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Title:
GAS METER AND GAS SAFETY SYSTEM
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2009/110192
Kind Code:
A1
Abstract:
A safety function is improved by allowing setting of an appropriate safety function depending on a using environment etc. A function selection unit (1116) sets safety function information received from outside via a communication line, as a safety function relating to using of gas. According to the set safety function, when the operation condition of the safety function is satisfied, a monitoring unit (112) detects a failure during using of the gas and outputs a safety signal to a control unit (114). On the basis of the safety signal from the monitoring unit (112), the control unit (114) cuts off the supply of the gas when an event satisfying the operation condition of a set setting function.

Inventors:
YOKOHATA MITSUO
NAKAMURA HIROZUMI
SHIRASAWA TADANORI
KUBO KAZUO
NAMBA MITSUO
SAITO HISASHI
Application Number:
PCT/JP2009/000816
Publication Date:
September 11, 2009
Filing Date:
February 24, 2009
Export Citation:
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Assignee:
PANASONIC CORP (JP)
KOATSU GAS HOAN KYOKAI (JP)
YOKOHATA MITSUO
NAKAMURA HIROZUMI
SHIRASAWA TADANORI
KUBO KAZUO
NAMBA MITSUO
SAITO HISASHI
International Classes:
G01F3/22
Foreign References:
JP2008026245A2008-02-07
JP2000081348A2000-03-21
JP2004309365A2004-11-04
JP2006336880A2006-12-14
JPH085398A1996-01-12
JP2005018720A2005-01-20
JP2002074497A2002-03-15
Other References:
See also references of EP 2251652A4
Attorney, Agent or Firm:
OGURI, Shohei et al. (JP)
Shohei Oguri (JP)
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Claims:
 ガス流路を流れるガスの流量を計測する流量計測部と、
 前記流量計測部による流量計測値に基づいて所定の流量データを算出する流量演算部と、
 ガス使用に関する保安機能を設定する機能設定部と、
 前記機能設定部により設定された設定機能を含む保安機能に従い、ガス使用時の不具合を監視する監視部と、
 前記監視部により不具合が検知された場合に、保安機能の処理を実行する制御部と、
 前記制御部の指示に基づき、ガスの供給を管理する監視センタとの間で通信を行う通信部とを備え、
 前記機能設定部は、前記監視センタから前記通信部を介して送信されてくる保安機能情報を受領し、前記保安機能情報に基づき、所定の保安機能を設定し、
 前記制御部は、前記機能設定部により設定された設定機能の作動条件を満足する事象が発生した場合にガスの供給を遮断するガスメータ。
 請求項1に記載のガスメータであって、
 前記通信部を介して受領する保安機能情報を格納する保安機能情報格納部を具備し、
 前記機能設定部は、前記保安機能情報格納部に格納された複数の保安機能情報から所望の保安機能情報を選択するガスメータ。
 請求項1に記載のガスメータであって、
 前記機能設定部は、前記保安機能情報として、流量超過、使用時間超過、漏洩検知、圧力異常、脈動検知、感震器作動、警報器作動の各事象による不具合を検知する機能のうち、少なくともいずれかの機能を設定可能であるガスメータ。
 請求項1乃至3のいずれかに記載のガスメータと、前記ガスメータと通信回線を介して接続され、前記ガスメータからの通知を受ける監視センタとを備えるガス保安システム。
 ガス流路を流れるガスの流量を計測する流量計測部と、
 前記流量計測部による流量計測値に基づいて所定の流量データを算出する流量演算部と、
 ガス使用に関する保安機能を設定する機能設定部と、
 ガス使用に関する保安機能情報を格納する保安機能情報格納部と、
 前記機能設定部により設定された設定機能を含む保安機能に従い、ガス使用時の不具合を監視する監視部と、
 前記監視部により不具合が検知された場合に、保安機能の処理を実行する制御部と、
 前記制御部の指示に基づき、ガスの供給を管理する監視センタとの間で通信を行う通信部とを備え、
 前記機能設定部は、前記監視センタから前記通信部を介して送信されてくる保安機能選択信号を受領し、前記保安機能選択信号に基づき、前記保安機能情報格納部から所定の保安機能を選択して設定し、
 前記制御部は、前記機能設定部により設定された設定機能の作動条件を満足する事象が発生した場合にガスの供給を遮断するガスメータ。
 請求項5に記載のガスメータであって、
 前記機能設定部は、前記保安機能選択信号に基づき、あらかじめ前記保安機能情報格納部に格納されている複数の保安機能情報から所望の保安機能情報を選択するガスメータ。
 請求項5に記載のガスメータであって、
 前記通信部を介して保安機能情報を受信可能であり、
 前記機能設定部は、前記保安機能選択信号に基づき、前記通信部を介して前記保安機能情報格納部に格納された複数の保安機能情報から所望の保安機能情報を選択するガスメータ。
 請求項5に記載のガスメータであって、
 前記機能設定部は、前記保安機能情報として、流量超過、使用時間超過、漏洩検知、圧力異常、脈動検知、感震器作動、警報器作動の各事象による不具合を検知する機能のうち、少なくともいずれかの機能を設定可能であるガスメータ。
 請求項5乃至8のいずれかに記載のガスメータと、前記ガスメータと通信回線を介して接続され、前記ガスメータからの通知を受ける監視センタとを備えるガス保安システム。
 ガス流路を流れるガスの流量を計測する流量計測部と、
 前記流量計測部による流量計測値に基づいて所定の流量データを算出する流量演算部と、
 ガス使用に関する保安機能を設定する機能設定部と、
 ガス使用に関する保安機能情報を格納する保安機能情報格納部と、
 前記機能設定部により設定された設定機能を含む保安機能に従い、ガス使用時の不具合を監視する監視部と、
 前記監視部により不具合が検知された場合に、保安機能の処理を実行する制御部と、
 ガス使用者の所有する端末との間で通信を行う通信部とを備え、
 前記機能設定部は、前記端末から前記通信部を介して送信されてくる保安機能選択信号を取得し、取得した前記保安機能選択信号に基づき、前記保安機能情報格納部から所定の保安機能を選択して設定し、
 前記制御部は、前記機能設定部により設定された設定機能の作動条件を満足する事象が発生した場合にガスの供給を遮断するガスメータ。
 前記機能設定部は、前記保安機能情報として、流量超過、使用時間超過、漏洩検知、圧力異常、脈動検知、感震器作動、警報器作動の各事象による不具合を検知する機能のうち、少なくともいずれかの機能を設定可能である請求項10に記載のガスメータ。
 請求項10又は請求項11に記載のガスメータと、前記ガスメータとネットワーク網を介して接続され、ガス使用に関する複数の保安機能のうち、ガス使用者が選択した保安機能に対する保安機能選択信号を前記ガスメータに送信する端末とを備えるガス保安システム。
Description:
ガスメータ及びガス保安システ

 本発明は、ガスの使用流量を計測するガ メータ及びこのガスメータを用いたガス保 システムに関する。

 従来、ガスの使用流量を計測するガスメ タにおいて、ガス使用時に不具合があった 合にガス供給路の遮断等を行う保安機能を えたものがある。保安機能としては、例え 感震器によって所定以上の震度を検出した 合に遮断弁によってガス供給路を遮断した 、所定の流量や使用時間を超過した場合に ス供給路を遮断するなどの機能が設けられ 。

 また、特許文献1には、料金支払いに応じた ガス量の供給を行うために、自動検針用の通 信回線やプリペイドカードシステムを用いて 、使用可能ガス量に到達した場合にガスの供 給を停止するガスメータの制御システムが開 示されている。また、特許文献2には、水道 電気、ガスなどの使用量を自動検針し、料 計算や請求、漏水のチェック、漏電、ガス れ検知情報の転送などを可能にしたネット ークシステムが開示されている。また、特 文献3には、プリペイドカードを用いて、ガ 料金の残高情報がゼロになった時点でガス 供給を遮断し、メータの検針及び集金業務 合理化したガス管理システムが開示されて る。

特開平8-5398号公報

特開2005-18720号公報

特開2002-74497号公報

 ガスの保安機能は、ガスメータやガス器具 設置される国や地域などの設置場所の環境 各使用者の家屋等において接続されて使用 れるガス器具の種類や使用状態などによっ 、必要とされる機能が異なる場合がある。 えば、地震発生の可能性がほとんど無い国 地域においては、感震時の遮断機能の必要 はあまり無い。また、所定の使用時間を超 した場合に遮断する機能においては、遮断 判断に用いる連続使用時間を使用流量によ て異ならせるようにした方が好ましいが、 定の保安機能では使用者毎の使用されてい ガス器具や使用状態などによって適宜変更 ることは困難である。
 このため、使用者ごとに保安機能を選択で るようにしたいという要求がある。

