Login| Sign Up| Help| Contact|

Patent Searching and Data


Title:
HOPPER DEVICE FOR MEDICINE PACKING MACHINE
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2008/078575
Kind Code:
A1
Abstract:
[PROBLEMS] A tablet (a) adhered to the inner surface of a hopper (10) is smoothly removed and allowed to fall by a novel, simple, and inexpensive structure. [MEANS FOR SOLVING PROBLEMS] The hopper (10) into which tablets are placed is provided at a support frame (12) so as to be vertically shakable via shaft (11), and tablets (a) are allowed to fall into a piston (21) inside a feeding cylinder (20) located below the hopper. Magnets (15, 27) having the same polarity are respectively arranged on opposite faces of the hopper and piston, and the piston is moved to cause both magnets (15, 27) to be repelled and released from each other, causing the hopper to be shaken and vibrated by impacts. Because the shakable piston moves easily and shaking and impact vibration of the hopper are applied by repelling force of the magnets, the hopper is inexpensive and unlikely to be broken. Impact vibration to the shakable hopper is more smoothly transmitted to the hopper than a case where the hopper is fixed, so that an adhered tablet is smoothly removed (allowed to fall).

Inventors:
ASAOKA CHISEI (JP)
YAMASHITA KOJI (JP)
Application Number:
PCT/JP2007/074090
Publication Date:
July 03, 2008
Filing Date:
December 14, 2007
Export Citation:
Click for automatic bibliography generation   Help
Assignee:
YUYAMA MFG CO LTD (JP)
ASAOKA CHISEI (JP)
YAMASHITA KOJI (JP)
International Classes:
B65B1/30; A61J3/00; B65B37/02
Domestic Patent References:
WO2005014397A12005-02-17
Foreign References:
JP2005272084A2005-10-06
JPS61156601U1986-09-29
JPH077719U1995-02-03
JPH0565801U1993-08-31
Download PDF:
Claims:
薬剤(a)の投入されるホッパー(10)をその両側の軸(11)でもって支持フレーム(12)に上下方向に揺動自在に設けるとともに、そのホッパー(10)にそれを揺動させて衝撃振動を付与する手段を付設し、その揺動・衝撃振動手段は前記ホッパー(10)を振動させてその内面に付着する薬剤(a)を剥離落下させる薬剤分包機におけるホッパー装置。
上記ホッパー(10)は、その一部が装置フレームに上方から接して静止した状態であり、上記揺動・衝撃振動手段により、上方に付勢されることによって上下方向に揺動し、前記一部が前記装置フレームに当ることによって衝撃振動を付与されることを特徴とする請求項1に記載の薬剤分包機におけるホッパー装置。
上記揺動・衝撃振動手段を、上記ホッパー(10)を上方に揺動する方向への、エアーの間欠的な吹き出し、電磁石(42)による間欠的な吸引又は離反、回転カム(47)の回転、又は直線移動カム(46)の移動による上記上方への付勢によって構成したことを特徴とする請求項2に記載の薬剤分包機におけるホッパー装置。
上記ホッパー(10)の下面に送出し用シリンダ(20)を設け、前記ホッパー(10)内の薬剤(a)を前記シリンダ(20)内に落下させ、その落下した薬剤(a)を前記ホッパー(10)内を進退する送出し用ピストン(21)によりシリンダ(20)から送出して分包工程(E)に落下させる請求項2に記載の薬剤分包機におけるホッパー装置であって、 上記ホッパー(10)とピストン(21)のそれぞれの対向面に、対向面側の極が同一の磁石(15、27)をそれぞれ設け、前記ピストン(21)の移動によるその両磁石(15,27)の反発・その解除によって前記揺動・衝撃振動手段をなしたことを特徴とする薬剤分包機におけるホッパー装置。
上記ホッパー(10)とピストン(21)の一方の磁石(15)を一つとし、他方の磁石(27)を複数とすると共に、その複数の磁石(27)を前記ピストン(21)の移動方向に並べて前記一方の磁石(15)に対向する面の極を交互に異ならせたことを特徴とする請求項4に記載の薬剤分包機におけるホッパー装置。
上記シリンダ(20)の上面に投入口(22)、下面に送出口(23)を形成し、前記投入口(22)に前記ホッパー(10)の投入口(13)を望ませ、上記ピストン(21)の上下面に貫通する透孔(24)を前記シリンダ(20)の投入口(22)に望ませて前記ホッパー(10)内の錠剤(a)を両投入口(13、22)を介してその透孔(24)に落下させ、さらに、その錠剤(a)が落下した透孔(24)を前記シリンダ(20)の送出口(23)に望ませ、その送出口(23)から透孔(24)内の錠剤(a)を分包工程(E)に落下させることを特徴とする請求項4又は5に記載の薬剤分包機におけるホッパー装置。
Description:
薬剤分包機におけるホッパー装

