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Patent Searching and Data


Title:
GROMMET
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2009/147761
Kind Code:
A1
Abstract:
A grommet has enhanced sealing ability by being adapted such that, even if a wire harness extending through the grommet is drastically bent, that portion of the grommet in which an engagement recess for engagement with a vehicle body is provided does not to deform. The grommet integrally has a small-diameter inner tube (5) through which wires of a wire harness extends while being in close contact with the inner tube, an annular connection section (6) protruding from the outer periphery of a longitudinal intermediate section located between the push-in side (P1) and the pull-out side (P2) at opposite ends of the inner tube, and a large-diameter outer tube (8) connecting to the outer periphery of the annular connection section and coaxial with the inner tube with a space defined between the outer tube and the inner tube. The outer tube (8) has a sloped wall section (11) extending, in a diameter-decreasing manner, from a thick wall section (9) toward the pull-out side, and the outer tube (8) and the annular connection section (6) are connected to each other at the thick wall section (9). The engagement recess (10) for engagement with a vehicle body is annularly formed between the thick wall section (9) and the sloped wall section (11). The inner peripheral surface of the small-diameter end side of the sloped wall section (11) is spaced from the outer peripheral surface of the inner tube (5). The pull-out side and the push-in side of the inner tube (5) are outwardly protruded from the outer tube (8).

Inventors:
OKUHARA TAKASHI (JP)
SAKATA TSUTOMU (JP)
UJITA SATOSHI (JP)
Application Number:
PCT/JP2008/072989
Publication Date:
December 10, 2009
Filing Date:
December 17, 2008
Export Citation:
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Assignee:
SUMITOMO WIRING SYSTEMS (JP)
OKUHARA TAKASHI (JP)
SAKATA TSUTOMU (JP)
UJITA SATOSHI (JP)
International Classes:
H02G3/22; H01B17/58; B60R16/02
Foreign References:
JP2001333521A2001-11-30
JP2002171644A2002-06-14
JP2007276558A2007-10-25
JP2002171644A2002-06-14
Other References:
See also references of EP 2278675A4
Attorney, Agent or Firm:
OWADA, KAZUMI (JP)
Kazumi Owada (JP)
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Claims:
 ワイヤハーネスに外装して、車体の貫通穴に係止する弾性体からなるグロメットであって、
 前記ワイヤハーネスの電線群を密着させて貫通する小径な内筒と、
 前記内筒の両端の押込側と引出側に挟まれる長さ方向中間部の外周から突出する環状連結部と、
 前記環状連結部の外周に連続すると共に前記内筒と同心に空間をあけて設ける大径の外筒とを一体的に備え、
 前記外筒は、前記環状連結部との連続位置の厚肉部から前記引出側へと縮径する傾斜壁部が延在し、前記厚肉部と傾斜壁部との間に車体係止凹部を環状に設け、前記傾斜壁部の小径端側の内周面は前記内筒の外周面と空間をあけて切り離し、前記内筒の引出側および押込側は前記外筒より外方へ突出させていることを特徴とするグロメット。
 前記外筒の傾斜壁部の小径端に前記内筒の軸線方向と平行に延在する引出先端側筒部を設け、該引出先端側筒部の内周面と内筒の外周面との間に前記切り離された空間をあけている請求項1に記載のグロメット。
 前記空間の径方向寸法は、内筒の半径の1/2~3/2とし、
 前記内筒の引出側先端から突出する前記ワイヤハーネスが90度未満で曲げられた時に前記傾斜壁部が変形しない空間を空けている請求項1または請求項2に記載のグロメット。
 前記外筒の外周面には、前記傾斜壁部の小径端から前記車体係止凹部に接する大径端にかけて、周方向に間隔をあけて軸線方向に延在する突条を放射状に設けている請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載のグロメット。
 前記環状連結部の肉厚は前記内筒および外筒の肉厚よりも薄肉とし、前記内筒との連結点より前記傾斜壁部と反対側に向けて傾斜して突出し、該環状連結部の傾斜部から前記傾斜壁部の内周面に向けて押しリブを突設している請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載のグロメット。
 前記環状連結部は内筒と外筒との間でV字状に屈曲させている請求項5に記載のグロメット。
 前記押しリブは、全周に連続して設け、または周方向で分割して設けている請求項5または請求項6に記載のグロメット。
 前記押しリブの肉厚は前記環状連結部の肉厚の2~4倍とし、かつ、前記傾斜壁部の肉厚より大としている請求項5乃至請求項7のいずれか1項に記載のグロメット。
 前記押しリブの突出端は車体取付状態で前記傾斜壁部の内面に当接し、該押しリブと前記外筒と前記内筒と前記環状連結部に囲まれた遮音空間を形成している請求項5乃至請求項8のいずれか1項に記載のグロメット。
 前記環状連結部の中間部を前記傾斜壁部側に向けて屈曲させ、該屈曲部から前記押しリブを突設している請求項5乃至請求項9のいずれか1項に記載のグロメット。
 前記押しリブと対向する前記外筒の内周面にストッパー用突起を設け、該ストッパー用突起は前記押しリブの接触位置のずれ防止用としている請求項5乃至請求項10のいずれか1項に記載のグロメット。
Description:
グロメット

