ により、コンデンサC2-第2ピンダイオードPIN 2-コンデンサC10の経路で減衰する入力信号の 衰量が増加し、NFBアンプ20の出力信号のレ ルはほぼ所定値以上のレベルにならないよ に制御される。この結果、著しく強い電界 場所においてもGCアンプ6のIM3の発生量が減 するようになり、IM3同局受信可能限界レベ が増大しないようなる。

 次に、本発明にかかる第2実施例のGCアンプ6 (図13参照)と従来のGCアンプ100(図20参照)との 気的特性を対比して図14ないし図17のグラフ 示す。図14に示す電気的特性のグラフは入 信号の周波数を83MHzとした際の入出力特性で あり、図15に示す電気的特性のグラフは2周波 の入力信号の周波数を83MHz、84MHzとした際のIM 3同局受信可能限界レベル特性であり、図16に 示す電気的特性のグラフは2周波の入力信号 周波数を83MHz、84MHzとした際の弱受信局受信 能限界レベル特性であり、図17に示す電気 特性のグラフは2周波の入力信号の周波数を8 3MHz、84MHzとした際のNF劣化量特性である。な 、これらの図においては強電界を70dBμV以上 としている。
 図14に示す入出力特性を参照すると、本発 の第2実施例のGCアンプ6と従来のGCアンプ100 では、ゲインコントロールが開始されるAGC 作開始ポイント(入力レベル=約85dBμV)までの ルゲイン領域、および、ゲインがゼロにな までのAGC動作領域、ゲインがゼロになるゼ ゲイン領域においてほぼ同様に動作する。 なわち、本発明の第2実施例のGCアンプ6およ び従来のGCアンプ100では著しく強い電界の場 においても出力信号レベルは一定になるよ 制御される。

 また、図15に示すIM3同局受信可能限界レベ 特性を参照すると、本発明の第2実施例のGC ンプ6では2信号入力レベルが約90dBμVまでは 10dBμVと小さい限界レベルが得られており、2 信号入力レベルが約95dBμVまでは増大して約29 dBμVの限界レベルとなる。そして、2信号入力 レベルが約95dBμVを超えてもIM3同局受信可能 界レベルは若干増えるだけであり、2信号入 レベルが約105dBμV(著しく強い電界)となった 際に約35dBμVまで増大するに過ぎない。これ 、著しく強い電界の場所において入力信号 減衰させる可変減衰回路23の機能による。
 これに対して、従来のGCアンプ100では2信号 力レベルが約80dBμVまでは約10dBμVと小さい 界レベルが得られているが、2信号入力レベ が約85dBμVになると約38dBμVまで急激に増大 、以後は2信号入力レベルの大きさに対応し ほぼリニアに増大していくようになる。こ 場合の本発明のGCアンプ6におけるIM3同局受 可能限界レベルの改善度は、2信号入力レベ ルが約85dBμVの時に約28dB、2信号入力レベルが 約90dBμVの時に約32dB、2信号入力レベルが約95d BμVの時に約19dB、2信号入力レベルが約100dBμV 時に約22.5dB、2信号入力レベルが約105dBμVの に約23.5dBと大幅に改善され、特に著しく強 電界の範囲においても改善されることがわ る。

 さらに、図16に示す2周波の入力信号の周 数を83MHz、84MHzとした際の弱受信局受信可能 限界レベル特性を参照すると、本発明の第2 施例のGCアンプ6では信号入力レベルが約90dB Vまでは約10dBμVと小さい限界レベルが得られ ており、信号入力レベルが約90dBμVを超えて わずかに増大するだけとなり、2信号入力レ ルが約100dBμVとなっても弱受信局受信可能 界レベルとして約12dBμVが得られている。そ て、信号入力レベルが約105dBμV(著しく強い 界)になると若干増大して約18dBμVの弱受信 受信可能限界レベルとなる。これに対して 従来のGCアンプ100では信号入力レベルが約85d BμVまでは約10dBμVと小さい限界レベルが得ら ているが、信号入力レベルが約90dBμVになる と約15dBμVまで増大し、以後は信号入力レベ の大きさに対応してほぼリニアに増大して くようになる。この場合の本発明のGCアンプ 6における弱受信局受信可能限界レベルの改 度は、信号入力レベルが約90dBμVの時に約4.5d B、信号入力レベルが約95dBμVの時に約9dB、信 入力レベルが約100dBμVの時に約13dB、信号入 レベルが約105dBμVの時に約12dBと大幅に改善 れることがわかる。

