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Patent Searching and Data


Title:
INTERFACE SYSTEM FOR EDITING VIDEO DATA
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2009/020103
Kind Code:
A1
Abstract:
Provided is a user interface system which can facilitate dynamic data check and selection upon video data edition and can effectively perform video data edition. It is possible to execute a dynamic image reproduction in a thumbnail icon region by mouseovering thumbnail icons displayed on a display and symbolizing the dynamic image data. By performing double/single click, it is possible to perform zoom in and zoom out. Thus, it is possible to perform various displays when discarding and selecting dynamic image data, thereby facilitating the video data edition.

Inventors:
SUGIYAMA KOJI (JP)
SUGIYAMA RYUTARO (JP)
Application Number:
PCT/JP2008/063981
Publication Date:
February 12, 2009
Filing Date:
August 04, 2008
Export Citation:
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Assignee:
LOILO INC (JP)
SUGIYAMA KOJI (JP)
SUGIYAMA RYUTARO (JP)
International Classes:
H04N5/93; G11B20/10; G11B27/00; G11B27/034; G11B27/10; G11B27/34; H04N5/91
Domestic Patent References:
WO2004104807A12004-12-02
Foreign References:
JP2006287596A2006-10-19
JP2001236050A2001-08-31
JP2004364222A2004-12-24
Other References:
None
Attorney, Agent or Firm:
KAWAGUCHI, Yoshiyuki et al. (4-10 Higashi Nihonbashi 3-chome, Chuo-k, Tokyo 04, JP)
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Claims:
 コンピュータを用いて映像データを編集するためのインターフェースシステムであって、
 前記コンピュータの中央処理装置が、少なくともそれぞれが一つの動画ファイルから生成された静止画からなるサムネイルアイコンを画面上に複数個配置するステップと、
 補助入力装置の操作によって画面上の移動を制御されるカーソル位置が前記いずれかのサムネイルアイコン上にあるか否かを検出するステップと、
 前記カーソル位置が前記いずれかのサムネイルアイコン上にあることを検出したときに、当該サムネイルアイコンに対応した動画ファイルをサムネイルアイコン上で再生するステップと、
 からなるコンピュータを用いた映像データ編集のためのインターフェースシステム。
 前記カーソル位置が前記いずれかのサムネイルアイコン上にあることを検出するとともに、前記補助入力装置のボタン又はスイッチのクリック操作が行われたか否かを検出するステップと、
 前記サムネイルアイコン上のカーソル位置でのクリック操作を所定時間内に複数回検出したときに、当該サムネイルアイコン上での動画ファイルの再生領域を画面上で拡大するズームイン表示を行うステップと、
 前記カーソル位置がサムネイルアイコン以外のデスクトップ地画面上にあることを検出するとともに、前記補助入力装置のボタン又はスイッチのクリック操作が行われたか否かを検出するステップと、
 前記デスクトップ地画面上のカーソル位置でのクリック操作を所定時間内に複数回検出したときに、前記画面上で複数のサムネイルアイコンを縮小表示するズームアウト表示を行うステップと、
 からなる請求項1記載のコンピュータを用いた映像データ編集のためのインターフェースシステム。
 コンピュータを用いて映像データを編集するためのインターフェースシステムであって、
 前記コンピュータの中央処理装置が、少なくともそれぞれが一つの動画ファイルから生成された静止画からなるサムネイルアイコンを画面上に複数個配置するステップと、
 前記サムネイルアイコンとともに、画面上でのサムネイルアイコンの任意の集合の中核となるための1又は複数のマグネットアイコンを配置するステップと、
 補助入力装置によって画面上の移動を制御されるカーソル位置が前記いずれかのサムネイルアイコン上にあることを検出した後、前記補助入力装置のボタン又はスイッチのクリック操作が行われることにより当該サムネイルアイコンが前記カーソルの移動と同期して画面上を移動可能な状態となったことを検出するステップと、
 前記画面上でサムネイルアイコンを前記マグネットアイコンの方向に付勢移動させつつ、前記補助入力装置のボタン又はスイッチのクリック操作が解除されたことを検出するステップと、
 前記クリック操作の解除によって、前記画面上のサムネイルアイコンを前記マグネットアイコンに吸着させるように画面上を移動させるステップと、
 からなるコンピュータを用いた映像データ編集のためのインターフェースシステム。
 コンピュータを用いて画面上に配置され、ファイルを象徴するオブジェクトを画面上を移動させて編集するための編集支援インターフェースシステムであって、
 前記コンピュータの中央処理装置が、補助入力装置の指示入力によって少なくとも画面上で被移動対象となる第1のオブジェクトを指定するステップと、
 画面上に存在し移動先候補となる複数の第2のオブジェクトを認識するステップと、
 前記複数の第2のオブジェクト毎に前記第1のオブジェクトの画面上の位置から方向を示唆するシンボル画像をそれぞれ前記第1のオブジェクトの近傍に配置するステップとからなるコンピュータを用いたファイル編集のための編集支援インターフェースシステム。
 前記シンボル画像は、前記第2のオブジェクト毎に第1のオブジェクトの画面上の位置から方向と距離を示唆するシンボル画像である請求項4記載のコンピュータを用いたファイル編集のための編集支援インターフェースシステム。
Description:
映像データ編集のためのインタ フェースシステム

 本発明は、動画、画像等の映像データを 集する際に用いられる映像データ編集ソフ ウエアのユーザーインターフェースに関す 。

 パーソナルコンピュータで用いられる動 編集ソフトウエアでは、ハードディスク等 媒体に記憶された動画データファイルを読 出して、不要な部分を削除し、エフェクト の画像効果を付加して、タイムライン上で 画データの再生順を決定し、新たな動画フ イルとして書き出す作業を行うものが一般 であった。

 すなわち、映像データの編集作業では、 数の動画データファイルを扱うことになり これらの動画データを画面上で選択する作 が必須となる。

 この場合、エクスプローラ(登録商標)の うなファイルの名称のみがリスト化された のでは個々の動画データファイルの内容が 握しづらい問題があった。

 この点、個々の動画データファイルからサ ネイル画像を生成して選択可能な状態のア コンとして画面上に表示することも可能で るがサムネイル画像自体も静止画であり、 ーザー(オペレータ)の動画データファイル 再生状態で受けるイメージを想像して当該 ァイルを選択したいという意図に叶うもの はなかった。