 本発明はグロメットに関し、詳しくは、 動車に配索するワイヤハーネスに組みつけ 、車体パネルの貫通穴に装着し、貫通穴の 通部分におけるワイヤハーネスの保護およ 防水、防塵を図るものである。

 従来、自動車のエンジンルームから車室 へ配索されるワイヤハーネスにはグロメッ を装着し、エンジンルームと車室とを仕切 車体パネルの貫通穴にグロメットを取り付 て、貫通穴を通るワイヤハーネスの保護お びエンジンルーム側から車室への防水、防 、遮音を図っている。

 この種のグロメットとして、本出願人は、 体パネルの貫通穴にグロメットを一方向よ 押し込むだけで、グロメットの外周に設け 車体係止凹部が貫通穴の周縁に係止される 謂ワンモーショングロメットを提供してい 。
 特開2002-171644号公報で提供したワンモーシ ン型のグロメット100は、図10に示すように、 エンジンルーム(X)と車室(Y)を仕切る車体パネ ル2の貫通穴3に、エンジンルーム(X)よりグロ ット100に貫通して固着したワイヤハーネスW /Hを押し込む操作だけで、グロメット100の外 面に設けた車体係止凹部101を貫通穴3の周縁 に係止し、ワイヤハーネスW/Hを車室(Y)に引き 出している。即ち、車体パネル2を挟んでエ ジンルーム(X)側がワイヤハーネスの押込側P1 、車室(Y)側がワイヤハーネスの引出側P2とな 。

 前記グロメット100は、図10に示すように、 イヤハーネスW/Hを密着して貫通させる小径 部103の押込側端に拡径筒部104の小径端104aが 続し、該拡径筒部104の拡径端104b側の外周面 に車体係止凹部101を設けている。車体パネル 2の貫通穴3への貫通・装着作業時には、小径 部103を貫通穴3に挿入し、押込側P1からワイ ハーネスW/Hを押し込むことで、拡径筒部104 内方に撓ませて変形させ、車体係止凹部101 貫通穴3の周縁を落し込むことでグロメット 100を車体2に係止している。
 その際、車体体パネル2の貫通穴3へのグロ ット100の挿入力の軽減を図るため、グロメ ト100の拡径筒部104の外周面に突条部105を設 、貫通穴3の内周面との接触面積を減少して る。

 前記ワンモーション型のグロメット100は エンジンルーム側からの押し込み操作だけ 車体パネル2の貫通穴3に装着できると共に 拡径筒部104の外周面に突条部105を設けてい ため、グロメット100の挿入力を低減できる 点がある。

 近時、自動車に搭載される電装品の急増 伴いワイヤハーネスの配索スペースが減少 ている。よって、車体パネル2の貫通穴3を 通させたワイヤハーネスが、図11(A)に示すよ うに直線状に配索すると電装品Dと干渉する 特に、車室側ではワイヤハーネスが引き出 れるインスツルメントパネル内に搭載され 電装品が急増しているため、図示のように90 度曲げられる場合が多い。同様に、エンジン ルーム側でも90度近く屈曲される場合がある

 ワイヤハーネスW/Hが90度曲げられると、 11(A)に示すように、ワイヤハーネスW/Hに密着 させた小径筒部103も曲げられる。該小径筒部 103に連続する拡径筒部104が曲げ方向に引っ張 られ、該拡径筒部104に設けた車体係止凹部101 も引っ張れ、図11(B)に示すように、車体係止 部101の傾斜壁側面101aが浮き上がるように変 形する。そのため、貫通穴3の内周面との間 シール性に影響を及ぼす恐れがある。ワン ーション型のグロメットでは、貫通穴3への 入時に拡径筒部104を内側に撓みやすいよう しているため、曲げ方向の引っ張りに追従 やすくなり、この点で、改善の余地がある

特開2002-171644号公報

 本発明は、前記問題に鑑みてなされるも で、車体の貫通穴を貫通した直後にワイヤ ーネスが曲げ配索される場合においても、 ロメットのシール性を低下させないように ることを課題としている。

 前記課題を解決するため、本発明は、ワイ ハーネスに外装して、車体の貫通穴に係止 る弾性体からなるグロメットであって、
 前記ワイヤハーネスの電線群を密着させて 通する小径な内筒と、
 前記内筒の両端の押込側と引出側に挟まれ 長さ方向中間部の外周から突出する環状連
部と、
 前記環状連結部の外周に連続すると共に前 内筒と同心に空間をあけて設ける大径の外 とを一体的に備え、
 前記外筒は、前記環状連結部との連続位置 厚肉部から前記引出側へと縮径する傾斜壁 が延在し、前記厚肉部と傾斜壁部との間に 体係止凹部を環状に設け、前記傾斜壁部の 径端側の内周面は前記内筒の外周面と空間 あけて切り離し、前記内筒の引出側および 込側は前記外筒より外方へ突出させている とを特徴とするグロメットを提供している