この発明は、散薬、錠剤等の薬剤の分包機 におけるホッパー装置に関するものである。

散薬、錠剤等の薬剤は、患者に、その処方箋 毎に、必要な薬剤を分包して渡されるのが通 常であり、その薬剤分包機として、例えば、 図6に示すように、錠剤カセット収納部A、手 き錠剤収納部B、散薬分配用V枡部C、操作端 部D及び薬剤包装部(分包工程)E等からなるも のがある(特許文献1 図2等参照)。  

特開2005-272011号公報

この薬剤分包機は、処方箋に基づき、錠剤カ セット収納部Aから所要の錠剤がホッパーHを して錠剤ホッパー(図示せず、図1の符号10参 照)に集められた後、集合ホッパー(図示せず 図1の符号30参照)を介してその錠剤を薬剤包 装部Eに送り込んで包装したり、手撒き錠剤 納部Bにおいて、前記錠剤カセット収納部Aに 無い錠剤又はその有無に関係なく錠剤を前記 錠剤ホッパーに送り込み、さらに薬剤包装部 Eに送り込んで包装したり、散薬分配用V枡部C に所要量の散薬を投入し、その散薬を分割し ながら集合ホッパーに送り込み、さらに薬剤 包装部Eに送り込んで包装したりする(特許文 1、2~4参照)。  

特開平11-124116号公報

特開2000-85702号公報

特開平10-45113号公報

上記ホッパー、例えば、錠剤カセット収納 部A及び手撒き錠剤収納部Bから所要の錠剤が められる錠剤ホッパーは、本願に係る発明 一実施形態を示す図1を参照して説明すると 、錠剤カセット収納部Aからの錠剤aを集める 斗状のホッパーHの下方に設けられ、そのホ ッパー10の下方に送出し用シリンダ20を設け 前記ホッパー10内の錠剤aを前記シリンダ20内 に落下させ、その落下した錠剤aを進退する 出し用ピストン21によりシリンダ20から送り して集合ホッパー30に落下させた後、その 合ホッパー30から所要量(数)の錠剤aを薬剤包 装部(分包工程)Eに送るようになっている。 

このとき、上述のように、手撒き錠剤収納 部Bにおいて、前記錠剤カセット収納部Aに無 錠剤又はその有無に関係なく錠剤aが手撒き されると、その錠剤が錠剤ホッパー10に送り まれ、同様に、集合ホッパー30を介して薬 包装部Eに送り込んで包装したり、散薬分配 V枡部Cに所要量の散薬を投入し、その散薬 分割しながら集合ホッパー30に送り込み、さ らに薬剤包装部Eに送り込んで包装したりす 。

このような薬剤分包機におけるホッパー10等 おいて、そのホッパー10の内面はできるだ 滑性を有するようにできているが、薬剤(錠 a)の性状、多湿気などの環境により、薬剤 ホッパー10内面に付着する場合がある。付着 すれば、その薬剤が包装されないこととなる と共に、別の包装に紛れ込む恐れもある。  のため、従来から、その薬剤の付着を防止 る手段として、ホッパーに振動を与える技 がある(特許文献5段落0050等参照)。  

特開2005-263318号公報

しかし、従来のホッパーは、支持フレーム 等に固定されており、プランジャー等の振動 付与手段によっては、ホッパーに有効な振動 が伝わらず、ホッパー内面に付着した薬剤を 有効に剥がし得ない場合があった。 また、 の振動付与手段として、プランジャー等を 用せずに、安価かつ耐久性のあるものが望 れている。低価額化の今日、その要望は益 高まっている。 

