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Patent Searching and Data


Title:
HOLDING STAND AND INFORMATION PROCESSING SYSTEM
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2009/078063
Kind Code:
A1
Abstract:
A holding stand (3) for attachably/detachably holding a portable telephone set (4) is provided with a holding stand main body (10), a signal terminal which is arranged in the holding stand main body (10) and is connected to the portable telephone set (4) in a holding position where the portable telephone set (4) is held, and a connector (CN1) which is fitted on a surface of a printed board (31), is connected to the signal terminal and is connected to the other electronic device. The printed board (31) is held by a base reception part (11) of the holding stand main body (10) so that a connection port faces a back side (EG) of the holding stand main body (10) in a state where the connector (CN1) is held in a lower side, and an end edge part of a front side (ZG) becomes lower than the end edge part of the back side (EG) by an offset amount (FS1). The offset amount (FS1) is set to be smaller than thickness of the connector (CN1).

Inventors:
FUJII MICHIHIRO (JP)
OHGAME SHINICHI (JP)
KATOU KAZUNORI (JP)
Application Number:
PCT/JP2007/001411
Publication Date:
June 25, 2009
Filing Date:
December 14, 2007
Export Citation:
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Assignee:
FUJITSU LTD (JP)
FUJITSU PERIPHERALS LTD (JP)
FUJII MICHIHIRO (JP)
OHGAME SHINICHI (JP)
KATOU KAZUNORI (JP)
International Classes:
H04M1/04; H02J7/00; H04M1/12
Foreign References:
JPH08130773A1996-05-21
JPH1051525A1998-02-20
JP2000165513A2000-06-16
Attorney, Agent or Firm:
KUBO, Yukio (1-26 Nishinakajima 7-chome,Yodogawa-ku, Osaka-sh, Osaka 11, JP)
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Claims:
 電子機器を着脱可能に保持するための保持台であって、
 保持台本体と、
 前記保持台本体に設けられ、前記電子機器を保持する保持位置において前記電子機器と接続される信号端子と、
 プリント基板の表面に取り付けられ、前記信号端子と接続されかつ他の電子機器と接続するための第1のコネクタと、
 を有し、
 前記プリント基板は、前記第1のコネクタを下側に保持した状態で当該第1のコネクタの接続口が前記保持台本体の背面側に臨むように、かつ、前面側の端縁部が背面側の端縁部よりもオフセット量分低くなった姿勢で、前記保持台本体の底部に保持されており、
 前記オフセット量は前記第1のコネクタの厚みよりも小さく設定されている、
 ことを特徴とする保持台。
 前記保持台本体は、その背面部に前記プリント基板に対して垂直な壁面を有しており、
 前記第1のコネクタの接続口は、前記壁面に設けられた開口部に開口する、
 請求項1記載の保持台。
 前記プリント基板には、前記第1のコネクタが取り付けられた表面とは反対側の表面の同じ位置に、第2のコネクタが取り付けられており、
 前記第2のコネクタの接続口は、前記第1のコネクタの接続口の上方において前記壁面に設けられた開口部に開口する、
 請求項2記載の保持台。
 前記信号端子は、前記プリント基板に取り付けられている、
 請求項3記載の保持台。
 前記第1のコネクタはUSB-A端子であり、前記第2のコネクタはUSB-B端子である、
 請求項3記載の保持台。
 前記電子機器は携帯電話機であり、
 請求項1記載の保持台と、
 前記保持台に保持された携帯電話機と、
 からなることを特徴とする情報処理システム。
 前記第2のコネクタの接続口に前記他の電子機器が接続されたときに、
 前記他の電子機器は、主装置として動作し、
 前記携帯電話機は、従装置としてかつストレージ装置または通信装置として動作する、
 請求項6記載の情報処理システム。
 前記第1のコネクタの接続口に前記他の電子機器が接続されたときに、
 前記携帯電話機は、主装置として動作し、
 前記他の電子機器は、従装置としてかつ入力装置、出力装置、またはストレージ装置として動作する、
 請求項6記載の情報処理システム。
Description:
保持台および情報処理システム

