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Title:
INFORMATION RECORDING APPARATUS, INFORMATION RECORDING MEDIUM, AND INFORMATION RECORDING PROGRAM
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2008/081502
Kind Code:
A1
Abstract:
An information recording apparatus changes, according to an indicated reproducible period of time, a recording strategy of shortening the pulse width of a recording pulse for recording a shortest mark and records data using the changed recording strategy.

Inventors:
SHIROTA AKIRA (JP)
YAMAGUCHI ATSUSHI (JP)
Application Number:
PCT/JP2006/326029
Publication Date:
July 10, 2008
Filing Date:
December 27, 2006
Export Citation:
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Assignee:
PIONEER CORP (JP)
SHIROTA AKIRA (JP)
YAMAGUCHI ATSUSHI (JP)
International Classes:
G11B7/0045; G11B7/125
Foreign References:
JPH1186293A1999-03-30
JPH11312363A1999-11-09
Attorney, Agent or Firm:
KIKUCHI, Yasuhiro (The 6th Tomizawa Building 3rd Floor 12-5,Yotsuya 2-chome, Shinjuku-ku, Tokyo 04, JP)
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Claims:
 情報記録媒体にデータを記録するときの記録条件を決定する記録条件決定手段と、
 再生可能な期間に関するパラメータ値を入力する再生可能期間入力手段と、
 前記再生可能期間入力手段により入力されたパラメータ値に基づいて、前記記録条件決定手段で決定された記録条件のうち、記録ストラテジに関する記録条件を変更する記録条件変更手段と、
 前記記録条件変更手段により変更された記録ストラテジに関する記録条件に従って、前記情報記録媒体にデータの記録をする情報記録手段と、
を備え、
 前記記録ストラテジに関する記録条件は、
 記録マークの長さが規定長さより短い短記録マークを記録する記録信号のパルス幅の、前記規定長さより長い長記録マークを記録する記録信号のパルス幅に対する割合であり、
 前記記録条件変更手段は、
 前記割合を、前記記録条件決定手段で決定された前記割合よりも、小さな値にすることを特徴とする情報記録装置。
 前記記録条件変更手段は、
 前記短記録マークを記録する記録信号のパルス幅を、前記記録条件決定手段で決定された、前記短記録マークを記録する記録信号のパルス幅よりも、短くすることを特徴とする請求項1記載の情報記録装置。
 前記記録条件変更手段は、
 前記長記録マークを記録する記録信号のパルス幅を、前記記録条件決定手段で決定された、前記長記録マークを記録する記録信号のパルス幅よりも、長くすることを特徴とする請求項1記載の情報記録装置。
 前記長記録マークを記録する記録信号がマルチパルスを含む場合は、前記マルチパルスのパルス幅を、前記記録条件決定手段で決定された、前記長記録マークを記録するマルチパルスのパルス幅よりも長くすることを特徴とする請求項3記載の情報記録装置。
 情報記録媒体にデータを記録するときの記録条件を決定する記録条件決定手段と、
 再生可能な期間に関するパラメータ値を入力する再生可能期間入力手段と、
 前記再生可能期間入力手段により入力されたパラメータ値に基づいて、前記記録条件決定手段で決定された記録条件のうち、記録パワーに関する記録条件を変更する記録条件変更手段と、
 前記記録条件変更手段により変更された記録パワーに関する記録条件に従って、前記情報記録媒体にデータの記録をする情報記録手段と、
を備え、
 前記記録パワーに関する記録条件は、
 記録マークの長さが規定長さより短い短記録マークを記録する記録信号の記録パワーの、前記規定長さより長い長記録マークを記録する記録信号の記録パワーに対する割合であり、
 前記記録条件変更手段は、
 前記割合を、前記記録条件決定手段で決定された前記割合よりも、小さな値にすることを特徴とする情報記録装置。
 前記記録条件変更手段は、
 前記短記録マークを記録する記録信号の記録パワーを、前記記録条件決定手段で決定された、前記短記録マークを記録する記録信号の記録パワーよりも、小さくすることを特徴とする請求項5記載の情報記録装置。
 前記記録条件変更手段は、
 前記長記録マークを記録する記録信号の記録パワーを、前記記録条件決定手段で決定された、前記長記録マークを記録する記録信号の記録パワーよりも、大きくすることを特徴とする請求項5記載の情報記録装置。
 前記長記録マークを記録する記録信号がノンマルチパルスであるときは、前記ノンマルチパルスの中間バイアス部の記録パワーを、前記記録条件決定手段で決定された、前記長記録マークを記録するノンマルチパルスの中間バイアス部の記録パワーよりも大きくすることを特徴とする請求項7記載の情報記録装置。
 前記短記録マークは、
 最短の記録マークであることを特徴とする請求項2又は6記載の情報記録装置。
 前記短記録マークは、
 前記最短の記録マークに加えて、2番目に短い記録マークを含むことを特徴とする請求項9記載の情報記録装置。
 情報記録媒体にデータを記録するときの記録条件を決定する記録条件決定手段と、
 再生可能な期間に関するパラメータ値を入力する再生可能期間入力手段と、
