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Title:
HOPPER, HOPPER UNIT AND COMBINATION METERING DEVICE
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2008/108329
Kind Code:
A1
Abstract:
A hopper which can suppress damage to an article without lowering the processing speed. The hopper (4) has a first hopper body (40), and a first gate (G1). First inner surface (41) of the first gate (G1) forms, together with the first hopper body (40), a space (A1) for containing an article, and stores the article in the containing space (A1) in a closed state and discharges the article by rotating to open. The first inner surface (41) includes a first upper inclining surface (S2) and a first lower inclining surface (S3) continuous to each other. An angle made by the first lower inclining surface (S3) and a horizontal plane is smaller than an angle made by the first upper inclining surface (S2) and a horizontal plane.

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Inventors:
KISHIKAWA MIKIO (JP)
SHOTSU TOSHIKAZU (JP)
KAGEYAMA TOSHIHARU (JP)
HAYAKAWA TERUO (JP)
YONEDA YUTA (JP)
Application Number:
PCT/JP2008/053754
Publication Date:
September 12, 2008
Filing Date:
March 03, 2008
Export Citation:
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Assignee:
ISHIDA SEISAKUSHO (JP)
KISHIKAWA MIKIO (JP)
SHOTSU TOSHIKAZU (JP)
KAGEYAMA TOSHIHARU (JP)
HAYAKAWA TERUO (JP)
YONEDA YUTA (JP)
International Classes:
G01G19/387; B65B37/02; B65B37/18; B65D90/62
Foreign References:
US5736683A1998-04-07
JP2592769B21997-03-19
JP2005055203A2005-03-03
JP2001050803A2001-02-23
JPH04102292U1992-09-03
JPH0511468A1993-01-22
JPH0528236A1993-02-05
Other References:
See also references of EP 2116822A4
Attorney, Agent or Firm:
SHINJYU GLOBAL IP (1-4-19 Minamimori-machi,Kita-k, Osaka-shi Osaka 54, JP)
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Claims:
 第1ホッパ本体と、
 前記第1ホッパ本体とともに物品を収容する収容空間を形成する第1内面を持ち、閉じた状態のときに物品を貯留させ、回動して開くことで物品を排出させる、第1ゲートと、
を備え、
 前記第1内面は、連続する第1上部傾斜面および第1下部傾斜面を含み、
 前記第1下部傾斜面と水平面とがなす角度が、前記第1上部傾斜面と水平面とがなす角度よりも小さくなっている、
ホッパ。
 前記第1ホッパ本体および前記第1内面とともに前記収容空間を形成する第2内面を持ち、前記第1ゲートが閉じた状態のときに閉じた状態になって物品を貯留させ、前記第1ゲートが開いたときに回動して開くことで物品を排出させる、第2ゲート
をさらに備え、
 前記第2内面は、垂直面に対して傾斜しており、
 前記第1内面の上を滑落した物品が、前記第2内面に沿って斜め上方に滑り上がる、
請求項1に記載のホッパ。
 前記第2内面は、連続する第2上部傾斜面および第2下部傾斜面を含み、
 前記第2下部傾斜面と水平面とがなす角度が、前記第2上部傾斜面と水平面とがなす角度よりも小さくなっている、
請求項2に記載のホッパ。
 前記第1ゲートおよび前記第2ゲートの回動軸に沿った方向で見たときに、前記第1内面は、前記第2内面よりも長く、
 前記第1ゲートおよび第2ゲートが閉じた状態において、前記第2ゲートの下端が前記第1内面に当たる又は近接する、
請求項2又は3に記載のホッパ。
 前記第2ゲートが開くときに回動する回転角度よりも、前記第1ゲートが開くときに回動する回転角度のほうが大きい、
請求項2から4のいずれかに記載のホッパ。
 前記第1ホッパ本体は、下部に、前記第1内面の上を滑落した物品が斜め上方に滑り上がる傾斜面を持つ、
請求項1に記載のホッパ。
 前記第1ゲートが回動して開くときに、前記第1ホッパ本体も回動し、物品の排出が促進される、
請求項1又は6に記載のホッパ。
 請求項1から7のいずれかに記載のホッパである第1ホッパと、
 前記第1ホッパの下方に位置する第2ホッパと、
を備え、
 前記第2ホッパは、第2ホッパ本体、第3内面を持つ第3ゲート、および、第4内面を持つ第4ゲートを有し、前記第2ホッパ本体に対して前記第3ゲートおよび前記第4ゲートが開くことで物品の排出を行い、
 前記第1ホッパから排出されて落下する物品が、前記第2ホッパ本体の内面に当たり、
 前記第3内面は、連続する第3上部傾斜面および第3下部傾斜面を含み、
 前記第3下部傾斜面と水平面とがなす角度が、前記第3上部傾斜面と水平面とがなす角度よりも小さく、
 前記第4内面は、連続する第4上部傾斜面および第4下部傾斜面を含み、
 前記第4下部傾斜面と水平面とがなす角度が、前記第4上部傾斜面と水平面とがなす角度よりも小さい、
ホッパユニット。
 複数の、請求項8に記載のホッパユニットと、
 前記複数のホッパユニットの下方に配置され、前記複数のホッパユニットから排出された物品を集める、漏斗状の集合シュートと、
を備え、
 開いた状態の前記第4ゲートの前記第4下部傾斜面の水平面に対する傾斜角度と、前記集合シュートの水平面に対する傾斜角度とが、略同じである、
組合せ計量装置。
Description:
ホッパ、ホッパユニットおよび 合せ計量装置