 本発明は、上記事情に鑑みてなされたも で、使用環境などによって適宜保安機能を 易に設定することができ、保安機能を向上 せることが可能なガスメータ及びガス保安 ステムを提供することを目的とする。

 本発明に係るガスメータは、ガス流路を れるガスの流量を計測する流量計測部と、 記流量計測部による流量計測値に基づいて 定の流量データを算出する流量演算部と、 ス使用に関する保安機能を設定する機能設 部と、前記機能設定部により設定された設 機能を含む保安機能に従い、ガス使用時の 具合を監視する監視部と、前記監視部によ 不具合が検知された場合に、保安機能の処 を実行する制御部と、前記制御部の指示に づき、ガスの供給を管理する監視センタと 間で通信を行う通信部とを備え、前記機能 定部は、前記監視センタから前記通信部を して送信されてくる保安機能情報を受領し 前記保安機能情報に基づき、所定の保安機 を設定し、前記制御部は、前記機能設定部 より設定された設定機能の作動条件を満足 る事象が発生した場合にガスの供給を遮断 るものである。

 この構成により、外部から通信回線を用 て保安機能情報をインストールすることが き、監視センタから通信部を介して送信さ てくるこの保安機能情報に基づき、所定の 安機能を設定することができるため、使用 境などによって適宜保安機能を設定可能に き、設定機能については該当する事象が発 した場合にガスの供給を遮断することがで る。なおこの通信回線は、ガス使用量を電 回線を用いた通信機能により自動的に検針 るシステムを用いて容易に実現することが きる。

 また、本発明は、上記のガスメータにおい 、前記通信部を介して受領する保安機能情 を格納する保安機能情報格納部を具備し、 記機能設定部は、前記保安機能情報格納部 格納された複数の保安機能情報から所望の 安機能情報を選択するものを含む。
 この構成により、送信されてくる保安機能 報を格納しておき、使用機器の状況に応じ 使用する保安機能を選択することができ、 安機能の向上を図ることが可能となる。

 また、本発明は、上記のガスメータにおい 、前記機能設定部は、前記保安機能情報と て、流量超過、使用時間超過、漏洩検知、 力異常、脈動検知、感震器作動、警報器作 の各事象による不具合を検知する機能のう 、少なくともいずれかの機能を設定可能で るものを含む。
 この構成により、複数の保安機能の中から 択し、複数の事象のうちの少なくともいず かを含む不具合を検知して処理を実行する 安機能を設定可能となる。

 また、本発明は、上記いずれかに記載の スメータと、前記ガスメータと通信回線を して接続され、前記ガスメータからの通知 受ける監視センタとを備えるガス保安シス ムを提供する。

 本発明に係るガスメータは、ガス流路を れるガスの流量を計測する流量計測部と、 記流量計測部による流量計測値に基づいて 定の流量データを算出する流量演算部と、 ス使用に関する保安機能を設定する機能設 部と、ガス使用に関する保安機能を格納す 保安機能情報格納部と、前記機能設定部に り設定された設定機能を含む保安機能に従 、ガス使用時の不具合を監視する監視部と 前記監視部により不具合が検知された場合 、保安機能の処理を実行する制御部と、前 制御部の指示に基づき、ガスの供給を管理 る監視センタとの間で通信を行う通信部と 備え、前記機能設定部は、前記監視センタ ら前記通信部を介して送信されてくる保安 能選択信号を受領し、前記保安機能選択信 に基づき、前記保安機能情報格納部から所 の保安機能を選択して設定し、前記制御部 、前記機能設定部により設定された設定機 の作動条件を満足する事象が発生した場合 ガスの供給を遮断するものである。

 この構成により、監視センタから通信部 介して送信されてくるこの保安機能情報選 信号に基づき、所定の保安機能を設定する とができるため、使用環境などによって適 保安機能を設定可能にでき、設定機能につ ては該当する事象が発生した場合にガスの 給を遮断することができる。なおこの通信 線は、ガス使用量を電話回線を用いた通信 能により自動的に検針するシステムを用い 容易に実現することができる。

 また、本発明は、上記のガスメータにおい 、前記機能設定部は、あらかじめ前記保安 能情報格納部に格納された複数の保安機能 報から所望の保安機能情報を選択するもの 含む。
 この構成により、あらかじめガスメータの 安機能情報格納部に多くの保安機能情報(プ ログラム)を格納しておき、この保安機能情 から、選択することで、容易に所望の保安 能情報を変更することができる。

 また、本発明は、上記のガスメータにおい 、前記通信部を介して保安機能情報を受信 能であり、前記機能設定部は、前記保安機 選択信号に基づき、前記通信部を介して前 保安機能情報格納部に格納された複数の保 機能情報から所望の保安機能情報を選択す ものを含む。
 この構成により、あらかじめガスメータの 安機能情報格納部に格納されている保安機 情報だけでなく、送信されてくる保安機能 報を格納しておき、使用機器の状況に応じ 使用する保安機能を選択することができ、 安機能の向上を図ることが可能となる。

 また、本発明は、上記のガスメータにおい 、前記機能設定部は、前記保安機能情報と て、流量超過、使用時間超過、漏洩検知、 力異常、脈動検知、感震器作動、警報器作 の各事象による不具合を検知する機能のう 、少なくともいずれかの機能を設定可能で るものを含む。
 この構成により、複数の保安機能の中から 択し、複数の事象のうちの少なくともいず かを含む不具合を検知して処理を実行する 安機能を設定可能となる。

 また、本発明は、上記いずれかに記載の スメータと、前記ガスメータと通信回線を して接続され、前記ガスメータからの通知 受ける監視センタとを備えるガス保安シス ムを提供する。

 本発明に係るガスメータは、ガス流路を れるガスの流量を計測する流量計測部と、 記流量計測部による流量計測値に基づいて 定の流量データを算出する流量演算部と、 ス使用に関する保安機能を設定する機能設 部と、ガス使用に関する保安機能情報を格 する保安機能情報格納部と、前記機能設定 により設定された設定機能を含む保安機能 従い、ガス使用時の不具合を監視する監視 と、前記監視部により不具合が検知された 合に、保安機能の処理を実行する制御部と ガス使用者の所有する端末との間で通信を う通信部とを備え、前記機能設定部は、前 端末から前記通信部を介して送信されてく 保安機能選択信号を取得し、取得した前記 安機能選択信号に基づき、前記保安機能情 格納部から所定の保安機能を選択して設定 、前記制御部は、前記機能設定部により設 された設定機能の作動条件を満足する事象 発生した場合にガスの供給を遮断するもの ある。

 この構成により、ガス使用者の端末から 信部を介して送信されてくる保安機能情報 択信号に基づき、所定の保安機能を設定す ことができるため、使用環境などによって 宜保安機能を設定可能にでき、設定機能に いては該当する事象が発生した場合にガス 供給を遮断することができる。

 また、本発明は、上記のガスメータにおい 、前記機能設定部は、前記保安機能情報と て、流量超過、使用時間超過、漏洩検知、 力異常、脈動検知、感震器作動、警報器作 の各事象による不具合を検知する機能のう 、少なくともいずれかの機能を設定可能で るものを含む。
 この構成により、複数の保安機能の中から 択し、複数の事象のうちの少なくともいず かを含む不具合を検知して処理を実行する 安機能を設定可能となる。

 また、本発明は、上記いずれかに記載の スメータと、前記ガスメータとネットワー 網を介して接続され、ガス使用に関する複 の保安機能のうち、ガス使用者が選択した 安機能に対する保安機能選択信号を前記ガ メータに送信する端末とを備えるガス保安 ステムを提供する。

 本発明によれば、通信回線やインターネ ト等のネットワーク網を用いて、使用環境 どに対応した保安機能を設定することがで 、保安機能を向上させることが可能なガス ータ及びガス保安システムを提供できる。

本発明の実施の形態1におけるガスメー タ及びガス保安システムの構成を示すブロッ ク図 本発明の実施の形態1におけるガスメー タ及びガス保安システムの動作時の処理手順 を示すフローチャート 本発明の実施の形態2におけるガスメー タ及びガス保安システムの構成を示すブロッ ク図 本発明の実施の形態2におけるガスメー タ及びガス保安システムの動作時の処理手順 を示すフローチャート 本発明の実施の形態3におけるガスメー タ及びガス保安システムの構成を示すブロッ ク図 本発明の実施の形態3におけるガスメー タ及びガス保安システムの動作時の処理手順 を示すフローチャート 本発明の実施形態3におけるガスメータ 及びガス保安システムの新規保安機能の設定 手順を説明するためのシーケンス図