 前記再生可能期間入力手段により入力されたパラメータ値に基づいて、前記記録条件決定手段で決定された記録条件のうち、記録パワーに関する記録条件を変更する記録条件変更手段と、
 前記記録条件変更手段により変更された記録パワーに関する記録条件に従って、前記情報記録媒体にデータの記録をする情報記録手段と、
を備え、
 前記記録パワーに関する記録条件は、
 それぞれの長さの記録マークを記録するそれぞれの記録信号の記録パワーであり、
 前記記録条件変更手段は、
 それぞれの長さの記録マークを記録するそれぞれの記録信号の記録パワーを、前記記録条件決定手段で決定された最適な記録パワーより小さな記録パワーで記録することを特徴とする情報記録装置。
 情報記録媒体にデータを記録するときの記録条件を決定する記録条件決定手段と、
 再生可能な回数に関するパラメータ値を入力する再生可能回数入力手段と、
 前記再生可能回数入力手段により入力されたパラメータ値に基づいて、前記記録条件決定手段で決定された記録条件のうち、記録ストラテジに関する記録条件を変更する記録条件変更手段と、
 前記記録条件変更手段により変更された記録ストラテジに関する記録条件に従って、前記情報記録媒体にデータの記録をする情報記録手段と、
を備え、
 前記記録ストラテジに関する記録条件は、
 記録マークを記録する記録信号のパルス幅の長さであり、
 前記記録条件変更手段は、
 前記記録信号のパルス幅の長さを、前記記録条件決定手段で決定された、記録信号のパルス幅の長さよりも、短くすることを特徴とする情報記録装置。
 前記記録信号のパルス幅は、クーリングパルスのパルス幅であることを特徴とする請求項12記載の情報記録装置。
 前記情報記録媒体の種類、及び前記パラメータ値ごとに、記録条件の変更に関する値を記憶している記録条件変更テーブルを備え、
 前記記録条件変更手段は、
 前記情報記録媒体の種類、及び前記パラメータ値に基づいて、前記記録条件変更テーブルから該当する記録条件の変更に関する値を参照して、記録条件の変更を行うことを特徴とする請求項1乃至13のいずれか1項に記載の情報記録装置。
 前記規定長さは、前記情報記録媒体にデータを記録するときに出射されるレーザ光のディスク上の集光点の直径であることを特徴とする請求項1乃至14のいずれか1項に記載の情報記録装置。
 前記記録条件変更手段は、
 前記記録信号の一部に対して、記録条件の変更を行うことを特徴とする請求項1乃至15のいずれか1項に記載の情報記録装置。
 装着された情報記録媒体に予め記録されている媒体情報を取得する手段と、
 取得した媒体情報又は装置内に予め保持した情報の記録ストラテジを用いて、再生特性を劣化させない最適な記録パワーを決定する手段と、
 前記再生特性の劣化に関するパラメータ値を入力する手段と、
 前記最適な記録パワーを決定後、入力されたパラメータ値に基づいて、前記記録ストラテジ又は決定された最適な記録パワーを変更する手段と、
 変更された記録ストラテジ又は記録パワーに従って、前記情報記録媒体にデータの記録をする手段と、
を備えることを特徴とする情報記録装置。
 請求項1乃至17のいずれか1項に記載の情報記録装置により、データを記録された情報記録媒体。
 請求項1乃至17のいずれか1項に記載の情報記録装置により、データを記録された情報記録媒体であって、前記パラメータ値に対応した記録条件の変更に関する値を記憶している媒体用記録条件変更テーブルを備えることを特徴とする情報記録媒体。
 前記媒体用記録条件変更テーブルのデータは、前記情報記録装置により記録されることを特徴とする請求項19記載の情報記録媒体。
 情報記録媒体にデータを記録するときの記録条件を決定する記録条件決定手段と、
 再生可能な期間に関するパラメータ値を入力する再生可能期間入力手段と、
 前記再生可能期間入力手段により入力されたパラメータ値に基づいて、前記記録条件決定手段で決定された記録条件のうち、記録ストラテジに関する記録条件を変更する記録条件変更手段と、
 前記記録条件変更手段により変更された記録ストラテジに関する記録条件に従って、前記情報記録媒体にデータの記録をする情報記録手段と、
してコンピュータを機能させる情報記録プログラムであって、
 前記記録ストラテジに関する記録条件は、
 記録マークの長さが規定長さより短い短記録マークを記録する記録信号のパルス幅の、前記規定長さより長い長記録マークを記録する記録信号のパルス幅に対する割合であり、
 前記記録条件変更手段は、
 前記割合を、前記記録条件決定手段で決定された前記割合よりも、小さな値にすることを特徴とする情報記録プログラム。
 情報記録媒体にデータを記録するときの記録条件を決定する記録条件決定手段と、
 再生可能な期間に関するパラメータ値を入力する再生可能期間入力手段と、
 前記再生可能期間入力手段により入力されたパラメータ値に基づいて、前記記録条件決定手段で決定された記録条件のうち、記録パワーに関する記録条件を変更する記録条件変更手段と、
 前記記録条件変更手段により変更された記録パワーに関する記録条件に従って、前記情報記録媒体にデータの記録をする情報記録手段と、
してコンピュータを機能させる情報記録プログラムであって、
 前記記録パワーに関する記録条件は、
 記録マークの長さが規定長さより短い短記録マークを記録する記録信号の記録パワーの、前記規定長さより長い長記録マークを記録する記録信号の記録パワーに対する割合であり、
 前記記録条件変更手段は、
 前記割合を、前記記録条件決定手段で決定された前記割合よりも、小さな値にすることを特徴とする情報記録プログラム。
 情報記録媒体にデータを記録するときの記録条件を決定する記録条件決定手段と、
 再生可能な回数に関するパラメータ値を入力する再生可能回数入力手段と、
 前記再生可能回数入力手段により入力されたパラメータ値に基づいて、前記記録条件決定手段で決定された記録条件のうち、記録ストラテジに関する記録条件を変更する記録条件変更手段と、
 前記記録条件変更手段により変更された記録ストラテジに関する記録条件に従って、前記情報記録媒体にデータの記録をする情報記録手段と、
してコンピュータを機能させる情報記録プログラムであって、
 前記記録ストラテジに関する記録条件は、
 記録マークを記録する記録信号のパルス幅の長さであり、
 前記記録条件変更手段は、
 前記記録信号のパルス幅の長さを、前記記録条件決定手段で決定された、記録信号のパルス幅の長さよりも、短くすることを特徴とする情報記録プログラム。
Description:
情報記録装置、情報記録媒体及 情報記録プログラム