 前記のように、本発明のグロメットでは ワイヤハーネスを密着して貫通させる内筒 、車体係止凹部を設けた外筒とは、ワイヤ ーネスの引出端側で大きな空間をあけて切 離している。このため、グロメットから引 出されて車室側に配索されるワイヤハーネ が90度近く急激に屈曲され、内筒が屈曲さ ても、外筒に直接的に内筒の変形を伝達さ ない。また、内筒の引出端側から距離をあ た長さ方向の中間位置から環状連結部を介 て外筒と連結しているため、内筒の変形は 状連結部でも吸収でき外筒の大径端側に設 た車体係止凹部に変形の影響を与えないよ にすることができる。このように、ワイヤ ーネスが急激に曲げられても、車体係止凹 が変形して浮き上がりが発生するのを防止 ているため、車体係止凹部と車体パネルの 通穴の内周面との間のシール性を確保する とができる。

 前記外筒の傾斜壁部の小径端に前記内筒の 線方向と平行に延在する引出先端側筒部を け、該引出先端側筒部の内周面と内筒の外 面との間に前記切り離された空間をあけて ることが好ましい。
 このように、外筒の傾斜壁の小径端に引出 端側筒部を設けることにより、外筒の形状 持力を高めることができ、かつ、内筒がワ ヤハーネスの曲げにより変形した際に、引 先端側筒部と接触し、傾斜壁部に与える変 の影響を抑制できる。
 なお、前記引出先端側筒部を設けずに、傾 壁部の小径端側の内周面を内筒の外周面に 間をあけて切り離してもよい。

 前記切り離し部分に設ける空間の径方向寸 は、内筒の半径の1/2~3/2程度が好ましく、内 筒の引出側先端から突出する前記ワイヤハー ネスが90度程度急激に曲げられた時に傾斜壁 が変形しない空間を空けていることが好ま い。
 前記空間の長さは内筒の外径に応じて異な が、5mm~15mm程度が好ましい。

 前記外筒の傾斜壁部の小径端に前記内筒の 線方向と平行に延在する引出先端側筒部を け、該引出先端側筒部の内周面と内筒の外 面との間に前記切り離された空間をあけて ることが好ましい。
 前記のように、傾斜壁部の外周面に間隔を けて突条を設けることにより、車体パネル 貫通穴の内周面と接触する面積を減少でき グロメットの挿入力を低減できる。
 また、該突条は段状の突起とし、平面状の 面を設けることにより、安定した挿入を行 る。該突条は周方向に4~8個設けることが好 しく、より好ましくは6本である。

 前記突状の大径側の先端は車体係止凹部 側面先端に位置している。該突条の小径端 前記引出先端側筒部と連続させることが好 しい。また、車体係止凹部の側面先端と連 する突条の先端は頂面及び両側面を傾斜さ た3面カットとすると、車体係止凹部に貫通 穴の周縁を落とし込んで係止する際に突条が 貫通穴の周縁に引っ掛からず、滑らかに車体 係止凹部に係止することができる。

 前記環状連結部の肉厚は前記内筒および 筒の肉厚よりも薄肉とし、内筒との連結点 り前記傾斜壁部側と反対側(グロメットの押 込側)に向けて傾斜して突出し、該環状連結 の傾斜部から前記傾斜壁部の内周面に向け 押しリブを突設している。

 グロメットを車体パネルの貫通穴に挿入 る際、内筒の押込側から引き出されるワイ ハーネスを作業員が持って押し込んでいる 該内筒には環状連結部を介して外筒を連結 ているため、外筒の引出側の傾斜壁部には し込み力が伝わりにくい。そのため、環状 結部に押しリブを突設し、該押しリブを傾 壁部の引出側の内周面に押しあてて、押し ブを介して傾斜壁部を押し込み力を伝達し グロメットの挿入作業性を高めている。

 また、該環状連結部を薄肉としていると に、径方向に突出させずに、傾斜させて突 させいるため、内筒がワイヤハーネスの曲 により変形した時に環状連結部で変形を吸 させて外筒に変形の影響を及ぼさないよう している。これにより、押込側のエンジン ーム側でワイヤハーネスが急激に曲げられ も、環状連結部で変形を吸収し、外筒に設 た車体係止凹部を変形させないようにする とができる。

 前記環状連結部は内筒から押込側に傾斜 せた後に引出側に傾斜させたV形状とするこ とが好ましい。該形状とすることで、内筒が ワイヤハーネスの曲げにより変形した際に、 環状結部で変形を吸収できる量を増加するこ とができる。 

