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Title:
GAS METER AND GAS SAFETY SYSTEM
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2009/110190
Kind Code:
A1
Abstract:
A gas meter and a gas safety system that allow the safety functions to be set up appropriately depending on the use environment and the like for improving the safety functions. A function setup section (116) sets up an arbitrary function among a plurality of functions as a safety function concerning the use of gas in accordance with the selection information of a safety function selection section (120). When the safety function operating requirements are satisfied, a monitor section (112) detects any defect during the use of gas according to the safety function setting to output a safety signal to a control section (114). In accordance with the safety signal from the monitor section (112), the control section (114) shuts off feeding of gas when an event satisfying the operating requirements of the preset function that has been set up takes place and controls a communication section (124) to give notice of occurrence of defect in the non-preset function to a monitor center (200) when an event satisfying the operating requirements of the non-preset function that has been never set up takes place.

Inventors:
YOKOHATA MITSUO
NAKAMURA HIROZUMI
SHIRASAWA TADANORI
KUBO KAZUO
NAMBA MITSUO
SAITO HISASHI
Application Number:
PCT/JP2009/000813
Publication Date:
September 11, 2009
Filing Date:
February 24, 2009
Export Citation:
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Assignee:
PANASONIC CORP (JP)
KOATSU GAS HOAN KYOKAI (JP)
YOKOHATA MITSUO
NAKAMURA HIROZUMI
SHIRASAWA TADANORI
KUBO KAZUO
NAMBA MITSUO
SAITO HISASHI
International Classes:
G01F3/22
Foreign References:
JP2000081348A2000-03-21
JP2002090199A2002-03-27
JP2006242654A2006-09-14
JPH085398A1996-01-12
JP2005018720A2005-01-20
JP2002074497A2002-03-15
Other References:
See also references of EP 2251653A4
Attorney, Agent or Firm:
OGURI, Shohei et al. (JP)
Shohei Oguri (JP)
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Claims:
 ガス流路を流れるガスの流量を計測する流量計測部と、
 前記流量計測部による流量計測値に基づいて所定の流量データを算出する流量演算部と、
 ガス使用に関する保安機能として、複数の機能のうちの任意の機能を設定する機能設定部と、
 前記機能設定部により設定された設定機能を含む保安機能に従い、ガス使用時の不具合を監視する監視部と、
 前記監視部により不具合が検知された場合に、保安機能の処理を実行する制御部と、
 前記制御部の指示に基づき、ガスの供給を管理する監視センタとの間で通信を行う通信部とを備え、
 前記制御部は、前記機能設定部により設定された設定機能の作動条件を満足する事象が発生した場合にガスの供給を遮断し、前記機能設定部により設定されていない未設定機能の作動条件を満足する事象が発生した場合に、前記通信部により前記監視センタへ未設定機能の不具合発生を通知するガスメータ。
 請求項1に記載のガスメータであって、
 前記制御部は、前記未設定機能の不具合発生を通知する際、前記未設定機能の作動条件を満足する事象が所定回数発生した場合に通知を実行するガスメータ。
 請求項1に記載のガスメータであって、
 前記機能設定部は、前記保安機能として、流量超過、使用時間超過、漏洩検知、圧力異常、脈動検知、感震器作動、警報器作動の各事象による不具合を検知する機能のうち、少なくともいずれかの機能を設定可能であるガスメータ。
 請求項1~3のいずれかに記載のガスメータと、前記ガスメータと通信回線を介して接続され、前記ガスメータからの通知を受ける監視センタとを備えるガス保安システム。
Description:
ガスメータ及びガス保安システ

 本発明は、ガスの使用流量を計測するガ メータ及びこのガスメータを用いたガス保 システムに関する。

 従来、ガスの使用流量を計測するガスメ タにおいて、ガス使用時に不具合があった 合にガス供給路の遮断等を行う保安機能を えたものがある。保安機能としては、例え 感震器によって所定以上の震度を検出した 合に遮断弁によってガス供給路を遮断した 、所定の流量や使用時間を超過した場合に ス供給路を遮断するなどの機能が設けられ 。