 本発明は、携帯電話機などの電子機器を 脱可能に保持するための保持台、および、 帯電話機と保持台とによって構成される情 処理システムに関する。

 近年において、携帯電話機など電子機器 一層の薄型化、高機能化が図られている。 れにともなって、携帯電話機を保持する保 台についても、携帯電話機の機能を活用し たは拡張できるような工夫がなされている このような保持台は、卓上ホルダまたはク ードルなどと呼称されることもある。

 従来において、保持台には充電用のコネ タが設けられ、このコネクタに充電電源装 からのコネクタを接続しておくことによっ 、保持台に保持された携帯電話機の電池を 電することができる。

 また、日本で公開された特開2006-303859に 、外部周辺機器を接続するための通信用のUS B端子、外部から電力を供給するための電源 子、供給された電力によって携帯電話機を 電する充電制御部、および、ホスト機能を するUSB制御部を設けた保持台が開示されて る。この従来の保持台によると、パソコン 用いなくても外部周辺機器と携帯電話機と USB接続し、外部周辺機器と携帯電話機との でデータ通信を行うことが可能である。

 また、従来より、USB(Universal Serial Bus)に 周辺機器同士をつなぐためのUSB-OTG(On-The-Go  )という規格があり、携帯電話機にもUSB-OTGの 能を有したチップが組み込まれたものがあ 。

 ところで、保持台に設けられる通信用の ネクタなどをどのように取り付けるかとい 問題がある。通常、コネクタなどの電子部 は、その主面が保持台の底面と平行または 直となるように取り付けられる。また、コ クタをプリント基板に取り付けることも行 れるが、その場合には、コネクタを取り付 たプリント基板を保持台にどのように取り けるかという問題が生じる。この場合にも 通常、プリント基板の表面が保持台の底面 平行または垂直となるように取り付けられ 。

 しかし、携帯電話機の小型化とともに、 持台の小型化も必要であるため、コネクタ プリント基板の取り付けについて工夫が必 である。

 本発明は、上述の問題に鑑みてなされた ので、他の電子機器と通信を行うことが可 な保持台において、そのためのコネクタお びプリント基板の取り付け方法に改良を加 て小型化を図ることを目的とする。

 本発明に係る一実施形態の保持台は、電 機器を着脱可能に保持するための保持台で って、保持台本体と、前記保持台本体に設 られ、前記電子機器を保持する保持位置に いて前記電子機器と接続される信号端子と プリント基板の表面に取り付けられ、前記 号端子と接続されかつ他の電子機器と接続 るための第1のコネクタと、を有し、前記プ リント基板は、前記第1のコネクタを下側に 持した状態で当該第1のコネクタの接続口が 記保持台本体の背面側に臨むように、かつ 前面側の端縁部が背面側の端縁部よりもオ セット量分低くなった姿勢で、前記保持台 体の底部に保持されており、前記オフセッ 量は前記第1のコネクタの厚みよりも小さく 設定される。

 前記保持台本体は、その背面部に前記プ ント基板に対して垂直な壁面を有するよう し、前記第1のコネクタの接続口は、前記壁 面に設けられた開口部に開口するようにして もよい。

 第1のコネクタを取り付けたプリント基板 を、第1のコネクタを下側に保持した状態で 第1のコネクタの接続口が保持台本体の背面 に臨むようにして底部に対し斜めに保持す ことにより、底部の空間の有効利用が図ら 、保持台の小型化が図られる。