符号の説明

 100 ガスメータ
 102 流路
 104 遮断弁
 106 流量計測部
 108 圧力センサ
 110 流量演算部
 112 監視部
 114 制御部
1116 機能設定部
1120 保安機能情報格納部
1122 保安機能情報受信部
 124 通信部
 126 感震器
 128 警報器
 151、152、153 ガス器具
 200 監視センタ
 300 通信回線
 400 サーバ
 500 ネットワーク網
 600 端末
1000 データ記憶部

(実施の形態1)
 図1は、本発明の実施の形態1におけるガス ータ及びガス保安システムの構成を示すブ ック図である。本実施の形態に係るガス保 システムは、監視センタから通信回線を介 て送信されてくる保安機能プログラム(以下 安機能情報とする)に基づき、適用する保安 機能を使用環境に応じて選択できるようにし たことを特徴とするものである。すなわち、 このガス保安システムは、流量計測装置とし てのガスメータ100と、ガスの供給に関する保 安機能の監視、各使用者における使用状態の 管理等を行う監視センタ200とを備えて構成さ れる。ガスメータ100は、ガス器具が設けられ る建物の外部または内部に配置される。監視 センタ200は、ガス会社、プロパン業者、もし くはこれらと関係のある会社などの管理部署 に設置され、各建物に配置されたガスメータ 100を集中管理する装置である。ガスメータ100 と監視センタ200とは、無線通信回線、電話回 線、インターネットなどの通信回線300を介し て通信可能に接続され、両者の間で各種信号 やデータのやり取りが可能となっている。

 ガスメータ100は、ガスが供給される流路1 02に接続され、この流路102中には、遮断弁104 流量計測部106、圧力センサ108が設けられる また、ガスメータ100は、流量演算部110、監 部112、制御部114、機能設定部1116、保安機能 情報受信部1122、保安機能情報格納部1120、通 部124、感震器126を備えている。ここで、流 演算部110、監視部112、制御部114、機能設定 1116、保安機能情報格納部1120は、マイコン のプロセッサ及びメモリを有して構成され 演算処理装置によって各部の機能が実現さ る。

 ガスメータ100の下流側の流路には、ガス ーブル、ファンヒータ、給湯器、床暖房等 1台以上の種々のガス器具A151,ガス器具B152, ス器具C153が接続されている。また、ガス器 151~153の設置場所の近傍には、ガス漏れや一 酸化炭素(CO)等を検知して異常状態の警報を う警報器128が配置され、ガスメータ100と無 通信または有線通信によって互いに通信可 となっている。

 流量計測部106は、流路102に流れるガスの 量を計測するもので、超音波流量計などに って構成される。なお本実施の形態では、 量計測部106として超音波流量計を用いた場 の構成例を説明するが、ガスの流量を計測 きるものであれば、フルイディック式流量 や膜式流量計など、他の種々の流量計測手 を用いてもよい。流量計測部106は、流路102 の上流側と下流側に設けた超音波送受信器 で一定時間間隔(例えば2秒など)で交互に超 波を送受信させ、流体の流れに対して順方 と逆方向の超音波の伝搬時間の差を求め、 の伝搬時間差から被計測流体の流速及び流 を計測する。

 流量演算部110は、流量計測部106から出力 れる計測流量値を用いて、使用されたガス 流量、その計測時間に対応する流量パター などを算出して、内部または外部に設けた 憶部に積算流量や流量パターンなどの流量 び時間に関する流量データを記憶する。ま 、算出した流量データは監視部112に出力す 。流量演算部110における流量の計測機能は 後述する機能設定部1116によって選択的に設 定可能である。

 圧力センサ108は、流路102におけるガスの 力を検出し、圧力検出信号を監視部112に出 する。また、感震器126は、地震の揺れを検 し、所定以上の震度の揺れを検出した場合 感震信号を監視部112に出力する。また、警 器128は、流路102またはガス器具151~153からの ガス漏れ、ガス器具151~153から発生したCOを検 出し、これらのガス漏れやCO漏れを検知した 合に異常検知信号を監視部112に出力する。 信部124は、有線または無線による通信機能 有し、通信回線300を介して監視センタ200と 間で通信を行って信号やデータを送受信す 。

 監視部112は、設定された保安機能に従っ ガス使用時の不具合を監視するものである この監視部112は、流量演算部110からの流量 ータ、圧力センサ108からの圧力検出信号、 震器126からの感震信号、警報器128からの異 検知信号などに基づき、保安機能の作動条 を満足する場合に、ガス使用時の不具合を 知して保安信号を制御部114に出力する。こ で流量演算部110からの流量データは、デー 記憶部1000に記憶され、所定のタイミングで 制御部114に出力される。監視部112における保 安機能は、後述する保安機能情報格納部1120 び機能設定部1116によって選択的に設定可能 ある。この監視部112は、機能設定部1116で設 定された保安機能について監視する第1の監 動作と、機能設定部1116で設定されていない 安機能について監視する第2の監視動作とを 有している。

 保安機能情報格納部1120は、監視部112にお いて実現する各種の保安機能に関する情報を 格納しており、保安機能情報受信部1122から 入力指示に基づいて該当する保安機能の選 情報を機能設定部1116に出力する。

 機能設定部1116は、保安機能情報受信部112 2から保安機能情報格納部1120を経て出力され 選択情報に基づき、当該ガスメータの計測 能と保安機能の機能設定を行い、機能設定 号を流量演算部110、監視部112に出力する。 お、各種の計測機能を実現するプログラム 、流量演算部110に格納しておき、機能設定 1116からの機能設定信号によって該当する機 能を動作させる構成であってもよいし、保安 機能情報格納部1118に格納しておいて選択さ た計測機能のプログラムを読み出して機能 定部1116から流量演算部110へ入力して動作さ る構成としてもよい。また、各種の保安機 を実現するプログラムは、監視センタ200か 通信回線300を介して通信部124を経て保安機 情報受信部1122に入力される。そして保安機 能情報格納部1120を経て、機能設定部1116から 機能設定信号によって該当する機能を動作 せる構成であってもよいし、保安機能情報 納部1120に一旦格納しておき、選択された保 安機能のプログラムを読み出して機能設定部 1116から監視部112へ入力して動作させる構成 してもよい。

 保安機能情報受信部1122は、保安機能情報 格納部1120に対して、計測機能、保安機能の れぞれの入力を行うインタフェース機能を する。この保安機能情報受信部1122は、監視 ンタ200から通信回線300、通信部124を介して られてきた保安機能情報を保安機能情報格 部1120に入力可能となっている。なお、監視 センタ200からの遠隔指示の他に、無線通信、 赤外線通信等の各種通信手段によって選択指 示を入力できるようにすることも可能である 。また、保安機能情報受信部1122は、操作ボ ン、宅内表示器、パーソナルコンピュータ の情報処理機器や端末などによる操作入力 段を有する構成とし、使用者や管理者など 直接入力指示して選択指示を入力するよう してもよい。このように、保安機能情報受 部1122は上記のものに限定されず、機能選択 力を各種方法で実現可能である。

 制御部114は、監視部112からの保安信号に づき、ガス供給の遮断、または監視センタ2 00への通知を行う。ガス供給の遮断を行う場 は、遮断弁104を作動させて流路102を遮断す 。通知を行う場合は、通信部124に指示して 信回線300を介して監視センタ200と通信を行 、監視センタ200に未設定機能の不具合発生 通報する。通信部124は、通信回線300として 話回線を用いて発呼する等の方法で通知を う。この際、制御部114は、監視部112の第1の 監視動作により、機能設定部1116で設定され 保安機能(設定機能)の作動条件を満足する事 象を検知した場合に、ガス供給の遮断を行う 。また、監視部112の第2の監視動作により、 能設定部1116で設定されていない保安機能(未 設定機能)の作動条件を満足する事象を検知 た場合に、監視センタ200への警報の通知を うようにしてもよい。なお、監視センタ200 の通知は、第2の監視動作による不具合判定 所定回数発生した場合に実行する。これに り、ガス供給に伴う不具合発生状況の検出 度を高め、保安機能の追加必要性を使用者 訴求するときのデータとする。