 また、特許文献1には、料金支払いに応じた ガス量の供給を行うために、自動検針用の通 信回線やプリペイドカードシステムを用いて 、使用可能ガス量に到達した場合にガスの供 給を停止するガスメータの制御システムが開 示されている。また、特許文献2には、水道 電気、ガスなどの使用量を自動検針し、料 計算や請求、漏水のチェック、漏電、ガス れ検知情報の転送などを可能にしたネット ークシステムが開示されている。また、特 文献3には、プリペイドカードを用いて、ガ 料金の残高情報がゼロになった時点でガス 供給を遮断し、メータの検針及び集金業務 合理化したガス管理システムが開示されて る。

特開平8-5398号公報

特開2005-18720号公報

特開2002-74497号公報

 ガスの保安機能は、ガスメータやガス器 が設置される国や地域などの設置場所の環 、各使用者の家屋等において接続されて使 されるガス器具の種類や使用状態などによ て、必要とされる機能が異なる場合がある 例えば、地震発生の可能性がほとんど無い や地域においては、感震時の遮断機能の必 性はあまり無い。また、所定の使用時間を 過した場合に遮断する機能においては、遮 の判断に用いる連続使用時間を使用流量に って異ならせるようにした方が好ましいが 固定の保安機能では使用者毎の使用されて るガス器具や使用状態などによって適宜変 することは困難である。

 本発明は、上記事情に鑑みてなされたも で、使用環境などによって適宜保安機能を 定することができ、保安機能を向上させる とが可能なガスメータ及びガス保安システ を提供することを目的とする。

 本発明に係るガスメータは、ガス流路を れるガスの流量を計測する流量計測部と、 記流量計測部による流量計測値に基づいて 定の流量データを算出する流量演算部と、 ス使用に関する保安機能として、複数の機 のうちの任意の機能を設定する機能設定部 、前記機能設定部により設定された設定機 を含む保安機能に従い、ガス使用時の不具 を監視する監視部と、前記監視部により不 合が検知された場合に、保安機能の処理を 行する制御部と、前記制御部の指示に基づ 、ガスの供給を管理する監視センタとの間 通信を行う通信部とを備え、前記制御部は 前記機能設定部により設定された設定機能 作動条件を満足する事象が発生した場合に スの供給を遮断し、前記機能設定部により 定されていない未設定機能の作動条件を満 する事象が発生した場合に、前記通信部に り前記監視センタへ未設定機能の不具合発 を通知するものである。

 これにより、使用環境などによって適宜 安機能を設定可能にでき、設定機能につい は該当する事象が発生した場合にガスの供 を遮断することができる。また、未設定機 については監視センタへ通知することで、 視センタにおいて未設定機能の不具合発生 認識させることができる。この場合、例え 使用者に該当する保安機能の設定を促し、 安機能を向上させることが可能となる。

 また、本発明は、上記のガスメータであっ 、前記制御部は、前記未設定機能の不具合 生を通知する際、前記未設定機能の作動条 を満足する事象が所定回数発生した場合に 知を実行するものを含む。
 これにより、ガス供給に伴う不具合発生状 の検出精度を高めることが可能となる。

 また、本発明は、上記のガスメータであっ 、前記機能設定部は、前記保安機能として 流量超過、使用時間超過、漏洩検知、圧力 常、脈動検知、感震器作動、警報器作動の 事象による不具合を検知する機能のうち、 なくともいずれかの機能を設定可能である のを含む。
 これにより、複数の保安機能の中から選択 、複数の事象のうちの少なくともいずれか 含む不具合を検知して処理を実行する保安 能を設定可能となる。

 また、本発明は、上記いずれかに記載の スメータと、前記ガスメータと通信回線を して接続され、前記ガスメータからの通知 受ける監視センタとを備えるガス保安シス ムを提供する。

 本発明によれば、使用環境などによって 宜保安機能を設定することができ、保安機 を向上させることが可能なガスメータ及び ス保安システムを提供できる。

本発明の実施形態におけるガスメータ びガス保安システムの構成を示すブロック 本発明の実施形態におけるガスメータ びガス保安システムの動作時の処理手順を すフローチャート