本発明に係る情報処理システムを斜め 面から見た斜視図である。 情報処理システムを斜め背面から見た 視図である。 携帯電話機を背面側から見た斜視図で る。 保持台の内部構造を示す斜視図である 保持台の内部構造を示す斜視図である 情報処理システムの右側面断面図であ 。 情報処理システムの右側面断面図であ 。 情報処理システムにおける信号端子の 態を示す斜視図である。 情報処理システムの平面図である。 情報処理システムの平面図である。 保持台のUSBコネクタの近傍を拡大して 示す斜視図である。 保持台の背面側から見た内部構造を示 す斜視図である。 保持台の背面側から見た内部構造を示 す斜視図である。 保持台にプリント基板を取り付けた状 態を説明するための図である。 比較のためのプリント基板の取り付け 方法を説明するための図である。 保持台の内部回路を示す回路図である 。 情報処理システムの回路を機能的に示 すブロック図である。

 図1~図3において、本実施形態の情報処理 ステム1は、保持台3および携帯電話機4から る。本実施形態において、電子機器である 帯電話機4は、外形がほぼ直方体状であって 、送話器側(固定側)SGと受話器側(可動側)JGと スライド機構によって連結されたスライド のものである。携帯電話機4には、底部TEに 電用の電極TN5K,6Kが設けられ、背部HEに通信 の電極TN1K~4Kが設けられている。

 保持台3は、携帯電話機4を、携帯電話機4 その背部に向かって傾斜した姿勢で着脱可 に保持する。保持台3のほぼ全体を覆って外 形を形成する保持台本体10は、合成樹脂材料 成形によって製作されている。

 保持台本体10は、携帯電話機4の底部TEを 持する底受け部11、背部HEを支持する背受け 12、および、両側面部SEを挟んで支持するア ーム部13を有する。

 保持台3は、携帯電話機4を保持台本体10内 に単に入れた場合には、つまり携帯電話機4 自由状態においては、背部HEは背受け部12か 浮いた状態であってかつアーム部13がその 端部分において背部HEを支持する。そして、 ユーザが携帯電話機4をその背部HEに向かって 押し込むことにより、アーム部13が撓んで両 面部SEがアーム部13に嵌まり込み、かつ背部 HEが背受け部12に当接して支持される。

 なお、携帯電話機4がその自由状態におい て保持台3で保持される位置(図7に示す位置) 「第1の保持位置HT1」と記載し、携帯電話機4 の両側面部SEがアーム部13に嵌まり込んで保 される位置(図6に示す位置)を「第2の保持位 HT2」と記載する。

 充電用の電極TN5K,6Kは、第1の保持位置HT1 よび第2の保持位置HT2のいずれにおいても、 持台3の電源端子TN5H,6Hと接触して電気的に 続される。通信用の電極TN1K~4Kは、第1の保持 位置HT1においては、信号端子TN1H~4Hと接触す ことなく離間し、したがって電気的に接続 れない(図7参照)。しかし、第2の保持位置HT2 おいては、信号端子TN1H~4Hと接触して電気的 に接続される(図6参照)。

 図4~図13をも参照して、保持台3には、信 端子TN1H~4Hと接続されかつ他の電子機器に対 て互いに排他的に接続するための複数種類 コネクタCN1,2、複数種類のコネクタCN1,2の接 続口を開閉するようかつ1種類のみのコネク CN1またはCN2の接続口を選択的に開口するよ に移動可能に設けられた蓋部材41、および、 蓋部材41による開口位置を検出するスイッチS W2が設けられている。

 つまり、蓋部材41は、スライド移動する とによって2個のコネクタCN1,2の接続口を排 的に開口するように設けられている。換言 れば、蓋部材41は、使用可能なコネクタCN以 の接続口を遮断するシャッタの役割を果た 。

 スイッチSW2は、一方のコネクタCN1の接続 が開口したときにオフし、他方のコネクタC N2の接続口が開口したときにオンする。

 コネクタCN1,CN2は、プリント基板31の表面 取り付けられ、信号端子TN2H~4Hと接続される 。コネクタCN2は、コネクタCN1が取り付けられ た表面とは反対側の表面の同じ位置に取り付 けられる。

