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Title:
INPUT DEVICE, SERVER, DISPLAY MANAGEMENT METHOD, AND RECORDING MEDIUM
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2009/069392
Kind Code:
A1
Abstract:
Erroneous input occurring when input using a touch panel is performed is reduced. An input device (100) for selecting one object from a plurality of objects displayed on the screen includes a display means (101) for displaying the objects, a detecting means (102) for detecting a specified position on the display means (101), and a control means (106) for extending an object to be detected which is present in the position detected by the detecting means (102) out of the objects relatively to the other objects and radially moving adjacent objects of the object to be detected out of the other objects around the object to be detected.

Inventors:
SHIOTA NAOKI (JP)
KAMIMURA JUNPEI (JP)
KASHIWAGI TAKEHIKO (JP)
Application Number:
PCT/JP2008/068657
Publication Date:
June 04, 2009
Filing Date:
October 15, 2008
Export Citation:
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Assignee:
NEC CORP (JP)
SHIOTA NAOKI (JP)
KAMIMURA JUNPEI (JP)
KASHIWAGI TAKEHIKO (JP)
International Classes:
G06F3/023; G06F3/048; G06F3/0488; H03M11/04
Foreign References:
JP2005352924A2005-12-22
JPH10105153A1998-04-24
JP2000259893A2000-09-22
JP2004071233A2004-03-04
JP2005031799A2005-02-03
Attorney, Agent or Firm:
MIYAZAKI, Teruo et al. (16th Kowa Bldg.9-20, Akasaka 1-chome,Minato-k, Tokyo 52, JP)
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Claims:
 画面上に表示した複数のオブジェクトから一つのオブジェクトを選択させる入力装置であって、
 前記複数のオブジェクトを表示する表示手段と、
 前記表示手段上の指示された位置を検出する検出手段と、
 前記複数のオブジェクトのうち、前記検出手段によって検出された位置に存在する被検出オブジェクトを、他のオブジェクトに対して相対的に拡大し、当該他のオブジェクトのうち、前記被検出オブジェクトと隣り合うオブジェクトを、前記被検出オブジェクトを中心に放射状に移動する制御手段と、を含む入力装置。
 前記制御手段は、前記他のオブジェクトについては、前記検出手段によって検出された位置に近いオブジェクトほど、当該オブジェクトの拡大率を大きくする、請求の範囲第1項に記載の入力装置。
 前記制御手段は、
 前記複数のオブジェクトのそれぞれの位置を管理し、また、前記被検出オブジェクトが前記他のオブジェクトに対して相対的に拡大すると共に前記他のオブジェクトのうち前記被検出オブジェクトと隣り合うオブジェクトが前記被検出オブジェクトを中心に放射状に移動するように、前記検出手段によって検出された位置と、前記オブジェクトのそれぞれの位置と、の相対位置関係に応じて、前記複数のオブジェクトのそれぞれの表示サイズおよび表示位置を計算する形状制御手段と、
 前記形状制御手段によって計算された表示サイズおよび表示位置に応じて、前記複数のオブジェクトを前記表示手段上に再配置する表示制御手段と、を含む、請求の範囲第1項に記載の入力装置。
 前記検出手段は、前記表示手段上に配置され、かつ、物体が接触した接触位置を前記表示手段上の指示された位置として検出するタッチパネル装置であり、
 前記制御手段は、前記物体が前記タッチパネル装置に接触したまま前記接触位置が移動した場合、前記接触位置に応じて前記被検出オブジェクトを変更する、請求の範囲第1項に記載の入力装置。
 前記検出手段は、前記表示手段に接近する物体と当該表示手段との距離を検出し、また、前記表示手段上の位置のうち、当該物体と最も近い位置を、前記表示手段上の指示された位置として検出する接近検出手段であり、
 前記制御手段は、前記距離に応じて、前記複数のオブジェクトの表示サイズを制御する、請求の範囲第1項に記載の入力装置。
 前記制御手段は、ユーザが操作可能な操作手段を含み、前記検出手段が前記表示手段上の指示された位置を検出している状況で前記操作手段が操作された場合、前記被検出オブジェクトが選択されたと判定する、請求の範囲第1項に記載の入力装置。
 前記検出手段は、前記表示手段上に配置され、かつ、物体が接触した接触位置を前記表示手段上の指示された位置として検出するタッチパネル装置であり、
 前記制御手段は、前記物体が前記タッチパネル装置から離れた場合、前記被検出オブジェクトが選択されたと判定する、請求の範囲第1項に記載の入力装置。
 前記検出手段は、前記表示手段上に配置され、かつ、物体が接触した接触位置を前記表示手段上の指示された位置として検出するタッチパネル装置であり、
 前記制御手段は、前記物体が前記タッチパネル装置上の接触位置に一定時間接触した場合、前記被検出オブジェクトが選択されたと判定する、請求の範囲第1項に記載の入力装置。
 前記制御手段は、前記接近検出手段によって検出された前記距離に基づいて、一定時間内に、前記物体が前記表示手段に接近した後に離れたことを検出した場合、前記被検出オブジェクトが選択されたと判定する、請求の範囲第5項に記載の入力装置。
 表示手段に表示した複数のオブジェクトから一つのオブジェクトを選択させる入力装置と通信するサーバであって、
 前記入力装置と通信する通信手段と、
 前記複数のオブジェクトの位置を管理し、また、前記通信手段が前記表示手段上の指示された位置の情報を受け付けた場合、前記複数のオブジェクトのうち、前記検出された位置に存在する被検出オブジェクトを、他のオブジェクトに対して相対的に拡大し、かつ、当該他のオブジェクトのうち、前記被検出オブジェクトと隣り合うオブジェクトを、前記被検出オブジェクトを中心に放射状に移動するための表示情報を生成し、当該表示情報を、前記通信手段から前記入力装置に送信する制御手段と、を含むサーバ。
 前記表示情報は、前記他のオブジェクトについては、前記検出された位置に近いオブジェクトほど、当該オブジェクトの拡大率を大きくする情報も含む、請求の範囲第10項に記載のサーバ。
 画面上に表示した複数のオブジェクトから一つのオブジェクトを選択させる入力装置が行う表示管理方法であって、
 前記複数のオブジェクトを表示手段に表示し、
 前記表示手段上の指示された位置を検出し、
 前記複数のオブジェクトのうち、前記検出された位置に存在する被検出オブジェクトを、他のオブジェクトに対して相対的に拡大し、当該他のオブジェクトのうち、前記被検出オブジェクトと隣り合うオブジェクトを、前記被検出オブジェクトを中心に放射状に移動する制御を行う、表示管理方法。
 前記制御では、前記他のオブジェクトについては、前記検出された位置に近いオブジェクトほど、当該オブジェクトの拡大率を大きくする、請求の範囲第12項に記載の表示管理方法。
 前記制御は、
 前記複数のオブジェクトのそれぞれの位置を管理し、また、前記被検出オブジェクトが前記他のオブジェクトに対して相対的に拡大すると共に前記他のオブジェクトのうち前記被検出オブジェクトと隣り合うオブジェクトが前記被検出オブジェクトを中心に放射状に移動するように、前記検出された位置と、前記オブジェクトのそれぞれの位置と、の相対位置関係に応じて、前記複数のオブジェクトのそれぞれの表示サイズおよび表示位置を計算し、
 前記計算された表示サイズおよび表示位置に応じて、前記複数のオブジェクトを前記表示手段上に再配置する、ことを含む、請求の範囲第12項に記載の表示管理方法。
 前記検出では、前記表示手段上に配置され、かつ、物体が接触した接触位置を前記表示手段上の指示された位置として検出するタッチパネル装置が実行し、
 前記制御では、前記物体が前記タッチパネル装置に接触したまま前記接触位置が移動した場合、前記接触位置に応じて前記被検出オブジェクトを変更する、請求の範囲第12項に記載の表示管理方法。
 前記検出では、前記表示手段に接近する物体と当該表示手段との距離を検出し、また、前記表示手段上の位置のうち、当該物体と最も近い位置を、前記表示手段上の指示された位置として検出し、
 前記制御では、前記距離に応じて、前記複数のオブジェクトの表示サイズを制御する、請求の範囲第12項に記載の表示管理方法。
 前記制御では、前記表示手段上の指示された位置が検出されている状況で操作手段が操作された場合、前記被検出オブジェクトが選択されたと判定する、請求の範囲第12項に記載の表示管理方法。
 前記検出は、前記表示手段上に配置され、かつ、物体が接触した接触位置を前記表示手段上の指示された位置として検出するタッチパネル装置が実行し、
 前記制御では、前記物体が前記タッチパネル装置から離れた場合、前記被検出オブジェクトが選択されたと判定する、請求の範囲第12項に記載の表示管理方法。
 前記検出は、前記表示手段上に配置され、かつ、物体が接触した接触位置を前記表示手段上の指示された位置として検出するタッチパネル装置が実行し、
 前記制御では、前記物体が前記タッチパネル装置上の接触位置に一定時間接触した場合、前記被検出オブジェクトが選択されたと判定する、請求の範囲第12項に記載の表示管理方法。
 前記制御では、前記距離に基づいて、一定時間内に、前記物体が前記表示手段に接近した後に離れたことを検出した場合、前記被検出オブジェクトが選択されたと判定する、請求の範囲第16項に記載の表示管理方法。
 表示手段に表示した複数のオブジェクトから一つのオブジェクトを選択させる入力装置と通信するサーバが行う表示管理方法であって、
 前記複数のオブジェクトの位置を管理し、
 前記表示手段上の指示された位置の情報を受け付け、
 前記位置の情報を受け付けた場合、前記複数のオブジェクトの位置に基づいて、前記検出された位置に存在する被検出オブジェクトを特定し、
 前記被検出オブジェクトを他のオブジェクトに対して相対的に拡大しかつ当該他のオブジェクトのうち前記被検出オブジェクトと隣り合うオブジェクトを前記被検出オブジェクトを中心に放射状に移動するための表示情報を生成し、
 前記表示情報を、前記入力装置に送信する、表示管理方法。
 前記表示情報は、前記他のオブジェクトについては、前記検出された位置に近いオブジェクトほど、当該オブジェクトの拡大率を大きくする情報も含む、請求の範囲第21項に記載の表示管理方法。
 コンピュータを、
 複数のオブジェクトを表示する表示手段、
 前記表示手段上の指示された位置を検出する検出手段、および、
 前記複数のオブジェクトのうち、前記検出手段によって検出された位置に存在する被検出オブジェクトを、他のオブジェクトに対して相対的に拡大し、当該他のオブジェクトのうち、前記被検出オブジェクトと隣り合うオブジェクトを、前記被検出オブジェクトを中心に放射状に移動する制御手段、として機能させるためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
 前記制御手段は、前記他のオブジェクトについては、前記検出手段によって検出された位置に近いオブジェクトほど、当該オブジェクトの拡大率を大きくする、請求の範囲第23項に記載の記録媒体。
 コンピュータを、
 表示手段に表示した複数のオブジェクトから一つのオブジェクトを選択させる入力装置と通信する通信手段、および、
 前記複数のオブジェクトの位置を管理し、また、前記通信手段が前記表示手段上の指示された位置の情報を受け付けた場合、前記複数のオブジェクトのうち、前記検出された位置に存在する被検出オブジェクトを、他のオブジェクトに対して相対的に拡大し、かつ、当該他のオブジェクトのうち、前記被検出オブジェクトと隣り合うオブジェクトを、前記被検出オブジェクトを中心に放射状に移動するための表示情報を生成し、当該表示情報を、前記通信手段から前記入力装置に送信する制御手段、として機能させるためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
 前記表示情報は、前記他のオブジェクトについては、前記検出された位置に近いオブジェクトほど、当該オブジェクトの拡大率を大きくする情報も含む、請求の範囲第25項に記載の記録媒体。
Description:
入力装置、サーバ、表示管理方 および記録媒体

