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Patent Searching and Data


Title:
ILLUMINATOR
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2008/084562
Kind Code:
A1
Abstract:
An illuminator having rodlike light source lamps placed on the inner side of a light reflection plate internally having a reflector, in which illumination efficiency is enhanced by optimizing a positional relationship between the rodlike light source lamps and the reflector. In the illuminator (10) having the shade-like light reflection plate (2) that has the inner surface for reflecting light and also having the rodlike light source lamps (1) placed on the inner side of the light reflection plate (2) with the base ends of the lamps fixed to the vicinity of the top plate (2a) of the light reflection plate (2), the reflector (3) having a reflective outer surface is placed in the vicinity of the center of a top plate (2a) of the light reflection plate (2) so as to project toward the opening side of the light reflection plate (2). The projection length (d1) of the reflector (3) is set in the range of 1/3 to 3/4 the projection length (d2) of a rodlike light source lamp in the light reflection plate (2).

Inventors:
ISHIBASHI MIYOJI (JP)
Application Number:
PCT/JP2007/057916
Publication Date:
July 17, 2008
Filing Date:
April 10, 2007
Export Citation:
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Assignee:
ISHIBASHI MIYOJI (JP)
International Classes:
F21V7/00; F21Y103/37
Foreign References:
JP2006059707A2006-03-02
JPS61225708A1986-10-07
Attorney, Agent or Firm:
KOHORI, Susumu et al. (1-1 Hakataekimae 1-chome,Hakata-ku, Fukuoka-shi, Fukuoka 11, JP)
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Claims:
 光を反射させるために内面を反射面とした笠状の反射板と、反射板の天板部近傍に基端部を固定して反射板内に挿入される複数の棒状光源ランプとを有する照明器具であって、 前記反射板の天板部の中央付近に、外面を反射面とした反射体を反射板の開口側に向けて突出するように配置し、
 前記反射体の突出長さが、前記反射板内の棒状光源ランプの突出長さの1/3~3/4である照明器具。
 前記反射体の反射面と前記棒状光源ランプの外周面との距離が8mm以上である請求項1に記載の照明器具。
 前記棒状光源ランプが角柱状の形状を有し、前記棒状光源ランプの外周面と、これに対向する前記反射体の反射面とが非平行である請求項1又は2に記載の照明器具。
 前記反射体の反射面が3面以上ある請求項1~3のいずれかに記載の照明器具。
Description:
照明器具

 本発明は、建屋の天井等に設置されて下 の床面を照明するダウンライトに好適な照 器具に関する。

 光源ランプと光源ランプの光を反射させ 反射板とを有する照明器具において、反射 は、照明効率を左右する重要な構成部材で る。

 本願発明者は、先に特許文献1において、 全体形状を笠状の多面体として、かつ、その 内面の反射面をそれぞれ傾斜角度の異なる上 下2段の傾斜部から形成した反射板を提案し 。また、特許文献2において、傾斜部を上下3 段以上にすることを提案した。この複数段構 造の反射板によって、上下の傾斜部の傾斜角 度を調整して光を反射させることにより、広 範囲を均一に照明することが可能となった。

 しかし、照度を向上させるために複数の 状光源ランプ(蛍光管ランプ)を使用する場 、棒状光源ランプどうしの間で光が干渉し 打ち消し合うため、棒状光源ランプからの が照明として有効利用されず、照度が不足 るとともに、照明領域の平面形状がひょう ん状になるという問題があった。

 これに対して、本願発明者は特許文献3に おいて、複数の棒状光源ランプを使用する場 合には、反射板の天板部の中央付近に、外面 を反射面とした反射体を反射板の開口側に向 けて突出するように配置することが有効であ ることを開示した。