 本実施形態において、コネクタCN1はUSB-A 子であり、コネクタCN2はUSB-B端子である。USB -A端子はホスト側に設けられ、USB-B端子はス ーブ側(周辺機器側またはデバイス側)に設け られるものである。また、ミニUSB端子を用い てもよい。なお、コネクタCN1を、「第1のコ クタCN1」「一方のコネクタCN1」と記載する とがあり、コネクタCN2を、「第2のコネクタC N2」「他方のコネクタCN2」と記載することが る。

 プリント基板31は、コネクタCN1を下側に 持した状態で、当該コネクタCN1の接続口が 持台本体10の背面側EGに臨むように、かつ、 面側ZGの端縁部が背面側EGの端縁部よりもオ フセット量FS1分低くなった姿勢で、保持台本 体10の底受け部11に保持されている。つまり 底受け部11の内部には、プリント基板31を保 するための爪部などが設けられており、プ ント基板31はそれらの爪部によって把持さ または爪部に当接することによって、位置 めされかつ保持されている。

 そして、図6、図7、および図14に示される ように、プリント基板31は、後端縁部が前端 部よりもオフセット量FS1だけ高い斜め姿勢 取り付けられている。なお、オフセット量F S1は、コネクタCN1の厚み(縦方向の寸法)より 小さく設定されている。

 図14に示すように、プリント基板31は、底 面(底部)111に対し、オフセット量FS1だけ前面 ZGに傾いて取り付けられており、これによ て、前面側ZGにおけるプリント基板31の下部 無駄な空間が低減され、それだけ空間の有 利用が図られる。

 因みに、図15に示すように、プリント基 31jを底面111jに対して平行となるように設け 場合には、前面側ZGのプリント基板31jの下 に大きな無駄な空間ができ、空間の利用効 が悪くなって保持台本体10jが大型化してし う。

 図14に示す本実施形態では、底受け部11の 高さはオフセット量FS1に相当する寸法だけ小 さくなり、図15に示す底受け部11jと比べても フセット量FS1とほぼ同じ寸法FS2だけ高さが くなる。

 このように、本実施形態の保持台3では、 底受け部11が低くなるので、重心位置が下が 、安定である。特に、保持台3は、携帯電話 機4を底受け部11に投げ入れることによって充 電できるので、投げ入れたときに保持台3が れないように重心を低くしておくことは重 でな点である。

 上に述べたように、2個のコネクタCN1,2は それぞれの接続口がほぼ同じ平面上におい 同じ方向を向いて配置される。コネクタCN2 接続口は、コネクタCN1の接続口の上方にお て開口する。一方のコネクタCN1の接続口の 部材41のスライド方向(上下方向)に沿った寸 法は、他方のコネクタCN2のそれよりも大きい 。

 プリント基板31には、コネクタCN2が取り けられた側と同じ表面に、コネクタCN3、お びスイッチSW1,2が取り付けられている。また 、上に述べた信号端子TN1H~4Hおよび電源端子TN 5H,6Hも、プリント基板31の同じ表面に取り付 られている。コネクタCN3は、スイッチSW1を して、電源端子TN5H,6Hと接続されている。な 、これらの部品は、半田付けによって取り けられている。

 信号端子TN1H~4Hおよび電源端子TN5H,6Hは、 ずれも弾性を有した金属製の線材の表面に メッキを施し、それを所定の形状に曲げて 形したものである。

 保持台本体10は、その背面部に、プリン 基板31に対して垂直な壁面101を有しており、 コネクタCN1,2の接続口は、壁面101に設けられ 開口部102に開口する。また、コネクタCN3は 壁面101に設けられた開口部103に開口する。