 本発明は、情報記録媒体に情報を記録す 情報記録技術に関し、より詳しくは、再生 性を制御する情報記録技術に関する。

 追記型の光ディスクであるDVD-Rや書換型 光ディスクであるDVD-RWなどの記録型DVDは、 永久的に記録が保持され、何回でも再生す ことができる特徴を備えている。

 しかし、光ディスクに記録されるコンテ ツの内容に応じては、再生できる時間や回 を制限したい場合がある。このような再生 限記録技術としては、意図的に再生特性を 化させて、再生時間を制限する再生時間制 型光ディスクがある(例えば、特許文献1参 。)。

特開2003-173566号公報

 しかしながら、上記再生時間制限型光デ スクにおいては、データ記録時に、再生時 を自由に設定することができないという問 がある。

 また、上記再生時間制限型光ディスクに いては、再生するに従って、必ず再生特性 悪化するという問題、すなわち、再生特性 劣化させたくない場合には、当該光ディス は適用できないという問題がある。

 本発明は、上記の問題を解決するために されたものであり、その課題の一例として 、データ記録時に用途に応じて再生特性を 軟に設定することができる情報記録装置及 情報記録プログラム、並びに該情報記録装 により記録された情報記録媒体を提供する とにある。

 上記の課題を達成するため、請求項1記載 の情報記録装置は、情報記録媒体にデータを 記録するときの記録条件を決定する記録条件 決定手段と、再生可能な期間に関するパラメ ータ値を入力する再生可能期間入力手段と、 前記再生可能期間入力手段により入力された パラメータ値に基づいて、前記記録条件決定 手段で決定された記録条件のうち、記録スト ラテジに関する記録条件を変更する記録条件 変更手段と、前記記録条件変更手段により変 更された記録ストラテジに関する記録条件に 従って、前記情報記録媒体にデータの記録を する情報記録手段と、を備え、前記記録スト ラテジに関する記録条件は、記録マークの長 さが規定長さより短い短記録マークを記録す る記録信号のパルス幅の、前記規定長さより 長い長記録マークを記録する記録信号のパル ス幅に対する割合であり、前記記録条件変更 手段は、前記割合を、前記記録条件決定手段 で決定された前記割合よりも、小さな値にす ることを特徴とする。

 また、請求項5記載の情報記録装置は、情 報記録媒体にデータを記録するときの記録条 件を決定する記録条件決定手段と、再生可能 な期間に関するパラメータ値を入力する再生 可能期間入力手段と、前記再生可能期間入力 手段により入力されたパラメータ値に基づい て、前記記録条件決定手段で決定された記録 条件のうち、記録パワーに関する記録条件を 変更する記録条件変更手段と、前記記録条件 変更手段により変更された記録パワーに関す る記録条件に従って、前記情報記録媒体にデ ータの記録をする情報記録手段と、を備え、 前記記録パワーに関する記録条件は、記録マ ークの長さが規定長さより短い短記録マーク を記録する記録信号の記録パワーの、前記規 定長さより長い長記録マークを記録する記録 信号の記録パワーに対する割合であり、前記 記録条件変更手段は、前記割合を、前記記録 条件決定手段で決定された前記割合よりも、 小さな値にすることを特徴とする。

 また、請求項11記載の情報記録装置は、 報記録媒体にデータを記録するときの記録 件を決定する記録条件決定手段と、再生可 な期間に関するパラメータ値を入力する再 可能期間入力手段と、前記再生可能期間入 手段により入力されたパラメータ値に基づ て、前記記録条件決定手段で決定された記 条件のうち、記録パワーに関する記録条件 変更する記録条件変更手段と、前記記録条 変更手段により変更された記録パワーに関 る記録条件に従って、前記情報記録媒体に ータの記録をする情報記録手段と、を備え 前記記録パワーに関する記録条件は、それ れの長さの記録マークを記録するそれぞれ 記録信号の記録パワーであり、前記記録条 変更手段は、それぞれの長さの記録マーク 記録するそれぞれの記録信号の記録パワー 、前記記録条件決定手段で決定された最適 記録パワーより小さな記録パワーで記録す ことを特徴とする。

 また、請求項12記載の情報記録装置は、 報記録媒体にデータを記録するときの記録 件を決定する記録条件決定手段と、再生可 な回数に関するパラメータ値を入力する再 可能回数入力手段と、前記再生可能回数入 手段により入力されたパラメータ値に基づ て、前記記録条件決定手段で決定された記 条件のうち、記録ストラテジに関する記録 件を変更する記録条件変更手段と、前記記 条件変更手段により変更された記録ストラ ジに関する記録条件に従って、前記情報記 媒体にデータの記録をする情報記録手段と を備え、前記記録ストラテジに関する記録 件は、記録マークを記録する記録信号のパ ス幅の長さであり、前記記録条件変更手段 、前記記録信号のパルス幅の長さを、前記 録条件決定手段で決定された、記録信号の ルス幅の長さよりも、短くすることを特徴 する。

 また、請求項17記載の情報記録装置は、 着された情報記録媒体に予め記録されてい 媒体情報を取得する手段と、取得した媒体 報又は装置内に予め保持した情報の記録ス ラテジを用いて、再生特性を劣化させない 適な記録パワーを決定する手段と、前記再 特性の劣化に関するパラメータ値を入力す 手段と、前記最適な記録パワーを決定後、 力されたパラメータ値に基づいて、前記記 ストラテジ又は決定された最適な記録パワ を変更する手段と、変更された記録ストラ ジ又は記録パワーに従って、前記情報記録 体にデータの記録をする手段と、を備える とを特徴とする。

