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Title:
INFORMATION RECORDING MEDIUM, RECORDING/REPRODUCTION DEVICE, AND MANAGEMENT INFORMATION RECORDING METHOD
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2009/034973
Kind Code:
A1
Abstract:
It is possible to rapidly and appropriately perform recording/reproduction even in an information recording medium having two or more recording layers. An information recording medium includes layer (L0) to layer (L2). A recording region of 96 clusters formed by defect management areas (DMA1-0) to (DMA1-2) in the layers (L0) to (L2) is divided into regions for recording seven information: alternate management information (DDS) and defect lists (DFL1) to (DFL6). Each of the alternate management information (DDS) and the defect lists (DFL1) to (DFL6) is arranged as a continuous area in the same recording layer up to the limit of the arrangement without separating the layers according to the recording capacity of the defect management areas (DMA1-0) to (DMA1-2).

Inventors:
AKIYAMA JUN
Application Number:
PCT/JP2008/066258
Publication Date:
March 19, 2009
Filing Date:
September 09, 2008
Export Citation:
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Assignee:
SHARP KK (JP)
AKIYAMA JUN
International Classes:
G11B20/12; G11B7/007; G11B20/10; G11B27/00
Foreign References:
JP2003323769A2003-11-14
JPH09259527A1997-10-03
JP2004014088A2004-01-15
Other References:
See also references of EP 2189984A4
Attorney, Agent or Firm:
HARAKENZO WORLD PATENT & TRADEMARK (2-6 Tenjinbashi 2-chome Kita,Kita-ku, Osaka-shi, Osaka, JP)
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Claims:
 複数の記録層を含んでいると共に、該複数の記録層における記録領域であり、かつ自媒体における情報の記録及び再生を管理するための管理情報を記録するための記録領域である管理領域が、複数の管理情報記録領域に分割されている情報記録媒体であって、
 前記複数の管理情報記録領域のそれぞれが、少なくとも前記管理領域の記録容量に応じ、層間分離させることなく配置できる限界まで、同一の記録層において連続した領域として配置されていることを特徴とする情報記録媒体。
 前記複数の管理情報記録領域のうちの1つ以上の領域が、前記複数の記録層のうちの少なくとも2つ以上の記録層に分離して配置されていることを特徴とする請求項1に記載の情報記録媒体。
 前記管理情報は、自媒体における欠陥管理を行なうための情報である欠陥管理情報を含んでいることを特徴とする請求項1又は2に記載の情報記録媒体。
 複数の記録層を含んでいると共に、該複数の記録層における記録領域であり、かつ自媒体における情報の記録及び再生を管理するための管理情報を記録するための記録領域である管理領域が、複数の管理情報記録領域に分割されている情報記録媒体の記録再生装置であって、
 前記複数の管理情報記録領域のそれぞれが、少なくとも前記管理領域の記録容量に応じ、層間分離させることなく配置できる限界まで、同一の記録層において連続した領域となるように記録することを特徴とする記録再生装置。
 前記情報記録媒体に対して前記管理情報の記録を行う管理情報記録手段と、
 前記管理情報の記録の際に、前記複数の管理情報記録領域のそれぞれの更新回数又はエラーの発生状況を判定する領域状況判定手段と、
 前記領域状況判定手段が、前記更新回数が所定回数を超えた、又は管理情報記録領域にエラーが発生したことを示すエラー判定を行なった場合に、該エラー判定が行なわれた管理情報記録領域とは別の、該エラー判定が行なわれなかった管理情報記録領域に対して、前記管理情報記録手段により前記管理情報を記録させると共に、前記エラー判定が行なわれた管理情報記録領域のうち前記更新回数が前記所定回数以下の領域を、有効な記録領域に更新する管理情報記録制御手段とを備えていることを特徴とする請求項4に記載の記録再生装置。
 複数の記録層を含んでいると共に、該複数の記録層における記録領域であり、かつ自媒体における情報の記録及び再生を管理するための管理情報を記録するための記録領域である管理領域が、複数の管理情報記録領域に分割されている情報記録媒体の記録再生装置であって、
 前記複数の管理情報記録領域のうち、同一の記録層に連続した領域として配置される領域から優先的に使用することを特徴とする記録再生装置。
 複数の記録層を含んでいると共に、該複数の記録層における記録領域であり、かつ自媒体における情報の記録及び再生を管理するための管理情報を記録するための記録領域である管理領域が、複数の管理情報記録領域に分割されている情報記録媒体の記録再生装置であって、
 前記複数の管理情報記録領域のうち、同一の記録層に連続した領域として配置される領域から優先的に前記管理情報を取得する管理情報取得手段と、
 前記管理情報取得手段が取得した前記管理情報が正しく取得されたものであるか否かを判定する正否判定手段と、
 前記正否判定手段が、前記管理情報が正しく取得されたものでないと判定した場合に、前記管理情報取得手段は、つぎに優先度の高い管理情報記録領域から前記管理情報を取得することを特徴とする記録再生装置。
 複数の記録層を含んでいると共に、該複数の記録層における記録領域であり、かつ自媒体における情報の記録及び再生を管理するための管理情報を記録するための記録領域である管理領域が、複数の管理情報記録領域に分割されている情報記録媒体に該管理情報を記録する管理情報記録方法であって、
 前記複数の管理情報記録領域のそれぞれが、少なくとも前記管理領域の記録容量に応じ、層間分離させることなく配置できる限界まで、同一の記録層において連続した領域となるように記録することを特徴とする管理情報記録方法。
 前記複数の管理情報記録領域のうちの1つ以上の領域が、前記複数の記録層のうちの少なくとも2つ以上の記録層に分離するように前記管理情報を記録することを特徴とする請求項8に記載の管理情報記録方法。
Description:
情報記録媒体、記録再生装置及 管理情報記録方法

 本発明は、情報記録媒体、記録再生装置 び管理情報記録方法に関し、特に複数の記 層を有する情報記録媒体の管理情報、該管 情報を使用する情報記録媒体の記録再生装 、及び該管理情報を情報記録媒体に記録す 管理情報記録方法に関するものである。

 近年、画像情報や音声情報をはじめとす 各種の情報がデジタル化されるにつれて、 ジタル情報の量が飛躍的に増大してきてい 。これに伴い、大容量化・高密度化に適し 光ディスク及び光ディスク記録再生装置な の開発が進められている。

 例えば、光ディスクに記録される画像情 には、個人で撮影した画像情報や、ネット ーク経由で購入した画像情報などの貴重な 報が含まれており、これらの情報を誤りな 記録・再生する技術が重要になっている。 ディスクの場合、光ディスクの表面にキズ がついてしまう場合がある。そのような領 は、記録・再生できないため、いわゆる欠 領域として取り扱われる。欠陥領域へは、 録・再生できないため、代わりの領域(交替 領域)に記録・再生する、いわゆる、交替処 が行われる。

 このような交替処理に関する従来技術と て特許文献1には、交替処理に用いる管理情 報の配置及び使用方法が開示されている。

 以下、図13の(a)及び図13の(b)に基づき、特 許文献1に開示された従来の交替処理に用い 管理情報の配置及び使用方法について説明 る。

 図13の(a)に示すように、特許文献1に開示 れた光ディスクでは、各種情報が記録され 記録領域を含む記録層が1層のみとなってい る。

 この記録層における記録領域に記録され 各種情報が、図13の(a)の情報テーブルに示 れている。以下、この各種情報の詳細につ て説明する。

 まず、システム情報は、光ディスク記録 生装置が各種の制御を正しく実行するため 必要な情報であり、例えば、記録再生条件 が記録されている。

 ディフェクトマネジメントエリアDMA(defect  management area:欠陥管理領域、以下、簡単の め、「ディフェクトマネジメントエリア」 省略することがある)1~4は、傷その他の欠陥( ディフェクト)等により、光ディスク上のあ 記録領域(エリア)が記録・再生できなくなっ た場合、その記録・再生できなくなったエリ ア(欠陥エリア)のアドレスを、ディフェクト 報として記録したり、さらには欠陥エリア 代える交替エリア(交替領域)を用意する場 には、その交替エリアのアドレスを記録し りして、欠陥管理を行なうための情報、す わち、交替処理に用いる管理情報を記録す 領域である。

 内周側交替領域ISA(inner spare area、以下、 簡単のため「内周側交替領域」を省略するこ とがある)0及び外周側交替領域OSA(outer spare a rea、以下、簡単のため「外周側交替領域」を 省略することがある)0は、交替処理により情 を記録するための領域、すなわち、交替領 である。

 図13の(a)に示す情報テーブルにおいては ユーザ記録領域には、ユーザ情報1、及びユ ザ情報2のみが記録されており、それ以外の ユーザ記録領域は未記録領域として残されて いる。

 DMA1~DMA4の各領域は、それぞれ32クラスタ の領域が確保されている。クラスタとは、 録再生が可能な最小単位であり、1クラスタ 64Kバイトである。次に、各DMA領域に記録さ る情報の配置を図13の(b)に示す。

 DMA1の先頭から4クラスタには、交替管理 報DDS(disc definition structure、以下簡単のため 交替管理情報」を省略することがある)が記 録される。DDSに続く4クラスタには、欠陥リ トDFL(Defect list、以下、簡単のため「欠陥リ ト」を省略することがある)1が記録される 以降、DFL2~DFL7が順に記録される。DFL2は、DFL1 へ記録不能であった場合、もしくは、所定回 数以上の上書きを行った場合にDFL1に代わっ 用いられる。DFL3~DFL7も同様に順に用いられ 。