 本発明は、ホッパ、特に、組合せ計量装 のホッパに関するものである。

 従来から、物品の計量値を組み合わせて 標値もしくは目標値に近い値とする組合せ 量装置が用いられている。

 まず、一般的な組合せ計量装置について 明する。

 図9に示すように、搬送コンベヤ100は、被 計量物である物品Mを分散部2に落下させる。 お、物品Mは数個ないし多数個が集められて 後に袋詰めされて商品になる。

 各供給トラフ3iは分散部2上の物品Mを、各 供給トラフ3iの下流に設けられた多数のプー ホッパ4iに落下させて供給する。これら各 ールホッパ4iには、ゲート5iが設けられ、各 給トラフ3iから供給されて受け取った物品M 一時的に収容して貯留する。各プールホッ 4iの下流には計量ホッパ6iが設けられている 。これら各計量ホッパ6iには、プールホッパ4 iから計量ホッパ6iに投入された物品Mの重量 検出する重量検出器7iを備えた計量ヘッドお よびゲート8iが設けられている。ゲート8iの 方には大きな集合シュート9が設けられてお 、各重量検出器7iで検出された物品Mの計量 を組み合わせることで、物品Mを一まとめに して目標値もしくは目標値に近い値とし、下 流の製袋包装機(図示せず)等に物品Mを落下さ せる。

 このように、各ホッパには、上方からの 下により物品が供給される。各ホッパは、 合せ計量装置の処理能力に直接関係するも であり、種々の提案がなされている(文献1: 開平4-102292号(要約)、文献2:実公平5-11468号( 1図)、文献3:実公平5-28236号(第2図,第5図)を参 )。

 しかし、文献1および2のホッパは、物品 一時的に貯留される内面が直線的かつV字状 形成されているので、上方から落下した物 が内面に沿って滑落した後に、V字状の内面 に衝突し、その衝撃により破損するおそれが ある。

 一方、文献3のホッパでは、ゲートの下面 が半円形に形成され、物品がゲート上を滑落 するが、略鉛直にゲートの間に設けられた基 壁に衝突するため、物品が破損するおそれが ある。

 本発明の主目的は、処理速度を低下させ ことなく、物品の損傷を抑制し得るホッパ 提供することである。

 本発明に係るホッパは、第1ホッパ本体と 、第1ゲートとを備えている。第1ゲートの第1 内面は、第1ホッパ本体とともに物品を収容 る収容空間を形成する。第1ゲートは、閉じ 状態のときに物品を収容空間内に貯留させ 回動して開くことで物品を排出させる。第1 内面は、連続する第1上部傾斜面および第1下 傾斜面を含んでいる。第1下部傾斜面と水平 面とがなす角度は、第1上部傾斜面と水平面 がなす角度よりも小さくなっている。

 本発明では、このような第1上部傾斜面お よび第1下部傾斜面の傾斜角度となっている め、第1内面上を滑落した物品が損傷するこ が抑えられる。

 第1ゲートに対向する位置に第2ゲートが 置されており、第1内面に対向する第2ゲート の第2内面が垂直面に対して傾斜していれば 第1内面の上を滑落した物品が第2内面に沿っ て斜め上方に滑り上がるようになり、物品の 移動速度が徐々に減速され、物品の損傷を抑 えることができる。