 監視センタ200は、ガスメータ100からの第2 の監視動作による不具合の通知を受けた場合 に、使用者に対して、現在選択されていない 保安機能による不具合検知がなされているこ とを通知し、使用者に該当する保安機能の設 定を促す。使用者への通知は、通信回線300を 介した通知の他、各種通知手段を用いること ができる。これにより、保安機能の向上を図 るようにする。また、監視センタ200は、通信 回線300を介してガスメータ100に設定指示を送 信し、該当事象が検知された未設定機能の保 安機能を設定するようにしてもよい。

 計測機能としては、流量の各種条件に応じ 積算処理があり、例えば以下のような機能 ある。これらの流量計測結果は、料金割引 に活用可能である。
(1)通常積算機能…計測される流量値を積算す る
(2)時間帯別積算機能…流量値を所定の時間帯 別に積算し、割引、割増に活用する
(3)季節別積算機能…流量値を所定の季節別( 別など)に積算し、割引、割増に活用する
(4)器具別積算機能…流量値を使用器具別に積 算し、割引、割増に活用する
(5)機能別積算機能…流量値を使用形態別(暖 、給湯、調理など)に積算し、割引、割増に 用する
 なお、時間帯別、季節別の積算を行う場合 、タイマ及びカレンダー機能が必要であり 器具別、機能別の積算を行う場合は、器具 別機能、使用形態判別機能を有したメータ 前提となる。

 ここで、使用者が特に機能選択しない場 は、例えばデフォルト計測モードとして通 積算機能がデフォルト機能に設定され、機 選択された場合は、通常積算機能に加えて 選択された計測機能が有効となる。

 保安機能としては、流量超過、使用時間超 、漏洩検知、圧力異常、脈動検知、感震器 動、警報器作動などによる各種不具合の事 を検知し、保安のための処理を行う機能が り、例えば不具合検知について以下のよう 機能がある。
(1)合計最大流量超過…所定期間の合計流量が 基準流量を超えた場合
(2)個別最大流量超過…流量が計測される度に 前回の流量値との変化が所定値以上の場合
(3)安全継続時間超過…流量別に規定された連 続使用許容時間を超えて使用継続した場合
(4)圧力上昇検知…圧力値が所定値以上に上昇 したことを検知した場合
(5)圧力低下検知…圧力値が所定値以下に低下 したことを検知した場合
(6)感震器作動検知…地震等の震動により感震 器が作動したことを検知した場合
(7)微少漏洩検知…所定の微少漏洩流量を所定 日数検知した場合
(8)脈動検知…所定値以上の流量変動あるいは 圧力変動を検知した場合
(9)警報器作動検知…各種警報器が作動したこ とを検知した場合

 ここで、使用者が特に機能選択しない場 は、例えばデフォルト保安モードとして合 最大流量超過の保安機能がデフォルト機能 設定され、機能選択された場合は、その選 された保安機能が有効となる。また、上述 たように、保安機能により不具合を検知し 場合の処理動作として、警報動作と遮断動 を有し、選択された設定機能で不具合を検 した場合は遮断動作とする。

 次に、本実施の形態におけるガスメータ びガス保安システムの動作について詳細に 明する。図2は、本発明の実施の形態におけ るガスメータ及びガス保安システムの動作時 の処理手順を示すフローチャートである。

 まず機能設定処理として、機能設定部1116 は、保安機能情報受信部1122の受信情報を確 し、保安機能設定の要求があるかどうかを 定する(ステップS111)。ステップS111において 保安機能設定の要求がある場合は、監視セ タから保安機能情報が送信され(ステップS11 3)、保安機能情報格納部1120に保安機能情報を 格納する(ステップS114)。そして、通信回線を 介して、監視センタから保安機能情報を配信 したというタイミング信号が受信されている か否かを判断し(ステップS115)、前記保安機能 情報格納部1120から所定の保安機能情報を設 する(ステップS116)。一方保安機能設定の要 があるか否かを判断するステップS111におい 保安機能設定の要求がなされていない場合 、デフォルト保安モード(例えば合計最大流 量超過のみ)に設定して(ステップS112)、判断 テップ115に進む。これらの保安機能の設定 行うことで、機能設定完了となる(ステップS 116)。なお、ここでタイミング信号は、検針 したというタイミング信号でもよいし、料 を引き落としたというタイミング信号でも い。

 次に、流量計測部106により、ガスの流量 測を行う(ステップS117)。そして、流量が検 されたかどうかを判定し(ステップS118)、流 が検出された場合は、流量演算部110により 量値を算出する(ステップS119)。この流量値 出において、計測機能として設定された各 の流量値の積算を行う。また、ステップS118 で流量が検出されない場合は、ステップS117 流量計測に戻って同様の処理を繰り返す。 して、流量値を算出した後、監視部112は、 量超過などの流量に異常があるかどうかを 定する(ステップS120)。ステップS120において 流量に異常がある場合は次の処理に進み、 常が無い場合はステップS117の流量計測に戻 って同様の処理を繰り返す。また、監視部112 は、圧力センサ108からの圧力検出信号、感震 器126からの感震信号、警報器128からの異常検 知信号などによる異常信号が出力されたかど うかを判定する(ステップS121)。ステップS121 おいて、異常信号が出力された場合は次の 理に進み、異常信号が出力されない場合は テップS117の流量計測に戻って同様の処理を り返す。

 次に、監視部112は、流量に異常がある場 または異常信号が出力された場合に、不具 発生と判定して保安信号を制御部114に出力 る。ここで、監視部112は、不具合を検知し 保安信号を出力する際に、上記選択された 定機能の保安機能だけでなく、選択されて ない未設定機能の保安機能についても作動 件を判定し、作動条件を満足する場合に、 当する保安機能に関する保安信号と機能設 の有無の情報とを制御部114に受け渡す。そ て、制御部114は、保安信号が出力された保 機能について、上記設定された保安機能か うかを判定する(ステップS122)。ステップS122 において、設定された保安機能である場合は 、遮断弁104を作動させて流路102を閉じ、ガス の供給を遮断する(遮断弁閉動作:ステップS123 )。

 一方、ステップS122において、未設定の保安 機能である場合は、制御部114は、通信部124を 介して警報を送信し、通信回線300経由で監視 センタ200に警報を通知する(ステップS124)。こ れにより、使用者により選択されていない保 安機能についても、作動条件を所定回数満足 して不具合が検知された場合に、監視センタ 200において不具合発生を認識できる。監視セ ンタ200は、ガスメータ100から不具合発生の通 知を受けた場合に、使用者に対して選択され ていない保安機能による不具合が発生してい ることを知らせて、該当する保安機能の設定 の必要性を報告し、保安機能の向上を促す。
 一方、流量値算出ステップS119において、計 測機能として設定された各種の流量値の積算 を行い、この積算値をデータ記憶部1000に格 する(ステップS125)。そして監視部112は、積 された流量値の送信を要求する信号の有無 判定する(ステップS126)。そして要求する信 がある場合は監視部112から制センタ4に指示 号が出力され、制御部114はデータ記憶部1000 から所定の流量積算値を読み出し、通信部124 を介して監視センタ200に送信する(ステップS1 27)。そして監視センタ200では、料金引き落と し信号などを発信する。
 また、ステップS126で送信を要求する信号が 検出されない場合は、ステップS126の判定ス ップに戻って同様の処理を繰り返す。

 上述した本実施の形態によれば、使用環 などによって通信回線を介して適宜保安機 情報をインストールし、インストールされ 保安機能情報を選択して設定可能にでき、 定機能については該当する事象が発生した 合にガスの供給を遮断する保安処理を実行 ることができる。なお、未設定機能につい は監視センタへ通知することで、監視セン において未設定機能の不具合発生を認識さ るようにすることも可能である。この場合 例えば使用者に該当する保安機能の設定を し、保安機能を向上させることが可能とな 。

 保安機能は、複数の機能の中から使用地 や設置場所、使用状態、使用流量などに応 て、通信回線を介して選択的に設定するこ が可能である。また、保安機能のバージョ アップなどによる更新や、新規の保安機能 追加も通信回線を通じて容易に実行可能で る。

 また、ガスメータにほぼ全ての保安機能 内蔵され、ガス供給に伴う事故の発生は極 て低く安全性は確保されている状態であっ も、稀に事故が発生する場合がある。この うな場合、稀に発生する事故を防止するた の高度な保安機能をオプション扱いとして 通信回線を通じてインストールすることが き、ガスメータのバージョンアップを可能 することもできる。