 しかしながら、前記従来の管理情報の配置 び使用方法では、1層のみを有する光ディス クを対象としたものであり、2層以上の光デ スクにおける管理情報の配置及び使用方法 ついては何も開示されていないという問題 がある。

日本国公開特許公報「特開2004-14088号公 (公開日:2004年1月15日)」

 本発明は、前記従来の問題点に鑑みなさ たものであって、2層以上の記録層を有する 情報記録媒体においても、迅速かつ適切な記 録・再生が可能となる情報記録媒体などを提 供することを目的とする。

 本発明の情報記録媒体は、前記課題を解 するために、複数の記録層を含んでいると に、該複数の記録層における記録領域であ 、かつ自媒体における情報の記録及び再生 管理するための管理情報を記録するための 録領域である管理領域が、複数の管理情報 録領域に分割されている情報記録媒体であ て、前記複数の管理情報記録領域のそれぞ が、少なくとも前記管理領域の記録容量に じ、層間分離させることなく配置できる限 まで、同一の記録層において連続した領域 して配置されていることを特徴としている

 また、本発明の管理情報記録方法は、前 課題を解決するために、複数の記録層を含 でいると共に、該複数の記録層における記 領域であり、かつ自媒体における情報の記 及び再生を管理するための管理情報を記録 るための記録領域である管理領域が、複数 管理情報記録領域に分割されている情報記 媒体に該管理情報を記録する管理情報記録 法であって、前記複数の管理情報記録領域 それぞれが、少なくとも前記管理領域の記 容量に応じ、層間分離させることなく配置 きる限界まで、同一の記録層において連続 た領域となるように記録することを特徴と ている。

 前記構成及び方法によれば、情報記録媒 は、複数の記録層を含んでいると共に、該 数の記録層における記録領域であり、かつ 媒体における情報の記録及び再生を管理す ための管理情報を記録するための記録領域 ある管理領域が、複数の管理情報記録領域 分割されている。

 ところで、特定の管理情報記録領域が多 (記録層)間に跨って存在している場合、該 理情報記録領域から、例えば、欠陥管理な の情報記録媒体の記録・再生の管理に必要 管理情報(1組の管理情報)のすべてを読み取 には、各層間で読取りの光スポット位置を 動させる、いわゆる層間ジャンプを行う必 が生じる。

 この層間ジャンプを行なうと、光スポッ 位置を各層間で移動する以外にも、カバー 厚などが変わることに起因する光学的な調 等が必要となるため、長い時間を要するこ になる。

 更には、このような管理情報を情報記録 体の記録再生装置にて記録する際には、特 の記録層に管理情報の一部を記録した後、 の記録層に管理情報の残りの部分を記録し ければならない。しかしながら、その記録 完了する前に、記録再生装置の電源を切っ しまう等の誤操作をしてしまうと、管理情 の一部のみが更新された状態となってしま 。このような不完全な管理情報では、交替 理などの適切な自媒体の記録・再生の管理 行うことができないため、情報記録媒体へ 記録・再生が全くできなくなってしまう。

 そこで、本発明の情報記録媒体又は管理 報記録方法では、前記複数の管理情報記録 域のそれぞれが、少なくとも前記管理領域 記録容量に応じ、層間分離させることなく 置できる限界まで、同一の記録層において 続した領域として配置されている又は配置 る。

 前記構成又は方法によれば、管理情報記 領域を、少なくとも前記管理領域の記録容 に応じ、層間分離させることなく配置でき 限界まで、同一の記録層において連続した 域として配置されている又は配置するので 層間ジャンプが不要となり、短時間で管理 報の記録または再生が可能となる。また、 続する領域に管理情報を記録するため、短 間で記録が完了し、記録途中で電源を切っ しまう等の誤操作が発生する確率が非常に くなる。

 以上のように、管理領域における管理情 記録領域を、少なくとも前記管理領域の記 容量に応じ、層間分離させることなく配置 きる限界まで、同一の記録層において連続 た領域として配置するようにすれば、該同 の記録層において連続した領域を優先的に 用することで、層間ジャンプを行う必要性 ほとんどなくなるので、迅速に記録・再生 ることが可能となる。

 よって、2層以上の記録層を有する情報記 録媒体においても、迅速かつ適切な記録・再 生が可能となる情報記録媒体を提供すること ができる。

 また、本発明の記録再生装置は、前記課 を解決するために、複数の記録層を含んで ると共に、該複数の記録層における記録領 であり、かつ自媒体における情報の記録及 再生を管理するための管理情報を記録する めの記録領域である管理領域が、複数の管 情報記録領域に分割されている情報記録媒 であって、前記複数の管理情報記録領域の れぞれが、少なくとも前記管理領域の記録 量に応じ、層間分離させることなく配置で る限界まで、同一の記録層において連続し 領域となるように記録することを特徴とし いる。

 前記構成によれば、記録再生装置は、前 複数の管理情報記録領域のそれぞれを、可 な限り、少なくとも前記管理領域の記録容 に応じ、層間分離させることなく配置でき 限界まで、同一の記録層において連続した 域となるように記録する。

 よって、上述した情報記録媒体及び管理 報記録方法について説明したことが同様に 現できるため、2層以上の記録層を有する情 報記録媒体においても、迅速かつ適切な記録 ・再生が可能となる情報記録媒体の記録再生 装置を提供することができる。

 また、本発明の記録再生装置は、前記課 を解決するために、複数の記録層を含んで ると共に、該複数の記録層における記録領 であり、かつ自媒体における情報の記録及 再生を管理するための管理情報を記録する めの記録領域である管理領域が、複数の管 情報記録領域に分割されている情報記録媒 の記録再生装置であって、前記複数の管理 報記録領域のうち、同一の記録層に連続し 領域として配置される領域から優先的に使 することを特徴としている。

 前記構成のよれば、同一の層に連続して 理情報を記録できる管理情報記録領域を優 的に使用し、該管理情報記録領域を使用し くした後に、多層間に分離した管理情報記 領域を使用するようにしているので、層間 ャンプによる記録再生時間の増加を防止す とともに、管理情報記録領域の総上書き回 を増加させることができる。

 また、本発明の記録再生装置は、前記課 を解決するために、複数の記録層を含んで ると共に、該複数の記録層における記録領 であり、かつ自媒体における情報の記録及 再生を管理するための管理情報を記録する めの記録領域である管理領域が、複数の管 情報記録領域に分割されている情報記録媒 の記録再生装置であって、前記複数の管理 報記録領域のうち、同一の記録層に連続し 領域として配置される領域から優先的に前 管理情報を取得する管理情報取得手段と、 記管理情報取得手段が取得した前記管理情 が正しく取得されたものであるか否かを判 する正否判定手段と、前記正否判定手段が 前記管理情報が正しく取得されたものでな と判定した場合に、前記管理情報取得手段 、つぎに優先度の高い管理情報記録領域か 前記管理情報を取得することを特徴として る。

 前記構成によれば、管理情報取得手段は 前記複数の管理情報記録領域のうち、同一 記録層に連続した領域として配置される領 から優先的に前記管理情報を取得し、正否 定手段は、前記管理情報取得手段が取得し 前記管理情報が正しく取得されたものであ か否かを判定する。

 ここで、「管理情報が正しく取得されな 場合」としては、例えば、記録時のレーザ ワーの不良により記録に失敗した場合や管 情報記録領域に欠陥が存在した場合などが えられる。このような場合であっても、管 情報記録領域はユーザ記録領域と異なり、 替処理が行われないため、管理情報が正し 取得されない。

 また、前記管理情報取得手段は、前記正 判定手段が、前記管理情報が正しく取得さ たものでないと判定した場合に、つぎに優 度の高い管理情報記録領域から前記管理情 を取得する。

 以上より、同一の層に連続して管理情報 記録できる管理情報記録領域を優先的に使 し、該管理情報記録領域を使用し尽くした に、多層間に分離した管理情報記録領域を 用するようにすれば、層間ジャンプによる 録再生時間の増加を防止するとともに、管 情報記録領域の総上書き回数を増加させる とができる。

 また、前記正否判定手段が、前記管理情 が正しく取得されたものか否かの判定を行 うので、適切な管理情報領域にて管理情報 取得することが可能となる。

 以上より、2層以上の記録層を有する情報 記録媒体においても、迅速かつ適切な記録・ 再生が可能となる情報記録媒体などを提供す ることができる。

 本発明の他の目的、特徴、および優れた は、以下に示す記載によって十分分かるで ろう。また、本発明の利点は、添付図面を 照した次の説明で明白になるであろう。

本発明の実施の一形態における情報記 媒体のL0層~L2層に記録された各種情報の模 図である。 前記情報記録媒体の各層に記録された 理情報の模式図である。 前記情報記録媒体に記録されたDDS情報 内容の詳細を示す模式図である。 前記情報記録媒体に記録されたDFL情報 内容の詳細を示す模式図である。 本発明の実施の一形態における記録再 装置の構成の概要を示すブロック図である 前記記録再生装置の制御回路の構成を すブロック図である。 前記記録再生装置の動作を示すフロー ャートである。 前記記録再生装置の動作を示すフロー ャートである。 前記記録再生装置の動作を示すフロー ャートである。 本発明の他の実施形態における情報記 録媒体のL0層~L2層に記録された管理情報の模 図である。 本発明のさらに他の実施形態における 情報記録媒体のL0層~L7層に記録された管理情 の模式図である。 本発明のさらに他の実施形態における 情報記録媒体のL0層~L7層に記録された管理情 の模式図である。 従来の情報記録媒体に記録された情報 の模式図であり、(a)は、従来の情報記録媒体 に記録された各種情報を示し、(b)は、従来の 情報記録媒体に記録された管理情報を示す。