 しかし、特許文献3に開示されたものでは、 棒状光源ランプと反射体との位置関係が最適 化されておらず、照明効率には改善の余地が あった。

特開2003-151310号公報

特開2005-346968号公報

特開2006-59707号公報

 本発明が解決しようとする課題は、複数 棒状光源ランプを有し、これを内部に反射 を有する反射板内に挿入して使用する照明 具において、棒状光源ランプと反射体との 置関係を最適化し、その照明効率を向上さ ることにある。

 本願発明者が、鋭意検討を重ねた結果、 記のような照明器具の照明効率には、棒状 源ランプと反射体の突出長さが大きく影響 及ぼすことがわかった。そして、反射体の 出長さを、棒状光源ランプの突出長さの1/3~ 3/4とすることによって、照明効率がさらに向 上することがわかり、本発明を完成させるに 至った。

 すなわち、本発明の照明器具は、光を反 させるために内面を反射面とした笠状の反 板と、反射板の天板部近傍に基端部を固定 て反射板内に挿入される複数の棒状光源ラ プとを有する照明器具であって、前記反射 の天板部の中央付近に、外面を反射面とし 反射体を反射板の開口側に向けて突出する うに配置し、前記反射体の突出長さが、前 反射板内の棒状光源ランプの突出長さの1/3~ 3/4であることを特徴とするものである。

 このように、反射体の突出長さを棒状光 ランプの突出長さの1/3~3/4とすることによっ て、照明効率が向上する。逆に、反射体の突 出長さが棒状光源ランプの突出長さの1/3未満 では棒状光源ランプからの光が反射体で十分 に反射されず、照明効率が低下する。また、 反射体の突出長さが棒状光源ランプの突出長 さの3/4を超えると、反射体の存在がかえって 反射板内での光の反射の邪魔になり、照明す べき床面等に影ができることがある。

 本発明において、反射体の反射面と棒状 源ランプの外周面との距離は8mm以上とする とが好ましい。より好ましくは、8~10mmとす 。前記距離が8mm未満になると、反射体の反 面による反射効率が低下する。

 また、棒状光源ランプが角柱状の形状を する場合、その棒状光源ランプの外周面と これに対向する反射体の反射面とが非平行 なるように配置することが好ましい。これ よって、棒状光源ランプからの光が当該棒 光源ランプの位置とは異なる方向に反射さ るので、その反射光を照明として効率的に 用することができ、照明効率が向上する。

 さらに、反射体の反射面の数は3面以上と することが好ましい。反射体の反射面の数を 3面以上とすることで、棒状光源ランプから 光を多方向に反射することができ、照明の 一性が向上する。

 本発明によれば、複数の棒状光源ランプ らの光が、反射板の天板部の中央付近に配 した反射体により効率的に反射されるので 照明器具の照明効率を向上させることがで る。したがって、従来よりも少ない棒状光 ランプの数で、従来と同じ照度を得ること できるようになり、大幅に電力使用量を削 できる。また、発熱量が減少して建屋内の 調効率を向上させることができる。

 以下、本発明をダウンライトに適用した 付図に示す実施例に基づいて具体的に説明 る。

 図1は、本発明に係るダウンライトの第1 施例を示す断面図、図2は、図1のダウンライ トに使用した反射板を示す斜視図である。

 図1に示すダウンライト10は、蛍光管ラン からなる2本の棒状光源ランプ1と、棒状光 ランプ1の光を反射させるための反射板2及び 反射体3と、反射板2を固定する本体部4を備え る。

 2本の棒状光源ランプ1は、その上端部(基 部)が反射板2の天板部2a近傍に固定され、発 光部分は反射板2内に位置している。また、2 の棒状光源ランプ1は、図1に示すように、 いに平行に配置されている。

 反射板2は、底面形状(横断面形状)が正18 形の笠状の18面体からなり、その内面の反射 面は、それぞれ傾斜角度の異なる第1傾斜部2b 、第2傾斜部2c、第3傾斜部2d及び第4傾斜部2eか らなる上下4段の傾斜部から形成されている 反射板2の大きさや各傾斜部2b~2eの傾斜角度 び長さは、ダウンライト10を設置する場所の 天井高さや照明範囲などの条件に応じて適宜 設定される。