 図11に示されるように、蓋部材41は、保持 台本体10の背面部の壁面101に設けられた開口 102に対し、スライド可能に設けられている

 蓋部材41は、合成樹脂材料から一体的に 形されており、図12によく示されるように、 矩形の平板状の本体411、本体411の表面から突 出して設けられたつまみ部412、上寄り中央部 に設けられた開口部413、裏面側に設けられて スイッチSW2をオンオフするドグ片414を有する 。

 蓋部材41は、壁面101の内面側に設けられ 図示しないスライド溝に嵌まり込んで上下 向にスライド移動可能となっている。蓋部 41は、図11(A)に示すように、開口部102の下端 置にあるときは、開口部413がコネクタCN2の 続口の正面に配置され、これによって、外 からはコネクタCN2のみへの接続が可能とな 。このとき、ドグ片414はスイッチSW2を上か 押して動作させ、これによりスイッチSW2は ンとなる(図4、図12参照)。

 また、蓋部材41が図11(B)に示すように開口 部102の上端位置にあるときは、開口部102の下 半分が開口し、これによってコネクタCN1の接 続口が開口され、外部からはコネクタCN1のみ への接続が可能となる。このとき、ドグ片414 はスイッチSW2から離れ、スイッチSW2はオフと なる(図5、図13参照)。

 ところで、携帯電話機4を底受け部11に入 たときには、図示しないドグ片を介してス ッチSW1がオンするようになっている。つま 、底受け部11の中央部には、図示しない穴 設けられかつその穴から外方へ突出する図 しないドグ片が設けられ、携帯電話機4を底 け部11に入れたときにその底部TEがドグ片を 押し、これによってスイッチSW1がオンする。 スイッチSW1のオンによって、コネクタCN3を介 して外部から供給された充電用の電力が電源 端子TN5H,6Hに現れる。なお、底受け部11に携帯 電話機4が投入されている場合には、第1の保 位置HT1または第2の保持位置HT2のいずれであ っても、スイッチSW1はオンする。

 図6および図7に示すように、背受け部12に は、その内部に合成樹脂からなるレバー32が けられ、レバー32の先端部321が背受け部12の 内側から外側に向かって突出している。レバ ー32は、その本体が軸323を中心に回動可能で り、図示しないバネによって、自由状態で 図7に示す突出位置となるように付勢されて いる。上に述べた第1の保持位置HT1では、レ ー32は自由状態である。

 先端部321は、レバー32の本体に対して、 324において回動可能に支持されている。こ により、先端部321は、携帯電話機4の背部HE 当接した状態で変位することが可能となる め、携帯電話機4が第1の保持位置HT1から第2 保持位置HT2に移る際に、携帯電話機4の背部H Eが先端部321の表面と擦れて傷が付くことが 止される。

 レバー32の突出位置では、その作動端部32 2が信号端子TN1H~4Hの端部に係合してそれを図7 の右側へ移動させ、これによって、信号端子 TN1H~4Hは背受け部12の内部に引き込まれた状態 となる。この状態では、携帯電話機4を底受 部11に投げ入れまたは載置しても、信号端子 TN1H~4Hと電極TN1K~4Kとは離間した状態であり、 れらが互いに接触することはない。

 そして、ユーザが携帯電話機4を背受け部 12に押しつけて第2の保持位置HT2とすることに よって、携帯電話機4の背部HEによってレバー 32が背受け部12の内側へ押され、これと同時 作動端部322が図6の左方へ移動し、信号端子T N1H~4Hが作動端部322による引き込みから開放さ れる。その結果、信号端子TN1H~4Hは、その弾 力によって背受け部12に設けた穴から外方へ 突出し、携帯電話機4の背部HEの電極TN1K~4Kに 触して接続される。

  次に、保持台3の回路について説明する

 図16に示すように、USB用の2つのコネクタC N1,2は、それぞれのピンP1~4が互いに並列に接 され、それぞれ、信号端子TN2H,3H,4Hまたは電 源端子TN6Hに接続されている。電源端子TN6Hは 電源のマイナス側でもあり、接地ラインGに 接続される。