特開2004-133932号公報

 本発明は、映像データを編集する際に、 々の動画データの確認と選択を容易にして 映像データ編集を効率的に行うことのでき ユーザーインターフェースシステムを提供 ることを技術的課題とする。

 前記課題を解決するために、本発明では 以下の手段を採用した。

 本発明の第1は、コンピュータを用いて映 像データを編集するためのインターフェース システムであって、前記コンピュータの中央 処理装置が、少なくともそれぞれが一つの動 画ファイルから生成された静止画からなるサ ムネイルアイコンを画面上に複数個配置する ステップと、補助入力装置の操作によって画 面上の移動を制御されるカーソル位置が前記 いずれかのサムネイルアイコン上にあるか否 かを検出するステップと、前記カーソル位置 が前記いずれかのサムネイルアイコン上にあ ることを検出したときに、当該サムネイルア イコンに対応した動画ファイルをサムネイル アイコン上で再生するステップと、からなる コンピュータを用いた映像データ編集のため のインターフェースシステムである。

 これによれば、デスクトップ画面上に配 されたサムネイルアイコンにマウスカーソ が配置されたとき(マウスオーバー状態)に 該サムネイル上で動画が再生されるため、 画内容の把握がきわめて容易になり、動画 ータファイルの取捨選択が容易となる結果 映像データの編集を効率化することができ 。

 本発明の第2は、カーソル位置が前記いずれ かのサムネイルアイコン上にあることを検出 するとともに、前記補助入力装置のボタン又 はスイッチのクリック操作が行われたか否
かを検出するステップと、前記サムネイルア イコン上のカーソル位置でのクリック操作を 検出したときに、当該サムネイルアイコン上 での動画ファイルの再生領域を画面上で拡大 するズームイン表示を行うステップと、前記 カーソル位置がサムネイルアイコン以外のデ スクトップ地画面上にあることを検出すると ともに、前記補助入力装置のボタン又はスイ ッチのクリック操作が行われたか否かを検出 するステップと、
 前記デスクトップ地画面上のカーソル位置 のクリック操作を所定時間内に複数回検出 たときに、前記画面上で複数のサムネイル イコンを縮小表示するズームアウト表示を うステップと、からなるコンピュータを用 た映像データ編集のためのインターフェー システムである。

 これによれば、サムネイル上の動画再生 けでは確認がしづらい場合、たとえば同種 動画のサムネイルアイコンが多数配置され いるような場合、動画が再生されている状 のサムネイルアイコン上にカーソルを配置 てマウスによるクリック操作を行うことで 該サムネイルアイコン上の動画再生領域を 面上で拡大する(ズームイン)ことで動画内 を把握しやすくなる。また、デスクトップ 画面上にカーソルを移動してこの位置でク ックすることにより、前述の画面上で複数 サムネイルアイコンの表示が可能なように 記動画再生領域をズームアウトさせて元の 態に復帰させることができる。

 このように、サムネイルアイコンの領域 けでは動画内容が把握しにくい場合にズー イン・ズームアウトが簡単な操作で可能と たことにより、映像データの編集をさらに 率化することができる。

 本発明の第3は、コンピュータを用いて映 像データを編集するためのインターフェース システムであって、前記コンピュータの中央 処理装置が、少なくともそれぞれが一つの動 画ファイルから生成された静止画からなるサ ムネイルアイコンを画面上に複数個配置する ステップと、前記サムネイルアイコンととも に、画面上でのサムネイルアイコンの任意の 集合の中核となるための1又は複数のマグネ トアイコンを配置するステップと、補助入 装置によって画面上の移動を制御されるカ ソル位置が前記いずれかのサムネイルアイ ン上にあることを検出した後、前記補助入 装置のボタン又はスイッチのクリック操作 行われることにより当該サムネイルアイコ が前記カーソルの移動と同期して画面上を 動可能な状態となったことを検出するステ プと、前記画面上でサムネイルアイコンを 記マグネットアイコンの方向に付勢移動さ つつ、前記補助入力装置のボタン又はスイ チのクリック操作が解除されたことを検出 るステップと、前記クリック操作の解除に って、前記画面上のサムネイルアイコンを 記マグネットアイコンに吸着させるように 面上を移動させるステップと、からなるコ ピュータを用いた映像データ編集のための ンターフェースシステムである。

 ここで、画面上のたとえば左上方にはマ ネットアイコンが表示されており、特定の ムネイルアイコンをマウス操作でドラッグ たまま画面の左上方向に向けて加勢して瞬 に移動してドラッグを解除することによっ (スラッシュ)、当該サムネイルアイコンは 面上を飛ぶように移動して前記マグネット イコンに吸着されるように動的に表示され 。このようなドラッグ・アンド・スラッシ によりマグネットアイコンを中心に複数の ムネイルアイコンを集めることによって、 種の動画データファイルや連動する動画デ タファイルのデスクトップ上での整理が容 となり、動画データファイルの取捨選択が 易となる結果、映像データ編集を効率化す ことができる。

 本発明の第4は、コンピュータを用いて画 面上に配置され、ファイルを象徴するオブジ ェクトを画面上を移動させて編集するための 編集支援インターフェースシステムであって 、前記コンピュータの中央処理装置が、補助 入力装置の指示入力によって少なくとも画面 上で被移動対象となる第1のオブジェクトを 定するステップと、画面上に存在し移動先 補となる複数の第2のオブジェクトを認識す ステップと、前記複数の第2のオブジェクト 毎に前記第1のオブジェクトの画面上の位置 ら方向を示唆するシンボル画像をそれぞれ 記第1のオブジェクトの近傍に配置するステ プとからなるコンピュータを用いたファイ 編集のための編集支援インターフェースシ テムである。