符号の説明

  1 光ディスク(情報記録媒体)
  2 ピックアップ
  3 再生回路(管理情報取得手段)
  4 復号回路(管理情報取得手段)
  5 記録・再生制御回路(管理情報取得手段 管理情報記録手段)
  6 サーボ回路(管理情報取得手段、管理情 記録手段)
  7 制御回路(管理情報取得手段、正否判定 段、管理情報記録制御手段、領域状況判定 段)
  8 管理情報取得部(管理情報取得手段)
  9 管理情報記録制御部(管理情報記録制御 段)
 10 記録部
 20 光ディスク記録再生装置(記録再生装置)
 81 DDS取得部(管理情報取得手段)
 82 正否判定部(正否判定手段)
 83 DFL取得部(管理情報取得手段)
 91 アクセス層選択部(管理情報記録制御手 )
 92 領域状況判定部(領域状況判定手段)
 93 管理情報領域選択部(管理情報記録制御 段)
 L0、L1、L2 層(記録層)
 DMA1-0、DMA1-1、及びDMA1-2 ディフェクトマネ メントエリア(管理領域)
 DMA2-0、DMA2-1、及びDMA2-2 ディフェクトマネ メントエリア(管理領域)
 DMA3-0、DMA3-1、及びDMA3-2 ディフェクトマネ メントエリア(管理領域)
 DMA4-0、DMA4-1、及びDMA4-2 ディフェクトマネ メントエリア(管理領域)
 DDS 交替管理情報(管理情報記録領域、管理 報、欠陥管理情報)
 DFL1~8 欠陥リスト(管理情報記録領域、管理 報、欠陥管理情報)
 ISA0~2 内周側交替領域(交替領域)
 OSA0~2 外周側交替領域(交替領域)

 本発明の一実施形態について図1~図12に基 づいて説明すれば、以下の通りである。

  〔実施の形態1〕
 まず、図1に基づき、本発明の一実施形態で ある光ディスク(情報記録媒体)1に記録される 各種情報について説明する。なお、本実施の 形態においては、実施形態の一例として光デ ィスクについて説明するが、本発明の範囲を 光ディスクに限定する趣旨ではない。

 図1は、光ディスク1のL0層(記録層)、L1層( 録層)、及びL2層(記録層)の3層の記録層にお る記録領域に記録された各種情報の模式図 ある。

 本実施形態においては、3層を有する書換 え可能な光ディスクの例を示すが、3層媒体 限られず、2層媒体、及び4層以上の複数の記 録層を含んでいる情報記録媒体も本発明の適 用範囲に含まれる。

 また、図1に示すように、光ディスク1は 読取りのためのレーザ光を入射する側からL2 層、L1層、及びL0層の3層により構成されてい ものとする。以下、各層に記録される各種 報について説明する。

 まず、システム情報は、以下の実施の形 で説明する光ディスク記録再生装置(記録再 生装置)20が各種の制御を正しく実行するため に必要な情報であり、例えば、記録再生条件 等が記録されている。L0層、L1層、及びL2層の 各層には、同一の情報が記録されている。こ のため、いずれか1層の情報が読取り不能と っても、他の層の情報で代替可能である。

 ディフェクトマネジメントエリア(以下、 この接頭語は適宜省略する)DMA(管理領域)1-0,1- 1及び1-2;ディフェクトマネジメントエリアDMA( 管理領域)2-0,2-1及び2-2;ディフェクトマネジメ ントエリアDMA(管理領域)3-0,3-1及び3-2;ディフ クトマネジメントエリアDMA(管理領域)4-0,4-1 び4-2は、L0層~L2層における記録領域であり、 かつ光ディスク1における情報の記録及び再 を管理するための管理情報を記録するため 記録領域である管理領域、例えば、欠陥や ズにより記録不能となった記録領域の代わ に情報を記録する処理、すなわち、交替処 に用いる管理情報を記録する領域などが考 られる。

 ここで、図2に示すように、ディフェクト マネジメントエリア(管理領域)は、L0層、L1層 及びL2層の3層に分離したそれぞれのDMA(管理 域)1-0,1-1,及び1-2の1組の記録領域が管理領域 ある。すなわち、「DMA1-0」は「L0層の第1DMA 、「DMA1-1」は「L1層の第1DMA」、「DMA1-2」は L2層の第1DMA」の意義である。

 なお、同一の層における4つのDMA、すなわ ち、L0層のDMA1-0~4-0には、全て同一の情報が記 録される。このため、いずれか1つの領域が 取り不能となっても他の領域に記録された 報で代替が可能である。同様に、L1層のDMA1-1 ~4-1には、全て同一の情報が記録される。更 、L2層のDMA1-2~DMA4-2も同一の情報が記録され 。すなわち、同じ層のDMA領域には、全て同 の情報が記録されている。ただし、記録さ る情報は層毎に異なっており、例えば、DMA1- 0とDMA1-1には、それぞれ、異なる情報が記録 れる。

 内周側交替領域ISA(交替領域)0~2、及び外 側交替領域OSA(交替領域)0~2は、交替処理によ り情報を記録するための領域、すなわち、交 替領域である。これら複数の交替領域は、L0 の内周側から順番に使用しても良いし、欠 領域に近い交替領域を使用するようにして 良い。

 なお、管理情報は、以上のように、光デ スク1における欠陥管理を行なうための情報 である欠陥管理情報を含んでいることが好ま しい。なお、「欠陥管理情報」は、例えば、 管理領域の例であるディフェクトマネジメン トエリアDMA(defect management area:欠陥管理領域) に記録されるDDS(disc definition structure:交替管 情報)やDFL(Defect list:欠陥リスト)など、交替 処理に必要な情報であれば、どのような情報 であっても良い。

 DMAは、傷その他の欠陥(ディフェクト)等 より、光ディスク1上のある記録領域(エリア )が記録・再生できなくなった場合、その記 ・再生できなくなったエリア(欠陥エリア)の アドレスを、ディフェクト情報として記録し たり、さらには欠陥エリアに代える交替エリ ア(交替領域)を用意する場合には、その交替 リアのアドレスを記録したりして、欠陥管 を行なうための情報、すなわち、交替処理 用いる管理情報を記録する領域である。

 また、「欠陥管理情報」には、記録・再 できなくなったエリア(欠陥エリア)のアド スを、ディフェクト情報として記録したり るような、自媒体における欠陥管理を行な ための情報ではあるが、厳密には「交替処 」とは言えないような情報処理を含む概念 ある。

 つぎに、L0層のユーザ記録領域には、ユ ザ情報1及びユーザ情報2のみが記録されてお り、それ以外のユーザ記録領域及びL1層・L2 のユーザ記録領域は未記録領域として残さ ている。

 DMA1-0、DMA1-1、及びDMA1-2の3つの領域は、1 の管理領域を構成している。これを図2に示 。ここでは、DMA1-0、DMA1-1、及びDMA1-2の各領 は、それぞれ32クラスタ分の領域が確保さ ている。クラスタとは、記録再生が可能な 小単位であり、1クラスタは64Kバイトである 図2に示すように、DMA1-0~1-2から構成される96 クラスタの記録領域は、複数の管理情報記録 領域である、交替管理情報(管理情報記録領 、管理情報、欠陥管理情報)DDS(以下、適宜「 交替管理情報」を省略する)、欠陥リスト(管 情報記録領域、管理情報、欠陥管理情報)DFL 1~6(以下、適宜「欠陥リスト」を省略する)の7 つの情報を記録する記録領域に分割される。 それ以外の記録領域は、本実施の形態では、 使用されない領域である。以上のように、光 ディスク1では、複数の管理情報記録領域の れぞれが、少なくとも管理領域の記録容量 応じ、層間分離させることなく配置できる 界まで、同一の記録層において連続した領 として配置されている。

 DMA1-0の先頭から4クラスタには、交替管理 情報であるDDS(disc definition structure)が記録さ る。

 ここで、DDSに記録される管理情報の一例 図3に示し、DDSに記録される管理情報の具体 例について説明する。DDS_IDは、DDSであること を識別するための識別子である。本実施形態 では、DDS_IDとして文字列“DS”を用いるもの する。

 DFL_ADRは、現在使用しているDFL(Defect list) 開始物理アドレスである。SP_FULLは、交替処 理に使用された結果、空き領域が無くなった 交替領域を示す情報である。ISA_SIZEは、ISA0~2 大きさである。OSA_SIZEは、OSA0~2の大きさで る。

 DMA1-0において、DDSに続く12クラスタには DFL1が記録される。

 ここで、DFLに記録される管理情報の一例 図4に示し、DFLに記録される管理情報の具体 例について説明する。DFL_IDはDFLであることを 識別するための識別子である。本実施形態で は、DFL_IDとして文字列“DF”を用いるものと る。

 DFL_UCは、DFLの更新回数を示すものである すなわち、初期化時には0であり、DFLが一回 更新される度に1が加算される。

 N_DFLは、DFLに登録された交替クラスタ数 ある。ADR1、ADR2…ADRMは、交替元アドレス及 交替先アドレスからなる交替アドレス情報 ある。TRMは、終端符号である。終端符号以 クラスタ境界までは、00Hを記録しておくも とする。交替クラスタ数N_DFLは光ディスク1 使用し始めたときは0であるが、使用するに れて増加していく。同様に、交替アドレス 報ADRの数も徐々に増加して行くことになる