 また、第1ゲートに対向する位置に、第1 ッパ本体の下部にある傾斜面が配置されて れば、第1内面の上を滑落した物品が、第1内 面に対向する第1ホッパ本体の傾斜面を斜め 方に滑り上がるようになり、物品の移動速 が徐々に減速され、物品の損傷を抑えるこ ができる。

 なお、第2ゲートを配備する場合には、そ の第2ゲートの第2内面は、連続する第2上部傾 斜面および第2下部傾斜面を含むことが好ま い。そして、第2下部傾斜面と水平面とがな 角度は、第2上部傾斜面と水平面とがなす角 度よりも小さくなっていることが好ましい。

 また、第1ゲートおよび第2ゲートの回動 に沿った方向で見たときに、第1内面は、第2 内面よりも長くなっていることが好ましい。 第1ゲートおよび第2ゲートが閉じた状態にお て、第2ゲートの下端が第1内面に当たる又 近接する。この態様によれば、第1ゲートの 1内面の、第2ゲートの下端との当接点又は 接点よりも突出している突出部が滑り台と て機能するため、下方の部材へと物品が自 落下する距離が小さくなり、より一層、物 の損傷を抑制することができる。

 また、第2ゲートを配備する場合には、第 2ゲートが開くときに回動する回転角度より 、第1ゲートが開くときに回動する回転角度 ほうを大きく設定することが好ましい。

 また、第2ゲートを配備せず、第1ホッパ 体の下部に傾斜面を設ける場合には、第1ゲ トが回動して開くときに、第1ホッパ本体も 回動し、物品の排出を促進させることが好ま しい。この第1ゲートおよび第1ホッパ本体の 動の制御は、CPUやメモリから成るコントロ ルユニットにより行うことができる。

 さらに、上述の本発明に係るホッパを第1 ホッパとして用いるホッパユニットも本発明 の範疇に含まれる。このホッパユニットは、 第1ホッパと、その第1ホッパの下方に位置す 第2ホッパとを備える。第2ホッパは、第2ホ パ本体、第3内面を持つ第3ゲート、および 第4内面を持つ第4ゲートを有する。第2ホッ 本体に対して第3ゲートおよび第4ゲートが開 くことで、物品の排出が行われる。第1ホッ から排出されて落下する物品は、第2ホッパ 体の内面に当たる。

 このホッパユニットでは、第3内面が、連 続する第3上部傾斜面および第3下部傾斜面を み、第3下部傾斜面と水平面とがなす角度が 、第3上部傾斜面と水平面とがなす角度より 小さくなっていることが好ましい。さらに 第4内面が、連続する第4上部傾斜面および第 4下部傾斜面を含み、第4下部傾斜面と水平面 がなす角度が、第4上部傾斜面と水平面とが なす角度よりも小さくなっていることが好ま しい。

 また、上述の本発明に係るホッパユニッ を含む組合せ計量装置も、本発明の範疇に まれる。この組合せ計量装置は、複数のホ パユニットと、漏斗状の集合シュートとを える。集合シュートは、複数のホッパユニ トの下方に配置され、複数のホッパユニッ から排出された物品を集める。そして、開 た状態の第4ゲートの第4下部傾斜面の水平 に対する傾斜角度と、集合シュートの水平 に対する傾斜角度とが、略同じである。

 本発明によれば、第1下部傾斜面と水平面 とがなす角度が、第1上部傾斜面と水平面と なす角度よりも小さくなっており、物品の 動速度が徐々に減速され、物品の損傷を抑 ることができる。第2ゲートを配備する場合 は、第1内面の上を滑落した物品が第2内面 沿って斜め上方に滑り上がるようになり、 品の損傷を抑えることができる。また、第1 ッパ本体の下部に傾斜面を設ける場合には 第1内面の上を滑落した物品が、第1内面に 向する第1ホッパ本体の傾斜面を斜め上方に り上がるようになり、物品の移動速度が徐 に減速され、物品の損傷を抑えることがで る。