 本発明は、表示部を有する入力装置、サ バ、表示管理方法および記録媒体に関し、 えば、小型高精細な表示装置における誤入 を防止する入力装置、サーバ、表示管理方 および記録媒体に関する。

 デバイスの実装技術の進歩により、携帯 話またはPDA(Personal Digital Assistance)といった 携帯端末の小型化および高性能化が進行して いる。中でもディスプレイ技術に関しては高 精細化が進行している。このため、小型な装 置でも高密度の情報を表示することが可能に なってきている。

 また、キー入力のみではなく、タッチパ ルを用いた入力が可能な携帯端末が登場し いる。タッチパネルを有する端末は、直感 な操作を受け付けることができるため、人 を博している。

 しかしながら、高精細なディスプレイと ッチパネルが組み合わされた場合、ユーザ 、ディスプレイに高密度で表示された情報 中から、タッチパネルを用いて希望する選 肢を選ぶことは困難である。このため、誤 力の増加が問題となっている。

 このような問題を解決するために、様々 手法が提案されている。

 特許文献1(特開2005-44026号公報)には、誤入 力を削減するために、ソフトウェアキーボー ドにおいてユーザのタッチした場所が複数の キーにまたがっている場合、それら複数のキ ーの全てを拡大表示し、ユーザに再選択を要 求する技術が記載されている。

 特許文献2(特開2003-177848号公報)には、ユ ザに誤入力を認識させ、ユーザを正しいキ に誘導するために、ソフトウェアキーボー においてユーザがタッチしたキーを拡大し かつ拡大したキーの裏に隠れてしまうキー 情報を、拡大したキーのキートップに表示 る方法が記載されている。換言すると、特 文献2には、複数のキーの表示を1つのキーに まとめて表示する技術が記載されている。

 特許文献3(特表2006-520024号公報)には、ユー が正しいキーにタッチできるように誘導す ために、ユーザがタッチパネルに指を近づ たとき、指の下の表示を別の領域に拡大表 する方法が記載されている。

特開2005-44026号公報

特開2003-177848号公報

特表2006-520024号公報

 特許文献1に記載の技術では、例えば、ユ ーザが、選択予定のキーの隣のキーを誤って 押してしまった場合、隣のキーが拡大され、 選択予定のキーが隠れてしまう可能性がある 。このため、特許文献1に記載の技術では、 ーザの利便性がよくない。

 また、特許文献1に記載の技術では、ユー ザがタッチパネルをタッチした際に、誤入力 であった場合とそうでない場合でキーボード の状態遷移が異なる。このため、ユーザがキ ーボードの状態を意識する必要があることも 問題である。

 特許文献2に記載の技術では、選択キーの キートップ表示に不連続な遷移が発生し、視 認性が下がる。すなわち、キーが選択される 前と後でキートップ表示の遷移が必要なため 、ユーザは、その遷移を把握して表示を追わ なければならない。

 特許文献3に記載の技術を用いた場合は、 指が近づいているキーの表示内容を拡大表示 するための領域を、ソフトウェアキーボード とは別に用意する必要がある。このため、表 示画面の構成および面積に制約がかかってし まう問題があった。よって、キーの表示が小 さくなり、ユーザの利便性がよくないという 問題があった。

 このように、特許文献1から3のそれぞれ 記載の技術では、ユーザの利便性がよくな という問題があった。

 [発明の目的]
 本発明の目的は、上述した課題を解決する とが可能な入力装置、サーバ、表示管理方 および記録媒体を提供することにある。

 本発明の入力装置は、画面上に表示した 数のオブジェクトから一つのオブジェクト 選択させる入力装置であって、前記複数の ブジェクトを表示する表示手段と、前記表 手段上の指示された位置を検出する検出手 と、前記複数のオブジェクトのうち、前記 出手段によって検出された位置に存在する 検出オブジェクトを、他のオブジェクトに して相対的に拡大し、当該他のオブジェク のうち、前記被検出オブジェクトと隣り合 オブジェクトを、前記被検出オブジェクト 中心に放射状に移動する制御手段と、を含 。

 本発明のサーバは、表示手段に表示した 数のオブジェクトから一つのオブジェクト 選択させる入力装置と通信するサーバであ て、前記入力装置と通信する通信手段と、 記複数のオブジェクトの位置を管理し、ま 、前記通信手段が前記表示手段上の指示さ た位置の情報を受け付けた場合、前記複数 オブジェクトのうち、前記検出された位置 存在する被検出オブジェクトを、他のオブ ェクトに対して相対的に拡大し、かつ、当 他のオブジェクトのうち、前記被検出オブ ェクトと隣り合うオブジェクトを、前記被 出オブジェクトを中心に放射状に移動する めの表示情報を生成し、当該表示情報を、 記通信手段から前記入力装置に送信する制 手段と、を含む。

 本発明の表示管理方法は、画面上に表示 た複数のオブジェクトから一つのオブジェ トを選択させる入力装置が行う表示管理方 であって、前記複数のオブジェクトを表示 段に表示し、前記表示手段上の指示された 置を検出し、前記複数のオブジェクトのう 、前記検出された位置に存在する被検出オ ジェクトを、他のオブジェクトに対して相 的に拡大し、当該他のオブジェクトのうち 前記被検出オブジェクトと隣り合うオブジ クトを、前記被検出オブジェクトを中心に 射状に移動する制御を行う。