 前記押しリブは全周に連続して設けると、 斜壁部へ伝える押し込み力を均等に作用さ ることができるために好ましい。
 グロメットにオープナーケーブルや給水ホ スの線材を貫通させる場合には、これら線 の貫通箇所で押しリブを周方向に分割して けている。

 前記押しリブの肉厚は前記環状連結部の肉 の2~4倍とし、かつ、前記傾斜壁部の肉厚よ 大としている。
 このように、押しリブの肉厚を大とすると 傾斜壁部に伝える押し込み力を大とするこ ができる。

 また、押しリブの突出端は車体取付状態で 記傾斜壁部の内面に当接し、該押しリブと 記外筒と前記内筒と前記環状連結部に囲ま た遮音空間を形成できるようにしている。
 前記押しリブを利用して遮音空間を設ける 、エンジンルーム側の騒音が車室側へ伝わ のを抑制でき、車室内を静寂に保つことが きる。
 押しリブを全周に連続する環状とすると、 記遮音空間を密閉空間とすることができ、 り遮音性能を高めることができる。

 さらに、前記環状連結部の中間部を前記傾 壁部側に向けて屈曲させ、該屈曲部から前 押しリブを突設していることが好ましい。
 このように、押しリブの方向を傾斜壁部の 面に向けていることで、内筒から環状連結 に伝える押し込み力を押しリブを介してス ーズに伝達することができる。

 また、前記押しリブと対向する前記外筒の 周面にストッパー用突起を設け、該ストッ ー用突起は前記押しリブの接触位置のずれ 止用としていることが好ましい。
 このように、ストッパー用突起を設けると 傾斜壁部の内周面に押し当てられた突出端 、傾斜壁部の傾斜に沿って小径側へと滑り 傾斜壁部から外れるのを防止することがで る。

 グロメットに前記したオープナーケーブ や給水ホースからなる線材を通す場合には 傾斜壁部に貫通穴を設け、該貫通穴の周縁 らガイド用外管を外方に突設し、ガイド用 管をグロメット内部に設けている。これら イド用外管および内管には夫々小径部を設 て線材を2カ所でシールおよび支持する構成 とすることが好ましい。

 前述したように、本発明のグロメットは、 に、グロメットを通したワイヤハーネスが 激に曲げられた場合に車体係止凹部に変形 発生させない構成としているため、シール を確保することができる。
 即ち、ワイヤハーネスが曲げられやすい引 端側では、ワイヤハーネスにより変形が生 る内筒と、車体係止凹部を設けた外筒とを 間をあけて切り離し、内筒の変形が外筒に 直接的に伝わらないようにしている。よっ 、車体係止凹部の浮き上がりを防止して、 ール性を確保することができる。

本発明のグロメットを示し、(A)は引出 から見た斜視図、(B)は押込側から見た斜視 である。 グロメットの引出側の側面図である。 図2のIII-III線断面図である。 図2のVI-VI線断面図である。 図2のV-V線断面図である。 図4のIV-IV線断面図である。 グロメットにワイヤハーネスを貫通さ 、車体に取り付けた状態を示す断面図であ 。 (A)はワイヤハーネスが引出側で屈曲し 場合の概略図、(B)はワイヤハーネスが押込 で屈曲した場合の概略図である。 変形例を示す要部断面図である。 従来例を示す図面である。 (A)(B)は問題点を説明する図面である。

符号の説明

 1 グロメット
 2 車体パネル
 3 貫通穴
 5 内筒
 6 環状連結部
 8 外筒
 9 厚肉部
  10 車体係止凹部
 11 傾斜壁部
 12 引出先端側筒部
  12a ストッパー用突起
 15 突条
 18 押しリブ
 19 薄肉部 

 以下、本発明のグロメットの実施形態を図 を参照して説明する。
 図1乃至図8に、本発明のグロメットの実施 態を示す。
 グロメット1は前記図10および図11と同様に 自動車のエンジンルーム(X)から車体パネル2 設けた貫通穴3を通して車室(Y)へと配索され るワイヤハーネスW/Hに装着し、貫通穴3の周 に係止して車体に取り付けるものである。 ロメット1をエンジンルーム側からの押し込 操作で貫通穴3を通して車体に取り付けるワ ンモーション型のグロメットとしている。グ ロメット1の一端は押込側P1、他端は引出側P2 なる。

 グロメット1はゴムまたはエラストマーで一 体成形している。
 グロメット1は、ワイヤハーネスW/Hの電線群 を密着させて貫通する小径の内筒5と、該内 5の両端の押込側5P1と引出側5P2に挟まれる長 方向中間部の外周面5aから突出する環状連 部6と、該環状連結部6の外周に連続する大径 の外筒8を備えている。