 また、使用地域によっては、保安機能が 備されていない所も想定される。このよう 地域の場合、今後のインフラ整備、安全性 重視する使用者の感情変化、国の施策等の 化に伴って、保安機能の充実に対する要望 出てくる可能性がある。その初期的対応と て、ガス供給に伴う事故を未然に防止する 安機能を選択的に設定可能とし、保安機能 対して課金を行い、現行ガスメータの機能 実を図りつつ、ガス供給システムの安全性 上を図ることも可能である。

 なお、上記のガスメータにおいて、前記 御部は、前記機能設定部により設定されて ない未設定機能の作動条件を満足する事象 発生した場合に、前記通信部により前記監 センタへ未設定機能の不具合発生を通知す ようにしてもよい。この構成により、未設 機能については監視センタへ通知すること 、監視センタにおいて未設定機能の不具合 生を認識させることができる。この場合、 えば使用者に該当する保安機能の設定を促 、ガスメータ側でその保安機能を持たない 合には、通信回線を介してインストールし 保安機能を向上させることが容易に可能と る。

 また、上記のガスメータであって、前記 御部は、前記未設定機能の不具合発生を通 する際、前記未設定機能の作動条件を満足 る事象が所定回数発生した場合に通知を実 するようにしてもよい。これにより、ガス 給に伴う不具合発生状況の検出精度を高め ことが可能となる。

(実施の形態2)
 次に本発明の実施の形態2について説明する 。
 装置としては前記実施の形態1と共通部分が 多いため、説明を簡略化するが、図3は、本 明の実施の形態におけるガスメータ及びガ 保安システムの構成を示すブロック図であ 。本実施の形態に係るガス保安システムは 監視センタから通信回線を介して送信され くる保安機能選択信号に基づき、適用する 安機能を使用環境に応じて選択できるよう したことを特徴とするものである。すなわ 、このガス保安システムは、前記実施の形 1のガス保安システムと同様、流量計測装置 してのガスメータ100と、ガスの供給に関す 保安機能の監視、各使用者における使用状 の管理等を行う監視センタ200とを備えて構 される。ガスメータ100は、ガス器具が設け れる建物の外部または内部に配置される。 視センタ200は、ガス会社、プロパン業者、 しくはこれらと関係のある会社などの管理 署に設置され、各建物に配置されたガスメ タ100を集中管理する装置である。ガスメー 100と監視センタ200とは、無線通信回線、電 回線、インターネットなどの通信回線300を して通信可能に接続され、両者の間で各種 号やデータのやり取りが可能となっている ここで図1との比較から明らかなように、前 記実施の形態1における保安機能情報受信部11 22に代えて、本実施の形態では保安機能情報 択部2122が用いられている点で異なる。

 保安機能情報選択部2122は、保安機能情報 格納部1120に対して、計測機能、保安機能の れぞれの選択指示入力を行うインタフェー 機能を有する。この保安機能情報選択部2122 、監視センタ200から通信回線300、通信部124 介して送られてきた選択信号を計保安機能 報格納部1120に入力可能となっている。なお 、監視センタ200からの遠隔指示の他に、無線 通信、赤外線通信等の各種通信手段によって 選択指示を入力できるようにすることも可能 である。また、保安機能情報選択部2122は、 作ボタン、宅内表示器、パーソナルコンピ ータ等の情報処理機器や端末などによる操 入力手段を有する構成とし、使用者や管理 などが直接入力指示して選択指示を入力す ようにしてもよい。このように、保安機能 報選択部2122は上記のものに限定されず、機 選択入力を各種方法で実現可能である。

 次に、本実施の形態におけるガスメータ びガス保安システムの動作について詳細に 明する。図4は、本発明の実施の形態におけ るガスメータ及びガス保安システムの動作時 の処理手順を示すフローチャートである。

 まず機能設定処理として、機能設定部1116 は、保安機能情報選択部2122の受信情報を確 し、保安機能設定の要求があるかどうかを 定する(ステップS111)。ステップS111において 保安機能設定の要求がある場合は、監視セ タから通信回線を介して保安機能選択信号 送信され(ステップS213)、保安機能情報格納 1120に格納された保安機能情報から保安機能 選択信号に基づき所定の保安機能情報を選択 する(ステップS214)。そして、通信回線を介し て、監視センタから保安機能情報選択信号を 配信したというタイミング信号が受信されて いるか否かを判断し(ステップS115)、前記保安 機能情報格納部1120から所定の保安機能情報 設定する(ステップS116)。一方保安機能設定 要求があるか否かを判断するステップS111に いて保安機能設定の要求がなされていない 合は、デフォルト保安モード(例えば合計最 大流量超過のみ)に設定して(ステップS112)、 断ステップ115に進む。これらの保安機能の 定を行うことで、機能設定完了となる(ステ プS116)。なお、ここでタイミング信号は、 針をしたというタイミング信号でもよいし 料金を引き落としたというタイミング信号 もよく、ステップS115では、このタイミング 号により、保安機能情報設定の有効・無効 切り替えが判断される。

 次に、流量計測部106により、ガスの流量 測を行う(ステップS117)。そして、流量が検 されたかどうかを判定し(ステップS118)、流 が検出された場合は、流量演算部110により 量値を算出する(ステップS119)。この流量値 出において、計測機能として設定された各 の流量値の積算を行う。また、ステップS118 で流量が検出されない場合は、ステップS117 流量計測に戻って同様の処理を繰り返す。 して、流量値を算出した後、監視部112は、 量超過などの流量に異常があるかどうかを 定する(ステップS120)。ステップS120において 流量に異常がある場合は次の処理に進み、 常が無い場合はステップS117の流量計測に戻 って同様の処理を繰り返す。また、監視部112 は、圧力センサ108からの圧力検出信号、感震 器126からの感震信号、警報器128からの異常検 知信号などによる異常信号が出力されたかど うかを判定する(ステップS121)。ステップS121 おいて、異常信号が出力された場合は次の 理に進み、異常信号が出力されない場合は テップS117の流量計測に戻って同様の処理を り返す。

 次に、監視部112は、流量に異常がある場 または異常信号が出力された場合に、不具 発生と判定して保安信号を制御部114に出力 る。ここで、監視部112は、不具合を検知し 保安信号を出力する際に、上記選択された 定機能の保安機能だけでなく、選択されて ない未設定機能の保安機能についても作動 件を判定し、作動条件を満足する場合に、 当する保安機能に関する保安信号と機能設 の有無の情報とを制御部114に受け渡す。そ て、制御部114は、保安信号が出力された保 機能について、上記設定された保安機能か うかを判定する(ステップS122)。ステップS122 において、設定された保安機能である場合は 、遮断弁104を作動させて流路102を閉じ、ガス の供給を遮断する(遮断弁閉動作:ステップS123 )。

 一方、ステップS122において、未設定の保安 機能である場合は、制御部114は、通信部124を 介して警報を送信し、通信回線300経由で監視 センタ200に警報を通知する(ステップS124)。こ れにより、使用者により選択されていない保 安機能についても、作動条件を所定回数満足 して不具合が検知された場合に、監視センタ 200において不具合発生を認識できる。監視セ ンタ200は、ガスメータ100から不具合発生の通 知を受けた場合に、使用者に対して選択され ていない保安機能による不具合が発生してい ることを知らせて、該当する保安機能の設定 の必要性を報告し、保安機能の向上を促す。
 一方、流量値算出ステップS119において、計 測機能として設定された各種の流量値の積算 を行い、この積算値をデータ記憶部1000に格 する(ステップS125)。そして監視部112は、積 された流量値の送信を要求する信号の有無 判定する(ステップS126)。そして要求する信 がある場合は監視部112から制御部114に指示 号が出力され、制御部114はデータ記憶部1000 ら所定の流量積算値を読み出し、通信部124 介して監視センタ200に送信する(ステップS12 7)。そして監視センタ200では、料金引き落と 信号などを発信する。
 また、ステップS126で送信を要求する信号が 検出されない場合は、ステップS126の判定ス ップに戻って同様の処理を繰り返す。

 上述した本実施の形態によれば、ガスメ タに格納されている保安機能情報から、使 環境などによって通信回線を介して適宜入 される保安機能選択信号に基づき、保安機 情報を選択して設定可能にでき、設定機能 ついては該当する事象が発生した場合にガ の供給を遮断する保安処理を実行すること できる。なお、未設定機能については監視 ンタへ通知することで、監視センタにおい 未設定機能の不具合発生を認識させるよう することも可能である。この場合、例えば 用者に該当する保安機能の設定を促し、保 機能を向上させることが可能となる。