 本発明の表示管理方法は、表示手段に表 した複数のオブジェクトから一つのオブジ クトを選択させる入力装置と通信するサー が行う表示管理方法であって、前記複数の ブジェクトの位置を管理し、前記表示手段 の指示された位置の情報を受け付け、前記 置の情報を受け付けた場合、前記複数のオ ジェクトの位置に基づいて、前記検出され 位置に存在する被検出オブジェクトを特定 、前記被検出オブジェクトを他のオブジェ トに対して相対的に拡大しかつ当該他のオ ジェクトのうち前記被検出オブジェクトと り合うオブジェクトを前記被検出オブジェ トを中心に放射状に移動するための表示情 を生成し、前記表示情報を、前記入力装置 送信する。

 本発明の記録媒体は、コンピュータを、 数のオブジェクトを表示する表示手段、前 表示手段上の指示された位置を検出する検 手段、および、前記複数のオブジェクトの ち、前記検出手段によって検出された位置 存在する被検出オブジェクトを、他のオブ ェクトに対して相対的に拡大し、当該他の ブジェクトのうち、前記被検出オブジェク と隣り合うオブジェクトを、前記被検出オ ジェクトを中心に放射状に移動する制御手 として機能させるプログラムを記録したコ ピュータ読み取り可能な記録媒体である。

 本発明の記録媒体は、コンピュータを、 示手段に表示した複数のオブジェクトから つのオブジェクトを選択させる入力装置と 信する通信手段、および、前記複数のオブ ェクトの位置を管理し、また、前記通信手 が前記表示手段上の指示された位置の情報 受け付けた場合、前記複数のオブジェクト うち、前記検出された位置に存在する被検 オブジェクトを、他のオブジェクトに対し 相対的に拡大し、かつ、当該他のオブジェ トのうち、前記被検出オブジェクトと隣り うオブジェクトを、前記被検出オブジェク を中心に放射状に移動するための表示情報 生成し、当該表示情報を、前記通信手段か 前記入力装置に送信する制御手段として機 させるプログラムを記録したコンピュータ み取り可能な記録媒体である。

 本発明によれば、ユーザの利便性を向上 せることが可能になる。

本発明の第1の実施形態による入力装置 の構成を示すブロック図である。 本発明の第1の実施形態によるディスプ レイ装置の表示を示す図である。 本発明の第1の実施形態によるディスプ レイ装置の表示を示す図である。 本発明の第1の実施形態による入力時の 動作を示すフローチャートである。 本発明の第1の実施形態によるディスプ レイ装置の表示を示す図である。 本発明の第1の実施形態による入力時の 動作を示すフローチャートである。 本発明の第2の実施形態による入力装置 の構成を示すブロック図である。 本発明の第2の実施形態によるディスプ レイ装置の表示を示す図である。 本発明の第3の実施形態による入力装置 の構成を示すブロック図である。 本発明の第4の実施形態による入力装 の構成を示すブロック図である。 本発明の第5の実施形態による入力装 の構成を示すブロック図である。 本発明の第5の実施形態による入力時 動作を示すフローチャートである。 本発明の第6の実施形態による入力装 の構成を示すブロック図である。 本発明の第7の実施形態による入力装 の構成を示すブロック図である。 本発明の第7の実施形態による入力時 動作を示すフローチャートである。 本発明の第7の実施形態による入力時 動作を示すフローチャートである。

符号の説明

 101   ディスプレイ装置
 102   タッチパネル装置
 103、103A~103F ソフトウェアキーボード制御
 104   表示制御部 
 105   選択候補キー記憶部 
 106、106A~106F 制御部 
 107   決定ボタン 
 108   サーバ装置 
 109、110   通信手段 
 901   接近検出装置

 以下、本発明の実施形態について詳細に 明する。

 (第1実施形態)
 図1は、本発明の第1実施形態における端末 構成を示すブロック図である。

 [構成の説明]
 図1において、端末100は、ディスプレイ装置 101と、タッチパネル装置102と、ソフトウェア キーボード制御部103と、表示制御部104と、選 択候補キー記憶部105とを含む。ソフトウェア キーボード制御部103と、表示制御部104と、選 択候補キー記憶部105は、制御部106に含まれる 。

 端末100は、例えば、CD-ROM(Compact Disk Read  Only Memory)、ハードディスクまたはメモリに 録されたプログラムに従って動作するコン ュータによって実現されてもよい。

 CD-ROM、ハードディスクまたはメモリは、 般的に、コンピュータにて読み取り可能な 録媒体と呼ぶことができる。

 この場合、このコンピュータは、そのプ グラムを記録媒体から読み取り実行するこ によって、ディスプレイ装置101、タッチパ ル装置102、および、制御部106として機能す 。

 また、制御部106は、ディスプレイ装置101 よびタッチパネル装置102と接続されたコン ュータによって実現されてもよい。

 この場合、このコンピュータは、CD-ROM、 ードディスクまたはメモリに記録されたプ グラムに従って動作する。さらに言えば、 のコンピュータは、そのプログラムを記録 体から読み取り実行することによって、制 部106として機能する。

 端末100は、一般的に入力装置と呼ぶこと できる。

 端末100は、例えば、携帯電話またはPDAと った携帯端末(電子機器)でもよいし、表示 付き情報処理装置(電子機器)でもよい。

 端末100は、ディスプレイ装置101の画面上 表示された複数のオブジェクトから一つの ブジェクトをユーザに選択させる。

 ディスプレイ装置101は、一般的に表示手 と呼ぶことができる。

 ディスプレイ装置101は、例えば、液晶ま は有機EL(Electro Luminescence)パネルなどで構成 される。

 ディスプレイ装置101は、ユーザに対して 報を表示する。例えば、ディスプレイ装置1 01は、複数のオブジェクトを表示する。本実 形態では、ディスプレイ装置101は、複数の ーからなるソフトウェアキーボードを表示 る。各キーは、一般的にオブジェクトと呼 ことができる。なお、オブジェクトは、ソ トウェアキーボードのキーに限らず適宜変 可能である。

 ディスプレイ装置101での表示の内容は、 示制御部104によって任意に変更可能である

 タッチパネル装置102は、一般的に検出手 と呼ぶことができる。

 タッチパネル装置102は、ユーザによって 示された、ディスプレイ装置101上の位置を 出する。

 タッチパネル装置102は、ディスプレイ装 101上に設置される。ディスプレイ装置101上 座標は、タッチパネル装置102上の座標と対 づけられている。

 タッチパネル装置102は、ユーザが指また スタイラス等の物体でタッチパネル装置102 接触した位置を示す座標を、電極抵抗膜や 外線などを用いて検知する。

 タッチパネル装置102は、物体が接触した 合、その接触位置(座標)を、ユーザによっ 指示されたディスプレイ装置101上の位置(座 )として検出する。

 タッチパネル装置102は、ユーザが端末100 対して様々な入力をする際に用いられる。 体的には、ユーザは、選択したいキー(オブ ジェクト)を、タッチパネル装置102を介して すことによって、そのオブジェクトの入力 行う。

 ソフトウェアキーボード制御部103は、一 的に形状制御手段と呼ぶことができる。

 ソフトウェアキーボード制御部103は、タ チパネル装置102への入力を検知し、入力内 に応じて、ソフトウェアキーボードの表示 制御する。

 例えば、ソフトウェアキーボード制御部1 03は、ソフトウェアキーボードが有する複数 キーのそれぞれの位置を管理する。

 ソフトウェアキーボード制御部103は、タ チパネル装置102によって検出された位置に 在するキーを、被検出キーとして特定する なお、被検出キーは、一般的に被検出オブ ェクトと呼ぶことができる。

 ソフトウェアキーボード制御部103は、被 出キーが、他のキーに対して相対的に拡大 ると共に、他のキーのうち被検出キーと隣 合うキーが、被検出キーを中心に放射状に 動するように、タッチパネル装置102が検出 た位置と各キーの位置との相対位置関係に じて、複数のキーのそれぞれの表示サイズ よび表示位置を計算する。

 表示制御部104は、一般的に表示制御手段 呼ぶことができる。

 表示制御部104は、ディスプレイ装置101の 示内容を制御する。表示制御部104は、ディ プレイ装置101にて、文字およびソフトウェ キーボードの描画処理を行う。

 例えば、表示制御部104は、ソフトウェア ーボード制御部103によって計算された表示 イズおよび表示位置に応じて、ソフトウェ キーボードが有する複数のキーを、ディス レイ装置102に再配置する。