 DFL1を記録する領域の大きさは、光ディス ク1の層数に比例して増加する。これは、層 が増加することによって、ユーザが記録可 な領域が増えれば増えるほど、それらの領 に含まれる欠陥の数も増えるからである。 えば1層のみしか有していない光ディスクに いては、DFL1の大きさは4クラスタで十分で るが、本実施形態の光ディスク1ように、3層 を有する光ディスクにおいては、12クラスタ 必要となる。

 DMA1-0において、DFL1に続く12クラスタには DFL2が記録される。DFL2は、DFL1へ記録不能で った場合、もしくは、所定回数以上の上書 を行った場合にDFL1に代わって用いられる。

 上書きを行った回数は、DFL1の更新回数が DFL_UCとして記録されているので、これを読み 出すことにより求められる。例えば、1000回 上書きが保証されている場合、DFL_UCが1000と るまでDFL1を使用し、その後、DFL2を用いれ よい。また、DFL1に代わって、DFL2を使用する ことになったときは、DDSのDFL_ADRには、DFL2の 頭の物理アドレスを記録する。このように ることにより、使用不能となったDFL1に代わ ってDFL2が使用されていることを認識できる

 DMA1-0において、DFL2に続く4クラスタは、 実施の形態では、未使用領域とされる。上 のように、3層を有する光ディスク1において は、12クラスタの大きさのDFLが必要である。 かし、DDS、DFL1、及びDFL2を記録すると、DMA1- 0には、残り4クラスタしか存在しないため、D FL2に続いて、更にDFL3を記録しようとすると DFL3の一部である4クラスタを記録し、残りの 8クラスタをL1層のDMA1-1に記録する必要がある 。

 ここで、DFLは図4に示したように、12クラ タ分の情報の全てが揃って初めて交替処理 可能であり、先頭4クラスタ分のみでは、交 替処理ができない。よって、DFL3をDMA1-0とDMA1- 1の両方に含まれるように記録すると、交替 理のためには、常にL0層とL1層との両方にア セスし、DMA1-0及びDMA1-1に記録された情報を み取る必要が生じる。

 これは、DFL3を記録する場合も同様である 。このように、L0層とL1層との間で読取りの スポット位置を移動する、いわゆる層間ジ ンプを行うには、光スポット位置をL0層とL1 との間で移動する以外にも、カバー層厚が わることに起因する光学的な調整等が必要 なるため、長い時間を要することになる。

 更には、L0層にDFL3の一部を記録した後、L 1層にDFL3の残りの部分を記録しなければなら いが、その記録が完了する前に、装置の電 を切ってしまう等の誤操作をしてしまうと DFL3の一部のみが更新された状態となってし まう。このような不完全なDFLでは、交替処理 を行うことができないため、ディスクへの記 録再生が全くできなくなってしまう。

 本実施の形態では、図2に示すようにDFL3 DMA1-1の先頭から記録するようにしているた 、L1層にDFL3の全ての情報が記録されるので 層間ジャンプが不要となり、短時間でDFL3の 録または再生が可能となる。また、連続す 12クラスタにDFL3を記録するため、短時間で 録が完了し、記録途中で電源を切ってしま 等の誤操作が発生する確率が非常に低くな 。これは、DMA1-1を分割してDFL3を記録する領 域が確保されているが、この分割された領域 が、少なくとも管理領域の記録容量に応じ、 層間分離させることなく配置できる限界まで 、同一の記録層において連続した領域として 配置されていることにより生ずる利点である 。

 また、DFL4からDFL6についても、DFL3と同様 全ての情報がL0層、L1層及びL2層のいずれか1 層にのみ含まれるようにしている。このよう に全てのDFLが同一の層において連続して記録 されるようにしているため、いずれのDFLに対 しても層間ジャンプを行うことなく、迅速に 記録及び再生することが可能である。

 以上纏めると、光ディスク1は、複数の記 録層L0層~L2層を含んでいると共に、L0層~L2層 おける記録領域であり、かつ光ディスク1に ける情報の記録及び再生を管理するための 理情報を記録するための記録領域である管 領域が、複数の管理情報記録領域に分割さ ている。

 ところで、特定の管理情報記録領域が多 (記録層)間に跨って存在している場合、該 理情報記録領域から欠陥管理などの光ディ ク1の記録・再生の管理に必要な管理情報(1 の管理情報)のすべてを読み取るには、各層 で読取りの光スポット位置を移動させる、 わゆる層間ジャンプを行う必要が生じる。

 この層間ジャンプを行なうと、光スポッ 位置を各層間で移動する以外にも、カバー 厚などが変わることに起因する光学的な調 等が必要となるため、長い時間を要するこ になる。

 更には、このような管理情報を光ディス 1の光ディスク記録再生装置20にて記録する には、特定の記録層に管理情報の一部を記 した後、他の記録層に管理情報の残りの部 を記録しなければならない。しかしながら その記録が完了する前に、記録再生装置の 源を切ってしまう等の誤操作をしてしまう 、管理情報の一部のみが更新された状態と ってしまう。このような不完全な管理情報 は、交替処理などの適切な光ディスク1の記 録・再生の管理を行うことができないため、 情報記録媒体への記録・再生が全くできなく なってしまう。

 ここで、光ディスク1では、複数の管理情 報記録領域のそれぞれが、少なくとも管理領 域の記録容量に応じ、層間分離させることな く配置できる限界まで、同一の記録層におい て連続した領域として配置されている。

 これにより、管理情報記録領域を、少な とも管理領域の記録容量に応じ、層間分離 せることなく配置できる限界まで、同一の 録層において連続した領域として配置され いるので、層間ジャンプが不要となり、短 間で管理情報の記録または再生が可能とな 。また、連続する領域に管理情報を記録す ため、短時間で記録が完了し、記録途中で 源を切ってしまう等の誤操作が発生する確 が非常に低くなる。

 以上のように、管理領域における管理情 記録領域を、少なくとも前記管理領域の記 容量に応じ、層間分離させることなく配置 きる限界まで、同一の記録層において連続 た領域として配置するようにすれば、該同 の記録層において連続した領域を優先的に 用することで、層間ジャンプを行う必要性 ほとんどなくなるので、迅速に記録・再生 ることが可能となる。

 よって、2層以上の記録層を有する情報記 録媒体においても、迅速かつ適切な記録・再 生が可能となる情報記録媒体を提供すること ができる。

  〔実施の形態2〕
 本発明の他の実施の形態について図5~図9に づいて説明すれば、以下の通りである。な 、本実施の形態において説明すること以外 構成は、前記実施の形態1と同じである。ま た、説明の便宜上、前記の実施の形態1の図 に示した部材と同一の機能を有する部材に いては、同一の符号を付し、その説明を省 する。

 まず、図5は、本発明の実施の一形態にお ける光ディスク記録再生装置20の構成の概要 示すブロック図である。また、図6は、光デ ィスク記録再生装置20の制御回路7の構成を示 すブロック図である。

 図5に示すように、光ディスク記録再生装 置20は、ピックアップ2、再生回路(管理情報 得手段)3、復号回路(管理情報取得手段)4、記 録・再生制御回路(管理情報取得手段、管理 報記録手段)5、サーボ回路(管理情報取得手 、管理情報記録手段)6及び制御回路(管理情 取得手段、正否判定手段、管理情報記録制 手段、領域状況判定手段)7を備える構成であ る。

 また、図6に示すように、制御回路7は、 理情報取得部(管理情報取得手段)8、管理情 記録制御部(管理情報記録制御手段)9及び記 部10備える構成である。

 管理情報取得部8は、図6に示すように、DD S取得部(管理情報取得手段)81、正否判定部(正 否判定手段)82及びDFL取得部(管理情報取得手 )83を備える構成である。

 管理情報記録制御部9は、図6に示すよう 、アクセス層選択部(管理情報記録制御手段) 91、領域状況判定部(領域状況判定手段)92及び 管理情報領域選択部(管理情報記録制御手段)9 3を備える構成である。

 光ディスク1は、書換え可能な層を3層有 る光ディスクである。情報は、ピックアッ 2から光ディスク1に照射されるレーザ光によ り記録及び再生される。

 ピックアップ2により読み出された情報は 、再生回路3により、振幅が調整され、所定 フィルタリング処理が加えられる。再生回 3の出力は、復号回路4へ送られる。復号回路 4では、再生回路3の出力を所定の方法により 号処理し、「1」または「0」の2つのレベル 持つ2値化データへ変換する。復号処理の方 法としては種々のものが考案されているが、 記録密度の高い光ディスクの再生を行う場合 、PRML(Partial Response Maximum Likelihood)復号が一 に用いられる。PRML復号では、高密度化によ る符号間干渉を仮定して復号処理を行うので 、符号間干渉により信号品質の劣化した再生 信号であっても復号が可能である。

 復号回路4の出力は、制御回路7へ送られ とともに、外部へ出力される。制御回路7は 復号回路4の出力に基づいて、サーボ回路6 び記録・再生制御回路5に指令を送る。制御 路7は、CPU(中央処理装置)、プログラムを格 したROM及び制御処理に必要なRAMなどから構 されている。サーボ回路6では、制御回路7 指令に基づいて、フォーカス、トラッキン 、アクセス制御、及び層間ジャンプ等の制 を実行する。記録・再生制御回路5では、制 回路7の指令に基づいて光ディスク1への情 の記録や、再生を制御する。

