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Title:
GAS SPRING
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2009/051116
Kind Code:
A1
Abstract:
[PROBLEMS] A gas spring in which a stopper member that forms a lock mechanism of the gas spring is connected without positional misalignment to a front end of a cover body also forming the gas spring. [MEANS FOR SOLVING PROBLEMS] The gas spring has the cover body (3) and the stopper member (4). The cover body (3) is a circular tube body in which a rod body (2) is inserted and urged in the direction in which a rod body (2) projects from the inside of a cylinder body (1) by gas pressure sealed in the cylinder body (1). The rod body (2) has a base end inserted in a cylinder body (1) in an advanceable and recedable manner. The cover body (3) has a base end (3a) that is pivotally attached to a front end (2a) of the rod body (2), where the front end (2a) is that portion of the rod body (2) which extends outward of the cylinder body (1). The stopper member (4) is mounted on the base end (3a) of the cover body (3), and inside the stopper member (4) is the front end (2a) of the cylinder body (1). In the stopper member (4), a head end (1c) of the cylinder body (1) is exposed to the inside of a front end (3b) of the cover body (3). The stopper member (4) has a deformed section (4e) located at an end surface (4d) facing a bottom end (1a) of the cylinder body (1). The deformed section (4e) is formed in a substantially tubular shape axially aligned with the cover body (3) and is partially deformed in the direction of the axis of the stopper member (4).

Inventors:
ASA TAKASHI (JP)
SAITOU YASUSHI (JP)
Application Number:
PCT/JP2008/068601
Publication Date:
April 23, 2009
Filing Date:
October 14, 2008
Export Citation:
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Assignee:
KAYABA INDUSTRY CO LTD (JP)
YANAGISAWA SEIKI MFG CO LTD (JP)
ASA TAKASHI (JP)
SAITOU YASUSHI (JP)
International Classes:
F16F9/00; F16F9/38
Foreign References:
JP2007064281A2007-03-15
JPS57186647A1982-11-17
Attorney, Agent or Firm:
Patent Professional Corporation HIROE AND ASSOCIATES (Gifu-shi, Gifu 68, JP)
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Claims:
シリンダ体内に基端側を出没可能に挿通させるロッド体がシリンダ体内に封入のガス圧によってシリンダ体内から突出する方向に附勢されると共に円筒体からなりながら内側にロッド体を挿通させるカバー体を有し、このカバー体における基端部がロッド体におけるシリンダ体外への突出端部たる先端部に枢着されると共に先端部が内側にシリンダ体におけるヘッド端部を臨在させるストッパ部材を有し、カバー体における軸線がロッド体における軸線と一致するときにシリンダ体に対するロッド体の出没が可能とされ、カバー体における軸線がロッド体における軸線に対して傾斜するときにストッパ部材がロッド体のシリンダ体内への没入を阻止してなるガススプリングにおいて、ストッパ部材がカバー体と軸線方向を同一にするほぼ筒状に形成されながらシリンダ体におけるボトム端部に対向する端面にストッパ部材の軸線方向に沿って部分的に変形させた変形部を有してなることを特徴とするガススプリング。
変形部がストッパ部材におけるシリンダ体のボトム端部に対向する端面から突出する突出部とされてなる請求項1に記載のガススプリング。
変形部がシリンダ体に対するストッパ部材における往復動方向に沿う一面部あるいは両面部のシリンダ体におけるボトム端部に対向する端面に形成されてなる請求項1または請求項2に記載のガススプリング。
Description:
ガススプリング

 この発明は、ガススプリングに関し、特 、たとえば、車両における後部扉用とされ ロック機構付きのガススプリングの改良に する。

 車両における後部扉用とされるロック機 付きのガススプリングとしては、これまで 種々の提案があるが、たとえば、特許文献1 に開示の提案にあっては、シリンダ体内に基 端側を出没可能に挿通させるロッド体がシリ ンダ体内に封入のガス圧によってシリンダ体 内から突出する方向に附勢されると共に円筒 体からなりながら内側にロッド体を挿通させ るカバー体を有している。