 保安機能は、複数の機能の中から使用地 や設置場所、使用状態、使用流量などに応 て、通信回線を介して選択的に設定するこ が可能である。また、保安機能のバージョ アップなどによる更新や、新規の保安機能 追加も通信回線を通じて容易に実行可能で る。

 また、ガスメータにほぼ全ての保安機能 内蔵され、ガス供給に伴う事故の発生は極 て低く安全性は確保されている状態であっ も、稀に事故が発生する場合がある。この うな場合、稀に発生する事故を防止するた の高度な保安機能をオプション扱いとして 通信回線を通じてインストールするように てもよく、これにより、ガスメータのバー ョンアップを可能にすることもできる。

 また、使用地域によっては、保安機能が 備されていない所も想定される。このよう 地域の場合、今後のインフラ整備、安全性 重視する使用者の感情変化、国の施策等の 化に伴って、保安機能の充実に対する要望 出てくる可能性がある。その初期的対応と て、ガス供給に伴う事故を未然に防止する 安機能を選択的に設定しておき、後に保安 報選択信号によって他の保安機能を選択可 とし、保安機能に対して課金を行い、現行 スメータの機能充実を図りつつ、ガス供給 ステムの安全性向上を図ることも可能であ 。

 なお、上記のガスメータにおいて、前記 御部は、前記機能設定部により設定されて ない未設定機能の作動条件を満足する事象 発生した場合に、前記通信部により前記監 センタへ未設定機能の不具合発生を通知す ようにしてもよい。この構成により、未設 機能については監視センタへ通知すること 、監視センタにおいて未設定機能の不具合 生を認識させることができる。この場合、 えば使用者に該当する保安機能の設定を促 、ガスメータに格納された保安機能から、 信回線を介して保安機能選択信号を送信し 保安機能を向上させることが容易に可能と る。また、ガスメータ側でその保安機能を たない場合には、通信回線を介してインス ールし、保安機能を向上させることも可能 ある。

 また、上記のガスメータであって、前記 御部は、前記未設定機能の不具合発生を通 するようにしてもよく、通知する際、前記 設定機能の作動条件を満足する事象が所定 数発生した場合に通知を実行するようにし もよい。これにより、ガス供給に伴う不具 発生状況の検出精度を高めることが可能と る。

(実施の形態3)
 次に、本発明の実施の形態3について説明す る。
 図5は、本発明の実施の形態3におけるガス ータ及びガス保安システムの構成を示すブ ック図である。本実施の形態においても前 実施の形態1および2のガスメータ及びガス保 安システムとほぼ同様であるが、機能設定部 の機能が異なる。すなわち、本実施の形態に 係るガス保安システムは、監視センタ200又は 端末600からインターネット等のネットワーク 網500を介して送信されてくる保安機能選択信 号に基づき、ガスメータ100に適用する保安機 能を使用環境に応じて選択できるようにした ことを特徴とするものである。すなわち、こ のガス保安システムは、流量計測装置として のガスメータ100と、ガスの供給に関する保安 機能の監視、各使用者における使用状態の管 理、保安機能の設定等を行う監視センタ200と 、ガスメータ100に対して保安機能の設定が可 能な端末600と、端末600で保安機能の設定を可 能にするサーバ400とを備えて構成される。

 ガスメータ100は、ガス器具が設けられる 物の外部または内部に配置される。監視セ タ200は、ガス会社、プロパン業者、もしく これらと関係のある会社などの管理部署に 置され、各建物に配置されたガスメータ100 集中管理する装置である。ガスメータ100と 視センタ200及びガスメータ100と端末600とは ネットワーク網500を介して通信可能に接続 れ、両者の間で各種信号やデータのやり取 が可能となっている。端末600は、ガス使用 が所有するパソコン、携帯電話、PHS(Personal Handy-phone System)、PDA(Personal Digital Assistant)な どである。サーバ400は主に通信会社に設置さ れる。

 ガスメータ100は、ガスが供給される流路1 02に接続され、この流路102中には、遮断弁104 流量計測部106、圧力センサ108が設けられる また、ガスメータ100は、流量演算部110、監 部112、制御部114、機能設定部1116、保安機能 情報選択部2122、保安機能情報格納部1120、通 部124、感震器126を備えている。ここで、流 演算部110、監視部112、制御部114、機能設定 1116、保安機能情報格納部1120は、マイコン のプロセッサ及びメモリを有して構成され 演算処理装置によって各部の機能が実現さ る。

 ガスメータ100の下流側の流路には、ガス ーブル、ファンヒータ、給湯器、床暖房等 1台以上の種々のガス器具A151,ガス器具B152, ス器具C153が接続されている。また、ガス器 151~153の設置場所の近傍には、ガス漏れや一 酸化炭素(CO)等を検知して異常状態の警報を う警報器128が配置され、ガスメータ100と無 通信または有線通信によって互いに通信可 となっている。

 流量計測部106は、流路102に流れるガスの 量を計測するもので、超音波流量計などに って構成される。なお本実施の形態では、 量計測部106として超音波流量計を用いた場 の構成例を説明するが、ガスの流量を計測 きるものであれば、フルイディック式流量 や膜式流量計など、他の種々の流量計測手 を用いてもよい。流量計測部106は、流路102 の上流側と下流側に設けた超音波送受信器 で一定時間間隔(例えば2秒など)で交互に超 波を送受信させ、流体の流れに対して順方 と逆方向の超音波の伝搬時間の差を求め、 の伝搬時間差から被計測流体の流速及び流 を計測する。

 流量演算部110は、流量計測部106から出力 れる計測流量値を用いて、使用されたガス 流量、その計測時間に対応する流量パター などを算出して、内部または外部に設けた 憶部に積算流量や流量パターンなどの流量 び時間に関する流量データを記憶する。ま 、算出した流量データは監視部112に出力す 。流量演算部110における流量の計測機能は 後述する機能設定部1116によって選択的に設 定可能である。

 圧力センサ108は、流路102におけるガスの 力を検出し、圧力検出信号を監視部112に出 する。また、感震器126は、地震の揺れを検 し、所定以上の震度の揺れを検出した場合 感震信号を監視部112に出力する。また、警 器128は、流路102またはガス器具151~153からの ガス漏れ、ガス器具151~153から発生したCOを検 出し、これらのガス漏れやCO漏れを検知した 合に異常検知信号を監視部112に出力する。 信部124は、ネットワーク網500に接続して通 を行う通信機能を有し、ネットワーク網500 介して監視センタ200又は端末600との間で通 を行って信号やデータを送受信する。ネッ ワーク網500への接続にはTCP/IP(Transmission Cont rol Protocol/Internet Protocol)等の通信プロトコル が用いられる。

 監視部112は、設定された保安機能に従っ ガス使用時の不具合を監視するものである この監視部112は、流量演算部110からの流量 ータ、圧力センサ108からの圧力検出信号、 震器126からの感震信号、警報器128からの異 検知信号などに基づき、保安機能の作動条 を満足する場合に、ガス使用時の不具合を 知して保安信号を制御部114に出力する。こ で流量演算部110からの流量データは、デー 記憶部1000に記憶され、所定のタイミングで 制御部114に出力される。監視部112における保 安機能は、後述する保安機能情報格納部1120 び機能設定部1116によって選択的に設定可能 ある。この監視部112は、機能設定部1116で設 定された保安機能について監視する第1の監 動作と、機能設定部1116で設定されていない 安機能について監視する第2の監視動作とを 有している。

 保安機能情報格納部1120は、監視部112にお いて実現する各種の保安機能に関する情報を 格納しており、保安機能情報選択部2122から 指示に基づいて該当する保安機能の選択情 を機能設定部1116に出力する。

 機能設定部1116は、選択情報に基づき、保 安機能情報格納部1120から当該ガスメータの 測機能と保安機能の機能設定を行い、機能 定信号を流量演算部110と監視部112に出力す 。なお、各種の計測機能を実現するプログ ムは、流量演算部110に格納しておき、機能 定部1116からの機能設定信号によって該当す 機能を動作させる構成であってもよいし、 安機能情報格納部1120に格納しておいて、選 択された計測機能のプログラムを読み出して 機能設定部1116から流量演算部110へ入力して 作させる構成としてもよい。また、各種の 安機能を実現するプログラムは、保安機能 報格納部1120に格納しておき、機能設定部1116 からの機能設定信号によって該当する機能を 動作させる構成であってもよいし、保安機能 情報格納部1120に格納しておいて、通信部124 介して監視センタ200から送信されてくる保 機能選択信号により、所定の保安機能情報 選択し、選択された保安機能のプログラム 読み出して機能設定部1116から監視部112へ入 して動作させる構成としてもよい。