 ここで、ファイルを象徴するオブジェク (第1のオブジェクト)とは、たとえば動画の ムネイルアイコンであり、このサムネイル マウスでドラッグして所定方向に移動させ ときに、移動先の候補として画面上のどの 置に第2オブジェクトが配置されているかを 視覚的に認識するためにシンボル画像(たと ばハート形や矢印形等)を提案するものであ 。具体的には、第1のオブジェクトをマウス でドラッグしたときに、その第1のオブジェ トの近傍(周辺)にハート形のシンボル画像が 表示され、そのハート形の開いた方向の延長 上に第2のオブジェクトが存在しているよう 場合である。このようなシンボル画像の表 によって、移動先の方向を的確に把握する とができる。

 さらに、第4の発明は、前記シンボル画像 として、前記第2のオブジェクト毎に第1のオ ジェクトの画面上の位置から方向と距離を 唆するシンボル画像としたものである。こ ように、シンボル画像は方向のみでなく距 も示唆することによって、ユーザは目的の ブジェクト(第2のオブジェクト)に対して、 の程度移動させればよいかが把握できる。 り具体的には、前述の例では、第1のオブジ ェクトを中心としてその周辺にそれぞれ第2 オブジェクトに比例した距離でシンボル画 (ハート形)を配置する場合がこれにあたる。

 本発明によれば、映像データを編集する に、個々の動画データの確認と選択を容易 して、映像データの編集を効率化すること できる。

本発明のコンピュータのハードウエア 成を示す図 実施例1のディスプレイ装置に表示され るサムネイルアイコンの表示状態を示した図 実施例1のズームイン・ズームアウトを 示す図 実施例1のドラッグ・アンド・スラッシ ュ操作を示す図 実施例1のサムネイルアイコンでの動画 再生の際の編集用アイコンの表示状態を示す 図 実施例1のエフェクトモードを示す図(1) 実施例1のタイムラインモードを示す図 実施例1のエフェクトモードを示す図(2) 実施例2の再生範囲表示バーを説明する 図 実施例2のタイムラインバーの説明図(1 ) 実施例2のタイムラインバーの説明図(2 ) 実施例2のタイムラインバーの説明図(3 ) 実施例2のタイムラインバーの説明図(4 ) 実施例2のタイムラインバーの説明図(5 ) 実施例2のタイムラインバーの説明図(6 ) 実施例2のタイムラインバーの説明図(7 ) 実施例2のタイムラインバーの説明図(8 ) 実施例2のタイムラインバーの説明図(9 ) 実施例2のタイムラインバーの説明図(1 0) 実施例2のタイムラインバーの説明図(1 1) 実施例2のスケッチ機能の説明図(1) 実施例2のスケッチ機能の説明図(2) 実施例2の選択機能の説明図 実施例2のエフェクトタイムラインバ の説明図(1) 実施例2のエフェクトタイムラインバ の説明図(2) 実施例2のタイムラインバー最小化の 明図 実施例2のタイムラインウィンドウの ピー機能の説明図 実施例2のマグネットバーの説明図(1) 実施例2のマグネットバーの説明図(2) 実施例2のマグネットバーの説明図(3) 実施例2のマグネットバーの説明図(4) 実施例2のマグネットバーの説明図(5) 実施例2のマグネットバーの説明図(6) 実施例2のマグネットバーの説明図(7) 実施例2のマグネットバーの説明図(8) 実施例2のマグネットバーの説明図(9) 実施例2のマグネットバーの説明図(10) 実施例2のマグネットバーの説明図(11) 実施例2のマグネットバーの説明図(12) 実施例2のマグネットバーの説明図(13) 実施例2のマグネットバーの説明図(14) 実施例2のマグネットバーの説明図(15) 実施例2のスケッチ選択機能の説明図(1 ) 実施例2のスケッチ選択機能の説明図(2 ) 実施例2の手書きエフェクト機能の説 図 実施例2の全画面表示機能の説明図(1) 実施例2の全画面表示機能の説明図(2) 実施例2のズームイン機能の説明図(1) 実施例2のズームアウト機能の説明図(2 ) 実施例2のサムネイルアイコンのマグ ットバーへの吸着動作を示す説明  図 実施例2のサムネイルアイコンのコピ 機能の説明図 実施例2のタイムラインウィンドウの 明図 実施例2のサムネイルアイコン編集モ ド画面の説明図 実施例2のマグネットバーの説明図(16)

符号の説明

CPU 中央処理装置
MM メインメモリ
BUS バス
HD ハードディスク装置
DISP ディスプレイ装置
MOU マウス
KBD キーボード

<実施例1>
 本発明の実施形態を図を用いて説明する。

 図1は、本実施形態のハードウエア構成を 示すブロック図である。

 本実施形態において、ユーザーインター ェースは映像データ編集プログラムの一部 して採用されており、当該プログラムはパ ソナルコンピュータのハードディスク装置( HD)内にインストールされている。

 パーソナルコンピュータは、中央処理装 (CPU)、グラフィック処理装置(GPU)およびメイ ンメモリ(MM)を中心に、バス(BUS)で接続された 大規模記憶装置としてのハードディスク装置 (HD)、入力装置としてのキーボード(KBD)、補助 入力装置としてのマウス(MOU)、出力装置とし のディスプレイ装置(DISP)を有している。

 ハードディスク装置(HD)内には、オペレー ティングシステム(OS)とともに、映像編集プ グラムがインストールされており、当該映 編集プログラムがバス(BUS)およびメインメモ リ(MM)を介して順次中央処理装置(CPU)に読み込 まれることによって、当該映像編集プログラ ムの機能が実現される。

 また、ハードディスク装置(HD)内には、前 記映像編集プログラムとともに、MOV、MPG、AVI 等の拡張子が付与された多数の動画データフ ァイルが格納されている。

 なお、図示は省略したが、前記パーソナ コンピュータは、ネットワークを介して多 の動画データを蓄積するマルチメディアサ バに接続されていてもよい。この場合、前 の動画データファイルは当該マルチメディ サーバに蓄積されており、この動画データ ァイルをネットワークを介して当該パーソ ルコンピュータにダウンロードしてディス レイ装置(DISP)でサムネイルアイコンとして 示してもよい。

 さらに、映像編集プログラムは、ネット ークを介して接続されているASPサーバに登 されていてもよい。

 本実施形態の特徴は、前記映像編集プロ ラムの実行にともなって、前述の複数の動 データがハードディスク装置(HD)又はマルチ メディアサーバから読み出されてサムネイル アイコンが生成され、当該サムネイルアイコ ンがディスプレイ装置(DISP)の画面上に表示さ れる際に有効な技術である。