 そして、この提案にあって、カバー体に ける基端部がロッド体におけるシリンダ体 への突出端部たる先端部に枢着されると共 先端部が内側にシリンダ体におけるヘッド 部を臨在させるストッパ部材を有している

 そしてまた、この提案にあっては、カバ 体がロッド体に枢着する基端部を中心にし 先端部を揺動させるから、このカバー体の 端部に保持されるストッパ部材がシリンダ の直径方向に対して揺動可能、すなわち、 復動可能とされる。

 それゆえ、この提案にあっては、たとえ 、ストッパ部材がいわゆる静止状態におか てカバー体における軸線がロッド体におけ 軸線と一致するときに、シリンダ体に対す ロッド体の出没が可能とされ、ストッパ部 が往動されてカバー体における軸線がロッ 体における軸線に対して傾斜するときに、 トッパ部材がロッド体のシリンダ体内への 入を阻止する。

 その結果、この特許文献1に開示のガススプ リングにあっては、ストッパ部材のシリンダ 体に対する往復動位置を選択することで、い わゆるロック状態を具現化でき、たとえば、 風などの予測しない外力が作用しても、伸長 状態から収縮状態にならず、開放状態にある 後部扉が突然閉まるなどの不具合を招来させ ない。

特開2007‐64281号公報(要約、図1、図2、図 3参照)

 しかしながら、上記した特許文献1に開示 のガススプリングにあっては、ロック機構を 有すること自体に何等問題はないが、このロ ック機構付きのガススプリングを製作するの にあって、些か不具合があると指摘される可 能性がある。

 すなわち、上記のガススプリングにあっ 、ロック機構を構成するストッパ部材は、 バー体の先端部に言わば固定状態に保持さ るが、そのとき、回転方向に位置ズレが発 されると所定の機能を発揮し得なくなる。

 なぜなら、このロック機構を構成するス ッパ部材は、カバー体の先端部に軽圧入な で連設されるが、手動操作による外力作用 ディテント構造の利用下にシリンダ体の直 方向への往復動を可能にしながらその往復 位置での停止を可能にしている。

 そして、ディテント構造は、ストッパ部 の往復動方向が、たとえば、前後方向とさ るとき、上記のシリンダ体を上下方向から む一対の突起を有し、相対的に看て、この 対の突起間をシリンダ体が通過することで 上記した往復動が可能とされ、また、上記 た往復動位置での停止が可能とされている

 したがって、ストッパ部材をカバー体の 端部に連設する際には、ストッパ部材にお てディテント構造を形成する一対の突起が わば上下に位置決められた態勢になること 必須とされ、そのため、このストッパ部材 カバー体の先端部に連設するのにあって、 業に手間を要し、生産性を向上できない不 合がある。

 この発明は、上記した事情を鑑みて創案 れたものであって、その目的とするところ 、ロック機構を構成するストッパ部材をカ ー体の先端部に位置ズレすることなく連設 き、その生産性の向上を期待するのに最適 なるロック機構付きのガススプリングを提 することである。

 上記した目的を達成するために、この発 によるガススプリングの構成を、基本的に 、シリンダ体内に基端側を出没可能に挿通 せるロッド体がシリンダ体内に封入のガス によってシリンダ体内から突出する方向に 勢されると共に円筒体からなりながら内側 ロッド体を挿通させるカバー体を有し、こ カバー体における基端部がロッド体におけ シリンダ体外への突出端部たる先端部に枢 されると共に先端部が内側にシリンダ体に けるヘッド端部を臨在させるストッパ部材 有し、カバー体における軸線がロッド体に ける軸線と一致するときにシリンダ体に対 るロッド体の出没が可能とされ、カバー体 おける軸線がロッド体における軸線に対し 傾斜するときにストッパ部材がロッド体の リンダ体内への没入を阻止してなるガスス リングにおいて、ストッパ部材がカバー体 軸線方向を同一にするほぼ筒状に形成され がらシリンダ体におけるボトム端部に対向 る端面にストッパ部材の軸線方向に沿って 分的に変形させた変形部を有してなるとす 。