 保安機能情報選択部2122は、保安機能情報 格納部1120に対して、計測機能、保安機能の れぞれの選択指示入力を行うインタフェー 機能を有する。この保安機能情報選択部2122 、監視センタ200からネットワーク網500、通 部124を介して送られてきた選択信号を保安 能情報格納部1120に入力可能となっている。 また同様に、端末600からネットワーク網500、 通信部124を介して送られてきた選択信号を保 安機能情報格納部1120に入力可能となってい 。なお、監視センタ200や端末600からの有線 信の他に、無線通信、赤外線通信等の各種 線通信手段によって選択指示を入力できる うにすることも可能である。また、保安機 情報選択部2122は、操作ボタン、宅内表示器 パーソナルコンピュータ等の情報処理機器 端末などによる操作入力手段を有する構成 し、使用者や管理者などが直接入力指示し 選択指示を入力するようにしてもよい。こ ように、保安機能情報選択部2122は上記のも のに限定されず、機能選択入力を各種方法で 実現可能である。

 制御部114は、監視部112からの保安信号に づき、ガス供給の遮断、または監視センタ2 00への通知を行う。ガス供給の遮断を行う場 は、遮断弁104を作動させて流路102を遮断す 。通知を行う場合は、通信部124に指示して ットワーク網500を介して監視センタ200と通 を行い、監視センタ200に未設定機能の不具 発生を通報する。この際、制御部114は、監 部112の第1の監視動作により、機能設定部111 6で設定された保安機能(設定機能)の作動条件 を満足する事象を検知した場合に、ガス供給 の遮断を行う。また、監視部112の第2の監視 作により、機能設定部1116で設定されていな 保安機能(未設定機能)の作動条件を満足す 事象を検知した場合に、監視センタ200への 報の通知を行うようにしてもよい。なお、 視センタ200への通知は、第2の監視動作によ 不具合判定が所定回数発生した場合に実行 る。これにより、ガス供給に伴う不具合発 状況の検出精度を高め、保安機能の追加必 性を使用者に訴求するときのデータとする

 監視センタ200は、ガスメータ100からの第2 の監視動作による不具合の通知を受けた場合 に、使用者に対して、現在選択されていない 保安機能による不具合検知がなされているこ とを通知し、使用者に該当する保安機能の設 定を促す。使用者への通知は、ネットワーク 網500を利用した電子メールによる通知の他、 電話回線を用いた通知、端末600が携帯電話、 PHSなどの移動機の場合は移動体通信網を用い た通知がある。これにより、保安機能の向上 を図るようにする。また、監視センタ200は、 ネットワーク網500を介してガスメータ100に設 定指示を送信し、該当事象が検知された未設 定機能の保安機能を設定するようにしてもよ い。

 計測機能としては、流量の各種条件に応じ 積算処理があり、例えば以下のような機能 ある。これらの流量計測結果は、料金割引 に活用可能である。
(1)通常積算機能…計測される流量値を積算す る
(2)時間帯別積算機能…流量値を所定の時間帯 別に積算し、割引、割増に活用する
(3)季節別積算機能…流量値を所定の季節別( 別など)に積算し、割引、割増に活用する
(4)器具別積算機能…流量値を使用器具別に積 算し、割引、割増に活用する
(5)機能別積算機能…流量値を使用形態別(暖 、給湯、調理など)に積算し、割引、割増に 用する
 なお、時間帯別、季節別の積算を行う場合 、タイマ及びカレンダー機能が必要であり 器具別、機能別の積算を行う場合は、器具 別機能、使用形態判別機能を有したメータ 前提となる。

 ここで、使用者が特に機能選択しない場 は、例えばデフォルト計測モードとして通 積算機能がデフォルト機能に設定され、機 選択された場合は、通常積算機能に加えて 選択された計測機能が有効となる。

 保安機能としては、流量超過、使用時間超 、漏洩検知、圧力異常、脈動検知、感震器 動、警報器作動などによる各種不具合の事 を検知し、保安のための処理を行う機能が り、例えば不具合検知について以下のよう 機能がある。
(1)合計最大流量超過…所定期間の合計流量が 基準流量を超えた場合
(2)個別最大流量超過…流量が計測される度に 前回の流量値との変化が所定値以上の場合
(3)安全継続時間超過…流量別に規定された連 続使用許容時間を超えて使用継続した場合
(4)圧力上昇検知…圧力値が所定値以上に上昇 したことを検知した場合
(5)圧力低下検知…圧力値が所定値以下に低下 したことを検知した場合
(6)感震器作動検知…地震等の震動により感震 器が作動したことを検知した場合
(7)微少漏洩検知…所定の微少漏洩流量を所定 日数検知した場合
(8)脈動検知…所定値以上の流量変動あるいは 圧力変動を検知した場合
(9)警報器作動検知…各種警報器が作動したこ とを検知した場合

 ここで、使用者が特に機能選択しない場 は、例えばデフォルト保安モードとして合 最大流量超過の保安機能がデフォルト機能 設定され、機能選択された場合は、その選 された保安機能が有効となる。また、上述 たように、保安機能により不具合を検知し 場合の処理動作として、警報動作と遮断動 を有し、選択された設定機能で不具合を検 した場合は遮断動作とする。

 端末600は、TCP/IP等の通信プロトコルを用 てネットワーク網500に接続する通信機能を し、ガスメータ100と通信を行って保安機能 設定を行う。端末600がガスメータ100に対し 保安機能の設定を行う場合、サーバ400にア セスして希望する保安機能の料金を支払う 理を行う。この際、端末600には保安機能を 入するためのアプリケーションが必要とな が、当該アプリケーションをサーバ400にア セスする前に所定のサイトから入手しても いし、サーバ400にアクセスした際にサーバ4 00から入手するようにしてもよい。本実施形 ではサーバ400から入手するものとする。

 端末600の使用者は、監視センタ200から保 機能の追加購入を促された場合、あるいは ら望んだ保安機能を購入しようとする場合 端末600を使用してサーバ400にアクセスする そして、サーバ400と通信を行って必要な保 機能を購入し、その後、ガスメータ100にア セスして、購入した保安機能に対応する保 機能選択信号を送信する。ガスメータ100の 信部124は、端末600から送信された保安機能 択信号を受信すると、それを保安機能情報 択部2122に出力する。保安機能情報選択部212 2は、保安機能選択信号を受け取ると、保安 能情報格納部1120に格納されている複数の保 機能情報から該当するものを選択する。そ て、この保安機能情報が機能設定部1116に出 力されて、対応するプログラムが監視部112に 設定される。これにより、監視部112は新たに 設定された保安機能に従ってガス使用時の不 具合を監視する。 サーバ400は、TCP/IP等の通 プロトコルを用いてネットワーク網500に接 する通信機能を有し、この通信機能を使用 て端末600に保安機能の設定を可能にするア リケーションを与える。また、端末600で保 機能の設定に伴って課金が発生した場合に の処理を行う。

 次に、本実施の形態におけるガスメータ びガス保安システムの動作について詳細に 明する。図6は、本発明の実施の形態におけ るガスメータ及びガス保安システムの動作時 の処理手順を示すフローチャートである。

 まず機能設定処理として、機能設定部1116 は、保安機能情報選択部2122の受信情報を確 し、保安機能設定の要求があるかどうかを 定する(ステップS111)。ステップS111において 保安機能設定の要求がある場合は、監視セ タ200又は端末600からネットワーク網500を介 て保安機能選択信号が送信され(ステップS31 3)、保安機能情報格納部1120に格納された保安 機能情報から保安機能選択信号に基づき所定 の保安機能情報を選択する(ステップS314)。そ して、ネットワーク網500を介して、監視セン タ200又は端末600から保安機能選択信号を配信 したというタイミング信号が受信されている か否かを判断し(ステップS115)、保安機能情報 格納部1120から所定の保安機能情報を設定す (ステップS116)。一方、保安機能設定の要求 あるか否かを判断するステップS111において 安機能設定の要求がなされていない場合は デフォルト保安モード(例えば合計最大流量 超過のみ)に設定して(ステップS112)、ステッ S115に進む。これらの保安機能の設定を行う とで、機能設定完了となる(ステップS116)。 お、上記タイミング信号は、検針をしたと うタイミング信号でもよいし、料金を引き としたというタイミング信号でもよく、ス ップS115では、このタイミング信号により、 保安機能情報設定の有効・無効の切り替えが 判断される。