 また、請求項18記載の情報記録媒体は、 求項1乃至17のいずれか1項に記載の情報記録 置により、データを記録された情報記録媒 であることを特徴とする。

 また、請求項21記載の情報記録プログラ は、情報記録媒体にデータを記録するとき 記録条件を決定する記録条件決定手段と、 生可能な期間に関するパラメータ値を入力 る再生可能期間入力手段と、前記再生可能 間入力手段により入力されたパラメータ値 基づいて、前記記録条件決定手段で決定さ た記録条件のうち、記録ストラテジに関す 記録条件を変更する記録条件変更手段と、 記記録条件変更手段により変更された記録 トラテジに関する記録条件に従って、前記 報記録媒体にデータの記録をする情報記録 段と、してコンピュータを機能させる情報 録プログラムであって、前記記録ストラテ に関する記録条件は、記録マークの長さが 定長さより短い短記録マークを記録する記 信号のパルス幅の、前記規定長さより長い 記録マークを記録する記録信号のパルス幅 対する割合であり、前記記録条件変更手段 、前記割合を、前記記録条件決定手段で決 された前記割合よりも、小さな値にするこ を特徴とする。

 また、請求項22記載の情報記録プログラム 、情報記録媒体にデータを記録するときの 録条件を決定する記録条件決定手段と、再 可能な期間に関するパラメータ値を入力す 再生可能期間入力手段と、前記再生可能期 入力手段により入力されたパラメータ値に づいて、前記記録条件決定手段で決定され 記録条件のうち、記録パワーに関する記録 件を変更する記録条件変更手段と、前記記 条件変更手段により変更された記録パワー 関する記録条件に従って、前記情報記録媒 にデータの記録をする情報記録手段と、し コンピュータを機能させる情報記録プログ ムであって、前記記録パワーに関する記録 件は、記録マークの長さが規定長さより短 短記録マークを記録する記録信号の記録パ ーの、前記規定長さより長い長記録マーク 記録する記録信号の記録パワーに対する割 であり、前記記録条件変更手段は、
 前記割合を、前記記録条件決定手段で決定 れた前記割合よりも、小さな値にすること 特徴とする。

 また、請求項23記載の情報記録プログラム 、情報記録媒体にデータを記録するときの 録条件を決定する記録条件決定手段と、再 可能な回数に関するパラメータ値を入力す 再生可能回数入力手段と、前記再生可能回 入力手段により入力されたパラメータ値に づいて、前記記録条件決定手段で決定され 記録条件のうち、記録ストラテジに関する 録条件を変更する記録条件変更手段と、前 記録条件変更手段により変更された記録ス ラテジに関する記録条件に従って、前記情 記録媒体にデータの記録をする情報記録手 と、してコンピュータを機能させる情報記 プログラムであって、前記記録ストラテジ 関する記録条件は、記録マークを記録する 録信号のパルス幅の長さであり、前記記録 件変更手段は、前記記録信号のパルス幅の さを、前記記録条件決定手段で決定された 記録信号のパルス幅の長さよりも、短くす ことを特徴とする。
 

本発明の実施の形態に係る情報記録媒 の記録特性を示す図である。 本発明の実施の形態に係る情報記録装 の概略構成図である。 本発明の実施の形態に係る情報記録装 における記録条件の変更対応表の一例であ 。 本発明の実施の形態に係る情報記録装 のデータを記録する動作を示すフローチャ トである。 実施例1における記録パルスの記録スト ラテジを示す図である。 図5に示す記録ストラテジでデータを記 録したときのジッタ値の経時的変化を示す表 である。 実施例1における再生状況を示す表であ る。 実施例2における記録パルスの記録スト ラテジを示す図である。 図8に示す記録ストラテジでデータを記 録したときのジッタ値の経時的変化を示す表 である。 実施例2における再生状況を示す表で る。 実施例2の変形例における記録パルス 記録ストラテジを示す図である。 実施例2の変形例における記録パルス 記録ストラテジを示す図である。 実施例3における記録パルスの記録パ ーを示す図である。 実施例4における記録パルスの記録ス ラテジを示す図である。 実施例5における記録パルスの記録ス ラテジ及び記録パワーを示す図である。 実施例6における情報記録媒体の記録 性を示す図である。 その他の実施の形態における記録パル スの記録ストラテジを示す図である。 図17に示す記録ストラテジでデータを 録したときのジッタ値の再生回数による変 を示す表である。 その他の実施の形態における再生状況 を示す表である。

符号の説明

  1,1A 光ディスク
  2 出射部
  3 受光部
  4 スライダ部
  5 半径位置検出部
  6 駆動部
  7 再生特性測定部
  8 記録パワー選択部
  9 ディスク情報取得部
  10 記録条件制御部
  11 記録パルス生成部
  100,100A 情報記録装置

 以下、本発明の実施の形態を図面を用い 説明する。

 本発明の実施の形態に係る情報記録装置1 00について説明する前に、本実施形態におい 用いられる情報記録媒体の光ディスク1の記 録特性(再生特性)について説明する。図1は、 本実施形態において用いられる光ディスク1 記録特性を示す測定値である。図1(a)は、デ タを記録した記録直後、図1(b)は267日後の記 録特性を示しており、図1(c)は、図1(a)及び図1 (b)に示したジッタ特性を、縦軸をジッタ値、 横軸を記録パワーとしてグラフ化したもので ある。ここで、ジッタ値は、記録特性の品質 を示す値であり、ジッタ値が小さいほど品質 が良好なことを意味する。なお、光ディスク 1は、具体的には、追記型の光ディスクであ DVD-Rであり、光ディスク1の記録層には、光 弱く劣化しやすいシアニン系の色素が用い れている(シアニン系の色素は、通常光劣化 抑える役割を担う耐光剤とあわせて使用さ るが、耐光剤を適正量より少なくすると、 実施形態においては、より効果的である)。 また、図1に示す記録特性は、光ディスク1に 適な記録ストラテジを用いて8倍速の記録速 度で記録したときの記録特性である。