 反射板2の素材はアルミニウムであり、そ の内面の反射面はアルミニウムの表面にチタ ン・シリコンをコーティングすることによっ て鏡面状としている。反射板の素材としては アルミニウムに限られず、例えば金属板を使 用して内面を鏡面加工してもよい。なお、図 2中の符号2fは、2本の棒状光源ランプを挿通 るための切欠きである。

 反射体3は、2本の棒状光源ランプ1に挟ま た反射板2の天板部2aの中央付近内面から下 (反射板の開口側)に向けて突出するように けられている。この反射体3は4角柱状をなし 、その4つの外側面が反射面3aとなっている。

 本体部4は、その下端部外周に外方に突出 したリング状の支持部材4aを有しており、こ 支持部材4aを天井Tの裏面に載置することに り、天井Tの裏面にダウンライト10全体が懸 される。

 以上の構成において、本発明では、反射 3の突出長さd1が反射板2内の棒状光源ランプ 1の突出長さd2の1/3~3/4となるように設定する そして好ましくは、反射体3の反射面3aと棒 光源ランプ1の外周面との距離(最短距離)d3が 8mm以上となるように設定する。

 ここで、図3には、棒状光源ランプ1と反 体3の好ましい配置関係を示す。同図に示す うに、棒状光源ランプ1が角柱状の形状を有 する場合、その棒状光源ランプ1の外周面と これに対向する反射体3の反射面3aとが非平 となるように配置することが好ましい。こ によって、棒状光源ランプ1からの光が当該 状光源ランプ1の位置とは異なる方向に反射 されるので、その反射光を照明として効率的 に利用することができ、照明効率が向上する 。ここで、棒状光源ランプ1が角柱状の形状 有するとは、完全な角柱ではなくとも棒状 源ランプ1の外形(輪郭)がほぼ角柱である場 も含む概念である。

 以上のダウンライト10によれば、2本の棒 光源ランプ1から反射板2の中心方向に発す 光は、干渉することなく、反射体3の反射面3 aによって反射され、さらに、その反射光が 射板2内面の反射面で複数回反射されて床面 照明する。また、2本の棒状光源ランプ1か 反射板2の外周方向に発する光も反射板2内面 の反射面で複数回反射して床面を照明する。 このように、棒状光源ランプ1から発する光 全てを照明用として有効に利用でき、照明 率が向上する。

 図4は、本発明に係るダウンライトの第2 施例を示す断面図、図5は、図4のダウンライ トに使用した反射板を示す斜視図である。

 図4に示すダウンライト10では、3本の棒状 光源ランプ1を反射体2の切欠き2fから反射体2 に挿入する。

 3本の棒状光源ランプ1は、その上端部(基 部)が反射板2の天板部2a近傍に固定され、発 光部分は反射板2内に位置している。また、3 の棒状光源ランプ1は、図4に示すように、 方に向かうにしたがって相互の間隔が狭く るように配置されている。

 反射板2は、底面形状(横断面形状)が正18 形の笠状の18面体からなり、その内面の反射 面は、それぞれ傾斜角度の異なる第1傾斜部2b 、第2傾斜部2c及び第3傾斜部2dからなる上下3 の傾斜部から形成されている。反射板2の大 さや各傾斜部2b~2dの傾斜角度及び長さは、 ウンライト10を設置する場所の天井高さや照 明範囲などの条件に応じて適宜設定される。 なお、反射板2の素材等については実施例1で 明したとおりである。

 反射体3は、3本の棒状光源ランプ1に挟ま た反射板2の天板部2aの中央付近内面から下 (反射板の開口側)に向けて突出するように けられている。この反射体3は6角錐状をなし 、その6つの外側面が反射面3aとなっている。