 次に、流量計測部106により、ガスの流量 測を行う(ステップS117)。そして、流量が検 されたかどうかを判定し(ステップS118)、流 が検出された場合は、流量演算部110により 量値を算出する(ステップS119)。この流量値 出において、計測機能として設定された各 の流量値の積算を行う。また、ステップS118 で流量が検出されない場合は、ステップS117 流量計測に戻って同様の処理を繰り返す。 して、流量値を算出した後、監視部112は、 量超過などの流量に異常があるかどうかを 定する(ステップS120)。ステップS120において 流量に異常がある場合は次の処理に進み、 常が無い場合はステップS117の流量計測に戻 って同様の処理を繰り返す。また、監視部112 は、圧力センサ108からの圧力検出信号、感震 器126からの感震信号、警報器128からの異常検 知信号などによる異常信号が出力されたかど うかを判定する(ステップS121)。ステップS121 おいて、異常信号が出力された場合は次の 理に進み、異常信号が出力されない場合は テップS117の流量計測に戻って同様の処理を り返す。

 次に、監視部112は、流量に異常がある場 または異常信号が出力された場合に、不具 発生と判定して保安信号を制御部114に出力 る。ここで、監視部112は、不具合を検知し 保安信号を出力する際に、上記選択された 定機能の保安機能だけでなく、選択されて ない未設定機能の保安機能についても作動 件を判定し、作動条件を満足する場合に、 当する保安機能に関する保安信号と機能設 の有無の情報とを制御部114に受け渡す。そ て、制御部114は、保安信号が出力された保 機能について、上記設定された保安機能か うかを判定する(ステップS122)。ステップS122 において、設定された保安機能である場合は 、遮断弁104を作動させて流路102を閉じ、ガス の供給を遮断する(遮断弁閉動作:ステップS123 )。

 また、ステップS122において、未設定の保 安機能である場合は、制御部114は、通信部124 を介して警報を送信し、ネットワーク網500経 由で監視センタ200に警報を通知する(ステッ S124)。これにより、使用者により選択されて いない保安機能についても、作動条件を所定 回数満足して不具合が検知された場合に、監 視センタ200において不具合発生を認識できる 。監視センタ200は、ガスメータ100から不具合 発生の通知を受けた場合に、電子メール等を 使用して使用者の端末600に対して選択されて いない保安機能による不具合が発生している ことを知らせて、該当する保安機能の設定の 必要性を報告し、保安機能の向上を促す。

 一方、流量値算出ステップS119において、計 測機能として設定された各種の流量値の積算 を行い、この積算値をデータ記憶部1000に格 する(ステップS125)。そして監視部112は、積 された流量値の送信を要求する信号の有無 判定する(ステップS126)。そして要求する信 がある場合は監視部112から制御部114に指示 号が出力され、制御部114はデータ記憶部1000 ら所定の流量積算値を読み出し、通信部124 介して監視センタ200に送信する(ステップS12 7)。そして監視センタ200では、料金引き落と 信号などを発信する。
 また、ステップS126で送信を要求する信号が 検出されない場合は、ステップS126の判定ス ップに戻って同様の処理を繰り返す。

 次に、図7に示すシーケンス図を参照して、 本発明の実施形態におけるガスメータ及びガ ス保安システムの新規保安機能の設定手順を 説明する。
 ガスメータ100において、制御部114は、監視 112の第2の監視動作により、機能設定部1116 設定されていない保安機能(未設定機能)の作 動条件を満足する事象を検知した場合に、監 視センタ200に不具合の通知を行う(ステップS2 00)。監視センタ200は、ガスメータ100から第2 監視動作による不具合の通知を受けると、 用者の端末600に電子メール等を使用して通 する(ステップS201)。

使用者は監視センタ200からの通知を受ける と、端末600を使用してサーバ400にアクセスし 、新規保安機能の購入要求を送る(ステップS2 02)。サーバ400は、端末600からアクセスがある と、認証を行い、適合していれば保安機能を 購入するためのアプリケーションを端末600に 送信する(ステップS203)。端末600は、サーバ400 から送信されたアプリケーションを受信する と、該アプリケーションに従って動作を開始 し、端末600の表示画面に保安機能を購入する ための情報を表示する。この表示を見て使用 者が所望の保安機能を選択すると、端末600は 、選択された保安機能をサーバ400に通知する (ステップS204)。サーバ400は端末600から通知さ れた保安機能に対して課金処理を行い(ステ プS205)、正常に処理を終えると(具体的には レジットカード等による引き落としを終え と)、端末600に対して処理終了を通知する(ス テップS206)。

 端末600は、サーバ400から処理終了通知を けると、ガスメータ100にアクセスして、使 者が購入した保安機能を選択するための保 機能選択信号を送信する(ステップS207)。ガ メータ100は、端末600からの保安機能選択信 を受信すると、その保安機能選択信号に応 た新規の保安機能を設定する(ステップS208) これにより、新規の保安機能を含む複数の 安機能に従ってガス使用時の不具合を監視 る。   

 このように、上述した本実施の形態によ ば、ガスメータ100に格納されている保安機 情報から、使用環境などによってネットワ ク網500を介して適宜入力される保安機能選 信号に基づき、保安機能情報を選択して設 可能にでき、設定機能については該当する 象が発生した場合にガスの供給を遮断する 安処理を実行することができる。未設定の 安機能については、未設定での事象が発生 た場合に監視センタ200に通知することで、 視センタ200で未設定機能の不具合発生を認 させて、ガスの使用者の端末600に通知させ 。そして、ガスの使用者に、端末600を使用 て該当する保安機能の設定させることで、 安機能の更なる向上が可能となる。

 保安機能は、複数の機能の中から使用地 や設置場所、使用状態、使用流量などに応 て、ネットワーク網500を介して選択的に設 することが可能である。また、保安機能の ージョンアップなどによる更新や、新規の 安機能の追加もネットワーク網500を通じて 易に実行可能である。

 また、ガスメータ100にほぼ全ての保安機 が内蔵され、ガス供給に伴う事故の発生は めて低く安全性は確保されている状態であ ても、稀に事故が発生する場合がある。こ ような場合、稀に発生する事故を防止する めの高度な保安機能をオプション扱いとし 、ネットワーク網500を通じてインストール るようにしてもよく、これにより、ガスメ タのバージョンアップを可能にすることも きる。

 また、使用地域によっては、保安機能が 備されていない所も想定される。このよう 地域の場合、今後のインフラ整備、安全性 重視する使用者の感情変化、国の施策等の 化に伴って、保安機能の充実に対する要望 出てくる可能性がある。その初期的対応と て、ガス供給に伴う事故を未然に防止する 安機能を選択的に設定しておき、後に保安 報選択信号によって他の保安機能を選択可 とし、保安機能に対して課金を行い、現行 スメータの機能充実を図りつつ、ガス供給 ステムの安全性向上を図ることも可能であ 。

 なお、上記のガスメータ100であって、制 部114は、未設定機能の不具合発生を通知す ようにしてもよく、通知する際、未設定機 の作動条件を満足する事象が所定回数発生 た場合に通知を実行するようにしてもよい これにより、ガス供給に伴う不具合発生状 の検出精度を高めることが可能となる。

 また、上記のガスメータシステムでは、 スメータ100に各種保安機能を実現するプロ ラムを持たせて、それらのプログラムを監 センタ200と端末600で選択するようにした(即 ち監視センタ200と端末600からガスメータ100に 保安機能選択信号を送信するようにした)が 当該プログラムを監視センタ200と端末600か ガスメータ100に送信するようにしてもよい 特に、端末600から送信する場合は、サーバ40 0に各種保安機能を実現するプログラムを保 し、端末600がサーバ400から該当するプログ ムを入手して送信することになる。

また、上記のサーバ400において、保安機能 を購入するためのアプリケーションを端末600 に与えるようにしたが、このアプリケーショ ンをガス会社のインターネット上のサイトで ダウンロードできるようにしてもよいし、CD- ROM等の記録媒体を介して供給するようにして もよいし、工場出荷に端末600に持たせるよう にしてもよい。

 また、本発明は上記の実施の形態におい 示されたものに限定されるものではなく、 細書の記載、並びに周知の技術に基づいて 当業者が変更、応用することも本発明の予 するところであり、保護を求める範囲に含 れる。

 本発明は、通信回線を介して適宜保安機 情報を供給し使用環境などによって設定す ことができ、保安機能を向上させることが 能となる効果を有し、ガスの使用流量を計 するガスメータ及びこのガスメータを用い ガス保安システム等において有用である。