 それゆえ、この発明にあっては、ロック 構を構成するストッパ部材が変形部を有す から、この変形部を基準にすることで、方 が特定されたカバー体に対するストッパ部 の回転方向の位置決めを可能にし得る。

 そして、変形部は、ストッパ部材にあっ 、シリンダ体におけるボトム端部に対向す 端面に形成されるから、たとえば、治具を 用する機械組みの際に、この変形部に治具 連繋させるなどが可能になり、方向が特定 れたカバー体にストッパ部材を連設する作 を容易にする。

 以下に、図示した実施形態に基づいて、 の発明を説明するが、この発明によるガス プリングは、図1に示すように、凡そこの種 ガススプリングがそうであるように、シリン ダ体1内に図中で上端側となる基端側を出没 能に挿通させるロッド体2がシリンダ体1内に 封入のガス圧によってシリンダ体1内から突 する方向に、すなわち、伸長方向に附勢さ ている。

 そして、このガススプリングにあって、 ッド体2におけるシリンダ体1内からの突出 部たる図中で下端部となる先端部2aにボール ジョイントを構成するソケット2bを一体に有 、シリンダ体1における図中で上端部となる ボトム端部1aに同じくボールジョイントを構 するソケット1bを一体に有している。

 また、このガススプリングにあっては、 わゆるロック機構付きとされ、そのため、 筒体からなるカバー体3を有し、このカバー 体3における図中で下端部となる基端部3aがロ ッド体2のシリンダ体1外への突出端部たる先 部2aに連結されながら図中で上端部となる 端部3bがシリンダ体1のヘッド端部1cに近隣し ている。

 カバー体3は、図示するところでは、その 基端部3aがロッド体2の先端部2aにピン21の利 下に枢着されていて、先端部3bが図中に矢印 aで示す両方向に、すなわち、図中で右側に 斜する往動およびこの傾斜状態から反転し 旧状に復する復動の両方向に揺動可能とさ ている。

 また、図示するところでは、カバー体3の 先端部3bにはストッパ部材4が保持され、この ストッパ部材4は、カバー体3と同軸となるほ 筒状に形成されながら内側にシリンダ体1に おけるヘッド端部1cを臨在させている。

 ちなみに、ストッパ部材4は、シリンダ体 1に対するメタルタッチを回避でき、また、 ススプリングにおける全体重量の軽減化に 与し、さらには、ガススプリングにおける 品コストの高騰化を回避する上で、合成樹 材からなる。

 ところで、このストッパ部材4は、上記し たようにカバー体3が往復動を可能にするか 、手動操作による外力作用でシリンダ体1の 径方向への往復動を可能にし、また、その 復動位置での停止を可能にしている。

 すなわち、まず、ストッパ部材4に手動操 作による外力を作用しない場合には、図1お び図2(A)に示すように、カバー体3の軸線がロ ッド体2の軸線と一致する状態に維持される

 それゆえ、図3(A)にも示すように、ストッ パ部材4にあっては、係止部4aがシリンダ体1 ヘッド端部1cに対向せず、したがって、シリ ンダ体1に対するロッド体2の出没たるガスス リングにおける伸縮作動を許容する。

 つぎに、手動操作でストッパ部材4をシリ ンダ体1の直径方向に往動させる場合には、 2(B)に示すように、カバー体3の軸線がロッド 体2の軸線に対して傾斜する。

 それゆえ、図3(B)にも示すように、ストッ パ部材4にあっては、係止部4aがシリンダ体1 ヘッド端部1cに対向し、したがって、シリン ダ体1内へのロッド2体の没入たるガススプリ グの収縮作動を阻止する。

 ところで、上記したストッパ部材4にあっ ては、前記したように、シリンダ体1に対す 往復動を可能にするが、さらには、その往 動位置での停止を可能にしている。 

 具体的には、図3に示すように、ストッパ 部材4において、内側にシリンダ体1における ッド端部1cを臨在させる本体部4bの内周にデ ィテント構造を構成する突起4cを有している