本発明の一実施例にかかるホッパユニ ト付近を示す概略断面図である。 ホッパユニットを示す概略側面図であ 。 ホッパユニットを示す概略断面図であ 。 プールホッパにおける物品の貯留方法 示す概略断面図である。 プールホッパの動作を示す概略断面図 ある。 プールホッパの動作を示す概略断面図 ある。 計量ホッパの動作を示す概略断面図で る。 計量ホッパの動作を示す概略断面図で る。 一般的な組合せ計量装置を模式的に示 概略側面図である。 変形例(1)を示す概略断面図である。 変形例(7)のプールホッパの動作を示す 概略断面図である。 変形例(7)のプールホッパの動作を示す 概略断面図である。

符号の説明

 1  組合せ計量装置
 4,104  プールホッパ(第1ホッパ)
 41 第1内面
 42 第2内面
 6  計量ホッパ(第2ホッパ)
 63 第3内面
 64 第4内面
 9  集合シュート
 A1 第1収容空間
 A2 第2収容空間
 G1 第1ゲート
 G2 第2ゲート
 G3 第3ゲート
 G4 第4ゲート
 G11 ゲート(第1ゲート)
 S2 第2傾斜面(第1上部傾斜面)
 S3 第3傾斜面(第1下部傾斜面)
 S4 第4傾斜面(第2下部傾斜面)
 S5 第5傾斜面(第2上部傾斜面)
 S6 第6傾斜面(第2ホッパ本体の内面)
 S7 第7傾斜面(第4上部傾斜面)
 S8 第8傾斜面(第4下部傾斜面)
 S9 第9傾斜面(第3下部傾斜面)
 S10 第10傾斜面(第3上部傾斜面)
 S12 第12傾斜面(第1上部傾斜面)
 S13 第13傾斜面(第1下部傾斜面)
 S14 第14傾斜面(第1ホッパ本体の傾斜面)
 S15 第15傾斜面(第1ホッパ本体の傾斜面)
 H1~H3  水平面
 θ1~θ11 傾斜角

 以下の説明では、前述の一般的な組合せ 量装置に近似した部分に同一の符号を付し 図1のように、一組の供給トラフ3、プール ッパ4および計量ホッパ6を例示して説明する 。すなわち、供給トラフ3、プールホッパ4お び計量ホッパ6は、それぞれ、N個設けられ いるが、そのうちの一組のみを図示して説 する。

 図1に示すように、分散部2の下流には、 数組の供給トラフ3、プールホッパ4(第1ホッ の一例)および計量ホッパ6(第2ホッパの一例 )が設けられており、計量ホッパ6の下流には 合シュート9が設けられている。

 図2に示すように、プールホッパ4および 量ホッパ6は、第1および第2ブラケット10,20を 介して組合せ計量装置1の本体にそれぞれ設 られている。

 <プールホッパ4>
 プールホッパ4は、第1ホッパ本体40、第1ゲ トG1および第2ゲートG2を有している。第1ホ パ本体40は、第1固定部40aおよび第1ブラケッ 10を介して組合せ計量装置1の本体に固定さ る。

 プールホッパ4は、第1および第2ゲートG1,G 2が互いに閉じることで物品を一時的に貯留 、第1および第2ゲートG1,G2の双方が回動して くことで物品を排出する両開きホッパであ 。

 <第1および第2ゲートG1,G2>
 第1ゲートG1および第2ゲートG2は、以下に述 るリンク機構を介して、図示しない駆動装 により開閉駆動される。

  <<第1ゲートG1の開閉機構>>
 組合せ計量装置1の本体には、駆動装置によ り第1駆動中心M1を中心に回動される第1駆動 ーム11が設けられている。第1駆動アーム11の 端部には摺動溝11aが形成されており、摺動溝 11aには第1リンク12の端部に形成されたスライ ダ12aが摺動自在に設けられている。第1リン 12は第1定点P1を中心に回動自在に設けられて おり、第1リンク12には第1ゲートG1の上端部が 固定されている。

 図2における閉状態から、第1駆動アーム11 が第1駆動中心M1を中心に矢印D1方向に回動す と、第1リンク12が第1定点P1を中心に矢印D2 向に回動し、第1リンク12に固定された第1ゲ トG1が、図5および図6に示すように開く。

  <<第2ゲートG2の開閉機構>>
 図2に示す第1リンク12の他端部には、第1連 リンク13を介して第2リンク14の一端部が接続 されている。第2リンク14は第2定点P2を中心に 回動可能に設けられており、第2リンク14の他 端部には第2ゲートG2が固定されている。