 選択候補キー記憶部105は、一般的に記憶 段と呼ぶことができる。

 選択候補キー記憶部105は、各時点でユー によって選択候補として選定されているキ を表すキー情報を記憶する。

 制御部106は、一般的に制御手段と呼ぶこ ができる。

 制御部106は、複数のキーのうち、タッチ ネル装置102によって検出された位置に存在 る被検出キーを、他のキーに対して相対的 拡大し、また、他のオブジェクトのうち、 検出キーと隣り合うキーを、被検出キーを 心に放射状に移動する。

 また、制御部106は、他のキーについては タッチパネル装置102によって検出された位 に近いキーほど、キーの拡大率または表示 イズを大きくする。

 また、制御部106は、物体がタッチパネル 置102上の接触位置から離れた場合、その接 位置に存在するキーが選択されたと判定す 。

 [動作の説明]
 次に、本実施形態における端末100(入力装置 )の動作について説明する。

 以下の説明では、ユーザが指でタッチパ ル装置102に触れて入力を行うケースを説明 ているが、入力方法として指ではなくスタ ラスなどが使用されても同様の動作が可能 ある。

 <通常時の表示>
 図2は、ディスプレイ装置101の表示例を示し た説明図である。

 図2において、ディスプレイ装置101は、ソ フトウェアキーボード202と、入力文字表示部 203とを含む。

 ソフトウェアキーボード202は、文字を表 複数のソフトウェアキー(以下「キー」と称 する。)202aを有する。各キー202aは、タッチパ ネル装置102上の入力座標と対応づけられてい る。

 ユーザがタッチパネル装置102に触れてい い場合、ソフトウェアキーボード202の各キ 202aは、図2に示したように、等間隔で配置 れ、互いに同じ大きさで表示される。

 入力文字表示部203は、例えば、ワープロ フトウェアの入力画面に相当する。ソフト ェアキーボード202を用いて入力された文字 、入力文字表示部203に表示される。

 <タッチ時の表示>
 図3は、ユーザがタッチパネル装置102に触れ たときのソフトウェアキーボード202の表示例 を示した説明図である。また、図4は、ユー がタッチパネル装置102に触れたときの端末10 0の動作を説明するためのフローチャートで る。

 図3において、ユーザが、ディスプレイ装 置101上のキー202a1の表示位置に触れると、ス ップ401で、タッチパネル装置102は、ユーザ てタッチされた位置(以下「タッチ位置」と 称する。)の座標(以下「タッチ座標」と称す 。)を検出する。

 タッチパネル装置102は、タッチ座標を示 タッチ座標情報を、ソフトウェアキーボー 制御部103に提供する。

 続いて、ステップ402で、ソフトウェアキ ボード制御部103は、タッチ座標情報にて示 れるタッチ座標が、ディスプレイ装置101に 示されているソフトウェアキーボード202上 座標であるかどうかを判定する。

 タッチ座標がソフトウェアキーボード202 にある場合、ソフトウェアキーボード制御 103は、ソフトウェアキーボード202の表示を 更する必要があると判断する。

 一方、タッチ座標がソフトウェアキーボ ド202上に無ければ、ソフトウェアキーボー 制御部103は、ソフトウェアキーボード202の 示の変更は不要と判定し、表示変更動作を わずに処理を終了する。

 タッチ座標がソフトウェアキーボード202 にある場合、ステップ403で、ソフトウェア ーボード制御部103は、各キー202aの表示位置 および表示サイズの再計算を行う。

 各キー202aのサイズについては、タッチ座 標の近くにあるキー202a2が大きく、逆にタッ 座標から遠いキー202a3が小さくなるように ソフトウェアキーボード制御部103は、タッ 座標と、タッチされる前の各キー202aの位置( 座標)に応じて、各キー202aの表示サイズを計 する。

 換言すると、ソフトウェアキーボード制 部103は、タッチ位置に近いキー202aほど、キ ー202aの表示サイズまたは拡大率を大きくす 。

 また、ソフトウェアキーボード制御部103 、各キー202aが互いに大きく重ならないよう に(例えば、各キー202aが互いに重ならないよ に、または、各キー202aの重なりが20%以下と なるように)、各キー202aの表示位置を計算す 。なお、20%という数値は適宜変更可能であ 。

 ソフトウェアキーボード制御部103は、各 ー202aの表示位置に基づいて、キー202aごと 座標を決定する。

 例えば、ソフトウェアキーボード制御部1 03は、複数のキー202a1~202a3のそれぞれの配列 係(隣接するキーとの上下および左右の関係) が維持されるように、複数のキー202a1~202a3の 示位置を制御する。

 ソフトウェアキーボード制御部103が行う キー202aの表示サイズの計算方法としては、 例えばタッチ座標を中心とし、各軸が独立な 二次元ガウス分布の確率密度関数を用いて計 算する方法が利用できる。

 ここで、ソフトウェアキーボード202を表 する矩形領域のサイズを「W×H」(ここではW& gt;Hであるとする)とし、キーボードのキー202a の数を「N」とする。

 さらに、キー202aの最小サイズを「T×T」 定め、各軸におけるガウス分布の標準偏差 σ」を適当に定める。ここではσ=H/3と定める 。

 σが小さくなるほど、タッチ位置の周辺 キー202a2とタッチ位置の遠方のキー202a3のサ ズの差が広がる。一方、σが大きくなるほ 、キー202a間のサイズ差は縮まる(図3参照)。

 ソフトウェアキーボード制御部103は、タッ 座標を(0,0)としたとき、デフォルトの中心 標が(x,y)であるキー202aの一辺の長さL(x,y)を 下の式で定める。
L(x,y) = sqrt( { (WH-NT^2) × WH/2Nπσ^2 } × exp{ -(x^2+y^2)/2σ^2} ) + T …(式1)
 ただし、(式1)において、πは円周率であり sqrtは平方根関数、expは自然対数の底を基数 する指数関数である。

 さらに、ソフトウェアキーボード制御部103 、サイズの決まった各キーに対し、それぞ の中心座標を決定する。ソフトウェアキー ード制御部103は、デフォルトの中心座標が( x,y)であるキー202aの中心座標(C(x),D(y))を以下 式を用いて定める。
C(x) = (W/2) × erf { x / σsqrt(2) } …(式2)
D(y) = (H/2) × erf { y / σsqrt(2) } …(式3)
 ただし、(式2)、(式3)において、erfはガウス 誤差関数であり、sqrtは平方根関数である。

 この方法によれば、二次元ガウス分布の 準偏差「σ」とキーの最小サイズ「T×T」を 整することで、全てのキー202a1~202a3の面積 総和を一定値前後に留めつつ、タッチ座標 近辺のキー202a1の拡大率を任意に定めること ができる。

 ただし、上記の計算方法では、キーボー の表示領域の周縁部がタッチされた場合に 、一部のキーが表示領域外にはみ出てしま ことがある。

 これを防ぐためには、X軸方向とY軸方向 ガウス分布の標準偏差を別の値とする方法 または、キーのサイズと座標決定のために ガウス分布関数のような対称性のある関数 はなく、χ^2(カイ二乗)分布関数のような非 称な関数を適用する方法が利用されればよ 。

 続いて、ソフトウェアキーボード制御部1 03は、タッチ座標がいずれかのキー202aの表示 領域に含まれるかどうかを判定する。

 タッチ座標がいずれかのキー202aの表示領 域に含まれる場合には、ソフトウェアキーボ ード制御部103は、タッチ座標を表示領域に含 むキー202aが、選択候補として選定されてい と判断して、選択候補キー記憶部105に、該 するキー202aを表すキー情報を記憶する。

 続いて、ソフトウェアキーボード制御部1 03は、キー202aごとに、表示位置を表す座標情 報と、表示サイズを表すサイズ情報とを、表 示制御部104に渡す。

 続いて、ステップ404で、表示制御部104は 各キー202aの表示を、キーごとの座標情報お よびサイズ情報に基づいて変更する。

 このとき、表示制御部104は、各キー202aの 表示位置および表示サイズの変更を、アニメ ーションを用いて滑らか行ってもよい。この 場合、ユーザは、画面の遷移を視覚的に容易 に追うことができる。

 なお、ステップ403において選択候補とし 選定されていると判定されたキー202aがある 場合、ソフトウェアキーボード制御部103は、 該当するキー202aを強調表示(キートップ、文 または境界線の表示色を変える、境界線を くするなど)するための強調情報を生成する 。