符号の説明

 100 ガスメータ
 102 流路
 104 遮断弁
 106 流量計測部
 108 圧力センサ
 110 流量演算部
 112 監視部
 114 制御部
 116 機能設定部
 118 計測機能選択部
 120 保安機能選択部
 122 入力部
 124 通信部
 126 感震器
 128 警報器
 151、152、153 ガス器具
 200 監視センタ
 300 通信回線

 図1は、本発明の実施形態におけるガスメ ータ及びガス保安システムの構成を示すブロ ック図である。本実施形態に係るガス保安シ ステムは、流量計測装置としてのガスメータ 100と、ガスの供給に関する保安機能の監視、 各使用者における使用状態の管理等を行う監 視センタ200とを備えて構成される。ガスメー タ100は、ガス器具が設けられる建物の外部ま たは内部に配置される。監視センタ200は、ガ ス会社、プロパン業者、もしくはこれらと関 係のある会社などの管理部署に設置され、各 建物に配置されたガスメータ100を集中管理す る装置である。ガスメータ100と監視センタ200 とは、無線通信回線、電話回線、インターネ ットなどの通信回線300を介して通信可能に接 続され、両者の間で各種信号やデータのやり 取りが可能となっている。

 ガスメータ100は、ガスが供給される流路1 02に接続され、この流路102中には、遮断弁104 流量計測部106、圧力センサ108が設けられる また、ガスメータ100は、流量演算部110、監 部112、制御部114、機能設定部116、計測機能 択部118、保安機能選択部120、入力部122、通 部124、感震器126を備えている。ここで、流 演算部110、監視部112、制御部114、機能設定 116、計測機能選択部118、保安機能選択部120 、マイコン等のプロセッサ及びメモリを有 て構成される演算処理装置によって各部の 能が実現される。

 ガスメータ100の下流側の流路には、ガス ーブル、ファンヒータ、給湯器、床暖房等 1台以上の種々のガス器具A151,ガス器具B152, ス器具C153が接続されている。また、ガス器 151~153の設置場所の近傍には、ガス漏れや一 酸化炭素(CO)等を検知して異常状態の警報を う警報器128が配置され、ガスメータ100と無 通信または有線通信によって互いに通信可 となっている。

 流量計測部106は、流路102に流れるガスの 量を計測するもので、超音波流量計などに って構成される。なお本実施形態では、流 計測部106として超音波流量計を用いた場合 構成例を説明するが、ガスの流量を計測で るものであれば、フルイディック式流量計 膜式流量計など、他の種々の流量計測手段 用いてもよい。流量計測部106は、流路102中 上流側と下流側に設けた超音波送受信器間 一定時間間隔(例えば2秒など)で交互に超音 を送受信させ、流体の流れに対して順方向 逆方向の超音波の伝搬時間の差を求め、こ 伝搬時間差から被計測流体の流速及び流量 計測する。

 流量演算部110は、流量計測部106から出力 れる計測流量値を用いて、使用されたガス 流量、その計測時間に対応する流量パター などを算出して、内部または外部に設けた 憶部に積算流量や流量パターンなどの流量 び時間に関する流量データを記憶する。ま 、算出した流量データは監視部112に出力す 。流量演算部110における流量の計測機能は 後述する計測機能選択部118及び機能設定部1 16によって選択的に設定可能である。

 圧力センサ108は、流路102におけるガスの 力を検出し、圧力検出信号を監視部112に出 する。また、感震器126は、地震の揺れを検 し、所定以上の震度の揺れを検出した場合 感震信号を監視部112に出力する。また、警 器128は、流路102またはガス器具151~153からの ガス漏れ、ガス器具151~153から発生したCOを検 出し、これらのガス漏れやCO漏れを検知した 合に異常検知信号を監視部112に出力する。 信部124は、有線または無線による通信機能 有し、通信回線300を介して監視センタ200と 間で通信を行って信号やデータを送受信す 。

 監視部112は、設定された保安機能に従っ ガス使用時の不具合を監視するものである この監視部112は、流量演算部110からの流量 ータ、圧力センサ108からの圧力検出信号、 震器126からの感震信号、警報器128からの異 検知信号などに基づき、保安機能の作動条 を満足する場合に、ガス使用時の不具合を 知して保安信号を制御部114に出力する。監 部112における保安機能は、後述する保安機 選択部120及び機能設定部116によって選択的 設定可能である。この監視部112は、機能設 部116で設定された保安機能について監視す 第1の監視動作と、機能設定部116で設定され ていない保安機能について監視する第2の監 動作とを有している。