 したがって、図2に示す閉状態から、第1 ンク12が第1定点P1を中心に回動すると、第1 ートG1が開くと共に、第1連結リンク13を介し て第2リンク14が第2定点P2を中心に矢印D3方向 回動し、第2ゲートG2が、図5および図6に示 ように開く。

 <第1収容空間A1(図3)>
 図3に示す閉状態において、プールホッパ4 には、物品を収容する第1収容空間A1が形成 れている。第1ゲートG1および第2ゲートG2は 第1収容空間A1に面する第1および第2内面41,42 有している。

 第1ゲートG1には、閉状態において第2ゲー トG2の下端よりも下方に突出した突出部G1aが 成されている。すなわち、第1ゲートG1は、 2ゲートG2よりも長い斜面を有している。

 第1ホッパ本体40の供給トラフ3(図1参照)側 の第1傾斜面S1は、水平面H1となす角度が第1傾 斜角θ1に設定されている。

 図3に示す閉状態において、第1ゲートG1の 第1内面41のうち、上端部G1uを含む第2傾斜面S2 の第2傾斜角θ2に比べ、下端部G1dを含む第3傾 面S3の第3傾斜角θ3の方が、水平面H1となす が小さくなるように、第1内面41は屈曲して 成されている。一方、第2傾斜角θ2は、第1傾 斜角θ1よりも小さく設定されている。

 したがって、第1ゲートG1側の第1収容空間 A1に面する、第1傾斜面S1、第2傾斜面S2、第3傾 斜面S3は、その順に、水平面H1に対する傾斜 θ1,θ2,θ3が小さくなるように設定されている 。

 一方、第2ゲートG2の第2内面42のうち、下 部G2dを含む第4傾斜面S4の第4傾斜角θ4に比べ 、上端部G2uを含む第5傾斜面S5の第5傾斜角θ5 方が、水平面H1となす角が大きくなるように 、第2内面42は屈曲して形成されている。

 したがって、第2ゲートG2の第4傾斜面S4、 5傾斜面S5は、その順に、水平面H1に対する 斜角θ4,θ5が大きくなるように設定されてい 。

 よって、物品が滑落する第1ホッパ本体40 第1傾斜面S1、第1内面41および第2内面42は、 U字状に形成されていることになり、第1ゲ トG1と第2ゲートG2とが互いに近接ないし当接 する交点O1において、両ゲートG1,G2のなす交 角α1が大きくなっている。この交差角α1は 図3に示すように、90°よりも180°に近い角度( ここでは約140°)になっている。また、第1傾 面S1と第1内面41とがなす角度、第1内面41の第 2傾斜面S2と第3傾斜面S3とがなす角度、および 、第2内面42第4傾斜面S4と第5傾斜面S5とがなす 角度も、それぞれ90°よりも180°に近い角度に なっている。

 <貯留時における物品の動き>
 図4の矢印で示すように、供給トラフ3(図1参 照)から落下供給された物品Mは、第1~第3傾斜 S1~S3上を、落下の加速度が徐々に小さくな ながら滑落した後、第4および第5傾斜面S4,S5 を滑り上がることでスムースに減速される その後、図4の破線の矢印で示すように、第 4および第5傾斜面S4,S5上を物品Mが折り返し逆 向に若干滑落して停止し、第1収容空間A1内 貯留される。

 このように、物品Mの滑落するプールホッ パ4の第1収容空間A1が、略U字状に連続的に形 されているので、たとえば、ラビオリや春 きなどの冷凍食品など、欠けや割れが生じ く、かつ、比較的重い物品の供給時には、 品がプールホッパ4内において徐々に減速さ れて停止するので、物品の損傷を少なくする ことができる。

 <プールホッパ4の動作>
 第1および第2ゲートG1,G2が、図4に示す閉状 から、図5に示すように開き始めると、第2ゲ ートG2上の物品Mが第1ゲートG1上に落下すると 共に、第1ゲートG1上の物品Mが突出部G1aの斜 上を滑落し、計量ホッパ6の側壁面S6上に落 する。その後、図6に示す全開状態に至るま 第1および第2ゲートG1,G2がそれぞれ開き、プ ールホッパ4から計量ホッパ6への物品Mの排出 が行われる。