 充電用のコネクタCN3は、プラス側のピンP 1がスイッチSW1を介して電源端子TN5Hに接続さ 、マイナス側のピンP2は接地ラインGに接続 れる。

 コネクタCN1,2の切り替え検出用のスイッ SW2は、信号端子TN1Hに接続され、そのオンオ に応じて、信号端子TN1Hを接地ラインGLに接 する。したがって、携帯電話機4に対して「 L」または「H」の信号S1を出力することが可 である。

 つまり、蓋部材41を下端位置に下げた状 では、上に述べたようにコネクタCN2のみの 用が可能であり、このときスイッチSW2がオ して信号端子TN1Hは「H」となる。また、蓋部 材41を上端位置に上げた状態では、コネクタC N1のみの使用が可能となり、このときスイッ SW2がオフして信号端子TN1Hは「L」となる。 たがって、信号端子TN1Hに現れる信号を用い ことにより、2つのコネクタCN1,2のいずれの を使用しているかを認識できる。

 次に、保持台3と携帯電話機4とからなる 報処理システム1について説明する。

 図17に示すように、携帯電話機4は、CPU201 音声部202、無線通信部203、操作部204、表示 205、USBコントローラ206、メモリ207、バス208 および電池回路210、その他、図示しないカ ラ、指紋センサ、非接触通信用規格であるF eliCa(登録商標)用チップ、その他のチップま は電子回路を備えている。

 CPU201は、各部の動作および全体の動作を 御する。CPU201は、メモリ207に格納された種 のOSおよびアプリケーションプログラムを 行することによって、種々の処理を行い、 た種々の機能を実現することができる。例 ば、携帯電話機として必要な無線電話を初 として、メールの送受信、インターネット 信、Webブラウザ、静止画撮像、動画撮像、 ード決済、音楽データのライブラリ、USBの スト、USBのスレーブ、データ入力装置、デ タ表示装置など、種々の機能を実現するこ が可能である。また、OSとしてWindows(登録商 )をインストールしておくことによって、パ ーソナルコンピュータとしての機能が実現可 能である。

 また、スイッチSW2からの信号S1が、電極TN 1を介してCPU201に入力されるようになってい 。CPU201は、信号S1の状態に応じて、USBのホス トまたはスレーブのいずれとして動作するか を判別する。つまり、例えば信号S1に応じてC PU201の内部にフラグが立てられ、そのフラグ 状態に応じて、USBのホストとして動作する またはスレーブとして動作するかが判断さ る。

 無線通信部203は、無線ネットワークにお る固定局(基地局)と通信可能であり、複数 固定局間を切り替えながら通信可能なハン オーバー機能を有する。無線通信部203によ て、複数の通信規格の遠距離無線通信およ 近距離無線通信を行うことができる。例え 、FORMA-B、WCDMA、WiMAX、無線LANなどの通信規格 に適応する。

 USBコントローラ206は、USB-OTGの機能を有し ており、USBのホストまたはスレーブのいずれ としても動作可能である。上に述べたように 、信号S1に応じて、、CPU201がUSBコントローラ2 06を制御する。

 メモリ207は、SIMカード、マイクロSDメモ 、その他の半導体メモリまたは磁気ディス などを含む。SIMカードには、例えば、電話 号、SIPアドレス、IPアドレスなど、通信に関 する情報やユーザの個人情報などが記憶され る。マイクロSDメモリには、例えば、撮影し 画像データ、送受信した電子メール、ネッ ワークからダウンロードしたデータ、電話 のデータなどが記憶される。

 バス208は、種々の外部バスやメモリバス またはPCIバスなどである。バス208を介して CPU201と周辺素子との間でデータの転送が行 れる。

 電池回路210は、内蔵された電池、電池へ 充電回路、安全回路などからなる。充電用 電極TN5K,6Kから供給された電力は、電池を充 電し、また携帯電話機4の動作用の電源とも る。