 図2は、本実施形態のディスプレイ装置(DI SP)に表示される画面を示したものである。

 ハードディスク装置(HD)内の映像編集プロ グラムがバス(BUS)およびメインメモリ(MM)を介 して中央処理装置(CPU)に読み込まれると、当 映像編集プログラムは、当該ハードディス 装置(HD)内に格納された動画データからサム ネイルアイコンを生成し、当該サムネイルア イコンをマトリクス状に配置して表示する。

 また、動画データは、中央処理装置(CPU) 代わりに、グラフィック処理装置(GPU)におい てエフェクト処理がなされてディスプレイ装 置(DISP)またはハードディスク装置(HD)に出力 れるようになっている。このように、本実 形態では、動画データのエフェクト処理は ラフィック処理装置(GPU)で行われるため、高 速な処理が実現できるようになっている。

 ディスプレイ装置(DISP)に図2に示すように 、サムネイルアイコンが表示された状態で、 ユーザーはマウス(MOU)を操作して任意の複数 サムネイルアイコン上をマウスカーソルを 動可能な状態とする。このとき、マウスカ ソルの座標位置が中央処理装置(CPU)によっ 認識され、当該マウスカーソルがサムネイ アイコン上にあることを検出した場合には 中央処理装置(CPU)は当該サムネイルアイコン の属性から元の動画データファイルを読み出 してサムネイルアイコンの領域上で当該動画 データを再生表示する。

 このようにサムネイルアイコン上でマウ オーバーすることによって、当該サムネイ アイコンが代表する動画データを再生させ ことができ、実際の動画を参照することに って、当該動画データを採用すべきか否か 判断が容易となる。

 図3は、ディスプレイ画面上におけるサム ネイルアイコンのズームイン・ズームアウト 機能を説明するための図である。

 ここでは中央処理装置(CPU)は、マウスカ ソルの位置がいずれのサムネイルアイコン にあるかを認識し、当該位置でのマウスの ボタンのシングルクリック操作が認識され と、ズームイン動作が実行され、当該サム イルアイコンの領域で再生された動画がデ スプレイ画面上で次第に拡大されて表示さ る。

 このように、ズームイン機能を用いるこ によって、サムネイルアイコンでの動画再 だけでは把握しづらい動画内容を確認しや くし、これによって動画データの取捨選択 容易に行えるようになる。

 また、前記マウスカーソル位置がサムネ ルアイコン以外のデスクトップ地画面上に ることを検出して、この位置でマウス(MOU) シングルクリック動作が行われたときには 前記ディスプレイ画面上で再度より多くの ムネイルアイコンが表示されるように、ズ ムアウト表示がなされ図2に示した状態に復 する。

 このようなズームイン・ズームアウト機 により、サムネイル上の動画再生だけでは 認がしづらい場合、たとえば同種の動画の ムネイルアイコン(図2で示すような炎のゆ めく動画データのサムネイルアイコン)が多 配置されているような場合、動画再生がな れている状態のサムネイルアイコン上にマ スカーソルをもっていきシングルクリック 行うことで当該サムネイルアイコン上の動 再生領域を画面上で拡大する(ズームイン) とができ、動画内容の把握を容易にするこ ができる。

 また、デスクトップ地画面上(サムネイル アイコンが配置されている以外の画面領域) カーソルを移動してこの位置でシングルク ックすることにより、前述の画面上で複数 サムネイルアイコンの表示が可能なように 記動画再生領域をズームアウトさせて元の 態に復帰させることができる。

 このように、サムネイルアイコンの領域 けでは動画内容が把握しにくい場合にズー イン・ズームアウトが簡単な操作で可能と たことにより、映像データの編集をさらに 率化することができる。

 なお、ズームイン・ズームアウト動作は ウス(MOU)の左ボタンのクリック操作によっ 実現される場合で説明したがホイールマウ (MOU)の場合のホイールダイヤルの回転操作で ズームイン・ズームアウト動作を制御しても よい。

 また、ズームインした際に、編集モード 切り替えられるようになっていてもよい。 の編集モードとは、当該動画データの不要 分を削除したり、特定のエフェクトを付加 る編集を意味する。編集モードでは単一の 画のみを扱うため、ディスプレイ画面上で のサムネイルアイコンがシングルクリック れるとそのクリックされたサムネイルアイ ンにズームインして当該動画データの編集 ードに遷移してもよい。このような動作を うことにより、サムネイルアイコンのクリ ク操作で動画データ間を移動してもよい。

 図4は、本実施形態の特徴の一つである「 ドラッグ・アンド・スラッシュ」機能につい て説明するための図である。

 同図に示すように、ディスプレイ画面上 右方には複数のサムネイルアイコン(以下、 「サムネイルアイコン群」という)が配置さ ている。そして、左上には第1のマグネット イコン(「MUST」と表示)、左下には第2のマグ ネットアイコン(「インパクト」と表示)が配 されている。これらのマグネットアイコン 特定の動画データを仕分けするためのイン ックスとなる語を表示するためのものであ 。たとえば、「MUST」は必須の動画データの 集合を象徴しており、「インパクト」はイン パクトのある動画データの集合を象徴してい る。両マグネットアイコンの周囲には円上に 吸着領域が設けられている。この吸着領域の 機能については後述する。

 ここでサムネイルアイコンは、マウス(MOU )の左クリックでドラッグすることによって 画面上のいずれの位置にでも移動させるこ ができる。このとき、サムネイルアイコン からいずれかのサムネイルアイコン上にマ スカーソルを移動させてドラッグして当該 ムネイルアイコンをマグネットアイコン「MU ST」に向けて勢いを付けて移動させ、すぐに ラッグを解除することによって(ドラッグ・ アンド・スラッシュ操作)、当該サムネイル イコンは、マグネットアイコン「MUST」の方 に飛んで行くようにして移動する。このと 、ドラッグした状態でのマウスカーソルの 速度と抵抗パラメータを設定することによ て、当該サムネイルアイコンはディスプレ 画面上を次第に速度を落としながら移動す 。そして、当該サムネイルアイコンが前述 マグネットアイコン「MUST」の吸着領域に入 ると、その中心にあるマグネットアイコン「 MUST」に吸着するように移動して当該マグネ トアイコン「MUST」の近接位置で停止する。