 排出後、第1および第2ゲートG1,G2が逆方向 に回動し、図3の閉状態に復帰し、供給トラ 3からの新たな物品の供給に備える。

 このように、プールホッパ4の第1収容空 A1内の物品が第1ゲートG1の突出部G1aの斜面か ら計量ホッパ6に落下するので、突出部G1aの 面が滑り台となり、物品Mが自由落下する距 が小さくなるから、落下により物品に加わ 衝撃力が小さくなり、物品の損傷を少なく ることができる。なお、第2ゲートG2上の物 を第1ゲートG1上に落下させるために、第2ゲ ートG2を第1ゲートG1よりも早く開くようにリ ク機構を設定するのが好ましい。

 また、第1および第2ゲートG1,G2を両開きと することにより、物品の排出時間が早くなる ので、サイクルタイムもあまり長くならない (処理能力があまり低下しない)。

 ここで、図6に示すように、第1ゲートG1の 回転角θaは、第2ゲートG2の回転角θbよりも大 きい。このように、最後に物品Mが滑落する 1ゲートG1を大きく回転させることにより、 品Mを確実に排出することができると共に、 3傾斜面S3の第3傾斜角θ3が小さいにも拘わら ず、比較的大きな物品Mであっても第1ゲートG 1に残留することなく確実に排出することが きる。

 <計量ホッパ6>
 図2に示すように、計量ホッパ6は、第2ホッ 本体60,第3ゲートG3および第4ゲートG4を有し いる。第2ホッパ本体60は、第2固定部60aおよ び第2ブラケット20を介して組合せ計量装置1 本体に設けられた重量検出器7i(図9参照)に支 持されている。

 計量ホッパ6は、第3および第4ゲートG3,G4 互いに閉じることで物品を一時的に貯留し 第3および第4ゲートG3,G4の双方が回動して開 ことで、物品を排出する両開きホッパであ 。

 <第3および第4ゲートG3,G4>
 第3ゲートG3および第4ゲートG4は、前述した ールホッパ4と同様に、以下に述べるリンク 機構を介して、図示しない他の駆動装置によ り開閉駆動される。

  <<第3ゲートG3の開閉機構>>
 組合せ計量装置1の本体には、他の駆動装置 により第2駆動中心M2を中心に回動される第2 動アーム21が設けられている。第2駆動アー 21の端部には摺動溝21aが形成されており、摺 動溝21aには第3リンク22の端部に形成されたス ライダ22aが摺動自在に設けられている。第3 ンク22は第3定点P3を中心に回動自在に設けら れており、第3リンク22には第3ゲートG3の上端 部が固定されている。

 図2における閉状態から、第2駆動アーム21 が第2駆動中心M2を中心に矢印D3方向に回動す と、第3リンク22が第3定点P3を中心に矢印D5 向に回動し、第3リンク22に固定された第3ゲ トG3が、図7および図8に示すように開く。

  <<第4ゲートG4の開閉機構>>
 図2に示す第3リンク22の他端部には、第2連 リンク23を介して第4リンク24の端部が接続さ れている。第4リンク24は第4定点P4を中心に回 動可能に設けられており、第4リンク24の他端 部には第4ゲートG4が固定されている。

 したがって、図2に示す閉状態から、第3 ンク22が第3定点P3を中心に回動すると、第3 ートG3が開くと共に、第2連結リンク23を介し て第4リンク24が第4定点P4を中心に矢印D6方向 回動し、第4ゲートG4が、図7および図8に示 ように開く。

 図8に示す全開状態では、第4ゲートG4の水 平面H3となす傾斜角度θeと、集合シュート9の 水平面H3となす傾斜角度θfとが略同じになる うに、上記のリンク機構が設定されている

 <第2収容空間A2(図3)>
 図3の全開状態において、計量ホッパ6内に 、物品を収容する第2収容空間A2が形成され いる。第3ゲートG3および第4ゲートG4は、第2 容空間A2に面する第3および第4内面63,64を有 ている。

 第2ホッパ本体60の第1ゲートG1の突出部G1a から物品Mを受け取る第6傾斜面(側壁面)S6は 水平面H2となす角度が第6傾斜角θ6に設定さ ている。

 第4ゲートG4の第4内面64のうち、上端部G4u 含む第7傾斜面S7の第7傾斜角θ7に比べ、下端 部G4dを含む第8傾斜面S8の第8傾斜角θ8の方が 水平面H2となす角が小さくなるように、第4 面64は屈曲して形成されている。一方、第7 斜角θ7は、第6傾斜角θ6よりも小さく設定さ ている。