 図1(a)及び図1(c)に示すように、記録直後 最適記録パワーは、29mWであり、記録パワー2 9mWにおける記録直後の記録特性は、具体的に は、ジッタ値6.9%、変調度63%、アシンメトリ2. 1%となっている。これに対して、この記録部( 記録パワー29mWによる記録部)の267日後の記録 性は、具体的には、ジッタ値8.0%、変調度60% 、アシンメトリ-1.4%と変化している。

 このような記録特性の変化から光ディス 1には、以下のような現象が生じていること が推測される。

 まず、変調度が63%から60%に減少している とから、時間経過とともに記録マークが小 くなっていると考えられる。また、アシン トリが2.1%から-1.4%に減少していることから 短い記録マークが長い記録マークに対して 対的に小さくなっていると考えられる。こ ように本実施の形態に用いられる光ディス 1は、時間経過とともに、短い記録マーク( 下、短マークという)と長い記録マーク(以下 、長マークという)のバランスが崩れ、ジッ 値が悪化するという傾向がある。

 以上のことから、時間経過とともに、記録 性を意図的に劣化させるためには
(1)「短マークを記録する記録信号(以下、短 ークの記録パルスという)のパルス幅」の「 マークを記録する記録信号(以下、長マーク の記録パルスという)のパルス幅」に対する 合を最適な記録時の当該割合より小さくす 、又は
(2)「短マークの記録パルスの記録パワー」の 「長マークの記録パルスの記録パワー」に対 する割合を最適な記録時の当該割合より小さ くする
ように記録条件を設定すればよい。すなわち 、(1)又は(2)の記録条件を設定することにより 、記録特性を意図的に劣化させて、再生可能 な期間を制限することができる。

 例えば、最短マーク(3T)の記録パルスのパ ルス幅をより小さくしたり、所定の長マーク の記録パルスのパルス幅をより大きくしたり すれば、(1)の記録条件は具備されるので、記 録特性を劣化させて、再生可能な期間を制限 することができる。また、最短マークの記録 パルスの記録パワーをより小さくしたり、長 マークの記録パルスの記録パワーをより大き くしたりすれば、(2)の記録条件は具備される ので、記録特性を劣化させて、再生可能な期 間を制限することができる。

 なお、本実施の形態における短マークは データの記録あるいは再生を行うために、 ディスク1上に集光されたレーザ光スポット の直径よりマーク長が短い記録マークを指し 、本実施の形態における長マークは、レーザ 光スポットの直径よりマーク長が長い記録マ ークを指す。例えば、DVD-Rにおいては、短マ クは、記録パルスのパルス幅が3T、4T、5Tで る記録マークを指し、長マークは、記録パ スのパルス幅が6T、7T、8T、9T、10T、11T、及 14Tである記録マークを指す。

 以下、上述した光ディスク1の時間経過に 伴う劣化特性を鑑みて、記録ストラテジ及び 記録パワーを制御する本実施の形態に係る情 報記録装置100について説明する。なお、本実 施の形態における記録ストラテジの制御とは 、記録パワーの制御は含まず、記録パルスの パルス幅を制御することを意味する。

 図2は、本発明の実施の形態に係る情報記 録装置100の概略構成図である。情報記録装置 100は、例えば、具体的には、DVD(Digital Versatil e Disk)レコーダやDVDドライブを備えたコンピ ータなどが想定され、上述した光ディスク1 に対して情報を記録する。

 出射部2は、主としてLD(Laser Diode;半導体 ーザ)で構成され、レーザ光を光ディスク1に 出射し、情報の記録・再生を行うようになっ ている。

 受光部3は、主としてPD(Photo Diode)で構成 れ、出射したレーザー光の光ディスク1から 反射光を受光するようになっている。

 スライダ部4は、主として出射部2と受光 3から構成されるPUH(Pick Up Head unit;ピックア ップヘッドユニット)を、光ディスク1の半径 向に移動制御すようになっている。

 半径位置検出部5は、PUHの半径位置を検出 し、PUHの位置情報を駆動部6に送信するよう なっている。

 駆動部6は、半径位置検出部5から送信さ る位置情報をもとに、光ディスク1の回転制 を行うようになっている。

 再生特性測定部7は、OPC(Optimum Power Control )時に記録した部分の再生特性を測定し、測 結果を記録パワー選択部8に送信するように っている。

 記録パワー選択部8は、OPC用記録パワー( 適な記録パワーを求めるために段階的に変 させる記録パワー)と再生特性測定部7より送 信された再生特性から、再生特性が最も良好 となる記録パワーを選択し、最適な記録パワ ーに関する情報を記録パルス生成部11に送信 るようになっている。

 ディスク情報取得部9は、光ディスク1に め記録されているディスク情報(製造メーカ 型番、記録ストラテジなどに関する情報)を 取得するようになっている。

 記録条件制御部10は、ディスク情報取得 9が取得した光ディスク1に予め記録されてい る情報及び外部入力情報(再生可能な期間な 再生特性を制限する情報)をもとに、記録ス ラテジ(記録パルスのパルス幅)や記録パワ などの記録条件を変更し、変更された記録 件に関する情報を記録パルス生成部11に送信 するようになっている。すなわち、記録条件 制御部10は、上述した記録条件(1)又は(2)を具 するような記録条件の変更を行うようにな ている。詳しくは、記録条件制御部10は、 3(a)に示すような記録条件の変更対応表を備 ており、当該変更対応表に基づいて、記録 件の変更を行うようになっている。図3(a)は 、記録ストラテジ(記録パルスのパルス幅)に 更を加えて、再生可能期間を制限する場合 一例であり、例えば、光ディスク1がA社のDV D-○○○であって、再生可能期間を1週間に設 定するときは、再生可能期間を制限しないDVD -○○○用の通常の記録ストラテジから3Tの後 方エッジ(3Ttr)を0.05T前方にシフトさせる(-0.05T )変更を行い、また、光ディスク1がB社のDVD- △△であって、再生可能期間を2日間に設定 るときは、再生可能期間を制限しないDVD-△ △△用の通常の記録ストラテジから3Tの前方 ッジと4Tの前方エッジ(3Tld&4Tld)をそれぞ 0.05T後方にシフトさせる(-0.05T)変更を行う。 のように、本実施の形態においては、メー 名及び型番、つまり光ディスク1の種類ごと に、再生可能期間を制限する変更量が記憶さ れているので、外部から再生可能期間が指示 されると、光ディスク1の種類、及び指示さ た再生可能期間に応じた変更量を変更対応 から取得し、取得した変更量に従って、記 条件を変更するようになっている。