 このように、マウス(MOU)のドラッグ・ア ド・スラッシュ動作と、マグネットアイコ の吸着機能を組み合わせることによって、 ムネイルアイコン群から任意のサムネイル イコンを分別してその中から映像データ編 における採用候補の動画データとして集め おくことができる。

 図5は、マウスオーバー(画面上でマウス ーソルがサムネイルアイコン上に配置され 状態)でシングルクリックすることによって 編集モードに移行した状態を示している。

 同図に示す動画編集モードでは、カット 集コントローラが表示される。このカット 集コントローラは、IN点指示ボタン、コマ し/70%逆再生ボタン、再生/ポーズボタン、コ マ送り/70%再生ボタン、OUT点指示ボタン、コ ーボタンからなり、これらのボタンをクリ クすることによって動画データを適宜カッ 編集することが可能となる。

 図6は、エフェクトモードについて説明す るためのディスプレイ画面の表示状態を示し たものである。

 このエフェクトモードは、単一の動画デー (単一のサムネイルアイコン)に対するエフ クトと、複数の動画データ(複数のサムネイ アイコン)に対するエフェクトとでは機能が 異なるため分けて説明する。
(単一の動画データの場合)
 前述の編集モードにおいて、常設のエフェ トボタン(B)に対してマウスオーバーするこ によって、サムネイルアイコンにエフェク 処理が仮追加される。この状態で前記エフ クトボタン(B)をシングルクリックすること よって、サムネイルに対してエフェクトを 加するエフェクトモードに遷移する。この フェクトモードでは、エフェクトウィンド (図6の左側に示すウィンドウ(C)および(D)部 )が開く。

 このとき、ボタン(A)を押すことによって 前記エフェクトウィンドウ(C)および(D)は表 /非表示状態となる。

 ウィンドウ(C)において、適用されるエフ クトが表示可能となっている。また、ウィ ドウ(D)には、エフェクトプロパティが表示 れるようになっている。このエフェクトプ パティチェックボタン(E)を押すことによっ 、エフェクト(たとえばアニメーションエフ ェクト)が選択されて、アイコン(F)として表 される。

 アイコン(F)を操作することによってウィン ウ(G)中にアニメーションカーブが表示され 。ここではシングルクリック操作でキーフ ームを打ち、右クリックでペジエ曲線が表 されるようになっている。
(複数の動画データの場合)
 前述の編集モードにおいて、常設のエフェ トボタン(B)に対してマウスオーバーするこ によって、サムネイルアイコンにエフェク 処理が仮追加される。この状態で前記エフ クトボタン(B)をダブルクリックすることに って、サムネイルに対してエフェクトを追 するエフェクトモードに遷移する。

 エフェクトウィンドウ(図8のウィンドウ(S )および(U)が表示され、このとき、タイムラ ン自体が半透明になりアニメーションカー 表が上面に出現する。

 ここで、ボタン(R)を押すことによって、 フェクトウィンドウは表示/非表示状態とな る。

 エフェクトウィンドウ(S)において、ウィ ドウ(T)にはエフェクトコントロールプロパ ィが表示される。

 このウィンドウ(T)のチェックボックスを すことによって、エフェクトウィンドウ中 アニメーションエフェクトボタン(V)が表示 れる。このボタン(V)を押すと、エフェクト ィンドウ(W)中にアニメーションカーブが表 される。

 サムネイルアイコンに常設されたタイム イン作成ボタンをクリックすると、新規タ ムラインサムネイルが出現する。このタイ ラインサムネイルをドラッグ・アンド・ド ップ操作、または前述のドラッグ・アンド スラッシュ操作を行うことにより、図7に示 すタイムラインルーラーへ吸着される。この タイムラインサムネイルにおいても、さらに 別の動画データをドラッグ・アンド・ドロッ プ操作で重ね合わせることによって、同様に 動画データを追加することができる。そして 、このタイムラインサムネイルにおいても、 マウスオーバーすることによって動画データ が再生される。

 ここで、タイムラインサムネイルをシン ルクリックすると編集モードに移行する。 の編集モードではタイムラインウインドウ( H)が開かれる(図7参照)。このとき、ボタン(I) 操作することによって、タイムライン編集 ードを終了し、タイムラインサムネイルに 帰する。また、このタイムラインサムネイ においても、マウスオーバー操作によって 図5で説明したカット編集コントローラが表 示されカット編集が可能となる。

 前述のタイムラインウィンドウ(H)に対し さらに別のサムネイルアイコンまたはタイ ラインサムネイルをドラッグ・アンド・ド ップ操作することによってタイムラインバ が表示される。このとき図7のボタン(K)を押 すと、連番コマ表示(M)、または先頭・最後フ レームのみのサムネイルウインドウが表示さ れる。このとき、ボタン(L)を押すことによっ て、エフェクトモードが表示/非表示となり 連番コマ表示(M)は、半透明表示(N)となる。

 また、タイムラインウィンドウに表示さ るタイムラインバーは、バーの左端または 端をドラッグすることによって、動画のイ 、アウト点を変更することができる。

 タイムラインバーは、グループ化するこ も可能である。すなわち、複数のサムネイ アイコンを選択した状態で、右クリックで 示されるメニューグループ化ボタンを指定 ることによって、サムネイルアイコンをグ ープ化することができる(グループ化表示ウ ィンドウ(O))。このグループ化表示において 示されているボタン(P)を押すことによって 縮小表示がなされ、一方ボタン(Q)を押すこ によって、グループ全体にかけるエフェク モードの表示/非表示が制御できるようにな ている。そして、グループ化表示ウィンド (O)をタイムラインバーの領域外にドラッグ アンド・ドロップ操作することによって、 該グループ化表示ウィンドウ(O)はタイムラ ンウィンドウとなる。なお、タイムライン ィンドウの左端に表示されたボタン(J)を押 と、前述のエフェクトモードに移行するこ ができる。