この発明は、ホッパー内面に付着した薬剤 を円滑に剥がすことを第1の課題とし、さら 、その手段を安価かつ耐久性のあるものと ることを第2の課題とする。

上記第1の課題を達成するために、この発 は、まず、ホッパーを上下方向に揺動自在 することとしたのである。 ホッパーが揺動 自在であれば、そのホッパーに対して揺動方 向の力を与えれば、ホッパーは容易に揺動す る。 つぎに、この発明は、ホッパーを単に 動させただけでは、内面に付着する薬剤を 滑に剥がし得ないため、その揺動に加えて ホッパーに衝撃を加えて振動させることと たのである。 ホッパーに衝撃振動を与え ば、揺動自在であることから、その衝撃振 は、ホッパーが固定されている場合に比べ 、ホッパーに円滑に伝わって、付着薬剤を 滑に剥がす(落下させる)。 

この発明の構成としては、薬剤の投入され るホッパーをその両側の軸でもって上下に揺 動自在に支持フレームに設けるとともに、そ のホッパーにそれを揺動させて衝撃振動を付 与する手段を付設し、その揺動・衝撃振動手 段は前記ホッパーを振動させてその内面に付 着する薬剤を剥離落下させる構成を採用する ことができる。 ここで、「軸」とは、棒状 のみならず、揺動支点となり得る種々の態 の軸、例えば、架空の軸をも意味し、その (点)でもって揺動すれば、その揺動は円滑 ある。 

上記揺動・衝撃振動手段は、従来のプラン ジャーによる突き押しによる揺動衝撃などに 加えて、後述及び周知の種々の構成を採用す ることができる。 ここで、上述のように、 ッパーを単に揺動させただけであれば、ホ パーは揺れるだけで、付着薬剤は剥がれ難 ため、何らかの手段によって、ホッパーに 撃振動を与える必要がある。例えば、プラ ジャーであれば、ホッパーの揺動範囲に、 のプランジャーの先端を位置させ、その先 にホッパーを当てれば、ホッパーに衝撃振 が与えられ、その作用を繰り返せば、ホッ ーに、揺動及び衝撃振動を有効に与えるこ ができる。 

また、上記ホッパーを、常時、その一部が 固定物、例えば、装置フレームに上方から接 して静止した状態とし、プランジャー等の揺 動・衝撃振動手段により、そのホッパーを上 方に付勢することによって上下方向に揺動さ せれば、ホッパーは揺れ戻った際、前記一部 が固定物(装置フレーム)に当り、その当接に り衝撃振動を付与されることができる。こ 場合、揺動・衝撃振動手段は、ホッパーに して揺動力を付与するだけで良い。その揺 ・衝撃振動手段としては、上記ホッパーを 方に揺動する方向への、エアーの間欠的な き出し、電磁石による間欠的な吸引又は離 、回転カムの回転、又は直線移動カムの移 による前記上方に付勢する構成等を採用す ことができる(図5a~同e参照)。 

上記の錠剤カセット収納部Aから所要の錠 が集められるホッパーにおいては、そのホ パーの下面に送出し用シリンダを設け、前 ホッパー内の薬剤を前記シリンダ内に落下 せ、その落下した薬剤を前記ホッパー内を 退する送出し用ピストンによりシリンダか 送り出して分包工程に落下させる薬剤分包 におけるホッパー装置において、そのホッ ーとピストンのそれぞれの対向面に、対向 側の極が同一の磁石をそれぞれ設け、前記 ストンの移動によるその両磁石の反発・そ 解除によって前記揺動・衝撃振動手段をな た構成を採用することができる。 

この構成であると、送出しピストンの進退 に伴い、ホッパーとピストンの両磁石は接離 を繰り返し、その対向する極が同一であるこ とによって、接近時に反発してホッパーを上 方に揺動させ、離反時、その反発力が弱まっ て(消えて)、ホッパーは下方に揺動する。そ 下方の揺動時、ホッパーはその一部が固定 に当接すれば、衝撃振動を受け、その衝撃 動によって、ホッパー内面に付着する薬剤 剥がれて落下する。 