 計測機能選択部118は、流量演算部110にお て実現する各種の計測機能に関する情報を 納しており、入力部122からの入力指示に基 いて該当する計測機能の選択情報を機能設 部116に出力する。保安機能選択部120は、監 部112において実現する各種の保安機能に関 る情報を格納しており、入力部122からの入 指示に基づいて該当する保安機能の選択情 を機能設定部116に出力する。

 機能設定部116は、計測機能選択部118及び 安機能選択部120から出力されるそれぞれの 択情報に基づき、当該ガスメータの計測機 と保安機能の機能設定を行い、機能設定信 を流量演算部110、監視部112に出力する。な 、各種の計測機能を実現するプログラムは 流量演算部110に格納しておき、機能設定部1 16からの機能設定信号によって該当する機能 動作させる構成であってもよいし、計測機 選択部118に格納しておいて選択された計測 能のプログラムを読み出して機能設定部116 ら流量演算部110へ入力して動作させる構成 してもよい。また、各種の保安機能を実現 るプログラムは、監視部112に格納しておき 機能設定部116からの機能設定信号によって 当する機能を動作させる構成であってもよ し、保安機能選択部120に格納しておいて選 された保安機能のプログラムを読み出して 能設定部116から監視部112へ入力して動作さ る構成としてもよい。

 入力部122は、計測機能選択部118及び保安 能選択部120に対して、計測機能、保安機能 それぞれの選択指示入力を行うインタフェ ス機能を有する。この入力部122は、監視セ タ200から通信回線300、通信部124を介して送 れてきた選択信号を計測機能選択部118や保 機能選択部120に入力可能となっている。な 、監視センタ200からの遠隔指示の他に、無 通信、赤外線通信等の各種通信手段によっ 選択指示を入力することも可能である。ま 、入力部122は、操作ボタン、宅内表示器、 ーソナルコンピュータ等の情報処理機器や 末などによる操作入力手段を有する構成と 、使用者や管理者などが直接入力指示して 択指示を入力するようにしてもよい。この うに、入力部122は上記のものに限定されず 機能選択入力を各種方法で実現可能である

 制御部114は、監視部112からの保安信号に づき、ガス供給の遮断、または監視センタ2 00への通知を行う。ガス供給の遮断を行う場 は、遮断弁104を作動させて流路102を遮断す 。通知を行う場合は、通信部124に指示して 信回線300を介して監視センタ200と通信を行 、監視センタ200に未設定機能の不具合発生 通報する。通信部124は、通信回線300として 話回線を用いて発呼する等の方法で通知を う。この際、制御部114は、監視部112の第1の 監視動作により、機能設定部116で設定された 保安機能(設定機能)の作動条件を満足する事 を検知した場合に、ガス供給の遮断を行う また、監視部112の第2の監視動作により、機 能設定部116で設定されていない保安機能(未 定機能)の作動条件を満足する事象を検知し 場合に、監視センタ200への警報の通知を行 。なお、監視センタ200への通知は、第2の監 視動作による不具合判定が所定回数発生した 場合に実行する。これにより、ガス供給に伴 う不具合発生状況の検出精度を高め、保安機 能の追加必要性を使用者に訴求するときのデ ータとする。

 監視センタ200は、ガスメータ100からの第2 の監視動作による不具合の通知を受けた場合 に、使用者に対して、現在選択されていない 保安機能による不具合検知がなされているこ とを通知し、使用者に該当する保安機能の設 定を促す。使用者への通知は、通信回線300を 介した通知の他、各種通知手段を用いること ができる。これにより、保安機能の向上を図 るようにする。また、監視センタ200は、通信 回線300を介してガスメータ100に設定指示を送 信し、該当事象が検知された未設定機能の保 安機能を設定するようにしてもよい。