 外筒8は内筒5と同心で、内筒5の長さ方向の 間部分に空間をあけて位置し、外筒8の長さ 方向の両側の押込側P1および引出側P2の両方 内筒5が突出している。
 外筒8は環状連結部6の外周との連続位置か 引出側P2へと延在し、該連続位置に設けた厚 肉部9の外周面に車体係止凹部10を環状に設け ていると共に、厚肉部9に連続して引出側P2へ 縮径する傾斜壁部11を延在している。該傾斜 部11の先端に内筒5の軸線方向と平行に延在 る引出先端側筒部12を設けている。

 前記引出先端側筒部12の内周面と内筒5の 周面5aとの間は空間Sをあけて切り離してい 。即ち、内筒5の外周を空間Sをあけて外筒8 小径端側で囲んだ形状とし、かつ、小径筒 5の引出側5P2を外筒8から外方へ突出させて る。

 前記空間Sの径方向寸法d1は、図2~図6に示 ように、内筒5の半径d2の1/2~3/2とし、本実施 形態では3/4としている。また、空間Sを挟ん 内筒5の外周面5aと平行に対向する引出先端 筒部12の長さL1はグロメット1の大きさに応じ て変わるが、5mm~15mm程度としている。

 外筒8の厚肉部9は、図3、図4に示すように 、環状連結部6の外周端6aとの連続部から押込 側P1へと若干突出し、押込側先端面9aは軸線0 対して直交する垂直面としている。該厚肉 9の外周面に環状に車体係止凹部10を設け、 車体係止凹部10の底面10aを挟む引出側面10b 先端を前記傾斜壁11の大径端11aに連続させて いる。該傾斜壁部11の小径端11bは引出先端側 部12と連続させ、大径端11aと小径端11bとの で外周面の傾斜角度を変えた屈曲部11cを設 ている。

 前記傾斜壁部11の傾斜角度を変えた外周 には、車体係止凹部10の引出側面10bの先端の 大径端11aから小径端11bにかけて軸線方向の段 状の突条15を周方向に間隔をあけて設けてい 。前記屈曲部11cでは突条15を周方向の連続 せた仮想外径を車体パネル2の貫通穴3の内径 と同等としている。本実施形態では突条15を6 本とし、60度ピッチで設けている。該6本の段 状の突条15の頂面15aの合計周方向長さを、屈 部11cにおける外周の20%~40%としている。

 前記突条15は小径側端面15bを引出先端側筒 12の外周面と連続させている。
 また、車体係止凹部10の引出側面10bの先端 位置する突状15の大径端側では、図1に示す うに、突条15の頂面15aを引出側面10bに向けて 下方傾斜させた傾斜面15cを設けている。かつ 、突条15の両側面15d、15eの先端側で前記傾斜 15cを挟む部分も互いに近接する方向の傾斜 15f、15gとしている。即ち、突条15の大径端 では3面カットの傾斜面15c、15f、15gを設けて る。このように、突条15の先端面を3面カッ の傾斜面とすることでエッジを無くし、車 パネル2の貫通穴3の周縁を車体係止凹部10内 に落とし込む係止時に突条15が貫通穴3の周縁 に引っ掛からないようにしている。

 また、外筒8の内周面は、車体係止凹部10 設けた位置の内周面から傾斜壁部11の屈曲 11cに達するまでは軸線方向Oと平行とし、屈 部11cから引出先端側筒部12と接する位置ま の肉厚t1は薄肉としている。該引出先端側筒 部12の肉厚t2は前記t1より大としている。

 さらに、図6に示すように、傾斜壁部11の 条15を設けた部分の内周面には溝15hを設け 、突条15の剛性を低下させて、突条15が貫通 3の内周面に圧接した時に内方に撓みやすく している。さらに、突条15に挟まれた傾斜壁 11の外面には、図2に示すように、突条15の 元部分と中央部分とに軸線方向の溝15k、15i 設けて、傾斜壁部11を撓み易くしている。

 外筒8と内筒5とを連結する前記環状連結部6 図3および図4に示すように、内筒5の外周面5 aと連続する内周端6bより押込側P1に向けて略V 字状に傾斜させて突出している。該環状連結 部6の外周端6aは内周端6bより押込側P1に位置 せて外筒8の厚肉部9と連結している。
 即ち、前記図10に示す従来のワンモーショ 型グロメット100では、拡径筒部の小径側を 径筒部と連続させていたのに対して、本発 のグロメットでは拡径筒部に対応する外筒8 大径側を環状連結部6を介して内筒5と連結 ている。
 なお、図1(B)に示すように、後述する線材20 挿入口31、32を形成する直交方向に対向する 2カ所では、環状連結部6は径方向に延在する 面部6e、6fとし、V字状に屈曲させていない

 環状連結部6の肉厚t3は内筒5の肉厚t4と略 等か若干薄くして撓みやすくしている。ま 、内筒5の外周面5aと傾斜して連結する環状 結部6の連結部の角度θは20度~30度としてい 。このように、内筒5と外筒8とを径方向に連 結せずに、環状連結部6を傾斜させて内筒5と 結し、言わばエグリをいれた状態で連結し いる。これにより、内筒5がワイヤハーネス の曲げに連動して変形した時に環状連結部6 変形を吸収して、外筒8に直接的に変形を伝 しない逃げ部としている。