 記録パルス生成部11は、OPC時及びデータ 録時において、所望の記録パルスを生成し 出射部2に送信するようになっている。詳し は、OPC時には、ディスク取得部9から送信さ れる光ディスク1に予め記録されている情報 及びOPC用記録パワーに基づいて、記録パル を生成し、データ記録時には、ディスク情 取得部9から送信される光ディスク1に予め記 録されている情報、記録条件制御部11から送 された、変更された記録条件に関する情報 及び記録パワー選択部8で選択された最適な 記録パワーに関する情報に基づいて、記録パ ルスを生成するようになっている。

 次に、図4を参照して、本実施の形態の情 報記録装置100の動作について説明する。図4 、情報記録装置100がデータを記録するとき 動作を示すフローチャートである。

 まず、情報記録装置100は、装着された光 ィスク1に予め記録されているディスク情報 を取得する(ステップS10)。例えば、製造メー ・型番、記録層の種類、記録ストラテジな である。

 次に、情報記録装置100は、OPCを実行し、 ディスク1に最適な記録パワーを探索する( テップS20)。すなわち、取得したディスク情 、又は装置側で備えた記録ストラテジ情報 用いて、再生可能期間を制限しない通常記 における最適な記録パワーを決定する。

 次に、情報記録装置100は、取得したディ ク情報と、指示された再生制限情報(再生可 能な期間)に基づいて、記録条件の変更対応 を参照し、該当する記録条件の変更情報を 得し、記録ストラテジ又は記録パワーを変 する(ステップS30)。

 例えば、最短マーク3Tのパルス幅を小さ したり、最短マーク3Tの記録パワーを小さく したりする。

 次に、情報記録装置100は、記録条件の変 を反映した記録ストラテジ及び記録パワー データ記録を開始する(ステップS40)。

 なお、上述した情報記録装置100の動作は 情報記録装置100に格納されたプログラムを 行することにより実現され、このプログラ は、ROM、ハードディスク、CD-ROM、DVD-ROMなど のコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記 録することも、また、通信ネットワークを介 して配信することも可能である。

 以下、記録条件の変更について具体的に 明する。

<実施例1>
 実施例1は、最短マーク3Tに対する記録スト テジを意図的に変更した実施例である。時 経過による記録特性の劣化が、最短マーク3 Tに起因してより大きく現れると鑑みて実施 たものである。図5は、実施例1における最短 マーク3Tに対する3種類の記録ストラテジを示 しており、図5(a)は、最短マーク3Tに対する記 録ストラテジの変更を行わない最適な記録ス トラテジSTGA、図5(b)は、最短マーク3Tを記録 るパルス幅の後方側を0.06T短くした記録スト ラテジSTGB、図5(c)は、最短マーク3Tを記録す パルス幅の前方側及び後方側をそれぞれ0.03T 短くした記録ストラテジSTGCを示している。

 図5(a)~(c)に示した各記録ストラテジで光 ィスク1にデータを記録したときの記録特性 図6に示す。図6は、記録直後、2日後、9日後 及び16日後に測定したジッタ値を示している ここで、ジッタ値が10.5%になると再生が不 能となる情報再生装置(DVDプレーヤ)における 再生状況を図7に示す。図7より、記録ストラ ジSTGAで記録した光ディスク1は、16日後でも 再生が可能であるが、記録ストラテジSTGBで 録した光ディスク1は、9日後、記録ストラテ ジSTGCで記録した光ディスク1は、2日後に再生 が不可能となることがわかる。

 このように、実施例1は、記録ストラテジ を変更して、最短マーク3Tを記録するパルス を最適なパルス幅より短くすることにより 再生可能な期間を制限できることを示して る。

<実施例2>
 実施例2も、実施例1と同様に、最短マーク3T に対する記録ストラテジを意図的に変更した 実施例である。図8は、実施例2における最短 ーク3Tに対する3種類の記録ストラテジを示 ており、図8(a)は、最短マーク3Tに対する記 ストラテジの変更を行わない最適な記録ス ラテジSTGa、図8(b)は、最短マーク3Tを記録す るパルス幅の前方側を最適ストラテジSTGAよ 0.0875T短くした記録ストラテジSTGb、図8(c)は 最短マーク3Tを記録するパルス幅の前方側を 最適ストラテジSTGAより0.1T短くした記録スト テジSTGcを示している。すなわち、実施例2 おいては、最短マーク3Tにおける記録パルス のパルス幅が、記録ストラテジSTGa>記録ス ラテジSTGb>記録ストラテジSTGcとなってい 。

 図8(a)~(c)に示した各記録ストラテジで光 ィスク1にデータを記録したときの記録特性 図9に示す。図9は、記録直後、2日後、及び2 0日後に測定したジッタ値を示している。こ で、ジッタ値が10.5%になると再生ができなく なる情報再生装置(DVDプレーヤ)における再生 況を図10に示す。図10より、記録ストラテジ STGaで記録した光ディスク1は、20日後でも再 が可能であるが、記録ストラテジSTGbで記録 た光ディスク1は、20日後、記録ストラテジS TGcで記録した光ディスク1は、2日後に再生が 可能となることがわかる。