 次ぎに、光ディスク記録再生装置20の機 の概要について説明する。光ディスク記録 生装置20は、実施の形態1で説明した、複数 記録層L0層~L2層を含んでいると共に、L0層~L2 における記録領域であり、かつ光ディスク1 における情報の記録及び再生を管理するため の管理情報を記録するための記録領域である 管理領域が、複数の管理情報記録領域に分割 されている光ディスク1の記録再生装置とし 好適な構成とする。

 光ディスク記録再生装置20による記録処 では、光ディスク1における複数の管理情報 録領域のそれぞれが、少なくとも前記管理 域の記録容量に応じ、層間分離させること く配置できる限界まで、同一の記録層にお て連続した領域となるように記録するよう 構成する。具体的には、交替管理情報DDSに けるDFL(Defect list)の開始物理アドレスであ DFL_ADRを上記機能を果すことができるように 定すれば良い。

 よって、光ディスク記録再生装置20は、 述した光ディスク1について説明したことが 様に実現できるように構成されているため 2層以上の記録層を有する情報記録媒体にお いても、迅速かつ適切な記録・再生が可能と なる光ディスク1の光ディスク記録再生装置20 を提供することができる。

 また、光ディスク記録再生装置20は、光 ィスク1における複数の管理情報記録領域の ち、同一の記録層に連続した領域として配 される領域から優先的に使用するように構 する。具体的には、交替管理情報DDSにおけ DFL(Defect list)の開始物理アドレスであるDFL_A DRを上記機能を果すことができるように設定 れば良い。

 これにより、同一の層に連続して管理情 を記録できる管理情報記録領域を優先的に 用し、該管理情報記録領域を使用し尽くし 後に、多層間に分離した管理情報記録領域 使用するようにしているので、層間ジャン による記録再生時間の増加を防止するとと に、管理情報記録領域の総上書き回数を増 させることができる。

 次に、図5~7に基づき、光ディスク記録再 装置20の光ディスク1における管理情報の読 り処理について説明する。図7は、光ディス ク記録再生装置20の光ディスク1における管理 情報の読取り処理に関するフローチャートで ある。

 管理情報の読取り処理は、通常は、光デ スク1が光ディスク記録再生装置20に挿入さ た時に実行される(START)。

 まず、ステップS1(以下、「ステップ」は 略する)では、図6に示す管理情報取得部8のD DS取得部81が、図5に示すサーボ回路6を介して ピックアップ2を移動させ、DMA1-0にアクセス る。次ぎに、ピックアップ2からの再生信号 再生回路3で処理した後、復号回路4により 号する。また、復号結果は制御回路7のDDS取 部81に送られ、DDS取得部81はDMA1-0の内容を認 識(取得)する。また、DDS取得部81は、DMA1-0に 録されている管理情報を、制御回路7に含ま る記録部10(管理情報を記録する部分は、RAM( random access memory)などで構成できる)に一時的 に保存してS2に進む。

 S2では、DDS取得部81が記録部10に一時的に 存したDMA1-0に記録されている管理情報のう DDSを読み取り(取得)、読み取り結果を正否 定部82に送る。正否判定部82は、DDS取得部81 ら受け取ったDDSの内容が図3に示すものと一 しているか否かにより、DMA1-0が正しく読み れたか否かを判断(判定)する。

 ここで、DMA1-0が読取り不能であった場合 前述のようにDMA2-0に記録されているDDSを代 して使用することになるが、ここでは、DMA1 -0が読取り可能であるとして説明する。

 この場合、正否判定部82が「正しく読み れた」旨をDDS取得部81を介してDFL取得部83に 知してS3に進む。なお、ここでは、DDS取得 81を介在させたが、正否判定部82が直接DFL取 部83に通知するよう構成しても良い。

 なお、「DMA1-0が読取り不能であった場合( 管理情報が正しく取得されない場合)」の具 例としては、記録時のレーザパワーの不良 より記録に失敗した場合や管理情報記録領 に欠陥が存在した場合などが考えられる。 のような場合であっても、管理情報記録領 はユーザ記録領域と異なり、交替処理が行 れないため、管理情報が正しく取得されな 。

 この場合、DMA1-0が正常に読取れているの 、L0層の残りの3つのDMA2-0~4-0に記録されてい る管理情報(全て同一の管理情報が記録され いる)については必ずしも読取る必要はない

 S3では、DFL取得部83が、記録部10に一時保 されているDDSのDFL_ADRを読み取ってS4に進む

 図2に示すように、DMA1-0には、DFL1~6までの 6つのDFL領域が存在するが、それらの内の使 すべきDFLの開始物理アドレスが、DFL_ADRに記 されている。使用すべきDFLの開始物理アド スを認識できれば、使用すべきDFLがどの層 存在するかも認識できる。

 S4では、DFL取得部83が、使用すべきDFLがL0 に存在するか否かを判断し、使用すべきDFL L0層に存在する場合には、S6に進む。一方、 使用すべきDFLがL0層に存在しない場合にはS5 進む。なお、S4でDFL取得部83が、使用すべきD FLがL0層に存在するか否かを判断する動作が 要なのは、DDSが、L0層に記録されているため 、使用すべきDFLがL0層に存在しない場合、DDS 異なる層へアクセスする必要があるためで る。

 S5では、DFL取得部83が、DFLがL0層に存在し いと判断した場合、サーボ回路6を駆動して 層間ジャンプを実行させS6に進む。層間ジャ プは、より具体的には、ピックアップ2に含 まれる対物レンズを移動させることにより、 光スポット位置をある層から他の層へ移動さ せるものである。

 例えば、DFL1~6は図2に示すように配置され ているので、DFL3又はDFL4を使用する必要があ 場合、L1層へ層間ジャンプし、DFL5又はDFL6を 使用する必要がある場合、L2層に層間ジャン する。使用すべきDFLがL0層に存在する場合 層間ジャンプは実行しない。

 S6では、DFL取得部83が、サーボ回路6を駆 させてDFL_ADRから読み取ったDFLの開始物理ア レスへアクセスしS7に進む。

 S7では、DFL取得部83が、再生回路3及び復 回路4を介してDFLを読み取り「END」となる。

 ここで、本実施形態において用いる光デ スク1のDFLは図2に示すように、同一の層に 続して配置されている。よって、DFLを読み る際には、DFL開始物理アドレスから連続す 12クラスタを読み取ればよい。

 本実施形態による光ディスク記録再生装 20では、図2に示すDFL配置を有する光ディス 1と組合せて使用されるので、層間ジャンプ を途中に行うことなく、一括してDFLを読み出 すことができる。

 また、以上の読取り処理のプログラムは 制御回路7に含まれる記録部10(プログラムを 記録する部分は、ROM(read only memory)で構成さ ていることが好ましい。)に記憶されており 、それをCPU(central processing unit:不図示)によ 実行することにより実現される。読取り処 により、交替処理に必要な情報が全て光デ スク記録再生装置20に読み取られたので、こ れ以降適切な交替処理が実行できる。

 以上のように、光ディスク記録再生装置2 0の管理情報取得部8(DDS取得部又は、DFL取得部 83)は、光ディスク1のL0層~L2層におけるDMA1-0~DM A1-2から構成される96クラスタの記録領域が、 DDS及びDFL1~6の7つの情報を記録する領域に分 されており、DDS及びDFL1~6のそれぞれが、DMA1- 0~DMA1-2の記録容量に応じ、層間分離させるこ なく配置できる限界まで、同一の記録層に いて連続した領域として配置されている7つ の情報を記録する領域から優先的に管理情報 を取得するように構成することができる。

 例えば、正否判定部(正否判定手段)82は、 DDS取得部81が取得したDDSより、DMA1-0に記録さ た管理情報(管理情報)が正しく取得された のであるか否かを判定するように構成する

 DDS取得部81は、正否判定部82が、DMA1-0に記 録された管理情報が正しく取得されたもので ないと判定した場合に、つぎに優先度の高い DMA1-1から管理情報を取得するようすれば良い 。

 これにより、DDS取得部81は、複数の管理 報記録領域のうち、同一の記録層に連続し 領域として配置される領域から優先的に管 情報を取得し、正否判定部82は、DDS取得部81 取得した管理情報が正しく取得されたもの あるか否かを判定する。

 また、光ディスク記録再生装置20は、正 判定部(正否判定手段)82は、DFL取得部83が取 したDFL1が正しく取得されたものであるか否 を判定するように構成しても良い。

 この場合、DFL取得部83は、正否判定部82が 、DFL1が正しく取得されたものでないと判定 た場合に、つぎに優先度の高いDMA1-1から管 情報を取得するようすれば良い。

 これにより、DFL取得部83は、複数の管理 報記録領域のうち、同一の記録層に連続し 領域として配置される領域から優先的に管 情報を取得し、正否判定部82は、DDS取得部81 取得した管理情報が正しく取得されたもの あるか否かを判定する。

 以上より、同一の層に連続して管理情報 記録できる管理情報記録領域を優先的に使 し、該管理情報記録領域を使用し尽くした に、多層間に分離した管理情報記録領域を 用するようにすれば、層間ジャンプによる 録再生時間の増加を防止するとともに、管 情報記録領域の総上書き回数を増加させる とができる。