 続いて、ソフトウェアキーボード制御部1 03は、強調情報を、表示制御部104に提供する

 表示制御部104は、強調情報を受け付ける 、その強調情報に基づいて、選択されたキ 202aを強調表示する。

 この場合、選択キーの視認性を高めるこ ができる。

 <移動時の表示>
 ユーザが、タッチパネル装置102に触れてい 指を、タッチパネル装置102に触れたまま移 させると、指の移動に従ってディスプレイ 置101の表示が更新される。

 図5は、ユーザが位置502から位置503まで指 を移動させたときの表示例を示した説明図で ある。

 指が移動している間は、指がタッチパネ 装置102に触れたときと同様の処理が行われ 。

 すなわち、この間、タッチパネル装置102 、指が触れているタッチパネル装置102上の ッチ位置(タッチ座標)を検出していく。

 制御部106は、タッチ位置に応じて被検出 ーを変更する。

 ソフトウェアキーボード制御部103は、タ チパネル装置102の検出結果に基づいて、各 ー202aの表示サイズと表示位置の再計算を行 う。

 表示制御部104は、ソフトウェアキーボー 制御部103の再計算結果に基づいて、ディス レイ装置101上に複数のキー202a1~202a3の表示 制御する。

 <リリース時の表示>
 図6は、ユーザがタッチパネル装置102から指 を離したときの動作を説明するためのフロー チャートである。

 ユーザが、タッチパネル装置102のタッチ 置から指を離すと、ステップ601で、タッチ ネル装置102は、タッチ位置との接触が開放 れたことを示す開放情報を、ソフトウェア ーボード制御部103に渡す。

 続いて、ステップ602で、ソフトウェアキ ボード制御部103は、接触が開放されたタッ 位置に存在するキー202a、すなわち、接触の 開放の直前まで選択候補として選定されてい たキー202aがあるかを判定する。

 もし、開放の直前に選択候補として選定 れていたキー202aがなければ、ソフトウェア キーボード制御部103は、何も入力されなかっ たと判断して入力判定動作を終了する。

 開放の直前に選択候補として選定されて たキー202aがある場合、ソフトウェアキーボ ード制御部103は、選択候補のキー202aに対応 る文字が選択されて入力されたと判断し、 テップ603で、キーボード入力を待っている プリケーションソフト(例えば、ワープロソ トウェア)に、入力文字を渡す。

 また、ソフトウェアキーボード制御部103 、ソフトウェアキーボード202の配置をデフ ルト(図2に示した状態)に戻すために、表示 御部104に、ソフトウェアキーボード202のデ ォルトの配置を示す情報を渡す。なお、ソ トウェアキーボード制御部103は、ソフトウ アキーボード202のデフォルトの配置を示す 報を、予め記憶している。

 続いて、ステップ604で、表示制御部104は 渡されたデフォルトのキーボード配置に応 て、ソフトウェアキーボード202の表示をデ ォルトの状態に変更する。

 この際も、表示制御部104は、滑らかなア メーションによる表示遷移を行う。このた 、ユーザに状態遷移を意識させる負担を減 すことができる。

 上記の実施形態では、ソフトウェアキー ード202による文字入力について述べたが、 ッチパネル装置102を用いて選択される対象( オブジェクト)は、キーボード内のキーに限 ず、例えば、プログラムを起動するための イコン群、画像ビューアにおいて画像を選 するためのサムネイル画像一覧などでもよ 。

 次に、本実施形態の効果を説明する。 
 本実施形態によれば、制御部106は、複数の ー(オブジェクト)のうち、タッチパネル装 102によって検出された位置に存在する被検 キー(オブジェクト)を、他のキーに対して相 対的に拡大し、他のキーのうち、被検出キー と隣り合うキーを、被検出キーを中心に放射 状に移動する。

 このため、被検出キーを拡大しながら、 検出キーと隣り合うキーを表示することが 能になる。よって、ユーザが、選択予定の ーの隣のキーを誤って押してしまった場合 も、選択予定のキーを表示することが可能 なる。また、複数のキーを1つにまとめて表 示しないので、ユーザは、各キーを別々に認 識することが可能になる。また、別な表示領 域を必要としないので、表示領域を有効に使 用することが可能になる。

 よって、ユーザの利便性を向上すること 可能になる。

 なお、例えば、制御部106が、キー同士が ならないように、他のキーを順番にずらせ 、タッチ時でもキー配置のトポロジを崩す となく、全てのキーを同時に画面内に表示 ることも可能となる。よって、キーボード 力に慣れていないユーザでも次のキーを目 追うことができ、連続したキー入力が容易 することが可能になる。

 本実施形態では、制御部106は、ユーザが ッチしようとした対象の周辺のキーを拡大 示する。具体的には、制御部106は、タッチ ネル装置102によって検出された位置に近い ーほど、キーの表示サイズまたは拡大率を きくする。

 このため、ソフトウェアキーボードにお る入力ミスを低減することが可能になる。

 本実施形態では、制御部106は、ソフトウ アキーボード制御部103と表示制御部104とを む。

 ソフトウェアキーボード制御部103は、被 出キーが他のキーに対して相対的に拡大す と共に他のキーのうち被検出キーと隣り合 キーが被検出キーを中心に放射状に移動す ように、タッチパネル装置102が検出した位 と各キーの位置との相対位置関係に応じて 複数のキーのそれぞれの表示サイズおよび 示位置を計算する。

 表示制御部104は、ソフトウェアキーボー 制御部103によって計算された表示サイズお び表示位置に応じて、ソフトウェアキーボ ドが有する複数のキーを、ディスプレイ装 101に再配置する。

 このため、例えば、二次元ガウス分布の 率密度関数を用いて、キーの大きさおよび 置を決定することが可能になる。

 本実施形態では、制御部106は、物体がタ チパネル装置102に接触したまま接触位置が 動した場合、接触位置に応じて被検出キー 変更する。

 このため、例えば、ユーザは、キーの拡 状態を見ながら、選択予定のキーを決定す ことが可能になる。

 本実施形態では、制御部106は、指等の物 がタッチパネル装置102上の接触位置から離 た場合、接触位置に存在するキーが選択さ たと判定する。

 この場合、接触によるキーの表示の変更 確認しながら、キー入力を確認することが 能になる。

 本実施形態では、制御部106が、ユーザが ッチ座標を移動させるのに対応して、ソフ ウェアキーボードの表示状態を滑らかに遷 させる。このため、ユーザに入力の状態を 易に認識させることが可能になる。

 上記の実施形態においては、各キーのサ ズの計算とキーの配置の計算が独立して必 であり、計算が煩雑であった。キーの配置 格子状に制限することによって、この問題 解決することが可能な、本発明の第2実施形 態を説明する。

 (第2実施形態)
 図7は、本発明の第2実施形態の端末100Aを示 たブロック図である。なお、図7において、 図1に示したものと同一のものには同一符号 付してある。

 以下、第2実施形態について、第1実施形 と異なる点を中心に説明する。

 第2実施形態では、図1に示したソフトウ アキーボード制御部103の代わりに、ソフト ェアキーボード制御部103Aが用いられる。ソ トウェアキーボード制御部103Aは、一般的に 形状制御手段と呼ぶことができる。

 ソフトウェアキーボード制御部103とソフ ウェアキーボード制御部103Aは、キーサイズ とキー座標の決定方法のみが異なる。

 ソフトウェアキーボード制御部103Aが行う 各キー202の表示サイズの計算方法としては、 タッチ座標を中心とし、各軸が独立な二次元 ガウス分布の確率密度関数を用いて計算する 方法を用いる。

 ここで、ソフトウェアキーボード202を表 する矩形領域のサイズを「W×H」(ここではW& gt;Hとする)とする。キーボードのキー202aは格 子状に配置されており、横方向の並びの数を 「X」、縦方向の並びの数を「Y」とする。な 、本実施形態では、横方向および縦方向は キー202aの文字の向きを基準とする(図2参照) 。

 さらに、キー202aの横方向・縦方向の最小 サイズを「T」に定め、各軸におけるガウス 布の標準偏差「σ」を適当に定める。ここで はσ=H/3と定める。

 第1実施形態とは異なり、ソフトウェアキ ーボード制御部103Aは、キーごとのサイズと 標を決定するのではなく、図8に示したよう 、キーボードを構成する縦方向の各軸1302お よび横方向の各軸1303の座標を決定すること キーの配置を決定する。