 計測機能としては、流量の各種条件に応じ 積算処理があり、例えば以下のような機能 ある。これらの流量計測結果は、料金割引 に活用可能である。
(1)通常積算機能…計測される流量値を積算す る
(2)時間帯別積算機能…流量値を所定の時間帯 別に積算し、割引、割増に活用する
(3)季節別積算機能…流量値を所定の季節別( 別など)に積算し、割引、割増に活用する
(4)器具別積算機能…流量値を使用器具別に積 算し、割引、割増に活用する
(5)機能別積算機能…流量値を使用形態別(暖 、給湯、調理など)に積算し、割引、割増に 用する
 なお、時間帯別、季節別の積算を行う場合 、タイマ及びカレンダー機能が必要であり 器具別、機能別の積算を行う場合は、器具 別機能、使用形態判別機能を有したメータ 前提となる。

 ここで、使用者が特に機能選択しない場 は、例えばデフォルト計測モードとして通 積算機能がデフォルト機能に設定され、機 選択された場合は、通常積算機能に加えて 選択された計測機能が有効となる。

 保安機能としては、流量超過、使用時間超 、漏洩検知、圧力異常、脈動検知、感震器 動、警報器作動などによる各種不具合の事 を検知し、保安のための処理を行う機能が り、例えば不具合検知について以下のよう 機能がある。
(1)合計最大流量超過…所定期間の合計流量が 基準流量を超えた場合
(2)個別最大流量超過…流量が計測される度に 前回の流量値との変化が所定値以上の場合
(3)安全継続時間超過…流量別に規定された連 続使用許容時間を超えて使用継続した場合
(4)圧力上昇検知…圧力値が所定値以上に上昇 したことを検知した場合
(5)圧力低下検知…圧力値が所定値以下に低下 したことを検知した場合
(6)感震器作動検知…地震等の震動により感震 器が作動したことを検知した場合
(7)微少漏洩検知…所定の微少漏洩流量を所定 日数検知した場合
(8)脈動検知…所定値以上の流量変動あるいは 圧力変動を検知した場合
(9)警報器作動検知…各種警報器が作動したこ とを検知した場合

 ここで、使用者が特に機能選択しない場 は、例えばデフォルト保安モードとして合 最大流量超過の保安機能がデフォルト機能 設定され、機能選択された場合は、その選 された保安機能が有効となる。また、上述 たように、保安機能により不具合を検知し 場合の処理動作として、警報動作と遮断動 を有し、選択された設定機能で不具合を検 した場合は遮断動作とし、選択されていな 未設定機能で不具合を検知した場合は警報 作とする。

 次に、本実施形態におけるガスメータ及 ガス保安システムの動作について詳細に説 する。図2は、本発明の実施形態におけるガ スメータ及びガス保安システムの動作時の処 理手順を示すフローチャートである。

 まず機能設定処理として、機能設定部116 、計測機能の選択がなされているかどうか 判定する(ステップS11)。ステップS11におい 、計測機能の選択がなされている場合は、 択された計測機能を設定して次の処理に進 、計測機能の選択がなされていない場合は デフォルト計測モード(例えば通常積算機能 み)に設定して(ステップS12)、次の処理に進 。続いて、機能設定部116は、保安機能の選 がなされているかどうかを判定する(ステッ プS13)。ステップS13において、保安機能の選 がなされている場合は、選択された保安機 を設定して次の処理に進み、保安機能の選 がなされていない場合は、デフォルト保安 ード(例えば合計最大流量超過のみ)に設定し て(ステップS14)、次の処理に進む。これらの 測機能及び保安機能の設定を行うことで、 能設定完了となる(ステップS15)。

 次に、流量計測部106により、ガスの流量 測を行う(ステップS16)。そして、流量が検 されたかどうかを判定し(ステップS17)、流量 が検出された場合は、流量演算部110により流 量値を算出する(ステップS18)。この流量値算 において、計測機能として設定された各種 流量値の積算を行う。また、ステップS17で 量が検出されない場合は、ステップS16の流 計測に戻って同様の処理を繰り返す。そし 、流量値を算出した後、監視部112は、流量 過などの流量に異常があるかどうかを判定 る(ステップS19)。ステップS19において、流 に異常がある場合は次の処理に進み、異常 無い場合はステップS16の流量計測に戻って 様の処理を繰り返す。また、監視部112は、 力センサ108からの圧力検出信号、感震器126 らの感震信号、警報器128からの異常検知信 などによる異常信号が出力されたかどうか 判定する(ステップS20)。ステップS20において 、異常信号が出力された場合は次の処理に進 み、異常信号が出力されない場合はステップ S16の流量計測に戻って同様の処理を繰り返す 。