 したがって、第4ゲートG4側の第2収容空間 A2に面する、第6傾斜面S6、第7傾斜面S7、第8傾 斜面S8は、その順に、水平面H2に対する傾斜 θ6,θ7,θ8が小さくなるように設定されている 。

 一方、第3ゲートG3の第3内面63のうち、下 部G3dを含む第9傾斜面S9の第9傾斜角θ9に比べ 、上端部G3uを含む第10傾斜面S10の第10傾斜角θ 10のほうが、水平面H2となす角が大きくなる うに、第3内面63は屈曲して形成されている

 したがって、計量ホッパ6は、第2ホッパ 体60の第6傾斜面S6、第4内面64および第3内面63 により、略U字状に形成されている。

 <貯留時における物品の動き>
 図5の矢印で示すように、プールホッパ4の 1ゲートG1の突出部G1aの斜面に沿って排出さ た物品Mは、計量ホッパ6の第6傾斜面S6上に落 下し、第6傾斜面S6上を滑落する。第2収容空 A2の内面が略U字状に形成されているので、 6傾斜面S6を滑落した物品Mは、第7および第8 斜面S7,8上を滑落することで徐々に加速度が さくなり、更に、第9および第10傾斜面S9,S10 を滑り上がることでスムースに減速される その後、図5の破線の矢印で示すように、第 9および第10傾斜面S9,S10上を物品Mが折り返し 方向に若干滑落して停止し、第2収容空間A2 に物品Mが貯留される。

 <計量ホッパ6の動作>
 組合せ計量は、前述の一般的な組合せ計量 置と同様な方法でなされる。

 すなわち、計量ホッパ6に貯留された物品 Mの重量は、重量検出器7i(図9参照)で計量され 、他の計量ホッパ6に貯留された物品の計量 と共に組合せに参加し、各計量値が組み合 され、目標値もしくは目標値に近い値が算 される。組合せ対象として選ばれた計量ホ パ6に該当する場合には、それらの計量ホッ 6から、以下のように物品Mの排出が行われ 。

 第3および第4ゲートG3,G4が、図6に示す閉 態から、図7に示すように開き始めると、矢 で示すように、第3および第4ゲートG3,G4上の 物品Mが集合シュート9の側壁面からなる第11 斜面S11上に落下し始める。第3および第4ゲー トG3,G4は、図8に示す全開状態まで開き、集合 シュート9の第11傾斜面S11に落下した物品Mは 下流の機器に集合排出される。

 全開後、第3および第4ゲートG3,G4が逆方向 に回動し、図3の閉状態に復帰し、プールホ パ4からの新たな物品の排出に備える。

 ここで、前述のように、第3および第4ゲ トG3,G4が全開状態の場合には、図8の第4ゲー G4の傾斜角度θeと、集合シュート9の傾斜角 θfとが略同じになるように設定されている で、第4ゲートG4が集合シュート9の第11傾斜 S11に接近し、物品Mが滑らかに滑落するので 、物品の損傷を抑えることができている。

 また、第3および第4ゲートG3,G4を両開きに することにより、第3および第4ゲートG3,G4の さを短くすることができるので、物品Mを高 に排出することができる。

 さらに、図8に示すように、第3ゲートG3の 回転角θcが第4ゲートG4の回転角θdよりも大き く設定されている。そのため、第4ゲートG4が 集合シュート9に接触することなく、第3およ 第4ゲートG3,G4の開口寸法を大きくすること できるので、計量ホッパ6内の物品Mを早く かつ、確実に排出することができると共に 比較的大きな物品Mの計量が可能となる。

 また、プールホッパ4および計量ホッパ6 上下に組み合わせることにより、物品が自 落下する距離を可及的に小さくすることが きるので、物品に対する衝撃が小さくなり 物品の損傷を抑えることができる。

 なお、上述のプールホッパ4の第1および 2ゲートG1,G2や計量ホッパ6の第3および第4ゲ トG3,G4の開閉動作は、図示しない制御部によ りコントロールされる。制御部は、各ゲート G1,G2,G3,G4を駆動する駆動装置に対して、所定 タイミングで開閉指示を出す。また、制御 は、分散部2や供給トラフ3の動きの制御や 合せ演算の処理も担う。