 ソフトウェアキーボード制御部103Aは、タッ チ座標を(0,0)としたとき、デフォルトの座標 xである縦軸1302の表示座標L(x)を以下の式で 算する。
L(x) = {(W-XT)/2} × erf{x/(σsqrt(2))}  …(式4)
 また、ソフトウェアキーボード制御部103Aは 、デフォルトの座標がyである横軸1303の表示 標M(y)を以下の式で計算する。
M(x) = {(H-YT)/2} × erf{y/(σsqrt(2))}  …(式5)
 ただし、(式4)、(式5)において、erfはガウス 誤差関数であり、sqrtは平方根関数である。

 表示制御部104は、上記の式で得られた各 の座標に従ってキーボードを描画すること 、各キーの位置を決定できる。

 本実施形態によれば、ガウス分布の標準 差「σ」とキーの最小サイズ「T」を調整す ことで、制御部106Aは、全てのキーの面積の 総和を一定値前後に留めつつ、タッチ座標の 近辺のキーの拡大率を任意に定めることがで きる。

 このため、制御部106Aは、第1実施形態に べて少ない計算量で、各キーの大きさと位 を調節することが可能になる。なお、制御 106Aは、一般的に制御手段と呼ぶことができ 。

 なお、端末100Aは、例えば、CD-ROM、ハード ディスクまたはメモリに記録されたプログラ ムに従って動作するコンピュータによって実 現されてもよい。この場合、このコンピュー タは、そのプログラムを記録媒体から読み取 り実行することによって、ディスプレイ装置 101、タッチパネル装置102、および、制御部106 Aとして機能する。

 また、制御部106Aは、ディスプレイ装置101 およびタッチパネル装置102と接続されたコン ピュータによって実現されてもよい。この場 合、このコンピュータは、CD-ROM、ハードディ スクまたはメモリに記録されたプログラムに 従って動作する。さらに言えば、このコンピ ュータは、そのプログラムを記録媒体から読 み取り実行することによって、制御部106Aと て機能する。

 上記の2つの実施形態では、制御部106およ び制御部106Aは、タッチパネル装置102から指 離れたことを検出することで入力キーを決 していた。

 しかしながら、この決定方式では、キー 入力するごとにキーボードのレイアウトが 更される。このため、キーを連続して選択 ることが困難である。

 次に、この問題を解決することが可能な 発明の第3および4実施形態を説明する。

 (第3実施形態)
 図9は、本発明の第3実施形態の端末100Bを示 たブロック図である。なお、図9において、 図1に示したものと同一のものには同一符号 付してある。

 以下、第3実施形態について、第1実施形 と異なる点を中心に説明する。

 第3実施形態では、図1に示したソフトウ アキーボード制御部103の代わりに、ソフト ェアキーボード制御部103Bが用いられる。ソ トウェアキーボード制御部103Bは、一般的に 形状制御手段と呼ぶことができる。

 ソフトウェアキーボード制御部103Bとソフ トウェアキーボード制御部103は、キー入力の 決定方法のみが異なる。

 ユーザが指でタッチパネル装置102に触れ と、第1実施形態と同様にキーボード202のレ イアウトが変更される。

 ソフトウェアキーボード制御部103Bは、キ ー202aが指で選択候補として選定されている 況が一定時間継続した場合、選択候補のキ 202aに対応する文字が選択されて入力された のと判断し、キーボード入力を待っている プリケーションソフトに、入力文字を渡す

 本実施形態によれば、制御部106Bは、指等 の物体がタッチパネル装置102上の接触位置に 一定時間接触した場合、その接触位置に存在 するキーが選択されたと判定する。

 このため、ユーザは、タッチパネル装置1 02から指を離すことなく文字入力を行うこと でき、キーボード202のレイアウトはリセッ されることなく遷移する。

 入力が決定された際には、制御部106Bは、 決定されたキーの色を短時間変更させたり、 キーの形状をアニメーションで変化させる。 このため、ユーザの視認性を向上させること ができる。

 なお、入力決定の基準となる静止時間(一 定時間)は、短すぎると誤入力が増加し、長 ぎると連続で入力することが困難になるた 、ユーザが設定できることが望ましい。

 また、制御部106Bは、一般的に制御手段と 呼ぶことができる。

 また、端末100Bは、例えば、CD-ROM、ハード ディスクまたはメモリに記録されたプログラ ムに従って動作するコンピュータによって実 現されてもよい。この場合、このコンピュー タは、そのプログラムを記録媒体から読み取 り実行することによって、ディスプレイ装置 101、タッチパネル装置102、および、制御部106 Bとして機能する。

 また、制御部106Bは、ディスプレイ装置101 およびタッチパネル装置102と接続されたコン ピュータによって実現されてもよい。この場 合、このコンピュータは、CD-ROM、ハードディ スクまたはメモリに記録されたプログラムに 従って動作する。さらに言えば、このコンピ ュータは、そのプログラムを記録媒体から読 み取り実行することによって、制御部106Bと て機能する。

 (第4実施形態)
 図10は、本発明の第4実施形態の端末100Cを示 したブロック図である。なお、図10において 図1に示したものと同一のものには同一符号 を付してある。

 以下、第4実施形態について、第1実施形 と異なる点を中心に説明する。

 端末100Cでは、図1に示したソフトウェア ーボード制御部103の代わりに、ソフトウェ キーボード制御部103Cが用いられ、タッチパ ル装置102とは別に、さらに、決定ボタン107 含む。決定ボタン107は、一般的に操作手段 呼ぶことができる。決定ボタン107は、制御 106Cに含まれる。ソフトウェアキーボード制 御部103Cは、一般的に形状制御手段と呼ぶこ ができる。

 ソフトウェアキーボード制御部103Cとソフ トウェアキーボード制御部103は、キー入力の 決定方法のみが異なる。

 ユーザが、タッチパネル装置102に触れる 、第1実施形態と同様にソフトウェアキーボ ード202のレイアウトが変更される。

 複数のキー202aのいずれかが選択候補とし て選定されている状況で、決定ボタン107が押 下されると、ソフトウェアキーボード制御部 103Cは、選択候補のキー202aに対応する文字が 択されて入力されたものと確定し、キーボ ド入力を待っているアプリケーションソフ に、入力文字を渡す。

 本実施形態によれば、制御部106Cは、タッ チパネル装置102が、ディスプレイ装置101上の 指示された位置を検出している状況で決定ボ タン107が操作された場合、その位置に存在す るキーが選択されたと判定する。

 このため、ユーザは、タッチパネル装置1 02から指を離すことなく文字入力を行うこと でき、ソフトウェアキーボード202のレイア トはリセットされることなく遷移される。

 この方法は、端末100Cが、利用シーンが多 岐にわたるような携帯型デバイスである場合 に、特に有効である。

 すなわち、ユーザが、親指でタッチパネ 装置102に触れてキー202aを選択候補として選 定し、人差し指もしくは中指で決定ボタン107 を押すことができるように、ディスプレイ装 置101、タッチパネル装置102および決定ボタン 107が配置されると、片手での操作における利 便性と入力の確実性を向上させることが可能 になる。

 なお、制御部106Cは、一般的に制御手段と 呼ぶことができる。

 端末100Cは、例えば、CD-ROM、ハードディス クまたはメモリに記録されたプログラムに従 って動作するコンピュータによって実現され てもよい。この場合、このコンピュータは、 そのプログラムを記録媒体から読み取り実行 することによって、ディスプレイ装置101、タ ッチパネル装置102、および、制御部106Cとし 機能する。

 また、制御部106Cは、ディスプレイ装置101 およびタッチパネル装置102と接続されたコン ピュータによって実現されてもよい。この場 合、このコンピュータは、CD-ROM、ハードディ スクまたはメモリに記録されたプログラムに 従って動作する。さらに言えば、このコンピ ュータは、そのプログラムを記録媒体から読 み取り実行することによって、制御部106Cと て機能する。

 (第5実施形態)
 本発明の第5実施形態は、その基本的構成は 第1実施形態と同様であるが、入力デバイス して単純なタッチパネル装置102ではなく、 が接近したことを検知できる接近検出装置90 1も利用される。このため、さらに、ユーザ 利便性を高められる。

 図11は、第5実施形態における端末100Dの構 成を示すブロック図である。なお、図11にお て、図1に示したものと同一のものには同一 符号を付してある。以下、第5実施形態につ て、第1実施形態との相違点を中心に説明す 。

 接近検出装置901は、一般的に接近検出手 と呼ぶことができる。

 接近検出装置901は、タッチパネル装置102 同様にディスプレイ装置101上に設置される

 接近検出装置901は、ディスプレイ装置101 接近する指(物体)とディスプレイ装置101と 距離を検出する。また、接近検出装置901は ディスプレイ装置101上の位置のうち、指と も近い位置(座標)を、ディスプレイ装置101上 の指示された位置(座標)として検出する。