 <実施例2>
 本実施例2では、本発明の映像編集プログラ ムにおいて、実施例1をさらに改良した特徴 なユーザーインタフェースについて図を用 て説明する。
(タイムラインウィンドウとタイムラインバ )
 本実施例では、図52に示すユーザインター ェースを有している。このインターフェー では、タイムスケールが設けられたタイム インバーを中心に、その上部に配置された イムラインサムネイルウィンドウ(図53に詳 に表示されている)と、下部のタイムライン ィンドウ(編集領域)とを有している。そし タイムラインバー上には、解像度指定メニ ーボックス、音量調節バー、inポイントボタ ン、スロー巻き戻し・コマ戻しボタン、再生 ・ポーズボタン、スロー早送り・コマ送りボ タン、outポイントボタン等の動画の再生制御 のための操作ボタン等が配置されている。

 また、タイムスケールが設けられたタイ ラインウィンドウ自体には、inポイントとou tポイントとによって囲まれた再生範囲表示 ーが表示されている。さらに、再生時点を すシークバーが垂直方向に設けられている

 また、タイムラインウィンドウには、動 ファイルの再生時間の長さを示すタイムラ ンバーがファイル名とともに配置可能であ 、当該タイムラインバーはマウス操作によ て自由に伸張・縮小が可能となっている。 らに、このタイムラインウィンドウには複 の動画ファイルを重畳的に配置することが き、動画ファイルと動画ファイルの間には 映像効果が定義されたトランジッションア コンを配置することができる。このトラン ッションアイコンについては後述する。

 また、図11に示すように、タイムライン ィンドウの中にマウスカーソルが配置され いる場合において、当該マウスの上下動ま はホイールの前方回転または後方回転によ て、タイムスケールを拡大・縮小すること できる。たとえば、図11に示すように、タイ ムラインウィンドウ中に3つのタイムライン ーが配置されている場合、先頭(左側)のタイ ムラインバーの最先位置と、最後(右側)のタ ムラインバーの最後位置はタイムラインウ ンドウからはみ出してしまっているが、マ スをクリックした状態で上方向(下方向でも よい)に移動させることによって、タイムラ ンウィンドウが縮小されて(タイムスケール 縮小され)3つのタイムラインバーの全体が イムラインウィンドウ中に収まる。

 また、図12に示すように、タイムライン ィンドウ中で、タイムラインバーの存在し い箇所にマウスカーソルを配置してクリッ することによって、タイムラインウィンド 中に配置された全てのタイムラインバーを イムラインウィンドウ中に表示できる大き までタイムスケールが調整(拡大・縮小)され る。

 さらに、図13に示すように、タイムライ ウィンドウ中で、タイムラインバーの存在 ない箇所にマウスカーソルを配置してクリ ク状態を維持して左右に移動(ドラッグ)する ことによって、タイムスケールが左右にスラ イド移動する。

 また、図14に示すように、タイムライン ィンドウ中で、タイムラインバーがウィン ウ中の端方向に配置されているときに当該 イムラインバー上にマウスカーソルを配置 てクリックすることによって、そのタイム インバーがタイムラインウィンドウの中央 配置され、当該タイムラインバーが収容さ るタイムスケールに縮小・拡大される。

 また、図15に示すように、タイムライン ーをクリックすると、その両端にinボタンと outボタンが表示され、このボタン上にマウス カーソルを配置してドラッグすることによっ て、動画の開始時間と終了時間を変更可能と なっている。ここで、図16に示すように、in タンまたはoutボタンをドラッグしてタイム インバーを移動する場合、同図右図に示す うに、当該inボタンまたはoutボタンは、他の タイムラインバーの端部位置に時間的に揃う ように配置される。このときタイムラインバ ーはこのようなスナップ動作が機能している ことを視覚的にユーザに示すために色が変化 する(たとば通常は黒色のタイムバーが、黄 に変化する等)。

 タイムラインウィンドウには、動画を象 するサムネイルアイコンがドラッグ・アン ・ドロップ操作によって配置可能であるが そのときに図17に示すように、その時点で タイムラインウィンドウに表示しきれない さの動画である場合、タイムスケールその のが自動調整(拡大・縮小)されて、タイムラ インウィンドウ上での最適操作が可能となる 。

 タイムラインウィンドウのタイムスケー 上には最小化ボタンが配置されており(図26 照)、当該ボタン上にマウスカーソルを配置 してクリックすることによって、当該タイム ラインウィンドウは最小化されてサムネイル アイコンとして画面上に表示される。

 また、タイムラインウィンドウのタイム ケール上にはコピーボタンが配置されてお (図27)、同図右図に示すようにタイムライン ウィンドウそのものをコピーが可能となって いる。

 (コピー機能)
 タイムラインバーはコピーが可能であり、 18に示すように、inボタンまたはoutボタンと ともにコピーボタンが表示される状態として 、当該コピーボタンをクリックすることによ って、同一のタイムラインバーが当該タイム ラインウィンドウ中に配置される。

 なお、このコピー機能は、タイムライン ーに限られず後述のマグネットバーのコピ 、さらにはサムネイル自体のコピー(図51参 )も同様に可能となっている。

 (リンクコピー機能)
 また、タイムラインバーはリンクコピーが 能であり、図19に示すように、inボタンまた はoutボタンとともにリンクコピーボタンが表 示される状態として、当該リンクコピーボタ ンをクリックすることによって、同一のタイ ムラインバー(リンク表示)が当該タイムライ ウィンドウ中に配置される。図18はタイム インそのもの(動画データ)をコピー(複製)す のに対して、図19のリンクコピーは当該動 データのリンク情報だけをコピーするもの あり、同一のタイムラインを複製する場合 較べてデータ量を少なくして同じ再生効果 得ることができる。なおこのリンクコピー 能では、図20に示すように、コピー元のタイ ムラインバーが修正されると、タイムライン バーの開始位置以外の全ての情報もコピー元 と共有されることになる。たとえば、コピー 元のタイムラインバーにおいて再生時間が縮 小されるとリンクコピーの再生時間も縮小さ れることになる。

 (タイムライン選択機能)
 タイムラインウィンドウにおいて、マウス 右クリック、または左クリックを長押し状 にした後ドラッグ操作を行うと、タイムラ ンウィンドウ中にマウスカーソルによる描 (スケッチ)が可能となる(図21参照)。