 環状連結部6には、内周端6bからV字の突出 端6cとの間の傾斜部に前記傾斜壁部11に向け 屈曲した屈曲部6dを設けている。該屈曲部6d 厚肉とした押しリブ18を傾斜壁部11に向けて 突出している。該押しリブ18は周方向に連続 せ、図6に示すように、後述する線材20のガ ド用内筒28、29の配置部では分割している。

 前記押しリブ18の肉厚t5は厚くし、環状連結 部6の肉厚t3の2~4倍とし、傾斜壁部11の肉厚t1 り大とし、前記厚肉部11と同程度の厚さとし ている。
 押しリブ18を肉厚としているのは、グロメ ト1を車体パネル2の貫通穴3に押し込む挿通 業時に、押しリブ18の突出端18aが傾斜壁部11 内周面に当接し、押し込み力を外筒8に伝達 する役割を持たせていることによる。また、 グロメット1を車体パネル2に取り付けた状態 、押しリブ18の突出端18aは傾斜壁部11の内周 面と当接するように突出端18aと傾斜壁部11の 周面に近接させている。これにより、押し ブ18、内筒5、環状連結部6、外筒8に囲まれ 遮音空間Bを形成できるようにしている。

 前記押しリブ18は図3および図4に示すよう に、外径方向に若干傾斜させて突出し、突出 端18aは引出先端側筒部12に連続する傾斜壁部1 1の小径端側に対向させている。押しリブ18が 当接する傾斜壁部11側には、引出先端側筒部1 2に傾斜壁部11より内方に突出させたストッパ ー用突起12aを設けている。該ストッパー用突 起12aを設けていることにより、押しリブ18の 出端18aが引出先端側筒部12の内部に滑り落 ることを防止し、傾斜壁部11と必ず接触して 傾斜壁部11に押し込み力を伝達できるように ている。

 さらに、傾斜壁部11には、前記押しリブ18 の突出端18aが当接する部分の外径側から前記 屈曲部11cに達するまでの内周面に浅い凹部を 環状に設け、肉厚t6を薄くした薄肉部19を形 している。このように、傾斜壁部11の屈曲部 11cから小径側に薄肉部19を設けることで、引 先端側筒部12がワイヤハーネスW/Hの曲げに り変形した際の応力吸収部としている。即 、薄肉部19に曲げ応力を集中させ、車体係止 凹部10に変形を伝達しにくくしている。該薄 部19の肉厚t6は前記環状連結部6の肉厚t3以下 としている。

 グロメット1に、ボンネット開放用のオープ ナーケーブル21とウォッシャー用の給水ホー 22との2本の線材20を貫通し、これら線材20を エンジンルーム(X)から車室(Y)へと配線してい る。これらの線材20は押込側P1から引出側P2へ と貫通させている。
 図5に示すように、オープナーケーブル21を ロメット1に貫通させるため、傾斜壁部11に 通穴24を設けると共に、給水ホース22に貫通 させるために貫通穴25を設けている。貫通穴2 4と25とは直交方向に設けている。

 前記貫通穴24、25の周縁から外方へ突出し たガイド用外管26、27を設けている。これら イド用外管26、27は先端に閉鎖部26a、27aを設 ている。線材を貫通する時は閉鎖部26a、27a 切断ライン26b、27bで切断して開口し、線材 貫通させない時は閉鎖した状態としている また、貫通穴24、25の周縁からグロメット内 部へ突出したガイド用内管28、29を設けてい 。

 前記オープナーケーブル21のガイド用外 26は突出側にオープナーケーブル21の外径と 等の内径を有する小径部26cを設け、該小径 26cより突出側に切断ライン26bを設定してい 。よって、切断した状態で、オープナーケ ブル21の外周面に小径部26cがシール状態で 着してガイドするようにしている。

 オープナーケーブル21のガイド用内管28の 内径d4はオープナーケーブル21の外径d3より大 としている。該ガイド用内管28に内径d3とし 通し穴28aを設けたシール壁28bをガイド用内 28の内周面より突設している。これにより、 オープナーケーブル21はグロメット1の内部で シール壁28bによりシールされると共に支持さ れる。かつ、グロメット1の外部のガイド用 管26の小径部26cでシールされると共に支持さ れるようにしている。

 一方、給水ホース22側でも、ガイド用外 27の切断ライン27bより手前に小径部27cを設け 、該小径部27cを給水ホース22の外周面に密着 せてシールしている。また、ガイド用内管2 9の2カ所に小径部29a、29bを設け、小径部29a、2 9bの内周面を給水ホース22の外周面に密着さ てシールしている。