このとき、上記送出し用シリンダは、全長 に亘り完全な筒状でなくても、ピストンが進 退し得る形状を有するものであれば、どのよ うな態様の物でも良い。例えば、ホッパーの 下面部材がシリンダの上面部材を構成してい たり、シリンダ周面が支障がない限りにおい て空間になっていたり、等と任意である。 

この構成において、上記ホッパーとピスト ンの一方の磁石を一つとし、他方の磁石を複 数とすると共に、その複数の磁石を前記送出 しピストンの移動方向に並べて前記一方の磁 石に対向する面の極を交互に異ならせた構成 とすれば、磁石による接離がピストンの一ス トロークにおいて数回行われるため、衝撃振 動がより有効にホッパーに与えられて、付着 薬剤がより円滑に剥離して落下する。 この き、ホッパーとピストンの一方の磁石も複 として、その磁石をピストンの進行方向に かって対向面の極を交互に異ならせて設け こともできる。その両者の磁石の数は任意 あるが、極の配置は同じ、例えば、ピスト の進行方向に向かって、「-」、「+」、「- 等の同じとするとよい。 

その送出し用シリンダとピストンの構成は、 そのシリンダの上面に投入口、下面に送出口 を形成し、前記投入口に前記ホッパーの投入 口を望ませ、前記ピストンの上下面に貫通す る透孔を前記シリンダの投入孔に望ませて前 記ホッパー内の錠剤を両投入孔を介してその 透孔に落下させ、さらに、その錠剤が落下し た透孔を前記シリンダの送出口に望ませ、そ の送出口から透孔内の錠剤を分包工程に落下 させる等を採用することが
できる。

この発明は、以上のように、ホッパーを上 下方向に揺動自在とするとともに、そのホッ パーに衝撃を加えて振動させるようにしたの で、その衝撃振動がホッパーに円滑に伝わっ て、付着薬剤を円滑に剥がして落下させる。 また、その構造も従来にないものであって、 安価かつ耐久性のあるものとなる。

一実施の形態を図1~図4fに示し、この実施 態は、上記の図6に示す薬剤分包機において 錠剤カセット収納部Aからの錠剤aを集める 斗状のホッパーHの下方に設けられたホッパ 装置に関するものである。このホッパー装 は、漏斗状のホッパーHからの錠剤aが押出 ニット(後記のシリンダ20及びピストン21等の 構造参照)を介してホッパー10に送り込まれる 。 そのホッパー10は、その中程上部両側に 動軸11を有する。この揺動軸11は、装置フレ ム(図示せず)に固定の支持アーム(フレーム) 12に上方から嵌められており、この揺動軸11 介して支持アーム12にホッパー10は揺動自在 支持される。揺動軸11にはコロを設けてホ パー10の揺動を円滑にすることが好ましい。  

このホッパー10には、錠剤カセット収納部A から所要量(数)の錠剤aが漏斗状のホッパーH 介して送り込まれ、その下面開口(投入口)13 ら下方に落下する。そのとき、ホッパー10 の衝撃緩衝片14に錠剤aは衝突し、その衝突 よって衝撃緩衝片14は揺動してその落下力を 緩衝するため(図4aの衝撃緩衝片14の実線と鎖 状態参照)、錠剤aは飛び跳ねることなく、 口13から円滑かつ確実に落下する。 また、 のホッパー10の後部下面には永久磁石15が横 一列に設けられている。この列方向の磁石15 数は一つ、二つ、三つ・・等と任意である  

上記ホッパー10の下方には送出し用シリン 20が設けられ、このシリンダ20の上面にはホ ッパー10の下面開口15に対応する開口(投入口) 22が形成されており、この開口22から、ホッ ー10からの錠剤aが送り込まれる。シリンダ20 の前部(図4a左側)下面にも開口(送出口)23が形 されている。 また、シリンダ20の上面開口 22の前後縁にはガイド16が設けられて、この ガイド16の間にホッパー10の下面開口13の周 部が嵌ることによってシリンダ20に対しホッ パー10が位置決めされる。この位置決めによ 、ホッパー10は、常時は、その一部が装置 レームに固定の送出し用シリンダ20(ガイド16 )上面に当接することとなる(図4a参照)。 