 また、正否判定部82が、管理情報が正し 取得されたものか否かの判定を行なうので 適切な管理情報領域にて管理情報を取得す ことが可能となる。

 次に、図5、図6、図8及び図9に基づき、光 ディスク記録再生装置20における管理情報の 録処理に関する動作について説明する。管 情報の記録処理に関する動作のフローチャ トを図8及び図9に示す。

 管理情報の記録処理は、通常は、光ディ ク1の記録領域に欠陥などが生じ、DDS及びDFL を更新する必要が生じた際に実行されるが、 ユーザ情報の再生等を行っている際には、そ の再生を優先させ、空き時間に記録処理を行 うようにしてもよい。

 まず、図8で、管理情報の記録処理の大ま かなフローについて説明し、次ぎに、図9で 管理情報の記録処理の細かいフローについ 説明する。

 まず、S11では、サーボ回路6が、制御回路 7からの指令により、ピックアップ2を移動さ てDMA1-0にアクセスし、S12に進む。また、L0 以外の層を記録再生していた場合は、L0層へ の層間ジャンプも併せて実行するように構成 する。

 S12では、制御回路7が、記録すべきDDS、DFL 1及びDFL2の情報を記録・再生制御回路5に与え 、記録・再生制御回路5は、これらの情報を パルス列に変換した記録信号をピックアッ 2に出力する。ピックアップ2では、これらの パルス列に基づいて、ピックアップ2に含ま るレーザを発光させ、DDS、DFL1及びDFL2を光デ ィスク1に記録するしてS13に進む。

 ここで、DDS、DFL1及びDFL2の全てが記録さ るのではなく、これらのうち、更新する必 があるものだけが記録されるように構成す 。例えば、DDSはDFL_ADRまたは、SP_FULLが変更さ れた場合に更新されるようにする。これによ り、それ以外の場合では更新されないため、 ステップS12においてDDSの(更新)記録は実行さ ない。

 一方、例えば、DFL1を使っていたが、所定 回数以上の上書きを行ったため、DFL2を使う とになった場合は、DDSのDFL_ADRが更新される これに伴い、ステップS12においてDDSが、記 (更新)される。また、DFL1及びDFL2については 、使用されているDFLのみが更新されるように 構成する。

 すなわち、DFL1を使用しており、DFL2を使 していない場合は、ステップS12においてDFL1 みが記録(更新)されるようにする。同様に DFL2を使用しており、DFL1は使用していない場 合、ステップS12においては、DFL2のみが記録( 新)され、DFL1は記録(更新)されないようにす る。

 S13では、制御回路7が、全ての管理情報が 記録されたか否かを判断する。全ての管理情 報が記録された場合には「YES」となり「END」 となる。一方、一部の管理情報が記録されて いない場合には、S14に進む。

 S14では、以上のフローでDMA1-0を記録した みなので、制御回路7がサーボ回路6を駆動 て次領域にアクセスして、ステップS12によ 記録を実行し、以上のフローを繰り返し、 ての管理情報領域の記録が終了した場合、 録処理を終了し「END」となる。ここで、次 域としては、同じL0層にある、DMA2-0が選択さ れる。

 以下、DMA3-0及びDMA4-0と同じL0層の管理情 領域の記録を行ない、その後、L1層の管理情 報領域、L2層の管理情報領域を記録していく ただし、L1層及びL2層には、DFL3~6が記録され るので、これらのDFLが使用されていない場合 、アクセス及び記録は実行する必要がない。 なお、全ての管理情報が記録されたか否かの 判断は、制御回路7が行なう。

 次に、図9に基づき、光ディスク記録再生 装置20における管理情報の記録処理に関する 作の細かいフローについて説明する。

 まず、図8のフローと同様、管理情報の記 録処理は、通常は、光ディスク1の記録領域 欠陥などが生じ、DDS及びDFLを更新する必要 生じた際に実行されるが、ユーザ情報の再 等を行っている際には、その再生を優先さ 、空き時間に記録処理を行うようにしても い。

 S21では、図6に示すアクセス層選択部91が サーボ回路6を駆動し、L0層にアクセスして S22に進む。

 S22では、領域状況判定部92が、記録部10に 記録されている「DDS、並びに、各DFLの更新回 数及びエラーの発生状況」に関する情報を参 照して、DSSのエラー発生状況を確認してS23に 進む。なお、「DDS、並びに、各DFLの更新回数 及びエラーの発生状況」に関する情報は、図 7で説明した、光ディスク記録再生装置20の読 み取り処理に関する動作において、正否判定 部82が「正しく読み取れなかった」と判定し 場合に、記録部10にエラーが発生した旨記 するようにする。また、それぞれのDSSの更 回数は、図7で説明した、DSSを更新する際に 記録部10に記録すれば良く、このとき、各DF Lの更新回数も記録されることになる(図4のDFL _UC参照)。

 S23で、領域状況判定部92が、「DDSにエラ が発生した(例えば、DDSに欠陥が生じた場合) 」と判定した場合には、「YES」となり、S24に 進む。

 S24では、アクセス層選択部91が、サーボ 路6を駆動して、アクセス先をL1層に変更し 以下、図9に示すフローと同様のフローを繰 返す。

 一方、S23で、領域状況判定部92が、「DDS エラーが発生した(例えば、DDSに欠陥が生じ 場合)」と判定しなかった場合には、「NO」 なり、S25に進む。

 S25では、領域状況判定部92が、記録部10に 記録されている「DDS、並びに、各DFLの更新回 数及びエラーの発生状況」に関する情報を参 照して、DFL1のエラー発生状況及び更新回数 確認してS26に進む。

 S26では、領域状況判定部92が「DFL1にエラ が発生した」と判定した場合には、「YES」 なり、S27に進む。

 一方、S26で、領域状況判定部92が「DFL1に ラーが発生した」と判定しなかった場合に 、「NO」となり、S29に進む。

 S29では、領域状況判定部92が、記録部10に 記録されている「DDS、並びに、各DFLの更新回 数及びエラーの発生状況」に関する情報を参 照して、DFL1が、所定の更新回数を超えてい か否かを確認する。

 S29で、領域状況判定部92が、「DFL1が、所 の更新回数を超えている」と判定した場合 は、「YES」となり、S27に進む。

 一方、S29で、領域状況判定部92が、「DFL1 更新回数が、所定の更新回数以下」と判定 た場合には、「NO」となり、管理情報記録 御部9にその旨を送り、S31に進む。

 S31では、管理情報領域選択部93が、領域 況判定部92より「DFL1の更新回数が、所定の 新回数以下」と判定した旨を受け取り、記 ・再生制御回路5を駆動して、DFL1の管理情報 を更新し、「END」となる。

 次に、S27では、アクセス層選択部91が、 ーボ回路6を駆動して、DFL2にアクセスする。 次ぎに、領域状況判定部92は、記録部10に記 されている「DDS、並びに、各DFLの更新回数 びエラーの発生状況」に関する情報を参照 て、DFL2のエラー発生状況を確認してS28に進 。

 S28では、領域状況判定部92が、「DFL2にエ ーが発生した(例えば、DFL2に欠陥が生じた 合)」と判定した場合には、「YES」となり、S 24に進む。

 一方、S28で、領域状況判定部92が「DFL2に ラーが発生した」と判定しなかった場合に 、「NO」となり、S30に進む。

 S30では、領域状況判定部92が、記録部10に 記録されている「DDS、並びに、各DFLの更新回 数及びエラーの発生状況」に関する情報を参 照して、DFL2が、所定の更新回数を超えてい か否かを確認する。

 S30で、領域状況判定部92が、「DFL2が、所 の更新回数を超えている」と判定した場合 は、「YES」となり、S24に進む。

 一方、S30で、領域状況判定部92が、「DFL2 新回数が、所定の更新回数以下」と判定し 場合には、「NO」となり、管理情報記録制 部9にその旨を送り、S32進む。

 S32は、管理情報領域選択部93が、領域状 判定部92より「DFL2更新回数が、所定の更新 数以下」と判定した旨を受け取り、記録・ 生制御回路5を駆動して、DFL2管理情報を更新 し、「END」となる。

 以上のように、光ディスク記録再生装置2 0は、光ディスク1に対して管理情報の記録を う記録・再生制御回路5と、管理情報の記録 の際に、複数の管理情報記録領域のそれぞれ の更新回数又はエラーの発生状況を判定する 領域状況判定部92と、領域状況判定部92が、 新回数が所定回数を超えた、又は管理情報 録領域にエラーが発生したことを示すエラ 判定を行なった場合に、該エラー判定が行 われた管理情報記録領域とは別の、該エラ 判定が行なわれなかった管理情報記録領域 対して、記録・再生制御回路5により管理情 を記録させると共に、前記エラー判定が行 われた管理情報記録領域のうち更新回数が 定回数以下の領域を、有効な記録領域に更 する管理情報記録制御部9とを備えているこ とが好ましい。

 以上の構成によれば、更新回数やエラー 況などに応じて、エラー判定が行なわれた 理情報記録領域から、適切な管理情報記録 域に変更して管理情報を記録することがで る。即ち前記の管理情報記録領域の更新回 によってオーバーライト(上書き)回数を知 ことができ、その回数が、ある値以上にな た場合や、欠陥などにより正しく管理情報 読み取れなくなった管理情報記録領域を交 させていくことができる。

 前記のように管理情報記録領域を交替さ ることで、オーバーライト回数の限界を克 することや、欠陥などの不具合を回避して 頼性の高い、交替処理による記録再生を行 ことができる。