 さらに、図17に示す2周波の入力信号の周 数を83MHz、84MHzとした際のNF劣化量特性を参 すると、本発明の第2実施例のGCアンプ6では 信号入力レベルが約90dBμVまではほぼ0dBと劣 することはなく、信号入力レベルが約90dBμV 超えてもわずかに劣化するだけとなり、信 入力レベルが約100dBμVとなってもNF劣化量は 約2dBしか劣化しないようになる。そして、信 号入力レベルが約105dBμV(著しく強い電界)に ると若干増大して約8dB劣化するようになる これに対して、従来のGCアンプ100では信号入 力レベルが約85dBμVまではほぼ0dBと劣化しな が、信号入力レベルが約90dBμVになると約5dB 化するようになり、以後は信号入力レベル 大きさに対応してほぼリニアにNFが劣化し いくようになる。この場合の本発明のGCアン プ6におけるNF劣化量の改善度は、信号入力レ ベルが約90dBμVの時に約4.5dB、信号入力レベル が約95dBμVの時に約9dB、信号入力レベルが約10 0dBμVの時に約13dB、信号入力レベルが約105dBμV の時に約12dBと大幅に改善されることがわか 。このように、本発明の第2実施例にかかるG Cアンプ6は、可変減衰回路23の作用により著 く強い電界の範囲においてIM3の発生量を抑 することができると共にNF劣化量の増大を抑 えることができ、これにより、著しく強い電 界の範囲においても良好なIM3同局受信可能限 界レベルおよび弱受信局受信可能限界レベル を得ることができるようになる。

 なお、本発明の第2実施例のGCアンプ6におい ては、強電界においてゲインコントロールが 開始されるようになり、ゲインコントロール が開始されてもNF(雑音指数)劣化量がそれほ 増大しないようになる。このため、IM3同局 よび弱受信局の受信可能限界レベルの増大 抑制して受信性能の悪化を防止することが きる。さらに、著しく強い電界の範囲にお ては可変減衰回路23の作用によりIM3の発生量 を抑制することができると共に、NF劣化量の 大を抑えることができるようになる。
 また、本発明の第2実施例のGCアンプ6におい ても、ハイゲインかつ低NFのアンプとした際 、入力レベルの大きさに応じてNFBアンプ20 ゲインを低下させることができ、相互変調 発生量を減少させて歪み特性を改善するこ ができる。さらに、低NFは入力レベルが著し く強い電界まで増大しても維持されるため、 低NFとすることがIM3同局および弱受信局の受 可能限界レベルとして良好な限界レベルを るための要因となる。

 このような本発明にかかる第2実施例のGCア プ6においては、NFBアンプ20の負帰還量を可 インピーダンス回路21により可変・制御す と共に、入力信号レベルの減衰量を可変減 回路23により可変・制御することにより、電 界の弱い地域ではフルゲインとして自動的に 高く設定することができると共に、中電界お よび強電界の地域では電界の大きさに合わせ たゲインにNFBアンプ20を自動的にゲインコン ロールすることができ、さらに、著しく強 電界の場所においては入力信号レベルを減 することができるようになる。これにより 本発明の第2実施例にかかるGCアンプ6では受 信電界の大きさに適したゲインコントロール を行うことができるようになる。また、著し く強い電界の場所ではNFBアンプ20のゲインが ぼゼロとなることから、NFBアンプ20による をほぼ受けない受信状態とすることが可能 なる。
 この場合、従来のGCアンプ200のようにある 界でいきなりアンプ210をパスさせてスルー 切り替える場合には、受信できていた弱受 局を受信できなくなってしまうが、本発明 第2実施例にかかるGCアンプ6ではNFBアンプ20 ゲインが次第にゼロに近づくように制御さ ることから、受信できていた受信局がいき り受信できなくなることを防止することが きる。

 なお、本発明にかかる第2実施例のGCアンプ6 において、第1制御回路22あるいは第2制御回 24のいずれかを省略して、残る1つの制御回 を共通の制御回路として可変インピーダン 回路21および可変減衰回路23を共に制御する うにしてもよい。
 また、本発明にかかる第2実施例のGCアンプ6 において、NFBアンプ20に入力される入力信号 取り出して倍電圧検波回路に供給するよう したり、抵抗R5とコンデンサC4との接続点と トランジスタTRのベース間に可変インピーダ ス回路21を接続するようにしてもよいし、 10および図11に示す回路と同様に回路を変形 るようにしてもよい。

 以上説明したように、本発明のゲインコ トロールアンプは、FMチューナあるいはAM/FM チューナを少なくとも搭載するFM受信機ある はAM/FM受信機の前段に設けられ、AM帯および FM帯の信号を共に増幅することのできる広帯 で動作するアンプとされている。そして、 発明のゲインコントロールアンプの動作周 数帯域を変更することにより、所望の周波 帯を受信できる受信機の前段に設けられる ンプに適用することができる。