 このスケッチ機能を用いて、複数のタイ ラインバー上をなぞると、当該スケッチに る描画線に接触したタイムラインバーが選 状態になる(図21右図)。また、タイムライン バーの選択は、描画線による囲い込み図形で 行ってもよい(図22参照)。

 また、任意のタイムラインバーをマウス ーソルで指定してクリックしてそれを長押 状態(所定秒数だけ押した状態を維持する操 作)とすることによって、クリックしたタイ ラインバーより後の時間に配置されている てのタイムラインバーを選択可能にしても い(図23参照)。

 なお、前述のスケッチ機能はタイムライ 選択時のみに限られず、図43および図44に示 すようにデスクトップ画面上に配置されたオ ブジェクトの選択にも用いることができる。

 (エフェクトタイムラインバー)
 エフェクトタイムラインバー(図24参照)は、 動画のエフェクト効果を象徴するタイムライ ンバーであり、タイムラインウィンドウの領 域外のデスクトップ上ではアイコン(エフェ トアイコン)として存在している。このよう エフェクトアイコンをマウスでドラッグ・ ンド・ドロップ操作してタイムラインウィ ドウ上に配置すると、エフェクト適用範囲 示すエフェクトタイムラインバーとして表 される。このエフェクトタイムラインバー 、この範囲にシークバーがあるときに再生 の動画像(映像)に対して所定のエフェクト( 像効果)が適用される。

 図17は、エフェクトとしてトランジッシ ンエフェクトを意味するトランジッション フェクトタイムラインバーを配置した例を しており、タイムラインバー同士が重なっ いる時間領域に自動的に配置されるように っている。このエフェクトタイムラインバ は、第1のタイムラインバーから第2のタイム ラインバーに再生が移行する際にエフェクト 効果が得られるようになっている。

 (再生範囲表示バー)
 再生範囲表示バーにマウスカーソルを配置 てダブルクリック操作を行うことによって 再生範囲表示バーの再生開始点は時間的に 先の位置にあるタイムラインバーの再生開 位置に揃うように調整され、再生範囲表示 ーの再生終了点は時間的に最後の位置にあ タイムラインバーの終了位置に揃うように 整される(図9の右図参照)。

 このように、再生範囲表示バーはその範 内にあるタイムラインバーに適合するよう 伸張・縮小される。

 この再生範囲表示バーのinボタンまたはou tボタンをドラッグして伸張・縮小すること よって動画の再生範囲を指定することがで る。そして、このin・outボタンをマウスオー バーすることによって、その再生範囲の長さ を数値で表示させることができるようになっ ている。

 この再生範囲表示バーはバーそのものを ラッグする(クリック状態を維持する)こと よって当該再生範囲表示バーをその長さの ま移動させることができる。

 (シークバー)
 シークバーは、図52に示すように、その時 (現在)の再生位置を示している。このシーク バーにマウスカーソルを重ね合わせると(マ スオーバー)、その時点の経過時間を数値で 示するようになっている。

 (マグネット機能)
 マグネットバーは図28に示すように、複数 動画サムネイルを一括管理するシンボル図 であり、その名の通り、サムネイル(動画サ ネイル)をその配下として吸着させた状態で 管理するものである。

 マグネットバーの右端に表示された矢印 タンをドラッグ操作することによって、マ ネットバーの長さを変更することができる これによって、縦方向に所定個数並んでい 動画サムネイルを、横方向に配置し直すこ ができる。

 また、マグネット毎にシーンや動画の種 等を意味する文字情報を表示することがで 、当該文字情報は変更可能である。またマ ネットバー毎に色を変化させることも可能 ある。その場合には、マグネットバーの左 に表示されている○ボタンをクリックする とによって当該マグネットバーの色を変更 ることができる。

 マグネットバーには、コピーボタンが表 されており(図30)、このコピーボタンをクリ ック操作することによって、当該マグネット バーをコピーすることができる。また、削除 ボタンも配置されておりマグネット自体の削 除も可能である。

 さらに、マグネットバーには鍵を象徴す 図形が表示されており(図30)、当該図形をク リックしてパスワードを入力した場合にのみ 当該マグネットバーに含まれる動画サムネイ ルが閲覧可能となるようにしてもよい。また マグネットバーの配下に配置された動画サム ネイル(サムネイルアイコン)は、マウスのド ッグ操作によってその配置位置を入れ替え ことが可能である(図31)。

 なお、マグネットバーは画面上で非表示( 閉じる)とすることも可能であり、図30の矢印 ボタンを左方向にドラッグすると配下のサム ネイルが縦方向に並んで表示された後に折り 畳まれるように非表示状態となる。

 またマグネットバー上には再生ウィンド が表示されるようになっており、マグネッ バーの下に配置された動画サムネイル(サム ネイルアイコン)が順次再生される(図32)。

 マグネットバー下の個々のサムネイルア コンの間にはトランジッションアイコンを 置することができ(図33)、再生される動画の 間にエフェクト効果を表示させることが可能 となっている。また、マグネットバー自体も コピー可能である(図34)。

 ここで、前述のタイムラインウィンドウ 、マグネットバーとの関係を示したものが 35である。同図でも明かなように、タイム インウィンドウもマグネットバーもともに 画の再生が可能である点では共通するが、 イムラインウィンドウが動画をタイムライ バーとして管理するのに対して、マグネッ バーは動画をサムネイルの状態のまま管理 る点が異なる。

 また、マグネットバーにはサムネイルア コンを吸着する領域が設けられており、図5 0に示すように、サムネイルアイコンを画面 でマウスで指定し、ドラッグ状態を維持し まま所定方向に勢いをつけて移動し開放す ことによって、当該サムネイルはデスクト プ画面上を滑るようにしてマグネットバー 吸着されていく。

 以上説明したように、機能は異なるもの 、マグネットバーとタイムラインバーとは くつかの共通機能を有しており(たとえばサ ムネイルの再生機能等)、サムネイルをドラ グ移動させてそのバーの特性に応じた編集 理を進めることができる。