 また、前記環状連結部6には、オープナー ケーブル21および給水ホース22の挿入口31、32 直交位置に設けており、該挿入口31、32を設 けた部分では、環状連結部6をV形状に屈曲さ ずに、前記のように、径方向に延在する平 部6e、6fとしている。

 ワイヤハーネスW/Hを密着させて貫通する 径な内筒5は、外筒8の長さ方向の両端から 出させ、該突出した部分の内周面に間隔を けて3カ所に防水用のリールリブ33を突設し いる。

 また、図7に示すように、グロメット1を取 付ける車体パネル2の貫通穴3は、貫通穴周縁 3aから押込側P1に向けたバーリング3bが突出し たバーリング穴であるため、前記外筒8に設 る車体係止凹部10は、該バーリング穴に対応 した形状としている。
 即ち、車体係止凹部10の底面10aの中央にバ リング3bと接触するシールリップ10cを突設し ている。また、傾斜壁部11側の引出側面10bは 部10内に向けて先端側を傾斜させている。 らに、対向する側面10dは、底面10aに連続し 窪み10eを設け、バーリング3bの先端を収容す るようにし、該窪み10eの上部は軸直角方向に 延在する垂直面10fとし、該垂直面10fの上部は 引出側面10bより外方に突出させている。

 前記グロメット1へのワイヤハーネスW/Hの 取り付け方法は、内筒5の内周面を治具(図示 ず)で拡大しながらワイヤハーネスW/Hの電線 群を貫通させる。貫通後、内筒5の両端5P1と5P 1から引き出されたワイヤハーネスW/Hと、両 5P1、5P2を粘着テープ40を巻き付けて固着して いる。

 内筒5に貫通するワイヤハーネスW/Hの外径 の増減については環状連結部6で吸収し、該 状連結部6を介して内筒5と連結した外筒8に 響を殆ど及ぼさず、外筒8の外径を設計通り 保持できる。即ち、環状連結部6は薄肉とし て変形しやすくしていると共に、V形状とし いるため、径方向の増減に屈曲角度を変え だけで対応できる。

 ワイヤハーネスW/Hに取り付けたグロメット1 は、図7に示すように、エンジンルーム(X)と 室(Y)とを仕切る車体パネル2のバーリング3b 有する貫通穴3に通して取り付けている。
 グロメット1の貫通穴3への挿入作業は、エ ジンルーム(X)側から貫通穴3に内筒5の引出端 5P2を挿入し、エンジンルーム(X)側から、グロ メット1に取り付けてワイヤハーネスW/Hを作 員が持ってグロメット1を押し込んでいく。 の一方側からの押し込み操作のみのワンモ ションでグロメット1を貫通穴3に挿入係止 ている。

 詳細には、グロメット1の貫通穴3への挿通 業時に、外筒8の傾斜壁部11の小径側は貫通 3の内径よりも小さいためにスムーズに挿入 きる。傾斜壁部11の屈曲部11cが貫通穴の内 面3aに達すると、傾斜壁部11の突条15が内周 3aに接触した時点から、挿入抵抗が発生し、 外筒8は貫通穴の内周面3aから容易に押し込ま れない。
 しかしながら、内筒5の押込側P1から引き出 れるワイヤハーネスW/Hを作業員が持って押 込み作業すると、ワイヤハーネスW/Hに密着 た内筒5が引き出し方向のP2側に前進する。 内筒5の移動により、内筒5に連結した環状 結部6の押しリブ18も外筒5の傾斜壁部11の内 に向けて前進し、その突出端18aは傾斜壁部11 の内周面に突き当たる。このように、傾斜壁 部11が押しリブ18により押されて前進するた 、傾斜壁部11を設けた外筒が貫通穴3を通し 車室(Y)側へと前進する。

 前記押しリブ18により傾斜壁部11を押し込 んでいく時、前記ストッパー用突起12aを設け ているため、押しリブ18の突出端18aは内周側 引出先端側筒部12の内部に滑り落ちること 防止できる。よって、押しリブ18の突出端18a を傾斜壁部11の内周面に確実に保持して、押 リブ18から傾斜壁部11へ押し込み力を伝達で きる。

 また、押しリブ18による挿入作業時、傾 壁部11の外周面に突条15を設けているため、 通穴の内周面3aおよびバーリング3bの内周面 と突条15の頂面15aが接触するだけであるため 接触面積が減少され、挿入力を低減できる かつ、突条15の内周面に溝15hを設け、突条15 を撓みやすくしていると共に、突条15に挟ま た薄肉部分には突条15の両側根元に溝15kお び薄肉部分の中央の溝15iにより、薄肉部分 撓みやすくしている。よって、押しリブ18を 傾斜壁部11の内周面に押し当てて押し込む作 で、外筒8の傾斜壁部11を貫通穴3に押し込ん でいくことができ、かつ、押し込み力を低減 できる。