 本体部4は、実施例1と同様の構成を有し おり、その下端部外周で外方に突出したリ グ状の支持部材4aを天井Tの裏面に載置する とにより、天井Tの裏面にダウンライト10全 が懸架される。

 この実施例においても、反射体3の突出長 さが反射板2内の棒状光源ランプ1の突出長さ 1/3~3/4となるように設定する。なお、この実 施例のように、棒状光源ランプ1が傾斜して 入されている場合、その突出長さは垂直方 に沿った突出長さとする。同様に、反射体3 突出長さも垂直方向に沿った突出長さとす 。

 さらに好ましくは、この実施例において 反射体3の反射面3aと棒状光源ランプ1の外周 面との距離(最短距離)が8mm以上となるように 定する。

 この実施例によっても、先の実施例1と同 様に、照明効率を向上させることができる。

 図6は、本発明に係るダウンライトの第3 施例を示す断面図、図7は、図6のダウンライ トに使用した反射板を示す斜視図である。

 図6に示すダウンライト10では、2本の棒状 光源ランプ1を反射体2の切欠き2fから反射体2 に挿入する。

 2本の棒状光源ランプ1は、その上端部が 射板2の天板部2a近傍に固定され、発光部分 反射板2内に位置している。また、2本の棒状 光源ランプ1は、図6に示すように、下方に向 うにしたがって相互の間隔が狭くなるようV 字状に配置されている。

 反射板2は、底面形状(横断面形状)が正18 形の笠状の18面体からなり、その内面の反射 面は、それぞれ傾斜角度の異なる第1傾斜部2b 、第2傾斜部2c及び第3傾斜部2dからなる上下3 の傾斜部から形成されている。反射板2の大 さや各傾斜部2b~2dの傾斜角度及び長さは、 ウンライト10を設置する場所の天井高さや照 明範囲などの条件に応じて適宜設定される。 なお、反射板2の素材等については実施例1で 明したとおりである。

 反射体3は、2本の棒状光源ランプ1に挟ま た反射板2の天板部2aの中央付近内面から下 (反射板の開口側)に向けて突出するように けられており、2本の棒状光源ランプ1と対向 する両側面が反射面3aとされている。この両 面の反射面3a,3aは、下方に向かうにしたが て相互の間隔が狭くなるようV字状に形成さ ている。

 本体部4は、実施例1と同様の構成を有し おり、その下端部外周で外方に突出したリ グ状の支持部材4aを天井Tの裏面に載置する とにより、天井Tの裏面にダウンライト10全 が懸架される。

 この実施例においても、反射体3の突出長 さが反射板2内の棒状光源ランプ1の突出長さ 1/3~3/4となるように設定する。また、好まし くは、この実施例においても反射体3の反射 3aと棒状光源ランプ1の外周面との距離(最短 離)d3が8mm以上となるように設定する。

 この実施例によっても、先の実施例1及び 2と同様に、照明効率を向上させることがで る。

 本発明は、天井に取り付けられるダウン イトとしてだけでなく、壁面、床面に取り ける照明器具としても利用可能である。

本発明に係るダウンライトの第1実施例 を示す断面図である。 図1のダウンライトに使用した反射板を 示す斜視図である。 棒状光源ランプと反射体の好ましい配 関係を示す説明図である。 本発明に係るダウンライトの第2実施例 を示す断面図である。 図4のダウンライトに使用した反射板を 示す斜視図である。 本発明に係るダウンライトの第3実施例 を示す断面図である。 図6のダウンライトに使用した反射板を 示す斜視図である。

符号の説明

 1 棒状光源ランプ
 2 反射板
 2a 天板部
 2b 第1傾斜部
 2c 第2傾斜部
 2d 第3傾斜部
 2e 第4傾斜部
 2f 切欠き
 3 反射体
 3a 反射面
 4 本体部
 4a 支持部材