 このように、実施例2は、記録ストラテジ を変更して、最短マーク3Tを記録するパルス を最適なパルス幅より短くするに従って、 生可能な期間をより短く制限できることを している。

 図11及び図12は、実施例2の変形例である 図11は、最短マーク3Tを記録する記録パルス パルス幅の後方側を短くした変形例を示し おり、図12は、最短マーク3Tを記録する記録 パルスのパルス幅の前方側及び後方側を短く した変形例を示している。この場合において も、実施例2と同様に、最短マーク3Tを記録す るパルス幅を最適な記録パルス幅より短くす るに従って、再生可能な期間をより短く制限 することができる。

<実施例3>
 実施例3は、最短マーク3Tを記録時の記録パ ーを意図的に変更した実施例である。図13 、実施例3における最短マーク3Tを記録する 録パルスの3種類の記録パワーを示しており 図13(a)は、最適な記録パワーPa(図1に示す最 な記録パワー29mW)、図13(b)は、最適な記録パ ワーPaより小さい記録パワーPb、図13(c)は、記 録パワーPbよりさらに小さい記録パワーPcを している。

 実施例3においては、記録パワーを変更し て、最短マーク3Tを記録時の記録パワーを小 くすればするほど、最短マーク3Tが時間経 とともにより小さくなると考えられるので 最短マーク3Tを記録時の記録パワーを小さく するに従って、再生可能な期間をより短く制 限することができる。

 実施例1~3においては、時間経過による記 特性の劣化は短い記録マークほどより顕著 あると考えたので、最短マーク3Tの記録パ スに対して記録ストラテジや記録パワーの 更を施したが、これに加えて又は代えて他 短マークの記録パルスに対して記録ストラ ジや記録パワーを変更するようにしてもよ 。例えば、最短マーク3Tの記録パルスに対し て記録ストラテジや記録パワーに変更を加え るとともに、2番目に短い記録マーク4Tの記録 パルスのパルス幅を短くしたり、記録パワー を小さくしたりしてもよい。

<実施例4>
 上記実施例においては、最短マーク3Tの記 パルスに対して記録ストラテジや記録パワ の変更を施したが、実施例4は、これとは異 り、長マークの記録条件を変更するもので る。具体的には、実施例4は、長マークの記 録パルスに対して記録ストラテジの変更を施 している。図14(a)は、DVD-Rの1倍速記録で採用 れているマルチパルスの最適な記録ストラ ジ、図14(b)は、図14(a)に示す記録ストラテジ に対して、マルチパルスのパルス幅を長くし た記録ストラテジを示している(Tb>Ta)。

 実施例4においては、記録ストラテジを変 更して、長マーク(マルチパルス)の記録パル のパルス幅を長くすればするほど、記録さ る長マークの長さがより長くなるので、長 ーク(マルチパルス)の記録パルスのパルス を長くするに従って、再生可能な期間をよ 短く制限することができる。

<実施例5>
 実施例5も、実施例4と同様に、長マークの 録条件を変更するものであり、具体的には 長マークの記録パルスに対して記録ストラ ジや記録パワーの変更を施すものである。 15(a)は、DVD-Rの4倍速記録で採用されているノ ンマルチパルスの最適な記録ストラテジ、図 15(b)は、図15(a)に示す記録ストラテジに対し 、中間バイアス部の記録パワーPmを大きくし た記録ストラテジ、図15(c)は、図15(a)に示す 録ストラテジに対して、パルス幅を大きく た記録ストラテジを示している。

 実施例5においては、記録ストラテジを変 更して、長マーク(ノンマルチパルス)の記録 ルスの中間バイアス部の記録パワーPmを大 くすればするほど、記録される長マークの きさがより大きくなるので、長マーク(ノン ルチパルス)の記録パルスの中間バイアス部 の記録パワーPmを大きくするに従って、再生 能な期間をより短く制限することができる また、長マーク(ノンマルチパルス)の記録 ルスのパルス幅を大きくすればするほど、 録される長マークの大きさがより大きくな ので、長マーク(ノンマルチパルス)の記録パ ルスのパルス幅を大きくするに従って、再生 可能な期間をより短く制限することができる 。

<実施例6>
 上記実施例では、特定の記録マークに対す 記録条件を変更したが、実施例6では、これ とは異なって、すべての記録マークの記録パ ワーを変更して、再生可能な期間を制限する ようにしている。図16は、図1に示した光ディ スク1の記録特性を流用した図である(新たに3 7日後の測定値が追加されている)。詳しくは 図16(a)は、記録直後、37日後、及び267日後の 記録特性を示しており、図16(b)は、図16(a)で したジッタ特性を、縦軸をジッタ値、横軸 記録パワーとしてグラフ化したものである

 ここで、ジッタ値が10.5%になると再生が きなくなる情報再生装置(DVDプレーヤ)で再生 を試みた場合、最適な記録パワー29.0mWで光デ ィスク1に記録したときは、267日経過しても 生をすることができるが、記録パワー27.7mW 光ディスク1に記録したときは、37日経過す と、再生が不可能となる。