 なお、接近検出装置901は、例えば、静電 量変化センサーまたはカメラによって実現 れる。

 ソフトウェアキーボード制御部103Dは、一 般的に形状制御手段と呼ぶことができる。

 ソフトウェアキーボード制御部103Dは、タ ッチパネル装置102と接近検出装置901の出力に 基づいて、ソフトウェアキーボード202の表示 を制御する。

 制御部106Dは、一般的に制御手段と呼ぶこ とができる。

 制御部106Dは、ディスプレイ装置101に接近 する指とディスプレイ装置101との距離に応じ て、複数のキー202aの表示サイズを制御する

 端末100Dは、例えば、CD-ROM、ハードディス クまたはメモリに記録されたプログラムに従 って動作するコンピュータによって実現され てもよい。この場合、このコンピュータは、 そのプログラムを記録媒体から読み取り実行 することによって、ディスプレイ装置101、タ ッチパネル装置102、接近検出装置901、および 、制御部106Dとして機能する。

 また、制御部106Dは、ディスプレイ装置101、 タッチパネル装置102、および、接近検出装置 901と接続されたコンピュータによって実現さ れてもよい。この場合、このコンピュータは 、CD-ROM、ハードディスクまたはメモリに記録 されたプログラムに従って動作する。さらに 言えば、このコンピュータは、そのプログラ ムを記録媒体から読み取り実行することによ って、制御部106Dとして機能する。
[動作の説明]
 ディスプレイ装置101の通常時の表示は、第1 実施形態と同様で、図2に示される通りであ 。

 図12は、端末100Dの動作を説明するための ローチャートである。

 以下、図12を用いて端末100Dの動作を説明 る。

 ユーザが、ディスプレイ装置101に指を近 けると、ステップ1201で、接近検出装置901が 指の位置を検出する。

 具体的には、接近検出装置901は、指とデ スプレイ装置101の間の距離と、指の直下に 応するタッチパネル装置102上の位置(以下「 接近位置」と称する)の座標(以下「接近座標 と称する。)を検出する。接近検出装置901は 、検出された距離と接近座標の情報(接近座 情報)を、ソフトウェアキーボード制御部103D に渡す。

 続いて、ステップ1202で、ソフトウェアキ ーボード制御部103Dは、接近座標情報にて示 れる近接座標がディスプレイ装置101に表示 れているソフトウェアキーボード202上の座 であるかどうかを判定する。

 接近座標がソフトウェアキーボード202上 ある場合、ソフトウェアキーボード制御部1 03Dは、ソフトウェアキーボード202の表示を変 更する必要があると判断する。

 一方、近接座標がソフトウェアキーボー 202上に無ければ、ソフトウェアキーボード 御部103Dは、ソフトウェアキーボード202の表 示の変更は不要と判定し、表示変更動作を行 わず動作を終了する。

 接近座標がソフトウェアキーボード202上 ある場合、ステップ1203で、ソフトウェアキ ーボード制御部103Dは、各キー202aの表示位置 よび表示サイズの再計算を行う。

 ソフトウェアキーボード制御部103Dは、キ ー202aの表示サイズについては、ユーザの指 らディスプレイ装置101までの距離と、接近 標から各キー202aまでの距離に応じて変更す 。

 例えば、ソフトウェアキーボード制御部1 03Dは、指からディスプレイ装置101までの距離 が短いほどキー202aの表示サイズ(または拡大 )が大きくなり、また、接近座標からキー202 aまでの距離が短いほどキー202aの表示サイズ( または拡大率)が大きくなるように、キー202a 表示サイズを計算する。

 また、ソフトウェアキーボード制御部103D は、それぞれのキー202aが互いに大きく重な ないように(例えば、それぞれのキー202aが互 いに重ならないように、または、または、各 キー202aの重なりが20%以下となるように)、各 ー202aの表示位置を計算して、キー202aごと 座標を決定する。なお、20%という数値は適 変更可能である。

 例えば、ソフトウェアキーボード制御部1 03Dは、第1実施形態と同様に、キー202aのサイ を、接近座標を中心とした二次元ガウス分 の確率密度関数(式1)を利用し、二次元ガウ 分布の標準偏差σを、指からディスプレイ 置101までの距離に連動して定めてもよい。

 すなわち、ソフトウェアキーボード制御 103Dは、指がディスプレイ装置101に近づくほ どσが小さく、指がディスプレイ装置101から れるほどσが大きくなるように、(式1)を定 てもよい。

 これにより、ユーザは、指とディスプレ 装置101との距離を視覚的に把握できるよう なる。

 ソフトウェアキーボード制御部103Dは、指 の直下座標(接近座標)が、いずれかのキー202a の表示領域に含まれるかどうかを判定する。

 指の直下座標がいずれかのキー202aの表示 領域に含まれる場合には、ソフトウェアキー ボード制御部103Dは、指の直下座標を表示領 に含むキー202が選択候補として選定されて るものと判断して、選択候補キー記憶部105 、該当のキー202aを表すキー情報を記憶する

 続いて、ソフトウェアキーボード制御部1 03Dは、キー202aごとに、表示位置を表す座標 報と、表示サイズを表すサイズ情報とを、 示制御部104に渡す。

 続いて、ステップ1204で、表示制御部104は 、各キー202aの表示を、キーごとの座標情報 よびサイズ情報に基づいて変更する。

 また、ステップ1203において、選択候補と して選定されていると判定されたキー202aが る場合、ソフトウェアキーボード制御部103D 、該当するキー202aを強調表示するための強 調情報を生成する。

 続いて、ソフトウェアキーボード制御部1 03Dは、強調情報を、表示制御部104に提供する 。

 表示制御部104は、強調情報を受け付ける 、その強調情報に基づいて、選択されたキ 202aを強調表示する。

 この場合、選択キーの視認性を高めるこ ができる。

 上記の処理は、ユーザの指が移動される とに実行され、ソフトウェアキーボード202 表示はリアルタイムに変更される。

 上記ステップの動作中にユーザの指がデ スプレイ装置101に接触した場合は、第1実施 形態と同様の動作が実行される。

 すなわち、指が移動するにつれて、指の 辺のキーが大きく(拡大率が大きく)、遠方 キーが小さく(拡大率が小さく)なり、指を離 した時点で選択候補として選定されていたキ ーが選択されて入力される。

 本実施形態によれば、制御部106Dは、接近 検出装置901が検出した、指とディスプレイ装 置101との距離に応じて、複数のキーの表示サ イズを制御する。

 このため、ユーザは、指とディスプレイ 置101との距離を視覚的に把握できるように る。

 また、ソフトウェアキーボード制御部103D は、キー202aが指で選択候補として選定され いる状況が一定時間継続した場合、選択候 のキー202aに対応する文字が選択されて入力 れたものと確定し、キーボード入力を待っ いるアプリケーションソフトに、入力文字 渡してもよい。

 また、端末100Dが、図10に示した決定ボタ 107をさらに含み、複数のキー202aのいずれか が選択候補として選択されている状況で、決 定ボタン107が押下されると、ソフトウェアキ ーボード制御部103Dは、選択候補のキー202aに 応する文字が選択されて入力されたものと 定し、キーボード入力を待っているアプリ ーションソフトに、入力文字を渡してもよ 。

 特に、これらの入力決定方法が本実施形 に組み合わせられると、ユーザは、指をタ チパネルに触れることなく、連続してキー 力を行うことが可能になる。このため、ユ ザは、タッチパネル装置102へのタッチによ てタッチパネル装置102に傷および汚れを与 ることなく、端末100Dを操作することが可能 になる。

 一方、指を静止させることで入力を決定 る方法は、指の静止時間が必要なため、連 して入力しようとすると時間がかかってし う点が問題として残る。また、ユーザが一 指を休めただけでも入力と判定されてしま ため、誤入力が発生しやすい。

 この点を解決するために決定キーを配す ことで入力を決定する方法を採ると、ハー ウェア的に決定キーを実装する必要がある め、端末デバイスの形状やデザインに影響 出てしまう。

 この問題を解決することが可能な本発明 第6実施形態を説明する。

 (第6実施形態)
 図13は、本発明の第6実施形態の端末100Eを示 したブロック図である。なお、図13において 図11に示したものと同一のものには同一符 を付してある。