 押しリブ18による押し込みで傾斜壁部11が 押し込まれ、突条15の先端が貫通穴の内周面3 aに達する。該突条15の先端に3面カットの傾 面15c、15f、15gを設けているため、突条15の先 端から滑り落ちるように車体係止凹部10内に 通穴の内周面3aおよびバーリング3bが落ち込 んでいき、グロメット1を車体パネル2に固定 きる。

 前記のように車体パネル2にグロメット1が 定された後、図8(A)に示すように、車室(Y)に き出されたワイヤハーネスW/Hが90度下向き( るいは上向き、右向き、左向き)に急激に屈 曲して配索される場合が多い。
 ワイヤハーネスW/Hが90度下向きに屈曲され 場合、従来は、グロメットの上側が下向き 引っ張られ、先端側の車体係止凹部が浮き がり、シール性が確保しにくい問題がある
 これに対して、本発明のグロメット1は前記 構成としていることで、車体係止凹部10の浮 上がりが生じないようにして、シール性を 保している。

 即ち、ワイヤハーネスW/Hを密着して貫通す と共にテープ40で固着された内筒5は、ワイ ハーネスW/Hの曲げに追従し、引出端5P2側で 下向きに曲がることとなる。
 しかしながら、内筒5の引出端5P2が下向きに 屈曲しても、外筒8は内筒5の引出端5P2側で連 しておらず、外筒8の引出先端側筒部12と内 5との間には大きな空間Sを存在させている よって、内筒5は外筒8との間の空間S内で曲 るだけであり、外筒8の引出端側で曲げを伝 ない。

 ワイヤハーネスW/Hの曲げにより内筒5が大 きく曲がる場合、内筒5と連結した環状連結 6を介して外筒8にまげを伝達することになる 。その場合も、V形状とした薄肉の環状連結 6で変形を吸収し、外筒8をワイヤハーネスの 曲げにより変形を発生させない。よって、外 筒8に設けた車体係止凹部10が変形して貫通穴 の内周面3aやバーリング3bの内周面から浮き がることはなく、シール性を確保できる。

 かつ、ワイヤハーネスW/Hの曲げが大きく 内筒5が外筒8の引出先端側筒部12に接触して 変形を発生させても、傾斜壁部11の小径側に 肉部19を設けているため、該薄肉部19に変形 時の応力が集中する。よって、該薄肉部19が 形するだけで、傾斜壁11の大径端側の車体 止凹部10に変形を発生させない。

 このように、グロメット1から引き出され たワイヤハーネスW/Hが直角曲げされても、引 出側P2では内筒5と外筒8とは大きな空間Sをあ て切り離し、かつ、内筒5の中間位置からV 状とした薄肉の環状連結部6を介して外筒8を 連結しているため、外筒8の車体係止凹部10に 内筒5の変形の影響を及ぼさない構成として る。

 エンジンルーム(X)側において、グロメット1 に挿入するワイヤハーネスW/Hが図8(B)に示す うに90度曲げられる場合もある。
 この場合にも、内筒5はワイヤハーネスW/Hの 曲げに応じて屈曲されるが、内筒5に連結し 環状連結部6がV形状としていると共に薄肉と しているため、環状連結部6が内筒5の変形を 収するように変形し、外筒5の車体係止凹部 10に変形の影響を及ぼさず、シール性を確保 きる。

 前記のように、車体2の貫通穴3に装着した ロメット1に、オープナーケーブル21、給水 ース22を貫通させる場合には、ガイド用外管 26、27の閉鎖端を切除する。その後、環状連 部6に設けた挿入孔31、32からオープナーケー ブル21および給水ホース22をガイド用内管28、 29を通し、貫通穴24、25を通し、さらに、ガイ ド用外管26、27を貫通してストレート状を保 して通している。
 その際、オープナーケーブル21、給水ホー 22はいずれも外筒5から突設したガイド用内 とガイド用外管にシールして支持される。 って、内筒5が屈曲されても、外筒8にオープ ナーケーブル21、給水ホース22を通すと共に イド用内管と外管でしっかりと支持してい ため、内筒5の曲げの影響をオープナーケー ル21および給水ホース22に与えない。

 本発明のグロメットは前記実施形態に限定 れず、例えば、図9に示すように、車体係止 凹部10の垂直側の側面10dの先端から車体パネ 2に当接する防水リブ50を突設してもよい。
 また、外筒の傾斜壁部の小径端に引出先端 筒部を設けず、傾斜壁部の小径端を終端と 、該終端部の内周面と内筒外周面との間を きな空間をあけて切り離してもよい。
 また、グロメットにオープナーケーブルや 水ホースを貫通させない場合は、押しリブ 周方向で分割せずに、全周に連続した環状 することが好ましい。
 さらに、傾斜壁部に設ける突条は8個でもよ い。また、押しリブを突出する環状連結部に 屈曲部を設けなくともよい。
 このように、本発明の要旨を越えない範囲 種々の形態が含まれる。




 
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