送出し用シリンダ20内には送出し用ピスト 21がその軸方向(図4a左右方向)に進退自在に けられている。このピストン21は前記シリ ダ20の開口22に対応する上下に貫通する透孔2 4を有しており、この透孔24内に前記開口22か の錠剤aが送り込まれる(落下する)。 また 送出し用ピストン21の下面にラック25が設け れ、このラック25に噛み合うピニオン26がモ ータ等の適宜な手段などによって正逆転され ると、ラック25が左右動(図1の矢印方向)して そのラック25と共にピストン21も左右動する 。 このとき、ピストン21の両側面のローラ29 が装置フレームのレール(図示せず)上を転動 て、そのピストン21を円滑かつ直線的に移 させる。 

ピストン21の上面には3列に永久磁石27が埋 されている。この列方向の磁石27の数は任 であるが、上記ホッパー10の磁石15と同数(図 1では2個)とするとともに、同一の間隔とする 。列は、3列でも、一列、2列及び4列以上でも 良い。 ホッパー10の磁石15とピストン21の磁 27は、待機状態(図4aに示すホッパー10から錠 剤aを受取る状態)からピストン21が進行(図4a 左方向)する際、最初に対向する両磁石15、27 の対向面(磁石15の下面、磁石27の上面)は極性 が同一とされており、例えば、両磁石15、27 対向面がともに「+」とされて、ピストン21 の各磁石27はそのピストン21の進行方向に向 って、その上面の極性を順々に異ならせて る。ホッパー10側に複数列の磁石15を設けた 場合も、その磁石15の極性は同様に順々に異 らせる。 

この実施形態は以上の構成であり、従来と 同様に、処方箋に基づき、錠剤カセット収納 部Aから所要の錠剤aがホッパーHを介してホッ パー10に送り込まれて、ピストン21の透孔24内 に収納される(図4a)。また、従来と同様に、 撒き錠剤収納部Bから、適宜に、錠剤カセッ 収納部Aに無い錠剤などがホッパー10に送り まれる。このとき、図4aに示すように、錠 aの性状、多湿気などの環境により、錠剤aが ホッパー10内面に付着する場合がある。 

このため、図4aから同図eに示すように、ピ ストン21が左右に動く。すなわち、そのピス ン21が図4aから同図bに示す左方に移行し、 ッパー10の磁石15にピストン21の最初の磁石27 が対向すると、両磁石15、27は対向面の極性 同一のため反発し、その反発力により、同 bに示すように、ホッパー10は左回りに揺動 る。 続いて、ピストン21がさらに左方に動 と、両磁石15、27は対向面の異なる極性のも のとなって吸引し合い、その吸引により、ホ ッパー10は右回りに揺動してシリンダ20(ガイ 16)上面に衝突して衝撃振動を受ける(同図c) さらに、ピストン21が左方に動くと、両磁 15、27は対向面が同一の極性のものとなって 発し合い、その反発により、ホッパー10は 回りに揺動する(同図d)。 その後、ピストン 21は右方への移動を行い、磁石15と磁石27の吸 着・反発を経て図4a(図4e)の状態に戻り、その 移動に伴いホッパー10は揺動・衝撃振動を受 る。 

この作用がピストン21の左右動に伴い行わ て、ホッパー10には衝撃振動が繰り返し与 られ、その衝撃振動により、ホッパー10内に 付着する錠剤aは剥がれて確実に落下する。 ストン21の左右動の回数は、作業性(時間)を 慮して、実験、実作動等によって、付着錠 aが確実に落下するように適宜に決定する。 また、ピストン21の左右動は透孔24上面がホ パー10の開口13から外れない範囲において行 ようにすることもできる。 

ピストン21は、所要数の左右動を行った後 図4fに示すように、さらに左方に移動して( 行して)、透孔24をシリンダ20の開口23に臨ま せて、その開口23から透孔24内の錠剤aを下方 集合ホッパー30に送り込む。このとき、ホ パー10内には付着錠剤aはなく、錠剤カセッ 収納部Aからの所要の全ての錠剤aが集合ホッ パー30に送り込まれる。 