 <変形例>
 (1)
 図10に示すように、第1ゲートG1の下端部G1d 下方に向って屈曲して設けてもよい。

 (2)
 各ゲートG1~G4の内面を滑らかな曲線に沿っ 湾曲した形状としてもよい。

 (3)
 第2ゲートG2は、必ずしも屈曲ないし湾曲し 形成されている必要はない。

 (4)
 第3ゲートG3を長くすると共に、第4ゲートG4 短く設定してもよい。

 (5)
 ホッパないしホッパユニットは、必ずしも 形に配列される必要はなく、たとえば、直 状に配列した組合せ計量装置に設けてもよ 。

 (6)
 上述の実施形態では、プールホッパ4と計量 ホッパ6を備えた組合せ計量装置について説 したが、たとえば、プールホッパを設けて ない計量装置や、プールホッパ、計量ホッ およびブースタホッパを備えた装置につい も本発明を適用することができる。

 (7)
 上述の実施形態に係る組合せ計量装置では 2つのゲートG1,G2を有するプールホッパ4を採 用しているが、ゲートを1つだけ有するプー ホッパや計量ホッパを採用することも可能 ある。ここでは、ゲートを1つだけ有するプ ルホッパを採用する場合について、図11お び図12を参照して説明を行う。

 このホッパユニットでは、上述のプール ッパ4に代えて、図11に示すプールホッパ104 採用している。プールホッパ104は、ホッパ 体140およびゲートG11を有している。ホッパ 体140は、固定部140aおよびブラケット110を介 して組合せ計量装置の本体に支持される。ホ ッパ本体140、固定部140aおよびブラケット110 、図示しない駆動装置によって、組合せ計 装置の本体に対して微小角度だけ回転する( 11および図12参照)。また、プールホッパ104 、ゲートG11が閉じることで物品を一時的に 留し、ゲートG11が回動して開くことで物品 排出する。

 ゲートG11は、上述の第1ゲートG1と同じよ に、リンク機構を介して、図示しない駆動 置により開閉駆動される。ゲートG11の開閉 構については、第1ゲートG1の開閉機構と同 であるため、説明は省略する。

 図11に示す閉状態において、プールホッ 104内には、物品を収容する収容空間が形成 れる。ゲートG11は、収容空間に面する内面 有している。この内面は、上端部を含む第12 傾斜面S12と、下端部を含む第13傾斜面S13とか 成る。一方、ホッパ本体140の下部には、傾 部140bが形成されている。この傾斜部140bの 面は、下側の第14傾斜面S14と、上側の第15傾 面S15とから成る。また、ホッパ本体140の供 トラフ3(図1参照)側には、第11傾斜面S11が形 されている。

 図11に示す閉状態において、ゲートG11の 13傾斜面S13が水平面となす角度は、第12傾斜 S12が水平面となす角度よりも小さい。また 図11に示す閉状態においてゲートG11の第13傾 斜面S13と下端が当接するホッパ本体140の第14 斜面S14は、水平面となす角度が、第15傾斜 S15と水平面とがなす角度よりも小さい。

 したがって、収容空間に面する第11傾斜 S11、第12傾斜面S12、第13傾斜面S13は、その順 、水平面に対する傾斜角が段々と小さくな ように設定されていることになる。そして ホッパ本体140の第14傾斜面S14、第15傾斜面S15 は、その順に、水平面に対する傾斜角が大き くなるように設定されていることになる。

 貯留時において、供給トラフ3(図1参照)か ら落下供給された物品は、第11~第13傾斜面S11~ S13上を、落下の加速度が徐々に小さくなりな がら滑落した後、第14および第15傾斜面S14,S15 を滑り上がることでスムースに減速される その後、第14および第15傾斜面S14,S15上を物 が折り返し逆方向に若干滑落して停止し、 ールホッパ104の収容空間内に物品が貯留さ る。

 また、ゲートG11が、図11に示す閉状態か 、図12に示すように開くと、ホッパ本体140の 第14傾斜面S14や第15傾斜面S15に支持されてい 物品が、ゲートG11上に落下する。さらに、 ートG11上の物品は、計量ホッパ6へと落下す 。このとき、プールホッパ104のホッパ本体1 40は、組合せ計量装置の本体に対して微小角 だけ外側に回動する。これにより、図12に いて2点鎖線で示す位置にあったゲートG11お びホッパ本体140の傾斜部140bが、互いに離反 するように動き(図11の白抜きの矢印を参照) 物品の排出が促進されることになる。

 このようなゲートを1つだけ有するプール ホッパ104、或いは計量ホッパを採用した場合 にも、上述の本発明の効果を奏することがで きる。