  〔実施の形態3〕
 本発明のさらに他の実施の形態について図1 0に基づいて説明すれば、以下の通りである なお、本実施の形態において説明すること 外の構成は、前記実施の形態1及び2と同じで ある。また、説明の便宜上、前記の実施の形 態1及び2の図面に示した部材と同一の機能を する部材については、同一の符号を付し、 の説明を省略する。

 本実施形態の光ディスク1においては、DFL を図10のように配置している。DDS、DFL1、DFL2 DFL3、及びDFL4は、実施の形態1と同一である 、DFL4の後にDFL7の一部を配置している。

 さらに、DMA1-2の先頭からDFL7の残りの部分 を配置している。更に、その後ろにDFL5及びDF L6を配置している。

 実施の形態1と異なっているのは、DFL7がL1 層とL2層との両方に含まれている点である。 のため、前述のように、DFL7を使用する際に は、L1層とL2層との間で層間ジャンプが必要 なる。しかしながら、実施の形態1において 、DFLは6つしか確保できなかったのに対して 、実施の形態2では、7つのDFLが確保できると う利点がある。1つのDFLの上書き可能回数を 1000回とすれば、DFLが6つの場合、合計6000回の 上書きで光ディスク自体が使用不能となるが 、DFLが7つあれば、合計7000回の上書きが可能 なる。

 更に、L1層とL2層との両方に含まれるのは DFL7であるので、最後に使用されるDFLである それ以外のDFL1からDFL6は全て、同一の層に連 続して記録されている。このため、DFL1~6を使 用している間は、実施の形態2においても、 DFLの全ての情報が1つの層に含まれるので、 間ジャンプは不要であり、実施の形態1と比 較して、記録再生に時間がかかるという問題 は発生しない。

 すなわち、同一の層に連続して記録され DFLを優先的に使用し、2つの層に含まれるDFL はそれらのDFLを使用し尽くした後に使用する ようにしているので、層間ジャンプによる記 録再生時間の増加を防止するとともに、DFLの 総上書き回数を増加できる。

 実施の形態2による光ディスク1を用いる 合も、光ディスク記録再生装置20の動作は、 ほぼ同一である。ただし、DFL7の記録再生を なう場合、DFL7の一部は、L1層に存在し、残 はL2層に存在するので、L1層でDFL7の一部を記 録再生した後、L2層に層間ジャンプを行なっ 、DFL7の残りの部分を記録再生する必要があ る。

 これらのDFL7に対する付加的な処理を制御 回路7のROMにプログラムとして格納しておけ よい。

 以上、纏めると、光ディスク1は、複数の 管理情報記録領域のうちの1つ以上の領域が 複数の記録層のうちの少なくとも2つ以上の 録層に分離して配置されていても良い。

 これにより、管理領域が分割された複数 管理情報記録領域のそれぞれが、少なくと 管理領域の記録容量に応じ、層間分離させ ことなく配置できる限界まで、同一の記録 において連続した領域として配置されてい 又は配置する光ディスク1において、複数の 管理情報記録領域のうちの1つ以上の領域が 複数の記録層のうちの少なくとも2つ以上の 録層に分離して配置されている。

 よって、同一の記録層において連続した 域として配置されている管理情報記録領域 優先的に使用することで、層間ジャンプに る記録再生時間の増加を防止することがで る。また、同一の記録層において連続した 域として配置不能となった記録領域も有効 活用することで(複数の管理情報記録領域の うちの1つ以上の領域が、前記複数の記録層 うちの少なくとも2つ以上の記録層に分離し 配置する)管理情報の総上書き回数を増加さ せることができる。例えば、1つの管理情報 上書き可能回数を1000回とすれば、複数の管 情報領域のうちの1つ以上の領域が、前記複 数の記録層のうちの少なくとも2つ以上の記 層に分離して配置されているので、層間ジ ンプを行なう必要があるものの、少なくと 、1000回以上、上書き可能回数を増加させる とができる。

  〔実施の形態4〕
 本発明のさらに他の実施の形態について図1 1及び図12に基づいて説明すれば、以下の通り である。なお、本実施の形態において説明す ること以外の構成は、前記実施の形態1~3と同 じである。また、説明の便宜上、前記の実施 の形態1~3の図面に示した部材と同一の機能を 有する部材については、同一の符号を付し、 その説明を省略する。

 実施の形態4の光ディスク1においては、8 を有する書換え可能な光ディスク1のDFLを図 11のように配置している。1層当り必要なDFL記 録領域の大きさを、4クラスタとすると、8層 はDFLは32クラスタ必要となる。このため、 層の管理情報領域が32クラスタの場合、DFLが 同一の層に連続して記録されるためには、8 が上限である。

 図11のDFL1に示すように、8層を有する光デ ィスク1においても、同一の層に連続してDFL 記録することが可能である。しかし、この 合、DFL1はL0層でなく、L1層に記録されること になる。通常、ユーザ情報はL0層から記録開 されるため、最初に使用されるDFLすなわちD FL1も、L0層に記録されるのが望ましい。DFL1が L0層に記録されていれば、ユーザ情報の記録 生も、管理情報の記録再生も全てL0層のみ 実行できるという利点がある。

 図12にDFL1をL0層に配置した実施形態を示 。図12では、DFL1がL0層に連続して記録される ように管理情報領域を32クラスタから36クラ タに拡張している。管理領域を拡張すると そのために余分に領域を消費してしまうと る不利益があるが、L0層に連続してDFL1を配 できるという利点がある。図11を用いるか、 図12を用いるかは、これらの観点を総合して 定すればよい。

 なお、本発明の情報記録媒体は、複数の 録層を含んでいると共に、該複数の記録層 おける記録領域であり、かつ自媒体におけ 情報の記録及び再生を管理するための管理 報を記録するための記録領域である管理領 が、複数の管理情報記録領域に分割されて る情報記録媒体であって、前記複数の管理 報記録領域のそれぞれが、少なくとも前記 理領域の記録容量に応じ、層間分離させる となく配置できる限界まで、同一の記録層 おいて連続した領域として配置されていて 良い。

 また、本発明の管理情報記録方法は、複 の記録層を含んでいると共に、該複数の記 層における記録領域であり、かつ自媒体に ける情報の記録及び再生を管理するための 理情報を記録するための記録領域である管 領域が、複数の管理情報記録領域に分割さ ている情報記録媒体に該管理情報を記録す 管理情報記録方法であって、前記複数の管 情報記録領域のそれぞれが、少なくとも前 管理領域の記録容量に応じ、層間分離させ ことなく配置できる限界まで、同一の記録 において連続した領域となるように記録し も良い。

 また、前記管理情報は、自媒体における 陥管理を行なうための情報である欠陥管理 報を含んでいても良い。なお、「欠陥管理 報」は、例えば、管理領域の例であるディ ェクトマネジメントエリアDMA(defect management  area:欠陥管理領域)に記録されるDDS(disc defini tion structure:交替管理情報)やDFL(Defect list:欠 リスト)など、交替処理に必要な情報であれ 、どのような情報であっても良い。

 DMAは、傷その他の欠陥(ディフェクト)等 より、情報記録媒体上のある記録領域(エリ )が記録・再生できなくなった場合、その記 録・再生できなくなったエリア(欠陥エリア) アドレスを、ディフェクト情報として記録 たり、さらには欠陥エリアに代える交替エ ア(交替領域)を用意する場合には、その交 エリアのアドレスを記録したりして、欠陥 理を行なうための情報、すなわち、交替処 に用いる管理情報を記録する領域である。

 また、「欠陥管理情報」には、記録・再 できなくなったエリア(欠陥エリア)のアド スを、ディフェクト情報として記録したり るような、自媒体における欠陥管理を行な ための情報ではあるが、厳密には「交替処 」とは言えないような情報処理を含む概念 ある。

 前記構成及び方法によれば、情報記録媒 は、複数の記録層を含んでいると共に、該 数の記録層における記録領域であり、かつ 媒体における情報の記録及び再生を管理す ための管理情報を記録するための記録領域 ある管理領域が、複数の管理情報記録領域 分割されている。

 ところで、特定の管理情報記録領域が多 (記録層)間に跨って存在している場合、該 理情報記録領域から欠陥管理などの情報記 媒体の記録・再生の管理に必要な管理情報(1 組の管理情報)のすべてを読み取るには、各 間で読取りの光スポット位置を移動させる いわゆる層間ジャンプを行う必要が生じる

 この層間ジャンプを行なうと、光スポッ 位置を各層間で移動する以外にも、カバー 厚などが変わることに起因する光学的な調 等が必要となるため、長い時間を要するこ になる。

 更には、このような管理情報を情報記録 体の記録再生装置にて記録する際には、特 の記録層に管理情報の一部を記録した後、 の記録層に管理情報の残りの部分を記録し ければならない。しかしながら、その記録 完了する前に、記録再生装置の電源を切っ しまう等の誤操作をしてしまうと、管理情 の一部のみが更新された状態となってしま 。このような不完全な管理情報では、交替 理などの適切な自媒体の記録・再生の管理 行うことができないため、情報記録媒体へ 記録・再生が全くできなくなってしまう。

 ここで、本発明の情報記録媒体又は管理 報記録方法では、前記複数の管理情報記録 域のそれぞれが、少なくとも前記管理領域 記録容量に応じ、層間分離させることなく 置できる限界まで、同一の記録層において 続した領域として配置されている又は配置 る。