 (行き先マグネット)
 次に、当該マグネットの特徴である「行き マグネット」について図36及び図54を用いて 説明する。

 ここで、行き先マグネットはマグネット ーの配置方向を指示するためのシンボルで り、サムネイルアイコンはこの行き先アイ ンによって指示されたマグネットバーに吸 される。たとえば、サムネイルアイコン(第 1のオブジェクト)をマウスカーソルで固定し 右クリックすると、画面上に散在する全て マグネットバー(第2のオブジェクト)に対応 た行き先マグネットが表示される。この状 でサムネイルアイコンをドラッグ状態のま 移動させて行き先マグネット上で開放する 、サムネイルアイコンはデスクトップ画面 を滑るように移動し、当該行き先アイコン 指示されたマグネットバーに吸着される。

 このように、行き先マグネットは、画面 に配置されたサムネイル(動画サムネイル) 対して、複数のマグネットバー(ここではMagn et A~C)が配置されていたとき、サムネイルを 動させる行き先(マグネットバー)をそれぞ 当該サムネイルの近傍にアイコンとして表 するものである。

 同図の場合、サムネイルの中心を基点と て、行き先マグネットA~Cが配置されている 本実施例の場合、この行き先マグネットは ート形状を有しており、当該ハート形状の いた方向にマグネットが存在していること 意味している。ここでサムネイルの中心か マグネットまでの距離に比例して行き先マ ネットも1層~3層のいずれかに配置されてい 。

 このような行き先マグネットは、処理プ グラムがまずサムネイルと画面上に配置さ たマグネットバーとの距離を算出し、その 離が近い順にソートする。そして、ソート た順番に同心円の第1層範囲に当該マグネッ トの方向に応じて行き先アイコンを表示させ る。ここで、行き先アイコンを表示しようと したときに、行き先アイコンの配置位置が他 の行き先アイコンと重なってしまうような場 合には、同心円の第1層ではなくより距離の る第2層範囲に配置する。さらに、当該第2層 でも他の行き先アイコンと重なってしまうよ うな場合には、さらに距離のある第3層範囲 配置する。

 なお、行先マグネットはサムネイルのみ なく、画面上に表示されたマグネットバー( 便宜上「第1のマグネットバー」という)自体 右クリックすることによっても出現し、こ 行き先マグネットが指示する他のマグネッ バー(「第2のマグネットバー」)に対して当 第1のマグネットバーを吸着させることがで きる。その場合、吸着されているサムネイル アイコンも全て行先アイコンによって指示さ れた第2のマグネットバーに吸着される。

 なお、行き先マグネットは一種のインジ ーターアイコンであり、この行き先マグネ ト自体には単に方向を示す機能しかなく、 の行き先を示す対象物(表示オブジェクト) しては、画面上に配置された全てのマグネ トバー、さらにマグネットバーに限られず 面上の全てのタイムラインバーその他であ てもよい。

 (フォルダ監視マグネットバー)
 フォルダ監視マグネットは、図37に示すよ に、フォルダに新たなファイルが追加され と、当該フォルダの監視用のマグネットバ にも新たなファイルが追加される機能を有 ている。

 (ローカル検索マグネットバー)
 ローカルのパーソナルコンピュータに格納 れている全てのファイルを検索可能なマグ ットバーであり(図38)、当該マグネットバー に設けられた入力窓に検索キーワードを入力 することによって、たとえば当該マグネット バーの下に検索キーワードに関連したサムネ イルが収集配置される。

 (共有マグネットバー)
 共有マグネットは、ファイルの共有フォル と同じ機能を有しており、ローカルに配置 れた所定のパーソナルコンピュータ上の共 マグネットバーの下に新たなサムネイル(こ こではmovie.mov)が追加されると、共有設定さ ている他のパーソナルコンピュータのマグ ットバーの下にも同じファイルが追加され ようになっている。

 (Webビューワマグネットバー)
 ウェブサーバから収集されたウェブコンテ ツファイル(動画ファイル、写真ファイル、 RSSデータファイル)等を管理するマグネット ーである。

 (フィルターマグネットバー)
 検索条件を入力し、追加を意味するシンボ ボタン(ここではハート形)をクリックする 、当該条件に適合したサムネイルだけが収 された当該フィルターマグネットバーに吸 配置される。また、当該フィルターマグネ トバーをドラッグ状態にして前述のスケッ 機能を用いて線を描画したり囲い込むこと よって、当該描画線に接触したサムネイル たは囲い込んだ範囲に存在していたサムネ ルのみを収集することもできる。

 (ゴミ箱マグネットバー)
 使用しないサムネイルを集めておくことが きる。当該ゴミ箱マグネットバーに収集吸 されたサムネイルは、当該パーソナルコン ュータをログアウトした時に完全に消去さ るようにしてもよい。また、所定時間経過 に消去されるようにしてもよい。

 (手書きエフェクト機能)
 図45は、手書きエフェクト機能を示したも であり、再生されている動画(映像)上にマウ スカーソルを用いてなんらかの手書き入力を 行った場合(同図では夏という文字)、追加さ たタイミングと同期して当該文字が動画と もに再生されるようになる。

 (画面表示機能)
 図46および図47はタイムラインウィンドウで 再生されている動画(映像)を全画面化する方 を説明している。すなわち、タイムライン ムネイル(再生動画(映像))またはサムネイル アイコンをダブルクリックすることによって 、当該再生動画(映像)が全画面表示される。

 図48および図49は、ズームイン、ズームア ウト機能を説明したものである。

 なお、本実施形態の説明では、画面上に 示されたマウスカーソルをマウスの移動ま はマウスボタンの操作によって各種の機能 実現させるようにしたが、このような機能 ついてはマウスに限らず、画面をタッチパ ルにしてタッチペンによる操作、またはユ ザの指先のタッチ操作、さらにはパーソナ コンピュータに接続されたタブレット上で 操作によって実現してもよい。

 本発明は、映像データ編集技術の他に、デ クトップ画面上で取捨選択を行い
整理するインターフェースとしても適用可能 である。たとえば、音楽データ、画
像データの管理システム、さらにはマインド マップ、数式エディタ、SNS
(ソーシャル・ネットワーク・サービス)等の 面のユーザーインターフェース
に利用できる。