 このように、実施例6は、すべての記録マ ークに対する記録パワーを最適な記録パワー から変更することにより、再生可能な期間を 制限できることを示している。

 以上、述べたように本実施の形態に係る 報記録装置100によれば、装着された光ディ ク1の種類及び指示された再生可能な期間に 基づいて、記録条件である記録パワーや記録 ストラテジを変更して、データを記録するの で、データ記録時に用途に応じて再生可能な 期間を柔軟に設定することができる。すなわ ち、情報記録装置100は、光ディスク1の種類 指示された再生可能な期間に応じて、「短 ークを記録する記録パルスのパルス幅」の 長マークを記録する記録パルスのパルス幅 に対する割合を小さくするように記録スト テジを変更したり、「短マークを記録する 録パルスの記録パワー」の「長マークを記 する記録パルスの記録パワー」に対する割 を小さくするように記録パワーを変更した して、記録特性を劣化させる記録条件の変 が可能なので、再生可能な期間を自由に制 することができる。勿論、再生可能な期間 制限を加えないように記録条件を設定する とも可能なので、記録特性を劣化させずに ータを記録することもできる。

 なお、光ディスクに記録したデータを再 するにあたり、再生可能な期間を制御する 術としては、情報再生装置側にインストー された再生制御ソフトウェアにより、再生 能な期間を制御することも可能であるが、 の場合には、再生制御ソフトウェアがイン トールされた情報再生装置でしか当該機能 発揮することができない。これに対して、 実施の形態に係る情報記録装置100が、再生 能な期間を制御して、記録した光ディスク1 は、再生される情報再生装置を限定せず、あ らゆる情報再生装置で再生することができる 。

<その他の実施形態>
 上記実施形態及びその具体例である各実施 においては、光ディスク1として、追記型の 光ディスクであるDVD-Rを用いて、再生可能な 間を制御する情報記録装置100について説明 たが、本発明はこれに限定されるものでは く、書換型の光ディスク1Aを用いて、再生 能な再生回数を制御するような情報記録装 100Aであってもよい。

 詳しくは、情報記録装置100Aは、書換型の 光ディスク1Aに対する記録パルスとして用い れるクーリングパルスのパルス幅を変更す ことにより、再生回数を制御するようにな ている。ここで、クーリングパルスは、記 パワーにより高温に熱した記録層を急冷す ためのパルスであるため、クーリングパル のパルス幅が予め定められた最適値より小 く設定されると、クーリングパルスによる 録層の急冷が十分に行われなくなり、記録 ークの形成が不十分となり、記録特性が悪 する。その結果、クーリングパルスのパル 幅を最適値より短く設定したときは、再生 能な再生回数が少なくなるものである。

 なお、光ディスク1Aは、具体的には、AgInS bTe系またはGeInSbTe系の記録層を用いているDVD- RWであり、光ディスク1Aは、インジウム又は ンチモンの配分割合を通常よりも多くして 光劣化を起こしやすい状態にしている。

 図17(a)は、情報記録装置100Aが2倍速の記録 速度で記録したときの最適な記録ストラテジ STGD、図17(b)は、クーリングパルスのパルス幅 を、最適な記録ストラテジSTGDのクーリング ルスのパルス幅より、短くした記録ストラ ジSTGEを示している。なお、記録ストラテジS TGDのクーリングパルスのパルス幅は0.8T、記 ストラテジSTGEのクーリングパルスのパルス は0.45Tである。

 図17(a)及び(b)に示した各記録ストラテジ 光ディスク1Aにデータを記録したときの記録 特性を図18に示す。図18は、記録したデータ 1回再生した後、2回再生した後、及び3回再 した後に測定したジッタ値を示している。 こで、ジッタ値が10.5%になると再生が不可能 となる情報再生装置(DVDプレーヤ)における再 状況を図19に示す。図19より、記録ストラテ ジSTGDで記録した光ディスク1Aは、3回まで再 することが可能であるのに対して、記録ス ラテジSTGEで記録した光ディスク1Aは、2回ま しか再生することができないことがわかる

 このように、本実施形態は、記録ストラ ジを変更して、クーリングパルスのパルス を小さくすることにより、再生回数を制限 きることを示している。

また、クーリングパルスに限らず、トップ パルスあるいはマルチパルスのパルス幅を制 御することでも、同様に再生回数の制限を行 うことが可能である。

 なお、上記実施の形態においては、記録 件を変更するときは、対象となる記録信号 すべてに対して記録ストラテジや記録パワ の変更を施すようにしたが、本発明はこれ 限定されず、対象となる記録信号の一部に して記録ストラテジや記録パワーの変更を すようにしてもよい。例えば、再生回数を 限するような場合においては、見逃した部 を巻き戻して再生する等の考慮をして、光 ィスク1Aをセット時に読み出す部分に対し のみ、記録条件を変更してデータを記録す ようにしてもよい。

 また、上記実施の形態においては、記録 件の変更対応表を情報記録装置側で保持す ようにしてが、本発明はこれに限定されず 情報記録媒体側で保持してもよいし、双方 保持するようにしてもよい。例えば、記録 件の変更対応表を予め備えている情報記録 置が、情報記録媒体にデータを記録したと に、当該記録条件の変更対応表を情報記録 体に記録してもよい。

 さらには、上記実施の形態においては、 報記録装置は、記録条件の変更対応表を備 て、記録条件の変更量を記憶するようにし いたが、記録条件自体、すなわち、再生可 な期間や再生可能な回数に応じた記録スト テジ自体を記憶している記録条件表を備え ようにしてもよい。図3(b)は、再生可能期間 を制限する場合の記録条件表の一例であり、 例えば、光ディスクがA社のDVD-○○○であっ 、再生可能期間を2日間に設定するときは、 記録ストラテジSTGA01を用いて、データの記録 を行い、また、光ディスク1がB社のDVD-×××で あって、再生可能期間を1週間に設定すると は、記録ストラテジSTGB02を用いて、データ 記録を行う。このように、メーカ名及び型 、つまり光ディスクの種類ごとに、再生可 期間を制限する記録ストラテジを記憶して 外部から再生可能期間を指示されると、光 ィスクの種類、及び指示された再生可能期 に応じた最適な記録ストラテジを記録条件 から取得し、取得した記録ストラテジに従 て、データを記録するようにしてもよい。




 
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