 この突起4cは、詳しくは図示しないが、 体部4bの軸線方向の長さにほぼ等しい長さを 有するリブからなり、しかも、シリンダ体1 直径方向から挟む一対とされている。 

 この突起4cがリブからなるのは、この突 4cが点状に形成される場合に比較して、耐久 性、すなわち、耐磨耗性で有利になるからで あり、したがって、いたずらに耐磨耗性が劣 らない限りにおいて、リブではなくピン状あ るいはドット状に形成されても良い。

 そして、一対となる突起4cの先端間寸法 、シリンダ体1におけるヘッド端部1cの直径 り僅かに小さく設定され、したがって、シ ンダ体1におけるヘッド端部1cがここを通過 るとき、大きい外力作用が必要になり、逆 言えば、大きい外力作用がない限りにおい 、シリンダ体1におけるヘッド端部1cがスト パ部材4における本体部4bの内側で自由移動 きない。

 その結果、このストッパ部材4にあっては 、手動操作による外力作用でシリンダ体1の 径方向への往復動を可能にし、また、その 復動位置での停止を可能にする。

 一方、この発明のガススプリングにあっ は、ストッパ部材4がカバー体3と軸線方向 同一にするほぼ筒状に形成されるのは前述 た通りであるが、このストッパ部材4は、図4 にも示すように、シリンダ体1におけるボト 端部1aに対向する端面4dにストッパ部材4の軸 線方向に沿って部分的に変形させた変形部を 有している。

 そして、この変形部は、図示するところ は、ストッパ部材4における上記の端面4dか 突出する突出部4eとされていて、また、シ ンダ体1におけるヘッド端部1cをいわゆる上 から挟む一対とされている。

 すなわち、変形部は、シリンダ体1に対す るストッパ部材4における往復動方向(図1中の 両方向矢印a参照)に沿う両面部のシリンダ体1 におけるボトム端部1cに対向する端面4dに形 されている。

 それゆえ、この発明にあっては、ロック 構を構成するストッパ部材4が変形部たる突 出部4eを有するから、この突出部4eを基準に ることで、方向が特定されたカバー体3に対 るストッパ部材4の回転方向の位置決めを可 能にし得る。

 そして、突出部4eは、ストッパ部材4にあ て、シリンダ体1におけるボトム端部1cに対 する端面4dに形成されるから、たとえば、 のガススプリングの治具を利用する機械組 の際に、この突出部4eに治具を連繋させるな どが可能になり、方向が特定されたカバー体 3にストッパ部材4を連設する作業を容易にす 。

 以上からすれば、上記した変形部は、凡 位置決めの基準となり、治具の連繋を可能 する限りには、突出部4eではなく、図示し いが、凹陥部とされるとしても良く、また 一対とされず、単一とされても良い。

 ただ、この発明のガススプリングにあっ は、ストッパ部材4がディテント構造を形成 する突起4cを有するから、このことを鑑みる 、変形部が凹陥部からなるよりも突出部4e らなり、しかも、一対とされる方が突起4cの 形成を保障し易くなる点からは好ましい。

 また、ストッパ部材4がシリンダ体1にお るボトム端部1aに対向する端面4dに位置合せ どに利用できる変形部たる突出部4eを有す ことを鑑みると、突出部4eを連設することで ストッパ部材4におけるいわゆる面積が大き なり、したがって、このストッパ部材4を手 操作で往復動させるときに、このストッパ 材4に手指を添え易くなり、したがって、ス トッパ部材4に対する外力作用を容易に行え 操作性が向上される利点もある。

この発明の一実施形態によるガススプ ングを一部破断して示す全体図である。 ストッパ部材の作動状態を示す図であ 。 図2中のX-X線位置で示すストッパ部材の 作動状態を示す図である。 ストッパ部材が変形部を有しているガ スプリングを一部破断して示す全体図であ 。

符号の説明

 1 シリンダ体
 1c ヘッド端部
 1a ボトム端部
 2 ロッド体
 2a 突出端部たる先端部
 3 カバー体
 3a 基端部
 3b 先端部
 4 ストッパ部材
 4a 係止部
 4b 本体部
 4c ディテント構造を形成する突起
 4d 端面
 4e 変形部たる突出部




 
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