 次に、監視部112は、流量に異常がある場 または異常信号が出力された場合に、不具 発生と判定して保安信号を制御部114に出力 る(ステップS21)。このステップS21において 監視部112は、不具合を検知して保安信号を 力する際に、上記選択された設定機能の保 機能だけでなく、選択されていない未設定 能の保安機能についても作動条件を判定し 作動条件を満足する場合に、該当する保安 能に関する保安信号と機能設定の有無の情 とを制御部114に受け渡す。そして、制御部11 4は、保安信号が出力された保安機能につい 、上記設定された保安機能かどうかを判定 る(ステップS22)。ステップS22において、設定 された保安機能である場合は、遮断弁104を作 動させて流路102を閉じ、ガスの供給を遮断す る(ステップS23)。

 一方、ステップS22において、未設定の保安 能である場合は、制御部114は、続いて当該 安機能による不具合の発生回数が規定回数 達したかどうかを判定する(ステップS24)。 テップS24において、不具合発生回数が規定 数に達していない場合は、ステップS16の流 計測に戻って同様の処理を繰り返す。また ステップS24において、不具合発生回数が規 回数に達した場合は、制御部114は通信部124 介して警報を送信し、通信回線300経由で監 センタ200に警報を通知する(ステップS25)。こ れにより、使用者により選択されていない保 安機能についても、作動条件を所定回数満足 して不具合が検知された場合に、監視センタ 200において不具合発生を認識できる。監視セ ンタ200は、ガスメータ100から不具合発生の通 知を受けた場合に、使用者に対して選択され ていない保安機能による不具合が発生してい ることを知らせて、
該当する保安機能の設定の必要性を報告し、 保安機能の向上を促す。

 上述した本実施形態によれば、使用環境 どによって適宜保安機能を選択して設定可 にでき、設定機能については該当する事象 発生した場合にガスの供給を遮断する保安 理を実行することができる。また、未設定 能については監視センタへ通知することで 監視センタにおいて未設定機能の不具合発 を認識させることができる。この場合、例 ば使用者に該当する保安機能の設定を促し 保安機能を向上させることが可能となる。

 保安機能は、複数の機能の中から使用地 や設置場所、使用状態、使用流量などに応 て、選択的に設定することが可能である。 た、保安機能のバージョンアップなどによ 更新や、新規の保安機能の追加も可能であ 。

 また、ガスメータにほぼ全ての保安機能 内蔵され、ガス供給に伴う事故の発生は極 て低く安全性は確保されている状態であっ も、稀に事故が発生する場合がある。この うな場合、稀に発生する事故を防止するた の高度な保安機能をオプション扱いとして ガスメータのバージョンアップを可能にす こともできる。

 また、使用地域によっては、保安機能が 備されていない所も想定される。このよう 地域の場合、今後のインフラ整備、安全性 重視する使用者の感情変化、国の施策等の 化に伴って、保安機能の充実に対する要望 出てくる可能性がある。その初期的対応と て、ガス供給に伴う事故を未然に防止する 安機能を選択的に設定可能とし、保安機能 対して課金を行い、現行ガスメータの機能 実を図りつつ、ガス供給システムの安全性 上を図ることも可能である。

 なお、本発明は上記の実施形態において されたものに限定されるものではなく、明 書の記載、並びに周知の技術に基づいて、 業者が変更、応用することも本発明の予定 るところであり、保護を求める範囲に含ま る。

 本出願は、2008年3月7日出願の日本特許出 (特願2008-057351)、に基づくものであり、その 内容はここに参照として取り込まれる。

 本発明は、使用環境などによって適宜保 機能を設定することができ、保安機能を向 させることが可能となる効果を有し、ガス 使用流量を計測するガスメータ及びこのガ メータを用いたガス保安システム等におい 有用である。