その集合ホッパー30には、散薬分配用V枡部 Cから所要量の散薬が分割されて投入された する。 このため、この集合ホッパー30から 、手撒き錠剤収納部Bからの錠剤a、錠剤カ ット収納部Aからの錠剤a及び散薬分配用V枡 Cからの散薬が、処方箋に基づいて適宜に投 され、その集合(単体も含む)薬剤が薬剤包 部Eに送り込まれて包装されたり、それら(錠 剤a、散薬)がそれぞれ個別に包装されたりす 。 

この実施形態において、ホッパー10側に左 方向に複数の磁石15を設け、ピストン21側に 一列の磁石27を設けた構成とすることができ 。また、この実施形態では、シリンダ20の 面に透孔28を設けて、ホッパー10側の磁石15 シリンダ20の上面に当ることを回避している とともに、両磁石15、27の接近を容易にして の磁力が円滑に作用するようにしたが、接 等の支障がない限りにおいて、必ずしも透 28を設ける必要はない。 

上記ホッパー10の揺動手段としては、上記 施形態以外の公知等の手段、例えば、図5a 示すように、空気吹き出しノズル41により、 ホッパー10の突片40に間欠的に圧縮空気を吹 けてホッパー10を揺動させたり、同図bに示 ように、プランジャー42により、突片40を上 に移動させてホッパー10を揺動させたり、 図cに示すように、電磁石43により、ホッパ 10の永久磁石44と同一の極性の磁力線を生じ せて間欠的に離反させてホッパー10を揺動 せたり、同図dに示すように、ホッパー10の 起45に接する直線移動カム46をプランジャー4 2によって進退させてホッパー10を揺動させた り、同図eに示すように、ホッパー10の突片40 接する円盤カム47の回転によりホッパー10を 揺動させたりして、ホッパー10に揺動衝撃振 を与えることができる。同図cにおいては、 電磁石43をホッパー10の反対側面側(図1におい て左側面)に設け、その電磁石43により、ホッ パー10の磁性体を間欠的に吸引してホッパー1 0を揺動させることもできる。 

これらの実施形態は、各図において、ホッ パー10が揺動してシリンダ20に衝突すること より、ホッパー10に衝突振動を与えているが 、例えば、ホッパーの揺動範囲内に、プラン ジャー等の先端を位置させ、プランジャー等 の進退により、その先端にホッパーを当てて 突き出すことによって、ホッパー10に揺動・ 撃振動が与えるようにすることもできる。 なわち、必ずしも、ホッパー10を固定物に 突させる構成とする必要はない。 また、こ の実施形態は、錠剤カセット収納部Aからの 剤aを集める漏斗状のホッパーHの下方に設け られたホッパー装置に関するものであったが 、集合ホッパー30などの薬剤分包機における のホッパーにもこの発明を採用できること 勿論である。

一実施形態の要部斜視図 同実施形態の要部分解斜視図 図2の左方からの分解斜視図 同実施形態の作用図 同実施形態の作用図 同実施形態の作用図 同実施形態の作用図 同実施形態の作用図 同実施形態の作用図 他の実施形態の要部概略図 他の実施形態の要部概略図 他の実施形態の要部概略図 他の実施形態の要部概略図 他の実施形態の要部概略図 薬剤分包機の一例の斜視図

符号の説明

10、H ホッパー11 揺動軸12支持アーム(支持 フレーム)13 ホッパーの下面開口(投入口)15  ッパー側磁石20 送出し用シリンダ21 送出 用ピストン22 送出し用シリンダの上面開口( 投入口)23 送出し用シリンダの下面開口(送出 口)24 送出し用ピストンの透孔25 ラック26  ニオン27 送出し用ピストン側磁石40、45 ホ パーの突片41 圧縮空気吹き出しノズル42  ランジャー43 電磁石44 磁性体46 直線移動 ム47 回転カムa 錠剤A 錠剤カセット収納部B  手撒き錠剤収納部C 散薬分配用V枡部D 操作 端末部E 薬剤包装部(分包工程)