 前記構成又は方法によれば、管理情報記 領域を、少なくとも前記管理領域の記録容 に応じ、層間分離させることなく配置でき 限界まで、同一の記録層において連続した 域として配置されている又は配置するので 層間ジャンプが不要となり、短時間で管理 報の記録または再生が可能となる。また、 続する領域に管理情報を記録するため、短 間で記録が完了し、記録途中で電源を切っ しまう等の誤操作が発生する確率が非常に くなる。

 以上のように、管理領域における管理情 記録領域を、少なくとも前記管理領域の記 容量に応じ、層間分離させることなく配置 きる限界まで、同一の記録層において連続 た領域として配置するようにすれば、該同 の記録層において連続した領域を優先的に 用することで、層間ジャンプを行う必要性 ほとんどなくなるので、迅速に記録・再生 ることが可能となる。

 よって、2層以上の記録層を有する情報記 録媒体においても、迅速かつ適切な記録・再 生が可能となる情報記録媒体を提供すること ができる。

 また、本発明の情報記録媒体は、前記構 に加えて、前記複数の管理情報記録領域の ちの1つ以上の領域が、前記複数の記録層の うちの少なくとも2つ以上の記録層に分離し 配置されていても良い。

 また、本発明の管理情報記録方法は、前 構成に加えて、前記複数の管理情報記録領 のうちの1つ以上の領域が、前記複数の記録 層のうちの少なくとも2つ以上の記録層に分 するように前記管理情報を記録しても良い

 前記構成又は方法によれば、管理領域が 割された複数の管理情報記録領域のそれぞ が、少なくとも前記管理領域の記録容量に じ、層間分離させることなく配置できる限 まで、同一の記録層において連続した領域 して配置されている又は配置する情報記録 体又は管理情報記録方法において、前記複 の管理情報記録領域のうちの1つ以上の領域 が、前記複数の記録層のうちの少なくとも2 以上の記録層に分離して配置されており、 は分離するように前記管理情報を記録する

 前記構成又は方法によれば、同一の記録 において連続した領域として配置されてい 管理情報記録領域を優先的に使用すること 、層間ジャンプによる記録再生時間の増加 防止することができる。また、同一の記録 において連続した領域として配置不能とな た記録領域も有効に活用することで(複数の 管理情報記録領域のうちの1つ以上の領域が 前記複数の記録層のうちの少なくとも2つ以 の記録層に分離して配置する)管理情報の総 上書き回数を増加させることができる。例え ば、1つの管理情報の上書き可能回数を1000回 すれば、複数の管理情報領域のうちの1つ以 上の領域が、前記複数の記録層のうちの少な くとも2つ以上の記録層に分離して配置され いるので、層間ジャンプを行なう必要があ ものの、少なくとも、1000回以上、上書き可 回数を増加させることができる。

 また、本発明の記録再生装置は、複数の 録層を含んでいると共に、該複数の記録層 おける記録領域であり、かつ自媒体におけ 情報の記録及び再生を管理するための管理 報を記録するための記録領域である管理領 が、複数の管理情報記録領域に分割されて る情報記録媒体であって、前記複数の管理 報記録領域のそれぞれが、少なくとも前記 理領域の記録容量に応じ、層間分離させる となく配置できる限界まで、同一の記録層 おいて連続した領域となるように記録して 良い。

 前記構成によれば、記録再生装置は、前 複数の管理情報記録領域のそれぞれを、可 な限り、少なくとも前記管理領域の記録容 に応じ、層間分離させることなく配置でき 限界まで、同一の記録層において連続した 域となるように記録する。

 よって、上述した情報記録媒体及び管理 報記録方法について説明したことが同様に 現できるため、2層以上の記録層を有する情 報記録媒体においても、迅速かつ適切な記録 ・再生が可能となる情報記録媒体の記録再生 装置を提供することができる。

 また、本発明の記録再生装置は、前記構 に加えて、前記情報記録媒体に対して前記 理情報の記録を行う管理情報記録手段と、 記管理情報の記録の際に、前記複数の管理 報記録領域のそれぞれの更新回数又はエラ の発生状況を判定する領域状況判定手段と 前記領域状況判定手段が、前記更新回数が 定回数を超えた、又は管理情報記録領域に ラーが発生したことを示すエラー判定を行 った場合に、該エラー判定が行なわれた管 情報記録領域とは別の、該エラー判定が行 われなかった管理情報記録領域に対して、 記管理情報記録手段により前記管理情報を 録させると共に、前記エラー判定が行なわ た管理情報記録領域のうち前記更新回数が 記所定回数以下の領域を、有効な記録領域 更新する管理情報記録制御手段とを備えて ても良い。

 前記構成によれば、管理情報記録手段は 前記情報記録媒体に対して前記管理情報の 録を行う。また、領域状況判定手段は、前 管理情報の記録の際に、前記複数の管理情 記録領域のそれぞれの更新回数又はエラー 発生状況を判定する。

 さらに、管理情報記録制御手段は、前記 域状況判定手段が、前記更新回数が所定回 を超えた、又は管理情報記録領域にエラー 発生したことを示すエラー判定を行なった 合に、該エラー判定が行なわれた管理情報 録領域とは別の、該エラー判定が行なわれ かった管理情報記録領域に対して、前記管 情報記録手段により前記管理情報を記録さ る。

 一方、前記エラー判定が行なわれた管理 報記録領域のうち前記更新回数が前記所定 数以下の領域を、有効な記録領域に更新す 。

 以上の構成によれば、更新回数やエラー 況などに応じて、エラー判定が行なわれた 理情報記録領域から、適切な管理情報記録 域に変更して管理情報を記録することがで る。即ち前記の管理情報記録領域の更新回 によってオーバーライト(上書き)回数を知 ことができ、その回数が、ある値以上にな た場合や、欠陥などにより正しく管理情報 読み取れなくなった管理情報記録領域を交 させていくことができる。

 前記のように管理情報記録領域を交替さ ることで、オーバーライト回数の限界を克 することや、欠陥などの不具合を回避して 頼性の高い、交替処理による記録再生を行 ことができる。

 また、本発明の記録再生装置は、複数の 録層を含んでいると共に、該複数の記録層 おける記録領域であり、かつ自媒体におけ 情報の記録及び再生を管理するための管理 報を記録するための記録領域である管理領 が、複数の管理情報記録領域に分割されて る情報記録媒体の記録再生装置であって、 記複数の管理情報記録領域のうち、同一の 録層に連続した領域として配置される領域 ら優先的に使用しても良い。

 前記構成によれば、同一の層に連続して 理情報を記録できる管理情報記録領域を優 的に使用し、該管理情報記録領域を使用し くした後に、多層間に分離した管理情報記 領域を使用するようにしているので、層間 ャンプによる記録再生時間の増加を防止す とともに、管理情報記録領域の総上書き回 を増加させることができる。

 また、本発明の記録再生装置は、複数の 録層を含んでいると共に、該複数の記録層 おける記録領域であり、かつ自媒体におけ 情報の記録及び再生を管理するための管理 報を記録するための記録領域である管理領 が、複数の管理情報記録領域に分割されて る情報記録媒体の記録再生装置であって、 記複数の管理情報記録領域のうち、同一の 録層に連続した領域として配置される領域 ら優先的に前記管理情報を取得する管理情 取得手段と、前記管理情報取得手段が取得 た前記管理情報が正しく取得されたもので るか否かを判定する正否判定手段と、前記 否判定手段が、前記管理情報が正しく取得 れたものでないと判定した場合に、前記管 情報取得手段は、つぎに優先度の高い管理 報記録領域から前記管理情報を取得しても い。

 前記構成によれば、管理情報取得手段は 前記複数の管理情報記録領域のうち、同一 記録層に連続した領域として配置される領 から優先的に前記管理情報を取得し、正否 定手段は、前記管理情報取得手段が取得し 前記管理情報が正しく取得されたものであ か否かを判定する。

 ここで、「管理情報が正しく取得されな 場合」としては、例えば、記録時のレーザ ワーの不良により記録に失敗した場合や管 情報記録領域に欠陥が存在した場合などが えられる。このような場合であっても、管 情報記録領域はユーザ記録領域と異なり、 替処理が行われないため、管理情報が正し 取得されない。

 また、前記管理情報取得手段は、前記正 判定手段が、前記管理情報が正しく取得さ たものでないと判定した場合に、つぎに優 度の高い管理情報記録領域から前記管理情 を取得する。

 以上より、同一の層に連続して管理情報 記録できる管理情報記録領域を優先的に使 し、該管理情報記録領域を使用し尽くした に、多層間に分離した管理情報記録領域を 用するようにすれば、層間ジャンプによる 録再生時間の増加を防止するとともに、管 情報記録領域の総上書き回数を増加させる とができる。

 また、前記正否判定手段が、前記管理情 が正しく取得されたものか否かの判定を行 うので、適切な管理情報領域にて管理情報 取得することが可能となる。

 なお、本発明は、上述した各実施形態に 定されるものではなく、請求項に示した範 で種々の変更が可能であり、異なる実施形 にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組 合わせて得られる実施形態についても本発 の技術的範囲に含まれる。

 本発明は、各種情報を記録する情報記録 体に適用できる。具体的には、磁気テープ カセットテープ等のテープ系、フロッピー( 登録商標)ディスク/ハードディスク等の磁気 ィスクやコンパクトディスク-ROM/MO/MD/デジ ルビデオデイスク/コンパクトディスク-R等 光ディスクを含むディスク系、ICカード(メ リカードを含む)/光カード等のカード系、あ るいはマスクROM/EPROM/EEPROM/フラッシュROM等の 導体メモリ系などに適用することができる