 保持台3によって携帯電話機4を第2の保持 置HT2で保持した状態では、電極TN1K~4Kと信号 端子TN1H~4H、電極TN5K,6Kと電源端子TN5H,6Hとがそ れぞれ互いに接続され、導通状態となる。ま た、スイッチSW1がオンし、コネクタCN3と電源 端子TN5H,6Hとが接続状態となる。

 そこで、コネクタCN3に充電用のコードを して充電電源装置に接続することによって 携帯電話機4に電力を供給し、充電を行うこ とができる。また、コネクタCN1またはコネク タCN2にUSBコードを介して他の電子機器に接続 することにより、情報処理システム1はUSBの ストとしてまたはスレーブとして動作する

 例えば、外部の電子機器をUSBコードを介 てコネクタCN1に接続したときは、携帯電話 4はホスト(主装置)として動作し、外部の電 機器はスレーブ(従装置)として動作する。 部の電子機器は、例えば、携帯電話機4に対 る入力装置、出力装置、またはストレージ 置として動作する。

 また、外部の電子機器をUSBコードを介し コネクタCN2に接続したときは、携帯電話機4 はスレーブとして動作し、外部の電子機器は マスタとして動作する。携帯電話機4は、例 ば、ストレージ装置または通信装置として 作する。

 このように、本実施形態によると、形状 異なる複数種類のコネクタCN1,2を備えるこ によって、例えばホストまたはスレーブの ずれかを簡単に切り替えることができる。 かも、コネクタCN1,2の接続口の開閉と連動す るスイッチSW2によって切り替え状態を検出す るので、その切り替えを間違いなく容易に自 動的に行うことができる。

 2個のコネクタCN1,2が、それぞれの接続口 ほぼ同じ平面上において同じ方向を向いて 置されるので、蓋部材41の取り付けおよび 閉が容易であり、また接続口へのUSBケーブ の接続も容易である。

 一方のコネクタCN1の寸法が他方のコネク CN2の寸法よりも大きいので、大きい方のコ クタCN1の接続口に合わせて蓋部材41の外形 法を決定することにより、小さい方のコネ タCN2については蓋部材41に開口部413を設ける ことによってその接続口に合わせることがで きる。

 上に述べた実施形態において、検出セン であるスイッチSW1にマイクロスイッチを用 たが、他の形式のスイッチ、または近接セ サ、光電センサなど、種々のセンサを用い ことが可能である。

 上に述べた実施形態において、蓋部材41 スライド移動するように設けたが、回動移 するように設けてもよい。コネクタCN1,2をそ れぞれ1個ずつ設けたが、それぞれ2個以上設 てもよい。その場合には、同じ種類のコネ タCNについて同時に複数の接続口が利用可 となるが、いずれもホスト用かまたはスレ ブ用のいずれかに統一されるので、スイッ SW2の信号S1に応じて切り替えて制御できる。

 また、2種類ではなく、3種類以上のコネ タCNを設けた場合には、その内の1種類のみ コネクタCNが接続可能となるようにし、信号 S1によって接続可能なコネクタCNを識別して 御を行えばよい。

 上に述べた実施形態においては、USB用の ネクタCN1,2と充電用のコネクタCN3とを別個 設けたが、USB用と充電用とを1つのコネクタ 兼用することも可能である。上の実施形態 は、電子機器として携帯電話機4を例にあげ て説明したが、携帯電話機4以外の携帯型情 機器、携帯端末機、通信装置、電子装置な に適用することが可能である。

 その他、信号端子TN1H~4H、電源端子TN5H,6H コネクタCN1,2、プリント基板31、底受け部11 背受け部12、アーム部13、携帯電話機4、保持 台3、または情報処理システム1の全体または 部の構成、構造、形状、寸法、材質、個数 制御内容、制御タイミング、プリント基板3 1の取り付け方法などは、本発明の趣旨に沿 て適宜変更することができる。