 第6実施形態では、第5実施形態に、ボタ を押すジェスチャーを検知して入力を決定 る機能が追加されることにより、上記問題 解決することが可能になる。

 以下、第6実施形態について、第5実施形 と異なる点を中心に説明する。

 第6実施形態では、図11に示したソフトウ アキーボード制御部103Dの代わりに、ソフト ウェアキーボード制御部103Eが用いられる。

 ソフトウェアキーボード制御部103Eとソフ トウェアキーボード制御部103Dは、キー入力 決定方法のみが異なる。

 ユーザが、ディスプレイ装置101に指を近 けると、第5実施形態で述べたようにソフト ウェアキーボード202のレイアウトが変更され る。

 このとき、複数のキー202aのいずれかが選 択候補として選定されている状況で、ユーザ が空中で指を一瞬ディスプレイ装置101に近づ けてから遠ざけると、接近検出装置901は、指 とディスプレイ装置101が近づいたときの両者 の距離と、両者が離れたときの両者の距離と を、ソフトウェアキーボード制御部103Eに渡 。

 ソフトウェアキーボード制御部103Eは、所 定時間のうちに、指とディスプレイ装置101が 近づいたときの両者の距離と、両者が離れた ときの両者の距離とを受け付けると、選択候 補のキー202aに対応する文字が選択されて入 されたものと確定し、キーボード入力を待 ているアプリケーションソフトに、入力文 を渡す。

 本実施形態によれば、制御部106Eは、接近 検出装置901によって検出された指とディスプ レイ装置101との距離に基づいて、一定時間内 に、指がディスプレイ装置101に接近した後に 離れたことを検出した場合、ディスプレイ装 置101上の指示された位置に存在するキーが選 択されたと判定する。

 このため、誤入力を減らしつつ、ユーザ 、タッチパネル装置102から指を離さずスム ズに文字入力を行うことができる。

 指の押下の判定については、例えば0.5秒 内に5mm以上の上下動があった場合に、ソフ ウェアキーボード制御部103Eは、指の押下と 判定するなど、時間と距離に一定の閾値を定 めることで、ソフトウェアキーボード制御部 103Eが指の押下を判定する。

 なお、端末100Eは、例えば、CD-ROM、ハード ディスクまたはメモリに記録されたプログラ ムに従って動作するコンピュータによって実 現されてもよい。この場合、このコンピュー タは、そのプログラムを記録媒体から読み取 り実行することによって、ディスプレイ装置 101、タッチパネル装置102、接近検出装置901、 および、制御部106Eとして機能する。

 また、制御部106Eは、ディスプレイ装置101 、タッチパネル装置102、および、接近検出装 置901と接続されたコンピュータによって実現 されてもよい。この場合、このコンピュータ は、CD-ROM、ハードディスクまたはメモリに記 録されたプログラムに従って動作する。さら に言えば、このコンピュータは、そのプログ ラムを記録媒体から読み取り実行することに よって、制御部106Eとして機能する。

 上記各実施形態においては、ソフトウェ キーをタッチしてからキーの表示を変更す までの全ての処理を、端末が行っている。

 携帯端末においては、通信技術の発展や 端末セキュリティの要求などから、シンク イアント化の必要性が論じられている。シ クライアント化により、携帯端末は随時サ バと通信を行うようになり、これまで端末 で行っていた多くの処理はサーバ側で処理 れるようになる。以下、本発明の第7実施形 態であるシンクライアント化された端末にお ける動作例を説明する。

 (第7実施形態)
 図14は、本発明の第7実施形態の端末100Fを示 したブロック図である。なお、図14において 図1に示したものと同一のものには同一符号 を付してある。

 第7実施形態では、第1実施形態の一部の 能がサーバ108上で動作する。端末100Fは、通 部109を用いて、サーバ108が持つ通信部110と 信する。

 通信部109および通信部110は、一般的に通 手段と呼ぶことができる。

 通信部109と通信部110との間で使う通信技 としては、例えば、有線LAN(Local Area network) 、無線LAN、公衆電話網、携帯電話網、PHS(Perso nal Handy-phone Systems)、IrDA(Infrared Data Associatio n)、Bluetooth、シリアル通信等が想定される。

 しかしながら、通信部109と通信部110との の通信は、上記に限らず適宜変更可能であ 。

 通信部109は、タッチパネル装置102によっ 検出されたタッチ座標の情報を通信部110に 信する。

 ソフトウェアキーボード制御部103Fは、一 般的に形状制御手段と呼ぶことができる。

 ソフトウェアキーボード制御部103Fは、通 信部110の出力に基づいて、ソフトウェアキー ボードの表示を制御するための計算を行う。 なお、この計算手法は、第1実施形態または 2実施形態と同様である。

 ソフトウェアキーボード制御部103Fは、計 算したソフトウェアキーボードの表示情報を 通信部110に入力する。

 サーバ108は、例えば、CD-ROM、ハードディ クまたはメモリに記録されたプログラムに って動作するコンピュータによって実現さ てもよい。この場合、このコンピュータは そのプログラムを記録媒体から読み取り実 することによって、通信部110、および、制 部111として機能する。なお、制御部111は、 般的に制御手段と呼ぶことができる。

 [動作の説明]
 図15は、ユーザがタッチパネル装置102に触 たときの端末100Fの動作を説明するためのフ ーチャートである。

 ユーザが、ディスプレイ装置101に触れる 、ステップ1501で、タッチパネル装置102は、 ユーザにてタッチされた位置の座標を検出す る。

 タッチパネル装置102は、タッチ座標を示 タッチ座標情報を、通信部109に提供する。

 続いて、ステップ1502で、通信部109は、タ ッチ座標情報を、サーバ108内の通信部110に提 供する。

 サーバ108では、ソフトウェアキーボード 御部103Fが、提供された情報に応じてキーの 表示情報を計算する。ソフトウェアキーボー ド制御部103Fは、その計算結果を、通信部110 ら通信部109に送信する。

 続いて、ステップ1503では、通信部109は、 通信部110から提供されたキーの表示情報を受 信し、その表示情報を表示制御部104に提供す る。

 続いて、ステップ1504では、表示制御部104 は、各キーの表示を、キーごとの座標情報お よびサイズ情報に基づいて変更する。

 図16は、通信部109がサーバ108に対してタ チ座標情報を送信したときのサーバ108の動 を説明するためのフローチャートである。

 ステップ1601で、通信部110は、通信部109か ら提供されるタッチ座標情報を受信し、その タッチ座標情報を、ソフトウェアキーボード 制御部103Fに提供する。

 続いて、ステップ1602で、ソフトウェアキ ーボード制御部103Fは、タッチ座標情報にて されるタッチ座標が、ディスプレイ装置101 表示されているソフトウェアキーボード202 の座標であるかどうかを判定する。

 タッチ座標がソフトウェアキーボード202 に無ければ、ステップ1605で、ソフトウェア キーボード制御部103Fは、ソフトウェアキー ード202の表示の変更は不要と判定し、デフ ルトのキー表示情報を、通信部110を用いて 信部109に送信する。

 一方、タッチ座標がソフトウェアキーボ ド202上にある場合、ソフトウェアキーボー 制御部103Fは、ソフトウェアキーボード202の 表示を変更する必要があると判断する。

 タッチ座標がソフトウェアキーボード202 にある場合、ステップ1603で、ソフトウェア キーボード制御部103Fは、各キー202aの表示位 および表示サイズの計算を行う。なお、キ の表示位置および表示サイズの計算法は上 の実施形態に準ずる。

 続いて、ステップ1604で、ソフトウェアキ ーボード制御部103Fは、計算された各キーの 示位置および表示サイズ情報を、通信部110 用いて通信部109に送信する。

 このとき、各キーの表示位置およびサイ の変更を滑らかにアニメーションさせたり 選択されているキーの強調表示を行うこと できる点は実施形態1と同様である。

 選択キーの決定の処理に関しては、タッ パネル102から指が離れた座標の情報を、通 部109が、サーバ108が持つ通信部110に提供す ことで、タッチ時と同様に処理することが きる。

 また、実施形態3~6に関しても、タッチパ ル装置102のほかに決定ボタン107や接近検出 置901の入力情報を、通信部109が、サーバ108 提供することで、本実施形態と同様に、端 をシンクライアント化することが可能であ 。

 なお、各実施形態において、第1実施形態 と同様に、オブジェクトは、ソフトウェアキ ーボード内のキーに限らず適宜変更可能であ る。

 以上、各実施形態を参照して本願発明を 明したが、本願発明は上記各実施形態に限 されるものではない。本願発明の構成や詳 には、本願発明のスコープ内で当業者が理 し得る様々な変更をすることができる。

 この出願は、2007年11月28日に出願された 本出願特願2007-307526を基礎とする優先権を主 張し、その開示の全てをここに取り込む。